【課題を解決するための手段】
【0006】
マイクロ波ベースの組織修正システムにおけるアプリケータとの使用のための組織界面モジュールであって、アプリケータに取り付くように適合されている、組織界面モジュールの近位側における取付け機構と、アプリケータのマイクロ波アンテナ、冷却要素、および真空ポートを受け取るように適合されているアプリケータチャンバであって、遠位側において生体障壁を備えている、アプリケータチャンバと、組織界面モジュールの遠位側における組織取込み開口部を有する組織取込みチャンバと、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間に配置され、それらと連通しているフィルタであって、空気の通過を可能にし、液体の通過を防止するように構成されている開口部を備えているフィルタとを備えている組織界面モジュールが、提供される。
【0007】
いくつかの実施形態では、組織界面モジュールはさらに、組織取込みチャンバとフィルタとの間にあり、それらと連通している可変流量制限器を備えている。一実施形態では、可変流量制限器は、組織取込みチャンバとフィルタとの間の圧力差に応答して、組織取込みチャンバとフィルタとの間の流動開口部を拡張するように適合されている可撓性要素を備えている。
【0008】
種々の実施形態では、取付け機構は、アプリケータにおける対応する要素に磁気的に取り付くように適合されている磁気要素を備えている。
【0009】
いくつかの実施形態では、組織界面モジュールはさらに、アプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合するように適合されている組織界面モジュール係合表面であって、生体障壁に対して、約22.5度の角度で配置されている組織界面モジュール係合表面を備えている。他の実施形態では、組織界面モジュールはさらに、アプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合するように適合されている組織界面モジュール係合表面であって、生体障壁に対して、約17.5度〜27.5度の角度で配置されている組織界面モジュール係合表面を備えている。追加の実施形態では、組織界面モジュールはさらに、アプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合するように適合されている組織界面モジュール係合表面であって、生体障壁に対して、約12.5度〜32.5度の角度で配置されている組織界面モジュール係合表面を備えている。
【0010】
いくつかの実施形態では、組織界面モジュールは、組織取込みチャンバから、フィルタを通る、アプリケータチャンバ内への真空流路を備えている。他の実施形態では、組織界面モジュールは、組織取込みチャンバから、フィルタを通り、アプリケータチャンバを通る、アプリケータの真空ポート内への真空流路を備えている。
【0011】
いくつかの実施形態では、組織界面モジュールはさらに、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間に配置され、それらと連通している第2のフィルタであって、空気の通過を可能にし、液体の通過を防止するように構成されている開口部を備えている第2のフィルタを備えている。一実施形態では、フィルタおよび第2のフィルタは、生体障壁の両側に位置付けられる。他の実施形態では、生体障壁は、フィルタと第2のフィルタを組み合わせたものとほぼ同一の表面積を備えている。
【0012】
一実施形態では、取付け機構は、磁気回路の完成に応じて、アプリケータに取り付くように適合されている強磁性プレートを備えている。
【0013】
患者の組織を治療する方法であって、組織界面モジュールをアプリケータに取り付け、マイクロ波アンテナ、冷却プレート、および真空ポートを組織界面モジュールのアプリケータチャンバ内に設置することと、組織界面モジュールの組織取込みチャンバの遠位開口部を組織表面に対して設置することと、アプリケータ内の真空源から、アプリケータチャンバ、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間のフィルタを通して、真空を吸い込むことと、マイクロ波エネルギーを患者の組織に印加することとを含む方法もまた、提供される。
【0014】
いくつかの実施形態では、方法はさらに、真空を吸い込むステップの間、組織取込みチャンバとフィルタとの間の開口部のサイズを変動させることを含む。いくつかの実施形態では、変動させるステップは、可撓性部材を移動させ、開口部のサイズを変化させることを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、取り付けるステップは、組織界面モジュールをアプリケータに磁気的に結合することを含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、アプリケータチャンバは、遠位側に生体障壁を備え、取り付けるステップは、磁気組織界面モジュール係合表面をアプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合することを含み、組織界面モジュール係合表面は、生体障壁に対して、約17.5度〜27.5度の角度で配置される。
【0017】
マイクロ波ベースの組織修正システムであって、マイクロ波アンテナ、冷却要素、および真空ポートを備えているマイクロ波アプリケータと、マイクロ波アプリケータに取り付くように適合されている、組織界面モジュールの近位側における取付け機構と、マイクロ波アプリケータのマイクロ波アンテナ、冷却要素、および真空ポートに接続するように適合されているアプリケータチャンバであって、遠位側において生体障壁を備えている、アプリケータチャンバと、組織界面モジュールの遠位側における組織取込み開口部を有する組織取込みチャンバと、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間に配置され、それらと連通しているフィルタであって、空気の通過を可能にし、液体の通過を防止するように構成されている開口部を備えているフィルタとを備えている組織界面モジュールとを備えている、システムが、提供される。
【0018】
いくつかの実施形態では、組織修正システムはさらに、組織取込みチャンバとフィルタとの間にあり、それらと連通している可変流量制限器を備えている。
【0019】
他の実施形態では、取付け機構は、アプリケータにおける対応する要素に磁気的に取り付くように適合されている磁気要素を備えている。
【0020】
追加の実施形態では、組織修正システムはさらに、マイクロ波アプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合するように適合されている組織界面モジュール係合表面であって、生体障壁に対して、約17.5度〜27.5度の角度で配置されている組織界面モジュール係合表面を備えている。
【0021】
いくつかの実施形態では、組織修正システムはさらに、組織取込みチャンバから、フィルタを通り、アプリケータチャンバを通る、マイクロ波アプリケータの真空ポート内への真空流路を備えている。
【0022】
別の実施形態では、組織界面モジュールはさらに、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間に配置され、それらと連通している第2のフィルタであって、空気の通過を可能にし、液体の通過を防止するように構成されている開口部を備えている第2のフィルタを備えている。いくつかの実施形態では、フィルタおよび第2のフィルタは、生体障壁の両側に位置付けられる。
【0023】
マイクロ波ベースの組織修正システムにおけるアプリケータとの使用のための組織界面モジュールであって、アプリケータに取り付くように適合されている、組織界面モジュールの近位側における取付け機構であって、水平から約17.5度〜27.5度の角度を形成する係合表面を備えている、取付け機構と、アプリケータのマイクロ波アンテナ、冷却要素、および真空ポートに接続するように適合されているアプリケータチャンバであって、遠位側における生体障壁であって、空気および液体が通過するのを防止するように構成されている生体障壁を備えている、アプリケータチャンバと、組織界面モジュールの遠位側におけるスカートによって画定される組織取込み開口部を有する組織取込みチャンバと、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間に配置され、それらと連通しているフィルタであって、空気の通過を可能にし、液体の通過を防止するように構成されている開口部を備えている、フィルタとを備えている、組織界面モジュールもまた、提供される。
【0024】
追加の実施形態では、組織界面モジュールはさらに、組織取込みチャンバから、フィルタを通り、アプリケータチャンバを通る、マイクロ波アプリケータの真空ポート内への真空流路を備えている。
【0025】
他の実施形態では、組織界面モジュールはさらに、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間に配置され、それらと連通している第2のフィルタであって、空気の通過を可能にし、液体の通過を防止するように構成されている開口部を備えている、第2のフィルタを備えている。いくつかの実施形態では、フィルタおよび第2のフィルタは、生体障壁の両側に位置付けられる。
【0026】
いくつかの実施形態では、組織界面モジュールはさらに、組織取込みチャンバとフィルタとの間に配置されている流体トラップであって、組織および液体を捕捉するように構成されている、流体トラップを備えている。
【0027】
患者の組織を治療する方法であって、組織界面モジュールをアプリケータに嵌合させ、マイクロ波アンテナ、冷却プレート、および真空ポートを組織界面モジュールのアプリケータチャンバ内に設置することと、磁石を作動させ、組織界面モジュールの取付け機構とアプリケータとの間の磁気回路を完成させることと、組織界面モジュールの組織取込みチャンバの遠位開口部を組織表面に対して設置することと、アプリケータ内の真空源から、アプリケータチャンバ、アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間のフィルタを通して、真空を吸い込むことと、マイクロ波エネルギーを患者の組織に印加することとを含む、方法が、提供される。
【0028】
消耗品医療デバイスであって、アプリケータチャンバであって、該消耗品の近位側に位置付けられているアプリケータチャンバと、組織チャンバであって、該消耗品医療デバイスの遠位側に位置付けられている組織チャンバと、該アプリケータチャンバと該組織チャンバとの間に位置付けられている第1の生体障壁であって、実質的に不浸透性、可撓性、マイクロ波透過性である第1の生体障壁と、真空経路であって、該アプリケータチャンバの遠位端から、該組織チャンバの近位端に延在し、第2の生体障壁、真空トラップ、拡張可能開口を備え、該組織チャンバから、該拡張可能開口を通り、該真空トラップを通り、該第2の生体障壁を通る、該アプリケータチャンバ内への空気の流動を促進するように適合されている真空経路とを備えている医療デバイスもまた、提供される。
【0029】
いくつかの実施形態では、消耗品はさらに、シェルと、挿入体であって、該シェル内に位置付けられ、該消耗品の本体を形成する挿入体と、ガスケットであって、該挿入体上に位置付けられ、該ガスケットの遠位側における該挿入体と該シェルとの間に真空シールを提供し、真空シールを該ガスケットの近位側におけるアプリケータに対して提供するように成形され、該真空トラップの一部を形成するガスケットとを備えている。
【0030】
いくつかの実施形態では、消耗品はさらに、反射体であって、該アプリケータチャンバに入射する任意のマイクロ波エネルギーの少なくとも一部を反射し、該アプリケータチャンバ内に位置付けられているアプリケータから電気的に絶縁され、該シェルと該挿入体との間に位置付けられ、該組織チャンバの少なくとも一部を囲む遠位端を有する反射体を備えている。
【0031】
一実施形態では、消耗品はさらに、ラッチプレートであって、該アプリケータチャンバ内に位置付けられる該挿入体上に位置付けられ、該第1の生体障壁が第1の位置にある場合、該第1の生体障壁と所定の角度を形成するラッチプレートを備えている。
【0032】
消耗品医療デバイスを通して空気を引き込む方法であって、該消耗品医療デバイスのアプリケータチャンバ内に真空を生成するステップであって、該アプリケータチャンバは、第1の生体障壁によって、組織チャンバから分離され、該第1の生体障壁は、可撓性かつ体液および空気に対して不浸透性である、ステップと、真空トラップから、第2の生体障壁を通して、該アプリケータチャンバ内に空気を引き込むステップであって、該第2の生体障壁は、空気に対して浸透性であるが、体液に対して実質的に不浸透性である、ステップと、拡張可能開口を通して、該真空トラップ内に空気を引き込むステップであって、該拡張可能開口は、該組織チャンバを実質的に囲み、少なくとも部分的に、該第1の生体障壁によって形成され、該アプリケータチャンバへの真空の印加に応じて開放し、該第1の生体障壁を該アプリケータチャンバ内に(冷却プレートに対して)引き込む、ステップと、該組織チャンバ内に真空を生成するステップと、該組織チャンバ内に生成された真空を使用して、外側該組織チャンバ内に位置付けられる組織を該組織チャンバ内に引き込むステップとを含む方法が、提供される。
【0033】
汗を減少させる目的のために、エネルギーを患者に伝送する方法であって、アンテナ、電場拡散器、流体チャネル、および冷却プレートを備えているアプリケータを通して、エネルギーを伝送するステップと、アプリケータチャンバ、可撓性生体障壁、および組織チャンバを備えている消耗品を通して、エネルギーを伝送するステップとを含む、方法が、提供される。
【0034】
組織チャンバをアプリケータチャンバに接続する拡張可能チャネルを形成するために協働するように構成されている可撓性生体障壁および冷却プレートを含む消耗品であって、組織チャンバからの空気が、拡張可能チャネル、流体トラップ、第2の生体障壁、第2の生体障壁を取付け機構から分離する真空チャネル、およびアプリケータチャンバを通過する、真空経路を含む、消耗品。
【0035】
いくつかの実施形態では、取付け機構は、磁気プレートを備えている。
【0036】
別の実施形態は、ケーブルアセンブリを通してアプリケータをマイクロ波発生器コンソールに接続するように適合されている多機能コネクタであって、冷却流体コネクタ、冷却流体戻りコネクタ、マイクロ波コネクタ、電子コネクタ、および真空コネクタを備えているコネクタを備えている。本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
マイクロ波ベースの組織修正システムにおけるアプリケータとの使用のための組織界面モジュールであって、前記組織界面モジュールは、
前記組織界面モジュールの近位側におけるアプリケータチャンバであって、前記アプリケータチャンバは、前記アプリケータを受け取るように適合されている開口部を備えている、アプリケータチャンバと、
前記アプリケータチャンバ内に位置付けられている取付け機構であって、前記取付け機構は、前記組織界面モジュールを前記アプリケータに取り付けるように適合されている、取付け機構と、
前記アプリケータチャンバの近位側に位置付けられている近位密閉部材であって、前記近位密閉部材は、前記組織界面モジュールが前記アプリケータに取り付けられている場合、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間に第1のシールを提供するように適合されている、近位密閉部材と、
前記アプリケータチャンバの近位側に位置付けられている真空界面と、
前記組織界面モジュールの遠位側における組織取込み開口部を含む組織取込みチャンバと、
前記アプリケータチャンバと前記組織取込みチャンバとの間の中心開口部と、
前記中心開口部を囲む中間密閉部材であって、前記中間密閉部材は、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間に第2のシールを提供し、前記中心開口部を通る流体流動を防止するように適合されている、中間密閉部材と、
前記組織界面モジュール内の空気流路であって、前記空気流路は、前記アプリケータチャンバおよび前記組織取込みチャンバを接続し、前記空気流路は、前記中間密閉部材および前記中心開口部を迂回する、空気流路と、
前記空気流路内に配置されているフィルタであって、前記フィルタは、空気に対して浸透性であり、流体に対して実質的に不浸透性である、フィルタと
を備えている、組織界面モジュール。
(項目2)
前記真空界面は、前記アプリケータの遠位端上に位置付けられている真空入口を受け取るように適合されている、項目1に記載の組織界面モジュール。
(項目3)
前記近位密閉部材は、前記真空界面の少なくとも一部を形成する、項目1に記載の組織界面モジュール。
(項目4)
前記第2のシールは、前記組織界面モジュールと、前記アプリケータの遠位端に位置付けられている冷却プレートとの間のシールを備えている、項目1に記載の組織界面モジュール。
(項目5)
前記組織取込み開口部に位置付けられている遠位密閉部材をさらに含む、項目1に記載の組織界面モジュール。
(項目6)
マイクロ波ベースの組織修正システムにおけるアプリケータとの使用のための組織界面モジュールであって、前記組織界面モジュールは、
前記組織界面モジュールの近位側におけるアプリケータチャンバであって、前記アプリケータチャンバは、アプリケータを受け取るように適合されている開口部を備えている、アプリケータチャンバと、
前記アプリケータチャンバ内に位置付けられている少なくとも1つの取付けプレートであって、前記少なくとも1つの取付けプレートは、前記アプリケータの遠位端上に位置付けられている磁気回路の要素と係合するように位置付けられている、取付けプレートと、
前記アプリケータチャンバの近位側に位置付けられている近位密閉部材であって、前記近位密閉部材は、前記組織界面モジュールが前記アプリケータに取り付けられている場合、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間に第1のシールを提供するように適合されている、近位密閉部材と、
前記アプリケータチャンバの近位側に位置付けられている真空界面であって、前記真空界面は、真空源に接続するように適合されている、真空界面と、
前記組織界面モジュールの遠位側における組織取込み開口部を含む組織取込みチャンバと、
前記アプリケータチャンバと前記組織取込みチャンバとの間の中心開口部と、
前記中心開口部の少なくとも一部を囲む中間密閉部材であって、前記中間密閉部材は、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間の第2のシールを提供し、前記中心開口部を通る流体流動を防止するように適合されている、中間密閉部材と、
前記組織界面モジュール内の空気流路であって、前記空気流路は、前記アプリケータチャンバおよび前記組織取込みチャンバを接続し、前記空気流路は、前記中間密閉部材および前記中心開口部を迂回する、空気流路と、
前記空気流路内に配置されているフィルタであって、前記フィルタは、空気に対して浸透性であり、流体に対して実質的に不浸透性である、フィルタと
を備えている、組織界面モジュール。
(項目7)
前記取付けプレートは、前記アプリケータ内の磁気要素と磁気回路を形成するように適合されている磁気要素を備えている、項目6に記載の組織界面モジュール。
(項目8)
前記取付けプレートは、強磁性プレートを備えている、項目7に記載の組織界面モジュール。
(項目9)
前記アプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合するように適合されている組織界面モジュール係合表面をさらに備え、前記組織界面モジュール係合表面は、前記中間密閉部材を含む平面に対して、約22.5度の角度で配置されている、項目6に記載の組織界面モジュール。
(項目10)
前記取付けプレートは、強磁性プレートを備え、前記組織界面モジュール係合表面は、前記強磁性プレートの表面を備えている、項目9に記載の組織界面モジュール。
(項目11)
前記アプリケータ上の対応するアプリケータ係合表面と係合するように適合されている組織界面モジュール係合表面をさらに備え、前記組織界面モジュール係合表面は、前記中間密閉部材を含む平面に対して、約17.5度〜約27.5度の角度で配置されている、項目6に記載の組織界面モジュール。
(項目12)
マイクロ波ベースの組織修正システムにおけるアプリケータとの使用のための組織界面モジュールであって、前記組織界面モジュールは、
前記組織界面モジュールの近位側におけるアプリケータチャンバであって、前記アプリケータチャンバは、アプリケータを受け取るように適合されている開口部を備えている、アプリケータチャンバと、
前記アプリケータチャンバ内に位置付けられている取付け機構であって、前記取付け機構は、前記組織界面モジュールを前記アプリケータに取り付けるように適合されている、取付け機構と、
前記アプリケータチャンバの近位側に位置付けられている近位密閉部材であって、前記近位密閉部材は、前記組織界面モジュールが前記アプリケータに取り付けられている場合、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間に第1のシールを提供するように適合されている、近位密閉部材と、
前記アプリケータチャンバの近位側に位置付けられている真空界面と、
前記組織界面モジュールの遠位側の組織取込みチャンバであって、前記組織取込みチャンバは、
前記組織界面モジュールの遠位側における組織取込み開口部と、
前記アプリケータチャンバと前記組織取込みチャンバとの間の中心開口部と
を備えている、組織取込みチャンバと、
前記中心開口部の少なくとも一部を囲む中間密閉部材であって、前記中間密閉部材は、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間の第2のシールを提供し、前記中心開口部を通る流体流動を防止するように適合されている、中間密閉部材と、
前記組織界面モジュール内の真空経路であって、前記真空経路は、
前記中間密閉部材の第1の側の第1の開口部と、
前記中間密閉部材の第2の側の第2の開口部と、
前記第1と第2の開口部との間に配置されているフィルタであって、空気に対して浸透性であり、流体に対して実質的に不浸透性である、フィルタと
を備えている、真空経路と
を備え、
前記真空経路は、前記中心開口部を通る流体流動が防止される場合、前記フィルタを通り、前記中間密閉部材の第1の側から前記中間密閉部材の第2の側に延在する、
組織界面モジュール。
(項目13)
前記組織界面モジュールが前記アプリケータに取り付けられた状態で、前記真空流路は、前記組織取込みチャンバの遠位端から開始し、前記真空界面で終了する、項目12に記載の組織界面モジュール。
(項目14)
組織界面モジュールであって、前記組織界面モジュールは、
アプリケータチャンバであって、前記アプリケータチャンバは、前記組織界面モジュールの近位側に位置付けられている、アプリケータチャンバと、
組織取込みチャンバであって、前記組織取込みチャンバは、前記組織界面モジュールの遠位側に位置付けられている、組織取込みチャンバと、
中心開口部と、
前記中心開口部の少なくとも一部を囲む中間密閉部材であって、前記中間密閉部材は、前記組織界面モジュールと前記アプリケータとの間にシールを提供し、前記中心開口部を通る流体流動を防止するように適合されている、中間密閉部材と、
真空経路であって、前記中間密閉部材の近位側から、前記中間密閉部材の遠位側に延在し、フィルタおよび真空トラップを備えている、真空経路と
を備え、
前記真空経路は、前記中心開口部を通る流体流動が防止される場合、前記アプリケータチャンバが前記アプリケータ真空ポートに取り付けられると、前記組織取込みチャンバから、前記真空トラップを通り、前記フィルタを通る、前記アプリケータチャンバ内への空気の流動を促進するように適合されている、組織界面モジュール。
(項目15)
患者を治療する方法であって、
アプリケータの遠位端を組織界面モジュールのアプリケータチャンバ内に位置付けることと、
前記組織界面モジュールの前記アプリケータチャンバと組織取込みチャンバとの間の中心開口部を前記アプリケータの遠位端に対して密閉することと、
真空を前記アプリケータチャンバに印加することと、
前記組織界面モジュールの組織取込みチャンバの遠位開口部を組織表面に対して設置することと、
前記組織取込みチャンバ内に真空を生成することによって、前記患者の組織の一部を前記組織取込みチャンバ内に引き込むことであって、前記真空は、真空経路を通して、前記組織取込みチャンバから、前記アプリケータ内の真空源に空気を吸い込むことによって生成され、前記真空経路は、前記アプリケータチャンバと、前記アプリケータチャンバと前記組織取込みチャンバとの間のフィルタとを備えている、ことと、
マイクロ波エネルギーを前記組織取込みチャンバ内に位置付けられている組織に印加することと
を含む、方法。
(項目16)
前記取込チャンバ内に位置付けられている組織を冷却することをさらに含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
真空界面において、前記アプリケータチャンバを前記アプリケータに対して密閉することをさらに含む、項目15に記載の方法。
(項目18)
前記組織界面モジュールを前記アプリケータに磁気的に取り付けることをさらに含む、項目15に記載の方法。
(項目19)
磁気的に取り付ける前記ステップは、前記アプリケータの要素と前記組織界面モジュールとの間に磁気回路を形成することを含む、項目18に記載の方法。