特許第6501705号(P6501705)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6501705フィールド機器の装置記述のアップデート情報を提供する方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6501705
(24)【登録日】2019年3月29日
(45)【発行日】2019年4月17日
(54)【発明の名称】フィールド機器の装置記述のアップデート情報を提供する方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G05B 23/02 20060101AFI20190408BHJP
【FI】
   G05B23/02 V
【請求項の数】20
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-510321(P2015-510321)
(86)(22)【出願日】2013年4月23日
(65)【公表番号】特表2015-518618(P2015-518618A)
(43)【公表日】2015年7月2日
(86)【国際出願番号】US2013037683
(87)【国際公開番号】WO2013165736
(87)【国際公開日】20131107
【審査請求日】2016年4月13日
【審判番号】不服2018-1120(P2018-1120/J1)
【審判請求日】2018年1月26日
(31)【優先権主張番号】13/460,237
(32)【優先日】2012年4月30日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591055436
【氏名又は名称】フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100113608
【弁理士】
【氏名又は名称】平川 明
(74)【代理人】
【識別番号】100123319
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 武彦
(74)【代理人】
【識別番号】100175190
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 裕明
(72)【発明者】
【氏名】パンサー,ミッチェル スティーブン
【合議体】
【審判長】 刈間 宏信
【審判官】 齋藤 健児
【審判官】 平岩 正一
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05D 1/00−1/12
G05B 23/00−23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィールド機器の装置記述のアップデート情報を提供するコンピュータ実施方法であって、前記装置記述がホストデバイスが前記フィールド機器に接続することを可能にし、前記装置記述が少なくとも1つの構造または標準的なフォーマットを提供して少なくとも1つのアクセス可能な変数、コマンド、機能、手順、メニューを規定し、
前記フィールド機器を使用して、ホストアプリケーションを介して実行される前記装置記述のホストリビジョンを、前記フィールド機器に対応する前記装置記述の機器リビジョンと比較するステップと、
前記プロセッサまたは前記コンピュータ装置を使用して、前記比較に基きアップデート情報の文字列であって、前記ホストリビジョンと前記機器リビジョンとの間にいくつのリビジョンがあったか、新しいリビジョンでどんな付加された特性、どんな付加された機能が利用可能か、前記新しいリビジョンがどんなバグを修正しているか、どこで新しいリビジョンが取得され得るか、どこで前記新しいリビジョンのもっと多くの情報が取得され得るか、前記新しいリビジョンについての情報が取得され得るウェブサイトにリンクされたハイパーリンク、アップデートが提供されるウェブサイトにリンクされたハイパーリンクのうちの少なくとも1つを含む前記アップデート情報の前記文字列を生成するステップと、
操作者に装置記述のアップデート情報を提供するために、前記ホストアプリケーションを介して前記文字列を表示するステップと、を含む、
コンピュータ実施方法。
【請求項2】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記ホストリビジョンが前記機器リビジョンと同一であることを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記機器リビジョンが前記ホストリビジョンより新しいことを示す、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記機器リビジョンと前記ホストリビジョンの違いを識別する、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記機器リビジョンの情報、前記装置記述の他のリビジョンの情報、または前記装置記述の前記機器リビジョンまたは前記他のリビジョンのコピーのうち少なくとも1つがアクセス可能なウェブサイトアドレスを含む、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
前記ウェブサイトアドレスが、対応するウェブサイトへのハイパーリンクである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記比較のステップが、ホストリビジョン番号を前記装置記述の機器リビジョン番号に比較するステップを含む、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
前記ホストアプリケーションを介して、前記装置記述の前記ホストリビジョン番号を前記機器リビジョン番号に比較する要求を受信するステップをさらに含む、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の方法。
【請求項9】
比較のため、前記装置記述の前記ホストリビジョン番号を前記フィールド機器に提供するステップをさらに含む、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の方法。
【請求項10】
前記文字列を生成するステップが、一連の選択肢の事前に設定された文字列から、第1の事前に設定された文字列を選択するステップを含む、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の方法。
【請求項11】
実行されるとき、機械にフィールド機器の装置記述をアップデートさせ、前記装置記述がホスト装置に前記フィールド装置に接続できるようにし、前記装置記述が少なくとも1つの構造又は標準的なフォーマットを提供して少なくとも1つのアクセス可能な変数、コマンド、機能、手順、メニューを規定し、少なくとも、
前記機械に、フィールド機器を使用して、ホストアプリケーションにより実行される前記フィールド機器の装置記述のホストリビジョンを、前記フィールド機器に対応する前記装置記述の機器リビジョンと比較させ、
前記機械に、前記比較に基き文字列を生成させ、前記文字列はアップデート情報を含み、前記アップデート情報の前記文字列は、前記ホストリビジョンと前記機器リビジョンとの間にいくつのリビジョンがあったか、新しいリビジョンでどんな付加された特性、どんな付加された機能が利用可能か、前記新しいリビジョンがどんなバグを修正しているか、どこで新しいリビジョンが取得され得るか、どこで前記新しいリビジョンのもっと多くの情報が取得され得るか、前記新しいリビジョンについての情報が取得され得るウェブサイトにリンクされたハイパーリンク、アップデートが提供されるウェブサイトにリンクされたハイパーリンクのうちの少なくとも1つを含み、
前記機械に、操作者に装置記述のアップデート情報を提供するために、前記ホストアプリケーションを介して前記文字列を表示させる、
機械可読な命令を格納する有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記アップデート情報が、前記の前記ホストリビジョンが最新または旧版のうちの1つであることを示す、請求項11に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記機器リビジョンと前記ホストリビジョンの違いを識別する、請求項11または12に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記機器リビジョンの情報、前記装置記述の他のリビジョンの情報、または前記装置記述の前記機器リビジョンまたは前記他のリビジ
ョンのコピーのうち少なくとも1つがアクセス可能なウェブサイトアドレスを含む、請求項11乃至13のいずれか1つに記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記ウェブサイトアドレスが、対応するウェブサイトへのハイパーリンクである、請求項14に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記比較が、ホストリビジョン番号の前記装置記述の機器リビジョン番号への比較を含む、請求項11乃至15のいずれか1つに記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
フィールド機器の装置記述をアップデートするためのシステムであって、前記装置記述がホスト装置に前記フィールド機器に接続できるようにし、前記装置記述が少なくとも1つの構造又は標準的なフォーマットを提供して少なくとも1つのアクセス可能な変数、コマンド、機能、手順、メニューを規定し、
フィールド機器の装置記述の機器リビジョンに関連する前記フィールド機器と、
ホストアプリケーションを有し、プロセッサによって、前記装置記述のホストリビジョンを実行し、ホストアプリケーションと前記フィールド機器の間の相互作用を可能にする過程コントロールシステムホストアプリケーションであって、前記フィールド機器は前記装置記述の前記ホストリビジョンおよび前記機器リビジョンを比較し、前記比較に基き文字列であって、前記ホストリビジョンと前記機器リビジョンとの間にいくつのリビジョンがあったか、新しいリビジョンでどんな付加された特性、どんな付加された機能が利用可能か、前記新しいリビジョンがどんなバグを修正しているか、どこで新しいリビジョンが取得され得るか、どこで前記新しいリビジョンのもっと多くの情報が取得され得るか、前記新しいリビジョンについての情報が取得され得るウェブサイトにリンクされたハイパーリンク、アップデートが提供されるウェブサイトにリンクされたハイパーリンクのうちの少なくとも1つを含むアップデート情報の前記文字列を生成する過程コントロールシステムホストと、
操作者に装置記述のアップデート情報を提供するために、前記過程コントロールシステムホストのユーザ・インタフェースを介して前記文字列をレンダーリングするディスプレイと、
を備えるシステム。
【請求項18】
前記文字列が前記装置記述の前記ホストリビジョンに関するアップデート情報を含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記アップデート情報が、前記装置記述の前記ホストリビジョンが最新であるかどうか、前記ホストリビジョンが最新でない場合、前記装置記述の前記ホストリビジョンおよび前記機器リビジョンの間の前記違いの概要、または前記装置記述に関する追加情報が入手可能なウェブサイトアドレスの表示のうち少なくとも1つを含む、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記フィールド機器が、前記装置記述のホストリビジョン番号を機器リビジョン番号に比較することにより前記ホストリビジョンと前記機器リビジョンを比較する、請求項17乃至19のいずれか1つに記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、一般的に過程コントロールシステム、とりわけフィールド機器の装置記述のアップデート情報を提供する方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
過程コントロールシステムは、化学、石油または他の過程のそれらのように、アナログ、デジタルまたは組み合わせたアナログ/デジタルバスを介して、少なくとも1つのホストまたは操作者ワークステーションおよび1つまたは複数のフィールド装置または機器に通信できるように接続された、1つまたは複数の過程コントローラおよび入力/出力(I/O)装置を通常有する。フィールド装置は、例えば、バルブ、バルブポジショナ、スイッチおよび送信器(例えば、温度、圧力および流量センサ)であってもよいが、バルブの開閉および過程制御パラメータの測定のような過程内で過程制御機能を実行する。コントローラは、フィールド装置によりなされた過程測定を示す信号を受信し、制御ルーチンを実行するためこの情報を処理し、過程の動作を制御するため、バスまたは他の通信線を通ってフィールド装置フィールドへ送信される制御信号を生成する。この方法で、コントローラは、バスおよび/またはフィールド装置に通信できるように接続された他の通信リンクを介して、フィールド装置を使用する策略またはルーチンを実行および連係してもよい。
【0003】
フィールド装置およびコントローラからの情報を、操作者ワークステーション(例えばプロセッサベースシステム)により実行される1つまたは複数のホストアプリケーション(すなわちルーチン、プログラムなど)に利用可能にし、(例えばグラフィカルユーザインタフェースを介して)過程の現在の状態を見ること、過程の評価、(例えば視覚オブジェクト図を介して)過程の動作を変更することなどのような過程に関する所望の機能を操作者および/またはエンジニアが実行するのを可能にしてもよい。多くの場合、ホストアプリケーションは、それぞれのフィールド装置により実行されるユニバーサルコマンドおよび機能(例えば、フィールド装置の主要な変数の読取)に基きフィールド装置と相互作用することにより、これらを完了する。しかし、フィールド装置の製造者はしばしば、フィールド装置内の独自の機能および/またはデータへのアクセスを可能にすることにより、フィールド装置に付加価値を提供する装置固有のコマンドおよび/または機能性を開発する。
【0004】
ホストアプリケーションが、それぞれ異なる装置固有の機能性を有する任意の数の異なるフィールド装置と相互作用することを可能にするため、製造者は通常、ホストアプリケーションを介して実行される、彼らが生産したそれぞれのフィールド装置に関連したファイルを提供し、その装置の独自の機能性を記載しアクセスを可能にする。そのようなファイルは、一般的に装置記述(DD)として知られる。特に、DDはしばしば電子装置記述言語(EDDL)に基き、対応するフィールド装置に関連する構造および/または全てのアクセス可能な変数、コマンド、機能、手順、メニューなどを記載および規定する標準的なフォーマットを提供する。従って、過程コントローラおよび/またはワークステーションは、フィールド装置の説明、制御、構成、および/または管理を容易にするためDDsを使用してもよい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
フィールド機器の装置記述の情報をアップデートする方法およびシステムが記載される
。1つの例では、方法は、ホストアプリケーションにより実行される装置記述のホストリビジョンを、フィールド機器の装置記述の機器リビジョンと比較するステップと、比較に基きアップデート情報の文字列を生成し、文字列はアップデート情報を含むステップと、ホストアプリケーションを介して文字列を表示するステップを含む。
【0006】
他の例では、システムは、フィールド機器の装置記述の機器リビジョンに関連するフィールド機器と、装置記述のホストリビジョンを実行し、ホストアプリケーションとフィールド機器の間の相互作用を可能にする過程コントロールシステムホストアプリケーションであって、フィールド機器は装置記述のホストリビジョンおよび機器リビジョンを比較し、比較に基き文字列を生成する過程コントロールシステムホストアプリケーションを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本開示の教示を実行しうる例示の過程コントロールシステムの概略図である。
図2図1の例示の操作者ステーションを実施する例示の様式を示す。
図3図2の例示の操作者ステーション内で実行される装置記述のアップデート情報を提供する例示のシステムの概略図である。
図4A図3のフィールド機器に関連する最新の装置記述に対応するアップデート情報の例示の文字列を提供する例示の装置記述出力表示を示す。
図4B図3のフィールド機器に関連する旧版の装置記述に対応するアップデート情報の例示の文字列を含む、図4Aの例示の装置記述出力表示の複数のページを示す。
図5図1図4Bに関連して記載された装置記述アップデート情報を提供する、図2の例示の操作者ステーションを実行するため行いうる例示の過程を表現するフローチャートである。
図6図3のシステムおよび/または図2の操作者ステーションを実行する図5の例示の過程を実行するため使用および/またはプログラムしうる、例示のプロセッサプラットフォームの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
フィールド装置の製造者は、コントロールシステム内で実行するホストアプリケーションにより処理コントロールシステムの操作者にアクセス可能な、装置固有のコマンドおよび/または機能性をしばしば開発する。本明細書で使用する「操作者」の語は、過程コントロールシステムの操作者、エンジニア、管理者、および/またはその構成、操作、維持管理などに関与する任意の他の者をいう。それぞれのフィールド装置のこれらの装置固有の態様は、装置製造者が作成した装置記述(DD)ファイルにより定義およびアクセス可能にされ、過程コントロールシステムの構成、操作および/または管理に組み込まれるホストアプリケーションの開発者に提供される。
【0009】
フィールド装置の製造者が彼らのフィールド装置を開発および改善し続けるので、それぞれの装置に関連するDDもまた、改善および/または変更されうる。結果として、新しいフィールド装置内の新しい機能性にアクセスするために、ホストアプリケーションが最新リビジョンのDDを有する必要があり得る。ホストアプリケーションとフィールド装置の間の相互作用がなお可能で、単に任意の新しい機能がアクセス不可能であるように、より新しいフィールド装置は、対応するDDの古いリビジョンとしばしば後方互換性がある。そのような環境で、古いDDリビジョンが新しい装置によって互換性がないとみなされる場合を除いて、操作者は使用可能な新しい機能があることに気が付かないかもしれない。新しい機能が使用不可能であるだけでなく、DDのアップデートの知識の欠如はまた、古いリビジョン内の既知のバグの修正を妨げる。
【0010】
図1は、この開示の教示を実行しうる例示の過程コントロールシステム100の概略図である。図1の例示の過程コントロールシステム100は、1つまたは複数の過程コントローラ(そのうちの1つを参照番号102で指す)、1つまたは複数の操作者ステーション(そのうちの1つを参照番号104で指す)、および1つまたは複数のワークステーション(そのうちの1つを参照番号106で指す)を有する。例示の過程コントローラ102、例示の操作者ステーション104および例示のワークステーション106は、一般的にアプリケーション制御ネットワーク(ACN)と呼ばれるバスおよび/またはローカルエリアネットワーク(LAN)108を介して、通信できるように接続される。
【0011】
図1の例示の操作者ステーション104は、ホストアプリケーション(例えば、図2の例示のホストアプリケーション)を有しおよび/または実装し、ホストアプリケーションは、過程コントロールシステム100の種々の構成要素と通信して、1つまたは複数の操作者ディスプレイ画面、および/または、操作者が過程コントロールシステムの変数、状態、状況、警報を見ることを可能にするアプリケーションを操作者が概観および/または操作することを可能にし、過程コントロールシステムの設定(例えば設定値、作動状態、有音アラーム、無音アラームなど)を変更し、過程コントロールシステム100内の装置を構成および/または較正し、過程コントロールシステム100内の装置の診断を実行し、および/または他に、過程コントロールシステム100内の装置と相互作用する。図1の例示の操作者ステーション104の実装様式例は、図2に関連して後述する。
【0012】
情報を表示および/または過程コントロールシステム100およびその構成要素の状態を視覚表示するため、および/または操作者から入力を受信するため、ホストアプリケーションは、ホストユーザ・インタフェース(例えば図4Aおよび図4Bの例示のホストユーザ・インタフェース)に関連付けられる。操作者はホストアプリケーションのホストユーザ・インタフェースを介して過程コントロールシステムの高レベルの概要を得るかもしれないが、彼らはより詳細な情報、および/または過程コントロールシステム内の特定の装置の制御をも欲するするかもしれない。従って、例示の操作者ステーション104はまた、装置固有の機能にアクセスするホストアプリケーションについての構成および定義を提供する対応する装置に関連する1つまたは複数の装置記述(DD)(例えば図2の例示の装置記述)を有し、および/または実施する。これらの装置固有の機能を通して、ホストアプリケーションは、ホストユーザ・インタフェースを介して特定の装置により提供されるデータ、テキスト、および/またはグラフィックなどを送るよう、特定の装置へ要求を送信し、応答を受信してもよい。詳細を後述するように、いくつかの例では、ホストアプリケーションは特定のDDに関するアップデート情報の要求を送信してもよい。
【0013】
図1の例示のワークステーション106を、1つまたは複数の情報技術アプリケーション、ユーザ対話型アプリケーションおよび/または通信アプリケーションを実行するアプリケーションステーションとして構成してもよい。例えば、ワークステーション106を過程制御に関するアプリケーションを主として実行するよう構成してもよく、一方で他のアプリケーションステーション(図示せず)を、過程コントロールシステム100が任意の所望の通信メディア(例えば、無線、有線など)、およびプロトコル(例えば、HTTP、SOAPなど)を用いて他の装置またはシステムと通信することを可能にする、通信アプリケーションを主として実行するよう構成してもよい。図1の例示の操作者ステーション104および例示のワークステーション106を、1つまたは複数のワークステーションおよび/または任意の他の適切なコンピュータシステムおよび/または処理システムを用いて実行してもよい。例えば、操作者ステーション104および/またはワークステーション106を、シングルプロセッサパーソナルコンピュータ、シングルまたはマルチプロセッサワークステーションなどを用いて実行することが可能である。
【0014】
図1の例示のLAN108を、任意の所望の通信メディアおよびプロトコルを用いて実
行してもよい。例えば、例示のLAN108は、有線および/または無線イーサネット通信スキームに基いてもよい。しかし、当業者が容易に理解するであろうように、任意の他の適切な通信メディアおよび/またはプロトコルを使用可能である。さらに、図1では1つのLAN108が示されるが、2つ以上のLANおよび/または他の代替的な通信ハードウェアの一部を使用して、図1の例示システム間の冗長通信パスを提供してもよい。
【0015】
図1の例示のコントローラ102は、データバス116および入力/出力(I/O)ゲートウェイ118を介して、複数のスマートフィールド装置110、112、114に接続される。スマートフィールド装置110、112、114は、フィールドバス対応バルブ、アクチュエータ、センサなどであってもよく、それらのケースで、スマートフィールド装置110、112、114は、公知のファウンデーションフィールドバスプロトコルを用いてデータバス116を介して通信する。もちろん、他のタイプのスマートフィールド装置および通信プロトコルを、代わりに使用することが可能である。例えば、スマートフィールド装置110、112、114は代わりに、公知のプロフィバスおよびHART通信プロトコルを用いてデータバス116を介して通信するプロフィバスおよび/またはHART準拠装置でありうる。(I/Oゲートウェイ118に類似および/または同一の)追加のI/O装置をコントローラ102に接続して追加のスマートフィールド装置群を可能にしてもよく、それらはコントローラ102と通信するファウンデーションフィールドバス装置、HART装置などであってもよい。
【0016】
例示のスマートフィールド装置110、112、114に加え、1つまたは複数の非スマートフィールド装置120、122を、例示のコントローラ102に通信できるように接続してもよい。図1の例示の非スマートフィールド装置120、122は、例えばそれぞれの有線リンクを介してコントローラ102と通信する従来の4〜20ミリアンペア(mA)または0〜24ボルトの直流(VDC)装置であってもよい。
【0017】
図1の例示のコントローラ102は、例えば、エマーソン過程マネージメントの会社であるFisher−Rosemount Systems,Incが販売するDeltaV(登録商標)コントローラであってもよい。しかし、代わりに任意の他のコントローラを使用可能である。さらに、1つだけのコントローラ102が図1に示されるが、任意の所望のタイプおよび/またはタイプの組み合わせの追加のコントローラおよび/または過程制御プラットフォームを、LAN108に接続することが可能である。どのケースでも、例示のコントローラ102は、操作者ステーション104を使用してシステムエンジニアおよび/または他のシステム操作者が生成し、コントローラ102内にダウンロードおよび/またはインスタンス化された、過程コントロールシステム100に関連する1つまたは複数の過程制御ルーチンを実行する。
【0018】
図1は例示の過程コントロールシステム100を示し、その中で後で詳述するDDのアップデート情報を提供する方法およびシステムを有益に採用してもよいが、必要に応じて、本明細書に記載された操作者に表示する情報を制御する方法およびシステムを、図1に示された例以外で、複雑性がより大きいまたはより小さい(例えば2つ以上のコントローラを有する、2つ以上の地理的位置にわたる)他の過程プラントおよび/または過程コントロールシステム内で有益に採用してもよい。
【0019】
図2は、図1の例示の操作者ステーション104の実行様式例を示す。操作者ステーション104に関して後述するが、例示の操作者ステーション104の実行様式例を、図1の例示の操作者ステーション106の実行に使用してもよい。図2の例示の操作者ステーション104は、少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサ200を有する。図2の例示のプロセッサ200は、プロセッサ200のメインメモリ202内(例えばランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読み出し専用メモリ(ROM)内)に存在する
コード化された命令を実行する。プロセッサ200は、プロセッサコア、プロセッサおよび/またはマイクロコントローラのような任意のタイプの処理ユニットであってもよい。プロセッサ200は、とりわけ、オペレーティングシステム204、ホストアプリケーション206、ホストユーザ・インタフェース208、および1つまたは複数のDD210を実行してもよい。例示のオペレーティングシステム204は、Microsoft(登録商標)のオペレーティングシステムである。図2の例示のメインメモリ202を、プロセッサ200により、および/または内部で実行してもよく、および/または、メインメモリ202はプロセッサ200に作動可能に接続された1つまたは複数のメモリおよび/またはメモリ装置であってもよい。
【0020】
操作者が例示のプロセッサ200と対話することを可能にするため、図2の例示の操作者ステーション104は任意のタイプのディスプレイ212を有する。例示のディスプレイ212は、限定されないが、プロセッサ200および/またはより一般的に例示の操作者ステーション104が実行するユーザ・インタフェースおよび/またはアプリケーションを表示可能なコンピュータモニタ、コンピュータスクリーン、テレビ、モバイル装置(例えば、スマートフォン、ブラックベリー(登録商標)および/またはiPhone(登録商標))などを有する。図2の例示のオペレーティングシステム204は、例示のディスプレイ212により、および/またはディスプレイ212における例示のホストアプリケーション206の例示のホストユーザ・インタフェース208を表示、および/または表示を容易にする。同様に、例示のオペレーティングシステム204は、DD210により提供される情報を、ホストユーザ・インタフェース208を介して1つまたは複数のDD出力表示内に表示、および/または表示を容易にする。例示のDD出力表示は、図3および図4に関連して後述する。
【0021】
例示のホストアプリケーション206は、高レベルの過程コントロールシステムソフトウェアアプリケーション、または、操作者が過程コントロールシステム(例えば図1の過程コントロールシステム100)の高レベルの概要を有し、および/またはコントロールシステム100を制御、構成、診断または対話し、および/または過程コントロールシステム100内の過程および装置に関するデータを得るのを可能にする、任意の他のヒューマンマシンインタフェース(HMI)ソフトウェアアプリケーションであってもよい。より具体的にいうと、ホストアプリケーション206は、対応するDD210のようなそれぞれの装置に関連する任意のソフトウェアを含む、過程コントロールシステム100内の種々のフィールド装置を呼び出しおよび/または通信してもよい。いくつかの例では、より十分に後述するように、DD210に関するアップデート情報を要求するため、特定のDD210のリビジョン番号を対応する装置に送信してもよい。
【0022】
図2図1の例示の操作者ステーション104の実行様式例を示したが、図2で示されるデータ構造、構成要素、過程および装置を、組み合わせ、分割、再配置、省略、削除および/または任意の他の方法で実行してもよい。さらに、図2の例示のオペレーティングシステム204、例示のホストアプリケーション206、例示のホストユーザ・インタフェース208、例示のDD210、および/またはより一般的に例示の操作者ステーション104を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの任意の組み合わせにより実行してもよい。さらになお、例示の操作者ステーション104は、図2で示されたものの代わりに、またはそれらに加えて追加の構成要素、過程および/または装置を有してもよく、および/または、任意の示されたデータ構造、構成要素、過程および/または装置のうち2つ以上または全てを有してもよい。
【0023】
図3は、図2の例示の操作者ステーション104に関連して実行されるDDに関するアップデート情報を提供する例示のシステム300の概略図である。例示のシステム300
で、ホストアプリケーション206は、図1の過程コントロールシステム100内の例示のフィールド装置110、112、114、120、122のいずれか1つに対応する特定のフィールド機器302に関連するDD210と通信および/または実行する。明確にするため、後述の例で「機器」の語を使用するが、本明細書で使用する「機器」および「装置」の語は置換可能である。ホストアプリケーション206はまた、ホストユーザ・インタフェース208と通信しており、ホストユーザ・インタフェース208を通して、操作者は入力および/または、ホストアプリケーション206により生成される出力を概観することが可能である。
【0024】
いくつかの例では操作者は、ホストユーザ・インタフェース208を介してホストアプリケーション206に対して、DD210のアップデートステータスおよび/または他のアップデート情報を提供するよう要求してもよい。ホストアプリケーション206もホストアプリケーション206により実行されるDD210もDD210のその後のリビジョンの情報を持たないので、いくつかの例では、ホストアプリケーション206は、DD210に関連するフィールド機器302に、ホストアプリケーション206が現在採用しているDD210のリビジョンをフィールド機器302が情報を持つ最新のDD210のリビジョンと比較するよう要求を送信してもよい。例えば、フィールド機器302を、DD210のその後のリビジョンが発表された後に製造したかもしれない。結果として、フィールド機器302の製造者は、フィールド機器302をその後のリビジョンを念頭において生産し、関連情報をその後のリビジョンに関係するフィールド機器302に包含して、フィールド機器302がDD210のその後のリビジョンをホストアプリケーション206が実行するリビジョンと比較するのを可能にしたかもしれない。フィールド機器302が製造されたときおよびDD210の最新のリビジョンが発表されたときに基いて、フィールド機器302はDD210の最新のリビジョンに関する情報へのアクセスを有してもよいが、フィールド機器302は、ホストアプリケーション206がどのリビジョンを実行しているか自動的に判断するのは不可能であり得る。従って、フィールド機器302に要求を送信するとともに、比較を可能にするため、ホストアプリケーション206はまた、ホストアプリケーション206が現在使用中のDD210のバージョンまたはリビジョン番号304を送信してもよい。ホストアプリケーション206が提供するDD210のリビジョンはホストアプリケーション206が使用するリビジョンであるので、本明細書で使用するホストアプリケーション206が提供するDD210のリビジョンを、「ホストリビジョン」と呼ぶ。
【0025】
ホストアプリケーション206がホストリビジョン番号304とともにアップデート情報要求を送信した後、フィールド機器302は、ホストリビジョン番号304をフィールド機器302が情報を有するDD210の最新のリビジョン番号と比較してもよい。本明細書で使用する、フィールド機器302が情報を有するDD210の最新バージョンを、DD210の「機器リビジョン」と呼ぶ。DD210のリビジョン番号を比較した後、例示のフィールド機器302は、アップデート情報306を含む文字列(例えば、ASCII文字)を作成してもよく、文字列はホストアプリケーション206に送信され、その後ホストユーザ・インタフェース208を介して操作者に表示される。ホストアプリケーション206はフィールド機器302からの機器リビジョン番号を要求でき、それからホストアプリケーション206はDD210のホストリビジョン番号304との比較を実行できるが、結果として生じる出力はDD210が最新かどうか(すなわち機器リビジョンがホストリビジョンと同一または新しいかどうか)以上のものを提供できない。対照的に、示された例では、DD210の新しいリビジョン304が発表された後にフィールド機器302が製造されるかもしれず、従って新しいリビジョンに関する追加情報を有しうるので、フィールド機器302はDD210のホストリビジョン304が最新かどうかを示す以上の追加情報を提供しうる。例えば、例示のフィールド機器302が生成するアップデート情報306の文字列は、ホストリビジョン304と機器リビジョンの間にいくつのリ
ビジョンがあったか、新しいリビジョンでどんな付加された特性および/または機能が利用可能か、新しいリビジョンがホストリビジョンのどんなバグを修正しているか、および/または新しいリビジョンを得るため、および/または新しいリビジョンについてもっと多くの情報を得るため操作者がどこへ行ってもよいかを含んでもよい。いくつかの例では、アップデート情報306の文字列は、情報およびまたはアップデートが提供されるウェブサイトへ操作者に直接リンクを可能にするハイパーリンクを含んでもよい。ホストアプリケーション206は比較のベースとしてDD210の新しいリビジョン(例えば機器リビジョン)ではなくDD210のホストリビジョンを使用するので、ホストアプリケーション206がリビジョン番号を比較すれば、この付加された情報は可能ではないだろう。
【0026】
フィールド機器302はDD210の機器リビジョンと少なくとも同程度新しく、従って全ての従来のリビジョンと対比する情報がフィールド機器302のソフトウェアおよび/またはファームウェア内に内包されうるので、例示のフィールド機器302は、前述の情報のどれでも提供しうる。この情報は新しい装置(例えば、フィールド機器302)に同梱してもよいが、ホストアプリケーション206はDD210のホストリビジョンを介してフィールド機器302と通信するので、DD210のホストリビジョンが情報を要求するのに適切なコマンドをすでに定義する場合のみ、ホストアプリケーション206は情報をアクセス可能であってもよい。従っていくつかの例では、DD210の新しいリビジョンが新しいフィールド機器302とともに開発されるので、DD210内で提供されるコマンドは適切に機能するよう早期に標準化される。例えば、図3のDD210の早期バージョンは、フィールド機器302にDD210に関するいくつかのASCII文字列を生成するよう知らせる文字列構成コマンド、およびフィールド機器302が構成した文字列を読み出す文字列読み出しコマンドを含んでもよい。これらのコマンドをDD210のその後のリビジョンに内包することにより、早期バージョンのDD210のホストアプリケーション302(例えばホストリビジョン)は、アップデート情報306を提供する文字列を構成し、それから文字列がホストユーザ・インタフェース208を介して表示されるようフィールド機器302から送信されるとき文字列を読み出すDD210の新しいリビジョン(例えば機器リビジョン)で機能するよう製造された新しいフィールド機器302を要求することが可能である。
【0027】
図4Aは、図3のフィールド機器302に関連する最新のDD210に対応するアップデート情報402の文字列例を提供する例示のDD出力表示400を示す。いくつかの例では、出力表示400を、ホストアプリケーション206により生成し、ホストユーザ・インタフェース208を介して表示してもよい。DD出力表示400内で、ホストアプリケーション206は、DD210に関連するフィールド機器302から取得されたデータを表示するスペース404を提供する。示された例は出力表示自身のウィンドウ内の出力表示400を示すが、いくつかの例では、ホストアプリケーション206は直接ホストユーザ・インタフェース208内にスペース404を提供してもよい。さらに、他にホストアプリケーション206は、スペース404のサイズ、形状、およびまたは位置の変更のような任意の適切な方法で取得されたデータの表示をフォーマットしてもよい。スペース404の特徴にかかわらず、スペース404の1つのスクリーンを本明細書ではページと呼ぶ。よって、示された例は、1つのページ406内に含まれるアップデート情報402を示す。しかし、いくつかの例では、フィールド機器302から生成された文字列全体に十分なスペースを提供するため、複数のページが必要であり得る。
【0028】
例えば図4Bは、図3のフィールド機器302に関連する旧版のDD210に対応するアップデート情報414の文字列例を有する、図4Aの例示のDD出力表示400の複数のページ408、410、412を示す。示された例のアップデート情報414がDD出力表示400により適切に表示されるのを可能にするため、ホストアプリケーション206は、DD210の文字列構成コマンドにより文字列を構成するようフィールド機器30
2に要求を送信してもよい。文字列の要求に加え、文字列構成コマンドはまた、フィールド機器302が構成しうる最大ページ数、DD210が1ページあたりで処理可能な最大バイト数、およびDD210が1ページあたりで処理可能な最大行数を含む、アップデート情報414の文字列の表示方法を定義および/または限定するパラメータを提供してもよい。この方法で、フィールド機器302は、これらのパラメータを満たす文字列を構成または生成し、必要があるときは、返送された文字列をDD出力表示400の個別のページ上に徐々に表示される複数の区分に分割してもよい。さらに文字列構成コマンドは、文字列生成のステータスの判断、構成される文字列のタイプの定義、特定の文字列に対応する総ページ数の判断、および/または任意の他の適切な機能性のような付加的な機能を有してもよい。
【0029】
図4Bに示された例では、スペース404が示された例で3行に限定されるので、例示のアップデート情報414の文字列が3つのページ408、410、412を必要とするほど長い。動作時には、スペース404について定義されたパラメータをDD210の文字列構成コマンドにより受信したフィールド機器302は、第1のページ408のテキストに対応する例示のアップデート情報414の第1の部分をホストアプリケーション206へ送信し、それはそれからスペース404内で表示される。アップデート情報414の第1の部分とともに、ホストアプリケーション206は、アップデート情報414の別のページ(例えば、第2のページ410)へ(例えば「次へ」ボタン416により)進む機能を提供する。操作者が次のページ410に進むとき、アップデート情報414の第2の部分がホストアプリケーション206へ送信されてスペース404内でレンダリングされ、その時点で操作者は、「次へ」ボタン416により次のページ(例えば第3のページ412)に進んでも、「前へ」ボタン418により前のページ(例えば第1のページ408)に戻ってもよい。
【0030】
多くのフィールド機器(例えば、フィールド機器302)は、それらが一度に転送可能なデータ量が制限される。例えば、いくつかのホストアプリケーション(例えば、ホストアプリケーション206)は、一度にDDによりおよそ70バイトの情報しか読み出せないかもしれない。従って、いくつかの例では、出力表示400内で出力文字列に提供されるスペース404(例えば1つのページのサイズ((例えばページ406))は、フィールド機器302が一度に送信可能なものより大きいかもしれない。従って、そういった例では、フィールド機器302は、アップデート情報414の文字列をページ全体が埋まるまで徐々に送信されるサブページに分割し、それから、必要があればアップデート情報414の文字列が送信および表示されるまで次のページに進んでもよい。図4Bの例示のホストアプリケーション206は、DD210の文字列読み出しコマンドによりアップデート情報414を区分化する個々のページ408、410、412および/またはサブページを読み取ってもよい。いくつかの例では、文字列読み出しコマンドは、読み出し過程のステータス、現在のページの行数、現在のページのサブページ数、読み出す総ページ数、読み出す文字列のタイプ、および/または読み出す文字列の特定のページの判断および/または定義を含む種々の機能を有してもよい。
【0031】
アップデート情報402、414の文字列内で提供される情報は、DD210のホストリビジョン番号304とDD210の機器リビジョン番号の比較に基き決定される。ホストアプリケーション206(すなわちホストリビジョン番号304)により実行されたDD210のリビジョン番号が、フィールド機器302が情報を有する最新のリビジョンのリビジョン番号(すなわち機器リビジョン番号)と同一であるとき、フィールド機器302から返送される文字列は、図4Aのアップデート情報402の例示の文字列に示されるように、DD210が最新であることを示す。とりわけ、アップデート情報402は、少なくともアップデート情報を生成した特定のフィールド機器302に関してDD210が最新であることを示す。フィールド機器302が情報を持たないDD210の新しいリビ
ジョンが存在することはありうるが、フィールド機器302が情報を持たないDD210の最新のリビジョンだけが必要とする、特定のフィールド機器302の機能にアクセスするホストアプリケーション206はないであろう。同様に、いくつかの例では、ホストアプリケーション206と通信するのに同一のDD210をそれぞれ使用するフィールド機器302に類似した他のフィールド装置があり得る。そのような場合、フィールド装置はDD210の異なるリビジョンが発表された時点に関して異なる時期に製造されたので、他のフィールド装置のそれぞれは、DD210の最新リビジョンに関して異なる情報を有するかもしれない。しかし、これらの他のフィールド装置のそれぞれが情報を持つ最新リビジョンがホストリビジョンおよび/または特定のフィールド機器302の機器リビジョンと異なるか同一かは、フィールド機器302に関するDD210のアップデートステータスと無関係である。
【0032】
同様に、いくつかの例では、ホストリビジョン番号304は機器リビジョン番号より新しいかもしれない。そういった例では、(DD210の古いリビジョンで製造された)フィールド機器302内の全ての機能がなおアクセス可能であるように、DD210の新しいリビジョンは後方互換性を有するので、返送された文字列は、図4Aのアップデート情報406の文字列になお対応しうる。対照的に、DD210のホストリビジョンがDD210の機器リビジョンより古いとフィールド機器302が判断する場合、返送される文字列は、DD210が旧版であることを示す図4Bのアップデート情報414に対応しうる。
【0033】
ホストリビジョンのアップデートステータス(すなわちDD210のホストリビジョンが最新であるかどうか)を示すことに加え、アップデート情報402、414はまた、操作者に有益な付加的な情報を含んでもよい。例えば、図4Aのアップデート情報402は、DD210のアップデートステータスを示すことに限られる。しかし、出力表示400の第1のページ408上で、図4Bの例示のアップデート情報414はアップデートステータスを示し、操作者にフィールド機器302のある機能が可能でないことを通知する。第2のページ410上で、図4Bの例示のアップデート情報414は、いくつかの欠けている機能が何を含むかを簡潔に述べる。第3のページ412上で、図4Bの例示のアップデート情報414は、ウェブサイトアドレス420を提示することにより、DD210の最新リビジョンの入手方法および/またはDD210の新しいリビジョンのより詳細な説明をどこで得るかを説明する。いくつかの例では、ウェブサイトアドレス420は、操作者が直接対応するウェブサイトに行くことを可能にするハイパーリンクである。フィールド機器が開発されてからDD210の新しいリビジョンが開発されたかどうか(すなわち機器リビジョンより新しいリビジョン)を操作者が見る選択肢を提供しうるので、いくつかの例では、図4Aのアップデート情報402はまた、(例えば特定のフィールド機器302に対して)DD210が最新であるように思われるときでも、DD210の最新リビジョンを取得および/または知識を得られる箇所についての情報を含んでもよい。
【0034】
示された例では、アップデート情報402、414の文字列内で示される情報はDD210のホストリビジョン番号304と機器リビジョン番号の比較に基き決定されるが、アップデート情報402、414の実際の内容(例えば文字列内の文字、単語、および/または句の配置)は、フィールド機器302内で事前に設定される。例えば、図4Aのアップデート情報402に対応する文字列を、フィールド機器210が製造された時点で既知の最新リビジョンのリビジョン番号(すなわち機器リビジョン)とともに、フィールド機器302のソフトウェアおよび/またはファームウェア内に格納してもよい。それからフィールド機器302が、ホストリビジョン番号304を機器リビジョン番号と比較するよう要求され、それらが同一(またはホストリビジョンの方が新しい)かどうか判断するとき、フィールド機器302は実際のリビジョン番号にかかわらずホストリビジョンが機器リビジョンと同一(またはより新しい)任意の場合に一般的に適応するので、それは単に
予め格納された文字列を再現する必要があるだけである。
【0035】
DD210が旧版である、フィールド機器302のある機能が利用できないかもしれない、または新しいリビジョンおよび/またはより多くの情報がどこかで入手可能であるという記述を、ホストリビジョンまたは機器リビジョンのどちらかの実際のリビジョン番号から独立した一般的言語で全て提供できるので、この同一のアプローチは、DD210のホストリビジョンが機器より古い状況にあてはまる。さらに、これらの記述のそれぞれを1つの文字列にグループ化し、それによって要求を文字列の構成要求を事前に設定したテキストのブロックに戻す要求に効果的に変えてもよい。しかし、特定の利用できない機能が記載または説明される場合、ホストアプリケーション206およびフィールド機器302に関連する実際のリビジョン番号は関連を持つ状態になる。そのケースでは、アップデート情報(例えば、アップデート情報414)の予めセットされた文字列を、フィールド機器302の製造時にその内部に組み込むことが可能である。1つの例として、DD210は、リビジョン番号1.0、1.5、2.0、2.7、および3.0の5つの既存のリビジョンを有するかもしれない。フィールド機器302がリビジョン番号2.7の発表後かつリビジョン番号3.0の発表前に製造された場合、フィールド機器302は、全ての起こり得るアップデートシナリオを4つの格納された文字列でカバーしてもよい。(1)リビジョン2.7と1.0を比較する文字列、(2)リビジョン2.7と1.5を比較する文字列、(3)リビジョン2.7と2.0を比較する文字列、および(4)ホストリビジョン番号が2.7またはそれより大きいときに対する文字列である。フィールド機器302はリビジョン3.0の発表前に製造されたので、フィールド機器302はこのリビジョンに関する情報を有さず、従って提供する情報を有さないが、それにもかかわらず、それは少なくとも機器リビジョン(例えば、リビジョン2.7)と同等の新しさなので、DD210が最新であると説明する可能性がある。よって、前に挙げた文字列はリビジョン3.0に言及しないが、これらの文字列のいずれもその後のリビジョンがあり得るという説明を含み、そのようなリビジョンを見つける方法の情報を提供してもよい。従って、フィールド機器302がアップデート情報402、414を提供するため文字列を構成するよう要求されるとき、フィールド機器302は、フィールド機器302内に構成された一連の予めセットされた選択肢から文字列を選択してもよい。
【0036】
他の例では、フィールド機器302は異なるタイプの情報により事前に設定された文字列を有してもよく、それからそれを、DD210のホストリビジョン番号304と機器リビジョン番号の比較に基き構成時に1つの文字列に連結してもよい。例えば、1つの文字列がDD210が最新であることを示してもよく、別のものがDD210が旧版であることを示してもよく、第3のものが付加的な情報を入手可能であることを示してもよく、第4のものが一般的にある機能が不足していることを示してもよく、他がDD210の1つまたは複数の新しいリビジョンから欠落した特定の機能として挙げられる個々の機能を含んでもよい。さらに他の例では、アップデート情報414が新しい機器リビジョンの他の特徴を説明すると同時にDD210の現在のホストリビジョンが操作者に示されうるように、フィールド機器302により生成された文字列は、ホストリビジョン番号304を挿入するプレースホルダを有してもよい。
【0037】
図4Aおよび図4Bで示される例示のアップデート情報402、414を前述の例によって提供してもよいが、これらの例に関連して記載したものに加えて、返送される文字列内で任意の他の適切な情報を提供してもよい。さらに、例示のアップデート情報402、414の文字列は例示の目的のみであり、表現、順序付け、または他に任意の適切な方法で表示可能である。
【0038】
図5は、図1図4Bに関連して記載した例示のDDアップデート情報を提供するため、図2の例示の操作者ステーション104を実行するよう行いうる例示の過程を表すフロ
ーチャートである。とりわけ、図5の例示の過程は、図6に関連して後述する例示のプロセッサプラットフォーム600に示されたプロセッサ612のようなプロセッサにより実行されるプログラムを含む、機械可読な命令を表しうる。プログラムを、CD−ROM、フロッピーディスク(登録商標)、ハードドライブ、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、またはプロセッサ612に関連するメモリのような有形のコンピュータ可読な媒体に格納されたソフトウェアで実現してもよい。代わりに、図5の例示の過程のいくつかまたは全てを、特定用途集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理装置(PLD)、フィールドプログラム可能な論理装置(FPLD)、個別論理、ハードウェア、ファームウェアなどの任意の組み合わせを用いて実行してもよい。また、図5の例示の動作の1つまたは複数を手動で、または例えばファームウェア、ソフトウェア、個別論理および/またはハードウェアの任意の組み合わせといった任意の前述の技術の任意の組み合わせとして実行してもよい。さらに、例示の過程を図5で示されるフローチャートに関連して記載するが、図2の例示の操作者ステーション104を実行する多数の他の方法を代わりに使用してもよい。例えば、ブロックの実行の順序を変更してもよく、および/または記載されたいくつかのブロックを変更、削除または組み合わせてもよい。また、図5の例示の過程のいずれかまたは全てを順次,および/または例えば分離過程スレッド、プロセッサ、装置、個別論理、回路などにより並列で実行してもよい。
【0039】
前述のように、図5の例示の過程を、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または任意の持続時間(例えば長時間、永続的、短期段階、一時的バッファリング、および/または情報のキャッシュ)にわたり情報を格納する任意の他の記憶媒体のような有形のコンピュータ可読な媒体に格納されたコード化された命令(例えば、コンピュータ可読な命令)を用いて実行してもよい。本明細書で使用する有形のコンピュータ可読な媒体の語は、任意のタイプのコンピュータ可読な記憶装置を含み、伝播する信号を除いて明確に定義する。加えてまたは代わりに、図5の例示の過程を、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリおよび/または任意の持続時間(例えば長時間、永続的、短期段階、一時的バッファリング、および/または情報のキャッシュ)にわたり情報を格納する任意の他の記憶媒体のような非一過性のコンピュータ可読な媒体に格納されたコード化された命令(例えば、コンピュータ可読な命令)を用いて実行してもよい。本明細書で使用する非一過性のコンピュータ可読な媒体の語は、任意のタイプのコンピュータ可読な媒体を含み、伝播する信号を除いて明確に定義する。本明細書で使用する「少なくとも」の語句が請求項のプリアンブルで変化の語として使用されるとき、それは「を備える」の語がオープンエンドであるのと同様にオープンエンドである。よって、プリアンブルで変化の語として「少なくとも」を用いる請求項は、請求項内で明示的に列挙される構成要素に加えて構成要素を有してもよい。
【0040】
図5の例示の過程はブロック500で始まり、そこで過程コントロールシステム100のホストアプリケーション206が、ホストユーザ・インタフェース208を介して、特定のフィールド機器(例えば、図3の302)に対応するDD210のアップデート情報の要求を操作者から受信する。いくつかの例では、新しいフィールド機器が最初に過程コントロールシステム100内に組み込まれたときまたは任意の他の適切な時期に、操作者が要求を入力することなく、ホストアプリケーション206が自動的にアップデート情報の要求を生成してもよい。ホストアプリケーション206はそれから、要求を対応するフィールド機器302に通信する(ブロック502)。ホストアプリケーション206は、ホストアプリケーション206とともにインストールされた対応するDD210を介して、フィールド機器302と通信する。特に、ホストアプリケーション206はDD210を介してコマンドを送信し、コマンドはフィールド機器302に文字列を構成し(例えば
、文字列構成コマンド)、ホストアプリケーション206が文字列を読み出しおよび表示するのに必要がある情報とともに返送文字列を提供する(例えば、文字列読み出しコマンド)よう指示する。
【0041】
要求の通信に加え、ホストアプリケーション206はまた、ホストアプリケーション206とともにインストールされたDD210のホストリビジョン番号(例えば、図3の304)(すなわちDD210のホストリビジョン)を提供する(ブロック504)。この方法で、フィールド機器302は、ホストリビジョン番号304をフィールド機器302が情報を有するDD210の最新リビジョンに対応する機器リビジョン番号と比較してもよい。従って、フィールド機器302は、DD210のホストリビジョンがDD210の機器リビジョンより古いかどうか判断する(ブロック506)。フィールド機器302がホストリビジョンが機器リビジョンより古いと判断する場合、フィールド機器302はDD210が旧版であることを示すアップデート情報の文字列(例えば、図3の306)を構成する(ブロック508)。また、アップデート情報の文字列306は、例えば、フィールド機器302のある機能がDD210のホストリビジョンを通して利用不可能かどうか、利用不可能な機能が関与するのは何でありうるか、および/または操作者がDD210の追加情報および/またはアップデートされたバージョンを入手するためどこにしてもよいかといった、フィールド機器302が提供可能な任意の他の関連情報を有してもよい。いくつかの例では、フィールド機器302は、予め構成されフィールド機器302内に格納された一連の代替的な文字列から選択することにより、文字列を構成する。他の例では、フィールド機器302の文字列構成機能は、より動的で、いくつかの文字列の組み合わせおよび/またはアップデート情報306の文字列内に付加的な情報を含むことが可能であってもよい。
【0042】
ホストリビジョンが機器リビジョンより古くない(すなわちホストリビジョンがDD210の機器リビジョンと同一または機器リビジョンより新しい)とフィールド機器302が判断する場合、フィールド機器302はDD210が最新であることを示すアップデート情報306の文字列を構成する(ブロック510)。文字列は、前述のDD210が旧版であることを示す文字列と同様に構成される。一部のケースで、フィールド機器302が情報を持たない、機器リビジョンより新しいDD210のリビジョンがありえる。従って、DD210が最新であることの表示は、特定のフィールド機器302(すなわちDD210)が特定のフィールド機器302により提供された全ての機能および特徴へのアクセスを可能にすることに関しては、DD210のアップデートステータスに限定される。従って、いくつかの例では、アップデート情報306の文字列は、DD210の新しいリビジョンが存在するかもしれないが、アップデート情報306の文字列を構成した特定のフィールド機器302を使用することから任意の新しいDD210は必ずしも利点を得るとは限らないことの説明を含んでもよい。
【0043】
アップデート情報306の文字列がDD210の最新リビジョンに基こうとDD210の旧版リビジョンに基こうと、フィールド機器302はDD210によりホストアプリケーション206が取得すべき文字列を返送する(ブロック512)。文字列のサイズおよび制約、および/または文字列構成および文字列読み出しコマンド内に定義されたパラメータに応じて、アップデート情報306の文字列を、一度にまたは複数のパケットで送信してもよい。アップデート情報306の文字列が取得されたとき、図4Aおよび図4Bに関連して前述したように、それはホストユーザ・インタフェース208を介してDD出力表示(例えば、図4Aの400)の1つまたは複数のページ内に表示される(ブロック514)。アップデート情報306の文字列が表示されたら、図5の過程は終了する。
【0044】
図6は、図3のシステム300および/または図2の操作者ステーション104を実行する図5の例示の過程を実行するために使用および/またはプログラムされうる例示のプ
ロセッサプラットフォーム600の概略図である。プロセッサプラットフォーム600は、例えばサーバ、パーソナルコンピュータ、インターネット電気製品、または任意の他のタイプの計算装置であることが可能である。本例の過程プラットフォーム600は、プロセッサ612を有する。例えば、プロセッサ612を、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはコントローラにより任意の所望の家族または製造者から実行可能である。
【0045】
プロセッサ612はローカルメモリ613(例えばキャッシュ)を有し、バス618を介して揮発性メモリ614および不揮発性メモリ616を含むメインメモリと通信する。揮発性メモリ614を、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、RAMBUSダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM)および/または任意の他のタイプのランダムアクセスメモリ装置で実施してもよい。不揮発性メモリ616を、フラッシュメモリおよび/または任意の他の所望のタイプのメモリ装置で実施してもよい。メインメモリ614、616へのアクセスは、メモリコントローラにより制御される。
【0046】
プロセッサプラットフォーム600はまた、インタフェース回路620を有する。インタフェース回路620を、イーサネット(登録商標)インタフェース、汎用シリアルバス(USB)、および/またはPCI expressインタフェースのような任意のタイプのインタフェース規格により実施してもよい。
【0047】
1つまたは複数の入力装置622が、インタフェース回路620に接続される。入力装置622は、ユーザがデータおよびコマンドをプロセッサ612に入力するのを可能にする。入力装置を、例えばキーボード、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、isoポイントおよび/または音声認識システムにより実施可能である。1つまたは複数の出力装置624もまた、インタフェース回路620に接続される。出力装置624を、例えばディスプレイ装置(例えば、液晶ディスプレイ、陰極線管ディスプレイ(CRT)、プリンタおよび/またはスピーカ)により実施してもよい。よってインタフェース回路620は、通常グラフィックドライバカードを有する。
【0048】
インタフェース回路620はまた、ネットワーク626(例えば、イーサネット接続、デジタル加入者回線(DSL)、電話線、同軸ケーブル、携帯電話システムなど)を介して外部のコンピュータとのデータ交換を容易にするモデムまたはネットワークインタフェースカードのような通信装置を有する。プロセッサプラットフォーム600はまた、ソフトウェアおよびデータを格納する1つまたは複数の大容量記憶装置628を有する。そのような大容量記憶装置628の例は、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブおよびデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブを含む。図5の例示の過程を実行するコード化された命令632を、大容量記憶装置628内、揮発性メモリ614内、不揮発性メモリ616内、および/またはCDまたはDVDのような着脱可能な記憶媒体上に格納してもよい。
【0049】
特定の例示の方法、機器および製造の物品を本明細書に記載したが、本特許の対象範囲はこれらに限定されない。反対に、本特許は、本特許の請求項の範囲内に適正にあてはまる全ての方法、機器および製造の物品に及ぶ。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6