特許6501937IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

毛髪処理剤に関する。より詳しくは、クセ毛や縮毛に対して高い毛髪矯正効果(毛髪伸長効果)を実現することができる毛髪処理剤に関する。本発明の毛髪処理剤は、高い毛髪矯正効果を達成しながら、従来よりも毛髪や頭皮に近い至適pHを有するため、毛髪に過度の収斂を引き起こしにくく、頭皮に対して低刺激性である。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】 高い毛髪矯正効果を有しながら、従来よりも毛髪や頭皮に近い至適pHを有し、毛髪に過度の収斂を引き起こしにくく、頭皮に対して低刺激性で、使用感触に優れた毛髪処理剤を提供する。
【解決手段】 (a)グリオキシル酸と、(b)グルコノラクトン及びエルカラクトンから選択される1種以上とを含有し、(a)成分:(b)成分の配合比率(質量比)が1:1〜20:1であり、pHが2.0〜3.8の範囲である毛髪処理剤。当該毛髪処理剤における(a)成分:(b)成分の配合比率(質量比)は2.5:1〜10:1であることがさらに好ましい。また、当該毛髪処理剤のpHは2.5〜3.8の範囲であることがさらに好ましい。
【選択図】 なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、高い毛髪矯正効果を有しながら、毛髪や頭皮にやさしく安全であり、使用感触にも優れた毛髪処理剤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、グリオキシル酸とグルコノラクトン及び/又はエルカラクトンとを所定の配合比率で組み合わせて用いることにより、高い毛髪矯正効果を有しつつ、従来よりも毛髪や頭皮に近い至適pHを有するため、毛髪を過度に収斂することがなく、頭皮に対して刺激が少なく、使用感触に優れた毛髪処理剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明に係る毛髪処理剤は、グリオキシル酸とグルコノラクトン及び/又はエルカラクトンとを組み合わせて用いることを特徴としている。上述したように、これらはいずれも毛髪矯正の有効成分として知られている。しかし、本発明者は、毛髪矯正に寄与するとされる種々の成分の中から特にグリオキシル酸と、グルコノラクトン及び/又はエルカラクトンとを所定の配合比率で組合せて用いた場合に、健康な毛髪や頭皮のpH(約4〜5)に近いpH範囲でも高い毛髪矯正効果が得られることを予想外に見出した。すなわち、本発明に係る毛髪処理剤は、高い毛髪矯正効果を毛髪や頭皮に近いpH条件下で実現できるため、毛髪に過度の収斂を引き起こしにくく、頭皮に対して低刺激性であり、使用感触と安全性に特に優れている。
なお、グリオキシル酸はモノカルボン酸であるため、本発明におけるグリオキシル酸とグルコノラクトン又はエルカラクトンとの組合せ及びその効果は、グルコノラクトンを2座又は3座カルボン酸と組み合わせることを必須とする特許文献1から到底予期し得るものではない。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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