(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6507761
(24)【登録日】2019年4月12日
(45)【発行日】2019年5月8日
(54)【発明の名称】差圧測定装置
(51)【国際特許分類】
G01L 13/06 20060101AFI20190422BHJP
【FI】
G01L13/06 Z
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-58862(P2015-58862)
(22)【出願日】2015年3月23日
(65)【公開番号】特開2016-176880(P2016-176880A)
(43)【公開日】2016年10月6日
【審査請求日】2017年12月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】岩田 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】中川 勝
【審査官】
大森 努
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−127633(JP,A)
【文献】
特開2007−240498(JP,A)
【文献】
特開平02−090888(JP,A)
【文献】
米国特許第06104875(US,A)
【文献】
特開2009−180644(JP,A)
【文献】
特開2009−085769(JP,A)
【文献】
特開2009−180643(JP,A)
【文献】
特表2013−506840(JP,A)
【文献】
特開2005−330922(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0053860(US,A1)
【文献】
国際公開第2015/032442(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L 7/00−23/32,27/00−27/02
G01F 1/36−1/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オリフィス板が設けられ、流体が流れる配管に用いられる差圧測定装置であって、
前記オリフィス板よりも上流側または下流側の領域に設置され、第1サンプリング周期で前記流体の圧力を測定する第1圧力センサと、
前記第1圧力センサとは逆側の領域に設置され、第2サンプリング周期で前記流体の圧力を測定する第2圧力センサと、
前記第1圧力センサの測定データと前記第2圧力センサの測定データとを取得し、前記オリフィス板の上流側領域の圧力と下流側領域の圧力との差圧を演算する演算部とを備え、
前記第1サンプリング周期は、前記第2サンプリング周期よりも15倍以上長時間に設定されており、
前記演算部は、前回演算後の前記第1圧力センサのサンプリングタイミングに最も近い前記第2圧力センサのサンプリングタイミングの測定データを用いて演算を行なうことを特徴とする差圧測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定システムに関し、詳しくは、複数の測定系で構成される測定システムにおける測定の同時性の改善に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図3は、特許文献1に記載されている複数の測定系で構成された従来の測定システムの一例を示す構成説明図であり、2つの圧力センサを有する差圧伝送器の例を示している。
図4は、差圧測定装置1の機能構成を示したブロック図である。
【0003】
図3において、差圧測定装置1は、配管100に対して設置される2つのセンサユニット2、3を有している。配管100の内部には流体が矢印方向に流れるとともに、途中部分にオリフィス板200が設けられている。
【0004】
一方のセンサユニット2はオリフィス板200よりも上流側に上流側センサユニット2(第1センサユニット)として設置され、他方のセンサユニット3はオリフィス板200よりも下流側に下流側センサユニット3(第2センサユニット)として設置されている。
【0005】
センサユニット2は、
図4に示すように、筐体21と、振動式圧力センサ22と、周波数カウンタ23と、メモリ24,25と、CPU26と、変換部27とを備えている。
【0006】
筐体21は、
図3に示すようにほぼ円筒状に形成されていて、その内部には、振動式圧力センサ22と、周波数カウンタ23と、メモリ24,25と、CPU26と、変換部27などが収納されている。
【0007】
振動式圧力センサ22は、配管100と直接接続配置されていて、受ける圧力に応じた所定の周波数を有するパルス信号を出力する。この振動式圧力センサ22としては、たとえばダイヤフラム上に形成されたシリコン振動子の固有振動数が、ダイヤフラムに加わる圧力に応じて変化することを利用したシリコン振動式圧力センサを用いる。
【0008】
周波数カウンタ23は、振動式圧力センサ22と電気的に接続されていて、振動式圧力センサ22の出力信号が入力される。この周波数カウンタ23は、入力されるパルス信号、すなわち振動式圧力センサ22の出力信号の周波数をカウントしてそのカウント値を出力する。
【0009】
メモリ24は、振動式圧力センサ22の特性を記憶するEEP−ROMやフラッシュROMやEP−ROMやP−ROMなどの不揮発性メモリであり、CPU26と電気的に接続されている。なお、メモリ24が記憶する振動式圧力センサ22の特性は、外部温度やダイヤフラムの特性に起因する振動式圧力センサ22の出力周波数のぶれなどを含むものである。
【0010】
メモリ25は、CPU26が用いるソフトウェアを記憶するたとえばEEP−ROMよりなる不揮発性メモリであり、CPU26と電気的に接続されている。メモリ25には、差圧を算出するための演算プログラムや後述する同期信号を出力するタイミングなどの設定値が記憶されるとともに、レンジ情報の設定値、フィルタ時定数の設定値なども格納されている。このメモリ25は、CPU26内部のROMであってもよい。
【0011】
CPU26は、周波数カウンタ23から入力される上流側センサユニット2の振動式圧力センサ22の検出結果に応じたカウント値と、後述する下流側センサユニット3のCPU35を介して入力される下流側センサユニット3の振動式圧力センサ32の検出結果に応じたカウント値に基づいて、オリフィス板200の上流側領域(第1領域)の圧力とオリフィス板200の下流側領域(第2領域)の圧力との差圧を算出して出力する。
【0012】
また、CPU26は、下流側センサユニット3のCPU35とローカルデータバス4を介して電気的に接続されていて、周波数カウンタ23から入力されるカウント値とCPU35から入力されるカウント値が同時刻に取得されたものとするための同期信号をCPU35に入力する。
この他、CPU26は、差圧測定装置1の動作全体を制御する。
【0013】
変換部27は、CPU26と電気的に接続されるとともに、外部に延在して外部機器と接続される配線5の一端にも接続されている。そして、CPU26から入力される差圧を示す信号を、配線5に接続されている外部機器に応じた信号に変換して出力する。
【0014】
下流側センサユニット3は、
図4に示すように、筐体31と、振動式圧力センサ32と、周波数カウンタ33と、メモリ34と、CPU35とを備えている。
【0015】
筐体31は、
図3に示すようにほぼ円筒形に形成されていて、その内部には振動式圧力センサ32と、周波数カウンタ33と、メモリ34と、CPU35とが収納されている。
【0016】
振動式圧力センサ32も配管100と直接接続配置されていて、受ける圧力に応じた所定の周波数を有するパルス信号を出力する。この振動式圧力センサ32も、たとえば上述したシリコン振動式圧力センサを用いることができる。
【0017】
周波数カウンタ33は、振動式圧力センサ32と電気的に接続されていて、振動式圧力センサ32の出力信号が入力される。この周波数カウンタ33は、入力されるパルス信号、すなわち振動式圧力センサ32の出力信号の周波数をカウントしてそのカウント値を出力する。
【0018】
メモリ34は、振動式圧力センサ32の特性を記憶するたとえばEEP−ROMよりなる不揮発性メモリであり、CPU35と電気的に接続されている。なお、メモリ34が記憶する振動式圧力センサ32の特性は、外部温度やダイヤフラムの特性に起因する振動式圧力センサ32の出力周波数のぶれなどを含むものである。
【0019】
CPU35は、上述のように、ローカルデータバス4を介して上流側センサユニット2のCPU26と電気的に接続されている。このCPU35は、ローカルデータバス4を介して入力される同期信号を受け取ると、周波数カウンタ33から入力されるカウント値を取得する。そして取得したカウント値をローカルデータバス4を介して出力する。
【0020】
このような構成において、配管100内のオリフィス板200の上流側領域の流体から振動式圧力センサ22に圧力が加わると、振動式圧力センサ22が受けた圧力に応じた所定の周波数のパルス信号が、振動式圧力センサ22から出力される。そして、周波数カウンタ23は、振動式圧力センサ22から入力されるパルス信号の周波数をカウントしてカウント値として出力する。
【0021】
また、配管100内のオリフィス板200の下流側領域の流体から振動式圧力センサ32に圧力が加わると、振動式圧力センサ32が受けた圧力に応じた所定の周波数のパルス信号が振動式圧力センサ32から出力される。そして、周波数カウンタ33は、入力されるパルス信号の周波数をカウントしてカウント値として出力する。
【0022】
一方、CPU26は、メモリ25に記憶された同期信号を出力するタイミングに応じて、ローカルデータバス4を介して同期信号を出力する。
【0023】
CPU35は、ローカルデータバス4を介して入力される同期信号を受けると同時に周波数カウンタ33から入力されるカウント値を取得し、取得したカウント値をローカルデータバス4を介して出力する。
【0024】
また、CPU26は、自身が同期信号を出力したタイミングからCPU35が同期信号を受け取ってカウント値の取得を開始するタイミングまでの時間を待機し、周波数カウンタ23から入力されるカウント値を取得する。
【0025】
このように、差圧測定装置1では、上流側センサユニット2のCPU26によってカウント値が取得されるタイミングと、下流側センサユニット3のCPU35によってカウント値が取得されるタイミングとの同期が図られている。
【0026】
なお、CPU26が同期信号を出力したタイミングからCPU35が同期信号を受け取ってカウント値の取得を開始するタイミングまでの時間は、メモリ25に予め固定値として記憶されている。
【0027】
この結果、CPU26には、同一時刻に取得されたカウント値が入力される。すなわち、所定の同一時刻における振動式圧力センサ22の検出結果と振動式圧力センサ32の検出結果とが上流側センサユニット2に入力される。
【0028】
また、CPU26は、メモリ24から振動式圧力センサ22の特性を取得するとともに、ローカルデータバス4及びCPU35を介してメモリ34から振動式圧力センサ32の特性を取得する。
【0029】
そして、CPU26は、取得した2つのカウント値からオリフィス板200の上流側の圧力とオリフィス板200の下流側の圧力とを算出するとともに、取得した振動式圧力センサ22,23の特性に基づいて算出した圧力を補正する演算を行い、さらに得られた圧力の差を算出することにより、オリフィス板200の上流側の圧力とオリフィス板200の下流側の圧力との差圧を算出する。
【0030】
続いて、CPU26は、算出した差圧を示す信号を変換部27に入力する。変換部27に入力された差圧を示す信号は、配線5を介して接続される外部機器に応じた信号に変換された後、外部機器に入力される。
【0031】
外部機器には予め配管100内を流れる流体の密度などの情報が記憶されていて、差圧測定装置1から入力される差圧を示す信号を用いて演算を行うことにより、配管100内を流れる流体の流量を算出できる。
【0032】
このように構成される差圧測定装置1によれば、オリフィス板200の上流側(第1領域)の圧力が上流側センサユニット2の振動式圧力センサ22により直接取得されて、オリフィス板200の下流側(第2領域)の圧力が下流側センサユニット3の振動式圧力センサ32により直接取得され、これらの振動式圧力センサ22,32により取得された検出結果に基づいて差圧が算出される。
【0033】
図5は、上流側センサユニット2のCPU26によってカウント値が取得されるタイミングと、下流側センサユニット3のCPU35によってカウント値が取得されるタイミングとの同期が図られていない場合の動作説明図である。
図6は、上流側センサユニット2のCPU26によってカウント値が取得されるタイミングと、下流側センサユニット3のCPU35によってカウント値が取得されるタイミングとの同期が図られている場合の動作説明図である。
【0034】
なお、
図5および
図6において、符号Aで示すグラフは配管100内にて働く実際の静圧を示し、符号Bで示すグラフはオリフィス板200の上流側と下流側との実際の差圧を示し、符号Cで示すグラフは上流側センサユニット2の振動式圧力センサ22の検出結果から算出したオリフィス板200の上流側の算出圧力を示し、符号Dで示すグラフは下流側センサユニット3の振動式圧力センサ32の検出結果から算出したオリフィス板200の下流側の算出圧力を示し、符号Eで示すグラフは算出した差圧を示している。
【0035】
図中aは上流側センサユニット2のCPU26により周波数カウンタ23からのカウント値が取得されるタイミングを示し、bは下流側センサユニット3のCPU35により周波数カウンタ33からのカウント値が取得されるタイミングを示している。
【0036】
図5に示すように、差圧Bが一定な状態で静圧Aが変動する場合において、上流側センサユニット2のCPU26によりカウント値が取得されるタイミングと、下流側センサユニット3のCPU35によってりカウント値が取得されるタイミングとがずれている場合には、オリフィス板200の上流側の算出圧力Cの更新タイミングと、オリフィス板200の下流側の算出圧力Dの更新タイミングとがずれる。この結果、実際の差圧Bが一定であるにも拘わらず、算出差圧Eが変動する。
【0037】
そこで、第2センサユニット3から第1センサユニット2へ同期信号を送信するとともに、第1センサユニット2と第2センサユニット3にそれぞれ同期するためのタイマを設け、差圧Bが一定な状態で静圧Aが変動する場合において、上流側センサユニット2のCPU26によりカウント値が取得されるタイミングと、下流側センサユニット3のCPU35によりカウント値が取得されるタイミングとを同期させて、オリフィス板200の上流側の算出圧力Cの更新タイミングと、オリフィス板200の下流側の算出圧力Dの更新タイミングを合わせる。この結果、算出差圧Eも常に一定となる。
【0038】
このように、上流側センサユニット2のCPU26によりカウント値が取得されるタイミングと、下流側センサユニット3のCPU35によりカウント値が取得されるタイミングとの同期が図られることで、より正確に差圧を測定することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0039】
【特許文献1】特開 2007−240498号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0040】
しかし、上述した従来の構成によれば、周波数カウント値の取得タイミングを合わせる同期処理中には、差圧の計算ができないという問題がある。
【0041】
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的は、同期処理を行わずにそれぞれのセンサユニットからできるだけサンプリングタイミングの近い測定データを抽出することにより、高い精度で測定試料の物理量の演算が行える測定システムを実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0042】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
オリフィス板が設けられ、流体が流れる配管に用いられる差圧測定装置であって、
前記オリフィス板よりも上流側または下流側の領域に設置され、第1サンプリング周期で前記流体の圧力を測定する第1圧力センサと、
前記第1圧力センサとは逆側の領域に設置され、第2サンプリング周期で前記流体の圧力を測定する第2圧力センサと、
前記第1圧力センサの測定データと前記第2圧力センサの測定データとを取得し、前記オリフィス板の上流側領域の圧力と下流側領域の圧力との差圧を演算する演算部とを備え、
前記第1サンプリング周期は、前記第2サンプリング周期よりも15倍以上長時間に設定されており、
前記演算部は、前回演算後の前記第1圧力センサのサンプリングタイミングに最も近い前記第2圧力センサのサンプリングタイミングの測定データを用いて演算を行なうことを特徴とする。
【発明の効果】
【0045】
このような構成によれば、第1の測定系と第2の測定系の同期処理を行うことなく、高い精度で差圧測定が行える測定システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【
図1】本発明に基づく測定システムの具体例を示す構成説明図である。
【
図3】従来の測定システムの一例を示す構成説明図である。
【
図4】
図3の差圧測定装置1の機能構成を示したブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0047】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に基づく測定システムの具体例を示す構成説明図であり、
図3と共通する部分には同一の符号を付けている。
図1において、上流側センサユニット2のCPU26には、
図3の構成に加えてデータ選択部28が接続されている。
【0048】
そして、第1の測定系として機能する上流側センサユニット2に設けられている振動式圧力センサ22のサンプリング周期a’は、第2の測定系として機能する下流側センサユニット3に設けられている振動式圧力センサ32のサンプリング周期b’に比べて極めて長時間(a’>>>b’)に設定されている。
【0049】
図2は、
図1の動作を説明する動作説明図である。上流側センサユニット2は、下流側センサユニット3からの以下に示すような測定データを、ローカルデータバス4を介して取り込む。
T
3:下流側センサユニット3が上流側センサユニット2の通信を受信したタイミングから下流側センサユニット3の最新データをサンプリングしたタイミングまでの差分時間
N:測定データ個数
102、D
X:下流側センサユニット3のサンプリングデータ(x=1〜N)
b’:下流側センサユニット3のデータサンプリング周期
【0050】
上流側センサユニット2のデータ取得タイミングに一番近い下流側センサユニット3のデータ取得タイミングの境目D
N-Xは、次式に基づき、上記データおよびT
1とT
2から、T
minが最小となる
Xを計算することにより求められる。これは上流側センサユニット2によって計算される。
【0051】
T
min=|T
1+T
2−(T
3+b’x)|
【0052】
T
1:上流側センサユニット2の最新データをサンプリングしたタイミングから上流側センサユニット2が下流側センサユニット3へ送信要求を行うまでの時間
T
2:上流側センサユニット2が送信したタイミングから下流側センサユニット3が受信するまでのデータ送信時間で通信距離、通信速度、データ長から算出
【0053】
101:前回の差圧演算に使用されなかった下流側センサユニット3のサンプリングデータで前回の境目の次のサンプリングデータD’
M-y+1
M:前回のデータ個数
D’
y:下流側センサユニット3の前回のサンプリングデータ(y=1〜M)
【0054】
よって、上流側センサユニット2のサンプリングデータD
Aと同等であるのは、
103、D’
M-y+1〜D
N-X:下流側センサユニット3のサンプリングデータ
となり、これらから配管100内を流れる流体の流量を算出できる。
【0055】
本発明に基づく構成は、下流側センサユニット3が測定データを一方的に上流側センサユニット2に送信するバースト通信の場合にも用いることができる。
【0056】
また、上記実施例では差圧測定装置について説明したが、本発明は差圧測定装置に限るものではなく、2つ以上のセンサユニットの測定データから何等かの物理量を計算するのにあたり、センシングした測定データの同時性が求められるその他の測定システムにも適用できるものである。
【0057】
以上説明したように、本発明によれば、同期処理を行わずにそれぞれのセンサユニットからできるだけサンプリングタイミングの近い測定データを抽出することにより、高い精度で測定試料の物理量の演算が行える測定システムを実現できる。
【符号の説明】
【0058】
1 差圧測定装置
2 上流側センサユニット(第1センサユニット)
21 筐体
22 振動式圧力センサ
23 周波数カウンタ
24、25 メモリ
26 CPU
27 変換部
28 データ選択部
3 下流側センサユニット(第2センサユニット)
31 筐体
32 振動式圧力センサ
33 周波数カウンタ
34 メモリ
35 CPU
4 ローカルデータバス
5 配線