特許第6509274号(P6509274)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6509274電子デバイスを制御するためのプログラムおよび電子デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6509274
(24)【登録日】2019年4月12日
(45)【発行日】2019年5月8日
(54)【発明の名称】電子デバイスを制御するためのプログラムおよび電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20190422BHJP
   G06F 3/0485 20130101ALI20190422BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20190422BHJP
【FI】
   G06F3/0482
   G06F3/0485
   G06F3/0488
【請求項の数】14
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2017-94130(P2017-94130)
(22)【出願日】2017年5月10日
(62)【分割の表示】特願2015-531072(P2015-531072)の分割
【原出願日】2013年7月3日
(65)【公開番号】特開2017-174448(P2017-174448A)
(43)【公開日】2017年9月28日
【審査請求日】2017年6月2日
(31)【優先権主張番号】61/698,515
(32)【優先日】2012年9月7日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/708,871
(32)【優先日】2012年12月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジトコフ,ジョン,ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】クシェー,アレキサンダー,フリードリッヒ
(72)【発明者】
【氏名】バイオレット,スコット,ロナルド
(72)【発明者】
【氏名】マーフィー,グレン
【審査官】 塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−334525(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0083098(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0246950(US,A1)
【文献】 国際公開第2012/044804(WO,A2)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0188329(US,A1)
【文献】 特開2005−332408(JP,A)
【文献】 特開2011−022811(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0211872(US,A1)
【文献】 株式会社ジャムハウス,ひと目でわかる Windows7ホーム編,日経BP社,2009年10月26日,第1版,p.6, 28
【文献】 Bamboo ユーザーズガイド,株式会社ワコム,2011年,Version 1.0, Rev G1511,p.24
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048−3/0489
3/14−3/153
G09G 5/00−5/36
5/377−5/42
H04M 1/00
1/24−1/82
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子デバイスを制御するためのプログラムであって、前記プログラムは前記電子デバイスに、
複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示するステップを実行させ、前記第1のワークスペースは、スタッキング軸に沿う複数のワークスペースのスタックに含まれており、
前記第1のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニューを表示するステップとを実行させ、前記ナビゲーション・メニューは1組のアクセスポイントを含み、それぞれのアクセスポイントは複数のアプリケーションのうちの1つのアプリケーションに関連付けられ、
前記プログラムは前記電子デバイスに、
複数のワークスペースの前記スタックのうちの第2のワークスペース内に複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを開くステップをさらに実行させ、前記第2のワークスペースが前記第1のワークスペース上にスタックされ、
前記プログラムは前記電子デバイスに、
第2のワークスペース・スクローリング・コマンドを受け付けるステップと、
前記第2のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して前記第2のワークスペースを表示するステップとをさらに実行させ、前記第2のワークスペースを表示するステップは、前記スタッキング軸に沿って前記第1のワークスペースから前記第2のワークスペースに前記スタックをトラバースすることを含み、
前記プログラムは前記電子デバイスに、
前記第2のワークスペースが表示されたときに前記ナビゲーション・メニューを表示するステップをさらに実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記第2のワークスペース・スクローリング・コマンドは、スワイプ・ジェスチャを含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記スワイプ・ジェスチャは、実質的に前記スタッキング軸に対して垂直であり、前記第1のワークスペースの上部に向かい、3本指のスワイプ・ジェスチャである、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記スタッキング軸に沿って前記第1のワークスペースから前記第2のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、前記第1のワークスペースが前記スタッキング軸に沿って消点に向かって移動し、前記第2のワークスペースが前記電子デバイスの画面を越えた位置から前記電子デバイスの前記画面上に移動するように、前記スタックの動きをエミュレートすることを含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記スタッキング軸に沿って前記第1のワークスペースから前記第2のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、
前記スタックの少なくとも一部分の概要を表示することと、
前記第1のワークスペースより前記第2のワークスペースの方をより多く明らかにすることと、を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1のワークスペースより前記第2のワークスペースの方をより多く明らかにすることは、前記第1のワークスペースを縮小することと前記第2のワークスペースで前記第1のワークスペースを覆うことのうちの少なくとも一方を含む、請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記スタッキング軸に沿って前記第1のワークスペースから前記第2のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、前記第2のワークスペースを最大化サイズに拡大することをさらに含み、前記第2のワークスペースの前記最大化サイズは、実質的に前記電子デバイスの画面のサイズに等しい、請求項5に記載のプログラム。
【請求項8】
前記プログラムは前記電子デバイスに、第1のワークスペース・スクローリング・コマンドを検出するステップをさらに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記プログラムは前記電子デバイスに、前記第1のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して前記スタッキング軸に沿って前記第2のワークスペースから前記第1のワークスペースに前記スタックをトラバースするステップをさらに実行させる、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記スタッキング軸に沿って前記第2のワークスペースから前記第1のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、前記第2のワークスペースが前記電子デバイスの画面を越える位置まで移動し、前記第1のワークスペースが前記スタッキング軸に沿って消点から遠ざかるように、前記スタックの動きをエミュレートすることを含む、請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記スタッキング軸に沿って前記第2のワークスペースから前記第1のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、
前記第2のワークスペースを最大化サイズから超最大化サイズに拡大することを含み、前記第2のワークスペースの前記最大化サイズは、実質的に前記電子デバイスの画面のサイズに等しく、前記第2のワークスペースの前記超最大化サイズは、前記第2のワークスペースの前記最大化サイズより大きく、
前記スタッキング軸に沿って前記第2のワークスペースから前記第1のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、
前記第1のワークスペースを概要サイズから最大化サイズに拡大することを含み、前記第1のワークスペースの前記最大化サイズは、実質的に前記電子デバイスの前記画面の前記サイズに等しく、前記第1のワークスペースの前記概要サイズは、前記第1のワークスペースの前記最大化サイズより小さい、請求項9に記載のプログラム。
【請求項12】
前記スタッキング軸に沿って前記第2のワークスペースから前記第1のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、前記第2のワークスペース及び前記第1のワークスペースが前記スタッキング軸に沿って消点から遠ざかるように、前記スタックの動きをエミュレートすることを含む、請求項9に記載のプログラム。
【請求項13】
前記スタッキング軸に沿って前記第2のワークスペースから前記第1のワークスペースに前記スタックをトラバースすることは、
前記スタックの少なくとも一部分の概要を表示することと、
前記第2のワークスペースより前記第1のワークスペースの方をより多く明らかにすることとを含む、請求項9に記載のプログラム。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載のプログラムを格納するためのメモリと、
前記メモリに電子的に接続され、前記プログラムを実行するためのプロセッサとを含む、電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は2012年12月7日に出願され、「Stackable Workspaces on an Electroni
c Device」という名称の米国特許出願第13/708871号の優先権を主張するもので
あり、同出願は2012年9月7日に出願され、「Stackable Workspaces on an Electro
nic Device」という名称の米国仮特許出願第61/698515号の優先権を主張するも
のであり、どちらの出願もすべての目的のために参照により全体として本明細書に取り入
れられる。
【0002】
主題技術は、一般に、ユーザ・インターフェースに関し、特に、電子デバイス上のスタ
ッカブル・ワークスペース(stackable workspace)に関する。
【背景技術】
【0003】
電子デバイスのオペレーティング・システムにより、典型的に、ユーザは同時に多くの
アプリケーションを開くことができる。しかし、電子デバイスの画面が小さすぎる場合及
び/又は同時に開いたアプリケーションが多すぎる場合、電子デバイスの画面はすべての
アプリケーションを表示できない可能性がある。更に、オペレーティング・システムは、
必ずしも直観的な方法で異なるアプリケーションを編成できるわけではなく、それにより
、ユーザが使用すべき特定のアプリケーションを追跡するか及び/又は選択することが困
難になる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供
するためのシステムが提供される。このシステムは、スタッキング軸(stacking axis)
に沿ってスタック(stack)された複数のワークスペースのうちの第1のワークスペース
を表示するように構成されたナビゲーション・モジュール(navigation module)を含む
。ナビゲーション・モジュールは、第1のワークスペースが表示されたときにナビゲーシ
ョン・メニューを表示するように構成される。ナビゲーション・メニューは1組のアクセ
スポイントを含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けら
れる。このシステムは、複数ワークスペースのスタックのうちの第2のワークスペース内
に複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを開くように構成されたワークスペー
ス・モジュール(workspace module)も含む。第2のワークスペースは第1のワークスペ
ース上にスタックされる。このシステムは、第2のワークスペース・スクローリング・コ
マンド(workspace scrolling command)を検出するように構成された検出モジュール(d
etection module)も含む。ナビゲーション・モジュールは、第2のワークスペース・ス
クローリング・コマンドに応答して第2のワークスペースを表示するように構成される。
第2のワークスペースを表示することは、スタッキング軸に沿って第1のワークスペース
から第2のワークスペースにスタックをトラバースすることを含む。ナビゲーション・モ
ジュールは、第2のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニューを表示
するように構成される。
【0005】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供
するためのコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、スタッキング軸に
沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示するこ
とを含む。この方法は、第1のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニ
ューを表示することも含む。ナビゲーション・メニューは1組のアクセスポイントを含む
。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。この方法は
、複数ワークスペースのスタックのうちの第2のワークスペース内に複数のアプリケーシ
ョンのうちの少なくとも1つを開くことも含む。第2のワークスペースは第1のワークス
ペース上にスタックされる。この方法は、第2のワークスペース・スクローリング・コマ
ンドを検出することと、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して第
2のワークスペースを表示することも含む。第2のワークスペースを表示することは、ス
タッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタックをトラ
バースすることを含む。この方法は、第2のワークスペースが表示されたときにナビゲー
ション・メニューを表示することも含む。
【0006】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供
する方法に関する実行可能命令でコード化された機械可読媒体(machine-readable mediu
m)が提供される。この方法は、スタッキング軸に沿ってスタックされた複数のワークス
ペースのうちの第1のワークスペースを表示することを含む。この方法は、第1のワーク
スペースが表示されたときにナビゲーション・メニューを表示することも含む。ナビゲー
ション・メニューは1組のアクセスポイントを含む。それぞれのアクセスポイントは1つ
のアプリケーションに関連付けられる。この方法は、複数ワークスペースのスタックのう
ちの第2のワークスペース内に複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを開くこ
とも含む。第2のワークスペースは第1のワークスペース上にスタックされる。この方法
は、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドを検出することと、第2のワーク
スペース・スクローリング・コマンドに応答して第2のワークスペースを表示することも
含む。第2のワークスペースを表示することは、スタッキング軸に沿って第1のワークス
ペースから第2のワークスペースにスタックをトラバースすることを含む。この方法は、
第2のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニューを表示することも含
む。
【0007】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でユーザ・インターフェースを提供する
ためのシステムが提供される。このシステムは、第1のワークスペースを生成するように
構成されたワークスペース・モジュールを含む。このシステムは、1組のアクセスポイン
トを含むナビゲーション・メニューを生成するように構成されたナビゲーション・モジュ
ールも含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。
このシステムは、1組のアクセスポイントのうちの第1のアクセスポイント上で実行され
たスワイプ・ジェスチャ(swipe gesture)を検出するように構成された検出モジュール
も含む。ワークスペース・モジュールは、第1のワークスペース内のスワイプ・ジェスチ
ャの終わりに第1のウィンドウ内に第1のアクセスポイントに関連するアプリケーション
を開くように構成される。第1のウィンドウのサイズは第1のワークスペースの最大化サ
イズ(maximized size)より小さい。第1のワークスペースの最大化サイズは実質的に電
子デバイスの画面のサイズに等しい。
【0008】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でユーザ・インターフェースを提供する
ためのコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、第1のワークスペース
を生成することと、1組のアクセスポイントを含むナビゲーション・メニューを生成する
ことを含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。
この方法は、1組のアクセスポイントのうちの第1のアクセスポイント上で実行されたス
ワイプ・ジェスチャを検出することも含む。この方法は、第1のワークスペース内のスワ
イプ・ジェスチャの終わりに第1のウィンドウ内に第1のアクセスポイントに関連するア
プリケーションを開くことも含む。第1のウィンドウのサイズは第1のワークスペースの
最大化サイズより小さい。第1のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイス
の画面のサイズに等しい。
【0009】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でユーザ・インターフェースを提供する
方法に関する実行可能命令でコード化された機械可読媒体が提供される。この方法は、第
1のワークスペースを生成することと、1組のアクセスポイントを含むナビゲーション・
メニューを生成することを含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーション
に関連付けられる。この方法は、1組のアクセスポイントのうちの第1のアクセスポイン
ト上で実行されたスワイプ・ジェスチャを検出することも含む。この方法は、第1のワー
クスペース内のスワイプ・ジェスチャの終わりに第1のウィンドウ内に第1のアクセスポ
イントに関連するアプリケーションを開くことも含む。第1のウィンドウのサイズは第1
のワークスペースの最大化サイズより小さい。第1のワークスペースの最大化サイズは実
質的に電子デバイスの画面のサイズに等しい。
【0010】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースをナビ
ゲートするためのシステムが提供される。このシステムは、スタッキング軸に沿ってスタ
ックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示するように構成さ
れたナビゲーション・モジュールを含む。複数のワークスペースは第1のワークスペース
上にスタックされた第2のワークスペースを含む。少なくとも1つのアプリケーションは
第1のワークスペース内又は第2のワークスペース内で開かれる。このシステムは、第1
のワークスペース間スワイプ・ジェスチャ(inter-workspace swipe gesture)及びワー
クスペース内スワイプ・ジェスチャ(intra-workspace swipe gesture)のうちの少なく
とも1つを検出するように構成された検出モジュールも含む。ナビゲーション・モジュー
ルは、第1のワークスペース間スワイプ・ジェスチャに応答して第2のワークスペースを
表示するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、ワークスペース内スワイプ
・ジェスチャに応答して少なくとも1つのアプリケーションの特徴(feature)間又はア
プリケーション間を切り替えるように構成される。
【0011】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースをナビ
ゲートするためのコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、スタッキン
グ軸に沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示
することを含む。複数のワークスペースは第1のワークスペース上にスタックされた第2
のワークスペースを含む。少なくとも1つのアプリケーションは第1のワークスペース内
又は第2のワークスペース内で開かれる。この方法は、第1のワークスペース間スワイプ
・ジェスチャ及びワークスペース内スワイプ・ジェスチャのうちの少なくとも1つを検出
することも含む。この方法は、第1のワークスペース間スワイプ・ジェスチャに応答して
第2のワークスペースを表示することも含む。この方法は、ワークスペース内スワイプ・
ジェスチャに応答して少なくとも1つのアプリケーションの特徴間又はアプリケーション
間を切り替えることも含む。
【0012】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースをナビ
ゲートする方法に関する実行可能命令でコード化された機械可読媒体が提供される。この
方法は、スタッキング軸に沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワ
ークスペースを表示することを含む。複数のワークスペースは第1のワークスペース上に
スタックされた第2のワークスペースを含む。少なくとも1つのアプリケーションは第1
のワークスペース内又は第2のワークスペース内で開かれる。この方法は、第1のワーク
スペース間スワイプ・ジェスチャ及びワークスペース内スワイプ・ジェスチャのうちの少
なくとも1つを検出することも含む。この方法は、第1のワークスペース間スワイプ・ジ
ェスチャに応答して第2のワークスペースを表示することも含む。この方法は、ワークス
ペース内スワイプ・ジェスチャに応答して少なくとも1つのアプリケーションの特徴間又
はアプリケーション間を切り替えることも含む。
【0013】
主題技術の追加の特徴及び利点は、以下の説明に明記され、一部はこの説明から明らか
になるか又は主題技術の実践によって学習することができる。主題技術の利点は、本明細
書及びその特許請求の範囲並びに添付図面に特に指摘されている構造によって実現され達
成されるであろう。
【0014】
上記の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、いずれも模範的かつ説明的なものであり
、請求されている本発明を更に説明するためのものであることを理解されたい。
【0015】
主題技術を更に理解するために含まれており、本明細書に取り入れられて、本明細書の
一部を構成する添付図面は、主題技術の諸態様を例示するものであり、記述とともに主題
技術の原理を説明する働きをするものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】主題技術の様々な態様により電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供するためのシステムの一例を示している。
図2】主題技術の様々な態様により電子デバイスの画面上に表示されたデスクトップ・ワークスペースの一例を示している。
図3】主題技術の様々な態様によりアクセスポイントを使用してデスクトップ・ワークスペース内にカレンダー・アプリケーション及びウェブ・ブラウザ・アプリケーションを開いている一例を示している。
図4】主題技術の様々な態様によりカレンダー・アプリケーションが開かれているワークスペースの一例を示している。
図5】主題技術の様々な態様によりウェブ・ブラウザ・アプリケーションが開かれているワークスペースの一例を示している。
図6】主題技術の様々な態様によりスタッキング軸に沿って互いの上にスタックされた複数ワークスペースの概要の一例を示している。
図7】主題技術の様々な態様によりスタッキング軸に沿って互いの上にスタックされた複数ワークスペースの概要の一例を示している。
図8】主題技術の様々な態様によりスタッキング軸に沿って互いの上にスタックされた複数ワークスペースの概要の一例を示している。
図9】主題技術の様々な態様によりウェブ・ブラウザ・アプリケーションが開かれているワークスペースの一例を示している。
図10】主題技術の様々な態様により電子システムの一例を概念的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の詳細な説明では、主題技術を完全に理解するために多数の具体的な詳細が明記さ
れている。しかし、主題技術はこのような具体的な詳細のうちのいくつかがなくても実践
可能であることが明らかになるであろう。その他の事例では、主題技術を曖昧にしないた
めに、構造及び技法は詳細に示されていない。
【0018】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上で異なるワークスペースを編成し表示す
るための直観的なユーザ・インターフェースが提供される。ワークスペースは、電子デバ
イスのユーザに対して1つ又は複数のアプリケーションを表示できるエリアを含む。ワー
クスペースにより、ユーザは、そのワークスペース内に開かれた1つ又は複数のアプリケ
ーションを閲覧するか及び/又はそれと対話することができる。主題技術の様々な態様に
より、ユーザが特定のワークスペース内に開かれたアプリケーションを容易に追跡及び/
又は使用できるように、複数のワークスペースを互いの上にスタックすることができる。
【0019】
図1は、主題技術の様々な態様により電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペース
を提供するためのシステム100の一例を示している。システム100は、ワークスペー
ス・モジュール102と、ナビゲーション・モジュール104と、検出モジュール106
とを含む。これらのモジュールは互いに通信状態にある可能性がある。いくつかの態様で
は、これらのモジュールはソフトウェア(例えば、サブルーチン及びコード)で実現する
ことができる。いくつかの態様では、これらのモジュールのうちの一部又は全部はハード
ウェア(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、書き換え可能ゲート・アレイ(F
PGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲーテッ
ド・ロジック、個別ハードウェア・コンポーネント、又は任意のその他の適切なデバイス
)及び/又は両者の組み合わせで実現することができる。主題技術の様々な態様によるこ
れらのモジュールの追加の特徴及び機能については本明細書で更に説明する。システム1
00は、例えば、電子デバイスの一部にすることができる。電子デバイスは、デスクトッ
プ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ネットブック・コンピュータ、タブレ
ット、携帯電話、携帯情報端末、及び/又はその他の適切なデバイスにすることができる
【0020】
図2は、主題技術の様々な態様により電子デバイスの画面上に表示されたデスクトップ
・ワークスペース202の一例を示している。電子デバイスのオペレーティング・システ
ムが立ち上がると、例えば、ナビゲーション・モジュール104は、まず電子デバイスの
ユーザに対してデスクトップ・ワークスペース202を表示することができる。図示の通
り、デスクトップ・ワークスペース202はデスクトップの壁紙204を含む。ナビゲー
ション・モジュール104はナビゲーション・メニュー206も表示し、これはアクセス
ポイント208及び210(例えば、アイコン、リンク、ショートカット、ブックマーク
など)を含む。アクセスポイント208は、例えば、カレンダー・アプリケーションへの
アクセスを可能にするショートカットである。アクセスポイント210は、例えば、ウェ
ブ・ブラウザ・アプリケーションへのアクセスを可能にするショートカットである。これ
らのアプリケーションは、デスクトップ・ワークスペース202内又はデスクトップ・ワ
ークスペース202上にスタックされた新しいワークスペース内のいずれかに、アクセス
ポイント208及び210を使用して異なる方法で開くことができる。カレンダー・アプ
リケーション及びウェブ・ブラウザ・アプリケーションについてのみ説明しているが、主
題技術は、生産性アプリケーション及びマルチメディア・アプリケーションなどのその他
のアプリケーションにも適用可能である。
【0021】
図3は、主題技術の様々な態様によりアクセスポイント208及び210を使用してデ
スクトップ・ワークスペース202内にカレンダー・アプリケーション及びウェブ・ブラ
ウザ・アプリケーションを開いている一例を示している。特定の態様により、ユーザは、
(例えば、パス302に沿った)アクセスポイント208上のスワイプ・ジェスチャ及び
(例えば、パス304に沿った)アクセスポイント210上のスワイプ・ジェスチャを実
行して、それぞれのアプリケーションを開くことができる。検出モジュール106はこれ
らのスワイプ・ジェスチャを検出することができ、このような検出に応答して、ワークス
ペース・モジュール102はスワイプ・ジェスチャのそれぞれの終わりにそれぞれのアプ
リケーションを開くことができる。例えば、図3に示されているように、カレンダー・ア
プリケーションはウィンドウ308内に開かれ、ウェブ・ブラウザ・アプリケーションは
ウィンドウ306内に開かれている。これらのウィンドウは、デスクトップ・ワークスペ
ース202内に表示され、デスクトップ・ワークスペース202の最大化サイズより小さ
いサイズを有する。デスクトップ・ワークスペース202などのワークスペースの最大化
サイズは実質的に電子デバイスの画面のサイズに等しいものにすることができる。いくつ
かの態様では、この最大化サイズは電子デバイスの画面のサイズの少なくとも95%、9
0%、又は80%にすることができる。更に、その他の態様では、この最大化サイズは、
その他のオブジェクト(例えば、ナビゲーション・メニュー206)が同時に表示される
かどうか次第で、電子デバイスの画面のサイズのより小さい割合にすることができる。
【0022】
図3にはカレンダー・アプリケーション及びウェブ・ブラウザ・アプリケーションがデ
スクトップ・ワークスペース202の最大化サイズより小さいサイズで表示されているが
、これらのアプリケーションは、それぞれのアプリケーションをそれぞれのワークスペー
ス内で最大化できるように異なるワークスペースで開くこともできる。図4は、主題技術
の様々な態様によりカレンダー・アプリケーションが開かれているカレンダー・ワークス
ペース402の一例を示している。図5は、主題技術の様々な態様によりウェブ・ブラウ
ザ・アプリケーションが開かれているウェブ・ブラウザ・ワークスペース502の一例を
示している。これらの図に示されているように、それぞれのアプリケーションはそのそれ
ぞれのワークスペース内で最大化される。特定の態様により、いくつかの異なる方法でア
プリケーションをこのように最大化することができる。例えば、図3に戻って参照すると
、ユーザは、ウィンドウ308又はウィンドウ306のいずれかを最大化するためのオプ
ションを選択することができる。このように実行すると、それぞれのアプリケーションを
新しいワークスペース内で開くことができるようになる。他の例として、ユーザはアクセ
スポイント208及び210上でタップ・ジェスチャ(tap gesture)を実行することが
でき、これによりそれぞれのアプリケーションを新しいワークスペース内で自動的に開く
か及び/又は最大化することができる。また、ユーザは、それぞれのアプリケーションを
新しいワークスペース内で開くか及び/又は最大化するためのオプションを明らかにする
(reveal)ために、(例えば、これらのアクセスポイント上で右クリックすることにより
)アクセスポイント208及び210に関する文脈メニュー(contextual menu)を開く
こともできる。
【0023】
主題技術の様々な態様により、ワークスペース・モジュール102は、ワークスペース
を生成し、ワークスペース内でアプリケーションを開くことができる。上述の通り、ユー
ザが異なるワークスペース間を容易にナビゲートできるようにするために、これらのワー
クスペースを互いの上にスタックすることができる。図6は、主題技術の様々な態様によ
りスタッキング軸602に沿って互いの上にスタックされたワークスペース202、40
2、及び502の概要の一例を示している。スタッキング軸602は、消点(vanishing
point)604からページの外に向かう方向に進む矢印として示されている。スタッキン
グ軸602は、ワークスペース202、402、及び502のコンテンツの一部ではない
ことを示すために、点線を使用して示されている。図6に示されているように、ウェブ・
ブラウザ・ワークスペース502はカレンダー・ワークスペース402上にスタックされ
、そのワークスペースはデスクトップ・ワークスペース202上にスタックされる。ワー
クスペースをこのようにスタックすると、ユーザは、ワークスペース同士が互いに関連す
る場所を視覚化することができ、それによりユーザはワークスペース間を容易にナビゲー
トすることができる。
【0024】
例えば、ユーザが現在、デスクトップ・ワークスペース202(例えば、図2)を閲覧
しており、カレンダー・ワークスペース402(例えば、図4)にナビゲートしたいと望
んでいると想定する。デスクトップ・ワークスペース202からカレンダー・ワークスペ
ース402へのこの遷移はアニメーションとして表示することができ、それによりユーザ
が互いに関連するワークスペース同士の位置を視覚化することが容易になる。特定の態様
により、ナビゲーション・モジュール104は、デスクトップ・ワークスペース202か
らカレンダー・ワークスペース402へのワークスペースのスタックのトラバースとして
このアニメーションを表示することができる。ナビゲーション・モジュール104は、例
えば、2通りの手法によりこのトラバースを表示することができる。
【0025】
第1の手法によれば、ナビゲーション・モジュール104は、トラバース中にワークス
ペースの最大化サイズに焦点を合わせる方法でスタックのトラバースを表示することがで
きる。例えば、ナビゲーション・モジュール104は、デスクトップ・ワークスペース2
02をその最大化サイズ(例えば、図2に示されている通り)から、デスクトップ・ワー
クスペース202の最大化サイズより小さい概要サイズ(overview size)に縮小するこ
とができる。デスクトップ・ワークスペース202をこのように縮小すると、デスクトッ
プ・ワークスペース202がユーザから遠ざかるようにユーザに見せることができる。ま
た、ナビゲーション・モジュール104は、デスクトップ・ワークスペース202の縮小
中にカレンダー・ワークスペース402をフェードインさせることもできる。更に、ナビ
ゲーション・モジュール104は、カレンダー・ワークスペース402のフェードイン中
にカレンダー・ワークスペース402を超最大化サイズ(supermaximizedsize)からその
最大化サイズ(例えば、図4に示されている通り)に縮小することができる。カレンダー
・ワークスペース402の超最大化サイズはカレンダー・ワークスペース402の最大化
サイズより大きい(例えば、電子デバイスの画面のサイズより大きい)。カレンダー・ワ
ークスペース402をこのように縮小しフェードインさせると、カレンダー・ワークスペ
ース402がユーザの後からユーザの真正面に移動しているようにユーザに見せることが
できる。
【0026】
第2の手法によれば、ナビゲーション・モジュール104は、スタックの概略の観点(
overview perspective)からスタックのトラバースを表示することができる。例えば、ナ
ビゲーション・モジュール104は、スタックの概要を表示することができる(例えば、
図6に示されている通り)。特定の態様により、ユーザは現在、デスクトップ・ワークス
ペース202を閲覧しているので、ナビゲーション・モジュール104は、カレンダー・
ワークスペース402よりデスクトップ・ワークスペース202の方をより多く表示する
ことによりスタックの概要を表示することができる(例えば、図7に示されている通り)
。ナビゲーション・モジュール104は、デスクトップ・ワークスペース202よりカレ
ンダー・ワークスペース402の方をより多く明らかにする(reveal)ことによりスタッ
クのトラバースを表示し続けることができる(例えば、図8を参照)。例えば、ナビゲー
ション・モジュール104は、デスクトップ・ワークスペース202を縮小するか及び/
又はデスクトップ・ワークスペース202をカレンダー・ワークスペース402で覆うこ
とにより、カレンダー・ワークスペース402の方をより多く明らかにすることができる
。また、ナビゲーション・モジュール104は、スタックのトラバースを完了するために
、カレンダー・ワークスペース402をその最大化サイズまで拡大することもできる。
【0027】
主題技術の様々な態様により、ユーザは、様々な技法を使用して異なるワークスペース
間のナビゲーションをトリガすることができる。例えば、ユーザがマウスを使用している
場合、ユーザは、マウスを移動してユーザから離すか又はマウスのスクロールホイールを
ユーザから前方に回転させることにより、デスクトップ・ワークスペース202からカレ
ンダー・ワークスペース402にナビゲートすることができる(例えば、その結果、カレ
ンダー・ワークスペース402をデスクトップ・ワークスペース202上に物理的にスラ
イドさせるようにユーザに見せる)。ユーザがキーボードを使用している場合、ユーザは
、上を指している矢印キーを押すことにより、デスクトップ・ワークスペース202から
カレンダー・ワークスペース402にナビゲートすることができる(例えば、その結果、
カレンダー・ワークスペース402をデスクトップ・ワークスペース202上に物理的に
スライドさせるようにユーザに見せる)。特定の態様により、ナビゲーション・モジュー
ル104は、複数ワークスペースのスタックのうちのいずれかが表示されたときにナビゲ
ーション・メニュー206を表示することができる。従って、ユーザは、アクセスポイン
ト208上で、クリック、タップ、選択、又は何らかのその他の適切なジェスチャを実行
して、カレンダー・ワークスペース402にナビゲートすることができる。いくつかの態
様では、ユーザは、スワイプ・ジェスチャを実行してデスクトップ・ワークスペース20
2からカレンダー・ワークスペース402にナビゲートすることができる。例えば、図7
を参照すると、ユーザは、方向702に沿って(例えば、デスクトップ・ワークスペース
202の上部に向かって)スワイプ・ジェスチャを実行してデスクトップ・ワークスペー
ス202からカレンダー・ワークスペース402にナビゲートすることができ、それによ
りユーザは図8に示されているようにカレンダー・ワークスペース402を閲覧すること
ができる。このスワイプ・ジェスチャは、カレンダー・ワークスペース402をデスクト
ップ・ワークスペース202上に物理的にスライドさせるようにユーザに見せることがで
きる。特定の態様により、このスワイプ・ジェスチャは少なくとも2本指のスワイプ・ジ
ェスチャにすることができる。一例では、このようなスワイプ・ジェスチャは3本指のス
ワイプ・ジェスチャである。
【0028】
前に生成されたワークスペース(例えば、デスクトップ・ワークスペース202)から
後で生成されたワークスペース(例えば、カレンダー・ワークスペース402)へのナビ
ゲートに関して主題技術を説明してきたが、逆方向のナビゲーションも可能である。この
ような場合、正反対の効果(例えば、縮小ではなく拡大すること、ユーザから遠ざかるの
ではなくユーザに向かってマウスを移動すること、前方ではなくユーザに向かって後方に
スクロールホイールを回転させること、上ではなく下を指している矢印キーを押すこと、
ワークスペースの上部ではなく下部に向かってスワイプ・ジェスチャを実行することなど
)が適用可能になるであろう。
【0029】
更に、ワークスペース間スワイプ・ジェスチャ(例えば、ユーザがあるワークスペース
から他のワークスペースにナビゲートできるようにするスワイプ・ジェスチャ)について
説明してきたが、主題技術の諸態様は、ワークスペース内スワイプ・ジェスチャ(例えば
、ユーザが特定のワークスペース内に開かれている特徴間又はアプリケーション間を切り
替えることができるようにするスワイプ・ジェスチャ)も含む。例えば、図9は、ウェブ
・ブラウザ・アプリケーションの複数のタブ(例えば、第1のタブ、第2のタブ、及び新
しいタブ)が開かれているときのウェブ・ブラウザ・ワークスペース502を示している
。方向902に沿った(例えば、ウェブ・ブラウザ・ワークスペース502の一方の側方
に向かう)スワイプ・ジェスチャにより、ユーザは現在表示されているタブ(例えば、新
しいタブ)から次に表示すべきタブ(例えば、第1のタブ)に切り替えることができる。
方向904に沿った(例えば、ウェブ・ブラウザ・ワークスペース502の他方の側方に
向かう)スワイプ・ジェスチャにより、ユーザは現在表示されているタブ(例えば、新し
いタブ)から次に表示すべきタブ(例えば、第2のタブ)に切り替えることができる。こ
のようなワークスペース内スワイプ・ジェスチャも、少なくとも2本指のスワイプ・ジェ
スチャ(例えば、3本指のスワイプ・ジェスチャ)にすることができる。ワークスペース
内スワイプ・ジェスチャにより、ユーザは、ウィンドウ、フレーム、タブ、ボタン、アク
セスポイント、及び/又はユーザが対話できるアプリケーションのその他の適切なオブジ
ェクトを含む、アプリケーションの異なる特徴間を切り替えることができる。
【0030】
図10は、それにより主題技術の任意の実現例が実現される電子システム1000を概
念的に示している。電子システム1000は、例えば、デスクトップ・コンピュータ、ラ
ップトップ・コンピュータ、ネットブック・コンピュータ、タブレット、サーバ、電話、
携帯情報端末(PDA)、スタッカブル・ワークスペースをサポートする任意のデバイス
、又は一般にネットワークにより信号を送信する任意の電子デバイスにすることができる
。このような電子システムは、様々なタイプのコンピュータ可読媒体と、様々なその他の
タイプのコンピュータ可読媒体のためのインターフェースとを含む。電子システム100
0は、バス1008と、処理装置(複数も可)1012と、システム・メモリ1004と
、読み取り専用メモリ(ROM)1010と、永久記憶装置1002と、入力装置インタ
ーフェース1014と、出力装置インターフェース1006と、ネットワーク・インター
フェース1016と、或いはそのサブセット及び変形例とを含む。
【0031】
バス1008は、電子システム1000の多数の内部デバイスを通信可能に接続するシ
ステム・バス、周辺装置バス、及びチップセット・バスのすべてをまとめて表している。
1つ又は複数の実現例では、バス1008は、処理装置(複数も可)1012と、ROM
1010、システム・メモリ1004、及び永久記憶装置1002とを通信可能に接続す
る。これらの様々なメモリ・ユニットから、処理装置(複数も可)1012は、主題開示
のプロセスを実行するために、実行すべき命令と処理すべきデータを取り出す。処理装置
(複数も可)は、異なる実現例では単一プロセッサ又はマルチコア・プロセッサにするこ
とができる。
【0032】
ROM1010は、電子システムの処理装置(複数も可)1012及びその他のモジュ
ールが必要とする静的データ及び命令を保管する。これに対して、永久記憶装置1002
は、読み取り書き込みメモリ・デバイスである。このデバイスは、電子システム1000
がオフのときでも命令及びデータを保管する、不揮発性メモリ・ユニットである。主題開
示の1つ又は複数の実現例では、永久記憶装置1002として大容量記憶装置(磁気又は
光ディスク及びそれに対応するディスク・ドライブなど)を使用する。
【0033】
その他の実現例では、永久記憶装置1002として取り外し可能記憶装置(フロッピー
・ディスク、フラッシュ・ドライブ、及びそれに対応するディスク・ドライブなど)を使
用する。永久記憶装置1002のように、システム・メモリ1004は読み取り書き込み
メモリ・デバイスである。しかし、記憶装置1002とは異なり、システム・メモリ10
04は、ランダム・アクセス・メモリなどの揮発性読み取り書き込みメモリである。シス
テム・メモリ1004は、ランタイム時に処理装置(複数も可)1012が必要とする命
令及びデータの一部を保管する。1つ又は複数の実現例では、主題開示のプロセスは、シ
ステム・メモリ1004、永久記憶装置1002、及び/又はROM1010に保管され
る。これらの様々なメモリ・ユニットから、処理装置(複数も可)1012は、1つ又は
複数の実現例のプロセスを実行するために、実行すべき命令と処理すべきデータを取り出
す。
【0034】
バス1008は、入力及び出力装置インターフェース1014及び1006にも接続す
る。入力装置インターフェース1014は、ユーザが電子システムに対して情報を伝達し
、コマンドを選択できるようにするものである。入力装置インターフェース1014とと
もに使用される入力装置としては、例えば、英数字キーボード及びポインティング・デバ
イス(「カーソル制御デバイス」とも呼ばれる)を含む。出力装置インターフェース10
06は、例えば、電子システム1000によって生成された画像の表示を可能にする。出
力装置インターフェース1006とともに使用される出力装置としては、例えば、液晶デ
ィスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(
OLED)ディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、ソ
リッドステートディスプレイ、プロジェクタ、又は情報を出力するための任意のその他の
装置などのプリンタ及びディスプレイ装置を含む。1つ又は複数の実現例は、タッチスク
リーンなど、入力装置と出力装置の両方として機能するデバイスを含むことができる。こ
れらの実現例では、ユーザに提供されるフィードバックは、視覚フィードバック、聴覚フ
ィードバック、又は触覚フィードバックなどの任意の形の感覚フィードバックにすること
ができ、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む、任意の形で受
け取ることができる。
【0035】
最後に、図10に示されているように、バス1008は、ネットワーク・インターフェ
ース1016により電子システム1000をネットワーク(図示せず)にも結合する。こ
のように、コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)、広域ネッ
トワーク(「WAN」)、又はイントラネットなどの複数コンピュータのネットワーク、
或いはインターネットなどの複数ネットワークのネットワークの一部にすることができる
。電子システム1000の一部又は全部のコンポーネントは主題開示とともに使用するこ
とができる。
【0036】
例えば、後述する様々な態様により、主題技術を例示する。これらは例として提供され
、主題技術を限定するものではない。以下の例のいずれも他の例の一部として取り入れる
ことができることは注目に値する。
【0037】
特定の態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供するための
システムが提供される。このシステムは、スタッキング軸に沿ってスタックされた複数の
ワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示するように構成されたナビゲーショ
ン・モジュールを含む。ナビゲーション・モジュールは、第1のワークスペースが表示さ
れたときにナビゲーション・メニューを表示するように構成される。ナビゲーション・メ
ニューは1組のアクセスポイントを含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケ
ーションに関連付けられる。このシステムは、複数ワークスペースのスタックのうちの第
2のワークスペース内に複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを開くように構
成されたワークスペース・モジュールも含む。第2のワークスペースは第1のワークスペ
ース上にスタックされる。このシステムは、第2のワークスペース・スクローリング・コ
マンドを検出するように構成された検出モジュールも含む。ナビゲーション・モジュール
は、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して第2のワークスペース
を表示するように構成される。第2のワークスペースを表示することは、スタッキング軸
に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタックをトラバースするこ
とを含む。ナビゲーション・モジュールは、第2のワークスペースが表示されたときにナ
ビゲーション・メニューを表示するように構成される。
【0038】
いくつかの態様では、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドは、第2のワ
ークスペース内に開かれている少なくとも1つのアプリケーションに関連する最大化コマ
ンドを含む。第2のワークスペース・スクローリング・コマンドは、第2のワークスペー
ス内に開かれている少なくとも1つのアプリケーションに関連する1組のアクセスポイン
トのうちの1つに関連付けられる。第2のワークスペース・スクローリング・コマンドは
スワイプ・ジェスチャを含む。いくつかの態様では、スワイプ・ジェスチャは実質的にス
タッキング軸に対して垂直である。いくつかの態様では、スワイプ・ジェスチャは第1の
ワークスペースの上部に向かう。いくつかの態様では、スワイプ・ジェスチャは3本指の
スワイプ・ジェスチャである。
【0039】
特定の態様により、スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークス
ペースにスタックをトラバースすることは、第1のワークスペースがスタッキング軸に沿
って消点に向かって移動し、第2のワークスペースが電子デバイスの画面を越えた位置か
ら電子デバイスの画面上に移動するように、スタックの動きをエミュレートすることを含
む。スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタック
をトラバースすることは、第1のワークスペースを最大化サイズから概要サイズに縮小す
ることを含む。第1のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイスの画面のサ
イズに等しい。第1のワークスペースの概要サイズは第1のワークスペースの最大化サイ
ズより小さい。スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペース
にスタックをトラバースすることは、第2のワークスペースを超最大化サイズから最大化
サイズに縮小することも含む。第2のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバ
イスの画面のサイズに等しい。第2のワークスペースの超最大化サイズは第2のワークス
ペースの最大化サイズより大きい。
【0040】
特定の態様により、スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークス
ペースにスタックをトラバースすることは、第1のワークスペースの縮小及び第2のワー
クスペースの縮小のうちの少なくとも一方で、第2のワークスペースをフェードインさせ
ることを更に含む。スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペ
ースにスタックをトラバースすることは、第1のワークスペース及び第2のワークスペー
スがスタッキング軸に沿って消点に向かって移動するように、スタックの動きをエミュレ
ートすることを含む。
【0041】
いくつかの態様では、スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワーク
スペースにスタックをトラバースすることは、スタックの少なくとも一部分の概要を表示
することと、第1のワークスペースより第2のワークスペースの方をより多く明らかにす
ることとを含む。概要を表示することは、第2のワークスペースより第1のワークスペー
スの方をより多く表示することを含む。概要に表示されたそれぞれのワークスペースのサ
イズは電子デバイスの画面のサイズより小さい。第1のワークスペースより第2のワーク
スペースの方をより多く明らかにすることは、第1のワークスペースを縮小することと第
2のワークスペースで第1のワークスペースを覆うことのうちの少なくとも一方を含む。
スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタックをト
ラバースすることは、第2のワークスペースを最大化サイズに拡大することを更に含む。
第2のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイスの画面のサイズに等しい。
【0042】
特定の態様により、ナビゲーション・モジュールは、スタッキング軸に沿って第1のワ
ークスペースから第2のワークスペースにスタックをトラバースする間、ナビゲーション
・メニューを表示するように構成される。検出モジュールは、第1のワークスペース・ス
クローリング・コマンドを検出するように構成される。第1のワークスペース・スクロー
リング・コマンドは第1のワークスペースに関連する最大化コマンドを含む。いくつかの
態様では、第1のワークスペース・スクローリング・コマンドは、第1のワークスペース
内に開かれている少なくとも1つのアプリケーションに関連する1組のアクセスポイント
のうちの1つに関連付けられる。いくつかの態様では、第1のワークスペース・スクロー
リング・コマンドはスワイプ・ジェスチャを含む。スワイプ・ジェスチャは実質的にスタ
ッキング軸に対して垂直である。スワイプ・ジェスチャは第2のワークスペースの下部に
向かう。スワイプ・ジェスチャは3本指のスワイプ・ジェスチャである。
【0043】
特定の態様により、ナビゲーション・モジュールは、第1のワークスペース・スクロー
リング・コマンドに応答してスタッキング軸に沿って第2のワークスペースから第1のワ
ークスペースにスタックをトラバースするように構成される。スタッキング軸に沿って第
2のワークスペースから第1のワークスペースにスタックをトラバースすることは、第2
のワークスペースが電子デバイスの画面を越える位置まで移動し、第1のワークスペース
がスタッキング軸に沿って消点から遠ざかるように、スタックの動きをエミュレートする
ことを含む。スタッキング軸に沿って第2のワークスペースから第1のワークスペースに
スタックをトラバースすることは、第2のワークスペースを最大化サイズから超最大化サ
イズに拡大することを含む。第2のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイ
スの画面のサイズに等しい。第2のワークスペースの超最大化サイズは第2のワークスペ
ースの最大化サイズより大きい。スタッキング軸に沿って第2のワークスペースから第1
のワークスペースにスタックをトラバースすることは、第1のワークスペースを概要サイ
ズから最大化サイズに拡大することを含む。第1のワークスペースの最大化サイズは実質
的に電子デバイスの画面のサイズに等しい。第1のワークスペースの概要サイズは第1の
ワークスペースの最大化サイズより小さい。
【0044】
いくつかの態様では、スタッキング軸に沿って第2のワークスペースから第1のワーク
スペースにスタックをトラバースすることは、第2のワークスペースの拡大及び第1のワ
ークスペースの拡大のうちの少なくとも一方で、第1のワークスペースをフェードインさ
せることを更に含む。スタッキング軸に沿って第2のワークスペースから第1のワークス
ペースにスタックをトラバースすることは、第2のワークスペース及び第1のワークスペ
ースがスタッキング軸に沿って消点から遠ざかるように、スタックの動きをエミュレート
することを含む。いくつかの態様では、スタッキング軸に沿って第2のワークスペースか
ら第1のワークスペースにスタックをトラバースすることは、スタックの少なくとも一部
分の概要を表示することと、第2のワークスペースより第1のワークスペースの方をより
多く明らかにすることとを含む。スタックの概要は、第1のワークスペースより第2のワ
ークスペースの方をより多く表示することを含む。概要に表示されたそれぞれのワークス
ペースのサイズは電子デバイスの画面のサイズより小さい。第2のワークスペースより第
1のワークスペースの方をより多く明らかにすることは、第1のワークスペースを拡大す
ることと第2のワークスペースを隠すことのうちの少なくとも一方を含む。いくつかの態
様では、スタッキング軸に沿って第2のワークスペースから第1のワークスペースにスタ
ックをトラバースすることは、第1のワークスペースを最大化サイズに拡大することを更
に含む。第1のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイスの画面のサイズに
等しい。
【0045】
いくつかの態様では、ナビゲーション・モジュールは、スタッキング軸に沿って第2の
ワークスペースから第1のワークスペースにスタックをトラバースする間、ナビゲーショ
ン・メニューを表示するように構成される。複数ワークスペースのスタックのうちのそれ
ぞれは、1つ又は複数のアプリケーションが開かれるように構成されたエリアを含む。い
くつかの態様では、第1のワークスペースはデスクトップ・ワークスペースを含む。デス
クトップ・ワークスペースは壁紙を含む。
【0046】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供
するためのコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、スタッキング軸に
沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示するこ
とと、第1のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニューを表示するこ
とを含む。ナビゲーション・メニューは1組のアクセスポイントを含む。それぞれのアク
セスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。この方法は、複数ワークスペ
ースのスタックのうちの第2のワークスペース内に複数のアプリケーションのうちの少な
くとも1つを開くことも含む。第2のワークスペースは第1のワークスペース上にスタッ
クされる。この方法は、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドを検出するこ
とと、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して第2のワークスペー
スを表示することも含む。第2のワークスペースを表示することは、スタッキング軸に沿
って第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタックをトラバースすることを
含む。この方法は、第2のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニュー
を表示することも含む。
【0047】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースを提供
する方法に関する実行可能命令でコード化された機械可読媒体が提供される。この方法は
、スタッキング軸に沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークス
ペースを表示することと、第1のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メ
ニューを表示することを含む。ナビゲーション・メニューは1組のアクセスポイントを含
む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。この方法
は、複数ワークスペースのスタックのうちの第2のワークスペース内に複数のアプリケー
ションのうちの少なくとも1つを開くことも含む。第2のワークスペースは第1のワーク
スペース上にスタックされる。この方法は、第2のワークスペース・スクローリング・コ
マンドを検出することと、第2のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して
第2のワークスペースを表示することも含む。第2のワークスペースを表示することは、
スタッキング軸に沿って第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタックをト
ラバースすることを含む。この方法は、第2のワークスペースが表示されたときにナビゲ
ーション・メニューを表示することも含む。
【0048】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でユーザ・インターフェースを提供する
ためのシステムが提供される。このシステムは、第1のワークスペースを生成するように
構成されたワークスペース・モジュールと、1組のアクセスポイントを含むナビゲーショ
ン・メニューを生成するように構成されたナビゲーション・モジュールとを含む。それぞ
れのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。このシステムは、1
組のアクセスポイントのうちの第1のアクセスポイント上で実行されたスワイプ・ジェス
チャを検出するように構成された検出モジュールも含む。ワークスペース・モジュールは
、第1のワークスペース内のスワイプ・ジェスチャの終わりに第1のウィンドウ内に第1
のアクセスポイントに関連するアプリケーションを開くように構成される。第1のウィン
ドウのサイズは第1のワークスペースの最大化サイズより小さい。第1のワークスペース
の最大化サイズは実質的に電子デバイスの画面のサイズに等しい。
【0049】
いくつかの態様では、第1のワークスペースは、スタッキング軸に沿ってスタックされ
た複数のワークスペースの一部である。ワークスペース・モジュールは、複数ワークスペ
ースのスタックのうちの第2のワークスペース内に複数のアプリケーションのうちの少な
くとも1つを開くように構成される。第2のワークスペースは第1のワークスペース上に
スタックされる。いくつかの態様では、検出モジュールは、第2のワークスペース・スク
ローリング・コマンドを検出するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、第
2のワークスペース・スクローリング・コマンドに応答して第2のワークスペースを表示
するように構成される。第2のワークスペースを表示することは、スタッキング軸に沿っ
て第1のワークスペースから第2のワークスペースにスタックをトラバースすることを含
む。
【0050】
特定の態様により、検出モジュールは、第1のワークスペース・スクローリング・コマ
ンドを検出するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、第1のワークスペー
ス・スクローリング・コマンドに応答してスタッキング軸に沿って第2のワークスペース
から第1のワークスペースにスタックをトラバースするように構成される。ナビゲーショ
ン・モジュールは、第1のワークスペースが表示されたときにナビゲーション・メニュー
を表示するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、第2のワークスペースが
表示されたときにナビゲーション・メニューを表示するように構成される。いくつかの態
様では、ナビゲーション・モジュールは、スタッキング軸に沿って第1のワークスペース
から第2のワークスペースにスタックをトラバースする間、ナビゲーション・メニューを
表示するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、スタッキング軸に沿って第
2のワークスペースから第1のワークスペースにスタックをトラバースする間、ナビゲー
ション・メニューを表示するように構成される。いくつかの態様では、第1のウィンドウ
はスワイプ・ジェスチャの終わりに中心に置かれる。
【0051】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でユーザ・インターフェースを提供する
ためのコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、第1のワークスペース
を生成することと、1組のアクセスポイントを含むナビゲーション・メニューを生成する
ことを含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーションに関連付けられる。
この方法は、1組のアクセスポイントのうちの第1のアクセスポイント上で実行されたス
ワイプ・ジェスチャを検出することと、第1のワークスペース内のスワイプ・ジェスチャ
の終わりに第1のウィンドウ内に第1のアクセスポイントに関連するアプリケーションを
開くことも含む。第1のウィンドウのサイズは第1のワークスペースの最大化サイズより
小さい。第1のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイスの画面のサイズに
等しい。
【0052】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でユーザ・インターフェースを提供する
方法に関する実行可能命令でコード化された機械可読媒体が提供される。この方法は、第
1のワークスペースを生成することと、1組のアクセスポイントを含むナビゲーション・
メニューを生成することを含む。それぞれのアクセスポイントは1つのアプリケーション
に関連付けられる。この方法は、1組のアクセスポイントのうちの第1のアクセスポイン
ト上で実行されたスワイプ・ジェスチャを検出することと、第1のワークスペース内のス
ワイプ・ジェスチャの終わりに第1のウィンドウ内に第1のアクセスポイントに関連する
アプリケーションを開くことも含む。第1のウィンドウのサイズは第1のワークスペース
の最大化サイズより小さい。第1のワークスペースの最大化サイズは実質的に電子デバイ
スの画面のサイズに等しい。
【0053】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースをナビ
ゲートするためのシステムが提供される。このシステムは、スタッキング軸に沿ってスタ
ックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示するように構成さ
れたナビゲーション・モジュールを含む。複数のワークスペースは第1のワークスペース
上にスタックされた第2のワークスペースを含む。少なくとも1つのアプリケーションは
第1のワークスペース内又は第2のワークスペース内で開かれる。このシステムは、第1
のワークスペース間スワイプ・ジェスチャ及びワークスペース内スワイプ・ジェスチャの
うちの少なくとも1つを検出するように構成された検出モジュールも含む。ナビゲーショ
ン・モジュールは、第1のワークスペース間スワイプ・ジェスチャに応答して第2のワー
クスペースを表示するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、ワークスペー
ス内スワイプ・ジェスチャに応答して少なくとも1つのアプリケーションの特徴間又はア
プリケーション間を切り替えるように構成される。
【0054】
いくつかの態様では、第1のワークスペース間スワイプ・ジェスチャとワークスペース
内スワイプ・ジェスチャは互いに垂直である。いくつかの態様では、第1のワークスペー
ス間スワイプ・ジェスチャは第1のワークスペースの上部に向かい、ワークスペース内ス
ワイプ・ジェスチャは第1のワークスペースの側方に向かう。いくつかの態様では、第1
のワークスペース間スワイプ・ジェスチャ及び/又はワークスペース内スワイプ・ジェス
チャは3本指のスワイプ・ジェスチャである。
【0055】
いくつかの態様では、検出モジュールは、第2のワークスペース間スワイプ・ジェスチ
ャを検出するように構成される。ナビゲーション・モジュールは、第2のワークスペース
間スワイプ・ジェスチャに応答して第1のワークスペースを表示するように構成される。
いくつかの態様では、第2のワークスペース間スワイプ・ジェスチャは第2のワークスペ
ースの下部に向かい、第2のワークスペース間スワイプ・ジェスチャは3本指のスワイプ
・ジェスチャである。いくつかの態様では、少なくとも1つのアプリケーションの特徴は
、ウィンドウ、フレーム、タブ、ボタン、及びアクセスポイントのうちの少なくとも1つ
を含む。
【0056】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースをナビ
ゲートするためのコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、スタッキン
グ軸に沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワークスペースを表示
することを含む。複数のワークスペースは第1のワークスペース上にスタックされた第2
のワークスペースを含む。少なくとも1つのアプリケーションは第1のワークスペース内
又は第2のワークスペース内で開かれる。この方法は、第1のワークスペース間スワイプ
・ジェスチャ及びワークスペース内スワイプ・ジェスチャのうちの少なくとも1つを検出
することも含む。この方法は、第1のワークスペース間スワイプ・ジェスチャに応答して
第2のワークスペースを表示することと、ワークスペース内スワイプ・ジェスチャに応答
して少なくとも1つのアプリケーションの特徴間又はアプリケーション間を切り替えるこ
とも含む。
【0057】
主題技術の様々な態様により、電子デバイス上でスタッカブル・ワークスペースをナビ
ゲートする方法に関する実行可能命令でコード化された機械可読媒体が提供される。この
方法は、スタッキング軸に沿ってスタックされた複数のワークスペースのうちの第1のワ
ークスペースを表示することを含む。複数のワークスペースは第1のワークスペース上に
スタックされた第2のワークスペースを含む。少なくとも1つのアプリケーションは第1
のワークスペース内又は第2のワークスペース内で開かれる。この方法は、第1のワーク
スペース間スワイプ・ジェスチャ及びワークスペース内スワイプ・ジェスチャのうちの少
なくとも1つを検出することも含む。この方法は、第1のワークスペース間スワイプ・ジ
ェスチャに応答して第2のワークスペースを表示することと、ワークスペース内スワイプ
・ジェスチャに応答して少なくとも1つのアプリケーションの特徴間又はアプリケーショ
ン間を切り替えることも含む。
【0058】
上述の特徴及び適用例の多くは、コンピュータ可読記憶媒体(代わって、コンピュータ
可読媒体、機械可読媒体、又は機械可読記憶媒体ともいう)上に記録された1組の命令と
して指定されるソフトウェア・プロセスとして実現することができる。これらの命令が1
つ又は複数の処理装置(例えば、1つ又は複数のプロセッサ、複数プロセッサからなるコ
ア、或いはその他の処理装置)によって実行される場合、これらの命令は、その命令に指
示されているアクションを処理装置(複数も可)に実行させる。コンピュータ可読媒体の
例としては、RAM、ROM、読み取り専用コンパクト・ディスク(CD−ROM)、記
録可能コンパクト・ディスク(CD−R)、書き換え可能コンパクト・ディスク(CD−
RW)、読み取り専用デジタル多用途ディスク(例えば、DVD−ROM、二重層DVD
−ROM)、様々な記録可能/書き換え可能DVD(例えば、DVD−RAM、DVD−
RW、DVD+RWなど)、フラッシュ・メモリ(例えば、SDカード、ミニSDカード
、マイクロSDカードなど)、磁気及び/又はソリッドステート・ハード・ドライブ、超
高密度光ディスク、任意のその他の光又は磁気メディア、並びにフロッピー(登録商標)
・ディスクを含むが、これらに限定されない。1つ又は複数の実現例では、コンピュータ
可読媒体は、無線方式又は有線接続により通過する搬送波及び電子信号、或いは任意のそ
の他の一過性の信号を含まない。例えば、コンピュータ可読媒体は、コンピュータによっ
て読み取り可能な形で情報を保管する、有形かつ物理的な対象物に完全に限定することが
できる。1つ又は複数の実現例では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可
読媒体、コンピュータ可読記憶媒体、又は非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
【0059】
1つ又は複数の実現例では、コンピュータ・プログラム・プロダクト(プログラム、ソ
フトウェア、ソフトウェア・アプリケーション、スクリプト、又はコードとしても知られ
ている)は、コンパイル済み又は解釈済み言語、宣言形又は手続き形言語を含む、任意の
形のプログラミング言語で作成することができ、スタンドアロン・プログラムとして、或
いはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクト、又はコンピューティン
グ環境での使用に適したその他のユニットとして含む、任意の形で配置することができる
。コンピュータ・プログラムは、ファイル・システム内のファイルに対応することができ
るが、対応する必要があるわけではない。プログラムは、その他のプログラム又はデータ
を保持する1つのファイルの一部分(例えば、マークアップ言語文書に保管された1つ又
は複数のスクリプト)内に保管するか、当該プログラムに専用の単一ファイル内に保管す
るか、或いは複数の協調ファイル(例えば、1つ又は複数のモジュール、サブプログラム
、又はコードの一部分を保管するファイル)内に保管することができる。コンピュータ・
プログラムは、1つのコンピュータ上で実行するか、或いは1つのサイトに位置するか又
は複数のサイトに分散されて通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュー
タ上で実行するように配置することができる。
【0060】
上記の考察では主にソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ又はマルチコア・プロ
セッサに言及しているが、1つ又は複数の実現例は、特定用途向け集積回路(ASIC)
又はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などの1つ又は複数の集
積回路によって実行される。1つ又は複数の実現例では、このような集積回路は回路自体
に保管された命令を実行する。
【0061】
当業者であれば、本明細書に記載されている様々な例示的なブロック、モジュール、エ
レメント、コンポーネント、メソッド、アルゴリズムなどは、電子ハードウェア、コンピ
ュータ・ソフトウェア、又はその両方の組み合わせとして実現できることを理解するであ
ろう。このハードウェアとソフトウェアの互換性を例示するために、様々な例示的なブロ
ック、モジュール、エレメント、コンポーネント、メソッド、及びアルゴリズムは一般に
それぞれの機能性に関して上述されている。このような機能性がハードウェアとして実現
されるか又はソフトウェアとして実現されるかは、特定の適用例及び全体的なシステムに
課された設計上の制約に依存するものである。当業者であれば記載されている機能性をそ
れぞれの特定の適用例のために様々な方法で実現することができる。様々なコンポーネン
ト及びブロックは、いずれも主題技術の範囲を逸脱せずに、異なる配置にする(例えば、
異なる順序で配置するか又は異なる方法で区分する)ことができる。
【0062】
開示されているプロセスにおける諸ブロックの任意の特定の順序又は階層は手法例の例
示であることは言うまでもない。設計上の好みに基づいて、プロセスにおける諸ブロック
の特定の順序又は階層を再編成できること或いは例示されているすべてのブロックを実行
できることは言うまでもない。諸ブロックのうちのいくつかは同時に実行することができ
る。1つ又は複数の実現例では、多重タスク処理及び並列処理が有利である可能性がある
。その上、上記の諸実施形態における様々なシステム・コンポーネントの分離はすべての
実施形態においてこのような分離を要求するものと理解すべきではなく、上記のプログラ
ム・コンポーネント及びシステムは一般に単一ソフトウェア・プロダクトに一緒に統合で
きるか又は複数のソフトウェア・プロダクトにパッケージ化できることを理解されたい。
【0063】
本明細書並びに本出願のいずれかの請求項で使用されるように、「コンピュータ」、「
サーバ」、「プロセッサ」、及び「メモリ」という用語はいずれも、電子デバイス又はそ
の他の技術的デバイスを指している。これらの用語は人又は人のグループを除外するもの
である。本明細書のために、「表示」又は「表示する」という用語は、電子デバイス上で
表示することを意味する。
【0064】
本明細書で使用するように、一連の項目に続き、それらの項目のいずれかを分離するた
めに「及び(and)」又は「又は(or)」という用語が付いている「のうちの少なくとも
1つ(at least one of)」という語句は、そのリストのそれぞれの構成要素(即ち、そ
れぞれの項目)ではなく、全体としてそのリストを修飾するものである。「のうちの少な
くとも1つ」という語句は、リストされているそれぞれの項目のうちの少なくとも1つの
選択を要求するものではなく、むしろ、この語句は、それらの項目のうちのいずれか1つ
のうちの少なくとも1つ、及び/又はそれらの項目の任意の組み合わせのうちの少なくと
も1つ、及び/又はそれらの項目のそれぞれのうちの少なくとも1つを含むという意味を
可能にするものである。一例として、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は「
A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」はいずれも、Aのみ、Bのみ、又はCのみ、A
、B、及びCの任意の組み合わせ、及び/又はA、B、及びCのそれぞれのうちの少なく
とも1つを指す。
【0065】
「ように構成される(configured to)」、「ように動作可能(operable to)」、及び
「ようにプログラムされる(programmed to)」という述語は、主題に関する任意の特定
の有形又は無形の変更を意味するのではなく、むしろ、交換可能に使用されるものである
。1つ又は複数の実現例では、ある動作又はあるコンポーネントをモニターし制御するよ
うに構成されたプロセッサは、プロセッサがその動作をモニターし制御するようにプログ
ラムされること又はプロセッサがその動作をモニターし制御するように動作可能であるこ
とも意味することができる。同様に、コードを実行するように構成されたプロセッサは、
コードを実行するようにプログラムされたか又はコードを実行するように動作可能なプロ
セッサとして解釈することができる。
【0066】
「上部(top)」、「下部(bottom)」、「前部(front)」、「後部(rear)」などの
用語が本明細書で使用される場合、これらは、通常の重力基準系ではなく、任意の基準系
を指すものと理解されたい。従って、上面、底面、前面、及び後面は、重力基準系におい
て、上方に、下方に、斜めに、又は水平に伸びる可能性がある。
【0067】
「一態様(an aspect)」などの語句は、このような態様が主題技術にとって不可欠で
あること又はこのような態様が主題技術のすべての構成に適用されることを意味するもの
ではない。一態様に関連する開示内容はすべての構成に適用される場合もあれば、1つ又
は複数の構成に適用される場合もある。一態様はその開示内容の1つ又は複数の例を提供
することができる。「態様(aspect)」などの語句は1つ又は複数の態様を指す可能性が
あり、逆もまた同様である。「実施形態(embodiment)」などの語句は、このような実施
形態が主題技術にとって不可欠であること又はこのような実施形態が主題技術のすべての
構成に適用されることを意味するものではない。一実施形態に関連する開示内容はすべて
の実施形態に適用される場合もあれば、1つ又は複数の実施形態に適用される場合もある
。一実施形態はその開示内容の1つ又は複数の例を提供することができる。「実施形態(
embodiment)」などの語句は1つ又は複数の実施形態を指す可能性があり、逆もまた同様
である。「構成(configuration)」などの語句は、このような構成が主題技術にとって
不可欠であること又はこのような構成が主題技術のすべての構成に適用されることを意味
するものではない。一構成に関連する開示内容はすべての構成に適用される場合もあれば
、1つ又は複数の構成に適用される場合もある。一構成はその開示内容の1つ又は複数の
例を提供することができる。「構成」などの語句は1つ又は複数の構成を指す可能性があ
り、逆もまた同様である。
【0068】
「模範的(exemplary)」という単語は、「一例、事例、又は例示として機能すること
」を意味するために本明細書で使用されている。「模範的」として又は「例」として本明
細書に記載されている任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態より好ましいか又は有利
であると解釈すべきではない。更に、「含む(comprise)」という用語は請求項内で過渡
的単語として使用されるときに解釈されるので、「含む(include)」、「有する(have
)」などの用語は、説明又は特許請求の範囲において使用される範囲で、「含む(compri
se)」と同様に包括的なものである。
【0069】
本開示全体を通して記載されている様々な態様の諸要素に対して構造上及び機能上同等
であって、当業者にとって既知であるか又は後で既知のものになるものはいずれも、参照
により明白に本明細書に取り入れられ、特許請求の範囲によって包含されるものである。
いかなる請求要素も、その要素が「手段(means for)」という表現を使用して明白に列
挙されていないか又は方法の請求項の場合にその要素が「ステップ(step for)」という
表現を使用して列挙されていない限り、米国特許法第112節第6項の規定に基づいて解
釈されるべきではない。
【0070】
上記の説明は、当業者が本明細書に記載されている様々な態様を実践できるように提供
されたものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者にとって容易に明らかであ
り、本明細書に定義された包括的原理はその他の態様に適用することができる。従って、
特許請求の範囲は本明細書に示されている諸態様に限定されず、請求項の表現と一致した
全範囲が授与されるべきであり、その請求項においては単数形の要素に対する言及は、特
にそのように指定されない限り、「唯一のもの(one and only one)」を意味するもので
はなく、むしろ「1つ又は複数(one or more)」を意味するものである。特に他の指定
がない限り、「いくつかの(some)」という用語は1つ又は複数を指している。男性形の
代名詞(例えば、彼の(his))は女性形及び中性形(例えば、彼女の(her)及びそれの
(its))を含み、逆もまた同様である。見出し及び小見出しがある場合、便宜上使用さ
れているだけであり、主題開示を限定するものではない。
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