【発明の効果】
【0019】
出願人は、広範かつ集中的研究活動の後、上記要請に対する回答を得た。実際、出願人は、多数の乳酸菌を試験し、研究した結果、膣粘膜でコロニー形成し、静菌的および殺菌的分子を産生する特異的活性に基いて、そのうちの僅か数種を選択することに成功した。選択された株は、インターロイキン10(IL−10)およびインターロイキン4(IL−4)を産生する株であるため、抗大腸菌活性であり、同時に、抗炎症活性を有する。これらの特異な性質(抗大腸菌および抗炎症)を有する選択株は、細菌性腟症、膣炎および関連する感染症に対して有効である。
【0020】
本発明の目的の一つは、後記特許請求の範囲に記載する特徴を有する、細菌性腟症、好ましくは反復性または再発性細菌性腟症の予防的および/または治療的処置に使用するための組成物である。
【0021】
本発明の好ましい態様は、次の詳細な記載において検討される。
本発明の状況において、組成物は、医薬組成物またはサプリメント製品または医療機器または食品組成物を意図する。
【0022】
本発明の目的の一つは、大腸菌群病原性細菌および/またはガードネレラと関係する細菌性腟症、膣炎および膣感染症の予防的および/または治療的処置において使用するための、ラクトバチルス・ファーメンタム種に属し、プロバイオティカル・ソシエタ・ペル・アチオニ社により2013年3月1日にDSMZセンターに寄託され、寄託番号DSM 26955(LF15)を有する細菌株およびラクトバチルス・ファーメンタム種に属し、プロバイオティカル・ソシエタ・ペル・アチオニ社により2013年3月1日にDSMZセンターに寄託され、寄託番号DSM 26956(LF16)を有する細菌株である。
【0023】
本発明の目的の一つは、インターロイキンIL−4およびインターロイキンIL−10産生の刺激を伴い、ガードネレラ・バジナリスおよび大腸菌に対する特異的抗細菌活性ならびに抗炎症活性の両者を有する複数細菌種を含む、または、代替的に、該複数細菌種からなる細菌混合物を含む組成物である。
【0024】
本発明の目的の一つは、該混合物がガードネレラ・バジナリスに対する特異的抗細菌活性を有する少なくとも一細菌株と、インターロイキンIL−4およびインターロイキンIL−10産生の刺激を伴う抗細菌大腸菌活性および抗炎症活性を有する少なくとも一細菌株の組み合わせを含む、または、代替的に、これら細菌株からなる組成物である。
【0025】
本発明の目的の一つは、大腸菌群病原体および/またはガードネレラと関係する細菌性腟症において使用するための、膣炎および膣感染症の予防的および/または治療的処置、好ましくは反復性または再発性細菌性腟症の処置のための、ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21021−LP01株およびラクトバチルス・プランタルムLMG P−21020−LP02株からなる群から選択される少なくとも一細菌株と、細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26955(LF15)および細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26956(LF16)からなる群から選択される少なくとも一細菌株を含む、または、代替的に、これら細菌株からなる細菌混合物を含む、または、代替的に、該混合物からなる組成物である。
【0026】
ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21021−LP01株は、モフィン・ソチエタ・レスポンサビリタ・リミタータ社により2001年10月16日にBCCM LMGセンターに寄託された。
【0027】
ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21020−LP02株は、モフィン・ソチエタ・レスポンサビリタ・リミタータ社により2001年10月16日にBCCM LMGセンターに寄託された。
【0028】
好ましい態様において、本発明の組成物は、膣炎および膣感染症の予防的および/または治療的処置、好ましくは反復性または再発性細菌性腟症の処置のための、細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21021−LP01と、大腸菌群病原体および/またはガードネレラと関係する細菌性腟症において使用するための細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26955(LF15)および細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26956(LF16)からなる群から選択される少なくとも一細菌株の組み合わせを含む、または、代替的に、これら細菌株からなる細菌混合物を含む、または、代替的に、該混合物からなる。
【0029】
好ましくは、該組成物は、細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21021−LP01および細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26955(LF15)を含む、または、代替的に、これら細菌株からなる細菌混合物を含む、または、代替的に、該混合物からなる。
【0030】
他の好ましい態様において、本発明の組成物は、細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21020−LP02と、大腸菌群病原体および/またはガードネレラと関係する細菌性腟症において使用するための、膣炎および膣感染症の予防的および/または治療的処置、好ましくは反復性または再発性細菌性腟症の処置のための細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26955(LF15)および細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26956(LF16)からなる群から選択される少なくとも一細菌株の組み合わせを含む、または、代替的に、該組み合わせからなる細菌混合物を含む、または、代替的に、該混合物からなる。
【0031】
好ましくは、該組成物は、細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21020−LP02および細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26956(LF16)を含む、または、代替的に、これら細菌株からなる細菌混合物を含む、または、代替的に、該混合物からなる。
【0032】
他の態様において、本発明の組成物は、さらに、プロバイオティカル・ソシエタ・ペル・アチオニ社により2006年5月24日に寄託されたラクトバチルス・ファーメンタムDSM 18296(LF07)株を含む、または、代替的に、これからなる群から選択される細菌株を含む。
【0033】
本発明の組成物は、天然ゴムまたは植物ゴムおよび/または植物ゼラチンのような、好ましくは顕著な粘膜付着特性を有する、少なくとも1種のゲル化物質をさらに含む。植物ゴムおよび/または植物ゼラチンは、好ましくはタンニン酸塩またはタンニン酸ゼラチン、アルギン酸塩、キシログルカンまたはキシロゲル、グアーゴム、タラゴム、アカシア、イナゴマメ、カラスムギ、竹繊維、柑橘類果実繊維およびグルコマンナン類を含む群から選択される。好ましくは、該ゲル化物質は天然起源のガラクトマンナン類から選択される。好ましい態様において、ゲル化物質はグアーゴム類から選択される。
【0034】
さらに、本発明の組成物は、イヌリン、フルクト−オリゴ糖類(FOS)、ガラクト−およびtrans−ガラクト−オリゴ糖類(GOSおよびTOS)、グルコ−オリゴ糖類(GOSα)、キシロ−オリゴ糖類(XOS)、キトサン−オリゴ糖類(COS)、ダイズ−オリゴ糖類(SOS)、イソマルト−オリゴ糖類(IMOS)、難消化性デンプン、ペクチン類、サイリウム、アラビノ−ガラクタン類、グルコ−マンナン類およびガラクト−マンナン類を含む群から選択される、プレバイオティクス活性を有する少なくとも1種の繊維をさらに含む。一つの態様において、プレバイオティクス活性を有する該繊維は、フルクト−オリゴ糖類(FOS)、アラビノガラクタン類またはこれらの混合物から選択される。本発明の一つの態様は、細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26955(LF15)、細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21021(LP01)および/またはグアーゴムおよび/またはアラビノガラクタンおよびフルクト−オリゴ糖(FOS)から選択されるプレバイオティクス繊維またはこれらの混合物を含む、または、代替的に、これらからなる組成物である。
【0035】
本発明の他の態様は、細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムDSM 26956(LF16)、細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21020(LP02)および/またはグアーゴムおよび/またはアラビノガラクタンおよびフルクト−オリゴ糖(FOS)から選択されるプレバイオティクス繊維またはこれらの混合物を含む、または、代替的に、これらからなる組成物である。
【0036】
本発明の組成物は、錠剤、カプセル剤、坐剤、ロゼンジ剤または顆粒剤または散剤としての、局所膣使用用固体形態でも、溶液剤、液体膣洗浄剤、懸濁液剤またはゲル剤としての、局所膣使用用液体形態でもよい。
【0037】
本発明の組成物は、膣内使用のための固体形態の製造に適する、当分野で知られる添加物および技術的添加物を含み、これは、該固体形態が膣腔内で水和した後、崩壊し、細菌株を遊離できる。
【0038】
さらに、本発明の組成物は、膣内使用のための固体形態、例えば錠剤または坐剤に含まれる細菌含有量が時間と共に劇的に減少することを避けるおよび/または細菌細胞がその健康状態および生存能を損なうような製造工程を経ることを避けるために、使用される種々の添加物の圧縮性、温度および濃度パラメータを適切に選択することを可能にする、当分野で知られる技術および機器により製造する。
【0039】
錠剤または坐剤の形態の本発明の組成物は、圧縮工程の間および25℃を超えない保存温度での製品の販売上の有効期間の何れにおいても、2種の乳酸桿菌の最適生存を保持し得る。局所膣使用用固体形態の本発明の組成物は、錠剤または坐剤あたり、そこに含まれる各細菌株について、少なくとも400×10
6個の生存可能細胞の最小細菌含有量を確保しながら、室温で2年の有効期間を有する。
【0040】
本発明の細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムLF15およびラクトバチルス・プランタルムLP01またはラクトバチルス・ファーメンタムLF16およびラクトバチルス・プランタルムLP02と一緒にゲル化剤グアーゴムが存在することにより、可能性のある膣病原体、特に細菌性腟症の周知の原因菌であるガードネレラ・バジナリスおよび/または大腸菌群に関係する病原菌に対する有効なバリア効果を、再発性の場合であっても、急速に確立できる。有効性は、主にガードネレラ・バジナリスおよび/または大腸菌群が原因であるときの、細菌性腟症に対するものである。
【0041】
選択株ラクトバチルス・ファーメンタムLF15およびラクトバチルス・ファーメンタムLF16はガードネレラ・バジナリスに対して有効であり、一方で選択株ラクトバチルス・プランタルムLP01およびラクトバチルス・プランタルムLP02は、これらがインターロイキン10(IL−10)およびインターロイキン4(IL−4)産生株であるために大腸菌に対して有効であり、同時に抗炎症活性を発揮する。
【0042】
例えばグアーゴム(天然ガラクトマンナン)のような、上に記載したものから選択される粘膜付着性ゲル化剤の使用は、膣における直接的ヒドロゲル形成を介して、錠剤または坐剤の脱凝集の僅か数分後に、可能性のある膣病原体に対する機械的バリア効果を急速に確立できる。かかる病原菌としてガードネレラ・バジナリスおよび大腸菌群を具体的に挙げることができ、その中で、大腸菌は特に重要である。
【0043】
粘膜付着性ゲル化剤、例えばグアーゴムが、膣環境における水和後直ちに、最適粘性を有するゲルの形成を仲介し、粘膜中に均一に分散することにより、上記共生生物または病原性細菌の付着に対する物理的−機械的バリヤー作用を形成する。
【0044】
グアーゴムの主成分はマンノース単位とガラクトース単位からなる三糖であるガラクトマンナンであり、重合してガラクトースの短側鎖1−6分枝鎖を有する直鎖状1−4鎖を形成し、β−D−(1−4)グリコシド結合により結合した約200〜300kDaの分子量を有するα−D−マンノピラノシル鎖を形成する。
【0045】
本発明の組成物は、ゲル化剤、例えばグアーゴムに加えて、二種の特異的微生物ラクトバチルス・ファーメンタムLF15およびラクトバチルス・プランタルムLP01またはラクトバチルス・ファーメンタムLF16およびラクトバチルス・プランタルムLP02を、1×10
7〜1×10
10、好ましくは1×10
8〜1×10
9CFU/gの範囲内の濃度で含み(そして、いずれの場合でも錠剤または坐剤あたりの生存可能細胞が株あたり400×10
6を超える)、これらは、膣微生物叢に急速に取り込まれ、“デーデルライン・コンプレックス”を回復させ、結果的に、バリア効果を増強する。
【0046】
本発明の組成物は、二種の特異的微生物ラクトバチルス・ファーメンタムLF15およびラクトバチルス・プランタルムLP01またはラクトバチルス・ファーメンタムLF16およびラクトバチルス・プランタルムLP02を、3:1〜1:3、好ましくは2:1〜2:1に含まれる範囲の、さらに好ましくは1:1の比で含み、ゲル化物質を1〜50重量%、好ましくは5〜35重量%、さらに好ましくは10〜20重量%の範囲内の量で含み、プレバイオティクス繊維を1〜50重量%、好ましくは5〜35重量%、さらに好ましくは10〜20重量%の範囲内の量で含む。
【0047】
実際、本発明の細菌は、膣粘膜のコロニー形成により、長期間有効なバリア効果を確立することができ、これにより、有機酸類、主に乳酸および酢酸の産生が自己制御される。これらの細菌は、有機酸類(乳酸および酢酸)に加えて、2種の乳酸桿菌による、特異的活性を有する分子、主に溶菌素類およびバクテリオシン類の合成および遊離を介して、細菌性腟症の原因となる共生生物または病原性細菌に対するバリア効果を増強する。
【0048】
ラクトバチルス・プランタルムLP01株およびラクトバチルス・プランタルムLP02株の拮抗活性を、インビトロで4種の大腸菌株(ATCC 8739、ATCC 10536、ATCC 35218およびATCC 25922)に対して試験した。ラクトバチルス・プランタルムLP01株に関する結果(
図1)のみを提示しているが、これは両者が同等な結果を示したためである。
【0049】
図1に結果を示す。結果を、大腸菌の各株に対する乳酸桿菌が関与する阻止円直径(mm)として示す。結果の有意性閾値を2mmに等しいとした。阻止円は、ラクトバチルス・プランタルムLP01が発揮するバリア効果のために、大腸菌が増殖できなかった皿内の領域である。結果を、3回の独立した実験の平均±標準偏差(SD)として開示する。
【0050】
ヒストグラム(
図1)から明らかなとおり、ラクトバチルス・プランタルムLP01株は、4mmを超える阻止円直径で、試験した大腸菌の4株全てを有意に阻止できる。
【0051】
他方で、細菌株ラクトバチルス・ファーメンタムLF15およびラクトバチルス・ファーメンタムLF16は、桿菌様、グラム染色不定細菌ガードネレラ・バジナリスを有意に阻止できる。特に、該乳酸桿菌の拮抗活性を、微好気性増殖24時間後および48時間後の600nm波長で検出する光学密度(OD
600)の定量により、ガードネレラの株に対して試験した。ガードネレラを液体TH培地で増殖させ、一方、本実験で試験する各乳酸桿菌を液体MRS培地で培養した。増殖の最後に、各乳酸桿菌の培養由来の中和上清を、種々のパーセンテージで、2%ガードネレラ・バジナリスを接種した新鮮MRSに添加した。24時間および48時間後の新鮮MRS中ガードネレラ単独の増殖(陽性対照)および0.5%〜4%の間の量の中和上清を添加したときの増殖を比較した。ラクトバチルス・ファーメンタムLF15株に関する結果(24時間目は表1および48時間目は表2)しか示していないが、これはラクトバチルス・ファーメンタムLF16株でも同様な結果が得られたからである。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
表1および表2に記載した細菌の全ての株は出願人により寄託されており、ブダペスト条約により確立された規定に従い、公的に入手可能である。予想通り、新鮮MRS培地でガードネレラ・バジナリス単独の増殖は、該細菌が利用可能な培地自体のパーセンテージに比例した。中和上清のパーセンテージを上げると、すなわち乳酸桿菌により産生される有機酸類が介在する非特異的阻止効果を排除するために中性pHにすると、ガードネレラ・バジナリスの増殖は、主に完全特異的阻止作用を仲介できるラクトバチルス・ファーメンタムLF15の場合に減少する。他方で、ラクトバチルス・パラカゼイLPC08およびラクトバチルス・パラカゼイID 1608では、ガードネレラ・バジナリスの増殖は、新鮮MRSで得られたものに実質的に類似する値であり、これら2種の乳酸桿菌が阻止作用を発揮しないことを示唆する。残りの5種の株、主にラクトバチルス・クリスパータスID 1605およびラクトバチルス・ファーメンタムID 1459は拮抗作用を仲介するが、ラクトバチルス・ファーメンタムLF15より程度が弱い。ラクトバチルス・ファーメンタムLF16株にも同様のことが言える。
【0055】
上記特異的阻止機構に加えて、両乳酸桿菌とも、条件的ヘテロ発酵代謝により大量の乳酸および酢酸を産生でき、膣内pHの急速かつ大幅な低下に貢献する。
【0056】
さらに、例えばアラビノガラクタンおよび短鎖フルクト−オリゴ糖類(FOSsc)のような2種の繊維の存在が、“デーデルライン・コンプレックス”の微生物および製剤に存在する乳酸桿菌の選択的栄養物を提供し、それにより膣生態系がコロニー形成する能力と、続く進展(development)を促進する。
【0057】
これらの特定の炭素源を発酵させる能力に起因する競合的利点は、ラクトバチルス・ファーメンタムLF15、ラクトバチルス・プランタルムLP01、ラクトバチルス・ファーメンタムLF16およびラクトバチルス・プランタルムLP02および他の自発性乳酸桿菌集団の急速な増加と、その後の抗菌作用を有するペプチド類および病原菌種のほとんどに不適合な値まで膣pHを低下できる有機酸類の相当量の合成をもたらす。
【0058】
有利には、本発明の局所膣使用用組成物は:
− 全生態系の速いコロニー形成のための、高細菌集団、
− 速い増殖のための、良好な生理的状態の複数細菌株、
− 有効期間の最後まで有効性を確実にするための、最終製品の保存条件下の適正な安定性
からなる。
【0059】
本発明の組成物は、反復性または再発性細菌性腟症の処置において有効に適用可能である。
【0060】
免疫調節作用を有するサイトカイン類
この研究は、免疫調節作用を有する主要なサイトカイン類の代表であるサイトカイン類IL−4およびIL−10の誘導を評価した。
図Aに示すとおり、試験した複数細菌株ラクトバチルス・プランタルムLMG P−21021−LP01およびラクトバチルス・プランタルムLMG P−21020−LP02は、両方のサイトカイン類について、基底条件と比較して、統計的に有意な増加を誘導できる。