(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
配列番号220に記載の配列のFcドメインまたは位置113においてチロシンからシステインへの変異を含む配列番号220に記載の配列のFcドメインにポリペプチドリンカーを介して連結されている増殖分化因子15(GDF15)領域を含む、融合タンパク質。
ポリペプチドリンカーが、配列番号18、30、34、40、58、61、64、69、72、75、78、113、116、119、122、125または128に記載のアミノ酸配列を含む、請求項3に記載の融合タンパク質。
第一の二量体と第二の二量体が、鎖間ジスルフィド結合を介して第一の二量体のDGF15領域と第二の二量体のGDF15領域において会合している、請求項17に記載の四量体。
治療に使用するための、請求項1から8のいずれか一項に記載の融合タンパク質、または請求項9から13のいずれか一項に記載の二量体、または請求項14から18のいずれか一項に記載の四量体。
代謝障害の治療用医薬の製造における、請求項1から8のいずれか一項に記載の融合タンパク質、または請求項9から13のいずれか一項に記載の二量体、または請求項14から18のいずれか一項に記載の四量体の使用。
糖尿病、肥満、脂質異常症または糖尿病性腎症の治療用医薬の製造における、請求項1から8のいずれか一項に記載の融合タンパク質、または請求項9から13のいずれか一項に記載の二量体、または請求項14から18のいずれか一項に記載の四量体の使用。
対象において食物摂取、体重、インスリンレベル、トリグリセリドレベル、コレステロールレベルまたはグルコースレベルを低下させるための医薬の製造における、請求項1から8のいずれか一項に記載の融合タンパク質、または請求項9から13のいずれか一項に記載の二量体、または請求項14から18のいずれか一項に記載の四量体の使用。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本開示は、GDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチドを含む融合タンパク質及びそのような融合タンパク質を含む構築物を提供する。提供されるのはまた、たとえば、2型糖尿病、高いグルコースレベル、高いインスリンレベル、脂質異常症、または肥満などの代謝性障害を治療することにおける開示される分子の生成及び使用である。GDF15ポリペプチド、GDF15変異体ポリペプチド並びにGDF15ポリペプチド及びGDF15変異体ポリペプチド含むある特定のポリペプチド構築物は、双方ともいかなる目的のためにも参照によって明白に本明細書に組み入れられる2012年4月5日に出願された共同所有されたPCT/US2012/032415及び2013年1月28日に出願されたPCT/2013/023465にて記載されている。
【0041】
実施例におけるものを含む本明細書で使用される組換えのポリペプチド及び核酸の方法は、一般にSambrookら,Molecular Cloning:A Laboratory Manual(Cold Spring Harbor Laboratory Press,1989)またはCurrent Protocols in Molecular Biology(Ausubelら編,Green Publishers Inc.and Wiley and Sons,1994)にて言及されたものである。
【0042】
I. 一般的な定義
慣例に従って、本明細書で使用されるとき、「a」及び「an」は特に指示されない限り、「1以上」を意味する。
【0043】
本明細書で使用されるとき、「アミノ酸」及び「残基」という用語は相互交換可能であり、ペプチドまたはポリペプチドの文脈で使用される場合、天然に存在するアミノ酸及び合成のアミノ酸の双方ならびに、アミノ酸類似体、アミノ酸模倣体及び天然に存在するアミノ酸に化学的に類似する天然に存在しないアミノ酸も指す。
【0044】
「天然に存在するアミノ酸」及び「天然にコードされるアミノ酸」という用語は相互交換可能に使用され、遺伝子コードによってコードされるアミノ酸ならびに遺伝子コードによってコードされ、合成後修飾されるアミノ酸、たとえば、ヒドロキシプロリン、γ−カルボキシグルタミン酸及びO−ホスホセリンを指す。
【0045】
「アミノ酸類似体」は、天然に存在するアミノ酸と同一の基本化学構造、すなわち、水素、カルボキシル基、アミノ基及びR基に結合するα炭素を有する化合物、たとえば、ホモセリン、ノルロイシン、メチオニンスルホキシド、メチオニンメチルスルホニウムである。そのような類似体は、修飾されたR基(たとえば、ノルロイシン)または修飾されたペプチド主鎖を有することができるが、天然に存在するアミノ酸と同一の基本化学構造を保持するであろう。
【0046】
「アミノ酸模倣体」は、アミノ酸の一般化学構造とは異なる構造を有するが、天然に存在するアミノ酸に類似するように機能する化合物である。例には、アミドのメタクリロイルまたはアクリロイル誘導体、β−、γ−、δ−イミノ酸(たとえば、ピペリジン−4−カルボン酸)等が挙げられる。
【0047】
「天然に存在しないアミノ酸」及び「天然にコードされないアミノ酸」という用語は、相互交換可能に使用され、天然に存在するアミノ酸と同一の基本化学構造を有するが、翻訳複合体によって成長するポリペプチド鎖に取り込まれない化合物を指す。「天然に存在しないアミノ酸」には、天然にコードされるアミノ酸(20の一般的アミノ酸を含むが、これらに限定されない)の修飾(たとえば、翻訳後修飾)によって生じるが、それ自体、翻訳複合体によって成長するポリペプチド鎖に天然には取り込まれないアミノ酸も含まれるが、これらに限定されない。ポリペプチド配列に挿入することができ、またはポリペプチド配列にて野生型残基を置換することができる天然に存在しないアミノ酸の例の非限定リストには、β−アミノ酸、ホモアミノ酸、環状アミノ酸、及び誘導体化された側鎖を持つアミノ酸が挙げられる。例には(L型またはD型にて:括弧で略記される)、シトルリン(Cit)、ホモシトルリン(hCit)、Nα−メチルシトルリン(NMeCit)、Nα−メチルホモシトルリン(Nα−MeHoCit)、オルニチン(Orn)、Nα−メチルオルニチン(Nα−MeOrnまたはNMeOrn)、サルコシン(Sar)、ホモリジン(hLysまたはhK)、ホモアルギニン(hArgまたはhR)、ホモグルタミン(hQ)、Nα−メチルアルギニン(NMeR)、Nα−メチルロイシン(Nα−MeLまたはNMeL)、N−メチルホモリジン(NMeHoK)、Nα−メチルグルタミン(NMeQ)、ノルロイシン(Nle)、ノルバリン(Nva)、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(Tic)、オクタヒドロインドール−2−カルボン酸(Oic)、3−(1−ナフチル)アラニン(1−Nal)、3−(2−ナフチル)アラニン(2−Nal)、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(Tic)、2−インダニルグリシン(IgI)、パラ−インドフェニルアラニン(pI−Phe)、パラ−アミノフェニルアラニン(4AmPまたは4−アミノ−Phe)、4−グアニジノフェニルアラニン(Guf)、グリシルリジン(「K(Nε−グリシル)」または「K(グリシル)」または「K(gly)」と略記される)、ニトロフェニルアラニン(ニトロPhe)、アミノフェニルアラニン(アミノpheまたはアミノ−Phe)、ベンジルフェニルアラニン(ベンジルphe)、γ−カルボキシグルタミン酸(γ−カルボキシglu)、ヒドロキシプロリン(ヒドロキシpro)、p−カルボキシル−フェニルアラニン(Cpa)、α−アミノアジピン酸(Aad)、Nα−メチルバリン(NMeVal)、N−α−メチルロイシン(NMeLeu)、Nα−メチルノルロイシン(NMeNle)、シクロペンチルグリシン(Cpg)、シクロヘキシルグリシン(Chg)、アセチルアルギニン(アセチルarg)、α、β−ジアミノプロピオン酸(Dpr)、α、γ−ジアミノ酪酸(Dab)、ジアミノプロピオン酸(Dap)、シクロヘキシルアラニン(Cha)、4−メチル−フェニルアラニン(MePhe)、β、β−ジフェニル−アラニン(BiPhA)、アミノ酪酸(Abu)、4−フェニル−フェニルアラニン(またはビフェニルアラニン;4Bip)、α−アミノ−イソ酪酸(Aib)、β−アラニン、β−アミノプロピオン酸、ピペリジン酸、アミノカプリオン酸、アミノヘプタン酸、アミノピメリン酸、デスモシン、ジアミノピメリン酸、N−エチルグリシン、N−エチルアスパラギン、ヒドロキシリジン、アロ−ヒドロキシリジン、イソデスモシン、アロ−イソロイシン、N−メチルグリシン、N−メチルイソロイシン、N−メチルバリン、4−ヒドロキシプロリン(Hyp)、g−カルボキシグルタミン酸、e−N,N,N−トリメチルリジン、e−N−アセチルリジン、O−ホスホセリン、N−アセチルセリン、N−ホルミルメチオニン、3−メチルヒスチジン、5−ヒドロキシリジン、ω−メチルアルギニン、4−アミノ−O−フタル酸(4APA)、N−アセチルグルコサミニル−L−セリン、N−アセチルグルコシルアミニル−L−スレオニン、O−ホスホチロシン及び他の類似のアミノ酸、及び具体的に列記されたもののいずれかの誘導体化形態が挙げられる。
【0048】
「天然に存在しないアミノ酸」の定義に含められるのはまた、
構造
【化1】
を含む任意のアミノ酸であり、式中、R基は20のアミノ酸にて使用されるもの以外の任意の置換基である。
【0049】
一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸はカルボニル基を含む。一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸は
構造
【化2】
を有し、式中、nは0〜10であり、R
1はアルキル、アリール、置換されたアルキル、または置換されたアリールであり;R
2はH、アルキル、アリール、置換されたアルキル、及び置換されたアリールであり;及びR
3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、及びR
4はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である。
【0050】
一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸はアミノオキシ基を含む。一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸はヒドラジド基を含む。一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸はヒドラジン基を含む。一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸残基はセミカルバジド基を含む。
【0051】
一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸残基はアジド基を含む。一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸は
構造
【化3】
を有し、式中、nは0〜10であり、R
1はアルキル、アリール、置換されたアルキル、置換されたアリールでありまたは存在しない;XはO、N、Sであり、または存在しない;mは0〜10であり;R
2はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、及びR
3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である。
【0052】
一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸はアルキン基を含む。一部の実施形態では、天然にコードされないアミノ酸は
構造
【化4】
を有し、式中、nは1〜10であり、R
1はアルキル、アリール、置換されたアルキル、または置換されたアリールであり;XはO、N、Sであり、または存在せず;mは0〜10であり、R
2はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、及びR
3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である。
【0053】
「置換された」という用語は、分子または基における水素原子が置換基と呼ばれる基または原子によって置き換えられることを意味する。典型的な置換基には、ハロゲン、C
1−8アルキル、ヒドロキシル、C
1−8アルコキシ、−NR
xR
x、ニトロ、シアノ、ハロまたはペルハロC
1−8アルキル、C
2−8アルケニル、C
2−8アルキニル、−SR
x、−S(=O)
2R
x、−C(=O)OR
x、−C(=O)R
xが挙げられ、その際、各R
xは独立して水素またはC
1−C
8アルキルである。置換基が−NR
xR
xである場合、R
x基が窒素原子と一緒に連結されて環を形成してもよいことが言及される。
【0054】
「アルキル」という用語は直鎖または分岐鎖の炭化水素を意味する。アルキル基の代表的な例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、ペンチル及びヘキシルが挙げられる。典型的なアルキル基は、その基が一般にC
1−8アルキルと表される1〜8の炭素原子を有するアルキル基である。
【0055】
「アルコキシ」という用語は、酸素原子に結合したアルキル基を意味する。アルコキシ基の代表的な例には、メトキシ、エトキシ、tert−ブトキシ、プロポキシ及びイソブトキシが挙げられる。一般的なアルコキシ基はC
1−8アルコキシ基である。
【0056】
「ハロゲン」または「ハロ」という用語は塩素、フッ素、臭素またはヨウ素を意味する。
【0057】
「アルケニル」という用語は1以上の炭素/炭素二重結合を有する分岐鎖または直鎖の炭化水素を意味する。アルケニル基の代表的な例には、エテニル、プロペニル、アリル、ブテニル及び4−メチルブテニルが挙げられる。一般的なアルケニル基はC
2−8アルケニル基である。
【0058】
「アルキニル」という用語は1以上の炭素/炭素三重結合を有する分岐鎖または直鎖の炭化水素を意味する。アルキニル基の代表的な例には、エチニル、プロピニル(プロパルギル)及びブチニルが挙げられる。一般的なアルキニル基はC
2−8アルキニル基である。
【0059】
「シクロアルキル」という用語は環状の非芳香族炭化水素を意味する。シクロアルキル基の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルが挙げられる。シクロアルキル基は1以上の二重結合を含有することができる。二重結合を含有するシクロアルキル基の例には、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル及びシクロブタジエニルが挙げられる。一般的なシクロアルキル基はC
3−8シクロアルキル基である。
【0060】
「パーフルオロアルキル」という用語は水素原子のすべてがフッ素原子で置き換えられているアルキル基を意味する。一般的なパーフルオロアルキル基はC
1−8パーフルオロアルキルである。一般的なパーフルオロアルキル基の例は−CF
3である。
【0061】
「アシル」という用語は、ヒドロキシ基(−OH)の除去による有機酸に由来する基を意味する。たとえば、アシル基CH
3C(=O)−はCH
3C(=O)OHからのヒドロキシ基の除去によって形成される。
【0062】
「アリール」という用語は環状芳香族炭化水素を意味する。アリール基の例にはフェニル及びナフチルが挙げられる。一般的なアリール基は6〜13員環である。
【0063】
「ヘテロ原子」という用語は本明細書で使用されるとき、酸素、窒素またはイオウの原子を意味する。
【0064】
「ヘテロアリール」という用語は、アリール基の1以上の炭素原子がヘテロ原子で置き換えられている環状芳香族炭化水素を意味する。ヘテロアリール基が1を超えるヘテロ原子を含有するのであれば、ヘテロ原子は同一であってもよいし、または異なっていてもよい。ヘテロアリールの例には、ピリジル、ピリミジニル、イミダゾリル、チエニル、フリル、ピラジニル、ピロリル、インドリル、トリアゾリル、ピリダジニル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、イソキノリル、キノリル、ナフチリジニル、キノキサリニル、イソチアゾリル及びベンゾ[b]チエニルが挙げられる。一般的なヘテロアリール基は1〜4のヘテロ原子を含有する5〜13員環である。1〜3のヘテロ原子を含有する5及び6員環であるヘテロアリール基が特に一般的である。
【0065】
「ヘテロシクロアルキル」という用語は炭素原子の1以上がヘテロ原子で置き換えられているシクロアルキル基を意味する。ヘテロシクロアルキル基が1を超えるヘテロ原子を含有するのであれば、ヘテロ原子は同一であってもよいし、または異なっていてもよい。ヘテロシクロアルキル基の例には、テトラヒドロフリル、モルフォリニル、ピペラジニル、ピペリジニル及びピロリジニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基が1以上の二重結合を有することは可能であるが、芳香族ではない。二重結合を含有するヘテロシクロアルキル基の例にはジヒドロフランが挙げられる。一般的なヘテロシクロアルキル基は1〜4のヘテロ原子を含有する3〜10員環である。1〜2のヘテロ原子を含有する5及び6員環であるヘテロシクロアルキル基は特に一般的である。
【0066】
環状の環基、すなわち、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルが1を超える環を含むことができることも言及される。たとえば、ナフチル基は縮合二環式の環系である。本発明が架橋原子を有する環基またはスピロ配向を有する環基を包含することも意図される。
【0067】
1または2のヘテロ原子を任意で有する5〜6員環の芳香族環の代表的な例は、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、ピリジアジニル、ピリミジニル及びピラジニルである。
【0068】
1〜3のヘテロ原子を任意で有する部分飽和、完全飽和または完全不飽和の5〜8員環の代表的な例は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル及びフェニルである。5員環のさらなる例は、フリル、チエニル、ピロリル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、ピロリジニル、1,3−ジオキソラニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、2H−イミダゾリル、2−イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、1,2−ジチオリル、1,3−ジチオリル、3H−1,2−オキサチオリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4オキサジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、3H−1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリル、1,3,4−ジオキサゾリル、5H−1,2,5−オキサチアゾリル及び1,3−オキサチオリルである。
【0069】
6員環のさらなる例は、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ピリジニル、ピペリジニル、1,2−ジオキシニル、1,3−ジオキシニル、1,4−ジオキサニル、モルフォリニル、1,4−ジチアニル、チオモルフォリニル、ピンダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,2,3−トリアジニル、1,3,5−トリチアニル、4H−1,2−オキサジニル、2H−1,3−オキサジニル、6H−1,3−オキサジニル、6H−1,2−オキサジニル、1,4−オキサジニル、2H−1,2−オキサジニル、4H−1,4−オキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,4−オキサジニル、o−イソオキサジニル、p−イソオキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,2,6−(3オキサチアジニル、及び1,4,2−オキサジアジニルである。
【0070】
さらなる例となる7員環は、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル及び1,2,4−トリアゼピニルである。
【0071】
さらなる例となる8員環は、シクロオクチル、シクロオクテニル及びシクロオクタジエニルである。
【0072】
1〜4のヘテロ原子を任意で有する2つの縮合した部分飽和、完全飽和または完全不飽和の5及び/または6員環から成る例となる二環式の環は、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、シクロペンタ(b)ピリジニル、ピラノ(3,4−b)ピロリル、ベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾ(b)チエニル、ベンゾ(c)チエニル、1H−インダゾリル、インドキサジニル、ベンゾオキサゾリル、アントラニリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、1,8−ナフチリジニル、プテリジニル、インデニル、イソインデニル、ナフチル、テトラリニル、デカリニル、2H−1−ベンゾピラニル、ピリド(3,4−b)ピリジニル、ピリド(3,2−b)ピリジニル、ピリド(4,3−b)−ピリジニル、2H−1,3−ベンゾオキサジニル、2H−1,4−ベンゾオキサジニル、1H−2,3−ベンゾオキサジニル、4H−3,1−ベンゾオキサジニル、2H−1,2−ベンゾオキサジニル及び4H−1,4−ベンゾオキサジニルである。
【0073】
環状の環基は1を超える方法にて別の基に結合されてもよい。特定の結合配置が特定されないのであれば、考えられる配置すべてが意図される。たとえば、「ピリジル」という用語には、2−、3−、または4−ピリジルが含まれ、「チエニル」という用語には、2−または3−チエニルが含まれる。
【0074】
「単離された核酸分子」という用語は、5’末端から3’末端に読み取られたデオキシリボヌクレオチド若しくはリボヌクレオチド塩基の一本鎖若しくは二本鎖のポリマー(たとえば、本明細書で提供されるGDF15の核酸配列)、または核酸全体が供給源の細胞から単離される場合核酸が共に天然に見いだされるポリペプチド、ペプチド、脂質、炭水化物、ポリヌクレオチドまたは他の物質の少なくとも約50%から分離されているその類似体を指す。好ましくは、単離された核酸分子は、ポリペプチド製造でのその使用またはその治療上、診断上、予防上若しくは研究上での使用を妨害する核酸の天然の環境で見いだされる任意の他の混入する核酸分子または他の分子を実質的に含まない。
【0075】
「単離されたポリペプチド」という用語は、供給源の細胞から単離される場合ポリペプチドが共に天然に見いだされるポリペプチド、ペプチド、脂質、炭水化物、ポリヌクレオチドまたは他の物質の少なくとも約50%から分離されているポリペプチド(たとえば、本明細書で提供されるGDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチド)を指す。好ましくは、単離されたポリペプチドは、治療上、診断上、予防上若しくは研究上での使用を妨害する天然の環境で見いだされる任意の他の混入するポリペプチドまたは他の混入物を実質的に含まない。
【0076】
「コードすること」という用語は1以上のアミノ酸をコードするポリヌクレオチド配列を指す。該用語は開始コドン及び停止コドンを必要としない。アミノ酸配列は、ポリヌクレオチド配列によって提供される様々な読み取りフレームのいずれか1つにてコードされ得る。
【0077】
2以上の核酸またはポリペプチドの配列の文脈における「同一の」及びパーセント「同一性」という用語は、同一である2以上の配列または部分配列を指す。「パーセント同一性」は、比較される分子におけるアミノ酸間またはヌクレオチド間での同一である残基の百分率を意味し、比較される分子の最小のサイズに基づいて算出される。これらの算出については、配列比較におけるギャップ(もしあれば)は、特定の数学モデルまたはコンピュータプログラム(すなわち、「アルゴリズム」)によって対処することができる。並べた核酸またはポリペプチドの同一性を算出するのに使用することができる方法には、Computational Molecular Biology,(Lesk,A.M.,編),(1988)、New York:Oxford University Press;Biocomputing Informatics and Genome Projects,(Smith,D.W.,編),1993,New York:Academic Press;Computer Analysis of Sequence Data,Part I,(Griffin,A.M.,及びGriffin,H.G.,編),1994,New Jersey:Humana Press;von Heinje,G.,(1987)、Sequence Analysis in Molecular Biology,New York:Academic Press;Sequence Analysis Primer,(Gribskov,M.及びDevereux,J.,編),1991,New York:M.Stockton Press;並びにCarilloら、(1988)、SIAM J.Applied Math.48:1073にて記載されたものが挙げられる。
【0078】
パーセント同一性を算出することにおいて、比較される配列は配列間で最大の一致が得られるように並べられる。パーセント同一性を決定するのに使用されるコンピュータプログラムは、GAP(Devereuxら、(1984)、Nucl.Acid Res.12:387;Genetics Computer Group,University of Wisconsin,Madison,WI)を含むGCGプログラムパッケージである。コンピュータアルゴリズムGAPを用いて、パーセント配列同一性が決定されるべきである2つのポリペプチドまたはポリヌクレオチドを並べる。配列は、各アミノ酸またはヌクレオチドの最適な一致のために並べられる(アルゴリズムによって決定される「一致した距離」)。ギャップ開放ペナルティ(平均対角の3倍として算出され、「平均対角」は使用される比較マトリックスの対角の平均であり;「対角」は特定の比較マトリックスによってそれぞれ完全なアミノ酸一致に割り当てられるスコアまたは数である)及びギャップ伸長ペナルティ(普通、ギャップ開放ペナルティの1/10倍である)ならびにたとえば、PAM250またはBLOSUM62のような比較マトリックスをアルゴリズムと併せて使用する。ある特定の実施形態では、標準の比較マトリックス(PAM250比較マトリックスについて、Dayhoffら、(1978)、Atlas of Protein Sequence and Structure,5:345−352;BLOSUM62比較マトリックスについて、Henikoffら、(1992)、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.89:10915−10919を参照のこと)もアルゴリズムによって使用される。
【0079】
GAPプログラムを用いてポリペプチドまたはヌクレオチドの配列についてパーセント同一性を決定するための推奨されるパラメータは以下のとおりである:
アルゴリズム:Needlemanら,1970,J.Mol.Biol.48:443−13;
比較マトリックス:Henikoffら,1992,上記のBLOSUM 62;
ギャップペナルティ:12(しかし、末端ギャップにはペナルティはない)
ギャップ長さペナルティ:4
類似性の閾値:0
【0080】
2つのアミノ酸配列を並べるためのある特定の配列比較スキームは2つの配列の短い領域のみの一致を生じることができ、この小さな並べられた領域は、2つの完全長配列間で有意な関係がないとしても非常に高い配列同一性を有することができる。従って、選択された配列比較法(たとえば、GAPプログラム)を調整して、そのように所望であれば、標的ポリペプチドの少なくとも50の隣接するアミノ酸にわたる配列比較を生じることができる。
【0081】
「GDF15ポリペプチド」という用語は、ヒト、ウサギ、サル(たとえば、カニクイザル)、イヌ、ラット、マウスまたはブタを含むが、これらに限定されない哺乳類にて発現される天然に存在するまたは「野生型」のGDF15を意味する。態様の1つでは、GDF15ポリペプチドは、ヌクレオチド配列、308のアミノ酸残基から成り、配列番号3によってコードされる、任意の完全長のGDF15、たとえば、配列番号4;279のアミノ酸残基から成り、ヌクレオチド配列、配列番号7によってコードされ、完全長GDF15のアミノ末端での29アミノ酸残基(シグナルペプチドを構成する)が取り除かれているポリペプチドの活性ドメインとプロドメインを含む任意の形態、たとえば、配列番号8;及びプロドメインとシグナル配列が取り除かれている活性ドメインを含むGDF15の任意の形態であって、112のアミノ酸残基から成り、配列番号11によってコードされ、シグナル配列とプロドメインが取り除かれているGDF15の任意の形態、たとえば、配列番号12を指す。GDF15ポリペプチドはアミノ末端のメチオニンを含むことができるが含まなくてもよく、それは操作によってまたは細菌の発現過程の結果として導入されてもよい。
【0082】
「GDF15変異体ポリペプチド」という用語は修飾されているGDF15ポリペプチド(たとえば、配列番号4、8または12)を指す。そのような修飾には、天然に存在しないアミノ酸、天然に存在しないアミノ酸の類似体及びアミノ酸の模倣体による置換を含む1以上の置換、付加または欠失が挙げられるが、これらに限定されない。態様の1つでは、「GDF15変異体ポリペプチド」という用語は、天然に存在するGDF15ポリペプチドの所与の位置で普通に見いだされる少なくとも1つの残基が欠失するまたは、天然に存在するGDF15ポリペプチドのその位置で普通に見いだされない残基によって置き換えられるGDF15ポリペプチドを指す。場合によっては、天然に存在するGDF15ポリペプチドの配列の所与の位置で普通に見いだされる単一の残基をその位置で普通に見いだされない1を超える残基によって置き換えることが望ましいであろう;さらに他の場合では、天然に存在するGDF15ポリペプチドの配列を維持し、タンパク質の所与の位置で1以上の残基を挿入することが望ましい可能性があり;さらに他の場合では、所与の残基を完全に欠失させることが望ましい可能性があり;これらの構築物のすべてが「GDF15変異体ポリペプチド」という用語によって包含される。
【0083】
種々の実施形態では、GDF15変異体ポリペプチドは、天然に存在するGDF15ポリペプチド(たとえば、配列番号4、8または12)に対して少なくとも約85パーセント同一であるアミノ酸配列を含む。他の実施形態では、GDF15変異体ポリペプチドは、天然に存在するGDF15ポリペプチド(たとえば、配列番号4、8または12)に対して少なくとも約90パーセントまたは約95、96、97、98または99パーセント同一であるアミノ酸配列を含む。そのようなGDF15変異体ポリペプチドは、天然に存在するGDF15ポリペプチドの少なくとも1つの活性、たとえば、血糖、インスリン、トリグリセリドまたはコレステロールのレベルを低下させる能力;体重を低下させる能力;耐糖能、脂質耐性またはインスリン感受性を改善する能力;または尿糖及びタンパク質排泄を低下させる能力を好ましくは持つが、持たなくてもよい。
【0084】
「GDF15領域」という用語はGDF15ポリペプチド及びGDF15変異体ポリペプチド及び上記で定義されたような配列を包含する。
【0085】
GDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチドは好ましくは生物学的に活性がある。場合によっては、対象とは異なる種からのまたはそれに由来する、対象における代謝性障害を治療するまたは改善するのに使用されるGDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチド。場合によっては、対象とは同じ種からのまたはそれに由来する、対象における代謝性障害を治療するまたは改善するのに使用されるGDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチド。
【0086】
「ネイティブなFc」という用語は、単量体形態であれ、多量体形態であれ、全抗体の消化から生じる非抗原結合断片の配列を含む分子または配列を指す。ネイティブなFcの免疫グロブリンの元々の供給源は好ましくはヒト起源であり、IgG1及びIgG2が好まれるけれども、免疫グロブリンのいずれかであってもよい。ネイティブなFcは共有結合(すなわち、ジスルフィド結合)及び非共有結合によって、二量体または多量体の形態に連結され得る単量体のポリペプチドで構成される。ネイティブなFc分子の単量体サブユニット間の分子間ジスルフィド結合の数は、クラス(たとえば、IgG、IgA、IgE)またはサブクラス(たとえば、IgG1、IgG2、IgG3、IgA1、IgGA2)に応じて1〜4にわたる。ネイティブなFcの一例は、IgGのパパイン消化から生じるジスルフィド結合した二量体である(Ellisonら.(1982),Nucleic Acids Res.10:4071−9)。「ネイティブなFc」という用語は本明細書で使用されるとき、単量体、二量体及び多量体の形態に対して包括的である。
【0087】
「Fc変異体」という用語はネイティブなFcから修飾される分子または配列を指す。そのような修飾には、天然に存在しないアミノ酸、天然に存在しないアミノ酸の類似体及びアミノ酸の模倣体による置換を含む1以上のアミノ酸の置換、欠失または付加が挙げられるが、これらに限定されない。従って、「Fc変異体」という用語は非ヒトのネイティブなFcからヒト化される分子または配列を含む。さらに、ネイティブなFcは、除去されてもよい部位を含み、これらの部位が本発明の融合分子に必要とされない構造的特徴または生物活性をそれらが提供するためである。従って「Fc変異体」という用語は、(1)ジスルフィド結合の形成、(2)選択された宿主細胞との不適合性、(3)選択された宿主細胞における発現の際のN末端異質性、(4)グリコシル化、(5)補体との相互作用、(6)サルベージ受容体以外のFc受容体への結合、または(7)抗体依存性細胞性細胞傷害性(ADCC)に影響を与えるまたはそれに関与する1以上のネイティブなFcの部位または残基を欠く分子または配列を含む。Fc変異体は以下でさらに詳細に記載される。種々の実施形態では、Fc変異体はネイティブなFcに対して少なくとも約85パーセント同一であるアミノ酸配列を含む。他の実施形態では、Fc変異体はネイティブなFcに対して少なくとも約90パーセントまたは約95、96、97、98または99パーセント同一であるアミノ酸配列を含む。
【0088】
「Fcドメイン」という用語はネイティブなFc及びFc変異体の分子及び上記で定義されたような配列を包含する。Fc変異体及びネイティブなFcと同様に、「Fcドメイン」という用語は単量体または多量体の形態における分子を含む。
【0089】
「多量体」という用語は、FcドメインまたはFcドメインを含む分子に適用されるとき、共有結合する、非共有結合する、または共有及び非共有相互作用の双方で結合する2以上のポリペプチド鎖を有する分子を指す。IgG分子は通常二量体を形成し、IgMは五量体、IgDは二量体、及びIgAは単量体、二量体、三量体または四量体を形成する。多量体は、FcのネイティブなIg供給源の配列及び得られる活性を利用することによって、またはそのようなネイティブなFcを誘導体化することによって形成されてもよい。
【0090】
「二量体」という用語は、FcドメインまたはFcドメインを含む分子に適用されるとき、共有結合する、非共有結合する、または共有及び非共有相互作用の双方で結合する2つのポリペプチド鎖を有する分子を指す。
【0091】
「ヒンジ」または「ヒンジ領域」という用語は本明細書では、抗体の第1と第2の定常ドメイン間のアミノ酸を含む柔軟なポリペプチドを含む。本明細書で呼ばれる「ヒンジ領域」は、IgA、IgD及びIgGにのみ存在し、2つの重鎖を架橋するシステイン残基を包含する長さ6〜62アミノ酸の配列領域である。
【0092】
「ポリペプチドリンカー」という用語は、通常ペプチド結合を介して2つのポリペプチドを一緒に共有結合する、一般に長さ1〜30のアミノ酸残基である短いポリペプチドを指す。
【0093】
本明細書で使用されるとき、HSAポリペプチドという用語は天然に存在する「野生型」のヒト血清アルブミンを包含する。該用語はまた、野生型HSAタンパク質の種々の生物活性断片及び変異体、融合タンパク質及び修飾された形態も含む。野生型HSAタンパク質のそのような生物活性断片または変異体、融合タンパク質及び修飾された形態は、野生型HSAタンパク質に対する実質的な配列同一性のアミノ酸配列の少なくとも一部を有する。ある特定の実施形態では、野生型HSAタンパク質のそのような生物活性断片または変異体、融合タンパク質及び修飾された形態は、野生型HSAに対して少なくとも約85パーセント同一であるアミノ酸配列を有する。他の実施形態では、野生型HSAタンパク質のそのような生物活性断片または変異体、融合タンパク質及び修飾された形態は、野生型HASに対して少なくとも約90パーセントまたは約95、96、97、98または99パーセント同一であるアミノ酸配列を有する。
【0094】
II. GDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチドを含むFc融合体、及びポリヌクレオチド
GDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチドを含む様々なFc融合タンパク質が本明細書で提供される。一部の実施形態では、融合タンパク質はネイティブなFcを含む。一部の実施形態では、融合タンパク質は操作されているFcドメインを含む。
【0095】
一部の実施形態では、GDF15ポリペプチド(またはGDF15変異体ポリペプチド)を含有するFc融合タンパク質はFcドメインから成るまたはFcドメインを含む別のポリペプチド鎖と会合してヘテロ二量体を形成する。一部の実施形態では、2つのそのようなヘテロ二量体が会合してヘテロ四量体を形成する。これらのポリペプチド構築物(すなわち、GDF15ポリペプチド(またはGDF15変異体ポリペプチド)を含有するFc融合タンパク質及び1以上のそのようなGDF15ポリペプチド(またはGDF15変異体ポリペプチド)を含有するFc融合タンパク質を含む多量体)の一部が本明細書の以下で提示される実施例にて記載されるように、実験的に検討された。
【0096】
抗体は、IgG、IgA、IgE、IgM及びIgDを含むタンパク質の免疫グロブリンのクラスに属する。ヒトの血清における最も豊富な免疫グロブリンのクラスはIgGである(Deisenhofer,J.1981,Biochem.20:2361−2370;Huber,R.1984 Behring Inst Mitt 76:1−14;Roux KH 1999 Int.Arch.Allergy Immunol.120:85−99)。IgGの構造は4本の鎖、2本の軽鎖と2本の重鎖を有し、各軽鎖は2つのドメインを有し、各重鎖は4つのドメインを有する。抗原結合部位はFabドメイン(断片抗原結合)に位置し、それは軽鎖可変(VL)ドメイン及び重鎖可変(VH)ドメインならびに軽鎖定常(LC)ドメイン及び重鎖定常(CH1)ドメインを含有する。重鎖のCH2ドメイン及びCH3ドメインの領域はFc(結晶化可能断片)と呼ばれる。IgG分子は、ヒンジ領域でジスルフィド結合(−S−S−)によって一緒に保持される2つの重鎖と、2つの軽鎖とを有するヘテロ四量体と見なすことができる。ヒンジのジスルフィド結合の数は免疫グロブリンのサブクラスの間で変化する(Papadea,C.1989,Crit.Rev.Clin.Lab.Sci.27:27−58)。FcRn結合部位は抗体のFcドメイン内に位置する(Martin,WL.2001,Mol.Cell,7:867−877)ので、抗体の延長された血清半減期特性はFc断片にて保持される。Fcドメイン単独は、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む重鎖のホモ二量体だと考えることができる。
【0097】
ある特定の好まれる実施形態では、本明細書で記載される融合タンパク質は野生型ヒトIgGのFcドメインに由来するIgGFcドメインを含む。「野生型ヒト」IgGのFcによってヒト集団の中で天然に存在するアミノ酸の配列を意味する。当然、Fc配列が個体間でやや異なってもよいのと同じように、1以上の変化が野生型の配列において作られてもよく、それでも本発明の範囲内である。たとえば、Fcドメインは、本発明に関係しない追加の変化、たとえば、グリコシル化部位における変異または非天然アミノ酸の包含を含有してもよい。ある特定の実施形態では、CH3領域を含有するポリペプチドはIgG分子であり、さらにCH1ドメイン及びCH2ドメインを含有する。例となるヒトIgGの配列はIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4の定常領域を含む。FcドメインはまたIgA、IgD、IgE及びIgMの重鎖の定常領域の範囲内で構成されてもよい。
【0098】
GDF15ポリペプチドまたはGDF15変異体ポリペプチドを含有するFc融合タンパク質、及びそのようなFc融合タンパク質を含む多量体の一部には、以下で記載されるものが挙げられる。
【0099】
II.A. DhMonoFc構築物
本開示における名称、「Mono−」または「MonoFcドメイン」はホモ二量体の形成を減らすまたは妨げるように操作されているFcドメインを指す。一実施形態では、MonoFcドメインは、ネイティブなFcまたはFc変異体において、チロシンからスレオニンへの変異(Y349T)及び2つのリジンからアスパラギン酸への変異(K392D及びK409D)を導入することによって提供される。
【0100】
MonoFcにおいてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0101】
MonoFcドメインとGDF15領域を含む融合タンパク質が提供される。通常、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介してMonoFcドメインのC末端に連結される。しかしながら、一部の実施形態では、MonoFcドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のC末端に連結される。
【0102】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結された、融合タンパク質を含む二量体が提供される。一部の実施形態では、二量体はホモ二量体である。他の実施形態では、二量体はヘテロ二量体である。
【0103】
本開示における名称「DhMono−」または「DhMonoFcドメイン」は、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が取り除かれ、ホモ二量体の形成を減らすまたは妨げるように操作されているFcドメインを指す。一実施形態では、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が取り除かれているネイティブなFcまたはFc変異体にてチロシンからスレオニンへの変異(Y349T)及び2つのリジンからアスパラギン酸への変異(K392D及びK409D)を導入するDhMonoFcドメインが提供される。
【0104】
DhMonoFcにおいてC末端のリジン(K447)は任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0105】
DhMonoFcドメインとGDF15領域とを含む融合タンパク質が提供される。通常、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介してDhMonoFcドメインのC末端に連結される。しかしながら、一部の実施形態では、DhMonoFcドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のC末端に連結される。
【0106】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結された、融合タンパク質を含む二量体が提供される。一部の実施形態では、二量体はホモ二量体である。他の実施形態では、二量体はヘテロ二量体である。
【0107】
II.A.1. DhMonoFc−GDF15
本開示における名称「MonoFc−GDF15」は、GDF15ポリペプチドであって、そのN末端がMonoFcドメインのC末端に直接連結される、GDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0108】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結された、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0109】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVTTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG (配列番号22)を含む2つのMonoFcドメイン(各単量体に1つ)と
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)とを含む。
【0110】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVTTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号46)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgaccaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号45)によってコードされる。
【0111】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号46の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0112】
II.A.2. DhMonoFc−(G
4S)
4−GDF15
本開示における名称「DhMonoFc−(G
4S)
4−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をDhMonoFcドメインのC末端に接続する配列番号18の配列を含むポリペプチドリンカーを介してDhMonoFcドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0113】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0114】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号22の配列を含む2つのDhMonoFcドメイン(各単量体に1つ)と
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と
(c)それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhMonoFcドメインのC末端に連結する配列:GGGGSGGGGSGGGGSGGGGS(配列番号18)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0115】
好まれる実施形態では、融合タンパク質は、アミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化5】
を含み、それは核酸配列:
cacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgaccaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcggaggtggtggatctggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号23)によってコードされる。
【0116】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号24の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0117】
II.A.3. DhMonoFc−(G
4S)
4−GDF15(H6D)
本開示における名称「DhMonoFc−(G
4S)
4−GDF15(H6D)」は、GDF15ポリペプチドのN末端をDhMonoFcドメインのC末端に接続する配列番号18の配列を含むポリペプチドリンカーを介してDhMonoFcドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。GDF15(H6D)変異体は天然に存在するヒトGDF15変異体である。
【0118】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0119】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号22の配列を含む2つのDhMonoFcドメイン(各単量体に1つ)と
(b)配列:
ARNGDDCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号25)の配列を含む2つのGDF15(H6D)ポリペプチド(各単量体に1つ)と
(c)それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhMonoFcドメインのC末端に連結する配列番号18の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0120】
好まれる実施形態では、融合タンパク質は、アミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化6】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgaccaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcggaggtggtggatctggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagacgactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号26)によってコードされる。
【0121】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号27の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0122】
II.B. HemiFc
本開示における名称「Hemi−」または「HemiFcドメイン」は、直接またはポリペプチドリンカーを介して第2のFcドメインに連結される第1のFcドメインを含むポリペプチド鎖を指す。一実施形態では、第1のFcドメイン及び第2のFcドメインは同一の配列を有する。別の実施形態では、第1のFcドメイン及び第2のFcドメインは異なる配列を有する。通常、第1及び第2のFcドメインはその各ヒンジ領域間でジスルフィド結合を介して共有結合する。
【0123】
第1のFcドメイン、第2のFcドメイン、または双方にてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0124】
HemiFcドメインとGDF15領域とを含む融合タンパク質が提供される。通常、GDF15領域のN末端が、直接またはポリペプチドリンカーを介してHemiFcドメインのC末端に連結される。しかしながら、一部の実施形態では、HemiFcドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のC末端に連結される。
【0125】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含む二量体が提供される。一部の実施形態では、二量体はホモ二量体である。他の実施形態では、二量体はヘテロ二量体である。2つのGGG−Fc−(G
4S)
4−Fc−S(G
4S)
4−GDF15融合タンパク質のホモ二量体の実施形態の図形描写については
図3を参照のこと。
【0126】
GGGFc−(G
4S)
4−Fc−S(G
4S)
4−GDF15
本開示における名称「GGGFc−(G
4S)
4−Fc−S(G
4S)
4−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHemiFcドメインのC末端に接続する配列番号30の配列を含む第1のポリペプチドリンカーを介してHemiFcドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。HemiFcドメインは、第1のFcドメインのN末端を第2のFcドメイン(そのN末端に付加された3つのグリシンを有する)のC末端に接続する配列番号18の配列を含むポリペプチドリンカーを介して第2のFcドメインに連結される第1のFcドメインを含む。
【0127】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0128】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列(括弧内はヒンジ領域の一部):
GGG(ERKSSVECPPCP)APPVAGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTFRVVSVLTVVHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPAPIEKTISKTKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPMLDSDGFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号28)を含む2つの第2のFcドメイン(各単量体に1つ)と、
(b)配列(括弧内はヒンジ領域の一部):
(ERKSSVECPPCP)APPVAGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTFRVVSVLTVVHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPAPIEKTISKTKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPMLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号29)を含む2つの第1のFcドメイン(各単量体に1つ)と、
(c)第1のFcドメインのN末端を第2のFcドメインのC末端に連結する配列番号18の配列を含む2つの第2のポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)と、
(d)配列番号12の配列を含む2つの2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(e)GDF15ポリペプチドのN末端を第1のFcドメインのC末端に連結する配列:SGGGGSGGGGSGGGGSGGGGS(配列番号30)を含む2つの第1のポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0129】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(括弧内はヒンジ領域の一部;二重下線はリンカー配列):
【化7】
を含み、それは核酸配列:
ggaggtggagagcgcaaatcttctgtcgagtgcccaccgtgcccagcaccacctgtggcaggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacgtgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccccgaggtccagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaaaccacgggaggagcagttcaacagcacgttccgtgtggtcagcgtcctcaccgttgtgcaccaggactggctgaacggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaaggcctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaaaccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctaccccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacacctcccatgctggactccgacggctccttcttcctctacagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggcggtagcggtggcggaggttcaggtggcggcggaagcggtggaggaggttcagagcggaaatccagcgttgaatgtcctccgtgccctgctccacccgtcgcggggcctagtgtcttccttttccctccaaaaccaaaggatacactgatgatcagccggacccccgaggttacgtgcgtcgtcgtcgatgtctcccacgaggatccagaggtccaattcaactggtacgtggacggggtcgaggtgcataatgcaaagacaaagccacgggaagagcagtttaactctactttccgcgtggtttctgtgctgaccgtggtgcaccaagattggctcaacggcaaggagtacaagtgcaaggtaagcaataaggggctccctgcccccattgagaagactatctccaagacaaagggacagccacgcgagccacaagtctatacactccccccttcccgcgaagaaatgaccaagaatcaggttagcctgacatgcttggttaagggtttctacccctctgacatagccgtggagtgggagagcaatggacaaccagagaacaactacaagaccaccccacccatgctggatagcgacggttcattctttctgtatagtaagcttaccgtggacaagtcccggtggcaacaaggaaatgtcttttcatgctctgtgatgcacgaggccttgcataatcactatactcagaagagcttgagcctcagccccggatctggaggtggcggatccgggggcggtggaagcggaggtggtggatcgggaggcggtggaagcgcgcgcaacggcgaccactgtccgctcgggcccggacgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号31)によってコードされる。
【0130】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号32の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0131】
II.C. DhHemiFc
本開示における名称「DhHemi−」または「DhHemiFcドメイン」は、直接またはポリペプチドリンカーを介して第2のDhFcドメインに連結される、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が除去されている第1のFcドメイン(「DhFc」ドメイン)を含むポリペプチド鎖を指す。特定の実施形態では、ヒンジ領域におけるN末端の12アミノ酸、たとえば、ERKSSVECPPCP(配列番号:15)が除去される。一実施形態では、第1のDhFcドメイン及び第2のDhFcドメインは同一の配列を有する。別の実施形態では、第1のDhFcドメイン及び第2のDhFcドメインは異なる配列を有する。
【0132】
DhHemiFcドメインとGDF15領域とを含む融合タンパク質が提供される。通常、GDF15領域のN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介してDhHemiFcドメインのC末端に連結される。しかしながら、一部の実施形態では、DhHemiFcドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のC末端に連結される。
【0133】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結された、融合タンパク質を含む二量体が提供される。一部の実施形態では、二量体はホモ二量体である。他の実施形態では、二量体はヘテロ二量体である。
【0134】
GGGDhFc−(G
4S)
5−DhFc−S(G
4S)
4−GDF15
本開示における名称「GGGDhFc−(G
4S)
5−DhFc−S(G
4S)
4−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHemiFcドメインのC末端に接続する配列番号30の配列を含む第1のポリペプチドリンカーを介してDhHemiFcドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。HemiFcドメインは、第1のDhFcドメインのN末端を第2のDhFcドメイン(N末端に付加された3つのグリシン残基を有する)のC末端に接続する配列番号34の配列を含むポリペプチドリンカーを介して第2のDhFcドメインに連結される第1のDhFcドメインを含む。
【0135】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結された、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0136】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列:
GGGAPPVAGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTFRVVSVLTVVHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPAPIEKTISKTKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPMLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号33)を含む2つの第2のDhFcドメイン(各単量体に1つ)と、
(b)配列:
APPVAGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTFRVVSVLTVVHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPAPIEKTISKTKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPMLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号35)を含む2つの第1のDhFcドメイン(各単量体に1つ)と、
(c)第1のDhFcドメインのN末端を第2のDhFcドメインのC末端に連結する配列:GGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGS(配列番号34)を含む2つの第2のポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)と、
(d)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(e)GDF15ポリペプチドのN末端を第1のDhFcドメインのC末端に連結する配列番号30の配列を含む2つの第1のポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0137】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化8】
を含み、それは核酸配列:
ggcggtggagctccgccggtggctggaccctcagtgttcctctttccaccgaagccgaaggacacccttatgattagccggaccccagaggtcacttgcgtcgtcgtggacgtgtcccatgaggatcccgaagtgcagtttaactggtatgtggacggagtggaggtccataacgccaagaccaagccaagggaagaacagttcaatagcaccttccgggtggtgtccgtgctcaccgtggtgcatcaagactggctgaatggcaaagagtacaaatgtaaggtgtcaaacaaggggctcccagcccctattgaaaagaccatctcaaagactaagggacagccacgcgaacctcaagtgtataccctcccgccttcacgcgaagaaatgactaagaatcaggtcagccttacttgtctggtcaagggcttctacccgagcgacattgcagtcgaatgggagagcaatggtcagccagagaataactacaagaccactcctcccatgcttgatagcgatggaagctttttcctttacagcaagcttactgtggataagtctcgctggcaacagggaaatgtgttcagctgttcagtgatgcatgaagcactccacaatcattacacccagaagtcactcagcctctcacccggaggaggaggcggttctggtggaggagggtctggaggtggagggagcggcggaggcgggtctggcggtggtgggtctgagaggaagtcatcagtggaatgcccaccatgccctgctcctcccgtggccggtccgagcgtgtttctcttcccacctaagcccaaggacactctgatgatctcacggactccggaagtgacttgtgtggtggtggacgtgtctcatgaggaccctgaagtgcagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcacaatgctaagaccaagcctagagaggaacagttcaattccacctttcgcgtggtgagcgtcctgaccgtcgtgcaccaggactggcttaacggaaaggaatacaagtgcaaggtgtccaacaaaggccttccagctcccattgagaaaaccatctctaaaactaagggtcaaccaagggaaccccaagtctacaccctccctccgtctagagaagagatgaccaaaaaccaggtgtccctgacctgtctggtgaagggattttacccctcagacatcgccgtggagtgggaaagcaacggacagcccgaaaacaactataagactacccctcctatgctggactcagacggatctttcttcctctatagcaagctcactgtggacaaatccagatggcaacaagggaatgtgttctcatgcagcgtgatgcacgaggctcttcacaaccactatacccagaagagcctgtctctttcacctggttccggaggtggtgggagcggagggggtggatcaggtggtggagggtccggaggcggaggatccgcacggaatggcgaccactgtccactgggacccggaagatgttgtcgcctccacaccgtgagggcctctctggaggaccttggctgggccgactgggtcctgtcacctcgggaggtccaagtcaccatgtgtatcggagcctgccccagccaattcagagcagcaaatatgcacgcacagattaagaccagcctgcatcggcttaaacctgatactgtgccggctccttgttgcgtgccagcatcttacaacccgatggtgctgatccagaaaaccgataccggtgtctccctccagacttacgacgacctccttgcaaaggactgccattgcatc(配列番号36)によってコードされる。
【0138】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号37の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0139】
II.D. Knob/Hole
本開示における名称「knob−」または「knobFcドメイン」は、「knob」変異を含むFcドメインを指す。本開示における名称「hole−」または「holeFcドメイン」は「hole」変異を含むネイティブなFcまたはFc変異体を指す。
【0140】
「knob」は小さなアミノ酸側鎖を大きなもので置き換えることによって創られ得るし、「hole」は大きなアミノ酸側鎖を小さなもので置き換えることによって創られ得る。たとえば、Ridgway,JBB.1996,Protein Eng.9:617−621;Merchant,AM,1998,Nature Biotech.16:677−681を参照のこと。
【0141】
一実施形態では、Fcドメインの配列においてスレオニンからトリプトファンへの変異(T366W)を導入することによって「knobFc」ドメインが提供される。一実施形態では、Fcドメインの配列においてスレオニンからセリンへの変異(T366S)、ロイシンからアラニンへの変異(L368A)及びチロシンからバリンへの変異(Y407V)を導入することによって「holeFc」ドメインが提供される。
【0142】
knobFcドメイン、holeFcドメイン、または双方にてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0143】
一実施形態では、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が除去されているFcドメインの配列にてスレオニンからトリプトファンへの変異(T366W)を導入することによって「DhknobFc」ドメインが提供される。一実施形態では、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が除去されているFcドメインの配列にてスレオニンからセリンへの変異(T366S)、ロイシンからアラニンへの変異(L368A)及びチロシンからバリンへの変異(Y407V)を導入することによって「DhholeFc」ドメインが提供される。
【0144】
DhknobFc、DhholeFc、または双方においてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0145】
一部の実施形態では、(i)直接またはポリペプチドリンカーを介してholeFcドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と(ii)knobFcドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。他の実施形態では、(i)直接またはポリペプチドリンカーを介してknobFcドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と(ii)holeFcドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。
【0146】
一部の実施形態では、(i)直接またはポリペプチドリンカーを介してDhholeFcドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と(ii)DhknobFcドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。他の実施形態では、(i)直接またはポリペプチドリンカーを介してDhknobFcドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と(ii)DhholeFcドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。
【0147】
一部の実施形態では、ヘテロ二量体がその各第1のポリペプチド鎖のGDF15領域間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのそのようなヘテロ二量体を含む四量体が提供される。各ヘテロ二量体が、(i)ポリペプチドリンカーを介してDhknobFcドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhholeFcドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む、2つのヘテロ二量体を含むヘテロ四量体の実施形態の図形描写については
図1を参照のこと。
【0148】
DhknobFc−(G
4S)
4−GDF15:DhholeFc
本開示における名称「DhknobFc−(G
4S)
4−GDF15:DhholeFc」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhknobFcドメインのC末端に接続する配列番号18の配列を含むリンカーを介してDhknobFcドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhholeFcドメインを含むポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0149】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhknobFc−(G
4S)
4−GDF15:DhholeFcヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0150】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLWCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号16)を含む2つのDhknobFcドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLSCAVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLVSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号281)を含む2つのDhholeFcドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をDhknobFcドメインのC末端に連結する配列番号18の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0151】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化9】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggatgagctgaccaagaaccaggtcagcctgtggtgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctacagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcggaggtggtggatctggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号19)によってコードされる。
【0152】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLSCAVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLVSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号17)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggatgagctgaccaagaaccaggtcagcctgagctgcgcggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctcgtcagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaatga(配列番号21)によってコードされる。
【0153】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号20の配列を有する2つの単量体と配列番号17の配列を有する2つの単量体とを含む四量体が提供される。
【0154】
II.E. 電荷対(delHinge)
本開示における名称「CpmFc(+)ドメイン」は、「正の」電荷対変異を含むFcドメインを指す。本開示における名称「CpmFc(−)ドメイン」は、「負の」電荷対変異を含むFcドメインを指す。「正の」及び「負の」という用語の使用は参照し易いようにするため(すなわち、Fcドメインの電荷対の性質を記載するため)のものであって、配列または構築物全体が必然的に正または負の電荷を有することを示すのではないことに留意のこと。
【0155】
一実施形態では、Fcドメインの配列にてグルタミン酸からリジンへの変異(E356K)及びアスパラギン酸からリジンへの変異(D399K)を導入することによって「正の」電子対変異が提供される。一実施形態では、Fcドメインの配列にて2つのリジンからアスパラギン酸への変異(K392D、K409D)を導入することによって「負の」電子対変異が提供される。
【0156】
一緒にインキュベートすると、アスパラギン酸残基は静電気力を介してリジン残基と会合し、CpmFc(+)ドメインとCpmFc(−)ドメインとの間でのヘテロ二量体の形成を促進し、且つCpmFc(+)配列間またはCpmFc(−)配列間のホモ二量体の形成を減らすまたは妨げる。
【0157】
CpmFc(+)ドメイン、CpmFc(−)ドメイン、またはその双方においてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0158】
一実施形態では、「DhCpmFc(+)」ドメインは、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が除去されているFcドメインの配列にてグルタミン酸からリジンへの変異(E356K)及びアスパラギン酸からリジンへの変異(D399K)を導入することによって提供される。一実施形態では、「DhCpmFc(−)」ドメインは、そのヒンジ領域のすべてまたは一部が除去されているFcドメインの配列にて2つのリジンからアスパラギン酸への変異(K392D、K409D)を導入することによって提供される。
【0159】
一緒にインキュベートすると、アスパラギン酸残基は静電気力を介してリジン残基と会合し、DhCpmFc(+)ドメインとDhCpmFc(−)ドメインとの間でのヘテロ二量体の形成を促進し、且つDhCpmFc(+)配列間またはDhCpmFc(−)配列間のホモ二量体の形成を減らすまたは妨げる。
【0160】
DhCpmFc(+)、DhCpmFc(−)またはその双方においてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0161】
一部の実施形態では、(i)CpmFc(+)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)CpmFc(−)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。一部の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のN末端はCpmFc(+)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してCpmFc(+)ドメインのN末端がGDF15領域のC末端に連結される。
【0162】
他の実施形態では、(i)CpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)CpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。一部の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のN末端はCpmFc(−)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してCpmFc(−)ドメインのN末端がGDF15領域のC末端に連結される。
【0163】
一部の実施形態では、(i)DhCpmFc(+)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(−)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。一部の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のN末端はDhCpmFc(+)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してDhCpmFc(+)ドメインのN末端がGDF15領域のC末端に連結される。
【0164】
他の実施形態では、(i)DhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。一部の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のN末端はDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、直接またはポリペプチドリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインのN末端がGDF15領域のC末端に連結される。
【0165】
一部の実施形態では、ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのそのようなヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。各ヘテロ二量体が、(i)ポリペプチドリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む、2つのヘテロ二量体を含む四量体の実施形態の図形描写については
図4を参照のこと。
【0166】
II.E.1. DhCpmFc(+)−(1K)−GDF15:DhCpmFc(−)
本開示における名称「DhCpmFc(+)−(1K)−GDF15:DhCpmFc(−)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(+)ドメインのC末端に接続する配列番号40の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(+)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(−)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0167】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(+)−(1K)−GDF15:DhCpmFc(−)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0168】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号38)を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各へテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号282)を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各へテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各へテロ二量体に1つ)と、
(d)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(+)ドメインのC末端に連結する配列:GSGSATGGSGSVASSGSGSATHL (配列番号:40)を含む2つのポリペプチドリンカー(各へテロ二量体に1つ)とを含む。
【0169】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化10】
を含み、それは核酸配列:
gccccagagctgcttggtggaccatccgtgttcctgtttcctccaaagccgaaggacaccctgatgatctcaagaactccggaagtgacttgcgtcgtcgtggacgtgtcacatgaggatccagaggtcaagttcaattggtatgtggacggagtggaagtgcataacgccaagaccaaaccccgcgaagaacagtacaatagcacctaccgcgtggtgagcgtccttactgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgagcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtcacctggcggatccggttctgctactggtggttccggctccgtcgcaagctctggttcaggcagtgcgactcatctggcacggaacggggaccattgtcccctgggacctggtcggtgctgccggcttcacaccgtcagagcctctctggaggaccttggatgggctgattgggtgctgagccctcgggaggtgcaagtcaccatgtgcatcggggcctgccctagccagttccgcgcagccaacatgcacgctcagatcaaaacctctcttcacagactgaagcccgacaccgtgccagcaccttgctgtgtgccggcctcttataaccccatggtcctcattcagaaaaccgacaccggagtgtcacttcagacttacgatgacctcctggccaaggactgccactgcata(配列番号41)によってコードされる。
【0170】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号:39)含み、それは核酸配列:
gcgccggaactgctgggcggcccgagcgtgtttctgtttccgccgaaaccgaaagataccctgatgattagccgcaccccggaagtgacctgcgtggtggtggatgtgagccatgaagatccggaagtgaaatttaactggtatgtggatggcgtggaagtgcataacgcgaaaaccaaaccgcgcgaagaacagtataacagcacctatcgcgtggtgagcgtgctgaccgtgctgcatcaggattggctgaacggcaaagaatataaatgcaaagtgagcaacaaagcgctgccggcgccgattgaaaaaaccattagcaaagcgaaaggccagccgcgcgaaccgcaggtgtataccctgccgccgagccgcgaagaaatgaccaaaaaccaggtgagcctgacctgcctggtgaaaggcttttatccgagcgatattgcggtggaatgggaaagcaacggccagccggaaaacaactatgataccaccccgccggtgctggatagcgatggcagcttttttctgtatagcgatctgaccgtggataaaagccgctggcagcagggcaacgtgtttagctgcagcgtgatgcatgaagcgctgcataaccattatacccagaaaagcctgagcctgagcccgggcaaa(配列番号43)によってコードされる。
【0171】
上記で考察したように、配列番号42の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号39の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0172】
II.E.2. DhCpmFc(−)−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−GDF15:DhCpmFc(+)」は、 (i)そのN末端が直接DhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0173】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0174】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)アミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号283)を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)アミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号:48)を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0175】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号50)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号49)によってコードされる。
【0176】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号47)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaatga(配列番号51)によってコードされる。
【0177】
上記で考察したように、配列番号50の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0178】
II.E.3. DhCpmFc(−)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結される、アスパラギンからアスパラギン酸への変異(N3D)を有するGDF15の天然に存在する変異体(「GDF15(N3D)」)を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。N3Dは脱アミド化が誘導する不均質性を低減し得る。
【0179】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0180】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列:
ARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号52)を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0181】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号54)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号53)によってコードされる。
【0182】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0183】
上記で考察したように、配列番号54の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0184】
II.E.4. DhCpmFc(−)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結される、最初の3つのアミノ酸が欠失するGDF15の変異体(「GDF15(Ndel3)」)を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。Ndel3変異体はN3の脱アミド化とその後のD3の異性体化が誘導する不均質性を低減し得る。
【0185】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0186】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列:
GDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号55)を有する2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0187】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号57)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号56)によってコードされる。
【0188】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0189】
上記で考察したように、配列番号57の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0190】
II.E.5. DhCpmFc(−)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号58の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0191】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0192】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を有する2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を有する2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を有する2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)それぞれペプチド結合を介してGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する、配列:GGGG(配列番号58)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0193】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチドはアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化11】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggagcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号59)によってコードされる。
【0194】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0195】
上記で考察したように、配列番号60の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0196】
II.E.6. DhCpmFc(−)−G
4S−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−G
4S−GDF15:DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号61の配列を含むポリペプチドリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0197】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィドを介して連結される2つのDhCpmFc(−)−G
4S−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0198】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介してそれぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する、配列GGGGS(配列番号61)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0199】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化12】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号62)によってコードされる。
【0200】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0201】
上記で考察したように、配列番号63の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0202】
II.E.7. DhCpmFc(−)−(G
4S)
2−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−(G
4S)
2−GDF15:DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号64の配列を含むポリペプチドリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0203】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−(G
4S)
2−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0204】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介してそれぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する、配列GGGGSGGGGS(配列番号64)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0205】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化13】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号65)によってコードされる。
【0206】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0207】
上記で考察したように、配列番号66の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0208】
II.E.8. DhCpmFc(−)−(G
4S)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−(G
4S)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号64の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0209】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−(G
4S)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0210】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列番号64を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0211】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、アミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化14】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号67)によってコードされる。
【0212】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0213】
上記で考察したように、配列番号68の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0214】
II.E.9. DhCpmFc(−)−G
4P−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−G
4P−GDF15:DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号69の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体を指す。
【0215】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−G
4P−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0216】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列GGGGP(配列番号69)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0217】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化15】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacccgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号70)によってコードされる。
【0218】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0219】
上記で考察したように、配列番号71の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0220】
II.E.10. DhCpmFc(−)−(G
4P)
2−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−(G
4P)
2−GDF15:DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号72の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のvを含むヘテロ二量体を指す。
【0221】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−(G
4P)
2−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0222】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列GGGGPGGGGP(配列番号72)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0223】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化16】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacctggaggcggtggaccagcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号73)によってコードされる。
【0224】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0225】
上記で考察したように、配列番号74の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0226】
II.E.11. DhCpmFc(−)−G
4Q−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−G
4Q−GDF15:DhCpmFc(+)」は、GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号75の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体を指す。
【0227】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−G
4Q−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0228】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)鎖(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)鎖(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列GGGGQ(配列番号75)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0229】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化17】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcactgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacaggcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号76)によってコードされる。
【0230】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0231】
上記で考察したように、配列番号77の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0232】
II.E.12. DhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15:DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15:DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号78の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体を指す。
【0233】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15:DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0234】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列GGGGQGGGGQ(配列番号78)を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0235】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化18】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacagggaggcggtggacaggcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号79)によってコードされる。
【0236】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0237】
上記で考察したように、配列番号80の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0238】
II.E.13. DhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号78の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体を指す。
【0239】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0240】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列番号78を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0241】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化19】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacagggaggcggtggacaggcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号81)によってコードされる。
【0242】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0243】
上記で考察したように、配列番号82の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0244】
II.E.14. DhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)
本開示における名称「DhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)」は、(i)GDF15(Ndel3)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に接続する配列番号78の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体を指す。
【0245】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)−(G
4Q)
2−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0246】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号283の配列を含む2つのDhCpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号48の配列を含む2つのDhCpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15(Ndel3)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結する配列番号78を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0247】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化20】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacagggaggcggtggacagggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号83)によってコードされる。
【0248】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号51の核酸配列によってコードされる、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
【0249】
上記で考察したように、配列番号84の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号47の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0250】
II.F. 電荷対(delHinge)システインクランプ
たとえば、CpmFc(+)ドメイン、CpmFc(−)ドメイン、DhCpmFc(+)ドメインまたはDhCpmFc(−)ドメインのようなFcドメインに「システインクランプ」変異を導入してもよい。「システインクランプ」変異は通常、変異を介して特定の位置でFcドメインのCH3ドメインにシステインを導入することが関与するので、変異を介して特定の位置でCH3ドメインに導入されたシステインを有する別のFcドメインと共にインキュベートした場合、2つのFcドメイン間(たとえば、「システインクランプ」変異を有するCpmFc(+)ドメインと「システインクランプ」変異を有するCpmFc(−)ドメインとの間または「システインクランプ」変異を有するDhCpmFc(+)ドメインと「システインクランプ」変異を有するDhCpmFc(−)ドメインとの間)でジスルフィド結合(システインクランプ)が形成され得る。Fcドメインは1以上のそのようなシステインクランプ変異を含有してもよい。
【0251】
一実施形態では、システインクランプは、セリンからシステインへの変異(S354C)を第1のFcドメインに導入し、チロシンからシステインへの変異(Y349C)を第2のFcドメインに導入することによって提供される。
【0252】
本開示における名称「DhCpmFc(−)(S354C)」ドメインは、セリンからシステインへの変異(S354C)を含むDhCpmFc(−)ドメインを指す。本開示における名称「DhCpmFc(+)(S354C)」ドメインは、セリンからシステインへの変異(S354C)を含むDhCpmFc(+)ドメインを指す。本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)」ドメインは、セリンからシステインへの変異(Y349C)を含むDhCpmFc(−)ドメインを指す。本開示における名称「DhCpmFc(+)(Y349C)」ドメインは、セリンからシステインへの変異(Y349C)を含むDhCpmFc(+)ドメインを指す。
【0253】
本開示における名称「CpmFc(−)(S354C)」ドメインはセリンからシステインへの変異(S354C)を含むCpmFc(−)ドメインを指す。本開示における名称「CpmFc(+)(S354C)」ドメインはセリンからシステインへの変異(S354C)を含むCpmFc(+)ドメインを指す。本開示における名称「CpmFc(−)(Y349C)」ドメインは、セリンからシステインへの変異(Y349C)を含むCpmFc(−)ドメインを指す。本開示における名称「CpmFc(+)(Y349C)」ドメインは、セリンからシステインへの変異(Y349C)を含むCpmFc(+)ドメインを指す。
【0254】
別の実施形態では、システインクランプは、第1のドメインとFcドメインの双方にロイシンからシステインへの変異(L351C)を導入することによって提供される。
【0255】
本開示における名称「DhCpmFc(−)(L351C)」ドメインはセリンからシステインへの変異(L351C)を含むDhCpmFc(−)ドメインを指す。本開示における名称「DhCpmFc(+)(L351C)」ドメインはセリンからシステインへの変異(L351C)を含むDhCpmFc(+)ドメインを指す。
【0256】
本開示における名称「CpmFc(−)(L351C)」ドメインはセリンからシステインへの変異(L351C)を含むCpmFc(−)ドメインを指す。本開示における名称「CpmFc(+)(L351C)」ドメインはセリンからシステインへの変異(L351C)を含むCpmFc(+)ドメインを指す。
【0257】
CpmFc(+)ドメイン、CpmFc(−)ドメインまたはその双方においてC末端リジン(K447)を任意で欠失させてもよい。これは、たとえば、ペプチドがC末端で融合されて融合タンパク質のタンパク質分解を減らす場合に有利であり得る。
【0258】
一部の実施形態では、提供されるヘテロ二量体は、(i)システインクランプ変異を含むCpmFc(+)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)システインクランプ変異を含むCpmFc(−)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む。一部の実施形態では、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介して、システインクランプ変異を含むCpmFc(+)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、システインクランプ変異を含むCpmFc(+)ドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介して、GDF15領域のC末端に連結される。
【0259】
一部の実施形態では、提供されるヘテロ二量体は、(i)システインクランプ変異を含むCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)システインクランプ変異を含むCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む。一部の実施形態では、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介して、システインクランプ変異を含むCpmFc(−)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、システインクランプ変異を含むCpmFc(−)ドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介して、GDF15領域のC末端に連結される。
【0260】
一部の実施形態では、提供されるヘテロ二量体は、(i)システインクランプ変異を含むDhCpmFc(+)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)システインクランプ変異を含むDhCpmFc(−)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む。一部の実施形態では、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介して、システインクランプ変異を含むDhCpmFc(+)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、システインクランプ変異を含むDhCpmFc(+)ドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介して、GDF15領域のC末端に連結される。
【0261】
一部の実施形態では、提供されるヘテロ二量体は、(i)システインクランプ変異を含むDhCpmFc(−)ドメインに連結されるGDF15領域を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)システインクランプ変異を含むDhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む。一部の実施形態では、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介して、システインクランプ変異を含むDhCpmFc(−)ドメインのC末端に連結される。他の実施形態では、システインクランプ変異を含むDhCpmFc(−)ドメインのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介して、GDF15領域のC末端に連結される。
【0262】
一部の実施形態では、ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのそのようなヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。各ヘテロ二量体が(i)DhCpmFc(+)(L351C)ドメインにポリペプチドリンカーを介して連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と(ii)DhCpmFc(−)(L351C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含む2つのヘテロ二量体を含む四量体の実施形態の図形描写については
図5を参照のこと。含む第2のポリペプチド鎖とを含む2つのヘテロ二量体を含む四量体の実施形態の図形描写については
図5を参照のこと。
【0263】
II.F.1. DhCpmFc(+)(S354C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(−)(Y349C)
本開示における名称「DhCpmFc(+)(S354C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(−)(Y349C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(+)(S354C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(−)(Y349C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC354と第2のポリペプチド鎖のC349との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0264】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(+)(S354C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(−)(Y349C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0265】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号85)を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号284)を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0266】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号88)を含み、それは核酸配列:
gccccagagctgcttggtggaccatccgtgttcctgtttcctccaaagccgaaggacaccctgatgatctcaagaactccggaagtgacttgcgtcgtcgtggacgtgtcacatgaggatccagaggtcaagttcaattggtatgtggacggagtggaagtgcataacgccaagaccaaaccccgcgaagaacagtacaatagcacctaccgcgtggtgagcgtccttactgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgtgcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcacctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtcacctggcgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号87)によってコードされる。
【0267】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号86)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号89)によってコードされる。
【0268】
上記で考察したように、配列番号88の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号86の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0269】
II.F.2. DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15:DhCpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15:DhCpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0270】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15:DhCpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0271】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号285)を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号91)を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0272】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号93)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号92)によってコードされる。
【0273】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号90)を含み、それは核酸配列:
gccccagagctgcttggtggaccatccgtgttcctgtttcctccaaagccgaaggacaccctgatgatctcaagaactccggaagtgacttgcgtcgtcgtggacgtgtcacatgaggatccagaggtcaagttcaattggtatgtggacggagtggaagtgcataacgccaagaccaaaccccgcgaagaacagtacaatagcacctaccgcgtggtgagcgtccttactgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgtgcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtctccgggtaaa(配列番号94)によってコードされる。
【0274】
上記で考察したように、配列番号93の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号90の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0275】
II.F.3. DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチドのC349と第2のポリペプチドのC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0276】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。GDF15配列におけるN3D変異が導入されて、たとえば、N脱アミド化が原因で生じる異質性を排除してもよい。
【0277】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号285の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号91の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0278】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号96)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号95)によってコードされる。
【0279】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号94の核酸配列によってコードされる、配列番号90のアミノ酸配列を含む。
【0280】
上記で考察したように、配列番号96の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号90の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0281】
II.F.4. DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0282】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。GDF15配列におけるN末端の3アミノ酸の欠失(Ndel3)が導入されて、たとえば、アスパラギンの脱アミド化またはアスパラギン酸の異性化が原因で生じる異質性を排除してもよい。
【0283】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号285の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号91の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0284】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号98)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号97)によってコードされる。
【0285】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号94の核酸配列によってコードされる、配列番号90のアミノ酸配列を含む。
【0286】
上記で考察したように、配列番号98の配列を有する2つのポリペプチド鎖と配列番号90の配列を有する2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0287】
II.F.5. DhCpmFc(−)(Y349C)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に接続する配列番号58の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0288】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(Y349C)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0289】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号285の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号91の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に連結する配列番号58の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0290】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化21】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggtggaggtggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号99)によってコードされる。
【0291】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号94の核酸配列によってコードされる、配列番号90のアミノ酸配列を含む。
【0292】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号100の配列を有する2つの単量体と配列番号90の配列を有する2つの単量体とを含む四量体が提供される。
【0293】
II.F.6. DhCpmFc(−)(Y349C)−(G
4S)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)−(G
4S)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に接続する配列番号64の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0294】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(Y349C)−(G
4S)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0295】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号285の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号91の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に連結する配列番号64の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)。
【0296】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化22】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号101)によってコードされる。
【0297】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号94の核酸配列によってコードされる、配列番号90のアミノ酸配列を含む。
【0298】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号102の配列を有する2つの単量体と配列番号90の配列を有する2つの単量体とを含む四量体が提供される。
【0299】
II.F.7. DhCpmFc(−)(Y349C)−(G
4Q)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(Y349C)−(G
4Q)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に接続する配列番号78の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0300】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(Y349C)−(G
4Q)
2−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0301】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号285の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号91の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に連結する配列番号78の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0302】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化23】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggacagggaggcggtggacaggcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号103)によってコードされる。
【0303】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号94の核酸配列によってコードされる、配列番号90のアミノ酸配列を含む。
【0304】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号104の配列を有する2つの単量体と配列番号90の配列を有する2つの単量体とを含む四量体が提供される。
【0305】
II.F.8. DhCpmFc(−)(L351C)−(G
4S)
2−GDF15:DhCpmFc(+)(L351C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(L351C)−(G
4S)
2−GDF15:DhCpmFc(+)(L351C)」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(L351C)ドメインのC末端に接続する配列番号64の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)(L351C)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(L351C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC351と第2のポリペプチド鎖のC351との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0306】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(L351C)−(G
4S)
2−GDF15:DhCpmFc(+)(L351C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0307】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号286)を含む2つのDhCpmFc(+)(L351C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号106)を含む2つのDhCpmFc(−)(L351C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド鎖(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(d)ペプチド結合を介して、それぞれGDF15ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(L351C)ドメインのC末端に連結する配列番号64の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0308】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(二重下線はリンカー配列):
【化24】
を含み、それは核酸配列:
gcgccggaactgctgggcggcccgagcgtgtttctgtttccgccgaaaccgaaagataccctgatgattagccgcaccccggaagtgacctgcgtggtggtggatgtgagccatgaagatccggaagtgaaatttaactggtatgtggatggcgtggaagtgcataacgcgaaaaccaaaccgcgcgaagaacagtataacagcacctatcgcgtggtgagcgtgctgaccgtgctgcatcaggattggctgaacggcaaagaatataaatgcaaagtgagcaacaaagcgctgccggcgccgattgaaaaaaccattagcaaagcgaaaggccagccgcgcgaaccgcaggtgtatacctgcccgccgagccgcgaagaaatgaccaaaaaccaggtgagcctgacctgcctggtgaaaggcttttatccgagcgatattgcggtggaatgggaaagcaacggccagccggaaaacaactatgataccaccccgccggtgctggatagcgatggcagcttttttctgtatagcgatctgaccgtggataaaagccgctggcagcagggcaacgtgtttagctgcagcgtgatgcatgaagcgctgcataaccattatacccagaaaagcctgagcctgagcccgggcggcggcggcggcagcggcggcggcggcagcgcgcgcaacggcgatcattgcccgctgggcccgggccgctgctgccgcctgcataccgtgcgcgcgagcctggaagatctgggctgggcggattgggtgctgagcccgcgcgaagtgcaggtgaccatgtgcattggcgcgtgcccgagccagtttcgcgcggcgaacatgcatgcgcagattaaaaccagcctgcatcgcctgaaaccggataccgtgccggcgccgtgctgcgtgccggcgagctataacccgatggtgctgattcagaaaaccgataccggcgtgagcctgcagacctatgatgatctgctggcgaaagattgccattgcatt(配列番号107)によってコードされる。
【0309】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号105)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacacctgtcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号109)によってコードされる。
【0310】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号108の配列を有する2つの単量体と配列番号105の配列を有する2つの単量体とを含むヘテロ二量体が提供される。
【0311】
II.G. HSA
本開示における名称「HSA」または「ヒト血清アルブミン」は、直接またはポリペプチドリンカーを介してヒト血清アルブミン(HSA)ポリペプチドに連結されるGDF15領域を含む融合タンパク質を指す。一部の実施形態では、融合タンパク質は2以上のHSAポリペプチドを含む。
【0312】
通常、GDF15領域のN末端は直接またはポリペプチドリンカーを介してHSAポリペプチドのC末端に連結される。しかしながら、一部の実施形態では、HSAポリペプチドのN末端が直接またはポリペプチドリンカーを介してGDF15領域のC末端に連結される。
【0313】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。そのようなホモ二量体の実施形態の図形描写については
図6を参照のこと。或いは、融合タンパク質のGDF15領域とGDF15ポリペプチドまたは変異体ポリペプチドとの間での鎖間ジスルフィド結合を介して連結されるそのような融合タンパク質1つとGDF15ポリペプチドまたはGDF変異体ポリペプチドとを含むヘテロ二量体が提供される。
【0314】
II.G.1. HSA−(G
4S)
4−GDF15:GDF15ヘテロ二量体
本開示における名称「HSA−(G
4S)
4−GDF15:GDF15」は、(i)GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号18の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)GDF15ポリペプチドを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0315】
通常、第1と第2のポリペプチド鎖はその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される。
【0316】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ヘテロ二量体は、
(a)配列:
DAHKSEVAHRFKDLGEENFKALVLIAFAQYLQQCPFEDHVKLVNEVTEFAKTCVADESAENCDKSLHTLFGDKLCTVATLRETYGEMADCCAKQEPERNECFLQHKDDNPNLPRLVRPEVDVMCTAFHDNEETFLKKYLYEIARRHPYFYAPELLFFAKRYKAAFTECCQAADKAACLLPKLDELRDEGKASSAKQRLKCASLQKFGERAFKAWAVARLSQRFPKAEFAEVSKLVTDLTKVHTECCHGDLLECADDRADLAKYICENQDSISSKLKECCEKPLLEKSHCIAEVENDEMPADLPSLAADFVESKDVCKNYAEAKDVFLGMFLYEYARRHPDYSVVLLLRLAKTYETTLEKCCAAADPHECYAKVFDEFKPLVEEPQNLIKQNCELFEQLGEYKFQNALLVRYTKKVPQVSTPTLVEVSRNLGKVGSKCCKHPEAKRMPCAEDYLSVVLNQLCVLHEKTPVSDRVTKCCTESLVNRRPCFSALEVDETYVPKEFNAETFTFHADICTLSEKERQIKKQTALVELVKHKPKATKEQLKAVMDDFAAFVEKCCKADDKETCFAEEGKKLVAASQAALGL(配列番号110)を含む1つのHSAポリペプチド(第1の単量体)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)ペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列番号18の配列を含む1つのポリペプチドリンカー(第1の単量体)とを含む。
【0317】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチドはアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化25】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggaggtggtggatccggaggcggtggaagcggaggtggtggatctggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号111)によってコードされる。
【0318】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号11の核酸配列によってコードされる、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
【0319】
上記で考察したように、配列番号112の配列を有する第1のポリペプチド鎖と配列番号12の配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体が提供される。
【0320】
II.G.2. HSA−(G
4S)
4−GDF15
本開示における名称「HSA−(G
4S)
4−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号18の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0321】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−(G
4S)
4−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−(G
4S)
4−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0322】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列番号18の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0323】
好まれる実施形態では、融合タンパク質は配列番号111の核酸配列によってコードされる、配列番号112のアミノ酸配列を含む。
【0324】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号112の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0325】
II.G.3. HSA−GSPAPAPGS−GDF15
本開示における名称「HSA−(GSPAPAPGS)−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号113の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0326】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−(GSPAPAPGS)−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−(GSPAPAPGS)−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0327】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列:GSPAPAGS(配列番号113)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0328】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化26】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggatccccagctccagctccaggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号114)によってコードされる。
【0329】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号115の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0330】
II.G.4. HSA−GS(PAPAP)
2GS−GDF15
本開示における名称「HSA−GS(PAPAP)
2GS−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号116の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0331】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−GS(PAPAP)
2GS−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−GS(PAPAP)
2GS−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0332】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列:GSPAPAPAPAGS(配列番号116)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0333】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化27】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggatccccagctccagctccacccgcacctgcccctggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号117)によってコードされる。
【0334】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号118の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0335】
II.G.5. HSA−GSAAQAAQQGS−GDF15
本開示における名称「HSA−GSAAQAAQQGS−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号119の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0336】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−GSAAQAAQQGS−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−GSAAQAAQQGS−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0337】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列:GSAAQAAQQGS(配列番号119)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0338】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化28】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggatccgccgctcaggctgcacagcaaggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号120)によってコードされる。
【0339】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号121の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0340】
II.G.6. HSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15
本開示における名称「HSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号122の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0341】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0342】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列:GSAAQAAQQAAQAAQQGS(配列番号122)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0343】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化29】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggatccgccgctcaggctgcacagcaagcagcccaagcagctcagcagggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号123)によってコードされる。
【0344】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号124の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0345】
II.G.7. HSA−GGNAEAAAKEAAAKEAAAKAGG−GDF15
本開示における名称「HSA−GGNAEAAAKEAAAKEAAAKAGG−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号125の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0346】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−GGNAEAAAKEAAAKEAAAKAGG−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−GGNAEAAAKEAAAKEAAAKAGG−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0347】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列:GGNAEAAAKEAAAKEAAAKAGG(配列番号125)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0348】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化30】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggaggcaacgccgaggctgccgctaaggaagccgctgccaaggaggccgcagcaaaagaggctgcagctaaggccggaggagcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号126)によってコードされる。
【0349】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号127の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0350】
II.G.8. HSA−(G
4S)
6−GDF15
本開示における名称「HSA−(G
4S)
6−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号128の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0351】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−(G
4S)
6−GDF15融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−(G
4S)
6−GDF15融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0352】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列:GGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGS(配列番号128)を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0353】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化31】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttggtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggaggtggtggctctggaggcggtggaagcggaggcggtggatccggaggcggtggaagcggaggtggtggatctggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号129)によってコードされる。
【0354】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号130の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0355】
II.G.9. HSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15(N3D)
本開示における名称「HSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15(N3D)」は、GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に接続する配列番号122の配列を含むリンカーを介してHSAポリペプチドに連結されるGDF15ポリペプチド(N3D)を含む融合タンパク質を指す。
【0356】
ある特定の実施形態では、2つのHSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15(N3D)融合タンパク質であって、その各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、2つのHSA−GS(AAQAAQQ)
2GS−GDF15(N3D)融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0357】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号110の配列を含む2つのHSAポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をHSAポリペプチドのC末端に連結する配列番号122を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0358】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化32】
を含み、それは核酸配列:
gatgcacacaagagtgaggttgctcatcgatttaaagatttgggagaagaaaatttcaaagccttggtgttgattgcctttgctcagtatcttcagcagtgtccatttgaagatcatgtaaaattagtgaatgaagtaactgaatttgcaaaaacatgtgttgctgatgagtcagctgaaaattgtgacaaatcacttcataccctttttggagacaaattatgcacagttgcaactcttcgtgaaacctatggtgaaatggctgactgctgtgcaaaacaagaacctgagagaaatgaatgcttcttgcaacacaaagatgacaacccaaacctcccccgattggtgagaccagaggttgatgtgatgtgcactgcttttcatgacaatgaagagacatttttgaaaaaatacttatatgaaattgccagaagacatccttacttttatgccccggaactccttttctttgctaaaaggtataaagctgcttttacagaatgttgccaagctgctgataaagctgcctgcctgttgccaaagctcgatgaacttcgggatgaagggaaggcttcgtctgccaaacagagactcaagtgtgccagtctccaaaaatttggagaaagagctttcaaagcatgggcagtagctcgcctgagccagagatttcccaaagctgagtttgcagaagtttccaagttagtgacagatcttaccaaagtccacacggaatgctgccatggagatctgcttgaatgtgctgatgacagggcggaccttgccaagtatatctgtgaaaatcaagattcgatctccagtaaactgaaggaatgctgtgaaaaacctctgttggaaaaatcccactgcattgccgaagtggaaaatgatgagatgcctgctgacttgccttcattagctgctgattttgttgaaagtaaggatgtttgcaaaaactatgctgaggcaaaggatgtcttcctgggcatgtttttgtatgaatatgcaagaaggcatcctgattactctgtcgtgctgctgctgagacttgccaagacatatgaaaccactctagagaagtgctgtgccgctgcagatcctcatgaatgctatgccaaagtgttcgatgaatttaaacctcttgtggaagagcctcagaatttaatcaaacaaaattgtgagctttttgagcagcttggagagtacaaattccagaatgcgctattagttcgttacaccaagaaagtaccccaagtgtcaactccaactcttgtagaggtctcaagaaacctaggaaaagtgggcagcaaatgttgtaaacatcctgaagcaaaaagaatgccctgtgcagaagactatctatccgtggtcctgaaccagttatgtgtgttgcatgagaaaacgccagtaagtgacagagtcaccaaatgctgcacagaatccttg
gtgaacaggcgaccatgcttttcagctctggaagtcgatgaaacatacgttcccaaagagtttaatgctgaaacattcaccttccatgcagatatatgcacactttctgagaaggagagacaaatcaagaaacaaactgcacttgttgagctcgtgaaacacaagcccaaggcaacaaaagagcaactgaaagctgttatggatgatttcgcagcttttgtagagaagtgctgcaaggctgacgataaggagacctgctttgccgaggagggtaaaaaacttgttgcggccagtcaggccgccttaggcttaggatccgccgctcaggctgcacagcaagcagcccaagcagctcagcagggaagcgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号241)によってコードされる。
【0359】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号242の配列を有する2つの融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0360】
II.H. FcγRの結合についての親和性に対処する変異を伴った構築物
ある特定の電子対(delHinge)多量体はFcγ受容体(FcγR)結合、特にFcγRI及びFcγRIIIに対する結合を示すことが見いだされた。たとえば、実施例7を参照のこと。場合によっては、FcγR結合親和性は、ヒンジ領域を含む多量体で見られるそれに匹敵する。Fcγ受容体はヒンジ領域と相互作用し、これらの多量体は、上述のようにヒンジ領域のすべてまたは一部を欠いているdelHingeだったので、このことは予想外だった。FcγRへの結合に関与するFc残基の変異解析は、主要な相互作用部位がヒンジ領域及びCH2ドメインに局在することを示唆している(Tamm,A,1997,Int.Rev.Immunol.16:57−85)。Radaev,S,ら,J.Biol.Chem.276:16469−16477;Sondermann,P,ら,2000,Nature,406:267−273も参照のこと。
【0361】
ヒトにおけるナチュラルキラー(NK)細胞が主として介在する免疫応答である抗体依存性細胞性細胞傷害性(ADCC)は、ヒトにおけるFcγR、特にFcγRIIIAと抗体のFcドメインまたはFc含有タンパク質との相互作用に依存する。ADCCでは、NK細胞の表面上のFcγRIIIへのFcの結合がNK細胞を活性化し、それがパーフォリン及びグランザイムを放出する。
【0362】
従って、構築物のFcγRとの相互作用を調節する追加の修飾を有する構築物が提供される。一シリーズの実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)をネイティブなFcまたは上述の種々のFcドメインを含むFc変異体に導入する。N297Gの変異は、CH2ドメインにて保存されたN−グリコシル化部位を取り除く。
【0363】
別のシリーズの実施形態では、ヒンジ領域のすべてまたは一部が取り除かれているFcドメインから追加のN末端アミノ酸残基を欠失させる。たとえば、アミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号303)は、野生型IgG1のFcドメインのN末端からG236までのアミノ酸残基の欠失によって提供される。一部の実施形態では、C末端のリジン(K447)は任意にこのFc変異体から欠失させてもよい。アミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号304)は、野生型IgG1のFcドメインのN末端からG237までのアミノ酸残基の欠失によって提供される。一部の実施形態では、C末端のリジン(K447)は任意にこのFc変異体から欠失させてもよい。アミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号305)は、野生型IgG1のFcドメインのN末端からP238までのアミノ酸残基の欠失によって提供される。一部の実施形態では、C末端のリジン(K447)は任意にこのFc変異体から欠失させてもよい。
【0364】
一実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。
【0365】
別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(+)(S354C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0366】
別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(+)(Y349C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(N297G)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(−)(S354C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(N297G)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0367】
別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(+)(L351C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDhCpmFc(−)(L351C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(N297G)(L351C)」ドメインと呼ばれる)。
【0368】
別の実施形態では、アラニンからシステインへの変異(A287C)が導入されているDhCpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(A287C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アラニンからシステインへの変異(A287C)が導入されているDhCpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(A287C)」ドメインと呼ばれる)。
【0369】
別の実施形態では、ロイシンからシステインへの変異(L306C)が導入されているDhCpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(L306C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、ロイシンからシステインへの変異(L306C)が導入されているDhCpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(L306C)」ドメインと呼ばれる)。
【0370】
別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているDhCpmFc(−)(A287C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(A287C)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているDhCpmFc(+)(A287C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(A287C)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。
【0371】
別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているDhCpmFc(−)(A287C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(A287C)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているDhCpmFc(+)(A287C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(A287C)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0372】
別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているDhCpmFc(−)(L306C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(L306C)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているDhCpmFc(+)(L306C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(L306C)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。
【0373】
別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているDhCpmFc(−)(L306C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(−)(L306C)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているDhCpmFc(+)(L306C)ドメインが提供される(本明細書では「DhCpmFc(+)(A287C)(L306C)」ドメインと呼ばれる)。
【0374】
別の実施形態では、N末端の7アミノ酸が除去されているDhCpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(−)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、N末端の7アミノ酸が除去されているDhCpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(+)」ドメインと呼ばれる)。
【0375】
別の実施形態では、N末端の7アミノ酸が除去されているDhCpmFc(−)(Y349C)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(−)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、N末端の7アミノ酸が除去されているDhCpmFc(+)(S354C)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(+)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0376】
別の実施形態では、N末端の7アミノ酸が除去されているDhCpmFc(+)(Y349C)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(+)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、N末端の7アミノ酸が除去されているDhCpmFc(−)(S354C)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(−)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0377】
別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているCpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「CpmFc(+)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているCpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「CpmFc(−)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。
【0378】
別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDh2CpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(+)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)が導入されているDh2CpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(−)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。
【0379】
別の実施形態では、アラニンからシステインへの変異(A287C)が導入されているDh2CpmFc(−)(N297G)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、ロイシンからシステインへの変異(L306C)が導入されているDh2CpmFc(+)(N297G)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)」ドメインと呼ばれる)。
【0380】
別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているDh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメインが提供される(本明細書では「Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0381】
別の実施形態では、2つのグリシンがN末端に付加されているDh2CpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「GG−Dh2CpmFc(−)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、2つのグリシンがN末端に付加されているDh2CpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「GG−Dh2CpmFc(+)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。
【0382】
別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているGG−Dh2CpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「GG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているGG−Dh2CpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0383】
別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているGG−Dh2CpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「GG−Dh2CpmFc(+)(Y349C)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているGG−Dh2CpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「GG−Dh2CpmFc(−)(S354C)」ドメインと呼ばれる)。
【0384】
別の実施形態では、グリシンがN末端に付加されているDh2CpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「Dh3CpmFc(−)(N297G)」ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、グリシンがN末端に付加されているDh2CpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「Dh3CpmFc(+)」ドメインと呼ばれる)。
【0385】
別の実施形態では、チロシンからシステインへの変異(Y349C)が導入されているDh3CpmFc(−)ドメインが提供される(本明細書では「Dh3CpmFc(−)(Y349C)ドメインと呼ばれる)。別の実施形態では、セリンからシステインへの変異(S354C)が導入されているDh3CpmFc(+)ドメインが提供される(本明細書では「Dh3CpmFc(+)(S354C)ドメインと呼ばれる)。
【0386】
別の実施形態では、アスパラギンからグリシンへの変異(N297G)がDhMonoFcドメインに導入される(本明細書では「DhMonoFc(N297G)」と呼ばれる)。
【0387】
II.H.1. DhCpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0388】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0389】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号287)を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号132)を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0390】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号134)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号133)によってコードされる。
【0391】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号131)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaatga(配列番号135)によってコードされる。
【0392】
上記で考察されたように、配列番号134の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号131の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0393】
II.H.2. DhCpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)配列を含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0394】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0395】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号287の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号132の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0396】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号137)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号136)によってコードされる。
【0397】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号135の核酸配列によってコードされる、配列番号131のアミノ酸配列を含む。
【0398】
上記で考察したように、配列番号137の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号131の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0399】
II.H.3. DhCpmFc(−)(N297G)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)」は、(i)GDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に接続する配列番号58の配列を含むリンカーを介してDhCpmFc(−)(N297G)ドメインに連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0400】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)−G
4−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0401】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号287の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号132の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)と
(d)それぞれペプチド結合を介してGDF15(N3D)ポリペプチドのN末端をDhCpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に連結する配列番号58の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0402】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
【化33】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggagcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号138)によってコードされる。
【0403】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号135の核酸配列によってコードされる、配列番号131のアミノ酸配列を含む。
【0404】
上記で考察したように、配列番号139の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号131の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0405】
II.H.4. DhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0406】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0407】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号288)を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号141)を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(S349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0408】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号143)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号142)によってコードされる。
【0409】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号140)を含み、それは核酸配列:
gccccagagctgcttggtggaccatccgtgttcctgtttcctccaaagccgaaggacaccctgatgatctcaagaactccggaagtgacttgcgtcgtcgtggacgtgtcacatgaggatccagaggtcaagttcaattggtatgtggacggagtggaagtgcataacgccaagaccaaaccccgcgaagaacagtacgggagcacctaccgcgtggtgagcgtccttactgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgtgcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtctccgggtaaa(配列番号144)によってコードされる。
【0410】
上記で考察したように、配列番号143の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号140の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0411】
II.H.5. DhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(S345C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0412】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0413】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号288の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号141の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(S349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0414】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号146)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号145)によってコードされる。
【0415】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号144の核酸配列によってコードされる、配列番号140のアミノ酸配列を含む。
【0416】
上記で考察したように、配列番号146の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号140の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0417】
II.H.6. DhCpmFc(−)(N297G)(L351C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(L351C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(L351C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC351と第2のポリペプチド鎖のC351との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0418】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(L351C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0419】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号289)を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(L351C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号148)を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(L351C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0420】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号150)を含み、それは核酸配列:
gcgccggaactgctgggcggcccgagcgtgtttctgtttccgccgaaaccgaaagataccctgatgattagccgcaccccggaagtgacctgcgtggtggtggatgtgagccatgaagatccggaagtgaaatttaactggtatgtggatggcgtggaagtgcataacgcgaaaaccaaaccgcgcgaagaacagtatggcagcacctatcgcgtggtgagcgtgctgaccgtgctgcatcaggattggctgaacggcaaagaatataaatgcaaagtgagcaacaaagcgctgccggcgccgattgaaaaaaccattagcaaagcgaaaggccagccgcgcgaaccgcaggtgtatacctgcccgccgagccgcaaagaaatgaccaaaaaccaggtgagcctgacctgcctggtgaaaggcttttatccgagcgatattgcggtggaatgggaaagcaacggccagccggaaaacaactataaaaccaccccgccggtgctgaaaagcgatggcagcttttttctgtatagcaaactgaccgtggataaaagccgctggcagcagggcaacgtgtttagctgcagcgtgatgcatgaagcgctgcataaccattatacccagaaaagcctgagcctgagcccgggcgcgcgcaacggcgatcattgcccgctgggcccgggccgctgctgccgcctgcataccgtgcgcgcgagcctggaagatctgggctgggcggattgggtgctgagcccgcgcgaagtgcaggtgaccatgtgcattggcgcgtgcccgagccagtttcgcgcggcgaacatgcatgcgcagattaaaaccagcctgcatcgcctgaaaccggataccgtgccggcgccgtgctgcgtgccggcgagctataacccgatggtgctgattcagaaaaccgataccggcgtgagcctgcagacctatgatgatctgctggcgaaagattgccattgcatt(配列番号149)によってコードされる。
【0421】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHELHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号147)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacacctgtcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号151)によってコードされる。
【0422】
上記で考察したように、配列番号150の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号147の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0423】
II.H.7. DhCpmFc(−)(N297G)(L351C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(L351C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(L351C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC351と第2のポリペプチド鎖のC351との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0424】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(L351C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L351C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0425】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号289の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(L351C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号148の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(L351C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0426】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTCPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号153)を含み、それは核酸配列:
gcgccggaactgctgggcggcccgagcgtgtttctgtttccgccgaaaccgaaagataccctgatgattagccgcaccccggaagtgacctgcgtggtggtggatgtgagccatgaagatccggaagtgaaatttaactggtatgtggatggcgtggaagtgcataacgcgaaaaccaaaccgcgcgaagaacagtatggcagcacctatcgcgtggtgagcgtgctgaccgtgctgcatcaggattggctgaacggcaaagaatataaatgcaaagtgagcaacaaagcgctgccggcgccgattgaaaaaaccattagcaaagcgaaaggccagccgcgcgaaccgcaggtgtatacctgcccgccgagccgcaaagaaatgaccaaaaaccaggtgagcctgacctgcctggtgaaaggcttttatccgagcgatattgcggtggaatgggaaagcaacggccagccggaaaacaactataaaaccaccccgccggtgctgaaaagcgatggcagcttttttctgtatagcaaactgaccgtggataaaagccgctggcagcagggcaacgtgtttagctgcagcgtgatgcatgaagcgctgcataaccattatacccagaaaagcctgagcctgagcccgggcgcgcgcgatggcgatcattgcccgctgggcccgggccgctgctgccgcctgcataccgtgcgcgcgagcctggaagatctgggctgggcggattgggtgctgagcccgcgcgaagtgcaggtgaccatgtgcattggcgcgtgcccgagccagtttcgcgcggcgaacatgcatgcgcagattaaaaccagcctgcatcgcctgaaaccggataccgtgccggcgccgtgctgcgtgccggcgagctataacccgatggtgctgattcagaaaaccgataccggcgtgagcctgcagacctatgatgatctgctggcgaaagattgccattgcatt(配列番号152)によってコードされる。
【0427】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号151の核酸配列によってコードされる、配列番号147のアミノ酸配列を含む。
【0428】
上記で考察したように、配列番号153の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号147の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0429】
II.H.8. DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0430】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0431】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号290)を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号268)を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0432】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号269)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号270)によってコードされる。
【0433】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号267)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号271)によってコードされる。
【0434】
上記で考察したように、配列番号269の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号267の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0435】
II.H.9. DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0436】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0437】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号290の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号268の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0438】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号272)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号273)によってコードされる。
【0439】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号271の核酸配列によってコードされる、配列番号267のアミノ酸配列を含む。
【0440】
上記で考察したように、配列番号272の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号267の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0441】
II.H.10. DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0442】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0443】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号291)を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号275)を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0444】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号276)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号277)によってコードされる。
【0445】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号274)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgtgcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtctccgggtaaa(配列番号278)によってコードされる。
【0446】
上記で考察したように、配列番号276の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号274の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0447】
II.H.11. DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)
本開示における名称「DhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)」は、(i)そのN末端がDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0448】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0449】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号291の配列を含む2つのDhCpmFc(+)(N297G)(L306C)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号275の配列を含む2つのDhCpmFc(−)(N297G)(A287C)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0450】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号279)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号280)によってコードされる。
【0451】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号278の核酸配列によってコードされる、配列番号274のアミノ酸配列を含む。
【0452】
上記で考察したように、配列番号279の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号274の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0453】
II.H.12. Dh2CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0454】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0455】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号292)を含む2つのDh2CpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号155)を含む2つのDh2CpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0456】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号157)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号156)によってコードされる。
【0457】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号154)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaatga(配列番号158)によってコードされる。
【0458】
上記で考察したように、配列番号157の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号154の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0459】
II.H.13. Dh2CpmFc(−)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)ドメインのC末端にペプチド結合により直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0460】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0461】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号292の配列を含む2つのDh2CpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号155の配列を含む2つのDh2CpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0462】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号160)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号159)によってコードされる。
【0463】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号158の核酸配列によってコードされる、配列番号154のアミノ酸配列を含む。
【0464】
上記で考察したように、配列番号160の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号154の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0465】
II.H.14. Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0466】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0467】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号293)を含む2つのDh2CpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号162)を含む2つのDh2CpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0468】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号164)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号163)によってコードされる。
【0469】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号161)を含み、それは核酸配列:
ccatccgtgttcctgtttcctccaaagccgaaggacaccctgatgatctcaagaactccggaagtgacttgcgtcgtcgtggacgtgtcacatgaggatccagaggtcaagttcaattggtatgtggacggagtggaagtgcataacgccaagaccaaaccccgcgaagaacagtacaatagcacctaccgcgtggtgagcgtccttactgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgtgcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtctccgggtaaa(配列番号165)によってコードされる。
【0470】
上記で考察したように、配列番号164の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号161の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0471】
II.H.15. Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0472】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0473】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号293の配列を含む2つのDh2CpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号162の配列を含む2つのDh2CpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0474】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号167)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号166)によってコードされる。
【0475】
好まれる実施形態では、第2の単量体は配列番号165の核酸配列によってコードされる、配列番号161のアミノ酸配列を含む。
【0476】
上記で考察したように、配列番号167の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号161の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0477】
II.H.16. CpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):CpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「CpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):CpmFc(+)(N297G)」は、(i)そのN末端がCpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)CpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0478】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのCpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):CpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0479】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列(括弧内はヒンジ領域の一部):
(DKTHTCPPCP)APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号294)を含む2つのCpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列(括弧内はヒンジ領域の一部):
(DKTHTCPPCP)APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号169)を含む2つのCpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0480】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
(DKTHTCPPCP)APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号171)を含み、それは核酸配列:
gacaaaactcacacatgcccaccgtgcccagcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号170)によってコードされる。
【0481】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
(DKTHTCPPCP)APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号168)を含み、それは核酸配列:
gacaaaactcacacatgcccaccgtgcccagcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号172)によってコードされる。
【0482】
上記で考察したように、配列番号171の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号168の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0483】
II.H.17. CpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):CpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「CpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)は、(i)そのN末端がCpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)CpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0484】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのCpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):CpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0485】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号294の配列を含む2つのCpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号169の配列を含む2つのCpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0486】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
(DKTHTCPPCP)APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号174)を含み、それは核酸配列:
gacaaaactcacacatgcccaccgtgcccagcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号173)によってコードされる。
【0487】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号172の核酸配列によってコードされる、配列番号168のアミノ酸配列を含む。
【0488】
上記で考察したように、配列番号174の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号168の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0489】
II.H.18. Dh2CpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0490】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0491】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号295)を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号176)を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0492】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号178)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号177)によってコードされる。
【0493】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号175)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaatga(配列番号179)によってコードされる。
【0494】
上記で考察したように、配列番号178の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号175の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0495】
II.H.19. Dh2CpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(N297G)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0496】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0497】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号295の配列を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号176の配列を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0498】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号181)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号180)によってコードされる。
【0499】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号179の核酸配列によってコードされる、配列番号175のアミノ酸配列を含む。
【0500】
上記で考察したように、配列番号181の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号175の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0501】
II.H.20. Dh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)ポリペプチドのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)(S345C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0502】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0503】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号296)を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号183)を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0504】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号185)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号184)によってコードされる。
【0505】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号182)を含み、それは核酸配列:
ccatccgtgttcctgtttcctccaaagccgaaggacaccctgatgatctcaagaactccggaagtgacttgcgtcgtcgtggacgtgtcacatgaggatccagaggtcaagttcaattggtatgtggacggagtggaagtgcataacgccaagaccaaaccccgcgaagaacagtacgggagcacctaccgcgtggtgagcgtccttactgtgctccaccaggactggcttaatgggaaggaatacaagtgtaaggtgtccaacaaggccctccccgctcccatcgaaaagaccatctcaaaggcaaaggggcaaccaagggaacctcaagtgtacaccctgcctccgtgcaggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacttgtctcgtgaagggcttctatcccagcgatattgctgtggaatgggagtcaaatggccagcccgagaataactacaaaactaccccacccgtgctgaaatctgatgggtccttcttcctttactccaagctgaccgtggacaagagccgctggcaacaaggcaatgtctttagctgctcagtgatgcatgaggctctccataatcactacactcagaagtcactgtccctgtctccgggtaaa(配列番号186)によってコードされる。
【0506】
上記で考察したように、配列番号185の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号182の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0507】
II.H.21. Dh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチドのC349と第2のポリペプチドのC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0508】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0509】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号296の配列を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号183の配列を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0510】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号188)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacgggagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号187)によってコードされる。
【0511】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号186の核酸配列によってコードされる、配列番号182のアミノ酸配列を含む。
【0512】
上記で考察したように、配列番号188の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号182の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0513】
II.H.22. Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1の単量体のC287と第2の単量体のC306との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0514】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0515】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、
(a)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号297)を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号192)を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む四量体が提供される。
【0516】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号194)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号193)によってコードされる。
【0517】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号191)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号195)によってコードされる。
【0518】
上記で考察したように、配列番号194の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号191の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0519】
II.H.23. Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC287と第2のポリペプチド鎖のC306との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0520】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0521】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、
(a)配列番号297の配列を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号192の配列を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む四量体が提供される。
【0522】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号197)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号196)によってコードされる。
【0523】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号195の核酸配列によってコードされる、配列番号191のアミノ酸配列を含む。
【0524】
上記で考察したように、配列番号197の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号191の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0525】
II.H.24. Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC287と第2のポリペプチド鎖のC306との間及び第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC349との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0526】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0527】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、
(a)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号298)を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号199)を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む四量体が提供される。
【0528】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号201)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号200)によってコードされる。
【0529】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号198)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatgccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号202)によってコードされる。
【0530】
上記で考察したように、配列番号201の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号198の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0531】
II.H.25. Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)
本開示における名称「Dh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1の単量体と、(ii)Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC287と第2のポリペプチド鎖のC306との間及び第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC349との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0532】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0533】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、
(a)配列番号298の配列を含む2つのDh2CpmFc(+)(N297G)(L306C)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号199の配列を含む2つのDh2CpmFc(−)(N297G)(A287C)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む四量体が提供される。
【0534】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
PSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPREEQYGSTYRVVSVCTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号204)を含み、それは核酸配列:
ccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataattgcaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtctgcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号203)によってコードされる。
【0535】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号202の核酸配列によってコードされる、配列番号198のアミノ酸配列を含む。
【0536】
上記で考察したように、配列番号204の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号198の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0537】
II.H.26. GG−Dh2CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):GG−Dh2CpmFc(+)
本開示における名称「GG−Dh2CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):GG−Dh2CpmFc(+)」は、(i)そのN末端がGG−Dh2CpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)GG−Dh2CpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0538】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのGG−Dh2CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):GG−Dh2CpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0539】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号299)を含む2つのGG−Dh2CpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号206)を含む2つのGG−Dh2CpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0540】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号208)を含み、それは核酸配列:
ggtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号207)によってコードされる。
【0541】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
MEWSWVFLFFLSVTTGVHSGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号243)を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化34】
によってコードされる。
【0542】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号205)を含み、それは核酸配列:
ggtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号209)によってコードされる。
【0543】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化35】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化36】
によってコードされる。
【0544】
上記で考察したように、配列番号208の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号205の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0545】
II.H.27. GG−Dh2CpmFc(−)−GDF15(N3D):GG−Dh2CpmFc(+)
本開示における名称「GG−Dh2CpmFc(−)−GDF15(N3D):GG−DhCpmFc(+)」は、(i)そのN末端がGG−Dh2CpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)GG−DhCpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0546】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのGG−Dh2CpmFc(−)−GDF15(N3D):GG−Dh2CpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0547】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号299の配列を含む2つのGG−Dh2CpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号206の配列を含む2つのGG−Dh2CpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0548】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号211)を含み、それは核酸配列:
ggtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号210)によってコードされる。
【0549】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化37】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化38】
によってコードされる。
【0550】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号209の核酸配列によってコードされる、配列番号205のアミノ酸配列を含む。
【0551】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号246の核酸配列によってコードされる、配列番号245のアミノ酸配列を含む。
【0552】
上記で考察したように、配列番号211の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号205の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0553】
II.H.28. GG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「GG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がGG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)GG−Dh2CpmFc(+)(S345C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0554】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのGG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0555】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号300)を含む2つのGG−Dh2CpmFc(+)(S354C)(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号213)を含む2つのGG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)鎖(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0556】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号215)を含み、それは核酸配列:
ggtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号214)によってコードされる。
【0557】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化39】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化40】
によってコードされる。
【0558】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号212)を含み、それは核酸配列:
ggtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatgccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号216)によってコードされる。
【0559】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化41】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化42】
によってコードされる。
【0560】
上記で考察したように、配列番号215の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号212の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0561】
II.H.29. GG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「GG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がGG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)GG−Dh2CpmFc(+)(S345C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0562】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのGG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):GG−Dh2CpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0563】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号300の配列を含む2つのGG−Dh2CpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号213の配列を含む2つのGG−Dh2CpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0564】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号218)を含み、それは核酸配列:
ggtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号217)によってコードされる。
【0565】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化43】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化44】
によってコードされる。
【0566】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号218の核酸配列によってコードされる、配列番号212のアミノ酸配列を含む。
【0567】
VH21シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号252の核酸配列によってコードされる、配列番号251のアミノ酸配列を含む。
【0568】
上記で考察したように、配列番号218の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号212の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0569】
II.H.30. Dh3CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):Dh3CpmFc(+)
本開示における名称「Dh3CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):Dh3CpmFc(+)」は、(i)そのN末端がDh3CpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh3CpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0570】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh3CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):Dh3CpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0571】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号301)を含む2つのDh3CpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号220)を含む2つのDh3CpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0572】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号222)を含み、それは核酸配列:
ggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号221)によってコードされる。
【0573】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化45】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化46】
によってコードされる。
【0574】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号219)を含み、それは核酸配列:
ggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctg
aatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号223)によってコードされる。
【0575】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化47】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化48】
によってコードされる。
【0576】
上記で考察したように、配列番号222の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号219の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0577】
II.H.31. Dh3CpmFc(−)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)
本開示における名称「Dh3CpmFc(−)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)」は、(i)そのN末端がDh3CpmFc(−)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh3CpmFc(+)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。
【0578】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh3CpmFc(−)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0579】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号301の配列を含む2つのDh3CpmFc(+)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号220の配列を含む2つのDh3CpmFc(−)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0580】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号225)を含み、それは核酸配列:
atggacatgagggtgcccgctcagctcctggggctcctgctgctgtggctgagaggtgcgcgctgtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号224)によってコードされる。
【0581】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化49】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化50】
によってコードされる。
【0582】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号223の核酸配列によってコードされる、配列番号219のアミノ酸配列を含む。
【0583】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号258の核酸配列によってコードされる、配列番号257のアミノ酸配列を含む。
【0584】
上記で考察したように、配列番号225の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号219の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0585】
II.H.32. Dh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh3CpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「Dh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh3CpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh3CpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(Ndel3)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh3CpmFc(+)(S345C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチドのC349と第2のポリペプチドのC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0586】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):Dh3CpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0587】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号302)を含む2つのDh3CpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号227)を含む2つのDh3CpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号55の配列を含む2つのGDF15(Ndel3)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0588】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号229)を含み、それは核酸配列:
atggacatgagggtgcccgctcagctcctggggctcctgctgctgtggctgagaggtgcgcgctgtggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号228)によってコードされる。
【0589】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化51】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化52】
によってコードされる。
【0590】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRKEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLKSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号226)を含み、それは核酸配列:
ggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtacaccctgcccccatgccggaaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacaagaccacgcctcccgtgctgaagtccgacggctccttcttcctctatagcaagctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtaaa(配列番号230)によってコードされる。
【0591】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖はアミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化53】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化54】
によってコードされる。
【0592】
上記で考察したように、配列番号229の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号226の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0593】
II.H.33. Dh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)(S354C)
本開示における名称「Dh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)(S354C)」は、(i)そのN末端がDh3CpmFc(−)(Y349C)ドメインのC末端に直接連結されるGDF15(N3D)ポリペプチドを含む第1のポリペプチド鎖と、(ii)Dh3CpmFc(+)(S354C)ドメインを含む第2のポリペプチド鎖とを含むヘテロ二量体を指す。システインクランプ変異によって、第1のポリペプチド鎖のC349と第2のポリペプチド鎖のC354との間での鎖間ジスルフィド結合を介して第1及び第2のポリペプチド鎖が連結されるのが可能になる。
【0594】
ある特定の実施形態では、各ヘテロ二量体の2つの第1のポリペプチド鎖がその各GDF15領域間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される2つのDh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)(S354C)ヘテロ二量体の二量体を含む四量体が提供される。
【0595】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、四量体は、
(a)配列番号302の配列を含む2つのDh3CpmFc(+)(S354C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(b)配列番号227の配列を含む2つのDh3CpmFc(−)(Y349C)ドメイン(各ヘテロ二量体に1つ)と、
(c)配列番号52の配列を含む2つのGDF15(N3D)ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0596】
好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖はアミノ酸配列:
GPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARDGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号232)を含み、それは核酸配列:
ggcccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacaacagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgtgcaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcgacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号231)によってコードされる。
【0597】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、アミノ酸配列(単一下線はシグナル配列):
【化55】
を含み、それは核酸配列(下線はシグナル配列):
【化56】
によってコードされる。
【0598】
好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号230の核酸配列によってコードされる、配列番号226のアミノ酸配列を含む。
【0599】
VK1シグナル配列を採用する実施形態では、好まれる実施形態では、第2のポリペプチド鎖は配列番号264の核酸配列によってコードされる、配列番号263のアミノ酸配列を含む。
【0600】
上記で考察したように、配列番号232の配列を含む2つのポリペプチド鎖と配列番号226の配列を含む2つのポリペプチド鎖とを含む四量体が提供される。
【0601】
II.H.34. DhMonoFc(N297G)−GDF15
本開示における名称「DhMonoFc(N297G)−GDF15」は、そのN末端がペプチド結合によって直接DhMonoFc(N297G)のC末端に連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0602】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15ポリペプチド間の鎖間ジスルフィドを介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0603】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVTTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号233)を含む2つのDhMonoFc(N297G)ドメイン(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各ヘテロ二量体に1つ)とを含む。
【0604】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVTTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号235)を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgaccaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号234)によってコードされる。
【0605】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号235の配列を含む2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0606】
II.H.35. DhMonoFc(N297G)−(G
4S)
4−GDF15
本開示における名称「DhMonoFc(N297G)−(G
4S)
4−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をペプチド結合によってDhMonoFc(N297G)ドメインのC末端に接続する配列番号18の配列を含むリンカーを介してDhMonoFc(N297G)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0607】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15ポリペプチド間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0608】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列:
APELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYGSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVTTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYDTTPPVLDSDGSFFLYSDLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG(配列番号236)を含む2つのDhMonoFc(N297G)ドメイン(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をDhMonoFc(N297G)ドメインのC末端に連結する配列番号18の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0609】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化57】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgaccaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggatccggaggcggtggaagcggaggtggtggatctggaggcggtggaagcgcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号237)によってコードされる。
【0610】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号238の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0611】
II.H.36. DhMonoFc(N297G)−G
4−GDF15
本開示における名称「DhMonoFc(N297G)−G
4−GDF15」は、GDF15ポリペプチドのN末端をペプチド結合によってDhMonoFc(N297G)ドメインのC末端に接続する配列番号58の配列を含むリンカーを介してDhMonoFc(N297G)ドメインに連結されるGDF15ポリペプチドを含む融合タンパク質を指す。
【0612】
ある特定の実施形態では、2つのそのような融合タンパク質であって、その各GDF15ポリペプチド間の鎖間ジスルフィド結合を介して連結される、融合タンパク質を含むホモ二量体が提供される。
【0613】
さらに詳しくは、具体的な実施形態では、ホモ二量体は、
(a)配列番号236の配列を含む2つのDhMonoFc(N297G)ドメイン(各単量体に1つ)と、
(b)配列番号12の配列を含む2つのGDF15ポリペプチド(各単量体に1つ)と、
(c)それぞれペプチド結合を介してGDF15ポリペプチドのN末端をDhMonoFc(N297G)ドメインのC末端に連結する配列番号58の配列を含む2つのポリペプチドリンカー(各単量体に1つ)とを含む。
【0614】
好まれる実施形態では、融合タンパク質はアミノ酸配列(二重下線はリンカー):
【化58】
を含み、それは核酸配列:
gcacctgaactcctggggggaccgtcagtcttcctcttccccccaaaacccaaggacaccctcatgatctcccggacccctgaggtcacatgcgtggtggtggacgtgagccacgaagaccctgaggtcaagttcaactggtacgtggacggcgtggaggtgcataatgccaagacaaagccgcgggaggagcagtacggcagcacgtaccgtgtggtcagcgtcctcaccgtcctgcaccaggactggctgaatggcaaggagtacaagtgcaaggtctccaacaaagccctcccagcccccatcgagaaaaccatctccaaagccaaagggcagccccgagaaccacaggtgaccaccctgcccccatcccgggaggagatgaccaagaaccaggtcagcctgacctgcctggtcaaaggcttctatcccagcgacatcgccgtggagtgggagagcaatgggcagccggagaacaactacgacaccacgcctcccgtgctggactccgacggctccttcttcctctatagcgacctcaccgtggacaagagcaggtggcagcaggggaacgtcttctcatgctccgtgatgcatgaggctctgcacaaccactacacgcagaagagcctctccctgtctccgggtggaggtggtggagcgcgcaacggagaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcata(配列番号239)によってコードされる。
【0615】
上記で考察したように、具体的な実施形態では、配列番号240の配列を有する2つの単量体を含むホモ二量体が提供される。
【0616】
III. GDF15ポリペプチド及びその変異体形態を含むGDF15を含む構築物
本明細書で開示されているように、本開示に記載されているGDF15ポリペプチド(ヒトGDF15の完全長形態及び成熟形態を含む)及びGDF15を含む構築物は、標準の分子生物学的な方法を用いて操作し、及び/または作製して本明細書で提供されるGDF15ポリペプチドの変異体形態及び構築物を形成することができる。種々の例では、適当なオリゴヌクレオチドプライマーを用いてゲノムDNAまたはcDNAから、配列番号4、8または12の全部または一部を含むことができる、本明細書で提供されるGDF15ポリペプチドの変異体形態及び構築物をコードする核酸配列を単離することができ、及び/または増幅することができる。標準の(RT)−PCR増幅法に従って、本明細書で提供される核酸及びアミノ酸の配列に基づいてプライマーを設計することができる。次いで、増幅させたGDF15変異体ポリペプチドの核酸を好適なベクターにクローニングし、DNA配列解析によって特徴付けることができる。
【0617】
本明細書で提供されるGDF15ポリペプチドの変異体形態及び構築物の全部または一部を単離するまたは増幅するのにプローブとして使用するためのオリゴヌクレオチドは、標準の合成法、たとえば、自動DNA合成装置を用いて設計し、生成することができ、またはさらに長い配列のDNAから単離することができる。
【0618】
III.A. GDF15のポリペプチド及びポリヌクレオチドの配列
生体内では、GDF15は、シグナル配列、プロドメイン及び活性ドメインを含む連続したアミノ酸配列として発現される。
【0619】
ヒトの完全長GDF15の308アミノ酸の配列は、
MPGQELRTVNGSQMLLVLLVLSWLPHGGALSLAEASRASFPGPSELHSEDSRFRELRKRYEDLLTRLRANQSWEDSNTDLVPAPAVRILTPEVRLGSGGHLHLRISRAALPEGLPEASRLHRALFRLSPTASRSWDVTRPLRRQLSLARPQAPALHLRLSPPPSQSDQLLAESSSARPQLELHLRPQAARGRRRARARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号4)であり、DNA配列:
atgcccgggcaagaactcaggacggtgaatggctctcagatgctcctggtgttgctggtgctctcgtggctgccgcatgggggcgccctgtctctggccgaggcgagccgcgcaagtttcccgggaccctcagagttgcactccgaagactccagattccgagagttgcggaaacgctacgaggacctgctaaccaggctgcgggccaaccagagctgggaagattcgaacaccgacctcgtcccggcccctgcagtccggatactcacgccagaagtgcggctgggatccggcggccacctgcacctgcgtatctctcgggccgcccttcccgaggggctccccgaggcctcccgccttcaccgggctctgttccggctgtccccgacggcgtcaaggtcgtgggacgtgacacgaccgctgcggcgtcagctcagccttgcaagaccccaggcgcccgcgctgcacctgcgactgtcgccgccgccgtcgcagtcggaccaactgctggcagaatcttcgtccgcacggccccagctggagttgcacttgcggccgcaagccgccagggggcgccgcagagcgcgtgcgcgcaacggggaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号3)によってコードされる。
【0620】
マウスの完全長GDF15の303アミノ酸の配列は
MAPPALQAQPPGGSQLRFLLFLLLLLLLLSWPSQGDALAMPEQRPSGPESQLNADELRGRFQDLLSRLHANQSREDSNSEPSPDPAVRILSPEVRLGSHGQLLLRVNRASLSQGLPEAYRVHRALLLLTPTARPWDITRPLKRALSLRGPRAPALRLRLTPPPDLAMLPSGGTQLELRLRVAAGRGRRSAHAHPRDSCPLGPGRCCHLETVQATLEDLGWSDWVLSPRQLQLSMCVGECPHLYRSANTHAQIKARLHGLQPDKVPAPCCVPSSYTPVVLMHRTDSGVSLQTYDDLVARGCHCA(配列番号6)であり、DNA配列:
atggccccgcccgcgctccaggcccagcctccaggcggctctcaactgaggttcctgctgttcctgctgctgttgctgctgctgctgtcatggccatcgcagggggacgccctggcaatgcctgaacagcgaccctccggccctgagtcccaactcaacgccgacgagctacggggtcgcttccaggacctgctgagccggctgcatgccaaccagagccgagaggactcgaactcagaaccaagtcctgacccagctgtccggatactcagtccagaggtgagattggggtcccacggccagctgctactccgcgtcaaccgggcgtcgctgagtcagggtctccccgaagcctaccgcgtgcaccgagcgctgctcctgctgacgccgacggcccgcccctgggacatcactaggcccctgaagcgtgcgctcagcctccggggaccccgtgctcccgcattacgcctgcgcctgacgccgcctccggacctggctatgctgccctctggcggcacgcagctggaactgcgcttacgggtagccgccggcagggggcgccgaagcgcgcatgcgcacccaagagactcgtgcccactgggtccggggcgctgctgtcacttggagactgtgcaggcaactcttgaagacttgggctggagcgactgggtgctgtccccgcgccagctgcagctgagcatgtgcgtgggcgagtgtccccacctgtatcgctccgcgaacacgcatgcgcagatcaaagcacgcctgcatggcctgcagcctgacaaggtgcctgccccgtgctgtgtcccctccagctacaccccggtggttcttatgcacaggacagacagtggtgtgtcactgcagacttatgatgacctggtggcccggggctgccactgcgcttga(配列番号5)によってコードされる。
【0621】
29残基のシグナル配列の切断後のヒトGDF15のアミノ酸配列は、
LSLAEASRASFPGPSELHSEDSRFRELRKRYEDLLTRLRANQSWEDSNTDLVPAPAVRILTPEVRLGSGGHLHLRISRAALPEGLPEASRLHRALFRLSPTASRSWDVTRPLRRQLSLARPQAPALHLRLSPPPSQSDQLLAESSSARPQLELHLRPQAARGRRRARARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号8)であり、DNA配列:
ctgtctctggccgaggcgagccgcgcaagtttcccgggaccctcagagttgcactccgaagactccagattccgagagttgcggaaacgctacgaggacctgctaaccaggctgcgggccaaccagagctgggaagattcgaacaccgacctcgtcccggcccctgcagtccggatactcacgccagaagtgcggctgggatccggcggccacctgcacctgcgtatctctcgggccgcccttcccgaggggctccccgaggcctcccgccttcaccgggctctgttccggctgtccccgacggcgtcaaggtcgtgggacgtgacacgaccgctgcggcgtcagctcagccttgcaagaccccaggcgcccgcgctgcacctgcgactgtcgccgccgccgtcgcagtcggaccaactgctggcagaatcttcgtccgcacggccccagctggagttgcacttgcggccgcaagccgccagggggcgccgcagagcgcgtgcgcgcaacggggaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号:7)によってコードされる。
【0622】
32残基のシグナル配列の切断後のマウスのGDF15のアミノ酸配列は、
SQGDALAMPEQRPSGPESQLNADELRGRFQDLLSRLHANQSREDSNSEPSPDPAVRILSPEVRLGSHGQLLLRVNRASLSQGLPEAYRVHRALLLLTPTARPWDITRPLKRALSLRGPRAPALRLRLTPPPDLAMLPSGGTQLELRLRVAAGRGRRSAHAHPRDSCPLGPGRCCHLETVQATLEDLGWSDWVLSPRQLQLSMCVGECPHLYRSANTHAQIKARLHGLQPDKVPAPCCVPSSYTPVVLMHRTDSGVSLQTYDDLVARGCHCA(配列番号10)であり、DNA配列:
tcgcagggggacgccctggcaatgcctgaacagcgaccctccggccctgagtcccaactcaacgccgacgagctacggggtcgcttccaggacctgctgagccggctgcatgccaaccagagccgagaggactcgaactcagaaccaagtcctgacccagctgtccggatactcagtccagaggtgagattggggtcccacggccagctgctactccgcgtcaaccgggcgtcgctgagtcagggtctccccgaagcctaccgcgtgcaccgagcgctgctcctgctgacgccgacggcccgcccctgggacatcactaggcccctgaagcgtgcgctcagcctccggggaccccgtgctcccgcattacgcctgcgcctgacgccgcctccggacctggctatgctgccctctggcggcacgcagctggaactgcgcttacgggtagccgccggcagggggcgccgaagcgcgcatgcgcacccaagagactcgtgcccactgggtccggggcgctgctgtcacttggagactgtgcaggcaactcttgaagacttgggctggagcgactgggtgctgtccccgcgccagctgcagctgagcatgtgcgtgggcgagtgtccccacctgtatcgctccgcgaacacgcatgcgcagatcaaagcacgcctgcatggcctgcagcctgacaaggtgcctgccccgtgctgtgtcccctccagctacaccccggtggttcttatgcacaggacagacagtggtgtgtcactgcagacttatgatgacctggtggcccggggctgccactgcgcttga(配列番号9)によってコードされる。
【0623】
GDF15の生物学的に活性のある形態は、それぞれが配列番号12を含む2つの成熟GDF15単量体を含むホモ二量体を含む。ホモ二量体化してヒトのネイティブな成熟GDF15を形成する単量体は、核酸配列:
gcgcgcaacggggaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatatga(配列番号11)によってコードされ、アミノ酸配列:
ARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号12)を含む。
【0624】
従って、「ヒトのネイティブな成熟GDF15二量体」は、配列番号12を含む、2つの共有結合した単量体を含む。
【0625】
各単量体にて9つのシステインを含んで1つの鎖間ジスルフィド結合と4つの鎖内ジスルフィド結合を形成するホモ二量体を含むヒトGDF15の組換え活性形態のアミノ酸配列(括弧内の任意のN末端メチオニン残基と共に示す)は、
(M)ARNGDHCPLGPGRCCRLHTVRASLEDLGWADWVLSPREVQVTMCIGACPSQFRAANMHAQIKTSLHRLKPDTVPAPCCVPASYNPMVLIQKTDTGVSLQTYDDLLAKDCHCI(配列番号189)であり、DNA配列(括弧内の任意のN末端メチオニンコドンと共に示す):
(atg)gcgcgcaacggggaccactgtccgctcgggcccgggcgttgctgccgtctgcacacggtccgcgcgtcgctggaagacctgggctgggccgattgggtgctgtcgccacgggaggtgcaagtgaccatgtgcatcggcgcgtgcccgagccagttccgggcggcaaacatgcacgcgcagatcaagacgagcctgcaccgcctgaagcccgacacggtgccagcgccctgctgcgtgcccgccagctacaatcccatggtgctcattcaaaagaccgacaccggggtgtcgctccagacctatgatgacttgttagccaaagactgccactgcatataa(配列番号190)によってコードされる。
【0626】
各単量体にて9つのシステインを含んで1つの鎖間ジスルフィド結合と4つの鎖内ジスルフィド結合を形成するホモ二量体を含むマウスGDF15の組換え活性形態のアミノ酸配列は、
(M)SAHAHPRDSCPLGPGRCCHLETVQATLEDLGWSDWVLSPRQLQLSMCVGECPHLYRSANTHAQIKARLHGLQPDKVPAPCCVPSSYTPVVLMHRTDSGVSLQTYDDLVARGCHCA(配列番号14)であり、
DNA配列:
(atg)agcgcgcatgcgcacccaagagactcgtgcccactgggtccggggcgctgctgtcacctggagactgtgcaggcaactcttgaagacttgggctggagcgactgggtgttgtccccgcgccagctgcagctgagcatgtgcgtgggcgagtgtccccacctgtatcgctccgcgaacacgcatgcgcagatcaaagcacgcctgcatggcctgcagcctgacaaggtgcctgccccgtgctgtgtcccctccagctacaccccggtggttcttatgcacaggacagacagtggtgtgtcactgcagacttatgatgacctggtggcccggggctgccactgcgcttga(配列番号13)によってコードされる。
【0627】
本明細書で言及されるように、「GDF15ポリペプチド」という用語は、ヒトのアミノ酸配列である配列番号4、8及び12を含むGDFポリペプチドを指す。しかしながら、「GDF15変異体ポリペプチド」という用語は、天然に存在するGDFポリペプチド配列のアミノ酸配列、たとえば、配列番号4、8及び12とは1以上のアミノ酸で異なるアミノ酸配列を含むポリペプチドを包含するので、配列は配列番号4、8及び12に対して少なくとも85%同一である。天然に存在するまたは天然に存在しないアミノ酸を用いて保存的なまたは非保存的な1以上のアミノ酸置換をGDF15ポリペプチドの特定の位置に導入することによって、または特定の残基若しくは一続きの残基を欠失させることによってGDF15ポリペプチドを生成することができる。
【0628】
「保存的なアミノ酸置換」には、ネイティブなアミノ酸残基(すなわち、野生型GDF15ポリペプチド配列の所与の位置に見いだされる残基)のネイティブではない残基(すなわち、野生型GDF15ポリペプチド配列の所与の位置に見いだされない残基)による、その位置でのアミノ酸残基の極性または電荷にほとんど影響しないまたは影響しないような置換が関与する。保存的なアミノ酸置換はまた、生物系における合成ではなくペプチドの化学合成によって通常取り込まれる天然に存在しないアミノ酸残基(本明細書で定義されるような)も包含する。これらには、ペプチド模倣体、及びアミノ酸部分の他の反転されたまたは逆の形態が含まれる。
【0629】
天然に存在するアミノ酸は、共通する側鎖の特性
(1)疎水性:ノルロイシン、Met、Ala、Val、Leu、Ile;
(2)中性親水性:Cys、Der、Thr;
(3)酸性:Asp、Glu;
(4)塩基性:Asn、Gln、His、Lys、Arg;
(5)鎖の配向に影響する残基:Gly、Pro;及び
(6)芳香族:Trp、Tyr、Phe
に基づいたクラスに分けることができる。
【0630】
アミノ酸の追加の群は、たとえば、Creighton(1984)、PROTEINS:STRUCTURE AND MOLECULAR PROPERTIES(第2版 1993),W.H.Freeman and Companyにて記載された原理を用いて説明することもできる。場合によっては、2以上のそのような特徴に基づいて置換をさらに特徴付けることが有用であり得る(たとえば、Thr残基のような「小さな極性」の残基による置換は適当な文脈では高度に保存的な置換を表すことができる)。
【0631】
保存的な置換には、これらのクラスの1つのメンバーの同じクラスの別のメンバーとの交換が含まれ得る。非保存的な置換には、これらのクラスの1つのメンバーの別のクラスのメンバーとの交換が含まれ得る。
【0632】
上述の群のものに類似する生理化学的な既知の特性を有する合成の稀なまたは修飾されたアミノ酸残基を配列における特定のアミノ酸残基に対する「保存的な」置換基として使用することができる。たとえば、D−Arg残基は典型的なL−Arg残基に対する置換基として役立つことができる。上述のクラスの2以上の点で特定の置換が説明されるという場合もある(たとえば、小さな疎水性の残基による置換は、上述のクラスの双方で見いだされる残基、または双方の定義を満たすそのような残基に類似する生理化学的な特性を有することが当該技術で既知である他の合成の稀なまたは修飾された残基によってアミノ酸1つを置換することを意味する)。
【0633】
本明細書で提供されるGDF15変異体ポリペプチドをコードする核酸配列であって、配列番号3、7、11及び15に縮重するもの、及び配列番号4、8及び12のポリペプチド変異体をコードするものを含む、核酸配列は、本開示の他の態様を形成する。
【0634】
III.B. GDF15ポリペプチド及びその変異体形態を含むGDF15を含む構築物を発現させるのに有用なベクター
GDF15領域を含むポリペプチドをコードする核酸配列を発現させるために、適当なコーディング配列、たとえば、配列番号3、7及び11を好適なベクターにクローニングし、好適な宿主に導入した後、当該技術で既知である(たとえば、Sambrook,J.,Fritsh,E.F.,及びManiatis,T.Molecular Cloning: A Laboratory Manual,第2版,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.,1989にて記載されたような)標準のクローニング及び発現の技法に従って配列を発現させてコードされたポリペプチドを産生させることができる。本発明はまた本発明に係る核酸配列を含むそのようなベクターにも関する。
【0635】
「ベクター」は、(a)ポリペプチドをコードする核酸配列の発現を促進する;(b)それからのポリペプチドの産生を促進する;(c)それによる標的細胞の形質移入/形質転換を促進する;(d)核酸配列の複製を促進する;(e)核酸の安定性を促進する;(f)核酸及び/または形質移入した/形質転換した細胞の検出を促進する;及び/または(g)さもなければ、ポリペプチドをコードする核酸配列に有利な生物学的な及び/または生理化学的な機能を付与する送達媒体を指す。ベクターは、染色体性、非染色体性、及び合成の核酸ベクター(発現制御要素の好適なセットを含む核酸配列)を含む任意の好適なベクターであることができる。そのようなベクターの例には、SV40の誘導体、細菌プラスミド、ファージDNA、バキュロウイルス、酵母プラスミド、プラスミドとファージDNAの組み合わせに由来するベクター、及びウイルス核酸(RNAまたはDNA)ベクターが挙げられる。
【0636】
原核細胞(たとえば、大腸菌)または真核細胞(たとえば、バキュロウイルス発現ベクターを用いた昆虫細胞、酵母細胞または哺乳類細胞)におけるGDF15領域を含むポリペプチドの発現のために組換え発現ベクターを設計することができる。代表的な宿主細胞には、大腸菌株TOP10F’、TOP10、DH10B、DH5a、HB101、W3110、BL21(DE3)及びBL21(DE3)pLysS、BLUESCRIPT(Stratagene)、哺乳類細胞株CHO、CHO−K1、HEK293、293−EBNA pINベクター(Van Heeke及びSchuster、J.Biol.Chem.264:5503−5509(1989);pETベクター(Novagen、Madison Wis.)を含む、クローニング及び発現に通常使用される宿主が挙げられる。或いは、たとえば、T7プロモータ調節配列及びT7ポリメラーゼ及び試験管内の翻訳系を用いて組換え発現ベクターを試験管内で転写し、翻訳することができる。好ましくは、ベクターはポリペプチドをコードする核酸配列を含有するクローニング部位の上流にプロモータを含有する。オンとオフを切り替えることができるプロモータの例には、lacプロモータ、T7プロモータ、trcプロモータ、tacプロモータ、及びtrpプロモータが挙げられる。
【0637】
従って、本明細書で提供されるのは、関心対象のポリペプチドまたは当該構築物の発現を促進するGDF15領域を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むベクターである。種々の実施形態では、ベクターは、GDF15領域を含むポリペプチドの発現を調節する操作可能に連結されたヌクレオチド配列を含む。ベクターは、任意の好適なプロモータ、エンハンサ及び他の発現を促進する要素を含むことができ、またはそれらと結合することができる。そのような要素の例には、強力な発現プロモータ(たとえば、ヒトCMV IEプロモータ/エンハンサ、RSVプロモータ、SV40プロモータ、SL3−3プロモータ、MMTVプロモータ、またはHIV LTRプロモータ、EF1alphaプロモータ、CAGプロモータ)、有効なポリ(A)終結配列、大腸菌におけるプラスミド生成物のための複製開始点、選択可能なマーカーとしての抗生剤耐性遺伝子及び/または好都合なクローニング部位(たとえば、ポリリンカー)が挙げられる。ベクターは、たとえば、CMV IEのような構成的なプロモータとは対照的な誘導可能なプロモータも含むことができる。態様の1つでは、代謝関連組織、たとえば、肝臓または膵臓の組織で配列の発現を促進する組織特異的プロモータに操作可能に連結されるGDF15領域を含むポリペプチドをコードする配列を含む核酸が提供される。
【0638】
III.C. 宿主細胞
本開示の別の態様では、本明細書で開示される核酸及びベクターを含む宿主細胞が提供される。種々の実施形態では、ベクターまたは核酸は宿主細胞のゲノムに統合され、他の実施形態では、ベクターまたは核酸は染色体外である。
【0639】
そのような核酸、ベクター、またはいずれかの若しくは双方の組み合わせを含む組換え細胞、たとえば、酵母、細菌(たとえば、大腸菌)及び哺乳類の細胞(たとえば、不死化した哺乳類細胞)が提供される。種々の実施形態では、GDF15領域を含むポリペプチドの発現のための配列コーディングを含む、統合されない核酸、たとえば、プラスミド、コスミド、ファージミドまたは線形の発現要素を含む細胞。
【0640】
GDF15領域を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むベクターが形質転換または形質移入によって宿主細胞に導入され得る。発現ベクターで細胞を形質転換する方法は周知である。
【0641】
ウイルスベクターを介して、GDF15領域を含むポリペプチドをコードする核酸配列を宿主細胞または宿主動物に配置することができ、及び/またはそれに送達することができる。この役割で任意の好適なウイルスベクターを使用することができる。ウイルスベクターは、任意の数のウイルスポリヌクレオチドを単独で、または所望の宿主細胞にて本発明の核酸の送達、複製及び/または発現を促進する1以上のウイルスタンパク質との組み合わせで含むことができる。ウイルスベクターは、ウイルスゲノムの全部または一部を含むポリヌクレオチド、ウイルスタンパク質/核酸の複合体、ウイルス様粒子(VLP)、またはウイルス核酸とGDF15領域を含むポリペプチドをコードする核酸を含むインタクトなウイルス粒子であることができる。ウイルス粒子ウイルスベクターは野生型ウイルス粒子または修飾されたウイルス粒子を含むことができる。ウイルスベクターは、複製及び/または発現のための別のベクターまたは野生型のウイルス、たとえば、アデノウイルスのベクターアンプリコンの存在を必要とするベクターであることができる(たとえば、ウイルスベクターは、ヘルパー依存性のウイルスであることができる)。通常、そのようなウイルスベクターは、野生型のウイルス粒子、または導入遺伝子能を高め、または核酸の形質移入及び/または発現を補助するようにタンパク質及び/または核酸含有量を変更したウイルス粒子からなる(そのようなベクターの例には、ヘルペスウイルス/AAVアンプリコンが挙げられる)。通常、ウイルスベクターは、普通ヒトに感染するウイルスに類似する及び/または由来する。この点で好適なウイルスベクター粒子には、たとえば、アデノウイルスベクタ−粒子(アデノウイルス科の任意のウイルスまたはそのウイルスに由来する任意のウイルスを含む)、アデノ関連ウイルスベクタ−粒子(AAVベクタ−粒子)または他のパルボウイルス及びパルボウイルスベクタ−粒子、パピローマウイルスベクタ−粒子、フラビウイルスベクター、アルファウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、ポックスウイルスベクター、レンチウイルスベクターを含むレトロウイルスベクターが挙げられる。
【0642】
III.D. GDF15ポリペプチド、GDF15ポリペプチドまたはその変異体形態を含む構築物の単離
標準のタンパク質精製法を用いてGDF15領域を含むポリペプチドを単離することができる。GDF15領域を含むポリペプチドを発現するように操作されている細胞、たとえば、ネイティブなGDF15を天然には発現しない細胞からGDF15領域を含むポリペプチドを単離することができる。
【0643】
GDF15領域を含むポリペプチドを単離するのに採用することができるタンパク質精製法ならびに関連する物質及び試薬は当該技術で既知である。GDF15領域を含むポリペプチドを精製する例となる方法は本明細書の以下で実施例にて提供される。GDF15領域を含むポリペプチドを単離するのに有用であり得る追加の精製法は、参考文献、たとえば、Bootcov MR,1997,Proc.Natl.Acad.Sci.USA、94:11514−9,Fairlie、WD,2000,Gene、254:67−76にて見いだすことができる。
【0644】
IV. GDF15ポリペプチド、GDF15ポリペプチドまたはその変異体形態を含む構築物を含む医薬組成物
GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物が提供される。そのようなポリペプチド医薬組成物は、投与の方式との好適性で選択される薬学上または生理的に許容可能な製剤化剤との混合で治療上有効な量の、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含むポリペプチドを含むことができる。「薬学上許容可能なキャリア」または「生理的に許容可能なキャリア」という用語は本明細書で使用されるとき、ヒトまたは非ヒト対象の体内へのGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の送達を達成するまたは向上させるのに好適な1以上の製剤化剤を指す。用語には、生理的に適合性である任意の及びすべての溶媒、分散媒、コーティング、抗菌/抗真菌剤、等張剤及び吸収遅延剤等が含まれる。薬学上許容可能なキャリアの例には、水、生理食塩水、リン酸緩衝化生理食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール等ならびにそれらの組み合わせの1以上が挙げられる。場合によっては、医薬組成物に等張剤、たとえば、糖、多価アルコール、たとえば、マンニトール、ソルビトール、塩化ナトリウムを含めるのが好ましいであろう。GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の保存可能期間または有効性を高める、薬学上許容可能な物質、たとえば、湿潤剤または軽微な量の補助剤、たとえば、湿潤剤または乳化剤、保存剤または緩衝液もまたキャリアの成分として作用することができ、またはその一部を形成することができる。許容可能な薬学上許容可能なキャリアは好ましくは採用される投与量及び濃度にてレシピエントに対して非毒性である。
【0645】
医薬組成物は、たとえば、組成物のpH、浸透圧、粘度、透明性、色、等張性、臭い、滅菌性、安定性、溶解または放出の速度、吸収、または浸透性を改変する、維持するまたは保護するための製剤化剤を含有することができる。好適な製剤化剤には、アミノ酸(たとえば、グリシン、グルタミン、アスパラギン、アルギニン、またはリジン)、抗菌剤、抗酸化剤(たとえば、アスコルビン酸、亜硫酸ナトリウム、または亜硫酸水素ナトリウム)、緩衝液(たとえば、ホウ酸塩、重炭酸塩、トリス−HCl、クエン酸塩、リン酸塩、または他の有機酸)、増量剤(たとえば、マンニトールまたはグリシン)、キレート剤(たとえば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA))、錯化剤(たとえば、カフェイン、ポリビニルピロリドン、β−シクロデキストリン、またはヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)、充填剤、単糖類、二糖類、及び他の炭水化物(たとえば、グルコース、マンノース、またはデキストリン)、タンパク質(たとえば、遊離の血清アルブミン、ゼラチン、または免疫グロブリン)、着色剤、風味剤及び希釈剤、乳化剤、親水性ポリマー(たとえば、ポリビニルピロリドン)、低分子量ポリペプチド、塩形成性対イオン(たとえば、ナトリウム)、保存剤(たとえば、塩化ベンザルコニウム、安息香酸、サリチル酸、チメロサール、フェネチルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、クロロヘキシジン、ソルビン酸、または過酸化水素)、溶媒(たとえば、グリセリン、プロピレングリコール、またはポリエチレングリコール)、糖アルコール(たとえば、マンニトールまたはソルビトール)、懸濁剤、界面活性剤または湿潤剤(たとえば、プルロニック;PEG;ソルビタンエステル;ポリソルベート、たとえば、ポリソルベート20またはポリソルベート80;Triton;トロメタミン;レシチン;コレステロールまたはチロキサパル)、安定性増強剤(たとえば、スクロースまたはソルビトール)、浸透圧向上剤(たとえば、アルカリ金属ハロゲン化合物−好ましくは塩化ナトリウムまたは塩化カリウムまたはマンニトールソルビトール)、送達媒体、希釈剤、賦形剤及び/または医薬補助剤(たとえば、REMINGTON:THE SCIENCE AND PRACTICE OF PHARMACY、19版、(1995);Bergeら、J.Pharm.Sci.、6661)、1−19(1977)を参照。さらなる関連原理、方法、および薬剤は、たとえば、Liebermanら、PHARMACEUTICAL DOSAGE FORMS−DISPERSE SYSTEMS(2版、3巻、1998);Anselら、PHARMACEUTICAL DOSAGE FORMS & DRUG DELIVERY SYSTEMS (7版.2000);Martindale、THE EXTRA PHARMACOPEIA (31版)、Remington’s PHARMACEUTICAL SCIENCES (16版〜20版及びその後の版);The Pharmacological Basis Of Therapeutics、 Goodman及びGilman編.(9版.−−1996);Wilson及びGisvoldsのTEXTBOOK OF ORGANIC MEDICINAL AND PHARMACEUTICAL CHEMISTRY、Delgado及びRemers編.(10版、1998)を参照のこと)が挙げられるが、これらに限定されない。薬学上許容可能な組成物を製剤化する原理は、たとえば、Aulton、PHARMACEUTICS:THE SCIENCE OF DOSAGE FORM DESIGN、Churchill Livingstone(New York)(1988)、EXTEMPORANEOUS ORAL LIQUID DOSAGE PREPARATIONS、CSHP(1998))にも記載されている。
【0646】
最適な医薬組成物は、たとえば、意図される投与の経路、送達形式及び所望の投与量に応じて技量のある熟練者によって決定されるであろう(たとえば、Remington’s PHARMACEUTICAL SCIENCES,上記)。そのような組成物は、GDF15ポリペプチド、GDF15ポリペプチドまたはその変異体形態を含む構築物の物理的状態、安定性、生体内での放出の速度、及び生体内でのクリアランスの速度に影響を及ぼすことができる。
【0647】
医薬組成物における主要なビヒクルまたはキャリアは水性または非水性の性質のいずれかであることができる。たとえば、注射に好適なビヒクルまたはキャリアは、非経口投与用の組成物に共通する他の物質で補完される可能性がある水、生理的な生理食塩水溶液、または人工的な脳脊髄液であることができる。中性の緩衝化生理食塩水または遊離の血清アルブミンと混合した生理食塩水はさらなる例となるビヒクルである。他の例となる医薬組成物は、ソルビトールまたは好適な置換基をさらに含むことができるほぼpH7.0〜8.5のトリス緩衝液またはほぼpH4.0〜5.5の酢酸緩衝液を含む。本発明の一実施形態では、GDF15ポリペプチド、GDF15ポリペプチドまたはその変異体形態を含む構築物を含む組成物は、所望の純度を有する選択された組成物を任意の製剤化剤(Remington’s PHARMACEUTICAL SCIENCES,上記)と混合することによって、凍結乾燥ケーキまたは水溶液の形態にて、保存用に調製することができる。さらに、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む生成物は、スクロースのような適当な賦形剤を用いて凍結乾燥物として製剤化することができる。
【0648】
非経口送達のためにポリペプチド医薬組成物を選択することができる。或いは、吸入のために、または経口のような消化管を介した送達のために組成物を選択することができる。そのような薬学上許容可能な組成物の調製は当該技術の技量の範囲内である。
【0649】
製剤の成分は投与の部位に対して許容可能である濃度で存在する。たとえば、緩衝液を用いて、生理的なpH、またはやや低いpH、通常、約5〜約8のpH範囲の中で組成物を維持する。
【0650】
非経口投与が企図される場合、本発明で使用するための治療用組成物は、薬学上許容可能なビヒクルにて所望のGDF15ポリペプチド、GDF15ポリペプチドまたはその変異体形態を含む構築物を含む、発熱物質を含まない、非経口上許容可能な水溶液の形態であることができる。非経口注入に特に好適なビヒクルは、GDF15ポリペプチド、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む構築物が滅菌の等張の溶液として製剤化され、適切に保存される滅菌の蒸留水である。さらに別の調製には、その後、デポー注射を介して送達することができる生成物の制御放出または持続放出を提供する、たとえば、注射用ミクロスフェア、生体浸食可能な粒子、ポリマー化合物(たとえば、ポリ乳酸またはポリグリコール酸)、ビーズまたはリポソームのような作用物質を伴った所望の分子の製剤化が関与し得る。ヒアルロン酸も使用することができ、これは循環における持続する持続時間を促進する効果を有することができる。所望の分子の導入のための他の好適な手段には埋め込み可能な薬剤送達装置が挙げられる。
【0651】
一実施形態では、医薬組成物は、吸入のために製剤化することができる。たとえば、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体は吸入のための乾燥粉末として製剤化することができる。GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む吸入溶液も噴霧送達のための高圧ガスと共に製剤化することができる。さらに別の実施形態では、溶液を霧状にすることができる。肺投与は、化学的に修飾されたタンパク質の肺送達を記載している国際公開第WO94/20069号にてさらに記載されている。
【0652】
ある特定の製剤を経口で投与することができることも企図される。本発明の一実施形態では、この方法で投与されるGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体は、たとえば、錠剤及びカプセルのような固形剤形の配合にて慣用的に使用されるキャリアと共にまたはそれを伴わずに製剤化することができる。たとえば、生体利用効率が最大化され、前全身性分解が最小化するとき、消化管の時点で製剤の活性部分を放出するようにカプセルを設計することができる。追加の作用物質を含めてGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の吸収を促進することができる。希釈剤、風味剤、低融点ワックス、植物油、潤滑剤、懸濁剤、錠剤崩壊剤及び結合剤も採用することができる。
【0653】
別の医薬組成物は、錠剤の製造に好適である非毒性の賦形剤との混合物にて有効量の、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含むことができる。滅菌水、または別の適当なビヒクルにて錠剤を溶解することによって、溶液を単位用量形態で調製することができる。好適な賦形剤には、たとえば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウム、ラクトース若しくはリン酸カルシウムのような不活性希釈剤、またはたとえば、デンプン、ゼラチン若しくはアカシアゴムのような結合剤、またはたとえば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸若しくはタルクのような潤滑剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0654】
持続送達製剤または制御送達製剤におけるGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む製剤を含む、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む追加の医薬組成物は当業者に明らかであろう。たとえば、リポソームキャリア、生体浸食可能な微粒子または多孔性ビーズ及びデポー注射のような他の持続送達または制御送達の種々の手段を製剤化する技法も当業者に既知である(たとえば、医薬組成物の送達のための多孔性ポリマー微粒子の制御放出を記載している国際公開第WO93/15722号、並びにミクロスフェア及び微粒子の調製と使用を考察しているWischke及びSchwendeman,2008,Int.J.Pharm.364:298−327,並びにFreiberg及びZhu,2004,Int.J.Pharm.282:1−18を参照のこと)。本明細書で記載されているように、ヒドロゲルは持続送達製剤または制御送達製剤の例である。
【0655】
持続放出調製物の追加の例には、成形物品、たとえば、フィルムまたはマイクロカプセルの形態での半透過性ポリマーマトリクスが挙げられる。持続放出マトリクスにはポリエステル、ヒドロゲル、ポリラクチド(米国特許第3,773,919号及び欧州特許第0058481号)、L−グルタミン酸とγ−エチル−L−グルタミン酸のコポリマー(Sidmanら,1983,Biopolymers、22:547−56)、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)(Langerら,1981,J.Biomed.Mater.Res.15:167−277及びLanger,1982,Chem.Tech.12:98−105)、酢酸エチレンビニル(Langerら,上記)またはポリ−D(−)−3−ヒドロキシ酪酸(欧州特許第0133988号)を挙げることができる。持続放出組成物には、当該技術で既知である幾つかの方法のいずれかによって調製することできるリポソームを挙げることもできる。たとえば、Epsteinら,1985,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.82:3688−92;及び欧州特許第0036676号、同第0088046号、及び同第0143949号を参照のこと。
【0656】
生体内での投与に使用されるGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物は通常、滅菌であるべきである。これは、滅菌の濾過膜を介して濾過することによって達成することができる。組成物が凍結乾燥される場合、この方法を用いた滅菌化は凍結乾燥及び再構成に先立ってまたはその後に行うことができる。非経口投与用の組成物は凍結乾燥形態または溶液にて保存することができる。加えて、非経口組成物は一般に、滅菌のアクセスポートを有する容器、たとえば、静脈内用の溶液バッグまたは皮下注射針によって穴開け可能なストッパーを有するバイアルに入れられる。
【0657】
医薬組成物がいったん製剤化されていると、それは、溶液、懸濁液、ゲル、エマルジョン、固形物としてまたは脱水した若しくは凍結乾燥した粉末として滅菌バイアルにて保存することができる。そのような製剤は、使用準備のできた形態または投与に先立って再構成を必要とする形態(たとえば、凍結乾燥された)のいずれかにて保存することができる。
【0658】
具体的な実施形態では、本発明は単回用量投与単位を作製するためのキットに関する。キットはそれぞれ、乾燥させたタンパク質を有する第1の容器と水性製剤を有する第2の容器とを含有することができる。また、本発明の範囲内に含められるのは、単一の及び複数の室がある事前に充填された注射器(たとえば、液体注射器及びリオシリンジ)を含有するキットである。
【0659】
治療上採用されるGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物の有効量は、たとえば、治療の背景及び目的によって左右されるであろう。当業者は、従って、治療のための適当な投与量レベルが、送達される分子、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体が使用されている適応症、投与の経路、並びに患者のサイズ(体重、体表面、または臓器サイズ)及び状態(年齢及び全体的な健康)にある程度応じて変化することを十分に理解するであろう。従って、臨床医は投与量を滴定し、投与の経路を修正して最適な治療効果を得ることができる。典型的な投与量は、上述の因子に応じて約0.1μg/kg〜約100mg/kg以上の範囲であり得る。他の実施形態では、投与量は、0.1μg/kgから約100mg/kgまで;または1μg/kgから約100mg/kまでg;または5μg/kg、10μg/kg、15μg/kg、20μg/kg、25μg/kg、30μg/kg、35μg/kg、40μg/kg、45μg/kg、50μg/kg、55μg/kg、60μg/kg、65μg/kg、70μg/kg、75μg/kg、100μg/kg、200μg/kgまたは約10mg/kgまでの範囲に及ぶことができる。
【0660】
投与の回数は、使用される製剤中におけるGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の薬物動態パラメータに左右されるであろう。通常、臨床医は、所望の効果を達成する投与量に達するまで組成物を投与するであろう。従って、組成物は、単回用量として、長期にわたる2回以上の用量(同一量の所望の分子を含有してもよいし、含有しなくてもよい)として、または埋め込み用具若しくはカテーテルを介した連続注入として投与することができる。適当な投与量のさらなる改良は、当業者によって日常的に行われ、彼らによって日常的に実施される業務の領域の範囲内である。適当な用量応答データの使用を介して適当な投与量を突き止めることができる。
【0661】
医薬組成物の投与の経路は、既知の方法を踏まえて、たとえば、経口で、静脈内、腹腔内、脳内(実質内)、脳室内、筋肉内、眼内、動脈内、門脈内または病変内の経路による注射を介して;持続放出系(注射されてもよい)によって;または埋め込み用具による。所望の場合、組成物はボーラス注射によって投与され、または点滴若しくは埋め込み用具によって連続的に投与され得る。
【0662】
代わりにまたはさらに、組成物は、所望の分子が吸収されているまたは内包されている膜、スポンジ、または他の適当な物質の埋め込みによって局所的に投与することができる。埋め込み用具が使用される場合、用具は好適な組織または臓器に埋め込むことができ、所望の分子の送達は、拡散、持続放出型ボーラスまたは連続投与を介することができる。
【0663】
薬剤濃度が長い時間にわたって所望の治療効果レベルで維持され得るように所定の速度で薬剤、たとえば、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を送達するために、種々の異なるアプローチを採用することができる。一例では、たとえば、ゼラチン(たとえば、ウシゼラチン、ヒトゼラチン、または他の供給源に由来するゼラチン)のようなポリマーを含むヒドロゲル、または天然に存在するまたは合成で生成されたポリマーを採用することができる。たとえば、5、10、15または20%のような任意のパーセンテージのポリマー(たとえば、ゼラチン)をヒドロゲルにて採用することができる。適当な濃度の選択は、たとえば、所望の治療プロファイル及び治療用分子の薬物動態プロファイルのような種々の因子に依存することができる。
【0664】
ヒドロゲルに組み入れることができるポリマーの例には、ポリエチレングリコール(「PEG」)、酸化ポリエチレン、酸化ポリエチレン−コ−酸化ポリプロピレン、コ−酸化ポリエチレンブロックまたはランダムコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリ(ビニルピロリジノン)、ポリ(アミノ酸)、デキストラン、ヘパリン、多糖類、ポリエーテル等が挙げられる。
【0665】
ヒドロゲル製剤を生成する際に考慮され得る別の因子は、ヒドロゲルと架橋剤における架橋の程度である。一実施形態では、架橋は、無水メタクリル酸が関与するメタクリル化反応を介して達成することができる。状況によっては、高い程度の架橋が望ましくてもよい一方で、他の状況では低い程度の架橋が好まれる。場合によっては、高い程度の架橋はさらに長い持続放出を提供する。架橋の程度が高ければ高いほど、より堅いヒドロゲル及び薬剤が送達されるより長い時間を提供し得る。
【0666】
ポリマーの架橋剤(たとえば、無水メタクリル酸)に対する任意の比を採用して所望の特性を持つヒドロゲルを生成することができる。たとえば、ポリマーの架橋剤に対する比は、たとえば、8:1、16:1、24:1、または32:1であることができる。たとえば、ヒドロゲルポリマーがゼラチンであり、架橋剤がメタクリル酸である場合、8:1、16:1、24:1、または32:1の無水メタクリル酸:ゼラチンの比を採用することができる。
【0667】
V. GDF15ポリペプチド、GDF15ポリペプチドまたはその変異体形態を含む構築物の治療上の使用
GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を用いて代謝性の病気または障害を治療する、診断する、または改善することができる。一実施形態では、治療される代謝性の障害は、糖尿病、たとえば、2型糖尿病である。別の実施形態では、代謝性の病気または障害は肥満である。他の実施形態では、代謝性の病気または障害は脂肪異常症、高いグルコースレベル、高いインスリンレベルまたは糖尿病性腎症である。たとえば、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を用いて治療することができるまたは改善することができる代謝性の病気または障害には、ヒト対象が125mg/dL以上、たとえば、130、135、140、145、150、155、160、165、170、175、180、185、190、195、200または200mg/dLを超える空腹時血糖レベルを有する状態が挙げられる。血糖レベルは摂食状態または空腹状態または無作為に決定することができる。代謝性の病気または障害はまた、対象が代謝性の病気を発症するリスクが高い状態も含むことができる。ヒト対象については、そのような状態には100mg/dLの空腹時血糖レベルが含まれる。GDF15変異体ポリペプチドを含む医薬組成物を用いて治療することができる病気は、American Diabetes Association Standards of Medical Care in Diabetes Care−2011,American Diabetes Association,Diabetes Care Vol.34,No.Supplement 1,S11−S61,2010でも見いだすことができる。
【0668】
応用では、代謝性の障害または病気、たとえば、2型糖尿病、高いグルコースレベル、高いインスリンレベル、脂肪異常症、肥満または糖尿病性腎症は、治療上有効な量のGDF15ポリペプチド、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む構築物を、それを必要とする患者に投与することによって治療することができる。投与は、本明細書で記載されているように、たとえば、IV注射、腹腔内(IP)注射、皮下注射、筋肉内注射によって、または錠剤若しくは液状製剤の形態で経口で行うことができる。状況によっては、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の治療上有効な用量または好まれる用量は臨床医によって決定され得る。GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の治療上有効な用量は、とりわけ、投与スケジュール、投与される作用物質の単位用量、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体が他の治療剤と併用で投与されるかどうか、レシピエントの免疫状態及び健康に左右されるであろう。「治療上有効な用量」という用語は本明細書で使用されるとき、治療される疾患または障害の症状の緩和または改善を含む、研究者、医師または他の臨床医によって求められた組織系、動物またはヒトにおける生物学的な応答または医学的な応答を引き出すGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の量、すなわち、1以上の所望の生物学的な応答または医学的な応答、たとえば、血糖、インスリン、トリグリセリド若しくはコレステロールのレベルを低下させること;体重減少;または耐糖能、エネルギー消費若しくはインスリン感受性を改善することの観察可能なレベルを支えるGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の量を意味する。
【0669】
GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の治療上有効な量は所望の結果によっても変化し得ることが言及される。従って、たとえば、より低いレベルの血糖が指示される状況では、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の用量は、比較的低いレベルの血糖が望ましい用量よりも相応に高い。逆に、より高いレベルの血糖が指示される状況では、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体の用量は、比較的高いレベルの血糖が望ましい用量よりも相応に低い。
【0670】
種々の実施形態では、対象は100mg/dL以上の血糖レベルを有するヒトであり、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体によって治療することができる。
【0671】
一実施形態では、本開示の方法は、たとえば、グルコース、インスリン、コレステロール、脂質のような1以上の代謝上関連する化合物のベースラインレベルを先ず、対象にて測定することを含む。次いで、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物が対象に投与される。所望の時間の後、対象にて1以上の代謝上関連する化合物(血糖、インスリン、コレステロール、脂質)のレベルを再び測定する。次いで、対象にて代謝上関連する化合物の相対的な変化を判定するために2つのレベルを比較することができる。その比較の結果に応じて、GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物の別の用量を投与して1以上の代謝上関連する化合物の所望のレベルを達成することができる。
【0672】
GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物は別の化合物と同時投与することができることが言及される。GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体と同時投与される化合物の正体及び特性は治療されるまたは改善される状態の性質に左右されるであろう。GDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物と併用で投与することができる化合物の例の非限定リストには、ロシグリチゾン、ピオグリチゾン、レパグリニド、ナテグリチニド、メトフォルミン、エキセナチド、スチアグリプチン、プラムリンチド、グリピジド、グリメプリリデアカルボース及びミグリトールが挙げられる。
VI. キット
【0673】
提供されるのはまた、開示される方法を実践するためのキットである。そのようなキットは、本明細書で開示されるペプチドまたはタンパク質をコードする核酸、そのような核酸を含むベクター及び細胞を含む本明細書で記載されているもののような医薬組成物、及び滅菌の容器にて提供され得るそのような核酸含有の化合物を含む医薬組成物を含むことができる。任意で、提供される医薬組成物を代謝性障害の治療にてどのように用いるのかに関する指示書も含まれ得る、または患者若しくは医療サービス提供者にとって利用可能になる。
【0674】
態様の1つでは、キットは、(a)治療上有効な量のGDF15領域を含むポリペプチドを含む単量体または多量体を含む医薬組成物と、(b)医薬組成物用の1以上の容器を含む。そのようなキットはその使用のための指示書も含むことができ、指示書は治療される明確な代謝性障害に対して誂えられ得る。指示書はキットにおいて提供される物質の使用及び性質を記載することができる。ある特定の実施形態では、キットは、代謝性の障害、たとえば、高いグルコースレベル、高いインスリンレベル、肥満、2型糖尿病、脂肪異常症、または糖尿病性腎症を治療するために投与を行うための患者に対する指示書を含む。
【0675】
指示書は、たとえば、紙またはプラスチック等のような基材に印刷することができ、添付文書としてキットの中で、キットまたはその成分の容器のラベルにて(たとえば、包装に関連して)など存在することができる。他の実施形態では、指示書は、好適なコンピュータで読み取り可能な保存媒体、たとえば、CD−ROM、ディスク等に存在する電子保存データファイルとして存在する。さらに他の実施形態では、実際の指示書はキットに存在しないが、遠隔情報源、たとえば、インターネットから指示書を入手する手段が提供される。この実施形態の例は、指示書を見ることができる及び/または指示書をダウンロードすることができるウェブアドレスを含むキットである。
【0676】
キットの成分の一部または全部が好適な包装に梱包されて滅菌性を維持することが望ましいことが多いであろう。キットの成分は、キット封じ込め要素に梱包されて単一の取り扱い易いユニットを作ることができ、その際、キット封じ込め要素、たとえば、箱または類似の構造は密封容器であってもよいし、密封容器でなくてもよく、たとえば、さらにキットの成分の一部または全部の滅菌性を保護する。
【実施例】
【0677】
実施された実験及び達成された結果を含む以下の実施例は、説明目的のためにのみ提供されるのであって、本発明を限定すると解釈されるべきではない。
【0678】
実施例1:Fc−GDF15分子の調製
knob/holeFc、HemiFc、電荷対(delHinge)Fc及び電荷対(delHinge)システインクランプFcの配列とのGDF15の融合体を無血清の浮遊適合したCHO−K1細胞にて安定的に発現させた。プロマイシン耐性を含有する安定な発現ベクターにGDF15−Fc分子をクローニングした一方で、Fc鎖はハイグロマイシン含有発現ベクター(Selexis社)にクローニングした。リポフェクトアミンLTXを用いて1:1の比でプラスミドに形質移入し、10ug/mLのプロマイシンと600ug/mLのハイグロマイシンを含有する独自の増殖培地にて形質移入の2日後、細胞を選抜した。選抜の間、週に2回培地を交換した。細胞が約90%の生存率に達したら、それらを流加回分産生の実行のために規模拡大した。細胞を独自の産生培地にて10
6個/mLで播き、3、6及び8日目に培地を供給した。細胞によって作られた馴化培地(CM)を10日目に回収し、澄化した。終点の生存率は通常90%を超えた。
【0679】
Fc−GDF15を澄化した馴化培地を2段階クロマトグラフィ手順を用いて精製した。ダルベッコのリン酸緩衝化生理食塩水(PBS)によってあらかじめ平衡化されたGE MabSelect SuReカラムにおよそ5LのCMを直接適用した。結合したタンパク質は3回の洗浄工程を経験した:先ず3カラム容量(CV)のPBS、次いで1CVの20mMのトリス、100mMの塩化ナトリウム、pH7.4、及び最終的に3CVの500mMのL−アルギニン、pH7.5。これらの洗浄工程によって未結合のまたは軽く結合した培地成分及び宿主細胞の不純物が取り除かれる。次いで、5CVの20mMトリス、100mM塩化ナトリウム、pH7.4によってカラムを再平衡化し、それによってUVの吸光度をベースラインに戻した。所望のタンパク質を100mMの酢酸、pH3.6で溶出し、まとめて回収した。5.0〜5.5のpH範囲内にて1Mのトリス/HCl、pH9.2によってタンパク質のプールを素早く滴定した。
【0680】
次に、pH6.0の20mMのMESによって予め平衡化したGE SP Sepharose HPカラムにpHを合わせたタンパク質プールを負荷した。結合したタンパク質を5CVの平衡化緩衝液で洗浄し、最終的にpH6.0の20mMのMESにおける0〜400mMの塩化ナトリウムの20CVの0〜50%の線形勾配によって溶出した。溶出の間に分画を回収し、分析用サイズ排除クロマトグラフィ(Superdex200)によって分析して適切な分画を決定し、均質な生成物のためにプールした。SP HPクロマトグラフィは、遊離のFc、短縮された種、及びFc−GDF15多量体のような生成物関連の不純物を取り除く。
次いで、透析によってSP HPのプールを10mMの酢酸ナトリウム、5%プロリン、pH5.2に緩衝液交換した。Sartorius Vivaspin 20 10キロダルトン分子量カットオフ遠心分離装置を用いて、それをおよそ15mg/mLに濃縮した。最終的に、それを滅菌濾過し、精製したFc−GDF15分子を含有する得られた溶液を5℃で保存した。質量スペクトル解析、ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミド電気泳動、及びサイズ排除高速液体クロマトグラフィを用いて、最終生成物を正体及び純度について評価した。
【0681】
上述の精製法を採用してDhMonoFc−GDF15融合タンパク質を精製した。しかしながら、DhMonoFc−GDF15へのH6D変異体の付加は、SP溶出液にて可溶性の凝集体を生じさせることが見いだされた。従って、DhMonoFc−GFF15(H6D)の精製には、追加のSEC工程(20mMのリン酸塩、250mMのNaCl、pH6.8によるSuperdex200)と、その後のQ−Sepharose HPへの負荷及びpH8.5の20mMのトリスにおける0〜0.6MのNaClの勾配による溶出が含まれた。
【0682】
実施例2:GDF15−HSA及びDhMonoFc分子の調製
HSA及びDhMonoFcの配列とのGDF15の融合体をCHO−S細胞(Invitrogen)にて安定的に発現させた。ホモ二量体を作出する構築物のそれぞれについて、プロマイシン耐性を含有する安定な発現ベクター(Selexis社)にコーディング配列をクローニングした。HSA−(G
4S)
4−GDF15:GDF15ヘテロ二量体の場合、プロマイシン耐性を含有する発現ベクターにHSA−(G
4S)
4−GDF15融合配列をクローニングし、ハイグロマイシン耐性を含有する発現ベクターにGDF15をクローニングした。8mMのL−グルタミンで補完したCD−CHO培地(Invitrogen)にてCHO−S親細胞を維持し、製造元の指示書に従って、リポフェクトアミンLTX形質移入キット(Invitrogen)を用いて4μgのプラスミドDNAで形質移入した。HSA−(G
4S)
4−GDF15:GDF15ヘテロ二量体の場合、形質移入に先立って2つのプラスミドを1:1の比で混合した。10μg/mLのプロマイシンを用いて(ホモ二量体)、または10μg/mLのプロマイシンに加えて400μg/mLのハイグロマイシンを用いて(ヘテロ二量体)安定な細胞株を選抜した。Vi−細胞カウンタ(Beckman Coulter)を用いて90%超生存率と定義される回収時、安定なCHO−S細胞を増殖させ、それを用いて、振盪フラスコにおける回分産生またはWAVEバイオ反応器(GE Healthcare)における流加回分産生のいずれかに播種した。双方の工程は産生培地にて10
6個の生細胞/mLで播種された。回分産生は6日目にて遠心分離によって回収した一方で、流加回分産生は3、6及び8日目に培地を供給した。細胞によって産生されたCMを10日目に遠心分離によって回収し、澄化した。
【0683】
2つのクロマトグラフィ工程を用いてHSA−GDF15融合タンパク質を澄化した馴化培地から精製した。HSA−GDF15融合タンパク質を含有する澄化した馴化培地を20mMのリン酸塩、150mMのNaCl、pH7.4で平衡化されるCibracon Blue Sepharose HPカラムに適用した。次に、ベースラインの紫外線(UV)レベルが得られるまで平衡化緩衝液でカラムを洗浄した。20mMのリン酸塩と2MのNaClの緩衝液で生成物及び混入物を溶出し、溶出物を回収し、その後、クマシー染色のSDS−PAGE(ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動)によって評価してHSA−GDF15融合タンパク質の予測分子量で移動するポリペプチドをどの溶出分画が含有するのかを特定した。Blue Sepharose工程の後、生成物を含有するプールした分画を10mMのトリス、pH8.0に対して透析した。透析工程によってアニオン交換クロマトグラフィ樹脂に適用した際、HSA−GDF15融合タンパク質の結合を可能にした。最終のクロマトグラフィ工程は、線形勾配(10mMのトリス、pH8.0における0〜0.6MのNaCl)を適用して結合した融合タンパク質を溶出するQ−Sepharose HPであった。Q−Sepharose HPからの溶出物を分画として回収し、次いでSDS−PAGE及び分析用サイズ排除クロマトグラフィによって分析し、プールする適切な分画を決定した。LCMS及びSDS−PAGEを実行して各タンパク質の正体を確認した。得られたプールを透析によって10mMの酢酸ナトリウム、9%のスクロース、pH4.5に緩衝液交換し、滅菌濾過し、最終的に5Cで保存したまたは凍結した。
【0684】
他のFc−GDF15融合タンパク質について実施例2にて上記で述べられたように、DhMonoFc−GDF15融合タンパク質を精製した。
【0685】
実施例3:Fc融合GDF15ポリペプチド及びHSA融合GDF15ポリペプチドによる過食症ob/obマウスにおける食物摂取の抑制
GDF15は過食症ob/obマウスにて食物摂取を低下させ、食物摂取アッセイを用いてGDF15類似体の様々な形態の有効性を評価した。ヒトGDF15ポリペプチドのマウスにおける半減期はおよそ3時間であることが観察され、Fc融合戦略を用いてタンパク質の半減期を延長した。GDF15領域を含むポリペプチドを含む種々の多量体を生成し、過食症のレプチン欠損ob/obマウスに多量体を導入し、GDF15領域を含むポリペプチドを含む特定の多量体のこれらの動物における食物摂取を抑制する能力を測定することによって生体内の活性について分析した。0日目の4〜5pmの間で、7〜8週齢のob/obマウス(Jackson Laboratory)に試験されるGDF15領域を含むポリペプチドを含む多量体を皮下注射した。注射後、事前に食物が測定されているケージに動物を移し、翌日の9〜10AMの間で食物摂取を測定した。
【0686】
代表的な実験の結果を
図6〜53にて提供する。これらの実験は、GDF15領域を含む記載されている多量体が、ネイティブな成熟hGDF15ホモ二量体よりも大きな効力でob/obマウスにおける食物摂取の低下を示すこと明らかにしている。
【0687】
実施例4:DIOマウスにおけるGDF15構築物の慢性的な有効性
週に1回、GDF15領域を含むある特定の多量体をDIOマウスに慢性的に皮下投与する。構築物は、体重、血糖レベル及び耐糖能、血清インスリンレベル、血清コレステロールレベル、血清トリグリセリドレベル及び経口脂質耐性を含む種々の代謝パラメータを改善することにおいて有効性を明らかにする。
【0688】
実施例5:GDF15構築物の生体内活性
オスC57Bl/6に60%の高脂質食を15週間与え、同一の治療前の体重、グルコース、インスリン、トリグリセリド及びコレステロールのレベルを有する各群について様々な治療群に分けた。5週間毎週、動物にタンパク質またはビヒクル緩衝液を皮下投与した。3種の異なる用量レベル:1.25、0.125、0.0125mg/kgと同等である10、1、0.1ナノモル/kgをタンパク質について選択した。試験は5週間行い、最終投与は28日目だった。
【0689】
治療の5週間の間、毎週体重を測定し、薬剤を洗い流した。1回目の経口耐糖能試験(OGTT)を最初のタンパク質注射の2週間後、4時間絶食させた動物にて行った。別の経口耐糖能試験(OGTT)は、最初のタンパク質注射の5週間後、16時間絶食させた動物にて行った。OGTTでは、2g/kgのグルコース溶液を動物に経口投与し、0、15、30、60、120分にアルファTRAKグルコメータ(Abbott)によってグルコースレベルを測定した。OGTT中のグルコースレベルの曲線下面積(AUC)を算出して様々な治療群の耐糖能を比較した。最初のタンパク質注射の3週後に血清試料を採取し、インスリン、トリグリセリド及びコレステロールのレベルならびに被験物質のレベルを測定するのに使用した。インスリンのレベルは免疫アッセイキット(Alpco)を用いて測定した。トリグリセリド及びコレステロールのレベルは酵素アッセイ(Wako)を用いて測定した。
【0690】
結果を
図54〜59(星印は統計的な有意性を示す)にて示す。これらの実験は、GDF15領域を含む記載されている多量体が、OGTT中のグルコースレベルのAUCを低下させ(
図55及び59)、体重を低下させ(
図54)、インスリンレベルを低下させ(
図56)、コレステロールを低下させ(
図58)、及びトリグリセリドを低下させる(
図57)ことを明らかにしている。
【0691】
実施例6:GDF15構築物の熱安定性
参照と試料セルの間での温度差を連続的に測定し、パワーユニットに対して較正するMicroCal Capillary VP−DSCシステムにおける示差走査熱量測定(DSC)によって、選択されたGDF15構築物の熱安定性を評価した。このデータチャンネルをDPシグナル、または参照と試料セルの間での差分力と呼ぶ。タンパク質分子のアンフォールディングはDSCサーモグラム上で吸熱遷移として現れ、温度遷移中点(Tm)によって特徴付けることができる。60℃/時の加熱速度にて10℃から100℃まで試料を加熱した。プレ走査時間は15分間であり、フィルタリング時間は10秒だった。DSC実験で使用した濃度は1.0mg/mL前後だった。MicroCal Origin 7ソフトウエアを用いてベースライン補正及びTm値の決定のためのデータ解析を行った。
【0692】
特に、DhCpmFc(−)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)の二量体をDh3CpmFc(−)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)の二量体と比較し;DhCpmFc(−)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)の二量体をDh3CpmFc(−)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)の二量体と比較し;DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)の二量体をDh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):DhCpmFc(+)(S354C)の二量体と比較し;及びDhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(S354C)の二量体をDh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)(S354C)の二量体と比較した。結果を
図61に示す。これらの実験は「Dh3CpmFc」ドメインが、相当する「DhCpmFc」ドメインよりも大きな安定性を付与することを明らかにしている。
【0693】
実施例7:Fcγ受容体結合の解析
選択したGDF15構築物をBIA3000にてFcγ受容体へのその結合活性について解析した。抗His抗体を被覆したCM5の表面に各Fcγ受容体を捕捉した(捕捉されたRL、約200RU)。試料緩衝液(0.1mg/mlのBSA、0.005%のP20、PBS)にてGDF15構築物を250nMに希釈した。50μL/分にて3分間、抗His抗体で捕捉されたFcγ受容体表面上に各GDF15構築物を注入した。機器実行緩衝液(PBS中0.005%のP20)における5分間の解離の後、8mMのグリシン、pH1.5、1MのNaClの30秒間の注入、その後の10mMのグリシン、pH1.5の30秒間の注入によって各Fcγ受容体表面を再生した。BIAcore BIAEvaluation(v.4.1)を用いて、得られたセンサーグラムを解析した。注入の終了前10秒でRUの単位での結合反応を読み取った。
【0694】
特に、DhCpmFc(−)−GDF15(Ndel3):DhCpmFc(+)の二量体、DhCpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3): DhCpmFc(+)(S354C)の二量体;Dh3CpmFc(−)−GDF15(Ndel3)の二量体;Dh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(Ndel3)−Dh3CpmFc(+)(S354C)の二量体;Dh3CpmFc(−)−GDF15(N3D)の二量体;及びDh3CpmFc(−)(Y349C)−GDF15(N3D):Dh3CpmFc(+)(S354C)の二量体に関してFcγRI、FcγRIIIA及びFcγRIIAを測定した。結果を
図60に示す。これらの実験は「Dh3CpmFc」ドメインがFcγRI、FcγRIIIA及びFcγRIIAの結合を本質的に排除することを明らかにしている。
【0695】
本発明は種々の実施形態という点で記載されている一方で、当業者が変形や改変を想到するであろうことが理解される。従って、添付のクレームは請求されるような本発明の範囲内にあるそのような同等の変形のすべてを網羅することが意図される。加えて、本明細書で使用されている節の見出しは構成上の目的のみのためのものであり、記載されている主題を限定すると解釈されるべきではない。
【0696】
本出願で引用されている参考文献は任意の目的で参照によって明白に本明細書に組み入れられる。