特許第6510011号(P6510011)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6510011バッテリ接続モジュール及びバッテリデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6510011
(24)【登録日】2019年4月12日
(45)【発行日】2019年5月8日
(54)【発明の名称】バッテリ接続モジュール及びバッテリデバイス
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/10 20060101AFI20190422BHJP
   H01M 2/36 20060101ALI20190422BHJP
【FI】
   H01M2/10 M
   H01M2/10 S
   H01M2/10 A
   H01M2/36 101A
【請求項の数】14
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-225380(P2017-225380)
(22)【出願日】2017年11月24日
(65)【公開番号】特開2018-101618(P2018-101618A)
(43)【公開日】2018年6月28日
【審査請求日】2017年11月24日
(31)【優先権主張番号】201611176949.2
(32)【優先日】2016年12月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】リン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ツェン シャン シウ
(72)【発明者】
【氏名】リム キアン ヘン
【審査官】 小森 重樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−143271(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/133710(WO,A1)
【文献】 特開2013−197048(JP,A)
【文献】 特開2015−099657(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/131809(WO,A1)
【文献】 特開2004−265830(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/175180(WO,A1)
【文献】 米国特許第01468051(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0127551(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0356668(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/10
H01M 2/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のチャンバが画定されたボックス本体を備えた液体バッテリセルのためのバッテリ接続モジュールであって、
カバープレート、及び複数の封止部材を備える、カバーユニットであって、前記カバープレートが、第1の方向に沿って延在するプレート本体、及び前記第1の方向に沿って配設される複数の施栓本体を有し、前記プレート本体が、上面、及び該上面とは反対の下面を有し、前記複数の施栓本体が、前記プレート本体の前記下面から一体的に突出し、各施栓本体が、前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に沿って延在し、細長い形状を呈し、前記複数の封止部材が、前記複数の施栓本体の外周にそれぞれ提供される、カバーユニットと、
回路ユニットであって、前記プレート本体の前記上面に提供される回路基板、前記カバープレートに埋め込まれた複数の母線、及び該複数の母線を前記回路基板に接続するための、前記複数の母線にそれぞれ対応する複数の導電接続タブを備え、各母線が、主本体部分、及び少なくとも2つの電極接続部分を有し、前記複数の母線が、互いに離間された2つの列として前記プレート本体に埋め込まれ、各列が、前記第1の方向に沿って配設され、各列の前記電極接続部分の位置が、前記複数の施栓本体にそれぞれ対応し、よって、各施栓本体の位置が、前記第2の方向に位置付けられ、前記母線の前記2つの列にそれぞれ帰属する2つの電極接続部分を覆う、回路ユニットと、を備え、
前記カバープレートが、複数の第1の開口部と、複数の第2の開口部とを更に有し、前記複数の第1の開口部が、前記プレート本体の前記上面に形成され、前記複数の母線の前記主本体部分にそれぞれ対応して、各主本体部分の一部分を露出させ、前記複数の第2の開口部が、前記複数の施栓本体にそれぞれ形成され、適所にある前記複数の母線の前記電極接続部分にそれぞれ対応して、各電極接続部分を露出させ、前記複数の第1の開口部が、前記複数の第2の開口部と連通しておらず、
各導電接続タブが、前記回路基板を前記主本体部分に接続するように、前記第1の開口部を介して前記主本体部分と接続される、バッテリ接続モジュール。
【請求項2】
各封止部材が、ガスケットの形態で提供され、前記施栓本体の外周に外装される、請求項1に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項3】
前記回路基板が、フレキシブル回路基板である、請求項1に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項4】
各母線の各電極接続部分が、前記主本体部分から前記第2の開口部へ突出し、突出ブロックを呈する、請求項1に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項5】
各導電接続タブの一方の端部が、前記回路基板に溶接され、もう一方の端部が、前記第1の開口部を介して前記母線の前記主本体部分に溶接される、請求項1に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項6】
前記カバープレートが、前記複数の施栓本体及び前記プレート本体をそれぞれ貫通する複数の液体注入穴を更に有する、請求項1に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項7】
バッテリデバイスであって、
ボックス本体及び複数のバッテリセルを有する、バッテリボックスであって、前記ボックス本体が、複数のチャンバを画定するために、第1の方向に沿って配設され、互いに離間される複数の離間壁を有し、前記複数のバッテリセルが、前記複数のチャンバにそれぞれ提供され、各バッテリセルが、バッテリ液及び電極を備える、バッテリボックスと、
バッテリ接続モジュールであって、
前記ボックス本体の頂部を覆い、カバープレート及び複数の封止部材を備える、カバーユニットであって、前記カバープレートが、前記第1の方向に沿って延在するプレート本体、及び前記第1の方向に沿って配設される複数の施栓本体を有し、前記プレート本体が、上面、及び該上面とは反対の下面を有し、前記複数の施栓本体が、前記プレート本体の前記下面から一体的に突出して、前記複数のチャンバにそれぞれ施栓し、各施栓本体が、前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に沿って延在し、細長い形状を呈し、前記複数の封止部材が、前記複数の施栓本体と前記ボックス本体との間にそれぞれ提供されて、各施栓本体と前記ボックス本体との間の間隙を液密封止する、カバーユニットと、
回路ユニットであって、前記プレート本体の前記上面に提供される回路基板、前記カバープレートに埋め込まれた複数の母線、及び該複数の母線を前記回路基板に接続するための、前記複数の母線にそれぞれ対応する複数の導電接続タブを備え、各母線が、主本体部分、及び少なくとも2つの電極接続部分を有し、前記複数の母線が、互いに離間された2つの列として前記プレート本体に埋め込まれ、各列が、前記第1の方向に沿って配設され、各列の前記電極接続部分の位置が、前記複数の施栓本体にそれぞれ対応し、よって、各施栓本体の位置が、前記第2の方向に位置付けられ、前記母線の前記2つの列にそれぞれ帰属する前記2つの電極接続部分を覆う、回路ユニットと、を備える、バッテリ接続モジュールと、を備え、
前記カバープレートが、複数の第1の開口部と、複数の第2の開口部とを更に有し、前記複数の第1の開口部が、前記プレート本体の前記上面に形成され、前記複数の母線の前記主本体部分にそれぞれ対応して、各主本体部分の一部分を露出させ、前記複数の第2の開口部が、前記複数の施栓本体にそれぞれ形成され、前記複数の母線の前記電極接続部分にそれぞれ対応して、各電極接続部分を露出させ、よって、前記複数のチャンバの前記電極を直列に接続させるように、前記複数の電極接続部分が、異なるチャンバの前記電極にそれぞれ接続し、前記複数の第1の開口部が、前記複数の第2の開口部と連通しておらず、
各導電接続タブが、前記第1の開口部を介して前記主本体部分と接続して、前記回路基板を前記主本体部分と接続する、バッテリデバイス。
【請求項8】
各封止部材が、ガスケットの形態で提供され、前記施栓本体の外周に外装される、請求項7に記載のバッテリデバイス。
【請求項9】
前記回路基板が、フレキシブル回路基板である、請求項7に記載のバッテリデバイス。
【請求項10】
各母線の各電極接続部分が、前記主本体部分から前記第2の開口部の中へ突出し、突出ブロックを呈する、請求項7に記載のバッテリデバイス。
【請求項11】
各導電接続タブの一方の端部が、前記回路基板に溶接され、もう一方の端部が、前記第1の開口部を介して前記母線の前記主本体部分に溶接される、請求項7に記載のバッテリデバイス。
【請求項12】
前記カバープレートが、前記複数のチャンバとそれぞれ連通するように、前記複数の施栓本体及び前記プレート本体をそれぞれ貫通する複数の液体注入穴を更に有する、請求項7に記載のバッテリデバイス。
【請求項13】
前記プレート本体の前記下面は、前記ボックス本体の上面に封止され、係合される、請求項7に記載のバッテリデバイス。
【請求項14】
前記プレート本体の前記下面は、ホットメルトによって、前記ボックス本体の前記上面に封止され、係合される、請求項13に記載のバッテリデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリ接続モジュールに関し、特に、複数の液体バッテリセル及びバッテリデバイスを電気的に接続し、封止するためのバッテリ接続モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
現在一般に知られているバッテリデバイスは、複数のバッテリセルによって構成され、バッテリセルの多くは、米国特許出願公開第2014/0127551(A1)号及び同第2014/0356668(A1)号に開示されているように、固体バッテリブロックを使用している。
【0003】
固体バッテリブロックの構造及び液体バッテリセルの構造には大きな違いがあるので、複数の固体バッテリブロックによって組み立てられたバッテリデバイスと複数の液体バッテリセルによって組み立てられたバッテリデバイスとを比較したとき、これらの2つのバッテリデバイスは、組み立て構造及び電極接続構造の設計の全てにおいて異なる。しかしながら、以前に開示された特許文献の大部分は、固体バッテリブロックに関する組み立て技術について使用されているので、どのようにして液体バッテリセルの組み立てをより好都合にするのか、及び封止効果をより良好にするのかについて、依然として開発の余地がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
したがって、本開示の1つの目的は、複数の液体バッテリセルを封止し、複数のバッテリセルの電極を直列に接続させるためのバッテリ接続モジュールを提供することである。
【0005】
したがって、本開示の別の目的は、複数の液体バッテリセルを有し、かつ良好な封止を有するバッテリデバイスを提供することである。
【0006】
故に、いくつかの実施形態において、本開示のバッテリ接続モジュールは、カバーユニットと、回路ユニットとを備える。カバーユニットは、カバープレートと、複数の封止部材とを備える。カバープレートは、第1の方向に沿って延在するプレート本体と、第1の方向に沿って配設される複数の施栓本体とを有し、プレート本体は、上面と、上面とは反対の下面とを有し、複数の施栓本体は、プレート本体の下面から一体的に突出し、各施栓本体は、第1の方向に対して垂直な第2の方向に沿って延在し、細長い形状を呈し、複数の封止部材は、複数の施栓本体の外周にそれぞれ提供される。回路ユニットは、プレート本体の上面に提供される回路基板と、カバープレートに埋め込まれた複数の母線と、複数の母線を回路基板に接続するための、複数の母線にそれぞれ対応する複数の導電接続タブとを備える。各母線は、主本体部分と、少なくとも2つの電極接続部分とを有し、複数の母線は、互いに離間された2つの列としてプレート本体に埋め込まれ、各列は、第1の方向に沿って配設され、各列の電極接続部分の位置は、複数の施栓本体にそれぞれ対応し、よって、各施栓本体の位置は、第2の方向に位置付けられ、母線の2つの列にそれぞれ帰属する2つの電極接続部分を覆う。カバープレートは、複数の第1の開口部と、複数の第2の開口部とを更に有し、複数の第1の開口部は、プレート本体の上面に形成され、複数の母線の主本体部分にそれぞれ対応して、各主本体部分の一部分を露出させ、複数の第2の開口部は、複数の施栓本体にそれぞれ形成され、適所にある複数の母線の電極接続部分にそれぞれ対応して、各電極接続部分を露出させ、複数の第1の開口部は、複数の第2の開口部と連通していない。各導電接続タブは、回路基板を主本体部分に接続するように、第1の開口部を介して主本体部分と接続される。
【0007】
いくつかの実施形態において、各封止部材は、ガスケットの形態で提供され、施栓本体の外周に外装される。
【0008】
いくつかの実施形態において、回路基板は、フレキシブル回路基板である。
【0009】
いくつかの実施形態において、各母線の各電極接続部分は、主本体部分から第2の開口部の中へ突出し、突出ブロックを呈する。
【0010】
いくつかの実施形態において、各導電接続タブの一方の端部は、回路基板に溶接され、もう一方の端部は、第1の開口部を介して母線の主本体部分に溶接される。
【0011】
いくつかの実施形態において、カバープレートは、複数の施栓本体及びプレート本体をそれぞれ貫通する複数の液体注入穴を更に有する。
【0012】
故に、いくつかの実施形態において、本開示バッテリデバイスのバッテリデバイスは、バッテリボックスと、バッテリ接続モジュールとを備える。バッテリボックスは、ボックス本体と、複数のバッテリセルとを有し、ボックス本体は、複数のチャンバを画定するために、第1の方向に沿って配設され、互いに離間される複数の離間壁を有し、複数のバッテリセルは、複数のチャンバにそれぞれ提供され、各バッテリセルは、バッテリ液と、電極とを備える。バッテリ接続モジュールは、カバーユニットと、回路ユニットとを備える。カバーユニットは、ボックス本体の頂部を覆い、カバープレートと、複数の封止部材とを備える。カバープレートは、第1の方向に沿って延在するプレート本体と、第1の方向に沿って配設される複数の施栓本体とを有し、プレート本体は、上面と、上面とは反対の下面とを有し、複数の施栓本体は、プレート本体の下面から一体的に突出して、複数のチャンバにそれぞれ施栓し、各施栓本体は、第1の方向に対して垂直な第2の方向に沿って延在し、細長い形状を呈し、複数の封止部材は、複数の施栓本体とボックス本体との間にそれぞれ提供されて、各施栓本体とボックス本体との間の間隙を液密封止する。回路ユニットは、プレート本体の上面に提供される回路基板と、カバープレートに埋め込まれた複数の母線と、複数の母線を回路基板に接続するための、複数の母線にそれぞれ対応する複数の導電接続タブとを備え、各母線は、主本体部分と、少なくとも2つの電極接続部分とを有し、複数の母線は、互いに離間された2つの列としてプレート本体に埋め込まれ、各列は、第1の方向に沿って配設され、各列の電極接続部分の位置は、複数の施栓本体にそれぞれ対応し、よって、各施栓本体の位置は、第2の方向に位置付けられ、母線の2つの列にそれぞれ帰属する2つの電極接続部分を覆う。カバープレートは、複数の第1の開口部と、複数の第2の開口部とを更に有し、複数の第1の開口部は、プレート本体の上面に形成され、複数の母線の主本体部分にそれぞれ対応して、各主本体部分の一部分を露出させ、複数の第2の開口部は、複数の施栓本体にそれぞれ形成され、複数の母線の電極接続部分にそれぞれ対応して、各電極接続部分を露出させ、よって、複数のチャンバの電極を直列に接続させるように、複数の電極接続部分は、異なるチャンバの電極にそれぞれ接続し、複数の第1の開口部は、複数の第2の開口部と連通していない。各導電接続タブは、回路基板を主本体部分に接続するように、第1の開口部を介して主本体部分と接続される。
【0013】
いくつかの実施形態において、各封止部材は、ガスケットの形態で提供され、施栓本体の外周に外装される。
【0014】
いくつかの実施形態において、回路基板は、フレキシブル回路基板である。
【0015】
いくつかの実施形態において、各母線の各電極接続部分は、主本体部分から第2の開口部へ突出し、突出ブロックを呈する。
【0016】
いくつかの実施形態において、各導電接続タブの一方の端部は、回路基板に溶接され、もう一方の端部は、第1の開口部を介して母線の主本体部分に溶接される。
【0017】
いくつかの実施形態において、カバープレートは、複数のチャンバとそれぞれ連通するように、複数の施栓本体及びプレート本体をそれぞれ貫通する複数の液体注入穴を更に有する。
【0018】
いくつかの実施形態において、プレート本体の下面は、ボックス本体の上面に封止され、係合される。
【0019】
いくつかの実施形態において、プレート本体の下面は、ホットメルトによって、ボックス本体の上面に封止され、係合される。
【0020】
本開示は、少なくとも以下の効果、すなわち、バッテリ接続モジュールは、モジュールとして前もって組み立てることができること、バッテリ接続モジュール及びバッテリボックスの組み立て過程がより単純で、より好都合で、より操作し易いこと、バッテリ液を確実に封止することができること、及びバッテリボックスにおいて複数の電極を電気的に接続させることができること、を有する。
【0021】
本開示の他の特徴及び効果は、添付図面と組み合わせて、実施形態を通して明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本開示のバッテリデバイスの一実施形態の斜視図である。
図2】実施形態の斜視分解図である。
図3】実施形態のバッテリ接続モジュールの斜視分解図である。
図4】複数の母線が分離される、実施形態のバッテリ接続モジュールのカバープレートに埋め込まれた複数の母線の斜視分解図である。
図5】実施形態のバッテリ接続モジュールの斜視分解図である。
図6図5に類似し、複数の母線及びカバープレートが分離された図である。
図7】実施形態の上面図である。
図8図7の線VIII−VIIIに沿って切断した断面図である。
図9図8の部分拡大図である。
図10図7の線X−Xに沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
【0023】
参照番号は、以下のように表されている。
【0024】
1 バッテリボックス
11 ボックス本体
111 離間壁
112 チャンバ
12 バッテリセル
121 電極
2 バッテリ接続モジュール
3 カバーユニット
31 カバープレート
311 プレート本体
311a 上面
311b 下面
312 施栓本体
313 第1の開口部
314 第2の開口部
315 液体注入穴
32 封止部材
4 回路ユニット
41 回路基板
411 貫通穴
42 母線
42’ 母線
421 主本体部分
422 電極接続部分
422a 陥凹溝
423 外側接続部分
43 導電接続タブ
D1 第1の方向
D2 第2の方向
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1及び図2を参照すると、本開示のバッテリデバイスの一実施形態は、バッテリボックス1と、バッテリ接続モジュール2とを備える。バッテリボックス1は、ボックス本体11と、複数のバッテリセル12とを有する。ボックス本体11は、複数のチャンバ112を画定するために、第1の方向D1に沿って配設され、互いに離間される複数の離間壁111を有し、複数のバッテリセル12は、複数のチャンバ112にそれぞれ提供される。各バッテリセル12は、バッテリ液(図示せず、一般に、電解液である)と、電極121(一般に、正極及び負極である)とを備える。
【0026】
図2図6を参照すると、バッテリ接続モジュール2は、カバーユニット3と、回路ユニット4とを備える。カバーユニット3は、ボックス本体11の頂部を覆い、カバープレート31と、複数の封止部材32とを備える。カバープレート31は、第1の方向D1に沿って延在するプレート本体311と、第1の方向D1に沿って配設される複数の施栓本体312とを有する。プレート本体311は、上面311aと、上面311aとは反対の下面311bとを有し、複数の施栓本体312は、プレート本体311の下面311bから一体的に突出し、各施栓本体312は、第1の方向D1に対して垂直な第2の方向D2に沿って延在し、細長い形状を呈する。複数の封止部材32は、複数の施栓本体312の外周にそれぞれ提供される。本実施形態において、各封止部材32は、ガスケットの形態で提供され、施栓本体312の外周に外装される。封止部材32の各々は、フッ素ゴム又は類似のゴム材料などの、圧縮弾性的に変形することができる材料から製造される。
【0027】
回路ユニット4は、プレート本体311の上面311aに提供される回路基板41と、カバープレート31に埋め込まれた複数の母線42と、複数の母線42を回路基板41に接続するための、複数の母線42にそれぞれ対応する複数の導電接続タブ43とを備える。各母線42は、主本体部分421と、少なくとも2つの電極接続部分422を有する。複数の母線42は、互いに離間された2つの列としてプレート本体311に埋め込まれ、各列は、第1の方向D1に沿って配設され、各列の電極接続部分422の位置は、複数の施栓本体312にそれぞれ対応し、よって、各施栓本体312の位置は、第2の方向D2に位置付けられ、母線42の2つの列にそれぞれ帰属する2つの電極接続部分422を覆う。カバープレート31は、複数の第1の開口部313と、複数の第2の開口部314とを更に有し、複数の第1の開口部313は、プレート本体311の上面311aに形成され、複数の母線42の主本体部分421にそれぞれ対応して、各主本体部分421の一部分を露出させ、複数の第2の開口部314は、複数の施栓本体312にそれぞれ形成され、適所にある複数の母線42の電極接続部分422にそれぞれ対応して、各電極接続部分422を露出させる。図10も組み合わせて参照すると、各導電接続タブ43は、第1の開口部313を介して対応する主本体部分421と接続して、回路基板41を主本体部分421に接続する。
【0028】
本実施形態において、各母線42は、2つの電極接続部分422を有し、2つの列の母線42の位置は、第2の方向D2に千鳥状にされ、よって、複数のバッテリセル12を直列に接続させるように、一方の列の各母線42の2つの電極接続部分422の2つの位置が、第2の方向D2のもう一方の列の2つの隣接する母線42の2つの隣接する電極接続部分422の2つの部分にそれぞれ対応する。変更した一実施形態において、各母線42は、いくつかのバッテリセル12を並列に接続させ、いくつかのバッテリセル12を直列に接続させるように、2つを超える電極接続部分422を更に有することができる。本実施形態において、列に配設された複数の母線42の2つの端部の各々には、1つの電極接続部分422だけを有する1つの母線42’が提供され、各母線42’は、外側導線(図示せず)と接続するように、主本体部分421から延在する外側接続部分423を更に有する。本実施形態において、各母線42は、銅系金属、アルミニウム系金属などの、同じ材料から作製される。しかしながら、変更した一実施形態において、母線42の電極接続部分422は、例えば図4に示されるように、異なる材料で作製することができ、想像線Lに対する母線42の2つの側部は、アルミニウム系金属及び銅系金属からそれぞれ作製することができる。更に、本実施形態において、各母線42の各電極接続部分422は、主本体部分421から対応する第2の開口部314の中へ突出し、突出ブロックを呈する。各電極接続部分422は、対応する電極121を収容するための陥凹溝422aを有する。他の実施形態において、電極接続部分422の構造及び形状は、電極121の構造及び形状と適合させるように変化させることができる。母線42、42’は、インサート成形の形態でカバープレート31に形成されるときに、カバープレート31に一緒に埋め込まれ、したがって、カバープレート31の複数の第1の開口部313は、複数の第2の開口部314と連通していない。
【0029】
図7図10を参照すると、カバーユニット3は、ボックス本体11の頂部を覆い、複数の施栓本体312は、複数のチャンバ112にそれぞれ施栓され、複数の封止部材32は、複数の施栓本体312とボックス本体11との間にそれぞれ提供されて、各施栓本体312とボックス本体11との間の間隙を液密封止する。複数の電極接続部分422は、複数のチャンバ112の電極121を直列に接続させるように、異なるチャンバ112の電極121にそれぞれ接続している。複数の母線42がカバープレート31に埋め込まれることによって、複数の第1の開口部313は、複数の第2の開口部314と連通しておらず、複数の封止部材32の各々は、施栓本体312とボックス本体11との間の間隙を液密封止することができ、各チャンバ112を十分に封止して、バッテリ液の漏出を防止することができる。
【0030】
本実施形態において、各導電接続タブ43の一方の端部は、回路基板41に溶接され、もう一方の端部は、第1の開口部313を介して母線42の主本体部分421に溶接される。各導電接続タブ43は、ニッケル系金属タブなどとすることができ、一方の端部は、リフロー表面実装技法(リフローSMT)によって回路基板41に溶接され、次いで、もう一方の端部は、レーザ溶接によって対応する母線42の主本体部分421に溶接される。更に、本実施形態において、回路基板41は、フレキシブル回路基板であり、よって、回路基板41の厚さをより薄くすることができ、回路基板41はまた、電気的要素、センサ、ヒューズ、コネクタ等の様々な構成要素も追加的に提供されてもよい。しかしながら、変更した一実施形態において、回路基板41は、プリント回路基板とすることができるので、本実施形態に限定されない。
【0031】
本実施形態において、カバープレート31及びボックス本体11の各々は、プラスチック材料、好ましくは、例えばポリエステル材料などの絶縁材料から作製される。プレート本体311の下面311bは、超音波溶接、摩擦溶接、加熱基板溶接、及びレーザ溶接等のホットメルトによって、ボックス本体11の上面に封止され、係合される。プレート本体311がボックス本体11に封止され、係合されることによって、チャンバ112のバッテリ液の封止効果を更に高めることができる。変更した一実施形態において、カバープレート31もまた、ねじなどによってボックス本体11に係止することができるが、本実施形態に限定されない。
【0032】
図1図2図5、及び図10を再度参照すると、カバープレート31は、複数のチャンバ112とそれぞれ連通するように複数の施栓本体312及びプレート本体311をそれぞれ貫通する、複数の液体注入穴315を更に有し、回路基板41は、複数の液体注入穴315をそれぞれ露出させるように、複数の液体注入穴315にそれぞれ対応する複数の貫通穴411を有する。バッテリ液は、各チャンバ112と連通している液体注入穴315及び貫通穴411によって注入され、バッテリ液が注入された後に、液体注入穴315は、栓(図示される)又は他の手段によって封止される。
【0033】
バッテリ接続モジュール2は、前もって組み立てられ、次いで、バッテリボックス1と共に組み立てられる。バッテリ接続モジュール2が対応するバッテリボックス1を覆うのであれば、バッテリ接続モジュール2がバッテリボックス1と共に組み立てられたときに、ホットメルトによって、カバープレート31をボックス本体11に係合させ、固定させることができる。バッテリ接続モジュール2及びバッテリボックス1を組み立てた後に、液体注入穴315を介してバッテリ液が注入され、最後に、液体注入穴315が封止される。したがって、バッテリ接続モジュール2及びバッテリボックス1の組み立て過程は、単純かつ容易に操作することができる。
【0034】
結論として、バッテリ接続モジュール2は、モジュールとして前もって組み立てることができ、バッテリ接続モジュール2及びバッテリボックス1の組み立て過程は、より単純で、より好都合で、より操作し易く、バッテリ液を確実に封止することができ、また、バッテリボックス1において複数の電極121を電気的に接続させることができる。
【0035】
しかしながら、上の説明は、本開示の実施形態に対してだけ行われ、本開示を実施する範囲を制限することを意図しておらず、本開示の範囲及び本明細書の内容に従う任意の単純な同等の変更及び修正は、本開示の特許請求の範囲の範囲に帰属する。
図1
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図10