【実施例】
【0246】
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。本発明は実施例により十分に説明されているが、当業者により種々の変更や修飾が可能であろうことは理解される。したがって、そのような変更や修飾が本発明の範囲を逸脱するものでない限り、それらは本発明に包含される。
【0247】
実施例で用いた各種試薬は、特に記載の無い限り市販品を使用した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーには、バイオタージ製SNAP−ULTRA(登録商標)Silicaプレパックドカラム、又は塩基性シリカゲルカバイオタージ製KP−NH(登録商標)プレパックドカラムを用いた。NMRスペクトルは、AL400(400MHz;日本電子(JEOL))、Mercury400(400MHz;アジレント・テクノロジー)又は500MHz Bruker AVANCE III HD NMR Spectrometer (500MHz;BURKER)型スペクトロメータを使用し、重溶媒中にテトラメチルシランを含む場合は内部基準としてテトラメチルシランを用い、それ以外の場合には内部基準としてNMR溶媒を用いて測定し、全δ値をppmで示した。マイクロウェーブ反応は、Biotage製Initiatorを用いて行った。
【0248】
また、LCMSスペクトルはWaters製ACQUITY SQD(四重極型)を用いて下記条件にて測定した。
カラム:Waters製ACQUITY UPLC(登録商標)BEH C18,2.1×50mm,1.7μm
MS検出:ESI positive
UV検出:254及び280nm
カラム流速:0.5mL/min
移動相:水/アセトニトリル(0.1%ギ酸)
インジェクション量:1μL
グラジエント(table 1)
Time(min) Water Acetonitrile
0 95 5
0.1 95 5
2.1 5 95
3.0 STOP
【0249】
また、逆相分取HPLC精製はGILSON社製分取システムを用いて下記条件にて実施した。
カラム:Waters製 Xselect CSH Prep C18 5μm OBD (19×50mm)+(19×100mm)
UV検出:254nm
カラム流速:18mL/min
移動相:水/アセトニトリル(0.1%ギ酸)
インジェクション量:0.1−0.5mL
【0250】
略号の意味を以下に示す。
【0251】
s:シングレット
d:ダブレット
t:トリプレット
q:カルテット
dd:ダブル ダブレット
dt:ダブル トリプレット
td:トリプル ダブレット
tt:トリプル トリプレット
ddd:ダブル ダブル ダブレット
ddt:ダブル ダブル トリプレット
dtd:ダブル トリプル ダブレット
tdd:トリプル ダブル ダブレット
m:マルチプレット
br:ブロード
brs:ブロードシングレット
THF:テトラヒドロフラン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DME:1,2−ジメトキシエタン
DMSO:ジメチルスルホキシド
HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾ−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサウロニウム ヘキサフルオロホスフェート
TEA:トリエチルアミン
WSC HCl:1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
t−BuOH:ターシャリーブタノール
DMAP:N,N−ジメチルアミノピリジン
Pd(PPh
3)
4:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
Pd(dba)
2:ビス(ジベンジリデンアセトン) パラジウム(0)
PCy
3:トリシクロヘキシルホスフィン
TFA:トリフルオロ酢酸
Pd(OAc)
2:酢酸パラジウム
KOAc:酢酸カリウム
PdCl
2(dppf):[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド
PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2:[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体
DMEAD:ジー2−メトキシエチルアゾジカルボキシレート
PPh
3:トリフェニルホスフィン
DMA:ジメチルアセトアミド
MeMgBr:メチルマグネシウムブロマイド
EtMgBr:エチルマグネシウムブロマイド
MTBE:メチルターシャリーブチルエーテル
DCM:ジクロロメタン
Boc
2O:二炭酸ジターシャリーブチル
NBS:N−ブロモスクシンイミド
X−phos:2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル
MeOH:メタノール
EtOH:エタノール
IPE:ジイソプロピルエーテル
TBAF:テトラブチルアンモニウムフルオリド。
【0252】
実施例1 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 3−ブロモ−4−クロロ−安息香酸 19gをDMF 160mLに溶解した。25℃にてDMAP 20g、WSC HCl 31gを加え、ついでt−BuOH 38mLを加えて室温にて終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル 3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾエートを得た。
【0253】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル 3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾエート 1.3gを1,4−ジオキサン 8.7mLに溶解した。室温にて(4−シアノフェニル)ボロン酸 768mg、Pd(PPh
3)
4を151mg、2M Na
2CO
3水溶液 5.4mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃にて30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮したのち、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル 4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾエートを得た。
【0254】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル 4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾエート 1.1gを1,4−ジオキサン 17mLに溶解した。室温にてp−トリルボロン酸 932mg、Pd(dba)
2を157mg、リン酸三カリウム 1.5g、1M PCy
3 THF溶液 0.57mLを加えた。反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて30分間攪拌した。クロロホルムを加え、不溶物を濾別し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTFA 2mLに溶解した。溶媒を留去した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)安息香酸を得た。
【0255】
(工程4) 上記工程3で得られた3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)安息香酸 10mg、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメート 6mg、HATU 24mgをTHF 0.5mLに溶解した。室温にてTEA 0.013mLを加え、50℃で終夜攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た
【0256】
(工程5) 上記工程4で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0257】
実施例2 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボチオイル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程5)で得られた4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリル 6mgをTHF 0.8mLに溶解した。室温にてLAWESSON’S REAGENT 3.8mgを加え、室温で30分攪拌した。クロロホルムを加え、重曹水で分液し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0258】
実施例3 4−[5−(4−アミノピペリジン−1−カルボニル)−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例1(工程3)で得られた3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)安息香酸 20mgをTHF 1mLに溶解した。室温にてtert−ブチル N−(4−ピペリジル)カルバメート 13mg、HATU 49mg、TEA 0.027mLを加え、50℃で終夜攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]−4−ピペリジル]カルバメートを得た。
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]−4−ピペリジル]カルバメート 30mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0259】
実施例4 4−[5−(2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボニル)−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−8−カルボキシレート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0260】
実施例5 4−[5−(2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−7−カルボニル)−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0261】
実施例6 4−[5−(3,8−ジアザスピロ[4.4]ノナン−8−カルボニル)−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 3,8−ジアザスピロ[4.4]ノナン−8−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0262】
実施例7 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 3−ブロモ−4−クロロ−安息香酸 500mgをDMA 5.3mLに溶解した。室温にてHATU 1g、TEA 0.59mL、次いでtert−ブチル N−[(3−exo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 480mgを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0263】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 200mgを1,4−ジオキサン 2.3mLに溶解した。室温にて(4−シアノフェニル)ボロン酸 60mg、Pd(PPh
3)
4を16mg、2M Na
2CO
3水溶液 1.1mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃にて30分間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0264】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgを1,4−ジオキサン 0.322mLに溶解した。室温にてp−トリルボロン酸 5.3mg、Pd(dba)
2を0.93mg、1M PCy
3 THF溶液 0.003mL、リン酸三カリウム 21mgを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて30分間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0265】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0266】
実施例8 4−[5−[(3S)−3−アミノ−3−メチル−ピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル N−[(3S)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0267】
実施例9 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 3−ブロモ−4−クロロ−安息香酸 10gをDMA 85mLに溶解した。室温にてHATU 24g、TEA 12mL、次いでtert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメート 8.7gを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0268】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)ピロリジン−3−イル]カルバメート 2.2gを1,4−ジオキサン 13.6mLに溶解した。室温にて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリル 1.5g、Pd(PPh
3)
4を189mg、2M Na
2CO
3水溶液 6.8mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃にて30分間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0269】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 500mgを1,4−ジオキサン 9.8mLに溶解した。室温にてPd(OAc)
2を26mg、KOAc 346mg、ビス(ピナコラト)ジボラン 596mg、Silica−SMAP 150mgを加え、160℃で終夜攪拌した。セライトでろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0270】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mg、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼン 12mg、Pd(PPh
3)
4 1.7mgを1,4−ジオキサン 1.5mLに懸濁した。室温にて2M Na
2CO
3水溶液 0.7mLを加え、120℃で30分間攪拌した。反応液をろ過後、溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3S)−1−[4−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0271】
(工程5) 上記工程4で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0272】
実施例10 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(3−クロロ−4−メチル−フェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに4−ブロモ−2−クロロ−1−メチル−ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0273】
実施例11 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0274】
実施例12 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−メチル−2−ニトロ−フェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例9(工程2)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mg、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸, ピナコール エステル 18mg、Pd(dba)
2を1.6mg、1M PCy
3 THF溶液 0.003mL、リン酸三カリウム 15mgを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて30分間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4−メチル−2−ニトロ−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0275】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4−メチル−2−ニトロ−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 10mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0276】
実施例13 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−(ジフルオロメチル)ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0277】
実施例14 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例12(工程1〜2)に準じ、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸 ピナコール エステルの代わりに[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0278】
実施例15 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例9(工程2)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 1.7gを1,4−ジオキサン 20mLに溶解した。室温にて(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)ボロン酸 980mg、Pd(dba)
2を110mg、1M PCy
3 THF溶液 0.4mL、リン酸三カリウム 2.5gを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて45分間攪拌した。NHシリカゲルで精製し、メタノール/酢酸エチルで洗浄、溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0279】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 1.7gをTFA 44mLに溶解し、10分撹拌した。溶媒を留去し、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)で精製することで、標題化合物を得た。
【0280】
実施例16 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例9(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)ピロリジン−3−イル]カルバメート 14gを1,4−ジオキサン 87mLに溶解した。室温にて(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ボロン酸 6.3g、Pd(PPh
3)
4を1.2g、2M Na
2CO
3水溶液 44mLを加え、90℃で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0281】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 48mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに溶解した。室温にてp−トリルボロン酸 29mg、Pd(dba)
2を3.1mg、1M PCy
3 THF溶液 0.005mL、リン酸三カリウム 68mgを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて45分間攪拌した。NHシリカゲルで精製し、メタノール/酢酸エチルで洗浄、溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0282】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 48mgにTFA 1.2mLを加え、10分撹拌した。溶媒を留去し、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)で精製することで標題化合物を得た。
【0283】
実施例17 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 3−ブロモ−4−クロロ−安息香酸 700mgをTHF 15mLに溶解した。室温にてHATU 1.2g、TEA 0.83mL、次いでtert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 700mgを加え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0284】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル−N−[(3−endo)−8−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 1.2gを1,4−ジオキサン 6.7mLに溶解した。室温にて(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ボロン酸 461mg、PdCl
2(dppf) 58mg、2M Na
2CO
3水溶液 3.3mLを加え、95℃で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することでtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0285】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 17mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに溶解した。室温にて、p−トリルボロン酸 9.6mg、Pd(dba)
2を1.6mg、リン酸三カリウム 15mg、1M PCy
3 THF溶液 0.004mLを加え、マイクロウェーブ反応装置中160℃で30分間攪拌した。反応液をNHシリカゲルでろ過し、ろ液の溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0286】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0287】
実施例18 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(1−メチルインドール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例7(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾイル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 300mgを1,4−ジオキサン 1.7mLに溶解した。室温にて(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ボロン酸 123mg、PdCl
2(dppf) 17mg、2M Na
2CO
3水溶液 0.85mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃で30分間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0288】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 10mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに溶解した。室温にて(1−メチルインドール−5−イル)ボロン酸 7.2mg、Pd(dba)
2を0.9mg、リン酸三カリウム 8.8mg、1M PCy
3 THF溶液 0.002mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃で30分間攪拌した。反応液をNHシリカゲルでろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(1−メチルインドール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た
【0289】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(1−メチルインドール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0290】
実施例19 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]−2,6−ジフルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 4−ブロモ−3−クロロ−安息香酸 2gをDMA 17mLに溶解した。室温にてHATU 4.8g、TEA 2.4mL、次いでtert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメート 1.7gを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンゾイル)ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0291】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンゾイル)ピロリジン−3−イル]カルバメートを1,4−ジオキサン 10.6mLに溶解した。室温にてPd(PPh
3)
4を147mg、2M Na
2CO
3水溶液 5.3mL、p−トリルボロン酸 693mgを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃で30分間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−クロロ−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0292】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−クロロ−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 666mgを1,4−ジオキサン16mLに溶解した。室温にてPd(OAc)
2を36mg、KOAc 473mg、ビス(ピナコラト)ジボラン 815mg、1M PCy
3 THF溶液 0.24mLを加え、脱気窒素置換した後、80℃にて終夜撹拌した。反応液をセライトでろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[4−(p−トリル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0293】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−(p−トリル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mg、4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンゾニトリル 12.9mg、Pd(PPh
3)
4 1.7mgを1,4−ジオキサン 1.5mLに懸濁した。室温にて2M Na
2CO
3水溶液 0.7mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃で30分間攪拌した。反応液をろ過した後に溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3,5−ジフルオロ−フェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0294】
(工程5) 上記工程4で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3,5−ジフルオロ−フェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0295】
実施例20 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 1−ブロモ−2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)ベンゼン 4.5gを1,4−ジオキサン 48mLに懸濁し撹拌した。ビス(ピナコラト)ジボラン 7.4g、KOAc 3.8g、PdCl
2(dppf) 0.71gを加え、90℃にて終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、セライトろ過したのち、ろ液を水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを得た。
【0296】
(工程2) 実施例16(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 150mg、上記工程1で得られた2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン 189mg、Pd(dba)
2を15mg、リン酸三カリウム 144mg、1M PCy
3 THF溶液 0.034mLを1,4−ジオキサン 3.8mLに溶解した。反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて45分間攪拌した。反応液をNHシリカゲルでろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0297】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 150mgをTFA 10mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0298】
実施例21 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例17(工程1〜4)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)ボロン酸を用いることにより、標題化合物を得た。
【0299】
実施例22 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例1(工程1)で得られたtert−ブチル 3−ブロモ−4−クロロ−ベンゾエート 1.00gを1,4−ジオキサン 8.6mLに溶解した。室温にて(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ボロン酸 509mg、Pd(PPh
3)
4を119mg、2M Na
2CO
3水溶液 4.3mLを加え、反応液をマイクロウェーブ反応装置中120℃にて30分間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル 4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾエートを得た。
【0300】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル 4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾエート 1.00gを1,4−ジオキサン 15mLに溶解した。室温にて実施例20(工程1)で得られた2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン 1.69g、Pd(dba)
2を138mg、リン酸三カリウム 1.28g、1M PCy
3 THF溶液 0.30mLを加えた。反応液をマイクロウェーブ反応装置中160℃にて30分間攪拌した。クロロホルムを加え、不溶物を濾別し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTFA 2mLに溶解し、溶媒を留去した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、
3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]安息香酸を得た。
【0301】
(工程3) 上記工程2で得られた
3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]安息香酸 10mg、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 5.8mg、HATU 19mgをTHF 0.5mLに溶解した。室温にてTEA 0.007mLを加え、50℃で終夜攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0302】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 10.9mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0303】
実施例23 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−インドール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例18(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 270mgを1,4−ジオキサン 2.8mLに溶解した。室温にてPd(OAc)
2を2.5mg、KOAc 164mg、ビス(ピナコラト)ジボラン 283mg、Silica−SMAP 4.6mgを加え、150℃で終夜攪拌した。セライトでろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0304】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 10mg、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドール 4.8mg、PdCl
2(dppf) 0.71mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに懸濁した。室温にてリン酸三カリウム 11mg加え、125℃で45分間攪拌した。反応液をろ過後、溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−インドール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0305】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−インドール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 8mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0306】
実施例24 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−インダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例23(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 10mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに溶解した。室温にて、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インダゾール 4.8mg、PdCl
2(dppf) 0.71mg、リン酸三カリウム 11mgを加え、マイクロウェーブ反応装置中125℃で45分間攪拌した。反応液をろ過した後に溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−インダゾール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0307】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−インダゾール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た
【0308】
実施例25 4−[5−[(3S)−3−アミノ−3−メチル−ピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例22(工程2)で得られた
3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]安息香酸 10mg、tert−ブチル N−[(3S)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート 5.1mgをTHF 0.5mLに溶解した。室温にてTEA 0.011mL、HATU 19mgを加え、50℃で一晩攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−3−メチル−ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0309】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−3−メチル−ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0310】
実施例26 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例22(工程2)で得られた
3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]安息香酸 10mg、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 5.8mgをTHF 0.5mLに溶解した。室温にてTEA 0.011mL、HATU 19mgを加え、50℃で一晩攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0311】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0312】
実施例27 4−[5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0313】
実施例28 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) メチル 2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)アセテート 500 mgをTHF 2.2mLに溶解した。−30℃にて3M MeMgBr エーテル溶液 5.40mLを滴下してくわえ、室温で終夜攪拌した。反応液を塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル=10%→50%)にて精製することで、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0314】
(工程2) 実施例23(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 68mg、上記工程1で得られた1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オール 107mg、Pd(PPh
3)
4 6.42mgを1,4−ジオキサン 0.93mLに懸濁した。室温にて2M Na
2CO
3水溶液 0.46mLを加え、125℃で45分間攪拌した。反応液をろ過後、溶媒を留去し、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート得た。
【0315】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 90mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0316】
実施例29 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) [4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メタノール 500mg、DMAP 26mgをTHF 7.1mLに溶解し、TEA 0.74mLを加えた。室温にてアセチルクロリド 0.23mLを加え、1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メチル アセテートを得た。
【0317】
(工程2) 実施例9(工程2)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 100mg、上記工程1で得られた[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メチル アセテート 130mgを1,4−ジオキサン 1.2mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を6.8mg、リン酸三カリウム 100mg、1M PCy
3 THF溶液 0.02mLを加えた。マイクロウェーブ反応装置中160℃で1時間攪拌した。反応液をNHシリカゲルでろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル=30%→100%)にて精製することで、[4−[4−[(3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−シアノフェニル)フェニル]フェニル]メチル アセテートを得た。
【0318】
(工程3) 上記工程2で得られた[4−[4−[(3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−シアノフェニル)フェニル]フェニル]メチル アセテート 100mgをMeOH 2mLに溶解した。室温にてK
2CO
3を65mg加え、室温で30分攪拌した。クロロホルムを加え、飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル=40%→100%)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0319】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0320】
実施例30 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 1−ブロモ−4−(2−メトキシエチル)ベンゼン 450mgを1,4−ジオキサン 5.2mLに溶解した。ビス(ピナコラト)ジボラン 797mg、KOAc 411mg、PdCl
2(dppf) 77mgを加え、90℃にて終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、セライトろ過したのち、ろ液を水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル=2%→20%)にて精製することで、2−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを得た。
【0321】
(工程2) 実施例9(工程2)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 300mg、上記工程1で得られた2−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン 369mgを1,4−ジオキサン 2mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を32mg、リン酸三カリウム 300mg、1M PCy
3 THF溶液 0.07mLを加え、マイクロウェーブ反応装置中160℃で45分間攪拌した。反応液をセライトでろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0322】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0323】
実施例31 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例29(工程1〜4)に準じ、[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メタノールの代わりに2−
[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エタノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0324】
実施例32 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例29(工程1〜4)に準じ、[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メタノールの代わりに3−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]プロパン−1−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0325】
実施例33 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに(1−(4−ブロモフェニル)シクロプロピル)メタノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0326】
実施例34 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−(4−ブロモフェニル)−2−メチルプロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0327】
実施例35 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例12(工程1)に準じ、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸 ピナコール エステルの代わりに(4−ベンジルオキシフェニル)ボロン酸を用いることで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[4−(4−ベンジルオキシフェニル)−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0328】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−(4−ベンジルオキシフェニル)−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 800mg、水酸化パラジウム炭素 160mgをEtOH 20mLに懸濁した。水素置換して、室温で6時間攪拌した。反応液をセライトろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0329】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをDMF 0.5mLに溶解した。室温にてK
2CO
3を6.4mg、2−メチルオキシラン 5.4mgを加え、120℃で2時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0330】
(工程4)上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−[4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0331】
実施例36 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)ボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0332】
実施例37 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例16(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 4gを1,4−ジオキサン 45mLに溶解した。室温にてPd(OAc)
2を0.40g、KOAc 2.7g、ビス(ピナコラト)ジボラン 4.6g、Silica−SMAP 0.72gを加え、150℃で18時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0333】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 30mg、実施例28(工程1)で得られた1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オール 28mgを1,4−ジオキサン 0.8mLに溶解した。室温にてPd(PPh
3)
4を3.2mg、2M Na
2CO
3水溶液 0.4mLを加え、マイクロウェーブ反応装置中120℃で30分間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0334】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 20mgをMeOH 1mLに溶解した。室温にて12M HCl水溶液 1mLを加え、室温で30分間攪拌した。反応液に水 1mL、2M 水酸化ナトリウム水溶液 6mLを加えて中和した。クロロホルムを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、標題化合物を得た。
【0335】
実施例38 2−フルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−5−(9−オキサ−2,6−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 9−オキサ−2,6−ジアザスピロ[3.5]ノナン−6−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0336】
実施例39 4−[5−(2,3,3a,4,6,6a−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピロール−5−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,3,3a,4,6,6a−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピロール−5−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0337】
実施例40 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリル
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(4−ブロモフェニル)−2−メチルプロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0338】
実施例41 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例22(工程1)で得られたtert−ブチル 4−クロロ−3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)ベンゾエート 300mgを1,4−ジオキサン 5mLに溶解した。室温にてPd(OAc)
2を40mg、KOAc 300mg、ビス(ピナコラト)ジボラン 500mg、Silica−SMAP 50mgを加え、100℃で26時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエートを得た。
【0339】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 100mgをDCM 1.2mLに溶解した。室温にてTFA 1.00mLを加え、室温で30分攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。クロロホルムを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸を得た。
【0340】
(工程3) 上記工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸 500mg、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 308mgをTHF 4.5mLに溶解した。室温にてTEA 0.57mL、HATU 1gを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0341】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 30mg、実施例28(工程1)で得られた1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オール 19mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに溶解した。室温にて、Pd(PPh
3)
4 18mg、2M Na
2CO
3水溶液 0.3mLを加え、マイクロウェーブ反応装置中120℃で30分間攪拌した。反応液上澄みをとってNHシリカゲルろ過し、溶媒を留去することで、tert−ブチル−N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0342】
(工程5) 上記工程4で得られたtert−ブチル−N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 15mgをMeOH 0.5mLに溶解した。室温にて12M HCl水溶液 0.5mLを加え、室温で30分間攪拌した。水、2M 水酸化ナトリウム水溶液 3mLを加え、クロロホルムで分液抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0343】
実施例42 4−[5−[(3S)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに(S)、tert−ブチル メチル(ピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0344】
実施例43 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−ベンジルオキシフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−(ベンジルオキシ)−4−ブロモベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0345】
実施例44 1−[4−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−シアノフェニル)フェニル]フェニル]−N−フェニル−シクロプロパンカルボキサミドの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−(4−ブロモフェニル)−N−フェニルシクロプロパンカルボキサミドを用いることで、標題化合物を得た
【0346】
実施例45 2−[4−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−シアノフェニル)フェニル]フェニル]エチル アセテートの合成
(工程1) 実施例29(工程1)に準じ、[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メタノールの代わりに2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エタノールを用いることで、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェネチル アセテートを得た。
【0347】
(工程2) 実施例12(工程1〜2)に準じ、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸, ピナコール エステルの代わりに上記工程1で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェネチル アセテートを用いることで、標題化合物を得た。
【0348】
実施例46 4−[2−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−5−[(3S)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例1(工程1〜5)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに、実施例45(工程1)で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェネチル アセテートを用い、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに(S)、tert−ブチル メチル(ピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、2−[4−[2−(4−シアノフェニル)−4−[(3S)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]フェニル]フェニル]エチル アセテートを得た。
【0349】
(工程2) 実施例29(工程3)に準じ、[4−[4−[(3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−シアノフェニル)フェニル]フェニル]メチル アセテートの代わりに、上記工程1で得られた2−[4−[2−(4−シアノフェニル)−4−[(3S)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]フェニル]フェニル]エチル アセテートを用い、標題化合物を得た。
【0350】
実施例47 4−[2−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]−5−[(3S)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例1(工程1〜5)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに(4−(2−メトキシエチル)フェニル)ボロン酸を用い、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに(S)、tert−ブチル メチル(ピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0351】
実施例48 4−[5−[(3S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜4)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに[4−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニル]ボロン酸を用い、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに(S)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0352】
実施例49 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(3−フルオロ−4−メチル−フェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例12(工程1〜2)に準じ、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸, ピナコール エステルの代わりに(3−フルオロ−4−メチル−フェニル)ボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0353】
実施例50 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−クロロフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−クロロ−ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0354】
実施例51 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−ブロモフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1,4−ジブロモベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0355】
実施例52 5'-((1S,4S)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボニル)-4''-メチル-[1,1':2',1''-テルフェニル]-4-カルボニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル (1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0356】
実施例53 4−[2−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例9(工程3)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 50mgを1,4−ジオキサン 0.48mLに溶解した。室温にて2−(4−ブロモフェニル)エタンアミン 29mg、Pd(PPh
3)
4を3.4mg、2M Na
2CO
3水溶液 0.24mLを加え、マイクロウェーブ反応装置中120℃で30分攪拌した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[4−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0357】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0358】
実施例54 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−ヨードフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1,4−ジヨードベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0359】
実施例55 N−[2−[4−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−シアノフェニル)フェニル]フェニル]エチル]アセトアミドの合成
実施例53(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[4−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−3−(4−シアノフェニル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTHFに溶解した。室温にてTEA 0.02mL、次いでアセチルクロリド 4.6mgを加え、室温で1時間攪拌した。残渣にTFAを加え、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0360】
実施例56 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−プロピルフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例12(工程1〜2)に準じ、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸 ピナコール エステルの代わりに(4−プロピルフェニル)ボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0361】
実施例57 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(2−ナフチル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例12(工程1〜2)に準じ、4−メチル−2−ニトロフェニルボロン酸 ピナコール エステルの代わりに2−ナフチルボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0362】
実施例58 4−[2−[4−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニル]−5−[(3S)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例1(工程1〜5)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに[4−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニル]ボロン酸を用い、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに(S)、tert−ブチル メチル(ピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0363】
実施例59 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)メチル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−[(4−ブロモフェニル)メチル]シクロプロパノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0364】
実施例60 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−メチルプロパ−1−エニル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−(2−メチルプロパ−1−エニル)ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0365】
実施例61 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに4−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−ブタン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0366】
実施例62 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−[2−(1−ヒドロキシシクロプロピル)エチル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−[2−(4−ブロモフェニル)エチル]シクロプロパノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0367】
実施例63 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに2−(4−ブロモフェニル)エタノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0368】
実施例64 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに実施例28(工程1)で得られた1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0369】
実施例65 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに2−メチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ブタン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0370】
実施例66 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−[1−(メトキシメチル)シクロプロピル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−[1−(メトキシメチル)シクロプロピル]ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0371】
実施例67 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)メチル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) メチル−2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)アセテート 500mg、オルトチタン酸テトライソプロピル 0.84mLをTHF 5mLに溶解した。0℃にて3M EtMgBr ジエチルエーテル溶液 1.9mLを滴下し、室温で一晩攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−[(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)メチル]シクロプロパノールを得た。
【0372】
(工程2) 実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに上記工程1で得られた1−[(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)メチル]シクロプロパノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0373】
実施例68 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−[1−(1−ヒドロキシシクロプロピル)シクロプロピル]フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例67(工程1)に準じ、メチル−2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)アセテートの代わりにメチル 1−(4−ブロモフェニル)シクロプロパンカルボン酸を用いることで、1−[1−(4−ブロモフェニル)シクロプロピル]シクロプロパノールを得た。
【0374】
(工程2) 実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに上記工程1で得られた1−[1−(4−ブロモフェニル)シクロプロピル]シクロプロパノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0375】
実施例69 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに実施例30(工程1)で得られた2−[4−(2−メトキシエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いることで、標題化合物を得た。
【0376】
実施例70 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)エタノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0377】
実施例71 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0378】
実施例72 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに2−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−プロパン−1−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0379】
実施例73 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[4−(2−フルオロエチル)フェニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例9(工程1〜5)に準じ、1−ブロモ−2−クロロ−4−メチル−ベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−(2−フルオロエチル)ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0380】
実施例74 4−[5−(2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−7−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0381】
実施例75 4−[5−(2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−8−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0382】
実施例76 4−[5−(2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−7−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0383】
実施例77 4−[5−(2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−8−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0384】
実施例78 4−[5−(3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリル 塩酸塩の合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0385】
実施例79 4−[5−(2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−8−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0386】
実施例80 4−[5−(1,4−ジアゼパン−1−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリル 塩酸塩の合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0387】
実施例81 4−[5−(3,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−7−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成 実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル−3,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−3−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0388】
実施例82 4−[5−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル (1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0389】
実施例83 4−[5−(3,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成 実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 3,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−3−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0390】
実施例84 4−[5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸 塩酸塩を用いることで、標題化合物を得た。
【0391】
実施例85 4−[5−[(1R,4R)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル−(1R,4R)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0392】
実施例86 2−フルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−5−[(1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに(1S,4S)−2−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを用いることで、標題化合物を得た。
【0393】
実施例87 2−フルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−5−[(1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに(1R,4R)−2−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを用いることで、標題化合物を得た。
【0394】
実施例88 4−[5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0395】
実施例89 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに1,3−ベンゾチアゾール−5−イルボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0396】
実施例90 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1−メチルピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに(1−メチルピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0397】
実施例91 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1−メチルベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1−メチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0398】
実施例92 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1−メチルインダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに(1−メチルインダゾール−5−イル)ボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0399】
実施例93 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(2−メチルインダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0400】
実施例94 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボチオイル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例2に準じ、4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(p−トリル)フェニル]ベンゾニトリルの代わりに実施例20(工程3)で得られた4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルを用いることで、標題化合物を得た。
【0401】
実施例95 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0402】
実施例96 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例37(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに溶解した。室温にて5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール 9.7mg、PdCl
2(dppf) 1.0mg、リン酸三カリウム 18mgを加え、マイクロウェーブ反応装置中125℃で30分攪拌した。酢酸エチルを加え、NHシリカゲルにのせ、酢酸エチル/メタノールで洗浄した。溶媒を留去し、tertブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0403】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 15mgをTFA 0.3mLに溶解し、LCMSで反応の進行を確認したのちに減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0404】
実施例97 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(4−フルオロフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに1−ブロモ−4−フルオロベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0405】
実施例98 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(4−クロロフェニル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに1−ブロモ−4−クロロ−ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0406】
実施例99 [(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−[3−(4−ニトロフェニル)−4−(p−トリル)フェニル]メタノンの合成
実施例19(工程1〜5)に準じ、4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンゾニトリルの代わりに1−ブロモ−4−ニトロ−ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0407】
実施例100 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−[6−(ジメチルアミノ)−3−ピリジル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−N,N−ジメチルピリジン−2−アミンを用いることで、標題化合物を得た。
【0408】
実施例101 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1−メチルベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1−メチル−ベンゾトリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0409】
実施例102 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0410】
実施例103 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1,2−ジメチルベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1,2−ジメチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0411】
実施例104 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(2−ナフチル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに2−ブロモナフタレンを用いることで、標題化合物を得た。
【0412】
実施例105 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(8−フルオロ−7−キノリル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに7−ブロモ−8−フルオロキノリンを用いることで、標題化合物を得た。
【0413】
実施例106 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(4−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン7−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに7−ブロモ−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンを用いることで、標題化合物を得た。
【0414】
実施例107 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(7−キノニル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに7−ブロモキノリンを用いることで、標題化合物を得た。
【0415】
実施例108 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0416】
実施例109 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0417】
実施例110 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(4−フルオロ−1−メチル−インダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに5−ブロモ−4−フルオロ−1−メチル−インダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0418】
実施例111 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(2−メチルインダゾール−5−イル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例23(工程1〜3)に準じ、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールの代わりに5−ブロモ−2−メチル−2H−インダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0419】
実施例112 2−フルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]−5−[(3−exo)−3−(イソプロピルアミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例26(工程2)で得られた4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルのジクロロメタン 0.05mL溶液に25℃にてアセトン 0.002mLを加え、次いでNaBH(OAc)3を8.45mg加え、室温で1時間攪拌した。MeOHを加え、溶媒を留去した後、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0420】
実施例113 2−フルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]−5−[(3−exo)−3−(イソプロピルアミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例112に準じ、4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの代わりに、実施例28(工程3)で得られた4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルを用いることで、標題化合物を得た。
【0421】
実施例114 4−[5−[(3S)−3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例96(工程1)で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 10mgをTHF 0.5mLに溶解した。室温にて水素化ナトリウム 0.85mg、次いでヨードエタン 5.58mgを加え、50℃で終夜攪拌し、溶媒を留去することで、(S)、tert−ブチル (1−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)ピロリジン−3−イル)(エチル)カルバメートを得た。精製することなく次工程に用いた。
【0422】
(工程2) 実施例26(工程2)に準じて、[(3−exo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに、上記工程1で得られた(S)、tert−ブチル (1−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)ピロリジン−3−イル)(エチル)カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0423】
実施例115 2−フルオロ−4−[2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)−5−[(3S)−3−(イソプロピルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]フェニル]ベンゾニトリルの合成
実施例112に準じ、4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの代わりに、実施例96(工程2)で得られた4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルを用いることで、標題化合物を得た。
【0424】
実施例116 4−[5−[(3S)−3−(シクロブチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例112に準じ、4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの代わりに、実施例96(工程2)で得られた4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルを用い、アセトンの代わりにシクロブタノンを用いることで、標題化合物を得た。
【0425】
実施例117 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1−メチルインドリン−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1−メチル−インドリンを用いることで、標題化合物を得た。
【0426】
実施例118 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(4−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾキサジン7−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに7−ブロモ−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンを用いることで、標題化合物を得た。
【0427】
実施例119 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(3−メチル−2−オキソ−1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモ−3−メチル−1,3−ベンゾオキサゾール−2−オンを用いることで、標題化合物を得た。
【0428】
実施例120 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(3−メチル−2−オキソ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを用いることで、標題化合物を得た。
【0429】
実施例121 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキサン−6−イルボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0430】
実施例122 4−[5−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル]−2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例16(工程1〜3)に準じ、p−トリルボロン酸の代わりに1,3−ベンゾジオキソール−5−イルボロン酸を用いることで、標題化合物を得た。
【0431】
実施例123 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−インドール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドールを用いることで、標題化合物を得た。
【0432】
実施例124 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−インダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0433】
実施例125 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0434】
実施例126 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6,7−ジフルオロ1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0435】
実施例127 4−[5−[(3−exo)−3−アミノ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−exo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル N−[(3−exo)−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル]カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0436】
実施例128 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(4−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−7−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに7−ブロモ−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンを用いることで、標題化合物を得た。
【0437】
実施例129 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル N−[(3−endo)−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル]カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0438】
実施例130 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(6−フルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−ベンゾイミダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0439】
実施例131 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−[6−(ジメチルアミノ)−3−ピリジル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−N,N−ジメチルピリジン−2−アミンを用いることで、標題化合物を得た。
【0440】
実施例132 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソ−インドリン−5−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1,3,3−トリメチル−インドリン−2−オンを用いることで、標題化合物を得た。
【0441】
実施例133 4−[5−[(3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル]−2−(3−メチル−2−オキソ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを用いることで、標題化合物を得た。
【0442】
実施例134 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドールを用いることで、標題化合物を得た。
【0443】
実施例135(S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0444】
実施例136 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インドール 50 mgをDMF 0.78mLに溶解した。室温にてCs
2CO
3 151mg、2,2−ジメチルオキシラン 42μLを加え、90℃で16時間攪拌した。飽和NH4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0445】
(工程2) 実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記(工程1)で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0446】
実施例137 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1,3−ジヒドロイソベンゾフランを用いることで、標題化合物を得た。
【0447】
実施例138 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(3−イソプロピル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 6−ブロモ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−2−オン 100mgをDMF 0.87mLに溶解した。室温にて炭酸カリウム 90mgを加え、0℃で15分間攪拌した。室温にて2−ブロモプロパン 0.082mLを加え、100℃で3時間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、6−ブロモ−3−イソプロピル−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを得た。
【0448】
(工程2)実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記(工程1)で得られた6−ブロモ−3−isoプロピル−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを用いることで、標題化合物を得た。
【0449】
実施例139 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(1−(tert−ブチル)−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1−(tert−ブチル)−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0450】
実施例140 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1,3−ジヒドロイソベンゾフランを用いることで、標題化合物を得た。
【0451】
実施例141 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(5−フルオロ−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 5−フルオロ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−2−オン 200mgをMeCN 1mLに懸濁した。室温にてN−ブロモスクシンイミド 231mgを加え室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、6−ブロモ−5−フルオロ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを得た。
【0452】
(工程2) 上記(工程1)で得られた6−ブロモ−5−フルオロ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−2−オン 100mgをDMF 1.3mLに溶解した。室温にて炭酸カリウム 84mgを加え、0℃で15分間攪拌した。室温にてヨードメタン 0.050mLを加え、室温で0.5時間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、6−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを得た。
【0453】
(工程3) 実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記(工程2)で得られた6−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−オンを用いることで、標題化合物を得た。
【0454】
実施例142 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール 94mgをDMF 1.5mLに溶解した。室温にて炭酸セシウム 285mg、2,2−ジメチルオキシラン 0.078mLを加え、90℃で16時間攪拌した。飽和NH4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0455】
(工程2) 実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記(工程1)で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0456】
実施例143 4−[5−[(1S,3R,4R)−rel−3−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル]−2−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]フェニル]−2−フルオロ−ベンゾニトリルの合成
(工程1)、tert−ブチル (1S,3R,4R)−rel−3−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート 50mgをTHF 1.2mLに溶解した。0℃にてTEA 0.066mL、2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド 57mgを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣を4規定塩酸−酢酸エチル溶液 2mLに溶解し、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド 塩酸塩を得た。
【0457】
(工程2) 実施例22(工程3)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに、上記(工程1)で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド 塩酸塩を用いることで、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミドを得た。
【0458】
(工程3) 上記(工程2)で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド 20mgをDMF 0.5mLに溶解した。室温にてK
2CO
3 21mg、4−メルカプト安息香酸 12mgを加え、40℃で12時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0459】
実施例144 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’’,3,3’’−トリフルオロ−4’’−メチル−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−ブロモ−2,3−ジフルオロ−4−メチル−ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0460】
実施例145 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 200mg、5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール 129mgを1,4−ジオキサン 1.74mLに溶解した。室温にてPd(dba)
2を16.0mg、X−Phos 26.5mg、リン酸三カリウム 221mgを加え、マイクロウェーブ反応装置中125℃で1時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:酢酸エチル/ヘキサン)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0461】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 210mgをMeOH 1.60mLに溶解した。室温にて4規定塩酸−酢酸エチル溶液 2.40mLを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0462】
実施例146 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 60mg、実施例136工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 48.1mgを1,4−ジオキサン 0.50mLに溶解した。室温にてPd(dba)
2を3.22mg、X−Phos 5.34mg、リン酸三カリウム 71.4mgを加え、マイクロウェーブ反応装置中125℃で1時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0463】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 68.0mgをMeOH 1.0mLに溶解した。室温にて12規定塩酸 1.0mLを加え、室温で1時間攪拌した。2規定水酸化ナトリウム水溶液 6.00mL、クロロホルムを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0464】
実施例147 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 70mg、実施例142工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 56.3mgを1,4−ジオキサン 0.50mLに溶解した。室温にてPd(dba)
2を3.76mg、X−Phos 6.23mg、リン酸三カリウム 83.3mgを加え、マイクロウェーブ反応装置中125℃で1時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0465】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 70.0mgをMeOH 1.0mLに溶解した。室温にて12規定塩酸 1.0mLを加え、室温で1時間攪拌した。2規定水酸化ナトリウム水溶液 6.00mL、クロロホルムを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た
【0466】
実施例148 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(キノキサリン−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモキノキサリンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0467】
実施例149 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(イソキノリン−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモイソキノリンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0468】
実施例150 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(イソキノリン−7−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに7−ブロモisoキノリンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0469】
実施例151 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(キノリン−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモキノリンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0470】
実施例152 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(キナゾリン−7−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに7−ブロモキナゾリンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0471】
実施例153 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(キナゾリン−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモキナゾリンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0472】
実施例154 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(フタラジン−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモフタラジンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0473】
実施例155 5’−((1R,2R,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−メトキシエチル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Bの合成
(工程1)、tert−ブチル (1S,3R,4R)−rel−3−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート 550mgをTHF 13.0mLに溶解した。0℃にてTEA 0.720mL、2,4−ジニトロベンゼンスルホニルクロリド 829mgを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル (1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレートを得た。
【0474】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル (1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート 440mgをSFCを用いてキラル分割し(装置:Thar SFC prep 80 system、カラム:CHIRALPAK IE 20x250 mm、流速:50g/min、移動相:CO2/MeOH=90/10)、(1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−A(faster isomer),(1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−B(slower isomer)をそれぞれ得た。
【0475】
また、以下のHPLC条件で各isomerの分析を行った。
カラム:CHIRALPAK IE 4.6x150 mm
移動相:ヘキサン(0.1%トリエチルアミン)/エタノール=85/15
流速:1.0mL/min
各isomerの保持時間:(1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−A:10.903 min(faster isomer)
(1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−B:14.028 min(slower isomer)
(工程3) 上記工程2で得られた(1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−B 200mgを酢酸エチル 1.00mLに溶解し、室温にて4規定塩酸−酢酸エチル溶液 2.00mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮することで、N−(
(1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩を得た。
【0476】
(工程4) 実施例22工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]安息香酸 8mg、上記工程3で得られたN−(
(1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩 8.47mgをTHF 0.30mLに溶解した。室温にてTEA 8.49μL、HATU 15.5mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Bを得た。
【0477】
(工程5) 上記工程4で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B 14.5mgをDCM 1mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 2.83μL、TEA 7.49μLを加え、室温で2時間攪拌した。クロロホルムを加え、4規定水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0478】
実施例156 5’−((1R,2R,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−メトキシエチル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Aの合成
(工程1) 実施例155工程2で得られた(1S,3R,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−A 200mgを酢酸エチル 1.00mLに溶解し、室温にて4規定塩酸−酢酸エチル溶液 2.00mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮することで、N−((1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−A塩酸塩を得た。
【0479】
(工程2) 実施例22工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]安息香酸 8mg、上記工程1で得られたN−((1r,2r,4s)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−A 塩酸塩 8.47mgをTHF 0.30mLに溶解した。室温にてTEA 8.49μL、HATU 15.5mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Aを得た。
【0480】
(工程3) 上記工程2で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−A 14.5mgをDCM 1mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 2.83μL、TEA 7.49μLを加え、室温で2時間攪拌した。クロロホルムを加え、4規定水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0481】
実施例157 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに7−ブロモ−3−メチル−イミダゾ[1,5−a]ピリジンを用いることで、標題化合物を得た。
【0482】
実施例158 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(3−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに6−ブロモ−3−メチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンを用いることで、標題化合物を得た。
【0483】
実施例159 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール 94mgをDMF 1.5mLに溶解した。室温にて炭酸セシウム 285mg、2,2−ジメチルオキシラン 0.078mLを加え、90℃で16時間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−2−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0484】
(工程2) 実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−2−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0485】
実施例160 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(1−エチル−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−1−エチル−6−フルオロ−ベンゾトリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0486】
実施例161 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 1−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 6.20gをDMF 84.0mLに溶解した。室温にてN−ブロモスクシンイミド 5.80gを加え、90℃で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0487】
(工程2) 上記工程1で得られた1−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 5.67gをエタノール 87.2mLに溶解した。室温にて塩化アンモニウム 5.67g、鉄 5.67g、水 87.2mLを加え、60℃で終夜攪拌した。反応液をセライト濾過し、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を減圧濃縮し、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(6−アミノ−4−ブロモ−2,3−ジフルオロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0488】
(工程3) 上記工程2で得られた1−(6−アミノ−4−ブロモ−2,3−ジフルオロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 4.36gを水 28.4mL、THF 28.4mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸28.4mL、亜硝酸ナトリウム 1.80gを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0489】
(工程4) 実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 50mg、上記工程3で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 39.9mgを1,4−ジオキサン 0.50mLに溶解した。室温にてPd(dba)
2を2.50mg、X−Phos 4.14mg、リン酸三カリウム 55.3mgを加え、125℃でマイクロウェーブ反応装置中1時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0490】
(工程5) 上記工程4で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 55.0mgをMeOH 1.0mLに溶解した。室温にて12規定塩酸 1.0mLを加え、室温で1時間攪拌した。2規定水酸化ナトリウム水溶液 6.00mL、クロロホルムを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0491】
実施例162 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 100mg、実施例161工程3で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 85.8mgを1,4−ジオキサン 0.934mLに溶解した。室温にてPd(dba)
2を5.37mg、X−Phos 8.90mg、リン酸三カリウム 119mgを加え、125℃でマイクロウェーブ反応装置中1時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0492】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 99.8mgをMeOH 1.0mLに溶解した。室温にて12規定塩酸 1.0mLを加え、室温で1時間攪拌した。2規定水酸化ナトリウム水溶液 6.00mL、クロロホルムを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0493】
実施例163 2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−メトキシエチル)−5’−(ピペラジン−1−カルボニル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ピペラジン−1−カルボキシレートを用いることで、標題化合物を得た。
【0494】
実施例164 (R)−5’−(3−アミノピペリジン−1−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−メトキシエチル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル N−[(3R)−3−ピペリジル]カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0495】
実施例165 5’−(4−アミノアゼパン−1−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−メトキシエチル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例22(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル N−(アゼパン−4−イル)カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0496】
実施例166 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Bの合成
(工程1) 実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 500mg、実施例28の工程1で得られた1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オール 379mgを1,4−ジオキサン 5.9mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を68mg、X−Phos 113mg、リン酸三カリウム 752mgを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾエートを得た。
【0497】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾエート 300mgをTHF 0.9mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸 0.9mLを加え、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]安息香酸を得た。
【0498】
(工程3) 上記工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]安息香酸 10mg、実施例155の工程3で得られたN−((1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩 10.2mgをTHF 0.12mLに溶解した。室温にてTEA 0.014mL、HATU 18.7mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Bを得た。
【0499】
(工程4) 上記工程3で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B 15mgをDCM 0.2mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 2μL、TEA 8.6μLを加え、室温で2時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0500】
実施例167 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 60mg、5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール 41.7mgを1,4−ジオキサン 0.56mLに溶解した。室温にてPd(dba)
2を3.22mg、X−Phos 5.34mg、リン酸三カリウム 71.4mgを加え、マイクロウェーブ反応装置中125℃で1時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0501】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 20mgをTFA 0.40mLに溶解し、室温にて5分間攪拌した。LCMSで反応の完結を確認した後、DMSO 1.60mLを加え、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0502】
実施例168 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−プロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに5−ブロモ−6−フルオロ−1−プロピル−ベンゾトリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0503】
実施例169 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−メトキシエチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例161(工程1〜3)に準じ、1−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに2,3−ジフルオロ−N−(2−メトキシエチル)−6−ニトロ−アニリンを用いることにより、5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−(2−メトキシエチル)ベンゾトリアゾールを得た。
【0504】
(工程2) 実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程1で得られた5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−(2−メトキシエチル)ベンゾトリアゾールを用いることで、標題化合物を得た。
【0505】
実施例170 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに2−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)エタノールを用いることで、標題化合物を得た。
【0506】
実施例171 5’−((1R,2R,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Bの合成
(工程1) 実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 2.3g、実施例136の工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 2.02gを1,4−ジオキサン 18.1mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を250mg、X−Phos 414mg、リン酸三カリウム 3.46gを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTHF 40.0mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸 30.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸を得た
【0507】
(工程2) 上記工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸 8mg、実施例155の工程3で得られたN−((1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩 7.47mgをTHF 0.30mLに溶解した。室温にてTEA 0.00748mL、HATU 13.6mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Bを得た。
【0508】
(工程3) 上記工程2で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B 13.8mgをDCM 1.0mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 2.49μL、TEA 7.48μLを加え、室温で1時間攪拌した。クロロホルム、4規定水酸化ナトリウムを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0509】
実施例172 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1H−インドール 300mgをDMF 4.31mLに溶解した。室温にてCs
2CO
3を843mg、2,2−ジメチルオキシラン 0.230mLを加え、80℃で3時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。酢酸エチルを加え、飽和塩化アンモニウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0510】
(工程2) 実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 210mg、上記工程1で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 196mgを1,4−ジオキサン 1.65mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を22.8mg、X−Phos 37.8mg、リン酸三カリウム 316mgを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTHF 2.63mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸 2.1mLを加え、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸を得た。
【0511】
(工程3) 上記工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸 30mg、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメート 13.2mgをTHF 0.323mLに溶解した。室温にてTEA 0.027mL、HATU 49.1mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。
【0512】
(工程4) 上記工程3で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメート 40mgをMeOH 0.80mLに溶解した。室温にて4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.80mLを加え、室温で1時間攪拌した。クロロホルム、2規定水酸化ナトリウム水溶液 1.6mLを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た
【0513】
実施例173 5’−(7−アミノ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例171工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸 8mgをTHF 0.3mLに溶解した。室温にてtert−ブチル N−(3−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル)カルバメート 3.80mg、TEA 0.0075mL、HATU 13.6mgを加え、50℃で3時間攪拌した。反応の完結をLCMSで確認した後、反応液を濃縮した。残渣にTFA 0.20mLを加え、室温にて5分間攪拌した。反応の完結をLCMSで確認した後、反応液にDMSO 0.8mLを加え、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0514】
実施例174 5’−(7−アミノ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例166工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]安息香酸 100mgをTHF 0.982mLに溶解した。室温にてtert−ブチル N−(3−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル)カルバメート 52.1mg、TEA 0.103mL、HATU 187mgを加え、50℃で3時間攪拌した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[3−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−3−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル]カルバメートを得た。
【0515】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[3−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−3−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル]カルバメート 30mgをMeOH 0.5mLに溶解し、室温にて12規定塩酸 0.5mLを加えた。室温にて0.5時間攪拌後、水、2規定水酸化ナトリウム水溶液 3.0mLを加えた。クロロホルムで抽出し、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0516】
実施例175 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Bの合成
(工程1) 実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 90mg、5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール 68.6mgを1,4−ジオキサン 0.71mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を9.8mg、X−Phos 16mg、リン酸三カリウム 135mgを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTFA 1.0mLに溶解し、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)安息香酸を得た。
【0517】
(工程2) 上記工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)安息香酸 30mg、実施例155の工程3で得られたN−((1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩 30.6mgをTHF 0.367mLに溶解した。室温にてTEA 0.042mL、HATU 55.9mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1R,3S,4S)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Bを得た。
【0518】
(工程3) 上記工程2で得られたN−[(1R,3S,4S)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B 51mgをDCM 0.70mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 5.8μL、TEA 29.1μLを加え、室温で2時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0519】
実施例176 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Bの合成
(工程1) 実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 2.3g、実施例142の工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール 2.03gを1,4−ジオキサン 18.7mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を250mg、X−Phos 414mg、リン酸三カリウム 3.46gを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTHF 10.0mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸 10.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]安息香酸を得た。
【0520】
(工程2) 上記工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]安息香酸 30mg、実施例155の工程3で得られたN−((1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩 27.9mgをTHF 0.34mLに溶解した。室温にてTEA 0.038mL、HATU 51.0mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Bを得た。
【0521】
(工程3) 上記工程2で得られたN−[(1S,3R,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B 45mgをDCM 0.58mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 4.9μL、TEA 24μLを加え、室温で2時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0522】
実施例177 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Bの合成
(工程1) 実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 3.2g、実施例161の工程3で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 3.01gを1,4−ジオキサン 25.2mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)
2を348mg、X−Phos 577mg、リン酸三カリウム 4.81gを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTHF 15.0mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸 15.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]安息香酸を得た。
【0523】
(工程2) 上記工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]安息香酸 30mg、実施例155の工程3で得られたN−((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩 26.8mgをTHF 0.33mLに溶解した。室温にてTEA 0.037mL、HATU 48.9mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,2S,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−Bを得た。
【0524】
(工程3) 上記工程2で得られたN−[(1S,2S,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B 43mgをDCM 0.54mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 4.5μL、TEA 22.7μLを加え、室温で2時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0525】
実施例178 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(3−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例41(工程1〜4)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例142(工程1)で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることで、tert−ブチル N−((3−endo)−8−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメートを得た。
【0526】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−((3−endo)−8−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメート 10mgをDMF 0.076mLに溶解し、NBS 3.5mgを加え、80℃で終夜撹拌した。反応液をDMSOで1mLに希釈し、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することにより、標題化合物を得た。
【0527】
実施例179 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾール6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 3−ブロモ−4−フルオロフェノール 5gをジクロロメタン 114mLに溶解し、0℃にてTEA 5.5mLを加え、滴下にて塩化アセチル 2.8mLを加えた。反応液を20℃で30分間撹拌し、ジクロロメタン 100mLで希釈した。0.5規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、溶媒を留去することで、3−ブロモ−4−フルオロフェニル アセテートを得た。
【0528】
(工程2) 上記工程1で得られた3−ブロモ−4−フルオロフェニル アセテート 6.2gに三フッ化ホウ素−酢酸錯体 53mLを加え、155℃で14時間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、氷を加えた。析出物を濾取し、0℃の水で洗浄し、乾燥した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを得た。
【0529】
(工程3) 上記工程2で得られた1−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン 2.16gとヒドロキシルアミン塩酸塩 1.29g、酢酸ナトリウム 1.14gにMeOH 30mLを加え、60℃で1時間撹拌した。反応液を氷水に加え、析出物を濾取し、水で洗浄して乾燥した。得られた固体をTHF 31mLに溶解し、TEA 1.68mL、N,N’−カルボニルジイミダゾール 1.65gを加え、70℃で1時間撹拌した。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/酢酸エチル)にて精製することで、6−ブロモ−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾールを得た。
【0530】
(工程4) 実施例41(工程1〜5)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程3で得られた6−ブロモ−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0531】
実施例180 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾール6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例179の工程3で得られた6−ブロモ−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0532】
実施例181 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例178の工程1で得られたtert−ブチル N−((3−endo)−8−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメート 69mgをDMF 0.53mLに溶解し、NBS 38mgを加え、80℃で終夜撹拌した。室温に冷却し、Boc
2Oを200mg、DMAPを1mg加え、室温にて2時間撹拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することでtert−ブチル ((3−endo)−8−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメートを得た。
【0533】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル ((3−endo)−8−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメート 15mg、トリメチルボロキシン 7.7mg、PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2を1mg、炭酸セシウム20mgを1,4−ジオキサンに懸濁し、マイクロウェーブ照射下125℃で30分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣にトリフルオロ酢酸0.2mLを加え、室温にて10分間撹拌した。反応液をDMSOで1mLに希釈し、
逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することにより、標題化合物を得た。
【0534】
実施例182 5’−((1R,2S,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’’,3−ジフルオロ−4’’−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)、tert−ブチル (1S,3S,4R)−rel−3−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート 919mgをTHF 14.4mLに溶解した。0℃にてTEA 1.81mL、2,4−ジニトロベンゼンスルホニルクロリド 1.73gを加え、室温で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル (1S,3S,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレートを得た。
【0535】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル (1S,3S,4R)−rel−3−[(2,4−ジニトロフェニル)スルホニルアミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート 100mgを酢酸エチル 1.00mLに溶解した。室温にて4規定塩酸−酢酸エチル溶液 2.00mLを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮することで、N−[(1S,3S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド塩酸塩を得た。
【0536】
(工程3) 実施例166工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]安息香酸 30mg、上記工程2で得られたN−[(1S,3S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド塩酸塩 30.7mgをTHF 0.40mLに溶解した。室温にてTEA 0.0420mL、HATU 56.0mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、N−[(1S,3S,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミドを得た。
【0537】
(工程4) 上記工程3で得られたN−[(1S,3S,4R)−rel−7−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]ベンゾイル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド 55mgをDCM 0.752mLに溶解した。0℃にて、メルカプト酢酸 6.27μL、TEA 31.4μLを加え、室温で2時間攪拌した。クロロホルムを加え、4規定水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0538】
実施例183 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1) 実施例172工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸 30mg、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 16.1mgをTHF 0.323mLに溶解した。室温にてTEA 0.027mL、HATU 49.1mgを加え、50℃で一時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを得た。
【0539】
(工程2) 上記工程1で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメート 42mgをMeOH 0.84mLに溶解した。室温にて4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.84mLを加え、室温で1時間攪拌した。クロロホルム、2規定水酸化ナトリウム水溶液 1.68mLを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0540】
実施例184 5’−((1R,2S,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例171(工程1〜3)に準じ、N−((1R,2R,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド−isomer−B塩酸塩の代わりに実施例182工程2で得られたN−[(1R,2S,4S)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−イル]−2,4−ジニトロベンゼンスルホンアミド塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0541】
実施例185 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程3〜4)に準じ、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸の代わりに実施例175工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(6,7−ジフルオロ−1−メチル−ベンゾトリアゾール−5−イル)安息香酸を、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0542】
実施例186 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7−メトキシ−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)5−ブロモ−2,3,4−トリフルオロ−ベンズアルデヒド 480mgを1,2−ジメトキシエタン 4.8mLに溶解した。室温にてヒドラジン一水和物 7.68mLを加え、80℃で5時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1H−インダゾールを得た。
【0543】
(工程2)上記工程1で得られた5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1H−インダゾール 97mgをDMF 1.38mLに溶解した。室温にてメタノール0.1mL、炭酸セシウム 271mg、2,2−ジメチルオキシラン 0.074mLを加え、80℃で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−6−フルオロ−7−メトキシ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0544】
(工程3)実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 45.0mg、上記工程2で得られた、1−(5−ブロモ−6−フルオロ−7−メトキシ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 43.8mgを1,4−ジオキサン 0.50mLに溶解した。室温にて、Pd(dba)2を 4.89mg、X−Phos 8.11mg、リン酸三カリウムを 67.7mgを加え、100℃で終夜攪拌した。溶媒を溜去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、溶媒を留去した。残渣をTHF 0.45mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸0.56mLを加え、室温で2時間攪拌した。MTBEを加え、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−メトキシ−インダゾール−5−イル]安息香酸を得た。
【0545】
(工程4)実施例172(工程3〜4)に準じ、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸の代わりに上記工程3で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−メトキシ−インダゾール−5−イル]安息香酸を、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0546】
実施例187 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)実施例186工程1で得られた5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−1H−インダゾール 101mgをDMF1.44mLに溶解した。室温にて炭酸セシウム 283mg、2,2−ジメチルオキシラン 0.077mLを加え、80℃で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することにより、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
(工程2)実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程1で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0547】
実施例188 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例187工程1で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0548】
実施例189 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例142工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0549】
実施例190 (S)−5’−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例136工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル (S)−(3−メチルピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0550】
実施例191 (S)−5’−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル
プロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程3〜4)に準じ、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸の代わりに実施例177工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]安息香酸を、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル (S)−(3−メチルピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0551】
実施例192 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程3〜4)に準じ、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸の代わりに実施例177工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)ベンゾトリアゾール−5−イル]安息香酸を、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0552】
実施例193 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’ ’,3−ジフルオロ−4’ ’−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程3〜4)に準じ、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸の代わりに実施例166工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)フェニル]安息香酸を、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0553】
実施例194 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール 200mgをDMF 3.1mLに溶解した。室温にて炭酸セシウム 606mg、(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル) 4−メチルベンゼンスルホン酸 481mgを加え、90℃で16時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、4−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−ブタン−2−オールを得た。
【0554】
(工程2)実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程1で得られた4−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−ブタン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0555】
実施例195 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例187工程1で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0556】
実施例196 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0557】
実施例197 (S)−5’−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例187工程1で得られた1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル (S)−(3−メチルピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0558】
実施例198 (S)−5’−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル (S)−(3−メチルピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0559】
実施例199 3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−5’−(2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−カルボニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例142工程1で得られた1−(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0560】
実施例200 2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−5’−(2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−カルボニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0561】
実施例201 2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−5’−(2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[3.5]ノナン−6−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0562】
実施例202 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾール6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
(工程1)tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩 36mgをDCM 2.89mLに溶解した。室温にてTEA 40μL、クロロギ酸ベンジル 25μLを加え、室温にて1時間攪拌した。溶媒を留去し、クロロホルム、水を加え、クロロホルムで2回抽出し、水、飽和食塩水で洗浄した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、ベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレートを得た。
【0563】
ベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレートを10mg/mLのエタノール溶液とし、以下の条件で分離した。
【0564】
保持時間の速い方をisomer−X、遅い方をisomer−Yと定義した。
カラム:DAICEL CHIRALPAK IC 2.0 ×25 cm
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=85/15
流速:12.5mL/min
各isomerの保持時間:
ベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−X: 16.93分
ベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−Y: 23.82分。
【0565】
キラル分析条件
カラム:CHIRALPAK IC 4.6x150 mm
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=85/15
流速:1.0mL/min
各isomerの保持時間:
ベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−X: 6.972分
ベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−Y: 9.895分。
【0566】
(工程2)上記工程1で得られたベンジル (1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボキシレート−isomer−X 93g、10%Pd/C 10gをメタノール1.0Lに懸濁した。50psiの水素雰囲気下、室温で5時間攪拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮することにより、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
(工程3)実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例179工程3で得られた6−ブロモ−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]イソオキサゾールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに上記工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを用いることにより、標題化合物を得た。
【0567】
実施例203 2’−(6,7−ジフルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−3−フルオロ−5’−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程1〜4)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボキシレートを用いることにより、標題化合物を得た。
実施例204 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール 300mgをDMF 4.65mLに溶解した。室温にて炭酸セシウム 90.9mg、2,2−ジエチルオキシラン 0.20mLを加え、90℃で16 時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールを得た。
【0568】
(工程2)実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程1で得られた3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0569】
実施例205 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例204工程1で得られた3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりにtert−ブチル ((3−endo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0570】
実施例206 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例172(工程2〜4)に準じ、1−(5−ブロモ−6,7−ジフルオロ−インドール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに実施例204工程1で得られた3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールを、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに実施例202工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを用いることにより、標題化合物を得た。
【0571】
実施例207 2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)酢酸 −isomer−Xの合成
(工程1)5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インドール 500mgをDMF 7.79mLに溶解した。室温にて炭酸セシウム 1.67g、エチル 2−クロロアセテート 573mgを加え、90℃で16時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を停止した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、エチル 2−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)アセテートを得た。
【0572】
(工程2)実施例41工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸 2g、実施例202工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 1.24gをTHF 21.8mLに溶解した。室温にてTEA 1.52mL、HATU 2.28gを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0573】
(工程3)上記工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 100mg、上記工程1で得られたエチル 2−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)アセテート 69.5mgを1,4−ジオキサン 0.59mLに懸濁した。室温にてPd(dba)
2を8.2mg、X−phos 13.6mg、リン酸三カリウム 113mgを加え、脱気、窒素置換した。窒素雰囲気下、外温100℃で終夜撹拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製した。残渣をMeOH 1.0mLに溶解し、5規定水酸化ナトリウム水溶液 1.0mL加え、1時間撹拌した。MTBEを加え、水層に抽出した。水層を塩酸で酸性にし、MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することにより、2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)酢酸 −isomer−Xを得た。
【0574】
(工程4)上記工程3で得られた2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)酢酸 −isomer−X 10mgにアセトニトリル 1.0mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 1.0mLを加え、30分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0575】
実施例208 2−(4’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’ ’−シアノ−2,3’ ’−ジフルオロ−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4−イル)酢酸 −isomer−Xの合成
実施例207(工程3〜4)に準じ、エチル 2−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)アセテートの代わりにメチル 2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)アセテートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0576】
実施例209 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
(工程1)2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼン 1 gをTHF 12.9mLに溶解しTEA 1.08mL、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オール 0.59mLを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することにより、1−(2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0577】
(工程2)上記工程1で得られた1−(2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 1.3gをDMF 9.9mLに溶解した。室温にてN−ブロモスクシンイミド 1.1gを加え、90℃で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。IPE:ヘキサン=1:1で結晶化し、ヘキサンで2回洗浄することにより、1−(4−ブロモ−2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0578】
(工程3)上記工程2で得られた1−(4−ブロモ−2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 1.6 gと、NH
4Cl 1.6g、鉄 0.8gをEtOH 7.81mL、水 7.81mLに懸濁し、60℃で終夜攪拌した。MTBEを加え、セライトろ過した。MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することにより、1−(6−アミノ−4−ブロモ−2−クロロ−3−フルオロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0579】
(工程4)上記工程3で得られた1−(6−アミノ−4−ブロモ−2−クロロ−3−フルオロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 352mg、を水0.70mL、THF 1.76mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸1.06mL、亜硝酸ナトリウム (101mgを溶解させた水溶液0.3mL)を滴下にて加え、室温で1時間攪拌した。MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣にIPE:ヘキサン=1:1を68mL加え、濾取し、IPE:ヘキサン=1:1で洗浄することにより、1−(5−ブロモ−7−クロロ−6−フルオロ−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0580】
(工程5)実施例207工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 50 mg、上記工程4で得られた1−(5−ブロモ−7−クロロ−6−フルオロ−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 37.4mgを1,4−ジオキサン 0.3mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を4.1mg、X−phos 6.8mg、リン酸三カリウム56.7mgを加え、窒素置換し、100℃で2時間攪拌した。酢酸エチルを加え、NHシリカゲルにのせ、酢酸エチル:メタノール=10:1で洗浄した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 1.0mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 1.0mLを加えて10分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をDMSOに溶解して、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0581】
実施例210 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル の合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0582】
実施例211 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3
’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0583】
実施例212 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸−isomer−Xの合成
(工程1)実施例176工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インダゾール−5−イル]安息香酸 250mgをTHF 2.24mLに溶解した。室温にてHATU 234mg、実施例202工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 125mg、TEA 0.156mLを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することにより、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0584】
(工程2)上記工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 289mgをDMF 4.50mLに溶解した。室温にてNBS 120mgを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(6−(3−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0585】
(工程3)上記工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(6−(3−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを50mg,PdCl
2(PPh
3)
2を2.4mg、1−メチル−2−ピロリジノン 0.5mLに懸濁した。室温にてN,N−ジエチルエタノールアミン 0.046mLを加え、CO置換して、125℃で1 時間攪拌した。反応液にTERT−ブチル アルコール 0.5mL、2規定水酸化ナトリウム水溶液 0.25mLを加え、室温にて1時間攪拌した。MTBEを加え、水層を分離した。水層に塩酸を加えて酸性にした後、MTBEで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣にアセトニトリル 0.5mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.5mLを加え、10分間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0586】
実施例213 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル の合成
(工程1)実施例41工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸 500mg、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 塩酸塩 303.5mgをTHF 5.45mLに溶解した。室温にてTEA 0.379mL、HATU 569.5mgを加え、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを得た。
(工程2)実施例209(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに上記工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0587】
実施例214 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6,7−ジフルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−X の合成
実施例161(工程1〜5)に準じ、1−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−[(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)メチル]ペンタン−3−オールを、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに実施例207工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを用いることにより、標題化合物を得た。
【0588】
実施例215 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6,7−ジフルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル の合成
実施例161(工程1〜5)に準じ、1−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−[(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)メチル]ペンタン−3−オールを、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0589】
実施例216 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6,7−ジフルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例161(工程1〜5)に準じ、1−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−[(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)メチル]ペンタン−3−オールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0590】
実施例217 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6,7−ジフルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例161(工程1〜5)に準じ、1−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−[(2,3−ジフルオロ−6−ニトロ−アニリノ)メチル]ペンタン−3−オールを、tert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0591】
実施例218 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−クロロ−1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−(アミノメチル)ペンタン−3−オールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0592】
実施例219 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(7−クロロ−1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−(アミノメチル)ペンタン−3−オールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0593】
実施例220 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−クロロ−1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−(アミノメチル)ペンタン−3−オールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0594】
実施例221 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−クロロ−1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに3−(アミノメチル)ペンタン−3−オールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0595】
実施例222 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−Xの合成
(工程1)実施例171工程1で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)インドール−5−イル]安息香酸 250mgをTHF 2.24mLに溶解した。室温にてHATU 234mg、実施例202工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 125mg、TEA 0.156mLを加え、50℃で1 時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー( 移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することにより、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0596】
(工程2)上記工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 289 mgをDMF 4.50mLに溶解した。室温にてN−ヨードスクシンイミド 120mgを加え、室温で1 時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−ヨード−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0597】
(工程3)上記工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−ヨード−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを20mg,PdCl
2(PPh
3)
2を0.92mg、1−メチル−2−ピロリジノン 0.2mLに懸濁した。室温にてN,N−ジエチルエタノールアミン 0.0173mLを加え、CO置換して、100℃で1 時間攪拌した。反応液にTERT−ブチル アルコール 0.2mL、2規定水酸化ナトリウム水溶液 0.2mLを加え、室温にて終夜攪拌した。MTBEを加え、水層を分離した。水層に塩酸を加えて酸性にした後、MTBEで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣にアセトニトリル 0.5mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.5mLを加え、10分間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0598】
実施例223 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸−isomer−Xの合成
(工程1)実施例207工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 350 mg、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インダゾール 186mgを1,4−ジオキサン 2.08mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を 28.7mg、X−phos 47.6mg、リン酸三カリウム 397mgを加え、脱気、窒素置換した。窒素雰囲気下、外温100℃で終夜撹拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することにより、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
(工程2)実施例212(工程2〜3)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに上記工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3
’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを用いることにより、標題化合物を得た。
【0599】
実施例224 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−Xの合成
(工程1)実施例207(工程2)で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3
’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 350 mg、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドール 185mgを1,4−ジオキサン 2.08mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を 28.7mg、X−phos 47.6mg、リン酸三カリウム 397mgを加え、脱気、窒素置換した。窒素雰囲気下、外温100℃で終夜撹拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することにより、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0600】
(工程2)上記工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 209 mgをDMF 3.6mLに溶解した。室温にてN−ヨードスクシンイミド 121mgを加え、室温で1 時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
【0601】
(工程3)上記工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを211mg,PdCl
2(PPh
3)
2を10.5mg、1−メチル−2−ピロリジノン 2.11mLに懸濁した。室温にてN,N−ジエチルエタノールアミン 0.197mLを加え、CO置換して、100℃で1 時間攪拌した。反応液にTERT−ブチル アルコール 0.2mL、2規定水酸化ナトリウム水溶液 0.2mLを加え、室温にて終夜攪拌した。MTBEを加え、水層を分離した。水層に塩酸を加えて酸性にした後、MTBEで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することにより、5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1
’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−Xを得た。
(工程4)上記工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−X 10mgにアセトニトリル 0.5mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.5mLを加え、10分間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0602】
実施例225 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(1−(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 40mg、実施例204工程1で得られた3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オール 29.2mgを1,4−ジオキサン 0.5mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を3.3mg、X−phos 5.5mg、リン酸三カリウム 45.4mgを加え、100℃で1時間撹拌した。反応液をろ過し、溶媒を溜去した。残渣をアセトニトリル 0.5 mLに溶解した。室温にて4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液0.5mLを加え、室温で5分間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0603】
実施例226 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
(工程1)メチル 5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨード−ベンゾエート 2gをジエチルエーテル 55.7mLに溶解した。0℃にて2.0M LiBH4 THF溶液6.13mL、MeOH 0.56mLを加え、0℃にて1時間攪拌した。MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、(5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨード−フェニル)メタノールを得た。
【0604】
(工程2)上記工程1で得られた(5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨード−フェニル)mエタノール 1.39g、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 0.419mLをCH2Cl2 8.4mLに溶解した。室温にてピリジニウム P−トルエンスルホン酸 106mgを加え、室温で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、2−[(5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨード−フェニル)メトキシ]テトラヒドロピランを得た。
【0605】
(工程3)上記工程2で得られた2−[(5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨード−フェニル)メトキシ]テトラヒドロピラン 1.5 g、PdCl
2(PPh
3)
2 130mg、CuI 34mgをTHF18mLに懸濁した。室温にてTEA18mL、2−メチル−3−BUTYN−2−オール 0.42mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、4−[4−ブロモ−5−フルオロ−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−2−メチル−3−ブチン−2−オールを得た。
【0606】
(工程4)実施例207工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 150 mg、上記工程3で得られた4−[4−ブロモ−5−フルオロ−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−2−メチル−3−ブチン−2−オール 129mgを1,4−ジオキサン 0.89mLに懸濁した。室温にてPd(dba)
2を12.3mg、X−phos 20.4mgを加え、100℃で1時間撹拌した。反応液をろ過し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製した。残渣をTHF 0.92mL、水 0.46mLに溶解した。室温にてP−トルエンスルホン酸一水和物 6.9mgを加え、70℃で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)− rel−7−(4’ ’−シアノ−2,3’ ’−ジフルオロ−4−(3−ヒドロキシ−3−メチル1−ブチン−1−イル)−5−(ヒドロキシメチル)−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4’−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xを得た。
(工程5)上記工程4で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)− rel−7−(4’ ’−シアノ−2,3’ ’−ジフルオロ−4−(3−ヒドロキシ−3−メチル1−ブチン−1−イル)−5−(ヒドロキシメチル)−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4’−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 30mgを1,4−ジオキサン 0.24mLに溶解した。室温にて1.0M TBAF THF溶液 0.14mLを加え、100℃で1 時間攪拌した。反応液にEtOH 0.12mL、10%Pd/C 30mgを加え、水素置換し、70℃で30分間攪拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をTHFに溶解した。室温にてTEA 0.013mL、DMAP 1.1mg、Boc2O 20.4mgを加え、70℃で1 時間攪拌した。酢酸エチルを加え、約0.5mol/L リン酸で5回洗浄し、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をアセトニトリル 0.5mLに溶解した。室温にて4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.5mLを加え、室温で5分間攪拌した。LCMSで反応終了を確認したのち、溶媒を留去した。残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0607】
実施例227 5’−((S)−3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)実施例41工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート 400 mg、実施例226工程3で得られた4−[4−ブロモ−5−フルオロ−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシメチル)フェニル]−2−メチル−3−ブチン−2−オール 456mgを1,4−ジオキサン 3.15mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を43.5mg、X−phos 144mg、リン酸三カリウム601mgを加え、100℃で1時間撹拌した。反応液をろ過し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製した。残渣をTHF 1.62mLに溶解した。室温にて水0.81mL、P−トルエンスルホン酸一水和物 12.3mgを加え、70℃で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−5−(ヒドロキシメチル)−4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブテニル)フェニル]ベンゾエートを得た。
【0608】
(工程2)上記工程1で得られたtert−ブチル 3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[2−フルオロ−5−(ヒドロキシメチル)−4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブテニル)フェニル]ベンゾエート 90mgを1,4−ジオキサン 0.9mLに溶解した。室温にて1.0M TBAF THF溶液0.54mLを加え、100℃で2時間攪拌した。反応液にEtOH 0.30mL、10%Pd/C 90mgを加え、水素置換し、70℃で終夜攪拌した。反応液をろ過し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製した。残渣ををTHF 1.0mLに溶解した。室温にて12規定塩酸0.5mLを加え、室温で1.5時間攪拌した。MTBEを加え、2規定水酸化ナトリウム水溶液で2回抽出し、水層に2規定塩酸を加えて酸性にし、MTBEで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することで、3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル]安息香酸を得た。
【0609】
(工程3)上記工程2で得られた3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−[6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル]安息香酸 10mgをTHF 0.5mLに溶解した。室温にてHATU 9.31mg、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメート 43.5mg、TEA 6.2μLを加え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を留去し、MeOH 0.5mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液0.5mLを加え、室温で30分撹拌した。溶媒を溜去し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0610】
実施例228 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0611】
実施例229 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(5−フルオロ−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ベンゾ[d]イソオキサゾール6−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)実施例179工程2で得られた1−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン150mgをTHF 3.2mLに溶解した。−25℃にてリチウムジイソプロピルアミド(1.0M THF溶液)3.2mLを加え、−25℃で1時間撹拌した。−40℃に冷却し、アセトン 0.118mLを加え、−40℃で1時間撹拌した。リン酸水溶液を加えた後、酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシ−フェニル)−3−ヒドロキシ−3−メチル−ブタン−1−オンを得た。
【0612】
(工程2)上記工程1で得られた1−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシ−フェニル)−3−ヒドロキシ−3−メチル−ブタン−1−オン 60mg、ヒドロキシルアミン塩酸塩 28.6mg、酢酸ナトリウム25.4mgをメタノール0.69mLに溶解し、60℃にて終夜攪拌した。MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をTHF 0.69mLに溶解し、N,N’−カルボニルジイミダゾール 36.8mg、TEA 0.037mLを加え、70℃で1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(6−ブロモ−5−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0613】
(工程3)実施例37(工程1〜3)に準じ、1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに上記工程2で得られた1−(6−ブロモ−5−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを用いることで、標題化合物を得た。
【0614】
実施例230 2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)アセトアミドの合成
(工程1)実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 100 mg、実施例207工程1で得られたエチル 2−(5−ブロモ−6−フルオロ−インドール−1−イル)アセテート 69.5mgを1,4−ジオキサン 0.59mLに懸濁した。室温にてPd(dba)
2を8.2mg、X−phos 13.6mg、リン酸三カリウム 113mgを加え、脱気、窒素置換した。窒素雰囲気下、外温100℃で終夜撹拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製した。残渣をMeOH 1.0 mLに溶解し、5規定水酸化ナトリウム水溶液 1.0mL加え、1時間撹拌した。MTBEを加え、水層に抽出した。水層を塩酸で酸性にし、MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することにより、2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)酢酸を得た。
【0615】
(工程2)上記工程1で得られた2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)酢酸 10mgをTHF 0.32mLに溶解した。N,N’−カルボニルジイミダゾール 5.2mgを加え、室温にて20分間攪拌し、28%アンモニア水 0.06mLを加え、室温で20分間攪拌した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 0.2mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.2mLを加え、30分撹拌した。溶媒を留去し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0616】
実施例231 2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)−N−メチルアセトアミドの合成
実施例230工程1で得られた2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)酢酸 10mgをTHF0.064mLに溶解した。室温にてHATU 6.7mg、メチルアミン塩酸塩 2.2mg、TEA 6.7μLを加え、50℃で1 時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 1.0mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 1.0mLを加えて10分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をDMSOに溶解して、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0617】
実施例232 2−(5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの合成
実施例231に準じ、メチルアミン塩酸塩の代わりにジメチルアミン塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0618】
実施例233 2−(4’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’ ’−シアノ−2,3’ ’−ジフルオロ−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4−イル)アセトアミドの合成
(工程1)2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)酢酸 600mgをTHF 10.3mLに溶解した。室温にてHATU 1.08g、NH4Cl 275.4mg、TEA 1.08mLを加え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)アセトアミドを得た。
(工程2)実施例225に準じ、3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールの代わりに上記工程1で得られた2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)アセトアミドを用いることにより、標題化合物を得た。
【0619】
実施例234 2−(4’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’ ’−シアノ−2,3’ ’−ジフルオロ−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4−イル)−N−メチルアセトアミドの合成
(工程1)2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)酢酸 600mgをTHF 10.3mLに溶解した。室温にてHATU 1.08g、メチルアミン(ca.9.8 mol/L MeOH溶液) 0.525mL、TEA 1.08mLを加え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミドを得た。
(工程2)実施例225に準じ、3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールの代わりに上記工程1で得られた2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミドを用いることにより、標題化合物を得た。
【0620】
実施例235 2−(4’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’ ’−シアノ−2,3’ ’−ジフルオロ−[1,1’:2’,1’ ’−ターフェニル]−4−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの合成
(工程1)2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)酢酸 600mgをTHF 10.3mLに溶解した。室温にてHATU 1.08g、ジメチルアミン塩酸塩419.9mg、TEA 1.08mLを加え、50℃で1 時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで、2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−N,N−ジメチル−アセトアミドを得た。
(工程2)実施例225に準じ、3−[(5−ブロモ−6−フルオロ−インダゾール−1−イル)メチル]ペンタン−3−オールの代わりに上記工程1で得られた2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−N,N−ジメチル−アセトアミドを用いることにより、標題化合物を得た。
【0621】
実施例236 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボキシアミド−isomer−Xの合成
実施例224工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−X 10mgをTHF 0.32mLに溶解した。N,N’−カルボニルジイミダゾール 5.2mgを加え、室温にて20分間攪拌し、28%アンモニア水 0.1mLを加え、室温で20分間攪拌した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 0.2mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.2mLを加え、30分撹拌した。溶媒を留去し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0622】
実施例237 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−N,1−ジメチル−1H−インドール−3−カルボキシアミド−isomer−Xの合成
実施例224工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−X 10mgをTHF 0.064mLに溶解した。室温にてHATU 6.7mg、メチルアミン塩酸塩 2.2mg、TEA 6.7μLを加え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 0.5mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.5mLを加えて10分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をDMSOに溶解して、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0623】
実施例238 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−N,N,1−トリメチル−1H−インドール−3−カルボキシアミド−isomer−Xの合成
実施例237に準じ、メチルアミン塩酸塩の代わりにジメチルアミン塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0624】
実施例239 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0625】
実施例240 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0626】
実施例241 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0627】
実施例242 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸の合成
(工程1)実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 200mg、5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−インドール 105.6mgを1,4−ジオキサン 1.19mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を16.4mg、X−phos 27.2mg、リン酸三カリウム 226.9mgを加え、脱気、窒素置換した。窒素雰囲気下、外温100℃で終夜撹拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することにより、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを得た。
【0628】
(工程2)上記工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート 209mgをDMF 3.6mLに溶解した。室温にてN−ヨードスクシンイミド 121mgを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを得た。
【0629】
(工程3)上記工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(6−フルオロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを211mg,PdCl
2(PPh
3)
2を10.5mg、1−メチル−2−ピロリジンONE 2.11mLに懸濁した。室温にてN,N−ジエチルエタノールアミン 0.197mLを加え、CO置換して、100℃で1 時間攪拌した。反応液にTERT−ブチル アルコール 0.2mL、2規定水酸化ナトリウム水溶液 0.2mLを加え、室温にて終夜攪拌した。MTBEを加え、水層を分離した。水層に塩酸を加えて酸性にした後、MTBEで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去することにより、5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸を得た。
【0630】
(工程4)上記工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸10mgにアセトニトリル 0.5mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 0.5mLを加え、10分間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0631】
実施例243 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−N,1−ジメチル−1H−インドール−3−カルボキシアミドの合成
実施例237に準じ、5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−Xの代わりに実施例242工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸を用いることにより、標題化合物を得た。
【0632】
実施例244 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−N,N,1−トリメチル−1H−インドール−3−カルボキシアミドの合成
実施例237に準じ、5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−Xの代わりに実施例242工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸を、メチルアミン塩酸塩の代わりにジメチルアミン塩酸塩を用いることにより、標題化合物を得た。
【0633】
実施例245 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボキシアミドの合成
実施例236に準じ、5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸−isomer−Xの代わりに実施例242工程3で得られた5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸を用いることにより、標題化合物を得た。
【0634】
実施例246 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを用いることにより、標題化合物を得た。
【0635】
実施例247 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、EtOHの代わりにTHFを用いることにより、標題化合物を得た。
【0636】
実施例248 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0637】
実施例249 (S)−5−(5−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、EtOHの代わりにTHFを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0638】
実施例250 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0639】
実施例251 5−(5−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、EtOHの代わりにTHFを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0640】
実施例252 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0641】
実施例253 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、EtOHの代わりにTHFを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0642】
実施例254 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,2,3−トリフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0643】
実施例255 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,2,3−トリフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0644】
実施例256 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,2,3−トリフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0645】
実施例257 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0646】
実施例258 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0647】
実施例259 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0648】
実施例260 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0649】
実施例261 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0650】
実施例262 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0651】
実施例263 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−(ジフルオロメチル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0652】
実施例264 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0653】
実施例265 (S)−5−(5−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0654】
実施例266 5−(5−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0655】
実施例267 5−(5−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−4’−シアノ−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−7−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ−ベンゾニトリルを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0656】
実施例268 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(6,7−ジフルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,2,3−トリフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0657】
実施例269 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−クロロ−6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0658】
実施例270 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを用いることにより、標題化合物を得た。
【0659】
実施例271 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0660】
実施例272 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0661】
実施例273 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成
(工程1)2−ブロモ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼン 3gをTHF 31.5mLに溶解しTEA 2.6mL、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オール 1.4mLを加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(2−ブロモ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0662】
(工程2)上記工程1で得られた1−(2−ブロモ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 1.03gを酢酸 6.7mLに溶解した。室温にてN−ヨードスクシンイミド 981mgを加え、50℃で3時間攪拌した。MTBE、水を加え、MTBEで2回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(2−ブロモ−3−フルオロ−4−ヨード−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0663】
(工程3) 上記工程2で得られた1−(2−ブロモ−3−フルオロ−4−ヨード−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 1.33gと鉄1.33gをTHF 10.2mL、2規定塩酸 10.2mLに溶解し、60℃で1時間攪拌した。MTBEを加え、セライトろ過した。MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することにより、1−(6−アミノ−2−ブロモ−3−フルオロ−4−ヨード−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0664】
(工程4)上記工程3で得られた1−(6−アミノ−2−ブロモ−3−フルオロ−4−ヨード−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 940mgを水1.88mL、THF 4.7mLに溶解した。0℃にて12規定塩酸2.82mL、亜硝酸ナトリウム水溶液(亜硝酸ナトリウム209mgを水0.63mLに溶解させたもの)を滴下にて加え、室温で1時間攪拌した。MTBEを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(7−ブロモ−6−フルオロ−5−ヨード−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを得た。
【0665】
(工程5)実施例207工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−X 50mg、上記工程4で得られた1−(7−ブロモ−6−フルオロ−5−ヨード−ベンゾトリアゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オール 47.9mgを1,4−ジオキサン 0.3mLに懸濁した。室温にてPd(dba)2を4.1mg、X−phos 6.8mg、リン酸三カリウム56.7mgを加え、窒素置換し、90℃で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、NHシリカゲルにのせ、酢酸エチル:メタノール=10:1で洗浄した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 1.0mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 1.0mLを加えて10分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をDMSOに溶解して、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0666】
実施例274 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−2’−(7−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例273(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0667】
実施例275 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例273(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0668】
実施例276 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−3−フルオロ−2’−(6−フルオロ−1−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)−7−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例209(工程1〜5)に準じ、2−クロロ−1,3−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンの代わりに1,3−ジフルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンを、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールの代わりに1−(アミノメチル)シクロブタノールを、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0669】
実施例277 5’−((1S,2S,4R)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−ブロモ−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例273(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメート−isomer−Xの代わりに実施例213工程1で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0670】
実施例278 5’−((1R,2R,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−シクロプロピル−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
(工程1)実施例273工程1で得られた1−(2−ブロモ−3−フルオロ−6−ニトロ−アニリノ)−2−メチル−プロパン−2−オール 975mgを1,4−ジオキサン 10.6 mLに溶解した。室温にて、パラジウムジクロリドジシクロヘキシルホスフィン錯体を234mg、シクロプロピルボロン酸 464mg、リン酸三カリウムを2.02g加え、10℃で終夜攪拌した。溶媒を溜去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−((2−シクロプロピル−3−フルオロ−6−ニトロフェニル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オールを得た。
【0671】
(工程2)上記工程1で得られた1−((2−シクロプロピル−3−フルオロ−6−ニトロフェニル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール 204mgをアセトニトリル 1.5mLに溶解した。室温にてN−ブロモスクシンイミド 196mgを加え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−((4−ブロモ−2−シクロプロピル−3−フルオロ−6−ニトロフェニル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オールを得た。
【0672】
(工程3)上記工程2で得られた1−((4−ブロモ−2−シクロプロピル−3−フルオロ−6−ニトロフェニル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール 250mg、鉄250mgをTHF 2.4mL、2規定塩酸 2.4mLに溶解し、60℃で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、セライトろ過した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することにより、1−((6−アミノ−4−ブロモ−2−シクロプロピル−3−フルオロフェニル) アミノ)−2−メチルプロパン−2−オールを得た。
【0673】
(工程4)上記工程3で得られた1−((6−アミノ−4−ブロモ−2−シクロプロピル−3−フルオロフェニル) アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール 192mgをTHF 2.0mL、2規定塩酸水溶液 2.0mLに溶解した。亜硝酸ナトリウム水溶液(亜硝酸ナトリウム54mgを水0.16mLに溶解させたもの)を滴下にて加え、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、1−(5−ブロモ−7−シクロプロピル−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)− 2−メチルプロパン−2−オールを得た。
【0674】
(工程5)実施例213工程1で得られたtert−ブチル((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カーバメート 15mg、上記工程4で得られた1−(5−ブロモ−7−シクロプロピル−6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)− 2−メチルプロパン−2−オール 10.5mg、を1,4−ジオキサン 0.2mLに溶解した。Pd(dba)
2を1.2mg、X−phos 2.0mg、リン酸三カリウム17mgを加え、窒素置換し、100℃で終夜攪拌した。酢酸エチルを加え、NHシリカゲルにのせ、酢酸エチル:メタノール=10:1で洗浄した。溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル 1.0mL、4規定塩酸−1,4−ジオキサン溶液 1.0mLを加えて10分間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をDMSOに溶解して、逆相HPLC(移動相:水/アセトニトリル)にて精製することで、標題化合物を得た。
【0675】
実施例279 5’−((1R,2R,4S)−rel−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボニル)−2’−(7−シクロプロピル−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリル−isomer−Xの合成【0676】
実施例278(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カーバメートの代わりに、実施例207工程2で得られたtert−ブチル ((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カーバメート−isomer−Xを用いることにより、標題化合物を得た。
【0677】
実施例280 (S)−5’−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)− 2’−(7−シクロプロピル−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例278(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カーバメートの代わりに、実施例37工程1で得られたtert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル] ピロリジン−3−イル] カーバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0678】
実施例281 5’−((3−endo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−2’−(7−シクロプロピル−6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−カルボニトリルの合成
実施例278(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル((1S,2S,4R)−rel−7−(4’−シアノ−3’−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カーバメートの代わりに、実施例41工程3で得られたtert−ブチル N−[(3−endo)−8−[3−(4−シアノ−3−フルオロ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾイル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カーバメートを用いることにより、標題化合物を得た。
【0679】
比較例1 4−(2−((3−exo)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリルの合成
特許文献1に記載されているExample59に準じて、(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに(4−シアノフェニル)ボロン酸を用い、4−Boc−アミノピペリジンの代わりにtert−ブチル N−[(3−exo)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0680】
比較例2 (S)−4−(3−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリルの合成
(工程1) 特許文献3に記載されているScheme Cの合成法に準じて、C−1として、1−(4−フルオロフェニル)エタノンを用い、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ヒドラジンの代わりに4−ヒドラジノベンゾニトリルを用い、1−(4−フルオロフェニル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オンの代わりに(S)、tert−ブチル ピロリジン−3−イルカルバメートを用いることで、(S)、tert−ブチル (1−(1−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル)ピロリジン−3−イル)カルバメートを得た。
【0681】
(工程2) 実施例1(工程5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに、上記工程1で得られた(S)、tert−ブチル (1−(1−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル)ピロリジン−3−イル)カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0682】
比較例3 4−(5−(4−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジアザスピロ[3.5]ノナン−6−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリルの合成
(工程1) 特許文献3に記載されているScheme Cの合成法に準じて、C−1として、1−(4−フルオロフェニル)エタノンを用い、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ヒドラジンの代わりに4−ヒドラジノベンゾニトリルを用い、1−(4−フルオロフェニル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オンの代わりにtert−ブチル 2,6−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレートを用いることで、tert−ブチル 6−(1−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−2,6−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレートを得た。
【0683】
(工程2) 実施例1(工程5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに、上記工程1で得られたtert−ブチル 6−(1−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−2,6−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレートを用いることで、標題化合物を得た
【0684】
比較例4 4−[5−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−カルボニル]−2−(3−ピリジルメトキシ)フェニル]ベンゾニトリルの合成
(工程1) 実施例9(工程1〜2)に準じ、3−ブロモ−4−クロロ−安息香酸の代わりに3−ブロモ−4−メトキシ安息香酸を用い、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバミン酸の代わりに(R)、tert−ブチル ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることで、(R)、tert−ブチル (1−(4’−シアノ−6−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)ピペリジン−3−イル)カルバメートを得た。
【0685】
(工程2) 上記工程1で得られた(R)、tert−ブチル (1−(4’−シアノ−6−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)ピペリジン−3−イル)カルバメート 430mgを塩化メチレン 10mLに溶解した。0℃にて1M BBr
3塩化メチレン溶液 2.17mLを滴下にて加え、室温で 30分攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 17mL、水 4mL、CH
2Cl
2を8mL加え、10分間撹拌した。Boc
2Oを0.2370g加え、室温にて1時間撹拌した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、tert−ブチル N−[(3R)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシ−ベンゾイル]−3−ピペリジル]カルバメートを得た。
【0686】
(工程3) 上記工程2で得られたtert−ブチル N−[(3R)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシ−ベンゾイル]−3−ピペリジル]カルバメート 10mgをTHF 0.500mLに溶解した。25℃にて3−ピリジルmエタノール 7mg、ポリマー担持PPh
3を30mg、DMEADを27.8mg加え、50℃にて3時間攪拌した。酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノール)にて精製することで(S)、tert−ブチル (1−(4’−シアノ−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)ピペリジン−3−イル)カルバメートを得た。
【0687】
(工程4) 実施例1(工程5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに、上記工程3で得られた(S)、tert−ブチル (1−(4’−シアノ−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボニル)ピペリジン−3−イル)カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0688】
比較例5 (S)−(3−アミノピロリジン−1−イル)(4−メチル−4’’−(トリフルオロメチル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4’−イル)メタノンの合成
実施例19(工程1〜5)に準じ、4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンゾニトリルの代わりに1−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用いることで、標題化合物を得た。
【0689】
比較例6 4’’−メチル−5’−(3−(ピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルの合成【0690】
実施例1(工程1〜5)に準じ、tert−ブチル N−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに3−(ピロリジン−3−イル)ピリジンを用いることで、4’’−メチル−5’−(3−(ピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル)−[1,1’:2’,1’’−ターフェニル]−4−カルボニトリルを得た。
【0691】
比較例7 4−(3−(4−アミノピペリジン−1−カルボニル)−5−(p−トリル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリルの合成
(工程1)国際公開第WO2015/103060号パンフレットに記載されているScheme Cの合成法に準じて、C−1として、1−(4−メチルフェニル)エタノンを用い、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ヒドラジンの代わりに、4−ヒドラジノベンゾニトリルを用い、1−(4−フルオロフェニル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オンの代わりに、tert−ブチル ピペリジン−4−イルカルバメートを用いることで、tert−ブチル (1−(1−(4−シアノフェニル)−5−(p−トリル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを得た。
【0692】
(工程2)実施例1(工程5)に準じ、N−[(3S)−1−[3−(4−シアノフェニル)−4−(p−トリル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの代わりに、上記工程1で得られた、tert−ブチル (1−(1−(4−シアノフェニル)−5−(p−トリル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを用いることで、標題化合物を得た。
【0693】
実施例1〜281及び比較例1〜7の化合物一覧を下記に示す。
【0694】
【化35】
【0695】
下記表中において、
【0696】
【化36】
【0697】
の構造が、
【0698】
【化37】
【0699】
と記載されている場合、
【0700】
【化38】
【0701】
構造を有する化合物の混合物であることを示し、
【0702】
【化39】
【0703】
と記載されている場合、
【0704】
【化40】
【0705】
構造を有する化合物の混合物であることを示し、
【0706】
【化41】
【0707】
と記載されている場合、
【0708】
【化42】
【0709】
のいずれかの構造を有する化合物であることを示す。
【0710】
【表1】
【0711】
【表2】
【0712】
【表3】
【0713】
【表4】
【0714】
【表5】
【0715】
【表6】
【0716】
【表7】
【0717】
【表8】
【0718】
【表9】
【0719】
【表10】
【0720】
【表11】
【0721】
【表12】
【0722】
【表13】
【0723】
【表14】
【0724】
【表15】
【0725】
【表16】
【0726】
【表17】
【0727】
【表18】
【0728】
【表19】
【0729】
【表20】
【0730】
【表21】
【0731】
【表22】
【0732】
【表23】
【0733】
【表24】
【0734】
【表25】
【0735】
【表26】
【0736】
【表27】
【0737】
【表28】
【0738】
【表29】
【0739】
【表30】
【0740】
【表31】
【0741】
試験例1 LSD1阻害活性(in vitro)の測定
LSD1活性に対する化合物の阻害活性測定の条件に関しては、PerkinElmer社のウェブサイトより入手できる資料(U−TRF #38)およびGlaxosmithkline社の特許(WO2012135113)を参考に設定した。
【0742】
化合物の阻害活性測定においては、まず、本発明化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)で段階希釈した。次に、反応用緩衝液(25mMTris−HCl(pH7.5)、50mM KCl、2mM CHAPS、1mM DTT、0.02% BSA)中に段階希釈した本発明化合物DMSO溶液(DMSOの終濃度は5%)とヒトLSD1蛋白質(Abcam社 ab80379)を加えて25℃で30分間プレインキュベーションした。その後、H3K4(Me1)−biotin labeled peptide(Anaspec社 #64355)(終濃度は200nM)を添加し、60分間反応させた。そこへ、Tranylcypromine(終濃度は3mM)を加えて反応を停止させた後、Euラベル化抗H3K4抗体(PerkinElmer社 TRF0404)とStreptavidin Alexa Fluor 647(Thermo Fisher Scientific社 S21374)を含む検出液を添加し室温で1時間静置した。最後に、PHERAstar FS(BMG LABTECH社)を用いて波長337nmの励起光照射時における蛍光量を620nmと665nmの二波長で測定した。二波長の蛍光量比から脱メチル化反応量を求め、脱メチル化反応を50%抑制することのできる化合物濃度をIC50値(nM)と定義し以下の表に示した。
【0743】
【表32】
【0744】
【表33】
【0745】
この試験の結果、本発明化合物はLSD1阻害活性を有することが明らかになった。
【0746】
試験例2 細胞増殖抑制試験
HEL細胞(ヒト急性骨髄性白血病細胞株)、NCI−H1417細胞(ヒト小細胞肺がん細胞株)およびNCI−H146細胞(ヒト小細胞肺がん細胞株)に対するin vitro細胞増殖抑制試験を以下の条件で実施した。
【0747】
10%のFBSを含むRPMI1640培地(Thermo Fisher Scientific、Cat#:A10491−01)中で培養したHEL細胞(JCRB、Cat#:JCRB0062)、NCI−H1417細胞(ATCC、Cat#:CRL−5869)またはNCI−H146細胞(ATCC、Cat#:HTB−173)を、96ウェル平底マイクロプレート(Thermo Fisher Scientific、Cat#:165305)に1ウェルあたりの細胞数がHEL細胞1500個(100μL)、NCI−H1417細胞5000個(100μL)、NCI−H146細胞1200個(100μL)となるように播種した。ジメチルスルホキシドにて本発明化合物を終濃度の500倍の濃度になるように段階希釈した。段階稀釈した本発明化合物、あるいはジメチルスルホキシドのみを、10%のFBSを含むRPMI1640培地に終濃度の2倍の濃度になるように添加した。これを先に述べたHEL細胞、NCI−H1417細胞またはNCI−H146細胞の培養プレートの各ウェルに100μLずつ加えて、本発明化合物の最終濃度がそれぞれ3000、1000、300、100、30、10、3、1、0.3、0.1、0.03、0.01nMになるようにした。ジメチルスルホキシドは最終濃度が0.2%となるようにした。本発明化合物あるいはジメチルスルホキシドのみを加えた細胞は37℃、5%炭酸ガス含有の培養器中で5日間(HEL細胞)もしくは10日間(NCI−H1417細胞およびNCI−H146細胞)培養した。培養後、室温に30分間放置し、各ウェルから上清を100μLずつ除き、100μLの細胞培養液が残るようにした。残った細胞培養液100μLに対し、等量のCellTiter−Glo 2.0 Assay(Promega、Cat#:G9242)を添加した。プレートミキサーで1分間振とうし、その後10分間暗所で放置した後、マイクロプレートリーダー(PerkinElmer、EnSpire)にて各ウェルの生細胞由来発光量を測定した。以下の式より細胞増殖率を算出し、細胞増殖率が50%となる濃度、すなわち細胞増殖を50%阻害する本発明化合物の濃度(IC50値(nM))を求めた。
【0748】
細胞増殖率(%)=T/C×100
T:本発明化合物を添加したウェルの発光量(count per second)
C:ジメチルスルホキシドのみを添加したウェルの発光量(count per second)。
【0749】
結果を以下の表に示した。
【0750】
【表34】
【0751】
【表35】
【0752】
【表36】
【0753】
【表37】
【0754】
【表38】
【0755】
この試験の結果、本発明化合物はin vitroでの細胞増殖阻害効果を示し、組換えヒトLSD1蛋白質の活性阻害だけでなく、がん細胞増殖に対する抑制効果を示すことが明らかになり、抗腫瘍剤として有用であることが示唆された。
【0756】
試験例3 NCI−H146細胞(ヒト小細胞肺がん細胞株)を用いた抗腫瘍効果試験
BALB/cAJcl−nu/nuマウスの皮下に3.5×10
6 cells(100μL)のNCI−H146細胞を移植し、腫瘍体積が100−300mm
3の範囲内の個体を、平均腫瘍体積が均一になるように群分けした。各群5匹のマウスにvehicle(0.1N HCL含有0.5%ヒドロキシメチルプロピルセルロース)あるいは実施例化合物を経口投与した。投与は、1日1回を毎日連続で21日間(実施例化合物41)、又は28日間(実施例化合物37、161、166、175、176及び177)行った。電子ノギスを用いて腫瘍の長径及び短径を週2回それぞれ測定して腫瘍体積(tumor volume、TV) を算出した。算出した腫瘍体積から相対腫瘍体積(relative tumor volume、 RTV) 及び相対腫瘍体積変化率(T/C(%))を算出した。TV、 RTV 及びT/C(%) は次式により算出した。
【0757】
腫瘍体積TV(mm
3)=(長径、mm)×(短径、mm)×(短径、mm)/2
相対腫瘍体積RTV=TV/(群分け日のTV)
T/C(%)=(投与群の平均RTV)/(vehicle投与群の平均RTV)×100。
【0758】
結果を以下の表に示した。
【0759】
【表39】
【0760】
最終測定日は最終投与日の翌日とし、本発明化合物は上記薬効評価モデルにて抗腫瘍効果を示し、また最終測定日の体重減少率は投与前(day0)の体重の20%未満であった。
【0761】
本発明化合物又はその塩は、優れたLSD1阻害活性を有し、且つ癌細胞株に対する増殖抑制効果を示し、毒性が低く、経口投与可能であることが明らかとなった。従って、本発明化合物又はその塩は、癌の予防及び/又は治療剤として有用である。