(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる他の多様な形態で実現されることができる。但し、本実施形態は本発明の開示を完全なものにし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に理解させるために提供されるものであり、本発明は請求の範疇により定義されるに過ぎない。
【0015】
他の定義がなければ、本明細書において用いられる全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に共通して理解され得る意味として使用されることができる。また、一般に用いられる辞典に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的に又は過度に解釈されない。
【0016】
本明細書において用いられた用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は特に言及しない限り複数形も含む。明細書において用いられる「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素以外に1つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。
【0017】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図面において同一の図面符号は、同一の構成要素を示す。
【0018】
図1は、一実施形態に係る無線照明制御システム1の構成を示す図である。
【0019】
図1を参照すれば、一実施形態に係る無線照明制御システム1は、照明装置100、スマート装置200、ネットワーク300及びサーバ400を含む。
【0020】
照明装置100とは、光源の光を反射、屈折、透過させて光源を固定したり、保護する器具のことをいう。このような照明装置100は、多様な形状を有することができる。一例として、照明装置100は、ユーザが把持できるように棒状を有することができる。他の例として、照明装置100は、ユーザの身体の一部に着用可能な形状を有することもできる。
【0021】
実施形態によれば、照明装置100は、スマート装置200との電気的接続を検知できる。スマート装置200との電気的接続が検知されると、照明装置100はスマート装置200とデータ及び/又は信号を送受信する。例えば、照明装置100は、スマート装置200に照明制御アプリケーションがインストールされているかを確認する確認要請信号をスマート装置200に伝送する。他の例を挙げると、照明装置100はスマート装置200から照明制御信号を受信する。照明装置100の構成に関するより具体的な説明は、
図2を参照して後述する。
【0022】
スマート装置200は、照明装置100と電気的に接続されることができる。照明装置100と電気的に接続されたスマート装置200は、照明装置100とデータ及び/又は信号を送受信する。例えば、スマート装置200は、照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号を照明装置100から受信し、照明装置100に照明制御信号を伝送する。
【0023】
スマート装置200は、ネットワーク300を介してサーバ400と通信することもできる。一実施形態によれば、スマート装置200は、照明制御アプリケーションを要請するアプリケーション要請信号やコンテンツを要請するコンテンツ要請信号をサーバ400に伝送し、サーバ400から照明制御アプリケーションやコンテンツを受信する。
【0024】
一方、サーバ400から受信した照明制御アプリケーションのインストールが完了すれば、スマート装置200は該当アプリケーションのインストールが完了したことを通知する信号を照明装置100に伝送し、照明制御画面を構成して表示する。照明制御画面が表示されると、ユーザは照明の制御と関連する各種命令や情報を入力できる。
【0025】
前述したようなスマート装置200は、スマートフォン及びタブレットなどの通信装置を含むことができる。しかし、スマート装置200が例示されているような通信装置に必ずしも限定されるものではなく、無線通信機能及び表示機能を有する通信装置であれば、スマート装置200に含まれることができる。スマート装置200の構成に関するより具体的な説明は、
図3を参照して後述する。
【0026】
サーバ400は、ネットワーク300を介して照明装置100及びスマート装置200と通信する。一例として、サーバ400は、スマート装置200からアプリケーション要請信号を受信し、それに対する応答として照明制御アプリケーションをスマート装置200に伝送する。他の例として、サーバ400はスマート装置200からコンテンツ要請信号を受信し、要請されたコンテンツをスマート装置200に伝送する。コンテンツとしては、テキスト、イメージ及び動画が挙げられる。
【0027】
以上、
図1を参照して一実施形態に係る無線照明制御システム1の構成について説明した。
図1では、照明制御アプリケーションがサーバ400によりスマート装置200に配布される場合を例として説明した。他の実施形態によれば、照明制御アプリケーションは、照明装置100によりスマート装置200に配布されることもできる。
【0028】
図2は、
図1に示した照明装置100の構成を示す図である。
【0029】
図2を参照すれば、照明装置100は照明部110、有線通信部120、制御部130及び無線通信部140を含む。
【0030】
照明部110は、1つ以上の光源を含む。光源としては、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)が挙げられる。照明部110は、互いに異なる色のLEDを含むことができる。例えば、赤色LED、緑色LED、青色LED及び白色LEDのうち少なくとも1つを含むことができる。これらのLEDからそれぞれ放出される光を混合すると、広い範囲の色を作り出すことができる。混合された色は、各LEDから放出される光の強度の比に基づいて決定されるが、各LEDから放出される光の強度は各LEDの駆動電流に比例する。即ち、各LEDの駆動電流を制御することによって、照明部110から出力される光の色を制御できる。複数のLEDは、ドット状に配列され得るが、これらを選択的に点灯させることによって特定文句やイメージを表示することもできる。
【0031】
以上の説明では照明部110の光源としてLEDを例に説明したが、光源の種類がLEDに限定されるものではない。他の実施形態によれば、光源としては、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、OLED)が用いられることもできる。
【0032】
有線通信部120は、照明装置100とスマート装置200間の有線通信を担う。図には示していないが、有線通信部120は、有線通信ポート(例えば、USBポート)を含むことができる。照明装置100の有線通信部120に備えられた有線通信ポートは、スマート装置200の有線通信部250に備えられた有線通信ポートに電気的に接続される。照明装置100の有線通信ポートがスマート装置200の有線通信ポートに結合されると、照明装置100とスマート装置200との間では、信号及び/又はデータの送受信が行われる。例えば、照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号がスマート装置200に送信され、それに対する応答信号がスマート装置200から受信される。
【0033】
無線通信部140は、照明装置100と他の照明装置間の無線通信を担う。このために、無線通信部140は無線通信方式をサポートできる。無線通信方式としては、ジグビー(ZigBee)が挙げられる。
【0034】
ジグビー(ZigBee)は、868MHz、902-928MHz及び2.4GHzで動作する周辺装置の接続が無線で行われる個人領域通信網である無線個人領域通信網規格である。ジグビーは、IEEE-SAにより承認されたIEEE802.15標準を基盤とする。ジグビーを用いると、無線個人領域通信網内で通常50m以内の距離に離れている周辺装置間で最高250Kbpsの速度でデータをやり取りすることができる。
【0035】
以上の説明では無線通信部140がサポートする無線通信方式として、ジグビー(ZigBee)を例に挙げたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、無線通信部140は例示されているもの以外にも他の無線通信方式を1つ以上更にサポートすることもできる。例えば、無線通信部140は、ブルートゥース(Bluetooth)、ワイブロ(Wireless Broadband Internet、WiBro)、ワイファイ(Wi-Fi)、ウルトラワイドバンド(Ultra Wide Band、UWB)、無線周波数通信(Radio Frequency、RF)、赤外線通信(Infrared Data Association、IrDA)及び近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)のうち少なくとも1つを更にサポートすることもできる。
【0036】
無線通信部140は、1つ以上の無線通信方式をサポートするために1つ以上の無線通信チップを含むことができる。一例として、無線通信部140は、ジグビーチップ及びブルートゥースチップを含むことができる。この場合、ジグビーチップは、照明装置100と他の照明装置間の無線通信を担う。ブルートゥースチップは、照明装置100とスマート装置200間の無線通信を担う。即ち、無線通信部140のブルートゥースチップは、照明装置100とスマート装置200間の有線通信に代えることができる。
【0037】
制御部130は、照明装置100の各構成要素を接続して制御する。例えば、制御部130は、照明装置100とスマート装置200との間に電気的に接続されているか否かを検知する。スマート装置200との接続が検知された場合、制御部130は、照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号をスマート装置200に伝送する。
【0038】
また、制御部130は、受信した照明制御信号に基づいて照明部110の照明パターンを制御する。例えば、照明制御信号は、照明部制御情報及び表示部制御情報を含むことができるが、制御部130は、照明部制御情報に基づいて照明部110の照明パターンを制御する。照明部制御情報としては、照明の色、照明の明るさ、照明の点灯時刻、照明の消灯時刻及び照明の点滅速度などが挙げられる。例示されているような照明部制御情報は、事前に予め定義されてもよく、ユーザにより直接設定されてもよい。
【0039】
以上、
図2を参照して
図1に示した照明装置100の構成を説明した。
図2に示すように、照明装置100では電源部が省略され得る。この場合、照明装置100はスマート装置200に電気的に接続された後、スマート装置200から電源の供給を受けて動作する。他の例として、照明装置100には、電源部(乾電池)が更に備えられることもできる。このような電源部は、照明装置100から分離された後に他の電源部に交換されるか、外部から供給される電力により充電されることができる。
【0040】
図3は、
図1に示したスマート装置200の構成を示す図である。
【0041】
図3を参照すれば、スマート装置200は入力部210、表示部220、格納部230、制御部240、有線通信部250及び無線通信部260を含む。
【0042】
入力部210は、ユーザから各種情報及び/又は命令の入力を受ける。例えば、照明パターンを選択する照明パターン選択命令、動作待機命令、照明制御を開始する照明制御実行命令、及び実行中の照明制御を終了する照明制御終了命令などの入力を受けることができる。このために、入力部210はジョイスチック、マウス、キーパッド及びキーボードのうち少なくとも1つを含むことができる。このとき、キーボードはハードウェア的に実現してもよく、ソフトウェア的に実現してもよい。
【0043】
表示部220は照明制御アプリケーションが駆動される場合、照明制御画面を表示できる。実施形態によれば、照明制御画面には、多様な情報及び/又はアイコンが配置され得る。例えば、予め設定された照明制御パターンに対応するアイコン、照明制御実行命令を入力するためのアイコン、照明制御終了命令を入力するためのアイコンなどが配置されることができる。しかし、照明制御画面に配置されるアイコンが例示されたものに限定されるものではなく、照明制御画面に含まれるアイコンの種類及び配置位置は、ユーザにより設定可能に実現されることができる。
【0044】
予め定義された照明パターンの中から所定の照明パターンが選択又は設定された後、照明制御実行命令が入力されると、該当照明パターンに対応する照明制御信号が生成されるが、表示部220は、このような照明制御信号によって制御される。具体的に、照明制御信号には、照明部制御情報及び表示部制御情報が含まれることができるが、表示部220は照明制御信号の表示部制御情報に基づいて制御されることができる。表示部制御情報としては、画面の色、画面の明るさ、画面表示開始時間、画面の点滅間隔、画面表示終了時間、画面を通じて表示するコンテンツの識別情報などが挙げられる。
【0045】
格納部230は、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、又はこれらの組み合わせを含むことができる。このような格納部230は、スマート装置200が動作するのに必要なデータを格納する。例えば、格納部230は、照明制御アプリケーションを格納する。照明制御アプリケーションは、スマート装置200の表示部220及び照明装置100の照明部110のうち少なくとも1つを制御できるアプリケーションである。照明制御アプリケーションは、モバイルアプリケーションで実現されることができ、ネットワーク300を介してサーバ400により配布されることができる。
【0046】
有線通信部250は、スマート装置200と照明装置100間の有線通信を担う。図には示していないが、有線通信部250は有線通信ポートを含むことができる。スマート装置200の有線通信部250に備えられた有線通信ポートは照明装置100の有線通信部120に備えられた有線通信ポートに電気的に接続される。スマート装置200の有線通信ポートが照明装置100の有線通信ポートに結合されると、スマート装置200と照明装置100との間では、信号及び/又はデータの送受信が行われる。例えば、照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号が照明装置100から受信され、それに対する応答信号が照明装置100に伝送される。
【0047】
無線通信部260は、スマート装置200と照明装置100間の無線通信及び/又はスマート装置200とサーバ400間の無線通信を担う。このために、無線通信部260は1つ以上の無線通信方式をサポートできる。無線通信方式としては、ウルトラワイドバンド(Ultra Wide Band、UWB)、ワイファイ(Wi-Fi)、ブルートゥース(Bluetooth)、ジグビー(ZigBee)、無線周波数通信(Radio Frequency、RF)及び赤外線通信(Infrared Data Association、IrDA)が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0048】
制御部240は、スマート装置200内の各構成要素を接続して制御する。例えば、照明装置100から照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号が受信されると、スマート装置200内に該当アプリケーションがインストールされている状態であるかを確認する。確認の結果、照明制御アプリケーションがインストールされていなければ、制御部240はアプリケーション要請信号をサーバ400に伝送する。その後、サーバ400から照明制御アプリケーションが受信されると、制御部240は受信した照明制御アプリケーションをインストールする。
【0049】
照明制御アプリケーションのインストールが完了した後、照明制御アプリケーションが実行されると、制御部240は照明制御画面を構成する。照明制御画面は、予め定義された照明パターンに対応するアイコン、照明制御実行命令を入力するためのアイコン、照明制御終了命令を入力するためのアイコン及び動作待機命令を入力するためのアイコンなどを含むことができる。ユーザは、照明制御画面から所定の照明パターンを選択したり、照明の制御に必要な情報やデータを入力できる。その後、照明制御実行命令が入力されると、制御部240は、選択された照明パターンに対応する照明制御信号を生成する。生成された制御信号は、スマート装置200の表示部220及び照明装置100の照明部を制御するのに用いられる。
【0050】
以上、
図1〜
図3を参照して一実施形態に係る無線照明制御システム1の構成について説明した。
【0051】
図1は、1つの照明装置100及び1つのスマート装置200を示しているが、照明装置100及びスマート装置200は、それぞれ複数具備されることができる。この場合、複数の照明装置100は、第1照明装置(
図4の100A参照)及び第2照明装置(
図4の100B、100C、100D参照)を含むことができ、複数のスマート装置200は、第1スマート装置(
図4の200A参照)及び第2スマート装置(
図4の200B、200C、200D)を含むことができる。
【0052】
第1照明装置100Aには第1スマート装置200Aが有線通信方式又は無線通信方式で接続され、このような第1照明装置100Aはマスタ(master)として動作できる。第2照明装置100B、100C、100Dには第2スマート装置200B、200C、200Dが有線通信方式又は無線通信方式で接続され、このような第2照明装置100B、100C、100Dはスレーブ(slave)として動作できる。マスタとして動作する第1照明装置100Aはスレーブとして動作する第2照明装置100B、100C、100Dに動作待機信号及び照明制御信号を伝送できる。これに関するより具体的な説明のために、
図4及び
図5を参照する。
【0053】
図4は、複数の照明装置100A、100B、100C、100D及び複数のスマート装置200A、200B、200C、200Dを含む無線照明制御システムの動作に対する一実施形態を示す図である。
【0054】
説明に先立ち、マスタとして動作する第1照明装置100A及びスレーブとして動作する第2照明装置100B、100C、100Dは、第1照明装置100Aの無線制御範囲内に位置している状態であることを仮定する。
【0055】
まず、第1照明装置100Aは、第1スマート装置200Aとの接続を検知する。具体的に、第1照明装置100Aは、第1スマート装置100Aとの有線接続や無線接続を検知する。その後、第1照明装置100Aは、照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号を第1スマート装置200Aに伝送する。
【0056】
第1スマート装置200Aは、第1スマート装置200A内に照明制御アプリケーションがインストールされている状態であるかを確認し、照明制御アプリケーションがインストールされていない状態であれば、照明制御アプリケーションを要請するアプリケーション要請信号をサーバ400に伝送する。
【0057】
サーバ400は、要請を受けた照明制御アプリケーションをネットワーク300を介して第1スマート装置200Aに伝送する。
【0058】
照明制御アプリケーションが第1スマート装置200Aにインストールされた後に実行されると、照明制御画面が構成される。実施形態によれば、照明制御画面は、予め設定された照明パターンに対応するアイコン、照明制御実行命令を入力するためのアイコン、照明制御終了命令を入力するためのアイコン及び動作待機命令を入力するためのアイコンのうち少なくとも1つを含む。このような照明制御画面は、第1スマート装置200Aの表示部220を通じて表示される。
【0059】
この後、ユーザが照明制御画面を通じて動作待機命令を入力すると、入力された動作待機命令は有線通信部250を通じて第1照明装置100Aに伝送される。第1照明装置100Aは、第1スマート装置200Aから受信した動作待機命令を無線通信方式によって第2照明装置100B、100C、100Dに伝送する。
【0060】
第2照明装置100B、100C、100Dは、第1照明装置100Aから受信した動作待機命令に基づいて照明部110を制御してユーザに動作待機命令が受信されたことを通知する。例えば、照明部110の光源を一定時間一定間隔で点滅させて第2照明装置100B、100C、100Dを所持しているユーザに動作待機命令が受信されたことを通知する。
【0061】
動作待機命令が受信されたことを確認したユーザは、各自の第2照明装置100B、100C、100Dを第2スマート装置200B、200C、200Dに接続させる。その結果、第2照明装置100B、100C、100Dでは第2スマート装置200B、200C、200Dとの接続が検知される。即ち、第2照明装置100B、100C、100Dでは第2スマート装置200B、200C、200Dとの有線接続や無線接続が検知される。
【0062】
このように、第2スマート装置200B、200C、200Dとの接続が検知されると、第2照明装置100B、100C、100Dは、照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認する確認要請信号を第2スマート装置200B、200C、200Dに伝送する。
【0063】
照明制御アプリケーションがインストールされているか否かを確認した結果、照明制御アプリケーションがインストールされていなかったり、更新が必要な場合、第2スマート装置200B、200C、200Dは、照明制御アプリケーションを要請するアプリケーション要請信号や照明制御アプリケーションの更新を要請する更新要請信号をサーバ400に伝送する。
【0064】
サーバ400は、要請を受けた照明制御アプリケーションをネットワーク300を介して第2スマート装置200B、200C、200Dに伝送する。その後、サーバ400は、第2スマート装置200B、200C、200Dに照明制御アプリケーションが伝送されたことを通知する信号を第1スマート装置200Aに伝送できる。
【0065】
その後、第1スマート装置200Aのユーザが照明制御画面に表示されている照明パターンの中から所定の照明パターンを選択するか、照明パターンを設定した後、照明制御実行命令を入力すると、第1スマート装置200Aは、選択された照明パターンに対応する照明制御信号を生成する。生成された照明制御信号は、第1照明装置100Aを通じて第2照明装置100B、100C、100Dに伝送される(S41)。
【0066】
第2照明装置100B、100C、100Dは、受信した照明制御信号を第2スマート装置200B、200C、200Dにそれぞれ伝送する。その結果、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110及び第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部220は、照明制御信号に基づいて制御される。例えば、照明制御信号に含まれている照明部制御情報のうち、照明の色に関する情報が赤色に設定されており、表示部制御情報のうち、画面の色に関する情報が赤色に設定されている場合、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110では赤色光(
図4において陰影で表示されている)が出力され、第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部には赤色画面(
図4において陰影で表示されている)が表示される。
【0067】
前述した方法によれば、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110と第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部220が同時に制御されるので、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110のみを制御する場合に比べて、視覚的な応援効果を向上させることができる。
【0068】
図5は、複数の照明装置100A、100B、100C、100D及び複数のスマート装置200A、200B、200C、200Dを含む無線照明制御システムの動作に対する他の実施形態を示す図である。
【0069】
説明に先立ち、マスタとして動作する第1照明装置100A及びスレーブとして動作する第2照明装置100B、100C、100Dは、第1照明装置100Aの無線制御範囲内に位置している状態であることを仮定する。
【0070】
また、第1照明装置100Aは、第1スマート装置200Aに有線通信方式又は無線通信方式で接続された状態であり、第2照明装置100B、100C、100Dは、第2スマート装置200B、200C、200Dにそれぞれ有線通信方式又は無線通信方式で接続された状態であることを仮定する。そして、第1スマート装置200A及び第2スマート装置200B、200C、200Dには、照明制御アプリケーションがインストールされた状態であることを仮定する。
【0071】
このような状態で第1スマート装置200Aの照明制御アプリケーションが実行されると、照明制御画面が構成され、構成された照明制御画面は、第1スマート装置200Aの表示部220を通じて表示される。このとき、照明制御画面は、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110を制御するのに必要な情報(以下、「照明部制御情報」という)及び第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部を制御するのに必要な情報(以下、「表示部制御情報」という)の入力を受けることができる入力ウィンドウやアイコンを含むことができる。
【0072】
照明部制御情報としては、照明の色、照明の明るさ、照明開始時間、照明の点滅間隔及び照明終了時間などが挙げられる。表示部制御情報としては、表示部220を通じて表示する画面の色、画面の明るさ、画面表示開始時間、画面の点滅間隔、画面表示終了時間及び画面を通じて表示するコンテンツの識別情報などが挙げられる。
【0073】
例示されているような照明部制御情報及び表示部制御情報が入力された後、照明制御実行命令が入力されると、第1スマート装置200Aは入力された情報を含む照明制御信号を生成する。生成された照明制御信号は、第1照明装置100Aを通じて第2照明装置100B、100C、100Dにそれぞれ伝送される(S51)。
【0074】
第2照明装置100B、100C、100Dは、第1照明装置100から受信した照明制御信号を第2スマート装置200B、200C、200Dにそれぞれ伝送する。
【0075】
第2スマート装置200B、200C、200Dは、照明制御信号に含まれている表示部制御情報を確認し、サーバ400との通信が必要であるかを判断する。例えば、表示部制御情報の中にコンテンツ識別情報が含まれている場合、第2スマート装置200B、200C、200Dは、サーバ400にコンテンツ要請信号をそれぞれ伝送する(S52、S53)。
【0076】
サーバ400は、要請を受けたコンテンツ(例えば、イメージや動画)をネットワーク300を介して第2スマート装置200B、200C、200Dに伝送する(S54、S55)。
【0077】
要請したコンテンツ(例えば、イメージや動画)がサーバ400から受信されると、第2スマート装置200B、200C、200Dは、受信したコンテンツを表示部220を通じてそれぞれ表示する。このとき、コンテンツは照明制御信号に含まれている表示部制御情報に基づいて表示されることができる。具体的に、表示部制御情報に含まれている画面表示開始時間、画面の点滅間隔、画面表示終了時間及び画面の明るさなどに基づいて表示されることができる。例えば、サーバ400から受信したコンテンツがスヌーピー(Snoopy)のイメージであれば、表示部制御情報に含まれている画面表示開始時間、画面の点滅間隔、画面終了時間及び画面の明るさなどに基づいて、第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部220を通じてスヌーピーのイメージが表示される。
【0078】
これと同時に、第2照明装置100B、100C、100Dは、照明部110を制御する。このとき、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110は、制御信号に含まれている照明部制御情報に基づいて制御されることができる。具体的に、照明部制御情報に含まれている照明の色、照明の明るさ、照明開始時間、照明の点滅間隔及び照明終了時間などに基づいて照明部110が制御されることができる。例えば、照明部制御情報のうち、照明の色に関する情報が赤色に設定されていれば、照明部制御情報に含まれている照明の明るさ、照明開始時間、照明の点滅間隔及び照明終了時間などに基づいて第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110では赤色光(
図5において陰影で表示されている)が出力される。
【0079】
前述した方法によれば、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110と第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部220が同時に制御されるので、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110のみを制御する場合に比べて、視覚的な応援効果を向上させることができる。また、複数の第2スマート装置200B、200C、200Dを通じてテキスト、イメージ、又は動画などの多様なコンテンツを一括して表示できるので、多様な方式の視覚的な応援が可能である。
【0080】
以上、
図1〜
図5を参照して、本発明の一実施形態に係る無線照明制御システム及び無線照明制御システムの動作を説明した。
図1〜
図5を参照した説明では、第1スマート装置200Aで生成された照明制御信号が第1照明装置100Aを通じて第2照明装置100B、100C、100Dに伝送される場合を説明した。他の実施形態によれば、第1スマート装置200Aで生成された照明制御信号は、第2スマート装置200B、200C、200Dを通じて照明装置100B、100C、100Dに伝送されることもできる。
【0081】
また、
図1〜
図5を参照した説明では第1スマート装置200Aで生成された照明制御信号に基づいて、第2照明装置100B、100C、100Dの照明部110及び第2スマート装置200B、200C、200Dの表示部220が制御される場合を説明した。他の実施形態によれば、第1スマート装置200Aで生成された照明制御信号に基づいて、第1照明装置100Aの照明部110及び第1スマート装置200Aの表示部220も制御されることができる。
【0082】
以上、本発明の実施形態を説明した。前述した実施形態に加えて、本発明の実施形態は前述した実施形態の少なくとも1つの処理要素を制御するためのコンピュータ読み取り可能なコード/命令を含む媒体、例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体を通じて実現されることもできる。前記媒体は、前記コンピュータ読み取り可能なコードの格納及び/又は伝送を可能にする媒体/各媒体に対応できる。
【0083】
前記コンピュータ読み取り可能なコードは、媒体に記録され得るだけでなく、インターネットを介して伝送されることもできるが、前記媒体は例えば、マグネチック格納媒体(例えば、ROM、フロッピーディスク、ハードディスクなど)及び光学記録媒体(例えば、CD-ROM、Blu-Ray、DVD)のような記録媒体、搬送波(carrier wave)のような伝送媒体を含むことができる。前記媒体は分散ネットワークであることもできるので、コンピュータで読み取れるコードは分散方式で格納/伝送され、実行されることができる。更に、単なる一例として、処理要素はプロセッサ又はコンピュータプロセッサを含むことができ、前記処理要素は1つのデバイス内に分散及び/又は含まれることができる。
【0084】
以上のように例示された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるはずである。従って、前述した実施形態はあらゆる面で例示的なものであり、限定的ではないものとして理解すべきである。