(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ネットワークは、有線ネットワーク、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク、移動通信ネットワーク、Wi−Fiネットワーク、ジグビーパーソナルエリアネットワーク、およびブルートゥース(登録商標)ネットワークのうち一つを含む、請求項1に記載のプログラム可能スイッチングシステム。
(a)前記マスターISDの前記スイッチにより制御される前記プログラム可能スイッチングシステムに一つ以上のISDを追加する前記第1機能PRG_ADDのユーザ選択を受信する段階と;
(b)前記マスターISDの前記スイッチを前記プログラミング追加モードに設定する段階と;
(c)プログラミング追加コマンドを前記マスターISDの前記通信インターフェースを介して前記複数のISDに伝送する段階と;
(d)第nのISDのスイッチから前記第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信する段階と;
(e)前記第nのISDの前記ネットワークアドレスを前記マスターISDの前記遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶された前記ネットワークアドレスと比較する段階と;
(f)前記第nのISDの前記ネットワークアドレスが前記マスターISDの前記遠隔ネットワークアドレス記憶部で発見されないときは、前記マスターISDの前記遠隔ネットワークアドレス記憶部の第nのネットワークアドレス記憶空間に前記第nのISDの前記ネットワークアドレスを記入する段階と;
(g)前記複数のISDのそれぞれに対して前記プログラミングを完了するように前記直前の三段階である(d)、(e)、(f)を繰り返す段階と;
(h)前記マスターISDの前記スイッチで前記第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信する段階と;
(i)前記マスターISDの前記スイッチを前記スイッチングモードに設定する段階と;をさらに含む、請求項14に記載の方法。
(a)前記マスターISDの前記スイッチにより制御される前記プログラム可能スイッチングシステムから一つ以上のISDを除去する前記第2機能PRG_REMOVEのユーザ選択を受信する段階と;
(b)前記マスターISDの前記スイッチを前記プログラミング除去モードに設定する段階と;
(c)プログラミング除去コマンドを前記マスターISDの前記通信インターフェースを介して前記複数のISDに伝送する段階と;
(d)第nのISDのスイッチから前記第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信する段階と;
(e)前記第nのISDの前記ネットワークアドレスを前記マスターISDの前記遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶された前記ネットワークアドレスと比較する段階と;
(f)前記第nのISDの前記ネットワークアドレスが前記マスターISDの前記遠隔ネットワークアドレス記憶部で発見されると、前記マスターISDの前記遠隔ネットワークアドレス記憶部の前記第nのネットワークアドレス記憶空間で前記第nのISDの前記ネットワークアドレスを削除する段階と;
(g)前記複数のISDのそれぞれに対して前記プログラミングを完了するように前記直前の三段階である(d)、(e)、(f)を繰り返す段階と;
(h)前記マスターISDの前記スイッチで前記第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信する段階と;
(i)前記マスターISDの前記スイッチを前記スイッチングモードに設定する段階と;をさらに含む、請求項14に記載の方法。
【発明の概要】
【0004】
一実施態様において、本発明は、プログラム可能スイッチングシステムに関する。所定の実施形態において、プログラム可能スイッチングシステムは、N個(Nは正の整数)の相互接続スイッチング装置(interconnected switching device;ISD)のグループを含む。ISDのそれぞれは、固有ネットワークアドレスを有する。ISDは、(a)スイッチと、(b)通信インターフェースと、(c)マイクロプロセッサーと、(d)メモリとを含む。スイッチは、スイッチングモードおよびプログラミングモードで動作するように構成される。通信インターフェースは、ネットワーク上でプログラム可能スイッチングシステムのISDを相互接続する。マイクロプロセッサーは、スイッチがスイッチングモードにある時、ISDの動作を制御し、スイッチがプログラミングモードにある時、ISDをプログラミングする。メモリは、ネットワークアドレス記憶部およびファームウェアを含む。所定の実施形態において、ISDのそれぞれは、また、(e)入力電力ラインを介して電力源に接続された電力入力部と、(f)出力電力ラインを介して少なくとも一つの機器に接続された電力出力部と、(g)マイクロプロセッサーから命令を受信し、電力出力部を制御する出力制御回路とを含む。
【0005】
ファームウェアがマイクロプロセッサーで実行される場合、ファームウェアは、(a)通信インターフェースを介してネットワーク上のプログラム可能スイッチングシステムのすべてのISDと通信し、(b)スイッチがプログラミングモードにある時、プログラム可能スイッチングシステムのISDのスイッチでユーザの入力を受信し、受信されたユーザの入力に応答してISDをプログラミングし、(c)スイッチがスイッチングモードにある時、ISDがスイッチング機能を行うようにスイッチでユーザの入力を受信するように構成される。
【0006】
所定の実施形態において、ISDのそれぞれは、マスターISDとして構成されてもよく、残りのISDは、スレーブISDとして構成されてもよい。スレーブISDの一部または全部は、マスターISDからの命令に応答してスイッチング機能を行うようにプログラミングされてもよい。例えば、マスターISDがターンオンされると、マスターISDに接続された機器、およびN−1個のスレーブISDに接続されたすべての機器が同時にターンオンされてもよい。マスターISDがターンオフされると、マスターISDに接続された機器、およびN−1個のスレーブISDに接続されたすべての機器が同時にターンオフされてもよい。
【0007】
所定の実施形態において、N個のISDを有するプログラム可能スイッチングシステムにおいて、マスターISDのネットワークアドレス記憶部は、ローカルネットワークアドレス記憶部および遠隔ネットワークアドレス記憶部を含み、このような記憶部のそれぞれは、N個のISDそれぞれに対して一つずつN個の記憶空間を有する。マスターISDに接続された対応機器を制御 を有するローカルネットワークアドレス記憶部は、プログラム可能スイッチングシステムのN個のISDのネットワークアドレスを記憶するように構成される。遠隔ネットワークアドレス記憶部は、マスターISDにより制御されるN個のISDのネットワークアドレスを記憶するように構成される。
【0008】
所定の実施形態において、ISDのそれぞれのスイッチは、(a)スイッチをプログラミング追加モードに設定し、マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムに一つ以上のISDを追加する第1機能PRG_ADDと;(b)スイッチをプログラミング除去モードに設定し、マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムから一つ以上のISDを除去する第2機能PRG_REMOVEと;(c)ISDのネットワークアドレスがマスターISDと関連付けられるようにスイッチに入力を提供する第3機能SW_SETと;(d)スイッチをスイッチングモードに設定する第4機能PRG_OFFと;(e)マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されているネットワークアドレスのISDに接続されたすべての機器をターンオンする第5機能SW_ON;および(f)マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されているネットワークアドレスのISDに接続されたすべての機器をターンオフする第6機能SW_OFFを行うように構成される。
【0009】
所定の実施形態において、スイッチは、(a)第5機能SW_ONを選択するための第1のプッシュボタンスイッチと、(b)第6機能SW_OFFを選択するための第2のプッシュボタンスイッチと、(c)第3機能SW_SETを選択するための第3のプッシュボタンスイッチ、および(d)第1機能PRG_ADD、第2機能PRG_REMOVE、第4機能PRG_OFFを選択するための三位置スイッチと、を含む。
【0010】
所定の実施形態において、マスターISDのファームウェアは、(a)マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムに一つ以上のISDを追加する前記第1機能PRG_ADDのユーザ選択を受信し、(b)マスターISDのスイッチをプログラミング追加モードに設定し、(c)プログラミング追加コマンドをマスターISDの通信インターフェースを介してISDに伝送し、(d)第n(nは正の整数)のISDのスイッチから第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信し、(e)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較し、(f)第nのISDのネットワークアドレスが遠隔ネットワークアドレス記憶部で発見されないときは、遠隔ネットワークアドレス記憶部の第nのネットワークアドレス記憶空間に第nのISDのネットワークアドレスを記入し、(g)ISDのそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(d)、(e)、(f)を繰り返し、(h)プログラミングモードを終了するように第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信し、(i)マスターISDのスイッチをスイッチングモードに設定するように構成される。
【0011】
所定の実施形態において、マスターISDのファームウェアは、また、(a)マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムから一つ以上のISDを除去する第2機能PRG_REMOVEのユーザ選択を受信し、(b)マスターISDのスイッチをプログラミング除去モードに設定し、(c)プログラミング除去コマンドをマスターISDの通信インターフェースを介してISDに伝送し、(d)第nのISDのスイッチから第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信し、(e)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較し、(f)第nのISDのネットワークアドレスが遠隔ネットワークアドレス記憶部で発見されると、遠隔ネットワークアドレス記憶部の第nのネットワークアドレス記憶空間で第nのISDのネットワークアドレスを削除し、(g)ISDのそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(d)、(e)、(f)を繰り返し、(h)プログラミングモードを終了するように第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信し、(i)マスターISDのスイッチをスイッチングモードに設定するように構成される。
【0012】
所定の実施形態において、マスターISDのファームウェアは、また、(a)マスターISDのスイッチから第5機能SW_ONのユーザ選択を受信し、(b)ターンオンコマンドを、マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にすべてのネットワークアドレスが記憶されたISDに伝送し、(c)受信されたネットワークアドレスをISDのローカルネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較すること、およびISDのネットワークアドレスがISDのローカルネットワークアドレス記憶部で発見されると、ISDに接続された機器をターンオンすることを各ISDに命令するように構成される。
【0013】
所定の実施形態において、マスターISDのファームウェアは、また、(a)マスターISDのスイッチから第6機能SW_OFFのユーザ選択を受信し、(b)ターンオフコマンドを、マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にすべてのネットワークアドレスが記憶されたISDに伝送し、(c)受信されたネットワークアドレスをISDのローカルネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較すること、およびISDのネットワークアドレスがISDのローカルネットワークアドレス記憶部で発見されると、ISDに接続された機器をターンオフすることを各ISDに命令するように構成される。
【0014】
所定の実施形態において、ネットワークは、有線ネットワーク、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク、移動通信ネットワーク、Wi−Fiネットワーク、ジグビーパーソナルエリアネットワーク、およびブルートゥース(登録商標)ネットワークを含む。
【0015】
他の実施態様において、本発明は、プログラム可能スイッチングシステムを形成するように、相互接続スイッチング装置(ISD)のグループをプログラミングする方法に関する。この方法は、(a)それぞれが固有ネットワークアドレスを有する複数のISDのうち一つのISDをマスターISDとして指定し、複数のISDのうち残りをスレーブISDとして指定するステップと、(b)マスターISDの通信インターフェースを介してネットワーク上のISDと通信するステップと、(c)マスターISDのスイッチでユーザの入力を受信し、スイッチをプログラミングモードおよびスイッチングモードのうち一つに設定するステップのうち一つ以上を含む。マスターISDのスイッチがプログラミングモードにある場合、方法は、(d)マスターISDのスイッチでユーザの入力を受信し、一つ以上のISDをプログラム可能スイッチングシステムに追加する、または、プログラム可能スイッチングシステムから一つ以上のISDを除去するステップと、(e)プログラム可能スイッチングシステムのISDのスイッチにおけるユーザの入力に応答してISDをプログラミングするステップとを含む。マスターISDのスイッチがスイッチングモードにある場合、方法は、(f)マスターISDのスイッチでユーザの入力を受信し、マスターのISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にネットワークアドレスが記憶されたISDの機器をターンオンまたはターンオフするステップと、(g)マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にネットワークアドレスが記憶されたISDの機器をターンオンまたはターンオフするステップとを含む。
【0016】
所定の実施形態において、プログラム可能スイッチングシステムのISDのそれぞれは、(a)スイッチと、(b)通信インターフェースと、(c)マイクロプロセッサーと、(d)メモリと、(e)電力入力部と、(f)電力出力部と、(g)出力制御回路とを含む。スイッチは、スイッチングモードおよびプログラミングモードで動作するように構成される。通信インターフェースは、ネットワーク上のプログラム可能スイッチングシステムのISDを相互接続する。マイクロプロセッサーは、スイッチがスイッチングモードにある時、ISDの動作を制御し、スイッチがプログラミングモードにある時、ISDをプログラミングする。メモリは、ネットワークアドレス記憶部およびファームウェアを有する。ファームウェアがマイクロプロセッサーで実行される場合、ファームウェアは、スイッチがスイッチングモードにある時、ISDの動作を制御し、スイッチがプログラミングモードにある時、ISDをプログラミングするように構成される。電力入力部は、入力電力ラインを介して電力源に接続される。電力出力部は、出力電力ラインを介して少なくとも一つの機器に接続される。出力制御回路は、マイクロプロセッサーから命令を受信し、電力出力部を制御する。
【0017】
所定の実施形態において、N個のISDを有するプログラム可能スイッチングシステムにおいて、マスターISDのネットワークアドレス記憶部は、ローカルネットワークアドレス記憶部および遠隔ネットワークアドレス記憶部を含み、このような記憶部のそれぞれは、N個のISDのそれぞれに対して一つずつN個の記憶空間を有する。ローカルネットワークアドレス記憶部は、マスターISDに接続された対応機器に対する制御を有するプログラム可能スイッチングシステムのN個のISDのネットワークアドレスを記憶するように構成される。遠隔ネットワークアドレス記憶部は、マスターISDにより制御されるN個のISDのネットワークアドレスを記憶するように構成される。
【0018】
所定の実施形態において、ISDのそれぞれのスイッチは、(a)スイッチをプログラミング追加モードに設定し、マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムに一つ以上のISDを追加する第1機能PRG_ADDと;(b)スイッチをプログラミング除去モードに設定し、マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムから一つ以上のISDを除去する第2機能PRG_REMOVEと;(c)ISDのネットワークアドレスがマスターISDと関連付けられるようにスイッチに入力を提供する第3機能SW_SETと;(d)スイッチをスイッチングモードに設定する第4機能PRG_OFFと;(e)マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にネットワークアドレスが記憶されているISDに接続されたすべての機器をターンオンする第5機能SW_ON;および(f)マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にネットワークアドレスが記憶されているISDに接続されたすべての機器をターンオフする第6機能SW_OFFを行うように構成される。
【0019】
所定の実施形態において、スイッチは、(a)第5機能SW_ONを選択するための第1のプッシュボタンスイッチと、(b)第6機能SW_OFFを選択するための第2のプッシュボタンスイッチと、(c)第3機能SW_SETを選択するための第3のプッシュボタンスイッチと、(d)第1機能PRG_ADD、第2機能PRG_REMOVE、第4機能PRG_OFFを選択するための三位置スイッチとを含む。
【0020】
所定の実施形態において、方法は、(a)マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムに一つ以上のISDを追加する第1機能PRG_ADDのユーザ選択を受信するステップと;(b)マスターISDのスイッチをプログラミング追加モードに設定するステップと;(c)プログラミング追加コマンドをマスターISDの通信インターフェースを介してISDに伝送するステップと;(d)第nのISDのスイッチから第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信するステップと;(e)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較するステップと;(f)第nのISDのネットワークアドレスがマスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部で発見されないときは、マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部の第nのネットワークアドレス記憶空間に第nのISDのネットワークアドレスを記入するステップと;(g)ISDのそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(d)、(e)、(f)を繰り返すステップと;(h)マスターISDのスイッチで第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信するステップと;(i)マスターISDのスイッチをスイッチングモードに設定するステップのうち一つ以上を含む。
【0021】
所定の実施形態において、方法は、(a)マスターISDのスイッチにより制御されるプログラム可能スイッチングシステムから一つ以上のISDを除去する第2機能PRG_REMOVEのユーザ選択を受信するステップと;(b)マスターISDのスイッチをプログラミング除去モードに設定するステップと;(c)プログラミング除去コマンドをマスターISDの通信インターフェースを介してISDに伝送するステップと;(d)第nのISDのスイッチから第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信するステップと;(e)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較するステップと;(f)第nのISDのネットワークアドレスがマスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部で発見されると、マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部の第nのネットワークアドレス記憶空間で第nのISDのネットワークアドレスを削除するステップと;(g)ISDのそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(d)、(e)、(f)を繰り返すステップと;(h)マスターISDのスイッチで第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信するステップと;(i)マスターISDのスイッチをスイッチングモードに設定するステップのうち一つ以上を含む。
【0022】
所定の実施形態において、方法は、(a)マスターISDのスイッチから第5機能SW_ONのユーザ選択を受信するステップと;(b)ターンオンコマンドを、マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にすべてのネットワークアドレスが記憶されたISDに伝送するステップと;(c)受信されたネットワークアドレスをISDのローカルネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較すること、およびISDのネットワークアドレスがISDのローカルネットワークアドレス記憶部で発見されると、ISDに接続された機器をターンオンすることをISDのそれぞれに命令するステップのうち一つ以上を含む。
【0023】
所定の実施形態において、方法は、(a)マスターISDのスイッチから第6機能SW_OFFのユーザ選択を受信するステップと;(b)ターンオフコマンドを、マスターISDの遠隔ネットワークアドレス記憶部にすべてのネットワークアドレスが記憶されたISDに伝送するステップと;(c)受信されたネットワークアドレスをISDのローカルネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスと比較すること、およびISDのネットワークアドレスがISDのローカルネットワークアドレス記憶部で発見されると、ISDに接続された機器をターンオフすることをISDのそれぞれに命令するステップのうち一つ以上を含む。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本開示は、多数の修正および変形を当業者に明らかにするための例示としてのみ意図されている以下の例により詳細に説明される。ここで、本開示の様々な実施形態を詳細に説明する。図面を参照すると、同様の参照符号がある場合、これらは、図面全体を通じて同様の構成要素を示す。本明細書において、および、添付の特許請求の範囲全体を通じて使用されている場合、英語の冠詞「a」、「an」、および「the」の意味するところは、文脈が明確に別途示していない限り、複数への参照を含む。また、本明細書において、および、添付の特許請求の範囲全体を通じて使用されている場合、「中(in)」の意味するところは、文脈が明確に別途示していない限り、「中(in)」および「上(on)」を含む。さらに、本明細書においては読者の便宜のために表題または副題が使用されている場合があるが、これは本開示の範囲には影響を及ぼさないものとする。加えて、本明細書において使用されているいくつかの用語を、下記により詳細に定義する。
【0026】
本明細書において使用される用語は概して、本開示の文脈内、および、各用語が使用される特定の文脈において、当該技術分野におけるそれらの一般的な意味を有する。本開示の説明に関して実践者にさらに助言を与えるために、本開示を説明するために使用される特定の用語を、下記に、または本明細書の他の箇所に説明する。便宜のために、特定の用語を、たとえば、斜字体および/または引用符を使用して強調している場合がある。強調が使用されても用語の範囲および意味に影響はなく、用語の範囲および意味は、強調されていようとされていまいと、同じ文脈の中では同じである。同じ物事が2通り以上に表現されている場合がある。したがって、代替的な文言および同義語が本明細書において説明されている用語いずれか1つまたは複数に使用されている場合があり、用語が本明細書において詳述または説明されているか否かにはいかなる特別な重要性もおかれるべきではない。特定の用語の同義語が与えられている。1つまたは複数の同義語の記載は、他の同義語の使用を除外しない。本明細書において説明されている任意の用語の例を含む、本明細書の任意の箇所における例の使用は例示に過ぎず、本開示または任意の説明されている用語の範囲および意味を決して限定するものではない。同様に、本開示は、本明細書において与えられている様々な実施形態には限定されない。
【0027】
別途定義されていない限り、本明細書において使用されているすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野における当業者によって一般的に理解されているものと同じ意味を有する。不一致がある場合、定義を含め、本明細書が統制する。
【0028】
本明細書において使用される場合、「前後(around)」、「約(about)」または「おおよそ(approximately)」は、概して、与えられている値または範囲の20パーセント以内、好ましくは10パーセント以内、より好ましくは5パーセント以内を意味するものとする。本明細書において与えられている数量は近似であり、つまり、用語「前後(around)」、「約(about)」または「おおよそ(approximately)」は、明示的に述べられていない場合は推測され得る。
【0029】
本明細書において使用される場合、「複数」は2つ以上を意味する。
【0030】
本明細書において使用される場合、「備える(comprising)」、「含む(including)」、「保持する(carring)」、「有する(having)」、「含む(containing)」、「含む(involving)」などの用語は、制約がない、すなわち、含むが限定されないことを意味するものとして理解されるべきである。
【0031】
本明細書において使用される場合、A、B、およびCのうちの少なくとも1つという語句は、非排他的論理ORを使用して論理(AまたはBまたはC)を意味するものとして解釈されるべきである。方法内の1つまたは複数のステップは、本開示の原理を変更することなく異なる順序で(または同時に)実行されてもよいことが理解されるべきである。
【0032】
本明細書において使用される場合、モジュールという用語は、特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、組み合わせ論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コードを実行するプロセッサ(共有、専用、グループ)、記載されている機能を提供する他の適切なハードウェア構成要素、または、システムオンチップにあるような、上記のいくつかもしくはすべての組み合わせを指す場合があり、それらの一部である場合があり、またはそれらを含む場合がある。モジュールと言う用語は、プロセッサによって実行されるコードを記憶するメモリ(共有、専用、またはグループ)を含み得る。
【0033】
上記で使用されているものとしてのコードという用語は、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはマイクロコードを含む場合があり、プログラム、ルーチン、機能、クラス、および/またはオブジェクトを指す場合がある。上記で使用されているものとしての共有という用語は、複数のモジュールからいくつかのまたはすべてのコードを、単一の(共有)プロセッサを使用して実行することができることを意味する。加えて、複数のモジュールからのいくつかのまたはすべてのコードを、単一の(共有)メモリによって記憶することができる。上記で使用されているものとしてのグループという用語は、単一のモジュールからいくつかのまたはすべてのコードを、プロセッサのグループを使用して実行することができることを意味する。加えて、単一のモジュールからのいくつかのまたはすべてのコードを、メモリのグループを使用することによって記憶することができる。
【0034】
本明細書に記載されている装置および方法は、1つまたは複数のプロセッサによって実行される1つまたは複数のコンピュータプログラムによって実装することができる。コンピュータプログラムは、持続性有形コンピュータ可読媒体上に記憶されるプロセッサ実行可能命令を含む。コンピュータプログラムはまた、記憶されているデータをも含み得る。持続性有形コンピュータ可読媒体の非限定例は、不揮発性メモリ、磁気記憶装置、および光学式記憶装置である。
【0035】
以下、本開示の実施形態が示されている添付の図面を参照して、本開示を十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載されている実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が完全かつ完璧なものになり、本開示の範囲を当業者に完全に伝達するように提供される。同様の参照符号は、本明細書全体を通じて同様の要素を指す。
【0036】
一実施態様において、本開示は、
図1〜
図5に示されるようなプログラム可能スイッチングシステム10に関する。所定の実施形態において、プログラム可能スイッチングシステム10は、ネットワーク300を介してN個の相互接続スイッチング装置(ISD)のグループを含む。各ISDは、固有ネットワークアドレスを有する。これらのISDは、
図1に示されるように、メッシュ構成で配列された第1のISD101、第2のISD102、第3のISD103、第4のISD104、および第5のISD105を含み、ISD100のそれぞれは、ネットワーク300を介して直接接続される。
図1に示されるようなこれらのISD101、102、103、104および105を総称してISD100と呼ぶことがある。これらのISD100のそれぞれにより一つ以上の機器が接続されて制御されてもよい。
図1に示されるように、第1の機器1 201は、第1のISD101に接続され第1のISDにより制御され、第2の機器2 202は、第2のISD102に接続され第2のISDにより制御され、第3の機器3 203は、第3のISD103に接続され第3のISDにより制御され、第4の機器4 204は、第4のISD104に接続され第4のISDにより制御され、第5の機器5 205は、第5のISD105に接続され第5のISDにより制御される。これらの機器201、202、203、204、および205を総称して機器200と呼ぶことがある。これらは、また、
図2に示されるように、マスターおよびスレーブ構成で配列され得るが、ここで、ISD101がマスターISDとして指定され、N−1個のISD102、103、...、および10NのそれぞれがスレーブISDとして指定されて、マスターISD101に直接接続される。一つ以上の機器は、
図2に示されるように、ISD100のそれぞれに接続されこれらのISDにより制御されてもよい。第1の機器201は、マスターISD101に接続されマスターISDにより制御され、第2の機器202は、第2のISD102に接続され第2のISDにより制御され、第3の機器203は、第3のISD103に接続され第3のISDにより制御され、第Nの機器20Nは、第NのISD10Nに接続され第NのISDにより制御される。これら機器を総称して機器200と呼ぶことがある。マスターISDがターンオンされると、マスターISDに接続された機器、およびN−1個のスレーブISDに接続されたすべての機器が同時にターンオンされてもよく、マスターISDがターンオフされると、マスターISDに接続されたすべての機器、およびN−1個のスレーブISDに接続されたすべての機器が同時にターンオフされてもよい。
【0037】
所定の実施形態において、機器200は、電気で動く電灯および家電機器のうち任意のものであってもよい。例えば、機器は、家庭用電灯、天井用電気扇風機、テレビ、エアコン、ケーブルセットトップボックス、フロアランプ、テーブルランプ、デスクトップまたはラップトップコンピュータ、トースターオーブン、電子レンジ、従来式のオーブン、冷蔵庫、および他の多くの電気装置を含む。
【0038】
所定の実施形態において、ネットワーク300は、有線ネットワークまたは無線ネットワークであってもよい。ネットワーク300は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク、移動通信ネットワーク、Wi−Fiネットワーク、ジグビーパーソナルエリアネットワーク、およびブルートゥース(登録商標)ネットワークのうち一つであってもよい。すべてのISD100を接続する無線ネットワーク300を有する主な利点は、これらのISD100が配線を追加することなく、壁にある既存のスイッチの代わりに使用できるという点である。
【0039】
所定の実施形態において、ISD100のそれぞれは、マスターISD101として構成されてもよく、残りのISD100がスレーブISDとして構成されてもよい。これらのスレーブISDの一部または全部は、マスターISD101からの命令に応答してスイッチング機能を行うようにプログラミングされてもよい。例えば、
図2に示されるような一実施形態において、マスターISD101がターンオンされると、すべての機器、すなわちマスターISD101に接続された第1の機器201と、スレーブISDとしてプログラミングされた第2のISD102に接続された第2の機器202と、スレーブISDとしてプログラミングされた第3のISD103に接続された第3の機器203、...、およびスレーブISDとしてプログラミングされた第NのISD10Nに接続された第Nの機器20Nが同時にターンオンされてもよい。マスターISD101がターンオフされると、マスターISD101とスレーブISD102、103、...、10Nに接続されたすべての機器201、202、203、...、20Nが同時にターンオフされてもよい。
【0040】
図3を参照すると、本開示の一実施形態によってISD100の概念図が示されている。ISD100は、(a)スイッチ120と、(b)通信チャネル132を介した他のISDへの通信インターフェース130と、(c)マイクロプロセッサー140と、(d)メモリ150と、(e)入力電力ライン162を介して電力源に接続された電力入力部160と、(f)出力電力ライン182を介して少なくとも一つの機器200に接続された電力出力部180と、(g)マイクロプロセッサー140から命令を受信して、電力出力部180を制御する出力制御回路170とを含む。
【0041】
通信インターフェース130は、ネットワーク300を介してプログラム可能スイッチングシステム10のISD100を相互接続する。有線インターネット接続の場合、通信インターフェース130は、ネットワークインターフェースカード(NIC)であってもよい。無線ネットワークの場合、通信インターフェース130は、移動通信インターフェース、Wi−Fiインターフェース、ジグビーインターフェース、またはブルートゥース(登録商標)インターフェースであってもよい。
【0042】
所定の実施形態において、メモリ150は、ネットワークアドレス記憶部154およびファームウェア152を含む。
図4を参照すると、相互接続スイッチング装置の例示的なネットワークアドレス記憶部が本開示の一実施形態によって示されている。N個のISD100を有するプログラム可能スイッチングシステム10に対して、マスターISD101のネットワークアドレス記憶部154は、ローカルネットワークアドレス記憶部154−1および遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2を含み、これらの記憶部のそれぞれは、N個のISD100のそれぞれに対して一つずつN個の記憶空間を有する。ローカルネットワークアドレス記憶部154−1は、
図2に示されるように、マスターISD101に接続された対応する第1の機器201に対する制御を有するN個のISD100のネットワークアドレスを記憶するように構成される。遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2は、マスターISD101により制御されるN個のISD100のネットワークアドレスを記憶するように構成される。
【0043】
ファームウェア152がマイクロプロセッサー140で実行される場合、ファームウェア152は、(a)通信インターフェース130を介してネットワーク300上のプログラム可能スイッチングシステム10のすべてのISD100と通信し、(b)プログラム可能スイッチングシステム10のISD100のスイッチ120でユーザの入力を受信し、スイッチ120がプログラミングモードにある時、受信されたユーザの入力に応答してISD100をプログラミングし、(c)スイッチ120がスイッチングモードにある時、ISD100のスイッチング機能を行うようにスイッチ120でユーザの入力を受信するように構成される。
【0044】
所定の実施形態において、スイッチ120がプログラミングモードにある時、マスターISD101のマイクロプロセッサー140は、ユーザがISD100でスイッチング機能を行う場合、ユーザが行ったスイッチング機能に応答して残りのISD10Xが類似の方式で反応し得るように、マスターISD101が他のすべてのISD10Xと関連付けられるようにまたは関連付けが解除されるようにプログラム可能スイッチングシステム10のすべてのISD100をプログラミングする。マスターISD101のスイッチ120がスイッチングモードにある時、マスターISD101のマイクロプロセッサー140は、第1の機器201、およびマスターISD101と関連付けられてプログラミングされた第2の機器202、第3の機器203、...、第Nの機器20Nなどの他の機器をターンオンまたはターンオフするようにマスターISD101の動作を制御する。
【0045】
所定の実施形態において、ISD100のスイッチ120は、
(a)スイッチ120をプログラミング追加モードに設定し、マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10に一つ以上のISD100を追加する第1機能PRG_ADDと;
(b)スイッチ120をプログラミング除去モードに設定し、マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10から一つ以上のISDを除去する第2機能PRG_REMOVEと;
(c)ISD100のネットワークアドレスがマスターISD101と関連付けられるようにスイッチ120に入力を提供する第3機能SW_SETと;
(d)スイッチ120をスイッチングモードに設定する第4機能PRG_OFFと;
(e)マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたスレーブISDに接続されたすべての機器をターンオンする第5機能SW_ON;および
(f)マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたスレーブISDに接続されたすべての機器をターンオフする第6機能SW_OFFを行うように構成される。
【0046】
図5を参照すると、本開示の一実施形態によってISD100のスイッチ120のブロック図が示されている。所定の実施形態において、スイッチ120は、
(a)第5機能SW_ONを選択するための第1のプッシュボタンスイッチ121と;
(b)第6機能SW_OFFを選択するための第2のプッシュボタンスイッチ122と;
(c)第3機能SW_SETを選択するための第3のプッシュボタンスイッチ123と;
(d)第1機能PRG_ADD126、第2機能PRG_REMOVE127、第4機能PRG_OFF125を選択するための三位置スイッチ124と;を含む。
【0047】
所定の実施形態において、ユーザが三位置スイッチ124を位置126 PRG_ADDにスライディングする場合、スイッチ120は、マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10に一つ以上のISD100を追加するユーザの意図を示すプログラミング追加信号をマイクロプロセッサー140に伝送する。
【0048】
マスターISD101のファームウェア152がマイクロプロセッサー140で実行される場合、マイクロプロセッサー140は、
(a)マスターISD101のスイッチ120をプログラミング追加モードに設定し;
(b)プログラミング追加コマンドをマスターISD101の通信インターフェース130を介してN個のISD100に伝送し;
(c)第nのISDのスイッチ120から第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信し;
(d)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較し;
(e)第nのISDのネットワークアドレスがマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で発見されないときは、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2の第nのネットワークアドレス記憶空間に第nのISDのネットワークアドレスを記入し;
(f)ISD100のそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(c)、(d)、(e)を繰り返し;
(g)プログラミングモードを終了するように第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信し;
(h)マスターISD101のスイッチ120をスイッチングモードに設定するようにマスターISD101に命令する。
【0049】
プログラミング追加モードで、ユーザが特定ISDをマスターISD101と関連付けることを希望する場合、マスターISD101がN個のISD100にプログラミング追加コマンドを伝送した後、その特定ISDは、プログラミング追加モードに置かれる。ユーザが特定ISDのスイッチ120で第3機能SW_SETを選択すると、マスターISD101に対する特定ISDを特定ISDのネットワークアドレスと関連付けるための要請がマスターISD101に伝送される。マスターISD101は、特定ISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較する。特定ISDのネットワークアドレスがマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で発見されないときは、マイクロプロセッサー140は、特定ISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記入する。これにより、特定ISDがプログラミングされ、マスターISD101と関連付けられる。
【0050】
所定の実施形態において、ユーザが三位置スイッチ124を位置127 PRG_REMOVEにスライディングすると、スイッチ120は、マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10で一つ以上のISD100を除去するユーザの意図を示すプログラミング除去信号をマイクロプロセッサー140に伝送する。
【0051】
マスターISD101のファームウェア152がマイクロプロセッサー140で実行される場合、マイクロプロセッサー140は、
(a)マスターISD101のスイッチ120をプログラミング除去モードに設定し;
(b)プログラミング除去コマンドをマスターISD101の通信インターフェース130を介してN個のISD100に伝送し;
(c)第nのISDのスイッチ120から第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信し;
(d)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較し;
(e)第nのISDのネットワークアドレスがマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で発見されると、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2の第nのネットワークアドレス記憶空間で第nのISDのネットワークアドレスを削除し、
(f)ISD100のそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(c)、(d)、(e)を繰り返し;
(g)プログラミングモードを終了するように第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信し;
(h)マスターISD101のスイッチ120をスイッチングモードに設定するようにマスターISD101に命令する。
【0052】
プログラミング除去モードで、ユーザが特定ISDをマスターISD101から関連付けを解除することを希望する場合、マスターISD101がN個のISD100にプログラミング除去コマンドを伝送した後、その特定ISDは、プログラミング追加モードに置かれる。ユーザが特定ISDのスイッチ120で第3機能SW_SETを選択すると、マスターISD101に対する特定ISDをネットワークアドレスと関連付けを解除するための要請がマスターISD101に伝送される。マスターISD101は、特定ISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較する。特定ISDのネットワークアドレスがマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で発見されると、マイクロプロセッサー140は、特定ISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で削除する。これにより、特定ISDは、マスターISD101にプログラミングされて、関連付けが解除される。
【0053】
したがって、関連付けられたISD100のプログラミングは、非常に簡単であり、(a)マスターISD101で、ユーザはPRG_ADDまたはPRG_REMOVE機能を選択し、(b)ユーザが関連付けまたは関連付けの解除を希望する他の任意のISD100で、SW_SET機能を選択するかプッシュボタンスイッチ123を押し、(c)他のすべてのISD100がプログラミングされると、ユーザがPRG_OFFを選択してプログラミングを完了する。このようなプログラミングステップは、非常に簡単であり、複雑でない。一旦プログラミングが完了すると、ユーザは、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたすべてのISDに接続された機器を制御するようにSW_ONおよびSW_OFFを押す。
【0054】
三位置スイッチ124が位置125 PRG_OFFにスイッチングされ、ユーザが第5機能SW_ONのためのプッシュボタンスイッチ121を押すと、スイッチ120は、マスターISD101とプログラミングされ且つ関連付けられたISD100の機器をターンオンするためのユーザの意図を示すターンオン信号をマイクロプロセッサー140に伝送する。
【0055】
マスターISD101のファームウェア152がマイクロプロセッサー140で実行される場合、マイクロプロセッサー140は、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されたすべてのネットワークアドレスと共にISD100にターンオンコマンドを伝送し、受信されたネットワークアドレスをISD100のそれぞれのローカルネットワークアドレス記憶部154−1に記憶されたネットワークアドレスと比較するようにISD100のそれぞれに命令する。ISDのうち一つで、例えば、ターンオンコマンドを受信するISD10x(x=2、3、...、N)で、受信されたネットワークアドレスがISD10xのローカルネットワークアドレス記憶部154−1に記憶されたネットワークアドレスのうち一つと一致すると、ISD10xがマスターISD101とプログラムされ且つ関連付けられたISD10xの機器20xをターンオンする。
【0056】
三位置スイッチ124が位置125 PRG_OFFにスイッチングされ、ユーザが第6機能SW_OFFのためのプッシュボタンスイッチ122を押すと、スイッチ120は、マスターISD101とプログラミングされ且つ関連付けられたISD100の機器をターンオフするためのユーザの意図を示すターンオフ信号をマイクロプロセッサー140に伝送する。
【0057】
マスターISD101のファームウェア152がマイクロプロセッサー140で実行される場合、マイクロプロセッサー140は、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部に記憶されたすべてのネットワークアドレスと共にISD100にターンオフコマンドを伝送し、受信されたネットワークアドレスをISD100のそれぞれのローカルネットワークアドレス記憶部154−1に記憶されたネットワークアドレスと比較するようにISD100のそれぞれに命令する。ISDのうち一つで、例えば、ターンオフコマンドを受信するISD10x(x=2、3、...、N)で、受信されたネットワークアドレスがISD10xのローカルネットワークアドレス記憶部154−1に記憶されたネットワークアドレスのうち一つと一致すると、ISD10xは、マスターISD101とプログラミングされ且つ関連付けられたISD10xの機器20xをターンオフする。
【0058】
他の実施態様において、本発明は、プログラム可能スイッチングシステム10を形成するように相互接続スイッチング装置(ISD)100のグループをプログラミングする方法に関する。この方法は、
(a)それぞれが固有ネットワークアドレスを有する複数のISDのうち一つのISDをマスターISDとして指定し、複数のISDの残りをスレーブISDとして指定するステップと;
(b)マスターISD101の通信インターフェース130を介してネットワーク300上のISDと通信するステップと;
(c)スイッチ120を二つのモードであるプログラミングモードおよびスイッチングモードのうち一つに設定するようにマスターISD101のスイッチ120でユーザの入力を受信するステップのうち一つ以上を含む。
マスターISDのスイッチ120がプログラミングモードにある場合、この方法は、
(d)一つ以上のISD100をプログラム可能スイッチングシステム10に追加する、または、一つ以上のISD10をプログラム可能スイッチングシステム10から除去するようにマスターISD101のスイッチ120でユーザの入力を受信するステップと;
(e)プログラム可能スイッチングシステム10のISD100のスイッチ120におけるユーザの入力に応答してISD100をプログラミングするステップと;を含む。
マスターISDのスイッチ120がスイッチングモードにある場合、この方法は、
(f)マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたISD100の機器をターンオンまたはターンオフするように前記マスターISD101のスイッチ120でユーザの入力を受信するステップと;
(g)マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたISDの機器をターンオンまたはターンオフするステップと;を含む。
【0059】
所定の実施形態において、プログラム可能スイッチングシステム10は、ネットワーク300を介してN個の相互接続スイッチング装置(ISD)のグループを含む。各ISDは、固有ネットワークアドレスを有する。これらのISDは、
図1に示されるように、メッシュ構成で配列された第1のISD101と、第2のISD102と、第3のISD103と、第4のISD104と、第5のISD105とを含み、ISD100のそれぞれは、ネットワーク300を介して直接接続される。
図1に示されるようなこれらのISD101、102、103、104および105を総称してISD100と呼ぶことがある。これらのISD100のそれぞれにより一つ以上の機器が接続されおよび制御されてもよい。所定の実施形態において、
図1に示されるように、第1の機器1 201は、第1のISD101に接続され第1のISDにより制御され、第2の機器2 202は、第2のISD102に接続され第2のISDにより制御され、第3の機器3 203は、第3のISD103に接続され第3のISDにより制御され、第4の機器4 204は、第4のISD104に接続され第4のISDにより制御され、第5の機器5 205は、第5のISD105に接続され第5のISDにより制御される。これらの機器201、202、203、204、および205を総称して機器200と呼ぶことがある。所定の実施形態において、このようなISDは、また、
図2に示されるように、マスターおよびスレーブ構成で配列され得、ここで、ISD101は、マスターISDとして指定され、N−1個のISD102、103、...、10Nのそれぞれは、スレーブISDとして指定され、マスターISD101に直接接続される。所定の実施形態において、一つ以上の機器は、
図2に示されるように、ISD100のそれぞれに接続されてもよく、このようなISDにより制御されてもよい。第1の機器201は、マスターISD101に接続されマスターISDにより制御され、第2の機器202は、第2のISD102に接続され第2のISDにより制御され、第3の機器203は、第3のISD103に接続され第3のISDにより制御され、...、第Nの機器20Nは、第NのISD10Nに接続され第4のISDにより制御される。また、
図2に示されるようなこれらのISD101、102、103、...、10Nを総称してISD100と呼ぶことがある。所定の実施形態において、一つ以上の機器は、
図2に示されるように、ISD100のそれぞれに接続されてもよく、このようなISDにより制御されてもよい。第1の機器201は、マスターISD101に接続されマスターISDにより制御され、第2の機器202は、第2のISD102に接続され第2のISDにより制御され、第3の機器203は、第3のISD103に接続され第3のISDにより制御され、...、第Nの機器20Nは、第NのISD10Nに接続され第NのISDにより制御される。これら機器を総称して機器200と呼ぶことがある。マスターISDがターンオンされると、第1の機器201、およびN−1個のスレーブISD102、103、...、10Nに接続された他の機器202、203、...、2Nなどのすべての機器が同時にターンオンされてもよく、マスターISDがターンオフされると、第1の機器201、およびN−1個のスレーブISD102、103、...、10Nに接続された他の機器202、203、...、20Nなどのすべての機器が同時にターンオフされてもよい。
【0060】
所定の実施形態において、機器200は、電気で動く電灯および家電機器のうち任意のものであってもよい。例えば、機器は、家庭用電灯、天井用電気扇風機、テレビ、エアコン、ケーブルセットトップボックス、フロアランプ、テーブルランプ、デスクトップまたはラップトップコンピュータ、トースターオーブン、電子レンジ、従来式のオーブン、冷蔵庫、および他の多くの電気装置を含む。
【0061】
所定の実施形態において、ISD100のそれぞれは、マスターISD101として構成されてもよく、ISD100の残りはスレーブISDとして構成されてもよい。スレーブISDのうち一部または全部は、マスターISD101からの命令に応答してスイッチング機能を行うようにプログラミングされてもよい。例えば、
図2に示されたような一実施形態において、マスターISD101がターンオンされると、マスターISD101に接続された第1の機器201、および対応スレーブISD102、103、...、10Nに接続された第2の機器202、第3の機器203、...、第Nの機器20Nなどの他の機器が同時にターンオンされてもよい。マスターISD101がターンオフされると、マスターISD101に接続された第1の機器201、および対応スレーブISD102、103、...、10Nに接続された第2の機器202、第3の機器203、...、第Nの機器20Nなどの他の機器が同時にターンオフされてもよい。
【0062】
所定の実施形態において、プログラム可能スイッチングシステム10のISD100のそれぞれは、
(a)スイッチ120と;
(b)通信インターフェース130と;
(c)マイクロプロセッサー140と;
(d)メモリ150と;
(e)電力入力部160と;
(f)電力出力部180と;
(g)出力制御回路170と;を含む。
【0063】
所定の実施形態において、通信インターフェース130は、ネットワーク300を介してプログラム可能スイッチングシステム10のISD100を相互接続する。有線インターネット接続の場合、通信インターフェース130は、ネットワークインターフェースカード(NIC)であってもよい。無線ネットワークの場合、通信インターフェース130は、移動通信インターフェース、Wi−Fiインターフェース、ジグビーインターフェース、またはブルートゥース(登録商標)インターフェースであってもよい。
【0064】
所定の実施形態において、メモリ150は、ネットワークアドレス記憶部154およびファームウェア152を含む。N個のISD100を有するプログラム可能スイッチングシステム10に対して、マスターISD101のネットワークアドレス記憶部154は、ローカルネットワークアドレス記憶部154−1および遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2を含み、これらの記憶部のそれぞれは、N個のISD100のそれぞれに対して一つずつN個の記憶空間を有する。ローカルネットワークアドレス記憶部154−1は、
図2に示されるように、マスターISD101に接続された対応する第1の機器201に対する制御を有するN個のISD100のネットワークアドレスを記憶するように構成される。遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2は、マスターISD101により制御されるN個のISD100のネットワークアドレスを記憶するように構成される。
【0065】
所定の実施形態において、マイクロプロセッサー140は、スイッチ120がスイッチングモードにある時、ISD100の動作を制御し、スイッチ120がプログラミングモードにある時、ISD100をプログラミングする。メモリ150は、ネットワークアドレス記憶部154およびファームウェア152を有する。ファームウェア152がマイクロプロセッサー140で実行される場合、ファームウェア152は、スイッチ120がスイッチングモードにある時、ISD100の動作を制御し、スイッチ120がプログラミングモードにある時、ISD100をプログラミングするように構成される。電力入力部160は、入力電力ライン162を介して電力源に接続される。電力出力部180は、出力電力ライン182を介して少なくとも一つの機器に接続される。出力制御回路170は、マイクロプロセッサー140から命令を受信し、電力出力部180を制御する。
【0066】
所定の実施形態において、メモリ150は、ネットワークアドレス記憶部154およびファームウェア152を含む。N個のISD100を有するプログラム可能スイッチングシステム10に対して、マスターISD101のネットワークアドレス記憶部154は、ローカルネットワークアドレス記憶部154−1および遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2を含み、これらの記憶部のそれぞれは、N個のISD100のそれぞれに対して一つずつN個の記憶空間を有する。ローカルネットワークアドレス記憶部154−1は、
図2に示されるように、マスターISD101に接続された対応する第1の機器201に対する制御を有するN個のISD100のネットワークアドレスを記憶するように構成される。遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2は、マスターISD101により制御されるN個のISD100のネットワークアドレスを記憶するように構成される。
【0067】
所定の実施形態において、ISD100のスイッチ120は、
(a)スイッチ120をプログラミング追加モードに設定し、マスターISD100のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10に一つ以上のISD100を追加する第1機能PRG_ADDと;
(b)スイッチ120をプログラミング除去モードに設定し、マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10から一つ以上のISD100を除去する第2機能PRG_REMOVEと;
(c)ISD100のネットワークアドレスがマスターISD101と関連付けられるようにスイッチ120に入力を提供する第3機能SW_SETと;
(d)スイッチ120をスイッチングモードに設定する第4機能PRG_OFFと;
(e)マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたスレーブISDに接続されたすべての機器をターンオンする第5機能SW_ON;および
(f)マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にネットワークアドレスが記憶されたスレーブISDに接続されたすべての機器をターンオフする第6機能SW_OFFを行うように構成される。
所定の実施形態において、スイッチ120は、
(a)第5機能SW_ONを選択するための第1のプッシュボタンスイッチ121と;
(b)第6機能SW_OFFを選択するための第2のプッシュボタンスイッチ122と;
(c)第3機能SW_SETを選択するための第3のプッシュボタンスイッチ123と;
(d)第1機能PRG_ADD126、第2機能PRG_REMOVE127、第4機能PRG_OFF125を選択するための三位置スイッチ124と;を含む。
【0068】
所定の実施形態において、方法は、
(a)マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10に一つ以上のISD100を追加する第1機能PRG_ADDのユーザ選択を受信するステップと;
(b)マスターISD101のスイッチ120をプログラミング追加モードに設定するステップと;
(c)プログラミング追加コマンドをマスターISD101の通信インターフェース130を介してISDに伝送するステップと;
(d)第nのISDのスイッチ120から第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信するステップと;
(e)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較するステップと;
(f)第nのISDのネットワークアドレスがマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で発見されないときは、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2の第nのネットワークアドレス記憶空間に第nのISDのネットワークアドレスを記入するステップと;
(g)ISD100のそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(d)、(e)、(f)を繰り返すステップと;
(h)マスターISD101のスイッチ120で第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信するステップと;
(i)マスターISD101のスイッチ120をスイッチングモードに設定するステップのうち一つ以上を含む。
【0069】
所定の実施形態において、方法は、
(a)マスターISD101のスイッチ120により制御されるプログラム可能スイッチングシステム10から一つ以上のISDを除去する第2機能PRG_REMOVEのユーザ選択を受信するステップと;
(b)マスターISD101のスイッチ120をプログラミング除去モードに設定するステップと;
(c)プログラミング除去コマンドをマスターISD101の通信インターフェース130を介してISDに伝送するステップと;
(d)第nのISDのスイッチ120から第3機能SW_SETのユーザ選択からの入力を受信するステップと;
(e)第nのISDのネットワークアドレスをマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較するステップと;
(f)第nのISDのネットワークアドレスがマスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2で発見されると、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2の第nのネットワークアドレス記憶空間で第nのISDのネットワークアドレスを削除するステップと;
(g)ISD100のそれぞれに対してプログラミングを完了するように前記直前の三ステップである(d)、(e)、(f)を繰り返すステップと;
(h)マスターISD101のスイッチ120で第4機能PRG_OFFのユーザ選択を受信するステップと;
(i)マスターISD101のスイッチをスイッチングモードに設定するステップのうち一つ以上を含む。
【0070】
所定の実施形態において、方法は、
(a)マスターISD101のスイッチ120から第5機能SW_ONのユーザ選択を受信するステップと;
(b)ターンオンコマンドを、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にすべてのネットワークアドレスが記憶されたISD100に伝送するステップと;
(c)受信されたネットワークアドレスをISDのローカルネットワークアドレス記憶部154−1に記憶されたネットワークアドレスと比較すること、およびISDのネットワークアドレスがISDのローカルネットワークアドレス記憶部154−1で発見されると、ISDに接続された機器をターンオンすることを、ISDのそれぞれに命令するステップのうち一つ以上を含む。
【0071】
所定の実施形態において、方法は、
(a)マスターISD101のスイッチ120から第6機能SW_OFFのユーザ選択を受信するステップと;
(b)ターンオフコマンドを、マスターISD101の遠隔ネットワークアドレス記憶部154−2にすべてのネットワークアドレスが記憶されたISD100に伝送するステップと;
(c)受信されたネットワークアドレスをISDのローカルネットワークアドレス記憶部154−2に記憶されたネットワークアドレスと比較すること、およびISDのネットワークアドレスがISDのローカルネットワークアドレス記憶部154−1で発見されると、ISDに接続された機器をターンオフすることを、ISDのそれぞれに命令するステップのうち一つ以上を含む。
【0072】
本開示の例示的な実施形態の上記の記載は、例示および説明のみを目的として提示されており、網羅的であること、または、本発明の開示されている厳密な形式に限定するようには意図されていない。上記の教示に照らして多くの修正および変形が可能である。
【0073】
実施形態は、当業者が、本発明および様々な実施形態を、企図されている特定の用途に適するように様々な修正を施して利用するよう活性化するように、本発明の原理およびその実際の適用を説明するために選択および記載されている。代替的な実施形態が、本発明の技術思想および範囲から逸脱することなく、本発明が属する技術分野における当業者には明らかとなろう。たとえば、複数のプローブを同時に利用して本発明を実施してもよい。したがって、本開示の範囲は、上記の記載および本明細書に記載されている例示的な実施形態ではなく、添付の特許請求の範囲によって画定される。