(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記延長部材は、スロットを有し、前記プッシャー部材は、回転によって、前記延長部材のスロットを介して前記ハンドルから分離可能である、請求項1に記載の医療デバイス。
前記延長部材は、可撓性リップを含み、前記プッシャー部材は、前記可撓性リップに付与される力によって、前記ハンドルから分離可能である、請求項1に記載の医療デバイス。
前記プッシャー部材は、前記プッシャー部材を外科手順の間に前記第1の位置から前記第2の位置に移動させるのに使用される力よりも大きい力を前記プッシャー部材に付与することによって、前記ハンドルから分離可能である、請求項1に記載の医療デバイス。
前記プッシャー部材は、更に、ハンドル部分を含み、前記ハンドル部分は、前記延長部材と前記シースの間に配置され、前記ニードル部材の前記一部分の周りに配置されるように構成され、前記シース及び前記ハンドル部分は、前記スロットを有する、請求項1に記載の医療デバイス。
前記ハンドルは、軌道部分を有し、前記プッシャー部材は、延長部材を含み、前記延長部材は、前記軌道部分に移動可能に結合されるように構成される、請求項17に記載の医療デバイス。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本明細書に詳細な実施形態を開示する。しかしながら、本発明の開示の実施形態は、例示に過ぎず、これらの実施形態は、様々な形態に具現化することができる。従って、本明細書で開示する特定の構造及び機能の詳細は、限定として解釈すべきではなく、単に特許請求の範囲に対する基本原理として、かつこれらの実施形態を事実上任意の適切な詳細構造で様々に使用する当業者に教示するための代表的な基本原理として解釈しなければならない。更に、本明細書に使用する用語及び表現は、限定ではなく、本発明の理解可能な説明を提供するように意図したものである。
【0018】
本明細書に使用する時の用語「a」又は「an」は、1又は1よりも多いとして定める。本明細書に使用する時の用語「別の」は、少なくとも第2のもの又は第3のもの以上として定める。本明細書に使用する時の用語「含む」及び/又は「有する」は、備えるとして定める(すなわち、開放移行)。本明細書に使用する時の用語「結合された」又は「移動可動に結合された」は、接続されたとして定めるが、必ずしも直接的及び機械的とは限らない。
【0019】
用語「患者」は、以下で本明細書で開示する医療デバイス又は方法から利益を得る個人に対して使用する場合がある。例えば、患者は、本発明によって開示する医療デバイス又は方法を通してその身体に手術が施される個人である。例えば、いくつかの側面では、患者は、人間の女性、人間の男性、又は任意の他の哺乳動物である場合がある。
【0020】
本明細書の以下の本文に議論されるような様々なデバイス、装置、及び構成要素に関して説明する時の近位及び遠位は、基準点を参照したものである。本明細書に使用する時の基準点は、オペレータの視点である。オペレータは、手順を実施し、本発明に説明する医療デバイスを作動させることができる外科医、内科医、看護師、医師、及び技術者などである場合がある。用語「近位」は、外科手順の間にオペレータにより近いか又は最も近い区域又は部分を指す。用語「遠位」は、オペレータからより遠いか又は最も遠い区域又は部分を指す。
【0021】
図1A〜
図1Cは、1つの側面による医療デバイス100を示し、医療デバイス100は、ニードル部材102と、ニードル部材102に結合されたハンドル106と、ハンドル106及びニードル部材102に分離可能に結合されたプッシャー部材104を有している。医療デバイス100は、患者の体内へのインプラント(例えば、スリング、グラフ等)の送出のための送出デバイスであるのがよい。いくつかの例では、医療デバイス100は、患者の体内に中位−尿道スリングを送出するために使用される。
【0022】
いくつかの例では、プッシャー部材104は、ハンドル106に摺動可能に結合され、プッシャー部材104は、外科手順の間、ハンドル106に対して摺動することができる。例えば、外科手順の間、プッシャー部材104は、軸線A2に沿って且つニードル部材102の一部分に沿って遠位側に摺動して、インプラント又はスリングの送出を助ける。しかしながら、外科手順の後、プッシャー部材104は、ハンドル106及びニードル部材102から分離され、滅菌され、再組立てされ、次の医療手順に再使用される。特に、プッシャー部材104(例えば、プッシャー部材104の内腔)が、ハンドル106及び/又はニードル部材102に固定的に結合されていると、プッシャー部材104を洗浄することが比較的困難であるので、プッシャー部材104を、洗浄及び滅菌するために分離させる。軸線A2は、医療デバイス100の長手方向軸線と平行であるのがよい。軸線A1は、軸線A2に対して垂直であるのがよい。ページに入り込んでいる軸線A3(点として示す)は、軸線A1及び軸線A2に対して直交する。簡単のために、軸線A1、A2、A3は、全ての図を通して説明する実施の様々な図のうちのいくつかに使用される。
【0023】
更に、プッシャー部材104は、インプラントの送出を助けるためにプッシャー部材104がハンドル106に対して摺動することを可能にするが、プッシャー部材104が外科手順の間にハンドル106及び/又はニードル部材102から偶発的に分離されることを防止するように、ニードル部材102及びハンドル106に分離可能に結合される。しかしながら、外科手順の後、プッシャー部材104を操作して、プッシャー部材104をハンドル106及びニードル部材102から分離させる。更に、いくつかの例では、ニードル部材102をハンドル106から取外すことができる。この場合、医療デバイス100は、その構成要素の少なくともいくつかを将来の使用のための分解し、滅菌し、再組立てすることができるので、再使用可能な医療送出デバイスとして考えられる。いくつかの例では、医療デバイス100は、再使用可能な中位−尿道スリング送出デバイスであるのがよい。
【0024】
図1Aは、ハンドル106に対して第1の形態(例えば、引込み位置)をなす1つの側面によるプッシャー部材104を示している。
図1Bは、ハンドル106に対して第2の形態(例えば、延長位置)をなす1つの側面によるプッシャー部材104を示している。
図1Cは、ハンドル106及びニードル部材102から分離されたプッシャー部材104を示している。
【0025】
図1A〜
図1Cを参照すると、ニードル部材102は、細長い円筒形構造体である。ニードル部材102は、2次元又は3次元の平面内の1又は2以上の湾曲部分を含む。他の例では、ニードル部材102は、実質的に真っ直ぐである。他の例では、ニードル部材102は、1又は2以上の曲げ部分を含む。ニードル部材102は、小径部分等の異なる直径を有する部分を含む。いくつかの例では、ニードル部材102は、D字形構造等の非円筒形構造を有する部分を含む。ニードル部材102は、ステンレス鋼等の金属又は金属ベースの材料を含む。ニードル部材102は内腔を有する。他の例では、ニードル部材102は中実(例えば、内腔を持たない)である。
【0026】
ニードル部材102は、遠位端部分103と近位端部分110を含む。遠位端部分103は、それを体内に挿入した時に体組織を穿刺又は貫通するように構成されるのがよい。いくつかの例では、遠位端部分103は、鋭い先端部分である。他の例では、遠位端部分103は、鈍い先端部分又は丸み付き先端部分である。いくつかの例では、遠位端部分103は、インプラントをニードル部材102に結合されるように構成された結合部材を含む。特に、遠位端部分103は、インプラントをニードル部材102に結合されるように構成されたスロット(例えば、L字形スロット)を有する。
【0027】
ニードル部材102の近位端部分110は、ハンドル106に結合される。いくつかの例では、ニードル部材102の近位端部分110は、ハンドル106に固定的に結合される。例えば、ニードル部材102の近位端部分110は、接着剤又は接合材料を用いてハンドル106に結合される。いくつかの例では、ニードル部材102の近位端部分110は、雄ネジ部部分がハンドル106の(雄又は雌)ネジ部部分の中に挿入されるような(雄又は雌)ネジ部部分を含み、これらのネジ部部分は、接着剤又は接合材料を用いて固定される。しかしながら、本明細書で説明するいずれの医療デバイスも、ニードル部材102をニードル部材102の近位端部分110に固定的に結合するための任意のタイプの結合機構を含む。
【0028】
他の例では、ニードル部材102の近位端部分110により、ニードル部材102とハンドル106を分離させ、それによって別々に洗浄することができるように、ハンドル106に分離可能に結合される。いくつかの例では、近位端部分110は、ハンドル106の雌ネジ部部分の中に挿入されるような雄ネジ部部分を含む。本明細書で説明するいずれの医療デバイスも、近位端部分110に対して雌ネジ部部分、ハンドル106に対して雄ネジ部部分を使用する逆の状況を含むことができることに注意すべきである。更に、ニードル部材102をニードル部材102の近位端部分110に分離可能に結合するのに、任意のタイプの機構を使用することができる。
【0029】
ハンドル106は、オペレータによって把持されるように構成された構造を含む。いくつかの例では、ハンドル106は、金属、金属ベース、プラスチック、又はプラスチックベースの材料である。いくつかの例では、ハンドル106は、ニードル部材102の近位端部分110を受入れるように構成された開口を含む。いくつかの例では、ハンドル106は、その他端の上に2次開口を有する。いくつかの例では、ハンドル106は、これらの開口の間を延びることができる内腔を有する。
【0030】
ハンドル106は、軌道部分111を有する。プッシャー部材104の一部分(例えば、延長部材108)は、軌道部分111に摺動可能に結合される。軌道部分111は、プッシャー部材104が軌道部分111の少なくとも一部分に対して摺動することができるように、プッシャー部材104の上記部分に係合するように構成されるのがよい。同じく、軌道部分111は(プッシャー部材104上の特徴部と共に)、外科手順の間の移動距離を制限することができる。いくつかの例では、軌道部分111は、プッシャー部材104の移動を可能であるが、外科手順の間にプッシャー部材104がハンドル106から偶発的に分離されることを防止することができる。いくつかの例では、軌道部分111は、ハンドル106の上面からの凹部を有する。いくつかの例では、軌道部分111は、プッシャー部材104の移動を制限するために、凹部内に延びる突出部、延長部、及び/又は拡張部分を含む。いくつかの例では、軌道部分111は、プッシャー部材104をハンドル106から分離させることを可能にする特徴部を含む。いくつかの例では、プッシャー部材104は、軌道部分111から回転して外れることができる。
【0031】
プッシャー部材104は、外科手順の間に引込み位置(例えば、
図1A)から延長位置(例えば、
図1B)(又は引込み位置と延長位置の間のいずれかの位置)まで軸線A2に沿って摺動するように構成されるのがよい。プッシャー部材104は、外科手順の間にアンカー又は他のインプラントをニードル部材102から押して外すことができる。更に、プッシャー部材104をハンドル106及びニードル部材102から分離させることができる(例えば、
図1C)。プッシャー部材104は、シース107と、ハンドル部分109と、延長部材108を含む。いくつかの例では、ハンドル部分109は、シース107と延長部材108の間に配置される。いくつかの例では、シース107と、ハンドル部分109と、延長部材108とは、異なる形状又は構造を有する。いくつかの例では、シース107、ハンドル部分109、及び/又は延長部材108は、一体的に形成することができる。他の例では、シース107、ハンドル部分109、及び/又は延長部材108は、別々に形成して互いに結合される。更に、シース107と、ハンドル部分109と、延長部材108とは、同じか又は類似のタイプの材料又は異なる材料から製造することができる。
【0032】
シース107は、ニードル部材102の一部分の周りに配置されるように構成されるのがよい。いくつかの例では、シース107は、円筒形構造体である。シース107と同様、ハンドル部分109も、ニードル部材102の一部分の周りに配置されるように構成されるのがよい。ハンドル部分109は、医療デバイスのオペレータによって把持されるように構成された構造を有する。例えば、オペレータは、外科手順の間にプッシャー部材104を摺動させるために、プッシャー部材104のハンドル部分109とハンドル106とを把持することができる。
【0033】
シース107及びハンドル部分109は、これらの全長を延びる(例えば、軸線A2に沿って)内部内腔を有する。ニードル部材102をシース107及びハンドル部分109の内腔内に配置することができるように、内腔の寸法は、ニードル部材102の直径よりも大きい。いくつかの例では、シース107及びハンドル部分109は、内腔内に延びるような(例えば、軸線A3に沿って)深さと、シース107及びハンドル部分109の全長を軸線A2に沿って延びるような長さを有するスロットを有する。スロットは、軸線A1に対して垂直な任意の方向にプッシャー部材104を移動させることによってプッシャー部材104をニードル部材102から分離させることを可能にする。
【0034】
延長部材108は、ハンドル部分109から軸線A2に沿って近位側に延びるように構成されるのがよい。延長部材108は、ハンドル部分109の近位端部分の上面又は底面から延びる。延長部材108は、ハンドル106の軌道部分111に摺動可能に結合され、それにより、延長部材108は、外科手順の間にある限定された距離だけ移動する。いくつかの例では、延長部材108は、曲げることができるように僅かに可撓性を有する。延長部材108は、軌道部分111に一致する構造を有する。延長部材108は、軌道部分111の凹部内に嵌合する。いくつかの例では、延長部材108は、回転によって又は増大させた力を実質的に軸線A2に沿って付与することによって、延長部材108をハンドル106から分離させることを可能にする開口、スロット、又は切欠部分を有する。いくつかの例では、延長部材108は、外科手順の間にプッシャー部材104の移動を制限するようにハンドル106と係合する突出部、延長部、及び/又は拡張部分を含む。
【0035】
図2A〜
図2Gは、様々な側面による、分解され、再組立てされる医療デバイス200の構成要素を示している。
図2Aは、組立てられた構成要素を有する医療デバイス200の斜視図である。
図2Bは、
図2Aの医療デバイス200の平面図である。
図2A及び
図2Bを参照すると、医療デバイス200は、ハンドル206と、ハンドル206に結合されたニードル部材202と、プッシャー部材204を含み、プッシャー部材204は、延長部材208と、ハンドル部分209と、シース207を有する。プッシャー部材204は、外科手順の間、延長部材208の少なくとも一部分の長さに一致する距離にわたって、ニードル部材202に沿って摺動するように構成されるのがよい。
【0036】
また
図2A及び
図2Bを参照すると、ニードル部材202は、小径部分222を含む。しかしながら、ニードル部材202は、任意の追加の小径部分を有することを必要とされず又はその必要がない。その場合、いくつかの例では、ニードル部材202は、小径部分222を含まない。いくつかの例では、小径部分222は、プッシャー部材204がニードル部材202から滑って離れることを可能にするのを助けることができる。この特徴は、
図5A〜
図5Eを参照して詳しく説明される。小径部分222は、プッシャー部材204の近位端部分221とニードル部材202の遠位端部分203の間に位置するニードル部材202のセクションである。ニードル部材202は、第1の直径を有する。小径部分222は、第2の直径を有する。第2の直径は、第1の直径よりも小さい。
図2Cを見ると、ニードル部材202は、小径部分222を使用する代わりに、第1の直径を有する第1のニードル部材部分202−1と、第2の直径を有する第2のニードル部材部分202−2を含む。この例では、第2のニードル部材部分202−2は、ニードル部材202の遠位端部分203まで延びる。第2の直径は、第1の直径よりも小さい。第2のニードル部材部分202−2は、プッシャー部材204がニードル部材202から滑って離れることを可能にするのを助けることができる。この場合も、ニードル部材202は、プッシャー部材204の取外しを容易にするための任意の小径部分又は小径セクションを必要としない。その場合、他の例では、ニードル部材202は、小径部分222又は小径を有するセクション202を含まない。
【0037】
図2Aを参照すると、ニードル部材202は、遠位端部分203を含む。遠位端部分203はテーパするのがよい。遠位端部分203は、鋭い先端部分を含む。他の例では、遠位端部分203は、鈍い又は丸められた先端部分を含む。ニードル部材202の近位端部分は、ハンドル206に結合される。また、ニードル部材202は、1又は2以上の湾曲部分、曲げ部分、及び/又は、他の非円筒形部分を含む。
【0038】
プッシャー部材204は、ハンドル部分209及びシース207を貫通する内腔を有し、それにより、ニードル部材202は、ハンドル部分209及びシース207を貫いて延びることができる。また、
図2Aに示すように、プッシャー部材204は、スロット220を有する。例えば、スロット220は、ハンドル部分209及びシース207の全長又は一部分に沿って延びる。その場合、内腔及びスロット220を有するプッシャー部材204の構造は、実質的にc字形又はu字形である。いくつかの例では、プッシャー部材204をハンドル206に結合させるとき、スロット220をプッシャー部材204の側面部分に配置するのがよい。引込み位置(例えば、
図2A)において、延長部材208は、ハンドル106の上面の一部分と重なるように構成されるのがよい。ハンドル206の詳細は、
図2D及び
図2Eに関連して詳しく記載され、プッシャー部材204の詳細は、
図2F及び
図2Gに関連して詳しく説明される。
【0039】
図2D及び
図2Eは、ハンドル206の詳細図である。
図2Dは、ハンドル206の平面側斜視図である。
図2Eは、ハンドル206の底面側斜視図である。
【0040】
図2D及び
図2Eを参照すると、ハンドル206は、近位端部分237と、遠位端部分236と、第1の側面部分234と、第2の側面部分241を有する。また、ハンドル206は、遠位端部分236と第1の側面部分234の間の第1の凹面部分245を有し、遠位端部分236と第2の側面部分241の間の第2の凹面部分243を有する。
【0041】
図2Dを参照すると、ハンドル206は、軌道部分211を有する。軌道部分211は、凹部226を含む。いくつかの例では、凹部226は、延長部材208が凹部226に嵌合して摺動することができるようにプッシャー部材204の延長部材208に一致する形状を有する。いくつかの例では、凹部226は、u字形構造を有し、u字形凹部の両側の側縁227は、ハンドル206の長手方向軸線235と平行に配置され、u字形凹部の丸み付き部分は、ハンドル206の長手方向軸線235と交差する。凹部226のいくつかの部分は、両方の側において、ハンドル206の長手方向軸線235に沿って延びる。凹部226は、ハンドル206の上面229よりも下方で延びる。凹部226は、凹部の開始点(例えば、ハンドル206の遠位端部分236)から凹部の終点(例えば、ハンドル206の近位端部分237の近くの箇所)まで延びる長さを有する。
【0042】
軌道部分211は、突出部224を含む。突出部224は、外科手順の間にプッシャー部材204がハンドル206から分離されることを防止するように構成されるのがよい。この特徴は、
図2F及び
図2Gを参照して詳しく説明される。軌道部分211は、プッシャー部材204の移動距離を定める。特に、移動距離は、突出部224から凹部226の端部までの凹部226の長さによって定められる。その場合、突出部224は、外科手順の間にプッシャー部材204がハンドル206から偶発的に解放されることを防止する。
【0043】
ハンドル206は、切欠部分239と、凹んだ側面部分228を有する。プッシャー部材204が延長位置にある(例えば、突出部224の近くにある又はそれに係合する)とき、切欠部分239及び凹んだ側面部分228は、プッシャー部材204がハンドル206に対して回転することを可能にし、それにより、プッシャー部材204をハンドル206から分離させる。例えば、延長部材208のスロット246(例えば、
図2Fに示すスロット246)は、プッシャー部材204を回転させるときに突出部224を越えて摺動するように構成されるのがよい。凹んだ側面部分228は、凹部226の近くにあるのがよい。凹んだ側面部分228は、湾曲部分又は傾斜部分を含むのがよい。凹んだ側面部分228は、第1の凹面部分245から凹んでいるのがよい。また、ハンドル206は、ハンドル206の本体の中に延びる開口230を有する。開口230は、ハンドル206の中に延びる内腔への開口である。開口230の寸法は、ニードル部材202が開口230に嵌合することができるように、ニードル部材202の直径よりも僅かに大きい。
【0044】
図2F及び
図2Gは、プッシャー部材204の詳細図である。
図2Fは、プッシャー部材204の第1の側面図である。
図2Gは、プッシャー部材204の第2の側面図である。
図2F及び
図2Gに示すように、プッシャー部材204は、延長部材208と、ハンドル部分209と、シース207を含む。プッシャー部材204は、長手方向軸線260を有する。
【0045】
シース207は、スロット220を(部分的に)有する円筒形構造を含む。スロット220は、プッシャー部材204をニードル部材202から且つプッシャー部材の側面から解放することを可能にする。シース207の円筒形構造は、内腔250を(部分的に)有する。長手方向軸線260は、内腔250の中心軸線によって定められる。ニードル部材202の一部分は、内腔250内に配置される。いくつかの例では、円筒形構造はu字形である。ハンドル部分209は、内腔250及びスロット220を有し、内腔250及びスロット220は、ハンドル部分209及びシース207の全長にわたって延びる。ハンドル部分209は、医療デバイス200のオペレータによって把持されるように構成された構造を有するのがよい。
【0046】
延長部材208は、ハンドル部分209の近位端部分から延びる。いくつかの例では、延長部材208は、ハンドル部分209の上面から延びる。延長部材208は、長手方向軸線260と平行な方向に延びる。いくつかの例では、延長部材208は、その周りの範囲に開口242を有する(例えば、延長部材208の構造は、内側周囲と外側周囲を有する周囲部分を有する)。また、延長部材208は、スロット246を有する。延長部材208は、第1の側面部分244と、第2の側面部分240と、第1の側面部分244を第2の側面部分240と接続するコネクタ部分248を含む。いくつかの例では、第1の側面部分244は、スロット246を有する。他の例では、第2の側面部分240は、スロット246を有する。
【0047】
図3A〜
図3Dは、様々な側面によるプッシャー部材304及びハンドル306を示している。
図3Aは、シース307と、ハンドル部分309と、延長部材308を有するプッシャー部材304の斜視図である。シース307及びハンドル部分309は、
図2A〜
図2Gを参照して説明したシース207及びハンドル部分209と同じであり、従って、これらの構成要素の詳細を簡潔化の目的で省略する。
図3Bは、ハンドル306の斜視図である。
図3Cは、ハンドル306に結合されたプッシャー部材304と、ハンドル306に結合され且つプッシャー部材304を貫通するニードル部材302を示す。
図3Dは、プッシャー部材304の延長部材308とハンドル部分309の一部分の側面図である。
【0048】
図3A〜
図3Dの側面において、プッシャー部材304の延長部材308は、リップ361と溝363を含み、ハンドル306は、リップ361に係合するように構成された突出部381、382と、溝363内に配置されるように構成されたガイド部380を含む。ガイド部380は、プッシャー部材304がハンドル306に対して摺動するときに延長部材308を案内する。
【0049】
図3Aを参照すると、延長部材308は、ハンドル部分309の近位端部分から延びる。
図3Dを参照すると、延長部材308は、ハンドル部分309の近位端部分の上面366から延びる。
図3Aを再び参照すると、延長部材308は、プッシャー部材304の長手方向軸線359と平行な方向に延びる。いくつかの例では、延長部材308は、実質的に矩形である。いくつかの例では、延長部材308は、開口及び、延長部材308の厚さを貫通する貫通孔を有しない。延長部材308は、上面342と底面341を含む。延長部材308の底面341は、溝363を有する。溝363は、延長部材308の中央部分に配置され、プッシャー部材304の長手方向軸線359と平行な方向に延びるのがよい。延長部材308の近位端部分343は、リップ361を含む。リップ361は、延長部材308の上面342よりも上方に延びる。また、延長部材308の近位端部分343は、その側面部分に沿って湾曲部分又は丸み付き部分を含む。
【0050】
図3Bを参照すると、ハンドル306は、軌道部分311を含む。軌道部分311は、ガイド部380を有する凹部326と、第1の突出部381及び第2の突出部382と、ニードル部材302を受入れるように構成された開口330を有する。凹部326は、延長部材308が凹部326に嵌合して摺動することができるように、延長部材308の形状に実質的に一致する形状を有する。いくつかの例では、凹部326は、u字形構造を有し、両側の側縁327は、ハンドル306の長手方向軸線360と平行に配置され、u字形凹部の丸み付き部分は、ハンドル306の長手方向軸線360と交差する。いくつかの例では、凹部326は、ハンドル306の上面365よりも下方に配置される。
【0051】
ガイド部380は、凹部326の表面の上に配置されるのがよい。ガイド部380は、ハンドル306の長手方向軸線360と平行な方向に延びる。ガイド部380は、凹部の長さよりも短い長さを有する。第1の突出部381は、凹部326の一方の側の上面365から延び、第2の突出部382は、凹部326の他方の側の上面365から延びる。第1の突出部381及び第2の突出部382は、凹部326の開始点(例えば、遠位端)に向かうように配置される。いくつかの例では、第1の突出部381及び第2の突出部382は、凹部326の開始点からオフセットされる。第1の突出部381及び第2の突出部382は、延長部材308の上面342の上を摺動することができる。
【0052】
図3Cを参照すると、延長部材308は、ハンドル306に対して摺動するように構成されるのがよい。例えば、延長部材308は、第1の突出部381及び第2の突出部382が延長部材308の上面342の上に配置されるように、凹部326内に配置される。また、ガイド部380は、溝363内に摺動可能に配置される。延長部材308は、突出部381、382と凹部326の後縁との間の距離だけ移動するように構成されるのがよい。引込み位置では、延長部材308の近位端部分343は、凹部326の後縁に係合するのがよい。延長位置では(
図3Cに示すように)、リップ361が突出部381、382に係合し、それによって距離を制限する。プッシャー部材304をハンドル306から取外すために、近位端部分343が凹部326の表面に向かって曲がるように、リップ361を下方に押す。次に、リップ361を、突出部381、382の下で摺動させ、それにより、プッシャー部材304をハンドル306から分離させる。次に、プッシャー部材304を、ニードル部材302に沿って遠位側に移動させ、プッシャー部材304のスロットを介してニードル部材302から取外す。
【0053】
図4A〜
図4Cは、様々な側面によるプッシャー部材404及びハンドル406を示している。
図4Aは、シース407と、ハンドル部分409と、延長部材408を有するプッシャー部材404の斜視図である。シース407及びハンドル部分409は、
図2A〜
図2Gを参照して説明したシース207及びハンドル部分209と同じであり、従って、これらの構成要素の詳細を簡潔化の目的で省略する。
図4Bは、ハンドル406の斜視図である。
図4Cは、ハンドル406に結合されたプッシャー部材404と、ハンドル406に結合され且つプッシャー部材404を貫通するニードル部材402を示している。
【0054】
図4A〜
図4Cの側面において、プッシャー部材404の延長部材408は、突起を構成し、かかる突起は、拡張部分472、473を備えた2つの延長部470、471を有し、ハンドル406は、外科手順の間にプッシャー部材404の移動距離を制限するために拡張部分472、473に係合するように構成されたテーパ部分475、476を含む。拡張部分472、473がテーパ部分475、476に当接してそれを越えるために、拡張部分472、473を互いに近づくように移動させる追加の遠位方向の力を付与することによって、プッシャー部材404をハンドル406から分離させることができる。
【0055】
図4Aを参照すると、延長部材408は、ハンドル部分409の端部から延びる。延長部材408は、プッシャー部材404の長手方向軸線459と平行な方向に延びる。延長部材408は、第1の延長部材470と第2の延長部材471を有する突起を構成する。第1の延長部材470は、第2の延長部材471と平行である。第1の延長部材470は、第2の延長部材471から間隔をあけ、それにより、第1の延長部材470と第2の延長部材471の間に開口474を構成する。第1の延長部材470の近位端部分は、第1の拡張部分472を含む。第2の延長部材471の近位端部分は、第2の拡張部分473を含む。第1の拡張部分472は、延長部材408の長さに沿った箇所に関して、第2の拡張部分473と整列するのがよい。第1の拡張部分472は、第1の延長部材470の他の部分よりも大きい幅を有する。第2の拡張部分473は、第2の拡張部分473の他の部分よりも大きい幅を有する。第1の拡張部分472の幅は、第2の拡張部分473の幅と同じであるのがよい。第1の拡張部分472と第2の拡張部分473の間の開口474は、第1の延長部材470の非拡張部分と第2の延長部材471の非拡張部分の間の開口474よりも小さい。
【0056】
図4Bを参照すると、ハンドル406は、延長部材408を結合する軌道部分411と、ニードル部材402を受入れるように構成された開口430を含む。軌道部分411は、凹部426と、第1のテーパ部分475と、第2のテーパ部分476を含む。
図3Bのハンドル306と同様、凹部426は、延長部材408が凹部426に嵌合して摺動することができるように、延長部材408の形状に実質的に一致する形状を有する。
【0057】
第1のテーパ部分475は、凹部426の第1の側面において凹部426の中に延びるハンドル406の一部分である。第2のテーパ部分476は、凹部426の第2の側面において凹部426の中に延びるハンドル406の一部分である。第1のテーパ部分475と第2のテーパ部分476は、凹部の長さに関して同じ箇所に整列するのがよい。第1のテーパ部分475及び第2のテーパ部分476は、ハンドル406の遠位端部分に配置されるのがよい。テーパ部分475、476の箇所における凹部426の幅は、凹部426の他の部分の幅よりも小さいのがよい。
【0058】
図4Cを参照すると、延長部材408は、ハンドル406に対して摺動するように構成されるのがよい。例えば、延長部材408は、凹部426内に配置され、テーパ部分475、476と凹部426の後縁との間の距離を移動するように構成されるのがよい。引込み位置では、テーパ部分475、476は、凹部426の後縁に係合するのがよい。延長位置(
図4Cに示す)では、拡張部分472、473は、テーパ部分475、476に係合し、それにより、外科手順の間の移動距離が制限される。拡張部分472、473がテーパ部分475、476に当接してそれを越えるために、拡張部分472、473を互いに近づくように(それによって開口474が小さくなるように)移動させる追加の遠位方向の力を付与することによって、プッシャー部材404をハンドル406から分離させることができる。
【0059】
図5A〜
図5Eは、様々な側面による、プッシャー部材504をハンドル506及びニードル部材502から分離させるためのハンドル506及びニードル部材502に対するプッシャー部材504の様々な位置を示している。
図5Aは、第1の位置にあるプッシャー部材504を示している。
図5Bは、第2の位置にあるプッシャー部材504を示している。
図5Cは、第4の位置にあるプッシャー部材504を示している。
図5Dは、第5の位置にあるプッシャー部材504を示している。
図5Eは、第6の位置にあるプッシャー部材504を示している。
【0060】
図5Aを参照すると、プッシャー部材504は、引込み位置にある。プッシャー部材504は、シース507と、ハンドル部分509と、延長部材508を含むことができる(
図5B〜
図5E参照)。上述したように、シース507及びハンドル部分509は、内腔を有する。ニードル部材502は、シース507及びハンドル部分509の内腔を貫通し、ハンドル506に結合される。また、シース507及びハンドル部分509は、シース507及びハンドル部分509の一部の長さにわたって延びるスロット520を有する(
図5D〜
図5F参照)。
【0061】
図5Bを参照すると、プッシャー部材504は、軸線A2に沿ってハンドル506から遠位側に移動されている。この例では、プッシャー部材504は、既にハンドル506から分離されている。例えば、プッシャー部材504は、
図1〜
図4を参照して前に説明した任意の仕方で分離される。この場合、プッシャー部材504をハンドル506から分離させた後、プッシャー部材504を
図5Bに示す位置までさらなる距離だけ移動させるのがよい。例えば、延長部材508とハンドル506の間に比較的小さい距離が存在する。また、延長部材508は、ハンドル506の軌道部分と依然として整列しているのがよい。
【0062】
図5Cを参照すると、プッシャー部材504は、ニードル部材502の周りに回転させられている。例えば、プッシャー部材504を時計周り又は反時計周りに回転させる。いくつかの例では、プッシャー部材504を、スロット520がニードル部材502の湾曲部分と整列するまで回転させる。
【0063】
図5Dを参照すると、プッシャー部材504は、軸線A2に沿って且つニードル部材502に沿って更に移動されている。いくつかの例では、プッシャー部材504を、その一部分がニードル部材502の周りに配置されない位置まで移動させる。いくつかの例では、プッシャー部材504を(例えば、
図2A〜
図2Cで説明した)小径部分まで移動させ、シース507及び/又はハンドル部分509の少なくとも一部分をニードル部材502の小径部分と整列させる。
図5Eを参照すると、プッシャー部材504を軸線A2に対して垂直な任意の方向に(例えば、軸線A3に沿って)摺動させて、プッシャー部材504が、スロット520を介してニードル部材502から滑って離れることによって、プッシャー部材504は、ニードル部材502から取外されている。
【0064】
図6A〜
図6Dは、様々な側面による、分解しかつ再組立てすることができるニードル部材602と、プッシャー部材604と、ハンドル606を有する医療デバイス600の様々な例を示している。
【0065】
図6Aを参照すると、ニードル部材602は、湾曲部分620を含む。いくつかの例では、ニードル部材602は、複数の湾曲部分を含み、これらの湾曲部分は、2次元又は3次元空間内の平面内を延びる。他の例では、ニードル部材602は、実質的に真っ直ぐである。ニードル部材602は、円筒形構造を含む。他の例では、ニードル部材602は、非円筒形状を有する部分を含む。いくつかの例では、非円筒形状は、丸み付き側面と平らな側面を有するd字形構造である。ニードル部材602のd字形構造は、後で詳しく説明するように、ハンドル606のd字形開口と関連して、ニードル部材602の湾曲部分620の向きを適正に定めることを可能にする。
【0066】
また、ニードル部材602は、遠位端部分601と近位端部分603を含む。遠位端部分601は、身体組織を穿刺するように構成されるのがよい。いくつかの例では、遠位端部分601は鋭い。いくつかの例では、遠位端部分601は鈍い又は丸み付きである。いくつかの例では、遠位端部分601は、インプラントをニードル部材602に結合させるように構成された結合部材(例えば、スロット)を含む。ニードル部材602の近位端部分603は、固着部材614に結合される。いくつかの例では、固着部材614は、ノブである。しかしながら、一般的に、固着部材614は、ニードル部材602の近位端部分603に結合されるように構成された任意のタイプの構造である。いくつかの例では、
図6Aに示すように、近位端部分603は、ニードル部材602をハンドル606に結合させるために、固着部材614の雌ネジ部618と結合される雄ネジ部616を含む。他の例では、近位端部分603は、雌ネジ部618を含み、固着部材614は、雄ネジ部616を含む。しかしながら、近位端部分603及び固着部材614は、任意のタイプの締結/キー溝構成を含んでいてもよい。
【0067】
図6Aに示すように、プッシャー部材604は、シース607と、ハンドル部分609と、延長部材608を含む。シース607及びハンドル部分609は、ニードル部材602がシース607及びハンドル部分609を貫通することができるように、内腔を有する。シース607は、上述した図を参照して説明したシースのうちの任意のものであり、ハンドル部分609は、上述した図を参照して説明したハンドル部分のうちの任意のものである。しかしながら、いくつかの例では、シース607及びハンドル部分609は、スロット(例えば、スロット220)を有しない。他の例では、シース607及びハンドル部分609は、スロットを含む。延長部材608は、上述した図を参照して説明した延長部材のうちの任意のものである。
【0068】
ハンドル606は、上述した図を参照して説明したハンドルのうちの任意のものである。しかしながら、ハンドル606は、その長さにわたって延びる内腔612を含む。
図6Aに示すように、近位端部分603を、シース607及びハンドル部分609の内腔650の中に挿入する。近位端部分603を更に、ハンドル606の内腔612の中に挿入する。次いで、固着部材614の一部分を、ハンドル606の他方の側から内腔612の中に挿入する。固着部材614を操作して、ニードル部材602をハンドル606に結合させる。いくつかの例では、近位端部分603の雄ネジ部616を固着部材614の雌ネジ部618に係合させ、固着部材614を回転させ、それにより、ハンドル606をニードル部材602に結合させる。
【0069】
図6Bは、1つの側面によるハンドル606の開口部613を示している。開口部613は、プッシャー部材604の中に挿入された後のニードル部材602の近位端部分603を受入れるように構成されるのがよい。いくつかの例では、
図6Bに示すように、ニードル部材602は、非円筒形の部分を有する。この場合、開口部613の形状は、ニードル部材602の形状に一致するように構成されるのがよい。このように、ハンドル606に対するニードル部材602の正しい向きが確保される。いくつかの例では、ニードル部材602は、平らな側面を有するd字形である。この例では、ニードル部材602をある向きに配置するために、開口部613もd字形である。
【0070】
図6Cは、固着部材614を用いてハンドル606に固着されたニードル部材602の断面図である。図示のように、
図6Cでは、ニードル部材602の近位端部分603は雄ネジ部616を含む。固着部材614は雌ネジ部618を含む。
図6Cに示すロック形態では、ニードル部材602の第1の部分690が、開口部613からハンドル部分609及びシース607の中を通って延び、ニードル部材602の第2の部分691は、ハンドル606内に配置される。第2の部分691は、雄ネジ部616と、雄ネジ部616を越えて延びる部分692を含む。
図6Cに示すように、ニードル部材602は、ハンドル606の長さにわたって延びていない。いくつかの例では、固着部材614は、全体的にハンドル606内に配置される。他の例では、固着部材614は、部分的にハンドル606内に配置される。
【0071】
図6Dは、1つの側面により組立てられた医療デバイス600を示している。
図6Dに示すように、ニードル部材602は、固着部材614を用いてハンドル606に結合され、ニードル部材602は、プッシャー部材604の内腔内に配置され、プッシャー部材604は、ハンドル606に対して移動することができる。
【0072】
図7A及び
図7Bは、別の側面による医療デバイス700を示している。
図7Aは、医療デバイス700の側面図である。
図7Bは、医療デバイス700の平面図である。医療デバイス700は、その構成要素の少なくともいくつかを将来の使用のために分解し、滅菌し、再組立てすることができるので、再使用可能な医療送出デバイスと考えられる。また、医療デバイス700は、上述した図を参照して説明した特徴部及び/又は構成要素を組込むことができる。医療デバイス700は、ニードル部材702とハンドル706を含む。いくつかの例では、ニードル部材702及びハンドル706は、本明細書で説明した他の図のうちの任意のものに関するニードル部材及びハンドルのうちの任意のものである。いくつかの側面において、ニードル部材702は、ハンドル706に取外し可能に結合され、ニードル部材702及びハンドル706を分解して再組立てすることができ、医療デバイス700を再使用することを可能にする。更に、いくつかの例では、医療デバイス700は、上述したプッシャー部材のうちの任意のものを含む。この場合、ニードル部材702及びハンドル706は、医療デバイス700が上述した取外し可能なプッシャー部材を含むことを可能にする上述した特徴部を含む。ニードル部材702は、インプラントを結合させるように構成された結合部材703(例えば、L字形スロット)を含む。いくつかの例では、結合部材703は、ニードル部材702の遠位端部分に配置される。ニードル部材702は、1又は2以上の湾曲部分を含む。ニードル部材702は、ハンドル706に取外し可能に結合される。医療デバイス700は、ニードル部材702をハンドル706に取外し可能に結合させるための締結機構を含む。いくつかの例では、ニードル部材702は、ハンドル706に結合されるように構成された締結部材705を含む。いくつかの例では、締結部材705は、ニードル部材702の近位端部分に固定的に結合される。いくつかの例では、締結部材705は、ハンドル706の開口又は空洞内に挿入される。ハンドル706は、締結部材705に取外し可能に結合されるように構成された2次締結部材を含む。2次締結部材は、ハンドル706の開口又は空洞内に配置される。いくつかの例では、締結部材705は、ハンドル706の(雄又は雌の)ネジ部材と結合される(雄又は雌の)ネジ部材である。しかしながら、医療デバイス700は、ニードル部材702をハンドル706に取外し可能に結合させる任意のタイプの締結部材を組込むことができる。
【0073】
図8は、別の側面による医療デバイス800を示している。医療デバイス800は、その構成要素の少なくともいくつかを将来の使用のために分解し、滅菌し、再組立てすることができるので、再使用可能な医療送出デバイスと考えられる。また、医療デバイス800は、上述した図を参照して説明した特徴部及び/又は構成要素を組込むことができる。医療デバイス800は、ニードル部材802とハンドル806を含む。ニードル部材802は、インプラントを結合させるように構成された結合部材803(例えば、L字形スロット)を含む。いくつかの例では、結合部材803は、ニードル部材802の遠位端部分に配置される。ニードル部材802は、ニードル部材702の湾曲部分と異なる1又は2以上の湾曲部分を含む。ニードル部材802は、ハンドル806に取外し可能に結合される。いくつかの例では、ニードル部材802及びハンドル806は、本明細書で説明した他の図のうちの任意のものに関するニードル部材及びハンドルのうちの任意のものである。いくつかの側面において、ニードル部材802は、ハンドル806に取外し可能に結合され、ニードル部材802及びハンドル806を分解して再組立てすることができ、医療デバイス800を再使用することを可能にする。更に、いくつかの例では、医療デバイス800は、上述したプッシャー部材のうちの任意のものを含む。この場合、ニードル部材802及びハンドル806は、医療デバイス800が上述した取外し可能なプッシャー部材を含むことを可能にする上述した特徴部を含む。医療デバイス800は、ニードル部材802をハンドル806に取外し可能に結合させるための締結機構を含む。いくつかの例では、ニードル部材802は、ハンドル806に結合されるように構成された締結部材805を含む。いくつかの例では、締結部材805は、ニードル部材802の近位端部分に固定的に結合される。いくつかの例では、締結部材805は、ハンドル806の開口又は空洞内に挿入される。ハンドル806は、締結部材805に取外し可能に結合されるように構成された2次締結部材を含む。2次締結部材は、ハンドル806の開口又は空洞内に配置される。いくつかの例では、締結部材805は、ハンドル806の(雄又は雌の)ネジ部材と結合される(雄又は雌の)ネジ部材である。しかしながら、この側面は、ニードル部材802をハンドル806に取外し可能に結合させる任意のタイプの締結部材を組込むものである。
【0074】
図9は、別の側面による医療デバイス900を示している。医療デバイス900は、その構成要素の少なくともいくつかを将来の使用のために分解し、滅菌し、再組立てすることができるので、再使用可能な医療送出デバイスと考えられる。更に、医療デバイス900は、上述した図を参照して説明した特徴部及び/又は構成要素を組込むことができる。医療デバイス900は、ニードル部材902とハンドル906を含む。ニードル部材902は、1又は2以上の曲げ部分を含む。ニードル部材902は、ハンドル906に取外し可能に結合される。いくつかの例では、ニードル部材902及びハンドル906は、本明細書で説明した他の図のうちの任意のものに関するニードル部材及びハンドルのうちの任意のものである。いくつかの側面において、ニードル部材902は、ハンドル906に取外し可能に結合され、ニードル部材902及びハンドル906を分解して再組立てすることができ、医療デバイス900を再使用することを可能にする。更に、いくつかの例では、医療デバイス900は、上述したプッシャー部材のうちの任意のものを含む。この場合、ニードル部材902及びハンドル906は、医療デバイス900が上述した取外し可能なプッシャー部材を含むことを可能にする上述した特徴部を含む。医療デバイス900は、ニードル部材902をハンドル906に取外し可能に結合させるための締結機構を含む。いくつかの例では、ニードル部材902は、ハンドル906に結合されるように構成された締結部材905を含む。いくつかの例では、締結部材905は、ニードル部材902の近位端部分に固定的に結合される。いくつかの例では、締結部材905は、ハンドル906の開口又は空洞内に挿入される。ハンドル906は、締結部材905に取外し可能に結合されるように構成された2次締結部材を含む。2次締結部材は、ハンドル906の開口又は空洞内に配置される。いくつかの例では、締結部材905は、ハンドル906の(雄又は雌の)ネジ部材と結合される(雄又は雌の)ネジ部材である。しかしながら、この側面は、ニードル部材902をハンドル906に取外し可能に結合させる任意のタイプの締結部材を組込むものである。
【0075】
図10は、別の側面による医療デバイス1000を示している。医療デバイス1000は、その構成要素の少なくともいくつかを将来の使用のために分解し、滅菌し、再組立てすることができるので、再使用可能な医療送出デバイスと考えられる。更に、医療デバイス1000は、上述した図を参照して説明した特徴部及び/又は構成要素を組込むことができる。医療デバイス1000は、ニードル部材1002とハンドル1006を含む。ニードル部材1002は、1又は2以上の曲げ部分を含む。ニードル部材1002は、ハンドル1006に取外し可能に結合される。いくつかの例では、ニードル部材1002及びハンドル1006は、本明細書で説明した他の図のうちの任意のものに関するニードル部材及びハンドルのうちの任意のものである。いくつかの側面において、ニードル部材1002は、ハンドル1006に取外し可能に結合され、ニードル部材1002及びハンドル1006を分解して再組立てすることができ、医療デバイス1000を再使用することを可能にする。更に、いくつかの例では、医療デバイス1000は、上述したプッシャー部材のうちの任意のものを含む。この場合、ニードル部材1002及びハンドル1006は、医療デバイス1000が上述した取外し可能なプッシャー部材を含むことを可能にする上述した特徴部を含む。医療デバイス1000は、ニードル部材1002をハンドル1006に取外し可能に結合させるための締結機構を含む。いくつかの例では、ニードル部材1002は、ハンドル1006に結合されるように構成された締結部材1005を含む。いくつかの例では、締結部材1005は、ニードル部材1002の近位端部分に固定的に結合される。いくつかの例では、締結部材905は、ハンドル1006の開口又は空洞内に挿入される。ハンドル1006は、締結部材1005に取外し可能に結合されるように構成された2次締結部材を含む。2次締結部材は、ハンドル1006の開口又は空洞内に配置される。いくつかの例では、締結部材1005は、ハンドル1006の(雄又は雌の)ネジ部材と結合される(雄又は雌の)ネジ部材である。しかしながら、この側面は、ニードル部材1002をハンドル1006に取外し可能に結合させるための任意のタイプの締結部材を組込むものである。
【0076】
図11は、1つの側面により医療デバイスを再使用する方法に関する流れ
図1100を示している。例えば、医療デバイスを外科手順に使用した後に医療デバイスを再使用することを可能にするために、医療デバイスを分解するのに役立つ以下のステップを実施することができる。医療デバイスは、本明細書で説明した医療デバイスのうちの任意のものである。いくつかの例では、医療デバイスは、
図1〜
図5で説明した医療デバイスである。例えば、医療デバイスは、プッシャー部材、ニードル部材、及びハンドルを含む。
【0077】
ステップ1102において、プッシャー部材をハンドルから分離させる。いくつかの例では、
図2A〜
図2Gで説明したように、プッシャー部材を回転させることによってプッシャー部材をハンドルから分離させる。いくつかの例では、プッシャー部材を延長位置に移動させる。次いで、プッシャー部材を、その長手方向軸線を中心に回転させる。プッシャー部材の回転により、プッシャー部材をハンドルから分離させる。
【0078】
いくつかの例では、プッシャー部材を回転させ、プッシャー部材のスロットを介してハンドルから取外す。スロットは、延長部材の側面部分に配置されている。特に、ハンドルは、軌道部分を有し、プッシャー部材の延長部材は、軌道部分内に摺動可能に配置されるように構成される。プッシャー部材の延長部材は、スロットを有する。ハンドルの軌道部分は、延長部材を受入れる凹部を有する。また、ハンドルは、軌道部分の凹部から延びる突出部を有する。いくつかの例では、突出部は、凹部の終点部分から延びる。また、延長部材は、スロット内に延びる開口を有する。ハンドルの突出部は、延長部材の開口内に配置され、医療手順中に延長部材がハンドルの突出部に係合したときにプッシャー部材の移動距離を制限する。しかしながら、プッシャー部材を回転させることによって、ハンドルの突出部は、プッシャー部材の延長部材のスロットの中を移動し、それにより、プッシャー部材をハンドルから分離させる。
【0079】
いくつかの例では、
図3A〜
図3Dで上述したように、プッシャー部材の延長部材の一部分に圧力を付与することによって、プッシャー部材をハンドルから分離させる。いくつかの例では、
図4A〜
図4Cで説明したように、プッシャーを移動するのに使用される力よりも大きい遠位方向の力を外科手順の間に付与することによって、プッシャーをハンドルから分離させる。
【0080】
ステップ1104において、プッシャー部材をニードル部材から分離させる。いくつかの例では、
図1〜
図5を参照して説明したように、プッシャー部材をニードル部材から分離させる。例えば、プッシャー部材は、プッシャー部材の側面にスロット又は開口を有し、医療手順の間、プッシャー部材を、ニードル部材からスロット又は開口を介して、プッシャー部材の移動を定める軸線と異なる方向に取外す。ステップ1106において、医療デバイスを滅菌し、医療デバイスを再組立てして、それに引き続く医療手順に使用する。
【0081】
図12は、1つの側面による医療デバイスを再使用する方法の流れ
図1200を示している。例えば、医療デバイスを外科手順の間に使用した後、医療デバイスを再使用することを可能にするために医療デバイスを分解するのに役立つ以下のステップを実施する。医療デバイスは、本明細書で説明した医療デバイスのうちの任意のものである。いくつかの例では、医療デバイスは、
図6で説明した医療デバイスである。例えば、医療デバイスは、プッシャー部材と、ニードル部材と、ハンドルと、固着部材を含む。
【0082】
ステップ1202において、固着部材をニードル部材から分離させる。例えば、ニードル部材の近位端部分は、ハンドルの第1の開口を通ってハンドルの空洞内に延び、固着部材は、ハンドルの第2の開口を通って上記空洞内に延び、固着部材とニードル部材の近位端部分は、取外し可能に結合される。いくつかの例では、固着部材を回転させて、固着部材をニードル部材の近位端部分から分離させる。
【0083】
ステップ1204において、ニードル部材をハンドルから取外す。例えば、ニードル部材の近位端部分を、ハンドルの第1の開口から移動させて出す。ステップ1206において、プッシャー部材をハンドルから取外す。例えば、プッシャー部材をニードル部材の近位端部分の上で摺動させる。このように、プッシャー部材、ニードル部材、及びハンドルを分離させる。ステップ1208において、医療デバイスを滅菌し、それにより、医療デバイスを再組立てして医療手順に使用することができる。
【0084】
一般的な側面において、医療デバイスは、ニードル部材と、ニードル部材に結合されたハンドルを含む。ハンドルは、軌道部分を有する。医療デバイスはまた、プッシャー部材を含み、プッシャー部材は、ニードル部材の一部分を受入れるように構成された内腔を有するシースと、ハンドルの軌道部分に移動可能に結合された延長部材を含み、それにより、プッシャー部材は、外科手順の間、第1の位置から第2の位置に移動するように構成される。プッシャー部材は、ハンドルから取外し可能である。シースは、スロットを有する。プッシャー部材は、スロット又は内腔を介してニードル部材から取外し可能である。
【0085】
軌道部分は、凹部を有し、延長部材の少なくとも一部分は、凹部内に配置される。軌道部分は、少なくとも1つの突出部を含む。軌道部分は、テーパ部分を含む。プッシャー部材は、プッシャー部材の回転に基づいて、ハンドルから取外し可能である。延長部材は、スロットを有する。プッシャー部材は、回転によって、延長部材のスロットを介してハンドルから取外し可能である。延長部材は、可撓性リップを含み、プッシャー部材は、可撓性リップに付与される力に基づいて、ハンドルから取外し可能である。プッシャー部材は、外科手順の間にプッシャー部材を第1の位置から第2の位置まで移動させるのに使用する力よりも大きい力をプッシャー部材に付与することによって、ハンドルから取外し可能である。延長部材は、第1の延長部材と、第2の延長部材を有する。延長部材は、第1の延長部材と第2の延長部材の間の開口を有する。スロットは、プッシャー部材の長手方向軸線と平行な方向に延びる。プッシャー部材は、ハンドル部分を更に含む。ハンドル部分は、延長部材とシースの間に配置される。ハンドル部分は、ニードル部材の一部分の周りに配置されるように構成されるのがよい。シース及びハンドル部分は、スロットを有する。ハンドル部分は、近位端部分を含み、延長部材は、延長部材の近位端部分の表面から延びる。ハンドルは、第1の開口と、第2の開口と、第1の開口と第2の開口の間の内腔を有し、ニードル部材の近位端部分は、第1の開口を通って内腔内に延びる。医療デバイスは、ハンドルの第2の開口を通して内腔内に挿入されるように構成された固着部材を更に含む。固着部材は、ニードル部材の近位端部分に取外し可能に結合されるように構成される。ニードル部材の近位端部分は、第1のネジ山付き締結部分を含み、固着部材は、第2のネジ山付き締結部分を含む。
【0086】
別の側面によれば、医療デバイスは、ニードル部材と、ニードル部材に結合されたハンドルを含む。ハンドルは、軌道部分を有する。医療デバイスはまた、プッシャー部材を含み、プッシャー部材は、ニードル部材の一部分の周りに配置されたシースと、ハンドルの軌道部分に移動可能に結合された延長部材を含み、それにより、プッシャー部材が外科手順の間に第1の位置から第2の位置に移動するように構成される。プッシャー部材は、ハンドルから取外し可能である。シースは、スロットを有する。プッシャー部材は、スロットを介してニードル部材から取外し可能である。軌道部分は、凹部を有し、延長部材の少なくとも一部分は、凹部内に配置される。軌道部分は、少なくとも1つの突出部を含む。軌道部分は、テーパ部分を含む。プッシャー部材は、プッシャー部材の回転に基づいて、ハンドルから取外し可能である。延長部材は、スロットを有し、プッシャー部材は、回転によって、延長部材のスロットを介してハンドルから取外し可能である。延長部材は、可撓性リップを含み、プッシャー部材は、可撓性リップに付与される力に基づいて、ハンドルから取外し可能である。プッシャー部材は、外科手順の間にプッシャー部材を第1の位置から第2の位置まで移動させるのに使用する力よりも大きい力をプッシャー部材に付与することによって、ハンドルから取外し可能である。延長部材は、第1の延長部材と、第2の延長部材を有し、延長部材は、第1の延長部材と第2の延長部材の間の開口を有する。スロットは、プッシャー部材の長手方向軸線と平行な方向に延びる。プッシャー部材は、ハンドル部分を更に含む。ハンドル部分は、延長部材とシースの間に配置される。ハンドル部分は、ニードル部材の一部分の周りに配置されるように構成され、それにより、シース及びハンドル部分は、スロットを有する。ハンドル部分は、近位端部分を含み、延長部材は、延長部材の近位端部分の表面から延びる。
【0087】
別の側面によれば、医療デバイスは、近位端部分を有するニードル部材と、ニードル部材の近位端部分に結合されたハンドルを含む。ハンドルは、軌道部分を有する。医療デバイスは、プッシャー部材を更に含み、プッシャー部材は、ニードル部材の一部分の周りに配置されたシースと、ニードル部材の上記一部分の周りに配置されたハンドル部分と、ハンドルの軌道部分に移動可能に結合された延長部材を含み、それにより、プッシャー部材は、外科手順の間に第1の位置から第2の位置に移動するように構成される。プッシャー部材は、外科手順内に使用されないとき、ハンドルから取外し可能である。シース及びハンドル部分は、スロットを有し、プッシャー部材は、スロットを介してニードル部材から取外し可能である。軌道部分は、凹部を有し、延長部材の少なくとも一部分は、凹部内に配置される。ハンドル部分は、近位端部分を含み、延長部材は、延長部材の近位端部分の表面から延びる。スロットは、プッシャー部材の長手方向軸線と平行な方向に延びる。
【0088】
別の側面によれば、医療デバイスは、近位端部分を有するニードル部材と、ハンドルを含み、ハンドルは、第1の開口と、第2の開口と、第1の開口と第2の開口の間の内腔を有する。ニードル部材の近位端部分は、第1の開口を通って内腔内に延びる。医療デバイスは、ハンドルの第2の開口を通って内腔内に挿入されるように構成された固着部材を更に含む。固着部材は、ニードル部材の近位端部分に取外し可能に結合されるように構成される。医療デバイスは、プッシャー部材を更に含み、プッシャー部材は、ニードル部材の一部分の周りに配置されたシースを含み、プッシャー部材は、外科手順の間、ハンドルに対して第1の位置から第2の位置に移動するように構成される。
【0089】
プッシャー部材は、ハンドルに取外し可能に結合される。ハンドルは、軌道部分を有し、プッシャー部材は、延長部材を含む。延長部材は、軌道部分に移動可能に結合されるように構成されるのがよい。近位端部分は、第1のネジ山付き締結部分を含み、固着部材は、第2のネジ山付き締結部分を含む。
【0090】
説明した実施のいくつかの特徴を、本明細書で上述したように示したがけれども、多くの修正、置換、変更、及び均等物が、当業者に想起されるであろう。従って、特許請求の範囲は、全てのそのような修正及び変更を実施形態の範囲に入るものとして含むことを意図していることを理解すべきである。