特許第6511623号(P6511623)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6511623
(24)【登録日】2019年4月19日
(45)【発行日】2019年5月15日
(54)【発明の名称】補助アンテナ、及び、RFIDシステム
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/077 20060101AFI20190425BHJP
   H01Q 21/06 20060101ALI20190425BHJP
   H01Q 1/38 20060101ALI20190425BHJP
   H01Q 9/04 20060101ALI20190425BHJP
   H04B 5/02 20060101ALI20190425BHJP
【FI】
   G06K19/077 296
   G06K19/077 276
   H01Q21/06
   H01Q1/38
   H01Q9/04
   H04B5/02
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-142673(P2015-142673)
(22)【出願日】2015年7月17日
(65)【公開番号】特開2017-27184(P2017-27184A)
(43)【公開日】2017年2月2日
【審査請求日】2018年6月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】514174213
【氏名又は名称】株式会社フェニックスソリューション
(73)【特許権者】
【識別番号】591040236
【氏名又は名称】石川県
(74)【代理人】
【識別番号】100137394
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 敏弘
(72)【発明者】
【氏名】杉村 詩朗
(72)【発明者】
【氏名】庭田 達次
(72)【発明者】
【氏名】鍋島 準登
(72)【発明者】
【氏名】吉村 慶之
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 宏和
【審査官】 梅沢 俊
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−091007(JP,A)
【文献】 特開2013−013130(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 19/077
H01Q 1/38
H01Q 9/04
H01Q 21/06
H04B 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICタグと、このICタグと通信を行う通信装置との間に配置される補助アンテナであって、
誘電体で構成され、シート状に形成された基材と、
前記基材の少なくとも一方の面に設けられ、導体で構成された第1のコイルと
を有し、
前記第1のコイルのコイル長は、前記ICタグの通信に用いる周波数帯における波長の1/4から3/4の長さであり、前記第1のコイルは、コイルの半径の中心から1/3よりも内側から渦巻き状に形成されている
補助アンテナ。
【請求項2】
前記基材の面のうち前記第1のコイルの設けられた面の裏面、又は同一面に設けられ、導体で構成された第2のコイル
をさらに有し、
前記第2のコイルのコイル長は、前記ICタグの通信に用いる周波数帯における波長の1/4から3/4の長さであり、前記第2のコイルは、コイルの半径の中心から1/3よりも内側から渦巻き状に形成されている
請求項1に記載の補助アンテナ。
【請求項3】
前記第2のコイルのコイル長は、前記第1のコイルのコイル長と異なる長さである
請求項2に記載の補助アンテナ。
【請求項4】
前記第1のコイル又は前記第2のコイルに積層して配置された第2の基材と、
前記第2の基材の面うち、前記第1のコイル又は前記第2のコイルの設けられた面の裏面に配置された第3のコイルと
をさらに有し、
前記第3のコイルにおける開口面積は、前記第1のコイル又は前記第2のコイルの開口面積より大きく構成されている
請求項3に記載の補助アンテナ。
【請求項5】
前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、基材上に複数配列されている
請求項4に記載の補助アンテナ。
【請求項6】
ICタグと、通信装置と、補助アンテナとで構成されたRFIDシステムであり、
ICタグと、
前記ICタグと通信を行う通信装置と、
前記ICタグと前記通信装置との間に配置される補助アンテナと
を有し、
前記補助アンテナは、
誘電体で構成され、シート状に形成された基材と、
前記基材の少なくとも一方の面に設けられ、導体で構成された第1のコイルと
を有し、
前記第1のコイルのコイル長は、前記ICタグの通信に用いる周波数帯における波長の1/4から3/4の長さであり、前記第1のコイルは、コイルの半径の中心から1/3よりも内側から渦巻き状に形成されている
RFIDシステム。
【請求項7】
前記ICタグは、既定の間隔をあけて複数配列され、
前記第1のコイルは、配列された各前記ICタグと対向する位置に、それぞれに設けられている
請求項6に記載のRFIDシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補助アンテナ、及び、RFIDシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、互いに対向して容量を介して結合された二つのコイル状導体を備え、前記二つのコイル状導体は、その最外周及び/又は最内周の少なくとも一部における対向面積が、それ以外における対向面積に比べて大きくなるように、かつ、それぞれに流れる電流の向きが一方向からの平面視で同方向になるように巻回されていること、を特徴とする共振回路が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】WO2012/014975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ICタグの通信距離を延ばすことができる通信を行う補助アンテナ及びRFIDシステムを提供することを目的とする。
また、一括して複数のICタグと通信を行うことができる補助アンテナ及びRFIDシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る補助アンテナは、ICタグと、このICタグと通信を行う通信装置との間に配置される補助アンテナであって、誘電体で構成され、シート状に形成された基材と、前記基材の少なくとも一方の面に設けられ、導体で構成された第1のコイルとを有し、前記第1のコイルのコイル長は、前記ICタグの通信に用いる周波数帯に対応する長さである。
【0006】
好適には、前記基材の面のうち前記第1のコイルの設けられた面の裏面、又は同一面に設けられ、導体で構成された第2のコイルをさらに有し、前記第2のコイルのコイル長は、前記ICタグの通信に用いる周波数帯に対応する長さである。
【0007】
好適には、前記ICタグは、1mm以下の微小ICタグであり、前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、直径が10mm以下の大きさである等間隔の渦巻き状に形成され、前記ICタグの通信に用いる周波数帯は、UHF帯であり、前記第1コイル及び前記第2のコイルの長さは、UHF帯の周波数帯における波長の1/4から3/4の長さである。
【0008】
好適には、前記第2のコイルのコイル長は、前記第1のコイルのコイル長と異なる長さである。
【0009】
好適には、前記第1のコイル又は前記第2のコイルに積層して配置された第2の基材と、前記第2の基材の面うち、前記第1のコイル又は前記第2のコイルの設けられた面の裏面に配置された第3のコイルとをさらに有し、前記第3のコイルにおける開口面積は、前記第1のコイル又は前記第2のコイルの開口面積より大きく構成されている。
【0010】
好適には、前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、基材上に複数配列されている。
【0011】
また、本発明に係るRFIDシステムは、ICタグと、通信装置と、補助アンテナとで構成されたRFIDシステムであり、ICタグと、前記ICタグと通信を行う通信装置と、前記ICタグと前記通信装置との間に配置される補助アンテナとを有し、前記補助アンテナは、誘電体で構成され、シート状に形成された基材と、前記基材の少なくとも一方の面に設けられ、導体で構成された第1のコイルとを有し、前記第1のコイルのコイル長は、前記ICタグの通信に用いる周波数帯に対応する長さである。
【0012】
好適には、前記ICタグは、既定の間隔をあけて複数配列され、前記第1のコイルは、配列された各前記ICタグと対向する位置に、それぞれに設けられている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ICタグの通信距離を延ばすことができる。
また、本発明によれば、一括して複数のICタグと通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施形態に係るRFIDシステム1の概要を例示する図である。
図2】補助アンテナ3の構成を説明する図である。
図3】主コイル32及び副コイル33の構成を説明する図である。
図4】主コイル32及び副コイル33の微差を説明する図である。
図5】補助アンテナ3の変形例1を説明する図である。
図6】補助アンテナ3の変形例2を説明する図である。
図7】単体のコイルと、配列された複数のコイルとに関して、コイルの巻き数(コイル長)を変化させたときの共振周波数を示す表及びグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
まず、本発明がなされた背景と概要を説明する。
従来技術によるときは、アンテナ搭載形の通信用ICチップのアンテナは、ICチップ上に搭載されるため開口面積が極めて小さくなる。そのため、十分な送受信感度を得ることができず、非接触形のICタグによる情報伝達距離を十分大きくすることができないという問題点があった。
そこで、本実施形態におけるRFIDシステム1は、上記従来技術の問題に鑑み、使用する周波数に共振する主コイルと、副コイルをアンテナ搭載形の通信用ICチップの開口面に設置することによって、送受信感度を高め、情報伝達の拡大を図ることができるアンテナ搭載形の通信用ICチップ用補助アンテナ3を用いる。
【0016】
本実施形態に係るRFIDシステム1の概要を説明する。
以下、本発明の実施形態の構成を、図面を参照して説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態に係るRFIDシステム1の概要を例示する図である。
図1に例示するように、RFIDシステム1は、ICタグ10、補助アンテナ3、及び、通信装置5を含み構成されている。
【0017】
ICタグ10は、無線アンテナとICチップとを含み、電磁波を用いて、非接触でデータの読み書きを行うことができる。例えば、ICタグ10は、一辺が3cm以下の小さなチップであり、電磁波で自己の駆動電力を生成し、本チップ内に書き込まれているID (識別情報)を無線にて送信する。本例のICタグ10は、一辺が0.5mm以下であり、UHF帯域で駆動する微小半導体チップである。
また、本例では、ICタグ10が、試験管8の底部に取り付けられている場合を具体例として説明するが、これに限定されるものではない。本例では、収納ラック9に24本の試験管8が配置されており、試験管8それぞれにICタグ10が取り付けられている。
【0018】
補助アンテナ3は、ICタグ10と通信装置5との間に配置され、ICタグ10と通信装置5との間の通信距離を延ばす補助アンテナである。補助アンテナ3は、ICタグ10と通信装置5との間で通信が行われるときに配置されるものであり、ICタグ10と通信装置5との間に常設されるものではなく、ICタグ10及び通信装置5と着脱自在である。
補助アンテナ3は、基板30と、主コイル32と、副コイル33とを含み構成されている。
【0019】
通信装置5は、ICタグリーダライタ50と、制御装置55とで構成されている。ICタグリーダライタ50は、ICタグ10から非接触でデータを読み出す。なお、本例では、ICタグリーダライタ50が、ICタグ10からの読出しと、ICタグ10に対する書込みとを行うリーダライタである場合を説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、読出しのみを行うリーダであってもよい。制御装置55は、ICタグリーダライタ50の動作を制御して、ICタグ10からIDの読出しを行い、読み出されたIDを用いたデータ処理を行う。
このように、RFIDシステム1は、ICタグ10、補助アンテナ3、及び、通信装置5を含み構成されている。
【0020】
図2は、補助アンテナ3の構成を説明する図である。
図2(A)に例示するように、補助アンテナ3では、基板30の一方の面に主コイル32が設けられ、基板30の他方の面に副コイル33が設けられている。主コイル32は、基板30のうち、ICタグ10に近接する面に設けられ、副コイル33は、ICタグリーダライタ50に近接する面に設けられている。本例の補助アンテナ3は、複数の主コイル32と、複数の副コイル33とを含み、複数の主コイル32それぞれは、複数の副コイル33それぞれの背面に配置されている。
なお、主コイル32は、本発明に係る第1のコイルの一例であり、副コイル33は、本発明に係る第2のコイルの一例である。
【0021】
基板30は、誘電体で構成されたシート状部材である。例えば、基板30は、透明な合成樹脂で構成されたシート状部材である。基板30の厚みは、例えば、1mm以下である。
主コイル32及び副コイル33は、螺旋状に形成された導体である。例えば、主コイル32及び副コイル33は、コイルの半径の中心から1/3よりも内側から、螺旋状に形成された線状金属である。本例の主コイル32及び副コイル33は、コイルの中心から、ほぼ同じ線間隔で螺旋状に形成された金属線である。
【0022】
本例の主コイル32は、副コイル33と同形状であって、互いに対向する位置に配置されている。
このように配置された主コイル32及び副コイル33は、アンテナ搭載形のICタグ10の開口面に設置することにより、外部からの到来電波に共振してICタグ10のアンテナに大きな起電力を発生させるとともに、ICタグ10のアンテナからの電波を外部に効率よく発振させ、ICタグ10のアンテナの送受信感度を高くしてICタグ10による情報伝達距離を大きくすることができる。主コイル32及び副コイル33は、ICタグ10のアンテナと比較して、格段に大きな開口面積を有するからである。
【0023】
螺旋状に形成する主コイル32及び副コイル33は、巻き数によりコイル長を可変することができ、必要に応じた波長に同調させることができる。
また、主コイル32及び副コイル33は、誘電体の基板30上に導体で形成されており、基板30の誘電率に比し、コイル長を短縮することができる。
【0024】
また、図2に例示するように、主コイル32及び副コイル33は、積層配置することで、高密度の磁束を得ることができる。
主コイル32と副コイル33の中心線が通る空間曲線上に、ICタグ10のQの高いアンテナコイルを電磁結合させることにより、主コイル32と、副コイル33の導体径を実質的に大きくし、当該コイルのQを向上させて全体としての共振特性を鋭くし、使用周波数における送受信感度を一層高めることができる。
【0025】
図3は、主コイル32及び副コイル33の構成を説明する図である。
主コイル32及び副コイル33を構成する金属線の直径wは、0.15mm〜0.25mmであり、主コイル32及び副コイル33の巻数Tnは6.2〜6.4巻である。これにより、主コイル32及び副コイル33のコイル径Dは、9mm以下となり、基板30の面上に多数配列可能である。
【0026】
図4は、主コイル32及び副コイル33のコイル長の微差を説明する図である。
本例の主コイル32及び副コイル33のコイル長は、いずれもUHF帯域における波長の1/4から3/4の長さであるが、主コイル32及び副コイル33のコイル長は、僅かに異ならせることが好ましい。主コイル32及び副コイル33のコイル長は、UHF帯域における波長の1/2から1/4の長さであってもよい。主コイル32のコイル長が、対向する副コイル33のコイル長と僅かに異なることにより、図4に例示するように周波数帯域を広げることができる。例えば、主コイル32と副コイル33とのコイル長の差は、0.6%以上2.0%以下である。本例の主コイル32と副コイル33とのコイル長の差は、1.01%である。なお、主コイル32及び副コイル33は、本図のように、基板30の同一面に設けられてもよいし、図2のように、互いに異なる面に設けられてもよい。
【0027】
図1に例示するように、ICタグリーダライタ50のアンテナ51と、収納ラック9に収納された複数の試験管8との間に、主コイル32及び副コイル33が複数配列された補助アンテナ3を配置する。基板30の平面上に規則的に配列された複数の主コイル32それぞれは、試験管8の先端に付されたICタグ10と対向し近接する。このように配置された補助アンテナ3により、ICタグリーダライタ50と、試験管8に付されたICタグ10との間の通信距離が広がる。その結果、ICタグリーダライタ50は、複数の試験管8それぞれに付されたICタグ10から同時に読出し可能になる。
すなわち、通信距離の延長と、開口面積の拡大と、補助アンテナ3における主コイル32及び副コイル33の高密度とによって、ICタグ10の微小性を保ったままで、複数のICタグ10の一括読取りが実現される。
【0028】
なお、同一平面上に配列された複数の主コイル32及び副コイル33のうち、中央に配置された主コイル32及び副コイル33(すなわち、他のコイルに囲まれたコイル)のコイル長を、周縁部に配置された主コイル32及び副コイル33よりも、0.8%〜2.2%短くしてもよい。他のコイルに囲まれたコイルは、図7に示すように、近接する他のコイルの影響を受けて共振周波数がシフトするからである。換言すると、同一平面上に配列された複数の主コイル32及び副コイル33は、隣接する他のコイルの個数に応じて、コイル長を異ならせてもよい。また、配列された複数の主コイル32及び副コイル33の外周を金属(例えば、切欠きが入れられたループ状の金属線)で囲むことにより、全てのコイル長を均一にしてもよい。
【0029】
[変形例1]
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
図5は、補助アンテナ3の変形例1を説明する図である。
図5に例示するように、補助アンテナ3において、副コイル33と、基板30を挟んでこれと対向する主コイル32の個数を、1:nとしてもよい。すなわち、1つの副コイル33に対して、複数の主コイル32を対向する位置に配置してもよい。
【0030】
[変形例2]
図6は、補助アンテナ3の変形例2を説明する図である。
図6に例示するように、開口面積が異なる3つ以上のコイル42を3層以上積層させてもよい。この場合に、コイル42の開口面積は、徐々に広くなるように配置することが好ましい。これにより、アンテナの開口面積を徐々に広げることが可能になる。なお、これらのコイル42は、主コイル32又は副コイル33と同じ材料及び線幅で構成されている。また、複数のコイル42は、複数の基板40によって保持されている。
【0031】
[その他の変形例]
また、上記実施形態では、主コイル32と副コイル33を互いに対向させる形態を説明したが、主コイル32のみとしてもよい。一つのコイルだけでも通信距離を延ばすことができるからである。
【符号の説明】
【0032】
1 RFIDシステム
3 補助アンテナ
30 基板
32 主コイル
33 副コイル
5 通信装置
10 ICタグ
40 基板
42 コイル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7