【文献】
Motorola Mobility,"Reference and Synchronisation Signals in Additional Carrier Type",3GPP TSG-RAN WG1#68 R1-120515,2012年 2月 2日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_68/Docs/R1-120515.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記近接を検出することが、前記UEから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスを受信することであって、前記PRACHシグネチャシーケンスがランダムアクセスプロシージャとは無関係である、受信することを備える、請求項1に記載の方法。
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスを受信することであって、前記PRACHシグネチャシーケンスがランダムアクセスプロシージャとは無関係である、受信することによって、前記近接を検出するようにさらに構成された、請求項4に記載の小型セルノード。
前記近接を検出することは、前記UEから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスを受信することであって、前記PRACHシグネチャシーケンスがランダムアクセスプロシージャとは無関係である、受信することを備える、請求項7に記載の小型セルノード。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0028]添付の図面に関して以下に示す発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明らかでない限り、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、たとえば、「XがAまたはBを採用する」という句は、XがAを採用する場合、XがBを採用する場合、またはXがAとBの両方を採用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈されるべきである。
【0018】
[0029]様々な装置および方法に関して電気通信システムの態様を提示する。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
【0019】
[0030]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ファームウェア、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。明快のために、本技法のいくつかの態様について、LTEまたはLTEアドバンスト(LTE−A)(一緒に「LTE」と呼ばれる)に関して説明し、説明の大部分ではそのようなLTE用語を使用する。
【0020】
[0031]
図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)120と、事業者のIPサービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
【0021】
[0032]E−UTRANは、発展型ノードB(eノードB)106と他のeノードB108とを含む。eノードB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eノードB106は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeノードB108に接続され得る。eノードB106は、基地局、送受信基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、アクセスポイント、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eノードB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、タブレット、ネットブック、スマートブック、ultrabook、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
【0022】
[0033]eノードB106は、たとえば、S1インターフェースを介して、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118は事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)と、PS(パケット交換:packet switched)ストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)とを含み得る。
【0023】
[0034]
図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeノードB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeノードB208は、リモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)、フェムトセル(たとえば、ホームeノードB(HeNB:home eNodeB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeノードB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eノードB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担当する。
【0024】
[0035]アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)と時分割複信(TDD:time division duplex)の両方をサポートするために、OFDMがダウンリンク上で使用され、SC−FDMAがアップリンク上で使用される。当業者なら以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念は、LTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを採用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存することになる。
【0025】
[0036]eノードB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eノードB204は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでダウンリンク上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々がそのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。アップリンク上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eノードB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
【0026】
[0037]空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通して送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
【0027】
[0038]以下の詳細な説明では、ダウンリンク上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながらアクセスネットワークの様々な態様について説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間する。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。アップリンクは、高いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
【0028】
[0039]
図3は、LTEにおけるダウンリンクフレーム構造の一例を示す
図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続サブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7個の連続OFDMシンボル、または84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについて、リソースブロックは、時間領域中に6個の連続OFDMシンボルを含んでおり、72個のリソース要素を有する。R302、R304として示されるリソース要素のいくつかはダウンリンク基準信号(DL−RS:downlink reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)がマッピングされるリソースブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
【0029】
[0040]
図4は、LTEにおけるアップリンクフレーム構造の一例を示す
図400である。アップリンクのために利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。アップリンクフレーム構造は、データセクション中の連続するサブキャリアのすべてを単一のUEに割り当てることを可能にし得る連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
【0030】
[0041]UEには、eノードBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bが割り当てられ得る。UEには、eノードBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。アップリンク送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
【0031】
[0042]初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH: physical random access channel)430中でアップリンク同期を達成するためにリソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるアップリンクデータ/シグナリングをも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みだけを行うことができる。
【0032】
[0043]
図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す
図500である。UEおよびeノードBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1と、レイヤ2と、レイヤ3との3つのレイヤとともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤを本明細書では物理レイヤ506と呼ぶ。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeノードBとの間のリンクを担当する。
【0033】
[0044]ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeノードBにおいて終端される、媒体アクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めてL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
【0034】
[0045]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、eノードB間のUEに対するハンドオーバサポートとを行う。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよび再統合と、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)による、順が狂った受信を補正するデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510はまたHARQ動作を担当する。
【0035】
[0046]制御プレーンでは、UEおよびeノードBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC:radio resource control)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eノードBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
【0036】
[0047]
図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeノードB610のブロック図である。ダウンリンクでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675は、たとえば、L2レイヤの機能を実装する。ダウンリンクでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担当する。
【0037】
[0048]TXプロセッサ616は、たとえば、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。次いで、コーディングされた変調されたシンボルは並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を判断するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機/変調器618TXを介して異なるアンテナ620に与えられる。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
【0038】
[0049]UE650において、各受信機/復調器654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信機(RX)プロセッサ656に情報を与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eノードB610によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを判断することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeノードB610によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いでコントローラ/プロセッサ659に与えられる。
【0039】
[0050]コントローラ/プロセッサ659は、たとえば、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連し得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。アップリンクでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号(deciphering)と、ヘッダ復元(decompression)と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
【0040】
[0051]アップリンクでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eノードB610によるダウンリンク送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、eノードB610による無線リソース割振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eノードB610へのシグナリングとを担当する。
【0041】
[0052]eノードB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機/変調器654TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
【0042】
[0053]アップリンク送信は、UE650における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でeノードB610において処理される。各受信機/復調器618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ670に情報を与える。RXプロセッサ670は、たとえば、L1レイヤを実装し得る。
【0043】
[0054]コントローラ/プロセッサ675は、たとえば、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連し得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。アップリンクでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。コントローラ/プロセッサ675およびコントローラ/プロセッサ659は、それぞれeノードB610における動作およびUE650における動作を指示し得る。eノードB610におけるコントローラ/プロセッサ675または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実行するか、またはその実行を指示し得る。UE650におけるコントローラ/プロセッサ659または他のプロセッサおよびモジュールはまた、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実行するか、またはその実行を指示し得る。メモリ676およびメモリ660は、それぞれeノードB610およびUE650のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。
【0044】
[0055]
図6の説明は、小型セルが関係するときのeノードB610およびUE650に関するものであるが、装置610または650のいずれかが小型セルであり得る。たとえば、UEと小型セルとの間の通信が考慮される場合、小型セルは装置610に対応し、小型セルとeノードBとの間の通信が考慮される場合、小型セルは装置650に対応する。
【0045】
[0056]
図7に例示的なネットワーク構造700を示す。例示的なネットワーク構造700は、端末またはUE702、小型セル、中継局、またはUeノードB(UeNB)706、およびドナーeノードB(DeNB)710のうちの1つまたは複数を含み得る。UE702およびUeNB706は、アクセスリンク704を介して通信し得る。さらに、UeNB706およびeノードB710は、バックホールリンク708を介して通信し得る。eノードB710は、ネットワークのバックエンド712にも接続され得る。ネットワークのバックエンド712は、ゲートウェイ、インターネット、およびネットワークコアを含み得る。小型セルは、リレーまたは中継局、eノードB、あるいはUEを備え得る。小型セルは、ワイヤードバックホールリンクまたはワイヤレスバックホールリンクのいずれかをもつ低電力ノードであり得る。
【0046】
[0057]本開示の態様は小型セルアクティブ化プロシージャを対象とする。より詳細には、本開示の態様は、アップリンク(UL)送信に基づいて小型セルをアクティブ化することを対象とする。アップリンク送信は物理アップリンクチャネル送信であり、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスなど、ランダムアクセスチャネル送信、またはサウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)など、基準信号、または別のアップリンクチャネルを含み得る。
【0047】
[0058]本開示の別の態様では、小型セルは、小型セルからの新キャリアタイプ(NCT)ダウンリンク送信を使用するためにアクティブ化され得る。新キャリアタイプは、共通基準信号がすべてのサブフレーム中で送信されるとは限らず、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)など、他のオーバーヘッドチャネルの周波数が低減されることを指定する。(たとえば、NCT構成に従って)低減された周期性でオーバーヘッド信号を送信することによって、オーバーヘッド信号汚染が低減され得る。
【0048】
[0059]小型セルがアクティブ化されるとき、UEは、マクロおよびピコeノードBがオールモストブランクサブフレームで構成されるときに、サブフレーム上の小型セルからの信号を測定するように構成され得る。さらに、UEは、eノードBからの信号を検出すること、小型セルを検出すること、測定を実行すること、測定値をネットワーク(たとえば、マクロまたはピコeノードBなどのサービングセル)に報告すること、またはそれらの組合せを行うために、干渉消去を使用し得る。
【0049】
[0060]
図8に、小型セルアクティブ化プロシージャのための例示的なコールフロー図を示す。一構成では、ドナーeノードB830は、無線リソース管理(RRM:radio resource management)サーバ805を含むか、またはそれに結合され得る。
図8に示すように、時間T1において、ドナーeノードB830はアクティブ化パラメータで小型セル810を構成する。たとえば、小型セル810は、UE820をどこで探索するかを通知され得る。アクティブ化パラメータは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンス空間、時間/周波数リソースまたは他のアップリンク送信信号パラメータを示し得る。アクティブ化パラメータは、小型セルに固有のオフセットをも含み得る。オフセットをもつオーバーヘッド信号を送信することによって、UEは、異なる小型セルからの送信を区別することができる。別の構成では、オフセットがないか、またはすべての小型セルが同じオフセットを有する。
【0050】
[0061]時間T2において、アクティブ化パラメータに基づいて新キャリアタイプ(NCT)を送信するために小型セル810をアクティブ化する。たとえば、アクティブ化パラメータは、低減された周期性でダウンリンクオーバーヘッド信号を送信するように小型セル810を構成し得る。無線状態が満たされる場合、たとえば、無線状態が良好な場合、周期性は低減され得る。ダウンリンクオーバーヘッド信号は、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS)など、同期信号、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)など、ブロードキャストチャネル信号、またはそれらの組合せを含み得る。アクティブ化パラメータで構成された後に、小型セル810はダウンリンク信号を送信し得る(図示せず)。したがって、UE820は小型セル810を検出することができる。
【0051】
[0062]さらに、時間T3において、小型セル810からのダウンリンク送信を測定するようにUE820を構成する。すなわち、UE820は、小型セルの周期性とオフセット構成とを認識している。一構成では、UE820は、(たとえば、測定のためにn個のサブフレームのうちの1つを使用して)制限付きリソース測定値で構成され得る。小型セルからのダウンリンク送信を検出すると、時間T4において、UE820は測定値をネットワークに送信する。最後に、時間T5において、ドナーeノードB830は、UEから受信された測定値に基づいて小型セル810をアクティブ化する。
【0052】
[0063]
図8に示すように、時間T1において、ドナーeノードBは小型セルアクティブ化プロシージャを定義し得る。アクティブ化プロシージャは、UEの近接検出に依拠することも依拠しないこともある。一構成では、N個のサブフレームおよび新キャリアタイプ(NCT)がリソース制限付き測定値のために指定され得る。別の構成では、ピコセルのためのオールモストブランクサブフレーム(ABS:almost blank subframe)が指定され得る。現在、オールモストブランクサブフレームはピコセルのために指定されていない。
【0053】
[0064]また別の構成では、共通基準信号(CRS)がすべてのサブフレーム中に存在するとは限らない場合、新LTEキャリアタイプが指定され得る。さらにまた別の構成では、高密度小型セル展開に対処するために、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:channel state information reference signal)ポートのためのフレキシブルな構成が指定され得る。高密度小型セル展開は、多数のアクティブ小型セルが小さい地理的エリアに存在するシナリオを指し得る。高密度展開における小型セルは、UEがこれらの小型セルを検出することを可能にするために、マクロ/ピコオールモストブランクサブフレーム中にCRS/CSI−RSを送信するように構成され得る。
【0054】
[0065]小型セルは、オーバーヘッド信号を送信するように構成され得る。一構成では、オーバーヘッド信号は、サブフレーム0/5など、特定のサブフレーム中で送信され得る。別の構成では、オーバーヘッド信号はより低いデューティサイクルで送信される。小型セルは、オーバーヘッド信号がより低いデューティサイクルで送信されるように、新キャリアタイプモードで動作し得る。一構成では、共通基準信号またはチャネル状態情報基準信号など、基準信号の送信は、複数の測定インスタンス(たとえば、40msごとに離間された、200ms中の5つのバースト)にまたがり得る。
【0055】
[0066]一般に、各小型セルは、構成可能な周期性でオーバーヘッド信号または基準信号を送信し得る。すなわち、各小型セルは別個の構成を有し得る。オーバーヘッド信号および基準信号の周期性は、LTEリリース11のスケジュールなど、典型的なLTEスケジュールと比較して低減され得る。一構成によれば、擬似ランダム送信がオーバーヘッド信号または基準信号の送信のために指定され得る。
【0056】
[0067]一構成では、小型セルアクティブ化はネットワーク制御され得る。すなわち、
図8に示すように、UEは、小型セルを検出し、測定値をドナーeノードBに報告し得る。ドナーeノードBは、1つまたは複数のUEから受信された報告に基づいて特定の小型セルをアクティブ化し得る。さらに、別の構成では、小型セルアクティブ化は自律的であり得る。
【0057】
[0068]
図9に、本開示の一態様による、UE送信を使用した自律的小型セルアクティブ化プロシージャを定義するための例示的なコールフロー図を示す。
図9に示されているように、一構成では、ドナーeノードB930は無線リソース管理(RRM)サーバ905を含み得る。別の構成では、ドナーeノードB930はRRMサーバ905に結合され得る。時間T1において、ドナーeノードB930はアクティブ化パラメータで小型セル910を構成する。アクティブ化パラメータはUE920の物理アップリンク送信を示し得る。詳細には、小型セル910は、物理アップリンク送信に含まれるアクティブ化パラメータを使用してUEの近接を検出し得る。物理アップリンク送信は、物理ランダムアクセスチャネルシグネチャシーケンスなど、ランダムアクセスチャネル送信、またはサウンディング基準信号など、基準信号を含み得る。
【0058】
[0069]一構成では、ドナーeノードB930は、物理アップリンクチャネル上で送信するようにUE920をトリガし得る。たとえば、時間T2において、ドナーeノードB930は、UE920からのランダムアクセスチャネル送信または基準信号送信をトリガするために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)命令など、制御チャネル命令を送信する。代替的に、アップリンク送信は半静的に構成され得る。
【0059】
[0070]アップリンクトリガまたは半静的構成を受信したことに応答して、時間T3において、UE920は、ランダムアクセスチャネル送信または基準信号送信など、信号を送信する。時間T4において、小型セル910はUEからのアップリンク送信を検出する。アップリンク送信が、アクティブ化パラメータ中で与えられたアップリンクしきい値などのしきい値を満たす場合、小型セル910は自律的アクティブ化を初期化し得る。一構成では、小型セル910は、低減された周期性でアクティブ化され得る。別の構成では、小型セル910は新キャリアタイプの低減された周期性でアクティブ化され得る。
【0060】
[0071]別の構成によれば、UEは、ランダムアクセスチャネルシグネチャシーケンスを送信するだけであり、ランダムアクセスプロシージャを続けない。すなわち、UEは、ドナーeノードBからのランダムアクセス応答を監視しない。これは、送信が周期的であるように(たとえば、周期的なランダムアクセスチャネルベースのサウンディング)、ダウンリンク制御チャネル命令などのアップリンクトリガを用いて、またはアップリンクトリガなしに達成され得る。別の構成によれば、ドナーeノードBは、UEからランダムアクセスチャネル送信を受信したことに応答して、典型的なランダムアクセスチャネルプロシージャを続けない。ランダムアクセスチャネル送信は、ランダムアクセスチャネル送信をトリガしたサービングセルのほうへ、全送信電力でまたは電力制御アルゴリズムによって判断された電力レベルで送信され得る。
【0061】
[0072]たとえば、
図9において、前に説明したように、ドナーeノードB930は、UE920からのランダムアクセスチャネル送信または基準信号送信をトリガするために、制御チャネル命令を送信し得る。アップリンクトリガまたは半静的構成を受信したことに応答して、時間T3において、UE920は、ランダムアクセスチャネル送信または基準信号送信など、信号を送信する。一構成では、UE920のランダムアクセスチャネル送信は、ドナーeノードB930において典型的なランダムアクセスチャネルプロシージャをトリガしない。
【0062】
[0073]
図10に、本開示の一態様による、自律的小型セルアクティブ化プロシージャを定義するための例示的なコールフロー図を示す。
図10に示されているように、ドナーeノードB1030は、無線リソース管理サーバ1005を含むか、またはそれに結合され得る。時間T1において、ドナーeノードB1030はアクティブ化パラメータで小型セル1010を構成する。アクティブ化パラメータは、ランダムアクセスチャネル送信または基準信号送信など、UE1020の物理アップリンク送信を示し得る。詳細には、小型セル1010は、物理アップリンク送信に含まれるアクティブ化パラメータを使用してUEの近接を検出し得る。
【0063】
[0074]一構成では、ドナーeノードB1030は、物理アップリンクチャネル上で送信するようにUE1020をトリガし得る。たとえば、時間T2において、ドナーeノードB1030は、UE1020からのPRACHシグネチャシーケンスなどのシグネチャシーケンス、またはSRSなどの基準信号の送信をトリガするために、PDCCH命令などの制御チャネル命令を送信する。代替的に、アップリンク送信は半静的に構成され得る。
【0064】
[0075]アップリンクトリガまたは半静的構成を受信したことに応答して、時間T3において、UE1020は、物理チャネル上でシグネチャシーケンスまたは基準信号など、信号を送信する。時間T4において、小型セル1010はUEからの送信を検出する。UE1020からのアップリンク送信が、アクティブ化パラメータ中で与えられたアップリンクしきい値など、しきい値に等しいかまたはそれよりも大きい場合、小型セル1010は自律的アクティブ化を開始し得る。一構成では、小型セル1010は第1の低減された周期性でアクティブ化される。別の構成では、小型セル1010はまた、新キャリアタイプでアクティブ化され得る。
【0065】
[0076]さらに、時間T5において、低減された周期性でアクティブ化された後に、小型セル1010はネットワークアクティブ化を開始する。詳細には、小型セル1010はアクティブ化要求をドナーeノードB1030に送信し得る。アクティブ化要求は、UEからのアップリンク送信の検出された測定値を含み得る。アクティブ化要求を受信したことに応答して、時間T6において、ドナーeノードB1030はアクティブ化許可を小型セル1010に送信する。時間T7において、アクティブ化許可は第2の周期性で小型セルをアクティブ化する。第2の周期性は完全周期性であり得る。一構成によれば、小型セル1010は、時間T4におけるアクティブ化をバイパスし、時間T5におけるネットワークアクティブ化に進み得る。
【0066】
[0077]上記で説明したように、本開示の一態様によれば、ドナーeノードBは、特定のアクティブ化パラメータを検出するように小型セルを構成し得る。アクティブ化パラメータは、小型セルがUEの近接を検出することを可能にし得る。これらのパラメータは、ランダムアクセスチャネル送信、時間/周波数リソース、基準信号、または他のアップリンク送信を含み得る。物理ランダムアクセスチャネルパラメータなど、ランダムアクセスチャネル送信パラメータの場合、小型セルは、サービングセルの物理ランダムアクセスチャネル構成に基づいて構成され得る。さらに、一構成では、小型セルはまた、1つまたは複数の近隣セルの物理ランダムアクセスチャネル構成に基づいて構成され得る。アクティブ化パラメータはしきい値をも含み得る。たとえば、しきい値は最小信号強度を含み得る。すなわち、UEの検出された信号強度がしきい値を上回ったとき、UEは小型セルから特定の距離内にあるので、小型セルはアクティブ化され得る。別の構成では、しきい値は干渉しきい値を含み得る。
【0067】
[0078]
図9および
図10に示されているように、ドナーeノードBは、シグネチャシーケンス、時間リソース、周波数リソース、またはそれらの組合せの予約済みセットをアップリンク信号を介して送信するようにUEを動的にトリガし得る。トリガリングは、データ負荷または無線状態など、ドナーeノードBによって観測される基準に基づき得る。たとえば、ドナーeノードBは、高いダウンリンクデータ負荷の場合およびネットワークがロードされるときにのみUEのためのアップリンクトリガを送信し得る。代替的に、ドナーeノードBは、ネットワークセットアップ中にアップリンク送信のための周期的トリガまたはイベントベースのトリガを半静的に構成し得る。
【0068】
[0079]一構成では、ネットワークは、小型セルからアクティブ化要求を受信したことに応答して、アクティブ化許可を送信し得る。この構成では、RRMサーバは、小型セルのグループが同じUEを検出したと判断し得る。一般に、同じUEのために複数の小型セルがアクティブ化されない。したがって、RRMサーバは、アクティブ化許可を調整するために、アクティブ化要求を近隣ドナーeノードBに関連する他のRRMサーバに送信し得る。代替的に、別の構成によれば、1つのRRMサーバが複数のドナーeノードBに関連し得、したがって、RRMサーバは他のRRMサーバと協調しない。小型セルは、アクティブ化許可を受信した後にアクティブになり、電力ランプアッププロシージャを開始し得る。
【0069】
[0080]小型セルのアクティブ化の際、小型セルは、ドナーeノードBによって使用されたオーバーヘッド信号とは異なるオーバーヘッド信号を送信するように構成され得る。別の構成では、小型セルによって使用されたオーバーヘッド信号は、ドナーeノードBによって使用されたオーバーヘッド信号と同じであり得る。小型セルによって使用されたオーバーヘッド信号が、ドナーeノードBのオーバーヘッド信号と同じであるとき、小型セルはドナーeノードBと同じセルのように見え得る。さらに、オーバーヘッド信号がeノードBのオーバーヘッド信号とは異なるとき、小型セルは異なるセルのように見え得る。さらに、小型セルのオーバーヘッド信号とeノードBのオーバーヘッド信号とが同じであるとき、小型セルは一意のグローバルセルIDを有し得る。代替的に、小型セルは、ドナーeノードBのグローバルセルIDと同じであるグローバルセルIDを有し得る。さらに、小型セルは、異なる構成されたアンテナポートを有し得る。後者のシナリオでは、小型セルはドナーeノードBの拡張のように見え得る。一構成では、一意のCSI−RSポート(たとえば、ドナーeノードBおよび近隣UE小型セルとは異なるCSIポート)が、無線リソース管理およびチャネル状態情報フィードバックのために構成され得る。CSI−RS送信が小型セルごとに異なるように構成される場合、リソースが衝突する可能性は低くなる。
【0070】
[0081]前に説明したように、一構成によれば、ネットワークがアクティブ化パラメータで小型セル局を構成し得る。アクティブ化パラメータは、UEを検出するためのアップリンクパラメータを含み得る。別の構成では、アクティブ化パラメータは、信号強度、干渉、または、それらの組合せがしきい値内にあるかどうかを判断するためのダウンリンク無線状態など、ダウンリンクパラメータを含み得る。すなわち、ダウンリンクパラメータは、基準信号受信電力(RSRP:reference signal received power)、基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、または信号対干渉プラス雑音比(SINR:signal to interference plus noise ratio)を含み得る。小型セルは、ダウンリンクパラメータがしきい値を満たすときにアクティブ化され得る。一構成では、アクティブ化パラメータはダウンリンクパラメータのみを含み得る。代替的に、アクティブ化パラメータは、ダウンリンクパラメータとアップリンクパラメータの両方を含み得る。
【0071】
[0082]さらに、別の構成では、ネットワークは、低減された周期性およびサブフレーム/リソースブロックオフセット、O_tf_1をもつダウンリンクオーバーヘッド信号を送信するように小型セル局を構成し得る。一構成では、低減された周期性は無限大であり得る。すなわち、低減された周期性は事実上0送信に等しくなり得る。ダウンリンクオーバーヘッド信号は、1次同期信号、2次同期信号、物理ブロードキャストチャネル、またはそれらの組合せを含み得る。
【0072】
[0083]前に説明したように、UEは、送信されたダウンリンクオーバーヘッド信号を検出し得、検出された測定値をドナーeノードBに送信し得る。一構成では、小型セルは新キャリアタイプを使用し得る。さらに、別の構成では、小型セルがUEを検出しない場合でも、小型セルはダウンリンクオーバーヘッド信号を送信し得る。また別の構成では、多くの小型セルがUEによって検出され得るので、各小型セルは、小型セルを区別するために異なるオフセットを有し得る。
【0073】
[0084]その上、さらにまた別の構成では、小型セルのオーバーヘッド信号送信は、時間/周波数追跡に対する単一周波数ネットワーク(SFN:single frequency network)効果を取得するために、ドナーeノードBのオーバーヘッド信号送信と同じであり得る。この場合、オフセットは、すべての小型セルに対して同じである。代替的に、小型セルのオーバーヘッド信号送信はドナーeノードBのオーバーヘッド信号送信とは異なり得る。一構成では、CSI−RS送信が小型セルのために構成されるとき、オーバーヘッド信号送信は小型セル局ごとに異なり得る。さらに、一構成では、干渉測定報告(IMR:interference measurement report)リソースも小型セル局ごとに異なり得る。
【0074】
[0085]その上、一構成では、UEは、小型セルからのダウンリンク送信を測定するように構成され得る。小型セルが、そのようなオフセットをもつ低減された送信のために構成された場合、UEは、送信周期性およびオフセットに気づき得る。さらに、UEは制限付き測定値で構成され得る。すなわち、たとえば、UEは、ダウンリンク送信測定のためにn個のサブフレームの中から1つのサブフレームを使用するように構成され得る。
【0075】
[0086]
図9および
図10に示されているように、時間T2において、ドナーeノードBは、アップリンクサウンディング目的のためにUEからのアップリンク送信を動的にまたは半静的にトリガする。さらに、時間T3において、UEは、ドナーeノードBによって構成された/トリガされたアップリンク信号を送信する。さらに、時間T4において、小型セルがアップリンク送信を検出した場合、小型セルは、それの周期性およびオフセットを変更する。たとえば、オフセットはO_tf_2であり得、周期性は無限大であり得る。すなわち、周期性は事実上0送信に等しくなり得る。一構成では、時間T4の周期性およびオフセットの変更は、
図8のコールフローにおいて随意であり得る。別の構成では、小型セルは、UEからのアップリンク送信を検出すると、自律的にアクティブになり得る。
【0076】
[0087]
図10に示されているように、一構成では、時間T5において、小型セルが、UEからのアップリンク信号を検出したとき、小型セルは、アクティブ化要求をドナーeノードBまたは無線リソース管理サーバに送信する。アクティブ化要求は、ランダムアクセスチャネル送信または基準信号など、測定対象を含むアップリンク信号測定報告を含み得る。アクティブ化要求は、選択解除されたシーケンス、信号強度、および信号品質(たとえば、SNIR)など、他の測定属性をも含み得る。
【0077】
[0088]その上、時間T6において、小型セルはアクティブ化許可を受信する。アクティブ化許可は、更新されたダウンリンク送信パラメータを含み得る。RRMサーバは、小型セルのグループが同じUEを検出したと判断し得る。したがって、RRMサーバは、アクティブ化許可を調整するために、アクティブ化要求情報を近隣ドナーeノードBに関連する他のRRMサーバに送信し得る。代替的に、1つのRRMサーバが複数のドナーeノードBに関連し得、したがって、RRMサーバは他のRRMサーバと協調しないことがある。
【0078】
[0089]別の構成では、時間T7において、小型セルはアクティブ化プロセスに自律的に進む。詳細には、時間T1において構成されたアクティブ化基準が満たされる場合、小型セルはアクティブ化プロセスに自律的に進む。さらに、時間T7において、小型セルはそれの周期性およびオフセットを変更する。たとえば、オフセットは、O_tf_3に変更され得、周期性は非無限値であり得る。すなわち、非無限周期性に基づいて、小型セルはダウンリンクアクティビティを有し得る。
【0079】
[0090]
図11に、小型セルをアクティブ化するための方法1100を示す。ブロック1102において、基地局はアクティブ化パラメータで小型セルを構成する。アクティブ化パラメータは、新キャリアタイプと同様に、低減された周期性を含むことができる。ブロック1104において、基地局は時間制限付き測定値でUEを構成する。時間制限付き測定値は、新キャリアタイプと低減された周期性とに対応し得る。さらに、ブロック1106において、基地局はUEから小型セル信号測定値を受信する。最後に、ブロック1108において、基地局は、小型セル信号測定値に応答してアクティブ化シーケンスを開始する。
【0080】
[0091]一構成では、eノードB610は、構成するための手段を含むワイヤレス通信のために構成される。一態様では、構成手段は、構成手段によって具陳された機能を実行するように構成された、コントローラ/プロセッサ675、メモリ676、送信プロセッサ616、変調器618および/またはアンテナ620を含み得る。eノードB610はまた、受信するための手段を含むように構成される。一態様では、受信手段は、受信手段によって具陳される機能を実行するように構成された受信プロセッサ670、復調器618、コントローラ/プロセッサ675、および/またはアンテナ620を含み得る。eノードB610はまた、開始するための手段を含むように構成される。一態様では、開始手段は、開始手段によって具陳された機能を実行するように構成された、コントローラ/プロセッサ675、メモリ676、送信プロセッサ616、変調器618、および/またはアンテナ620を含み得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された任意のモジュールまたは任意の装置であり得る。
【0081】
[0092]
図12は、処理システム1214を採用する装置1200のための実装形態(たとえば、ハードウェア実装形態)の一例を示す図である。処理システム1214は、バス1224によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1224は、処理システム1214の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1224は、プロセッサ1222によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはモジュール(たとえば、ハードウェアモジュール)と、モジュール1202、1204、1206と、コンピュータ可読媒体1226とを含む様々なモジュール/回路を互いにリンクする。バス1224はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他のモジュール/回路をリンクし得るが、これらのモジュール/回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
【0082】
[0093]本装置は、トランシーバ1230に結合された処理システム1214を含む。トランシーバ1230は、1つまたは複数のアンテナ1220に結合される。トランシーバ1230は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信することを可能にする。処理システム1214は、コンピュータ可読媒体1226に結合されたプロセッサ1222を含む。プロセッサ1222は、コンピュータ可読媒体1226に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1222によって実行されたとき、処理システム1214に、いずれかの特定の装置について説明する様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体1226はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1222によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
【0083】
[0094]処理システム1214は、アクティブ化パラメータで小型セルを構成するための構成モジュール1202を含み、アクティブ化パラメータは、新キャリアタイプなどとともに、低減された周期性を含む。構成モジュール1202はまた、時間制限付き測定値でUEを構成し得、時間制限付き測定値は、新キャリアタイプと低減された周期性とに対応する。処理システム1214は、UEから小型セル信号測定値を受信するための受信モジュール1204をも含む。処理システム1214は、小型セル信号測定値に応答してアクティブ化シーケンスを開始するためのアクティブ化モジュール1206をさらに含み得る。それらのモジュールは、プロセッサ1222中で動作し、コンピュータ可読媒体1226中に常駐する/記憶された、ソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ1222に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1214は、eノードB610の構成要素であり得、メモリ676および/またはコントローラ/プロセッサ675を含み得る。
【0084】
[0095]さらに、本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0085】
[0096]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0086】
[0097]本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはそれらの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、PCM(相変化メモリ)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0087】
[0098] 1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいは1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0088】
[0099]本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
アクティブ化パラメータで小型セルを構成することであって、前記アクティブ化パラメータが、低減された周期性を有する新キャリアタイプを含む、構成することと、
時間制限付き測定値でユーザ機器(UE)を構成することであって、前記時間制限付き測定値が前記新キャリアタイプと前記低減された周期性とに対応する、構成することと、
前記UEから小型セル信号測定値を受信することと、
前記小型セル信号測定値に応答してアクティブ化シーケンスを開始することと
を備える、ワイヤレス通信の方法。
[C2]
前記アクティブ化パラメータが、
前記低減された周期性をもつオーバーヘッド信号、前記低減された周期性をもつ基準信号、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数を構成する、C1に記載の方法。
[C3]
前記オーバーヘッド信号が、ドナーeノードBからのオーバーヘッド信号と重複するように構成された、C2に記載の方法。
[C4]
前記基準信号が、小型セルごとに別様に構成された、C2に記載の方法。
[C5]
アクティブ化パラメータを受信することと、
前記アクティブ化パラメータに少なくとも部分的に基づいてアクティブユーザ機器(UE)の近接を検出することと、
新キャリアタイプでアクティブ化することと
を備える、ワイヤレス通信の方法。
[C6]
前記アクティブUEが検出されたときにアクティブ化要求を送信することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
更新されたダウンリンク送信パラメータをもつアクティブ化許可を受信することと、
前記更新されたダウンリンク送信パラメータでアクティブ化することと
をさらに備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記アクティブ化することが、低減された周期性でアクティブ化することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C9]
前記近接を検出することが、前記UEから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスを受信することであって、前記PRACHシグネチャシーケンスがランダムアクセスプロシージャとは無関係である、受信することを備える、C5に記載の方法。
[C10]
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信のための装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
アクティブ化パラメータで小型セルを構成することであって、前記アクティブ化パラメータが、低減された周期性を有する新キャリアタイプを含む、構成することと、
時間制限付き測定値でユーザ機器(UE)を構成することであって、前記時間制限付き測定値が前記新キャリアタイプと前記低減された周期性とに対応する、構成することと、
前記UEから小型セル信号測定値を受信することと、
前記小型セル信号測定値に応答してアクティブ化シーケンスを開始することと
を行うように構成された、装置。
[C11]
前記アクティブ化パラメータが、前記低減された周期性をもつオーバーヘッド信号、前記低減された周期性をもつ基準信号、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数を構成する、C10に記載の装置。
[C12]
前記オーバーヘッド信号が、ドナーeノードBからのオーバーヘッド信号と重複するように構成された、C11に記載の装置。
[C13]
前記基準信号が、小型セルごとに別様に構成された、C11に記載の装置。
[C14]
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信のための装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサが、
アクティブ化パラメータを受信することと、
前記アクティブ化パラメータに少なくとも部分的に基づいてアクティブユーザ機器(UE)の近接を検出することと、
新キャリアタイプでアクティブ化することと
を行うように構成された、装置。
[C15]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アクティブUEが検出されたときにアクティブ化要求を送信するようにさらに構成された、C14に記載の装置。
[C16]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
更新されたダウンリンク送信パラメータをもつアクティブ化許可を受信することと、
前記更新されたダウンリンク送信パラメータでアクティブ化することと
を行うようにさらに構成された、C15に記載の装置。
[C17]
前記少なくとも1つのプロセッサが、低減された周期性でアクティブ化するようにさらに構成された、C14に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスを受信することであって、前記PRACHシグネチャシーケンスがランダムアクセスプロシージャとは無関係である、受信することによって、前記近接を検出するようにさらに構成された、C14に記載の装置。
[C19]
アクティブ化パラメータで小型セルを構成するための手段であって、前記アクティブ化パラメータが、低減された周期性を有する新キャリアタイプを含む、構成するための手段と、
時間制限付き測定値でユーザ機器(UE)を構成するための手段であって、前記時間制限付き測定値が前記新キャリアタイプと前記低減された周期性とに対応する、構成するための手段と、
前記UEから小型セル信号測定値を受信するための手段と、
前記小型セル信号測定値に応答してアクティブ化シーケンスを開始するための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C20]
前記アクティブ化パラメータが、前記低減された周期性をもつオーバーヘッド信号、前記低減された周期性をもつ基準信号、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数を構成する、C19に記載の装置。
[C21]
前記オーバーヘッド信号が、ドナーeノードBからのオーバーヘッド信号と重複するように構成された、C20に記載の装置。
[C22]
前記基準信号が、小型セルごとに別様に構成された、C20に記載の装置。
[C23]
アクティブ化パラメータを受信するための手段と、
前記アクティブ化パラメータに少なくとも部分的に基づいてアクティブユーザ機器(UE)の近接を検出するための手段と、
新キャリアタイプでアクティブ化するための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C24]
前記アクティブUEが検出されたときにアクティブ化要求を送信するための手段をさらに備える、C23に記載の装置。
[C25]
更新されたダウンリンク送信パラメータをもつアクティブ化許可を受信するための手段と、
前記更新されたダウンリンク送信パラメータでアクティブ化するための手段と
をさらに備える、C24に記載の装置。
[C26]
前記アクティブ化することが、低減された周期性でアクティブ化することをさらに備える、C23に記載の装置。
[C27]
前記近接を検出することは、前記UEから物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)シグネチャシーケンスを受信することであって、前記PRACHシグネチャシーケンスがランダムアクセスプロシージャとは無関係である、受信することを備える、C23に記載の装置。
[C28]
ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、
プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記プログラムコードは、
アクティブ化パラメータで小型セルを構成するためのプログラムコードであって、前記アクティブ化パラメータが、低減された周期性を有する新キャリアタイプを含む、構成するためのプログラムコードと、
時間制限付き測定値でユーザ機器(UE)を構成するためのプログラムコードであって、前記時間制限付き測定値が前記新キャリアタイプと前記低減された周期性とに対応する、構成するためのプログラムコードと、
前記UEから小型セル信号測定値を受信するためのプログラムコードと、
前記小型セル信号測定値に応答してアクティブ化シーケンスを開始するためのプログラムコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C29]
ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、
プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記プログラムコードが、
アクティブ化パラメータを受信するためのプログラムコードと、
前記アクティブ化パラメータに少なくとも部分的に基づいてアクティブユーザ機器(UE)の近接を検出するためのプログラムコードと、
新キャリアタイプでアクティブ化するためのプログラムコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。