【文献】
Qualcomm Incorporated,Elevation Beamforming and FD-MIMO with 2D Antenna Array,3GPP TSG RAN WG1 #79 R1-145087,2014年11月21日,pp.1-4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザ機器(UE)で、アジマスチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI−RS)ポートとエレベーションCSI−RSポートとを識別する単一のCSIプロセスを構成するフィードバック構成信号を受信することと、
前記UEによって、プリコーディング行列インジケータ(PMI)報告を送信することと、ここにおいて、前記PMI報告が、少なくとも、前記アジマスCSI−RSポートに関連する第1のPMIと、前記エレベーションCSI−RSポートに関連する第2のPMIとを含み、
ここにおいて、前記第1のPMIおよび前記第2のPMIのうちの少なくとも1つが低ランクを割り当てられ、前記PMI報告は、前記第1のPMIまたは前記第2のPMIのうちのどちらが前記低ランクを割り当てられるかを示す低ランクインジケータをさらに含む、
前記UEによって、前記アジマスCSI−RSポートと前記エレベーションCSI−RSポートとに基づく測定値をもつCSI報告を送信することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
前記CSI報告がランクインジケータ(RI)とチャネル品質インジケータ(CQI)とを含み、ここにおいて、前記CQIおよび前記RIが、前記第1のPMIと、前記第2のPMIと、前記低ランクインジケータとに基づいて決定される、請求項1または2に記載の方法。
ユーザ機器(UE)で、アジマスチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI−RS)ポートとエレベーションCSI−RSポートとを識別する単一のCSIプロセスを構成するフィードバック構成信号を受信するための手段と、
前記UEによって、プリコーディング行列インジケータ(PMI)報告を送信するための手段と、ここにおいて、前記PMI報告が、少なくとも、前記アジマスCSI−RSポートに関連する第1のPMIと、前記エレベーションCSI−RSポートに関連する第2のPMIとを含み、
ここにおいて、前記第1のPMIおよび前記第2のPMIのうちの少なくとも1つが低ランクを割り当てられ、前記PMI報告は、前記第1のPMIまたは前記第2のPMIのうちのどちらが前記低ランクを割り当てられるかを示す低ランクインジケータをさらに含む、
前記UEによって、前記アジマスCSI−RSポートと前記エレベーションCSI−RSポートとに基づく測定値をもつCSI報告を送信するための手段とを備える、ワイヤレス通信の装置。
前記CSI報告がランクインジケータ(RI)とチャネル品質インジケータ(CQI)とを含み、ここにおいて、前記CQIおよび前記RIが、前記第1のPMIと、前記第2のPMIと、前記低ランクインジケータとに基づいて決定される、請求項5または6に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0024] 添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。但し、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
【0013】
[0025] 本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば同義で使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、CDMA2000などの無線技術を実施し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実施し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMAなどの無線技術を実施し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標):Long Term Evolution)およびLTEアドバンスト(LTE−A:LTE(登録商標)-Advanced)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明
細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の大部分でLTE用語を使用する。
【0014】
[0026]
図1に、LTEネットワークであり得るワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのeNB110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、UEと通信する局であり得、基地局、ノードB、アクセスポイント、または他の用語で呼ばれることもある。各eNB110a、110b、110cは、特定の地理的エリアに通信カバレージを与え得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eNBのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。
【0015】
[0027] eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBはピコeNBと呼ばれることがある。フェムトセルのためのeNBはフェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と呼ばれることがある。
図1に示されている例では、eNB110a、110bおよび110cは、それぞれマクロセル102a、102bおよび102cのためのマクロeNBであり得る。eNB110xは、UE120xをサービスする、ピコセル102xのためのピコeNBであり得る。eNB110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBであり得る。eNBは、1つまたは複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。
【0016】
[0028] ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局110rを含み得る。中継局は、上流局(例えば、eNBまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、そのデータおよび/または他の情報の送信を下流局(例えば、UEまたはeNB)に送る局である。中継局はまた、他のUEに対する送信を中継するUEであり得る。
図1に示されている例では、中継局110rは、eNB110aとUE120rとの間の通信を可能にするために、eNB110aおよびUE120rと通信し得る。中継局は、リレーeNB、リレーなどと呼ばれることもある。
【0017】
[0029] ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeNB、例えば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeNBは、様々な送信電力レベル、様々なカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する様々な影響を有し得る。例えば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有し得るが、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーは、より低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有し得る。
【0018】
[0030] ワイヤレスネットワーク100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方のために使用され得る。
【0019】
[0031] ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し、これらのeNBの協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信し得る。eNB110はまた、例えば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
【0020】
[0032] UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは固定または移動であり得る。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または他のモバイルエンティティであり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー、または他のネットワークエンティティと通信することが可能であり得る。
図1において、両矢印付きの実線は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UEと、そのUEをサービスするように指定されたeNBであるサービングeNBとの間の所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとeNBとの間の干渉する送信を示す。
【0021】
[0033] LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。例えば、Kは、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。例えば、サブバンドは1.08MHzをカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対してそれぞれ1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
【0022】
[0034]
図2に、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造を示す。ダウンリンクの送信タイムラインは無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(例えば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分され得る。各サブフレームは2つのスロットを含み得る。従って、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、例えば、
図2に示されているようにノーマルサイクリックプレフィックス(CP)の場合は7つのシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は6つのシンボル期間を含み得る。ノーマルCPおよび拡張CPは、本明細書では異なるCPタイプとして言及され得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間は0〜2L−1のインデックスを割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中でN個のサブキャリア(例えば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
【0023】
[0035] LTEでは、eNBは、eNB中の各セルについて1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)と2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送り得る。1次同期信号および2次同期信号は、
図2に示されているように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5中で送られ得る。同期信号は、セル検出および捕捉のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3中で物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送り得る。PBCHは、あるシステム情報を搬送し得る。
【0024】
[0036] eNBは、
図2の第1のシンボル期間全体において示されているが、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみの中で物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるシンボル期間の数(M)を搬送し得、ここで、Mは、1、2、または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、例えば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。
図2に示されている例では、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のM個(
図2ではM=3)のシンボル期間中で物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)とを送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報とを搬送し得る。
図2の第1のシンボル期間の中には示されていないが、PDCCHおよびPHICHは、第1のシンボル期間の中にも含まれることを理解されたい。同様に、PHICHおよびPDCCHはまた、
図2にはそのようには示されていないが、第2のシンボル期間と第3のシンボル期間の両方の中にある。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中で物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
【0025】
[0037] eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSSおよびPBCHを送り得る。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間においてシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eNBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eNBは、全てのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
【0026】
[0038] 各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中の1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)中に配置され得る。各REGは1つのシンボル期間において4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって拡散され得る、3つのREGを占有し得る。例えば、PHICH用の3つのREGは、全てシンボル期間0中に属し得るか、またはシンボル期間0、1および2中で拡散され得る。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、32、または64個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して可能にされ得る。
【0027】
[0039] UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHについてREGの様々な組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は、一般に、PDCCHに対して可能にされる組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
【0028】
[0040] UEは、複数のeNBのカバレージ内にあり得る。そのUEをサービスするために、これらのeNBのうちの1つが選択され得る。サービングeNBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)など、様々な基準に基づいて選択され得る。
【0029】
[0041]
図3に、
図1中の基地局/eNBのうちの1つであり得る基地局/eNB110および
図1中のUEのうちの1つであり得るUE120の設計のブロック図を示す。制限付き関連付けシナリオの場合、基地局110は
図1中のマクロeNB110cであり得、UE120はUE120yであり得る。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。基地局110はアンテナ334a〜334tを備え得、UE120はアンテナ352a〜352rを備え得る。
【0030】
[0042] 基地局110において、送信プロセッサ320は、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどのためのものであり得る。データは、PDSCHなどのためのものであり得る。プロセッサ320は、データシンボルと制御シンボルとを取得するために、それぞれデータと制御情報とを処理(例えば、符号化およびシンボルマッピング)し得る。プロセッサ320はまた、例えば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を行い得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)332a〜332tに与え得る。各変調器332は、出力サンプルストリームを取得するために、(例えば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器332はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(例えば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器332a〜332tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ334a〜334tを介して送信され得る。
【0031】
[0043] UE120において、アンテナ352a〜352rは、基地局110からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)354a〜354rに与え得る。各復調器354は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器354はさらに、受信シンボルを取得するために、(例えば、OFDMなどのために)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器356は、全ての復調器354a〜354rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を行い、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ358は、検出シンボルを処理(例えば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク360に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に与え得る。
【0032】
[0044] アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ364が、データソース362から(例えば、PUSCHのための)データを受信し、処理し得、コントローラ/プロセッサ380から(例えば、PUCCHのための)制御情報を受信し、処理し得る。プロセッサ364はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ364からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ366によってプリコーディングされ、さらに(例えば、SC−FDMなどのために)復調器354a〜354rによって処理され、基地局110に送信され得る。基地局110で、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信され、復調器332によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器336によって検出され、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得するために、さらに受信プロセッサ338によって処理され得る。プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に与え得る。
【0033】
[0045] コントローラ/プロセッサ340および380は、それぞれ基地局110およびUE120での動作を指示し得る。基地局110でのプロセッサ340および/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明される技法のための様々なプロセスを行うか、またはその実行を指示し得る。UE120でのプロセッサ380ならびに/あるいは他のプロセッサおよびモジュールはまた、
図7A、
図7B、
図10A、および
図10Bに示されている機能ブロック、および/または本明細書で説明される技法のための他のプロセスを行うか、またはその実行を指示し得る。メモリ342および382は、それぞれ基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ344は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
【0034】
[0046] 一構成では、ワイヤレス通信のためのUE120は、UEの接続モード中に干渉基地局からの干渉を検出するための手段と、干渉基地局の得られたリソースを選択するための手段と、得られたリソース上の物理ダウンリンク制御チャネルの誤り率を取得するための手段と、誤り率が所定のレベルを超えたことに応答して実行可能である、無線リンク障害を宣言するための手段とを含む。一態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を行うように構成された、(1つまたは複数の)プロセッサ、コントローラ/プロセッサ380、メモリ382、受信プロセッサ358、MIMO検出器356、復調器354a、およびアンテナ352aであり得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を行うように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
【0035】
[0047] システム容量を増加させるために、eNBが、水平軸と垂直軸の両方を有するアンテナポートをもつ多数のアンテナをもつ2次元(2D)アクティブアンテナアレイを使用し、より多数のトランシーバユニットを有する、全次元(FD)MIMO技術が検討されている。従来のMIMOシステムの場合、ビームフォーミングが一般に3Dマルチパス伝搬のものであるが、アジマス次元のみを使用して実施している。しかしながら、FD−MIMOの場合、各トランシーバユニットは、それ自体の独立した振幅および位相制御を有する。2Dアクティブアンテナアレイとともにそのような能力は、従来のマルチアンテナシステムの場合のように、水平方向においてだけでなく、同時に水平方向と垂直方向の両方においても、送信信号がステアリングされることを可能にし、このことは、eNBからUEへのビーム方向を整形する際によりフレキシビリティを与える。従って、FD−MIMO技術は、アジマスビームフォーミングとエレベーションビームフォーミングの両方を利用し得、このことは、MIMOシステム容量を大幅に改善することになる。
【0036】
[0048]
図4は、一般的な2Dアクティブアンテナアレイ40を示すブロック図である。アクティブアンテナアレイ40は、各列が8つの交差偏波垂直アンテナ要素を含む4つの列を備える、64送信機交差偏波均一平面アンテナアレイ(64-transmitter, cross-polarized uniform planar antenna array)である。アクティブアンテナアレイは、しばしば、アンテナ列の数(N)、偏波タイプ(P)、および1つの列中の同じ偏波タイプを有する垂直要素の数(M)によって表される。従って、アクティブアンテナアレイ40は、8つの垂直(M=8)交差偏波アンテナ要素(P=2)をもつ4つの列(N=4)を有する。
【0037】
[0049] 2Dアレイ構造の場合、エレベーションビームフォーミングによる垂直次元を活用するために、チャネル状態情報(CSI)が基地局で必要とされる。CSIは、プリコーディング行列インジケータ(PMI)ランクインジケータ(RI)およびチャネル品質インジケータ(CQI)に関して、ダウンリンクチャネル推定と、(1つまたは複数の)あらかじめ定義されたPMIコードブックとに基づいて、移動局によって基地局にフィードバックされ得る。しかしながら、従来のMIMOシステムとは異なる、FD−MIMOが可能なeNBは、一般に、大規模アンテナシステムを装備しており、従って、UEからのフルアレイCSIの収集は、チャネル推定の複雑さ、および過大なダウンリンクCSI−RSオーバーヘッドとアップリンクCSIフィードバックオーバーヘッドの両方により極めて難しい。
【0038】
[0050] FD−MIMO CSIフィードバック機構のためのソリューションが、大規模2次元アンテナアレイをもつFD−MIMOのために提案されている。例えば、次元CSIフィードバックは、各々がエレベーション方向またはアジマス方向のいずれか上の1D CSI−RSポート構造をもつ2つのCSIプロセスでUEが構成されることを可能にする。
図5は、各々が次元CSIフィードバックのための1次元CSI−RSポートをもつ、2つのCSIプロセス構成を示すブロック図である。CSIプロセスは、エレベーションCSI−RSポート500とアジマスCSI−RSポート501の両方について定義されることになる。各構成されたCSIプロセスについてのCSIフィードバックは、1次元チャネル状態情報のみを反映することになる。例えば、1つのCSIフィードバックは、エレベーションCSI−RSポート500のCSIのみを反映することになる。サービングeNB(図示せず)は、次いで、推定されたフルアンテナアレイプリコーディングを取得するために、2つの別個のCSIプロセス間の相関を決定し得る。例えば、eNBは、フルアンテナアレイプリコーディングのための2つのプリコーディングベクトルを組み合わせるために、クロネッカー積を使用し得る。
【0039】
[0051] 別の例示的なCSIフィードバック機構は、ビーム選択を用いるプリコーディングされたCSI−RSを採用する。
図6は、CSIフィードバックのためのプリコーディングされたCSI−RSを送信するように構成された基地局600を示すブロック図である。UEグループ#1および#2中のUEは、基地局600に関して様々なエレベーションに位置し得る。ビーム選択を用いるプリコーディングされたCSI−RSでは、多数のアンテナポートをより少数のプリコーディングされたCSI−RSポートに圧縮するために、CSI−RS仮想化が使用され得る。同じ仮想化またはエレベーションビームフォーミングを用いるCSI−RSポートは、1つのCSIプロセスに関連し得る。例えば、CSI−RSリソース#1は、同じ仮想化またはエレベーションビームフォーミングを用いるCSI−RSポートを含み得、第1のCSIプロセスに関連することになるが、CSI−RSリソース#2および#3は、異なるCSIプロセスにも関連することになる。UEは、各々が異なるCSI−RS仮想化を用いる、CSIフィードバックのための1つまたは複数のCSIプロセスで構成され得る。一例では、UEグループ#1のUE604は、それぞれ、CSI−RSリソース#1、#2、および#3に関する測定情報を与えるために、3つのCSIプロセスのために構成されることになる。サービングeNB、基地局600は、報告されたCSIフィードバックに基づいて、UE604のための最良のサービングCSI−RSビームを決定することになる。
【0040】
[0052] FD−MIMO CSIフィードバックのための様々な現在のソリューションに伴う、いくつかの問題および課題が存在する。例えば、次元CSIフィードバックシステムの場合、2つのCSIプロセスを使用する機構は、効率的でなく、追加のシグナリングおよびオーバーヘッドを必要とし得る。アグリゲートされたCQI報告がそのような次元CSIフィードバックシステムにおいてサポートされる場合、複数のCSIプロセスをリンクするために、追加のシグナリングが必要とされ得る。さらに、PMI/RIのジョイント選択、および複数のCSIプロセスにわたるアグリゲートされたCQIをサポートするために、CQI報告プロセスへの変更も必要とされ得る。そのような次元CSIフィードバックシステムは、UEが、各周期CSI報告のための2つの構成されたCSIプロセスのCSIを両方とも報告するので、大きいアップリンクフィードバックオーバーヘッドを生じる。
【0041】
[0053] ビーム選択機構を用いる既存のプリコーディングされたCSI−RSでは、複数のCSIプロセスのための標準的なCSIフィードバック機構が使用され、このことは、UEが、各構成されたCSIプロセスのためのCSIをフィードバックすることを引き起こし得る。言い換えれば、UEは、最良のCSIプロセスのみのためのCSIをフィードバックすることを選択することを可能にされないであろう。UEは、既存の機構の下で、構成されたプロセスの全てのためのCSIをフィードバックすることになる。これは、UE処理複雑さとアップリンクフィードバックオーバーヘッドの両方を大幅に増加させる。現在、CSI−RSリソース構成は、RRCシグナリングを介して送信した。プリコーディングされたCSI−RSの場合、各CSIプロセスは、限られたカバレージを有し得る。UEがセル内で移動するとき、複数のCSIプロセスにわたる頻繁なビーム切替えがあり得る。この場合、CSI−RSリソース構成のためのRRCシグナリングは、より多くのシグナリングオーバーヘッドを導入することと、非効率的なシグナリング機構を与えることの両方を行い得る。
【0042】
[0054] 分散EPDCCHを使用するシステムでは、CSIフィードバックは、プリコーディングされないCSI−RSに基づき得る。従って、そのような場合、プリコーディングされないCSI−RSを用いる1つの追加のCSIプロセスが、プリコーディングされたCSI−RSがFD−MIMO CSIフィードバックのために使用されるときに構成され得る。プリコーディングされないCSI−RSを用いるCSIプロセスのこの追加はまた、CSI測定およびフィードバックのためのUE処理複雑さを増加させ得る。
【0043】
[0055] 本開示の様々な態様は、既存のFD−MIMO CSIフィードバック機構への改善を与える。例えば、様々な態様は、単一のCSIプロセスを使用することによって次元CSIフィードバック機構を改善する。次元CSIフィードバックのために単一のCSIプロセスを使用することは、より効率的である。1つのCSIプロセスの構成は、水平(H)領域チャネル測定および垂直(V)領域チャネル測定のためのアジマスCSI−RSポートとエレベーションCSI−RSポートの両方を含み得る。単一のCSIプロセスの場合、UEは2つのPMIを報告することになり、一方はアジマスCSI−RSポートのためのものであり、他方はエレベーションCSI−RSポートのためのものである。スペクトル効率を最大にするために、2つのPMIが一緒に選択され得る。
【0044】
[0056]
図7Aおよび
図7Bは、本開示の態様を実施するために実行される例示的なブロックを示すブロック図である。
図7Aは、UEによって実行されるブロックを示し、
図7Bは、UEをサービスする基地局によって実行されるブロックを示す。また
図7Aおよび
図7Bは、
図8に示されている構成要素に関して説明される。
図8は、本開示の一態様による、拡張次元CSIフィードバックのために構成された基地局800およびUE801を示すブロック図である。基地局800は、エレベーションポートの4つのセットとアジマスポートの8つのセットとを有する2D−MIMOアクティブアンテナアレイ800−AAAを含む。ブロック703で、基地局800など、サービング基地局は、2D−MIMOアクティブアンテナアレイ800−AAAのアジマスCSI−RSポートとエレベーションCSI−RSポートの両方を識別する単一のCSIプロセスを構成するフィードバック構成信号を送信する。UE801など、UEは、ブロック700で、両方のタイプのCSI−RSポートをもつ単一のCSIプロセスを構成するフィードバック構成信号を受信する。
【0045】
[0057] ブロック701において、UE801は、少なくとも、アジマスCSI−RSポートに関連する第1のPMIと、エレベーションCSI−RSポートに関連する第2のPMIとを含むPMI報告を送信する。前記のように、UE801は、スペクトル効率を最大にするために、PMIを一緒に選択し得る。フルアンテナアレイのための全チャネルプリコーディング行列を決定するために、2つのPMIのうちの少なくとも1つは、基地局800など、eNBが、全チャネルプリコーディング行列を決定するために、2つのPMIを組み合わせるための相関プロシージャ(例えば、クロネッカー積など)を使用し得るように、低ランク(例えば、ランク1)に設定されることになる。CQI/RIはまた、クロネッカープリコーディングの仮定に基づいて決定され得る。
【0046】
[0058] 2つのPMIは、UEの報告モードに応じて広帯域またはサブバンドのいずれかであり、あらかじめ定義された順序(例えば、各サブバンドまたは広帯域について、最初に水平(H)PMI、その後に続いて垂直(V)PMI)に従ってソートされ得る。本開示の様々な態様では、拡張次元CSIフィードバックのためのサブバンド/広帯域PMI報告は、どちらのPMIが低ランクを割り当てられるかを示すために、各サブバンドまたは広帯域報告について1つの追加のビットを使用し得る(例えば、H−PMIが低ランクであるとき、ビット値「0」であり、V−PMIが低ランクであるとき、値「1」である)。
【0047】
[0059] 例示的な一態様では、2D交差偏波(x−pol)アクティブアンテナアレイ、2D−MIMOアクティブアンテナアレイ800−AAA(M、N、P)、P=2について考えると、3つの異なる構成が単一のCSIプロセスのために定義され得る、すなわち、構成1は、エレベーション(E)CSI−RSのための同じ偏波をもつM個のポートと、アジマス(A)CSI−RSのための2*N個のx−polポートとを定義し、構成2は、E−CSI−RSのための2*M個のx−polポートと、A−CSI−RSのための同じ偏波をもつN個のポートとを定義し、構成3は、E−CSI−RSのための2*M個のx−polポートと、A−CSI−RSのための2*N個のx−polポートとを定義する。単一偏波CSI−RSポートが2つの次元のいずれかにおいて構成される場合、その次元のために低ランクが同様に仮定され得る。場合によっては、UE801は、どちらのPMIが低ランクであると仮定されるかを選択的に決定し得る。基地局800は、どちらのCSI−RS構成が、ブロック703において送信されるフィードバック構成メッセージ中で使用されるかの識別を含み得る。これらの3つの異なるCSIプロセス構成に応答して、UE801は、以下の2つのフィードバックオプション、すなわち、オプション1、UE800は、M×1個のランク1V−PMIと2*N×L個のランクL H−PMIとに従って2つのPMIを決定する(ここで、Lは、ランク1以上であり得る、他のPMIの追加のランクを表す)、およびオプション2、UE801は、N×1個のランク1H−PMIと2*M×L個のランクL V−PMIとに従って2つのPMIを決定する、を有することがある。スペクトル効率最大化基準に基づいて、UE801は、どちらのオプションが、報告のための2つのPMIを選択するために使用され得るかを決定することになり、いくつかの態様では、ブロック701においてPMI報告とともに送信される1ビットインジケータを使用して、基地局800に選択を示し得る。サブバンドPMI報告が構成される場合、1ビットインジケータがサブバンドごとに定義され得ることに留意されたい。
【0048】
[0060] ブロック704において、基地局800は、少なくとも、アジマスCSI−RSポートに関連する第1のPMIと、エレベーションCSI−RSポートに関連する第2のPMIとを含むPMI報告を受信する。ブロック705で、基地局800は、第1のPMIまたは第2のPMIのうちのどちらが低ランクを割り当てられるかを識別する。述べられたように、UE801から受信されたPMI報告は、低ランクに割り当てられたPMIを識別する、追加の1ビットインジケータを含み得る。本開示の追加の態様は、PMI報告内の低ランクに割り当てられたPMIの固定ロケーションを与え得る。低ランクに割り当てられたPMIを識別するために、様々な機構が使用され得る。ブロック706で、基地局800は、全チャネルプリコーディング行列を取得するために、2つのPMIを組み合わせる。例えば、サービング基地局は、UE801から受信されたH−PMIおよびV−PMIを全チャネル行列に組み合わせるために、クロネッカー積を使用し得る。
【0049】
[0061] ブロック702において、CSIプロセスの識別されたCSI−RSポート上で測定を行った後、UE801は、アジマスポートとエレベーションポートの両方に基づく測定情報をもつCSI報告を送信する。基地局800は、次いで、UE801からのCSI報告を処理する際に、全チャネルプリコーディング行列を使用し得る。
【0050】
[0062] 本開示の異なる態様の様々な動作例では、低ランクPMIは、垂直領域または水平領域に制限され得る。1つのそのような例では、ランク1の低ランクの場合、ランク1が垂直領域上で制限される場合、垂直CSI−RSポートのためのチャネル測定は
【0052】
によって示され、水平CSI−RSポートのためのチャネル測定はH
Hによって示される。UEは、フルチャネルを近似するために、クロネッカー積を使用し得る、例えば、
【0054】
。さらに、UEはまた、フルチャネルプリコーディング行列のためにクロネッカー積を使用し得る、例えば、
【0056】
。次いで、V−PMI w
VおよびH−PMI w
Vの選択は、以下によって公式化され得る。
【0060】
およびU
Hは、UEによるRX重みベクトルである。ランク1が水平領域上で制限される場合、
【0067】
[0063]
[0064]
図9は、本開示の一態様に従って構成された例示的なPMI報告を示すブロック図である。PMI報告はPMIフィールド90を含む。図示の例に従ってサブバンドPMIまたは広帯域PMIであり得るPMI報告は、3つの部分、すなわち、(1)垂直PMI値または水平PMI値のうちのどちらが低ランクPMIであるかをeNBに識別する、V−PMIまたはH−PMIのための1ビット低ランクインジケータ900と、(2)H領域プリコーディングベクトルインジケータ(H−PMI)901と、(3)V領域プリコーディングベクトルインジケータ(V−PMI)902とを含む。3つのPMI報告部分の順序は、
図9に示されているように固定であり得るか、または3つのPMI報告部分の何らかの他の組合せであり得る。
【0068】
[0065] 様々な態様は、プリコーディングされたCSI−RSのための拡張CSIリソース構成をも含む。そのような態様は、単一のCSIプロセスにおける複数のCSI−RSリソース構成を与え得る。例えば、1つのCSI−RSリソース構成は、特定のCSI−RS仮想化またはCSI−RSビームフォーミングに対応し得る。1つのCSIプロセスにおける複数のCSI−RSリソース構成は、異なる周波数または時間リソースマッピング、周期性、CSI−RSポートの数などを有することがある。UEは、各CSI−RSリソース構成について別々にチャネル測定を行い、各CSI−RSリソース構成についてCSIを生成することになる。しかしながら、UEは、全ての生成されたCSIをネットワークに報告することを必要とされないであろう。
【0069】
[0066]
図10Aおよび
図10Bは、本開示の態様を実施するために実行される例示的なブロックを示すブロック図である。
図10Aは、UEによって実行されるブロックを示し、
図10Bは、UEをサービスする基地局によって実行されるブロックを示す。また
図10Aおよび
図10Bは、
図6に示されている構成要素に関して説明される。ブロック1003で、基地局600は、単一のCSIプロセスにおける複数のCSI−RSリソースを構成するフィードバック構成信号を送信する。例えば、基地局600は、単一のCSIプロセスのためのCSI−RSリソース#1、#2、および#3の各々を構成し得る。この構成は、フィードバック構成信号中で送信される。CSI−RSリソースの各々はまた、そのようなCSI−RSリソースのためのCSIフィードバックをプリコーディングするために、事前構成されたCSI−RSアンテナ仮想化またはUEのためのプリコーディング手法のいずれかに関連し得る。ブロック1000で、UE604など、UEは、単一のCSIプロセスのための複数のCSI−RS信号を構成するフィードバック構成信号を受信する。
【0070】
[0067] ブロック1001において、UE604は、複数のCSI−RSリソースの各々のための測定情報を生成する。例えば、UE604は、CSI−RSリソース#1、#2、および#3のチャネル状態を測定する。ブロック1002で、UE604は、識別されたCSI−RSリソースの総数よりも少ないCSI−RSリソースのサブセットのための測定情報を送信する。どちらのCSIを報告すべきかを決定するために、様々な機構が使用され得る。例えば、報告すべきCSIの総数が、ネットワークによって構成され得る。そのような例示的な態様では、基地局600は、ブロック1004で、CSI−RSリソースのサブセットを識別してそれについての測定値を与えるためにUE604にリソース識別子を送信する。
【0071】
[0068] 代替的に、CSI報告の選択はUEによって決定され得る。例えば、UE604は、CSIを自律的に報告し得、そこにおいて、UE604は、CSI報告のための「最良の」CSI−RSリソースを決定する。そのような自律報告の目的で、「最良の」CSI−RSリソースは、最大スペクトル効率を生じるリソースであり得る。代替態様では、最良は、最高受信信号強度インジケータ、最低干渉などを含み得る。
図6の点とともに示される例では、UE604は、スペクトル効率を最大にする最良のオプションとしてCSI−RSリソース#1および#2を識別し、基地局600にCSI−RSリソース#1および#2のための測定情報を送信する。CQI、PMI、RIなどを報告することに加えて、UEは、フィードバック信号中の報告されたCSIに関連するCSI−RSリソースのインデックスをも報告し得る。従って、UE604は、送信されたCSI報告をもつCSI−RSリソース#1および#2に対応するインデックス1および2を報告することになる。CSI−RSリソースのサブセットの選択がUE制御されるのかネットワーク制御されるのかにかかわらず、ブロック1005で、基地局600は、識別されたサブセットのCSI−RSリソースの各々のための測定情報を含むCSI報告を受信する。
【0072】
[0069] 前記のように、既存のプリコーディングされたCSI−RSフィードバック機構は、EPDCCHのプリコーディングされないCSI−RSをサポートしない。そのような分散EPDCCHをサポートするために、本開示の態様は、プリコーディングされたCSI−RSリソースとプリコーディングされないCSI−RSリソースの両方を含む混合CSI−RS構成を定義し得る(説明の目的で、CSI−RSリソース#1および#3はプリコーディングされ得、CSI−RSリソース#2はプリコーディングされないことがある)。CSI−RSがプリコーディングされるか否かを示すために、CSI−RSリソース構成における1つの追加のビットが使用され得る。ネットワークは、次いで、プリコーディングされたCSI−RSポートまたはプリコーディングされないCSI−RSポートに基づいて、CSIを報告するようにUEをトリガし得る。
【0073】
[0070] 本開示の追加の態様はまた、ネットワークによって構成される場合、構成されたCSI−RSリソースのサブセットのための複数のCSIを、非周期CSI報告のための1つの報告に多重化し得る。M個の選択されたCSI−RSリソース構成の位置は、そのような多重化されたCSI報告中にも含まれ得る。
【0074】
[0071] 本開示の別の態様は、ネットワークによって暗黙的に制御される構成されたCSI−RSリソースのサブセットに関係すべきCSI報告を与え得る。非周期CSI報告のためのそのような態様の適用では、ネットワークは、別のタイプのシグナリングを通して使用すべきCSI−RSリソースの識別を暗黙的にトリガすることができる。暗黙的トリガリングを実施するそのような態様は、CSI報告サブフレームnと、事前構成された時間領域しきい値Kとに基づき得る。例えば、異なるCSI−RS仮想化またはビームフォーミングを用いるサブフレーム(n−K、n−4)間のCSI−RSリソース構成は、非周期CSI報告のために含まれ得る。
【0075】
[0072] 各々が1つのCSIプロセスにおける異なるCSI−RSリソース構成に関連する、1つの報告事例における複数の非周期CSIフィードバックを報告するようにUEがトリガされる追加の態様、複数のA−CSI報告は、CSIプロセスにおけるCSI−RSリソース構成のインデックスに基づく順序で配置され得る。そのような場合、UEがCSI報告中にCSI−RSリソースインデックスを明示的に含む必要がないことがある。
【0076】
[0073]
図11は、本開示の一態様による、複数のプリコーディングされたCSI−RSポートをもつCSI構成を示すブロック図である。基地局1100は、2D−MIMOアクティブアンテナアレイ1100Aを含む。CSI−RSポートのプリコーディングは、UE1101がCSIフィードバックを与えるための手法を与える。例えば、事前構成されたCSI−RSポート1102および1103は、それぞれ、広帯域行列T
1およびT
Gを用いてプリコーディングされる。従って、CSIフィードバックを生成するとき、UE1101は、仮想化されたCSI−RSポート上にフィードバックを与え得る。全アンテナ行列Hについて考えると、UE1101によって決定されたCSIは、代わりに、それぞれ、仮想化された行列HT
1およびHT
Gに基づき得る。UE1101は、次いで、それぞれのCSIフィードバックPMI
1/RI
1(W
1)CQI
1およびPMI
G/RI
G(W
G)CQI
Gを生成し得る。
【0077】
[0074] CSI−RSリソース構成の選択は、サブバンドCQI/PMI報告が構成される場合はサブバンドごとに、または広帯域CQI/PMIが構成される場合は広帯域ベースでのいずれかで行われ得ることに留意されたい。
【0078】
[0075]
図12Aは、本開示の一態様に従って構成された広帯域CSI−RSリソース選択を示すブロック図である。
図12Aは、CSI報告のためのUE1201による広帯域ベースでのCSI−RSリソース1202選択を示す。UE1201は、別々に各CSI−RSリソースのチャネル状態を測定し、CSI報告を生成する。図示のように、各リソースは、異なるランクインジケータを有し得る。
図12Aの点とともに示される例では、UE1201は、最良のオプションとしてCSI−RSリソース1202を識別し、CSI−RSリソース1202のためのCSI測定報告情報を基地局1200に送信する。CSI−RSリソース選択は広帯域ベースで行われ、このことは、基地局は、UE1201が周波数領域中の複数のサブバンドを割り当てられるが、同じCSI−RSリソース関連するPMIを使用してUE1201にPDSCHを送信することになることを意味する。CSI−RSリソース選択はまた、より好都合なCSI−RSリソースが時間とともに変化し得る時間領域上で適応させられ得る。
【0079】
[0076]
図12Bは、本開示の一態様に従って構成されたサブバンドCSI−RSリソース選択を示すブロック図である。
図12Bは、UE1201によるCSI−RSリソース1204および1205からのサブバンド1206〜1208のCSI−RSリソース選択を示す。
図12Bの点とともに示される例では、UE1201は、共通ランクインジケータを使用することによって、CSI−RSリソース1204および1205の各々のためのCSIを一緒に決定する。図示のように、CSI−RSリソース1204および1205の各々は、共通ランクインジケータの下で、異なるサブバンドごとのPMI/CQIを有し得る。最も好都合なまたは最良のCSI−RSリソースが、各サブバンドについて識別され得る。図示のようなサブバンド選択は、基地局1200が、異なるCSI−RSリソースに関連するサブバンドごとのPMIを用いてPDSCHを送信することを可能にする。
【0080】
[0077] 情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0081】
[0078]
図7A、
図7B、
図10A、および
図10Bの機能ブロックおよびモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得る。
【0082】
[0079] さらに、本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびプロセスステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実施され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実施されるか、ソフトウェアとして実施されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実施の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0083】
[0080] 本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実施され得る。
【0084】
[0081] 本明細書の開示に関して説明した方法またはプロセスのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0085】
[0082] 1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。ソフトウェアで実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、非一時的接続は、コンピュータ可読媒体の定義内に適切に含まれ得る。例えば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblue−rayディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0086】
[0083] 特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。例えば、組成が、構成要素A、B、および/またはCを含んでいると記述されている場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
【0087】
[0084] 本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるようにするために提供したものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)で、アジマスチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI−RS)ポートとエレベーションCSI−RSポートとを識別する単一のCSIプロセスを構成するフィードバック構成信号を受信することと、
前記UEによって、プリコーディング行列インジケータ(PMI)報告を送信することと、ここにおいて、前記PMI報告が、少なくとも、前記アジマスCSI−RSポートに関連する第1のPMIと、前記エレベーションCSI−RSポートに関連する第2のPMIとを含み、
ここにおいて、前記第1のPMIおよび前記第2のPMIのうちの少なくとも1つが低ランクを割り当てられる、
前記UEによって、前記アジマスCSI−RSポートと前記エレベーションCSI−RSポートとに基づく測定値をもつCSI報告を送信することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
[C2] 前記PMI報告は、前記第1のPMIまたは前記第2のPMIのうちのどちらが前記低ランクを割り当てられるかを示す低ランクインジケータをさらに含む、C1に記載の方法。
[C3] 前記PMI報告が、ビットインジケータ、第1のPMI、および第2のPMIの固定順序に従って配置された、C2に記載の方法。
[C4] 前記CSI報告がランクインジケータ(RI)とチャネル品質インジケータ(CQI)とを含み、ここにおいて、前記CQIおよび前記RIが、前記第1のPMIと、前記第2のPMIと、前記低ランクインジケータとに基づいて決定される、C2に記載の方法。
[C5] 前記UEによって、前記単一のCSIプロセスを構成する前記フィードバック構成信号に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のPMIおよび前記第2のPMIのための低ランクインジケータを決定することをさらに含み、ここにおいて、前記PMI報告が前記低ランクインジケータをさらに含む、C1に記載の方法。
[C6] C1から5の任意の組合せの方法。
[C7] ユーザ機器(UE)で、単一のチャネル状態情報(CSI)プロセスにおける複数のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースを構成するフィードバック構成信号を受信することと、ここにおいて、前記複数のCSI−RSリソースの各々が、事前構成されたCSI−RSアンテナ仮想化またはプリコーディング手法のうちの1つに関連する、
前記UEによって、前記複数のCSI−RSリソースの各々のためのチャネル測定情報を生成することと、
前記UEによって、前記複数のCSI−RSリソースの全てよりも少ないCSI−RSリソースのサブセットのための前記チャネル測定情報を含むCSI報告を送信することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
[C8] 前記UEによって、前記複数のCSI−RSリソースの各々に関連するスペクトル効率を決定することと、
前記UEによって、前記決定されたスペクトル効率に少なくとも部分的に基づいて、前記チャネル測定情報がそれについて送信される前記サブセットの前記CSI−RSリソースの各々を選択することと、
前記UEによって、前記サブセットのために選択された前記CSI−RSリソースの各々のためのインデックスの指示を送信することとをさらに含む、C7に記載の方法。
[C9] 前記UEによって、非周期CSI要求を受信することをさらに含み、ここにおいて、前記非周期CSI要求のトリガリングコマンドが、前記サブセットのための前記複数のCSI−RSリソースのうちの1つまたは複数を識別するリソースインジケータを含む、C7に記載の方法。
[C10] 前記UEによって、前記非周期CSI測定値がその中で報告されるべきである報告サブフレームを決定することと、
前記UEによって、前記サブセットの有効なCSI−RSリソースが、事前構成された時間領域しきい値内にあるかどうかを決定することと、ここにおいて、前記事前構成された時間領域しきい値が、前記報告サブフレームより前のダウンリンクサブフレームのセットを含む、
前記サブセットの前記決定された有効なCSI−RSリソースのための前記CSI報告を測定し、送信することとをさらに含む、C7に記載の方法。
[C11] CSI−RSリソースの前記サブセットのための前記チャネル測定情報が、前記フィードバック構成信号中の前記CSI−RSリソースの順序に従って、前記CSI報告中で配置された、C7に記載の方法。
[C12] 前記フィードバック構成信号が、プリコーディングされない前記複数のCSI−RSリソースのうちの0個またはそれ以上のCSI−RSリソースへのプリコーディングインジケータを含み、ここにおいて、前記複数のうちの残りのCSI−RSリソースがプリコーディングされる、C7に記載の方法。
[C13] 前記UEで、前記CSI−RSリソースがプリコーディングされるのかまたはプリコーディングされないのかのうちの1つに基づいて前記チャネル測定情報を報告するようにとの命令を受信することをさらに含む、C12に記載の方法。
[C14] C7から13の任意の組合せの方法。
[C15] ユーザ機器(UE)で、アジマスチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI−RS)ポートとエレベーションCSI−RSポートとを識別する単一のCSIプロセスを構成するフィードバック構成信号を受信するための手段と、
前記UEによって、プリコーディング行列インジケータ(PMI)報告を送信するための手段と、ここにおいて、前記PMI報告が、少なくとも、前記アジマスCSI−RSポートに関連する第1のPMIと、前記エレベーションCSI−RSポートに関連する第2のPMIとを含み、
ここにおいて、前記第1のPMIおよび前記第2のPMIのうちの少なくとも1つが低ランクを割り当てられる、
前記UEによって、前記アジマスCSI−RSポートと前記エレベーションCSI−RSポートとに基づく測定値をもつCSI報告を送信するための手段とを備える、ワイヤレス通信の装置。
[C16] 前記PMI報告は、前記第1のPMIまたは前記第2のPMIのうちのどちらが前記低ランクを割り当てられるかを示す低ランクインジケータをさらに含む、C15に記載の装置。
[C17] 前記PMI報告が、ビットインジケータ、第1のPMI、および第2のPMIの固定順序に従って配置された、C16に記載の装置。
[C18] 前記CSI報告がランクインジケータ(RI)とチャネル品質インジケータ(CQI)とを含み、ここにおいて、前記CQIおよび前記RIが、前記第1のPMIと、前記第2のPMIと、前記低ランクインジケータとに基づいて決定される、C16に記載の装置。
[C19] 前記UEによって、前記単一のCSIプロセスを構成する前記フィードバック構成信号に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のPMIおよび前記第2のPMIのための低ランクインジケータを決定するための手段をさらに含み、ここにおいて、前記PMI報告が前記低ランクインジケータをさらに含む、C15に記載の装置。
[C20] C15から19の任意の組合せの装置。
[C21] ユーザ機器(UE)で、単一のチャネル状態情報(CSI)プロセスにおける複数のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースを構成するフィードバック構成信号を受信するための手段と、ここにおいて、前記複数のCSI−RSリソースの各々が、事前構成されたCSI−RSアンテナ仮想化またはプリコーディング手法のうちの1つに関連する、
前記UEによって、前記複数のCSI−RSリソースの各々のためのチャネル測定情報を生成するための手段と、
前記UEによって、前記複数のCSI−RSリソースの全てよりも少ないCSI−RSリソースのサブセットのための前記チャネル測定情報を含むCSI報告を送信するための手段とを備える、ワイヤレス通信のために構成された装置。
[C22] 前記UEによって、前記複数のCSI−RSリソースの各々に関連するスペクトル効率を決定するための手段と、
前記UEによって、前記決定されたスペクトル効率に少なくとも部分的に基づいて、前記チャネル測定情報がそれについて送信される前記サブセットの前記CSI−RSリソースの各々を選択するための手段と、
前記UEによって、前記サブセットのために選択された前記CSI−RSリソースの各々のためのインデックスの指示を送信するための手段とをさらに含む、C21に記載の装置。
[C23] 前記UEによって、非周期CSI要求を受信するための手段をさらに含み、ここにおいて、前記非周期CSI要求のトリガリングコマンドが、前記サブセットのための前記複数のCSI−RSリソースのうちの1つまたは複数を識別するリソースインジケータを含む、C21に記載の装置。
[C24] 前記UEによって、前記非周期CSI測定値がその中で報告されるべきである報告サブフレームを決定するための手段と、
前記UEによって、前記サブセットの有効なCSI−RSリソースが、事前構成された時間領域しきい値内にあるかどうかを決定するための手段と、ここにおいて、前記事前構成された時間領域しきい値が、前記報告サブフレームより前のダウンリンクサブフレームのセットを含む、
前記サブセットの前記決定された有効なCSI−RSリソースのための前記CSI報告を測定し、送信するための手段とをさらに含む、C21に記載の装置。
[C25] CSI−RSリソースの前記サブセットのための前記チャネル測定情報が、前記フィードバック構成信号中の前記CSI−RSリソースの順序に従って、前記CSI報告中で配置された、C21に記載の装置。
[C26] 前記フィードバック構成信号が、プリコーディングされない前記複数のCSI−RSリソースのうちの0個またはそれ以上のCSI−RSリソースへのプリコーディングインジケータを含み、ここにおいて、前記複数のうちの残りのCSI−RSリソースがプリコーディングされる、C21に記載の装置。
[C27] 前記UEで、前記CSI−RSリソースがプリコーディングされるのかまたはプリコーディングされないのかのうちの1つに基づいて前記チャネル測定情報を報告するようにとの命令を受信するための手段をさらに含む、C26に記載の装置。
[C28] C21から27の任意の組合せの装置。