【実施例】
【0186】
本明細書に記載される化合物は、本明細書に含まれる教示および当該技術分野に既知の合成手順に基づいた多くの方法で調製され得る。以下に記載される合成方法の説明において、他に明示がない限り、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験の持続時間およびワークアップ手順を含む、すべての提案された反応条件が、その反応に対して標準化された条件として選択され得ることが理解されるであろう。分子の様々な部分上で存在する官能性が、提案される試薬および反応と適合性があるべきであると有機合成の技術分野の当業者に理解されている。反応条件と適合性のない置換基は、当業者に明白となり、それ故、代替方法が示される。実施例に関する出発物質は、市販で入手可能であるか、または既知の物質から標準方式によって容易に調製される。
【0187】
すべての市販で入手可能な化学薬品を、Aldrich、Acros、Fisher、Fluka、Maybridgeなどから得て、他に留意されない限り、さらなる精製なしで使用した。乾燥した溶媒は、例えば、活性化したアルミナカラムに通すことによって得られる。すべての反応は、特に明記のない限り、オーブン焼きのガラス製品を使用して、不活性な窒素雰囲気下で典型的には行なわれる。フラッシュクロマトグラフィーは、230−400メッシュのシリカゲル60を使用して行われる。NMRスペクトルを、Varian 400 MHz Bruker 300、Bruker 400、Bruker 500またはBruker 600 MHzの器具などの上で生じさせた。化学シフトは、テトラメチルシラン(TMS)に対するppmで典型的には記録され、多重度は、s(シングレット)、bs(ブロード・シングレット)、d(ダブレット)、t(トリプレット)、dt(ダブルトリプレット)、q(クアドルプレット)、qd(ダブレットのクアドルプレット)、hept(ヘプタプレット(heptuplet))、m(マルチプレット)として与えられる。
【0188】
実施例1:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(ヒドロキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1a)
【0189】
【化39】
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【0190】
工程1:tert−ブチル4−(ジベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル(ヒドロキシ)メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸塩の調製
【0191】
【化40】
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【0192】
N
2下の78℃での乾燥したTHF(10mL)中の5−ブロモベンゾ−1,3−ジオキソール(1.77g、8.8mmol)の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(10.5mL、17.9mmol、ペンタン中に1.7M)を加えた。2時間後、1−tert−ブチル4−エチルピペリジン−1,4−ジカルボン酸塩(1.13g、4.4mmol)を、78℃で反応混合物に滴下で加え、また1時間撹拌した。続いて、反応混合物を、室温まで温め、一晩撹拌した。反応物を、飽和した水溶性のNH
4Cl(30ml)でクエンチし、水層を、EtOAc(3×30mL)で抽出した。組み合わさった有機層を、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。混合物を、フラッシュクロマトグラフィー(10−30% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、白色固形物(1.3g、73%)として、tert−ブチル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(ヒドロキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩を得た:
1H NMR 500MHz(CDCl
3)δ6.93−6.89(m、4H)、6.73(d、J=8.0Hz、2H)、5.91(s、4H)、4.14(bs、2H)、2.74−2.63(m、2H)、2.41−2.34(m、1H)、2.04(s、1H)、1.55−1.47(m、2H)、1.43(s、9H)、1.32−1.23(m、2H)。
【0193】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(ヒドロキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1a)の調製
【0194】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
乾燥したCH
2Cl
2(8mL)中のtert−ブチル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]−ジオキソール−5−イル)(ヒドロキシ)−メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(0.15mmol)の溶液に、N−メチルモルホリン(82μL、0.75mmol)およびヨードトリメチルシラン(120mg、0.60mmol)を加えた。TLCが出発物質の完全な消費を示した後、混合物を、NaHCO
3の飽和溶液上へと注ぎ、生成物を、CH
2Cl
2(3x)で抽出した。組み合わさった有機層を、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮して、さらなる精製なしで次の工程で使用する、未精製の第二級アミンを提供する。
【0196】
CH
2Cl
2(0.5ml)中のトリホスゲン(8.2mg、0.028mmol)の撹拌溶液に、ヘキサフルオロイソプロパノール(10μL、0.095mmol)を加え、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(30μL、0.18mmol)を加えた。2時間後、第二級アミン(0.095mmol)を、CH
2Cl
2(1ml)中の溶液として加え、さらに2時間撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮し、SiO
2のフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって直接精製して、表題化合物を提供した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ6.91−6.89(m、4H)、6.76−6.74(m、2H)、5.93(s、4H)、5.72(m、J=6.3、1H)、4.19(t、J=15.1、2H)、2.89(q、J=14.7、2H)、2.44(tt、J=11.8、3.0、1H)、1.97(s、1H)、1.68−1.58(m、2H)、1.41−1.32(m、2H);
13C NMR 150MHz(CDCl
3)δ151.4、147.97、147.94、146.5、139.62、139.58、121.8、119.9、118.89、118.85、108.08、108.07、106.78、106.73、101.3、79.4、68.4、68.1、67.9、67.7、45.4、44.8、44.3、26.7、26.3;[M+Na]
+C
24H
21F
6NO
7に対して計算されたHRMS(ESI+)m/z: 572.1114、実測値 572.1111。
【0197】
実施例2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(メトキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1b)
【0198】
【化42】
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【0199】
工程1:tert−ブチル4−(ジベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル(メトキシ)メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸塩の調製
【0200】
【化43】
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【0201】
乾燥したTHF(5.0mL)中のNaH(88mg、2.2mmol、鉱油中に60%)のスラリーに、tert−ブチル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(ヒドロキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(100mg、0.22mmol)を加えた。30分後、ヨードメタン(468mg、143mmol)を加え、反応混合物を、さらに2時間撹拌した。反応物を、NH
4Cl(30ml)の飽和溶液の付加によってクエンチし、EtOAc(3x)で抽出した。組み合わさった有機層を、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物を、SiO
2のフラッシュクロマトグラフィー(20%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、透明な粘性油(94mg、91%)として、tert−ブチル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(メトキシ)−メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩を得た:
1H NMR 600MHz(CDCl
3)δ6.79−6.74(m、6H)、5.96−5.95(m、4H)、4.08(bs、2H)、2.86(s、3H)、2.76−2.65(m、2H)、2.48−2.43(m、1H)、1.76(d、J=13.2Hz、3H)、1.38(s、9H)、0.94−0.81(m、2H)。
【0202】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)(メトキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1b)の調製
【0203】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、tert−ブチル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]−ジオキソール−5−イル)(メトキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩から調製した:
1H NMR 500MHz(CDCl
3)δ6.88−6.84(m、6H)、6.06(s、4H)、5.79−5.71(m、1H)、4.22(t、J=15.2Hz、2H)、3.06−2.96(m、2H)、2.96(s、3H)、2.61(t、J=12.0Hz、1H)、1.95(d、J=13.1Hz、2H)、1.10−0.93(m、2H);[M+H]
+C
25H
24F
6NO
7に対して計算されたHRMS(ESI+)m/z:564.1457、実測値 564.1460。
【0205】
実施例3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1c)
【0206】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
工程1:ジベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル(ピペリジン−4−イル)メタノールの調製
【0208】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
CH
2Cl
2(1ml)中のN−Boc−保護されたアミン(0.050mmol)の撹拌溶液に、Et
3SiH(0.50mmol)を加えた。1分後、トリフルオロ酢酸(1mL)を滴下で加えた。2時間後、反応混合物を、N
2の気流下で濃縮して、さらなる精製なしで次の工程で使用する、未精製の生成物を提供した。
【0210】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1c)の調製
【0211】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、未精製のアミンから調製した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ6.72(m、6H)、5.91(s、4H)、5.75(m、1H)、4.12(m、2H)、3.35(d、J=3.2Hz、1H)、2.88(m、2H)、2.14(m、1H)、1.64(m、2H)、1.13(m、2H);[M+H]
+C
24H
21F
6NO
6に対して計算されたHRMS m/z:534.1346、実測値 534.1341。
【0213】
実施例4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)メチレン)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1d)
【0214】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
工程1:ジベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル(ピペリジン−4−イル)メタノールの調製
【0216】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
CH
2Cl
2(3mL)中のN−Boc−保護されたアミン(50mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。2時間後、反応混合物を、N
2の気流下で濃縮して、さらなる精製なしで次の工程で使用する、未精製の生成物を提供した。
【0218】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)メチレン)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1d)の調製
【0219】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
表題化合物は、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、未精製のアミンから調製した:
1H NMR 600MHz(CDCl
3)δ6.74(dd、J=7.9、5.4Hz、2H)、6.58−6.53(m、4H)、5.93(d、J=2.1Hz、4H)、5.76(dt、J=12.3、6.1Hz、1H)、3.57−3.53(m、4H)、2.40(dt、J=18.1、5.8Hz、4H);[M+H]
+C
24H
20F
6NO
6に対して計算されたHRMS m/z:532.1195、実測値 532.1192。
【0221】
実施例5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(4−フルオロフェニル)メチル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(2a)
【0222】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−(ビス(4−フルオロフェニル)メチル)ピペラジンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.33(m、4H)、6.98(m、4H)、5.72(m、1H)、4.25(s、1H)、3.55(m、4H)、2.38(m、4H)、[M+H]
+C
21H
18F
8N
2O
2に対して計算されたHRMS m/z:483.1313、実測値 483.1315。
【0224】
実施例6:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(2b)
【0225】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.29(m、8H)、5.72(m、1H)、4.23(s、1H)、3.55(m、4H)、2.38(m、4H);[M+H]
+C
21H
18Cl
2F
6N
2O
2に対して計算されたHRMS m/z:515.0722、実測値 515.0725。
【0227】
実施例7:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(4−ブロモフェニル)メチル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(2c)
【0228】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
工程1−2:1−(ビス(4−ブロモフェニル)メチル)ピペラジンの調製
【0230】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
CH
2Cl
2(0.3mL)中のビス(4−ブロモフェニル)メタノール(0.060mmol)の撹拌溶液に、塩化チオニル(40μL、0.60mmol)を加え、反応混合物を、48時間撹拌した。反応物を、N
2の気流下で蒸発乾固させ、未精製の生成物を、アセトニトリル(1.0mL)中で再溶解した。1−Boc−ピペラジン(22.3mg、0.12mmol)を加え、反応混合物を、4時間還流させた。反応混合物を、減圧下で濃縮し、CH
2Cl
2中で再溶解し、SiO
2の短いパッド(pad)に通して、1−Boc−4−ジフェニルメチルピペラジンを提供した。
【0232】
保護されたジフェニルメチル−ピペラジンを、上の実施例1、工程2に記載されるようなBoc脱保護のための代表的なプロトコルに従って、TMSIによって処理した。
【0233】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(4−ブロモフェニル))−ピペラジン−1−カルボン酸塩(2c)の調製
【0234】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.42(d、J=8.0Hz、4H)、7.24(d、J=8.4Hz、4H)、5.72(m、1H)、4.21(s、1H)、3.55(m、4H)、2.38(m、4H);[M+H]
+C
21H
18Br
2F
6N
2O
2に対して計算されたHRMS m/z:602.9712、実測値 602.9720。
【0236】
実施例8:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2d)
【0237】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
工程1:ジベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルメタノールの調製
【0239】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
−78℃でのtert−ブチルリチウム(1.8mL、3.1mmol、ペンタン中に1.7M)の撹拌溶液に、THF(3mL)中の5−ブロモベンゾ−1,3−ジオキソール(1.5mmol)の溶液を滴下で加えた。30分後、THF(1mL)中の、ベンゾ−1,3−ジオキソール−5−カルバルデヒド(1.5mmol)またはギ酸エチル(0.5mmol)を加えた。混合物を、1時間−78℃で撹拌し、続いて、室温まで温め、さらに4時間撹拌した。反応物を、NH
4Clの飽和溶液の付加によってクエンチし、EtOAc(3x)で抽出した。有機層を、組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(20%のEtOAc/ヘキサン)による原油の精製は、ジフェニルメタノール生成物を提供した。
【0241】
工程2−4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(ベンゾ[d][1,3]−ジオキソール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2d)の調製
【0242】
【化58】
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【0243】
表題化合物を、実施例7の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR400 MHz(CDCl
3)δ6.90(m、2H)、6.80(d、J=8.0Hz、2H)、6.71(d、J=7.6Hz、2H)、5.91(s、4H)、5.73(m、1H)、4.08(s、1H)、3.53(m、4H)、2.39(m、4H);[M+H]
+C
23H
20F
6N
2O
6に対して計算されたHRMS m/z:535.1298、実測値 535.1316。
【0244】
実施例9:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2e)
【0245】
【化59】
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【0246】
表題化合物を、実施例8の代表的な手順に従って、5−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフランおよびギ酸エチルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.19(s、2H)、7.11(dd、J=8.3、1.6Hz、2H)、6.69(d、J=8.2Hz、2H)、5.72(7、J=6.2Hz、1H)、4.52(t、J=8.7Hz、4H)、4.13−4.09(m、1H)、3.52(d、J=4.2Hz、4H)、3.16(t、J=8.7Hz、4H)、2.39(ddd、J=9.8、9.8、5.1Hz、4H)。
【0247】
実施例10:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]−ジオキソール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2f)
【0248】
【化60】
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【0249】
表題化合物を、実施例8の代表的な手順に従って、5−ブロモ−2,2−ジフルオロベンゾ−[d][1,3]ジオキソールおよびギ酸エチルから合成した:
1H NMR 500MHz(CDCl
3)δ7.13(s、2H)、7.07(d、J=8.2Hz、2H)、6.98(d、J=8.2Hz、2H)、5.72(7、J=6.2Hz、1H)、4.24(s、1H)、3.57(d、J=3.8Hz、4H)、2.41(d、J=17.2Hz、4H);[M+H]
+C
23H
16F
10N
2O
6に対して計算されたHRMS m/z:607.0921、実測値 607.0923。
【0250】
実施例11:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−([1,1’−ビフェニル]−4−イル(ベンゾ[d][1,3]−ジオキソール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2g)
【0251】
【化61】
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【0252】
表題化合物を、実施例8の代表的な手順に従って、5−ブロモベンゾ−1,3−ジオキソールおよび4−フェニルベンズアルデヒドから合成した:
1H−400MHz(CDCl
3)δ7.55−7.50(m、4H)、7.42(m、4H)、7.34−7.30(m、1H)、6.97(d、J=1.6Hz、1H)、6.87(dd、J=8.0、1.6Hz、1H)、6.73(d、J=8.0Hz、1H)、5.91(dd、J=8.8、1.4Hz、2H)、5.73(7、J=6.2Hz、1H)、4.21(s、1H)、3.60−3.54(m、4H)、2.44(ddd、J=14.7、4.8、4.8Hz、4H);[M+H]
+C
28H
24F
6N
2O
4に対して計算されたHRMS m/z:567.1713、実測値 567.1712。
【0253】
実施例12:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−フェノキシベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(3a)
【0254】
【化62】
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【0255】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−(3−フェノキシベンジル)ピペラジンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.32(m、3H)、7.10(m、1H)、7.02(m、4H)、6.90(d、J=8.0Hz、1H),5.74(m、1H)、3.52(m、6H)、2.45(m、4H);[M+H]
+C
21H
20F
6N
2O
3に対して計算されたHRMS m/z:463.1451、実測値 463.1453。
【0256】
実施例13:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−([1,1’−ビフェニル]−4−イルメチル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(3b)
【0257】
【化63】
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【0258】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−([1,1’−ビフェニル]−4−イルメチル)ピペラジンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.57(m、4H)、7.41(m、5H)、5.75(m、1H)、3.57(m、6H)、2.50(m、4H);[M+H]
+C
21H
20F
6N
2O
2に対して計算されたHRMS m/z:447.1502、実測値 447.1499。
【0259】
実施例14:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−([1,1’−ビフェニル]−4−カルボニル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(3c)
【0260】
【化64】
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【0261】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な[1,1’−ビフェニル]−4−イル(ピペラジン−1−イル)メタノンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.65(d、J=8.0Hz、2H)、7.59(d、J=7.6Hz、2H)、7.47(m、4H)、7.39(m、1H)、5.76(m、1H)、3.69(m、8H);[M+H]
+C
21H
18F
6N
2O
3に対して計算されたHRMS m/z:461.1294、実測値 461.1290。
【0262】
実施例15:1−tert−ブチル(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)
【0263】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−Boc−ピペラジンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ5.75(m、1H)、3.49(m、8H)、1.47(s、9H);[M+Na]
+C
13H
18F
6N
2O
4に対して計算されたHRMS m/z、403.1063;実測値、403.1066。
【0265】
実施例16:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−メトキシフェニル)−−1−カルボン酸塩(3e)
【0266】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ6.89(m、4H)、5.77(s、1H)、3.77(s、3H)、3.70(m、4H)、3.06(m、4H);[M+H]
+C
15H
16F
6N
2O
3に対して計算されたHRMS m/z:387.1138、実測値 387.1143。
【0268】
実施例17:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルメチル(3−(ピリジン−4−イル)ベンジル)−カルバミン酸塩(3f)
【0269】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能なN−メチル−1−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)メタンアミンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.59(m、2H)、7.48(m、4H)、7.30(m、2H)、5.84(m、6H)、4.61(d、J=4.8Hz、2H)、3.00(s、3H);[M+H]
+C
17H
14F
6N
2O
2に対して計算されたHRMS m/z:393.1032、実測値 393.1034。
【0271】
実施例18:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルメチル(3−(ピリジン−3−イル)ベンジル)−カルバミン酸塩(3g)
【0272】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能なN−メチル−1−(3−(ピリジン−3−イル)フェニル)メタンアミンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.85(m、2H)、7.54(m、2H)、7.46(m、3H)、7.26(m、1H)、5.83(m、1H)、4.60(d,J=5.2Hz、2H)、3.00(s、3H);[M+H]
+C
17H
14F
6N
2O
2に対して計算されたHRMS m/z:393.1032、実測値 393.1026。
【0274】
実施例19:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−メチルキノリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(3h)
【0275】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な2−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)キノリンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.00(d、J=8.4Hz、1H)、7.94(d、J=8.4Hz、1H)、7.65(t、J=8.0Hz、1H)、7.46(t、J=8.0Hz、1H)、6.76(s、1H)、5.80(m、1H)、3.86(m、6H)、3.23(m、2H)、2.69(s、3H);[M+H]
+C
18H
17F
6N
3O
2に対して計算されたHRMS m/z:422.1298、実測値 422.1292。
【0277】
実施例20:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−(メチル)カルバミン酸塩(3i)
【0278】
【化70】
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【0279】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能な1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−メチルメタンアミンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ6.77(m、1H)、6.70(m、2H)、5.96(s、2H)、5.80(m、1H)、4.41(d、J=3.6Hz、2H)、2.92(s、3H);[M+H]
+C
13H
11F
6NO
4に対して計算されたHRMS m/z:360.0665、実測値 360.0671。
【0280】
実施例21:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルメチル(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)カルバミン酸塩(3j)
【0281】
【化71】
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【0282】
表題化合物を、実施例1、工程2の代表的な手順に従って、市販で入手可能なN−メチル−1−(3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタンアミンから直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.02(m、1H)、7.93(m、1H)、7.49(m、1H)、7.36(m、1H)、5.83(m、1H)、4.59(d、J=3.2Hz、2H)、2.99(s、3H)、2.65(s、3H);[M+H]
+C
15H
13F
6N
3O
3に対して計算されたHRMS m/z:398.0926、実測値 398.0929。
【0283】
実施例22:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(フェニルスルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(4a)
【0284】
【化72】
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【0285】
工程1:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0286】
【化73】
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【0287】
CH
2Cl
2(3.0mL)中の1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)(42mg、0.11mmol)の溶液に、室温でトリフルオロ酢酸(63mg、1.54mmol)を加えた。12時間撹拌した後、反応混合物を、NaHCO
3の飽和溶液によって処理し、CH
2Cl
2(3x)で抽出した。組み合わさった有機層を、ブラインで洗浄し、MgSO
4により乾燥し、ろ過し、濃縮して、さらなる精製なしで次の反応に使用する、未精製の脱保護されたアミンを提供した。
【0288】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(フェニルスルホニル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(4a)の調製
【0289】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
未精製のアミンを、CH
2Cl
2(3.0mL)中で再溶解し、この溶液に、塩化ベンゼンスルホニル(21mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.058mL、0.33mmol)を加えた。6時間撹拌した後、反応混合物を、NaHCO
3の飽和溶液でクエンチし、CH
2Cl
2(3x)で抽出した。組み合わさった有機層を、ブラインで洗浄し、MgSO
4により乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(10%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、白色固形物として表題化合物(38mg、83%の収率)を与えた:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.76(d、J=8.4Hz、2H)、7.65(m、1H)、7.57(m、2H)、5.67(m、1H)、3.64(m、4H)、3.06(m、4H);[M+H]
+C
14H
14F
6N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:421.065、実測値 421.0653。
【0291】
実施例23:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−トシルピペラジン−1−カルボン酸塩(4b)
【0292】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および4−メチルベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.64(d、J=7.2Hz、2H)、7.35(d、J=7.6Hz、2H)、5.66(m、1H)、3.64(m、4H)、3.04(m、4H)、2.45(s、3H);[M+H]
+C
15H
16F
6N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:435.0808、実測値 435.0815。
【0294】
実施例24:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((4−(tert−ブチル)フェニル)スルフォニル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(4c)
【0295】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および4−(tert−ブチル)ベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.67(d、J=7.6Hz、2H)、7.55(d、J=7.6Hz、2H)、5.68(m、1H)、3.64(m、4H)、3.06(m、4H)、1.35(s、9H);[M+H]
+C
18H
22F
6N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:477.1277、実測値 477.1285。
【0297】
実施例25:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((4−シアノフェニル)スルフォニル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(4d)
【0298】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および4−シアノベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.88(m、4H)、5.67(m、1H)、3.66(m、4H)、3.11(m、4H);[M+H]
+C
15H
13F
6N
3O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:446.0604、実測値 446.0608。
【0300】
実施例26:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((4−アセトアミドフェニル)スルフォニル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(4e)
【0301】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および4−アセトアミドベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.71(m、4H)、7.37(s、1H)、5.67(m、1H)、3.63(m、4H)、3.04(m、4H)、2.23(s、3H);[M+H]
+C
16H
17F
6N
3O
5Sに対して計算されたHRMS m/z:478.0866、実測値 478.0868。
【0303】
実施例27:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((2,4,6−トリイソプロピルフェニル)−スルフォニル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(4f)
【0304】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および4,6−トリイソプロピルベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.26(s、1H)、7.18(s、1H)、5.72(m、1H)、4.12(m、2H)、3.61(m、4H)、3.23(m、4H)、2.91(m、1H)、1.26(d、J=6.4Hz、18H);[M+H]
+C
23H
32F
6N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:547.206、実測値 547.2064。
【0306】
実施例28:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(o−トリルスルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(4g)
【0307】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および2−メチルベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.62(m、1H)、7.48(m、3H)、5.70(m、1H)、3.62(m、4H)、3.21(m、4H)、2.45(s、3H);[M+H]
+C
15H
16F
6N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:435.0808、実測値 435.0813。
【0309】
実施例29:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ナフタレン−2−イルスルホニル)−ピペラジン−1−カルボン酸塩(4h)
【0310】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)およびナフタレン−2−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.34(s、1H)、7.97(m、3H)、7.69(m、3H)、5.64(m、1H)、3.65(m、4H)、3.13(m、4H);[M+H]
+C
18H
16F
6N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:471.0808、実測値 471.0806。
【0312】
実施例30:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルフォニル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(4i)
【0313】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
表題化合物を、実施例22の代表的な手順に従って、1−tert−ブチル4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルピペラジン−1,4−ジカルボン酸塩(3d)および3−(トリフルオロメチル)−ベンゼン−1−塩化スルフォニルから合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.01(s、1H)、7.93(m、2H)、7.73(t、J=8.0Hz、1H)、5.66(m、1H)、3.67(m、4H)、3.10(m、4H);[M+H]
+C
15H
13F
9N
2O
4Sに対して計算されたHRMS m/z:489.0525、実測値 489.0520。
【0315】
実施例31:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(2h)
【0316】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
工程1:1−クロロ−4−[クロロ(4−クロロフェニル)メチル]ベンゼンの調製
【0318】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
1000mLの3つ口丸底フラスコに、ビス(4−クロロフェニル)メタノール(49.6g、196mmol、1.00等量)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、ジクロロメタン(100mL)を充填した。液体の塩化チオニル(93.3g、790mmol、4.00等量)を、滴下で加えた。結果として生じる溶液を、油浴中で40℃で一晩撹拌した。結果として生じる混合物を、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーで分離し(chromatographed)、灰色固形物として、47.8g(88%の収率)の1−クロロ−4−[クロロ(4−クロロフェニル)メチル]ベンゼンを提供した。
1HNMR 300MHz(CDCl
3)δ7.30−7.39(m、8H)、6.07(s、1H)。GCMS(EI、m/z):270[M]
+。
【0320】
工程2:tert−ブチル4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0321】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(2.00g、9.99mmol、1.00等量)、1−クロロ−4−[クロロ(4−クロロフェニル)メチル]ベンゼン(5.46g、20.1mmol、2.01等量)、炭酸カリウム(6.90g、49.9mmol、5.00等量)、アセトニトリル(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で82℃で一晩撹拌した。結果として生じる溶液を、H
2O(50mL)で希釈した。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を、組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーで分離し、淡黄色固形物として、1.70g(53%の収率)のtert−ブチル4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS:(ESI、m/z):435[M+H]
+。
【0323】
工程3:1−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−2−メチルピペラジンの調製
【0324】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.800g、1.84mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。混合物を、0℃まで冷却し、トリフルオロ酢酸(2ml)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を、室温で3時間撹拌し、減圧下で濃縮し、淡黄色半固形物として、1.60g(未精製)の1−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−2−メチルピペラジンを得た。LCMS:(ESI、m/z):335[M+H]
+。
【0326】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0327】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(336mg、2.00mmol、1.00等量)、アセトニトリル(20mL)、トリホスゲン(198mg、0.670mmol、0.330等量)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(942mg、7.29mmol、3.65等量)を、滴下で加えた。混合物を、室温で2時間撹拌した。その後、1−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−2−メチルピペラジン(670mg、2.00mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を、室温で2時間撹拌し、H
2O(20ml)で希釈した。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を、組み合わせ、水(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーで分離した。生成物(218mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製し:watersの2767−5クロマトグラフ上で、20%のCH
3CN/80%の相Aを、10分にわたって80%のCH
3CNまで増加させ、その後0.1分にわたって100%のCH
3CNまで増加させ、その後1.9分間100%のCH
3CNで保持し、その後0.1分にわたって20%まで減少させ、および1.9分間20%で保持した。カラム:X−bridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相(Mobile phase):相A:水溶性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220 & 254nm。精製は、結果的に、淡黄色固形物として、56.4mg(5%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩をもたらした。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ7.26−7.36(m、8H)、5.69−5.77(m、1H)、4.56−4.62(m、1H)、3.81−3.93(m、1H)、3.67−3.75(m、1H)、3.34−3.38(m、1H)、3.11−3.28(m、1H)、2.97(br、1H)、2.39−2.58(m、2H)、0.95−0.99(m、3H)。LCMS:(ESI、m/z):528[M+H]
+。
【0329】
実施例32:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(オキサゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2i)
【0330】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
工程1:ビス(オキサゾール−4−イル)メタノールの調製
【0332】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
丸底フラスコに、オキサゾール(476μL、7.2mmol)およびTHF(100mL)を充填した。溶液を、−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウム(ヘキサン中に2.3M、3.5mL、8.05mmol)の溶液を、滴下で加えた。40分間−78℃で撹拌した後に、オキサゾール−4−カルバルデヒド(8mLのTHF中に、773mg、7.96mmol)の溶液を、滴下で加えた。反応物を室温まで温めた。30分後、反応物を、飽和したNH
4Clでクエンチし、CH
2Cl
2(3X)で抽出した。有機物を、乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(100%のCH
2Cl
2からCH
2Cl
2中で10%のMeOHまで)上でクロマトグラフィーで分離し、薄茶色固形物として、ビス(オキサゾール−4−イル)メタノール(354mg、29%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.93(s、2H)、7.73(s、2H)、5.87(s、1H)、3.52(s、1H)。LCMS(ESI、m/z):167[M+H]
+。
【0334】
工程2:tert−ブチル4−(ビス(オキサゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0335】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
丸底フラスコに、ビス(オキサゾール−4−イル)メタノール(200mg、1.20mmol)、CH
2Cl
2(3mL)、およびDIPEA(412μL、2.41mmol)を充填した。溶液を、0℃まで冷却し、MsCl(112μL、1.45mmol)を滴下で加えた。30分間0℃で撹拌した後に、MsCl(100μL、1.29mmol)をさらに加えた。0℃でさらに30分後、反応物を、ブラインでクエンチし、CH
2Cl
2(3X)で抽出した。有機物を、乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で濃縮して、未精製の塩化アルキルをもたらした。未精製の中間体を、CH
2Cl
2(3mL)中で溶解し、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(224mg、1.20mmol)によって処理し、室温で撹拌した。室温で48時間後、反応物を、ブラインでクエンチし、CH
2Cl
2(3x)で抽出した。有機物を、乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(100%のCH
2Cl
2からCH
2Cl
2中で4%のMeOHまで)上でクロマトグラフィーで分離し、薄茶色油として、tert−ブチル4−(ビス(オキサゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(114mg、28%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDC
3)δ7.87(s、2Hh)、7.69(s、2H)、4.78(s、1H)、3.45−3.37(m、4H)、2.53−2.40(m、4H)、1.39(s、9H)。LCMS(ESI、m/z):335[M+H]
+。
【0337】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(オキサゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2i)の調製
【0338】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
表題化合物を、実施例1、工程2に記載されるように、tert−ブチル4−(ビス(オキサゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(26mg、65%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.92(s、2H)、7.74(s、2H)、5.72(hept、J=6.3Hz、1H)、4.86(s、1H)、3.65−3.55(m、4H)、2.64−2.54(m、4H)。LCMS(ESI、m/z):429[M+H]
+。
【0340】
実施例33:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2j)
【0341】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
工程1:ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メタノールの調製
【0343】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
丸底フラスコに、4−クロロ−2−メチルフェニル・マグネシウムブロミド溶液(0.5MのTHF溶液10mL、5mmol)およびTHF(50mL)を充填した。溶液を、−78℃まで冷却し、ギ酸エチル溶液(10mLのTHF中に、200μL、2.50mmol)を、滴下で加えた。反応物を、15分間−78℃で撹拌し、ゆっくりと室温まで温め、また18時間撹拌した。反応物を、EtOAc中で希釈し、ブライン(3X)で洗浄した。有機物を、乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(ヘキサンからヘキサン中で15%のEtOAcまで)上でクロマトグラフィーで分離し、透明な結晶固形物として、ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メタノール(643mg、46%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.25−7.14(m、6H)、6.07(s、1H)、2.26(s、6H)、1.57(s、2H)。LCMS(ESI、m/z):263[M+H]
+。
【0345】
工程2:tert−ブチル4−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0346】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
丸底フラスコに、ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メタノール(200mg、0.711mmol)およびCH
2Cl
2(7mL)を充填した。塩化チオニル(100μL、1.37mmol)を加え、反応物を、24時間室温で撹拌した。反応物を濃縮した。アセトニトリルを加えた、反応物を2回濃縮した。アセトニトリル(6mL)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(200mg、1.07mmol)およびK
2CO
3(200mg、1.42mmol)を加え、反応物を、4時間で80℃まで及び18時間で120℃まで加熱した。反応物を、ブラインへと注ぎ、EtOAc(2x)で抽出した。残留物を、シリカゲルカラム(100%のヘキサンから20%のEtOAcまで)上でクロマトグラフィーで分離し、透明な油として表題化合物(title)(184mg、57%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.49(d、J=8.4Hz、2H)、7.16(d、J=8.4Hz、2H)、7.11(s、2H)、4.65(s、1H)、3.44−3.37(m、4H)、2.38(s、4H)、2.29(s、6H)、1.46(s、9H)。LCMS(ESI、m/z):471[M+H]
+。
【0348】
工程3;1−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジンの調製
【0349】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
丸底フラスコに、tert−ブチル4−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(184mg、409mmol)、CH
2Cl
2(5mL)、およびNMM(90μL、0.819mmol)を充填した。0℃まで冷却し、TMSI(70μL、0.491mmol)を滴下で加えた。4℃で15分後、反応物を、飽和したNa
2CO
3でクエンチし、CH
2Cl
2(3X)で抽出した。有機物を、乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(100%のCH
2Cl
2からMeOH中で6%の2M NH
3まで)上でクロマトグラフィーで分離し、1−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジン(143mg、70%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.47(dd、J=8.4、1.1Hz、2H)、7.16−7.11(m、1H)、7.11−7.06(m、2H)、4.64(s、1H)、2.88−2.80(m、4H)、2.44−2.33(m、5H)、2.28(s、7H)。LCMS(ESI、m/z):349[M+H]
+。
【0351】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2j)の調製
【0352】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
表題化合物を、実施例1、工程2に記載されるように、1−(ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル)ピペラジンから調製した(18mg、59%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.47(dd、J=8.4、2.1Hz、2H)、7.22−7.16(m、2H)、7.16−7.10(m、2H)、5.83−5.70(m、1H)、4.70(s、1H)、3.58−3.50(m、4H)、2.51−2.40(m、4H)、2.30(s、6H)。LCMS(ESI、m/z):263[ビス(4−クロロ−2−メチルフェニル)メタン・カチオン]
+。
【0354】
実施例34:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(1−メチル−1H−インダゾール(indazol)−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2k)
【0355】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
工程1:ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノールの調製
【0357】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
丸底フラスコに、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(300mg、1.42mmol)およびTHF(45mL)を充填した。溶液を、−78℃まで冷却し、n−ブチルリチウム溶液(THF中に2.3M、680μL、1.56mmol)を、滴下で加えた。30分後、ギ酸エチル(10mLのTHF中に、57μL、0.697mmol)の溶液を、滴下で加え、反応物を、10分間−78℃で及び3時間室温で撹拌した。反応物を、飽和したNH
4Clでクエンチし、EtOAc(3X)で抽出した。有機物を、乾燥し(Na
2CO
3)、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(100%のCH
2Cl
2からCH
2Cl
2中で10%のMeOHまで)上でクロマトグラフィーで分離し、茶色油として、ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(134mg、32%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.90(s、2H)、7.77(s、2H)、7.39(dd、J=8.7、1.2Hz、2H)、7.31(d、J=8.7Hz、2H)、6.07(s、1H)、4.02(s、7H)。LCMS(ESI、m/z):293[M+H]
+。
【0359】
工程2:tert−ブチル4−(ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0360】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
丸底フラスコに、ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(50mg、0.17mmol)およびCH
2Cl
2(5mL)を充填した。塩化チオニル(25μL、342mmol)を加え、結果として、濁った溶液を得た。15分後、溶液は、透明なピンク色の溶液になり、それを48時間室温で撹拌した。溶液を、減圧下で濃縮した。アセトニトリルを加え、溶液を2回濃縮した。アセトニトリル(7mL)およびtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(60mg、0.32mmol)を加え、溶液を一晩室温で撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(100%のCH
2Cl
2からCH
2Cl
2中で3%のMeOHまで)によって精製し、薄茶色油として、tert−ブチル4−(ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(53mg、56%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.97−7.89(m、2H)、7.79(s、2H)、7.54(dd、J=8.8、1.5Hz、2H)、7.32(d、J=8.7Hz、2H)、4.49(s、1H)、4.03(s、6H)、3.47(s、4H)、2.41(s、4H)、1.45(s、9H)。LCMS(ESI、m/z):483[M+H]
+。
【0362】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2k)の調製
【0363】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
表題化合物を、実施例1、工程2に記載されるように、tert−ブチル4−(ビス(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(12mg、35%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.92(d、J=7.5Hz、2H)、7.77(d、J=6.7Hz、2H)、7.55−7.45(m、2H)、7.36−7.28(m、2H)、5.80−5.67(m、1H)、4.51(s、1H)、4.02(s、6H)、3.58(s、4H)、2.47(d、J=5.5Hz、4H)。LCMS(ESI、m/z):555[M+H]
+。
【0365】
実施例35:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2l)
【0366】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0367】
工程1:ジ(ピリジン−3−イル)メタノールの調製
【0368】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
丸底フラスコに、ジ(ピリジン−3−イル)メタノン(500mg、2.72mmol)、MeOH(30mL)、およびCH
2Cl
2(15mL)を充填し、それを0℃まで冷却した。NaBH
4(51mg、1.35mmol)を一度に加えた。溶液を、0℃で1時間撹拌し、1N NaOHでクエンチし、反応物を、CH
2Cl
2(3X)で抽出した。有機層を、組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製のジ(ピリジン−3−イル)メタノール(505mg、100%)を、さらなる精製なしで次の工程で使用した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.32(s、2H)、8.24(d、J=4.8Hz、2H)、7.47(d、J=7.9Hz、2H)、7.09−7.01(m、2H)、5.67(s、1H)。
【0370】
工程2:tert−ブチル4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0371】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
丸底フラスコに、ジ(ピリジン−3−イル)メタノール(600mg、3.22mmol)およびCH
2Cl
2(50mL)を充填した。塩化チオニル(353μl、4.83mmol)を加え、反応物を、室温で18時間撹拌した。溶液を、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(100%のCH
2Cl
2からMeOH中で5%の2M NH
3まで)上でクロマトグラフィーで分離し、3,3’−(クロロメチレン)ジピリジン(415mg、64%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.66(d、J=2.4Hz、2H)、8.59(dd、J=4.7、1.6Hz、2H)、7.76(m、2H)、7.34(m、2H)、6.17(s、1H)。
【0373】
工程3:tert−ブチル4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0374】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
丸底フラスコに、3,3’−(クロロメチレン)−ジピリジン(415mg、2.03mmol)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.20g、6.45mmol)、およびアセトニトリル(50mL)を充填した。反応物を、2時間80℃まで加熱し、減圧下で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(100%のCH
2Cl
2からMeOH中で5%の2M NH
3まで)によって精製し、tert−ブチル4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(220mg、31%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.64(d、J=2.0Hz、3H)、8.48(dd、J=4.8、1.7Hz、3H)、7.70(dt、J=7.9、1.9Hz、3H)、7.24(ddd、J=7.9、4.8、0.7Hz、3H)、5.28(s、1H)、4.36(s、1H)、3.47−3.39(m、6H)、2.34(s、6H)、1.42(s、9H)。LCM(ESI、m/z):355[M+H]
+。
【0376】
工程4:1−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジンの調製
【0377】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
丸底フラスコに、tert−ブチル4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(220mg、0.621mmol)、CH
2Cl
2(20mL)、およびNMM(136μL、1.23mmol)を充填した。反応物を、0℃まで冷却し、TMSI(106μL、0.745mmol)を滴下で加えた。0℃で10分後、さらなるTMSI(100μL、0.700mmol)を加えた。0℃で10分撹拌した後に、反応物を、室温まで温めた。室温で15分後、反応物を、CH
2Cl
2中で希釈し、(1X)飽和したNa
2CO
3で洗浄した。有機物を、乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、濃縮し、次の工程でさらなる精製なしで使用する、黄色油としての103mgの未精製の生成物(0.406mmol、65%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.64(d、J=2.4Hz、2H)、8.47(dd、J=4.8、1.6Hz、2H)、7.70(dt、J=8.0、2.0Hz、2H)、7.23(dd、J=7.9、4.8Hz、2H)、4.36(s、1H)、2.91(t、J=4.9Hz、4H)、2.38(t、J=5.0Hz、5H)。LCMS(ESI、m/z):255[M+H]
+。
【0379】
工程5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2l)の調製
【0380】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0381】
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(4−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩を、実施例、工程2に記載されるように、1−(ジ(ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジンから調製した(23mg、33%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ8.66(s、3H)、8.51(d、J=4.7Hz、3H)、7.75−7.67(m、3H)、7.27(t、J=6.3Hz、3H)、5.72(hept、J=6.2Hz、1H)、4.41(s、1H)、3.58(d、J=4.4Hz、H)、2.43(dt、J=10.4、4.4Hz、8H)。[M+H]
+C
19H
18F
6N
4O
2に対して計算されたMS m/z:449.1、実測値 449.0。
【0382】
実施例36:1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシ−3−オキソプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(6h)
【0383】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
CH
2Cl
2(5.0mL)中のトリホスゲン(65mg、0.22mmol)の撹拌溶液に、メチル−3,3,3−トリフルオロ−DL−乳酸塩(116mg、0.73mmol)を加え、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.38mL、2.19mmol)を加えた。2時間後、1−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジン(160mg、0.50mmol)を、CH
2Cl
2(2mL)中の溶液として加え、さらに2時間撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮し、SiO
2のフラッシュクロマトグラフィー(25%のEtOAc/ヘキサン)によって直接精製して、表題化合物(156mg、62%)を提供した:
1H NMR 500MHz(CDCl
3)δ7.31(d、J=8.47Hz、4H)、7.26(d、J=8.41Hz、4H)、5.43(q、J=7.03Hz、1H)、4.23(s、1H)、3.85(s、3H)、3.66−3.46(m、4H)、2.44−2.32(m、4H);[M+H]
+C
22H
21Cl
2F
3N
2O
4に対して計算されたHRMS m/z:505.0903、実測値 505.0905。
【0385】
実施例37:2−((4−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)オキシ)−3,3,3−トリフルオロプロパン酸(6i)
【0386】
【化108】
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【0387】
1,4−ジオキサン:水(1ml)の1:1の混合物中の、1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシ−3−オキソプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(6h)(18mg、0.036mmol)の撹拌溶液に、NaOH(360μL、0.36mmol、水中に1.0N)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した後に、反応物を、水溶性の1N HCl(5ml)の付加によってクエンチし、ジクロロメタン(3x25mL)で抽出した。組み合わさった有機層を、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物を、SiO
2の分取TLC(50%のEtOAc/ヘキサン、1%のHCO
2H)によって精製し、無色の油(9.1mg、52%)として、表題化合物を得た:
1H NMR600MHz(CDCl
3)δ7.42(d、J=7.32Hz、4H)、7.30(d、J=8.16Hz、4H)、5.35(s、1H)、4.53(bs、1H)、3.78−3.53(m、4H)、2.81−2.54(m、4H);[M+H]
+C
21H
19Cl
2F
3N
2O
4に対して計算されたHRMS m/z:491.0747、実測値 491.0735。
【0388】
実施例38:1,1,1−トリフルオロ−3−(メチルアミノ)−3−オキソプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(6j)
【0389】
【化109】
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【0390】
THF(2mL)中の1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシ−3−オキソプロパン−2−イル4−(ビス(4−クロロフェニル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(6h)(41mg、0.081mmol)の撹拌溶液に、メチルアミン(0.81mL、0.81mmol、THF中に1.0M)を加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌した後に、反応物を、水溶性の1N HCl(5mL)の付加によってクエンチし、ジクロロメタン(3x、25mL)で抽出した。組み合わさった有機層を、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物を、SiO
2の分取TLC(50%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、無色の油(30mg、73%)として表題化合物を得た:
1H NMR 600MHz(CDCl
3)δ7.31(d、J=8.50Hz、4H)、7.27(d、J=8.52Hz、4H)、6.05(bs、1H)、5.48(q、J=7.10Hz、1H)、4.24(s、1H)、3.66−3.51(m、3H)、3.46(dd、J=4.67、15.51Hz、1H)、2.89(d、J=4.90Hz、3H),2.45(d、J=8.91Hz、2H)、2.34(t、J=16.23Hz、2H);[M+H]
+C
22H
22Cl
2F
3N
3O
3に対して計算されたHRMS m/z:504.1063、実測値 504.1065。
【0391】
実施例39:メチル3,3,3−トリフルオロ−2−((メチル(フェネチル)カルバモイル)オキシ)プロパン酸(7k)
【0392】
【化110】
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【0393】
CH
2Cl
2(5.0mL)中のトリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、メチル−3,3,3−トリフルオロ−DL−乳酸塩(36mg、0.23mmol)を加え、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(120μL、0.69mmol)を加えた。2時間後、N−メチルフェネチルアミン(31mg、0.23mmol)を、CH
2Cl
2(2mL)中の溶液として加え、さらに2時間撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮し、SiO
2のフラッシュクロマトグラフィー(25%のEtOAc/ヘキサン)によって直接精製して、表題化合物(47mg、64%)を提供した:
1H NMR 500MHz(CDCl
3)δ7.34−7.28(m、2H)、7.25−7.18(m、3H)、5.51−5.42(m、1H)、3.87(s、1.8H)、3.86(s、1.2H)、3.60−3.46(m、2H)、2.96−2.90(m、2.5H)、2.90−2.83(m、2.5H);[M+H]
+C
14H
16F
3NO
4に対して計算されたHRMS m/z:320.1104、実測値 320.1109。
【0394】
実施例40:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−フルオロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9a)
【0395】
【化111】
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【0396】
工程1:tert−ブチル4−(2−フルオロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0397】
【化112】
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【0398】
磁気撹拌子を備えた、50mLの丸底フラスコに、窒素下でtert−ブチル−1−ピペラジンカルボン酸塩(445mg、2.39mmol)を充填した。固形物を、10mLのジクロロメタン(無水)中に溶解し、室温で撹拌した。2−フルオロ−4−モルホリノベンズアルデヒド(500mg、2.39mmol)を加え、その後、モレキュラシーブス(440mg、8−12メッシュのビーズ)を加えた。反応物を、1時間室温で撹拌し続けた。その時点で、ナトリウム・水素化トリアセトキシ硼素(557mg、2.63mmol、1.10等量)を加えた。反応物を、薄層クロマトグラフィーによってアルデヒドの消失をモニタリングした。15時間後、反応物を、飽和した炭酸水素ナトリウム(15mL)でクエンチした。ジクロロメタン(15mL)の付加後、混合物を、二相へと分割した。水相を、ジクロロメタン(15mL)で2回抽出した。組み合わさった有機層を、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、濃縮した。未精製の混合物を、24gのシリカおよびジクロロメタンを含むクロマトグラフィーカラムに適用した。勾配溶媒を、100%のジクロロメタンからジクロロメタン中で10%のメタノールまで使用し、浅黄色固形物として、833mg(92%)のtert−ブチル4−(2−フルオロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩を提供した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.22(t、J=8.4Hz、1H)、6.66(d、J=8.4Hz、1H)、6.57(d、J=13.0Hz、1H)、3.90−3.85(m、4H)、3.53(s、2H)、3.43(bs、4H)、3.20−3.15(m、4H)、2.41(bs、4H)、1.46(s、9H)。
【0399】
工程2:4−(3−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)モルホリンの調製
【0400】
【化113】
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【0401】
磁気撹拌子を備えた、100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−(2−フルオロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(819mg、2.16mmol)およびジクロロメタン(14mL)を充填した。結果として生じる溶液を、0℃まで冷却した。塩化水素酸(3.2mL、ジオキサン中に4N)を、シリンジを介して加えた。氷浴を取り除き、結果として生じる濁った懸濁液を、一晩室温で撹拌した。20時間後、白色懸濁液を、250mLのエルレンマイヤーフラスコに移し、30分間、飽和した水溶性の炭酸ナトリウム(30mL)、水(20mL)およびジクロロメタン(30mL)とともに撹拌した。層を分離し、水層を、ジクロロメタン(30mL)で2回抽出した。有機層を、飽和した水溶性の炭酸水素ナトリウム(30mL)で洗浄し、組み合わせ、硫酸ナトリウムにより乾燥し、濃縮した。結果として生じる黄色油を、勾配(100%のジクロロメタンから90%のジクロロメタン/2Mのアンモニアを含有している10%のメタノールまで)を有する24gのシリカカラム上でクロマトグラフィーで分離し、黄色油(580mg、96%)として、4−(3−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)モルホリンを提供した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.22(t、J=8.5Hz、1H)、6.65(d、J=8.5Hz、1H)、6.56(d、J=13Hz、1H)、3.90−3.80(m、4H)、3.49(d、J=14.5Hz、2H)、3.20−3.10(m、4H)、2.92−2.88(m、4H)、2.44(bs、4H)、1.64(s、1H)。
【0402】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−フルオロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9a)の調製
【0403】
【化114】
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磁気攪拌バーを備えた10mLのスクリューキャップバイアルに、窒素下で、トリホスゲン(22mg、0.233mmol、0.35等量)及びジクロロメタン(1mL)を充填し、0℃に冷却した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノール(29uL、0.23mmol)を1分間かけてシリンジを介して加え、続いて、1分間かけて2,6−ルチジン(52uL、0.44mmol、2.1等量)を加えた。後者の追加は、発熱性であり、追加の間、内部温度を5℃未満に維持した。次いで、N,N−ジメチルアミノピリジン(2mg、0.1等量)を反応混合物に加えた。溶液は、無色のままであり、氷浴を除去した。結果として生じる透明な溶液を1時間室温で撹拌することを可能とした。磁気攪拌バーを備えた別の10mLのバイアルに、4−(3−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)モルホリン(59.1mg、0.212mmol)及びジクロロメタン(1mL)を充填した。クロロホルメート溶液を0℃に再冷却し、アミン溶液を1分間かけてシリンジを介してクロロホルメート溶液に加えた。アミンを含有するフラスコをジクロロメタン(0.25mL)ですすぎ、すすぎ液を反応フラスコに加えた。氷浴を除去し、透明な無色の反応物を室温で一晩撹拌した。飽和水性重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)を加え、層を分離した。水層をジクロロメタン(1mL)で洗浄した。有機層を組み合わせ、濃縮し、40gのシリカゲルカラムに付与し、54mg(58%)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−フルオロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.18(t、J=8.5Hz、1H)、6.65(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.56(dd、J=13.0、2.2Hz、1H)、5.73(hep、J=6.2Hz、1H)、3.88−3.81(m、4H)、3.53(bs、6H)、3.18−3.07(m、4H)、2.52−2.43(m、4H)。LCMS(ESI,m/z):194.1(4−モルホリノ−2−フルオロベンジルカチオン)。
【0404】
実施例41:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−フェノキシベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9b)
【0405】
【化115】
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密閉管に、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(1.0g、5.0mmol、1.0等量)、フェノール(470mg、5.0mmol、1.0等量)、K
2CO
3(691mg、5.0mmol、1.0等量)、及びDMA(10mL)を加えた。反応物を150℃まで加熱し、4時間撹拌した。室温に冷却すると、反応混合物を、ブライン(250mL)を含む分液漏斗に注ぎ、生成物をEt
2O(250mL、3×)で抽出した。組み合わせた有機層を無水MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残りの残留物を、さらに精製することなくその後の工程において使用した。CH
2Cl
2(20mL)中の未精製のアルデヒド(610mg、2.2mmol、1.0等量)及びN−Boc−ピペラジン(451mg、2.42mmol、1.1等量)の撹拌溶液にNaBH(OAc)
3(699mg、3.30mmol、1.5等量)を加えた。反応物を室温で2時間攪拌し、続いて水性NaOH(20mL、1.0M)を加えてクエンチした。二相混合物を30分間激しく撹拌し、ブライン(100mL)を含む分液漏斗に注いだ。生成物をCH
2Cl
2(100mL、3×)で抽出し、組み合わせた有機層を無水MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、未精製の無色油を得た。該未精製の無色油を、さらに精製することなくその後の工程において使用した。0℃のCH
2Cl
2(10mL)中の未精製のピペラジン(290mg、0.65mmol、1.0等量)及びNMM(0.42mL、3.9mmol、6.0等量)の撹拌溶液に、TMS−I(0.28mL、1.95mmol、3.0等量)を滴下で加えた。1時間後、反応混合物を、N
2流下で濃縮したMeOH(1.0mL)でクエンチした。残留物を、CH
2Cl
2(10mL)において再溶解し、減圧下で濃縮して、原油を得た。該原油を、さらに精製することなく使用した。実施例1の工程2に従って、表題の化合物を脱保護アミンから合成した。未精製の生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中、15%のEtOAc)によって精製することにより、表題の化合物を得た:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.37−7.34(m,3H),7.24(s,1H),7.14−7.10(m,1H),7.03−7.02(m,1H),6.94−6.91(m,2H),5.73(septet,J=6.3Hz,1H),3.54(s,2H),3.51−3.48(m,4H),2.50−2.45(m,4H),[M+H]
+C
21H
19BrF
6N
2O
3に対して計算されたHRMS m/z:541.0561,実測値 541.0558。
【0406】
実施例42:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−(モルホリン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9c)
【0407】
【化116】
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工程1:2−(モルホリン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド
【0408】
【化117】
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100mLの丸底フラスコに、2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.90g、9.89mmol、1.00等量)、モルホリン(1.30g、14.9mmol、1.51等量)、炭酸カリウム(3.45g、25.0mmol、2.52等量)、及びジメチルスルホキシド(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で100℃で一晩攪拌し、H
2O(30mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.06g(41%の収率)の2−(モルホリン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを得た。LCMS(ESI,m/z):260[M+H]
+。
【0409】
工程2:tert−ブチル4−[[2−(モルホリン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0410】
【化118】
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100mLの丸底フラスコに、2−(モルホリン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.00g、3.86mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.650g、3.51mmol、0.91等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。混合物を0.5時間、室温で撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.23g、10.5mmol、2.73等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。有機層をH
2O(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として1.30g(78%の収率)のtert−ブチル4−[2−(モルホリン−4−イル)トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):430[M+H]
+。
【0411】
工程3:4−[2−(ピペラジン−1−イルメチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]モルホリン
【0412】
【化119】
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100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−(モルホリン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.30g、3.03mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。混合物を0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(3mL)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、圧力をかけて濃縮し、淡黄色固形物として0.800g(未精製)の4−[2−(ピペラジン−1−イルメチル)−5(トリフルオロメチル)フェニル−モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):330[M+H]
+。
【0413】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−(モルホリン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0414】
【化120】
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50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(168mg、1.00mmol、1.10等量)、トリホスゲン(99.0mg、0.330mmol、0.33等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(381mg、2.95mmol、3.24等量)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−[2−(ピペラジン−1−イルメチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]モルホリン(300mg、0.910mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、ジクロロメタン(20mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、H
2O(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(337mg)を、以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として171.9mg(35%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−(モルホリン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.54−7.623(m,1H), 7.33−7.42(m,2H),5.72−5.85(m,1H),3.84−3.87(m,4H),3.64(s,2H),3.56−3.57(m,4H),2.96−3.00(m,4H),2.51−2.52(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):524[M+H]
+。
【0415】
実施例43:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9d)
【0416】
【化121】
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工程1:3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0417】
【化122】
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100mLの丸底フラスコに、2,3−ジフルオロベンズアルデヒド(2.00g、14.1mmol、1.00等量)、モルホリン(1.84g、21.1mmol、1.50等量)、炭酸カリウム(4.90g、35.4mmol、2.52等量)、及びジメチルスルホキシド(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で100℃で一晩攪拌し、H
2O(50mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/20)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として0.840g(28%の収率)の3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドを得た。
1H NMR 300MHz,(CDCl
3)δ10.54(s, 1H),7.63(d,J=7.5Hz,1H),7.18−7.34(m,2H),3.85(br,4H),3.23(br,4H)。LCMS(ESI,m/z):210[M+H]。
【0418】
工程2:tert−ブチル4−[[3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0419】
【化123】
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50mLの丸底フラスコに、3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(0.500g、2.39mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(404mg、2.17mmol、0.91等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。混合物を室温で0.5時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.38g、6.51mmol、2.72等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、ジクロロメタンで希釈した。結果として生じる混合物を、H
2O(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、無色油として1.00g(未精製)のtert−ブチル4−[[3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):380[M+H]
+。
【0420】
工程3:4−[2−フルオロ−6−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリンの調製
【0421】
【化124】
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100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.64mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。混合物を0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(2mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、淡黄色油として0.600g(未精製)の4−[2−フルオロ−6−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):280[M+H]
+。
【0422】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9d)の調製
【0423】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(120mg、0.710mmol、1.00等量)、トリホスゲン(70.0mg、0.240mmol、0.33等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(338mg、2.62mmol、3.65等量)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−[2−フルオロ−6−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリン(200mg、0.720mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間攪拌し、H
2O(10mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(217mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として125.4mg(36%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR−300MHz(CDCl
3)δ 7.07−7.18(m,2H),6.94−7.01(m,1H),5.71−5.83(m,1H),3.88(br,4H),3.80(br,2H),3.52−3.54(m,4H),3.10(br,4H),2.49−2.52(m,4H)。LCMS (ESI, m/z):474[M+H]
+。
【0424】
実施例44:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−クロロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9e)
【0425】
【化126】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の2−クロロ−4−モルホリノベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.27(m,1H),6.89(d,J=2.5 Hz,1H),6.79(dd,J=8.5,2.5Hz,1H),5.75(hept,J=6.2Hz,1H),3.92−3.79(m,4H),3.63−3.49(m,6H),3.22−3.09(m,4H),2.53−2.48(m,4H)。LCMS(ESI, m/z):210.0(4−モルホリノ−2−クロロベンジルカチオン)。
【0426】
実施例45:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9f)
【0427】
【化127】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の4−モルホリノベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.14(d,J=8.3Hz,2H),6.80(d,J=8.6Hz,2H),5.79−5.51(m,1H),3.86−3.67(m,4H),3.53−3.43(m,4H),3.39(s,2H),3.15−3.01(m,4H),2.42−2.27(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):228.5(4−モルホリノベンジルカチオン)。
【0428】
実施例46:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9g)
【0429】
【化128】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の4−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.07(d,J=7.9Hz,2H),6.45(d,J=8.4Hz,2H),5.76−5.56(m,1H),3.47(s,4H),3.37(s,2H),3.26−3.13(m,4H),2.36(s,4H),2.00−1.86(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):220.6 (4‐ピロリジノベンジルカチオン)。
【0430】
実施例47:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−クロロ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9h)
【0431】
【化129】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の3−クロロ−4−モルホリノベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.35(s,1H),7.17(d,J=8.2Hz,1H),6.99(d,J=8.2Hz,1H),5.75(hept,J=6.2Hz,1H),3.98−3.79(m,4H),3.62−3.54(m,4H),3.45(s,2H),3.14−2.96(m,4H),2.50−2.40(m,4H)。LCMS(ESI, m/z):490.1[M+H]
+。
【0432】
実施例48:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン1−カルボン酸塩(9i)
【0433】
【化130】
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工程1:tert−ブチル(2S)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0434】
【化131】
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100mLの丸底フラスコに、2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(0.800g、3.82mmol、1.00等量)、tert−ブチル(2S)2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.840g、4.20mmol、1.10等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.40g、11.3mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(25/75)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として1.40g(93%の収率)のtert−ブチル(2S)4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):394[M+H]
+。
【0435】
工程2:4−(4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリンの調製
【0436】
【化132】
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100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル(2S)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.40g、3.16mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(3.80g、33.3mmol、9.40等量)を0℃で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、無色油として0.900g(83%の収率)の4−(4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):294[M+H]
+。
【0437】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(9i)の調製
【0438】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(142mg、0.480mmol、0.70等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(229mg、1.36mmol、2.00等量)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(352mg、2.72mmol、4.00等量)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−(3−フルオロ−4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリン(200mg、0.68mmol、1.00等量)及び4−ジメチルアミノピリジン(83.0mg、0.680mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(500mg)は、以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、橙色油として307mg(92%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ7.19−7.27(m,1H),6.64−6.67(m,1H),6.53−6.58(m,1H),5.72−5.84(m,1H),4.26(br,1H),3.84(t,J= 4.8Hz,5H),3.50(s,2H),3.21−3.29(m,1H),3.15(t,J=4.8Hz,4H),2.82(d,J=10.5Hz,1H),2.65(d,J= 1.4Hz,1H),2.22−2.27(m,1H),2.05−2.13(m,1H),1.30(d,J=6.6Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):488[M+H]
+。
【0439】
実施例49:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル〕ピペラジン−1−カルボン酸塩(9j)
【0440】
【化134】
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工程1:tert−ブチル(2S)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0441】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.00g、3.86mmol、1.00等量)、tert−ブチル(2S)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.850g、4.24mmol、1.10等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.40g、11.3mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.70g(99%の収率)のtert−ブチル(2S)2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):444[M+H]
+。
【0442】
工程2:4−(4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリンの調製
【0443】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル(2S)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.70g、3.83mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(3.80g、33.3mmol、8.70等量)を0℃で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩攪拌し、減圧下で濃縮して、茶色油として1.00g(未精製)の4−(4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):344[M+H]
+。
【0444】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9j)
【0445】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(121mg、0.410mmol、0.70等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(196mg、1.17mmol、2.00等量)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(602mg、4.66mmol、8.00等量)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−(4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリン(200mg、0.580mmol、1.00等量)及び4−ジメチルアミノピリジン(71.0mg、0.580mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(500mg)を、以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、黄色油として228g(73%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ7.58(d,J=8.7Hz,1H),7.14(s,1H),7.01−7.05(m,1H),5.72−5.84(m,1H),4.27(br,1H),3.87(t,J=4.8Hz,5H),3.55(s,2H),3.26(br,1H),3.20(t,J=4.8Hz,4H),2.79(d,J=10.5Hz,1H),2.63(d,J=11.4Hz,1H),2.25−2.30(m,1H),2.08−2.16(m,1H),1.31(d,J=6.6Hz,3H)。LCMS:(ESI,m/z):538[M+H]
+。
【0446】
実施例50:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン1−カルボン酸塩(9k)
【0447】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:tert−ブチル(2R)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0448】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(0.800g、3.82mmol、1.00等量)、tert−ブチル(2R)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.840g、4.20mmol、1.10等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.40g、11.3mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として1.40g(93%の収率)のtert−ブチル(2R)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):394[M+H]
+。
【0449】
工程2:4−(3−フルオロ−4−[[(3R)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリンの調製
【0450】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル(2R)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.40g、3.56mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(3.80g、33.3mmol、9.40等量)を0℃で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色油として0.90g(86%の収率)の4−(3−フルオロ−4−[[(3R)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):294[M+H]
+。
【0451】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−4−[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(9k)の調製
【0452】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(142mg、0.480mmol、0.70等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(229mg、1.36mmol、2.00等量)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(352mg、2.72mmol、4.00等量)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−(3−フルオロ−4−[[(3R)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリン(200mg、0.68mmol、1.00等量)及び4−ジメチルアミノピリジン(83.0mg、0.680mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(500mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、黄色油として315mg(95%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−4[[2−フルオロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ7.19−7.26(m,1H),6.63−6.67(m,1H),6.53−6.58(m,1H),5.70−5.82(m,1H),4.25(br,1H),3.85(t,J=4.8Hz,5H),3.49(s,2H),3.20−3.29(m,1H),3.15(t,J=4.8Hz,4H),2.81 d,J=10.8Hz,1H),2.65(d,J=11.4Hz,1H),2.21−2.26(m,1H),2.05−2.13(m,1H),1.30(d,J=6.6Hz,3H)。LCMS:(ESI,m/z):488[M+H]
+。
【0453】
実施例51:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル〕ピペラジン−1−カルボン酸塩(9l)
【0454】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:tert−ブチル(2R)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0455】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.00g、3.86mmol、1.00等量)、tert−ブチル(2R)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.850g、4.24mmol、1.10等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.40g、11.3mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.70g(99%の収率)のtert−ブチル(2R)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):444[M+H]
+。
【0456】
工程2:4−(4−[[(3R)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリンの調製
【0457】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル(2R)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.70g、3.83mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(3.80g、33.3mmol、8.70等量)を0℃で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色油として1.00g(未精製)の4−(4−[[(3R)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):344[M+H]
+。
【0458】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9l)
【0459】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(121mg、0.410mmol、0.70等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(196mg、1.17mmol、2.00等量)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(301mg、2.33mmol、4.00等量)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−(4−[[(3R)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル)モルホリン(200mg、0.580mmol、1.00等量)及び4−ジメチルアミノピリジン(71.0mg、0.580mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(500mg)を、以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、黄色油として229mg(73%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−2−メチル−4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR300MHz(CDCl
3)δ 7.57(d,J=8.7Hz,1H),7.13(s,1H),7.01−7.05(m,1H),5.71−5.83(m,1H),4.26(br,1H),3.87(t,J=4.8Hz,5H),3.55(s,2H),3.26−3.30(m,1H),3.20(t,J=4.8Hz,4H),2.79(d,J=10.8Hz,1H),2.63(d,J=11.4Hz,1H),2.25−2.33(m,1H),2.07−2.16(m,1H),1.30(d,J=6.6Hz,3H。LCMS(ESI, m/z):538[M+H]
+。
【0460】
実施例52:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9m)
【0461】
【化146】
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工程1:2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0462】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−6−フルオロベンズアルデヒド(2.00g、12.6mmol、1.00等量)、ピロリジン(1.34g、18.8mmol、1.49等量)、炭酸カリウム(4.34g、31.4mmol、2.49等量)、及びジメチルスルホキシド(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で100℃で一晩撹拌した。次いでH
2O(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/15)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として1.40g(53%の収率)の2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドを得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 10.49(s,1H),7.20−7.25(m,1H),6.73−6.78(m,2H),3.14−3.19(m,4H),1.94−2.02(m,4H)。LCMS (ESI,m/z):210[M+H]
+。
【0463】
工程2:tert−ブチル4−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0464】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド(1.40g、6.68mmol、1.10等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.13g、6.07mmol、1.00等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.85g、18.2mmol、2.99等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、1,2−ジクロロエタン(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液をH
2O(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(3/7)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.95g(77%の収率)のtert−ブチル4−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):380[M+H]
+。
【0465】
工程3:1−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンの調製
【0466】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(500mg、1.32mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。混合物を0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(1mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色油として490mg(未精製)の1−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCMS(ESI,m/z):280[M+H]
+。
【0467】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9m)の調製
【0468】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(126mg、0.750mmol、1.00等量)、トリホスゲン(74.0mg、0.250mmol、0.33等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(290mg、2.24mmol、2.99等量)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。1−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン(210mg、0.750mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間攪拌し、H
2O(10mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(245mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として119mg(33%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.06−7.14(m,1H),6.94−7.02(m,2H),5.70−5.83(m,1H),3.76(br,2H),3.48(br,4H),3.16−3.20(m,4H),2.50−2.56(m,4H),1.85−1.95(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):474[M+H]
+。
【0469】
実施例53:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9n)
【0470】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0471】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、5−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.00g、12.6mmol、1.00等量)、ピロリジン(1.34g、18.8mmol、1.49等量)、炭酸カリウム(4.34g、31.4mmol、1.92等量)、及びジメチルスルホキシド(10mL)を充填した。結果として生じる溶液を油浴中で100℃で一晩攪拌し、H
2O(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/10)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、茶色油として1.80g(68%の収率)の5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドを得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 10.05(s,1H),7.66(d,J=2.4Hz,1H),7.267−7.31(m,1H),6.76(d,J=9.0Hz,1H),3.29−3.37(m,4H),1.95−2.04(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):210[M+H]
+。
【0472】
工程2:tert−ブチル4−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0473】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド(1.80g、8.58mmol、1.10等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.45g、7.79mmol、1.00等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.96g、23.4mmol、3.01等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる混合物をH
2O(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。
残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として2.50g(77%の収率)のtert−ブチル4−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):380[M+H]
+。
【0474】
工程3:1−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンの調製
【0475】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(500mg、1.32mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。混合物を0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(1mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる混合物を、減圧下で濃縮して、茶色固形物として490mg(未精製)の1−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCMS(ESI,m/z):280[M+H]
+。
【0476】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9n)の調製
【0477】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(126mg、0.750mmol、1.00等量)、トリホスゲン(74.0mg、0.250mmol、0.33等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(290mg、2.24mmol、2.99等量)を室温で滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。1−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン(210mg、0.750mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間攪拌し、H
2O(10mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(3×5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(150mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として51.5mg(14%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.42(d,J=2.4 Hz,1H),7.09−7.13(m,1H),6.85(d,J=8.9Hz,1H),5.69−5.82(m,1H),3.52−3.58(m,6H),3.10‐3.14 (m,4H),2.46−2.49(m,4H),1.86−1.96(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):474 [M+H]
+。
【0478】
実施例54:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9o)
【0479】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:tert−ブチル4−(4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0480】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を4−クロロベンズアルデヒドから調製した(800mg、96%):
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.39−7.23(m,5H),3.53−3.41(m,6H),2.44−2.36(m,4H),1.47(s,9H)。LCMS(ESI,m/z):311[M+H]
+。
【0481】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9o)の調製
【0482】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の工程2の記載のように、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(24mg、24%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.26−7.11(m,5H),5.68(hept,J=6.3Hz,1H),3.52−3.38(m,6H),2.36(m, 4H)。LCMS(ESI,m/z):405 [M+H]
+。
【0483】
実施例55:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−メチル−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9p)
【0484】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:tert−ブチル4−(2−メチル−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0485】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を2−メチル−4−モルホリノベンズアルデヒドから調製した(130mg、16%):
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.14(d,J=8.3Hz,1H),6.78−6.73(m,1H),6.71(dd,J=8.3,2.5Hz,1H),3.91−3.84(m,4H),3.41(s,6H),3.20−3.13(m,4H),2.37(d,J=6.4Hz,7H),1.48(s,9H),1.28(t,J=7.1Hz,1H)。
【0486】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−メチル−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9p)
【0487】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の工程2の記載のように、表題の化合物を1tert−ブチル4−(2−メチル−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(25mg、20%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.13(d,J=8.3Hz,1H),6.80−6.70(m,3H),5.78(hept,J=6.3Hz,1H),3.92−3.85(m,4H),3.58−3.49(m,4H),3.44(s,2H),3.21−3.14(m,4H),2.45(dt,J=10.2,4.9Hz,4H),2.37(s,3H)。LCMS(ESI,m/z):470[M+H]
+。
【0488】
実施例56:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9q)
【0489】
【化162】
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工程1:3−ブロモ−5−(ピペリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0490】
【化163】
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20mLのスクリューキャップバイアルに、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(200mg、0.985mmol)、ピペラジン(116μL、1.19mmol)、及びDMA(1mL)を充填した。反応物を3時間120℃に加熱した。反応物をEtOAc中で希釈し、ブライン(3×)で抽出した。有機物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し(ヘキサン中、0%から20%のEtOAcまで)、4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド(242mg、92%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.21(s,1H),7.66(dd,J=8.3,2.4Hz,1H),7.31−7.17(m,2H),4(m,4H),1.78(m,4H),1.71−1.60(m,2H)。LCMS(ESI,m/z):268[M+H]
+。
【0491】
工程2:tert−ブチル4−(4−ブロモ−2−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0492】
【化164】
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実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を5−フェニルイソオキサゾール−3−カルバルデヒドから調製した(302mg、92%):
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.33(d,J=8.7Hz,1H),7.20−7.13(m,3H),3.50(s,2H),3.46−3.38(m,7H),2.93−2.81(m,7H),2.46−2.38(m,6H),1.78−1.63(m, 8H),1.66−1.52(m,5H),1.48(s,12H)。LCMS(ESI,m/z):538 [M+H]
+。
【0493】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9q)
【0494】
【化165】
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実施例1の工程2の記載のように、表題の化合物をtert−ブチル4−((5−フェニルイソオキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(19mg、24%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.23(d,J=8.1Hz,1H),7.12−7.05(m,2H),5.68(hept,J=6.2Hz,1H),3.51−3.42(m,6H),2.79−2.71(m,4H),2.45−2.35(m,4H),1.67−1.46(m,5H)。LCMS (ESI,m/z):532[M+H]
+。
【0495】
実施例57:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9r)
【0496】
【化166】
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工程1:3−ブロモ−5−モルホリノベンズアルデヒドの調製
【0497】
【化167】
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実施例56の工程1の記載のように、表題の化合物を4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(200mg、0.985mmol)から調製した(180mg、68%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.26(s,1H),7.69(dd,J=8.2,2.7Hz,1H),7.35−7.23(m,2H),3.96−3.88(m,4H),3.15−3.03(m,4H)。LCMS (ESI,m/z):270[M+H]
+。
【0498】
工程2:tert−ブチル4−(4−ブロモ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製。
【0499】
【化168】
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実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を3−ブロモ−5−モルホリノベンズアルデヒド(200mg、0.741mmol)から調製した(230mg、71%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.23(d,J=8.0Hz,1H),7.16−7.08(m,2H),3.79−3.71(m,4H),3.42(s,2H),3.31(m,4H),2.92−2.85(m,4H),2.33(m,4H),1.38(s,9H)。LCMS(ESI,m/z):440 [M+H]
+。
【0500】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9r)の調製
【0501】
【化169】
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実施例1の工程2の記載のように、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−ブロモ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(50mg、0.147mmol)から調製した(22mg、28%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ7.36−7.18(m,3H),5.82−5.70(m,1H),3.88−3.80(m,4H),3.54(s,6H),2.99−2.91(m,4H),2.49(s,4H)。LCMS(ESI,m/z):535[M+H]
+。
【0502】
実施例58:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−メトキシ−4−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9s)
【0503】
【化170】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の2−メトキシ−4−モルホリノベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.16(d,J=8.2Hz,1H),6.55−6.37(m,2H),5.74(hept,J=6.3Hz,1H),3.89−3.83(m,4H),3.81(s,3H),3.61−3.43(m,6H),3.24−3.09(m,4H),2.51−2.44(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):206.1(モルホリノ−2−メトキシベンジルカチオン)。
【0504】
実施例59:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9t)
【0505】
【化171】
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工程1:3−クロロ−5−モルホリノベンズアルデヒドの調製
【0506】
【化172】
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実施例56の工程1の記載のように、表題の化合物を4−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド及びモルホリンから調製した(2.21g、77%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.21(s,1H),7.73(d,J=8.3Hz,1H),7.20−6.96(m,2H),4.11−3.77(m,4H),3.17−2.96(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):226 [M+H]
+。
【0507】
工程2:tert−ブチル4−(4−クロロ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0508】
【化173】
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実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を4−クロロ−2−モルホリノベンズアルデヒド(2.21g、9.79mmol)から調製した(2.73g、70%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.38(d,J=7.6Hz,1H),7.11−7.04(m,3H),3.88−3.82(m,8H),3.53(s,3H),3.43−3.37(m,6H),3.02−2.95(m,8H),2.42(s,4H),1.48(s,9H)。LCMS(ESI,m/z):396[M+H]
+。
【0509】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9t)
【0510】
【化174】
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実施例1の工程2の記載のように、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩を調製した(116mg、86%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.40−7.33(m,1H),7.10−7.03(m,2H),5.74(h,J=6.3Hz,1H),3.86−3.79(m,4H),3.53(d,J=7.0Hz,5H),2.98−2.90(m,4H),2.47(dt,J=9.8,5.1Hz,4H)。LCMS(ESI,m/z):490[M+H]
+。
【0511】
実施例60:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−メチル−4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9u)
【0512】
【化175】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の2−メチル−4−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.02(d,J=8.2Hz,1H),6.45−6.29(m,2H),5.75(hept,J=6.2Hz,1H),3.54−3.48(m,4H),3.40(s,2H),3.30−3.24(m,4H),2.46−2.38(m,4H),2.34(s,3H),2.02−1.94(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):454.1[M+H]
+。
【0513】
実施例61:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−メトキシベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9v)
【0514】
【化176】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の4−メトキシベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.25−7.17(m,2H),6.86(dd,J=8.7,2.2Hz,2H),5.81−5.64(hept,J=6.2Hz,1H), 3.80(s,3H),3.59−3.49(m, 4H),3.46(s,2H),2.49−2.35(m,4H)。LCMS(ESI, m/z):401.1[M+H]
+。
【0515】
実施例62:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−メチルベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9w)
【0516】
【化177】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の4−メチルベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.23−7.10(m,4H),5.74(hept,J=6.24Hz,1H)3.58−3.52(m,4H),3.49(s,2H),2.48−2.41(m,4H),2.34(s,3H)。LCMS(ESI,m/z):385.0 [M+H]
+。
【0517】
実施例63:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9x)
【0518】
【化178】
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工程1:4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0519】
【化179】
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実施例56の工程1の記載のように、表題の化合物を4−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド及びピロリジン(pyrroldine)から調製した(1.0g、80%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.04(d,J=1.2Hz,1H),7.56(dd,J=8.4,1.5Hz,1H),7.00(d,J=1.4Hz,1H),6.93(dd,J=8.4,1.5Hz,1H),3.41−3.33(m,4H),2.02(tt,J=5.1,2.1Hz,4H)。LCMS(ESI,m/z):254[M+H]
+。
【0520】
工程2:tert−ブチル4−(4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0521】
【化180】
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実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドから調製した(1.2g、72%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.31−7.23(m,1H),7.02−6.93(m,2H),3.50−3.37(m,6H),3.23(t,J=6.5Hz,4H),2.39(m,4H),1.99−1.88(m,4H),1.47(s,9H)。LCMS(ESI, m/z):424[M+H]
+。
【0522】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9x)
【0523】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の工程2の代表的な手順に従って、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.26(dd,J=8.1,3.7Hz,1H),7.05−6.95(m,2H),5.79(hept,J=6.0Hz,1H),3.62−3.44(m,6H),3.27−3.18(m,4H),2.53−2.41(m,4H),2.01−1.88(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):518[M+H]
+。
【0524】
実施例64:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9y)
【0525】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の2−モルホリノベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.44(d,J=6.5Hz,1H),7.36−7.26(m,4H),7.13(dd,J=13.2,7.3Hz,2H),5.78(hept,J=6.3Hz,1H),3.92−3.82(m,4H),3.63(s,2H),3.56−3.50(m,4H),3.05−2.94(m,4H),2.54−2.47(m,4H)。LCMS (ESI,m/z):456.1[M+H]
+。
【0526】
実施例65:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9z)
【0527】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0528】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
実施例56の工程1の代表的な手順に従って、表題の化合物を4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド及びピロリジン(pyrroldine)から調製した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.04(s,1H),7.64(d,J=8.1Hz,1H),6.82(s,1H),6.77(d,J=8.4Hz,1H),3.41−3.33(m,4H),2.06−1.96(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):210 [M+H]
+。
【0529】
工程2:tert−ブチル4−(4−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0530】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
実施例40の工程1の代表的な手順に従って、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.32(d,J=8.2Hz,1H),6.88−6.79(m,2H),3.49(s,2H),3.43(t,J=4.9Hz,4H),3.24(ddd,J=6.5,4.2,2.1Hz,4H),2.39(d,J=6.0Hz,4H),1.94(td,J=5.5,4.8,2.9Hz,4H),1.47(d,J=1.4Hz,9H)。LCMS(ESI,m/z):380[M+H]
+。
【0531】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9z)
【0532】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の工程2の代表的な手順に従って、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩を調製した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.34−7.26(m,1H),6.90−6.80(m,2H),5.78(hept,J=6.2Hz,1H),3.61−3.54(m,4H),3.52(s,2H),3.27−3.19(m,4H),2.47(m,4H),2.00−1.87(m,4H)。LCMS(ESI, m/z):474[M+H]
+。
【0533】
実施例66:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9aa)
【0534】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の3−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.03−6.81(m,2H),6.60(t,J=8.7Hz,1H),5.74(hept,J=6.3Hz,1H),3.563−3.53(m,4H),3.46−3.29(m,6H),2.51−2.36(m,4H),2.06−1.83(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):458.1 [M+H]
+。
【0535】
実施例67:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ab)
【0536】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0537】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−4−フルオロベンズアルデヒド(2.50g、15.8mmol、1.00等量)、ピロリジン(2.20g、30.9mmol、2.00等量)、炭酸カリウム(4.40g、31.8mmol、2.00等量)、DMSO(50mL)を充填した。結果として生じる溶液を100℃で一晩撹拌し、H
2O(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として2.40g(73%の収率)の2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドを得た。LCMS:(ESI,m/z):210[M+H]
+。
【0538】
工程2:tert−ブチル4−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0539】
【化190】
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100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒド(0.600g、2.86mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.590g、3.15mmol、1.10等量)、1,2−ジクロロエタン(15mL)を充填した。混合物を室温で30分間温撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.80g、8.49mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、無色油として0.900g(83%の収率)のtert−ブチル4−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):380[M+H]
+。
【0540】
工程3:1−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンの調製
【0541】
【化191】
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50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(0.270g、0.710mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(3.00g、26.3mmol、37.00等量)を0℃で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色油として160g(未精製)の1−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCMS(ESI,m/z):280[M+H]
+。
【0542】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ab)
【0543】
【化192】
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100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(119mg、0.400mmol、0.70等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(193mg、1.15mmol、2.00等量)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(592mg、4.58mmol、8.00等量)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。1−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン(160mg、0.570mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(300mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、黄色油として106mg(39%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.18(d,J=8.4 Hz,1H),6.54(s,1H),6.40−6.44(m,1H),5.71−5.80(m,1H),3.54−3.56(m,6H),3.23−3.33(m,4H),2.47−2.52(m,4H),1.96−2.04(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):474[M+H]
+。
【0544】
実施例68:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ac)
【0545】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド
【0546】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−6−フルオロベンズアルデヒド(8.00g、50.5mmol、1.00等量)、モルホリン(6.60g、75.8mmol、1.50等量)、炭酸カリウム(17.4g、126mmol、2.50等量)、及びジメチルスルホキシド(50mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で100℃で3時間撹拌し、次いでH
2O(50mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/9)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形体として5.00g(44%)の2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドを得た。LCMS(ESI,m/z):226[M+H]
+。
【0547】
工程2:tert−ブチル4−[[2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0548】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(1.34g、5.92mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、5.37mmol、0.910等量)、1,2−ジクロロエタン(30mL)を充填した。混合物を室温で0.5時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.42g、16.1mmol、2.72等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、1,2−ジクロロエタン(20mL)で希釈した。結果として生じる混合物をH
2O(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/2)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、無色油として1.80g(77%の収率)のtert−ブチル4−[[2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):396[M+H]
+。
【0549】
工程3:4−[3−クロロ−2−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリン
【0550】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.80g、4.55mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(30mL)を充填した。混合物を0℃に冷却し、次いでトリフルオロ酢酸(5mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、淡黄色油として0.990g(未精製)の4−[3−クロロ−2−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):296[M+H]
+。
【0551】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ac)
【0552】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(168mg、1.00mmol、0.99等量)、トリホスゲン(99.0mg、0.330mmol、0.330等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(471mg、3.64mmol、3.59等量)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−[3−クロロ−2−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリン(300mg、1.01mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間攪拌し、H
2O(30mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(204mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として273mg(55%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.17−7.25(m,1H),7.09−7.12(m,2H),5.73−5.86(m,1H),3.78−3.84(m,6H),3.47(d,J=6.0Hz,4H),3.00(br,4H),2.60(br,4H)。LCMS(ESI,m/z):490[M+H]
+。
【0553】
実施例69:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(ad)
【0554】
【化198】
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工程1:3−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0555】
【化199】
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100mLの丸底フラスコに、3−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(3.00g、18.9mmol、1.00等量)、モルホリン(2.50g、28.7mmol、1.52等量)、炭酸カリウム(6.50g、47.0mmol、2.49等量)、及びジメチルスルホキシド(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で100℃で3時間攪拌し、H
2O(30mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/20)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として1.40g(33%の収率)の3−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドを得た。LCMS(ESI,m/z):226[M+H]
+。
【0556】
工程2:tert−ブチル4−[[3−メチル−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0557】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、3−メチル−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(1.34g、6.51mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、5.37mmol、0.82等量)、1,2−ジクロロメタン(30mL)を充填した。混合物を室温で0.5時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.42g、16.1mmol、2.48等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、1,2−ジクロロメタン(30mL)で希釈した。結果として生じる溶液をH
2O(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡赤色油として0.800g(34%の収率)のtert−ブチル4−[[3−メチル−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):396[M+H]
+。
【0558】
工程3:4−[2−クロロ−6−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリンの調製
【0559】
【化201】
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50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[3−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(800mg、2.02mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。混合物を0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(2.5mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、無色油として580mg(未精製)の4−[2−クロロ−6−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):296[M+H]
+。
【0560】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ad)の調製
【0561】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(168mg、1.00mmol、1.02等量)、トリホスゲン(99.0mg、0.330mmol、0.33等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(471mg、3.64mmol、3.72等量)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−[2−クロロ−6−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリン(290mg、0.980mmol、1.00等量)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、水(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(313mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として134mg(27%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ7.27(d,J=3.0Hz,2H),7.06−7.11(m,1H),5.71−5.84(m,1H),3.87−3.90(m,2H),3.53−3.78(m,10H),2.78(d,J=10.8Hz,2H),2.48−2.49(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):490[M+H]
+。
【0562】
実施例70:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ae)
【0563】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0564】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
スクリューキャップを有する20mLのバイアルに、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(500mg、2.70mmol)、ピラゾール(258mg、3.79mmol)、及びDMSO(3mL)で充填した。反応物を3.5時間120℃に加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、ブライン(3×)で抽出した。有機物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し(ヘキサン中、0%から10%のEtOAcまで)、4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(350mg、46%)を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.04(s,1H),7.98(d,J=8.4Hz,1H),7.86(d,J=2.5Hz,1H),7.82(d,J=1.8Hz,1H),7.53(d,J=1.9Hz,1H),7.48(ddd,J=8.4,1.9,0.7 Hz,1H),6.58(t,J=2.2Hz,1H)。LCMS(ESI,m/z):207[M+H]
+。
【0565】
工程2:tert−ブチル4−(4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0566】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物を4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(180mg、0.871mmol)から調製した(210mg、64%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.93(d,J=2.4Hz,1H),7.71−7.68(m,2H),7.44(dd,J=5.2,3.0Hz,3H),7.32(dd,J=8.3,2.1Hz,1H),6.41(dd,J=2.8,1.4Hz,2H),3.43−3.29(m,9H),2.34−2.26(m,7H),1.42(s,11H)。LCMS(ESI,m/z):377[M+H]
+。
【0567】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ae)の調製
【0568】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の工程2の記載したように、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(52mg、0.158mmol)から調製した(38mg、53%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.88(d,J=2.3Hz,1H),7.73(d,J=1.7Hz,1H),7.50−7.44(m,2H),7.38(dd,J=8.2,2.2Hz,1H),6.49−6.43(m,1H),5.74(hept,J=6.2Hz,1H),3.54−3.44(m,6H),2.44−2.34(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):471[M+H]
+。
【0569】
実施例71:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9af)
【0570】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:N−(1−(5−クロロ−2−ホルミルフェニル)ピロリジン−3−イル)アセトアミドの調製
【0571】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
実施例70の工程1の記載のように、表題の化合物を4−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(500mg、3.15mmol)から調製した(646mg、77%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 9.95(s,1H),7.62(d,J=8.3Hz,1H),6.91−6.75(m,2H),6.66(s,1H),4.62−4.52(m,1H),3.61−3.50(m,2H),3.37−3.22(m,2H),2.35−2.21(m,1H),2.06−2.00(m,2H),1.99(s,3H)。LCMS(ESI,m/z):267[M+H]
+。
【0572】
工程2:tert−ブチル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0573】
【化209】
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実施例40の工程1の記載のように、表題の化合物をN−(1−(5−クロロ−2−ホルミルフェニル)ピロリジン−3−イル)アセトアミドから調製した(346mg、33%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3δ7.27(d,J=8.5Hz,1H),6.90−6.80(m,3H),6.14(d,J=7.3Hz,1H),4.64−4.45(m,1H),3.49−3.34(m, 8H),3.20−3.07(m,2H),2.42−2.34(m,4H),2.34−2.23(m,1H),1.98(s,3H),1.90−1.78(m,1H),1.45(s,9H)。LCMS(ESI,m/z):437[M+H]
+。
【0574】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9af)の調製
【0575】
【化210】
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実施例1の工程2の記載のように、表題の化合物をtert−ブチル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(35mg、62%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.32−7.26(m,1H),6.89(dd,J=8.1,2.0Hz,1H),6.85(d,J=2.0Hz,1H),5.89(d,J=7.0Hz,1H),5.76(hept,J=6.2Hz,1H),4.61−4.48(m,1H),3.60−3.52(m,4H),3.51−3.43(m,3H),3.38(m,1H),3.15(td,J=8.6,5.3Hz,2H),2.50−2.40(m,4H),2.32(m,1H),1.99(s,3H),1.91−1.78(m,1H)。LCMS(ESI,m/z):531[M+H]
+。
【0576】
実施例72:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(ag)
【0577】
【化211】
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工程1:5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0578】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、5−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(3.00g、18.9mmol、1.00等量)、モルホリン(2.50g、28.7mmol、1.52等量)、炭酸カリウム(6.50g、47.0mmol、2.49等量)、メチルスルホキシド(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で100℃で一晩攪拌し、H
2O(50mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、H
2O(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/9)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、茶色油として3.24g(76%の収率)の5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒドを得た。LCMS(ESI,m/z):226[M+H]
+。
【0579】
工程2:tert−ブチル4−[[5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0580】
【化213】
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丸底フラスコに、5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(1.60g、7.09mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.20g、6.43mmol、0.910等量)、1,2−ジクロロメタン(20mL)を充填した。混合物を室温で0.5時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.09g、19.3mmol、2.72等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩攪拌し、H
2O(50mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として2.90g(未精製)のtert−ブチル4−[[5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):396[M+H]
+。
【0581】
工程3:4−[4−クロロ−2−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリン
【0582】
【化214】
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100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(2.90g、7.32mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(35mL)を充填した。混合物を0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸(7mL)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる溶液を減圧下で濃縮して、淡黄色油として2.60g(未精製)の4−[4−クロロ−2−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):296[M+H]
+。
【0583】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(ag)
【0584】
【化215】
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50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(168mg、1.00mmol、1.00等量)、トリホスゲン(99.0mg、0.330mmol、0.33等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(417mg、3.23mmol、3.18等量)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−[4−クロロ−2−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]モルホリン(300mg、1.01mmol、1.00等量)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、水(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(2×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。未精製の生成物(206mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、白色固形物として91.9mg(18%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1HNMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.45(s,1H),7.23(d,J=9.0Hz,1H),7.04(d,J=9.0Hz,1H),5.69−5.81(m,1H),3.81−3.84(m,4H),3.56(br,6H),2.88−2.91(m,4H),2.50(br,4H)。LCMS(ESI,m/z):490[M+H]
+。
【0585】
実施例73:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ah)
【0586】
【化216】
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実施例40の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の3−モルホリノベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.16(t,J=7.7Hz,1H),6.84−6.73(m,3H),5.68(h,J=6.2Hz,1H),3.83−3.77(m,4H),3.52−3.44(m,4H),3.42(s,2H),3.13−3.08(m,4H),2.43−2.35(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):456。1[M+1]
+。
【0587】
実施例74:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ai)
【0588】
【化217】
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工程1:4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0589】
【化218】
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実施例70の工程1の記載のように、表題の化合物を、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド及び4−クロロピラゾールから調製した(478mg、63%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 10.08−10.01(m,1H),8.00(d,J=8.3Hz,1H),7.91−7.86(m,1H),7.76(s,1H),7.53(m,2H)。LCMS(ESI,m/z):250[M+H]
+。
【0590】
工程2:tert−ブチル4−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0591】
【化219】
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実施例40の工程1の代表的な手順に従って、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 8.13(s,1H),7.64(s,1H),7.48(d,J=2.1Hz,1H),7.42 d,J=8.3Hz,1H),7.35(dd,J=8.3,2.1Hz,1H),3.43−3.35(m,6H),2.38−2.31(m,4H),1.45(s,10H)。LCMS(ESI,m/z):411[M+H]
+。
【0592】
工程3:1−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジンの調製
【0593】
【化220】
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実施例33の工程3の記載のように、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から白色固形物として調製した(227mg、88%)。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 8.24(s,1H),7.63(s,1H),7.50−7.46(m,1H),7.38(d,J=8.3Hz,1H),7.36−7.30(m,1H),3.32(s,2H),2.84(t,J=4.7Hz,4H),2.37(s,4H)。LCMS(ESI,m/z):311[M+H]
+。
【0594】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ai)の調製
【0595】
【化221】
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実施例1の工程2の代表的な手順に従って、表題の化合物を1−(4−クロロ−2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジンから調製した。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 8.00(s,1H),7.67(s,1H),7.50−7.42(m,3H),7.40(d,J=8.3Hz,1H),5.75(hept,J=6.4Hz,1H),3.53(d,J=4.4Hz,7H),3.45(s,3H),2.44(d,J=8.5Hz,6H)。LCMS(ESI,m/z):505[M+H]
+。
【0596】
実施例75:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(aj)
【0597】
【化222】
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工程1:4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドの調製
【0598】
【化223】
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100mLの丸底フラスコに、4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.00g、5.21mmol、1.00等量)、モルホリン(0.500g、5.74mmol、1.10等量)、炭酸カリウム(1.40g、10.1mmol、2.00等量)、DMSO(15mL)を充填した。結果として生じる溶液を、100℃で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(1×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(25/75)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として1.00g(74%の収率)の4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを得た。LCMS(ESI,m/z):260[M+H]
+。
【0599】
工程2:tert−ブチル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0600】
【化224】
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100mLの丸底フラスコに、4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.00g、3.86mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.720g、3.86mmol、1.00等量)、1,2−ジクロロエタン(15mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.40g、11.3mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を、室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(25/75)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.60g(97%の収率)のtert−ブチル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):430[M+H]+。
【0601】
工程3:4−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]モルホリンの調製
【0602】
【化225】
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100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.60g、3.73mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(3.10g、27.2mmol、7.30等量)を0℃で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色油として1.00g(81%の収率)の4−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):330[M+H]
+。
【0603】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(aj)の調製
【0604】
【化226】
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100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(126mg、0.420mmol、0.70等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(204mg、1.21mmol、2.00等量)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(627mg、4.86mmol、8.00等量)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]モルホリン(200mg、0.610mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を、室温で一晩撹拌し、H
2O(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(300mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、黄色油として57.4mg(18%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.57(d,J=8.7Hz,1H),7.14(s,1H),7.01−7.04(m,1H),5.70−5.82(m,1H),3.87(t,J=4.8Hz,4H),3.55−3.60(m,6H),3.19(t,J=4.8Hz,4H),2.45−2.47(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):524[M+H]
+。
【0605】
実施例76:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ak)
【0606】
【化227】
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工程1:4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドの調製
【0607】
【化228】
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500mLの丸底フラスコを、窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、次いで、該丸底フラスコに、4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(8.00g、29.7mmol、1.00等量)、モルホリン(2.59g、29.7mmol、1.00等量)、t−BuONa(4.28g、44.5mmol、1.50等量)、Pd
2(bda)
3(1.36g、1.49mmol、0.05等量)、BINAP(1.85g、2.97mmol、0.10等量)、トルエン(150mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で75℃で15時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。結果として生じる溶液を水50mLで希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として0.800g(10%の収率)の4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドを得た。LCMS(ESI,m/z):276[M+H]
+。
【0608】
工程2:tert−ブチル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0609】
【化229】
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40mLのバイアルに、4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(400mg、1.45mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(270mg、1.45mmol、1.00等量)、1,2−ジクロロエタン(15mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(925mg、4.36mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で15時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。結果として生じる溶液を水15mLで希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として590mg(91%の収率)のtert−ブチル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):446[M+H]
+。
【0610】
工程3:4−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]モルホリンの調製
【0611】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、ジクロロメタン(15mL)中のtert−ブチル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(590mg、1.32mmol、1.00等量)の溶液を充填した。トリフルオロ酢酸(262mg、2.30mmol、1.74等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。結果として生じる混合物を減圧下で濃縮して、淡黄色油として445mg(未精製)の4−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):346[M+H]
+。
【0612】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ak)の調製
【0613】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
50mLの丸底フラスコに、ジクロロメタン(20mL)中のトリホスゲン(122mg、0.410mmol、0.71等量)の溶液を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(195mg、1.16mmol、2.00等量)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(598mg、4.63mmol、7.99等量)を0℃で滴下で順次加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。4−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]モルホリン(200mg、0.580mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。結果として生じる溶液をH
2O(15mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(381mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として185mg(59%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.34(d,J=8.4Hz,1H),6.74−6.83(m,2H),5.72−5.80(m,1H),3.86(t,J=4.6Hz,4H),3.52(s,6H),3.16(t,J=4.8Hz,4H),2.46(d,J=4.2Hz,4H)。LCMS(ESI,m/z):260[M‐C
8H
9F
6N
2O
2]
+。
【0614】
実施例77:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン1−カルボン酸塩(9al)
【0615】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:tert−ブチル(2S)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩
【0616】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド(0.800g、3.54mmol、1.00等量)、tert−ブチル(2S)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.783g、3.91mmol、1.10等量)、1,2−ジクロロエタン(20mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.26g、10.7mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を、室温で一晩撹拌し、H
2O(30mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(25/75)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として1.20g(74%の収率)のtert−ブチル(2S)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCMS(ESI,m/z):410[M+H]
+。
【0617】
工程2:4−(3−クロロ−4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリンの調製
【0618】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル(2S)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.20g、2.93mmol、1.00等量)、トリフルオロ酢酸(4mL)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を、室温で1時間撹拌し、減圧下で濃縮して、淡黄色油として0.910g(未精製)の4−(3−クロロ−4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリンを得た。LCMS(ESI,m/z):310[M+H]
+。
【0619】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(9al)の調製
【0620】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
100mLの丸底フラスコに、ジクロロメタン(20mL)、トリホスゲン(86.0mg、0.290mmol、0.300等量)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(163mg、0.970mmol、1.00等量)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(238mg、1.84mmol、1.90等量)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。4−(3−クロロ−4−[[(3S)−3−メチルピペラジン−1−イル]メチル]フェニル)モルホリン(300mg、0.970mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を、室温で一晩撹拌し、H
2O(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(180mg)を以下の勾配条件を用いて分取HPLCにより精製した:Waters 2767−5 Cromatograph上で、20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、10分かけてCH
3CNを80%に増やし、次いで、0.1分間かけてCH
3CNを100%に増やし、1.9分間、CH
3CNを100%で保持し、次いで、0.1分かけてCH
3CNを20%まで減らし、1.9分間、20%で保持する。カラム:X−bridge Prep C
18、19
*150mm 5μm;移動相:相A:水性NH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN、検出器;UV220&254nm。精製の結果として、淡黄色油として77.5mg(15%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2S)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.28−7.30(m,1H),6.88(d,J=2.4Hz,1H),6.77−6.80(m,1H),5.73−5.79(m,1H),4.26(br,1H),3.84(t,J=4.8Hz,5H),3.48−3.56(m,2H),3.25(br,1H),3.15(t,J=5.2Hz,4H),2.80−2.82(m,1H),2.66(d,J=10.8Hz,1H),2.28−2.31(m,1H),2.10−2.16(m,1H),1.30(d,J=6.8Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):504 [M+H]
+。
【0621】
実施例78:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル(2R)−4−[[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル]−2−メチルピペラジン1−カルボン酸塩(9am)
【0622】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
実施例50の代表的な手順に従って、表題の化合物を市販の2−クロロ−4−(モルホリン−4−イル)ベンズアルデヒド及びtert−ブチル(2R)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400MHz(CDCl
3)δ 7.28(t,J=7.6Hz,1H),6.88(d,J=1.2Hz,1H),6.77−6.80(m,1H),5.74−5.80(m,1H),4.26(br,1H),3.85(t,J=4.8Hz,5H),3.48−3.55(m,2H),3.25(br,1H),3.15(t,J=4.8Hz,4H),2.80−2.82(m,1H),2.66(d,J=7.8Hz,1H),2.28−2.31(m,1H),2.10−2.16(m,1H),1.30(d,J=6.8Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):504[M+H]
+。
【0623】
実施例79:(S)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9an)
【0624】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:(S)−tert−ブチル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0625】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48の工程1の代表的な手順に従って、表題の化合物を4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドを用いて合成した:LCMS(ESI,m/z):459[M+H]
+。
【0626】
工程2:(S)−4−(4−((3−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)モルホリンの調製
【0627】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48の工程2の代表的な手順に従って、表題の化合物を4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドを用いて合成した。LCMS(ESI,m/z):359[M+H]
+。
【0628】
工程3:(S)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9an)の調製
【0629】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48の工程3の代表的な手順に従って、表題の化合物を4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドを用いて合成した。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.36(d,J=8.4Hz,1H),6.73−6.83(m,2H),5.70−5.82(m,1H),4.26(s,1H),3.86(t,J=4.8Hz,5H),3.37−3.60(m,2H),3.15−3.28(m,5H),2.78(d,J=9.9Hz,1H),2.64(d,J=11.1Hz,1H),2.22−2.28(m,1H),2.05−2.13(m,1H),1.51(d,J=6.9Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):260[M‐C
9H
11F
6N
2O
2]
+。
【0630】
実施例80:(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ao)
【0631】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:(R)−tert−ブチル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0632】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
実施例50の工程1の代表的な手順に従って、表題の化合物を4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドから合成した(301mg、90%):LCMS(ESI,m/z):459[M+H]
+。
【0633】
工程2:(R)−4−(4−((3−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)モルホリンの調製
【0634】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
実施例50の工程2の代表的な手順に従って、表題の化合物を(R)−tert−ブチル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から合成した:LCMS(ESI,m/z):359[M+H]
+。
【0635】
工程3:(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル2−メチル−4−(4−モルホリノ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ao)の調製
【0636】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
実施例50の工程3の代表的な手順に従って、表題の化合物を(R)−4−(4−((3−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)モルホリンから合成した(120mg、58%)。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.36(d,J=8.4Hz,1H),6.73−6.83(m,2H),5.70−5.83(m,1H),4.26(s,1H),3.86(t,J=4.8Hz,5H),3.42−3.52(m,2H),3.15−3.29(m,5H),2.79(d,J=10.2Hz,1H),2.64(d,J=11.1Hz,1H),2.23−2.28(m,1H),2.09(t,J=10.2Hz,1H),1.30(d,J=6.6Hz,3H)。LCMS(ESI,m/z):260[M‐C
9H
11F
6N
2O
2]
+。
【0637】
実施例81:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−(ピロリジン−1−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ap)
【0638】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:tert−ブチル4−(4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0639】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
実施例67の工程2の代表的な手順に従って、表題の化合物を4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドから合成した(2.3g、97%):LCMS(ESI,m/z):438[M+H]
+。
【0640】
工程2:tert−ブチル4−(4−(ピロリジン−1−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0641】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持した100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.28mmol、1.00等量)、ピロリジン(194mg、2.73mmol、1.20等量)、t−BuONa(307mg、3.19mmol、1.40等量)、Pd
2(DBA)
3(104mg、0.110mmol、0.05等量)、BINAP(213mg、0.340mmol、0.150等量)、トルエン(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を、油浴中で70℃で15時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。結果として生じる溶液を水(15mL)で希釈した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として940mg(96%の収率)のtert−ブチル4−[[4−(ピロリジン−1−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
【0642】
工程3:1−(4−(ピロリジン−1−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジンの調製
【0643】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
実施例42の工程3の代表的な手順に従って、表題の化合物をtert−ブチル4−(4−(ピロリジン−1−イル)−2)−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から合成した。
【0644】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−(ピロリジン−1−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ap)の調製
【0645】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
実施例42の工程4の記載のように、表題の化合物を1−(4−(ピロリジン−1−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ピペラジンから合成した(87mg、36%)。
1H NMR 300MHz(CDCl
3)δ 7.23(d,J=8.4Hz,1H),6.43−6.47(m,1H),6.38(s,1H),5.68−5.80(m,1H),3.52(d,J=9.0Hz,6H),3.27(t,J=6.6Hz,4H),2.46(s,4H),1.98−2.06(m,4H)。LCMS(ESI,m/z):244[M‐C
8H
9F
6N
2O
2]
+。
【0646】
実施例82:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9aq)
【0647】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドの調製
【0648】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
実施例67の工程1の記載のように、表題の化合物を2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド及びピロリジンから合成した(1.6g、63%):LCMS(ESI,m/z):244[M+H]
+。
【0649】
工程2:tert−ブチル4−(2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0650】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
実施例67の工程2の記載のように、表題の化合物を2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドから調製した(2.10g、77%):LCMS(ESI,m/z):414[M+H]
+。
【0651】
工程3:1−(2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジンの調製
【0652】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
表題化合物を、実施例42の工程3に記載されるように、tert−ブチル4−(2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から合成した。LCM(ESI,m/z):314[M+H]
+。
【0654】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9aq)の調製
【0655】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0656】
表題化合物を、実施例42の工程4に記載されるように、1−(2−(ピロリジン−1−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジンから合成した(205mg、79%)。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.52 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.08−7.11 (m, 2H), 5.74−5.84 (m, 1H), 3.58 (br, 6H), 3.22−3.26 (m, 4H), 2.46−2.49 (m, 4H), 1.90−1.98 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):508[M+H]
+。
【0657】
実施例83:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ar)
【0658】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0659】
工程1:3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドの調製
【0660】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
表題化合物を、実施例67の工程1に記載されるように、3−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド及びピロリジンから合成した(800mg、30%)。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3)δ 10.36 (s, 1H), 7.71−7.73 (m, 1H), 7.59−7.61 (m, 1H), 7.18−7.26 (m, 1H), 3.33−3.42 (m, 4H), 2.01−2.10 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):210[M+H]
+。
【0662】
工程2:tert−ブチル4−(3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0663】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
表題化合物を、実施例67の工程2に記載されるように、3−クロロ−2−ピロリジン−1−イル)ベンズアルデヒドから合成した(1.14g、79%)。LCM(ESI,m/z):380[M+H]
+。
【0665】
工程3:1−(3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジンの調製
【0666】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
表題化合物を、実施例42の工程3に記載されるように、tert−ブチル4−(3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル))ベンジルピペラジン−1−カルボン酸塩から合成した:LCM(ESI,m/z):280[M+H]
+。
【0668】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ar)の調製
【0669】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0670】
表題化合物を、実施例42の工程4に記載されるように、1−(3−クロロ−2−ピロリジン−1−イル)(ベンジル)ピペラジンから合成した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.25−7.36 (m, 2H), 7.05−7.10 (m, 1H), 5.71−5.84 (m, 1H), 3.54−3.60 (m, 6H), 3.19−3.24 (m, 4H), 2.46−2.47 (m, 4H), 1.93−2.03 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):474[M+H]
+。
【0671】
実施例84:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9as)
【0672】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
表題化合物を、実施例75の工程1−4に記載されるように、2,3−ジフルオロベンズアルデヒド及びピロリジンから調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.18−7.20 (m, 1H), 7.02−7.09 (m, 1H), 6.90−6.97 (m, 1H), 5.72−5.84 (m, 1H), 3.63 (br, 2H), 3.54−3.55 (m, 4H), 3.12−3.63 (m, 4H), 2.45−2.50 (m, 4H), 1.88−1.97 (m, 4H)。
LCM(ESI,m/z):458[M+H]
+。
【0674】
実施例85:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((3−イソプロピル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9at)
【0675】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0676】
表題化合物を、実施例118に記載されるように、2,3−ジフルオロベンズアルデヒド及びピロリジンから調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.64 (m, 2H), 7.60−7.63 (m, 1H), 7.49−7.50 (m, 2H), 7.47−7.48 (m, 2H), 7.32−7.35 (m, 1H), 5.75−5.83 (m, 1H), 3.58−3.61 (m, 6H), 3.38−3.47 (m, 1H), 2.52−2.53 (m, 4H) , 1.32 (d, J = 6.9 Hz, 6H)。LCM(ESI,m/z):489[M+H]
+。
【0677】
実施例86:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−イソプロピル−4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9au)
【0678】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
工程1:tert−ブチル4−(2−イソプロピル−4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0680】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0681】
50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[4−ブロモ−2−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(50.0mg、0.130mmol、1.00等量)、ピロリジン(11.0mg、0.150mmol、1.20等量)、t−BuONa(17.5mg、0.180mmol、1.45等量)、Pd
2(dba)
3(6.00mg、0.010mmol、0.050等量)、BINAP(12.0mg、0.020mmol、0.15等量)、トルエン(2mL)を充填した。結果として生じる溶液を、窒素の不活性雰囲気で80℃で一晩撹拌し、その後、水(5mL)で希釈した。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として31.0mg(61%の収率)のtert−ブチル4−[[2−(プロパン−2−イル)−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):338[M+H]
+。
【0682】
工程2:1−(2−イソプロピル−4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジンの調製
【0683】
【化264】
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【0684】
100mLの丸底フラスコに、窒素の不活性雰囲気で、tert−ブチル4−[[2−(プロパン−2−イル)−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(200mg、0.52mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。4−メチルモルホリン(265mg、2.62mmol、5.00等量)及びヨードトリメチルシラン(412mg、2.08mmol、4.00等量)を、0℃で加えた。結果として生じる溶液を0℃で1時間撹拌した。結果として生じる混合物を減圧下で濃縮し、淡黄色油として150mg(未精製)の1−[[2−(プロパン−2−イル)−4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):238[M+H]
+。
【0685】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−イソプロピル−4−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9au)の調製
【0686】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
表題化合物を、実施例42の工程4に記載されるように、1−(3−クロロ−2−ピロリジン−1−イル)(ベンジル)ピペラジンから合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.00−7.02 (m, 1H), 6.50 (s, 1H), 6.33−6.36 (m, 1H), 5.70−5.79 (m, 1H), 3.44−3.49 (m, 6H), 3.29 (t, J = 6.3 Hz, 5H), 2.42 (br, 4H), 1.97−2.01 (m, 4H) , 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 6H)。LCM(ESI,m/z):482[M+H]
+。
【0688】
実施例87:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(8−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9av)
【0689】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
表題化合物を、実施例75の工程1−4に記載されるように、4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド及び8−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカンから調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.24 (t, J = 7.05 Hz, 1H), 6.80−6.83 (m, 2H), 5.69−5.82 (m, 1H), 3.62−3.77 (m, 4H), 3.49−3.53 (m, 6H), 3.30 (t, J = 7.05 Hz, 2H), 3.17 (s, 2H), 2.44 (br, 4H), 1.83 (t, J = 7.05 Hz, 2H), 1.59−1.70 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):544[M+H]
+。
【0691】
実施例88:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9aw)
【0692】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
表題化合物を、実施例75の工程1−4に記載されるように、4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド及び1−(ピペラジン−1−イル)エタノンから調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.36 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.03−7.10 (m, 2H), 5.71−5.79 (m, 1H), 3.74 (br, 2H), 3.55−3.61 (m, 8H), 2.90−2.98 (m, 4H), 2.49 (br, 4H), 2.14 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):531[M+H]
+。
【0694】
実施例89:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−8−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ax)
【0695】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
表題化合物を、実施例75の工程1−4に記載されるように、4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド及び1−(ピペラジン−1−イル)エタノンから調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.35−7.37 (m, 1H), 7.03−7.07 (m, 2H), 6.29 (s, 1H), 5.69−5.82 (m, 1H), 3.55 (br, 6H), 3.36−3.41 (m, 2H), 3.17−3.21 (m, 2H), 2.68−2.76 (m, 2H), 2.49 (br, 4H), 2.01−2.16 (m, 4H), 1.53−1.57 (m, 2H)。LCM(ESI,m/z):557[M+H]
+。
【0697】
実施例90:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ay)
【0698】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
工程1:tert−ブチル4−(2−ブロモ−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0700】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0701】
表題化合物を、実施例67の工程2の代表的な手順に従い、2−ブロモ−4−クロロベンズアルデヒドから合成した(40.0g、75%)。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3)δ 7.56−7.57 (m, 1H), 7.43−7.46 (m, 1H), 7.29−7.30 (m, 1H), 3.61 (br, 2H), 3.46 (br, 4H), 2.49 (br, 4H), 1.46 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):390[M+H]
+。
【0702】
工程2:tert−ブチル4−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0703】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
表題化合物を、実施例81の工程2に記載されるように、tert−ブチル4−(2−ブロモ−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(670mg、89%):LCM(ESI,m/z):366[M+H]
+。
【0705】
工程3:1−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジンの調製
【0706】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
表題化合物を、実施例81の工程2に記載されるように、tert−ブチル4−(2−(アゼチジン−1−イル)4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した:LCM(ESI,m/z):266[M+H]
+。
【0708】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ay)の調製
【0709】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0710】
表題化合物を、実施例81の工程2に記載されるように、1−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジンから調製した(54mg、12%):
1H NMR 300 MHz (CDCl
3)δ 7.08 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.68−6.72 (m, 1H), 6.41 (s, 1H), 5.71−5.81 (m, 1H), 3.95−4.00 (m, 4H), 3.55 (br, 4H), 3.38 (br, 2H), 2.42−2.45 (m, 4H), 2.24−2.33 (m, 2H)。LCM(ESI,m/z):460[M+H]
+。
【0711】
実施例91:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9az)
【0712】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0713】
表題化合物を、実施例40の代表的な手順に従い、市販の3−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.93 (s, 1H), 7.83 − 7.74 (m, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.18 − 7.09 (m, 2H), 6.45 − 6.37 (m, 1H), 5.75 − 5.60 (m, 1H), 3.58 − 3.34 (m, 6H), 2.53 − 2.17 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):455.1[M+H]
+。
【0714】
実施例92:(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ba)
【0715】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
工程1:(R)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−2−ホルミルフェニル)ピロリジン−3−イル)カルバマートの調製
【0717】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
表題化合物を、実施例70の工程1に記載されるように、4−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド及び(R)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバマートから調製した(30.0mg、81%)。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 9.98 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.89 − 6.79 (m, 2H), 4.77 (s, 1H), 3.57 (dd, J = 10.7, 6.0 Hz, 2H), 3.34 (s, 1H), 3.25 − 3.18 (m, 1H), 2.28 (td, J = 12.9, 7.0 Hz, 1H), 2.00 (td, J = 12.5, 6.4 Hz, 2H), 1.46 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):325[M+H]
+。
【0719】
工程2:(R)−tert−ブチル4−(2−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0720】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
表題化合物を、実施例40の工程1に記載されるように、4−クロロベンズアルデヒドから調製した(2.1g、38%)。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.90 − 6.79 (m, 2H), 5.05 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.30 (s, 1H), 3.55 − 3.33 (m, 8H), 3.29 − 3.21 (m, 1H), 3.13 (td, J = 8.8, 5.3 Hz, 1H), 2.36 (s, 4H), 2.32 − 2.17 (m, 1H), 1.94 − 1.82 (m, 1H), 1.46 (d, J = 2.6 Hz, 9H)。LCM(ESI,m/z):495[M+H]
+。
【0722】
工程3:(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アミノピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0723】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
丸底フラスコに、トリホスゲン(18mg、0.061mmol)、CH
2Cl
2(1mL)、及び1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オル(30mg、0.202mmol)を充填した。DIPEA(104μL、0.606mmol)をこの溶液に滴下で加え、クロロホルメートを2時間、室温で形成することを可能にした。別のフラスコに、(R)−tert−ブチル4−(2−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(100mg、0.202mmol)及びCH
2Cl
2(3mL)を充填し、0℃にまで冷却した。トリフルオロ酢酸(1mL)を1分にわたり滴下で加えた。反応物を15分間0℃で攪拌した。反応物を室温にまで暖めることを可能にした。60分後、反応物を減圧下で濃縮した。メタノールを加え、溶液を濃縮し、未精製のジアミンを得た。未精製のジアミンをCH
2Cl
2(3mL)中で溶解し、4℃にまで冷却した。DIPEA(150μL、0.876mmol)を加え、その後5分にわたりクロロホルメートを加えた。0℃で2時間撹拌した後、反応物を飽和Na
2CO
3の追加によりクエンチし、CH
2Cl
2(3X)で抽出した。有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィ分離し(MeOHにおいて100%CH
2Cl
2から10%2M NH
3まで)、(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アミノピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(28mg、28%)を得た:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.29 − 7.22 (m, 1H), 6.92 − 6.76 (m, 2H), 5.82 − 5.66 (m, J = 6.4 Hz, 1H), 3.54 (tddd, J = 37.8, 22.2, 11.8, 6.2 Hz, 9H), 3.21 (ddd, J = 15.3, 10.0, 5.8 Hz, 1H), 3.11 − 3.04 (m, 1H), 2.49 − 2.34 (m, 4H), 2.22 (ddd, J = 19.5, 13.0, 6.6 Hz, 1H), 1.80 (dt, J = 12.7, 6.4 Hz, 1H)。LCM(ESI,m/z):489[M+H]
+。
【0725】
工程4:(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9ba)の調製
【0726】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【0727】
4mLのバイアルに、(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アミノピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(28mg、0.057mmol)、磁気撹拌バー、CH
2Cl
2(2mL)、及びDIPEA(30μL、0.172mmol)を充填した。反応物を0℃にまで冷却し、塩化アセチル溶液(1mLのCH
2Cl
2において7mg、0.086mmol)を、滴下で加えた。0℃で30分間撹拌した後、反応物を飽和Na
2CO
3によりクエンチし、CH
2Cl
2(3X)で抽出した。有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィ分離し(CH
2Cl
2において100%から10%のMeOHまで)、(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アセトアミノピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(30mg、35%)を得た:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.31 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 5.84 − 5.70 (m, 2H), 4.62 − 4.50 (m, 1H), 3.59 − 3.53 (m, 4H), 3.50 (s, 2H), 3.48 − 3.44 (m, 1H), 3.43 − 3.33 (m, 1H), 3.20 − 3.10 (m, 2H), 2.50 − 2.42 (m, 4H), 2.34 (td, J = 13.4, 7.6 Hz, 1H), 2.01 (s, 3H), 1.91 − 1.79 (m, 1H)。LCM(ESI,m/z):531[M+H]
+。
【0728】
実施例93:(S)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−(3−アセトアミドピロリジン−1−イル)−4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bb)
【0729】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0730】
表題化合物を、実施例92に記載されるように、4−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド及び(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバマートから調製した。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.22 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.82 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 5.75 − 5.61 (m, 2H), 4.54 − 4.42 (m, 1H), 3.51 − 3.45 (m, 4H), 3.41 (s, 2H), 3.40 − 3.36 (m, 1H), 3.34 − 3.25 (m, 1H), 3.12 − 3.02 (m, 2H), 2.41 − 2.34 (m, 4H), 2.25 (td, J = 13.4, 7.6 Hz, 1H), 1.93 (s, 3H), 1.83 − 1.70 (m, 1H)。LCM(ESI,m/z):531[M+H]
+。
【0731】
実施例94:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(モルホリン−4−イル)−2−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bc)
【0732】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【0733】
表題化合物を、実施例76の代表的な手順に従い、tert−ブチル4−[[4−ブロモ−2−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩及びモルホリンから直接合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.66−6.68 (m, 1H), 5.70−5.79 (m, 1H), 3.87 (t, J = 4.8 Hz, 4H), 3.61−3.64(m, 6H), 3.36−3.39 (m, 1H), 3.16(t, J = 4.8 Hz, 4H), 2.42 (br, 4H), 1.22 (d, J = 6.9 Hz, 6H)。LCM:(ESI,m/z):498[M+H]
+。
【0734】
実施例95:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bd)
【0735】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
工程1:tert−ブチル4−(2−クロロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0737】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0738】
表題化合物を、実施例67の工程2に記載されるように、メチル3−クロロ−4−ホルミルベンゾアートから調製した(3.5g、95%):
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 7.90−7.92 (m, 1H), 7.58−7.61 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.66 (br, 2H), 3.46 (br, 4H), 2.47 (br, 4H), 1.46 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):369[M+H]
+。
【0739】
工程2:4−((4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)メチル)−3−クロロ安息香酸の調製
【0740】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【0741】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−クロロ−4−(メトキシカルボニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(3.54g、9.60mmol、1.00等量)、メタノール(20mL)、H
2O(10mL)、水酸化リチウム(0.690g、28.8mmol、3.00等量)を充填した。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。溶液のpH値を、塩化水素(1mol/L)により6に調節した。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(1×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、白色固形物として2.90g(未精製)の4−([4−[(tert−ブトキシ)カルボニル]ピペラジン−1−イル]メチル)3−クロロ安息香酸を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.89−8.06 (m, 3H), 3.88 (s, 2H), 3.56 (br, 4H), 2.68 (br, 4H), 1.46 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):355[M+H]
+。
【0742】
工程3:tert−ブチル4−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0743】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【0744】
100mLの丸底フラスコに、4−([4−[(tert−ブトキシ)カルボニル]ピペラジン−1−イル]メチル)−3−クロロ安息香酸(600mg、1.69mmol、1.00等量)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(487mg、2.54mmol、1.50等量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(342mg、2.53mmol、1.50等量)、ジクロロメタン(15mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌し、ピロリジン(240mg、3.37mmol、2.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、H
2O(10mL)で希釈した。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(1×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(80/20)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として430mg(62%の収率)のtert−ブチル4−([2−クロロ−4−[(ピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):408[M+H]
+。
【0745】
工程4:(3−クロロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノンの調製
【0746】
【化286】
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【0747】
表題化合物を、実施例42の工程3に記載されるように、tert−ブチル4−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した:LCM(ESI,m/z):308[M+H]
+。
【0748】
工程5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bd)の調製
【0749】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
表題化合物を、実施例42の工程4に記載されるように、tert−ブチル4−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.39−7.61 (m, 3H), 5.69−5.81 (m, 1H), 3.57−3.66 (m, 8H), 3.42−3.46 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.53 (br, 4H), 1.85−2.02 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):502[M+H]
+。
【0751】
実施例96:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)−2−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9be)
【0752】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【0753】
表題化合物を、実施例95に記載されるように、メチル3−クロロ−4−ホルミルベンゾアート及びアゼチジンから調製した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.64 (s, 1H), 7.51 (s, 2H), 5.71−5.81 (m, 1H), 4.21−4.35 (m, 4H), 3.66 (s, 2H), 3.56−3.58 (m, 4H), 2.50−2.56 (m, 4H), 2.31−2.42 (m, 2H)。LCM(ESI,m/z):488[M+H]
+。
【0754】
実施例97:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−クロロ−2−(モルホリン−4−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bf)
【0755】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【0756】
表題化合物を、実施例95に記載されるように、メチル2−クロロ−6−ホルミルベンゾアート及びモルホリンから調製した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.27−7.34 (m, 3H), 5.70−5.81 (m, 1H), 4.05−4.12 (m, 1H), 3.63−3.86 (m, 5H), 3.50−3.58 (m, 5H), 3.30−3.34 (m, 1H), 3.12−3.27 (m, 2H), 2.46−2.48 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):518[M+H]
+。
【0757】
実施例98:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(3−クロロ−2−(ピロリジン−1−カルボニル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bg)
【0758】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【0759】
表題化合物を、実施例95に記載されるように、メチル2−クロロ−6−ホルミルベンゾアート及びピロリジンから調製した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.23−7.33 (m, 3H), 5.68−5.80 (m, 1H), 3.70−3.77 (m, 2H), 3.47−3.67 (m, 5H), 3.24−3.33 (m, 2H), 3.03−3.10 (m, 1H), 2.46−2.48 (m, 4H), 1.85−2.06 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):502[M+H]
+。
【0760】
実施例99:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bh)
【0761】
【化291】
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【0762】
表題化合物を、実施例75の工程1−4に記載されるように、4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド及び6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジンから調製した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 8.49 (s, 1H), 7.61 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.12−7.44 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.88−6.90 (m, 1H), 5.67−5.79 (m, 1H), 4.78−4.69 (m, 4H), 3.53−3.76 (m, 6H), 2.69 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):523[M+H]
+。
【0763】
実施例100:(R)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bi)
【0764】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
表題化合物を、実施例95に記載されるように、メチル2−クロロ−6−ホルミルベンゾアート及びピロリジンから調製した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.32−7.35 (m, 1H), 7.02−7.08 (m, 2H), 5.71−5.80 (m, 1H), 3.52 (br, 6H), 3.27 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.08−3.17 (m, 3H), 2.90−2.95 (m, 1H), 2.38−2.62 (m, 6H), 2.23−2.26 (m, 2H), 1.76−1.93 (m, 3H), 1.45−1.52(m, 1H)。LCM(ESI,m/z):529[M+H]
+。
【0766】
実施例101:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−クロロ−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(9bj)
【0767】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【0768】
表題化合物を、実施例95に記載されるように、メチル2−クロロ−6−ホルミルベンゾアート及びピロリジンから調製した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.38−7.40 (m, 1H), 7.07−7.12 (m, 2H), 5.70−5.79 (m, 1H), 3.56 (br, 6H), 3.36−3.39 (m, 4H), 3.05−3.08 (m, 4H), 2.86 (s, 3H), 2.50 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):567[M+H]
+。
【0769】
実施例102:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((5−(4−メトキシフェニル)イソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10a)
【0770】
【化294】
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【0771】
工程1:tert−ブチル4−(5−(4−メトキシフェニル)イソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調剤
【0772】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
表題化合物を、実施例40の工程1に記載されるように、5−(4−メトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルバルデヒドから調製した(300mg、80%)。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.66 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.39 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.59 (s, 2H), 3.41 (s, 4H), 2.44 (s, 4H), 1.41 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):374[M+H]
+。
【0774】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((5−(4−メトキシフェニル)イソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10a)の調製
【0775】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
表題化合物を、実施例1の工程2に記載されるように、tert−ブチル4−((5−(4−メトキシフェニル)イソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(70mg、82%):
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.99 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.44 (s, 1H), 5.77 (hept, J = 6.3 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.68 (s, 2H), 3.65 − 3.55 (m, 4H), 2.74 − 2.41 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):468[M+H]
+。
【0777】
実施例103:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((5−フェニルイソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10b)
【0778】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
工程1:tert−ブチル4−((5−フェニルイソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0780】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
表題化合物を、実施例40の工程1に記載されるように、5−フェニルイソキサゾール−3−カルバルデヒドから調製した(300mg、82%)。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.74 − 7.66 (m, 2H), 7.44 − 7.31 (m, 3H), 6.49 (s, 1H), 3.58 (s, 2H), 3.42 − 3.35 (m, 4H), 2.41 (s, 4H), 1.38 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):344[M+H]
+。
【0782】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((5−フェニルイソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10b)の調製
【0783】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【0784】
表題化合物を、実施例1の工程2に記載されるように、tert−ブチル4−((5−フェニルイソキサゾール−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(60mg、64%):
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.84 − 7.76 (m, 2H), 7.55 − 7.40 (m, 3H), 6.57 (s, 1H), 5.78 (hept, J = 6.2 Hz, 1H), 3.70 (s, 2H), 3.68 − 3.57 (m, 4H), 2.64 − 2.53 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):438[M+H]
+。
【0785】
実施例104:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10c)
【0786】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【0787】
表題化合物を、実施例40の代表的な手順に従い、市販の3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.71 (s, 1H), 7.56 (d, J = 7.5, 2H), 7.35 (t, J = 7.4, 2H), 7.19 (t, J = 7.4, 1H), 5.68 (hep, J = 6.2, 1H), 3.53−3.48 (m, 4H), 3.37(s, 2H), 2.45−2.35 (m, 4H), 2.26 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):451.1[M+H]
+。
【0788】
実施例105:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10d)
【0789】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【0790】
表題化合物を、実施例40の代表的な手順に従い、市販の1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−カルボキサルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.69 (d, J = 7.4, 2H), 7.31 (d, J = 7.4, 2H), 7.21 (t, J = 7.4, 1H), 6.33 (s, 1H), 5.68 (hep, J = 6.2, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.55−3.45 (bs, 6H), 2.45−2.35 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):451.1[M+H]
+。
【0791】
実施例106:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10e)
【0792】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0793】
表題化合物を、実施例40の代表的な手順に従い、市販の1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド及びtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩から直接合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.79 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.37 − 7.28 (m, 2H), 5.75 (hep, J = 6.2 Hz), 3.93 (s, 3H), 3.58 − 3.53 (m, 4H), 3.47 (s, 2H), 2.53 − 2.42 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):451.1[M+H]
+。
【0794】
実施例107:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10f)
【0795】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【0796】
工程1:tert−ブチル4−((4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0797】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
表題化合物を、実施例40の工程1に記載されるように、4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(200mg、1.06mmol)から調製した(310mg、81%)。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.37 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 3.98 − 3.86 (m, 3H), 3.50 (s, 2H), 3.38 (s, 4H), 2.38 (s, 4H), 1.44 (s, 9H)。LCM(ESI,m/z):359[M+H]
+。
【0799】
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(10f)の調製
【0800】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
表題化合物を、実施例1の工程2に記載されるように、tert−ブチル4−((4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩から調製した(129mg、66%):
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.42 (s, 1H), 5.77 (hept, J = 6.1 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.55 (m, 4H), 2.49 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):453[M+H]
+。
【0802】
実施例108:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−(2−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(10g)
【0803】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
工程1:(Z)−1−[1−(2−クロロフェニル)エチリデン]−2−メチルヒドラジン
【0805】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、1−(2−クロロフェニル)エタン−1−オン(3.80g、24.6mmol、1.20等量)、メチルヒドラジン硫酸塩(3.00g、20.8mmol、1.00等量)、及びエタノール(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を一晩、還流にまで加熱した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。結果として生じる混合物を減圧下で濃縮し、黄色油として7.0g(未精製)の(Z)−1−[1−(2−クロロフェニル)エチリデン]−2−メチルヒドラジンを得た。LCM(ESI,m/z):183[M+H]
+。
【0807】
工程2:3−(2−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド
【0808】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【0809】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、(Z)−1−[1−(2−クロロフェニル)エチリデン]−2−メチルヒドラジン(2.00g、10.9mmol、1.00等量)、(クロロメチリデン)ジメチルアザニウム塩化物(12.7g、99.2mmol、9.06等量)、及びN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)を充填した。結果として生じる溶液を50℃で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を飽和炭酸ナトリウム溶液(100mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として1.00g(41%の収率)の3−(2−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドを得た。LCM(ESI,m/z):221[M+H]
+。
【0810】
工程3−5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−(2−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(10g)の調製
【0811】
【化309】
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【0812】
表題化合物を、本実施例の工程2の3−(2−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドを使用して、実施例40の代表的な手順に従って合成した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.26−7.46 (m, 5H), 5.67−5.75 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.40 (br, 6H), 2.31 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):485[M+H]
+。
【0813】
実施例109:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−フェニル−1−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(10h)
【0814】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
表題化合物を、市販のプロパン−2−イルヒドラジン塩酸塩及び1−フェニルエタン−1−オンを使用して、実施例131の工程1−5の代表的な手順に従って合成した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.81 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.29−7.42 (m, 4H), 5.70−5.79 (m, 1H), 4.48−4.57 (m, 1H), 3.56 (br, 4H), 3.47 (s, 2H), 2.48−2.51 (m, 4H), 1.55 (d, J = 6.6 Hz, 6H)。LCM(ESI,m/z):479[M+H]
+。
【0816】
実施例110:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[3−(2−クロロフェニル)−1−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(10i)
【0817】
【化311】
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【0818】
表題化合物を、市販のイソプロピルヒドラジン塩酸塩及び1−(2−クロロフェニル)エタン−1−オンを使用して、実施例131の工程1−5の代表的な手順に従って合成した。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.36−7.46 (m, 3H), 7.25−7.33 (m, 2H), 5.67−5.75 (m, 1H), 4.48−4.57 (m, 1H), 3.40 (s, 6H), 2.31 (br, 4H), 1.56 (s, 3H), 1.54 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):513[M+H]
+。
【0819】
実施例111:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル3−メチル4−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11a)
【0820】
【化312】
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【0821】
工程1:tert−ブチル3−メチル−4−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0822】
【化313】
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【0823】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル3−メチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、4.99mmol、1.00等量)、4−フェニルベンズアルデヒド(1.00g、5.49mmol、1.10等量)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.18g、15.0mmol、3.01等量)、1,2−ジクロロエタン(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる溶液を水(1×120mL)で洗浄し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色固形物として1.71g(93%の収率)のtert−ブチル3−メチル−4−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):367[M+H]
+。
【0824】
工程2:2−メチル−1−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジンの調製
【0825】
【化314】
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【0826】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル3−メチル−4−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(600mg、1.64mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(25mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(1mL)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる溶液を減圧下で濃縮し、茶色油として532mg(未精製)の2−メチル1−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):267[M+H]
+。
【0827】
工程3:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル3−メチル−4−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11a)の調製
【0828】
【化315】
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【0829】
50mLの丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(168mg、1.00mmol、1.00等量)、トリホスゲン(99.0mg、0.330mmol、0.33等量)、及びアセトニトリル(10mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(471mg、3.64mmol、3.65等量)を滴下で加えた。混合物を2時間、室温で撹拌した。2−メチル−1−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン(266mg、1.00mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、水(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離した。生成物(208mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、無色油として91.3mg(20%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル3−メチル−4−[(4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3)δ 7.54−7.62 (m, 4H), 7.33−7.49 (m, 5H), 5.75−5.80 (m, 1H), 3.98−4.23 (m, 1H), 3.75−3.86 (m, 2H), 3.01−3.48 (m, 3H), 2.62−2.77 (m, 2H), 2.20−2.27 (m, 1H), 1.19 (br, 3H)。LCM(ESI,m/z):461[M+H]
+。
【0830】
実施例112:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11b)
【0831】
【化316】
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【0832】
工程1:tert−ブチル4−[(6−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0833】
【化317】
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【0834】
100mLの丸底フラスコに、6−ブロモ−2−メチルピリジン−3−カルバルデヒド(2.50g、12.6mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(2.34g、12.6mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(50mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(8.00g、37.8mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(30mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ろ過し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(22/78)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として3.80g(82%の収率)のtert−ブチル4−[(6−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):370[M+H]
+。
【0835】
工程2:tert−ブチル4−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0836】
【化318】
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【0837】
50mLの丸底フラスコを、窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、tert−ブチル4−[(6−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(800mg、2.16mmol、1.00等量)、(2−メチルフェニル)ボロン酸(590mg、4.34mmol、2.00等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(250mg、0.220mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(898mg、6.50mmol、3.00等量)、ジオキサン(12mL)、及び水(2ml)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、その後、水(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(22/78)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として800mg(97%の収率)のtert−ブチル4−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):382[M+H]
+。
【0838】
工程3:1−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジンの調製
【0839】
【化319】
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【0840】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(800mg、2.40mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填し、トリフルオロ酢酸(4mL)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる混合物を減圧下で濃縮し、黄色油として590mg(未精製)の1−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):282[M+H]
+。
【0841】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11b)の調製
【0842】
【化320】
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【0843】
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(63.0mg、0.200mmol、0.30等量)、ジクロロメタン(10mL)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(119mg、0.710mmol、1.00等量)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(174mg、1.35mmol、2.00等量)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。1−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン(200mg、0.710mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(10mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ろ過し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(230mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、オフホワイト固形物として146.2mg(43%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−6−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.62 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.37−7.40 (m, 1H), 7.31−7.35 (m, 3H), 7.19−7.28 (m, 1H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.56−3.59 (m, 6H), 2.64 (s, 3H), 2.51−2.56 (m, 4H), 2.36 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【0844】
実施例113:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[6−(2−フルオロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11c)
【0845】
【化321】
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【0846】
表題化合物を、(2−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例112の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.97−8.02 (m, 1H), 7.61 (m, 2H), 7.32−7.40 (m, 1H), 7.23−7.28 (m, 1H), 7.11−7.18 (m, 1H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.56 (br, 6H), 2.66 (s, 3H), 2.52 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【0847】
実施例114:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−6−(3−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11d)
【0848】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【0849】
表題化合物を、(3−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、実施例112の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.83 (s, 1H), 7.75 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.60−7.63 (m, 1H), 7.52 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.71−5.80 (m, 1H), 3.56−3.58 (m, 6H), 2.67 (s, 3H), 2.51 (br, 4H), 2.44 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【0850】
実施例115:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[6−(3−フルオロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11e)
【0851】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【0852】
表題化合物を、(3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例112の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.76−7.81 (m, 2H), 7.64 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.40−7.48 (m, 1H), 7.08−7.14 (m, 1H), 5.57−5.84 (m, 1H), 3.56−3.60 (m, 6H), 2.68 (s, 3H), 2.49−2.55 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【0853】
実施例116:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((3−モルホリノ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(11f)
【0854】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
丸底フラスコに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−(4−ブロモ−2−モルホリノベンジル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(実施例57、30mg、0.0562mmol)、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド(5mg、6.13μmol)、フェニルボロン酸(10mg、82.0μmol)、及びK
2CO
3(21mg、152μmol)を充填した。THF(4mL)及びH
2O(0.4mL)を加え、反応物を2時間、70℃にまで加熱した。反応物をCH
2Cl
2中で希釈し、飽和Na
2CO
3(2X)及びブライン(1X)で洗浄した。有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し(EtOAcにおいて100%から80%のヘキサンまで)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−((3−モルノリノ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(18mg、60%)を得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.54 − 7.48 (m, 2H), 7.45 − 7.34 (m, 3H), 7.31 − 7.20 (m, 3H), 5.68 (h, J = 6.3 Hz, 1H), 3.84 − 3.71 (m, 4H), 3.57 (s, 2H), 3.53 − 3.39 (m, 4H), 3.00 − 2.93 (m, 4H), 2.47 (dt, J = 9.9, 5.0 Hz, 4H)。LCM(ESI,m/z):532[M+H]
+。
【0856】
実施例117:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11g)
【0857】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
工程1:tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0859】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
500mLの丸底フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(12.0g、59.1mmol、1.10等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(10.0g、53.7mmol、1.00等量)、トリエチルアミン(8.10g、80.0mmol、1.49等量)、及びジクロロエタン(100mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの固形物(34.2g、161mmol、3.01等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で5時間撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(200mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(2/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として16.0g(80%の収率)のtert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):373[M+H]
+。
【0861】
工程2:tert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩
【0862】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
【0863】
25mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.68mmol、1.00等量)、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸(0.737g、5.38mmol、2.01等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0.311g、0.270mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(1.10g、7.96mmol、2.97等量)、ジオキサン(10mL)、及び水(2mL)を充填した。結果として生じる溶液を75℃で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(10mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/2)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として0.600g(58%の収率)のtert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):386[M+H]
+。
【0864】
工程3:1−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン
【0865】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【0866】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、tert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.59mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(20mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(2.5mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(20mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮して、黄色油として0.300g(41%の収率)の1−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):286[M+H]
+。
【0867】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11g)
【0868】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【0869】
25mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、トリホスゲン(55.0mg、0.190mmol、0.35等量)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(143mg、0.530mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(3mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(205mg、1.59mmol、3.02等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を0℃で2時間撹拌した。ジクロロメタン(2mL)中の1−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン(150mg、0.530mmol、1.00等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を0℃で5時間撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(10mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(300mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:30%のCH
3CN/70%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり70%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり30%にCH
3CNを減少し、1.9分間30%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、黄色油として120mg(48%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 8.59 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.44−7.54 (m, 1H), 7.38−7.44 (m, 1H), 7.32−7.37 (m, 3H), 5.74−5.80 (m, 1H), 3.61−3.70 (m, 6H), 2.67 (s, 3H), 2.51−2.58 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【0870】
実施例118:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11h)
【0871】
【化330】
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【0872】
工程1:tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0873】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
【0874】
250mLの丸底フラスコに、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(2.80g、15.0mmol、1.00等量)、4−ブロモ−2−メチルベンズアルデヒド(3.28g、16.5mmol、1.10等量)、及びジクロロメタン(80mL)を充填した。トリエチルアミン(4.56g、45.1mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(9.60g、45.3mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(100mL)で希釈した。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×60mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ろ過し、Na
2SO
4により乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として5.70g(98%の収率)のtert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):369[M+H]
+。
【0875】
工程2:tert−ブチル4−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0876】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
100mLの丸底フラスコに、窒素の不活性雰囲気で、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.90g、5.14mmol、1.00等量)、(3−メチルフェニル)ボロン酸(2.12g、15.6mmol、3.00等量)、炭酸カリウム(2.15g、15.6mmol、3.00等量)、Pd(PPh
3)
4(0.600g、0.520mmol、0.10等量)、ジオキサン(25mL)、水(2.5mL)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×40mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として2.00g(95%の収率)のtert−ブチル4−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):381[M+H]
+。
【0878】
工程3:1−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジンの調製
【0879】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
【0880】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(2.00g、5.26mmol、1.00等量)、トリフルオロ酢酸(8mL)、ジクロロメタン(40mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で1時間撹拌し、減圧下で濃縮して、淡黄色油として1.50g(未精製)の1−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):281[M+H]
+。
【0881】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11h)の調製
【0882】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【0883】
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(160mg、0.540mmol、0.30等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(302mg、1.80mmol、1.00等量)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(441mg、3.41mmol、1.90等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。1−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン(500mg、1.78mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×40mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(250mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、無色油として141mg(16%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(3−メチルフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.30−7.42 (m, 6H), 7.18 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 5.76−5.82 (m, 1H), 3.55−3.58 (m, 6H), 2.45−2.53 (m, 10H)。LCM(ESI,m/z):475[M+H]
+。
【0884】
実施例119:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11i)
【0885】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
【0886】
表題化合物を、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸を使用して、実施例118の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3)δ 8.55 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.34−7.46 (m, 5H), 5.75−5.81 (m, 1H), 3.56−3.58 (m, 6H), 3.66 (s, 3H), 2.49−2.54 (m, 4H), 2.47 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【0887】
実施例120:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11j)
【0888】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
【0889】
工程1:tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0890】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
【0891】
100mLの丸底フラスコに、4−ブロモ−2−メトキシベンズアルデヒド(1.90g、8.84mmol、1.10等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.50g、8.05mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5.10g、24.0mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(30mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(20/80)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として2.66g(86%の収率)のtert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):385[M+H]
+。
【0892】
工程2:tert−ブチル4−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0893】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【0894】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.60mmol、1.00等量)、フェニルボロン酸(0.640g、5.25mmol、2.02等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0.300g、0.260mmol、0.10等量)、及び炭酸カリウム(1.08g、7.81mmol、3.01等量)、ジオキサン(24mL)及び水(4mL)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、その後、水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(3/7)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として0.850g(86%の収率)のtert−ブチル4−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):383[M+H]
+。
【0895】
工程3:1−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジンの調製
【0896】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【0897】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(850mg、2.22mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)、トリフルオロ酢酸(1.50mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる混合物を減圧下で濃縮し、黄色油として600mg(未精製)の1−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):283[M+H]
+。
【0898】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11j)の調製
【0899】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(63.0mg、0.210mmol、0.30等量)、ジクロロメタン(20mL)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(119mg、0.710mmol、1.00等量)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(174mg、1.35mmol、1.90等量)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。1−[[2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン(200mg、0.710mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(5mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ろ過し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(260mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、黄色油として120mg(36%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[(2−メトキシ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.60 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 7.32−7.46 (m, 4H), 7.15−7.18 (m, 1H), 7.60 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.58−3.63 (m, 6H), 2.51−2.57 (m, 4H)。LCM:(ESI,m/z):477[M+H]
+。
【0901】
実施例121:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11k)
【0902】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【0903】
工程1:tert−ブチル4−[(4−ブロモピリジン−2−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0904】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
100mLの丸底フラスコに、4−ブロモピリジン−2−カルバルデヒド(1.60g、8.60mmol、1.07等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(1.50g、8.05mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(30mL)を充填した。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5.10g、24.1mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(30mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(45/55)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色固形物として2.70g(94%の収率)のtert−ブチル4−[(4−ブロモピリジン−2−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):356[M+H]
+。
【0906】
工程2:tert−ブチル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0907】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【0908】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、tert−ブチル4−[(5−ブロモピリジン−2−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.81mmol、1.00等量)、(3−フルオロフェニル)ボロン酸(0.790g、5.65mmol、2.00等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0.325g、0.280mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(1.17g、8.47mmol、3.00等量)、ジオキサン(24mL)、及び水(4mL)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、その後、水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として0.955g(92%の収率)のtert−ブチル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):372[M+H]
+。
【0909】
工程3:1−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジンの調製
【0910】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(950mg、2.56mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(15mL)、トリフルオロ酢酸(2mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。結果として生じる混合物を減圧下で濃縮し、黄色油として500mg(未精製)の1−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):272[M+H]
+。
【0912】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11k)の調製
【0913】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(66.0mg、0.220mmol、0.30等量)、ジクロロメタン(20mL)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(124mg、0.740mmol、1.00等量)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(181mg、1.40mmol、1.90等量)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。1−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン(200mg、0.740mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(5mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ろ過し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(352mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、白色固形物として164mg(48%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 8.79 (s, 1H), 7.84−7.87 (m, 1H), 7.42−7.49 (m, 2H), 7.36 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.29−7.30 (m, 1H), 7.08−7.14 (m, 1H), 5.69−5.82 (m, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.62 (br, 4H), 2.58 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):466[M+H]
+。
【0915】
実施例122:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(ピリジン−3−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11l)
【0916】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
表題化合物を、(ピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、実施例118の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) d 8.85 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.58−8.60 (m, 1H), 7.85−7.89 (m, 1H), 7.34−7.40 (m, 4H), 5.72−5.80 (m, 1H)), 3.56 (s, 6H), 2.49−2.51 (m, 7H)。LCM(ESI,m/z):462[M+H]
+。
【0918】
実施例123:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11m)
【0919】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【0920】
工程1:tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0921】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【0922】
500mLの丸底フラスコに、4−ブロモ−2−メチルベンズアルデヒド(8.00g、40.2mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(9.40g、50.5mmol、1.26等量)、トリエチルアミン(6.50g、64.2mmol、1.60等量)、及びジクロロエタン(200mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの固形物(27.0g、127mmol、3.17等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(100mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(2/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、白色固形物として10.0g(67%の収率)のtert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):369[M+H]
+。
【0923】
工程2:tert−ブチル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0924】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
【0925】
窒素の不活性雰囲気下で維持した25mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(368mg、1.00mmol、1.00等量)、(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)ボロン酸(300mg、1.99mmol、1.99等量)、Pd(PPh
3)
4(116mg、0.100mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(414mg、3.00mmol、3.01等量)、ジオキサン(6mL)、及び水(1mL)を充填した。結果として生じる溶液を75℃で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(10mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として350mg(89%の収率)のtert−ブチル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):396[M+H]
+。
【0926】
工程3:1−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジンの調製
【0927】
【化350】
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【0928】
窒素の不活性雰囲気下で維持した50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(350mg、0.880mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(5mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(0.5mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で5時間撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(10mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮して、黄色油として270mg(未精製)の1−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):296[M+H]
+。
【0929】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11m)の調製
【0930】
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
【0931】
窒素の不活性雰囲気下で維持した25mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(46.0mg、0.150mmol、0.35等量)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(111mg、0.660mmol、1.50等量)、及びジクロロメタン(3mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(170mg、1.32mmol、2.99等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を0℃で2時間撹拌した。ジクロロメタン(2mL)中の1−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン(130mg、0.440mmol、1.00等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を0℃で3時間撹拌した。その後、反応物を水(20mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(300mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:30%のCH
3CN/70%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり70%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり30%にCH
3CNを減少し、1.9分間30%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、黄色油として101mg(47%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−メチルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.42−7.45 (m, 2H), 7.35−7.37 (m, 1H), 7.21 (s, 2H), 5.75−5.81 (m, 1H), 3.56−3.58 (m, 6H), 3.62 (s, 6H), 2.48−2.53 (m, 4H), 2.46 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):490[M+H]
+。
【0932】
実施例124:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(3−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11n)
【0933】
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
【0934】
表題化合物を、(3−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸を使用して、実施例118の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) d 8.51 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 7.35−7.37 (m, 1H), 7.14−7.19 (m, 3H), 5.75−5.81 (m, 1H), 3.58−3.60 (m, 6H), 2.51−2.60 (m, 4H), 2.44 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【0935】
実施例125:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(3−フルオロフェニル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11o)
【0936】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
【0937】
表題化合物を、(3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例117の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3)δ 7.33−7.51 (m, 4H), 7.28 (s, 1H), 7.25−7.27 (m, 1H), 7.03−7.10 (m, 1H), 5.69−5.81 (m, 1H), 3.59−3.81 (m, 6H), 2.54 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):483[M+H]
+。
【0938】
実施例126:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[(2−フルオロ−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11p)
【0939】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【0940】
表題化合物を、フェニルボロン酸を使用して、実施例117の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) d 7.60 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.29−7.50 (m, 6H), 5.74−5.80 (m, 1H), 3.42−3.68 (m, 6H), 2.57−2.74 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):465[M+H]
+。
【0941】
実施例127:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[(2−メチル−4−フェニルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11q)
【0942】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【0943】
表題化合物を、フェニルボロン酸を使用して、実施例118の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) d 7.57−7.60 (m, 2H), 7.31−7.60 (m, 6H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.53−3.55 (m, 6H), 2.43−2.49 (m, 7H)。LCM(ESI,m/z):461[M+H]
+。
【0944】
実施例128:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11r)
【0945】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
【0946】
工程1:4−ブロモ−2−フェノキシベンズアルデヒドの調製
【0947】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【0948】
250mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.00g、9.85mmol、1.00等量)、フェノール(0.926g、9.84mmol、1.00等量)、炭酸カリウム(1.35g、9.77mmol、0.99等量)、及びN,N−ジメチルアセトアミド(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を150℃で4時間撹拌し、その後、水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/99)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色固形物として2.40g(88%の収率)の4−ブロモ−2−フェノキシベンズアルデヒドを得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 10.51 (s, 1H), 7.82 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41−7.48 (m, 1H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.25−7.29 (m, 1H), 7.12 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.04 (s, 1H)。LCM(ESI,m/z):277[M+H]
+。
【0949】
工程2:4−[(4−ブロモ−2−フェノキシフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0950】
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
【0951】
100mLの丸底フラスコに、4−ブロモ−2−フェノキシベンズアルデヒド(1.00g、3.61mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(0.674g、3.62mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(30mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.30g、10.8mmol、3.01等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、H
2O(10mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(2×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(8/92)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.20g(74%の収率)のtert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−フェノキシフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):447[M+H]
+。
【0952】
工程3:tert−ブチル4−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0953】
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−フェノキシフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.20g、2.68mmol、1.00等量)、(3−メチルフェニル)ボロン酸(0.730g、5.37mmol、2.00等量)、Pd(PPh
3)
4(0.310g、0.270mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(1.10g、7.96mmol、2.97等量)、ジオキサン(12mL)、及び水(2mL)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、その後、水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/9)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.00g(81%の収率)のtert−ブチル4−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):459[M+H]
+。
【0955】
工程4:1−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジンの調製
【0956】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.18mmol、1.00等量)、トリフルオロ酢酸(1mL)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色油として0.800g(未精製)の1−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):359[M+H]
+。
【0958】
工程5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11r)の調製
【0959】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
100mLの丸底フラスコに、トリホスゲン(50.0mg、0.170mmol、0.30等量)、ジクロロメタン(10mL)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(94.0mg、0.560mmol、1.00等量)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(144mg、1.00mmol、2.00等量)を滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。1−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン(200mg、0.560mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、次に、水(5mL)で希釈した。結果として生じる混合物を、ジクロロメタン(2×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(230mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、黄色油として173mg(56%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(3−メチルフェニル)−2−フェノキシフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.51 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.27−7.39 (m, 5H), 7.21−7.248 (m, 1H), 7.18 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.12−7.14 (m, 1H), 7.02−7.07 (m, 1H), 6.92−6.96 (m, 2H), 5.71−5.79 (m, 1H), 3.62 (s, 2H), 3.50 (br, 4H), 2.50−2.51 (m, 4H), 2.37 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):553[M+H]
+。
【0961】
実施例129:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(2−メチルピリジン−3−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11s)
【0962】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
【0963】
表題化合物を、(2−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、実施例118の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) d 8.51 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.12−7.20 (m, 3H), 5.76−5.82 (m, 1H), 3.56−3.59 (m, 6H), 2.51−2.54 (m, 7H), 2.43 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【0964】
実施例130:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(2−メチルピリジン−3−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11t)
【0965】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【0966】
表題化合物を、(2−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、実施例117の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) d 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.44−7.53 (m, 2H), 7.20−7.23 (m, 1H), 7.04−7.12 (m, 2H), 5.74−5.80 (m, 1H), 3.61−3.68 (m, 6H), 2.54−2.58 (m, 7H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【0967】
実施例131:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11u)
【0968】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
【0969】
工程1:5−ブロモ−6−メチルピリジン−2−カルバルデヒド
【0970】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
【0971】
250mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、メチル5−ブロモ6−メチルピリジン−2−カルボン酸塩(7.00g、30.6mmol、1.00等量)、テトラヒドロフラン(150mL)を充填した。ジイソブチルアルミニウムヒドライド(ヘキサン中で60mL、1mol/L)を−78℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を−78℃で60分間撹拌し、塩化アンモニウム(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(10/90)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色固形物として4.90g(76%の収率)の5−ブロモ−6−メチルピリジン−2−カルバルデヒドを得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 10.04 (s, 1H), 8.02 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 2.78 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):200[M+H]
+。
【0972】
工程2:tert−ブチル4−[(5−ブロモ−6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0973】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
【0974】
250mLの丸底フラスコに、5−ブロモ−6−メチルピリジン−2−カルバルデヒド(4.90g、24.6mmol、1.00等量)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(4.60g、24.7mmol、1.01等量)、1,2−ジクロロメタン(150mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(15.6g、73.6mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(30/70)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色固形物として7.80g(82%の収率)のtert−ブチル4−[(5−ブロモ−6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):370[M+H]
+。
【0975】
工程3:tert−ブチル4−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0976】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
【0977】
40mLのバイアルを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、tert−ブチル4−[(5−ブロモ−6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.70mmol、1.00等量)、(2−メチルフェニル)ボロン酸(0.730g、5.40mmol、2.00等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0.310g、0.270mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(1.15g、8.32mmol、3.08等量)、ジオキサン(15mL)、水(3mL)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、水(20mL)で希釈した。結果として生じる溶液を、酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、有機層を、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(60/40)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.00g(92%の収率)のtert−ブチル4−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):382[M+H]
+。
【0978】
工程4:1−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジンの調製
【0979】
【化368】
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【0980】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.00g、2.62mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(20mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(2.5mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮して、黄色固形物として0.800g(未精製)の1−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):282[M+H]
+。
【0981】
工程5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11u)の調製
【0982】
【化369】
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【0983】
40mLのバイアルに、ジクロロメタン(20mL)中のトリホスゲン(83.0mg、0.280mmol、0.39等量)の溶液、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(141mg、0.840mmol、1.18等量)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(542mg、4.19mmol、5.90等量)を0℃で滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。1−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン(200mg、0.710mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物を、アセトニトリル/水(40/60)によりC
18カラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として219mg(65%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[6−メチル−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.43 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.28−7.34 (m, 4H), 7.09 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.77 (s, 2H), 3.65 (br, 4H), 2.63 (br, 4H), 2.31 (s, 3H), 2.07 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【0984】
実施例132:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11v)
【0985】
【化370】
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【0986】
表題化合物を、(2−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例131の工程3−5の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.52 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.32−7.43 (m, 2H), 7.14−7.26 (m, 3H), 5.72−5.82 (m, 1H), 3.74 (s, 2H), 3.63 (br, 4H), 2.60 (br, 4H), 2.44 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【0987】
実施例133:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[5−(3−フルオロフェニル)−6−メチルピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11w)
【0988】
【化371】
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【0989】
表題化合物を、(3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例131の工程3−5の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.50 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.26−7.45 (m, 2H), 7.01−7.11 (m, 3H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.73 (s, 2H), 3.62 (br, 4H), 2.59 (br, 4H), 2.50 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【0990】
実施例134:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−(ジメチルカルバモイル)−4−フェニルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11x)
【0991】
【化372】
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【0992】
工程1:5−ブロモ−2−ホルミル安息香酸の調製
【0993】
【化373】
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【0994】
50mLの丸底フラスコに、メチル5−ブロモ−2−ホルミルベンゾアート(1.00g、4.11mmol、1.00等量)、水酸化リチウム(2.00g、83.5mmol、20.0等量)、テトラヒドロフラン(10mL)、及びH
2O(10mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌した。溶液のpH値を、塩化水素溶液(2mol/L)により6に調節した。固形物をろ過によって集め、淡黄色固形物として0.700g(未精製)の5−ブロモ−2−ホルミル安息香酸を得た。LCM(ESI,m/z):227[M−H]
−。
【0995】
工程2:5−ブロモ−2−ホルミル−N,N−ジメチルベンズアミドの調製
【0996】
【化374】
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【0997】
100mLの丸底フラスコに、5−ブロモ−2−ホルミル安息香酸(350mg、1.53mmol、1.00等量)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(355mg、1.85mmol、1.20等量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(315mg、2.33mmol、1.50等量)、ジクロロメタン(10mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で15分間撹拌した。ジメチルアミン(208mg、4.61mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(50/50)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として86.0mg(22%の収率)の5−ブロモ−2−ホルミル−N,N−ジメチルベンズアミドを得た。LCM(ESI,m/z):256[M+H]
+。
【0998】
工程3:tert−ブチル4−[[4−ブロモ−2−(ジメチルカルバモイル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【0999】
【化375】
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【1000】
100mLの丸底フラスコに、tert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩(86.0mg、0.460mmol、1.00等量)、5−ブロモ−2−ホルミル−N,N−ジメチルベンズアミド(130mg、0.510mmol、1.10等量)、及びジクロロメタン(10mL)を充填した。トリエチルアミン(139mg、1.37mmol、3.00等量)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(293mg、1.38mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(15mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(50/50)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として170mg(87%の収率)のtert−ブチル4−[[4−ブロモ−2−(ジメチルカルバモイル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):426[M+H]
+。
【1001】
工程4:tert−ブチル4−[[2−(ジメチルカルバモイル)−4−フェニルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【1002】
【化376】
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【1003】
窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持した100mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[4−ブロモ−2−(ジメチルカルバモイル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(130mg、0.300mmol、1.00等量)、フェニルボロン酸(113mg、0.930mmol、3.00等量)、炭酸カリウム(128mg、0.930mmol、3.00等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(36.0mg、0.030mmol、0.10等量)、ジオキサン(4mL)、H
2O(0.4mL)を充填した。結果として生じる溶液を80℃で一晩撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(25/75)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、淡黄色油として100mg(79%の収率)のtert−ブチル4−[[2−(ジメチルカルバモイル)−4−フェニルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):424[M+H]
+。
【1004】
工程5:N,N−ジメチル−5−フェニル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)ベンズアミドの調製
【1005】
【化377】
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【1006】
50mLの丸底フラスコに、tert−ブチル4−[[2−(ジメチルカルバモイル)−4−フェニルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(300mg、0.710mmol、1.00等量)、ジクロロメタン(5mL)、トリフルオロ酢酸(1mL)を充填した。結果として生じる溶液を室温で1時間撹拌し、減圧下で濃縮して、淡黄色油として229mg(未精製)のN,N−ジメチル−5−フェニル−2−(ピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミドを得た。LCM(ESI,m/z):324[M+H]
+。
【1007】
工程6:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−(ジメチルカルバモイル)−4−フェニルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11x)の調製
【1008】
【化378】
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【1009】
100mLの丸底フラスコに、ジクロロメタン(10mL)中のトリホスゲン(55.0mg、0.190mmol、0.30等量)を充填した。1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(104mg、0.620mmol、1.00等量)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(152mg、1.18mmol、1.90等量)を滴下で加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。N,N−ジメチル−5−フェニル−2−(ピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド(200mg、0.620mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、Na
2SO
4により乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(240mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:20%のCH
3CN/80%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり80%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり20%にCH
3CNを減少し、1.9分間20%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、淡黄色油として93.2mg(28%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−(ジメチルカルバモイル)−4−フェニルフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.36−7.81 (m, 8H), 5.70−5.80 (m, 1H), 3.41−3.67 (m, 4H), 3.03−3.30 (m, 4H), 2.84−3.02 (m, 4H), 2.40−2.66 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):518[M+H]
+。
【1010】
実施例135:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−([4−フェニル−2−[(ピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]メチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(11y)
【1011】
【化379】
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【1012】
表題化合物を、(3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例131の工程3−5の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.26−7.70 (m, 8H), 5.72−5.78 (m, 1H), 3.64−3.68 (m, 4H), 3.27−3.50 (m, 4H), 3.23−3.24 (m, 2H), 2.49−2.50 (m, 4H), 1.88−2.05 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):544[M+H]
+。
【1013】
実施例136:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−メチル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11z)
【1014】
【化380】
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【1015】
表題化合物を、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−メチルフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を使用して、実施例139の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) d 7.82 (s, 1H), 7.74 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.63−7.67 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.34−7.35 (m, 1H), 7.11 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.75−5.81 (m, 1H), 3.56 (br, 6H), 2.63 (s, 3H), 2.50 (br, 4H), 2.47 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【1016】
実施例137:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−フルオロフェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11aa)
【1017】
【化381】
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【1018】
表題化合物を、(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)ボロン酸を使用して、実施例117の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) d 7.46−7.50 (m, 1H), 7.40−7.42 (m, 1H), 7.32−7.35 (m, 1H), 7.18 (s, 2H), 5.74−5.80 (m, 1H), 3.68 (s, 2H), 3.60 (br, 4H), 2.62 (s, 6H), 2.52−2.58 (m, 4H)。LCM(ESI,m/z):494[M+H]
+。
【1019】
実施例138:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(3−メチルピリジン−4−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11ab)
【1020】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
【1021】
表題化合物を、(3−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸を使用して、実施例117の工程1−4の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) d 8.51−8.55 (m, 2H), 7.54 (t, J = 14.4 Hz, 1H), 7.13−7.18 (m, 2H), 7.06−7.09 (m, 1H), 5.74−5.80 (m, 1H), 3.66−3.74 (m, 6H), 2.63 (br, 4H), 2.32 (s, 3H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【1022】
実施例139:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11ac)
【1023】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
【1024】
工程1:tert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【1025】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
【1026】
100mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、その後、tert−ブチル4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(2.00g、5.36mmol、1.00等量、実施例117、工程1)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(1.50g、5.91mmol、1.10等量)、酢酸カリウム(1.05g、10.7mmol、2.00等量)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化物(0.197g、0.270mmol、0.05等量)、及びジメチルスルホキシド(20mL)を充填した。結果として生じる溶液を75℃で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(30mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/2)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、緑色油として1.50g(67%の収率)のtert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【1027】
工程2:tert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩の調製
【1028】
【化385】
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【1029】
25mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、tert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.50g、3.57mmol、1.00等量)、2−ブロモ−6−メチルピリジン(0.916g、5.32mmol、1.49等量)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0.413g、0.360mmol、0.10等量)、炭酸カリウム(1.50g、10.8mmol、3.04等量)、ジオキサン(15mL)、及び水(3mL)を充填した。結果として生じる溶液を75℃で一晩撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(20mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)によりシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー分離し、黄色油として1.10g(80%の収率)のtert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI,m/z):386[M+H]
+。
【1030】
工程3:1−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジンの調製
【1031】
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
【1032】
50mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、tert−ブチル4−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(1.10g、2.85mmol、1.00等量)、及びジクロロメタン(12mL)を充填した。トリフルオロ酢酸(2mL)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で5時間撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(20mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液をジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮して、黄色油として0.700g(86%の収率)の1−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジンを得た。LCM(ESI,m/z):286[M+H]
+。
【1033】
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11ac)の調製
【1034】
【化387】
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【1035】
25mLの丸底フラスコを窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気下で維持し、トリホスゲン(55.0mg、0.190mmol、0.35等量)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(133mg、0.790mmol、1.51等量)、及びジクロロメタン(3mL)を充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(204mg、1.58mmol、3.00等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を0℃で2時間撹拌した。ジクロロメタン(2mL)中の1−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン(150mg、0.530mmol、1.00等量)を0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を0℃で3時間撹拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。その後、反応物を水(10mL)の追加によってクエンチした。結果として生じる溶液を、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、減圧下で濃縮した。未精製の生成物(320mg)を、以下の勾配条件を使用して、分取HPLCによって精製した:30%のCH
3CN/70%の相Aにおいて、Waters 2767−5 Chromatograph上で、10分にわたり70%にCH
3CNを増加し、その後0.1分にわたり100%にCH
3CNを増加し、1.9分間100%のCH
3CNを保持し、その後、0.1分にわたり30%にCH
3CNを減少し、1.9分間30%のCH
3CNを保持する。カラム:Xbridge Prep C
18,19
*150mm 5um;移動相:相A:水性のNH
4HCO
3(0.05%);相B:CH
3CN;検出器、UV220&254nm。精製の結果、白色固形物として102mg(40%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[2−フルオロ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩を得た。
1H NMR 400 MHz (CDCl
3) δ 7.73−7.76 (m, 2H), 7.65−7.69 (m, 1H), 7.47−7.53 (m, 2H), 7.15 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.74−5.80 (m, 1H), 3.60 −3.69 (m, 6H), 2.65 (s, 3H), 2.49 (br, 4H)。LCM(ESI,m/z):480[M+H]
+。
【1036】
実施例140:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル4−[[6−メチル−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]メチル]ピペラジン−1−カルボン酸塩(11ad)
【1037】
【化388】
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【1038】
表題化合物を、(3−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、実施例131の工程3−5の代表的な手順に従って合成した:
1H NMR 300 MHz (CDCl
3) δ 7.51 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.26−7.36 (m, 2H), 7.20 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.11−7.13 (m, 2H), 5.72−5.80 (m, 1H), 3.73 (s, 2H), 3.62 (br, 4H), 2.58−2.60 (m, 4H), 2.51 (s, 3H), 2.41 (s, 3H)。LCM:(ESI,m/z):476[M+H]
+。
【1039】
実施例141
以下のインビトロ及びインビボのアッセイを使用してMAGL及びセリンヒドロラーゼ活性を評価するため、化合物を試験する。
【1040】
インビトロの競合的な活性に基づくタンパク質プロファイリング
プロテオーム(マウスの脳の膜画分又は細胞溶解物)(50μL、1.0mg/mLの総タンパク量濃度)を、37℃で阻害剤の濃度を変更することでプレインキュベートした。30分後、FPRh(DMSO中で1.0μL、50μM)を加え、混合物を37℃で更に30分間インキュベートした。反応物をSDSローディングバッファー(50μL−4X)でクエンチし、SDS−PAGE上で実行した。ゲル画像化の後、ImageJ 1.43uソフトウェアを使用する、MAGL、ABHD6、及びFAAHに対応するゲルバンドの蛍光の強度の測定により、セリンヒドロラーゼ活性を測定した。
【1041】
阻害剤で処置したマウスからの、マウスの脳のプロテオームの調製
阻害剤を、ポリエチレングリコールのビヒクル中の経口の胃管栄養法によって、野生型C57Bl/6Jに投与した。各動物を、投与の4時間後に犠牲にし、脳プロテオームを、以前に確立された方法(Niphakis, M. J., et al. (2011) ACS Chem. Neurosci. and Long, J. Z., et al. Nat. Chem. Biol. 5:37−44を参照)に従って調製及び分析した。
【1042】
HEK293T細胞におけるヒトMAGLの組み換え発現
hMAGLを、以前に報告された方法(Niphakis, Long, and Blankman, J. L., et al. (2007) Chem. Biol. 14:1347−1356を参照)に従って、HEK293T細胞中で発現した。細胞溶解物を、競合的なABPP実験で使用される模擬のプロテオームで希釈した。
【1043】
化合物は、以下の表(表6、7、及び8)に示されるように、本実施例のアッセイにおける活性を実証した。化合物Aは、4−ニトロフェニル4−(ジベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル(ヒドロキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩である。
【1044】
【表6-1】
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【1045】
【表6-2】
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【1046】
【表7-1】
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【1047】
【表7-2】
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【1048】
【表7-3】
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【1049】
【表8-1】
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【1050】
【表8-2】
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【1051】
引用による組み込み
以下に記載される項目を含む、本明細書にて言及される全ての刊行物及び特許は、あたかも個々の刊行物又は特許が引用により具体的且つ個別に組み込まれるかの如く、全ての目的のためその全体において引用により組み込まれる。食い違う場合には、本明細書における任意の定義を含む本出願が、統制するであろう。
【1052】
等価物
本開示の具体的な実施形態が議論されている一方で、上記の明細書は実例的であるが限定的ではない。多くの変形が、本明細書のレビューに際して当業者に明白となる。本開示の十分な範囲は、等価物の十分な範囲を伴う請求項、及びそのような変形を伴う明細書への言及によって決定されるべきである。他に示されない限り、本明細書及び請求項で使用される、成分の量、反応条件などを発現する数はすべて、用語「約」によってすべての例において修飾されているものとして理解されるべきである。従って、反対に示されない限り、本明細書及び添付の請求項で述べられた数のパラメーターは、本発明によって得られるよう求められる所望の特性に依存して変わり得る概算である。