(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、会計情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0021】
本実施の形態において、税理士の2以上の顧問先の概要データを表形式で示す画面であり、税理士の作業を視覚的に示すステータス属性値を含む表を出力する会計情報処理装置を具備する会計システムについて説明する。
【0022】
また、本実施の形態において、会計情報の作成状況を示す情報であるステータス情報を生成する会計情報処理装置を具備する会計システムについて説明する。
【0023】
また、本実施の形態において、表のレコード内に、顧問先との情報交換のためのアイコン(メールアイコンを含む。)を出力する会計情報処理装置を具備する会計システムについて説明する。
【0024】
また、本実施の形態において、メールボタンが指示された場合、対応する顧問先のメールアドレスを端末装置に送信する会計情報処理装置を具備する会計システムについて説明する。
【0025】
また、本実施の形態において、ステータス情報を示すアイコンを指示することにより、アイコンに対応する作業を行うための画面が出力される会計システムについて説明する。
【0026】
また、本実施の形態において、表のレコードを選択することにより、選択された顧問先の会計情報の処理のための画面が出力される会計システムについて説明する。
【0027】
図1は、本実施の形態における会計システムの概念図である。会計システムは、会計情報処理装置1、1または2以上の端末装置2、1または2以上の第二端末装置3を備える。会計情報処理装置1は、例えば、いわゆるサーバ装置であり、クラウドサーバ等も含み、広く解する。会計情報処理装置1の種類は問わない。端末装置2は、税理士が使用する端末である。なお、税理士とは、会計士も含み、会計または税務に関する専門家であると広く解する。また、第二端末装置3は、顧問先のユーザ(単に顧問先、と言っても良い)が使用する端末である。端末装置2、第二端末装置3は、例えば、いわゆるパソコン、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話等であり、種類は問わない。
【0028】
図2は、本実施の形態における会計システムのブロック図である。
図3は、会計システムを構成する会計情報処理装置1のブロック図である。
【0029】
会計システムを構成する会計情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、送信部14を備える。
【0030】
格納部11は、税理士情報格納部111、顧問先情報格納部112、管理情報格納部113、会計情報格納部114、ステータス情報格納部115、入力画面情報格納部116、および顧問先別画面情報格納部117を備える。
【0031】
受信部12は、税理士識別子受信部121、レコード選択受信部122、ステータス情報選択受信部123、およびメールボタン指示受信部124を備える。
【0032】
処理部13は、ステータス情報生成部131、ステータス情報取得部132、およびアクセス情報取得部133を備える。
【0033】
送信部14は、顧問先状況情報送信部141、顧問先別画面情報送信部142、入力画面情報送信部143、およびアクセス情報送信部144を備える。
【0034】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0035】
第二端末装置3は、第二格納部31、第二受付部32、第二処理部33、第二送信部34、第二受信部35、および第二出力部36を備える。
【0036】
会計情報処理装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する税理士情報、顧問先情報、管理情報、会計情報、ステータス情報、入力画面情報、顧問先別画面情報、メール情報等である。なお、メール情報とは、税理士または顧問先が送信したメールの情報である。メール情報は、メッセージと言っても良い。
【0037】
税理士情報格納部111は、1または2以上の税理士情報を格納し得る。税理士情報とは、税理士に関する情報である。税理士情報は、通常、税理士識別子に対応付いている。税理士情報は、税理士識別子を含む、と考えても良い。税理士識別子は、税理士を識別する情報であり、例えば、ID、氏名、メールアドレス等である。税理士識別子は、税理士を識別できる情報であれば何でも良い。税理士情報は、例えば、税理士の氏名、メールアドレス、住所、電話番号等を有する。
【0038】
顧問先情報格納部112は、1または2以上の各顧問先情報が、顧問先識別子に対応付けて格納される。顧問先情報は、顧問先識別子を有すると考えても良い。顧問先情報は、通常、顧問先識別子で識別される顧問先のアクセス情報を含む。アクセス情報とは、顧問先にアクセスするための情報であり、例えば、メールアドレス、顧問先の第二端末装置3のIPアドレス、MACアドレス等である。顧問先情報は、例えば、顧問先名、法人/個人のいずれかを示す種類情報、決算日の情報を含む。なお、顧問先識別子は、ID、企業名等、顧問先を識別できる情報であれば何でも良い。また、顧問先は、お客様という程度の意味でも良く、広く解する。
【0039】
管理情報格納部113は、1または2以上の管理情報が格納される。管理情報は、税理士と顧問先とを対応付ける情報である。管理情報は、例えば、税理士識別子と当該税理士の顧問先を識別する1または2以上の顧問先識別子とを有する。
【0040】
会計情報格納部114は、1または2以上の顧問先の会計情報を格納し得る。会計情報は、通常、顧問先識別子に対応付けられている。また、会計情報とは、会計に関する情報である。会計情報は、例えば、仕訳データ、領収書画像、決算情報などである。会計情報のデータ構造や内容は問わない。会計情報は、少なくとも第一会計情報および第二会計情報の、2種類以上の情報を有することは好適である。第一会計情報は、例えば、仕訳データであり、第二会計情報は、例えば、決算情報である。また、会計情報は、領収書画像などの第三会計情報を有しても良い。会計情報は、例えば、未確定の仕訳データ、未処理の領収書画像、作成途中の決算情報を含んでも良い。未処理の領収書画像とは、伝票データと対応付いていない領収書の画像である。
【0041】
ステータス情報格納部115は、2以上の各会計情報に対応付けて、ステータス情報を格納し得る。ステータス情報とは、会計情報の作成状況を示す情報である。ステータス情報は、例えば、仕訳データから取得され得る未確定の仕訳件数、未処理の領収書画像の数、決算情報の作成状況(未作成、作成途中、作成済み等を識別する情報)などである。また、会計情報格納部114の会計情報を用いて、ステータス情報は、動的に生成されることは好適である。なお、通常、ステータス情報生成部131がステータス情報を動的に生成する。また、会計情報に対応付けられているステータス情報とは、顧問先識別子に対応付けられているステータス情報でも良い。
【0042】
入力画面情報格納部116は、1または2以上の入力画面情報を格納し得る。入力画面情報は、会計情報の各種類に対応付く画面の情報であり、会計情報を入力するための画面の情報である。入力画面情報を含む画面情報の構成、データ構造等は、問わない。つまり、画面情報は、HTML、XML、スクリプト等、何でも良い。
【0043】
顧問先別画面情報格納部117は、1または2以上の顧問先別画面情報を格納し得る。顧問先別画面情報とは、一の顧問先の会計情報を処理するための画面の情報である。2以上の顧問先別画面情報は、2種類以上の画面の情報であっても良い。2種類以上の画面とは、例えば、法人用の画面、および個人用(個人事業主用)の画面である。
【0044】
受信部12は、各種の情報や指示等を受信し得る。各種の情報や指示等とは、後述する税理士識別子、レコード選択、ステータス情報選択、メールボタン指示等である。
【0045】
税理士識別子受信部121は、税理士の端末装置2から税理士識別子を受信する。税理士識別子受信部121は、端末装置2から会計情報処理装置1へのログインの際に、パスワードと共に、税理士識別子を受信しても良い。
【0046】
レコード選択受信部122は、顧問先状況情報のうち、一の顧問先に対応する一のレコードの選択を端末装置2から受信する。なお、かかる場合、顧問先状況情報は、表を構成する情報である。顧問先状況情報は、1または2以上の顧問先に対応する一のレコードを有する。レコードは、通常、顧問先に関する情報を含む。顧問先状況情報は、例えば、メールボタンを含む。メールボタンは、1または2以上の各ステータス情報に対応付いたボタンであり、1または2以上の各顧問先に対してメールを送信するための1または2以上のボタンである。なお、メールとは、メッセージでも良い。メールは、電子的にテキスト等の情報を送信したり、受信したりする手段であれば良く、広く解する。
【0047】
ステータス情報選択受信部123は、2以上のステータス情報のうちの、一のステータス情報の選択を端末装置2から受信する。
【0048】
メールボタン指示受信部124は、一のメールボタンへの指示を端末装置2から受信する。
【0049】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ステータス情報生成部131、ステータス情報取得部132、アクセス情報取得部133等が行う処理である。
【0050】
ステータス情報生成部131は、受信部12が受信した税理士識別子と対になる1または2以上の各顧問先識別子に対応する1以上の顧問先の会計情報から、1以上のステータス情報を生成する。
【0051】
ステータス情報生成部131は、例えば、受信部12が受信した税理士識別子と対になる各顧問先識別子に対応する1以上の仕訳データが有する科目情報がNULLである仕訳データの数を「未確定の仕訳件数」として取得する。また、ステータス情報生成部131は、例えば、受信部12が受信した税理士識別子と対になる各顧問先識別子に対応する1以上の仕訳データ(なお、仕訳データは、会計データの一種であると考えても良い。)のうち、未確定科目を有する旨のフラグを有する仕訳データの数を「未確定の仕訳件数」として取得する。つまり、ステータス情報生成部131は、1以上の仕訳データを用いて、未確定の仕訳件数を取得すれば良く、その取得のアルゴリズムは問わない。
【0052】
また、ステータス情報生成部131は、例えば、受信部12が受信した税理士識別子と対になる各顧問先識別子に対応する領収書画像の中で、会計データ(例えば、伝票データ、仕訳データ等)とリンク付いていない領収書画像の数を、「未処理の領収書画像件数」として取得する。ステータス情報生成部131は、例えば、受信部12が受信した税理士識別子と対になる各顧問先識別子に対応する領収書画像の中で、処理済みのフラグが付与されていない領収書画像の数を、「未処理の領収書画像件数」として取得する。つまり、ステータス情報生成部131は、1以上の領収書画像を用いて、未処理の領収書画像件数を取得すれば良く、その取得のアルゴリズムは問わない。
【0053】
また、ステータス情報生成部131は、例えば、受信部12が受信した税理士識別子と対になる各顧問先識別子に対応する決算情報から、「決算処理状況」を取得する。なお、例えば、決算情報がNULLの場合、「決算処理状況」は「未作成」であり、例えば、決算情報が完了を示す情報を有する場合、「決算処理状況」は「完了」であり、例えば、決算情報が完了を示す情報を有さずに、NULLでも無い場合、「決算処理状況」は「作成中」である。また、ステータス情報生成部131は、例えば、受信部12が受信した税理士識別子と対になる各顧問先識別子に対応する決算情報に対応付けられている状態フラグから、決算処理状況を取得しても良い。つまり、ステータス情報生成部131は、決算情報を用いて、決算処理状況を取得すれば良く、その取得のアルゴリズムは問わない。
【0054】
ステータス情報取得部132は、税理士識別子受信部121が受信した税理士識別子と対になる1または2以上の顧問先識別子に対応する1または2以上のステータス情報を取得する。
【0055】
アクセス情報取得部133は、メールボタン指示受信部124が受信した指示に対応する顧問先のアクセス情報を顧問先情報格納部112から取得する。なお、メールボタン指示受信部124が受信した指示は、顧問先を識別する情報を有する。顧問先を識別する情報は、例えば、顧問先識別子、顧問先状況情報の中のレコードID等である。
【0056】
送信部14は、各種の情報を端末装置2、または第二端末装置3に送信する。各種の情報は、例えば、顧問先状況情報、顧問先別画面情報、入力画面情報、アクセス情報等である。
【0057】
顧問先状況情報送信部141は、顧問先に対する作業の状況を示す情報であり、ステータス情報取得部132が取得した1または2以上のステータス情報を含む顧問先状況情報を端末装置2に送信する。
【0058】
顧問先別画面情報送信部142は、選択に対応する一の顧問先会計情報を処理するための顧問先別画面情報を端末装置2に送信する。
【0059】
入力画面情報送信部143は、選択に対応する一のステータス情報に対応する入力画面情報を端末装置2に送信する。
【0060】
アクセス情報送信部144は、アクセス情報取得部133が取得したアクセス情報を端末装置2に送信する。
【0061】
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報は、例えば、税理士識別子である。
【0062】
端末受付部22は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、通常、税理士からの入力である。
【0063】
指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部22は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0064】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にすること等である。送信する情報は、指示や情報等である。
【0065】
端末送信部24は、端末受付部22が受け付けた指示や情報等、または端末処理部23が構成した指示や情報等を会計情報処理装置1に送信する。
【0066】
端末受信部25は、会計情報処理装置1から情報を受信する。受信する情報は、例えば、各種の画面情報である。
【0067】
端末出力部26は、端末受信部25が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0068】
第二端末装置3を構成する第二格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報は、例えば、顧問先識別子である。
【0069】
第二受付部32は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、通常、ユーザからの入力である。
【0070】
指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第二受付部32は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0071】
第二処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、第二受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にすること等である。送信する情報は、指示や情報等である。
【0072】
第二送信部34は、第二受付部32が受け付けた指示や情報等、または第二処理部33が構成した指示や情報等を会計情報処理装置1に送信する。
【0073】
第二受信部35は、会計情報処理装置1から情報を受信する。受信する情報は、例えば、各種の画面情報である。
【0074】
第二出力部36は、第二受信部35が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0075】
格納部11、税理士情報格納部111、顧問先情報格納部112、管理情報格納部113、会計情報格納部114、ステータス情報格納部115、入力画面情報格納部116、顧問先別画面情報格納部117、端末格納部21、および第二格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0076】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0077】
受信部12、税理士識別子受信部121、レコード選択受信部122、ステータス情報選択受信部123、メールボタン指示受信部124、端末受信部25、および第二受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0078】
処理部13、ステータス情報生成部131、ステータス情報取得部132、アクセス情報取得部133、端末処理部23、および第二処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0079】
送信部14、顧問先状況情報送信部141、顧問先別画面情報送信部142、入力画面情報送信部143、アクセス情報送信部144、端末送信部24、および第二送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0080】
端末出力部26、第二出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0081】
次に、会計システムの動作について説明する。まず、会計情報処理装置1の動作について、
図4、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0082】
(ステップS401)税理士識別子受信部121は、端末装置2から税理士識別子を受信したか否かを判断する。税理士識別子を受信した場合はステップS402に行き、税理士識別子を受信しない場合はステップS413に行く。
【0083】
(ステップS402)処理部13は、ステップS401で受信された税理士識別子と対になる1以上の顧問先識別子を管理情報格納部113から取得する。
【0084】
(ステップS403)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
【0085】
(ステップS404)処理部13は、ステップS402で取得した顧問先識別子の中に、i番目の顧問先識別子が存在するか否かを判断する。i番目の顧問先識別子が存在する場合はステップS405に行き、存在しない場合はステップS411に行く。
【0086】
(ステップS405)処理部13は、i番目の顧問先識別子に対応する顧問先情報を顧問先情報格納部112から取得する。
【0087】
(ステップS406)処理部13は、カウンタjに1を代入する。
【0088】
(ステップS407)処理部13は、i番目の顧問先識別子に対応するj番目の種類の会計情報が会計情報格納部114に存在するか否かを判断する。j番目の種類の会計情報が存在する場合はステップS408に行き、存在しない場合はステップS410に行く。
【0089】
(ステップS408)ステータス情報生成部131は、i番目の顧問先識別子に対応するj番目の種類の会計情報を会計情報格納部114から取得する。そして、ステータス情報生成部131は、取得した会計情報を用いて、j番目の種類の会計情報に対応するステータス情報を取得する。なお、ステータス情報生成部131は、取得したステータス情報を少なくとも一時的にステータス情報格納部115に蓄積しても良い。
【0090】
(ステップS409)処理部13は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS406に戻る。
【0091】
(ステップS410)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS404に戻る。
【0092】
(ステップS411)処理部13は、ステップS405で取得した顧問先情報、ステップS408で取得したステータス情報を用いて、顧問先状況情報を構成する。なお、顧問先状況情報を構成する前に、ステータス情報取得部132は、ステータス情報格納部115からステータス情報を取得する。
【0093】
(ステップS412)顧問先状況情報送信部141は、税理士識別子を送信した端末装置2に、ステップS411で構成された顧問先状況情報を送信する。ステップS401に戻る。
【0094】
(ステップS413)レコード選択受信部122は、顧問先状況情報の中のレコードの選択を端末装置2から受信したか否かを判断する。レコードの選択を受信した場合はステップS414に行き、レコードの選択を受信しない場合はステップS417に行く。
【0095】
(ステップS414)処理部13は、ステップS413で受信されたレコードの選択に対応する顧問先識別子を取得する。
【0096】
(ステップS415)処理部13は、ステップS414で取得した顧問先識別子に対応する顧問先別画面情報を取得する。
【0097】
(ステップS416)顧問先別画面情報送信部142は、レコードの選択を送信した端末装置2に、ステップS415で取得された顧問先別画面情報を送信する。ステップS401に戻る。
【0098】
(ステップS417)ステータス情報選択受信部123は、ステータス情報の選択を、端末装置2から受信したか否かを判断する。ステータス情報の選択を受信した場合はステップS418に行き、受信しない場合はステップS421に行く。
【0099】
(ステップS418)処理部13は、ステータス情報の選択に対応する顧問先識別子と会計情報種類情報とを取得する。なお、ステータス情報の選択に、通常、顧問先識別子と会計情報種類情報とが含まれる。また、ステータス情報の選択に、顧問先識別子と会計情報種類情報を特定するための情報が含まれ、処理部13は、当該特定するための情報から会計情報種類情報を取得しても良い。
【0100】
(ステップS419)処理部13は、顧問先識別子と会計情報種類情報とに対応する会計情報を入力する入力画面の情報である入力画面情報を取得する。
【0101】
(ステップS420)入力画面情報送信部143は、ステータス情報の選択を送信した端末装置2に、ステップS419で取得された入力画面情報を、送信する。ステップS401に戻る。
【0102】
(ステップS421)メールボタン指示受信部124は、メールボタン指示を受信したか否かを判断する。メールボタン指示を受信した場合はステップS422に行き、受信しない場合はステップS425に行く。
【0103】
(ステップS422)アクセス情報取得部133は、メールボタン指示に対応する顧問先識別子を取得する。
【0104】
(ステップS423)アクセス情報取得部133は、ステップS422で取得した顧問先識別子と対になるアクセス情報を、顧問先情報格納部112から取得する。
【0105】
(ステップS424)アクセス情報送信部144は、メールボタン指示を送信した端末装置2に、ステップS423で取得されたアクセス情報を送信する。ステップS401に戻る。なお、ここで、アクセス情報送信部144は、メールアドレスが宛先に含まれているメール作成画面を送信しても良い。
【0106】
(ステップS425)受信部12は、端末装置2または第二端末装置3から会計情報等の情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS426に行き、情報を受信しない場合はステップS401に戻る。
【0107】
(ステップS426)処理部13は、ステップS425で受信された情報を格納部11に蓄積する。ステップS401に戻る。
【0108】
なお、
図4のフローチャートにおいて、ステータス情報は生成された。しかし、ステータス情報は、ステータス情報格納部115に予め格納されていても良い。つまり、ステータス情報の生成のタイミングや、生成方法は問わない。ステータス情報は、ユーザ(顧問先等)により入力されても良い。
【0109】
なお、
図4、
図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0110】
次に、端末装置2の動作について説明する。端末装置2の端末受付部22は、指示や情報等を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にする。そして、端末送信部24は、端末処理部23が構成した指示や情報等を会計情報処理装置1に送信する。次に、端末受信部25は、会計情報処理装置1から情報を受信する。端末出力部26は、端末受信部25が受信した情報を出力する。
【0111】
次に、第二端末装置3の動作について説明する。第二端末装置3の第二受付部32は、指示や情報等を受け付ける。次に、第二処理部33は、第二受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にする。次に、第二送信部34は、第二処理部33が構成した指示や情報等を会計情報処理装置1に送信する。次に、第二受信部35は、会計情報処理装置1から情報を受信する。そして、第二出力部36は、第二受信部35が受信した情報を出力する。
【0112】
以下、本実施の形態における会計システムの具体的な動作について説明する。会計システムの概念図は
図1である。
【0113】
今、税理士情報格納部111は、
図6に示す税理士情報管理表を格納している。税理士情報管理表は、1以上の税理士情報を管理している。税理士情報は、「税理士識別子」「氏名」「所属」を有する。「税理士識別子」は、税理士を識別する情報である。「所属」は、税理士の所属している事務所名などである。
【0114】
また、顧問先情報格納部112は、
図7に示す顧問先情報管理表を格納している。顧問先情報管理表は、1以上の顧問先情報を管理している。顧問先情報は、「ID」「顧問先コード」「顧問先名」「法人/個人」「決算日」を有する。「顧問先コード」は顧問先識別子である。
【0115】
また、管理情報格納部113は、
図8に示す管理情報管理表を格納している。管理情報管理表は、税理士と顧問先とを対応付ける1以上の管理情報を格納している。管理情報は、ここでは、「税理士識別子」と「顧問先コード」とを有する。
【0116】
会計情報格納部114は、
図9に示すに示す構造を有する会計伝票管理表を、顧問先ごとに格納している。会計伝票管理表は、顧問先ごとの会計伝票を管理する表である。ここでは、会計伝票管理表は、支払伝票を管理する表である。また、
図9の会計伝票管理表は、「ID」「伝票データ」「領収書画像識別子」を有する1以上のレコードを管理している。「伝票データ」は、「日付」「借方勘定科目」「貸方勘定科目」「金額」「摘要」を有する。「摘要」は「借方税区分」「貸方税区分」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「日付」は取引の日付を示す。なお、
図9の会計伝票管理表は、顧問先コード「A001」の会計伝票管理表である、とする。また、「領収書画像識別子」は、ここでは、領収書画像のファイル名である。
【0117】
また、会計情報格納部114は、
図10に示すような領収書画像管理表を格納している。領収書画像管理表は、「ID」「対応付けフラグ」「顧問先識別子」「領収書画像識別子」を有する1以上のレコードを管理している。「ID」はレコードを識別する情報である。「対応付けフラグ」は、領収書画像が伝票データと対応付いているか否かを示す情報であり、対応付けフラグが「1」の場合は領収書画像が伝票データと対応付いており、「0」の場合は領収書画像が伝票データと対応付いていない。「顧問先識別子」は、領収書画像を送信した顧問先の識別子である。
【0118】
また、会計情報格納部114は、
図11に示すような領収書画像を、多数格納している、とする。なお、領収書画像は、ファイル名(例えば、「img1.jpg」)に対応付いている。
【0119】
ステータス情報格納部115は、
図12に示すステータス情報管理表を保持している。ステータス情報管理表は、顧問先ごとのステータス情報を管理する表である。ステータス情報管理表は、「ID」「顧問先識別子」「未確定の仕訳件数」「未処理の領収書画像の数」「決算情報の作成状況」を有する1以上のレコードを管理している。「決算情報の作成状況」は、ここでは、ステータス情報生成部131は、例えば、定期的に会計情報格納部114の各種の会計情報(
図9の会計伝票管理表、
図10の領収書画像管理表、および図示しない決算情報など)を検査し、顧問先識別子ごとに、ステータス情報を取得し、ステータス情報格納部115に蓄積する。
【0120】
なお、ステータス情報生成部131は、未確定の仕訳データが入力されるごとに、入力者の顧問先識別子に対応する「未確定の仕訳件数」を増加しても良い。また、ステータス情報生成部131は、未確定の仕訳データの科目を確定する入力があるごとに、「未確定の仕訳件数」を減少させても良い。また、ステータス情報生成部131は、領収書画像が受信されるごとに、領収書画像の送信者に対応する顧問先識別子に対応する「未処理の領収書画像の数」を増加させても良い。また、ステータス情報生成部131は、領収書画像に対応する伝票データが蓄積されるごとに、当該領収書画像に対応する「未処理の領収書画像の数」を減少させても良い。また、ステータス情報生成部131は、決算情報の作成状況が変更されるごとに、「決算情報の作成状況」を変更しても良い。
【0121】
また、入力画面情報格納部116は、
図13(a)(b)に示す2種類の画面を構成するための画面情報を含む、多数の画面情報を格納している。
図13(a)は、種類情報「法人」に対応している画面情報の画面であり、(b)は、種類情報「個人」に対応している画面情報の画面である。
【0122】
かかる状況において、税理士「proX」は、自分の端末装置2に税理士識別子「proX」を入力し、端末装置2が税理士識別子「proX」を会計情報処理装置1に送信した、とする。
【0123】
次に、会計情報処理装置1の税理士識別子受信部121は、端末装置2から税理士識別子「proX」を受信する。
【0124】
次に、処理部13は、受信された税理士識別子「proX」と対になる顧問先識別子「A001」「A002」を、
図8の管理情報管理表から取得する。
【0125】
次に、処理部13は、1番目の顧問先識別子「A001」に対応する顧問先情報を
図7の顧問先情報管理表から取得する。
【0126】
次に、処理部13は、1番目の顧問先識別子「A001」に対応するすべての種類のステータス情報を、
図11のステータス情報管理表から取得する。なお、すべての種類のステータス情報は、未確定の仕訳件数「1」、未処理の領収書画像の数「1」、決算情報の作成状況「処理中」を含む。
【0127】
また、処理部13は、2番目の顧問先識別子「A002」に対応する顧問先情報を
図7の顧問先情報管理表から取得する。
【0128】
次に、処理部13は、2番目の顧問先識別子「A002」に対応するすべての種類のステータス情報を、
図11のステータス情報管理表から取得する。
【0129】
次に、処理部13は、取得した顧問先情報およびステータス情報を用いて、顧問先状況情報を構成する。
【0130】
次に、顧問先状況情報送信部141は、税理士識別子「proX」を送信した端末装置2に、構成された顧問先状況情報を送信する。
【0131】
次に、税理士識別子「proX」で識別される税理士の端末装置2の端末受信部25は、顧問先状況情報を受信する。
【0132】
次に、端末出力部26は、顧問先状況情報を出力する。かかる出力画面の例は、
図14である。なお、
図14において、1401は、決算情報の作成状況が「処理中」であることを示すアイコンである。つまり、
図14において、各種のステータス情報は、アイコンにより表現されている。1401の横の2つのアイコンは、それぞれ左から、未確定の仕訳件数が「1」であることを示すアイコン、未処理の領収書画像の数が「1」であることを示すアイコンである。
【0133】
次に、税理士識別子「proX」で識別される税理士は、
図14の画面の1402の「選択」アイコンを押下した、とする。すると、端末受付部22は、レコードの選択を受け付ける。かかるレコードの選択は、
図14の「株式会社コモン1」のレコードの選択である。また、レコードの選択は、例えば、顧問先コード「A001」を含む。
【0134】
次に、端末送信部24は、顧問先コード「A001」を含むレコードの選択を、会計情報処理装置1に送信する。
【0135】
次に、会計情報処理装置1のレコード選択受信部122は、顧問先状況情報の中のレコードの選択を端末装置2から受信する。
【0136】
次に、処理部13は、受信されたレコードの選択に対応する顧問先コード「A001」を取得する。
【0137】
次に、処理部13は、顧問先コード「A001」に対応する属性「法人/個人」の値「法人」を、
図7の顧問先情報管理表から取得する。なお、「法人」は種類情報である。
【0138】
次に、処理部13は、値「法人」に対応する画面情報を、顧問先別画面情報格納部117から取得する。
【0139】
次に、顧問先別画面情報送信部142は、レコードの選択を送信した端末装置2に、取得された顧問先別画面情報を送信する。
【0140】
次に、端末装置2の端末受信部25は、会計情報処理装置1から画面情報を受信する。そして、端末出力部26は、端末受信部25が受信した画面情報を出力する。
【0141】
なお、端末出力部26は、
図13(a)の画面を出力しても良い。
図13(a)は、法人向けの画面であり、1301のように、決算報告書を作成する画面にジャンプするボタンを含む。なお、
図13(b)は、個人向けの画面であり、1302、1303のように、家事関連費按分を入力する画面にジャンプするボタンや青色申告決裁書を入力する画面にジャンプするボタンを含む。
【0142】
次に、税理士識別子「proX」で識別される税理士は、
図14の画面の1401のステータス「決算情報の作成状況」のアイコンを押下した、とする。すると、端末受付部22は、「決算情報の作成状況」のステータス情報の選択を受け付ける。かかるステータス情報の選択は、例えば、顧問先コード「A001」、ステータス情報の種類を示す情報「決算情報の作成状況」に対応する会計情報種類情報「決算情報」を含む。
【0143】
次に、端末送信部24は、顧問先コード「A001」、会計情報種類情報「決算情報」を含むステータス情報の選択を、会計情報処理装置1に送信する。
【0144】
次に、会計情報処理装置1のステータス情報選択受信部123は、ステータス情報の選択を、端末装置2から受信する。
【0145】
次に、処理部13は、ステータス情報の選択に対応する顧問先コード「A001」と会計情報種類情報「決算情報」とを取得する。
【0146】
次に、処理部13は、顧問先コード「A001」に対応する属性「法人/個人」の値「法人」を、
図7の顧問先情報管理表から取得する。
【0147】
次に、値「法人」に対応する画面情報を、顧問先別画面情報格納部117から取得する。
【0148】
次に、処理部13は、会計情報種類情報「決算情報」を用いて、当該画面情報が有する決算ボタン1204にフォーカスを当て、
図13(a)の画面を構成する入力画面情報を取得する。
【0149】
次に、入力画面情報送信部143は、ステータス情報の選択を送信した端末装置2に、取得された入力画面情報(
図13(a))を送信する。
【0150】
次に、端末装置2の端末受信部25は、会計情報処理装置1から入力画面情報(
図13(a))を受信する。
【0151】
次に、端末出力部26は、端末受信部25が受信した入力画面情報(
図13(a))を出力する。
【0152】
そして、本税理士は、1301を押下することにより、顧問先コード「A001」で識別される顧問先の決算情報を作成、修正などできる画面が端末装置2に表示される。
【0153】
次に、税理士識別子「proX」で識別される税理士は、
図14のメールアイコン1403を押下した、とする。すると、端末受付部22は、メールボタン指示を受け付ける。かかるメールボタン指示は、例えば、顧問先コード「A001」を含む。
【0154】
次に、端末送信部24は、顧問先コード「A001」を含むメールボタン指示を、会計情報処理装置1に送信する。
【0155】
次に、会計情報処理装置1のメールボタン指示受信部124は、メールボタン指示を受信する。
【0156】
次に、アクセス情報取得部133は、メールボタン指示に対応する顧問先コード「A001」を取得する。
【0157】
次に、アクセス情報取得部133は、取得した顧問先識別子「A001」と対になるアクセス情報(図示しない)を顧問先情報管理表から取得する。
【0158】
次に、処理部13は、顧問先コード「A001」に対応するメール情報を格納部11から取得する。
【0159】
そして、処理部13は、取得したメール情報を用いて、メール送信画面情報を構成する。なお、メール送信画面情報は、メールを送信するための画面を構成する情報である。
【0160】
次に、送信部14は、メール送信画面情報を端末装置2に送信する。
【0161】
そして、端末装置2の端末受信部25は、当該画面情報を受信する。次に、端末出力部26は、画面情報を出力する。かかる、メールを作成するための画面例は、
図15である。
図15の1501は、送信したいメッセージを入力するフィールドである。また、1502の送信ボタンを押下することにより、1501内のメッセージが顧問先識別子「A001」で識別される株式会社コモン1に送信できる。
【0162】
以上、本実施の形態によれば、税理士に、効率的に作業を行えるポータル画面を提供できる。そして、税理士にとって、1または2以上の顧問先に対するサービス提供の状況を容易に把握できるため、効率的に作業を行える。
【0163】
また、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における会計情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、税理士を識別する税理士識別子と当該税理士の顧問先を識別する1または2以上の顧問先識別子とを有する1以上の管理情報が格納される管理情報格納部と、顧問先識別子に対応付けて、当該顧問先識別子で識別される1または2以上の顧問先の会計情報を格納し得る会計情報格納部と、2以上の各会計情報に対応付けて、会計情報の作成状況を示す情報であるステータス情報を格納し得るステータス情報格納部とを具備し、コンピュータを、税理士の端末装置から税理士識別子を受信する税理士識別子受信部と、前記税理士識別子受信部が受信した税理士識別子と対になる1または2以上の顧問先識別子に対応する1または2以上のステータス情報を取得するステータス情報取得部と、顧問先に対する作業の状況を示す情報であり、前記ステータス情報取得部が取得した1または2以上のステータス情報を含む顧問先状況情報を前記端末装置に送信する顧問先状況情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0164】
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記受信部が受信した税理士識別子と対になる1または2以上の顧問先識別子に対応する1以上の顧問先の会計情報から、会計情報の作成状況を示す情報である1以上のステータス情報を生成するステータス情報生成部としてさらに機能させ、前記ステータス情報格納部のステータス情報は、前記ステータス情報生成部が生成したステータス情報であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0165】
また、上記プログラムにおいて、前記顧問先状況情報は、表を構成する情報であり、前記顧問先状況情報は、2以上の各ステータス情報に対応付いたボタンであり、2以上の各顧問先に対してメールを送信するためのボタンである2以上のメールボタンを含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0166】
また、記録媒体は、顧問先識別子で識別される顧問先にアクセスするためのアクセス情報を含む1または2以上の各顧問先情報が、顧問先識別子に対応付けて格納される顧問先情報格納部をさらに具備し、上記プログラムにおいて、一のメールボタンへの指示を前記端末装置から受信するメールボタン指示受信部と、前記メールボタン指示受信部が受信した指示に対応する顧問先のアクセス情報を前記顧問先情報格納部から取得するアクセス情報取得部と、前記アクセス情報取得部が取得したアクセス情報を前記端末装置に送信するアクセス情報送信部として、コンピュータをされに機能させるプログラムであることは好適である。
【0167】
また、上記プログラムにおいて、記録媒体は、会計情報は、少なくとも第一会計情報および第二会計情報の、2種類以上の情報を有し、前記会計情報の各種類に対応付く画面情報であり、会計情報を入力するための画面の情報である入力画面情報を、2以上、格納し得る入力画面情報格納部をさらに具備し、2以上のステータス情報のうちの、一のステータス情報の選択を前記端末装置から受信するステータス情報選択受信部と、前記選択に対応する一のステータス情報に対応する入力画面情報を前記端末装置に送信する入力画面情報送信部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
【0168】
また、上記プログラムにおいて、録媒体は、一の顧問先の会計情報を処理するための画面の情報である顧問先別画面情報を、1または2以上、格納し得る顧問先別画面情報格納部をさらに具備し、前記顧問先状況情報は、表を構成する情報であり、当該表は、1以上の各顧問先に対応する1以上のレコードを有し、前記顧問先状況情報のうち、一の顧問先に対応する一のレコードの選択を前記端末装置から受信するレコード選択受信部と、前記選択に対応する一の顧問先会計情報を処理するための顧問先別画面情報を前記端末装置に送信する顧問先別画面情報送信部として、さらにコンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0169】
また、
図16は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の会計情報処理装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図16は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図17は、システム300のブロック図である。
【0170】
図16において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0171】
図17において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0172】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の会計情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0173】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の会計情報処理装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0174】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0175】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0176】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(端末情報送信部、端末情報受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0177】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0178】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。