(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2の場面エレメントに含まれた前記領域のうちの第2の領域に対する位置情報の属性に基づいて前記第1の画面上の前記第2の領域をブランク(blank)領域で作るステップと、
第3の領域が受信されると、前記ブランク領域に前記第3の領域を配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記第2の場面エレメントに含まれた前記領域のうちの第2の領域に対する位置情報の属性に基づいて前記第1の画面上の前記第2の領域をブランク(blank)領域で作るステップと、
第3の領域が受信されると、前記ブランク領域に前記第3の領域を配置するステップをさらに含み、
前記第2の領域の各々に対する位置情報の属性は、前記ブランク領域に前記第3の領域を配置する順序を決定するために使用される正の整数値を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記制御部は、前記第2の場面エレメントに含まれた前記領域のうちの第2の領域に対する位置情報の属性に基づいて前記第1の画面上の前記第2の領域をブランク(blank)領域で作って、第3の領域が受信されると、前記ブランク領域に前記第3の領域を配置することを特徴とする請求項8に記載の第1のデバイス。
前記制御部は、前記第2の場面エレメントに含まれた前記領域のうちの第2の領域に対する位置情報の属性に基づいて前記第1の画面上の前記第2の領域をブランク(blank)領域で作って、第3の領域が受信されると、前記ブランク領域に前記第3の領域を配置し、前記第2の領域の各々に対する位置情報の属性は前記ブランク領域に前記第3の領域を配置する順序を決定するために使用される正の整数値を含むことを特徴とする請求項8に記載の第1のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図面中、同一の図面参照符号が同一の構成要素、特性、又は構造を意味することは、容易に理解できるであろう。
添付の図面を参照した下記の説明は、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるような本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供され、この理解を助けるための様々な特定の詳細を含むが、これらは単なる実施形態にすぎない。したがって、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明した実施形態の様々な変更及び修正が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかであろう。また、明瞭性と簡潔性の観点から、当業者に良く知られている機能や構成に関する具体的な説明を省略する。
【0014】
以下の説明及び特許請求の範囲で使用する用語及び単語は、辞典的意味に限定されるものではなく、本発明の理解を明確且つ一貫性があるようにするために使用される。したがって、本発明の実施形態の説明が単に実例を提供するためのものであって、特許請求の範囲及びこれと均等なものに基づいて定義される発明をさらに限定する目的で提供されるものでないことは、本発明の技術分野における通常の知識を持つ者には明らかであろう。
【0015】
本願明細書に記載の各要素は、文脈中に特に明示しない限り、複数形を含むことは、当業者には理解できるであろう。したがって、例えば、“コンポーネント表面(a component surface)”との記載は、1つ又は複数の表面を含む。
ここで使用される用語は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、本発明を限定するのではない。本明細書で使用されている“具備する”又は“有する”などの用語は、明細書上に記載された特徴、数、ステップ、動作、構成要素、エレメント、又はこれらの組み合せの存在を指定するものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴、数、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれらの組み合せの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0016】
用語が異なって定義されない限り、技術的な又は科学的な用語を含めてここで使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されるものと同一の意味を有している。一般的に使用される予め定義されているもののような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本出願で明白に定義しない限り、理想的であるか又は過度に形式的な意味であると解釈されない。
【0017】
本発明は、マルチメディア通信システムにおけるメディア情報を送受信する方法及び装置を提供する。具体的に、本発明の実施形態は、1つ以上のメディアが他の端末により再生(又はプレイ)されるようにするために場面構成情報を使用してメディア通信関連属性を提供する方法と、メディアの取得及び返還を行う時点を提供するためのイベントを定義する方法と、メディアリソース情報及び場面構成情報を転送する方法と、これに関連した装置とを提供する。
【0018】
本発明の様々な実施形態では、場面構成情報(交互に呼ばれるコンポジション情報(CI))を使用するメディアサービスについて説明する。しかしながら、本発明の実施形態は、場面構成情報を使用するメディアサービスに限定されるのではなく、様々なマルチメディアを組み合せて構成することによりサービスを提供する任意の他の領域に適用され得る。
【0019】
様々な実施形態において、場面構成情報は、様々なメディアの時空間情報及び場面構成情報のエレメント間の関係を説明するための情報を含み得る。
場面構成情報は、拡張可能マークアップ言語(eXtensible Markup Language:XML)を使用して生成され得る。以下では、場面構成情報及び場面構成情報に関連した情報を表1に示すように定義する。
【0021】
以下では、本発明の様々な実施形態を具体的に説明する。
マルチメディア通信システムにおける複数の端末が存在する場合に端末間のメディア通信が実行され得る。すなわち、1つの端末は、他の端末にメディアを提供し、他の端末は、メディアを順番に再生(又は、プレイ)し得る。
ここで使用されるように、メディアを他の端末に提供する端末を基本デバイス(primary device)と称し、基本デバイスからメディアを受信する他の端末を付加デバイス(secondary device)と称する。
基本デバイス又は付加デバイスは、以下に述べられる表2に示すようなコンポジション情報(Composition Information:以下、‘CI’と称する)を使用して画面をそれぞれ構成できる。表2は、CIの一例を示す。
【0023】
表2の<body>部分を参照すると、“video1”、“video2”、及び“video3”の3個のビデオアセットが存在し、3個のビデオアセットは、異なる空間情報をそれぞれ有する“Area1”、“Area2”、及び“Area3”にそれぞれ配置され得る。3個のビデオアセットは、<head>の下の<LoA>部分に示すようなリソース情報の形態及びメディアタイプで示され得、3個のビデオアセットの内の“video1”及び“video2”は、<div>の2個のdivLocationに基づいてviewに配置され得る。表2のCIに基づく画面は、
図1に示すように構成され得る。
【0024】
図1は、本発明の実施形態によるCIに基づく画面上の領域の配置を示す図である。
図1を参照すると、表2のCIに基づいて、3個のビデオアセットのうちで、“video1”を含むArea1 100及び“video2”を含むArea2 120のそれぞれは、対応する位置に配置される。
複数の端末、例えば、基本デバイス及び付加デバイスが存在する場合に、基本デバイス及び付加デバイスは、CIによる様々な形態の画面を構成することによりメディアをそれぞれ再生(又はプレイ)する。CIは、例えば、メディアサーバなどにより基本デバイス及び付加デバイスの各々に提供されるか、又は、基本デバイスにより付加デバイスに提供され得る。以下では、CIが基本デバイスにより付加デバイスに提供され得る場合について説明する。
【0025】
本発明の様々な実施形態において、基本デバイス及び付加デバイスが様々な形態の画面構成でメディアを再生できるようにする方法を提供する。具体的に、本発明の実施形態は、(1)付加デバイスでのメディア再生を制限する方法、(2)付加デバイスが特定のメディアを再生できるようにする方法、(3)基本デバイス及び付加デバイスで同一のメディアを再生する方法、(4)付加デバイスにメディアを転送して再生する方法、及び(5)メディア通信に応じて画面を再構成する方法を含む。
以下では、5つの方法の各々について具体的に説明する。
【0026】
(1)付加デバイスでのメディア再生を制限する方法
付加デバイスでメディア再生を制限するために、以下に述べられる表3に示すようなCIが使用され得る。
【0028】
表3は、表2に示したようなCIに加えて、付加デバイスでの再生を制限するための付加情報(以下、‘再生制限情報’と称する)(plungeOut=“disable”)を有するCIを示す。表3のCIにおいて、plungeOut=“disable”は、“divL1”のdivLocationにより示されるArea1に含まれる“video1”の再生が制限されることを示す。
1つ以上のアセットは、Areaにまとめられ、これにより、Areaは、複数のアセットを付加デバイスに転送するのに便利に使用される。したがって、Areaは、アセットの転送単位として使用され得る。divLocationは、Areaを画面上に配置するための特性を提供することによりメディア通信に関する情報、すなわち、再生制限情報も提供することができる。上記のような方法によると、基本デバイス及び付加デバイスの動作は、それぞれ
図2及び
図3に示される。
【0029】
図2は、本発明の実施形態による付加デバイスでの特定のメディアの再生を制限するための基本デバイスの動作を示すフローチャートである。
図2を参照すると、動作200において、基本デバイスは、複数のメディアのうちで付加デバイスでの再生を制限する少なくとも1つのメディアを選択する。少なくとも1つのメディアを選択するステップは、ユーザ入力に応じて又は別々の制御の下で実行され得る。
【0030】
動作202において、基本デバイスは、選択された少なくとも1つのメディアの再生が制限されることを示す再生制限情報(plungeOut=“disable”)をCIに付加する。動作204において、基本デバイスは、再生制限情報を含むCIを付加デバイスに送信する。
動作206において、基本デバイスは、CIに基づいて対応するメディアを再生する。ここで、基本デバイスは、付加デバイスで再生が制限された少なくとも1つのメディアを再生し得る。
【0031】
図3は、本発明の実施形態による特定のメディアの再生が制限された付加デバイスの動作を示すフローチャートである。
図3を参照すると、動作300において、付加デバイスは、基本デバイスからCIを受信する。動作302において、付加デバイスは、CIが再生制限情報を含むか否かを判定する。
【0032】
CIが再生制限情報を含まない場合に、動作308において、付加デバイスは、CIに基づいてメディアを再生する。CIが再生制限情報を含む場合に、動作304において、付加デバイスは、再生制限情報に基づいて少なくとも1つのメディアを検出する。動作306において、付加デバイスは、検出された少なくとも1つのメディアを除く残りのメディアを再生する。
【0033】
(2)付加デバイスでの特定のメディアを再生する方法
図4A及び
図4Bは、本発明の実施形態による付加デバイスで再生される特定のメディアを示す図である。
図4Aを参照すると、基本デバイスは、
図1に示すように、Area1 100の“video1”及びArea2 120の“video2”を再生し画面に表示し得る。基本デバイスは、基本デバイスで再生されないメディアが
図4Bに示すように付加デバイスで再生されることができるように表4で示すようなCIを使用し得る。
【0035】
表4は、表2に示すようなCIに加えて、付加デバイスでの再生を許容する付加情報(以下‘再生許容情報’と称する)(plungeOut=“complementary”)を有するCIを示す。表4のCIにおいて、plungeOut=“complementary”は、メディア通信に関する情報としてdivLocationに提供され、存在するが、divLocationに基づいてviewに示されていないArea3 400の“video3”は、基本デバイスでの再生は制限される一方、付加デバイスでの再生は許容されることを示す。
【0036】
上記のような方法によると、基本デバイス及び付加デバイスの動作は、それぞれ
図5及び
図6に示される。
図5は、本発明の実施形態による付加デバイスが特定のメディアを再生できるようにするための基本デバイスの動作を示すフローチャートである。
図5を参照すると、動作500において、基本デバイスは、複数のメディアのうちで付加デバイスで再生される少なくとも1つのメディアを選択する。少なくとも1つのメディアを選択するステップは、ユーザ入力に応じて又は別々の制御の下で実行され得る。
【0037】
動作502において、基本デバイスは、この選択された少なくとも1つのメディアの再生を示す再生許容情報(plungeOut=“complementary”)を選択された少なくとも1つのメディアに関するリソース情報とともにCIに付加する。
動作504において、基本デバイスは、CIを付加デバイスに送信し、動作506において、CIに基づいて対応するメディアを再生する。ここで、基本デバイスは、付加デバイスで再生されるように許容される少なくとも1つのメディアを除く残りのメディアを再生し得る。
【0038】
図6は、本発明の実施形態による特定のメディアを再生する付加デバイスの動作を示すフローチャートである。
図6を参照すると、動作600において、付加デバイスは、基本デバイスからCIを受信する。動作602において、付加デバイスは、CIが再生許容情報を含むか否かを判定する。
CIが再生許容情報を含む場合に、動作604において、付加デバイスは、再生許容情報に基づいて少なくとも1つのメディアをCIから検出する。動作606において、付加デバイスは、CIに含まれた少なくとも1つのメディアのリソース情報に基づいて少なくとも1つのメディアを再生する。
一方、CIが再生許容情報を含まない場合に、付加デバイスは、すべての手続きを終了する。
【0039】
(3)基本デバイス及び付加デバイスで同一のメディアを再生する方法
図7A及び
図7Bは、本発明の実施形態による同一のメディアを再生する基本デバイス及び付加デバイスを示す図である。
図7Aを参照すると、基本デバイスは、
図1に示すように、Area1 100の“video1”及びArea2 120の“video2”を再生し画面に表示し得る。
図7Bに示すように、基本デバイスで再生されるメディアは、付加デバイスでも再生され得る。
図7Bを参照すると、“video2”は、基本デバイスのArea2 120及び付加デバイスのArea2 700のすべてで再生される。
上記のような同時メディア再生のために、以下に述べられる表5で示すようなCIを使用し得る。
【0041】
表5は、表2に示したCIに加えて、基本デバイス及び付加デバイスでの同時再生を許容する付加情報を有するCIを示し、この情報は、同時再生許容情報と称される(plungeOut=“sharable”)。表5のCIにおいて、plungeOut=“sharable”は、divLocationにメディア通信に関する情報として提供され、基本デバイスのArea2 120及び付加デバイスのArea2 700では、“video2”が同時に再生されることが許容されることを示す。
【0042】
上記のような方法によると、基本デバイス及び付加デバイスの動作は、それぞれ
図8及び
図9に示される。
図8は、本発明の実施形態による付加デバイスと同一のメディアを再生する基本デバイスの動作を示すフローチャートである。
図8を参照すると、基本デバイスは、動作800において、付加デバイスと同時に再生する複数のメディアのうちの少なくとも1つのメディアを選択する。少なくとも1つのメディアを選択するステップは、ユーザ入力に応じて又は別々の制御の下で実行され得る。
【0043】
動作802において、基本デバイスは、選択された少なくとも1つのメディアの同時再生を示す同時再生許容情報(plungeOut=“sharable”)を選択された少なくとも1つのメディアのリソース情報とともにCIに付加する。
動作804において、基本デバイスは、CIを付加デバイスに送信し、動作806において、CIに基づいて対応するメディアを再生する。ここで、基本デバイスは、付加デバイスと同一のメディアを再生し得る。
【0044】
図9は、本発明の実施形態による基本デバイスと同一のメディアを再生する付加デバイスの動作を示すフローチャートである。
図9を参照すると、動作900において、付加デバイスは、基本デバイスからCIを受信する。動作902において、付加デバイスは、CIが同時再生許容情報を含むか否かを判定する。
【0045】
CIが同時再生許容情報を含む場合に、動作904において、付加デバイスは、同時再生制限情報に基づいて少なくとも1つのメディアを検出する。動作906において、付加デバイスは、CIに含まれた少なくとも1つのメディアのリソース情報に基づいて少なくとも1つのメディアを再生する。
他方、CIが同時再生許容情報を含まない場合に、付加デバイスは、すべての手続きを終了する。
【0046】
(4)付加デバイスにメディアを転送して再生する方法
図10A及び
図10Bは、本発明の実施形態による基本デバイスで再生されたメディアが付加デバイスに転送される例を示す図である。
図10Aを参照すると、基本デバイスは、
図1に示すように、Area1 100の“video1”及びArea2 120の“video2”を再生して画面に表示し得る。付加デバイスが存在する場合に、基本デバイスのArea2 120で再生された“video2”は、付加デバイスのArea2 1020で再生され得る。ここで、“video2”が転送され付加デバイスのArea2 1020で再生される間に、基本デバイスのArea1 100は、新たな空間情報に基づいて、
図10Bに示すようなArea1 1000に再配置され得る。
【0047】
基本デバイスに残されたArea1 100に新たな空間情報を割り当てるために、端末間のメディア通信が実行された時点情報が必要である。このような情報を端末間のメディア通信を通して提供するために、メディアの取得及び返還時点に関するイベントは、表6に示すようなCIで定義され得る。
【0049】
表6を参照すると、“divL1”のdivLocationに付加された情報(begin=“0s AreaBack“end=“divL2.AreaOut”)は、
図10Aに示すようなArea1 100での再生を開始する時間及び再生を終了する時間を示す。すなわち、この情報は、Area1 100での“video1”に対する再生が0秒から開始し、“video2”が基本デバイスのArea2 120から外れ、付加デバイスのArea2 120に転送される場合に終了することを示す。
“divL2”のdivLocationに付加された情報(plungeOut=“dynamic”)は、video2を再生するための領域が動的である(すなわち、付加デバイスに転送され再生され得る)ことを示す。
【0050】
また、“divL3”のdivLocationに付加された情報(begin=“ divL2.AreaOut”end=“AreaBack”)は、
図10Bに示すように、Area1 1000での再生を開始する時間及び再生を終了する時間を示す。すなわち、この情報は、“video2”が付加デバイスで再生されるために基本デバイスのArea2 120から外れる場合に“video1”に対する再生が開始され、“video2”がArea2 120でさらに再生される場合に“video1”に対する再生が終了することを示す。
【0051】
上記のような方法によると、基本デバイス及び付加デバイスの動作は、それぞれ
図11及び
図12に示される。
図11は、本発明の実施形態による付加デバイスにメディアを転送する基本デバイスの動作を示すフローチャートである。
図11を参照すると、動作1100において、基本デバイスは、再生中である複数のメディアのうちで付加デバイスで再生される少なくとも1つのメディアを選択する。少なくとも1つのメディアを選択するステップは、ユーザ入力に応じて又は個別の制御の下で実行され得る。
【0052】
動作1102において、基本デバイスは、少なくとも1つのメディアの転送及び返還に応じた再生位置情報及び再生時間情報を決定する。具体的に、メディア再生位置情報は、少なくとも1つのメディアが基本デバイスで再生される場合に、基本デバイスの画面で少なくとも1つのメディア以外の再生中である残りのメディアの位置に関する情報と、少なくとも1つのメディアが付加デバイスで再生される場合に、付加デバイスの画面で少なくとも1つのメディア以外の残りのメディアの位置に関する情報とを含み得る。
メディア再生時間情報は、少なくとも1つのメディアが基本デバイスで再生される場合の少なくとも1つのメディア以外の残りのメディアに関する再生開始時間及び再生終了時間と、少なくとも1つのメディアが付加デバイスで再生される場合の少なくとも1つのメディア以外の残りのメディアに関する再生開始時間及び再生終了時間とを含み得る。
【0053】
動作1104において、基本デバイスは、選択された少なくとも1つのメディアに関するリソース情報をCIに付加し、CIを付加デバイスに送信する。メディア再生位置情報及びメディア再生時間情報がCIに付加され得るが、メディア再生位置情報及びメディア再生時間情報は、付加デバイスに送信されるCIには含まれないこともある。
動作1106において、基本デバイスは、メディア再生位置情報及びメディア再生時間情報に基づいて少なくとも1つのメディアを除く残りのメディアを再生する。
【0054】
動作1108において、基本デバイスは、ユーザの選択に従って、少なくとも1つのメディアが付加デバイスから返還されるか否か、すなわち、少なくとも1つのメディアが基本デバイスでさらに再生されるように示されるか否かを判定する。
動作1110において、基本デバイスは、少なくとも1つのメディアが返還される場合に、メディア返還に応じたメディア再生位置情報及びメディア再生時間情報に基づいて少なくとも1つのメディア以外の残りのメディアを再生する。
【0055】
図12は、本発明の実施形態による基本デバイスから受信されたメディアを再生する付加デバイスの動作を示すフローチャートである。
図12を参照すると、動作1200において、付加デバイスは、基本デバイスからCIを受信する。動作1202において、付加デバイスは、少なくとも1つのメディアに関するリソース情報をCIから検出し、動作1204において、リソース情報に基づいて少なくとも1つのメディアを再生する。
【0056】
動作1206において、付加デバイスは、ユーザの選択により少なくとも1つのメディアを基本デバイスに返還する。ここで、付加デバイスは、特定のメッセージを使用して基本デバイスへの少なくとも1つのメディアの再生要請を送信するか、又は少なくとも1つのメディアに関するリソース情報を基本デバイスに送信することにより少なくとも1つのメディアを基本デバイスに返還し得る。
【0057】
(5)メディア通信に応じて画面を再構成する方法
基本デバイスは、CIに基づいて特定のAreaを表示している間にメディアが含まれた少なくとも1つのAreaを付加デバイスから受信し得る。この場合に、基本デバイスは、特定のAreaとともに、受信された少なくとも1つのAreaを表示するために画面を再配置し得る。これに関連した説明を
図13A及び
図13Bを参照して説明する。
【0058】
図13A及び
図13Bは、本発明の実施形態による付加デバイスへの追加のメディア転送の時に画面が再構成される例を示す図である。
図13Aに示すように、基本デバイスがCIに基づいてArea1 1300を表示している状況で、メディアをそれぞれ含む2つのAreaが基本デバイスに転送される場合に、基本デバイスは、
図13Bに示すように画面を再配置し得る。すなわち、2つのAreaは、基本デバイスの特定の位置の画面に表示され(例えば、受信された順序に、受信された第1の領域1340及び受信された第2の領域1360で)、すでに存在しているArea1 1300は、新たな空間情報に基づいて新たな位置1320に再配置され得る。
このために、基本デバイスは、一例として、表7で示すようなCIを使用し得る。
【0060】
表7を参照すると、View1に付加された情報(begin=“0s divL3.AreaOutAreasOut“end=“AreaIn(1)”)は、Area1 1300の表示が0秒から開始されるか、又はArea1が表示される位置で他のAreaが存在しない場合に開始され、Area1 1300に追加で他のAreaが存在する場合に終了することを示す。すなわち、View1は、Area1 1300だけが存在する場合に表示される。
【0061】
View2に付加された情報(begin=“AreaIn(1)”end=divL3.AreaOutAreasOut”)は、Area1 1300の表示がArea1が表示される位置で他の追加のAreaが存在する場合に開始し、その位置で他のAreaが存在しない場合に終了することを示す。すなわち、View2は、Area1 1300に加えて追加のAreaが存在する場合に表示される。
また、View2に付加された他の情報(plungeIn=“1”及びplungeIn=“2”)は、受信されたAreaが配置されるべき画面上の位置を示すためのものであり、例えば、はじめに受信されたArea1340が配置される位置及び2番目に受信されたArea1360が配置される位置を示す。
【0062】
表7のCIに従うと、
図13Aに示すように、Area1 1300は、View1のdivLocationに基づいて0秒から再生され始める。Areaに関する情報がメディア通信を通して受信される場合に、
図13Bに示すように、View1の表示が終了し、View2が表示される。“divL2”のdivLocationに従うと、Area1は、新たな位置1320で再生されることを再開する。
【0063】
View2の“divL3”のdivLocationは、メディア通信を通した情報に付加された属性に従って空き(empty)Area1340であると決定され、これは、属性の値(plungeIn=“1”)に従ってはじめに受信されたArea1340となる。View2の“divL4”のdivLocationも属性の値(plungeIn=“2”)に従って空きArea1360であると決定される。
View2の再生は、“divL3”のAreaが返還されるか、又は転送されたすべてのAreaが返還される場合に終了イベントにより終了され、View1は、開始イベントに従ってさらに再生される。
【0064】
上記のような方法による基本デバイスの動作は、
図14と関連して説明する。
図14は、本発明の実施形態によるメディア通信に応じて画面構成を変更する付加デバイスの動作を示すフローチャートである。
図14を参照すると、動作1400において、基本デバイスは、CIに基づいて対応するAreaを画面に表示することにより第1の画面を構成する。動作1402において、基本デバイスは、メディアを含むAreaが付加デバイスから受信されるか否かを判定する。
【0065】
Areaが受信される時に、基本デバイスは、動作1404において、画面再配置を通して第2の画面を構成することにより、受信されたAreaを割り当てる追加再生領域(空き領域)を生成し得る。基本デバイスは、動作1406において、生成された追加再生領域に受信されたAreaを割り当てる。
この点について、基本デバイスは、複数のAreaを付加デバイスから受信し得、複数の追加再生領域を生成し得る。基本デバイスは、予め定められた基準により複数のAreaを複数の追加再生領域にそれぞれ割り当て得る。例えば、基本デバイスは、受信された順序に決定された領域に対応するAreaを割り当て得る。
基本デバイスは、動作1408において、受信されたAreaが返還されたものと判定する場合に、動作1410において、追加再生領域を解除し、第1の画面に復帰する。
【0066】
図14では、基本デバイスの動作について説明したが、
図14に示す動作は、付加デバイスによっても実行され得る。
表8は、端末間のメディア通信を通して基本デバイスから付加デバイスに送信されるAreaに関する情報の一例を示す。
【0068】
表8を参照すると、初期に提供されるべき情報がAreaの空間情報及びArea内のAssetのsrc情報、空間情報、及びAssetの現在まで再生された時間情報を含み、後で提供されるべき情報は、Asset間の同期化を提供するために各Assetの再生時間に関する情報を含むことを理解する。
【0069】
図15A及び
図15Bは、本発明の実施形態によるCIを使用してメディア通信に基づいてサービスを実行する手続きを示す図である。
図15Aを参照すると、動作1500において、基本デバイス及び付加デバイスは、それぞれCIに基づくメディアの再生を開始する。例えば、基本デバイスは、Area1及びArea1−2の再生を開始し、付加デバイスは、Area2の再生を開始する。
【0070】
動作1502において、ユーザは、基本デバイスがArea1−2のメディア通信を実行すること、すなわち、再生のためにArea1−2を付加デバイスに転送することを要請し得る。その後に、動作1504において、基本デバイスは、Area1−2のリソース情報及び場面構成情報、すなわち、CIを付加デバイスに送信し得る。動作1506において、基本デバイスは、Area1−2の再生を終了する。
動作1508において、基本デバイスには、Area転送から発生したイベントにより新たな場面構成情報が適用される。動作1510において、付加デバイスには、Area転送から発生したイベントにより新たな場面構成情報が適用される。例えば、基本デバイスで再生中であるArea1−1及び付加デバイスで再生中であるArea2は、新たな位置に再配置され得る。
【0071】
付加デバイスは、動作1512において、Area1−2の再生を開始する。付加デバイスは、基本デバイスから受信されたAreaに関する情報及びCI内の空き領域に関する情報から決定された位置でArea1−2を再生する。
図15Aの実施形態において、Area1−2は、Area2の右側位置で再生される。
シンボル‘A’は、
図15Aの動作1512が実行された後に、
図15Bの動作1514が実行されることを示し、動作1512の後に実行される動作は、
図15Bを参照して説明する。
【0072】
図15Bを参照すると、動作1514において、Area1−2の同期化再生を維持するために、基本デバイスは、各Assetの時間情報を付加デバイスに周期的に送信する。動作1516において、ユーザは、付加デバイスへのArea1−2のメディア返還、すなわち、Area1−2を基本デバイスにさらに送信することを要請し得、付加デバイスは、動作1518において、Area1−2の再生を終了する。
その後に、動作1520において、付加デバイスは、メディア返還から発生したイベントに応じてその以前の場面構成に戻る。動作1522において、基本デバイスは、メディア返還から発生したイベントに応じてその以前の場面構成に戻る。動作1524において、基本デバイスは、Area1−2の再生を再開する。
【0073】
図16は、本発明の実施形態による端末の構成を示すブロック図である。
端末は、基本デバイス又は付加デバイスに対応し得る。
図16を参照すると、端末は、制御部1600、送信部1602、受信部1604、及びメモリ1606を含む。
【0074】
制御部1600は、送信部1602、受信部1604、及びメモリ1606の動作を含み、端末の全般的な動作を制御する。
特に、制御部1600は、上述した本発明の様々な実施形態による方法と関連した基本デバイス又は付加デバイスに対応する動作を実行する。
送信部1602及び受信部1604は、端末の無線通信を実行し、別々の構成部をさらに含み得る。
メモリ1606は、端末の動作から生成されるデータ及び情報、メディアなどを記憶する。
【0075】
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。