(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記センサ制御モジュールは、前記検出された温度が基準温度値以下に下がった時点を食品の貯蔵開始時点として検出することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫と通信可能なセンサパッケージ。
前記センサ制御モジュールは、前記検出された温度が予め設定された温度値以上変化した時点を食品の貯蔵開始時点として検出することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫と通信可能なセンサパッケージ。
前記センサ制御モジュールは、前記検出された光量が基準光量値以下に減少した時点を食品の貯蔵開始時点として検出することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫と通信可能なセンサパッケージ。
前記センサ制御モジュールは、前記検出された重量が予め設定された重量値以上変化した時点を食品の貯蔵開始時点として検出することを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫と通信可能なセンサパッケージ。
前記食品情報は、前記食品に対して設定された調理過程、推奨消費期限、推奨保管温度、推奨保管湿度の少なくとも1つに関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の冷蔵庫と通信可能なセンサパッケージ。
前記冷蔵庫制御ユニットは、前記食品の貯蔵開始時点で、貯蔵され始める前記食品に関する報知情報が出力されるように、前記出力ユニットを制御することを特徴とする請求項10〜17のいずれかに記載の冷蔵庫。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書で用いられた技術用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであり、本発明の技術思想を限定するものではない。
【0058】
図1Aは本発明による冷蔵庫1000の一例を示す概念図である。
【0059】
冷蔵庫1000の外観は冷蔵庫本体1100とドア1311、1312、1321、1322により形成される。
【0060】
冷蔵庫本体1100の内部には食品貯蔵室1200が形成される。食品貯蔵室1200は設定温度によって冷蔵室1210と冷凍室1220に分けられる。
【0061】
ドア1311、1312、1321、1322は、冷蔵庫本体1100に連結され、冷蔵庫1000の外観、とりわけ前面部の外観を形成し、冷蔵庫本体1100の前面開口部を開閉するように構成される。
【0062】
ドア1311、1312、1321、1322は、設置位置によって区分され、回動式ドアや引出式ドアなど様々な開閉方式のドアを適用することができる。
【0063】
ディスプレイ1700は、冷蔵庫1000のドアの一面に装着され、冷蔵庫1000の動作又は冷蔵庫1000に保管された食品に関する情報を表示するようにしてもよい。また、ディスプレイ1700は、冷蔵庫1000のドアの一面に着脱可能に設けられ、冷蔵庫1000に装着されたディスプレイ1700と冷蔵庫1000から脱着されたディスプレイ1700aとが異なる情報を表示するようにしてもよい。
【0064】
すなわち、ディスプレイ1700は、冷蔵庫本体1100への装着又は冷蔵庫本体1100からの脱着を検出し、その検出の結果に基づいて、ディスプレイ1700に表示される情報を切り替えたり、ディスプレイ1700の動作モードを切り替えるようにすることができる。
【0065】
具体的には、ディスプレイ1700は、冷蔵庫1000の内部に存在するセンサと冷蔵庫1000の外部に存在する端末機との間で通信を行う通信ユニット(図示せず)を搭載し、前記センサと前記端末機との間でゲートウェイとしての機能を果たす。
【0066】
この場合、前記センサとディスプレイ1700との間で成立する通信のプロトコルと、前記端末機とディスプレイ1700との間で成立する通信のプロトコルとは異なるものにしてもよい。
【0067】
ディスプレイ1700は、食品を搬入する度に、食品に関する報知情報、食品の状態に関する状態情報及び食品に関する食品情報を含むグラフィックオブジェクトを出力するようにしてもよい。
【0068】
具体的には、前記状態情報は、食品の温度、食品の湿度、食品から発生するガスの種類及び発生量、食品の重量に関する情報を含むようにしてもよい。
【0069】
また、前記食品情報は、食品に対して設定された調理過程、推奨消費期限、推奨保管温度、推奨保管湿度の少なくとも1つに関する情報を含むようにしてもよい。前記食品情報は、後述するセンサ300のセンサ制御モジュール又は保存モジュール(図示せず)に内蔵されるようにしてもよく、サーバに保存されるようにしてもよい。
【0070】
以下、
図1Bを参照して本発明による冷蔵庫制御システムの一実施形態について説明する。
【0071】
図1Bに示すように、冷蔵庫制御システムは、冷蔵庫1000、移動端末機100、センサ300及びサーバ200の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0072】
冷蔵庫1000は、庫内に貯蔵された食品に付着されたセンサ300から、食品の状態に関する状態情報を受信することができる。また、冷蔵庫1000は、センサ300から受信した状態情報に基づいて、食品の保管状態に関する報知情報を出力することができる。
【0073】
冷蔵庫1000は、サーバ200を介して移動端末機100と間接的に通信を行うこともでき、移動端末機100と直接的に通信を行うこともできる。
【0074】
冷蔵庫1000は、サーバ200から食品の温度、重量、推奨保管期間、賞味期限、ガス発生量の少なくとも1つに関する情報を受信することができる。
【0075】
冷蔵庫1000は、センサ300と第1通信を行うことができ、移動端末機100又はサーバ200と第2通信を行うことができる。この場合、前記第1通信と前記第2通信とは異なる通信方式を用いるようにしてもよい。例えば、前記第1通信はブルートゥース(Bluetooth(登録商標))にし、前記第2通信はWi−Fi(Wireless Fidelity)にしてもよい。
【0076】
センサ300は、センサ300が付着された食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始める貯蔵開始時点を検出することができる。また、センサ300は、前記貯蔵開始時点から前記食品の状態情報を検出することができ、前記検出された状態情報を冷蔵庫1000に送信することができる。
【0077】
一方、センサ300が付着された食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始める貯蔵開始時点は、センサ300が検出するようにしてもよく、センサ300により検出された情報に基づいて冷蔵庫制御ユニット1080が検出するようにしてもよい。食品の貯蔵開始時点を検出する具体的な方法は、
図4A〜
図4D及び
図10A〜
図10Eを参照して後述する。
【0078】
冷蔵庫1000は、センサ300により検出された情報に基づいて、食品の識別情報を検出し、前記検出された識別情報に基づいて、前記食品の温度、重量、推奨保管期間、賞味期限、ガス発生量の少なくとも1つに関する情報を検索することができる。
【0079】
例えば、サーバ200は、様々な食品群に含まれる食品に関連するデータベースを含み、冷蔵庫1000は、前記検出された識別情報に基づいて、前記データベースから必要な情報を照会できるようにしてもよい。
【0080】
冷蔵庫1000又はサーバ200は、移動端末機100の認証を行うことができる。冷蔵庫1000又はサーバ200は、冷蔵庫1000に貯蔵された食品に関する情報の送信要求を移動端末機100から受信すると、当該送信要求を送信した移動端末機100が認証された端末機であるか否かを確認するようにしてもよい。こうすることにより、認証された移動端末機100のみ冷蔵庫1000から食品に関する情報を受信できるようにすることができる。
【0081】
以下、
図2Aを参照して本発明による冷蔵庫1000の構成要素についてより詳細に説明する。
【0082】
本発明による冷蔵庫1000は、冷却サイクルユニット1010、通信ユニット1020、検出ユニット1030、ファン1040、入力ユニット1050、メモリユニット1060、出力ユニット1070、冷蔵庫制御ユニット1080及び電源供給ユニット1090の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0083】
冷却サイクルユニット1010は、圧縮機、凝縮器、蒸発器、ドライヤ、毛細管、ホットラインなどから構成されてもよい。また、冷却サイクルユニット1010は、圧縮機の駆動により、冷却サイクルユニット1010内で冷媒を循環させることができる。
【0084】
通信ユニット1020は、冷蔵庫1000と有無線通信システム間の有無線通信又は冷蔵庫1000とその冷蔵庫1000の位置するネットワーク間の有無線通信を行わせる少なくとも1つの構成要素を含むようにしてもよい。例えば、通信ユニット1020は、放送受信モジュール、無線インターネットモジュール、近距離通信モジュール、位置情報モジュールなどを含むことができる。
【0085】
一例として、通信ユニット1020は、
図1Aに示すディスプレイ1700又は出力ユニット1070に配置されてもよい。
【0086】
通信ユニット1020の無線インターネットモジュールは、無線インターネット接続のためのモジュールであって、冷蔵庫1000に内蔵又は外付けされる。ここで、無線インターネット技術としては、WLAN(Wireless LAN)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、WiBro(Wireless Broadband)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などを用いることができる。
【0087】
通信ユニット1020の近距離通信モジュールは、近距離通信のためのモジュールである。ここで、近距離通信技術としては、ブルートゥース、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association; IrDA)、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBeeなどを用いることができる。
【0088】
通信ユニット1020の位置情報モジュールは、冷蔵庫1000の位置の確認又は取得のためのモジュールである。一例として、GPS(Global Position System)モジュールがある。GPSモジュールは、複数の人工衛星から位置情報を受信する。ここで、位置情報は、緯度及び経度で表示される座標情報を含むようにしてもよい。例えば、GPSモジュールは、3つ以上の衛星から正確な距離及び時間を測定し、3つの異なる距離を用いて三角法により現在の位置を正確に計算することができる。3つの衛星から距離及び時間情報を取得し、1つの衛星により誤差を修正する方法を用いることができる。特に、GPSモジュールは、衛星から受信した位置情報から、緯度、経度、高度の位置だけではなく、3次元の速度情報と共に正確な時間まで取得することができる。
【0089】
通信ユニット1020は、ユーザからデータを受信することができ、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080により処理された情報、検出ユニット1030により検出された情報などを外部端末機(図示せず)に送信することができる。
【0090】
検出ユニット1030は、冷蔵庫の貯蔵室内部又は外部の温度、冷蔵庫ドア又はプチドアの開放などを検出することができる。
【0091】
より具体的には、検出ユニット1030は、蒸発器の入口及び出口の少なくとも一方の温度を検出するセンサを含むようにしてもよい。また、検出ユニット1030は、冷蔵庫1000の冷蔵室内部の一面に付着された少なくとも1つのセンサ、冷蔵庫1000の冷凍室内部の一面に付着された少なくとも1つのセンサ、外気温度を検出するために冷蔵庫1000の外壁面のうち一面に付着された少なくとも1つのセンサを含むようにしてもよい。さらに、検出ユニット1030は、圧縮機の駆動や圧縮機の冷却能力を検出するセンサを含むようにしてもよい。検出ユニット1030により検出された情報は制御部180に伝達される。
【0092】
ファン1040は、冷蔵庫1000内に冷気を供給するための冷却ファンや、冷却サイクル部の凝縮器を通過する冷媒を放熱させるために機械室に配置される放熱用ファンなどを含むようにしてもよい。
【0093】
入力ユニット1050は、冷蔵庫1000の動作を制御したり、冷蔵庫1000の状態を確認するためのユーザ入力を受信してそれに対応する信号を出力するためのものであり、ボタンやタッチパッドなどで実現される。より具体的には、入力ユニット1050は、冷蔵庫1000の出力ユニット1070のディスプレイ上にタッチスクリーンで実現されてもよい。
【0094】
入力ユニット1050は、冷蔵庫1000に保管する食材料の画像を撮影したり、食材料に付着されたバーコードやQRコードなどの画像を撮影するためのカメラモジュールを含むようにしてもよい。また、入力ユニット1050は、ユーザの音声などのオーディオを入力するためのマイクをさらに含むようにしてもよい。
【0095】
メモリユニット1060は、冷蔵庫1000に関する情報、例えば、冷蔵庫1000の駆動のためのプログラム、冷蔵庫1000の駆動のために設定された情報、冷蔵庫1000のアプリケーション、冷蔵庫1000の状態情報、レシピ情報、冷蔵庫1000に保管された食材料に関する情報、ユーザ情報、マルチメディアコンテンツなどを保存し、また、これらの情報を視覚的に表現するためのアイコンやグラフィックデータを含むようにしてもよい。
【0096】
また、メモリユニット1060は、冷蔵庫1000が設置された場所に関する位置情報、位置を収集する少なくとも1つの端末(図示せず)に関する情報、及びサーバ(図示せず)に関する接続情報の少なくとも1つを保存することができる。
【0097】
出力ユニット1070は、冷蔵庫1000に関する情報などを視覚、聴覚で表現するためのものであり、ディスプレイ(フラットディスプレイ)とスピーカとを含むようにしてもよい。前記ディスプレイとしては、ユーザのタッチ入力を受信するタッチパネルを用いてもよい。
【0098】
出力ユニット1070のディスプレイは、冷蔵庫1000の駆動に関連するUI(User Interface)又はGUI(Graphic User Interface)を表示する。前記ディスプレイは、液晶ディスプレイ、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイの少なくとも1つを含む。また、前記ディスプレイは、冷蔵庫1000の実現形態に応じて2つ以上備えられてもよい。例えば、冷蔵庫1000の冷蔵室ドアの一面に第1ディスプレイが備えられ、冷凍室ドアの一面に第2ディスプレイが備えられるようにしてもよい。
【0099】
前記ディスプレイがタッチ動作を検出するセンサ(以下、「タッチセンサ」という)とレイヤ構造をなす場合(以下、「タッチスクリーン」という)、前記ディスプレイは、出力装置としてだけでなく、入力装置としても用いることができる。前記タッチセンサは、例えばタッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形態を有する。
【0100】
電源供給ユニット1090は、冷蔵庫制御ユニット1080の制御により外部の電源、内部の電源を受信して各構成要素の動作に必要な電源を供給する。
【0101】
冷蔵庫制御ユニット1080の動作又はそれにより実行されるアプリケーションの動作は、運営システムの適切な仲介動作を前提としており、その仲介動作についての説明は省略する。
【0102】
以下、
図2Bを参照して本発明による冷蔵庫制御システムに含まれる移動端末機100の構成要素についてより詳細に説明する。
【0103】
移動端末機100は、無線通信部110、入力部120、検知部140、出力部150、インタフェース部160、メモリ170、制御部180、電源供給部190などを含む。
図2Bに示す全ての構成要素が必須構成要素であるわけではなく、本発明による移動端末機は、図示の構成要素よりも多い構成要素で実現してもよく、それより少ない構成要素で実現してもよい。
【0104】
無線通信部110は、移動端末機100と無線通信システム間、移動端末機100と他の移動端末機間、又は移動端末機100と外部サーバ間の無線通信を可能にする少なくとも1つのモジュールを含む。また、無線通信部110は、移動端末機100を少なくとも1つのネットワークに接続する少なくとも1つのモジュールを含む。
【0105】
出力部150は、視覚、聴覚又は触覚などに関連する出力を発生するためのものであり、ディスプレイ部151、音響出力部152、ハプティックモジュール153、光出力部154の少なくとも1つを含む。ディスプレイ部151は、タッチセンサとレイヤ構造をなすか又は一体に形成されることにより、タッチスクリーンを実現する。前記タッチスクリーンは、移動端末機100とユーザ間の入力インタフェースを提供するユーザ入力部123として機能すると共に、移動端末機100とユーザ間の出力インタフェースを提供する。
【0106】
インタフェース部160は、移動端末機100に接続される各種外部機器との通路の役割を果たす。移動端末機100においては、インタフェース部160への外部機器の接続に対応して、接続された外部機器に関する適切な制御を行えるようにする。
【0107】
メモリ170は、移動端末機100の様々な機能をサポートするデータを保存する。メモリ170は、移動端末機100で起動される複数のアプリケーションプログラム(又はアプリケーション)、移動端末機100の動作のためのデータやコマンドを保存する。
【0108】
制御部180は、前記アプリケーションプログラムに関する動作に加え、通常の移動端末機100の全般的な動作を制御する。制御部180は、前述した構成要素により入力又は出力される信号、データ、情報などを処理したり、メモリ170に保存されたアプリケーションプログラムを起動することにより、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理する。
【0109】
無線通信部110の放送受信モジュール111は、放送チャネルを介して、外部の放送管理サーバから放送信号及び/又は放送関連情報を受信する。前記放送チャネルは、衛星チャネル及び地上波チャネルを含む。少なくとも2つの放送チャネルの同時放送受信又は放送チャネルのスイッチングのために、放送受信モジュール111は、移動端末機100に2つ以上備えられてもよい。
【0110】
無線通信部110の無線インターネットモジュール113は、無線インターネットの接続のためのモジュールであり、移動端末機100に内蔵されるか又は外付けされる。無線インターネットモジュール113は、無線インターネット技術による通信網で無線信号を送受信するように構成される。
【0111】
無線インターネット技術としては、例えばWLAN、Wi−Fi、Wi−Fiダイレクト、DLNA(Digital Living Network Alliance)、WiBro、WiMAX、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Long Term Evolution-Advanced)などがあり、無線インターネットモジュール113は、列挙していない無線インターネット技術をも含む範囲で少なくとも1つの無線インターネット技術によりデータを送受信する。
【0112】
Wibro、HSDPA、HSUPA、GSM、CDMA、WCDMA、LTE、LTE−Aなどによる無線インターネット接続が移動通信網を介して行われるという観点から、前記移動通信網を介して無線インターネット接続を行う無線インターネットモジュール113は、移動通信モジュール112の一種として理解してもよい。
【0113】
無線通信部110の近距離通信モジュール114は、近距離通信(Short Range Communication)のためのモジュールであり、ブルートゥース、RFID、赤外線通信(IrDA)、UWB、ZigBee、NFC(Near Field Communication)、Wi−Fi、Wi−Fiダイレクト、ワイヤレスUSB(Wireless Universal Serial Bus)の少なくとも1つの技術を用いて近距離通信をサポートする。近距離通信モジュール114は、近距離無線通信網(近距離無線エリアネットワーク)を介して、移動端末機100と無線通信システム間、移動端末機100と他の移動端末機間、又は移動端末機100と他の移動端末機(もしくは、外部サーバ)の位置するネットワーク間の無線通信をサポートする。前記近距離無線通信網(近距離無線エリアネットワーク)は、近距離ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network)であってもよい。
【0114】
入力部120のユーザ入力部123は、ユーザからの情報の入力のためのものであり、ユーザ入力部123により情報が入力されると、制御部180は、入力された情報に対応して移動端末機100の動作を制御する。ユーザ入力部123は、機械式入力手段(又はメカニカルキー、例えば移動端末機100の前面、背面又は側面に配置されるボタン、ドームスイッチ、ジョグホイール、ジョグスイッチなど)及びタッチ式入力手段を含む。例えば、前記タッチ式入力手段は、ソフトウェア的な処理によりタッチスクリーンに表示される仮想キー、ソフトキー又はビジュアルキーからなるようにしてもよく、前記タッチスクリーン以外の部分に配置されるタッチキーからなるようにしてもよい。また、前記仮想キー又は前記ビジュアルキーは、様々な形態で前記タッチスクリーン上に表示されるようにしてもよく、例えばグラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ又はそれらの組み合わせからなる。
【0115】
出力部150のディスプレイ部151は、移動端末機100で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部151は、移動端末機100で起動されるアプリケーションプログラムの実行画面情報、又は当該実行画面情報に応じたUI、GUI情報を表示する。
【0116】
また、ディスプレイ部151は、立体画像を表示する立体ディスプレイ部として構成されてもよい。
【0117】
出力部150の音響出力部152は、呼受信モード、通話モード、録音モード、音声認識モード、又は放送受信モードなどで、無線通信部110から受信するか、又はメモリ170に保存されたオーディオデータを出力する。
【0118】
出力部150のハプティックモジュール153は、ユーザが感じることのできる様々な触覚効果を発生する。
【0119】
出力部150の光出力部154は、移動端末機100の光源の光を用いてイベント発生を通知するための信号を出力する。移動端末機100で発生するイベントとしては、呼信号受信、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
【0120】
メモリ170は、制御部180の動作のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、電話帳、メッセージ、静止画像、動画像など)を一時保存することもできる。メモリ170は、前記タッチスクリーンへのタッチ入力時に出力される様々なパターンの振動及び音響に関するデータを保存することもできる。
【0121】
移動端末機100は、インターネット上でメモリ170の保存機能を実行するウェブストレージに関連して動作することもできる。
【0122】
以下に説明する様々な実施形態は、例えばソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより、コンピュータ又はそれと類似の装置で読み取りが可能な記録媒体内で実現することができる。
【0123】
以下、
図3A〜
図3Jを参照して本発明によるセンサについてより詳細に説明する。
【0124】
図3Aに示すように、センサ300の本体301は、円形に形成されてもよい。ただし、センサ300の本体301は、
図3Aに示すものに限定されるものではなく、様々な大きさや形状にすることができる。
【0125】
図3Aに示すように、センサ300の本体301の一部分には、センサ300の動作スイッチ302が備えられてもよい。センサ300は、動作スイッチ302へのユーザ入力に基づいてオン又はオフされる。
【0126】
センサ300の本体301の一面には、センサの種類に関する情報303が表示されるようにしてもよい。この場合、センサの種類は食品群別に区分してもよい。例えば、センサの種類は、肉類、魚介類、野菜類、果物類、乳製品類、穀物類、油脂類などのように区分してもよい。
【0127】
センサの種類に関する情報303は、センサ300の外観のうち、食品に付着されない部分に表示されるようにしてもよい。
【0128】
このようにセンサ300の本体301の一面にセンサの種類に関する情報303を表示することにより、センサ300が異なる食品群に対して用いられることを防止することができ、冷蔵庫1000に貯蔵される食品の衛生性を向上させることができる。
【0129】
すなわち、センサの種類を食品群別に区分させるために、センサ300の本体301の一面にセンサの種類に関する情報303を表示することにより、ユーザが任意の一センサを同じ食品群に対してのみ付着するように誘導する。こうすることにより、センサを異なる食品群に対して用いた場合に特定の食品群から発生した特有の匂いが他の食品群に移ってユーザに不快感を与えるという問題を解決することができる。
【0130】
図3A〜
図3Jに示す各種センサ300はセンサパッケージで構成されてもよく、複数のセンサパッケージが冷蔵庫1000の外部に配置されたセンサセットに含まれるようにしてもよい。
【0131】
ユーザは、食品を冷蔵庫1000に貯蔵する際に、食品の食品群を考慮してセンサセットから1種類のセンサ300を選択し、選択したセンサ300を食品の表面又は食品を収容する容器に付着する。この場合、ユーザは、食品の食品群に対応するセンサ300を選択するために、センサ300の本体301の一面に表示されているセンサの種類に関する情報303を確認する。
【0132】
例えば、センサ300の本体301の一面に表示されているセンサの種類に関する情報303が複数の食品群のうち魚類に対応する場合、当該センサ300は魚類の表面又は魚類を収容する容器に付着される。
【0133】
このように、各センサパッケージの本体の外面には、食品の種類別に区分される標識303が配置されてセンサの種類に関する情報を表示することにより、ユーザが各センサパッケージに対応する食品の種類又は食品群を認識できるようにしてもよい。すなわち、センサパッケージの外観には、食品の種類別に区分される標識303が配置され、標識303は、ユーザがセンサパッケージに割り当てられた食品の種類を認識できるように食品の種類に関する情報を表示するようにしてもよい。
【0134】
よって、センサ300のメモリ又はセンサパッケージのメモリは、センサの外面に配置された標識303に関連する食品情報を保存するようにしてもよい。具体的には、前記食品情報は、標識303に関連する食品群又は食品の種類に関する情報を含んでもよい。
【0135】
一例として、食品群別に区分されたセンサ300の種類が魚類の場合、メモリは、魚類の推奨保管温度、推奨保管湿度、推奨保管期間、腐敗条件の少なくとも1つに関する情報を保存するようにしてもよい。
【0136】
他の例として、食品群別に区分されたセンサ300の種類が魚類の場合、メモリは、魚類の冷凍時間、解凍時間、調理方法に関する情報を保存するようにしてもよい。
【0137】
一方、センサの種類は可変的に設定されるようにしてもよい。すなわち、センサ300の本体301の一面に表示されるセンサの種類に関する情報303は、ユーザ入力に基づいて変更することができる。
【0138】
つまり、ユーザがセンサ300に対してセンサの種類を変更するための入力を行うと、センサの種類に関する情報303の視覚的外観が変更されるようにしてもよい。この場合、センサ300の本体301は、出力モジュール(図示せず)を備え、前記出力モジュールがユーザ入力に基づいてセンサの種類に関する情報303を表示するようにしてもよい。
【0139】
一実施形態においては、食品群別に区分されたセンサ300の種類の中に、冷蔵庫1000に新たに貯蔵する食品の種類に対応するセンサの種類がない場合、ユーザがセンサ300の種類を任意に設定できるようにしてもよい。
【0140】
すなわち、センサの種類に関する情報を含む標識303は、ユーザ入力に基づいて設定又は変更されるようにしてもよい。また、センサ300は、食品の名称、種類、推奨保管温度、推奨保管湿度及び推奨保管期間の少なくとも1つに関する情報を受信し、受信した情報がセンサ300のメモリに保存されるようにしてもよい。例えば、センサの種類に関する情報を含む標識303は、ユーザにより入力されたイメージに対応するものであってもよい。また、センサの種類に関する情報を含む標識303は、予め設定されていない食品群に付着するためのセンサであることを表示するようにしてもよい。
【0141】
他の実施形態においては、センサの種類を、検出する情報の種類によって区分してもよい。例えば、センサ300は、温度検出用センサ、ガス検出用センサ、重量検出用センサに区分されるようにしてもよい。
【0142】
図3Bに示すように、センサ300の背面には接着力を生じる付着部材(図示せず)が備えられ、センサ300は前記付着部材により食品を収容する容器401に付着されるようにしてもよい。こうすることにより、センサ300は食品の温度や湿度を検出できるようになる。
【0143】
例えば、魚類を示す標識303bが付着されたセンサ300は、魚類を収容する容器401の一部分に付着され、その後センサ300の動作スイッチ302がターンオンされる。
【0144】
図3Bには示していないが、センサ300は、前記付着部材により食品の表面に直接付着されるようにしてもよい。この場合、前記付着部材は、水分が存在する表面においても接着力を生じる素材からなるようにする。こうすることにより、センサ300は、肉類や魚介類などの食品の表面にも直接付着することができる。
【0145】
図3Cにはバンド型付着部材301−1を備えたセンサ300を示す。
図3Cに示すように、センサ300にはバンド型付着部材301−1が結合されてもよい。
【0146】
図3Cには詳細に示していないが、バンド型付着部材301−1は、センサ300が食品の状態に関する情報を容易に検出するように、センサ300を収容する部分に孔が形成されてもよい。よって、バンド型付着部材301−1が結合されたセンサ300は、前記孔によりセンサ300の一部分が外部に露出し、その露出したセンサ300の一部分が食品又は食品を収容する容器に直接接触する。
【0147】
バンド型付着部材301−1のバンド長は可変である。
【0148】
バンド型付着部材301−1は、様々なセンサ300と結合することができる。例えば、
図3Dにおいては、飲み物を示す標識303dが付着されたセンサ300とバンド型付着部材301−1を結合した例を示し、
図3Cにおいては、その他の種類を示す標識303cが付着されたセンサ300とバンド型付着部材301−1を結合した例を示す。
【0149】
図3Cには示していないが、センサ300とバンド型付着部材301−1とはそれぞれに付着された磁石により結合されるようにしてもよく、結束部材により結束されるようにしてもよい。
【0150】
また、温度を検出するためのセンサ300とバンド型付着部材301−1を結合する場合は、センサ300の熱伝達用メタル部材が配置された一面がバンド型付着部材301−1から外部に露出するようにしてもよい。
【0151】
さらに、
図3Dを参照すると、バンド型付着部材301−1の両端が締結され、センサ300が瓶状の容器402に付着されるようにしてもよい。
図3Dには示していないが、バンド型付着部材301−1は瓶状の容器402にのみ締結できるわけではない。よって、バンド型付着部材301−1が結合されたセンサ300は、肉類や魚介類などにも付着することができる。
【0152】
すなわち、
図3Dに示すように、ユーザは、飲み物を示す標識303dが付着されたセンサ300をバンド型付着部材301−1と結合し、飲み物を収容する瓶状の容器402にバンド型付着部材301−1を巻いてバンド型付着部材301−1の両端を締結することにより、センサ300が飲み物の温度に関する情報を検出できるようにする。この場合、センサ300の内部に設けられて食品の温度に関する情報を検出する第1検出モジュールに熱を伝達するために、センサ300の一面に設けられたメタル部材がバンド型付着部材301−1の外部に露出するようにし、前記メタル部材が飲み物を収容する瓶状の容器402に直接接触するようにする。
【0153】
図3Dに示すセンサ300のセンサ通信モジュールは、リアルタイムで冷蔵庫1000の通信ユニットと飲み物の温度に関する情報を送受信することができ、冷蔵庫制御ユニットは、飲み物の温度に関する情報に基づいて、前記飲み物が適正温度に達したか否かを判断することができる。すなわち、冷蔵庫制御ユニットは、飲み物を示す標識303dが付着されたセンサ300のセンサ通信モジュールから受信した情報に基づいて、飲み物が冷蔵庫に貯蔵され始めた時点から前記飲み物の温度を検出することができ、ユーザから貯蔵され始めた飲み物の設定温度が入力されると、前記検出された温度と前記設定温度とを比較し、前記飲み物が前記設定温度に達したか否かを判断することができる。
【0154】
図3Eにはクリップ型付着部材301−2を備えたセンサ300を示す。
図3Eに示すように、センサ300にはクリップ型付着部材301−2が結合されてもよい。クリップ型付着部材301−2は、センサ300の本体301と一体に形成されてもよく、センサ300に着脱可能に形成されてもよい。
【0155】
例えば、野菜や果物のようにセンサ300を直接付着しにくい食品に対しては、ビニール容器に収容された野菜や果物の状態情報を検出するために、野菜や果物を示す標識303eが付着されたセンサ300をクリップ型付着部材301−2と結合する。クリップ型付着部材301−2は、ビニール容器の入口に固定できるようになっており、クリップ型付着部材301−2によりビニール容器の入口に付着されたセンサ300は、ビニール容器の入口で野菜や果物の状態情報を検出する。すなわち、センサ300は、クリップ型付着部材301−2によりビニール容器の入口に付着され、野菜や果物から生成されてビニール容器の入口に噴出するガスに関する情報を検出する。
【0156】
図3Fを参照すると、クリップ型付着部材301−2を備えたセンサ300は、食品を収容する容器403の一端に付着されるようにしてもよい。具体的には、クリップ型付着部材301−2は、容器403の一端に結束されるようにしてもよい。例えば、容器403は、形態が流動的に変化するビニール容器であってもよい。
【0157】
例えば、魚類のようにセンサ300を直接付着しにくい食品に対しては、ビニール容器に収容された魚類の状態情報を検出するために、魚類を示す標識303fが付着されたセンサ300をクリップ型付着部材301−2と結合する。クリップ型付着部材301−2は、ビニール容器の入口に固定できるようになっており、クリップ型付着部材301−2によりビニール容器の入口に付着されたセンサ300は、ビニール容器の入口で魚類の状態情報を検出する。すなわち、センサ300は、クリップ型付着部材301−2によりビニール容器の入口に付着され、魚類から生成されてビニール容器の入口に噴出するガスに関する情報を検出する。
【0158】
図3Gを参照すると、センサ300は、食品を収容する容器の蓋体404に形成された凹部に付着されるようにしてもよい。
【0159】
具体的には、センサ300は、センサ300の本体301が蓋体404の凹部に固定されるように、センサ300と蓋体404間から脱着可能な付着部材(図示せず)を備えるようにしてもよい。例えば、前記付着部材は、ゴム又はシリコンで形成され、センサ300を蓋体404の凹部に付着できるようにする。
図3Hを参照すると、センサ300は、蓋体404の一部に付着され、食品を収容する容器の内部に位置するようにしてもよい。
【0160】
前記付着部材を用いてセンサ300を蓋体404の凹部に付着することにより、センサ300を食品の表面に直接付着しにくい場合も、食品の状態に関する状態情報を容易に検出することができる。
【0161】
例えば、食品を収容する容器が蓋体404を含む場合、ユーザは、
図3Gに示すようなセンサ300を蓋体404に付着する。すなわち、蓋体を示す標識303gが付着されたセンサ300を蓋体404の凹部に付着する。その後、ユーザは、蓋体404に付着されたセンサ300の動作スイッチ302をターンオンし、センサ300が付着された蓋体404で食品を収容する容器を閉じることにより、蓋体404に付着されたセンサ300が容器に収容された食品の状態情報を検出するようにする。
【0162】
図3Iにはセンサ300の一例として重量センサ300cを示す。
【0163】
図3Iに示すように、重量センサ300cの上面は実質的に平坦に形成されてもよい。
【0164】
図3Jを参照すると、重量センサ300cは、食品又は食品を収容する容器405の背面に配置され、前記食品の重量に関する情報を検出する。重量センサ300cの本体の外周面には、センサの電源ボタン又はセンサの種類に関する情報が配置されるようにしてもよい。
【0165】
重量センサ300cの一面には、飲み物を示す標識303iが付着されてもよい。ユーザは飲み物を示す標識303iが付着された重量センサ300cを冷蔵庫の一部分に置くことができる。
図1Aを参照すると、重量センサ300cは、動作スイッチ302がターンオンされた状態で冷蔵庫1000のドア1311、1312、1321、1322に備えられた収納空間に置くようにしてもよい。具体的には、前記収納空間は、ドアの内側に備えられてもよく、冷蔵庫の外部から開閉可能にドアの外側に備えられてもよい。
【0166】
前記ドアに備えられた収納空間に置かれた重量センサ300cは、食品が載置されていない状態では非アクティブモードで動作し、非アクティブモードで動作する重量センサ300cのセンサ制御モジュールは、重量センサ300cに飲み物が載置されるか否かを判断するようにしてもよい。
【0167】
重量センサ300cに飲み物が載置されると、重量センサ300cのセンサ制御モジュールは、前記飲み物が冷蔵庫に貯蔵され始めたと判断し、前記飲み物の貯蔵開始時点を検出する。そして、重量センサ300cのセンサ制御モジュールは、前記飲み物の貯蔵開始時点が検出されると、重量センサ300cが非アクティブモードからアクティブモードに移行して前記飲み物の状態情報を検出するように制御する。すなわち、冷蔵庫のドアに備えられた収納空間に置かれた重量センサ300cは、その上面に飲み物が載置され始めた時点から前記飲み物の温度、重量、湿度に関する情報を検出するようにしてもよい。
【0168】
また、重量センサ300cのセンサ通信モジュールは、前記飲み物が冷蔵庫1000に貯蔵され始めた時点から、リアルタイムで又は所定時間間隔で前記飲み物の重量に関する情報を冷蔵庫1000の通信ユニットに送信するようにしてもよい。冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニットは、前記通信ユニットを介して受信した貯蔵開始時点での飲み物の重量及び現在時点での飲み物の重量に関する情報に基づいて、前記飲み物に対して不足しているか否か又は再購入が必要であるか否かを判断するようにしてもよい。また、前記冷蔵庫制御ユニットは、前記判断の結果に基づいて、冷蔵庫1000の前面に配置されたディスプレイ1700に前記飲み物が不足しているか否かをユーザに通知するためのグラフィックオブジェクト又は前記飲み物の再購入が必要であるか否かをユーザに通知するためのグラフィックオブジェクトが出力されるように、ディスプレイ1700を制御してもよい。一例として、前記冷蔵庫制御ユニットは、重量センサ300cの付着を開始した貯蔵開始時点での飲み物の重量と現在の飲み物の重量とを比較し、前記現在の飲み物の重量が前記貯蔵開始時点での飲み物の重量に対して所定比率以下の場合、前記飲み物が不足しているか再購入が必要であると判断するようにしてもよい。他の例として、前記冷蔵庫制御ユニットは、予め設定された重量値より前記現在の飲み物の重量が少ない場合、前記飲み物が不足しているか再購入が必要であると判断するようにしてもよい。
【0169】
また、重量センサ300cにより前記飲み物の貯蔵開始時点が検出された後、重量値が急激に減少して実質的に0gになった場合、前記冷蔵庫制御ユニットは、前記飲み物が不足しているか否か又は再購入が必要であるか否かの判断を保留するようにしてもよい。すなわち、ユーザが飲用のために前記飲み物を重量センサ300cから一時的に離隔させた場合、前記冷蔵庫制御ユニットは、重量センサ300cから急激に減少した重量値に関する情報を受信しても、前記飲み物が不足しているか否か又は再購入が必要であるか否かを判断するのではなく、所定時間待機するようにしてもよい。この場合、前記冷蔵庫制御ユニットは、重量センサ300cにより検出された重量値が0gに減少してから所定時間経過してもそのままであると、前記飲み物の保管が終了したと判断するようにしてもよい。前記冷蔵庫制御ユニットは、前記飲み物の保管が終了したと判断されると、重量センサ300cを非アクティブモードに移行させる所定の制御命令信号を重量センサ300cのセンサ通信モジュールに送信するように、冷蔵庫1000の通信ユニットを制御してもよい。
【0170】
重量センサ300cのセンサ制御モジュールは、飲み物が不足しているか否か又は再購入が必要であるか否かを判断するための基準として用いられる相対的な比率に関連する基準比率値と絶対的な基準重量値に関する情報を保存するようにしてもよい。重量センサ300cのセンサ通信モジュールは、前記基準比率値又は前記基準重量値に関する情報を冷蔵庫1000の通信ユニットに送信するようにしてもよい。
【0171】
図3A〜
図3Jに示すセンサ300は、新鮮度維持部材(図示せず)と結合されるようにしてもよい。具体的には、前記新鮮度維持部材は、酸素吸収剤からなるようにしてもよく、イオン化装置(イオナイザ)からなるようにしてもよく、紫外線発生器からなるようにしてもよい。
【0172】
例えば、
図3Hを参照すると、前記新鮮度維持部材は、センサ300の一部分に結合され、センサ300と蓋体404の凹部間に形成された空間に配置されるようにしてもよい。
【0173】
また、前記紫外線発生器からなる新鮮度維持部材は、センサ300の内部に設けられるようにしてもよい。
【0174】
以下、
図4Aを参照して本発明によるセンサ300の上面に配置された部品の一例を説明する。
【0175】
図4Aに示すように、センサ300の一面には、センサ周辺の光量を検出する照度センサ304、ユーザのタッチ入力に基づいて動作するタクトスイッチ305、LEDモジュール306、及び食品から発生したガスを通過させるための検出孔307の少なくとも1つが備えられるようにしてもよい。
【0176】
図4Aに示すタクトスイッチ305は、
図3Aに示す動作スイッチ302に類似した機能を実行するようにしてもよい。例えば、タクトスイッチ305は、ユーザのタッチ入力が行われるとセンサ300のオン/オフ状態を切り替えるようにしてもよい。
【0177】
すなわち、センサ300のオン状態でタクトスイッチ305にタッチ入力が行われるとセンサ300がオフになり、センサ300のオフ状態でタクトスイッチ305にタッチ入力が行われるとセンサ300がオンになるようにしてもよい。
【0178】
LEDモジュール306は、センサの種類に関する情報を出力するようにしてもよい。一例として、LEDモジュール306は、食品群別に区分されたセンサの種類に関する情報を出力するようにしてもよい。例えば、センサ300が肉類用に設定された場合は、LEDモジュール306が赤色の光源を照射するようにし、センサ300が野菜用に設定された場合は、LEDモジュール306が青色の光源を照射するようにしてもよい。
【0179】
他の例として、LEDモジュール306は、検出対象別に区分されたセンサの種類に関する情報を出力するようにしてもよい。例えば、センサ300が温度を検出するためのセンサの場合は、LEDモジュール306が白色の光源を照射するようにし、センサ300がガスを検出するためのセンサの場合は、LEDモジュール306が黒色の光源を照射するようにしてもよい。
【0180】
さらに他の例として、LEDモジュール306は、センサのオン/オフ状態に関する情報を出力するようにしてもよい。
【0181】
さらに他の例として、LEDモジュール306は、食品の新鮮度を維持するための紫外線を照射するようにしてもよい。
【0182】
図4Bにはセンサ300の本体301を構成する複数の組立体301a、301b、301c、301dを示す。なお、
図4Bに示すセンサ300は、食品の温度を検出するための温度センサであってもよい。
【0183】
図4Bを参照すると、複数の組立体301a、301b、301c、301dの一部は、絶縁体で構成されてもよい。また、複数の組立体301a、301b、301c、301dの一部は、本体301の内部に水分が浸透することを防止する防水部材で構成されてもよい。
【0184】
このように防水部材の組立体がセンサ300の外観を形成することにより、多量の水分を含有する食品に対してもセンサを付着することができ、長時間食品の状態情報を検出してもセンサが故障しないようにすることができる。
【0185】
図4Bに示すように、センサ300の本体301の内部には、温度又は湿度を検出する第1検出モジュール310、センサ300に電力を供給するバッテリ320、センサ300の動作を制御するセンサ制御モジュール330、冷蔵庫1000の通信ユニットと通信を行うためのセンサ通信モジュール340、及びセンサ300の周辺の光量を検出する第2検出モジュール350の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0186】
第1検出モジュール310は、センサ300の背面側に配置され、センサ300の内部モジュールのうち熱を発生するモジュールから離隔して配置されるようにしてもよい。第1検出モジュール310は、本体301を構成する組立体301bに配置された伝導部材380に接触して設けられるようにしてもよい。この場合、伝導部材380は、センサ300の外部に露出し、センサ300の外観の一部を形成するようにしてもよい。
【0187】
伝導部材380は、センサ300の組立体301bが付着された食品の温度を第1検出モジュール310に伝達するようにしてもよい。こうすることにより、第1検出モジュール310は、食品の温度に関する情報を検出することができる。一例として、伝導部材380は、熱伝導率の高いメタルからなるようにしてもよい。他の例として、伝導部材380は、食品に接触しても腐食しないメタルからなるようにしてもよい。
【0188】
第2検出モジュール350は、センサ300の上面側に配置され、第2検出モジュール350の一部分が外部に露出するようにしてもよい。こうすることにより、第2検出モジュール350は、センサ300の外部から発生する光の量に関する情報を検出することができる。
【0189】
センサ通信モジュール340は、第1及び第2検出モジュール310、350により検出された情報を冷蔵庫1000に送信し、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080は、前記送信された情報に基づいてセンサ300が付着された食品の状態に関する情報を検出したり、前記食品に対して行われている調理過程の進行状態に関する情報を検出するようにしてもよい。
【0190】
また、センサ通信モジュール340は、食品群別に区分されたセンサの種類に関する情報と、検出対象別に区分されたセンサの種類に関する情報を冷蔵庫1000に送信するようにしてもよい。こうすることにより、冷蔵庫制御ユニット1080は、センサ300が付着された食品群を判別することができ、判別された食品群に応じて適正温度に保管されているか否かを判断することができる。
【0191】
一例として、冷蔵庫制御ユニット1080は、センサ300から送信された情報に基づいて、食品が保管される位置を判別するようにしてもよい。すなわち、冷蔵庫制御ユニット1080は、第1検出モジュール310により検出された温度に関する情報に基づいて、食品の保管位置が冷蔵室、冷凍室及び常温保管室のいずれかを判別するようにしてもよい。
【0192】
他の例として、冷蔵庫制御ユニット1080は、センサ300が付着された食品が解凍状態であるか、凍結状態であるかを判断するようにしてもよい。
【0193】
図4Bを参照すると、温度を検出するためのセンサ300の本体301は、幅d1を30mm〜40mmにし、高さd2を10mm〜15mmにし、背面の厚さd3を1mm〜4mmにしてもよい。センサ300の本体301は、幅d1を36.50mmにし、高さd2を13mmにし、背面の厚さd3を2mmにすることが好ましい。
【0194】
図4Cにはセンサ300の本体301を構成する複数の組立体301a、301b、301c、301e、301fを示す。なお、
図4Cに示すセンサ300は、食品から発生するガスを検出するためのガスセンサであってもよい。
【0195】
図4Cを参照すると、センサ300の外観を形成する1つの組立体301cには、食品から発生したガスが流入する検出孔が形成されてもよい。
【0196】
図4Cに示すように、センサ300の本体301の内部には、センサ通信モジュール340と第2検出モジュール350との間に、食品から発生するガスを検出する第3検出モジュール360が配置されてもよい。第3検出モジュール360は、食品から発生するガスの種類及び発生量に関する情報を検出するようにしてもよい。
【0197】
図4Cに示すように、ガスを検出するためのセンサ300も、温度を検出する第1検出モジュール310を搭載する。第1検出モジュール310は、センサ300の背面側に配置され、センサ300の内部モジュールのうち熱を発生するモジュールから離隔して配置されるようにしてもよい。第1検出モジュール310は、本体301を構成する組立体301bに配置された伝導部材380に接触して設けられるようにしてもよい。この場合、伝導部材380は、センサ300の外部に露出し、センサ300の外観の一部を形成するようにしてもよい。
【0198】
伝導部材380は、センサ300の組立体301bが付着された食品の温度を第1検出モジュール310に伝達するようにしてもよい。こうすることにより、第1検出モジュール310は、食品の温度に関する情報を検出することができる。
【0199】
センサ通信モジュール340は、第1及び第3検出モジュール310、360により検出された情報を冷蔵庫1000に送信し、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080は、前記送信された情報に基づいてセンサ300が付着された食品が腐敗したか否かを検出したり、前記食品に対して行われている調理過程の進行状態に関する情報を検出するようにしてもよい。
【0200】
一例として、冷蔵庫制御ユニット1080は、第3検出モジュール360により検出された、食品から発生するガスの種類及び発生量に関する情報に基づいて、食品が腐敗したか否か又は食品が熟成したか否かを判断するようにしてもよい。この場合、冷蔵庫制御ユニット1080は、食品群別に腐敗時又は熟成時に発生するガスの種類及び発生量に関する情報からなるデータベースを用いるようにしてもよい。
【0201】
具体的には、冷蔵庫制御ユニット1080は、センサ300が肉類用の場合、アンモニア又はアミンガスの発生量が約5〜10mg%であると、当該センサ300が付着された食品の新鮮度がよいと判断し、約15〜25mg%であると、前記食品の新鮮度が通常であると判断し、約30〜40mg%であると、前記食品の腐敗が進行中であると判断し、約50mg%以上であると、前記食品が完全に腐敗したと判断するようにしてもよい。
【0202】
図4Cを参照すると、ガスを検出するためのセンサ300の本体301は、幅d4を30mm〜40mmにし、高さd5を15mm〜20mmにしてもよい。センサ300の本体301は、幅d4を36.50mmにし、高さd5を16.50mmにすることが好ましい。
【0203】
図4Dに示すセンサ300は、食品の重量に関する情報を検出する重量センサであってもよい。
【0204】
図4Dに示すように、センサ300の本体301の上面を構成する組立体301cは、平坦に形成されてもよい。ここで、センサ300の本体301の上面は、食品の重量を測定するために食品を載置する部分であり得る。センサ300の本体301の上面を構成する組立体301cは、実質的に平面に形成されることが好ましい。
【0205】
図4Dに示すように、センサ300の本体301の内部の背面側には、食品の重量に関する情報を検出する第4検出モジュール370が配置されてもよい。この場合、第4検出モジュール370の上方には、バッテリ320、センサ制御モジュール330、センサ通信モジュール340が順次配置されるようにしてもよい。
【0206】
また、センサ300の本体301の内部の背面側に第4検出モジュール370が配置された場合、第1検出モジュール310及び第2検出モジュール350は、センサ通信モジュール340の上方に配置されるようにしてもよい。
【0207】
図4Dを参照すると、重量を検出するためのセンサ300において、温度に関する情報を検出する第1検出モジュール310は、センサ300の本体301の上面に含まれる伝導部材380に接触して設けられるようにしてもよい。すなわち、本体301の上面を構成する組立体301cは外部に露出した伝導部材380を含み、温度を検出する第1検出モジュール310は伝導部材380に接触して設けられるようにしてもよい。
【0208】
前述したように、組立体301c上に重量測定対象が載置されると、重量測定対象の温度が伝導部材380を介して第1検出モジュール310に伝達される。
【0209】
センサ通信モジュール340は、第1、第2及び第4検出モジュール310、350、370により検出された情報を冷蔵庫1000に送信し、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080は、前記送信された情報に基づいてセンサ300が付着された食品が不足しているか否かを検出したり、前記食品の再購入が必要であるか否かを判断するようにしてもよい。
【0210】
例えば、冷蔵庫制御ユニット1080は、第4検出モジュール370から受信した情報に基づいて、前記食品の貯蔵開始時点での重量と前記食品の現在時点での重量とを比較するようにしてもよい。この場合、冷蔵庫制御ユニット1080は、前記食品の重量が貯蔵開始時点での重量に比べて所定比率以下に減少すると、前記食品が不足しているか又は前記食品の再購入が必要であると判断するようにしてもよい。前記所定比率は、食品群毎に異なる値に設定される。
【0211】
図4Dを参照すると、重量を検出するためのセンサ300の本体301は、幅d6を60mm〜100mmにし、高さd7を10mm〜15mmにしてもよい。センサ300の本体301は、幅d6を90mmにし、高さd7を12mmにすることが好ましい。
【0212】
図4B〜
図4Dを比較すると、重量を検出するためのセンサの幅は、温度又はガスを検出するためのセンサより広く形成される。また、ガスを検出するためのセンサの高さは、温度又は重量を検出するためのセンサより高く形成される。
【0213】
図4B〜
図4Dにはそれぞれ温度を検出するためのセンサ、ガスを検出するためのセンサ、及び重量を検出するためのセンサが示されるが、センサの種類に関係なく、食品関連の温度を検出する第1検出モジュール310を含むようにしてもよい。こうすることにより、センサは、検出対象の情報の種類(例えば、温度、湿度、ガス、重量など)に関係なく、食品の温度又は冷蔵庫内の温度に関する情報を検出することができ、その検出された情報に基づいて食品の貯蔵開始時点を検出することができる。
【0214】
図4B〜
図4Dには第1〜第4検出モジュール310、350、360、370の配置関係が示されるが、本発明によるセンサの構成要素が
図4B〜
図4Dに示される配置関係に限定されて配置されるわけではない。
【0216】
一使用例において、肉類を冷蔵庫1000に貯蔵し始める場合、肉類に関連する標識が配置されたセンサ300を食品又は食品が収容された容器に付着する。付着したセンサ300の動作スイッチ302がオンになると、センサ制御モジュール330は、センサ300が付着された食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始めるか否かを検出する。センサ制御モジュール330は、動作スイッチ302へのユーザ入力に基づいて、センサ300の動作モードがオフモードから非アクティブモードに移行するようにしてもよい。この場合、非アクティブモードで動作するセンサ300のセンサ制御モジュール330は、食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始めるか否かを検出するのに必要な最小限の電力がセンサ300の内部構成要素に供給されるように、バッテリ320を制御する。
【0217】
センサ制御モジュール330は、センサ300が付着された食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始めるか否かを検出するために、第1〜第4検出モジュール310、350、360、370の少なくとも1つにより検出された情報を用いる。センサ制御モジュール330は、第1〜第4検出モジュール310、350、360、370の少なくとも1つを用いて食品の貯蔵開始時点を検出すると、センサ300をアクティブモードに移行させる。すなわち、センサ制御モジュール330により食品の貯蔵開始時点が検出されると、センサ300の第1〜第4検出モジュール310、350、360、370は食品、すなわち肉類の状態情報を検出し始める。
【0218】
センサ通信モジュール340は、センサ制御モジュール330に保存された肉類の推奨保管温度、推奨保管湿度、推奨保管期間に関する情報を冷蔵庫1000の通信ユニットに送信するようにしてもよい。また、センサ通信モジュール340は、所定時間間隔で又はリアルタイムで、第1〜第4検出モジュール310、350、360、370により検出された食品、すなわち肉類の状態情報を冷蔵庫1000の通信ユニットに送信するようにしてもよい。
【0219】
こうすることにより、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニットは、センサ300が付着された食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始めたことを検出することができ、貯蔵され始めた食品の種類と、その種類に応じた推奨保管温度、推奨保管湿度、推奨保管期間に関する情報を処理することができる。また、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニットは、センサ300が付着された食品の状態情報を処理したり、その状態情報に基づいて、食品が腐敗したか否かを判断したり、当該食品の残余保管期間を算出することができる。
【0220】
図4A〜
図4Dに示されるセンサ300は、食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始める貯蔵開始時点を検出することができる。
【0221】
具体的には、センサ300は、本体301の一部に備えられた動作スイッチ302又はタクトスイッチ305にユーザ入力が行われた時点を、前記食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。
【0222】
また、センサ300は、照度センサ又は第2検出モジュール350により検出された、本体301の一地点に照射される光量に関する情報に基づいて、前記貯蔵開始時点を検出するようにしてもよい。
【0223】
例えば、本体301の一地点に照射された光量が基準光量値以下となると、センサ制御モジュール330は、前記照射された光量が基準光量値以下に減少した時点を検出し、その検出された時点を前記食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。
【0224】
これに関連して
図10Cを参照すると、照度センサ又は第2検出モジュール350は、本体301の一地点に照射される光量に関する情報を検出する(S1001c)。
【0225】
センサ制御モジュール330は、本体301の一地点に照射された光量が基準光量値以下であるか否かを判断する(S1002c)。そして、センサ制御モジュール330は、本体301の一地点に照射された光量が基準光量値以下に減少した時点を検出し、その検出された時点を食品の貯蔵開始時点として検出する(S1003c)。
【0226】
他の例として、本体301の一地点に照射された光量が第1基準光量値以上であると、センサ300のセンサ制御モジュール330は、食品の貯蔵がまだ開始していないと判断し、センサ300が非アクティブモードで動作するようにしてもよい。
【0227】
非アクティブモードのセンサ300のバッテリ320は、センサ300の内部構成要素のうち前記一地点に照射された光量を検出するための構成にのみ電力が供給されるようにしてもよい。一方、オフ状態のセンサ300のバッテリ320は、センサ300の内部構成要素の全てへの電力供給が遮断されるようにしてもよい。
【0228】
また、本体301の一地点に照射された光量が第2基準光量値以下であると、センサ300のセンサ制御モジュール330は、食品の貯蔵が開始したと判断するようにしてもよい。すなわち、センサ制御モジュール330は、前記一地点に照射された光量が第2基準光量値以下に減少した時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。センサ制御モジュール330は、食品の貯蔵開始時点を検出した後、センサ300がアクティブモードで動作するようにしてもよい。
【0229】
センサ制御モジュール330は、前記一地点に照射された光量が第1基準光量値以上から第2基準光量値以下に、所定時間内に減少すると、前記照射された光量が前記第2基準光量値以下に減少した時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにすることが好ましい。この場合、第1及び第2基準光量値は変更可能である。
【0230】
ここで、第1基準光量値の方が第2基準光量値より高い値に設定されてもよい。
【0231】
一方、センサ300の重量センサ又は第4検出モジュール370は、センサ300の本体301に載置された物体の重量に関する情報を検出し、センサ制御モジュール330は、前記重量に関する情報に基づいて食品の貯蔵開始時点を検出するようにしてもよい。
【0232】
具体的には、センサ制御モジュール330は、重量センサ又は第4検出モジュール370により検出された重量が予め設定された重量値以上変化した時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。
【0233】
センサ制御モジュール330は、予め設定された重量値以上の重量変化が所定時間内に検出されると、前記重量変化が検出された時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにすることが好ましい。
【0234】
これに関連して
図10Dを参照すると、重量センサ又は第4検出モジュール370は、センサ300に加わる重量を検出する(S1001d)。例えば、重量センサ又は第4検出モジュール370は、所定時間間隔でセンサ300に加わる重量を検出するようにしてもよい。
【0235】
センサ制御モジュール330は、センサ300に加わる重量の変化を算出し、その算出された重量の変化が予め設定された重量値以上であるか否かを判断する(S1002d)。
【0236】
そして、センサ制御モジュール330は、その検出された重量が予め設定された重量値以上変化した時点を食品の貯蔵開始時点として検出する(S1003d)。なお、センサ制御モジュール330は、食品の貯蔵開始時点が検出される前はセンサ300が非アクティブモードで動作するようにしてもよい。
【0237】
一方、センサ300の温度センサ又は第1検出モジュール310は、センサ300の本体301の一地点が接した部分の温度に関する情報を検出し、センサ制御モジュール330は、前記温度に関する情報に基づいて食品の貯蔵開始時点を検出するようにしてもよい。
【0238】
具体的には、センサ制御モジュール330は、温度センサ又は第1検出モジュール310により検出された温度が基準温度値以下に下がった時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。この場合、センサ通信モジュール340は、冷蔵庫1000の冷蔵室又は冷凍室の設定温度に関する情報を通信ユニット1020から受信し、センサ制御モジュール330は、前記設定温度に基づいて前記基準温度値を設定するようにしてもよい。
【0239】
これに関連して
図10Aを参照すると、温度センサ又は第1検出モジュール310は、センサ300の伝導部材380が接した部分の温度を検出する(S1001)。この場合、温度検出周期は、変更可能にし、温度センサ又は第1検出モジュール310は、リアルタイムで伝導部材380が接した部分の温度を検出するようにしてもよい。
【0240】
次に、センサ制御モジュール330は、検出された温度が基準温度値以下に下がるか否かを判断する(S1002)。
【0241】
一例として、基準温度値は、ユーザにより直接設定されるようにしてもよい。
【0242】
他の例として、センサ制御モジュール330は、食品群別に区分されたセンサ300の種類によって基準温度値を設定するようにしてもよい。すなわち、センサ制御モジュール330は、センサ300が肉類用センサの場合と果物用センサの場合とで異なる基準温度値を設定するようにしてもよい。
【0243】
センサ制御モジュール330は、予め設定されたセンサの種類に関する情報を保存するセンサメモリモジュール(図示せず)を含み、前記保存されたセンサの種類に関する情報に基づいて基準温度値を設定するようにしてもよい。
【0244】
また、センサメモリモジュールは、冷蔵室に保管可能な期間、冷凍室に保管可能な期間、適正保管温度、保管可能な期間が経過したときに出力する通知メッセージの少なくとも1つに関する情報を保存するようにしてもよい。
【0245】
さらに他の例として、センサ制御モジュール330は、冷蔵庫1000の通信ユニット1020から受信した冷蔵室設定温度又は冷凍室設定温度に関する情報に基づいて基準温度値を設定するようにしてもよい。
【0246】
次に、センサ制御モジュール330は、検出された温度が基準温度値以下に下がった時点を食品の貯蔵開始時点として検出する(S1003)。
【0247】
一例として、センサ制御モジュール330は、予め設定された温度値以上の温度変化が検出されると、前記温度変化が検出された時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。
【0248】
これに関連して
図10Bを参照すると、センサ制御モジュール330は、所定時間間隔で検出された温度を用いて温度変化量を算出し、温度変化が予め設定された温度値以上であるか否かを判断する(S1002b)。次に、センサ制御モジュール330は、予め設定された温度値以上の温度変化が検出された時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。例えば、前記温度変化は、温度低下であり、センサ制御モジュール330は、冷蔵室設定温度や冷凍室設定温度によって温度変化の基準値を再設定するようにしてもよい。
【0249】
また、センサ制御モジュール330は、センサ300のバッテリ320の充電が中断された場合、充電が中断された時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。さらに、センサ制御モジュール330は、センサ通信モジュール340と冷蔵庫1000の通信ユニット1020との通信が成立すると、センサ通信モジュール340と冷蔵庫1000の通信ユニット1020との通信が成立した時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。
【0250】
さらに、センサ制御モジュール330は、センサ通信モジュール340と冷蔵庫1000の通信ユニット1020との通信が成立した時点が、バッテリ320の充電が中断されてから所定時間以内の場合に、前記通信が成立した時点を食品の貯蔵開始時点として検出するようにしてもよい。
【0251】
以上、センサ300において様々な情報を用いて食品の貯蔵開始時点を検出する方法について説明したが、食品の貯蔵開始時点を検出する方法がこれらに限定されるわけではない。
【0252】
また、前述した実施例は必ずしも独立して実施されなければならないわけではなく、センサ300は、食品の貯蔵が開始したか否かを判断するために、複数のパラメータを用いることもできる。すなわち、センサ300は、温度変化、重量変化、光量変化などに関する情報にそれぞれ加重値を設定しておき、設定された加重値に基づいて食品の貯蔵開始時点を検出するようにしてもよい。
【0253】
これに関連して
図10Eを参照すると、まず、センサ制御モジュール330は、温度検出ステップ(S1001)及び検出された温度が基準温度値以下であるか否かを判断するステップ(S1002)を行う。次に、検出された温度が基準温度値以下であると判断されると、センサ制御モジュール330は、光量検出ステップ(S1001c)及び検出された光量が基準光量値以下であるか否かを判断するステップ(S1002c)を行うか、又は重量検出ステップ(S1001d)及び検出された重量の変化が基準重量値以上であるか否かを判断するステップ(S1002d)を行う。
【0254】
次に、センサ制御モジュール330は、温度が基準温度値以下に下がった時点、光量が基準光量値以下に減少した時点、及び重量が基準重量値以上変化した時点のいずれかの時点を食品の貯蔵開始時点として検出する(S1003e)。センサ制御モジュール330は、温度、光量及び重量に対して予め設定された加重値に基づいて食品の貯蔵開始時点を決定するか、又はこれら3つのパラメータに関連する時点のうち最初又は最後に検出された時点を食品の貯蔵開始時点として決定することが好ましい。
【0255】
また、上記実施例において、センサ制御モジュール330の代わりに、冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080が、センサ300により検出された様々な情報を用いて食品の貯蔵開始時点を検出するようにしてもよい。
【0256】
冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080が食品の貯蔵開始時点を検出するようにする場合、前記温度変化、重量変化、光量変化に関する情報と共に、冷蔵庫1000のドアが開閉されるか否かに関する情報を用いて、食品の貯蔵開始時点を検出するようにしてもよい。
【0257】
以上のように、センサ300のセンサ制御モジュール330又は冷蔵庫1000の冷蔵庫制御ユニット1080が、冷蔵庫に貯蔵される食品毎に貯蔵開始時点を検出することにより、ユーザが設定入力を行わなくても、冷蔵庫制御ユニット1080は、冷蔵庫1000内に食品が新たに搬入されるか否かを検出することができ、当該食品の貯蔵開始時点を検出することができる。こうすることにより、冷蔵庫1000のユーザは保管中の食品毎に食品の状態に関する情報をリアルタイムでモニタできるという効果が期待できる。
【0258】
以下、
図5A〜
図5Cを参照して本発明による冷蔵庫制御システムに含まれる移動端末機のディスプレイ部に表示される、食品の状態情報を含むメイン画面について説明する。
【0259】
図5A〜
図5Cに示す画面の少なくとも一部は移動端末機100のディスプレイ部151に表示することができ、ユーザのドラッグ入力により、ディスプレイ部151に表示される画面の一部を変更することもできる。このように、ディスプレイ部151に表示される画面の一部はドラッグ入力により変更することができるが、説明の便宜上、
図5A〜
図5Cにおいては1つの画面として示す。
【0260】
図5Aに示すように、移動端末機100において冷蔵庫1000に保管された食品を確認するための所定のアプリケーションが実行されると、制御部180は、前記アプリケーションのメイン画面500を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0261】
具体的には、アプリケーションのメイン画面500は、第1領域510、第2領域520、第3領域530、第4領域540、第5領域550及び第6領域560の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0262】
第1領域510には、アプリケーションのメインタイトル512に関する情報が表示されるようにしてもよい。例えば、第1領域510は、アプリケーションのメイン画面を表示するためのホームボタン511、アプリケーションのメインタイトル512に関する情報、及びアプリケーションの設定メニューボタン513の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0263】
例えば、ディスプレイ部151に出力されたホームボタン511にタッチ入力が行われると、制御部180は、アプリケーションのメイン画面500を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。すなわち、ホームボタン511は、アプリケーションに関連する任意の画面が出力された状態でも
図5Aに示すように出力され、ホームボタン511にタッチ入力が行われると、制御部180は、アプリケーションのメイン画面500を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0264】
第2領域520には、アプリケーションに関連するアイコン521、及び冷蔵庫1000内に配置されたセンサ300の数に関する情報522の少なくとも1つが表示されるようにしてもよい。センサ300の数に関する情報522は、冷蔵庫1000に貯蔵された食品の数に対応するようにしてもよい。
【0265】
第3領域530には、所定の調理過程が行われている食品に関する情報531、532、532aが表示されるようにしてもよい。
【0266】
具体的には、第3領域530には、調理過程の名称に関する情報531、調理過程の進行程度に関する情報532、及び調理過程が行われている対象食品の種類に関する情報532aの少なくとも1つが表示されるようにしてもよい。
【0267】
例えば、前記調理過程は、食品群別解凍過程、任意の食品の温度を特定の温度に調整する過程、及び微凍結過程の少なくとも1つを含む。
【0268】
また、調理過程の進行程度に関する情報532は、制御部180によりリアルタイムでアップデートされるようにしてもよい。特に、前記調理過程が解凍過程の場合、第3領域530に表示される、調理過程が行われている食品に関する情報531は表示が解除され、当該食品に関連するグラフィックオブジェクトが冷蔵保管食品を表示するための第4領域540に表示されるようにしてもよい。
【0269】
さらに、調理過程の名称に関する情報531は、前記調理過程に対応する食品又はセンサの数に関する情報を含むようにしてもよい。
【0270】
移動端末機100の通信部110は、冷蔵庫1000の通信ユニット1020から、所定の調理過程が行われている食品に付着されたセンサ300の識別情報を受信するようにしてもよい。制御部180は、前記受信した識別情報に基づいて、前記受信した識別情報に対応するセンサ300に対して、所定の調理過程が行われているか否かを判断するようにしてもよい。
【0271】
一方、冷蔵庫1000に貯蔵された複数の食品に対して異なる調理過程が行われている場合、制御部180は、調理過程毎に、調理過程が行われている食品に関する情報531、532、532aが表示されるように、ディスプレイ部151を制御することができる。
【0272】
すなわち、移動端末機100の制御部180は、調理過程別にセンサ300により検出された情報が表示されるように第3領域530を分割することができる。
【0273】
第4領域540には、冷蔵保管中の食品に対して、それぞれの食品に付着されたセンサ300により検出された食品の状態情報に関連するグラフィックオブジェクト541a、541b、541cが表示されるようにしてもよい。この場合、制御部180は、冷蔵保管中の食品に付着されたセンサ300により検出された食品の状態情報に基づいて、当該食品が腐敗したか否かを判断するようにしてもよい。
【0274】
具体的には、センサ300は、食品から発生するガスに関する情報を検出し、制御部180は、冷蔵庫1000の通信ユニット1020から前記ガスに関する情報を受信し、センサ300が付着された食品が腐敗したか否かを判断するようにしてもよい。
【0275】
例えば、制御部180は、サーバ200から食品群別に腐敗時に発生するガスの種類及び発生量に関する情報を受信するようにしてもよく、メモリ170又はメモリユニット1060から食品群別に腐敗時に発生するガスの種類及び発生量に関する情報を受信するようにしてもよい。また、制御部180は、センサ300が付着された食品から発生するガスに関する情報に基づいて、当該センサ300が付着された食品が腐敗したか否かを判断するようにしてもよい。
【0276】
制御部180は、前記食品が腐敗したと判断されると、当該食品が腐敗したことを示すグラフィックオブジェクト541aを出力するようにしてもよい。制御部180は、前記食品が腐敗していないと判断されると、当該食品が腐敗すると予測される時点まで残余期間に関連するグラフィックオブジェクト541b、541cを出力するようにしてもよい。
【0277】
例えば、制御部180は、前記食品が腐敗していないと判断されると、当該食品に付着されたセンサ300により検出された当該食品の貯蔵開始時点と現在時点とを比較し、当該食品の推奨保管期間、有効期間又は賞味期限までの残余期間に関連するグラフィックオブジェクト541b、541cを出力するようにしてもよい。
【0278】
第5領域550には、冷凍保管中の食品に対して、それぞれの食品に付着されたセンサ300により検出された食品の状態情報に関連するグラフィックオブジェクトが表示されるようにしてもよい。この場合、制御部180は、冷凍保管中の食品に付着されたセンサ300により検出された食品の状態情報に基づいて、当該食品が腐敗したか否か又は腐敗すると予測される時点を判断するようにしてもよい。
【0279】
第6領域560には、常温保管中の食品に対して、それぞれの食品に付着されたセンサ300により検出された食品の状態情報に関連するグラフィックオブジェクトが表示されるようにしてもよい。
【0280】
図5Aに示すメイン画面500は、冷蔵庫1000に貯蔵された食品にそれぞれ対応するグラフィックオブジェクトを含むようにしてもよい。メイン画面500を出力するために、冷蔵庫1000のメモリユニット1060又は移動端末機100のメモリ170は、冷蔵庫1000の内部に存在する少なくとも1つのセンサ300に関する情報からなるデータベースを保存するようにしてもよい。
【0281】
具体的には、前記データベースは、センサ300の識別情報をインデックスとして有する複数のデータを含み、前記複数のデータは、各センサ300により検出された食品の状態に関する状態情報及び食品に関する食品情報を含むようにしてもよい。
【0282】
例えば、センサ300の識別情報は、食品群別に区分されたセンサの種類に関する情報及びセンサ毎に割り当てられた固有のIDに関する情報を含むようにしてもよい。
【0283】
また、前記状態情報は、食品の表面温度、食品を収容する容器内部の温度及び湿度、食品から発生するガスの種類及び発生量、食品の重量の少なくとも1つに関する情報を含むようにしてもよい。前記状態情報は、リアルタイムでアップデートされ、食品が冷蔵庫に貯蔵され始めた時点で検出された状態情報は別途保存されるようにしてもよい。
【0284】
さらに、前記食品情報は、食品に対して設定された調理過程に関する情報を含むようにしてもよい。また、前記食品情報は、食品の推奨消費期限、推奨保管温度、推奨保管湿度の少なくとも1つに関する情報を含むようにしてもよい。
【0285】
すなわち、前記データベースは、冷蔵庫1000に食品が貯蔵され始めた時点での食品の温度、湿度、発生するガス及び重量に関する情報だけでなく、現在時点での食品の温度、湿度、発生するガス及び重量に関する情報も含むようにしてもよい。また、これらの情報は、各センサ300毎に分けられて保存されるようにしてもよい。
【0286】
よって、移動端末機100の制御部180は、現在貯蔵中の食品に関連するグラフィックオブジェクトを含むメイン画面500を出力するために、前記データベースを用いることができる。
【0287】
第3〜第6領域530、540、550、560に表示される食品に関連するグラフィックオブジェクトは、それぞれ1つの食品に対応するようにし、食品に関連するイメージを含むようにしてもよい。例えば、食品に関連するイメージは、食品に付着されたセンサの種類によって設定されたデフォルトイメージであってもよく、ユーザ入力により変更された固有のイメージであってもよい。
【0288】
図5Bに示すように、制御部180は、冷蔵庫1000内に調理過程が行われている食品がない場合、第3領域530をメイン画面500に表示しないようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0289】
また、
図5Bに示すように、制御部180は、冷蔵庫1000内に冷蔵保管、冷凍保管、常温保管中の食品がない場合、第4〜第6領域540、550、560を表示し、それぞれの領域に保管中の食品がないことを示すメッセージを出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0290】
図5Bに示すように、制御部180は、メイン画面500が第3〜第6領域530、540、550、560の少なくとも1つを含むようにメイン画面500を区画することができる。
【0291】
図5Cに示すように、制御部180は、冷蔵庫に食品が貯蔵される毎に、食品が貯蔵される位置を検出し、検出された位置に対応するメイン画面500の一部領域に、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトを追加するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0292】
一例として、制御部180は、センサ300自体に設定された情報に基づいて、食品が貯蔵される位置を検出するようにしてもよい。この場合、センサ300を冷蔵保管用、冷凍保管用、常温保管用に分け、食品が貯蔵される位置によって適切なセンサを付着するようにしてもよい。
【0293】
他の例として、制御部180は、センサ300に配置された位置検出モジュール(図示せず)により検出された情報に基づいて、食品が貯蔵される位置を検出するようにしてもよい。
【0294】
さらに他の例として、制御部180は、冷蔵庫1000の冷蔵室、冷凍室又は常温保管室に設けられたカメラ(図示せず)によりキャプチャされた画像からセンサ300が搬入されるか否かを検出することにより、食品が貯蔵される位置を検出するようにしてもよい。
【0295】
さらに他の例として、制御部180は、冷蔵庫1000の内部に新たなセンサ300が搬入されたと判断されると、食品が貯蔵された位置に関連するユーザ入力を受信するためのウィンドウ(図示せず)を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。この場合、制御部180は、前記ウィンドウへのユーザ入力に基づいて食品が貯蔵された位置に関する情報を設定することができる。
【0296】
以下、
図6A〜
図6Fを参照して本発明による冷蔵庫制御システムに含まれる移動端末機のディスプレイ部に表示される、食品の状態情報を含むサブ画面について説明する。
【0297】
図6Aに示すように、
図5Aに示すメイン画面500に含まれる少なくとも1つのグラフィックオブジェクトにタッチ入力が行われると、制御部180は、出力されたメイン画面500をサブ画面600に切り替えることができる。
【0298】
サブ画面600は、メイン画面500に復帰するための復帰ボタン610を含むようにしてもよい。
【0299】
また、サブ画面600は、タッチ入力が行われたグラフィックオブジェクトに対応する食品に関する情報620a、620b、620cを含むようにしてもよい。例えば、サブ画面600は、食品のイメージに関する情報620a、食品の名称に関する情報620b、及び食品の推奨消費期限に関する情報620cを含むようにしてもよい。
【0300】
さらに、サブ画面600は、食品の推奨消費期限に関する情報621、食品の保管期間に関する情報622、食品の現在の温度に関する情報623、及び食品周辺の現在の湿度に関する情報624の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0301】
さらに、サブ画面600は、前記食品に付着されたセンサに関する情報631、632、633、634、635を含むようにしてもよい。例えば、サブ画面600は、センサの種類に関する情報631、バッテリの残量に関する情報632、センサの推奨使用期限に関する情報633、センサの推奨保管温度に関する情報634、及びセンサの推奨保管湿度に関する情報635の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0302】
さらに、サブ画面600は、前記食品の報知設定に関する情報641、642、643を含むようにしてもよい。例えば、サブ画面600は、前記食品に関する報知を行うか否かを選択するためのボタン641、及び前記食品の状態が特定の条件を満たすか否かに関する報知を行うか否かを選択するためのチェックボックス642、643を含むようにしてもよい。前記特定の条件は、前記食品の温度が解凍温度に達したか否かに関する条件であってもよく、前記食品の保管期間が推奨消費期限に達したか否かに関する条件であってもよい。
【0303】
図6Bに示すように、
図6Aに示すサブ画面600とは異なる種類の食品に対応するサブ画面600の場合、タッチ入力が行われたグラフィックオブジェクトに対応する食品に関する情報620a、620b、620c、前記食品に付着されたセンサに関する情報631、632、633、634、635、及び前記食品の報知設定に関する情報641、642、643が
図6Aに示す各情報とは異なる。
【0304】
図6Dに示すように、タッチ入力が行われたグラフィックオブジェクトに対応する食品に付着されたセンサ300が新鮮度維持部材を備えた場合、サブ画面600は、新鮮度維持部材に関する情報670を含むようにしてもよい。
【0305】
具体的には、新鮮度維持部材に関する情報670は、前記新鮮度維持部材のオン/オフ状態、種類、残余電力量などに関する情報を含むようにしてもよい。
【0306】
図6Dに示すように、前記新鮮度維持部材が酸素除去剤の場合、サブ画面600は、食品が腐敗したか否かに関する報知を行うか否かを選択するためのチェックボックス644を含むようにしてもよい。
【0307】
図6Eに示すように、タッチ入力が行われたグラフィックオブジェクトに対応する食品に付着されたセンサ300が重量センサの場合、サブ画面600は、当該食品の残量に関する情報を含むようにしてもよい。
【0308】
また、センサ300が重量センサの場合、サブ画面600は、当該食品の残量が不足しているか否か又は当該食品の再購入が必要であるか否かに関する報知を行うか否かを選択するためのチェックボックス645を含むようにしてもよい。
【0309】
図6Fに示すように、タッチ入力が行われたグラフィックオブジェクトに対応する食品に付着されたセンサ300に特定の食品群が設定されていない場合、制御部180は、サブ画面600に表示される項目を追加又は変更するためのボタン629、639、649を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0310】
以下、
図7A〜
図7Gを参照して本発明による冷蔵庫制御システムに含まれる移動端末機のディスプレイ部に表示される、メイン画面に関連する設定メニューについて説明する。
【0311】
図7Aに示すように、メイン画面500に含まれる設定メニューボタン513にタッチ入力が行われると、制御部180は、メイン画面500に設定メニュー510aを出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0312】
設定メニュー510aは、複数の設定ボタン511a、512a、513a、514aを含むようにしてもよい。
【0313】
一例として、設定メニュー510aの第1設定ボタン511aにタッチ入力が行われると、制御部180は、
図7Bに示すように、新たに保管される食品の調理過程の設定のための設定画面700を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0314】
この場合、設定画面700は、調理過程に関連するアイコン721、722を含むようにしてもよい。アイコン721は、調理過程の目標温度に関する情報721a、及び調理過程に関するテキスト情報721bを含むようにしてもよい。また、設定画面700は、設定メニュー510aが表示される前の段階に復帰するためのユーザ入力を受信する復帰ボタン711を含むようにしてもよい。
【0315】
そして、
図7Cに示すように、設定画面700に含まれる複数のアイコン721、722のいずれかにタッチ入力が行われた場合、制御部180は、タッチ入力が行われたアイコン721に対応する調理過程を案内するためのイメージ及びテキスト情報730を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0316】
前記出力されたイメージ及びテキスト情報730に従ってセンサ300が付着された食品が冷蔵庫1000に貯蔵されると、制御部180は、設定された調理過程の経過に関する情報740を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0317】
例えば、調理過程の経過に関する情報740は、調理過程の完了率に関する情報741、及び調理過程の対象食品の温度に関する情報742を含むようにしてもよい。
【0318】
より具体的には、冷蔵庫制御ユニット1080は、設定画面700に飲み物を目標温度に冷却するための過程に関連するアイコン721を出力させることができる。アイコン721にユーザ入力が行われると、冷蔵庫制御ユニット1080は、飲み物を目標温度に冷却するためのセンサの種類及びセンサに結合される付着部材の種類に関するイメージ及びテキスト情報730を出力させることができる。例えば、冷蔵庫制御ユニット1080は、冷却過程を示す標識が付着されたセンサに関するイメージ及びテキスト情報730を出力させることができる。前記イメージにはセンサに結合されるバンド型付着部材に関する情報が含まれるようにしてもよい。ユーザは、前記出力されたイメージ及びテキスト情報730を参照して、センサセットから、前記出力されたイメージ及びテキスト情報730に対応する種類のセンサを選択し、前記選択された種類のセンサにバンド型付着部材を結合し、前記バンド型付着部材を用いて前記センサを前記飲み物に付着し、その後冷蔵庫1000に貯蔵することができる。冷蔵庫制御ユニット1080は、前記貯蔵された飲み物に付着したセンサから送信された情報に基づいて、前記飲み物の貯蔵開始時点を検出することができる。また、冷蔵庫制御ユニット1080は、前記飲み物の貯蔵開始時点が検出されると、前記飲み物の冷却過程に関連するイメージを出力させることができる。前記飲み物の冷却過程に関連するイメージは、前記飲み物に設定された目標温度までの進行程度に関する情報、及び前記飲み物の現在の温度に関する情報を含むようにしてもよい。
【0319】
他の例として、設定メニュー510aの第2設定ボタン512aにタッチ入力が行われると、制御部180は、
図7Eに示すように、新たに保管される食品の再購入基準の設定のための設定画面700を出力するようにディスプレイ部151を制御することができる。
【0320】
この場合、設定画面700は、再購入基準に関連するアイコン760を含むようにしてもよい。再購入基準に関連するアイコン760は、再購入に関する重量基準を設定するための数字ボタン762、前記重量基準の単位情報763、及び貯蔵開始時点の重量に対する残量の比率に関する情報761を含むようにしてもよい。また、設定画面700は、単位情報763を切り替えるためのボタン750を含むようにしてもよい。
【0321】
さらに他の例として、設定メニュー510aの第3設定ボタン513aにタッチ入力が行われると、制御部180は、
図7Fに示すように、冷蔵庫1000の前面に取り付けられたディスプレイ1700又は出力ユニット1070に表示されるメッセージを入力するためのウィンドウを出力させることができる。
【0322】
前記メッセージを入力するためのウィンドウは、メッセージの受信者を入力するためのボックス771、メッセージの本文内容を入力するためのボックス772、及び入力されたメッセージを送信するためのボタン773を含むようにしてもよい。
【0323】
さらに他の例として、設定メニュー510aの第4設定ボタン514aにタッチ入力が行われると、制御部180は、
図7Gに示すように、アプリケーションのメインタイトルに関する情報、冷蔵庫1000との間で成立した通信の識別情報、冷蔵庫1000とセンサ300との間で成立した通信の識別情報、及びアプリケーションのバージョンに関する情報781を出力させることができる。
【0324】
以下、
図8A〜
図8Jを参照して本発明による冷蔵庫の出力ユニットに表示される、食品に関する情報について説明する。
【0325】
図8Aに示すように、冷蔵庫1000の出力ユニット1070又はディスプレイ1700は、センサ300により検出された食品の状態情報とメモリユニット1060に貯蔵された食品の食品情報の少なくとも一方に関連するグラフィックオブジェクトを出力することができる。
【0326】
冷蔵庫1000において、冷蔵庫1000に保管された食品を確認するための所定のアプリケーションを実行させると、冷蔵庫制御ユニット1080は、前記アプリケーションのメイン画面800を出力するように出力ユニット1070を制御することができる。
【0327】
具体的には、メイン画面800は、第1部分810、第2部分820、第3部分830、第4部分840及び第5部分850の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0328】
第1部分810には、前記アプリケーションのメインタイトルに関する情報が表示されるようにしてもよい。また、第1部分810には、現在の時刻に関する情報が表示されるようにしてもよい。
【0329】
第2部分820には、冷蔵庫1000内に配置されたセンサ300の数に関する情報が表示されるようにしてもよい。センサ300の数に関する情報は、冷蔵庫1000に貯蔵された食品の数に対応するようにしてもよい。
【0330】
第3部分830には、現在の時点から食品が腐敗すると予測される時点までの時間が基準時間以上の食品に対応するグラフィックオブジェクト831が表示されるようにしてもよい。また、第3部分830には、食品にそれぞれ設定された推奨保管期間、賞味期限又は有効期間がまだ残っていると判断される食品に対応するグラフィックオブジェクト831が表示されるようにしてもよい。
【0331】
第4部分840には、現在の日付と食品が腐敗すると予測される日付とが一致する食品に対応するグラフィックオブジェクト841が表示されるようにしてもよい。
【0332】
第5部分850には、腐敗したと判断される食品に対応するグラフィックオブジェクト851が表示されるようにしてもよい。
【0333】
図8Aに示す冷蔵庫1000の出力ユニット1070は、
図5Aに示す移動端末機100のディスプレイ部151とは異なり、食品の腐敗時点に達する前であるか、達したか又は経過したかによってメイン画面800を区画するようにしてもよい。
【0334】
図8Aには示していないが、出力ユニット1070に出力されるメイン画面800は、
図5Aに示すメイン画面500と同様に食品の保管位置又は調理過程によって区画されるようにしてもよい。
【0335】
図8Aに示すように、出力ユニット1070の一部には、出力ユニット1070に表示される情報を切り替えるためのユーザ入力を受信するボタン900が出力されるようにしてもよい。
【0336】
図8Bに示すように、新たな食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始めると、冷蔵庫制御ユニット1080は、センサ300が付着された食品の種類に関連するイメージ861及びセンサ300が付着された食品の種類に関連するテキスト情報862を出力するように出力ユニット1070を制御することができる。
【0337】
すなわち、新たな食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始めると、センサ300は、食品が冷蔵庫1000に貯蔵され始める貯蔵開始時点を検出し、冷蔵庫制御ユニット1080は、前記貯蔵開始時点で、貯蔵され始める前記食品に関する報知情報を含むグラフィックオブジェクト861、862を出力するように出力ユニット1070を制御することができる。
【0338】
また、前記食品に関する報知情報は、
図8Cに示すように、食品の食品群及び食品の保管位置に関する情報863を含むようにしてもよい。
【0339】
図8Dに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、冷蔵庫1000に貯蔵された食品のうち再購入が必要であると判断された食品が発生すると、当該食品の再購入に関する報知情報を含むグラフィックオブジェクト864を出力するように出力ユニット1070を制御することができる。
【0340】
図8Eに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、一部の食品群に対してのみ再購入が必要であるか否かを判断するようにしてもよい。冷蔵庫制御ユニット1080は、再購入が必要であるか否かを判断する食品群に属する食品が新たに冷蔵庫1000に保管された場合、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに前記食品の残量に関する情報865が含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0341】
図8Fに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、食品の保管期間が前記食品に予め設定された推奨消費期限を経過した場合、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに前記食品が経過したか否かを報知するための報知情報866が含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0342】
図8Gに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、食品の保管期間と前記食品に予め設定された推奨消費期限とが一致する場合、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに前記食品の推奨消費期限に達したか否かを報知するための報知情報867が含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0343】
また、冷蔵庫制御ユニット1080は、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに食品が腐敗すると予測される時点に達したか否かを報知するための報知情報867が含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0344】
図8Hに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、食品が腐敗したか否かを判断し、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに前記食品が腐敗したか否かを報知するための報知情報868が含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0345】
図8Iに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、保管中の食品に対して所定の調理過程が行われた場合、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに前記調理過程の経過に関する情報869が含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0346】
図8Jに示すように、冷蔵庫制御ユニット1080は、保管中の食品に対して行われていた所定の調理過程が完了した場合、前記食品に関連するグラフィックオブジェクトに前記調理過程の完了に関する情報869aが含まれるように出力ユニット1070を制御することができる。
【0347】
以下、
図9A〜
図9Cを参照して本発明による冷蔵庫の出力ユニットに表示される、食品に関する情報について説明する。
【0348】
図9Aに示すように、
図8Aに示すメイン画面800に含まれる少なくとも1つのグラフィックオブジェクトにタッチ入力が行われると、冷蔵庫制御ユニット1080は、出力されたメイン画面800をサブ画面870に切り替えることができる。
【0349】
サブ画面870は、食品のイメージ871、食品群に関するテキスト情報872、食品が腐敗したか否かに関する情報873、保管期間に関する情報874、及び推奨消費期限に関する情報875の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0350】
また、
図9B及び
図9Cを参照して冷蔵庫制御システムに含まれる複数の移動端末機においてそれぞれ受信したメッセージ画面880を出力する出力ユニットについて説明する。
【0351】
メッセージ画面880は、メッセージの送信者に関するイメージ881、及びメッセージの本文内容に関するテキスト情報882を含むようにしてもよい。
【0352】
本発明の思想及び必須の特徴から逸脱しない範囲で本発明を他の特定の形態に具体化できることは当業者にとって自明である。よって、本発明の詳細な説明は例示的なものであり、あらゆる面で制限的に解釈されてはならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更が本発明の範囲に含まれる。