特許第6519052号(P6519052)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6519052
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】シート折畳接着装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 51/16 20060101AFI20190520BHJP
   B65H 37/04 20060101ALI20190520BHJP
   B65H 45/14 20060101ALI20190520BHJP
   B65B 51/02 20060101ALI20190520BHJP
   B43M 5/04 20060101ALI20190520BHJP
   B42D 15/08 20060101ALI20190520BHJP
【FI】
   B65B51/16 100
   B65H37/04 A
   B65H45/14
   B65B51/02 D
   B43M5/04
   B42D15/08 C
【請求項の数】4
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2015-65394(P2015-65394)
(22)【出願日】2015年3月27日
(65)【公開番号】特開2016-182986(P2016-182986A)
(43)【公開日】2016年10月20日
【審査請求日】2018年2月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】390002129
【氏名又は名称】デュプロ精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100138014
【弁理士】
【氏名又は名称】東山 香織
(72)【発明者】
【氏名】長田 優輔
(72)【発明者】
【氏名】松本 雅靖
(72)【発明者】
【氏名】中村 智哉
(72)【発明者】
【氏名】高橋 克典
(72)【発明者】
【氏名】東山 香織
【審査官】 小川 悟史
(56)【参考文献】
【文献】 特開平01−249430(JP,A)
【文献】 特開平10−044649(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 51/16
B42D 15/08
B43M 5/04
B65B 51/02
B65H 37/04
B65H 45/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳まれたシートを押圧し、シートの所定箇所に予め塗布された接着剤によって、シートの重ね合わせ面の周縁を接着して接着体を形成する折畳接着経路が設けられ、
折畳接着経路には、シートを第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部と、
前記第1の搬送部により搬送されるシートに、前記第1の搬送方向に交差する向きに折線が形成されるよう前記シートを折り畳む折部と、
前記第1の搬送部から搬出される前記折部により折り畳まれたシートを第1の搬送方向と交差する第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部と、
前記第2の搬送部により搬送される折り畳まれたシートを押圧する押圧接着部が設けられ、
前記押圧接着部は、一対の押圧ローラを備え、
前記押圧ローラには、シートを第2の搬送方向に搬送しながら該シートの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部と、シートの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体に第2の搬送方向に沿った開口部を形成するための非押圧部とが設けられ、
前記開口部が形成された接着体を通過させ、該開口部を閉じるための封緘経路が設けられ、
封緘経路には、接着体の開口部が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部の重ね合わせ面に塗布された接着剤により開口部を閉じる封緘部が設けられ、
第1の搬送部から搬出される前記シートの第1の搬送方向端縁に当接し、前記シートを前記第2の搬送方向に沿って所定距離だけガイドするガイド部材を備え、
前記ガイド部材は、折り畳まれたシートの周縁の一部が非押圧部を通過するよう前記第1の搬送方向における位置が変更可能に構成されること特徴とするシート折畳接着装置。
【請求項2】
折り畳まれたシートを押圧し、シートの所定箇所に予め塗布された接着剤によって、シートの重ね合わせ面の周縁を接着して接着体を形成する折畳接着経路が設けられ、
折畳接着経路には、シートを第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部と、
前記第1の搬送部により搬送されるシートに、前記第1の搬送方向に交差する向きに折線が形成されるよう前記シートを折り畳む折部と、
前記第1の搬送部から搬出される前記折部により折り畳まれたシートを第1の搬送方向と交差する第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部と、
前記第2の搬送部により搬送される折り畳まれたシートを押圧する押圧接着部が設けられ、
前記押圧接着部は、一対の押圧ローラを備え、
前記押圧ローラには、シートを第2の搬送方向に搬送しながら該シートの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部と、シートの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体に第2の搬送方向に沿った開口部を形成するための非押圧部とが設けられ、
前記開口部が形成された接着体を通過させ、該開口部を閉じるための封緘経路が設けられ、
封緘経路には、接着体の開口部が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部の重ね合わせ面に塗布された接着剤により開口部を閉じる封緘部が設けられ、
封緘部は、一対の封緘ローラを備え、
少なくとも一の封緘ローラは、押圧ローラと同一の回転軸により回転されることを特徴とするシート折畳接着装置。
【請求項3】
折り畳まれたシートを押圧し、シートの所定箇所に予め塗布された接着剤によって、シートの重ね合わせ面の周縁を接着して接着体を形成する折畳接着経路が設けられ、
折畳接着経路には、シートを第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部と、
前記第1の搬送部により搬送されるシートに、前記第1の搬送方向に交差する向きに折線が形成されるよう前記シートを折り畳む折部と、
前記第1の搬送部から搬出される前記折部により折り畳まれたシートを第1の搬送方向と交差する第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部と、
前記第2の搬送部により搬送される折り畳まれたシートを押圧する押圧接着部が設けられ、
前記押圧接着部は、一対の押圧ローラを備え、
前記押圧ローラには、シートを第2の搬送方向に搬送しながら該シートの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部と、シートの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体に第2の搬送方向に沿った開口部を形成するための非押圧部とが設けられ、
前記開口部が形成された接着体を通過させ、該開口部を閉じるための封緘経路が設けられ、
封緘経路には、接着体の開口部が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部の重ね合わせ面に塗布された接着剤により開口部を閉じる封緘部が設けられ、
シート折畳接着経路及び封緘経路は、押圧ローラを軸支する軸支部材を挟んで両側に設けられることを特徴とするシート折畳接着装置。
【請求項4】
折り畳まれたシートを押圧し、シートの所定箇所に予め塗布された接着剤によって、シートの重ね合わせ面の周縁を接着して接着体を形成する折畳接着経路が設けられ、
折畳接着経路には、シートを第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部と、
前記第1の搬送部により搬送されるシートに、前記第1の搬送方向に交差する向きに折線が形成されるよう前記シートを折り畳む折部と、
前記第1の搬送部から搬出される前記折部により折り畳まれたシートを第1の搬送方向と交差する第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部と、
前記第2の搬送部により搬送される折り畳まれたシートを押圧する押圧接着部が設けられ、
前記押圧接着部は、一対の押圧ローラを備え、
前記押圧ローラには、シートを第2の搬送方向に搬送しながら該シートの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部と、シートの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体に第2の搬送方向に沿った開口部を形成するための非押圧部とが設けられ、
前記開口部が形成された接着体を通過させ、該開口部を閉じるための封緘経路が設けられ、
封緘経路には、接着体の開口部が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部の重ね合わせ面に塗布された接着剤により開口部を閉じる封緘部が設けられ、
封緘部は、一対の封緘ローラを備え、
少なくとも一の封緘ローラは、押圧ローラの一部により兼ねて構成され、
封緘経路は、接着体の開口部が形成された周縁を押圧ローラの一部で封緘するよう案内する接着体案内部を備えたことを特徴とするシート折畳接着装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート折畳接着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
予め縁部に接着剤が塗布されたシートを折り畳み、折り畳まれたシートを所定値より大きな圧力で押圧することで、シートの重ね合わせ面を接着し封緘する封緘装置が知られている。下記特許文献1には、このような封緘装置について、シートを挟持し所定値より大きな圧力で押圧する一対の押圧ローラを備えた接着機構が開示されている。
【0003】
この特許文献1に記載の接着機構では、一対の押圧ローラにシートを所定値以上の押圧力で押圧する大径部と、大径部に隣接して小径に形成された小径部とが設けられている。そして、矩形状に折り畳まれたシートを大径部によって挟持搬送することで、該シートの周縁の三辺を接着するとともに、周縁のうちの一辺を小径部に位置合わせしこの小径部を通過させることで、非接着とする。これより、折り畳まれたシートは、三辺が接着され、残る一辺が開口部とされた袋状の接着体とすることができる。袋状の接着体の内部には、例えば給与明細とともに配布される市民税や県民税の特別徴収税額の決定通知書や源泉徴収票等の紙片といった封入物を後から挿入することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-212218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
袋状の接着体に紙片等の封入物を挿入した後、開口部を閉じて封緘する方法としては、糊やステープラー等によって手作業で封緘する方法が挙げられる。また、接着体の開口部及びその周辺のみを所定値以上の押圧力で押圧することが可能な封緘ローラを備えた一辺のみを封緘する専用の封緘装置を用いて自動で封緘することも可能である。更に、折り畳み処理を省略し、押圧による接着処理のみを行わせる手差し用の経路が、三辺の接着に用いた封緘装置に設けられている場合には、封入物の挿入された袋状の接着体をこの手差し用経路に挿入し、押圧ローラの大径部を再度通過させることで、開口部を押圧し、接着するという方法がある。
【0006】
しかしながら、糊やステープラーを用いた手作業による封緘は非効率的である。また、一辺のみを封緘可能な専用の封緘装置を用いる場合、別途一辺封緘専用の封緘装置のための設置空間を要し、全体としてより大きな設置スペースが必要になる。更に、三辺を封緘した封緘装置を折り処理を省略して手差しにより再度押圧ローラに通過させ、開口部を押圧し封緘する場合には、封入物が厚いときや破損しやすいものであるときには、大径部で押圧しても開口部が十分に押圧されず、接着不足となったり、封入物が破損したりするといった問題がある。
【0007】
本発明は上記した課題を解決するものであり、多大な設置スペースを要せず、シートが折り畳まれ袋状に形成された接着体の開口部を容易かつ確実に接着可能なシート折り畳み接着装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明にかかるシート折畳接着装置は、折り畳まれたシートを押圧し、シートの所定箇所に予め塗布された接着剤によって、シートの重ね合わせ面の周縁を接着して接着体を形成する折畳接着経路が設けられ、折畳接着経路には、シートを第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部と、前記第1の搬送部により搬送されるシートに、前記第1の搬送方向に交差する向きに折線が形成されるよう前記シートを折り畳む折部と、前記第1の搬送部から搬出される前記折部により折り畳まれたシートを第1の搬送方向と交差する第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部と、前記第2の搬送部により搬送される折り畳まれたシートを押圧する押圧接着部が設けられ、前記押圧接着部は、一対の押圧ローラを備え、前記押圧ローラには、シートを第2の搬送方向に搬送しながら該シートの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部と、シートの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体に第2の搬送方向に沿った開口部を形成するための非押圧部とが設けられ、前記開口部が形成された接着体を通過させ、該開口部を閉じるための封緘経路が設けられ、封緘経路には、接着体の開口部が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部の重ね合わせ面に塗布された接着剤により開口部を閉じる封緘部が設けられ、第1の搬送部から搬出される前記シートの第1の搬送方向端縁に当接し、前記シートを前記第2の搬送方向に沿って所定距離だけガイドするガイド部材を備え、前記ガイド部材は、折り畳まれたシートの周縁の一部が非押圧部を通過するよう前記第1の搬送方向における位置が変更可能に構成される。
【0010】
そして、本発明にかかるシート折畳接着装置は、封緘部は、一対の封緘ローラを備え、少なくとも一の封緘ローラは、押圧ローラと同一の回転軸により回転される。
【0011】
更に、本発明にかかるシート折畳接着装置は、シート折畳接着経路及び封緘経路は、押圧ローラを軸支する軸支部材を挟んで両側に設けられる。
【0012】
更に、本発明にかかるシート折畳接着装置は、封緘部は、一対の封緘ローラを備え、少なくとも一の封緘ローラは、押圧ローラの一部により兼ねて構成され、封緘経路は、接着体の開口部が形成された周縁を押圧ローラの一部で封緘するよう案内する接着体案内部を備えた。
【発明の効果】
【0013】
本発明にかかるシート折畳接着装置によれば、開口部が形成された接着体を通過させ、該開口部を閉じるための封緘経路が設けられ、封緘経路には、接着体の開口部が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部の重ね合わせ面に塗布された接着剤により開口部を閉じる封緘部が設けられるので、多大な設置スペースを要せず、シートが折り畳まれ接着されることで開口部が形成された接着体の該開口部を容易かつ確実に接着可能である。
【0014】
また、第1の搬送部から搬出される前記シートの第1の搬送方向端縁に当接し、前記シートを前記第2の搬送方向に沿って所定距離だけガイドするガイド部材を備え、前記ガイド部材は、折り畳まれたシートの周縁の一部が非押圧部を通過するよう前記第1の搬送方向における位置が変更可能に構成されるので、得られる接着体に開口部を設けるかどうかを、ガイド部材を用いて容易に切り替えることができる。
【0015】
また、封緘部は、一対の封緘ローラを備え、少なくとも一の封緘ローラは、押圧ローラと同一の回転軸により回転されるので、押圧ローラと封緘ローラとをそれぞれ回転させるための機構を2個設ける場合に比較して、占有スペースを小さくすることできる。
【0016】
そして、シート折畳接着経路及び封緘経路は、押圧ローラを軸支する軸支部材を挟んで両側に設けられるので、シート折畳接着装置の占有スペースをより小さくすることができる。
【0017】
更に、封緘部は、一対の封緘ローラを備え、少なくとも一の封緘ローラは、押圧ローラの一部により兼ねて構成され、封緘経路は、接着体の開口部が形成された周縁を押圧ローラの一部で封緘するよう案内する接着体案内部を備えたので、シート折畳接着装置の占有スペースを更に小さくすることができる。



【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の第一の実施形態に係るシート折畳接着装置の外観斜視図である。
図2】前記シート折畳接着装置の上部のカバーを除いて示す平面図である。
図3】前記シート折畳接着装置の折装置の概略構成を示す縦断面図である。
図4】前記シート折畳接着装置の接着装置の概略構成を示す縦断面図である。
図5】前記接着装置のクロスコンベア部の拡大平面図である。
図6図5のVI-VI断面拡大図である。
図7図5のVII-VII断面拡大図である。
図8】前記接着装置の押圧接着部の構成を示す図である。
図9】前記押圧接着部の側面図である。
図10】前記シート折畳接着装置で加工処理されるシートの表面及び裏面図である。
図11】前記シートを折り畳む際の斜視図である。
図12】前記シート折畳接着装置の使用態様を説明する図である。
図13】前記シートの加工状態を示す斜視図である。
図14】前記シート折畳接着装置の使用態様を説明する拡大図である。
図15】本発明の第二の実施形態に係るシート折畳接着装置の上部のカバーを除いて示す平面図である。
図16】前記シート折畳接着装置の概略構成を示す縦断面図である。
図17】前記シート折畳接着装置の接着装置の押圧接着部の構成を示す図である。
図18】本発明の第三の実施形態に係るシート折畳接着装置の接着装置の押圧接着部の構成を示す図である。
図19】従来の接着装置により製造した接着体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るシート折畳接着装置について、図1図14を参照しながら説明する。まず、シート折畳接着装置100の概要について、図1の外観図を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、シート折畳接着装置100全体の斜視図である。シート折畳接着装置100は、折装置10と接着装置20とをL字状に結合したものである折装置10には、未加工のシートSを積載し、一枚ずつ給紙する給紙部8が設けられ、接着装置20には、加工後のシートS(接着体E)を、傾斜状態で順次積載する紙受け部17が設けられている。
【0021】
図2は、図1のシート折畳接着装置の上面カバーを外して示す平面図である。給紙部8に載置されたシートS(カット紙)は、第1の搬送方向D1に1枚ずつ搬送され、折装置10の折部14において2つ又は3つに折り畳まれ、第2の搬送方向D2に方向転換された後、接着装置20の押圧接着部24でプレスされ、紙受け部17の紙受け台98上に排出される。シートSには後述するように適宜位置に接着剤が配置され、プレス後にシートSの重ね合わせ面で前記接着剤によって接着されるようになっている。
【0022】
折装置10は、第1の搬送方向D1にシートSを搬送する第1の搬送部1を備える。接着装置20は、第1の搬送方向D1と交差する第2の搬送方向D2にシートSを搬送する第2の搬送部2を備える。図1では、第1の搬送方向D1と第2の搬送方向D2が略直交する場合を示している。これより、シート折畳接着装置100は、全体として平面視でL字状に形成されている。第1の搬送方向D1及び第2の搬送方向D2は、折畳接着経路96を構成する。折部14及び押圧接着部24は折畳接着経路96の途中に設けられる。
【0023】
接着装置20の本体7上面には、制御部70を内蔵する操作パネル6が設けられており、操作パネル6のキー操作等により、接着体Eの製造作業の各種制御の設定、作動開始及び停止等が入力され、表示される。
【0024】
図3は、折装置10の概略構成を示す縦断面図である。図3に示すように、折装置10は、給紙部8と、折部14と、排紙部18とを備える。
【0025】
給紙部8は、給紙台11と、給紙ローラ12と、さばき板13と、シート検出センサ180と、重送検知ローラ34,35とを含む。
【0026】
給紙ローラ12は、給紙台11に載置されたシートSに当接し、上から1枚ずつ送り出す。さばき板13は、給紙ローラ12によりシートSが重なって送られないようにする。シート検出センサ180は、シートSの通過を検出する。重送検知ローラ34,35は、その間を通過するシートSの厚みを検出する。尚、重層検知ローラ34,35に替えてシートSの透過量を検出することで重送を検知する光学式センサを用いてもよい。
【0027】
折部14は、第1の搬送部1により搬送されるシートSに、前記第1の搬送方向D1に交差する向きに折線が形成されるよう前記シートSを折り畳む。折部14は、シート搬送経路の上下に交互に配置された折りローラ40〜45と、折りローラ40〜45の下側に配置された2つの折りトレー62,63と、折りトレー62,63の長手方向に移動自在に設置された折りストッパー64,65と、シートSの通過を検出するシート検出センサ182とを備える。
【0028】
排紙部18は、シートSの通過を検出するシート検出センサ184と、折り畳まれたシートSを折装置10から排出する前後各一対の排紙ローラ91〜94とを備える。
【0029】
給紙ローラ12、重送検知ローラ34,35、折りローラ40〜45、排紙ローラ91〜94は、第1の搬送部1を構成する。第1の搬送部1は、シートSを、第1の搬送方向D1に搬送する。第1の搬送部1はの各ローラは、モータ39の駆動により図示しない動力伝達機構を介して駆動される。
【0030】
図4は、接着装置20の概略構成を示す縦断面図である。接着装置20は、クロスコンベア部22と、押圧接着部24と、26と、封緘部5とを備える。
【0031】
図2に示すように、クロスコンベア部22は、第1の搬送部1の搬送終端部(第1の搬送方向D1の搬送下流端部)に隣接している。クロスコンベア部22は、第2の搬送部2の搬送始端部(第2の搬送方向D2の搬送上流端部)に設置される。クロスコンベア部22は、搬送ベルト装置16と、ガイド部材15と、押さえボール152と、搬送ローラ111〜114と、シート検出センサ186とを備える。
【0032】
図5は、クロスコンベア部22の搬送ベルト装置16、ガイド部材15、押さえボール152の拡大平面図である。図6は、図5におけるVI-VI矢視図である。図7は、図5におけるVII―VII矢視図である。搬送ベルト装置16は、折装置10の排紙部18から第1の搬送方向D1に排出されたシートSを、その排出方向に対して直交する第2の搬送方向D2に搬送する。
【0033】
搬送ベルト装置16は、フレーム161と、該フレーム161の第2の搬送方向D2に略沿った長さ方向の両端部に設けられた回転ローラ162,163と、両回転ローラ162,163間に巻き掛けられた搬送ベルト164を備える。
【0034】
2つの回転ローラ162,163のうち、第2の搬送方向D2の搬送下流側の回転ローラ162が駆動側であり、該駆動側回転ローラ162は、図7に示すように、フレーム161の下方に設置された駆動モータ166に、タイミングベルト等のベルト伝導機構167を介して動力伝達可能に連結されている。すなわち、駆動側回転ローラ162を回転することにより、搬送ベルト164の上側搬送面を第2の搬送方向D2に移動するようになっている。
【0035】
ガイド部材15は、第1の搬送部1から供給されるシートSを所望の位置に係止し、第2の搬送方向D2に沿ってガイドする。ガイド部材15は、第2の搬送方向D2と平行なガイド面15aを有しており、搬送ベルト装置16上のシートSは、前記ガイド面15aに沿って、第2の搬送方向D2にガイドされる。
【0036】
フレーム161及び搬送ベルト164は、ガイド部材15のガイド面15a(第2の搬送方向D2)に対し、平面視で、第2の搬送方向D2の搬送下流側に進むにつれて、第1の搬送方向D1の搬送下流側へ傾斜している。これにより、搬送ベルト164上で搬送されるシートSは、第1の搬送方向D1の搬送下流側の端縁がガイド面15aに押し付けられた状態を維持しつつ、第2の搬送方向D2に搬送されることになる。
【0037】
図6に示すように、ガイド部材15には、第1の搬送部1側に向いて上方に傾斜する押さえボール支持枠151が設けられている。押さえボール支持枠151には、複数の押さえボール152が回転自在に支持されている。搬送ベルト装置16上にシートSが排出されると、押さえボール152は押さえボール支持枠151からシートSの厚みだけ僅かに浮き上がり、押さえボール152の自重によってシートSを下方へ押さえ付けらながら回転するようになっている。
【0038】
ガイド部材15は、搬送ベルト装置16のフレーム161上面の第1の搬送方向D1の搬送下流側端部近傍に複数の螺子153により固定されている。フレーム161は、第2の搬送方向D2と直交する方向(第1の搬送方向D1と略一致)に延びる一対のレール139上に、第1の搬送方向D1及びその反対方向に移動可能に支持されている。すなわち、ガイド部材15及び搬送ベルト装置16は、一つの搬送方向変換ユニット138として、第2の搬送方向D2と直交する方向に一体で移動可能に、レール139に支持されている。
【0039】
図5において、一対のレール139は、互いに第2の搬送方向D2に間隔を置いて本体7に固定されており、一方、図6,7に示すように、フレーム161の下面には、各レール139に第1の搬送方向D1及びその反対方向に移動可能(スライド可能)に支持されたスライド部材141が固定されている。そして、搬送ベルト装置16及びガイド部材15からなる前記搬送方向変換ユニット138を、第1の搬送方向D1に沿って一体的に移動させるために、ベルト式駆動機構140が設けられている。
【0040】
ベルト式駆動機構140は、第2の搬送方向D2の搬送下流側のレール139の長手方向両端部に配置された軸受ブラケット144と、各軸受ブラケット144に支持された回転軸145と、各回転軸145に形成された歯付きプーリ142間に巻き掛けられたタイミングベルト146と、一方の回転軸145に連結された駆動モータ143と、を備えており、タイミングベルト146の上側部分に、一方のスライド部材141が連結具147により連結されている。また、一方の回転軸145には、回転軸145の回転角度を検知するためのフォトセンサ149用のスリット円板148が固定されている。搬送方向変換ユニット138が第1の搬送方向D1で最下流位置にある状態は、フォトセンサ154及び遮光部材155によって検出可能である。
【0041】
前記駆動モータ143でタイミングベルト146を回行させることにより、タイミングベルト146の上側部分と共に、搬送方向変換ユニット138を第2の搬送方向D2と直交する方向又はその反対方向に移動させ、任意の位置に停止することができるようになっている。搬送方向変換ユニット138の停止位置、すなわちガイド部材15のガイド面15aの第1の搬送方向D1の位置は、元来、第1の搬送部1から搬送されるシートSの第1の搬送方向D1の長さに応じて調整されていた。本実施形態ではこれに加え、シートSの大きさが同じでも接着装置20において第2の搬送方向D2に搬送する際の第1の搬送方向D1における搬送位置を調整するため搬送モータ143等によりガイド面15aの位置を自動的に変更できるようにしている。
【0042】
すなわち、本実施形態では、後述するように、シートSの接着箇所の切り替えを自動で行うため、図12において第1のガイド位置M1及び第2のガイド位置M2として示す複数地点に、搬送方向変換ユニット138を位置変更することができる。
【0043】
ガイド部材15用の駆動モータ143は、図1の操作パネル6の制御部70に電気的に接続されており、制御部70からの指令により、所定のタイミングで駆動され、ガイド面15aが第1のガイド位置M1と第2のガイド位置M2との間で変更されるように、ガイド部材15の位置を切換える。
【0044】
図4に示搬送ローラ111〜114は、シートSの搬送面を介し上下に対向し、第2の搬送方向D2に前後2列並設される。更に図2に示すように、搬送ローラ111〜114はそれぞれ第2の搬送方向D2に直交する方向に複数設置される。各搬送ローラ111〜114は、同一の速度で回転しシートSを搬送する。また、搬送ローラ111〜114は、搬送ベルト装置16より速い速度でシートSを搬送する。これより、搬送ベルト装置16から搬送ローラ111〜114に送られたシートSは、搬送ローラ111,112によって搬送ベルト装置16から引き抜かれる。このように、第2の搬送方向D2において下流側の搬送ローラ111〜114により搬送されるシートSの方が、上流側のクロスコンベア部22により搬送されるシートSより高速で搬送されることで、ジャムの発生を抑制している。
【0045】
図2,4に示すシート検出センサ186は、シートSの通過を検出する。
【0046】
次に、押圧接着部24の構成について、図8,9を参照しながら説明する。押圧接着部24は、第2の搬送部2により搬送される折り畳まれたシートSを押圧し、前記シートSの所定箇所に予め塗布された接着剤によって、シートSの重ね合わせ面の周縁を接着して接着体Eを形成する。押圧接着部24は一対の押圧ローラ117、118を備える。
【0047】
押圧ローラ117、118は、水平方向に延在するフレーム135の上に設置される。フレーム135の上面には、防振ゴム121を介して、台板120が設置される。
【0048】
図8に示すように、台板120の両側方には、台板120に対して垂直に突出する一対の垂直部材122,123が固定されている。一対の垂直部材122,123は、一方(下側)の押圧ローラ118を回転自在に支持する。
【0049】
垂直部材122,123の第2の搬送方向D2上流側端部近傍には、回転軸129が回動自在に軸支される。回転軸129の図8において左側に示す一方の軸端には、ポテンショメータ130が設けられている。回転軸129の他方の軸端には扇形の歯車134が固定されている。扇形の歯車134は、台板120の下方に設置されたギヤモータ133の出力軸に設けられた歯車136によって回動されるようになっている。扇形の歯車134の位置は、リミットスイッチ131,132により検出される。
【0050】
また、回転軸129には、垂直部材122とポテンショメータ130の間、及び垂直部材123と扇形の歯車134の間となる位置にそれぞれカム127が固定されている。垂直部材122、123は、下側の押圧ローラ118を回動自在に軸支する軸支部材を構成する。
【0051】
各垂直部材122,123の外方には、側面視略L字状のアーム部材124、125が設置される。各アーム部材124,125の上部は、隣接する垂直部材122,123に支持軸126によって回動自在に軸支されている。
【0052】
各アーム部材124、125の下部であって第2の搬送方向D2上流側端部には、カム127に当接する当接面128aが形成された当接部材128が固定されている。
【0053】
一対の押圧ローラ117,118には、それぞれシートSを第2の搬送方向D2に搬送しながら該シートSの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部53,54と、シートの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、折り畳まれたシートSに第2の搬送方向D2に沿った開口部59(図13(b)参照)を形成するための非押圧部55,56とが設けられる。
【0054】
各押圧ローラ117,118の押圧部53、54は、シートSの搬送面を介して相互に対向し、シートSを挟持し搬送しながら該シートSの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する。また、各押圧ローラ117,118には、図8における押圧部53、54の右側に、各押圧部53、54にそれぞれ隣接して非押圧部55、56を備える。各押圧ローラ117,118の非押圧部55、56は、シートSの搬送面を介して相互に対向し、シートSの重ね合わせ面の周縁の一部を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体Eに開口部59を形成する。
【0055】
図8では、押圧部53、54は、一対の押圧ローラ117,118の大部分を占める場合を示し、押圧部53,54は、軸方向Wに所定長さL1に亘り設けられている。また、非押圧部55、56は、所定長さL2に亘り設けられている。
【0056】
非押圧部55、56の直径H2(図14参照)は、押圧部53、54の直径H1よりも僅かに小さく形成されている。これにより、非押圧部55、56は、押圧ローラ117,118の外周面が互いに当接せず、非接触となっている。よって、シートSを押圧ローラ117,118の間で挟持搬送する際、シートSの押圧部53、54を通過する部分は、シートSを所定値以上の押圧力で押圧するとともに、シートSの非押圧部55、56を通過する部分は、該シートSを所定値以上の押圧力で押圧しないことで、シートSの接着剤塗布領域Gの一部を非接着とする。
【0057】
図8に示す上下の押圧部53、54の隙間J1の大きさは、シートSを所定値以上の押圧力で押圧可能に調整される。両押圧部53、54の隙間J1の大きさは、この両押圧部53、54の隙間を通過する折り畳まれた状態のシートSの厚さより小さくなるよう設定される。このように押圧部53、54がシートSを所定値以上の押圧力で押圧するとき、非押圧部53,54はシートSを所定値以上の押圧力で押圧しないようになっている。両非押圧部55、56の隙間J2の大きさは、該非押圧部55,56の間を通過する折り畳まれたシートSの厚さより大きく設定されることが好ましく、例えば0.5mm〜2.5mm程度とすることができ、1.0mm〜2.0mmとすることがより好ましい。
【0058】
また、下側の押圧ローラ118の非押圧部56の軸方向Wの長さL2は、シートSの周縁に予め塗布され、接着体Eの開口部59を形成する部分となる接着剤Gの塗布位置の接着体Eの端からの距離Kより所定量長い距離Kの2倍〜3倍程度の長さ、例えば、15mm〜30mm程度とすることができる。一方、下側の押圧ローラ118の押圧部54の軸方向W長さL1は折り畳まれた第2の搬送方向D2に搬送されるシートSの軸方向Wの長さである横幅より長くなるよう設定されている。
【0059】
図8に示すように、下側の押圧ローラ118は、回転軸が右側のアーム部材125設置位置から右外方に所定量突出し、右端部分は後述する封緘部5を構成する封緘ローラ51として構成される。
【0060】
図4に示す排出コンベア部26は、折り畳まれ、接着されたシートSを搬送する複数の排紙コンベア170と、排紙コンベア170で搬送されたシートSを立てかける排紙ガイド板171と、排出されたシートSの上面を押える複数の押えローラ172を含む。
【0061】
搬送ベルト装置16、搬送ローラ111〜114、押圧ローラ117、118、排紙コンベア170は、第2の搬送部2を構成する。第2の搬送部2は、第1の搬送部1から搬出される折部14により折り畳まれたシートSを第1の搬送方向D1と交差する第2の搬送方向D2に搬送する。
【0062】
封緘部5は、図1に示す接着装置20の操作パネル6の下方位置に設けられる。この操作パネル6の下方位置は、図8では押圧接着部24の右側位置にあたり、図8、9に封緘部5の構成が拡大して示される。封緘部5は、加工後のシートSとしての接着体E2の開口部59が形成された周縁(図13(b)参照)を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部59の重ね合わせ面に塗布された接着剤G3により開口部59を閉じる。封緘部5は、封緘経路97の途中に設けられる。封緘経路97は、開口部59が形成された加工後のシートS(接着体E2)を通過させ、開口部59を閉じるための経路である。
【0063】
図9に示すように、封緘部5は、封緘ローラ50及び案内部材46を備える。封緘ローラ50は、上下に対向して配設された上封緘ローラ51及び下封緘ローラ52により構成される。上封緘ローラ51は、下側の押圧ローラ118の回転軸の一部により構成される。即ち、図8に示すように、上封緘ローラ51は、下側の押圧ローラ118の回転軸が垂直部材123から右外側に突出した部分の右端部により構成される。
【0064】
下封緘ローラ52は、図8において右側に示す垂直部材123より右方に突出して設置される。下封緘ローラ52は、垂直部材123に固定された突出軸49の先端に回動自在に軸支される。上封緘ローラ51の周面と、下封緘ローラ52の周面との間は0.05mm〜0.25mm程度の隙間がある。このように上封緘ローラ51と下封緘ローラ52との間に所定量の隙間があることで、シートSの開口部59を接着した際の接着力が強すぎず、押圧した跡が残りにくいので、接着体Eをきれいに封緘し仕上げることができる。図示省略するが、上下封緘ローラの隙間を自動で調整するための調整機構を設け、接着体Eの開口部59を封緘する際の押圧力を調整し、より最適な仕上がりとすることが可能なる構成としてもよい。
【0065】
下封緘ローラ52の軸方向Wの長さL4は、下側の押圧ローラ118の非押圧部56の軸方向長さL2と略同程度乃至非押圧部56より少し短い程度である。これは、シートSの周縁に予め塗布され、接着体Eの開口部59を形成する部分となる接着剤G3の塗布位置を含んだ接着体Eの端からの距離K(図10参照)より少し長い程度の長さ、例えば、15mm〜30mm程度とすることができる。
【0066】
上封緘ローラ51は、駆動モータ36の駆動による図示しない連動機構を介した押圧ローラ118の回転により回転し、下封緘ローラ52は、折り畳まれたシートSである接着体Eを上封緘ローラ51との間で挟持した際、上封緘ローラ51の回転により接着体Eを介し従動回転する。
【0067】
案内部材46は、一対の封緘ローラ50の前方に略水平方向に沿って設けられる。案内部材46は、1枚の薄板が略直角に2回屈曲されることで、所定量離間して対向した上案内部材47及び下案内部材48を備える。上下案内部材47,48の間の空間は、一対の封緘ローラ50の対向部に位置合わせされている。下案内部材48は、略水平面に沿って設置される。一方、上案内部材47は、奥側から所定長さとなる箇所で、上向きに屈曲される。よって、上下案内部材47、48は、安全上の理由等のため奥側が狭く閉じて手前側が広く開口している。上下案内部材47、48はともに図1において接着装置20の手前側に示すカバー251の内面に固定されている。
【0068】
前記カバー251には、第2の搬送方向D2に沿うように前後方向に長い窓部69が形成されている。該窓部69の内方に封緘部5が設置されている。この窓部69に沿って図13(b)に示す開口部59が形成された接着体E2を通過させ、開口部59を閉じるための封緘経路97が形成されている。
【0069】
[接着体製造作業]
シート折畳接着装置100の使用方法を以下に説明する。図3において、給紙台11には、未加工のシートSが積載され、これらのシートSは、給紙ローラ12により、第1の搬送方向D1に一枚ずつ搬送される。給紙部8から折部14に送られたシートSは、図3に示す折りローラ40〜45及び折りトレー62、63により、公知の方法で、第1の搬送方向D1と直交する方向の折り線q1、q2に沿って、外三つ折りされる。折り畳まれたシートSは、排紙部18により第1の搬送部1の搬送終端部から、第2の搬送部2の搬送始端部に供給される。
【0070】
折部14において折り畳まれるシートSには、所定箇所に予め接着剤G1〜G6が塗布されている。図10(a),(b)は、所定箇所にあらかじめ接着剤G1〜G6が塗布されたシートSの表面及び裏面の一例を示す図、図11図10に示すシートSを折り畳む途中の状態を示す斜視図である。本実施形態では一例として、A4サイズの給与明細書を用いた場合を示す。
【0071】
図10(a),(b)に示すように、シートSは、互いに平行な二つの折り線q1、q2により、第1、第2及び第3の折り片P1、P2、P3に区画される。各折り片P1〜P3の重ね合わせ面の周縁には、接着剤塗布領域Gが形成されている。接着剤塗布領域Gは、シートSが折り畳まれた際、シートSの重ね合わせ面の周縁の相互に接着される位置に形成される。
【0072】
より詳しくは、図10(a)に示すシートSの表面の第1折り片P1と第2折り片P2の重ね合わせ面に、第1の搬送方向D1に沿って筋状に延びる接着剤G1、G2が塗布されている。更に、第1折片P1の第1の搬送方向D1前端部分及び第2折片P2の第1の搬送方向D1後端部分に、第1の搬送方向D1に直交する向きに筋状に接着剤G3が塗布されている。シートSの表面には、折り畳まれたとき重ね合される第1,2の折り片P1、P2に給与明細の内容が記載されている。第3の折片P3は表紙となり、氏名等が記載されている。
【0073】
また、図10(b)に示すように、シートSの裏面には、第2折片P2と第3折片P3の重ね合わせ面の第1の搬送方向D1に沿って接着剤塗布領域G4,G5が形成され、第1の搬送方向D1に直交する向きに接着剤塗布領域G6が形成される。シートSの裏面は、シートSを光に透かして見たときに折り畳まれ重ね合された表面の給与明細の内容が読めないよう全体に地模様が印刷されている。
【0074】
そして、シートSは、折部14において図11に示すように接着剤G1〜G6の塗布面が内側となるように外三つ折される。
【0075】
図11では、第3折り片P3は、第2折り線q2により、第2折り片P2の上側に折り畳まれる。第3折り片P3の裏面と第2折り片P2の裏面が重ね合わされて裏面側重合面PRが形成される。第3の折片P3の裏面の接着剤G4〜G6が、これに対向する第2折り片P2裏面の接着剤G4〜G6と三辺で接着される。
【0076】
また、第1折り片P1は、第1折り線q1により、第2折り片P2の下側に折り畳まれる。第2折り片P2の表面の接着剤G1〜G3とこれに対向する第1折片P1表面の接着剤G1〜G3により三辺で接着される。第2折り片P2の表面と第1折り片P1の表面が重ね合わされて表面側重合面PFが形成される。
【0077】
尚、図11では、説明の都合上、第3の折片P3の表面が最上位に、第1の折片P1が最下位にある状態を示したが、本実施形態に係るシート接着装置100を用いてシートSを折り畳む際、給紙台11上に図10(a)に示すシートSの表面を上面として第1折り片P1を第1の搬送方向D1下流側となるよう積載し、第1の搬送部1によって第1折り片P1を先頭として搬送した場合、折トレイ63から排紙部18へ送出される折り畳まれたシートSは、図11とは上下が逆の状態となる。つまり、第3の折片P3が最下位に、第1の折り片P1が最上位に位置し、第3の折り片P3の氏名等の印刷された表面側が折り畳まれたシートSの下面に、第1の折り片P1の地模様の印刷された裏面側が折り畳まれたシートSの上面になる。このため、図11においては、第2の搬送方向D2を図10と一致させた場合の第1の搬送方向D1が逆方向に示される。
【0078】
接着剤G1〜G6は、圧着葉書などに用いられる粘着性が低く、所定値以上の押圧力で押圧されたときに限って、シートSを接着するものである。よって、接着剤G1〜G6により、給紙台11上にシートSが積載された状態では、上下のシートSが相互に接着されることはない。一方、押圧ローラ117,118の押圧部53、54で所定値以上の押圧力で押圧されることで、折り畳まれるシートSの重ね合わせ面が接着される。更に、シートSの大部分が押圧部53、54を通過するとともに、シートSの周縁のうち一部については押圧ローラ117,118の非押圧部55、56を通過する場合には、該非押圧部55、56を通過した箇所のシートSは所定値以上の押圧力で押圧されず、非接着となる。
【0079】
従って、図12に示すように、接着装置20において押圧接着部24へシートSを送る第2の搬送方向D2の搬送で、押圧ローラ117,118の軸方向W、即ち第1の搬送方向D1における位置を適宜選択することで、シートS全体が押圧部53、54を通過する位置とするか、または、シートSの周縁の一部が非押圧部55、56を通過する位置とするかを選定し、これより、接着後得られた矩形状の接着体Eに図13(b)に示すような開口部59を形成するかどうかを選択することができる。
【0080】
図13(a)に示す接着体E1は、矩形状の周縁のうち接着剤G1〜G6の塗布された重ねあわせ面の三辺全てを接着することで、四辺が全て閉じられた接着体E1である。一方、同図(b)に示す接着体E2は、矩形状の周縁のうち接着剤G1〜G6の塗布された2つの重ね合わせ面、即ち裏面側重合面PRと表面側重合面PFについて、裏面側重合面PRは接着剤G4、G5,G6の塗布された三辺全てを接着することで、四辺を全て閉じるとともに、表面側重合面PFは接着剤G1、G2の塗布された二辺のみ接着し、残りの接着剤G3の塗布された一辺を非接着として開口部59を設けている。
【0081】
図12に示す接着装置20で、シートSを第2の搬送方向D2へ搬送する際の押圧ローラ117,118の軸方向W、即ち第1の搬送方向D1におけるシートSの搬送位置は、クロスコンベア部22の搬送方向変換ユニット138を用いることで自動で設定可能である。制御部70は、ユーザーの操作パネル6を用いた設定に応じ、ガイド部材15が第1のガイド位置M1または第2のガイド位置M2のいずれかに位置するよう搬送方向変換ユニット138の駆動モータ143の駆動を制御する。
【0082】
第1のガイド位置M1は、シートS全体が押圧部53,54を通過するようガイド面15aでシートSの第1の搬送方向D1下流側端縁を案内する位置である。これよりシートSの周縁四辺が全て閉じられた接着体E1が得られる。一方、第2のガイド位置M2は、シートSの大部分が押圧部53,54を通過するとともに、シートSの周縁の一部については押圧ローラ117,118の非押圧部55、56を通過するよう該シートSを案内する位置である。これより、第2のガイド位置M2でガイドすることで一辺に開口部59が形成された接着体E2が得られる。
【0083】
搬送方向変換ユニット138によって第1の搬送方向D1の所定位置にシートSを案内する際は、第1の搬送部1からクロスコンベア部22へ供給されるシートSの先端、すなわち第1の搬送方向D1の下流側の端縁が搬送方向変換ユニット138においてガイド部材15のガイド面15aに当接する。これより、シートSの第2の搬送方向D2と直交する方向における位置が概ね規制され、シートSは搬送ベルト装置16により第2の搬送方向D2に搬送される。この時、搬送ベルト164の移動方向が、ガイド面15aに対して、第2の搬送方向D2の搬送下流側に進むにつれてガイド面15a側にくるように傾斜しているので、シートSはガイド面15aに押し付けられるように搬送される。これにより、第2の搬送方向D2と直交する方向におけるシートSの位置が、正確に規制される。
【0084】
図14は、シートSが押圧接着部24へ向けて第2の搬送方向D2に搬送される際におけるシートSと、搬送方向変換ユニット138と、下側の押圧ローラ118との位置関係を説明するための平面図である。図14において、押圧ローラ118の右端部に示す非押圧部56は、直径H2が、長さL2に渡って、押圧部54の直径H1よりも小さく形成されている。また、押圧ローラ118の押圧部54の軸方向Wの長さL1は、搬送されるシートS3,S4の軸方向W、即ち、第1の搬送方向D1の長さLSよりも長くなるよう設定されている。
【0085】
搬送方向変換ユニット138が実線で示す第1のガイド位置M1にあるとき、シートS3全体が押圧部54を通過する実線で示す位置で搬送される。シートS3の第1の搬送方向D1の長さLS全体が、押圧ローラ118の押圧部54の長さL1の範囲内に納まる。従って、折り畳まれたシートS3が、回転する押圧ローラ117,118のニップ部を通過すると、シートS3上に塗布された接着剤G1〜G6全てに押圧ローラ117,118の押圧力が付与される。接着体Eの周縁は、重ね合わせ面の三辺が接着され、矩形状の接着体E1の四辺全て閉じることができる。
【0086】
一方、搬送方向変換ユニット138が、第1のガイド位置M1より、図14において右側へ所定量ずらせた破線で示す第2のガイド位置M2に位置するときには、接着剤G1、G2、G4、G5、G6が塗布された領域を含むシートSの大部分が押圧部53、54を通過するとともに、シートSの接着剤G3が塗布された図14において右端に示す領域が非押圧部55を通過する。
【0087】
これより、シートS4の重ね合わせ面の接着剤G1、G2、G4、G5、G6が塗布された領域には、押圧部53、54により所定値以上の押圧力が付与され接着されるが、接着剤G3の塗布領域には所定値以上の押圧力が付与されない。よって、この領域においては、あらかじめ接着剤G3が塗布されていてもシートS4の重ね合わせ面が接着されないため、接着体Eの三辺が接着された袋状の接着体E2を製造することができる。
【0088】
押圧接着部24において、押圧ローラ117,118のニップ部をシートSが通過する際には、制御部70が図9に示すギヤモータ133を回転することにより、扇形の歯車134を、図9において時計方向に回動する。これにより、カム127はアーム部材124、125の当接面128aを押し下げ、シートSが押圧ローラ117,118間を通過するときに圧力が作用するように、押圧ローラ117,118間の隙間を所定の大きさに設定する。カム127を用いて押圧ローラ117,118の隙間を厳密に調整することができるので、シートSを所定の圧力で適切に加圧することができる。
【0089】
一方、ギヤモータ133が逆方向に回転すると、扇形の歯車134は、図9において反時計方向に回動する。これにより、カム127が回転し、アーム部材124、125は不図示のばねにより時計方向に回動し、押圧ローラ117,118間の隙間が広がり、押圧ローラ117,118間の圧力が解除される。押圧ローラ117,118間にシートSが詰まった場合、押圧ローラ117,118の軸がたわんでいても、押圧ローラ117の支持部を移動することにより、押圧ローラ117,118間の隙間を広げ、圧力を解除し、詰まったシートSを取り出せるようにすることができる。
【0090】
制御部70は、リミットスイッチ131,132とポテンショメータ130との出力に基づいて、押圧ローラ177,178間の隙間を検出し、検出したデータを記憶部に記憶させておき、圧力解除モード後に押圧モードに設定変更したときに、直前の押圧モード時に設定した押圧ローラ177,178間の隙間データを記憶部から読み出し、読み出した数値と同じになるように、押圧ローラ177,178間の隙間を制御する。
【0091】
押圧接着部24を通過して周縁の四辺または三辺のいずれかが接着され、得られた接着体Eは、排出コンベア部26に排出される。
【0092】
図13(b)に示す周縁の一部に開口部59が形成された袋状の接着体E2には、ユーザーにより例えば市民税や県民税の特別徴収税額の決定通知書や源泉徴収票等の紙片といった封入物が手作業で、袋状の表面側重合面PFの内部に挿入される。そして、開口部59を閉じるため、ユーザーは封緘部5により封緘処理を行う。その際、接着体E2の開口部59が形成された部分は、ユーザーの手により窓部69からカバー251内へ挿通され、上下の案内部材46の間に収められ、更に接着体E2が、上下の案内部材46により案内されつつ折畳接着処理のときとは逆の第2の搬送方向D2で後方へ移動され、上下封緘ローラ51、52の間に挟まれる。
【0093】
接着体E2が上下封緘ローラ51、52の間に挟まれると、回転する上封緘ローラ51の回転により接着体E2が第2の搬送方向D2上流側へ送られるとともに下封緘ローラ52が従動回転し、接着体E2を押圧しつつ送出する。これより、上下封緘ローラ51、52は、接着体E2の開口部59が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部59の重ね合わせ面に塗布された接着剤G3により該開口部59を閉じる。
【0094】
上下封緘ローラ51、52によって押圧される接着体E2の軸方向Wの長さL4は、シートSの端から図10に示す距離Kより少し長い程度なので、押圧ローラ117,118の押圧部53、54の軸方向W長さL1よりかなり短く5%〜15%となる。よって、この上下封緘ローラ51、52によって接着体E2が挟持され押圧される面積は、押圧ローラ117,118の押圧部53、54によりシートSが挟持され、押圧される面積よりかなり小さい。
【0095】
すると、上下封緘ローラ51、52及び押圧部53、54がともに同程度の押圧力でシートSを押圧するために、上下封緘ローラ51、52が押圧する際に要する力の全体量は、押圧ローラの押圧部53、54がシートSを押圧する際に要する力の全体量より小さい値に調整される。よって、上下封緘ローラ51、52は、押圧ローラ117,118ほどの大きな強度を必要としないので、上下封緘ローラ51、52の直径H3、H4は、押圧部53、54の直径H1より小さく設定されている。
【0096】
以上より、本実施形態のシート折畳接着装置100によれば、開口部59が形成された接着体E2を通過させ、開口部59を閉じるための封緘経路97が設けられ、封緘経路97には、接着体E2の開口部59が形成された周縁を所定値以上の押圧力で押圧し、開口部59の重ね合わせ面に塗布された接着剤G3により開口部59を閉じる封緘部5が設けられるので、シートSが折り畳まれ袋状に形成された接着体E2の開口部59を容易かつ確実に接着可能である。また、シートSの折り畳み及び接着を効率よく行うことができる。
【0097】
更に、袋状の接着体E2の内部に収容する封入物が厚いときや破損しやすいものであっても、封緘部5において開口部59が形成された周縁を押圧することが可能であり、内容物の破損の問題を解消できる。
【0098】
また、折畳接着経路96には、シートSを第1の搬送方向D1に搬送する第1の搬送部1と、前記第1の搬送部1により搬送されるシートSに、前記第1の搬送方向D1に交差する向きに折線q1、q2が形成されるようシートを折り畳む折部14と、前記第1の搬送部1から搬出される前記折部14により折り畳まれたシートSを第1の搬送方向D1と交差する第2の搬送方向D2に搬送する第2の搬送部2と、前記第2の搬送部2により搬送される折り畳まれたシートSを押圧する押圧接着部24が設けられ、前記押圧接着部24は、一対の押圧ローラ117,118を備え、前記押圧ローラ117,118には、シートSを第2の搬送方向D2に搬送しながら該シートSの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部53,54と、シートSの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しないことで、接着体Eに第2の搬送方向D2に沿った開口部59を形成するための非押圧部55、56とが設けられるので、シートSが矩形状であって折線q1、q2と第2の搬送方向D2とが同じ向きであるときは、図12に示すように、接着装置20において、矩形状に折り畳まれたシートSの長辺側が第2の搬送方向D2に沿う向きに該シートSを搬送することとなる。そして、図13(b)に示すように矩形状の接着体E2の長辺側に開口部59を形成することが可能となる。このように、矩形状の接着体E2の長辺側に開口部59を形成することで、短辺側に形成する場合に比較して添付資料等の封入物を開口部59から挿入しやすくなる。
【0099】
図19は、矩形状の接着体E5の短辺側に、開口部591,592が形成された接着体E5の斜視図を示す。同図に示す接着体E5は、折畳接着経路96がL字状に交差して形成されず、例えば図12において破線で示すように、折部14と押圧接着部241とが同じ一つの搬送方向D11のままでシートを搬送する従来の接着装置を用いて製造することができる。接着体E5は、折線q1、q2に交差する向きに開口部591,592が形成されている。このように、折線q1、q2に交差する向きに開口部591,592が形成されるときには、接着体E5は、上側の表面側重合面PF1と下側の裏面側重合面PR1の双方が開口した状態となる。
【0100】
ユーザーが添付資料等の封入物を袋状の接着体E5の内部に挿入しようとすると、表面側重合面PF1と裏面側重合面PR2とのいずれにも挿入することが可能となる。しかし、接着体E5を受け取った者は、印字のある表面側重合面PF1のみ接着体E5を開くが、必要な情報ではない地模様だけが印刷された裏面側重合面PR1は開かれることがなく、接着されたたままの状態で放置されるかもしれない。こうなると、添付資料等の封入物が接着体E5を受け取った者に見落とされる危険性がある。
【0101】
しかし、本実施形態では、折線q1、q2と第2の搬送方向D2とが同じ向きであるときは、図13(b)に示すように矩形状の接着体E2の長辺側に開口部59を形成することが可能となる。そして、折り畳まれたシートSの表面側重合面PFと裏面側重合面PRという2つの重ね合わせ面のうち、表面側重合面PFのみに開口部59が形成され、裏面側重合面PRは三辺が接着された状態となる。これより、印字のある表面側重合面PFに確実に封入物を挿入することができる。よって、封入物が見落とされにくい。
【0102】
また、シートSが矩形状に形成されるときには、シートSの長辺側に直交し、短辺側に平行する図12においてNで示す向きに紙の目が形成されていることが多い。このようなシートSを、図12に示すように、シートSの長辺側に沿って第1の搬送方向D1に搬送してシートSの長辺側に直交する紙の目の向きNと同じ方向に折線q1、q2を形成し、接着装置20において第2の搬送方向D2にシートSを搬送して紙の目の向きNに平行に開口部59を形成することができる。
【0103】
このように、開口部59が紙の目の向きNと平行に形成される場合、封緘部5において開口部59を閉じる際に、紙の目の向きNに沿ってシートSを押圧しつつ送出すこととができる。この場合、封緘ローラ50の押圧力の調整を行わないために、封緘ローラ50の押圧力が多少強すぎる場合であっても、紙の目の向きNに沿ってシートSを搬送しつつ押圧するので、シートSの波打ちの発生を抑制することができる。よって、仕上がりをきれいにすることができる。
【0104】
従来の接着装置では、折部14においてシートSの長辺側に直交する紙の目の向きNと同じ方向に折線q1、q2を形成した後、図12において破線で示すように、第1の搬送方向D1の下流側に設置された押圧接着部241において、第1の搬送方向D1と同じ方向D11にシートSを搬送しながら該シートSを押圧し、接着する。これより、図19に示すように、折線q1、q2及び紙の目の向きNの双方に直交する方向に開口部591,592を形成する。
【0105】
封緘部においてこの図19に示す接着体E5の開口部591,592を閉じる際には、紙の目の向きNと直交する向きにシートSを押圧しつつ送出すこととなる。この場合、封緘ローラの押圧力が強すぎると、押圧された部分の紙の目が引き伸ばされ、波打ちが発生し、仕上がりが汚くなることがある。通常、封緘ローラは、開口部のみを押圧すればいいのでシートの大部分を押圧する必要のある押圧ローラに比較して、軸方向Wの長さが短いためにシートを押圧する際の押圧力が比較的大きくなりやすく、このような波うちの問題が発生しうる。
【0106】
紙の目の向きNが、図12に示すシートSとは異なり、短辺側に直交し、長辺側に平行するようなシートSを加工処理する際には、上下封緘ローラ51,52の隙間を自動で調整するための調整機構がある場合に、接着体Eの開口部59を封緘する際の押圧力を調整することによって、より最適な仕上がりとすることが可能である。
【0107】
また、上封緘ローラ51が、押圧ローラ118と同一の回転軸により回転されるので、押圧ローラ118と封緘ローラ50とをそれぞれ回転させるための機構を2個設ける場合に比較して、占有スペースを小さくすることができる。また、部品点数を減少させ、製造コストを抑制可能であるとともに、1個のモータ36により押圧ローラ118と封緘ローラ50双方を駆動できるので、効率よく封緘することができる。
【0108】
そして、折畳接着経路96及び封緘経路97は、押圧ローラ118を軸支する軸支部材としての垂直部材123を挟んで両側に設けられるので、シート折畳接着装置100の占有スペースをより小さくすることができる。
【0109】
更に、第1の搬送部1から搬出されるシートSの第1の搬送方向D1端縁に当接し、シートSを第2の搬送方向D2に沿って所定距離だけガイドするガイド部材15を備え、ガイド部材15は、折り畳まれたシートSの周縁の一部が非押圧部55、56を通過するよう第1の搬送方向D1における位置が変更可能に構成されるので、シートSの周縁四辺が全て閉じられた接着体E1とするか、一辺に開口部59が形成された接着体E2とするかの切替を容易に行うことができる。
【0110】
更に、ガイド部材15は、搬送方向変換ユニット138として、搬送ベルト装置16と一体的に移動する構成なので、ガイド位置を変更しても、ガイド部材17と搬送ベルト164との相対的な位置関係は変化せず、常に良好なガイド及び搬送機能を果たすことができる。
【0111】
(第2の実施形態)
図15は、第2の実施形態にかかるシート折り畳み接着装置100aのカバーを外して示す平面図、図16は、前記シート折り畳み接着装置100aの概略構成を示す縦断面図、図17は前記シート折り畳み接着装置100aの使用態様図である。
【0112】
上記第1の実施形態では、第2の搬送方向D2の搬送面が水平面上に形成されたが、本第2の実施形態に係るシート折り畳み接着装置100aは、第2の搬送方向D2aの搬送面が鉛直方向に沿って形成される。そして、押圧ローラ117a、118aの軸心方向Waは、鉛直方向に沿って設置される。シートSの重ね合わせ面の周縁を所定値以上の押圧力で押圧しない非押圧部55a、56aは押圧ローラ117a、118aの下部に所定高さまで設けられる。シートSを第2の搬送方向D2aに搬送しながら該シートSの重ね合わせ面を所定値以上の押圧力で押圧する押圧部53a,54aは、非押圧部55a、56aの上方に隣接して設けられる。
【0113】
クロスコンベア部22aは、折装置10の排出部18から排出されたシートSを下方へと案内する湾曲した案内板105,106を備える。更に、クロスコンベア部22aは、案内板105,106の下方に設置されたシートSを下方へ搬送する搬送ローラ107〜110と、搬送ローラ107〜110の下方に設置された搬送ベルト装置16aと、複数の押さえコロ154と、ガイド部材15aとを備える。
【0114】
搬送ベルト装置16aは、搬送ベルト164aを備える。搬送ベルト164aは、図示しない駆動機構により回転駆動され、下方に設置されたガイド部材15aに下端縁が支持された折り畳まれたシートSを第2の搬送方向D2aに搬送する。押さえコロ154は、搬送ベルト164aから所定量離間して、該搬送ベルト164aの所定箇所に対向して設置される。押さえコロ154は、搬送ベルト164aに対し接離可能に構成される。搬送ローラ107〜110によって下方へと搬送され、搬送ベルト164aと押さえコロ154との間を通過したシートSが、図示しないシート検出センサによってガイド部材15aに支持されたことを検出されると、押さえコロ154は、搬送ベルト164aに近接移動される。そして走行する搬送ベルト164aと、押さえコロ154との間でシートSを挟持しつつ、第2の搬送方向D2aに該シートSを搬送する。
【0115】
ガイド部材15aは、図17に示すように、上下方向に移動自在に構成される。ガイド部材15aが最下位にあるとき押圧ローラ117a,118aの下端部に対応する位置となる。ガイド部材15aが最上位にあるときは、非押圧部55a、56aの上端部の高さより所定量高い位置となる。
【0116】
ガイド部材15aと押圧ローラ117a,118aの間には搬送ローラ111a〜114aが設置される。搬送ローラ111a〜114aは、前記押圧ローラ117a、118aと同様に軸心方向Waが鉛直方向に沿うよう立設される。搬送ローラ111a〜114aの鉛直方向の長さは、ガイド部材15aの上下方向の移動長さより長く設定される。搬送ローラ111a〜114aの上端部は、ガイド部材15aが最上位となる位置より高い位置である。
【0117】
ガイド部材15aは、第1の搬送部1から屈曲した案内板105,106及び搬送ローラ107〜110によって下向きに方向転換され、搬送ベルト164aと押さえコロ154の間を下方へ供給されるシートSを、上下方向の所望する位置、即ち、図17において実線で示す第1のガイド位置M1aと二点鎖線で示す第2のガイド位置M2aとのいずれかの位置で支持する。このガイド部材15aによって支持されたシートSは、搬送ベルト164aと押さえコロ154との間で挟持されつつ第2の搬送方向D2aに搬送され、その後搬送ローラ111a〜114aにより押圧ローラ117a,118aへ搬送される。
【0118】
図示省略するが、第2の搬送方向D2aで前後の搬送ローラ111a,112aと113a、114aとの間及び搬送ローラ113a、114aと押圧ローラ117a、118aの間に、シートSを第1のガイド位置M1a及び第2のガイド位置M2aのそれぞれの位置に下方より支持する上下動自在またはスライド自在な支持ガイドを設けてもよい。
【0119】
図15に示す排出コンベア部26aは、折り畳まれ、接着されることで得られた接着体Eを立てて載置する排紙ガイド171aと、排紙ガイド171aに対しシートSを押える押え部材173を備える。
【0120】
搬送ベルト164a、押さえコロ154、搬送ローラ111a〜114a、押圧ローラ117a、118aは、第2の搬送部2aを構成する。第2の搬送部2aは、第1の搬送部1から搬出される折部14により折り畳まれたシートSを第1の搬送方向D1と交差する第2の搬送方向D2aに搬送する。
【0121】
第2の実施形態に係るシート折畳接着装置100aの封緘部5aは、一対の封緘ローラ50aを備え、該封緘ローラ50aは、押圧ローラ117a,118aの上部により兼ねて構成される。より詳しくは、封緘ローラ50aは、押圧ローラ117a,118aの上端部により兼ねて構成される。
【0122】
封緘経路97aは、接着体Eの開口部59が形成された周縁を押圧ローラ117a,118aの上部で封緘するよう案内する接着体案内部115を備える。接着体案内部115の上方には、カバー25aに接着体挿通口116が設けられる。封緘経路97aは、この接着体挿通口116、接着体案内部115及び両押圧ローラ117a,118aの上部のニップ部により形成される。
【0123】
本第2の実施形態にかかるシート折り畳み接着装置100aで接着体Eを製造する際、折部14で折り畳まれたシートSは、案内板105,106及び搬送ローラ107〜108によって下向きに方向転換され第2の搬送部2aの搬送始端部である第2の搬送方向D2aの搬送上流端部に送られる。接着体Eの周縁の四辺全てが接着された接着体E1を製造するときは、ガイド部材15aを第1のガイド位置M1aとする。これより、押圧接着部24aへ向けて第2の搬送方向D2aに搬送されたシートSは、折り畳まれたシートSの全体が押圧部53a,54aを通過する。
【0124】
一方、矩形状の周縁の一辺に開口部59が形成された接着体E2を得るには、ガイド部材15aを図17において第1のガイド位置M1aより低い第2のガイド位置M2aとする。これより、押圧接着部24aへ向けて第2の搬送方向D2aに搬送されたシートSは、折り畳まれたシートSの上端縁から所定範囲となる大部分が押圧部53a,54aを通過するとともに、シートSの下端部が非押圧部55a,56aを通過することで、開口部59が形成された接着体E2を得ることができる。
【0125】
開口部59を封緘する際には、図17に示すように、開口部59が下端縁となる向きとして、接着体E2を鉛直方向に沿って、接着体挿通口116からカバー内部に挿通する。接着体E2が接着体案内部115に接触すると、ユーザーは封緘経路97aに沿って第2の搬送方向D2aに接着体E2を移動させ、回転する押圧ローラ117a、118aの間を通過させる。
【0126】
これより、押圧ローラ117a、118aの上部を用いて開口部59を封緘することができる。第2の実施形態では押圧ローラ117a、118aの軸方向Waが鉛直方向に沿っており、押圧ローラ117a、118aが立設されるので、装置の小型化が可能である。
【0127】
また、一対の封緘ローラ50aは、押圧ローラ117a,118aにより兼ねて構成されているので、装置の更なる小型化が可能である。また、駆動源を共通化することができるので、コストの低減が可能である。そして、封緘ローラ50aが、押圧ローラ117a,118aの上端部により兼ねて構成されるので、開口部59のみを適正に押圧することが容易となる。よって、封入物が厚いときや破損しやすいものであるときでも適正に封緘することができる。
【0128】
(第3の実施形態)
図18は、第3の実施形態にかかるシート折り畳み接着装置100bの接着装置20bの押圧接着部24aの構成を示す図である。第3の実施形態では、第2の実施形態と同様に第2の搬送方向D2aの搬送面が鉛直方向に沿って形成される。そして、押圧ローラ117b、118bの軸心方向Wbは、鉛直方向に沿って設置される。
【0129】
そして、本第3の実施形態では、第2の実施形態と異なり、非押圧部55b、56bは押圧ローラ117b、118bの上部に設けられる。図18において左側に示す押圧ローラ117bは、該押圧ローラ117bの上下に設置された軸支部材156,157に軸支される。図18において右側に示す押圧ローラ118bは、該押圧ローラ118bの上下に設置された軸支部材158,159に軸支される。
【0130】
また、図示省略するが、第3の実施形態のクロスコンベア部のガイド部材は、上記第2の実施形態と同様に、上下動自在に構成される。ガイド部材がシートSのサイズに応じた所定の上位となる位置に位置するとき、折り畳まれたシートSの上端部分が非押圧部55b、56bを通過することで、接着体Eに開口部59を形成可能である。一方、ガイド部材が所定の下位位置にあるときには、折り畳まれたシートSの全体が押圧部53b、54bを通過することでシートSの重ね合わせ面の周縁の四辺全てが接着された接着体E1を製造可能である。
【0131】
第3の実施形態に係るシート折畳接着装置100bの封緘部5bは、押圧接着部24bの上方に設けられる。一対の封緘ローラ50bは、水平方向に対向して配設される。図18において左側に示す封緘ローラ51bは、右側の押圧ローラ118bの回転軸の一部により構成される。封緘ローラ51bは、押圧ローラ118bの回転軸が軸支部材158から上方に突出した部分により構成される。図18において右側に示す封緘ローラ52bは、軸支部材158に立設された突出軸49bの上端部に回動自在に軸支される。
【0132】
開口部59の形成された接着体E2を案内する一対の案内部材46bは、水平方向に対向配置される。案内部材46bの上方位置に当たるカバー25bに接着体挿通口116bが設けられる。封緘経路97bは、この接着体挿通口116b、一対の案内部材46bの間及び封緘ローラ50bのニップ部により形成される。
【0133】
第3の実施形態に係るシート折畳接着装置100bの押圧接着部24bは、押圧ローラ117b、118bが上下の軸支部材156〜159によってそれぞれ軸支されているので、折り畳まれたシートSを大きな押圧力で押圧することが可能となる。
【0134】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能であり、変形例の組み合わせも本発明に含まれる。以下、上記実施形態の変形例について説明する。上記実施形態では、シートSをZ型に外三つ折りして定型郵便物大の接着体E1〜E4にする例を示したが、他の折り方、例えば、C型に内三つ折してもよく、V型に2つ折りしてもよい。このように、他の折り方に変更する際は、第1、第2折トレイの突き当て部材の位置を調整するか、またはシート挿入空間長さの異なったもの等他のトレイに交換する。そして、シートの折り方及びシートの大きさに応じて、ガイド部材の第2の搬送方向における位置を適宜位置に調整することによって、接着体に開口部を形成するかどうかを選択することができる。
【0135】
また、第1の搬送部1から搬出される前記シートSの第1の搬送方向D1端縁に当接し、前記シートSを第2の搬送方向D2、D2aに沿って所定距離だけガイドするガイド部材15,15aを備えたが、自由落下により搬送方向が変更される等のためガイド部材を設けないこととしてもよく、他の機構例えば送風や吸引によりシートを第2の搬送方向に案内してもよい。また、ガイド部材15,15aは、折り畳まれたシートSの周縁の一部が非押圧部55,56,55a,56aを通過するよう第1の搬送方向D1における位置が変更可能に構成されたが、これに替えて、例えば、ガイド部材の位置は固定されたままとし押圧接着部の押圧ローラの設置位置を変更可能に構成してもよく、ガイド部材及び押圧ローラの双方を移動可能としてもよい。
【0136】
また、上記実施形態では、ガイド部材15,15aは、通常の第1のガイド位置M1と、第2のガイド位置M2との2地点間で位置変更可能である場合を示したが、ユーザーの希望する接着範囲に応じて3地点以上に位置変更させることも可能である。また、ガイド部材15,15aが自動で複数のガイド位置に移動されたが、手動で移動させることとしてもよい。
【0137】
またシート折畳接着装置100,100a、100bは、第1の搬送部と第2の搬送部の搬送方向が略直交しているが、第1の搬送部の搬送方向と第2の搬送部の搬送方向とが、90度以外の交差角度で交差しているレイアウトも可能である。第1の搬送部と第2の搬送部の搬送面は、水平面または鉛直面に限定されず、傾斜してもよい。
【0138】
シート検出センサ180,182,184,186の配置は上記実施形態の位置に限定されず、各搬送部の搬送速度あるいは加工機構の相違により、各種レイアウトが可能である。
【0139】
折装置10は上記実施形態に加え、切断部を備えてもよい。切断部は、シートの両縁または中央を第1の搬送方向に沿って切断する1組または2組以上のスリッタユニットを備えたものとすることができる。
【0140】
また、第1の実施形態では上封緘ローラ51は、下側の押圧ローラ118の回転軸の一部により構成され、第3の実施形態では封緘ローラ51bは、押圧ローラ118bの回転軸の一部により構成されたが、一方または双方の封緘ローラが、押圧ローラと異なる回転軸により回転されてもよく、封緘ローラを回転させるための駆動機構を設け、該駆動機構の駆動により回転してもよい。
【0141】
また、下封緘ローラ52は、上封緘ローラ51の回転に伴って接着体E2を介し従動回転したが、下封緘ローラを回転させるための駆動機構を設け、該駆動機構の駆動により回転することとしてもよく、他のいずれかのローラ、即ち、給紙ローラ、折ローラ、搬送ローラまたは押圧ローラのうちいずれかの回転軸と同一の回転軸の回転により上封緘ローラが回転されるよう構成してもよい。
【0142】
また、第1,3の実施形態では折畳接着経路96及び封緘経路97,97bは、押圧ローラ118,118bを軸支する軸支部材を挟んで両側に設けられ、第2の実施形態では折畳接着経路96と封緘経路97aが一部重複したが、両経路をこれらとは異なる位置に配置してもよく、例えば、シート折畳接着経路と封緘経路が交差する方向に設置されてもよく、上下に設置されてもよい。
【0143】
また非押圧部55、55a、55b,56,56a,56bは、押圧ローラ117,118、117a,118aの一方の端部に設けたが、押圧ローラの軸方向両端に設けてもよく、軸方向端部から所定量中央に近い位置等他の箇所であってもよい。また、非押圧部55、56は、上下の押圧ローラ117,118の双方の直径H2を、押圧部53、54の直径H1よりも小さく形成したが、上下いずれか一方の押圧ローラの非押圧部の直径のみを、押圧部より小さくしてもよい。この場合、上側の押圧ローラの非押圧部の直径を、押圧部より小さくし、下側の押圧ローラを非押圧部と押圧部とで同じ直径とし、段差を設けない構成とすることが好ましい。下側の押圧ローラはシートを下方より支持しつつ搬送するので、シートをより適正に搬送することができるからである。
【0144】
また、非押圧部55の直径H2は、押圧部54の直径H1より僅かに小さく形成したが、非押圧部の直径を大幅に小さい直径としてもよく、例えば、回転軸と同じ直径としてもよい。非押圧部53、53a、53b、54、54a、54bは押圧ローラ117、117a,117b、118、118a、118bの周方向の全体に設けたが、周方向の一部にのみ非押圧部を設けてもよい。
【0145】
シートSの接着剤塗布領域Gは、上記構成例に限定されず、シートSの重ね合わせ面の周縁であって折畳接着処理により接着体Eが作成可能であれば他の箇所であってもよい。例えば、シートSの重ね合わせ面の周縁全てに替えて周縁のうちの一部に接着剤が塗布されていてもよく、重ね合わされる2つの面のいずれか一方の面のみに、接着剤が塗布されていてもよく、折線に沿って所定幅の接着剤塗布領域を設けてもよい。また、周縁を構成する各辺の一部に接着剤を塗布してもよい。また、シートSの折線が形成される部分等といった所定箇所にあらかじめミシン目が配されていてもよい。
【0146】
上記実施形態では、矩形状の接着体Eの四辺の周縁のうち一辺を開口部としたが、袋状の接着体Eの内部に添付資料等の封入物を挿入可能であれば、開口部が一辺の半分や8割等といった一辺全てではなく一部を開口部としてもよく、二辺以上であってもよい。
【0147】
また、第2の実施形態では、一対の封緘ローラ50aは双方とも押圧ローラ117a、118aにより兼ねて構成されたが、いずれか一方の封緘ローラを押圧ローラとは別に設けてもよく、双方とも押圧ローラとは異なる別の封緘ローラを設けてもよい。また、封緘経路97aは、接着体Eの開口部59が形成された周縁を押圧ローラ117a,118aの一部で封緘するよう案内する接着体案内部115を備えたが、接着体案内部115を備えない構成としてもよい。
【符号の説明】
【0148】
D1 第1の搬送方向
D2,D2a 第2の搬送方向
1 第1の搬送部
2,2a 第2の搬送部
5、5a、5b 封緘部
14 折部
24,24a,24b 押圧接着部
15、15a、15b ガイド部材
53,53a,53b,54,54a、54b 押圧部
55,55a,55b、56,56a、56b 非押圧部
96、96a,96b 折畳接着経路
97,97a,97b 封緘経路
100,100a、100b シート折畳接着装置
117,117a,117b,118,118a、118b 押圧ローラ
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