特許第6519635号(P6519635)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6519635
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】糞収納袋
(51)【国際特許分類】
   A01K 23/00 20060101AFI20190520BHJP
【FI】
   A01K23/00 A
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-222384(P2017-222384)
(22)【出願日】2017年11月20日
【審査請求日】2017年11月24日
【審判番号】不服2018-9207(P2018-9207/J1)
【審判請求日】2018年7月4日
【早期審理対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509222006
【氏名又は名称】株式会社青和
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】種 本 裕 子
【合議体】
【審判長】 小野 忠悦
【審判官】 西田 秀彦
【審判官】 住田 秀弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−219748号公報
【文献】 特開2007−312755号公報
【文献】 実開昭63−161170号公報
【文献】 実公昭36−8297号公報
【文献】 特開2009−11281号公報
【文献】 国際公開第2008/053883号
【文献】 特開2004−57172号公報
【文献】 特開2004−314998号公報
【文献】 特開平7−172457号公報
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC A01K1/00、23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有した袋と、
この袋の開口縁部に沿って形成された通路と、
この通路に設けた帯状部材とを備え、
前記袋に糞が収納される前にあっては、前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、
前記袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部に対向する前記袋の対向部位との間で通路は形成され、
前記通路に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、
前記通路より外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持する
ことを特徴とする糞収納袋。
【請求項2】
開口部を有した袋と、
この袋の開口縁部に沿って形成された通路と、
この通路に設けた帯状部材とを備え、
前記袋に糞が収納される前にあっては、前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、
前記袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部に対向する前記袋の対向部位とを接着して通路は形成され、
前記通路に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、
前記通路より外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持する
ことを特徴とする糞収納袋。
【請求項3】
通路の中途に帯状部材の一端を外方に導く帯状部材中途出口を設けた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の糞収納袋。
【請求項4】
帯状部材は結束バンドであり、
前記結束バンドは、前記結束バンドの挿通を許容するが、逆方向への動きを禁止する係止爪を有するものか、
又は、
前記結束バンドは、前記結束バンドの挿通を許容するが、逆方向への動きを禁止する係止爪を有したロック機能を備えるとともに、前記ロック機能を解除して前記逆方向の移動を許容するロック解除機能を備えるものである
請求項1〜請求項3の何れかに記載の糞収納袋。
【請求項5】
開口部を有した袋と、
この袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、
前記袋の外側であって前記折り曲げ部の内側に位置する帯状部材とを備え、
前記折り曲げ部に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、
前記帯状部材の一方の端部より他方の端部に近い側に設けられ、前記帯状部材に前記帯状部材の長手方向に平行又は斜めに単一のスリットが設けられ、
前記帯状部材の一方の端部をこの単一のスリットに通し、前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記帯状部材が前記単一のスリットに摩擦により係止するものであり、
前記袋に糞が収納される前にあっては、前記単一のスリットに係止した前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、
前記帯状部材挿入口と前記帯状部材出口の外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持して、前記帯状部材により保持された前記袋の開口部をペットの肛門の下方位置に置き、前記袋に糞が収納された後、前記袋の開口部が閉じるように前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記帯状部材を前記単一のスリットに摩擦により係止させる
ことを特徴とする糞収納袋。
【請求項6】
開口部を有した袋と、
この袋の内側に位置した紙製の袋と、
前記袋及び前記紙製の袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、
前記袋の外側であって前記折り曲げ部の内側に位置する帯状部材とを備え、
前記折り曲げ部に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、
前記帯状部材の一方の端部より他方の端部に近い側にあって、前記帯状部材に前記帯状部材の長手方向に平行又は斜めに単一のスリットが設けられ、
前記帯状部材の一方の端部を前記単一のスリットに通し、前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記帯状部材が前記単一のスリットに摩擦により係止するものであり、
前記袋に糞が収納される前にあっては、前記単一のスリットに係止した前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、
前記帯状部材挿入口と前記帯状部材出口の外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持して、前記帯状部材により保持された前記袋及び前記紙製の袋の開口部をペットの肛門の下方位置に置き、前記紙製の袋に糞が収納された後、前記袋及び前記紙製の袋の開口部が閉じるように前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記単一のスリットに前記帯状部材を摩擦により係止させる
ことを特徴とする糞収納袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、糞収納に係り、特に、使用勝手が向上した糞収納に関する。
【背景技術】
【0002】
片手で犬の糞を容易に回収できるようにした犬の糞回収袋がある(例えば、特許文献1参照)。
これは、回収袋を裏返すと共に歯が連動して動き、犬の糞を回収袋の中に押し込むようにして、回収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−289739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのため、糞の落下場所(例えば、道路)を汚してしまい、使用勝手が良好でないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を考慮してなされた使用勝手が向上した糞収納を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の糞収納袋は、開口部を有した袋と、この袋の開口縁部に沿って形成された通路と、この通路に設けた帯状部材とを備え、前記袋に糞が収納される前にあっては、前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、前記袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部に対向する前記袋の対向部位との間で通路は形成され、前記通路に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、前記通路より外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持するものである。
【0008】
また、請求項記載の糞収納袋は、開口部を有した袋と、この袋の開口縁部に沿って形成された通路と、この通路に設けた帯状部材とを備え、前記袋に糞が収納される前にあっては、前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、前記袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部に対向する前記袋の対向部位とを接着して通路は形成され、前記通路に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、前記通路より外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持するものである。
【0009】
また、請求項記載の糞収納袋は、請求項又は請求項記載の糞収納袋において、通路の中途に帯状部材の一端を外方に導く帯状部材中途出口を設けたものである。
【0010】
また、請求項記載の糞収納袋は、請求項1〜請求項の何れかに記載の糞収納袋において、帯状部材は結束バンドであり、前記結束バンドは、前記結束バンドの挿通を許容するが、逆方向への動きを禁止する係止爪を有するものか、又は、前記結束バンドは、前記結束バンドの挿通を許容するが、逆方向への動きを禁止する係止爪を有したロック機能を備えるとともに、前記ロック機能を解除して前記逆方向の移動を許容するロック解除機能を備えるものである
【0011】
また、請求項5載の糞収納袋は、開口部を有した袋と、この袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、前記袋の外側であって前記折り曲げ部の内側に位置する帯状部材とを備え、前記折り曲げ部に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、前記帯状部材の一方の端部より他方の端部に近い側に設けられ、前記帯状部材に前記帯状部材の長手方向に平行又は斜めに単一のスリットが設けられ、前記帯状部材の一方の端部をこの単一のスリットに通し、前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記帯状部材が前記単一のスリットに摩擦により係止するものであり、前記袋に糞が収納される前にあっては、前記単一のスリットに係止した前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、前記帯状部材挿入口と前記帯状部材出口の外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持して、前記帯状部材により保持された前記袋の開口部をペットの肛門の下方位置に置き、前記袋に糞が収納された後、前記袋の開口部が閉じるように前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記帯状部材を前記単一のスリットに摩擦により係止させるものである。
【0012】
また、請求項6載の糞収納袋は、開口部を有した袋と、この袋の内側に位置した紙製の袋と、前記袋及び前記紙製の袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、前記袋の外側であって前記折り曲げ部の内側に位置する帯状部材とを備え、前記折り曲げ部に前記帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設け、前記帯状部材の一方の端部より他方の端部に近い側にあって、前記帯状部材に前記帯状部材の長手方向に平行又は斜めに単一のスリットが設けられ、前記帯状部材の一方の端部を前記単一のスリットに通し、前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記帯状部材が前記単一のスリットに摩擦により係止するものであり、前記袋に糞が収納される前にあっては、前記単一のスリットに係止した前記帯状部材で前記袋の開口部を保持するものであり、前記帯状部材挿入口と前記帯状部材出口の外側に位置する前記帯状部材の部位を手で把持して、前記帯状部材により保持された前記袋及び前記紙製の袋の開口部をペットの肛門の下方位置に置き、前記紙製の袋に糞が収納された後、前記袋及び前記紙製の袋の開口部が閉じるように前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記単一のスリットに前記帯状部材を摩擦により係止させるものである。

【発明の効果】
【0016】
請求項1、2記載の糞収納袋によれば、帯状部材により保持された袋の開口部をペットの糞の落下予想位置(ペットの肛門の下方)に置き、糞を袋内に回収することができるため、糞の落下場所を汚さないで、糞を回収して使用勝手の良好な糞収納袋を得ることができる。
【0017】
また、請求項記載の糞収納袋によれば、袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部に対向する前記袋の対向部位との間で通路は形成され、前記通路に帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設けたため、簡易に糞収納袋を作ることができ、しかも、通路より外側に位置する帯状部材の部位を手で把持するため、帯状部材によりペットの糞の落下予想位置を確保でき、使用勝手を向上させることができる。
【0018】
また、請求項記載の糞収納袋によれば、袋の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部に対向する前記袋の対向部位とを接着して通路は形成され、前記通路に帯状部材を挿入する帯状部材挿入口と前記帯状部材を外部へ導く帯状部材出口を設けたため、簡易に糞収納袋を作ることができ、しかも、通路より外側に位置する帯状部材の部位を手で把持するため、帯状部材によりペットの糞の落下予想位置を確保でき、使用勝手を向上させることができる。
【0019】
また、請求項記載の糞収納袋によれば、上述した請求項又は請求項記載の発明の効果に加え、通路の中途に帯状部材の一端を外方に導く帯状部材中途出口を設けたため、通路内に帯状部材を容易に設けることができる。
【0020】
また、請求項記載の糞収納袋によれば、上述した請求項1〜請求項の何れかに記載の発明の効果に加え、締め付けのみの市販の結束バンド、又は、締め付けたり、開放状態にしたりすることが可能な市販の結束バンドを利用して、簡易に糞収納袋を作ることができる。
【0021】
また、請求項記載の糞収納袋によれば、帯状部材により保持された袋の開口部をペットの糞の落下位置に置き、袋に糞が収納された後、袋の開口部が閉じるように前記帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で前記スリットに前記帯状部材を摩擦により係止させるため、糞の落下場所を汚さないで、糞を回収して使用勝手の良好な糞収納袋を得ることができる。
【0022】
また、請求項記載の糞収納袋によれば、帯状部材により保持された袋及び紙製の袋の開口部をペットの肛門の下方(ペットの糞の落下予想位置)に置き、紙製の袋に糞が収納された後、袋及び紙製の袋の開口部が閉じるように帯状部材の一方の端部を引っ張り、この引っ張りを解除した位置で帯状部材をスリットに摩擦により係止させるため、糞の落下場所を汚さないで、糞を回収して使用勝手の良好な糞収納袋を得ることができることは勿論のこと、糞の回収後、 袋から糞が入った紙製の袋を簡易且つ迅速に分離することができ、場合によっては、糞が入った紙製の袋をトイレに流して処理することができる使用勝手の良好な糞収納袋を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1図1は、本発明の一実施例の糞収納袋が開いた状態の概略的斜視図である。
図2図2は、図1の糞収納袋の使用態様の一例を示す写真である。
図3図3は、図2の通路の中途に設けた帯状部材中途出口の部位を示す写真である。
図4図4は、図1と異なる他の実施例の糞収納袋の概略的斜視図であり、図4(a)は糞収納袋が開いた状態の概略的斜視図であり、図4(b)は図4(a)の糞収納袋が閉じた状態の概略的斜視図である。
図5図5(a)は、図4(a)の帯状部材の概略的斜視図であり、図5(b)は、図4(b)の帯状部材の概略的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の一実施例の糞収納を図面(図1乃至図3)を参照して説明する。
図1に示すPは、袋4と、この袋4の開口縁部に沿って形成された通路(例えば、環状の通路又は、帯状部材収納部)5と、この通路5に設けた帯状部材6とを備えている。
そして、帯状部材6で袋4の開口部を保持している(図2及び図3参照)。例えば、図2に示すように、通路5より外側に位置する帯状部材6の部位(例えば、6A)を手で把持することができる。
帯状部材6は、例えば、ポリプロピレン樹脂等で形成された梱包等で使用される包装バンド(PPバンド)、結束バンド等である。
なお、結束バンドは、前記結束バンドの挿通を許容するが、逆方向への動きを禁止する係止爪を有するもの、 又は、前記結束バンドの挿通を許容するが、逆方向への動きを禁止する係止爪を有したロック機能を備えると共に、前記ロック機能を解除して前記逆方向の移動を許容するロック解除機能を備えるものであり、前記結束バンドは、市販の結束バンドを利用することができる。
【0028】
上述した、糞収納袋Pによれば、帯状部材6により保持された袋4の開口部をペットの糞の落下位置に置き、糞を袋4内に回収することができるため、糞の落下場所を汚さないで、糞を回収して使用勝手の良好な糞収納袋Pを得ることができる。
そして、ペットの糞の回収方法は、糞収納袋Pの通路5より外側に位置する帯状部材6の部位を手で把持して、袋4の開口部をペットの糞の落下予想位置(ペットの肛門の下方)に置き、前記糞を袋4内に回収するものである。回収後、帯状部材6を引っ張って、袋4の開口部を閉じるようにするものである。袋4の開口部を閉じるようにするため、糞の臭いを袋4内に閉じ込めることができる。
【0029】
上述した通路5は、例えば、袋4の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部Mと、この折り曲げ部Mに対向する袋4の対向部位とを接着して形成される。接着部位は、袋4の開口縁部の略全周に亘って設けても良いが、一カ所でも良い。この通路4に帯状部材6を挿入する帯状部材挿入口4aと帯状部材6を外部へ導く帯状部材出口4bを設けている。通路5の中途に帯状部材6の一端を外方に導く帯状部材中途出口4cを設けている。これは、通路5内に帯状部材6を入れ易くするためのものである。
また、通路5は、例えば、後述するように、袋4の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部Mと、この折り曲げ部Mに対向する袋4の対向部位との間で形成されるようにしても良い(つまり、折り曲げ部Mに対向する袋4の対向部位とを接着しなくても良い。)。この通路4に帯状部材6を挿入する帯状部材挿入口4aと帯状部材6を外部へ導く帯状部材出口4bを設けている。通路5の中途に帯状部材6の一端を外方に導く帯状部材中途出口4cを設けている。これは、通路5内に帯状部材6を入れ易くするためのものである。
このようにして、通路5内に帯状部材6を設けることにより、簡易に糞収納袋6を作ることができる。
【0030】
次に、図4及び図5を参照して、他の実施例の糞収納袋Pを説明する。
糞収納袋Pは、図4(a)に示すように、袋4と、この袋4の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部Mと、袋4の外側であって折り曲げ部Mの内側に位置する帯状部材6とを備えている。
通路5は、袋4の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部Mと、この折り曲げ部Mに対向する袋4の対向部位との間で形成されている。
また、通路4には、帯状部材6を挿入する帯状部材挿入口4aと帯状部材6を外部へ導く帯状部材出口4bを設けている。
また、通路5の中途に帯状部材6の一端を外方に導く帯状部材中途出口(図示せず)を設けている。これは、通路5内に帯状部材6を入れ易くするためのものである。
【0031】
そして、帯状部材6の一方の端部6Aより他方の端部6Bに近い側にあって、帯状部材6にスリット61(スリット61は、例えば、本実施例では、帯状部材6の長手方向に平行に設けているが、斜めに設けても良いし、帯状部材6の長手方向に対して直角に設けても良い。)が設けられ、このスリット61に帯状部材6の一方の端部6Aを通し、帯状部材6の一方の端部6Aを引っ張り、この引っ張りを解除した位置で帯状部材6がスリット61に摩擦により係止するものであり、帯状部材6により保持された袋4の開口部41をペット5の糞の落下予想位置(ペットの肛門の下方)に置き、袋4に糞が収納された後、袋4の開口部41が閉じるように帯状部材6の一方の端部6Aを引っ張り、この引っ張りを解除した位置で帯状部材6をスリット61に摩擦により係止させるものである。回収後は、一方の端部6Aを手に持つことができる。
【0032】
この糞収納袋Pによれば、帯状部材6により保持された糞収納袋4の開口部41[図4(a) 図5(a)]をペット5の糞の落下予想位置(ペットの肛門の下方)に置き、糞を袋4内に回収することができるため、糞の落下場所を汚さないで、糞を回収して使用勝手の良好な糞収納袋Pを得ることができる。
そして、糞収納袋4に糞が収納された後、糞収納袋4の開口部41が閉じるように帯状部材6の一方の端部6Aを引っ張り、この引っ張りを解除した位置でスリット61に帯状部材6を摩擦により係止させる[図4(b) 図5(b)]ため、糞を簡易且つ迅速に回収することができる。
【0033】
上述した糞収納袋4にあっては、袋4のみ一枚使用したが、本願発明にあっては、これに限らず、袋4、袋4の内側に紙製の袋(図示せず)と2枚使用しても良い。
【0034】
糞収納袋Pは、袋4と、この袋4の内側に位置した紙製の袋(図示せず)と、袋4及び紙製の袋(図示せず)の開口縁部を外側に折り曲げて形成された折り曲げ部Mと、袋4の外側であって折り曲げ部Mの内側に位置する帯状部材6とを備えている。
【0035】
帯状部材6の一方の端部6Aより他方の端部6Bに近い側にあって、帯状部材6にスリット61(スリット61は、例えば、本実施例では、帯状部材6の長手方向に平行に設けているが、斜めに設けても良いし、帯状部材6の長手方向に対して直角に設けても良い。)が設けられ、帯状部材6の一方の端部6Aをスリット61に通し、帯状部材6の一方の端部6Aを引っ張り、この引っ張りを解除した位置で帯状部材6がスリット61に摩擦により係止するものであり、帯状部材6により保持された袋4及び紙製の袋(図示せず)の開口部41[図4(a) 図5(a)]をペット(図示せず)の糞の落下予想位置(ペットの肛門の下方)に置き、紙製の袋(図示せず)に糞が収納された後、袋4及び紙製の袋(図示せず)の開口部41が閉じるように帯状部材6の一方の端部6Aを引っ張り[図4(b) 図5(b)]、この引っ張りを解除した位置で帯状部材6をスリット61に摩擦により係止させるものである[図4(b) 図5(b)]。回収後は、一方の端部6Aを手に持つことができる。
【0036】
この糞収納袋Pによれば、帯状部材6により保持された糞収納袋4及び紙製の袋(図示せず)の開口部41[図4(a)]をペット(図示せず)の糞の落下予想位置(ペットの肛門の下方)に置き、糞を袋4内に回収することができるため、糞の落下場所を汚さないで、糞を回収して使用勝手の良好な糞収納袋Pを得ることができる。
そして、紙製の袋(図示せず)に糞が収納された後、糞収納袋4及び紙製の袋(図示せず)の開口部41が閉じるように帯状部材6の一方の端部6Aを引っ張り、この引っ張りを解除した位置で帯状部材6をスリット61に摩擦により係止させる[図4(b)]ため、糞を簡易且つ迅速に回収することは勿論のこと、糞の回収後、 袋4から糞が入った紙製の袋(図示せず)を簡易且つ迅速に分離することができ、場合によっては、糞が入った紙製の袋(図示せず)をトイレに流して処理することができる。
【0037】
また、上述した実施例においては、糞を袋内に回収することができる糞収納袋について説明したが、本願発明は、これに限らず、乗り物酔い、体調不良時の嘔吐物を収納することができる嘔吐袋にも同様に適用できるものである。
即ち、嘔吐袋は、図1乃至図5記載のものと同様に、袋4と、この袋4の開口縁部に沿って形成された通路5と、この通路5に設けた帯状部材6とを備え、帯状部材6で袋4の開口部を保持するようにしている。この嘔吐袋によれば、帯状部材6により保持された袋4の開口部を口にあてがって、嘔吐物を袋4内に回収することができる使用勝手の良好な嘔吐袋を得ることができる。
【符号の説明】
【0038】
P 糞収納袋
4 袋
5 通路
6 帯状部材
【要約】      (修正有)
【課題】使用勝手が向上した糞収納袋、ペットの糞の回収方法及び嘔吐袋を提供する。
【解決手段】糞収納袋Pは、袋4と、この袋4の開口縁部に沿って形成された環状の通路5と、この通路5に設けた帯状部材6とを備え、帯状部材6で袋4の開口部を保持するものである。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5