特許第6519818号(P6519818)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6519818
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】無線タイヤ監視システム
(51)【国際特許分類】
   B60C 23/04 20060101AFI20190520BHJP
   B60C 19/00 20060101ALI20190520BHJP
【FI】
   B60C23/04 N
   B60C19/00 B
【請求項の数】14
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-573972(P2016-573972)
(86)(22)【出願日】2015年6月16日
(65)【公表番号】特表2017-520451(P2017-520451A)
(43)【公表日】2017年7月27日
(86)【国際出願番号】MY2015000048
(87)【国際公開番号】WO2015194932
(87)【国際公開日】20151223
【審査請求日】2017年1月11日
(31)【優先権主張番号】PCT/MY2014/000186
(32)【優先日】2014年6月19日
(33)【優先権主張国】MY
(73)【特許権者】
【識別番号】516376352
【氏名又は名称】サルティカ アライド ソリューションズ スンディリアンブルハド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100153394
【弁理士】
【氏名又は名称】謝 卓峰
(74)【代理人】
【識別番号】100116311
【弁理士】
【氏名又は名称】元山 忠行
(72)【発明者】
【氏名】チョン、キアン ホー
(72)【発明者】
【氏名】タン、ウェー イェオ
(72)【発明者】
【氏名】ホ、チャン ティ
(72)【発明者】
【氏名】パン、ヨン シン
【審査官】 菅 和幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−082381(JP,A)
【文献】 特開2005−319870(JP,A)
【文献】 特開2002−216281(JP,A)
【文献】 特開2007−210506(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/171898(WO,A1)
【文献】 特開2003−178219(JP,A)
【文献】 特開2006−232031(JP,A)
【文献】 特開2013−248916(JP,A)
【文献】 特開2005−219548(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0208865(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 23/04
B60C 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の無線タイヤ監視システムであって、
前記無線タイヤ監視システム(100a)は、
a)タイヤの状態に関する少なくとも1つのパラメータを測定するために、前記車両の各前記夕イヤに配置された少なくとも1つのセンサユニット(200a)と、
b)前記センサユニット(200a)、又は、車載ユニット(300a)、及び、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)と通信を行う移動体通信ユニット(400a)と、
c)暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又は、前記センサユニット(200a)によって測定された前記タイヤの前記状態に関する前記パラメータに関連するすべての情報を格納するための前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)と、
を含み、
前記無線タイヤ監視システムは、
パラレル通信で、暗号化データ、又は、少なくとも1つの前記センサユニット(200a)、前記車載ユニット(300a)の中の関連情報を、前記移動体通信ユニット(400a)、及び、前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)と、効率的に、伝送、格納、受信/検索、ペアリング、共有、及び/又は、ブロードキャストするように適合され、
前記移動体通信ユニット(400a)、又は、前記車載ユニット(300a)は、
すべてのぺアリング、及び/又は、共有機能の、又は、前記センサユニット(200a)、車載ユニット(300a)と別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)との間における前記暗号化データ、又は、関連情報を含む関連情報の監視、観察、及び/又は、制御に用いられるように適合されているファームウェア、又は、ソフトウェアアプリケーション(「APP」)を含み、
前記ファームウェア、又は、ソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、
代替の移動体通信ユニット、又は、他の移動体通信ユニット、又は、他の装置が、前記センサユニット(200a)、又は、車載ユニット(300a)との前記ペアリングプロセスを再開する必要がなく、前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)から前記代替の移動体通信ユニット、又は、他の移動体通信ユニット、又は、他の装置に、すべてのペアリング、暗号化データ、ユーザ/識別情報、又は、前記タイヤの前記状態に関するパラメータを取得することによって、ユーザが、他の異なる移動体通信ユニットに置き換え、変更、又は、切り替えること、又は、他の移動体通信ユニット、又は、装置と共有することを可能にする、無線タイヤ監視システム。
【請求項2】
請求項1記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記センサユニット(200a)、前記車載ユニット(300a)、及び、前記移動体通信ユニット(400a)の無線通信は、
bluetooth技術を使用することによって実現し、
前記センサユニット(200a)からの任意のブロードキャストデータ/情報が、
無線周波数(RF)/bluetoothを介して前記車載ユニット(300a)、及び/又は、前記移動体通信ユニット(400a)に同時に送信される、無線タイヤ監視システム。
【請求項3】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記ファームウェア、又は、ソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、
ユーザが、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又は、前記タイヤの状態に関する前記パラメ一夕の全て、又は、一部、又は、選択された情報を、信頼できる他のユーザと共有することを、前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)に指示することを可能にする、又は、
前記信頼できるユーザ、又は、前記代替の移動体通信ユニット、又は、他の移動体通信ユニット、又は、他の装置が、前記センサユニット(200a)、又は、車載ユニット(300a)と前記ペアリングプロセスを再開する必要なく、プライマリ移動体通信ユニット(400a)から前記代替の移動体通信ユニット、又は、他の移動体通信ユニット、又は、他の装置に前記情報を共有することを可能にする、無線タイヤ監視システム。
【請求項4】
請求項3に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記ファームウェア、又は、ソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、当該システムの暗号化データが、前記代替の移動体通信ユニット、又は、他の移動体通信ユニット、又は、他の装置、又は、他の信頼できるユーザの装置によって取得され、又は、ペアにされ、又は、共有されるように、プライマリユーザがペアリング機能、及び/又は、共有機能を制御、又は、調整することを可能にする、無線タイヤ監視システム。
【請求項5】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記ファームウェア、又は、ソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、
前記移動体通信ユニット(400a)、又は、前記車載ユニット(300a)の不揮発性/フラッシュメモリに、プレインストールされ、事前にプログラムされ、又は、ウェブサーバ/インターネットからダウンロードされる、無線タイヤ監視システム。
【請求項6】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記移動体通信ユニット(400a)又は前記車載ユニット(300a)は、
暗号化データ、又は、前記センサユニット(200a)、前記車載ユニット(300a)、及び、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)を含むシステム内の関連情報を、送信、格納、受信,検索、ペアリング、共有、及び/又は、ブロードキャストする、無線タイヤ監視システム。
【請求項7】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記システムは、
対のユニット間の暗号化を無線通信に統合、又は、組み込むことによって、前記センサ
ユニット(200a)、又は、前記車載ユニット(300a)の妨害、又は、盗難問題を
回避するように適合され、
前記センサユニット(200a)、又は、前記車載ユニット(300a)は、
前記移動体通信ユニット(400a)に関連付けられている、無線タイヤ監視システム。
【請求項8】
請求項7に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
音、表示、又は、振動、又は、それらの組み合わせのいずれかの警報信号がトリガとなり、前記センサユニット(200a)、又は、前記車載ユニット(300a)の妨害、又は、盗難問題が、前記ファームウェア、又は、ソフトウェアアプリケーション(「APP」)を介して前記移動体通信ユニット(400a)に提示される、無線タイヤ監視システム。
【請求項9】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記移動体通信ユニット(400a)、前記車載ユニット(300a)におけるすべての暗号鍵、及び/又は、ユーザ情報/識別情報は、前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)に格納される、無線タイヤ監視システム。
【請求項10】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)は、前記センサユニット(200a)によって測定されたタイヤの状態に関連する全てのパラメータ、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報を格納する、無線タイヤ監視システム。
【請求項11】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記センサユニット(200a)によって測定されるタイヤの状態に関する前記パラメ一夕は、タイヤ空気圧、温度、車輪速度、加速度、及び/又は、車両の距離情報を含む、無線タイヤ監視システム。
【請求項12】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
対になっていない代替センサユニット(200a)が、対になる前のホイール位置の事前にプログラムされた識別情報を必要とせず、欠陥、又は、誤ったセンサユニット(200a)を置換する、無線タイヤ監視システム。
【請求項13】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
当該無線タイヤ監視システム(100a)の利用の際に車両の作動を必要としない、無線タイヤ監視システム。
【請求項14】
請求項1に記載の無線タイヤ監視システム(100a)において、
前記移動体通信ユニット(400a)、及び、前記車載ユニット(300a)は、前記車両の点火がオフにされ、当該車両が静止している場合でも、前記センサユニット(200a)からbluetoothを介してデータ/情報を受信する、無線タイヤ監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線タイヤ監視システムに関する。特に、車両の無線タイヤ空気圧/温度監視システムに関し、当該監視システムは、暗号化データ、又は関連ユニット、コンポーネント/装置内の他の関連情報を送信、記憶、受信/検索、ペアリング、共有、及び/又はブロードキャストする。
【背景技術】
【0002】
便利で安全に目的地に到着することは、自動車を所有する消費者にとって非常に重要である。現代社会では、様々な種類の車が交通手段又は輸送手段として必要不可欠となっている。そのため、人々は車を運転する際の安全にますます注意を払っている。
【0003】
運転の安全性に影響を及ぼす要因の1つは、車両コンポーネント(ブレーキシステム、タイヤ、点火システムなど)の機能と適切な動作であり、最も重要な関連性がある。タイヤに関し、安全性に影響を及ぼす要素には、タイヤ表面の溝に加えて、タイヤ空気圧及びタイヤ温度が含まれる。このように、タイヤの空気圧と温度の検出は車両にとって非常に重要である。
【0004】
例えば、タイヤ空気圧が、長期にわたって、通常必要とされるタイヤ空気圧よりも80%低い場合には、タイヤが劇的に温度上昇する傾向があり、車両が高速で動いていれば、吹き飛ばされるかもしれない。タイヤ空気圧が高すぎたり十分でなければ、タイヤの損傷をもたらす。
【0005】
従って、タイヤ空気圧が標準のタイヤ空気圧値よりも25%高ければ、タイヤの耐用年数は15%〜20%短くなる。タイヤ空気圧がその標準値よりも25%低ければ、タイヤの耐用年数は30%短くなる。適切な空気圧のタイヤは、使用中の性能及び安全性が向上するだけでなく、燃費が良く、タイヤの耐用年数を伸ばす。
【0006】
しかし、統計によると、現在使用されている車両の20%のタイヤは、十分な空気圧ではない。さらに、タイヤの温度も安全運転に重要な影響を与える。タイヤの温度が高いほど、タイヤの強度は低くなる。すなわち、温度が高いタイヤは変形しやすい。また、タイヤ温度が1℃上昇するとタイヤの摩耗は2%増加する。
【0007】
タイヤ空気圧が適正量であるときのみ、タイヤはその最適性能を達成することができる。タイヤ空気圧が高すぎる場合、回転時のタイヤの摩擦が小さくなる。しかし、タイヤと地面との接触面積が小さくなるため、タイヤの中央部が早くすり減る。なぜなら、タイヤの表面張力が拡張するので、クラックだけでなく損傷も生じる。一方、タイヤ空気圧が不十分な場合、回転時のタイヤの摩擦が大きくなり、ガス消費量が増加し、タイヤの両サイドの摩滅が相対的に増加する。このように、タイヤ温度を上昇させ、タイヤの表面又はプライが容易に剥離したり裂けたりする。タイヤが過熱されるとパンクする可能性がある。
【0008】
安全運転を確実にするため、様々なタイプのタイヤ空気圧監視システムが開発されている。いくつかの先行技術は、タイヤそのもの又はその近傍に、タイヤの動作パラメータを測定するためにセンサを組み込むことを教示している。パラメータが測定されると、パラメータは、例えばメンテナンス設備などの遠隔地にある端末、又は車両に搭載されたモニタに送信される。従って、先行技術は、遠隔設備で車両のタイヤから情報を受信するために、特定のタイプのインテロゲータや送信機を遠隔の施設用に設計しなければならない。タイヤに関する情報を車両の運転手に提供できるようにするために、特別な装置を車両の製造時に組み込むか、又は車両が提供された後に改造しなければならない。タイヤからの情報を受信するために特別に設計された装置は大きくて高価であり、広く使用されなくなるほど不満足で信頼性があると分かっている。
【0009】
いくつかの従来技術、例えば、米国特許出願公開第20060208865号は、Bluetooth(登録商標)タイヤ空気圧監視システムを開示している。このシステムは、圧力センサ、信号エミッタ、表示画面、及び信号受信器を含む。圧力センサとエミッタはカスタマイズされた膨張弁と一体化され、タイヤに取り付けられている。信号受信機及び表示画面/ユーザインターフェースは、車両の運転席において見やすい場所、通常はダッシュボード上に配置される。圧力センサは、タイヤ内の圧力を検出する。信号エミッタは、圧力センサからの圧力信号を収集して変換し、信号を無線で(Bluetoothプロトコルを使用して)信号受信機に送信する。信号受信機は、信号を変換し、信号を表示するためのユーザインターフェース/表示画面に送る。信号受信機と表示画面は共通の構成要素であり、信号受信機は各タイヤの関連する信号発信機からの周波数を区別して識別し、その信号を表示画面の一致するタイヤにアドレス指定する。表示画面は、通常、接着されたフィルム状の形態であり、すべてのタイヤの位置及び圧力状態を示す。その状態は、空気圧範囲に基づいて赤色、黄色及び緑色で示される。空気圧の範囲が76−100%であれば、表示灯は緑色であり、空気圧の範囲が50−75%であれば、表示灯は黄色であり、空気圧が50%未満であれば、表示灯が赤色になる。Bluetoothタイヤ圧力監視システムの膨張弁は、バルブキャップ、弁棒、単一方向弁、ばね、支持体、圧力センサ及びエミッタ、ならびにセンサ及びエミッタに電力を供給するバッテリを含む。
【0010】
米国特許出願公開第20120139751号には、車両のタイヤに装着されたタイヤ空気圧検出装置を備えたタイヤ空気圧信号送信装置が開示されている。このタイヤ空気圧検出装置は、タイヤ内の圧力を検出する。送信装置は、データ受信機と無線送信機とを含む。データ受信機は、タイヤ空気圧検出装置によって検出されたタイヤの圧力を含むデータを受信する。無線送信機は、送信インタフェースによってデータ受信機と接続される。送信インタフェースは、データ受信機からのデータを、そのデータを表す信号に変換し、その信号を無線送信機に送信する。無線送信機は、そのデータを表す信号を送出する。携帯電子機器は、無線送信機によって送信された信号を受信し、携帯電子機器のユーザにタイヤの空気圧を報知する。
【0011】
しかしながら、いくつかの従来のタイヤ空気圧監視システムは、例えば以下のような欠点がある。
i. デバイス内でデータを送受信するための周波数帯域(トップダウン通信)を含むため、周波数スペクトルの利用効率が悪い。
ii. 回路の複雑性。いくつかのコンポーネントが含まれたシステム、特に、そのシステムは、タイヤセンサユニット用に、少なくとも2つの変調方式、2つのアンテナ、1つの高周波送信機と1つの低周波受信機が含まれる。車載ユニットの場合、通常、少なくとも3つの変調方式、3つのアンテナ、高周波受信機及び低周波数送信機が含まれる。
iii. 回路の複雑さによる高電流消費。車載ユニットはタイヤセンサ部と通信部とを管理しなければならない。
iv. 連続的な外部電源が必要である。車載ユニットは、通常、車両電源からの電力を必要とする。車両の点火がオフにされている場合、システムは停止する。さらに、一部のシステムでは、測定が利用可能となる前に、特定の距離又は時間、車両を動かさなければならない。
v. 車両にアクセスせず、点火をオンにすることなく、測定されたタイヤパラメータを遠隔から見ることができない。同様に、複数の信頼できるユーザが測定されたタイヤパラメータを遠隔から同時に見ることができない。
vi. アンテナの非効率性。特に低周波数でタイヤセンサの配置が制限されるためアンテナを効率的に使用できない。
vii. アクセス不便なタイヤセンサ。タイヤセンサは、タイヤのリム穴に配置されたセンサのように容易に交換することができない。
【0012】
いくつかの先行技術では、タイヤの状態、及びユーザ識別情報に関するすべての情報を記憶するために、暗号化技術やインターネットクラウドを組み込む。しかし、それらは、単にタイヤの状態やユーザ識別情報に関連する情報へのアクセスの安全性のためである。
【0013】
これら及び他の欠点を考慮して、容易に構成可能な車両用の改善された無線タイヤ監視システムが提供されることが望まれる。このシステムは、安全で信頼性があり、経済的で合理的なインストールソリューションを提供し、且つさらに使いやすい。本発明はまた、関連ユニット、コンポーネント/装置又はユーザ内の暗号化データ又は他の関連する情報を、インターネットクラウドのような別のサーバ又は記憶媒体のサポートで、効率的な送信、記憶、受信/検索、ペアリング、共有、及び/又はブロードキャストすることができる監視システムを提供する。本発明の無線タイヤ監視システム及びその要素の組み合わせは、詳細な説明で説明及び/又は例示する。
【発明の概要】
【0014】
本発明は、車両用の無線タイヤ監視システムに関する。本無線タイヤ監視システムは、車両の無線タイヤ監視システムであって、前記無線タイヤ監視システムは、a)タイヤの状態に関する少なくとも1つのパラメータを測定するために、車両の各タイヤに配置された少なくとも1つのセンサユニットと、b)前記センサユニット、又は車載ユニット又は他の関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)、及び別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドと通信を行う移動体通信ユニットと、c)暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又は前記センサユニットによって測定されたタイヤの状態に関するパラメータに関するすべての情報を格納するための別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドと、を含み、パラレル通信で、暗号化データ又は前記関連ユニット、コンポーネント/装置内の他の関連情報を前記別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウドと効率的に伝送、格納、受信、検索、ペアリング、共有及び/又はブロードキャストするように適合されている。前記無線タイヤ監視システムは、前記センサユニット又は前記他の関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)、前記移動体通信ユニット及び前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドと通信する車載ユニットをオプションとして備え、前記センサユニットは、前記車載ユニット又は前記他の関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)と有線又は無線通信し、前記移動体通信ユニットと無線で通信する
【0015】
前記システムは、前記センサユニット又は他の関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)、前記移動体通信ユニット、及び別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドと通信する車載ユニットをオプションとして備えることが理解されよう。
【0016】
本発明の好ましい実施形態において、前記センサユニットは、前記車載ユニット又は他の関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)と有線又は無線で通信し、前記移動体通信ユニットと無線で通信する。限定ではなく一例として、前記センサユニット、前記車載ユニット及び前記移動体通信ユニットの無線通信は、Bluetooth技術を使用することによって実現される。前記センサユニットからの任意のブロードキャストデータ/情報が、無線周波数(RF)/Bluetoothを介して前記車載ユニット及び/又は前記移動体通信ユニットに同時に送信される。
【0017】
前記移動体通信ユニット又は前記車載ユニットは、ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)を含む。前記ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、すべてのペアリングの監視、観察及び/又は制御、及び/又は、機能又は関連情報の共有に用いられるように適合されている。関連情報は、前記センサユニット、車載ユニット、又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)と前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドとの間における暗号化データ又は他の関連情報を含む。したがって、前記ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、ユーザが、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又は、信頼できるユーザのタイヤの状態に関するパラメータの全て又は一部、又は選択された情報を共有するために、前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドに指示することを可能にし、又は、前記センサユニット、車載ユニット又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)との前記ペアリングのプロセスを再開するために、信頼できるユーザ、又は移動体通信ユニット又は他の装置を必要とせず、プライマリ移動体通信ユニットからの情報を他の移動体通信ユニット又は他の装置と共有することを可能にする。そして、ユーザが別の異なる移動体通信ユニット又は装置への置換、変更、又は切り替えを望む場合、そのようなペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報を、すべて別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドから代替の移動体通信ユニット又は装置に取得させる。したがって、ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、センサユニット、車載ユニット又は関連するユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とのペアリングプロセスを再開するための代替の移動体通信ユニット又は装置を必要とすることなく、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドから、すべてのペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報を取得することによって、ユーザが他の異なる移動体通信ユニット又はデバイスに置き換えたり、変更したり、切り替えたりすることを可能にする。このようなペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報はすべて、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドから得られるので、信頼性のあるユーザ及び代替デバイスは、場合によっては、センサユニット(200a)、車載ユニット(300a)又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とのペアリングプロセスを再開する必要がない。
【0018】
前記APPは、システムの暗号化されたデータが他の移動体通信ユニット又は二次的デバイス又は他の信頼できるユーザの装置によって取得され、又はペアにされ、又は共有されるように、プライマリユーザがペアリング機能及び/又は共有機能を制御又は調整できる。好ましくは、ファームウェア、又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、移動体通信ユニット又は車載ユニットの不揮発性/フラッシュメモリに、プレインストールされ、事前にプログラムされ、又はウェブサーバ/インターネットからダウンロードされるが、これに限定されない。
【0019】
本発明の好適な実施例によれば、移動体通信ユニット又は車載ユニットは、暗号化データ又は、センサユニット、車載ユニット、又はその他の関連ユニット/コンポーネント/装置(存在すれば)、及び別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドを含むシステム内の他の関連情報を送信、格納、受信/検索、ペアリング、共有及び/又はブロードキャストすることができる。
【0020】
当該システムは、対のユニット間の暗号化を無線通信に統合又は組み込むことによって、センサユニット又は車載ユニットの妨害又は盗難問題を回避するように適応されており、センサユニット又は車載ユニットは、移動体通信ユニットに関連付けられている。音、表示、又は振動、又はそれらの組み合わせのいずれかの警報信号がトリガとなり、センサユニット又は車載ユニットのそのような妨害又は盗難の問題が、APPを介して移動体通信ユニット上に提示される。
【0021】
前記移動体通信ユニット、前記車載ユニット又は他の関連するユニット/コンポーネント/装置(存在すれば)内のすべての暗号鍵及び/又はユーザ情報/識別情報は、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウドに格納されている。したがって、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウドは、関連するユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)内の他の関連情報だけでなく、センサユニットによって測定されたタイヤの状態に関連する全てのパラメータ、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報を格納するように適合されている。限定ではなく一例として、センサユニットによって測定されるタイヤの状態に関するパラメータは、タイヤ空気圧、温度、車輪速度、加速度、及び/又は車両の距離情報を含む。
【0022】
当該システムは、対になっていない代替センサユニットが、対になる前のホイール位置の事前にプログラムされた識別情報を必要とせず、欠陥又は誤ったセンサユニットを置き換えることができる。また、無線タイヤ監視システムのための対になっていない代替センサユニットのペアリングに際して、車両を動作させる必要がない。無線タイヤ監視システムの使用は、車両を動作させる必要がない。さらに、移動体通信ユニット及び車載ユニットは、車両の点火がオフにされ、車両が無期限に静止している場合でも、センサユニットからBluetoothを介してデータ/情報を受信することができる。
【0023】
本発明はまた、関連するユニット、コンポーネント/装置内の暗号化データ又は他の関連情報を、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウドに、効率的に送信、格納、受信、検索、ペアリング、共有及び/又はブロードキャストするように適合された監視システムを提供する。したがって、当該監視システムは、a)少なくとも1つのプライマリ移動体通信ユニットと、b)前記プライマリ移動通信ユニットと無線接続された少なくとも1つの関連ユニット、コンポーネント/装置と、c)別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドとを備え、前記監視システムは、前記プライマリ移動体通信ユニット、前記関連ユニット、関連ユニット、コンポーネント/装置と、前記別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドとの間における全てのペアリング、及び/又は共有機能又は関連情報の監視、観察、及び/又は制御に使用されるために適合された、ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)を含む。
【0024】
限定ではなく一例として、関連ユニット、コンポーネント/装置は、センサユニット、車載ユニット又は他の移動体通信ユニット、又は、プライマリ移動体通信ユニット及び/又は別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドと共同するように構成された二次的デバイス又は他の信頼できるユーザのデバイスを含んでもよい。ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、ユーザが、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又はタイヤの状態に関するパラメータに関連する全て又は一部又は選択された情報を他の信頼できるユーザと共有するように指示することができる。又は、ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、信頼性のあるユーザ、又は移動体通信ユニット又は他のデバイスが、センサユニット、車載ユニット又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とペアリングプロセスを再開する必要がなく、そのような情報を、プライマリ移動体通信ユニットから他の移動体通信ユニット又は他のデバイスへ共有するように指示することができる。そして、ユーザが他の異なる移動体通信ユニット又はデバイスに代替、変更、切り替えることを望む場合、代替の移動体通信ユニット又はデバイスがセンサユニット、車載センサ、又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とペアリングプロセスを再開させる必要なく、全てのそのようなペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報を、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウドから代替の移動体通信ユニット又はデバイスに取得させることができる。このようなペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報はすべて、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド(500a)から得られるので、信頼できるユーザ及び代替デバイスは、場合によってはセンサユニット(200a)、車載ユニット(300a)又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とペアリングプロセスを再開する必要がない。
【0025】
APPは、システムの暗号化されたデータが、他の移動体通信ユニット又は二次的デバイス、又は他の信頼性のあるユーザのデバイスによってピックアップされるか、ペアになるか、共有されるように、プライマリユーザが、ペアリング及び/又は共有機能を制御又は調整することを可能にすることが理解されよう。限定ではなく一例として、ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、プライマリ移動体ユニット、コンポーネント/装置の不揮発性/フラッシュメモリにプリインストールされ、事前にプログラムされ、又はウェブサーバ/インターネットからダウンロードされる。
【0026】
好ましい例において、移動体通信ユニット及び他の関連するユニット/コンポーネント/装置内のすべての暗号化キー及び/又はユーザ情報/識別情報は、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウドに格納されている。当該システムはまた、関連するユニット/コンポーネント/装置が移動体通信ユニットと共同するように、対のユニット間の暗号化を無線通信に統合又は組み込むことによって、関連するユニット/コンポーネント/装置の妨害又は盗難問題も回避するように構成される 。
【0027】
本発明は、いくつかの新規な特徴及び以下の詳細な説明及び図面に記載された部分の組み合わせからなり、詳細な説明における様々な変形は、本発明の範囲を逸脱せず、又は本発明の利益を犠牲にすることなく作成されたものである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0029】
図1a図1aは、本発明の好ましい一例の実施形態における無線タイヤ監視システムを示すブロック図である。
図1b図1bは、本発明の別の好ましい一例である実施形態における無線タイヤ監視システムを示すブロック図である。
図2図2は、本発明の好ましい実施形態における無線タイヤ監視システムのセンサユニットのブロック図である。
図3図3は、本発明の好ましい実施形態における無線タイヤ監視システムの車載ユニットのブロック図である。
図4図4は、本発明の別の好ましい実施形態における無線タイヤ監視システムを示すブロック図である。
図5図5は、図4に示す無線タイヤ監視システムのセンサユニットのフローチャットを示す。
図6図6は、図4に示す無線タイヤ監視システムの車載ユニットのフローチャットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明は、車両の無線タイヤ空気圧/温度監視システムに関する。本発明はまた、別のサーバ又は記憶媒体、インターネットクラウド等と関係したユニット、コンポーネント/装置内における暗号化データ又は他の関連情報を効率的に送信、格納、受信/検索、ペアリング、共有及び/又はブロードキャストすることができる監視システムを提供する。以下、本明細書では、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかしながら、説明を本発明の好ましい例示的な実施形態に限定することは、単に本発明の議論を容易にすることに過ぎず、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者が考えつく様々な変形例や等価なものも見込まれる。
【0031】
本発明を実施するための好ましい実施形態による無線タイヤ監視システムを、個々に又はそれらの任意の組み合わせが示された図1から図6の図面に基づいて説明する。
【0032】
図1aに示すように、本発明の好ましい一例である無線タイヤ監視システム100は、少なくとも1つ以上のセンサユニット200、車載ユニット300、移動体通信ユニット400、及びインターネットクラウド500を含む。
【0033】
したがって、本システムは、タイヤの状態に関連する少なくとも1つのパラメータを測定するための少なくとも1つのセンサユニット200を含む。好ましくは、センサユニット200は、例えば、タイヤ空気圧、温度、車輪速度、加速度、及び/又は車両の距離情報に関する測定値又はパラメータを提供できるように、車両の各タイヤに配置される。センサユニット200は、タイヤ内部又はタイヤのバルブステムに配置されてもよいことは理解されよう。
【0034】
本システムは、さらに、センサユニット200又は車載ユニット300のいずれかと無線通信可能な移動体通信ユニット400を備える。これに限定されないが、移動体通信ユニット400は、スマートフォン、携帯電話、スマートタブレット、コンピュータ、ラップトップ、携帯情報端末又は任意のスマートデバイスなどであってもよい。
【0035】
移動体通信ユニット400は、センサユニット200、又は車載ユニット300とインターネットクラウド500との間における全ての関連するペアリング情報を監視、観察及び/又は制御するように適合されたファームウェア又はソフトウェアアプリケーション 「APP」を含む。センサユニット200と車載ユニット300は、有線又は無線のいずれかによって通信されてもよい。センサユニット200と車載ユニット300との間の無線通信は一例であり、有線接続又はBluetoothによって実現してもよい。また、本システムは、移動体通信ユニット400とセンサユニット200又は車載ユニット300との間を、Bluetoothを用いて無線接続してもよい。
【0036】
無線タイヤ監視システム100はまた、図1bに示すように、車載ユニット300を用いることなく、センサユニット200と移動体通信ユニット400との間を無線接続してもよい。移動体通信ユニット400とセンサユニット200との間の無線通信は、Bluetooth技術を利用して行われる。
【0037】
本発明の好ましい一例の実施形態において、無線タイヤ監視システム100は、センサユニット200又は車載システム100が移動体通信ユニット400と共同するように、ユニット間の暗号化を無線通信に統合又は組み込む。これは、特に、タイヤのバルブステムに配置又は取り付けられるセンサユニット200の妨害又は盗難問題を回避するためである。各センサユニット200は、任意のデバイス又は他の移動体通信ユニットによってピックアップされるように、暗号化されたデータをブロードキャストすることができる。センサユニット200は、暗号鍵を持たない他の移動体通信ユニット又はデバイスがセンサユニット200とペアにならず、データを読むことができないように暗号化されている。車載ユニット300は、デフォルトで、センサユニット200から暗号化データを受け取ってもよい。
【0038】
移動体通信ユニット400における全ての暗号鍵及び/又は、ユーザ情報/識別情報は、好ましくは、インターネットクラウド500に記憶されることが理解されよう。必要に応じて、インターネットクラウド500は、センサユニット200によって測定されたタイヤの状態に関するすべてのパラメータを記憶してもよい。このように、ユーザは、暗号鍵を取り出し、ユーザが異なる移動体通信ユニット400に変更又は使用する場合に、そのシステムを動作させ続けることができる。限定ではなく例として、移動体通信ユニット400とインターネットクラウド500との間の無線通信は、WiFi近距離通信(NFC)、セルラーネットワーク、又は任意の他の無線又はRF接続による方法であってもよい。
【0039】
ここで、図2に、本発明の好ましい一例である実施形態による無線タイヤ監視システム10のセンサユニット200のブロック図を示す。センサユニット200は、システム内の他の関連ユニットとのペアリングを可能にする。センサユニット200は、タイヤ内部又はタイヤのバルブステム内に配置されたセンサ202を含む。センサユニット200はさらに、Bluetoothペアリング及び通信のためにBluetoothチップ204に接続されたBluetoothアンテナ206を備える。そして、センサユニット200は、電池208で動作することが好ましい。
【0040】
図3は、本発明の好ましい一例の実施形態による無線タイヤ監視システム100の車載ユニット300のブロック図を示している。車載ユニット300は、システム内の他の関連ユニットとペアリングされてもよい。車載ユニット300は、任意選択的に、車両のダッシュボードに配置された内蔵ユニット又は別個のユニットであってもよい。車載ユニット300は、Bluetoothのペアリング及び通信用に、Bluetoothチップ304に接続されたBluetoothアンテナ306を備える。前記車載ユニット300は電池308で駆動されることが好ましい。車載ユニット300はさらに、センサユニット200から受信したすべての関連情報を処理するためのマイクロコントローラ302を含む。必要に応じて、車載ユニット300には、オプションとして、タイヤの状態に関する全ての測定値、情報又はパラメータを表示するためのディスプレイ309が設けられる。
【0041】
次に、センサユニット200、車載ユニット300、及び移動体通信ユニット400のペアリングについて説明する。ペアリングプロセスは、ユーザが、移動体通信ユニット400のファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)を介してアカウントを登録し、ログインする場合に開始されてもよい。ログインに成功すると、APPはインターネットクラウド500から特定の固有の暗号鍵を取得する。ログインに成功した後でなければ、ユーザはAPPの使用を開始できない。
【0042】
ペアリングプロセスは、例えば、対でないセンサ202をタイヤのバルブステムに取り付けることによって、対でないセンサ202のペアリングプロセスがトリガされ又は動作されるようにしてもよい。対でないセンサ202は、Bluetooth信号を送信して、移動体通信ユニット400がそれを識別又は検出できるようにする。したがって、移動体通信ユニット400におけるAPPは、対でないセンサ202をスキャン/探索する。APPは、対でないセンサ202を見つけるとすぐに、そのセンサ202とのBluetooth接続を作動させる。Bluetooth接続が成功した後、移動体通信ユニット400のAPPは、固有の暗号鍵をセンサユニット200に送信する。
【0043】
車載ユニット300に関し、ユーザは、例えば、車載ユニット300上の指定されたボタンを押下して保持することによって、ペアリングモードを作動させてもよい。ペアリングモードが起動されるとすぐに、車載ユニット300はBluetooth信号を送信して、移動体通信ユニット400がそれを識別又は検出できるようにする。同様に、移動体通信ユニット400におけるAPPは、車載ユニット300をスキャン/探索する。APPは、車載ユニット300が見つかるとすぐに、車載ユニット300とのBluetooth接続を作動する。Bluetooth接続が成功した後、移動体通信ユニット400のAPPは、固有の暗号鍵を車載ユニット300に送信する。
【0044】
センサユニット200、車載ユニット300、及び移動体通信ユニット400のペアリングが成功すると、同じ暗号鍵を共有し、そのシステムにおける通信に使用される。
【0045】
センサユニット200、車載ユニット300、及び移動体通信ユニット400の間の通信については、センサユニット200が、移動体通信ユニット400及び車載ユニット300に同時にBluetoothブロードキャストモードを介して、暗号化された測定データ(例えば、タイヤの空気圧、温度、車輪速度、加速度、及び/又は距離情報)を送信する。
【0046】
車載ユニット300は、センサユニット200から送信されたデータのスキャンを継続し、それを解読して実データを得る。同時に、車載ユニット300はBluetooth技術を介して移動体通信ユニット400に接続される。これにより、車載ユニット300は、センサユニット200から取得した暗号化データを移動体通信ユニット400のAPPに送信する。
【0047】
車載ユニット300が存在しないか、又はシステムに存在しない場合(例えば、壊れているか、又はユーザが車載ユニットを設置していない)、移動体通信ユニット400のAPPは、センサユニット200からの送信データをスキャンする。したがって、車載ユニット300が存在しないか、デフォルト状態において、移動体通信ユニット400はセンサユニット200からの信号を直接受け取る。
【0048】
図4は、本発明の別の好ましい一例の無線タイヤ監視システム100aを示すブロック図である。無線タイヤ監視システム100aは、少なくとも1つ以上のセンサユニット200a、車載ユニット300a、移動体通信ユニット400a、及び別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド500aを含む。無線タイヤ監視システム100aは、関連ユニット、コンポーネント/装置内の暗号化データ又は他の関連情報を、パラレル通信で、例えば、インターネットクラウド500a等のような別のサーバ、又は記憶媒体に効率的に送信、格納、受信/検索、ペアリング、共有及び/又はブロードキャストすることができる。
【0049】
好ましい例において、センサユニット200aは、車載ユニット300aと有線又は無線接続され、移動体通信ユニット400aと無線接続されてもよい。車載ユニット300aは、移動体通信ユニット400a又はシステム内の他の関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)と無線接続されてもよい。限定ではなく一例として、センサユニット200a、車載ユニット300a及び移動体通信ユニット400aの無線接続は、Bluetoothを用いて実現されてもよい。センサユニット200aからのブロードキャストデータ/情報は、RF/Bluetoothを介して車載ユニット300a又は移動体通信ユニット400aに送信されてもよい。必要に応じて、車載ユニット300aは、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウド500aと無線通信してもよい。同様に、移動体通信ユニット400aのAPPは、車載ユニット300aが存在しないか、システム内に無い場合、センサユニット200aからの送信データをスキャンする。したがって、車載ユニット300aが存在しないか、デフォルト状態において、移動体通信ユニット400aはセンサユニット200aからの信号を直接受け取る。
【0050】
移動体通信ユニット400a又は車載ユニット300aは、ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)を含んでもよい。ファームウェア及びソフトウェアアプリケーション「APP」は、全てのペアリング及び/又は共有機能又は他の関連情報を監視、観察、及び/又は制御する。限定されないが、他の関連情報は、センサユニット200a、車載ユニット300a又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)と、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド500aとの間の暗号化データ又は他の関連情報を含む。無線タイヤ監視システム100aにおいて、プライマリユーザは、ブロードキャストする暗号化データ、又はシステム内の他の関連情報の全て又は一部又は選択された情報を他のユーザと共有するために別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド500aに指示することができる。又は、信頼できるユーザ又は移動体通信ユニット又は他のデバイスがセンサユニット200a、車載ユニット300a、又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とペアリングプロセスを再開させることなく、他の移動体通信ユニット、又は他のデバイスのため、プライマリ移動体通信ユニット400aからのそのような情報を共有することができる。そして、ユーザが別の異なる移動体通信ユニットに置換、変更、又は切り替えたい場合には、代替の移動体通信ユニット又はデバイス400aが、センサユニット200a、車載ユニット300a、又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とペアリングプロセスを再開させる必要がなく、ペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報を、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド500aから代替の移動体通信ユニット又はデバイスに取得させることができる。そのようなペアリング、暗号化、ユーザ/識別情報は、別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド500aから取得できる。信頼できるユーザと代替のデバイスは、その場合、センサユニット200a、車載ユニット300a、又は関連ユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)とペアリングプロセスを再開する必要がない。
【0051】
ファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)は、移動体通信ユニット400a又は車載ユニット300aの不揮発性/フラッシュメモリに、プリインストールされ、事前にプログラムされ、又はウェブサーバ/インターネットからダウンロードされてもよいことが理解されよう。好ましくは、移動体通信ユニット400a又は車載ユニット300aは、例えば、WiFi又はその他の無線接続のようなRF接続を介して別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウド500aと無線接続される。また、限定ではなく一例として、移動体通信ユニット400aは、スマートフォン、携帯電話、スマートタブレット、IOS、Android等の携帯情報端末、又は他のスマートデバイスなどであってもよい。車載ユニット300aは、車両のダッシュボード上に搭載又は配置される送信インタフェースであってもよい。
【0052】
好ましい例において、移動体通信ユニット400a又は車載ユニット300aは、無線タイヤ監視システム100a内のすべての関連情報を監視、観察及び/又は制御し得る。特に、移動体通信ユニット400a又は車載ユニット300aは、センサユニット200a、車載ユニット300a、又は他の関連ユニット/コンポーネント/装置(存在すれば)、及び別のサーバ/記憶媒体/インターネットクラウド500aを含むシステムにおける、暗号データ又は他の関連情報を送信、格納、受信/検索、ペアリング、共有及び/又はブロードキャストすることができる。
【0053】
センサユニット200a又は車載ユニット300aが移動体通信ユニット400aと共同して、ペアリングされたユニット間の暗号化を無線通信に統合又は組み込むことによって、無線タイヤ監視システム100aのセンサユニット200a又は車載ユニット300aの妨害又は盗難問題を回避することができることに留意されたい。音、表示、又は振動のいずれか、又はそれらの組み合わせのいずれかの警報信号がトリガとなり、センサユニット200a又は車載ユニット300aの妨害又は盗難の問題が、APPを介して移動体通信ユニット400aに提示される。各センサユニット200a又は車載ユニット300aは、任意のデバイス又は他の移動体通信ユニットによって取得されるか、又は対となるか、共有するように暗号化されたデータをブロードキャストすることができる。センサユニット200a又は車載ユニット300aは、暗号鍵を持っていない他の移動体通信ユニット又は他のデバイスがセンサユニット200aや車載ユニット300aとペアとなったり、データを読み取られないように暗号化される。車載ユニット300aは、デフォルト状態では、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウド500aを介してセンサユニット200aからの暗号化データを取得してもよい、又は対にしてもよい。
【0054】
移動体通信ユニット400a又は車載ユニット300a内のすべての暗号鍵及び/又はユーザ情報/識別情報は、好ましくは、例えばインターネットクラウド500aに限定されず、別のサーバ又は記憶媒体などに記憶されることが理解されよう。限定ではなく一例として、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウド500aは、関連するユニット、コンポーネント/装置(存在すれば)内の他の関連情報だけでなく、センサユニット200aによって測定されたタイヤの状態に関するすべてのパラメータ、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報を含む。センサユニット200aによって測定されるタイヤの状態に関するパラメータは、例えば、タイヤ圧力、温度、車輪速度、加速度、及び/又は車両の距離情報であるが、これらに限定されない。
【0055】
ユーザが異なる移動体通信ユニットに置き換えたり、変更したり、切り替えたりしても、ユーザは、暗号鍵を取り出し、無線タイヤ監視システム100aを動作させ続けることができることに留意されたい。必要に応じて、無線タイヤ監視システム100aは、移動体通信ユニットにプリインストール又はウェブサーバ/インターネットからダウンロードされたファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)を介して、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又はタイヤの状態に関するパラメータの全て又は一部又は選択された情報を他の信頼できるユーザと共有することができる。他の信頼性のあるユーザの移動体通信ユニットが暗号鍵に関する全て又は一部又は選択された情報を受信するとき、その移動体通信ユニットは、ペアリングを行うことなく、Bluetoothを介して、暗号鍵を受信し、センサユニット200aと車載ユニット300aからの暗号化された測定データ(タイヤの空気圧、温度、車輪速度、加速度、及び/又は距離情報)をデコードする。プライマリユーザは、他の信頼性のあるユーザと同時に、センサユニット200a及び車載ユニット300aからBluetoothを介して暗号化された測定データ(例えば、タイヤの圧力、温度、車輪速度、加速度及び/又は距離情報)を受信し続けることができる。したがって、APPは、システムの暗号化されたデータが、他の移動体通信ユニット又は二次的デバイス、又は他の信頼性のあるユーザのデバイスに取得されるか、対にされるか、共有されるように、プライマリユーザが、ペアリング及び/又は共有機能を制御又は調整できるようにする。
【0056】
本発明の好ましい例は、センサユニット200aは、無線タイヤ監視システム100aにおける他の関連ユニットと対になることができるペアリング機能を有する。したがって、センサユニット200aは、タイヤの空気圧及び温度を検出するセンサ202aを含んでもよい。車両の車輪速度、加速度、及び/又は距離情報などの他のパラメータも、モデル、設計要求、又は市場の要望に応じて、無線タイヤ監視システムのセンサユニット200aによって検出されるようにしてもよい。限定ではなく一例として、センサユニット200aは、好ましくは、タイヤ内部、又はタイヤのバルブステムに配置される。センサユニット200aは、車載ユニット300a、他の関連ユニット/コンポーネント/装置(存在すれば)、又は移動体通信ユニット400aとのペアリング及び通信に適合する無線周波数(RF)用のアンテナ又はBluetoothトランシーバ204aを備えていてもよい。センサユニット200に、マイクロコントローラ205aが設けられ、システム内のペアリング機能、暗号化データ又は他の関連情報の送信、共有及び/又はブロードキャストがマイクロコントローラ205aによって処理又は制御される。センサユニット200aは、好ましくは、センサユニット200aに十分な電圧207を供給するためのバッテリ206aが装備されていることが理解されよう。図5は、本発明の好ましい実施例の1つであるセンサユニット200aの基本動作モードを示すフローチャートを示している。タイヤの空気圧が例えば50KPa未満である場合、ユーザに警告するように関連ユニットに送信し、それ以外はスリープモードとなる。
【0057】
車載ユニット300aはまた、センサユニット200a、移動体通信ユニット400a又はシステムにおける他の関連ユニット(もしあれば)と対にできるペアリング機能を有する。したがって、車載ユニット300aには、設計要件、材料及び製造コストに応じて、加速度計301a、スピーカ302a、LED303a、及びプッシュボタン304aが備えられていてもよい。また、限定ではなく一例として、車載ユニット300aは、車両のダッシュボードに配置された内蔵ユニット又は別個のユニットであってもよい。好ましい例として、車載ユニット300aはさらに、センサユニット200a、他の関連ユニット/コンポーネント/装置(存在すれば)、移動体通信ユニット400a、別のサーバ、又は記憶媒体又はインターネットクラウド500aとのペアリング及び通信に適合した無線周波数(RF)用のアンテナ又はBluetoothトランシーバ305aを備えていてもよい。車載ユニット300aには、マイクロコントローラ306aが設けられ、システム内のペアリング機能、暗号化されたデータ又は他の関連情報の送信、共有及び/又はブロードキャストをマイクロコントローラによって処理又は制御される。車載ユニット300aは、車載ユニット300aに十分な電圧308aを供給することができるように、バッテリ307aが装備されていてもよい。必要に応じて、車載ユニット300は、オプションとして、全ての読み取り、共有、又は、タイヤの状態に関する関連情報又はパラメータを示すためのディスプレイを備えてもよい。図6は、本発明の好ましい一実施例の車載ユニット300aの基本動作モードを示すフローチャートである。タイヤの空気圧が例えば閾値未満である場合、ユーザに警告するように関連ユニットに送信し、それ以外の場合はスリープモードとなることが理解されよう。
【0058】
センサユニット200a、車載ユニット300a及び移動体通信ユニット400aのペアリングは、前述したものと実質的に同様であってもよい。したがって、ユーザが車載ユニット300a又は移動体通信ユニット400aのファームウェア又はソフトウェアアプリケーション(「APP」)を介してアカウントに登録してログインする場合に、ペアリングプロセスが開始されてもよい。ログインが成功した後、APPは、別のサーバ又は記憶媒体又はインターネットクラウド500から特定の固有の暗号鍵を取得する。ログインに成功した後でなければ、ユーザはAPPの使用を開始できない。APPはまた、ユーザが、暗号鍵、ユーザ情報/識別情報、又はタイヤの状態に関するパラメータの全部又は一部又は選択された情報を他の信頼できるユーザと共有、又は、ユーザが他の異なる移動体通信ユニット又はデバイスへの置換、変更、又は切り替えを望む場合、プライマリ移動体通信ユニット400aから他の移動体通信ユニット又は他のデバイスにそのような情報を割り当ててもよい。
【0059】
同様に、ペアリングプロセスは、欠陥のあるセンサユニット200aを置換するために無線タイヤ監視システム100aに追加されるタイヤ内部に配置されるか、タイヤのバルブステムに取り付けられた、対になっていない置換センサユニット200aに対してトリガ又は作動されてもよい。対になっていない置換センサユニット200aは、無線タイヤ監視システム100aに対にされる前に、そのホイール位置(例えば、前方右又は後方左)の識別が事前にプログラムされることは必要ない。 また、ペアリングプロセスは、車両を動作させることなく、任意の対になっていない置換センサユニット200aに対してトリガ又は作動されてもよい。対になっていない置換センサユニット200aは、車載ユニット300a又は移動体通信ユニット400aがそれを識別又は検出できるように、Bluetooth信号を送信する。移動体通信ユニット400aのAPPは、対になっていないセンサユニット200aをスキャン/探索する。APPは、センサユニット200aが見つかるとすぐに、センサユニット200aとのBluetooth接続を起動する。Bluetooth接続が成功した後、車載ユニット300a又は移動体通信ユニット400aのAPPは、センサユニット200aに固有の暗号鍵を送信する。車両の点火をオフにされ、車両が停止している場合であっても、移動体通信ユニット400aと車載ユニット300aは、Bluetoothを介してセンサユニット200aからデータ/情報を受信することができる。
【0060】
無線タイヤ監視システム100aの利点は以下の通りである。
i.パラレル通信
−移動体通信ユニット400aは、移動体通信ユニット400aとセンサユニット200aとの間の中間インタフェースを必要とすることなくセンサユニット200aからデータ/情報を直接受信することができる。
−信頼性のある通信
・車載ユニット300aが故障又は機能していない場合でも、移動体通信ユニット400aはデータ/情報をセンサユニット200aから受信できる
・移動体通信ユニット400aが故障又は機能していない場合でも、車載ユニット300aはデータ/情報をセンサユニット200aから受信できる
−良好な周波数スペクトル利用、1つの周波数におけるすべての通信
ii.車輪位置又は車両の作動が予めプログラムされたセンサユニットを用いることなく、置換センサユニット200aを含むセンサユニット200aと無線タイヤ監視システム100aの簡単なペアリング
iii.複数の移動体通信ユニット400aは、センサユニット200a及び/又は車載ユニット300aからデータ/情報をBluetoothを介して受信できる
iv.単純な回路
−1つの無線周波数トランシーバ(Bluetooth)のみ
v.低消費電力
−センサユニット200aは、1つの無線周波数トランシーバのみを保持する
−低周波(LF)トランスミッタがないため、車載ユニット300aは高出力な増幅器が不要である
−車載ユニット300aは、動作モード又は加速度計によってのみ起動し、殆どの場合スリープモードになる
vi.独立した電源
−車載ユニット300aは、限定するものではないが、好ましくは電源として外部のAA電源を利用する
vii.効率的アンテナ
−高周波数のため
viii.センサユニットに簡単にアクセス可能
−故障又は電池切れのセンサユニット200aは容易に置換可能
ix.24時間/7日間の監視
−移動体通信ユニット400a及び/又は車載ユニット300aは車両の点火がオフにされ、車両が静止しているときでも、Bluetoothを介してセンサユニット200aからデータ/情報を受信し続け、タイヤの空気圧の監視を継続して行う
【0061】
上述した実施形態を実現するために用いられる様々なユニット、コンポーネント及び/又は要素の配置又は構成は、例示に過ぎず、本発明を限定するものではないことは理解されよう。本明細書で使用される配置又は構成、コンポーネント及び/又は要素は、異なる効果又は所望の動作特性を得るように当業者によって変更され得る。そのようなものとして、上記は、決して本発明を実施する発明者によって企図された最良の形態として限定されるものではない。
【0062】
以上、本発明について説明したが、これは多くの点で変形され得ることは明らかである。そのような変形は、本発明の原理及び範囲からの逸脱とみなされず、当業者にとって明らかであるような全ての変形は本発明の範囲に含まれる。
図1a
図1b
図2
図3
図4
図5
図6