特許第6521535号(P6521535)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6521535ヒストンデメチラーゼ阻害剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6521535
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】ヒストンデメチラーゼ阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07D 213/79 20060101AFI20190520BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20190520BHJP
   C07D 405/12 20060101ALI20190520BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20190520BHJP
   C07D 409/14 20060101ALI20190520BHJP
   C07D 413/12 20060101ALI20190520BHJP
   C07D 417/12 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/44 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/4427 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/4433 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/4436 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/444 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/4545 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/538 20060101ALI20190520BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20190520BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20190520BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20190520BHJP
【FI】
   C07D213/79CSP
   C07D401/12
   C07D405/12
   C07D405/14
   C07D409/14
   C07D413/12
   C07D417/12
   A61K31/44
   A61K31/4427
   A61K31/4433
   A61K31/4436
   A61K31/4439
   A61K31/444
   A61K31/4545
   A61K31/506
   A61K31/5377
   A61K31/538
   A61K31/55
   A61P35/00
   A61P43/00 111
【請求項の数】32
【全頁数】411
(21)【出願番号】特願2016-574454(P2016-574454)
(86)(22)【出願日】2015年6月25日
(65)【公表番号】特表2017-523152(P2017-523152A)
(43)【公表日】2017年8月17日
(86)【国際出願番号】US2015037812
(87)【国際公開番号】WO2015200709
(87)【国際公開日】20151230
【審査請求日】2018年6月21日
(31)【優先権主張番号】62/017,201
(32)【優先日】2014年6月25日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516114754
【氏名又は名称】セルジーン クオンティセル リサーチ,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】ボロアー,アモフ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ヤング,ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】ウォレス,マイケル,ブレナン
【審査官】 山本 昌広
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6273621(JP,B2)
【文献】 国際公開第2013/143597(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0171432(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 213/00−213/90
C07D 401/00−401/14
C07D 405/00−405/14
C07D 409/00−409/14
C07D 413/00−413/14
C07D 417/00−417/14
A61K 31/00−31/80
A61P 1/00−43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II)の構造を有する化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩であって、
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である、化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
式(IIa)の構造を有し、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である、請求項1に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
XはOである、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項4】
XはCHである、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
は水素である、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項6】
は水素である、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項7】
は水素である、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項8】
、R、およびRは水素である、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項9】
は随意に置換されたヘテロシクリル、または随意に置換されたヘテロシクリルオキシである、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項10】
は随意に置換されたC−C10アリール−SO−、または随意に置換されたヘテロアリール−S−である、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項11】
は−N(R)(R)であり、Rは水素であり、およびRは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択される、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項12】
は−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、およびRは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択される、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項13】
は−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から選択される、請求項8に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項14】
は随意に置換されたアリールである、請求項13に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項15】
は随意に置換されたヘテロアリールである、請求項13に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項16】
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−である、請求項13に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項17】
は随意に置換されたC−Cアルキルである、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項18】
はCH基である、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項19】
随意に置換されたアリールは、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルケニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたアルキルアミノ、随意に置換されたジアルキルアミノ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換される、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項20】
随意に置換されたアリールは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換される、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項21】
随意に置換されたアリールは、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換される、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項22】
随意に置換されたアリールは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換される、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項23】
随意に置換されたアリールは、少なくとも1つの随意に置換されたC−Cアルキルで置換される、請求項14に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項24】
はCH基であり、XはOである、請求項22に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【請求項25】
以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【請求項26】
以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
【請求項27】
以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
【請求項28】
以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
【請求項29】
以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩。
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【請求項30】
請求項1に記載される式(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および、薬学的に許容な賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項31】
ヒストンデメチラーゼJMJD3酵素を阻害するための薬剤の製造における請求項1に記載される式(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
【請求項32】
患者の癌を処置するための薬剤の製造における請求項1に記載される式(II)の化合物、またはその薬学的に許容な塩の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<相互参照>
本出願は、2014年6月25日に出願された米国仮出願第62/017,201号の利益を主張するものであり、当該文献は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
癌および腫瘍疾患の有効な処置が当該技術分野で必要とされている。
【発明の概要】
【0003】
本明細書では、置換されたピリジン誘導体化合物と上記化合物を含む医薬組成物が提供される。主題の化合物および組成物は、ヒストンデメチラーゼの阻害に有用である。さらに、主題の化合物および組成物は、前立腺癌、乳癌、膀胱癌、肺癌、および/または黒色腫などの、癌の処置に有用である。本明細書に記載される置換されたピリジン誘導体化合物は、4−位置にカルボン酸、カルボン酸エステル、またはそのカルボン酸生物学的等価体を、3−位置に置換されたアミノ基を有する、二置換のピリジン環に基づく。
【0004】
1つの実施形態は、式(I)の構造を有する化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0005】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
各R、R、R、およびRは、水素、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、R、またはRの少なくとも1つは水素ではない。
【0006】
1つの実施形態は、式(II)の構造を有する化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0007】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である。
【0008】
1つの実施形態は、式(IIa)の構造を有する式(II)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0009】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である。
【0010】
1つの実施形態は、式(III)の構造を有する化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0011】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
、R、R、およびRの少なくとも1つは、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
残りのR、R、R、およびRの基は、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0012】
1つの実施形態は、式(V)の構造を有する化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0013】
【化5】
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式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である。
【0014】
1つの実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物を提供する。
【0015】
1つの実施形態は、ヒストンデメチラーゼ酵素を本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物またはその立体異性体に接触させる工程を含む、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害する方法を提供する。
【0016】
1つの実施形態は、本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、被験体の癌を処置する方法を含む。
【0017】
<参照による組み込み>
本明細書で言及されるすべての出版物、特許、および特許出願は、あたかも個々の出版物、特許、または特許出願が言及することにより具体的かつ個々に組込まれるために特に個々に指示される程度には、言及により本明細書に組み込まれる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本明細書や添付の請求項で使用されるように、単数形「(a)、(an)、および(the)」は、文脈で特段の定めのない限り、複数の指示物を含んでいる。ゆえに、例えば、「薬剤」への言及は複数のこうした薬剤を含み、「細胞」への言及は1以上の細胞(または複数の細胞)、および当業者に既知の同等物などへの言及を含む。範囲が、分子量などの物理的特性、または化学式などの化学的特性のために本明細書で使用されると、範囲およびその中の具体的な実施形態のすべての組み合わせおよびサブの組み合わせが包含されるように意図される。数または数値域に言及するときの用語「約」は、言及される数または数値域が、実験的な可変性内の(または統計的実験誤差内の)概算であることを意味し、故に、数または数値域は、明示された数または数値域の1%と15%の間で変わり得る。用語「含んでいる(comprising)」(および、「含む(comprise)」または「含む(comprises)」、あるいは「有している(having)」または「含んでいる(including)」などの関連語)は、他の実施形態において、例えば、本明細書に記載される任意の合成物、組成物、方法、またはプロセスなどの実施形態が、記載された特徴「から成る」または「から本質的に成る」場合があることを除外するようには意図されない。
【0019】
(定義)
本明細書と添付の請求項で使用されるように、別段の定めのない限り、以下の用語は下に示す意味を有する。
【0020】
「アミノ」は−NHラジカルを指す。
【0021】
「シアノ」は−CNラジカルを指す。
【0022】
「ニトロ」は−NOラジカルを指す。
【0023】
「オキサ」は−O−ラジカルを指す。
【0024】
「オキソ」は=Oラジカルを指す。
【0025】
「チオキソ」は=Sラジカルを指す。
【0026】
「イミノ」は=N−Hラジカルを指す。
【0027】
「オキシモ」は=N−OHラジカルを指す。
【0028】
「ヒドラジノ」は=N−NHラジカルを指す。
【0029】
「アルキル」は、炭素と水素の原子のみからなり、不飽和を含まず、1〜15の炭素原子(例えばC−C15アルキル)を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカルを指す。特定の実施形態において、アルキルは1〜13の炭素原子(例えばC−C13アルキル)を含む。特定の実施形態において、アルキルは1〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜4の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜3の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜2の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1つの炭素原子(例えばCアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは5〜15の炭素原子(例えばC−C15アルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは5〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは2〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは2〜10の炭素原子(例えばC−C10アルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは3〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキル基は、メチル、エチル、1−プロピル(n−プロピル)、1−メチルエチル(イソ−プロピル)、1−ブチル(n−ブチル)、1−メチルプロピル(sec−ブチル、2−メチルプロピル(イソ−ブチル)、1,1−ジメチルエチル(tert−ブチル)、または1−ペンチル(n−ペンチル)から選択される。アルキルは、単結合によって分子の残りに結合する。本明細書において別段の定めのない限り、アルキル基は以下の置換基の1つ以上によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、それぞれのRは独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
【0030】
「アルケニル」は、炭素と水素の原子のみからなり、少なくとも1つの炭素炭素二重結合を含み、2〜12の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル基を指す。特定の実施形態において、アルケニルは、2〜8の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルケニルは、2〜4の炭素原子を含む。アルケニルは単結合によって分子の残りに結合し、例えば、エテニル(すなわちビニル)、プロプ(prop)−1−エニル(すなわちアリル)、ブト(but)−1−エニル、ペンタ(pent)−1−エニル、penta−1,4−ジエニルなどである。本明細書において別段の定めのない限り、アルケニル基は、以下の置換基の1つ以上によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、それぞれのRは独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
【0031】
「アルキニル」は、炭素と水素の原子のみからなり、少なくとも1つの炭素炭素三重結合を含み、2〜12の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル基を指す。特定の実施形態において、アルキニルは2〜8の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルキニルは2〜4の炭素原子を含む。アルキニルは単結合によって分子の残りに結合し、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどである。本明細書において別段の定めのない限り、アルキニル基は、以下の置換基の1つ以上によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、それぞれのRは独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
【0032】
「アルキレン」または「アルキレン鎖」は、炭素と水素のみからなり、不飽和を含まず、1〜12の炭素原子(例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、n−ブチレンなど)を有する、ラジカル基に分子の残りを結合させる直鎖または分枝鎖の二価炭化水素鎖を指す。アルキレン鎖は、単結合を介して分子の残りに、および単結合を介してラジカル基に結合する。分子の残りおよびラジカル基に対するアルキレン鎖の結合点は、アルキレン鎖における1つの炭素を介する、または鎖内の任意の2−炭素を介するものであり得る。特定の実施形態において、アルキレンは1〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは1〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは1〜4の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは1〜3の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは1〜2の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは1つの炭素原子(例えばCアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは5〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは2〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは3〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。本明細書において別段の定めのない限り、アルキレン鎖は、以下の置換基によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、それぞれのRは独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
【0033】
「アリール」は、環状の炭素原子から水素原子を取り除くことにより、芳香族単環式または多環式の炭化水素環系に由来するラジカルを指す。芳香族単環式または多環式の炭化水素環系は、水素と、5から18の炭素原子からの炭素のみを含み、環系の環の少なくとも1つは完全に不飽和であり、すなわち、それはヒュッケル理論に従って環状の非局在化した(4n+2)π−電子系を含む。アリール基が得られる環系は、限定されないが、ベンゼン、フルオレン、インダン、インデン、テトラリン、およびナフタレンなどの基を含む。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、用語「アリール」または接頭辞「ar−」(「アラルキル」におけるものなど)は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、シアノ、ニトロ、随意に置換したアリール、随意に置換したアラルキル、随意に置換したアラルケニル、随意に置換したアラルキニル、随意に置換したカルボサイクリ、随意に置換したカルボシクリルアルキル、随意に置換したヘテロシクリル、随意に置換したヘテロシクリルアルキル、随意に置換したヘテロアリール、随意に置換したヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)tR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール(1つ以上のハロ群で随意に置換される)、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接の単結合あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレン鎖であり、および、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレン鎖であり、別段の定めのない限り、上記の置換基のそれぞれは非置換型である。
【0034】
「アラルキル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、ここで、Rは、例えばメチレン、エチレンなど上で定義されるようなアルキレン鎖である。アラルキルラジカルのアルキレン鎖部分は、アルキレン鎖について上に記載されるように随意に置換される。アラルキルラジカルのアリール部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。
【0035】
「アラルケニル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、ここで、Rは上で定義されるようなアルケニレン鎖である。アラルケニルラジカルのアリール基部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。アラルケニルラジカルのアルケニレン鎖部分は、アルケニレン基について上に定義されるように随意に置換される。
【0036】
「アラルキニル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、ここで、Rは上で定義されるようなアルキニレン鎖である。アラルキニルラジカルのアリール部分は、アリール基について上記に記載されるように、随意に置換される。アラルキニルラジカルのアルキニレン鎖部分は、アルキニレン鎖について上記に定義されるように、随意に置換される。
【0037】
「アラルコキシ(Aralkoxy)」は、式−O−R−アリールのラジカルを指し、ここで、Rは、例えばメチレン、エチレンなど、上で定義されるようなアルキレン鎖である。アラルキルラジカルのアルキレン鎖部分は、アルキレン鎖について上に記載されるように随意に置換される。アラルキルラジカルのアリール部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。
【0038】
「カルボシクリル」は、炭素原子と水素原子のみからなる、安定した非芳香族単環式または多環式の炭化水素ラジカルを指し、これは、3〜15の炭素原子を有する縮合したまたは架橋した環系を含むこともある。特定の実施形態において、カルボシクリルは3〜10の炭素原子を含む。他の実施形態において、カルボシクリルは5〜7の炭素原子を含む。カルボシクリルは、単結合により分子の残りに結合する。カルボシクリルは、飽和(即ち、単一のC−C結合のみを含む)、または不飽和(即ち、1以上の二重結合または三重結合を含む)であり得る。完全に飽和したカルボシクリルラジカルは「シクロアルキル」とも呼ばれる。単環式シクロアルキルの例は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルを含む。不飽和カルボシクリルは「シクロアルケニル」とも呼ばれる。単環式のシクロアルケニルの例は、例えば、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、およびシクロオクテニルを含む。多環式のカルボシクリルラジカルは、例えば、アダマンチル、ノルボルニル(すなわち、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)、ノルボルネニル、デカリニル(decalinyl)、7,7−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどを含む。本明細書において具体的に他に明示されない限り、用語「カルボシクリル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたアラルケニル、随意に置換されたアラルキニル、随意に置換されたカルボシクリル、随意に置換されたカルボシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換したヘテロアリール、随意に置換したヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)tR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接的な結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
【0039】
「カルボシクリル」は、式−R−カルボシクリルのラジカルを指し、ここで、Rは上で定義されるようなアルキレン鎖である。アルキレン鎖およびカルボシクリルラジカルは、上に定義されるように随意に置換される。
【0040】
「カルボシクリルアルコキシ」は、式−O−R−カルボシクリルのラジカルを指し、ここで、Rは上で定義されるようなアルキレン鎖である。アルキレン鎖およびカルボシクリルラジカルは、上に定義されるように随意に置換される。
【0041】
「ハロ」または「ハロゲン」は、ブロモ、クロロ、フルオロ、またはヨードの置換基を指す。
【0042】
「フルオロアルキル」は、上で定義されるように、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロメチル−2−フルオロエチルなどの、上で定義されるような1以上のフルオロラジカルによって置換されるアルキルラジカルを指す。フルオロアルキルラジカルのアルキル部分は、アルキル基について上に定義されるように随意に置換され得る。
【0043】
「ヘテロシクリル」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される2〜12の炭素原子と1〜6のヘテロ原子を含む、安定した3〜18員の非芳香環ラジカルを指す。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、ヘテロシクリルラジカルは、単環式、二環式、三環式、または四環式の環系であり、これは融合または架橋した環系を含み得る。ヘテロシクリルラジカルにおけるヘテロ原子は随意に酸化されることもある。1つ以上の窒素原子は、存在する場合、随意に四級化される。ヘテロシクリルラジカルは、部分的または完全に飽和される。ヘテロシクリルは、環の任意の原子を介して分子の残りに結合することもある。こうしたヘテロシクリルラジカルの例としては、限定されないが、ジオキソラニル、チエニル[1,3]ジチアニル、デカヒドロイソキノリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、イソキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフリル、トリチアニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、および、1,1−ジオキソ−チオモルホリニルが挙げられる。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、用語「ヘテロシクリル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、随意に置換したアリール、随意に置換したアラルキル、随意に置換したアラルケニル、随意に置換したアラルキニル、随意に置換したカルボシクリル、随意に置換したカルボシクリルアルキル、随意に置換したヘテロシクリル、随意に置換したヘテロシクリルアルキル、随意に置換したヘテロアリール、随意に置換したヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)tR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接的な結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
【0044】
「N−ヘテロシクリル」または「N結合(N−attached)ヘテロシクリル」は、少なくとも1つの窒素を含む上に定義されるようなヘテロシクリルラジカルを指し、分子の残りに対するヘテロシクリルラジカルの結合点はヘテロシクリルラジカル中の窒素原子を介する。N−ヘテロシクリルラジカルは、ヘテロシクリルラジカルについて上記に記載されるように、随意に置換される。こうしたN−ヘテロシクリルラジカルの例としては、限定されないが、1−モルホリニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1−ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、およびイミダゾリジニルが挙げられる。
【0045】
「C−ヘテロシクリル」または「C結合ヘテロシクリル」は、少なくとも1つのヘテロ原子を含む上に定義されるようなヘテロシクリルラジカルを指し、分子の残りに対するヘテロシクリルの結合点は、ヘテロシクリルラジカル中の炭素原子を介する。C−ヘテロシクリルラジカルは、ヘテロシクリルラジカルについて上記に記載されるように、随意に置換される。そのようなC−ヘテロシクリルラジカルの例は、限定されないが、2−モルホリニル、2−または3−または4−ピペリジニル、2−ピペラジニル、2−または3−ピロリジニルなどを含む。
【0046】
「ヘテロシクリルアルキル」は、式−R−ヘテロシクリルのラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロシクリルがヘテロシクリルを含む窒素である場合、ヘテロシクリルは、窒素原子にてアルキルラジカルに随意に結合する。ヘテロシクリルアルキルラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロシクリルアルキルラジカルのヘテロシクリル部分は、ヘテロシクリル基について上に定義されるように随意に置換される。
【0047】
「ヘテロシクリルアルコキシ(Heterocyclylalkoxy)」は、式−O−R−ヘテロシクリルの酸素原子によって結合したラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロシクリルがヘテロシクリルを含む窒素である場合、ヘテロシクリルは、窒素原子にてアルキルラジカルに随意に結合する。ヘテロシクリルアルコキシラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロシクリルアルコキシラジカルのヘテロシクリル部分は、ヘテロシクリル基について上に定義されるように随意に置換される。
【0048】
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される2〜17の炭素原子と1〜6のヘテロ原子を含む、3〜18員の芳香環ラジカルに由来するラジカルを指す。本明細書で使用されるように、ヘテロアリールラジカルは、単環式、二環式、三環式、または四環式の環系であってもよく、環系における環の少なくとも1つは完全に不飽和である、つまり、これは、ヒュッケル理論に従って環状の非局在化(4n+2)π電子系を含んでいる。ヘテロアリールは、縮合または架橋した環系を含む。ヘテロアリールラジカルにおけるヘテロ原子は、随意に酸化される。1つ以上の窒素原子は、存在する場合、随意に四級化される。ヘテロアリールは、環の任意の原子を介して分子の残りに結合する。ヘテロアリールの例としては、限定されないが、アゼピニル、アクリジニル、ベンズイミダゾリル、ベンズインドリル、1,3−ベンゾジオキソリル(benzodioxolyl)、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル(dioxepinyl)、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、1,4−ベンゾジオキサニル、ベンゾナフトフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル(benzodioxolyl)、ベンゾジオキシニル(benzodioxinyl)、ベンゾピラニル、ベンゾピラノニル(benzopyranonyl)、ベンゾフラニル、ベンゾフラノニル(benzofuranonyl)、ベンゾチエニル(ベンゾチオフェニル)、ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾ[4,6]イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、カルバゾリル、シンノリニル、シクロペンタ[d]ピリミジニル、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]シンノリニル、6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[6,7]シクロヘプタ[1,2−c]ピリダジニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、フラニル、フラノニル(furanonyl)、フロ(furo)[3,2−c]ピリジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリミジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリダジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリジニル、イソチアゾリル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、イソキノリル、インドリジニル、イソオキサゾリル、5,8−メタノ(methano)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル(tetrahydroquinazolinyl)、ナフチリジニル(naphthyridinyl)、1,6−ナフチリジノニル(naphthyridinonyl)、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、オキサゾリル、オキシラニル、5,6,6a,7,8,9,10,10a−オクタヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、1−フェニル−1H−ピロリル、フェナジニル、フェノチアジニル(phenothiazinyl)、フェノキサジニル(phenoxazinyl)、フタラジニル、プテリジニル(pteridinyl)、プリニル(purinyl)、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾロ(pyrazolo)[3,4−d]ピリミジニル、ピリジニル、ピリド(pyrido)[3,2−d]ピリミジニル、ピリド(pyrido)[3,4−d]ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル、5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,5−c]ピリダジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル、チエノ[2,3−d]ピリミジニル、チエノ[3,2−d]ピリミジニル、チエノ[2,3−d]ピリジニル、およびチオフェニル(すなわち、チエニル)が挙げられる。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、用語「ヘテロアリール」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたアラルケニル、随意に置換されたアラルキニル、随意に置換されたカルボシクリル、随意に置換されたカルボシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換したヘテロシクリルアルキル、随意に置換したヘテロアリール、随意に置換したヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)tR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、ここで、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接的な結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
【0049】
「N−ヘテロアリール」は、少なくとも1つの窒素を含む上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを指し、分子の残りに対するヘテロアリールラジカルの結合点はヘテロアリールラジカル中の窒素原子を介する。N−ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリールラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。
【0050】
「C−ヘテロアリール」は、上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを指し、分子の残りに対するヘテロアリールラジカルの結合点はヘテロアリールラジカル中の炭素原子を介する。C−ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリールラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。
【0051】
「ヘテロアリールアルキル」は式−R−ヘテロアリールのラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロアリールがヘテロアリールを含む窒素である場合、ヘテロアリールは、窒素原子にてアルキルラジカルに随意に結合する。ヘテロアリールアルキルラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロアリールアルキルラジカルのヘテロアリール部分は、ヘテロアリール基について上に定義されるように随意に置換される。
【0052】
「ヘテロアリールアルコキシ」は、式−O−R−ヘテロアリールの酸素原子によって結合したラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロアリールがヘテロアリールを含む窒素である場合、ヘテロアリールは、窒素原子にてアルキルラジカルに随意に結合する。ヘテロアリールアルコキシラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロアリールアルコキシラジカルのヘテロアリール部分は、ヘテロアリール基について上に定義されるように随意に置換される。
【0053】
本明細書で使用されるように、「カルボン酸生物学的等価体」は、カルボン酸部分として同様の物理的、生物学的、および/または化学的な性質を示す官能基または部分を指す。カルボン酸生物学的等価体の例としては、限定されないが、以下が挙げられる。
【0054】
【化6】
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【0055】
いくつかの例では、化合物またはその薬学的に許容可能な塩は1つ以上の不斉中心を含み、(R)または(S)として、アミノ酸では(D)または(L)として、絶対立体化学の観点から、定義されるエナンチオマー、ジアステレオマー、および他の立体異性の形態を生じさせる。本明細書に記載される化合物がオレフィンの二重結合または幾何学的な不斉の他の中心を含む場合、別段の定めのない限り、化合物はEとZの両方の幾何異性体(例えば、シスまたはトランス)を含むことが意図される。同様に、すべてのあり得る異性体、同じくそれらのラセミ体および光学的に純粋な形態、並びにすべての互変異性体も含まれている。用語「幾何異性体」は、アルケン二重結合のEまたはZの幾何異性体(例えば、cisまたはtrans)を指す。「位置異性体」との用語は、ベンゼン環のまわりのオルト−、メタ−、およびパラ−異性体などの、中心環のまわりの構造異性体を指す。
【0056】
「立体異性体」は、同じ結合によって結合した同じ原子から構成されるが、異なる三次元構造を有する化合物を指し、これは交換可能ではない。本明細書に提供される開示が様々な立体異性体とその混合物を包含し、その分子構造が互いの重ね合わせることができない(nonsuperimposeable)鏡像である2つの立体異性体を指す「エナンチオマー」を含んでいることが企図される。
【0057】
「互変異性体」は、分子の1つの原子から同じ分子の別の原子までのプロトン移動が可能な分子を指す。本明細書で示される化合物は、特定の実施形態において、互変異性体として存在する。互変異性化が可能な状況では、互変異性体の化学平衡が存在する。互変異性体の正確な割合は、物理的状態、温度、溶媒、およびpHを含む、様々な因子に依存する。互変異性平衡のいくつかの例は、次のものを含む:
【0058】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0059】
「随意の」または「随意に」は、後に記載される事象または状況が生じるまたは生じない場合があり、この記載が、事象または状況が生じる場合の例を含むことを意図する。例えば、「随意に置換したアリール」は、アリールラジカルが置換され得るまたは置換され得ないこと、およびその記載が置換したアリールラジカルおよび置換のないアリールラジカルの両方を含むことを意味する。
【0060】
「薬学的に許容可能な塩」は、酸性および塩基性の両方の追加の塩を含む。本明細書に記載される置換されたピリジン誘導体化合物のいずれか1つの薬学的に許容可能な塩は、全ての薬学的に適切な塩形態を包含することを意図している。本明細書に記載される化合物の好ましい薬学的に許容可能な塩は、薬学的に許容可能な酸付加塩および薬学的に許容可能な塩基付加塩である。
【0061】
「薬学的に許容可能な酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的効果および特性を保持する塩を指し、それは、生物学的にまたは他に望ましくないものではなく、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、亜リン酸などの無機酸により形成される。同様に、脂肪族のモノカルボン酸およびジカルボン酸、フェニル置換のアルカン酸、ヒドロキシアルカン酸、アルカン二酸(alkanedioic acids)、芳香族酸、脂肪族酸および芳香族スルホン酸などの有機酸により形成される塩も含まれ、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などを含む。したがって、典型的な塩は、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸一水素、リン酸二水素、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、カプリル酸塩、イソ酪酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、琥珀酸塩スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、安息香酸メチル、ジニトロ安息香酸塩(dinitrobenzoates)、フタル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、酢酸フェニル、クエン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩などを含む。同様に、アルギン酸塩、グルコン酸塩、およびガラクトウロン酸塩などのアミノ酸の塩も企図される(例えば、全体として引用することで本明細書に組み込まれる、「Berge S.M. et al.,“Pharmaceutical Salts,” Journal of Pharmaceutical Science, 66:1−19(1997)」を参照)。塩基性化合物の酸付加塩は、当業者が精通する方法および技術に従って、遊離塩基形態を十分な量の所望の酸と接触させて、塩を生成することによって調製され得る。
【0062】
「薬学的に許容可能な塩基付加塩」は、遊離酸の生物学的効果および特性を保持する塩を指し、それは、生物学的にまたは他に望ましくないものではない。これらの塩は、無機塩基または有機塩基を遊離酸に加えることによって調製される。薬学的に許容可能な塩基付加塩は、アルカリおよびアルカリ性土類金属または有機アミンなどの、金属またはアミンにより形成される。無機塩基に由来する塩は、限定されないが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウムの塩などを含む。有機塩基に由来する塩としては、限定されないが、1級アミン、2級アミン、3級アミン、自然発生する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、および、塩基イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ヒドラバミン(hydrabamine)、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、エチレンジアニリン(ethylenedianiline)、N−メチルグルカミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリアミン樹脂などが挙げられる。上述のBerge et al.を参照。
【0063】
本明細書で使用されるように、「処置」または「処置すること」または「緩和すること」または「寛解させること」は、本明細書で交換可能に使用される。これらの用語は、限定されないが、治療効果および/または予防効果を含む、有益なまたは所望の結果を得るための手法を指す。「治療効果」は、処置されている基礎疾患の根絶または寛解を意味する。また、治療効果は、患者が未だに根本的な障害による影響を受け得るにもかかわらず、患者の改善が観察されるように、根本的な障害に関連した生理学的症状の1つ以上の根絶または寛解により達成される。予防効果に関して、組成物は、疾患の診断が行われなくとも、特定の疾患を進行させる危険のある患者に、または疾患の生理学的な症状の1つ以上を報告する患者に投与され得る。
【0064】
「プロドラッグ」は、生理学的条件下で、または、加溶媒分解によって、本明細書に記載される生物学的に活性な化合物に変換されることもある化合物を示すよう意図されている。ゆえに、用語「プロドラッグ」は、薬学的に許容可能な生物活性化合物の前駆物質を指す。プロドラッグは、被験体に投与される時は不活性であり得るが、例えば加水分解により、活性化合物にインビボで変換される。プロドラッグ化合物は哺乳動物の生命体において、溶解度、組織適合性、または遅延放出という利点を与える(例えば、Bundgard, H., Design of Prodrugs (1985), pp. 7 9, 21 24(Elsevier, Amsterdamを参照)。
【0065】
プロドラッグの議論は、Higuchi, T., et al., “Pro drugs as Novel Delivery Systems,” A.C.S. Symposium Series, Vol. 14, and in Bioreversible Carriers in Drug Design, ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987のなかで提供されており、文献は両方とも引用によって十分に本明細書に組み込まれる。
【0066】
「プロドラッグ」との用語も、こうしたプロドラッグが哺乳動物の被検体に投与される際に生体内で活性化合物を放出する、任意の共有結合した担体を含むことを意図している。活性化合物のプロドラッグは、本明細書に記載されるように、ルーチン操作(routine manipulation)またはインビボのいずれかで、修飾物が切断されて親の活性化合物になるような方法で、活性化合物に存在する官能基を修飾することによって調製され得る。プロドラッグは化合物を含み、ヒドロキシ、アミノ、またはメルカプトの基は、活性化合物のプロドラッグが哺乳動物の被験体に投与されると、切断されて、それぞれ遊離ヒドロキシ、遊離アミノ、または遊離メルカプトの基を形成する任意の基に結合される。プロドラッグの例は、限定されないが、活性化合物におけるアルコールまたはアミン官能基の酢酸塩、ギ酸塩、および安息香酸塩の誘導体などを含む。
【0067】
(置換されたピリジン誘導体化合物)
ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害する置換されたピリジン誘導体化合物が本明細書に記載されている。これらの化合物、およびこれらの化合物を含む組成物は、癌および腫瘍疾患の処置に有用である。本明細書に記載される化合物は、実施形態によっては、前立腺癌、乳癌、膀胱癌、肺癌、および/または黒色腫などを処置するのに役立つ。
【0068】
1つの実施形態は、式(I)の構造を有する化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0069】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
各R、R、R、およびRは、水素、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、R、またはRの少なくとも1つは水素ではない。
【0070】
別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOである。別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHである。
【0071】
別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、RとRは水素である。別の実施形態は、式(I)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素ではない。
【0072】
1つの実施形態は、式(II)の構造を有する化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0073】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である。
【0074】
別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、あるいは随意に置換されたC−Cアルコキシから独立して選択される。
【0075】
別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、RとRは水素である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素ではない。
【0076】
別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルオキシである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたC−C10アリール−SO−、または随意に置換されたヘテロアリール−S−である。
【0077】
別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは水素であり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたヘテロアリールである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたヘテロシクリルである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたシクロアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたシクロアルキルアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアリール−CO−である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたヘテロアリール−CO−である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたシクロアルキル−CO−である。別の実施形態は、式(II)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキル−CO−である。
【0078】
1つの実施形態は、式(IIa)の構造を有する、式(II)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0079】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である。
【0080】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHである。
【0081】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素である。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、および、R、R、およびRは水素である。
【0082】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリル、または随意に置換されたヘテロシクリルオキシである。
【0083】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたC−C10アリール−SO−、または随意に置換されたヘテロアリール−S−である。
【0084】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは水素であり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0085】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0086】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0087】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアリールである。
【0088】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたヘテロアリールである。
【0089】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−である。
【0090】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたC−Cアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたC−Cアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアリールである。
【0091】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは随意に置換されたアリールである。
【0092】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルケニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたアルキルアミノ、随意に置換されたジアルキルアミノ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルケニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたアルキルアミノ、随意に置換されたジアルキルアミノ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0093】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0094】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0095】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0096】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、少なくとも1つの随意に置換されたC−Cアルキルで置換された、随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、少なくとも1つの随意に置換されたC−Cアルキルで置換された、随意に置換されたアリールである。
【0097】
別の実施形態は、式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0098】
別の実施形態は、以下の構造を有する式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0099】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0100】
別の実施形態は、以下の構造を有する式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0101】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【0102】
別の実施形態は、以下の構造を有する式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0103】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
【0104】
別の実施形態は、以下から選択される式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0105】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
別の実施形態は、以下から選択される式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0107】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0108】
別の実施形態は、以下から選択される式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0109】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0110】
別の実施形態は、以下から選択される式(IIa)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0111】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0112】
1つの実施形態は、式(III)の構造を有する化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0113】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
、R、R、およびRの少なくとも1つは、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
残りのR、R、R、およびRの基は、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0114】
別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、あるいは随意に置換されたC−Cアルコキシから独立して選択される。
【0115】
別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、RとRは水素である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素ではない。
【0116】
別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルオキシである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルアルキルである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたC−C10アリール−SO−、または随意に置換されたヘテロアリール−S−である。
【0117】
別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは水素であり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアリールである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたヘテロアリールである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたヘテロシクリルである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたシクロアルキルである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたシクロアルキルアルキルである。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアリール−CO−である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたヘテロアリール−CO−である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたシクロアルキル−CO−である。別の実施形態は、式(III)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキル−CO−である。
【0118】
1つの実施形態は、式(IV)の構造を有する化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0119】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
式中、XはOまたはCHであり、
は、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、または−N(R)(R)であり、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアリールまたは随意に置換されたヘテロアリールから選択され、および、
とRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、または随意に置換されたC−Cアルコキシから独立して選択される。
【0120】
1つの実施形態は、式(V)の構造を有する化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、
【0121】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
XはOまたはCHであり、
は随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
、R、およびRはそれぞれ、水素、ハロゲン、−OH、−CN、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたC−Cカルボシクリル、随意に置換されたC−Cカルボシクリルオキシ、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルキル、随意に置換されたC−C12カルボシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−Cアルキニル、随意に置換されたC−Cアルケニル、随意に置換されたC−C10アリール、随意に置換されたC−C10アリールオキシ、随意に置換されたC−C10アリール−S−、随意に置換されたC−C14アラルコキシ、随意に置換されたヘテロアリールおよび随意に置換されたヘテロアリールオキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルオキシ、置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルコキシ、随意に置換されたC−C10アリール−SO−、随意に置換されたヘテロアリール−S−、または−N(R)(R)から独立して選択され、
は水素または随意に置換されたアルキルであり、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択され、
ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素である。
【0122】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOである。別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHである。
【0123】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは水素である。別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素である。
【0124】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたヘテロシクリルまたは随意に置換されたヘテロシクリルオキシである。
【0125】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは随意に置換されたC−C10アリール−SO−、または随意に置換されたヘテロアリール−S−である。
【0126】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは水素であり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0127】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。
【0128】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアルキル、随意に置換されたアリール、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたヘテロアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−から独立して選択される。別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたアリールである。
【0129】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたヘテロアリールである。
【0130】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−である。
【0131】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたC−Cアルキルであり、および、Rは随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−である。
【0132】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたアリール−CO−、随意に置換されたシクロアルキル−CO−、または随意に置換されたアルキル−CO−である。
【0133】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、随意に置換されたC−Cアルケニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたアルキルアミノ、随意に置換されたジアルキルアミノ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0134】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、随意に置換されたC−Cアルコキシ、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0135】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたシクロアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルコキシ、または随意に置換されたシクロアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0136】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0137】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、Rは随意に置換されたアルキルであり、および、Rは、少なくとも1つの随意に置換されたC−Cアルキルで置換された、随意に置換されたアリールである。
【0138】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0139】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは、随意に置換されたC−Cアルキル、ハロゲン、または随意に置換されたC−Cアルコキシから選択される少なくとも1つの置換基で置換された、随意に置換されたアリールである。
【0140】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはOであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは随意に置換されたアリールである。
【0141】
別の実施形態は、式(V)の化合物またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供し、XはCHであり、R、R、およびRは水素であり、Rは−N(R)(R)であり、RはCH基であり、および、Rは随意に置換されたアリールである。
【0142】
1つの実施形態は、以下から選択される化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0143】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0144】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0145】
1つの実施形態は、以下から選択される化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0146】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0147】
1つの実施形態は、以下から選択される化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0148】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0149】
1つの実施形態は、以下から選択される化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩を提供する。
【0150】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0151】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩は、表1で提供される構造を有する。
【0152】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0153】
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0154】
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0155】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0156】
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
【表1-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0158】
【表1-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
【表1-8】
[この文献は図面を表示できません]
【0160】
【表1-9】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
【表1-10】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
【表1-11】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
【表1-12】
[この文献は図面を表示できません]
【0164】
【表1-13】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
【表1-14】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
【表1-15】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
【表1-16】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
【表1-17】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
【表1-18】
[この文献は図面を表示できません]
【0170】
【表1-19】
[この文献は図面を表示できません]
【0171】
【表1-20】
[この文献は図面を表示できません]
【0172】
【表1-21】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
【表1-22】
[この文献は図面を表示できません]
【0174】
【表1-23】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
【表1-24】
[この文献は図面を表示できません]
【0176】
【表1-25】
[この文献は図面を表示できません]
【0177】
【表1-26】
[この文献は図面を表示できません]
【0178】
【表1-27】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物、またはその立体異性体あるいは薬学的に許容可能な塩は、表2で提供される構造を有する。
【0180】
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0181】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0183】
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0184】
【表2-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
【表2-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0186】
【表2-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0187】
(置換されたピリジン誘導体化合物の調製)
本明細書に記載される反応で使用される化合物は、市販の化学製品および/または化学の文献に記載される化合物から出発して、当業者に知られている有機合成技術に従って作られる。「市販の化学製品」は、Acros Organics (Pittsburgh, PA), Aldrich Chemical (Milwaukee, WI, including Sigma Chemical and Fluka), Apin Chemicals Ltd. (Milton Park, UK), Avocado Research (Lancashire, U.K.), BDH Inc. (Toronto, Canada), Bionet (Cornwall, U.K.), Chemservice Inc. (West Chester, PA), Crescent Chemical Co. (Hauppauge, NY), Eastman Organic Chemicals, Eastman Kodak Company (Rochester, NY), Fisher Scientific Co. (Pittsburgh, PA), Fisons Chemicals (Leicestershire, UK), Frontier Scientific (Logan, UT), ICN Biomedicals, Inc. (Costa Mesa, CA), Key Organics (Cornwall, U.K.), Lancaster Synthesis (Windham, NH), Maybridge Chemical Co. Ltd. (Cornwall, U.K.), Parish Chemical Co. (Orem, UT), Pfaltz & Bauer, Inc. (Waterbury, CN), Polyorganix (Houston, TX), Pierce Chemical Co. (Rockford, IL), Riedel de Haen AG (Hanover, Germany), Spectrum Quality Product, Inc. (New Brunswick, NJ), TCI America (Portland, OR), Trans World Chemicals, Inc. (Rockville, MD), and Wako Chemicals USA, Inc. (Richmond, VA)を含む、標準的な商用源から得られる。
【0188】
当業者にとって既知の方法は、様々な参考文献とデータベースによって確認される。本明細書に記載の化合物の調製に役立つ反応物の合成を詳述する、または調製について記載した記事を参照する適切な参考文献や論文は、例えば、“Synthetic Organic Chemistry”,John Wiley & Sons, Inc., New York; S. R. Sandler et al.,“Organic Functional Group Preparations,” 2nd Ed., Academic Press, New York, 1983; H. O. House,“Modern Synthetic Reactions”, 2nd Ed.,W. A. Benjamin, Inc. Menlo Park, Calif. 1972; T. L. Gilchrist, “Heterocyclic Chemistry”, 2nd Ed., John Wiley & Sons, New York, 1992; J. March, “Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms and Structure”, 4th Ed., Wiley Interscience, New York, 1992を含む。本明細書に記載される化合物の調製に役立つ反応物の合成を詳述する、または調製について記載する記事を参照する適切な参考文献や論文は、例えば、Fuhrhop, J. and Penzlin G. “Organic Synthesis: Concepts, Methods, Starting Materials”, Second, Revised and Enlarged Edition (1994) John Wiley & Sons ISBN: 3 527−29074−5; Hoffman, R.V. “Organic Chemistry, An Intermediate Text” (1996) Oxford University Press, ISBN 0−19−509618−5; Larock, R. C. “Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations” 2nd Edition (1999) Wiley−VCH, ISBN: 0−471−19031−4; March, J. “Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure” 4th Edition (1992) John Wiley & Sons, ISBN: 0−471−60180−2; Otera, J. (editor) “Modern Carbonyl Chemistry” (2000) Wiley−VCH, ISBN: 3−527−29871−1; Patai, S. “Patai’s 1992 Guide to the Chemistry of Functional Groups” (1992) Interscience ISBN: 0−471−93022−9; Solomons, T. W. G. “Organic Chemistry” 7th Edition (2000) John Wiley & Sons, ISBN: 0−471−19095−0; Stowell, J.C., “Intermediate Organic Chemistry” 2nd Edition (1993) Wiley−Interscience, ISBN: 0−471−57456−2; “Industrial Organic Chemicals: Starting Materials and Intermediates: An Ullmann’s Encyclopedia” (1999) John Wiley & Sons, ISBN: 3−527−29645−X, in 8 volumes; “Organic Reactions” (1942−2000) John Wiley & Sons, in over 55 volumes; and “Chemistry of Functional Groups” John Wiley & Sons, in 73 volumesを含む。
【0189】
特定の類似した反応物は米国化学学会のChemical Abstract Serviceによって調製された既知の化学製品のインデックスによって識別されることもあり、これはほとんどの公立図書館や大学図書館で利用可能であり、同様に、オンラインデータベースでも利用可能である(詳細についてはワシントンDCの米国化学学会に連絡すること)。既知ではあるがカタログで市販されていない化学物質は、慣習化学合成室(custom chemical synthesis house)によって調製され得、そこでは、標準の化学合成室(例えば、上記に記載のもの)の多くは、慣習合成サービスを提供している。本明細書に記載される置換されたピリジンおよびピリダジン誘導体化合物の薬学的な塩の調製と選択に関する基準は、P. H. Stahl & C. G. Wermuth “Handbook of Pharmaceutical Salts”, Verlag Helvetica Chimica Acta, Zurich, 2002である。
【0190】
置換されたピリジン誘導体化合物は、模式図1−3で以下に記載される一般的な合成ルートによって調製される。
【0191】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
模式図1を参照すると、化合物Aとアミン化合物Bを様々な条件下で混合して処理することで、化合物Cが形成される。例えば、化合物AとアミンBの混合物を、120°C〜172°Cまでの温度で適切な溶媒中でマイクロ波照射に晒すことができる。塩基存在下でHATUのようなカップリング試薬を使用して、化合物CとアルコールDからエステル化合物Eを調製することができる。
【0193】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
模式図2を参照すると、化合物Fとアルデヒド化合物Gを還元的アミノ化条件下で混合して処理することで、化合物Cが形成される。塩基存在下でHATUのようなカップリング試薬を使用して、化合物CとアルコールDからエステル化合物Eを調製することができる。
【0195】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0196】
模式図3を参照すると、化合物Hとアミン化合物Bを様々な条件下で混合してしょりすることで、化合物Eが形成される。例えば、化合物HとアミンBの混合物を、100°C〜120°Cまでの温度で適切な溶媒中でマイクロ波照射に晒すことができる。1Nの水性のNaOHなどの基本的な条件を用いてエステル化合物Eを加水分解して、化合物Cを得ることができる。
【0197】
(医薬組成物)
ある実施形態では、本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物は、純粋な化学薬品として投与される。他の実施形態では、本明細書に記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物は、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy (Gennaro, 21st Ed. Mack Pub. Co., Easton, PA (2005))に記載されるような標準的な薬務と選択された投与経路に基づいて選択された薬学的に適切なまたは許容可能な担体(本明細書では、薬学的に適切な(または許容可能な)賦形剤、生理学的に適切な(または許容可能な)賦形剤、あるいは、生理学的に適切な(または許容可能な)担体とも呼ばれる)と組み合わされる(当該文献の開示は全体として参照することにより本明細書に組み込まれる)。
【0198】
これに応じて、少なくとも1つの置換されたピリジン誘導体化合物、またはその立体異性体、プロドラッグ、薬学的に許容可能な塩、水和物、溶媒和物、あるいはN−オキシドを、1つ以上の薬学的に許容可能な担体と随意に他の治療成分および/または予防成分とともに含む、医薬組成物が本明細書で提供される。担体(または賦形剤)は、組成物の他の成分と適合性があり、組成物のレシピエント(すなわち被験体)に有害でない場合に許容可能または適切である。
【0199】
1つの実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(I)、(II)、(IIa)、(III)、(IV)、または(V)の化合物、またはその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、N−オキシド、あるいは薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物を提供する。
【0200】
ある実施形態では、式(I)、(II)、(IIa)、(III)、(IV)、または(V)の化合物によって記載されるような置換されたピリジン誘導体化合物は、例えば、合成方法の工程の1つ以上で作られる汚染性の中間体または副産物などの他の有機的な小分子を約5%未満、約1%未満、または約0.1%未満しか含んでいないという点で、実質的に純粋である。
【0201】
適切な経口剤形としては、例えば、ハードまたはソフトゼラチン、メチルセルロース、あるいは消化管で溶けやすい別の適切な材料の錠剤、丸剤、小袋、またはカプセル剤が挙げられる。例えば、薬学のグレードのマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムサッカリン、滑石、セルロース、グルコース、スクロース、炭酸マグネシウムなどの医薬品グレードを含む適切な無毒の固体担体が使用され得る。(例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (Gennaro, 21st Ed. Mack Pub. Co., Easton, PA (2005)を参照。)
【0202】
本明細書に記載されるような少なくとも1つの置換されたピリジン誘導体化合物を含む組成物の投与量は、患者(例えばヒト)の状態、すなわち、疾患の段階、一般的な健康状態、年齢、および医療分野の当業者が投与量を決定するために利用する他の因子に依存して変動し得る。
【0203】
医薬組成物は、医学の当業者によって決定されるように、処置を受ける(または予防される)疾患に適切なやり方で投与されてもよい。適切な投与量および投与の適切な持続時間と頻度は、患者の疾病、患者の疾患のタイプおよび重症度、活性成分の特定の形態、および投与の方法などの因子によって決定される。一般に、適切な投与量および処置のレジメンは、より頻繁な完全寛解または部分寛解、またはより長い無病生存および/または全生存率、あるいは症状の重症度の低下などの、治療上のおよび/または予防的な恩恵(例えば、臨床結果の改善)をもたらすのに十分な量で組成物を提供する。一般に、実験モデルおよび/または臨床試験を使用して、適量が決定され得る。適量は、患者の体重、重量、または血液量に依存し得る。
【0204】
本明細書に記載される置換されたピリジン誘導体化合物について、経口投与量は典型的には1日当たり1−4回またはそれ以上、約1.0mgから約1000mgの範囲である。
【0205】
(ヒストンデメチラーゼ)
染色質は染色体を構成するDNAとタンパク質の複合体である。ヒストンはクロマチンの主要なタンパク質成分であり、DNAが巻き付くスプールとして作用する。クロマチン構造の変化は、ヒストンタンパク質の共有結合修飾、および非ヒストンの結合タンパク質によって影響される。ヒストンを様々な部位で共有結合的に修飾することができる複数のクラスの酵素が知られている。
【0206】
タンパク質は、リジンのアミノ基とアルギニンのグアニジノ基上のメチル化によって翻訳後に修飾可能であるか、あるいはアスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、あるいはタンパク質のC末端上でカルボキシメチル化可能である。翻訳後のタンパク質メチル化は、RNAプロセシング、受容体媒介性のシグナル伝達、および細胞分化などの様々な細胞プロセスに関与している。翻訳後のタンパク質メチル化は、ヒストン上に生じることが広く知られており、こうした反応は、ヒストンメチルトランスフェラーゼによって触媒されることが知られており、これによって、メチル基をS−アデノシルメチオニン(SAM)からヒストンまで移動させる。ヒストン・メチル化は異質染色質形成、X染色体不活性化、および転写調節を含む多種多様な生物学的プロセスに関与することが知られている(Lachner et al., (2003) J. Cell Sci. 116:2117−2124; Margueron et al., (2005) Curr. Opin. Genet. Dev. 15:163−176)。
【0207】
一般に転写活性化と相関するアセチル化とは異なり、ヒストン・メチル化が転写の活性化または抑制を引き起こすかどうかは、メチル化の特定の部位とメチル化の程度(例えば、特別のヒストン・リシン残基がモノメチル化されるか、ジメチル化されるか、またはトリメチル化されるかどうか)に依存する。しかしながら、一般に、H3K9、H3K27、およびH4K20上でのメチル化は、遺伝子サイレンシングに連結されるが、一方でH3K4、H3K36、およびH3K79上でのメチル化は、一般に活性遺伝子の発現に関連付けられる。さらに、H3K4のトリメチル化とジメチル化は、一般に、活性転写した遺伝子の転写開始部位を示すが、一方でH3K4のモノメチル化はエンハンサー配列に関連付けられる。
【0208】
「デメチラーゼ」または「タンパク質デメチラーゼ」は、本明細書で呼ばれるように、アミノ酸側鎖から少なくとも1つのメチル基を取り除く酵素を指す。いくつかのデメチラーゼは、ヒストン上で作用し、例えば、ヒストンH3またはH4のデメチラーゼとして作用する。例えば、H3デメチラーゼは、H3K4、H3K9、H3K27、H3K36、および/またはH3K79の1つ以上を脱メチル化し得る。代替的に、H4デメチラーゼは、ヒストンH4K20を脱メチル化し得る。デメチラーゼは、モノ−、ジ−および/またはトリ−メチル化された基質のいずれかを脱メチル化することができると知られている。さらに、ヒストンデメチラーゼは、(例えば、細胞ベースのアッセイにおいて)メチル化されたコアヒストン基質、モノヌクレオソーム基質、ジヌクレオソーム基質および/またはオリゴヌクレオソーム基質、ペプチド基質および/またはクロマチン上で作用することができる
【0209】
発見された最初のリジンデメチラーゼは、リジン特異的デメチラーゼ1(LSD1/KDM1)であり、これは補助因子としてフラビンを使用して、モノメチル化またはジメチル化されたH3K4またはH3K9の両方を脱メチル化する。ヒストンデメチラーゼを含む第2クラスのJumonjiC(JmjC)ドメインは予測されていたものであり、ホルムアルデヒド放出アッセイを使用してH3K36デメチラーゼを発見したときに確認され、ヒストンデメチラーゼ1(JHDM1/KDM2A)を含むJmjCドメインと名付けられた。
【0210】
より多くのJmjCドメイン含有タンパク質がその後同定され、これらは、系統発生的に7つのサブファミリーへ分類可能である:JHDM1、JHDM2、JHDM3、JMJD2、JARID、PHF2/PHF8、UTX/UTY、およびJmjCドメインのみ。
【0211】
(JMJD2ファミリー)
タンパク質のJMJD2ファミリーは、トリメチル化およびジメチル化されたH3−K9を脱メチル化することが知られているヒストンデメチラーゼのファミリーであり、最初に同定されたヒストン・トリ−メチル・デメチラーゼであった。特に、JMJD2ファミリーの異所的発現は、トリ−およびジ−メチル化されたH3−K9のレベルを劇的に低下させることが分かったが、一方でモノ−メチル化されたH3−K9のレベルを増加させ、これは、ヘテロクロマチンタンパク質1(HP1)を非局在化し、インビボでのヘテロクロマチンの全体的なレベルを低下させた。jumonjiタンパク質のJMJD2サブファミリーのメンバーは、JMJD2Cおよびその同族体JMJD2A、JMJD2B、JMJD2D、およびJMJD2Eを含む。Jumonjiタンパク質のJMJD2サブファミリーで見られる共通の構造的特徴は、JmjN、JmjC、PHD、およびTdrの配列を含む。
【0212】
GASC1とKDM4CというJMJD2Cは、トリメチル化されたH3K9とH3K36を脱メチル化することが知られている。JMJD2Cによるヒストンの脱メチル化は、鉄とα−ケトグルタル酸に依存してヒドロキシル化反応によって生じ、JMJD2Cによるα−ケトグルタル酸の酸化的脱炭酸により、二酸化炭素、コハク酸塩、およびフェリルが生成され、フェリルはその後、ホルムアルデヒドを放出してリジンH3K9のメチル基をヒドロキシル化する。JMJD2Cは、核受容体PPARγによって脂肪生成の調整(regulation)を調節(modulate)することが知られており、胚性幹細胞中の自己複製の調整に関与すると知られている。
【0213】
(JARIDファミリー)
本明細書で使用されるように、「JARIDタンパク質」は、JARID1サブファミリー(例えば、JARID1A、JARID1B、JARID1C、およびJARID1Dタンパク質)とJARID2サブファミリー中にタンパク質とそのホモログを含んでいる。JARIDタンパク質のさらなる記載と一覧表は、Klose et al. (2006) Nature Reviews/Genetics 7:715−727で見ることができる。JARID1ファミリーは、以下のいくつかの保存されたドメインを含有している:JmjN、ARID、JmjC、PHDおよびC5HC2のジンクフィンガー(zing finger)。
【0214】
KDM5AまたはRBP2とも呼ばれるJARID1Aは当初、網膜芽細胞腫(Rb)タンパク質の結合パートナーとして発見された。JARID1Aは、その後、トリ−およびジ−メチル化されたH3K4のデメチラーゼとして機能することが分かり、老化および分化を阻害しつつ細胞成長を促進することが分かった。例えば、マウス細胞からのJARID1Aの抑止は細胞成長を阻害し、老化および分化を誘発し、およびインビトロで胚性幹細胞の多分化能の損失を引き起こす。JARID1Aは胃癌において過剰発現されることが分かっており、JARID1Aの喪失はネズミ癌モデルにおいて腫瘍形成を減少させることが分かった。さらに、研究によれば、網膜芽腫(retinoblastome)結合タンパク質2(RBP2)ヒストンデメチラーゼの喪失は、Rb1またはMen1を欠いたマウス中で腫瘍の形成を抑えることが実証され(Lin etal. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, August 16, 2011, 108(33),13379−86; doi: 10.1073/pnas.1110104108)、研究の著者らは、RBP2阻害薬が抗癌活性を有していると結論付けた。
【0215】
KDM5BやPLU1とも呼ばれるJARID1Bは、HER2チロシンキナーゼによって調節された遺伝子を発見する実験で見つかった。JARID1Bは、一貫して、乳癌細胞株で発現されることが分かったが、精巣を例外として、JARID1Bの制限(restriction)が、正常な成人組織において見られた。加えて、浸潤性腺管癌の90%は、JARID1Bを発現することが分かった。加えて、JARID1Bは、良性の前立腺中の発現がより限定されるなかで、前立腺癌においてアップレギュレートされることが分かっており、膀胱癌と肺癌(SCLCおよびNSCLCの両方)においてアップレギュレートされることも分かっている。JARID1Bは、BRCA1、CAV1、および14−3−3σといった癌抑制遺伝子を抑えることも分かっており、JARID1Bのノックダウンは、こうした遺伝子でトリ−メチル化されたH3K4の値を増加させることが分かった。
【0216】
(UTX/UTYファミリー)
UTX/UTYファミリーはKDM6A、KDM6B、およびUTYを含む。UTXとも呼ばれるKDM6Aと、JMJD3とも呼ばれるKDM6Bは、ジメチル化およびトリメチル化したH3K27に作用し、進行にとって重要であるが、UTYの基質と役割はまだ解明されていない。KDM6A(UTX)とKDM6B(JMJD3)の両方とも、腫瘍形成性のポリコーム(PcG)タンパク質に対するアンタゴニストとして機能することにより腫瘍抑制性の特性を実証した。PcGタンパク質は、H3K27のトリメチル化とジメチル化を触媒する重要な抑圧性ヒストンマークである。PcG遺伝子は、癌で頻繁に過剰発現するか増幅する腫瘍遺伝子であるとみなされている。
【0217】
追加の実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害する方法であって、本明細書で開示されるような置換されたピリジン誘導体化合物に該酵素を接触させる工程を含む方法があり、ヒストンデメチラーゼ酵素はJmjCドメインを含む。追加の実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害する方法であって、本明細書で開示されるような置換されたピリジン誘導体化合物に該酵素を接触させる工程を含む方法があり、ヒストンデメチラーゼ酵素はJARID1A、JARID1B、またはJMJD2Cから選択される。追加の実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害する方法であって、本明細書で開示されるような置換されたピリジン誘導体化合物に該酵素を接触させる工程を含む方法があり、ヒストンデメチラーゼ酵素はJARID1A、JARID1B、JMJD2C、およびJMJD3から選択される。1つの実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素JMJD3を阻害する方法であって、本明細書で開示されるような置換されたピリジン誘導体化合物に該JMJD3酵素を接触させる工程を含む方法がある。1つの実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素JMJD2Cを阻害する方法であって、本明細書で開示されるような置換されたピリジン誘導体化合物に該JMJD2C酵素を接触させる工程を含む方法がある。
【0218】
(処置の方法)
一般医、または1つ以上の特定の標的遺伝子に対して、細胞または被験体中の脱メチル化を調整する方法が本明細書で開示される。脱メチル化は、制限なしで、以下を含む様々な細胞機能を制御するために調節され得る:分化;増殖;アポトーシス;腫瘍形成、白血病誘発または他の腫瘍化転換事象;脱毛;あるいは性分化。例えば、特別な実施形態では、JmjCドメイン(例えば、JHDMタンパク質などのヒストンデメチラーゼ)を含むデメチラーゼの活性を調整することによって被験体におけるヒストンのメチル化および/または脱メチル化によって調節された疾患を処置する方法が本明細書で提供される。
【0219】
1つの実施形態では、式(I)、(II)、(IIa)、(III)、(IV)、または(V)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を患者に投与する工程を含む、患者の癌を処置する方法が提供される。さらなる実施形態では、患者の癌を処置する方法であって、癌が前立腺癌、乳癌、膀胱癌、肺癌、または黒色腫から選択される。
【0220】
さらなる実施形態では、腫瘍の増殖を阻害する方法であって、式(I)、(II)、(IIa)、(III)、(IV)、または(V)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物に腫瘍を露出させる工程を含む方法が提供され、腫瘍は網膜芽細胞腫遺伝子(RB1)機能の喪失を特徴とする。
【0221】
さらなる実施形態では、腫瘍の増殖を阻害する方法であって、式(I)、(II)、(IIa)、(III)、(IV)、または(V)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物に腫瘍を晒す工程を含む方法が提供され、腫瘍は、多発性内分泌新生物1型遺伝子(Men1)機能の喪失を特徴とする。
【0222】
他の実施形態および使用は、本開示を考慮して当業者に明らかになるであろう。以下の実施例は、様々な実施形態の例証となるものとしてのみ提供され、いかなる方法でも本発明を制限するようには解釈されないものとする。
【実施例】
【0223】
1.化学合成
別段の定めのない限り、商用供給源から入手されるような試薬と溶媒を使用した。無水溶媒および炉乾燥したガラス製品を、湿気および/または酸素に敏感な合成変換に使用した。収率を最適化しなかった。反応時間はおおよそであり、最適化されたものではない。他に特に明記のない限り、カラムクロマトグラフイーおよび薄層クロマトグラフィー(TLC)を、シリカゲル上で実行した。スペクトルはppm(δ)で与え、結合定数Jはヘルツで報告した。プロトンスペクトルについては、溶媒ピークを、参照ピークとして使用した。
【0224】
調製物1a:6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0225】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
水(10mL)中のNaNO(2.35g、34mmol)の溶液を、0°Cの25%HBr(16mL)中で6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(5.0g、31mmol)の溶液に液滴で加えた。その後、懸濁液を0°Cの48%HBr(30mL)中でCuBrの撹拌された混合物(8.9g、62mmol)に移した。結果として生じた混合物を室温に温めて1時間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%−60% EtOAc/Hex)によって精製することで、淡黄色油として5.6gの表題化合物(80%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.10−2.16(2H,m), 2.64(2H,t,J= 6.4 Hz), 2.94(2H,t,J= 6.0 Hz), 7.42(1H,s), 7.44(1H,s), 7.87(1H,d,J= 8.9 Hz).[M+H] calc’d for C10BrO, 225, 227; found 225, 227.
【0227】
調製物1b:6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0228】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
トルエン(20mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(2.0g、8.9mmol)の溶液に、N−メチルアニリン(960mg、8.9mmol)、CsCO(4.4g、13.4mmol)、BINAP(310mg、0.5mmol)、およびPd(OAc)(110mg、0.5mmol)を加えた。混合物を窒素下100°Cで夜通し撹拌した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(30%−80% EtOAc/Hex)によって精製することで、淡褐色油として1.52gの表題化合物(68%)を得た。[M+H] calc’d for C1717NO, 252;found 252.
【0230】
調製物1c:5−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−7,8−ジヒドロナフタレン−2−アミン、塩酸塩
【0231】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
トルエン(20mL)中の調製物1b(1.52g、6.0mmol)とZnI(150mg)の溶液に、室温でTMSCN(1.2g、12mmol)を加えた。混合物を2時間60°Cで加熱した。反応混合物を室温に冷まし、THF(20mL)を加えて希釈した。LAH(5mL、THF中2.4M、12mmol)の溶液を室温でゆっくりと加え、溶液を0.5時間撹拌した。EtOAc(10mL)を加え、その後水(1mL)と水性の1MのNaOH(1mL)を加えて、反応をクエンチした。その溶液を乾燥させ(NaSO)濃縮することで、白色固形物として1.52g(89%)の粗製の1−(アミノメチル)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オールを得た。メタノール(20mL)中のこの中間体(1.52g、5.4mmol)の溶液へ、乾燥したHClガスを入れて2分間泡立て、その一方で温度が30°Cを超えないように反応を冷ました。その後、混合物を1時間室温で撹拌した。メタノールを減圧下で蒸発させることで、HCl塩として1.4gの表題化合物(98%)を得た。[M+H] calc’d for C1820, 265;found 265.
【0233】
調製物1d:5−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【0234】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
MeOH(30mL)と濃縮したHCl(3滴)中の調製物1c(1.4g、5.3mmol)の溶液に、N下で室温において10%のPd/C(200mg)を加えた。懸濁液は50psiの水素下で16時間室温において撹拌した。反応混合物をセライトによってろ過し、飽和したNaCOでpH=8〜9に調節し、乾燥させ(NaSO)、濃縮することで、黄色の油として830mgの表題化合物(59%)を得た。[M+H] calc’d for C1822, 267;found 267.
【0236】
調製物1e:メチル3−[({6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸塩
【0237】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
DMA(12mL)中の調製物1d(500mg、1.88mmol)の溶液に、メチル3−フルオロイソニコチナート(300mg、1.93mmol)を加えた。反応混合物を電子レンジの中で1時間170°Cで撹拌した。反応混合物を水へ注ぎ、EtOAcで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(20−80%のEtOAc/Hex)によって精製することで、黄色の油として200mgの表題化合物(26%)を得た。[M+H] calc’d for C2527, 402;found 402.
【0239】
調製物1f:メチル3−({[(1S)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩、および
【0240】
調製物2f:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0241】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0242】
調製物1e(200mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel IA、250mm *4.6mm 5um;移動相:Hex:EtOH=85:15; F:1.0mL/min; W:230nm;T=30°C)によって分離させることで、それぞれ黄色の油として、95mgの調製物(47%)1f(6.54min)と92mgの調製物(46%)2f(7.91min)を得た。
【0243】
実施例1:3−({[(1S)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0244】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
THF(6mL)とHO(2mL)中の調製物1f(95mg、0.24mmol)の溶液に、室温でLiOH・HO(31mg、0.72mmol)を加え、反応混合物を夜通し撹拌した。反応混合物を濃縮してTHFを取り除き、残留物を水で希釈し、1.0Nの水性のHCl溶液でpH=3〜4に酸性化した。沈殿物を濾過によって集め、EtOAc/エーテルで洗浄した。固形物を真空下で乾燥させることで、黄色の固形物として52mgの表題化合物(56%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.64−1.67(1H,m), 1.77−1.84(3H,m), 2.65−2.68(2H,d,J= 5.6 Hz), 3.04−3.07(1H,m), 3.21(3H,s), 3.41−3.47(1H,m), 3.56−3.60(1H,m), 6.78−6.92(5H,m), 7.21−7.25(3H,m), 7.55(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.82(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.36(1H,s).[M+H] Calc’d for C2425, 388;Found, 388.
【0246】
実施例2:3−({[(1R)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0247】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
実施例1の手順に従って、調製物2fから53%の収率で表題化合物を調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.64−1.68(1H,m), 1.77−1.84(3H,m), 2.65−2.68(2H,d,J= 5.6 Hz), 3.04−3.07(1H,m), 3.21(3H,s), 3.41−3.47(1H,m), 3.56−3.60(1H,m), 6.78−6.92(5H,m), 7.21−7.25(3H,m), 7.56(1H,d,J= 4.8 Hz), 7.82(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.36(1H,s).[M+H] calc’d for C2425, 388;found 388.
【0249】
調製物3a:(6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【0250】
【化37】
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【0251】
トルエン(50mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(5.00g、22.0mmol)とZnI(300mg)の溶液に、室温でTMSCN(4.36g、44.0mmol)を加えた。混合物を60°Cで夜通し加熱した。反応混合物を室温に冷まし、LAH(20.0mL、THF中の2.4M、44.0mmol)の溶液をゆっくりと加えた。反応を2時間40°Cで撹拌した。反応を0°Cに冷まし、0°CのEtOAc(10mL)を加えて、その後水(5mL)と10%の水性NaOH(5mL)を加えてクエンチした。混合物はセライトによってろ過して濃縮することで、茶色の油として4.5g(79%)の粗製の1−(アミノメチル)−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オール中間体を得た。トルエン(100mL)中のこの中間体(4.5g、17.4mmol)の溶液に、4NのHCl/ジオキサン(20mL)の溶液を加え、混合物を10分間還流で撹拌した。混合物を室温に冷まして濃縮することで、黄褐色の固形物として3.6gの表題化合物(75%)を得た。[M+H] calc’d for C1112BrN, 237, 239;found 237, 239.
【0252】
調製物3b:tert−ブチルN−[(6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メチル]カルバミン酸塩
【0253】
【化38】
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【0254】
DCM(10mL)中の調製物3a(1.05g、3.84mmol)の溶液に、TEA(1.6mL、11.5mmol)、BocO(2.1g、9.6mmol)、およびDMAP(94mg、0.77mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。反応を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(20−60%のEtOAc/Hex)によって精製することで、白色固形物として900mgの表題化合物(69%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.44(9H,s), 2.24−2.29(2H,m), 2.70−2.74(2H,m), 4.12(2H,d,J= 4.8 Hz), 4.56(1H,br s), 6.03(1H,t,J= 4.4 Hz), 7.10(1H,d,J= 8.0 Hz), 7.26−7.32(2H,m).
【0255】
調製物3c:tert−ブチルN−{[6−(2−オキソピロリジン−1−イル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0256】
【化39】
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【0257】
ジオキサン(10mL)中の調製物3b(900mg、2.67mmol)の溶液に、2−ピロリジノン(680mg、8.0mmol)、CsCO(1.3g、4.0mmol)、BINAP(283mg、0.45mmol)、およびPd(OAc)(60mg、0.27mmol)を加えた。混合物を窒素下で4時間100°Cで撹拌した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(30−80%のEtOAc/Hex)によって精製することで、白色固形物として470mgの表題化合物(51%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.38(9H,s), 2.01−2.08(2H,m), 2.18−2.23(2H,m), 2.45−2.50(2H,m), 2.68(2H,t,J= 8.0 Hz), 3.81(2H,t,J= 7.0 Hz), 3.92(2H,d,J= 4.8 Hz), 5.86(1H,s), 7.02(1H,t,J= 5.4 Hz), 7.22(1H,d,J= 8.8 Hz), 7.42(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.48(1H,s).
【0258】
調製物3d:1−[5−(アミノメチル)−7,8−ジヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン−2−オン、塩酸塩
【0259】
【化40】
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【0260】
4NのHCl/ジオキサン(10mL)中の調製物3c(470mg、1.37mmol)の溶液を室温で夜通し撹拌した。混合物を濃縮することで、黄褐色の油として330mgの表題化合物(99%)を得た。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ2.19−2.23(2H,m), 2.38−2.41(2H,m), 2.63(2H,t,J= 8.2 Hz), 2.84(2H,t,J= 8.2 Hz), 3.96(2H,t,J= 7.0 Hz), 4.02(2H, s), 6.26(1H,t,J= 4.4 Hz), 7.31(1H,d,J= 8.8 Hz), 7.52(1H,s), 7.54(1H,d,J= 6.8 Hz).[M+H] calc’d for C1518O, 243;found 243.
【0261】
調製物3e:1−[5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン−2−オン
【0262】
【化41】
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【0263】
MeOH(10mL)と濃縮したHCl(1滴)中の調製物3d(330mg、1.36mmol)の溶液に、N下の室温で10%のPd/C(50mg)を加えた。懸濁液を50psiで水素下において夜通し撹拌した。反応混合物をセライトによってろ過し、飽和したNaCOでpH=8〜9に調節し、乾燥させ(NaSO)、濃縮することで、白色固形物として240mgの表題化合物(72%)を得た。[M+H] calc’d for C1520O,245;found 245.
【0264】
調製物3f:メチル3−({[6−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0265】
【化42】
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【0266】
調製物1eの基本手順に従って調製物3eから15%の収率で表題化合物を調製した。[M+H] calc’d for C2225, 380;found 380.
【0267】
実施例3:3−({[6−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0268】
【化43】
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【0269】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物3fから92%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.65−1.69(1H,m), 1.78−1.84(3H,m), 2.00−2.07(2H,m), 2.44−2.50(2H,m), 2.70−2.73(2H,m), 3.06−3.10(1H,m), 3.38−3.45(1H,m), 3.54−3.58(1H,m), 3.79(2H,t,J= 7.0 Hz), 7.29(1H,d,J= 8.0 Hz), 7.34(1H,s), 7.41(1H,d,J= 8.0 Hz), 7.55(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.81(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.34(1H,s).[M+H] calc’d for C2123, 366;found 366.
【0270】
調製物4a:6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0271】
【化44】
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【0272】
THF(20mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル 4−メチルベンゼン−1−スルホン酸エステル(1.0g、3.4mmol)の溶液に、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.55g、4.1mmol)、Pd(OAc)(92mg、0.41ミリモル)、BINAP(383mg、0.61mmol)、およびCsCO(1.7 g、5.1mmol)を加えた。混合物を窒素下で夜通し加熱還流した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10%のEtOAc/ヘキサン)によって精製することで、茶色油として0.72gの表題化合物(76%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ7.94(d,J= 8.4 Hz, 1H), 7.18−7.04(m,4H), 6.97(d,J= 2.4 Hz, 1H), 6.90(dt,J= 7.6 Hz, 1.2Hz, 1H), 3.69(t,J= 6.0 Hz,2H), 2.87(t,J= 6.0 Hz,2H), 2.77(t,J= 6.4 Hz,2H), 2.61(t,J= 6.4 Hz,2H), 2.14−2.08(m,2H), 2.05−1.98(m,2H).[M+H] calc’d for C1919NO, 278;found 278.
【0273】
調製物4b:[6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0274】
【化45】
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【0275】
表題化合物を、調製物3aの基本手順に従って、調製物4aから65%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2022, 291;found 291.
【0276】
調製物4c:[6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0277】
【化46】
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【0278】
反応が50°Cで加熱されたことを除いて、表題化合物を、調製物3eの基本手順に従って調製物4bから96%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2024, 293;found 293.
【0279】
調製物4d:メチル3−({[6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0280】
【化47】
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【0281】
トルエン(10mL)中の調製物4c(0.49g、1.7mmol)の溶液に、メチル3−ブロモイソニコチナート(0.36g、1.7mmol)、Pd(dba)(31mg、0.033mmol)、Xantphos(58mg、0.1mmol)、およびCsCO(0.76g、2.3mmol)を加えた。混合物を窒素下で夜通し加熱還流した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10−30%のEtOAc/Hex)によって精製することで、浅黄色固形物として0.35gの表題化合物(49%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ 8.34(s,1H), 7.91(d,J= 5.2 Hz, 1H), 7.63(d,J= 5.2 Hz, 1H), 7.61−7.58(m,1H), 7.21(d,J= 8.0 Hz, 1H), 7.05−6.99(m,2H), 6.93(dd,J= 8.0 Hz 7.6 Hz, 1H), 6.75(d,J= 8.4 Hz, 1H), 6.68(t,J= 7.6 Hz, 1H), 3.90(s,3H), 3.64−3.58(m,3H), 3.47−3.40(m,1H), 3.19−3.13(m,1H), 2.84(t,J= 6.4 Hz,2H), 2.78−2.74(m,2H), 2.06−2.00(m,2H), 1.97−1.75(m,4H).[M+H] calc’d for C2729, 428;found 428.
【0282】
実施例4:3−({[6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0283】
【化48】
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【0284】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物4dから21%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ8.35(s,1H), 7.82(d,J= 4.4 Hz, 1H), 7.56(d,J= 4.4 Hz, 1H), 7.31(d,J= 7.2 Hz, 1H), 7.01−6.93(m,3H), 6.86(dd,J= 7.6 Hz, 8.0Hz, 1H), 6.61(dd,J= 7.6Hz, 7.2 Hz, 1H), 6.55(d,J= 8.0 Hz, 1H), 3.62−3.51(m,3H), 3.47−3.40(m,1H), 3.11−3.06(m,1H), 2.78−2.66(m,4H), 1.94−1.78(m, 6H).[M+H] calc’d for C2627, 414;found 414.
【0285】
調製物5a:6−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0286】
【化49】
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【0287】
調製物4aの基本手順に従ってインドリンを使用して93%の収率で表題化合物を調製した。[M+H] calc’d for C1817NO, 264;found 264.
【0288】
調製物5b:[6−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0289】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
表題化合物を、調製物3aの基本手順に従って調製物5aから77%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1920, 277;found 277.
【0291】
調製物5c:[6−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0292】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
反応が50°Cで加熱されたことを除いて、調製物3eの基本手順に従って、調製物5bから97%の収率で表題化合物を調製した。[M+H] calc’d for C1922, 279;found 279.
【0294】
調製物5d:メチル3−({[6−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0295】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
表題化合物を、調製物1eの基本手順に従って調製物5cから24%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2627, 414;found 414.
【0297】
実施例5:3−({[6−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0298】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物5dから78%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.67−2.88(4H,m), 2.71−2.77(2H,m), 3.03−3.10(3H,m), 3.42−3.49(1H,m), 3.56−3.58(1H,m), 3.88(2H,t,J= 8.4 Hz), 6.67−6.71(1H,m), 6.93−6.94(1H,m), 7.02−7.04(3H,m), 7.15(1H,d,J= 7.2 Hz), 7.29(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.59(1H,d,J= 8.1 Hz), 8.84(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.39(1H,s).[M+H] calc’d for C2525, 400;found 400.
【0300】
調製物6a:6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0301】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
トルエン(50mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(5.46g、24.3mmol)とZnI(50mg)の溶液に、TMSCN(4.82mL、48.6mmol)を加え、溶液を60°Cで夜通し撹拌した。反応を室温に冷まし、HSO(5.6mL)を加えた。その後、AcOH(34mL)、HSO(25mL)、およびHO(4mL)を反応に加え、3時間105°Cに加熱した。混合物を冷まして氷水(250mL)に注いだ。沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄し、真空下で乾燥させることで、オフホワイト固形物として4.88gの表題化合物(80%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ2.25−2.33(2H,m), 2.72(2H,t,J= 8.0 Hz), 6.51(1H,t,J= 4.6 Hz), 7.20(1H,br s), 7.35−7.40(3H,m), 7.65(1H,br s).[M+H] calc’d for C1110BrNO, 252, 254;found 252, 254.
【0303】
調製物6b:(1R)6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0304】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
MeOH(75mL)とTHF(75mL)中の調製物6a(4.88g、19.4mmol)の溶液に、Ru(OAc)[s−binap](82mg、0.097mmol)を加えた。混合物を120psiの水素下で40°Cで夜通し加熱した。溶液を濃縮することで、粗製の表題化合物(ee>80%)を得た。ACNからの再結晶化により、白色固形物として3.8gの表題化合物(77%)(ee>96%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.55−1.62(1H,m), 1.85−1.94(3H,m), 2.67−2.74(2H,m), 3.56(1H,t,J= 6.6 Hz), 6.98(1H,br s), 7.02(1H,d,J= 8.9 Hz), 7.25−7.29(2H,m), 7.47(1H,br s).[M+H] calc’d for C1112BrNO, 254, 256;found 254, 256.分析的なカラム:Chiralcel:AS−H,移動相:Hex:EtOH=60:40.
【0306】
調製物6c:[(1R)6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0307】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
THF(40mL)中の調製物6b(2.5g、9.84mmol)の溶液に、室温でBH3.THF(39.4mL、THF中1.0M、39.4mmol)を加え、溶液を55°Cで夜通し加熱した。溶液を冷まし、10%のHSO(8mL)でクエンチし、6時間撹拌した。溶液を水性のNH4OHで塩基性にして、EtOAcで抽出した(3X)。有機物を乾燥させ(NaSO)、濃縮することで、茶色油として2.36gの粗製の表題化合物(100%)を得た。[M+H] calc’d for C1114BrN, 240, 242;found 240, 242.
【0309】
調製物6d:tert−ブチルN−{[(1R)6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0310】
【化57】
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【0311】
DCM(50mL)中の調製物6c(2.36g、9.83mmol)とDIEA(2.23mL、12.8mmol)の溶液に、(Boc)O(2.58g、11.8mmol)を加え、反応を2時間室温で撹拌した。溶液をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10−60%のEtOAc/Hex)による精製により、白色固形物として3.02gの表題化合物(90%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.45(9H,s), 1.72−1.85(4H,m), 2.69−2.75(2H,m), 2.88−2.96(1H,m), 3.21−3.27(1H,m), 3.35−3.42(1H,m), 4.61(1H,br s), 7.08(1H,d,J= 7.4 Hz), 7.22−7.27(2H,m).[M+H] calc’d for C1622BrNO, 340, 342;found 340, 342.
【0312】
調製物6e:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(2−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0313】
【化58】
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【0314】
トルエン(10mL)中の調製物6d(150mg、0.442mmol)、2−フルオロ−N−メチルアニリン(83mg、0.66mmol)、BINAP(14mg、0.022mmol)、およびCsCO(216mg、0.664mmol)の懸濁液に、N下で室温のPd(OAc)(3mg、0.01mmol)を加えた。反応を105°Cで夜通し撹拌した。混合物をろ過して濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=8:1)による精製により、茶色油として105mgの表題化合物(62%)を得た。[M+H] calc’d for C2329FNO2, 385;found 385.
【0315】
調製物6f:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(2−フルオロフェニル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【0316】
【化59】
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【0317】
EtOAc(5mL)の中の調製物6e(105mg、0.273mmol)の溶液に、HCl/EtOAc(5mL、1.0M)を加え、反応を30分間室温で撹拌した。溶液を濃縮し、EtOAcに再度溶かし、飽和したNaCOで洗浄した。有機質層を乾燥させ(NaSO)濃縮することで、黄色の油として79mgの表題化合物(100%)を得た。[M+H] calc’d for C1821FN, 285;found 285.
【0318】
調製物6g:メチル3−({[(1R)−6−[(2−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0319】
【化60】
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【0320】
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物6fから60%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526FN, 420;found 420.
【0321】
実施例6:3−({[(1R)−6−[(2−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0322】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物6gから79%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.62−1.83(4H,m), 2.61−2.63(2H,m), 2.98−3.02(1H,m), 3.20(3H,s),3.34−3.41(1H,m), 3.50−3.55(1H,m), 6.44−6.48(2H,m), 7.13(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.22−7.33(4H,m), 7.56(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.82(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.34(1H,s).[M+H] calc’d for C2424FN, 406;found 406.
【0324】
調製物7a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(3−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0325】
【化62】
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【0326】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物6dと3−フルオロ−N−メチルアニリンから56%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2329FN, 385;found 385.
【0327】
調製物7b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(3−フルオロフェニル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【0328】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物7aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821FN, 285;found 285.
【0330】
調製物7c:メチル3−({[(1R)−6−[(3−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0331】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物7bから66%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526FN, 420;found 420.
【0332】
実施例7:3−({[(1R)−6−[(3−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0333】
【化65】
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表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物7cから76%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.67−1.86(4H,m), 2.69−2.72(2H,m), 3.09−3.12(1H,m), 3.31(3H,s), 3.44−3.50(1H,m), 3.59−3.64(1H,m), 6.51−6.58(3H,m), 6.92−6.95(2H,m), 7.14−7.20(1H,m), 7.33(1H,d,J= 8.0 Hz), 7.58(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.84(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.38(1H,s).[M+H] calc’d for C2424FN, 406;found 406.
【0334】
調製物8a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(4−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0335】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物6dと4−フルオロ−N−メチルアニリンから76%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2329FN, 385;found 385.
【0337】
調製物8b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(4−フルオロフェニル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【0338】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物8aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821FN, 285;found 285.
【0340】
調製物8c:メチル3−({[(1R)−6−[(4−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0341】
【化68】
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【0342】
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物8bから42%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526FN, 420;found 420.
【0343】
実施例8:3−({[(1R)−6−[(4−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0344】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物8cから78%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.63−1.67(1H,m), 1.75−1.85(3H,m), 2.63−2.68(2H,m), 3.02−3.06(1H,m), 3.19(3H,s), 3.39−3.45(1H,m), 3.53−3.59(1H,m), 6.68−6.73(2H,m), 6.97−7.02(2H,m), 7.07−7.13(2H,m), 7.20(1H,d,J= 8.3 Hz), 7.56(1H,d,J= 5.0 Hz), 7.69(1H,br s), 7.82(1H,d,J= 5.0 Hz), 8.34(1H,s), 13.36(1H,br s).[M+H] calc’d for C2424FN, 406;found 406.
【0346】
調製物9a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(4−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0347】
【化70】
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【0348】
トルエン(5mL)中の調製物6d(200mg、0.59mmol)の溶液に、4−クロロ−N−メチルアニリン(100mg、0.7mmol)、Pd(dba)(27mg、0.03mmol)、Xantphos(51mg、0.15mmol)、およびNaOtBu(68mg、0.7mmol)を加えた。混合物を1時間電子レンジ中で96°Cで加熱した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM)によって精製することで、浅黄色固形物として168mgの表題化合物(76%)を得た。[M+H] calc’d for C2329ClN, 401;found 401.
【0349】
調製物9b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(4−クロロフェニル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【0350】
【化71】
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【0351】
調製物9a(168mg、0.42mmol)を1時間50%TFA/DCM中で撹拌した。溶液を濃縮し、残留物をEtOAcに溶かし、飽和したNaHCO3で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮することで、126mg(定量)の透明な油を得た。[M+H] calc’d for C1821ClN, 301;found 301.
【0352】
調製物9c:メチル3−({[(1R)−6−[(4−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0353】
【化72】
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【0354】
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物9bから12%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526ClN, 436;found 436.
【0355】
実施例9:3−({[(1R)−6−[(4−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0356】
【化73】
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【0357】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物9cから76%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD):δ1.73−1.79(1H,m), 1.90−1.97(3H,m), 2.73−2.81(2H,m), 3.12−3.15(1H,s), 3.23(3H,s), 3.42−3.48(1H,m), 3.54−3.59(1H,m), 6.81−6.85(4H,m), 7.15(2H,dd,J= 6.8, 2.2 Hz), 7.21(1H,d,J= 8.1 Hz), 7.76−7.82(2H,m), 8.21(1H,s).[M+H] calc’d for C2424ClN, 422;found 422.
【0358】
調製物10a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[エチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0359】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
表題化合物を、調製物9aの基本手順に従って、調製物6dとN−エチルアニリンから59%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2432, 381;found 381.
【0361】
調製物10b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−エチル−N−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【0362】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0363】
表題化合物を、調製物9bの基本手順に従って調製物10aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1924, 281;found 281.
【0364】
調製物10c:メチル3−({[(1R)−6−[エチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0365】
【化76】
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【0366】
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物10bから82%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2629, 416;found 416.
【0367】
実施例10:3−({[(1R)−6−[エチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0368】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物10cから90%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.11(3H,t,J= 7.0 Hz), 1.63−1.83(4H,m), 2.62−2.70(2H,m), 3.03−3.07(1H,m), 3.39−3.46(1H,m), 3.55−3.61(1H,m), 3.70(2H, q, J = 7.0 Hz), 6.75−6.89(5H,m), 7.19−7.25(3H,m), 7.56(1H,d,J= 5.0 Hz), 7.69(1H,br s), 7.82(1H,d,J= 5.0 Hz), 8.34(1H,s), 13.47(1H,br s).[M+H] calc’d for C2527, 402;found 402.
【0370】
調製物11a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(ピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0371】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物6dとN−メチル−2−ピリジンアミンから41%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2229, 368;found 368.
【0373】
調製物11b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−Nメチルピリジン−2−アミン
【0374】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物11aから99%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1721N3, 268;found 268.
【0376】
調製物11c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(ピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0377】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物11bから42%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2426, 403;found 403.
【0379】
実施例11:3−({[(1R)−6−[メチル(ピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0380】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0381】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物11cから32%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.67−1.71(1H,m), 1.80−1.88(3H,m), 2.70−2.74(2H,m), 3.02−3.05(1H,m), 3.23−3.29(1H,m), 3.40(3H,s), 3.47−3.50(1H,m), 6.48(1H,d,J= 8.8 Hz), 6.61−6.64(1H,m), 7.00(1H,s), 7.02(1H,d,J= 8.0 Hz), 7.37−7.41(2H,m), 7.54(1H,d,J= 4.8 Hz), 7.68(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.05(1H,s), 8.13(1H,d,J= 4.8 Hz), 9.19(1H,br s).[M+H] calc’d for C2324, 389;found 389.
【0382】
調製物12a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(ピリジン−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0383】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
表題化合物を、調製物9aの基本手順に従って、調製物6dとN−メチル−3−ピリジンアミンから77%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2229, 368;found 368.
【0385】
調製物12b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−Nメチルピリジン−3−アミン
【0386】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
表題化合物を、調製物9bの基本手順に従って調製物12aから88%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1721, 268;found 268.
【0388】
調製物12c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(ピリジン−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0389】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
表題化合物を、調製物4dの基本手順に従って調製物12bから27%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2426, 403;found 403.
【0391】
実施例12:3−({[(1R)−6−[メチル(ピリジン−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0392】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物12cから62%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD):δ1.75−1.79(1H,m), 1.93−1.99(3H,m), 2.72−2.81(2H,m), 3.19−3.23(1H,m), 3.33(3H,s), 3.50−3.63(2H,m), 6.91−6.97(2H,m), 7.30−7.38(3H,m), 7.76−7.82(2H,m), 7.92(1H,br s), 8.04(1H,br s), 8.15(1H,s).[M+H] calc’d for C2324, 389;found 389.
【0394】
調製物13a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(6−メトキシピリジン−3−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0395】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
表題化合物を、調製物9aの基本手順に従って、調製物6dと6−メトキシ−N−メチルピリジン−3−アミンから64%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2331, 398;found 398.
【0397】
調製物13b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−6−メトキシ−N−メチルピリジン−3−アミン
【0398】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
表題化合物を、調製物9bの基本手順に従って調製物13aから98%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1823O, 298;found 298.
【0400】
実施例13:3−({[(1R)−6−[(6−メトキシピリジン−3−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0401】
【化88】
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【0402】
3−フルオロイソニコチン酸(52mg、0.36mmol)、調製物13b(108mg、0.36mmol)、およびDIEA(64μL、0.36mmol)を、DMA(2mL)中で組み合わせて、溶液を1時間電子レンジ中で168°Cで加熱した。溶液を濃縮し、分取−HPLC(0.1%のギ酸を含む35−85%ACN/水)によって精製することで、浅黄色固形物として58mgの表題化合物(39%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.61−1.80(4H,m), 2.61−2.67(2H,m), 2.99−3.04(1H,m), 3.18(3H,s), 3.40−3.55(2H,m), 3.83(3H,s), 6.54−6.60(2H,m), 6.79(1H,d,J= 8.7 Hz), 7.15(1H,d,J= 8.5 Hz), 7.46(1H,d,J= 8.7 Hz), 7.55(1H,d,J= 5.0 Hz), 7.72(1H,br s), 7.82(1H,d,J= 5.0 Hz), 7.95(1H,s), 8.34(1H,s), 13.29(1H,br s).[M+H] calc’d for C2426, 419;found 419.
【0403】
調製物14a:(7−ブロモ−2H−クロメン−4−イル)メタンアミン、塩酸塩
【0404】
【化89】
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【0405】
トルエン(50mL)中の7−ブロモクロマン−4−オン(5.00g、22.0mmol)とZnI(30mg)の溶液に、TMSCN(4.36g、44.0mmol)を加え、混合物を60°Cで夜通し加熱した。反応混合物を室温に冷まし、LAH(20.0mL、THF中の2.4M、44.0mmol)の溶液をゆっくりと加えた。混合物を2時間40°Cで撹拌した。0°CのEtOAc(10mL)を加え、その後、水(5mL)と水性の10%NaOH(5mL)を加えて、反応をクエンチした。反応混合物をEtOAcで希釈し、乾燥させ(MgSO)、セライトによってろ過し、濃縮することで、黄色の油として4.5g(79%)の粗製の4−(アミノメチル)7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オール中間体を得た。
【0406】
トルエン(100mL)中のこの中間体(4.50g、17.4mmol)の溶液に、4NのHCl/ジオキサン(20mL)溶液を加え、混合物を10分間還流で撹拌した。混合物は室温に冷まして濃縮した。残留物は冷たいEtOAcから沈殿させ、集めて、黄色の固形物として3.6gの表題化合物(75%)を得た。[M+H] calc’d for C1010BrNO, 240, 242;found 240, 242.
【0407】
調製物14b:(7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メタンアミン
【0408】
【化90】
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【0409】
MeOH(20mL)とAcOH(2mL)中の調製物14a(2.0g、7.2mmol)の溶液に、室温のRaney Ni(200mg)を加えた。懸濁液を50psiの水素下で夜通し撹拌した。反応混合物をろ過し、飽和したNaCOでpHを7〜8に調節した。溶液を乾燥させ(NaSO)濃縮することで、茶色油として1.32gの表題化合物(75%)を得た。[M+H] Calc’d for C1012BrNO, 242, 244;Found, 242, 244.
【0410】
調製物14c:メチル3−{[(7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸塩
【0411】
【化91】
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【0412】
表題化合物を、調製物1eの基本手順に従って調製物9bから44%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1717BrN, 377, 379;Found, 377, 379.
【0413】
実施例14:3−{[(7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0414】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物14cから59%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.87−2.01(2H,m), 3.10−3.14(1H,m), 3.49−3.55(1H,m), 3.66−3.71(1H,m), 4.16−4.23(2H,m), 6.99−7.04(2H,m), 7.27(1H,d,J= 8.0 Hz), 7.57(1H,d,J= 4.8 Hz), 7.85(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.42(1H,s).[M+H] Calc’d for C1615BrN, 363, 365;Found, 363, 365.
【0416】
調製物15a:メチル3−({[7−(フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0417】
【化93】
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【0418】
トルエン(10mL)中の調製物14c(100mg、0.26mmol)、アニリン(25.0mg、0.26mmol)、CsCO(130mg、0.40mmol)、Pd(OAc)(2.0mg、0.007mmol)、およびBINAP(9.0mg、0.013mmol)の懸濁液をN下で100°Cで夜通し撹拌した。反応物をろ過して濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)による精製により、茶色油として54mgの表題化合物(52%)を得た。[M+H] calc’d for C2323, 390;found 390.
【0419】
実施例15:3−({[7−(フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0420】
【化94】
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【0421】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物15aから71%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.86−1.88(1H,m), 1.96−1.99(1H,m), 3.04−3.05(1H,m), 3.3.43−3.48(1H,m), 3.63−3.67(1H,m), 4.12−4.17(2H,m), 6.47(1H,s), 6.48−6.61(1H,m), 6.78−6.82(1H,m), 7.04(2H,d,J= 8.0 Hz), 7.11−7.23(3H,m), 7.58(1H,d,J= 4.8 Hz), 7.84(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.08(1H,s), 8.38(1H,s).[M+H] calc’d for C2221, 376;found 376.
【0422】
調製物16a:tert−ブチル[(7−ブロモ−2H−クロメン−4−イル)メチル]カルバミン酸塩
【0423】
【化95】
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【0424】
DMF(30mL)中の調製物14a(3.6g、13mmol)の溶液に、TEA(5.5mL、39mmol)と(Boc)O(3.40g、15.6mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応を濃縮して、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=4:1)によって精製することで、黄色の固形物として3.19gの表題化合物(72%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ6.97−7.03(m,3H)、5.72−5.75(m,1H)、4.76−4.79(m,2H)、4.67(br s,1H)、4.08−4.15(m,2H)、1.45(s,9H)。[M+H] calc’d for C1518BrNO、340,342;found 340, 342.
【0425】
調製物16b:tert−ブチルN−{[7−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−2H−クロメン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0426】
【化96】
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【0427】
THF(15mL)中の調製物16a(500mg、1.47mmol)の溶液に、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(215mg、1.62mmol)、CsCO(719g、2.21mmol)、BINAP(220mg、0.35mmol)、およびPd(OAc)(40mg、0.18mmol)を加えた。混合物を窒素下で夜通し還流した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製することで、黄色の油として360mgの表題化合物(62%)を得た。[M+H] calc’d for C2428, 393;found 393.
【0428】
調製物16c:[7−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0429】
【化97】
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【0430】
4NのHCl/EtOAc(20mL)中の調製物16b(360mg、0.918mmol)の溶液を室温で夜通し撹拌した。混合物を濃縮することで、黄色の固形物として粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1920O, 293;found 293.
【0431】
調製物16d:[7−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0432】
【化98】
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【0433】
MeOH(20mL)と濃縮したHCl(1滴)中の調製物16c(300mg、0.913mmol)の溶液に、N下で10%Pd/C(30mg)を加えた。懸濁液を50psiの水素下において室温で夜通し撹拌した。反応混合物をろ過し、飽和したKCOでpH=7〜8に調節し、乾燥させ(NaSO)、および濃縮することで、黄色の油として240mgの表題化合物(90%)を得た。[M+H] calc’d for C1922O, 295;found 295.
【0434】
調製物16e:メチル3−({[7−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0435】
【化99】
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【0436】
トルエン(10mL)中の調製物16d(240mg、0.816mmol)の溶液に、メチル3−ブロモイソニコチナート(176mg、0.816mmol)、Pd(dba)(15mg、0.016mmol)、Xantphos(29mg、0.049mmol)、およびCsCO(373mg、1.14mmol)を加えた。混合物を窒素下で夜通し加熱還流した。混合物をろ過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)によって精製することで、黄色の油として90mgの表題化合物(26%)を得た。[M+H] calc’d for C2627, 430;found 430.
【0437】
実施例16:3−({[7−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0438】
【化100】
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【0439】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物16fから86%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.87−2.02(4H,m), 2.75(2H,t,J= 6.0 Hz), 3.08−3.12(1H,m), 3.51−3.68(3H,m), 3.68−3.72(1H,m), 4.13−4.23(2H,m), 6.58(1H,s), 6.65(2H,d,J= 7.6 Hz), 6.70−6.73(1H,m), 6.89(1H,t,J= 7.2 Hz), 7.00(1H,d,J= 7.2 Hz), 7.28(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.58(1H,d,J= 4.8 Hz), 7.84(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.41(1H,s).[M+H] calc’d for C2525, 416;found 416.
【0440】
調製物17a:tert−ブチルN−{[7−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−2H−クロメン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0441】
【化101】
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【0442】
表題化合物を、調製物16cの基本手順に従って、調製物16aとインドリンから59%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2326, 379;found 379.
【0443】
調製物17b:[7−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0444】
【化102】
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【0445】
表題化合物を、調製物16cの基本手順に従って調製物17aから84%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1818O, 279;found 279.
【0446】
調製物17c:[7−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0447】
【化103】
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【0448】
表題化合物を、調製物16dの基本手順に従って調製物17bから86%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1820O, 281;found 281.
【0449】
調製物17d:メチル3−({[7−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0450】
【化104】
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【0451】
DMA(6mL)中の調製物17c(350mg、1.25mmol)の溶液に、メチル3−フルオロイソニコチナート(195mg、1.25mmol)を加え、反応混合物を電子レンジで1時間170°Cで撹拌した。反応混合物を水へ注ぎ、EtOAcで抽出した。有機物をブラインで洗浄して、乾燥させて(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)による精製により、黄色のゴムとして79mgの表題化合物(15%)を得た。[M+H] calc’d for C2525, 416;found 416.
【0452】
実施例17:3−({[7−(2,3−ジヒドロ−1H−インドル−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0453】
【化105】
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【0454】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物17dから43%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.87−1.90(1H,m), 1.97−2.01(1H,m), 3.03−3.09(3H,m), 3.43−3.48(1H,m), 3.63−3.68(1H,m), 3.86(2H,t,J= 9.0 Hz), 4.13−4.21(2H,m), 6.58(1H,s),6.67−6.71(1H,m), 6.77−6.80(1H,m), 7.02−7.05(2H,m), 7.15(1H,d,J= 7.2 Hz), 7.26(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.56(1H,d,J= 4.8 Hz), 7.81(1H,d,J= 5.2 Hz),8.35(1H,s).[M+H] calc’d for C2423, 402;found 402.
【0455】
調製物18a:7−ブロモ−2H−クロメン−4−カルボキサミド
【0456】
【化106】
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【0457】
トルエン(10mL)中の7−ブロモクロマン−4−オン(2.0g、8.8mmol)とAlCl3(118mg、0.9mmol)の溶液に、TMSCN(1.3mL、9.7mmol)を加えた。溶液を1.5時間40°Cで撹拌した。反応は室温に冷まし、HSO(1.0mL)を加え、その後、AcOH(13mL)とより多くのHSO(4.3mL)を加えた。反応は130°Cに加熱して6時間撹拌した。反応を冷まし、HO(100mL)に注ぎ、ろ過した。ろ過ケーキをTHF(50mL)に溶かしてろ過した。結合した有機溶液を濃縮することで、オフホワイト固形物として1.0gの粗製の表題化合物(45%)を得た。[M+H] calc’d for C10BrNO, 254, 256;found 254, 256.
【0458】
調製物18b:(4R)−7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボキサミド
【0459】
【化107】
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【0460】
MeOH(70mL)とTHF(70mL)中の調製物18a(6.0g、23.6mmol)の溶液に、Ru(OAc)[s−binap](100mg)を加えた。混合物を5.0MPaのH2で80°Cで夜通し加熱した。溶液を濃縮することで、粗製の表題化合物(ee>90%)を得た。これをEtOAcから再結晶化することで、白色固形物として3.5g(58%、ee>95%)を得た。[M+H]calc’d for C1010BrNO, 256,258;found 256,258.分析的なカラム:Chiralcel:AS−H,移動相:CO:MeOH=70:30.
【0461】
調製物18c:[(4R)−7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0462】
【化108】
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【0463】
THF(10mL)中の調製物18b(500mg、2.0mmol)の溶液に、室温でBH3.THF(9.8mL、1.0M、9.8mmol)を加えた。混合物を3時間45°Cで加熱した。反応を水(10mL)で希釈して、飽和したNaCOでpH9になるまで塩基性化し、その後、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮することで、黄色の油として500mgの粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1012BrNO, 242, 244;found 242, 244.
【0464】
調製物18d:tert−ブチルN−{[(4R)−7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0465】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
DCM(10mL)中の調製物18c(2.0mmol)とTEA(0.8mL、5.9mmol)の溶液に、0°CのBocO(510mg、2.3mmol)を加え、反応を室温で夜通し撹拌した。溶液を濃縮して、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製することで、黄色の油として270mgの表題化合物(41%)を得た。[M+H] calc’d for C1520BrNO, 342, 344;found 342, 344.
【0467】
調製物18e:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[メチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0468】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dとN−メチルアニリンから57%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2228, 369;found 369.
【0470】
調製物18f:(4R)−4−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0471】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物18eから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1720O, 269;found 269.
【0473】
調製物18g:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0474】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
表題化合物を、調製物16fの基本手順に従って調製物18fから68%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2425, 404;found 404.
【0476】
実施例18:3−({[(4R)−7−[メチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0477】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物18gから32%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.87−1.88(1H,m), 1.96−1.97(1H,m), 3.06−3.09(1H,m), 3.20(3H,s), 3.44−3.52(1H,m), 3.64−3.66(1H,m), 4.12−4.18(2H,m), 6.36(1H,d,J= 2.1 Hz), 6.48(1H,d,J= 8.4 Hz), 6.91−7.01(3H,m), 7.17−7.29(3H,m), 7.56(1H,d,J= 5.1 Hz), 7.83(1H,d,J= 5.1 Hz), 8.40(1H,s).[M+H] calc’d for C2323, 390;found 390.
【0479】
調製物19a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(2−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0480】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dと2−フルオロ−N−メチルアニリンから65%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227FN, 387;found 387.
【0482】
調製物19b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(2−フルオロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0483】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物19aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719FNO, 287;found 287.
【0485】
調製物19c:メチル3−({[(4R)−7−[(2−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0486】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
表題化合物を、調製物16eの基本手順に従って調製物19bから50%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424FN, 422;found 422.
【0488】
実施例19:3−({[(4R)−7−[(2−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0489】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物19cから88%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.81−1.85(1H,m), 1.93−1.99(1H,m), 2.99−3.02(1H,m), 3.18(3H,s), 3.41−3.44(1H,m), 3.58−3.63(1H,m), 4.08−4.14(2H,m), 6.04(1H,s), 6.18(1H, dd, J = 1.2, 7.2 Hz), 7.10(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.24−7.34(4H,m), 7.56(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.82(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.35(1H,s).[M+H] calc’d for C2322FN, 408;found 408.
【0491】
調製物20a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(3−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0492】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dと3−フルオロ−N−メチルアニリンから83%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227FN, 387;found 387.
【0494】
調製物20b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(3−フルオロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0495】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物20aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719FNO, 287;found 287.
【0497】
調製物20c:メチル3−({[(4R)−7−[(3−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0498】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
表題化合物を、調製物16eの基本手順に従って調製物20bから12%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424FN, 422;found 422.
【0500】
実施例20:3−({[(4R)−7−[(3−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0501】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物20cから46%の収率で調製した。H NMR (400 MHz, THF−d8):δ8.30(s,1H), 7.74(brs, 2H), 7.48(d,J= 4.0 Hz, 1H), 7.14(d,J= 8.0 Hz, 1H), 7.03−6.97(m,1H), 6.59−6.45(m,4H), 6.36(t,J= 8.0 Hz, 1H), 4.13−4.02(m,2H), 3.65−3.59(m,1H), 3.42−3.34(m,1H), 3.14(s,3H), 3.08−3.02(m,1H), 2.00−1.86(m,2H).[M+H] calc’d for C2322FN, 408;found 408.
【0503】
調製物21a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(4−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0504】
【化122】
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【0505】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dと4−フルオロ−N−メチルアニリンから55%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227FN, 387;found 387.
【0506】
調製物21b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(4−フルオロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0507】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物21aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719FNO, 287;found 287.
【0509】
調製物21c:メチル3−({[(4R)−7−[(4−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0510】
【化124】
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【0511】
表題化合物を、調製物16eの基本手順に従って調製物21bから83%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424FN, 422;found 422.
【0512】
実施例21:3−({[(4R)−7−[(4−フルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0513】
【化125】
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【0514】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物21cから83%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.82−1.87(1H,m), 1.94−1.99(1H,m), 3.03−3.06(1H,m), 3.17(3H,s), 3.43−3.49(1H,m), 3.63−3.67(1H,m), 4.09−4.20(2H,m), 6.26(1H,s), 6.38(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.04−7.08(2H,m), 7.11−7.16(3H,m), 7.56(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.83(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.39(1H,s).[M+H] calc’d for C2322FN, 408;found 408.
【0515】
調製物22a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0516】
【化126】
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【0517】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dと4−メチル−N−メチルアニリンから45%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2330, 383;found 383.
【0518】
調製物22b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−メチル−N−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0519】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0520】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物22aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1822O, 283;found 283.
【0521】
調製物22c:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0522】
【化128】
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【0523】
表題化合物を、調製物16eの基本手順に従って調製物22bから29%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2527, 418;found 418.
【0524】
実施例22:3−({[(4R)−7−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0525】
【化129】
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【0526】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物22cから79%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.84−1.86(1H,m), 1.95−1.99(1H,m), 2.26(3H,s), 3.02−3.05(1H,m), 3.16(3H,s), 3.42−3.48(1H,m), 3.62−3.66(1H,m), 4.08−4.16(2H,m), 6.25(1H,s), 6.38−6.40(1H,m), 6.95(2H,d,J= 8.0 Hz), 7.10−7.14(3H,m), 7.56(1H,d,J= 5.2 Hz), 7.84(1H,d,J= 5.2 Hz), 8.38(1H,s).[M+H] calc’d for C2425, 404;found 404.
【0527】
調製物23a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(4−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0528】
【化130】
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【0529】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dと4−クロロ−N−メチルアニリンから65%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227ClN, 403;found 403.
【0530】
調製物23b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(4−クロロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0531】
【化131】
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【0532】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物23aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719ClNO, 303;found 303.
【0533】
調製物23c:メチル3−({[(4R)−7−[(4−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0534】
【化132】
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【0535】
表題化合物を、調製物16eの基本手順に従って調製物21bから18%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424ClN, 438;found 438.
【0536】
実施例23:3−({[(4R)−7−[(4−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0537】
【化133】
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【0538】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物23cから51%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ8.39(s,1H), 7.84(d, J= 4.8 Hz, 1H), 7.56(d,J= 4.8 Hz, 1H), 7.27−7.23(m,3H), 6.92(d,J= 8.8 Hz,2H), 6.56(dd,J= 8.0 Hz, 2.0Hz, 1H), 6.45(d,J= 2.0 Hz, 1H), 4.23−4.12(m,2H), 3.71−3.66(m,1H), 3.52−3.46(m,1H), 3.20(s,3H), 3.11−3.07(m,1H), 2.02−1.95(m,1H), 1.89−1.86(m,1H).[M+H] calc’d for C2322ClN, 424;found 424.
【0539】
調製物24a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[エチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0540】
【化134】
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【0541】
表題化合物を、調製物6eの基本手順に従って、調製物18dとN−エチルアニリンから68%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2330, 383;found 383.
【0542】
調製物24b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−エチル−N−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【0543】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0544】
表題化合物を、調製物6fの基本手順に従って調製物24aから定量収率で調製した。[M+H] calc’d for C1822O, 283;found 283.
【0545】
調製物24c:メチル3−({[(4R)−7−[エチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0546】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
表題化合物を、調製物16eの基本手順に従って調製物22bから33%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2527, 418;found 418.
【0548】
実施例24:3−({[(4R)−7−[エチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0549】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
表題化合物を、実施例1の基本手順に従って調製物24cから58%の収率で調製した。H NMR(400 MHz,DMSO−d):δ1.10(3H,t,J= 6.8 Hz), 1.83−1.87(1H,m), 1.95−2.00(1H,m), 3.05−3.08(1H,m), 3.45−3.51(1H,m), 3.65−3.72(3H,m), 4.10−4.18(2H,m), 6.33(1H,s), 6.4(1H,d,J= 8.0 Hz), 6.91−6.98(3H,m), 7.17(1H,d,J= 8.4 Hz), 7.26(2H,t,J= 7.6 Hz), 7.57(1H,d,J= 4.4 Hz), 7.84(1H,d,J= 4.8 Hz), 8.40(1H,s).[M+H] calc’d for C2425, 404;found 404.
【0551】
調製物25a:2−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オン
【0552】
【化138】
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【0553】
3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン(25.0g、224.9mmol)とプロピオール酸メチル(23.6g、281mmol)の混合物を1時間、加熱還流した。混合物を冷まし、固形物をろ過により集めて、THFで洗浄することで、黄色の固形物として7.8gの表題化合物(21%)を得た。[M+H] calc’d for CNO,164;found 164.
【0554】
調製物25b:2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オン
【0555】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
ACN(120mL)中の調製物25a(7.8g、47.7mmol)の懸濁液に、POCl(14.6g、95.3mmol)を滴下で加えた。反応混合物を、2時間加熱還流し、その後、濃縮した。残留物を、HO中に溶解し、2NのNaOHでpHまで塩基化し、EtOAcで抽出した。有機物を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=4:1)によって精製し、オフホワイト固形物として7.1g(82%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for CClNO、182;found 182。
【0557】
調製物25c:2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オン
【0558】
【化140】
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【0559】
ジオキサン(30mL)およびHO(2mL)中の調製物25b(0.82g、4.5mmol)、フェニルボロン酸(1.1g、9.1mmol)、Pd(PhP)(0.25g、0.23mmol)、およびNaCO(1.5g、13.6mmol)の懸濁液を、N下で一晩加熱還流した。反応混合物を、冷却し、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=9:1)による精製によって、白色固形物として1.1g(85%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1513NO、224;found 224。
【0560】
調製物25d:(2−フェニル−7,8−ジヒドロキノリン−5−イル)メタンアミン、HSO
【0561】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
トルエン(20mL)中の調製物25c(1.0g、4.6mmol)およびZnI(20mg)の溶液に、室温でTMSCN(0.91g、9.2mmol)を加えた。溶液を、一晩110℃で加熱した。反応物を0℃に冷却し、LAH(3.9mL、2.4M、9.2mmol)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物を、0℃でのEtOAc(20mL)の追加によってクエンチし、その後、水(0.4mL)および水性の10%のNaOH(0.4mL)を加えた。混合物を、濾過し、濃縮した。結果として生じた固形物を、MTBEで洗浄し、茶色固形物 として0.55g(47%)の5−(アミノメチル)−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オール 5−(アミノメチル)−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オール中間体を得た。トルエン(80mL)中の5−(アミノメチル)−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オール(0.55g、2.2mmol)の溶液に、濃縮したHSO(24滴)を加え、溶液を、ディーン・スターク・コンデンサーの下で150℃で撹拌した。溶液を、室温に冷却し、濃縮して、粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1616、237;found 237。
【0563】
調製物25e:(2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イル)メタンアミン
【0564】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0565】
下でのMeOH(20mL)およびAcOH(2mL)中の調製物25d(2.2mmol)の溶液に、室温で10%のPd/C(270mg)を加えた。混合物を、H下で一晩50℃に加熱した。反応物を、セライトを介して濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAcで希釈し、飽和したKCO溶液で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、赤油として0.52gの粗製の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C1618 、239;found 239。
【0566】
調製物25f:メチル3−({[(4R)−7−[エチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0567】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
表題化合物を、調製物4dのための基本手順に従って、調製物25eから54%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2323、374;Found、374。
【0569】
実施例25:3−({[(4R)−7−[エチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0570】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0571】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物25fから41%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.79−2.00 (m, 4H), 2.88−2.94 (m, 2H), 3.22−3.23 (m, 1H), 3.50−3.56 (m, 1H), 3.64−3.68 (m, 1H), 7.41 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.57 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 8.43 (s, 1H)。[M+H]calc’d for C2221、360;Found、360。
【0572】
調製物26a:2−[メチル(フェニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オン
【0573】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
トルエン(100mL)中の調製物25b(4.5g、24.7mmol)の溶液に、N−メチルアニリン(5.3g、49.4mmol)、Pd(dba)(456mg、0.49mmol)、キサントホス(0.86g、1.48mmol)およびCSCO(11.3g、34.6mmol)を加えた。混合物を、一晩窒素下で加熱還流した。混合物を、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20:1から10:1)によって精製し、オフホワイト固形物として1.6g(26%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C1616O、253;found 253。
【0575】
調製物26b:5−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−7,8−ジヒドロキノリン−2−アミン、塩酸塩
【0576】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
表題化合物を、調製物25dのための基本手順に従って、調製物26aから51%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719、266;found 266。
【0578】
調製物26c:5−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−2−アミン
【0579】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
表題化合物を、調製物25eのための基本手順に従って調製物26bから定量的収率で調製した。[M+H]calc’d for C1721、268;found 268。
【0581】
調製物26d:メチル3−[({2−[メチル(フェニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸塩
【0582】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
表題化合物を、調製物4dのための基本手順に従って、調製物26cから30%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2426、403;Found、403。
【0584】
実施例26:3−[({2−[メチル(フェニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0585】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物26dから47%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.72−1.93 (m, 4H), 2.67−2.73 (m, 2H), 2.98−3.02 (m, 1H), 3.37 (s, 3H), 3.40−3.43 (m, 1H), 3.50−3.54 (m, 1H), 6.35 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.39 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.34 (s, 1H)。[M+H]calc’d for C2324、389;Found、389。
【0587】
調製物27a:7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0588】
【化150】
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【0589】
DMF(15mL)中の7−ブロモ−4−クロマノン(1.0g、4.4mmol)の溶液に、[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸(1.25g、6.6mmol)、Pd(PPh(580mg、0.5mmol)およびKCO(1.22g、8.8mmol)を加えた。混合物を、窒素下で4時間105℃で撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=4:1)によって精製し、白色固形物として830mg(61%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C1611、293;Found、293。
【0590】
調製物27b:{7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2H−クロメン−4−イル}メタンアミン、塩酸塩
【0591】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物27aから41%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1714NO、306;Found、306。
【0593】
調製物27c:{7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メタンアミン
【0594】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物27bから80%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1716NO、308;Found、308。
【0596】
調製物27d:メチル3−[({7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸塩
【0597】
【化153】
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【0598】
DMA(10mL)中の調製物27c(260mg、0.85mmol)の溶液に、室温でメチル3−フルオロイソニコチナート(330mg、2.2mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波下で1時間170℃で撹拌した。反応混合物を、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、黄色固形物 として28mg(7%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C2421、443;Found、443。
【0599】
実施例27:3−[({7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0600】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物38aから59%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.94−1.96 (1H, m), 2.02−2.03 (1H, m), 3.17−3.22 (1H, m), 3.50−3.56 (1H, m), 3.71−3.74 (1H, m), 4.21−4.27 (2H, m), 7.14 (1H, s), 7.23 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.45 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.58 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.77−7.87 (5H, m), 8.41 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2319、429;Found、429。
【0602】
調製物28a:7−(フラン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0603】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0604】
ジオキサン(6mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(1.5g、6.6mmol)の溶液に、2−(フラン−3−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.92g、9.9mmol)、Pd(dppf)Cl.DCM(540mg、0.66mmol)および飽和したNaHCO(2mL)を加えた。混合物を窒素下で4時間100℃で撹拌した。混合物を、室温に冷却し、EtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(4:1のPE:EtOAc)によって精製して、白色固形物として1.18g(83%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.82 (2H, t, J = 6.2 Hz), 4.56 (2H, t, J = 6.4 Hz), 6.71 (1H, s), 7.07 (1H, s), 7.14 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.50 (1H, s), 7.81 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 8.4 Hz)。[M+H]calc’d for C1310、215;Found、215。
【0605】
調製物28b:[7−(フラン−3−イル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0606】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物28aから87%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1413NO、228;Found、228。
【0608】
調製物28c:[7−(フラン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0609】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0610】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物28bから57%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1415NO、230;Found、230。
【0611】
調製物28d:メチル3−({[7−(フラン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0612】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0613】
表題化合物を、調製物1eのための基本手順に従って、調製物28cから14%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2120、365;Found、365。
【0614】
実施例28:3−({[7−(フラン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0615】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0616】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物28dから71%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.89−1.91 (1H, m), 1.97−2.00 (1H, m), 3.11−3.16 (1H, m), 3.48−3.56 (1H, m), 3.67−3.72 (1H, m), 4.17−4.23 (2H, m), 6.92 (1H, s), 7.03 (1H, s), 7.10 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.56 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.70 (1H, s), 7.84 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.14 (1H, s), 8.43 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2018、351;Found、351。
【0617】
調製物29a:7−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0618】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
ジオキサン(40mL)および水(2mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(2.0g、8.9mmol)、3−メチルベンゼンボロン酸(1.8g、13.2mmol)、およびNaCO(2.8g、26.4mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(PPh(509mg、0.4mmol)を加えた。反応物を、一晩100℃で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=12:1)による精製によって、白油として2.0g(96%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ2.44 (3H, s), 2.86 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.59 (2H, t, J = 6.6 Hz), 7.20−7.29 (3H, m), 7.36−7.44 (3H, m), 7.87 (1H, d, J = 8.1 Hz)。[M+H]calc’d for C1614、239;Found、239。
【0620】
調製物29b:[7−(3−メチルフェニル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン
【0621】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物29aから29%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1717NO、252;Found、252。
【0623】
調製物29c:[7−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0624】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物29bから99%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1719NO、254;Found、254。
【0626】
調製物29d:メチル3−({[(4S)−7−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物30d:メチル3−({[(4R)−7−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0627】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
表題化合物(200mg)のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物29cから22%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2424、389;Found、389。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel IA 5um 4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=50:50;F:1.0mL/分;W:230nm;T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、50mg(25%)の調製物30d(9.211分)および52mg(26%)の調製物29d(11.640分)を得た。
【0629】
実施例29:3−({[(4S)−7−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0630】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物29dから89%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.90−1.94 (1H, m), 2.00−2.04 (1H, m), 2.36 (3H, s), 3.17−3.20 (1H, m), 3.51−3.58 (1H, m), 3.71−3.77 (1H, m), 4.21−4.25 (2H, m), 7.03 (1H, d, J = 0.9 Hz), 7.13−7.16 (2H, m), 7.29−7.43 (4H, m), 7.58 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.86 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.45 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2322、375;Found、375。
【0632】
実施例30:3−({[(4R)−7−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0633】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物30dから90%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.90−1.94 (1H, m), 2.00−2.04 (1H, m), 2.36 (3H, s), 3.17−3.20 (1H, m), 3.51−3.58 (1H, m), 3.71−3.77 (1H, m), 4.21−4.25 (2H, m), 7.03 (1H, d, J = 0.9 Hz), 7.13−7.16 (2H, m), 7.29−7.43 (4H, m), 7.58 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.86 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.45 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2322、375;Found、375。
【0635】
調製物31a:7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0636】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
表題化合物を、調製物27aのための基本手順に従って、4−メチルベンゼンボロン酸から95%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.40 (3H, s), 2.82 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.56 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.17 (1H, s), 7.23−7.27 (3H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.92 (1H, d, J = 8.4 Hz)。[M+H]calc’d for C1614、239;Found、239。
【0638】
調製物31b:[7−(4−メチルフェニル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0639】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0640】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物31aから51%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1717NO、252;Found、252。
【0641】
調製物31c:[7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0642】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物31bから72%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1719NO、254;Found、254。
【0644】
調製物31d:メチル3−({[(4S)−7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物32d:メチル3−({[(4R)−7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0645】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0646】
表題化合物(370mg)のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物29cから30%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2424、389;Found、389。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel IA、250mm4.6mm、5um; 移動相: Hex:EtOH=50:50;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、160mg(43%)の調製物32d(10.07分)および135mg(36%)の調製物31d(12.88分)を得た。
【0647】
実施例31:3−({[(4S)−7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0648】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物31dから59%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.90−1.92 (1H, m), 1.99−2.04 (1H, m), 2.32(3H, s), 3.20−3.25 (1H, m), 3.59−3.64 (1H, m), 3.73−3.77 (1H, m), 4.16−4.25 (2H, m), 7.03 (1H, s), 7.11 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.22 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.37 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.03 (1H, d, J = 5.7 Hz), 8.13 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.30 (1H, bs), 8.61 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2322、375;Found、375。
【0650】
実施例32:3−({[(4R)−7−(4−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0651】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0652】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物32dから71%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.90−1.92 (1H, m), 1.99−2.04 (1H, m), 2.32 (3H, s), 3.20−3.25 (1H, m), 3.59−3.64 (1H, m), 3.73−3.77 (1H, m), 4.16−4.25 (2H, m), 7.02 (1H, s), 7.11 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.36 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.03 (1H, d, J = 5.7 Hz), 8.14 (1H, d, J = 5.7 Hz), 8.30 (1H, bs), 8.61 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2322、375;Found、375。
【0653】
調製物33a:7−(チオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0654】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
表題化合物を、調製物27aのための基本手順に従って、3−チエニルボロン酸から85%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1310S、231;Found、231。
【0656】
調製物33b:[7−(チオフェン−3−イル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0657】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0658】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物33aから77%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1413NOS、244;Found、244。
【0659】
調製物33c:[7−(チオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0660】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物33bから99%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1415NOS、246;Found、246。
【0662】
調製物33d:メチル3−({[(4S)−7−(チオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物34d:メチル3−({[(4R)−7−(チオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0663】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
表題化合物(250mg)のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物33cから16%の収率で調製した。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:AS 5um 4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=80:20、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色固形物 としてそれぞれ、83mg(33%)の調製物34d(9.489分)および76mg(30%)の調製物33d(11.968分)を得た。
【0665】
実施例33:3−({[(4S)−7−(チオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0666】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物33dから64%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.92 (1H, m), 1.99−2.03 (1H, m), 3.14−3.18 (1H, m), 3.52−3.58 (1H, m), 3.71−3.75 (1H, m), 4.19−4.25 (2H, m), 7.14 (1H, s), 7.22 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.34 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.52−7.62 (3H, m), 7.85−7.87 (2H, m), 8.45 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2018S、367;Found、367。
【0668】
実施例34:3−({[(4R)−7−(チオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0669】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0670】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物34dから62%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.92−1.93 (1H, m), 1.99−2.03 (1H, m), 3.16−3.17 (1H, m), 3.55−3.57 (1H, m), 3.71−3.75 (1H, m), 4.20−4.24 (2H, m), 7.13 (1H, s), 7.22 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.34 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.52−7.61 (3H, m), 7.85−7.86 (2H, m), 8.44 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2018S、367;Found、367。
【0671】
調製物35a:tert−ブチルN−{[7−(シクロヘキサ−1−en−1−イル)−2H−クロメン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0672】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
ジオキサン(25mL)中の調製物3b(600mg、1.76mmol)の溶液に、化合物1−シクロヘキセン−イル−ボロン酸ピナコールエステル(404mg、1.94mmol)、Pd(PPh(204mg、1.76mmol)、およびNaCO(8.0mL、2.0mol/L、14mmol)を加えた。混合物を、窒素下で一晩80℃で撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製し、淡赤色固形物として450mg(75%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C2127NO、342;Found、342。
【0674】
調製物35b:tert−ブチルN−[(7−シクロヘキシル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]カルバミン酸塩
【0675】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0676】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物35aから88%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2131NO、346;Found、346。
【0677】
調製物35c:(7−シクロヘキシル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メタンアミン
【0678】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
EtOAc(10mL)中の調製物35b(400mg、1.16mmol)の溶液に、EtOAc/HCl(10mL、1.0M)を加え、反応混合物を、4時間室温で撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を、飽和した水性のKCO(20mL)中に取り込み、EtOAc(3x10mL)で抽出した。有機物を、乾燥し、濃縮し(NaSO)、薄い赤油として289mg(定量)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C1623NO、246;Found、246。
【0680】
調製物35d:メチル3−({[(4R)−7−シクロヘキシル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0681】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0682】
表題化合物を、調製物1eのための基本手順に従って、調製物35cから20%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2328、381;Found、381。
【0683】
実施例35:3−({[(4R)−7−シクロヘキシル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0684】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0685】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物35dから48%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.31−1.37 (5H, m), 1.66−1.97 (7H, m), 2.36−2.39 (1H, m), 3.06−3.08 (1H, m), 3.46−3.48 (1H, m), 3.64−3.69 (1H, m), 4.14−4.17 (2H, m), 6.60 (1H, s), 6.71 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.20 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.85 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2226、367;Found、367。
【0686】
調製物36a:メチル3−({[7−(2−メチルチオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0687】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
DME(15mL)中の調製物14c(285mg、0.756mmol)の溶液に、化合物2−メチルチオフェン−3−ボロン酸(161mg、1.13mmol)、Pd(PPh(88mg、0.76mmol)およびNaCO(1.2mL、2N、2.4mmol)を加えた。混合物を、窒素下で一晩還流で撹拌した。混合物を、EtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)によって精製し、黄色油として117mg(39%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C2222S、395;Found、395。
【0689】
調製物36b:メチル3−({[(4S)−7−(2−メチルチオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物37b:メチル3−([(4R)−7−(2−メチルチオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0690】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
調製物36a(117mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel OD、250mm4.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH:DEA=70:30:0.2;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)によって分離し、黄色油としてそれぞれお、47mg(31%)の調製物36b(8.686分)および44mg(29%)の調製物37b(10.759分)を得た。
【0692】
実施例36:3−([(4S)−7−(2−メチルチオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0693】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物36bから91%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.89−1.93 (1H, m), 2.00−2.05 (1H, m), 2.46 (3H, s), 3.19−3.22 (1H, m), 3.57−3.62 (1H, m), 3.76−3.80 (1H, m), 4.17−4.28 (2H, m), 6.82 (1H, s), 6.91−6.93 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.32−7.39 (2H, m), 7.92−7.96 (2H, m), 8.07−8.09 (1H, m), 8.56 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2120S、381;Found、381。
【0695】
実施例37:3−({[(4R)−7−(2−メチルチオフェン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0696】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物37bから95%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.93 (1H, m), 2.01−2.04 (1H, m), 2.46 (3H, s), 3.16−3.21 (1H, m), 3.51−3.59 (1H, m), 3.72−3.77 (1H, m), 4.19−4.25 (2H, m), 6.82 (1H, s), 6.91−6.93 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.32−7.38 (2H, m), 7.65 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.88 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.47 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2120S、381;Found、381。
【0698】
調製物38a:メチル3−({[7−(3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0699】
【化187】
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【0700】
TEA(10mL)中の調製物14c(50mg、0.13mmol)、3−メチル−1−ブチン(27mg、0.40mmol)、PPh(17mg、0.065mmol)およびCuI(5mg、0.026mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(dba)(12mg、0.013mmol)を加えた。反応物を一晩還流で撹拌した。反応物を、濃縮し、分取HPLCによって精製し、黄色油として25mg(52%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C2224、365;Found、365。
【0701】
実施例38:3−([7−(3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0702】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物38aから83%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.19−1.26 (6H, m), 1.87−1.99 (2H, m), 2.75−2.82 (1H, m), 3.12−3.15 (1H, m), 3.48−3.54 (1H, m), 3.66−3.71 (1H, m), 4.15−4.21 (2H, m), 6.73 (1H, d, J = 1.2 Hz), 6.84 (1H, dd, J = 1.2, 8.0 Hz), 7.26 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.84 (1H, d, J = 4.4 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2122、351;Found、351。
【0704】
調製物39a:メチル3−({[(4S)−7−(2−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物40a:メチル3−({[(4R)−7−(2−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0705】
【化189】
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【0706】
DMF(10mL)中の調製物14c(300mg、0.8mmol)の溶液に、2−クロロフェニルボロン酸(186mg、1.2mmol)、Pd(PPh(92mg、0.08mmol)およびKCO(221mg、1.6mmol)を加えた。
混合物を、窒素下で12時間105℃で撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)によって精製し、無色油として150mg(46%)のラセミ化合物を得た。[M+H]calc’d for C2321ClN、409;Found、409。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IA 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、40mg(27%)の調製物40a(8.862分)および45mg(30%)の調製物39a(11.567分)を得た。
【0707】
実施例39:3−({[(4S)−7−(2−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0708】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0709】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物39aから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDOD):δ1.92−1.97 (1H, m), 2.08−2.12 (1H, m), 3.18−3.21 (1H, m), 3.51−3.56 (1H, m), 3.67−3.72 (1H, m), 4.14−4.23 (2H, m), 6.73 (1H, s), 6.79 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.19−7.25 (4H, m), 7.37 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.13 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.12 (1H, d, J = 4.0 Hz), 8.29 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2219ClN、395;Found、395。
【0710】
実施例40:3−({[(4R)−7−(2−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0711】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0712】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物40aから81%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDOD):δ1.92−1.97 (1H, m), 2.08−2.12 (1H, m), 3.18−3.21 (1H, m), 3.51−3.56 (1H, m), 3.67−3.72 (1H, m), 4.14−4.23 (2H, m), 6.73 (1H, s), 6.79 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.19−7.25 (4H, m), 7.37 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.13 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.12 (1H, d, J = 4.0 Hz), 8.29 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2219ClN、395;Found、395。
【0713】
調製物41a:メチル3−({[(4S)−7−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物42a:メチル3−([(4R)−7−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0714】
【化192】
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【0715】
ジオキサン(10mL)中の調製物14c(400mg、1.06mmol)の溶液に、3−フルオロ−2−メチルフェニルボロン酸(245mg、1.59mmol)、Pd(PPh(123mg、1.06mmol)およびNaCO(338mg、3.18mmol)を加えた。混合物を、窒素下で一晩110℃で撹拌した。混合物を、EtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)による精製によって、黄色油として170mg(39%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C2423FN、407;Found、407。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel IC、2504.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH=70:30;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、68mg(32%)の調製物41a(6.921分)および68mg(32%)の調製物42a(7.486分)を得た。
【0716】
実施例41:3−({[(4S)−7−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0717】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物41aから81%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.91−2.05 (2H, m), 2.13 (3H, s), 3.18−3.22 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 3.74−3.79 (1H, m), 4.19−4.26 (2H, m), 6.74 (1H, s), 6.82−6.84 (1H, m), 7.04 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.15 (1H, t, J = 8.8 Hz), 7.24−7.30 (1H, m), 7.39 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.60 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.87 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.46 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2321FN、393;Found、393。
【0719】
実施例42:3−({[(4R)−7−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0720】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物42aから85%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.94−2.13 (2H, m), 2.13 (3H, s), 3.18−3.21 (1H, m), 3.54−3.60 (1H, m), 3.74−3.79 (1H, m), 4.21−4.26 (2H, m), 6.74 (1H, s), 6.82−6.84 (1H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.15 (1H, t, J = 8.8 Hz), 7.24−7.30 (1H, m), 7.39 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.59 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.86 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.46 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2321FN、393;Found、393。
【0722】
調製物43a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【0723】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
ジオキサン(10mL)およびHO(0.5mL)中の調製物18d(200mg、0.58mmol)、5−フルオロ−2−メチルフェニルボロン酸(135mg、0.88mmol)およびNaCO(184mg、1.74mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(PPh(67mg、0.06mmol)を加えた。
反応物を一晩100℃で撹拌した。反応物を、濾過し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製し、黄色油として150mg(70%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C2226FNO、372;Found、372。
【0725】
調製物43b:[(4R)−7−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0726】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0727】
EtOAc(5mL)中の調製物43a(150mg、0.40mmol)の溶液に、室温でHCl/EtOAc(8mL、1.0M)を加え、反応物を2時間撹拌した。溶液を、濃縮し、EtOAc中に再溶解し、飽和したNaCOで洗浄した。有機質層を、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色油として表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C1718FNO、272;Found、272。
【0728】
調製物43c:メチル3−([(4R)−7−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0729】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0730】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物43bから49%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2423FN、407;Found、407。
【0731】
実施例43:3−([(4R)−7−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0732】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0733】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物43cから89%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.94 (1H, m), 2.01−2.05 (1H, m), 2.20 (3H, s), 3.17−3.21 (1H, m), 3.53−3.59 (1H, m), 3.74−3.79 (1H, m), 4.18−4.26 (2H, m), 6.75 (1H, d, J = 1.6 Hz), 6.85 (1H, dd, J = 1.6, 8.0 Hz), 6.98 (1H, dd, J = 2.8, 9.6 Hz), 7.09 (1H, td, J = 3.2, 8.8 Hz), 7.30 (1H, dd, J = 5.6, 8.4 Hz), 7.39 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.58 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.86 (1H, d, J = 3.2 Hz), 8.44 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2321FN、393;Found、393。
【0734】
調製物44a:[(4R)−7−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0735】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
表題化合物を、調製物43aおよび43bのための手順に従って、2−クロロ−3−フルオロフェニルボロン酸および調製物18dから78%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1615ClFNO、292;Found、292。
【0737】
調製物44b:[(4R)−7−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0738】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物44aから28%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2320ClFN、427;Found、427。
【0740】
実施例44:3−({[(4R)−7−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0741】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0742】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物44bから48%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.96 (m, 1H), 2.00−2.07 (m, 1H), 3.19−3.23 (m, 1H), 3.53−3.59 (m, 1H), 3.73−3.78 (m, 1H), 4.20−4.29 (m, 2H), 6.96 (s, 1H), 7.04 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.28−7.32 (m, 1H), 7.43−7.49 (m, 2H), 7.56−7.60 (m, 2H), 7.86 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H)。[M+H]calc’d for C2218ClFN、413;Found、413。
【0743】
調製物45a:[(4R)−7−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0744】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
表題化合物を、調製物43aおよび43bのための手順に従って、2−クロロ−5−フルオロフェニルボロン酸および調製物18dから77%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1615ClFNO、292;Found、292。
【0746】
調製物45b:[(4R)−7−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0747】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物45aから46%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2320ClFN、427;Found、427。
【0749】
実施例45:3−({[(4R)−7−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0750】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物45bから52%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.89−1.94 (m, 1H), 1.99−2.07 (m, 1H), 3.18−3.22 (m, 1H), 3.52−3.60 (m, 1H), 3.74−3.79 (m, 1H), 4.18−4.28 (m, 2H), 6.85 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 7.6 Hz, 1.2 Hz, 1H), 7.24−7.29 (m, 2H), 7.43 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58−7.61 (m, 2H), 7.86 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H)。[M+H]calc’d for C2218ClFN、413;Found、413。
【0752】
調製物46a:[(4R)−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0753】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0754】
表題化合物を、調製物43aおよび43bのための手順に従って、2−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸および調製物18dから59%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C1716NO、308;Found、292。
【0755】
調製物46b:メチル3−({[(4R)−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシル
【0756】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物45aから62%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2421、443;Found、443。
【0758】
実施例46:3−({[(4R)−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0759】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物46bから66%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.90−1.95 (1H, m), 2.01−2.05 (1H, m), 3.17−3.24 (1H, m), 3.52−3.60 (1H, m), 3.74−3.80 (1H, m), 4.20−4.26 (2H, m), 6.72 (1H, s), 6.81 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.37−7.41 (2H, m), 7.58−7.62 (2H, m), 7.70 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.80−7.87 (2H, m), 8.46 (1H, s)。[M+H]calc’d for C2319、429;Found、429。
【0761】
調製物47a:3−(3−フェノキシフェノキシ)プロパンニトリル
【0762】
【化208】
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【0763】
アセトニトリル(10.6mL(161mmol))中の3−フェノキシフェノール(3.0g、16.1mmol)の溶液に、tert−BuOH(120mg、1.6mmol)およびKCO(225mg、1.6mmol)を加えた。混合物を2日間還流させた。反応物を、濾過し、濃縮し、残留物を、HPLCによって精製し、無色のゴム状物として2.78g(72%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.80 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.15 (2H, t, J = 6.0 Hz), 6.55 (1H, s), 6.64 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.02 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.12 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.23 (1H, t, J = 8.0 Hz) 7.35 (2H, t, J = 8.0 Hz)。
【0764】
調製物47b:7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0765】
【化209】
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【0766】
TFA(4.5mL)中の調製物47a(2.78g、11.6mmol)の溶液に、0−5℃での窒素下でTfOH(1.54mL)をゆっくり加えた。混合物を、3時間0−5℃で撹拌し、その後、16時間室温で撹拌した。反応物を、0℃に冷却し、水でクエンチし、3時間室温で撹拌した。反応物を、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物を、HPLCによって精製し、黄色のゴム状物として2.5g(89%)を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ2.73 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.50 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.42 (1H, s), 6.62 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.26 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.46 (2H, t, J = 8.1 Hz) 7.75 (1H, d, J = 8.7 Hz)。[M+H]calc’d for C1512、241;Found、241。
【0767】
調製物47c:(7−フェノキシ−2H−クロメン−4−イル)メタンアミン
【0768】
【化210】
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【0769】
表題化合物を、調製物16aのための基本手順に従って、調製物47bから65%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ3.89 (2H, s), 4.72 (2H, d, J = 4.0 Hz), 5.86 (1H, t, J = 3.6 Hz), 6.35 (1H, s), 6.49 (1H, d, J = 6.0 Hz), 6.94 (2H, d, J = 3.6 Hz), 7.08 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.15 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.30 (2H, t, J = 8.0 Hz)。[M+H]calc’d for C1615NO、254;Found、254。
【0770】
調製物47d:(7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メタンアミン
【0771】
【化211】
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【0772】
下でのMeOH(150mL)および1滴の濃縮したHCl中の調製物47c(1.5g、6.0mmol)の溶液に、室温で10%のPd/C(250mg)を加えた。
懸濁液を、H下での室温で16時間撹拌した。反応混合物を、セライトに通して濾過し、pHを、飽和したNaCOで8〜9に調節した。溶液を、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色のゴム状物として1.0g(67%)の表題化合物を得た。[M+H]calc’d for C1617NO、256;Found、256。
【0773】
調製物47e:メチル3−{[(7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸塩
【0774】
【化212】
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【0775】
表題化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物47dから15%の収率で調製した。[M+H]calc’d for C2322、390;Found、390。
【0776】
調製物47f:メチル3−({[(4S)−7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物48f:メチル3−([(4R)−7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0777】
【化213】
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【0778】
調製物47e(120mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel IA、250mm4.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH=60:40;F:1.0mL 分;W:230nm;T=30℃)によって精製し、浅黄色油としてそれぞれ、43mg(36%)の調製物48f(7.36分)および45mg(38%)の調製物47f(10.26分)を得た。
【0779】
実施例47:3−([(4S)−7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0780】
【化214】
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【0781】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物47fから74%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84−1.88 (1H, m), 1.95−2.03 (1H, m), 3.13−3.17 (1H, m), 3.53−3.59 (1H, m), 3.72−3.77 (1H, m), 4.14−4.25 (2H, m), 6.37 (1H, s), 6.50 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.99 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.12−7.16 (1H, m), 7.32−7.41 (3H, m), 7.94 (2H, s), 8.55 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2220、377;Found、377。
【0782】
実施例48:3−({[(4R)−7−フェノキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0783】
【化215】
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【0784】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物48fから77%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.86−1.89 (1H, m), 1.97−2.01 (1H, m), 3.14−3.16 (1H, m), 3.52−3.57 (1H, m), 3.73−3.77 (1H, m), 4.13−4.25 (2H, m), 6.37 (1H, s), 6.50 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.99 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.12−7.15 (1H, m), 7.32−7.41 (3H, m), 7.95 (2H, s), 8.56 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2220、377;Found、377。
【0785】
調製物49a:7−(チオフェン−2−イルスルファニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【0786】
【化216】
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【0787】
7−ブロモクロマン−4−オン(1.5g、6.6mmol)、チオフェン−2−チオール(0.68mL、7.3mmol)、および炭酸カリウム(1.37g、9.9mmol)を、密封容器においてACN(50mL)中で組み合わせ、反応物を一晩78℃で加熱した。反応物を、冷却し、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10−60%のEtOAc/ヘキサン)による精製によって、黄色油として1.6g(93%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.75 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.48 (2H, t, J = 6.4 Hz), 6.59 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.75 (1H, dd, J = 8.4, 1.8 Hz), 7.13−7.17 (1H, m), 7.34 (1H, dd, J = 3.6, 1.2 Hz), 8.58 (1H, dd, J = 5.4, 1.2 Hz), 7.75 (1H, d, J = 8.4 Hz)。[M+H]calc’d for C1310、263;found 263。
【0788】
調製物49b:[7−(チオフェン−2−イルスルファニル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0789】
【化217】
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【0790】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物49aから25%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1413NOS、276;found 276。
【0791】
調製物49c:[7−(チオフェン−2−イルスルファニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【0792】
【化218】
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【0793】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物49bから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1415NOS、278;found 278。
【0794】
実施例49:3−({[7−(チオフェン−2−イルスルファニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0795】
【化219】
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【0796】
表題化合物を、実施例13のための基本手順に従って調製物49cから5%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.86−1.98 (2H, m), 3.06−3.10 (1H, m), 3.43−3.49 (1H, m), 3.61−3.67 (1H, m), 4.10−4.20 (2H, m), 6.50 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.69 (1H, dd, J = 8.0, 1.8 Hz), 7.17 (1H, dd, J = 5.3, 3.6 Hz), 7.26 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.39−7.42 (1H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.81 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.82 (1H, d, J = 0.9 Hz), 8.37 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2018S、399;found 399。
【0797】
調製物50a:tert−ブチルN−({7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−2H−クロメン−4−イル}メチル)カルバミン酸塩
【0798】
【化220】
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【0799】
ジオキサン(25mL)およびDIEA(1.2mL,7.0mmol)中の調製物16a(1.2g、3.5mmol)、2−メチルチオフェノール(438mg、3.53mmol)およびキサントホス(102mg、0.176mmol)の懸濁液に、N下での室温でPddba(82mg、0.088mmol)を加えた。反応物を一晩還流で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)による精製によって、オレンジ油として483mg(36%)を得た。[M+H] calc’d for C2225NOS、384;Found、384。
【0800】
調製物50b:tert−ブチルN−{(7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)カルバミン酸塩
【0801】
【化221】
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【0802】
MeOH(10mL)およびAcOH(2mL)中の調製物50a(483mg、1.26mmol)の溶液に、室温で10%のPd/C(150mg)を加えた。混合物を、50psiのHで一晩撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAc中に溶解し、飽和したNaCOで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、薄い赤油として450mg(93%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2227NOS、386;Found、386。
【0803】
調製物50c:{7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メタンアミン
【0804】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
EtOAc(10mL)中の調製物50b(450mg、1.17mmol)の溶液に、HCl/EtOAc(10mL、1.0M)を加え、反応物を一晩室温で撹拌した。
溶液を濃縮し、残留物を、EtOAc中に溶解し、飽和したNaCOで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、オレンジ油として320mg(96%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1719NOS、286;Found、286。
【0806】
調製物50d:メチル3−({[(4S)−7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物51d:メチル3−([(4R)−7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0807】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
表題化合物のラセミ化合物(150mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物50cから32%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424S、421;Found、421。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IA 5um 4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=50:50、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、60mg(40%)の調製物51d(7.746分)および62mg(41%)の調製物50d(10.602分)を得た。
【0809】
実施例50:3−({[(4S)−7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0810】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0811】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物56dから76%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84−1.88 (1H, m), 1.94−1.99 (1H, m), 2.31 (3H, s), 3.10−3.13 (1H, m), 3.48−3.54 (1H, m), 3.66−3.70 (1H, m), 4.12−4.22 (2H, m), 6.50 (1H, s), 6.67−6.70 (1H, m), 7.20−7.35 (5H, m), 7.57 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.85 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2322S、407;Found、407。
【0812】
実施例51:3−({[(4R)−7−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0813】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物51dから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.86−1.88 (1H, m), 1.96−1.98 (1H, m), 2.31 (3H, s), 3.10−3.13 (1H, m), 3.48−3.54 (1H, m), 3.66−3.71 (1H, m), 4.14−4.19 (2H, m), 6.50 (1H, s), 6.68−6.70 (1H, m), 7.22−7.35 (5H, m), 7.58 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2322S、407;Found、407。
【0815】
調製物52a:メチル3−[({7−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸塩
【0816】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0817】
THF(5mL)中の調製物14c(310mg、0.82mmol)の溶液に、3,3’−ジフルオロジフェニルジスルフィド(105mg、0.41mmol)、Pd(dppf)Cl(34mg、0.041mmol)およびZn(65mg、0.99mmol)を加えた。混合物を、窒素下で一晩還流まで撹拌した。混合物を、EtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)によって精製し、黄色油として112mg(32%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2321S、425;Found、425。
【0818】
調製物52b:メチル3−({[(4S)−7−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物53b:メチル3−([(4R)−7−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0819】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0820】
調製物52a(112mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel IA、250mm4.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH=50:50;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)によって分離し、黄色油としてそれぞれ、44mg(29%)の調製物53b(7.697分)および43mg(29%)の調製物52b(10.724分)を得た。
【0821】
実施例52:3−([(4S)−7−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0822】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0823】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物52bから78%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−2.01 (2H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.51−3.57 (1H, m), 3.69−3.74 (1H, m), 4.18−4.24 (2H, m), 6.81 (1H, s), 6.89−6.92 (1H, m), 7.07−7.14 (3H, m), 7.37−7.42 (2H, m), 7.58 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.86 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.43 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2219FNS、411;Found、411。
【0824】
実施例53:3−({[(4R)−7−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0825】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0826】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物53bから68%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−2.01 (2H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.51−3.57 (1H, m), 3.69−3.74 (1H, m), 4.18−4.24 (2H, m), 6.81 (1H, s), 6.89−6.91 (1H, m), 7.07−7.14 (3H, m), 7.37−7.43 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2219FNS、411;Found、411。
【0827】
調製物54a:メチル3−[({7−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸塩
【0828】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
表題化合物を、調製物52aのための基本手順に従って、3,3’−ジフルオロジフェニルジスルフィドから53%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2321S、425;Found、425。
【0830】
調製物54b:メチル3−({[(4S)−7−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物55b:メチル3−({[(4R)−7−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0831】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0832】
調製物54a(179mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel IA、250mm4.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH=50:50;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)によって分離し、黄色油としてそれぞれ、70mg(41%)の調製物55b(9.350分)および70mg(41%)の調製物54b(16.515分)を得た。
【0833】
実施例54:3−([(4S)−7−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0834】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物54bから86%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84−1.98 (2H, m), 3.11−3.14 (1H, m), 3.48−3.54 (1H, m), 3.66−3.70 (1H, m), 4.13−4.20 (2H, m), 6.62 (1H, s), 6.75−6.78 (1H, m), 7.24−7.32 (3H, m), 7.41−7.45 (2H, m), 7.59 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.86 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2219FNS、411;Found、411。
【0836】
実施例55:3−({[(4R)−7−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0837】
【化233】
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【0838】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物55bから85%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84−2.00 (2H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.48−3.54 (1H, m), 3.66−3.70 (1H, m), 4.13−4.22 (2H, m), 6.62 (1H, s), 6.76−6.78 (1H, m), 7.24−7.32 (3H, m), 7.41−7.45 (2H, m), 7.58 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2219FNS、411;Found、411。
【0839】
調製物56a:6−[(6−メチルピリジン−2−イル)オキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0840】
【化234】
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【0841】
DMF(150mL)中の6−ヒドロキシ−1−テトラロン(3.0g、18mmol)、2−フルオロ−6−メチルピリジン(2.06g、18.5mmol)およびCSCO(12.1g、37.0mmol)の懸濁液を、N下で一晩密封容器において150℃で撹拌した。反応物を、水(300mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)による精製によって、赤油として1.2g(26%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1615NO、254;found 254。
【0842】
調製物56b:{6−[(6−メチルピリジン−2−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【0843】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物56aから71%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718O、267;found 267。
【0845】
調製物56c:{6−[(6−メチルピリジン−2−イル)オキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【0846】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0847】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物56bから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1720O、269;found 269。
【0848】
調製物56d:メチル3−[({6−[(6−メチルピリジン−2−イル)オキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0849】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0850】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物56cから66%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2425、404;Found、404。
【0851】
実施例56:3−[({6−[(6−メチルピリジン−2−イル)オキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0852】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0853】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物56dから42%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ1.80−1.82 (1H, m), 1.97−2.01 (3H, m), 2.45 (3H, s), 2.81−2.85 (2H, m), 3.21−3.24 (1H, m), 3.51−3.66 (2H, m), 6.57 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.86−6.88 (2H, m), 7.00 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.34 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.68 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.83−7.89 (2H, m), 8.21 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2323、390;Found、390。
【0854】
調製物57a:6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0855】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
DMSO(10mL)中の6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(1.0g、4.4mmol)、o−クレゾール(0.72g、6.7mmol)、1−ピリジン−2−イルアセトン(0.12g、0.89mmol)、CSCO(2.9g、8.9mmol)およびCuBr(70mg、0.44mmol)の懸濁液を、N下で一晩110℃で撹拌した。反応物を、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機物を、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=30:1から10:1)による精製によって、無色油として0.77g(69%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ2.07−2.15 (m, 2H), 2.19 (s, 3H), 2.62 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.88 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 6.66 (s, 1H), 6.77 (dd, J = 8.7 Hz, 2.7 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.11−7.30 (m, 3H), 8.01 (d, J = 8.7 Hz, 1H)。[M+H] calc’d for C1716、253;Found、253。
【0857】
調製物57b:[6−(2−メチルフェノキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0858】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0859】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物57aから73%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819NO、266;Found、266。
【0860】
調製物57c:[6−(2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0861】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0862】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物57bから93%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821NO、268;Found、268。
【0863】
調製物57d:メチル3−({[(1S)−6−(2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物58d:メチル3−([(1R)−6−(2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0864】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0865】
表題化合物のラセミ化合物(300mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物72cから26%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526、403;Found、403。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IC 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、無色油として108mg(36%)の調製物57a(6.053分)および108mg(36%)の調製物58a(6.873分)を得た。
【0866】
実施例57:3−({[(1S)−6−(2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0867】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0868】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物57dから67%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.63−1.67 (m, 1H), 1.78−1.84 (m, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.63−2.73 (m, 2H), 3.06−3.09 (m, 1H), 3.42−3.47 (m, 1H), 3.55−3.59 (m, 1H), 6.61 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 6.4 Hz, 2.4 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.07−7.10 (m, 1H), 7.18−7.22 (m, 1H), 7.28−7.31 (m, 2H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2424、389;Found、389。
【0869】
実施例58:3−({[(1R)−6−(2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0870】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0871】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物58dから81%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.63−1.67 (m, 1H), 1.78−1.84 (m, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.63−2.73 (m, 2H), 3.06−3.09 (m, 1H), 3.42−3.47 (m, 1H), 3.55−3.59 (m, 1H), 6.61 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 6.4 Hz, 2.4 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.06−7.10 (m, 1H), 7.18−7.22 (m, 1H), 7.28−7.31 (m, 2H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2424、389;
Found、389。
【0872】
調製物59a:6−プロポキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0873】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【0874】
6−ヒドロキシ−1−テトラロン(2.0g、12.3mmol)、ブロモ−プロパン(2.24mL、24.7mmol)、ヨウ化カリウム(2.05g、12.3mmol)および炭酸カリウム(3.41g、24.7mmol)を、密封容器においてACN(50mL)中で組み合わせ、反応物を、一晩122℃で撹拌した。反応物を、冷却し、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/ヘキサン)による精製によって、透明な油として2.36g(94%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.04 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.79−1.85 (2H, m), 2.09−2.14 (2H, m), 2.60 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.88−2.93 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.97 (2H, t, J = 6.5 Hz), 6.69 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.81 (1H, dd, J = 8.8, 4.1 Hz), 7.99 (1H, d, J = 8.7 Hz)。[M+H] calc’d for C1316、205;found 205。
【0875】
調製物59b:(6−プロポキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【0876】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物59aから54%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1418NO、218;found 218。
【0878】
調製物59c:(6−プロポキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【0879】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0880】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物59bから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1420NO、220;found 220。
【0881】
実施例59:3−{[(6−プロポキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0882】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0883】
表題化合物を、実施例13のための基本手順に従って調製物59cから26%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.96 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.65−1.82 (6H, m), 2.66−2.71 (2H, m), 3.02−3.05 (1H, m), 3.38−3.55 (2H, m), 3.87 (2H, t, J = 6.5 Hz), 6.64−6.71 (2H, m), 7.20 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.70 (1H, br s), 7.83 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.35 (1H, s), 13.40 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C2024、341;found 341。
【0884】
調製物60a:6−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0885】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0886】
DMA(75mL)中の6−ヒドロキシ−1−テトラロン(5.0g、30.8mmol)の溶液を、0℃に冷却した。フレオンを、10分間混合物へと泡立たせた。CSCO(30.1g、92.5mmol)を加え、反応物を、2時間密封容器において50℃で加熱した。混合物を、氷水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機物を、乾燥して、濾過した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1から5:1)による精製によって、オフホワイト固形物として5.1g(78%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.11−2.17 (m, 2H), 2.65 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.96 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 6.59 (t, J = 73.2 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 8.4 Hz, 2.0 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H)。
【0887】
調製物60b:[6−(ジフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0888】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0889】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物60aから53%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1213NO、226;found 226。
【0890】
調製物60c:[6−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0891】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0892】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物60bから85%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1215NO、228;found 228。
【0893】
調製物60d:メチル3−({[(1S)−6−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物61d:メチル3−({[(1R)−6−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0894】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0895】
表題化合物のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物60cから25%の収率で調製した。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IC 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、無色油としてそれぞれ、20%収率の調製物60d(6.240分)および16%収率の調製物61d(6.718分)を得た。
【0896】
実施例60:3−({[(1S)−6−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0897】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物60dから71%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.70 (m, 1H), 1.76−1.87 (m, 3H), 2.67−2.80 (m, 2H), 3.08−3.14 (m, 1H), 3.43−3.48 (m, 1H), 3.55−3.60 (m, 1H), 6.92−6.95 (m, 2H), 7.18 (t, J = 74.8 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.56 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C1818、349;Found、349。
【0899】
実施例61:3−({[(1R)−6−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0900】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0901】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物61dから78%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.71 (m, 1H), 1.74−1.88 (m, 3H), 2.67−2.80 (m, 2H), 3.09−3.12 (m, 1H), 3.42−3.48 (m, 1H), 3.55−3.60 (m, 1H), 6.92−6.95 (m, 2H), 7.18 (t, J = 74.4 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.56 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C1818、349;Found、349。
【0902】
調製物62a:6−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0903】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0904】
DMF(50mL)中の6−ヒドロキシ−1−テトラロン(2.5g、15.4mmol)および2−ヨードベンゾトリフルオリド(25g、92mmol)の溶液に、室温でNaH(0.74g、60%、18.5mmol)を加えた。固形物が溶解するまで、混合物を、50℃に加熱し、その後冷却した。混合物に、CuCl(1.53g、15.4mmol)を加え、その後、トリス(ジオキサ3,6−ヘプチル)アミン(1.65mL、5.15mmol)を加えた。混合物を、一晩145℃で加熱した。反応物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0−20%のEtOAc/ヘキサン)による精製によって、黄色油として850mg(18%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.09−2.16 (2H, m), 2.63 (2H, t, J = 6.2 Hz), 2.91 (2H, t, J = 6.1 Hz), 6.82 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.86 (dd, 1H, J = 8.6, 2.4 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.27 (1H, td, J = 8.2, 0.6 Hz), 7.51−7.56 (1H, m), 7.71 (1H, dd, J = 7.8, 1.2 Hz), 8.07 (1H, d, J = 8.2 Hz)。[M+H] calc’d for C1713、307;found 307。
【0905】
調製物62b:{6−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【0906】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0907】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物62aから58%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1816NO、320;found 320。
【0908】
調製物62c:{6−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【0909】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0910】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物62bから定量的収率で調製した。H NMR(400MHz、CDOD):δ1.68−1.92 (4H, m), 2.68−2.72 (2H, m), 2.82−2.96 (3H, m), 6.72 (1H, d, J = 2.2 Hz), 6.78 (1H, dd, J = 8.3, 2.4 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.15−7.23 (2H, m), 7.47 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.66 (1H, d, J = 7.6 Hz)。[M+H] calc’d for C1818NO、322;found 322。
【0911】
実施例62:3−[({6−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0912】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0913】
表題化合物を、実施例13のための基本手順に従って調製物62cから15%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.66−1.85 (4H, m), 2.67−2.79 (2H, m), 3.11−3.14 (1H, m), 3.44−3.63 (2H, m), 6.80−6.82 (2H, m), 6.98 (1H, d, J = 8.4), 7.29 (1H, t, J = 7.6 Hz), 6.37 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.5 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.63 (1H, t, J = 7.4Hz), 7.70 (1H, br s), 7.76 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.36 (1H, s), 13.34 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C2421、443;found 443。
【0914】
調製物63a:6−(オキサン−4−イルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0915】
【化259】
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【0916】
THF(40mL)中の6−ヒドロキシ−1−テトラロン(2.0g、12.4mmol)、テトラヒドロピラン−4−メタノール(1.7g、14.8mmol)およびトリフェニルフォスフィン(6.5g、24.7mmol)の懸濁液に、0℃でDEAD(4.3g、24.7mmol)を加えた。反応物を一晩室温で撹拌した。溶液を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=12:1)によって精製し、黄色油として3.2g(100%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1620、261;Found、261。
【0917】
調製物63b:[6−(オキサン−4−イルメトキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0918】
【化260】
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【0919】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物63aから71%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1723NO、274;Found、274。
【0920】
調製物63c:[6−(オキサン−4−イルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0921】
【化261】
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【0922】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物63bから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1725NO、276;Found、276。
【0923】
実施例63:3−([6−(オキサン−4−イルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0924】
【化262】
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【0925】
表題化合物を、実施例13のための基本手順に従って調製物63cから5%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.28−1.33 (2H, m), 1.64−1.77 (6H, m), 1.80−1.84 (1H, m), 2.67−2.70 (2H, m), 3.03−3.05 (1H, m), 3.28−3.45 (3H, m), 3.51−3.52 (1H, m), 3.77 (2H, d, J = 6.3 Hz), 3.84−3.89 (2H, m), 6.65−6.71 (2H, m), 7.20 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.82 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2328、397;Found、397。
【0926】
調製物64a:6−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0927】
【化263】
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【0928】
DMSO(40mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(2.0g、8.9mmol)、4−フルオロ−2−メチルフェノール(1.7g、13.3mmol)、1−ピリジン−2−イルアセトン(240mg、1.8mmol))およびCSCO(5.8g、17.8mmol)の懸濁液に、N下での室温でCuBr(127mg、0.9mmol)を加えた。反応物を一晩100℃で撹拌した。反応物を、冷却し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を、水(3×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=30:1)による精製によって、無色油として2.3g(95%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1715FO、271;Found、271。
【0929】
調製物64b:6−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0930】
【化264】
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【0931】
トルエン(20mL)中の調製物64a(2.3g、8.4mmol)の溶液に、室温でZnI(20mg)およびTMSCN(2.2mL、16.8mmol)を加え、溶液を一晩60℃で撹拌した。反応物を室温に冷却した。HSO(1.0mL)を加え、その後、AcOH(12mL)、HSO(4.3mL)、およびHO(1.3mL)を加えた。反応物を、6時間130℃に加熱した。溶液を、冷却し、HO(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:THF=1:1)による精製によって、白色固形物として500mg(20%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1816FNO、298;Found、298。
【0932】
調製物64c:(1R)−6−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0933】
【化265】
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【0934】
MeOH(10mL)およびTHF(10mL)中の調製物64b(400mg、1.4mmol)の溶液に、室温でRu(OAc)[s−バイナップ](5mg)を加えた。混合物を、2.5MPaのHを用いて2日間50℃で加熱した。反応物を濃縮し、結果として生じた固形物を、EtOAcから再結晶化し、白色固形物として120mg(30%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1818FNO、300;Found、300。カラム:Chiralcel AS−H、移動相: 70:30 CO:MeOH(0.2DEA)、ee=97%、3.04分。
【0935】
調製物64d:[(1R)−6−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0936】
【化266】
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【0937】
THF(10mL)中の調製物64c(150mg、0.50mmol)の溶液に、室温でBH.THF(2.5mL、1.0M、2.5mmol)を加えた。混合物を6時間55℃で加熱した。反応物を、冷却し、水(10mL)で希釈し、飽和したNaCOでpH9まで塩基化し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色油として160mg(定量)の粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1820FNO、286;Found、286。
【0938】
調製物64e:メチル3−({[(1R)−6−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0939】
【化267】
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【0940】
トルエン(15mL)中の調製物64d(0.50mmol)、メチル3−ブロモイソニコチナート(119mg、0.55mmol)、キサントホス(43mg、0.08mmol)およびCSCO(228mg、0.70mmol)の懸濁液に、N下での室温でPddba(23mg、0.03mmol)を加えた。反応物を2時間100℃で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)による精製によって、黄色油として88mg(42%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2525FN、421;Found、421。
【0941】
実施例64:3−([(1R)−6−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0942】
【化268】
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【0943】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物64eから60%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.67 (1H, m), 1.77−1.83 (3H, m), 2.16 (3H, s), 2.65−2.68 (2H, m), 3.05−3.09 (1H, m), 3.40−3.46 (1H, m), 3.54−3.59 (1H, m), 6.59 (1H, s), 6.63 (1H, dd, J = 2.8, 8.4 Hz), 6.92 (1H, dd, J = 5.2, 8.8 Hz), 7.04 (1H, td, J = 2.8, 8.4 Hz), 7.19 (1H, dd, J = 2.8, 8.2 Hz), 7.28 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.56 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.82 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.34 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2423FN、407;Found、407。
【0944】
調製物65a:6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0945】
【化269】
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【0946】
表題化合物を、調製物64aのための手順に従って、2,4−ジフルオロフェノールから65%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1612、275;Found、275。
【0947】
調製物65b:6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0948】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0949】
表題化合物を、調製物64bのための手順に従って、調製物65aから44%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1713NO、302;Found、302。
【0950】
調製物65c:(1R)−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0951】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0952】
表題化合物を、調製物64cのための手順に従って、調製物65bから46%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1715NO、304;Found、304。
【0953】
調製物65d:[(1R)−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0954】
【化272】
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【0955】
表題化合物を、調製物64dのための手順に従って、調製物65cから89%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1717NO、290;Found、290。
【0956】
調製物65e:メチル3−([(1R)−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0957】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0958】
表題化合物を、調製物64eのための手順に従って、調製物65dから52%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2422、425;Found、425。
【0959】
調製物65:3−([(1R)−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0960】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0961】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物65eから67%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.67 (1H, m), 1.80−1.83 (3H, m), 2.66−2.69 (2H, m), 3.06−3.09 (1H, m), 3.40−3.45 (1H, m), 3.53−3.58 (1H, m), 6.67 (1H, d, J = 2. 4 Hz), 6.71−6.74 (1H, m), 7.11−7.13 (1H, m), 7.19−7.25 (1H, s), 7.30 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.44−7.49 (1H, m), 7.55 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.81 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.33 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2320、411;Found、411。
【0962】
調製物66a:6−(2−フルオロ−4−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0963】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0964】
表題化合物を、調製物64aのための手順に従って、2−フルオロ−4−メチルフェノールから54%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1715FO、271;Found、271。
【0965】
調製物66b:[6−(2−フルオロ−4−メチルフェノキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【0966】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【0967】
表題化合物を、調製物3aのための手順に従って、調製物66aから78%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1818FNO、284;Found、284。
【0968】
調製物66c:[6−(2−フルオロ−4−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0969】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【0970】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物66bから92%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1820FNO、286;Found、286。
【0971】
調製物66d:メチル3−({[(1S)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物66e:メチル3−([(1R)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0972】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0973】
表題化合物のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物66cから57%の収率で調製した。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel: IA 5um 4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、29%収率の調製物66e(6.855分)および29%収率の調製物66d(8.064分)を得た。[M+H] calc’d for C2525FN、421;Found、421。
【0974】
実施例66:3−({[(1R)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0975】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【0976】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物66eから83%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.83 (4H, m), 2.32 (3H, s), 2.65−2.69 (2H, m), 3.06−3.09 (1H, m), 3.41−3.47 (1H, m), 3.54−3.59 (1H, m), 6.64 (1H, s), 6.69−6.72 (1H, m), 7.03−7.06 (2H, m), 7.20 (1H, d, J = 12.0 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.57 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.37 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2423FN、407;Found、407。
【0977】
調製物67a:6−(2−クロロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0978】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0979】
表題化合物を、調製物64aのための手順に従って、2−クロロフェノールから64%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.09−2.15 (m, 2H), 2.62 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.90 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 8.4 Hz, 2.4Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 8.4 Hz, 1.2 Hz, 1H), 7.17−7.22 (m, 1H), 7.28−7.33 (m, 1H), 7.50 (dd, J = 8.0 Hz, 1.6 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.4 Hz, 1H)。[M+H] calc’d for C1613ClO、273;Found、273。
【0980】
調製物67b:6−(2−クロロフェノキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0981】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
表題化合物を、調製物64bのための手順に従って、調製物67aから32%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1714ClNO、300;Found、300。
【0983】
調製物67c:(1R)−6−(2−クロロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−カルボキサミド
【0984】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
表題化合物を、調製物64cのための手順に従って、調製物67bから52%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716ClNO、302;Found、302。
【0986】
調製物67d:[(1R)−6−(2−クロロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【0987】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0988】
表題化合物を、調製物64dのための手順に従って、調製物67cから88%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718ClNO、288;Found、288。
【0989】
調製物67e:メチル3−({[(1R)−6−(2−クロロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【0990】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【0991】
表題化合物を、調製物64eのための手順に従って、調製物67dから31%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423ClN、423;Found、423。
【0992】
実施例67:3−({[(1R)−6−(2−クロロフェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0993】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【0994】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物67eから41%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.66−1.70 (m, 1H), 1.78−1.85 (m, 3H), 2.65−2.75 (m, 2H), 3.09−3.13 (m, 1H), 3.41−3.49 (m, 1H), 3.56−3.61 (m, 1H), 670−6.74 (m, 2H), 7.04 (dd, J = 8.4 Hz, 0.8 Hz, 1H), 7.18−7.22 (m, 1H), 7.32−7.37 (m, 2H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 8.0 Hz, 1.2 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.36 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2321ClN、409;Found、409。
【0995】
調製物68a:6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【0996】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【0997】
1,4−ジオキサン(60mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホン酸塩(1.8g、6.1mmol、3−メチルベンゼン−1−チオール(0.76g、6.1mmol)、Pd(dba)(142mg、0.153mmol)、キサントホス(177mg、0.306mmol)およびDIEA(1.58g、12.2mmol)の懸濁液 に、N下で一晩還流で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)による精製によって、オレンジ油として1.8g(100%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1716OS、269;Found、269。
【0998】
調製物68b:{6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【0999】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【1000】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物68aから69%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819NS、282;Found、282。
【1001】
調製物68c:{6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【1002】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【1003】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物68bから92%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821NS、284;Found、284。
【1004】
調製物68d:メチル3−({[(1S)−6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物69d:メチル3−([(1R)−6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1005】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
表題化合物のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物68cから25%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526S、419;Found、419。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IA 5um 4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=50:50、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、38%収率の調製物68d(6.259分)および37%収率の調製物69d(6.802分)を得た。
【1007】
実施例68:3−({[(1S)−6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1008】
【化290】
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【1009】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物68dから80%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.65−1.85 (4H, m), 2.27 (3H, s), 2.67−2.73 (2H, m), 3.10−3.12 (1H, m), 3.46−3.49 (1H, m), 3.56−3.57 (1H, m), 7.05−7.15 (5H, m), 7.22−7.27 (1H, m), 7.32−7.35 (1H, m), 7.55 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.83−7.84 (1H, m), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、405;Found、405。
【1010】
実施例69:3−({[(1R)−6−[(3−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1011】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【1012】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物69dから83%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.85 (4H, m), 2.27 (3H, s), 2.67−2.71 (2H, m), 3.09−3.14 (1H, m), 3.46−3.50 (1H, m), 3.56−3.57 (1H, m), 7.05−7.15 (5H, m), 7.22−7.27 (1H, m), 7.33 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.36 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、405;Found、405。
【1013】
調製物70a:6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1014】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【1015】
表題化合物を、調製物68aのための基本手順に従って、3−メチルベンゼン−1−チオールから92%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716OS、269;Found、269。
【1016】
調製物70b:{6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【1017】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1018】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物68aから89%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819NS、282;Found、282。
【1019】
調製物70c:{6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【1020】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【1021】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物70bから88%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821NS、284;Found、284。
【1022】
調製物70d:メチル3−({[(1S)−6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物70d:メチル3−({[(1R)−6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1023】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【1024】
表題化合物のラセミ化合物(550mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物70cから37%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526S、419;Found、419。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IC 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、160mg(11%)の調製物70d(6.645分)および150mg(10%)の調製物71d(7.659分)を得た。
【1025】
実施例70:3−({[(1S)−6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1026】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【1027】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物70dから84%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.64−1.68 (1H, m), 1.77−1.84 (3H, m), 2.31 (3H, s), 2.67−2.70 (2H, m), 3.08−3.12 (1H, m), 3.42−3.49 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.02 (1H, s), 7.12−7.25 (3H, m), 7.29−7.33 (2H, m), 7.55 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、405;Found、405。
【1028】
実施例71:3−({[(1R)−6−[(2−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1029】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【1030】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物71dから93%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.64−1.68 (1H, m), 1.77−1.84 (3H, m), 2.31 (3H, s), 2.67−2.70 (2H, m), 3.08−3.12 (1H, m), 3.42−3.49 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.02 (1H, s), 7.12−7.25 (3H, m), 7.29−7.33 (2H, m), 7.55 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、405;Found、405。
【1031】
調製物72a:6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1032】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【1033】
THF(30mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル4−メチルベンゼン−1−スルホン酸塩(3.0g、10.2mmol)、2,2’−ジフルオロジフェニルジスルフィド(1.0mL、5.1mmol)およびZn(800mg、12.2mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(dppf)Cl(374mg、0.51mmol)を加えた。反応物を一晩還流で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=30:1から10:1)による精製によって、オフホワイト固形物として2.4g(86%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.07−2.13 (m, 2H), 2.62 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.87 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 7.01−7.03 (m, 2H), 7.17−7.21 (m, 2H), 7.40−7.46 (m, 1H), 7.51 (dt, J = 8.0 Hz, 1.2 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 8.8 Hz, 1H)。[M+H] calc’d for C1613FOS、273;Found、273。
【1034】
調製物72b:{6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4 −ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【1035】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【1036】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物72aから80%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716FNS、286;Found、286。
【1037】
調製物72c:{6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【1038】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【1039】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物72bから71%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718FNS、288;Found、288。
【1040】
調製物72d:メチル3−({[(1S)−6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物73d:メチル3−({[(1R)−6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1041】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【1042】
表題化合物のラセミ化合物(410mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物72cから28%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423FNS、423;Found、423。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IC 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、無色油としてそれぞれ、115mg(28%)の調製物71d(7.352分)および114mg(28%)の調製物72d(8.388分)を得た。
【1043】
実施例72:3−({[(1S)−6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1044】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【1045】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物72dから88%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.70 (m, 1H), 1.76−1.86 (m, 3H), 2.65−2.76 (m, 2H), 3.09−3.15 (m, 1H), 3.44−3.49 (m, 1H), 3.57−3.61 (m, 1H), 7.06−7.09 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.20−7.22 (m, 2H), 7.28−7.39 (m, 3H), 7.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.36 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2321FNS、409;Found、409。
【1046】
実施例73:3−({[(1R)−6−[(2−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1047】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【1048】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物73dから50%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.69 (m, 1H), 1.78−1.85 (m, 3H), 2.65−2.76 (m, 2H), 3.10−3.14 (m, 1H), 3.44−3.50 (m, 1H), 3.57−3.61 (m, 1H), 7.07−7.09 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.18−7.24 (m, 2H), 7.28−7.41 (m, 3H), 7.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.36 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2321FNS、409;Found、409。
【1049】
調製物74a:6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1050】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【1051】
表題化合物を、調製物72aのための基本手順に従って、3,3’−ジフルオロジフェニルジスルフィドから76%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1613FOS、273;Found、273。
【1052】
調製物74b:{6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【1053】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【1054】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物74aから54%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716FNS、286;Found、286。
【1055】
調製物74c:{6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【1056】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【1057】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物74bから75%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718FNS、288;Found、288。
【1058】
調製物74d:メチル3−({[(1S)−6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物75d:メチル3−({[(1R)−6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1059】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【1060】
表題化合物のラセミ化合物(600mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物74cから43%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423FNS、423;Found、423。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:OD−H 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH:DEA=70:30:0.2、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、80mg(13%)の調製物74d(6.571分)および70mg(12%)の調製物75d(7.213分)を得た。
【1061】
実施例74:3−({[(1S)−6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1062】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【1063】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物74dから64%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.69 (1H, m), 1.79−1.83 (3H, m), 2.68−2.75 (2H, m), 3.10−3.12 (1H, m), 3.36−3.42 (1H, m), 3.53−3.58 (1H, m), 7.01−7.08 (3H, m), 7.19−7.22 (2H, m), 7.35−7.42 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.78 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.23 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321FNS、409;Found、409。
【1064】
実施例75:3−({[(1R)−6−[(3−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1065】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【1066】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物75dから74%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.69 (1H, m), 1.79−1.83 (3H, m), 2.68−2.75 (2H, m), 3.10−3.12 (1H, m), 3.36−3.42 (1H, m), 3.53−3.58 (1H, m), 7.01−7.08 (3H, m), 7.19−7.22 (2H, m), 7.35−7.42 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.78 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.23 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321FNS、409;Found、409。
【1067】
調製物76a:6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1068】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【1069】
ジオキサン(75mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル4−メチルベンゼン−1−スルホン酸塩(5.0g、17.0mmol)の溶液に、4−フルオロチオフェノール(2.6g、20.4mmol)、Pd(dba)(392mg、0.43mmol)、キサントホス(492mg、0.85mmol)およびDIEA(4.4g、34.0mmol)を加えた。混合物を、窒素下で一晩加熱還流した。混合物を、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20:1から5:1)によって精製し、オフホワイト固形物として3.6g(77%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.08−2.13 (m, 2H), 2.61 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.85 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 6.94 (br s, 1H), 6.98 (dd, J = 8.4 Hz, 1.6 Hz, 1H), 7.10−7.14 (m, 2H), 7.49−7.53 (m, 2H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H)。[M+H] calc’d for C1613FOS、273;Found、273。
【1070】
調製物76b:{6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3,4 −ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【1071】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【1072】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物76aから69%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716FNS、286;Found、286。
【1073】
調製物76c:{6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【1074】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1075】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物76bから97%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718FNS、288;Found、288。
【1076】
調製物76d:メチル3−({[(1S)−6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物77d:メチル3−({[(1R)−6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1077】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【1078】
表題化合物のラセミ化合物(330mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物76cから20%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423FNS、423;Found、423。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IC 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、無色油としてそれぞれ、84mg(25%)の調製物76d(6.916分)および91mg(28%)の調製物77d(7.681分)を得た。
【1079】
実施例76:3−({[(1S)−6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1080】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1081】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物76dから48%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.68 (m, 1H), 1.78−1.83 (m, 3H), 2.64−2.75 (m, 2H), 3.18−3.12 (m, 1H), 3.43−3.48 (m, 1H), 3.56−3.62 (m, 1H), 7.04−7.07 (m, 1H), 7.09 (s, 1H), 7.21−7.25 (m, 2H), 7.32−7.39 (m, 3H), 7.55 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2321FNS、409;Found、409。
【1082】
実施例77:3−({[(1R)−6−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1083】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【1084】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物77dから57%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.69 (m, 1H), 1.77−1.84 (m, 3H), 2.65−2.75 (m, 2H), 3.07−3.12 (m, 1H), 3.42−3.48 (m, 1H), 3.56−3.60 (m, 1H), 7.04−7.06 (m, 1H), 7.09 (s, 1H), 7.21−7.25 (m, 2H), 7.32−7.39 (m, 3H), 7.55 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2321FNS、409;Found、409。
【1085】
調製物78a:6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1086】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【1087】
表題化合物を、調製物72aのための基本手順に従って、4−トリルジスルフィドから96%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716OS、269;Found、269。
【1088】
調製物78b:{6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン、塩酸塩
【1089】
【化317】
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【1090】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物76aから77%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819NS、282;Found、282。
【1091】
調製物78c:{6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メタンアミン
【1092】
【化318】
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【1093】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物78bから68%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821NS、284;Found、284。
【1094】
調製物78d:メチル3−({[(1S)−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物79d:メチル3−({[(1R)−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1095】
【化319】
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【1096】
表題化合物のラセミ化合物(200mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物78cから20%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526S、419;Found、419。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel IC、250mm4.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH=80:20;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、66mg(33%)の調製物78d(9.08分)および66mg(33%)の調製物79d(10.33分)を得た。
【1097】
実施例78:3−({[(1S)−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1098】
【化320】
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【1099】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物78dから40%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.62−1.67 (1H, m), 1.75−1.85 (3H, m), 2.29 (3H, s), 2.64−2.71 (2H, m), 3.06−3.11 (1H, m), 3.41−3.48 (1H, m), 3.54−3.60 (1H, m), 6.99−7.04 (2H, m), 7.17−7.31 (5H, m), 7.55 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.82 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、405;Found、405。
【1100】
実施例79:3−({[(1R)−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1101】
【化321】
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【1102】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物79dから40%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.63−1.67 (1H, m), 1.76−1.85 (3H, m), 2.29 (3H, s), 2.64−2.68 (2H, m), 3.07−3.10 (1H, m), 3.40−3.47 (1H, m), 3.53−3.59 (1H, m), 6.99−7.04 (2H, m), 7.17−7.31 (5H, m), 7.54 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.82 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.34 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、405;Found、405。
【1103】
調製物80a:6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オール
【1104】
【化322】
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【1105】
EtOH(20mL)中の6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン(2.0g、8.9mmol)の溶液に、室温でNaBH(1.6g、42.7mmol)を加え、反応物を30分間撹拌した。反応物を、水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、赤油として1.9g(94%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1011BrO、227、229;Found、227、229。
【1106】
調製物80b:トリエチル(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタントリカルボン酸塩
【1107】
【化323】
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【1108】
トルエン(20mL)中の調製物80a(1.83g、8.1mmol)およびトリエチルメタン・トリカルボン酸塩(3.76g、16.2mmol)の溶液に、n−Bu3P(4.0mL、16.2mmol)を加え、溶液をN下で−50℃に冷却した。DIAD(3.2mL、16.2mmol)を滴下で加え、反応混合物を30分間撹拌した。反応物を濃縮した。水(50mL)および3NのNaOH(50mL)を加え、溶液をエーテルで抽出した。有機物を、3NのNaOH、水、1NのHClおよびブラインで洗浄した。溶液を、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10%のEtOAc/ヘキサン)による精製によって、白色固形物として2.84g(79%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2025BrO、441、443;Found、441、443。
【1109】
調製物80c:2−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)酢酸
【1110】
【化324】
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【1111】
メタノール(10mL)中の調製物80b(2.84g、6.4mmol)の溶液に、室温で1.5NのNaOH(50mL)を加え、混合物を20時間還流させた。反応混合物を濃縮した。氷酢酸(50mL)を加え、反応物を3時間還流させた。反応混合物を濃縮し、残留物を、水中に取り込み、エーテルで抽出した。有機物を、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色油として1.58g(91%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1213BrO、269、271;Found、269、271。
【1112】
調製物80d:(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【1113】
【化325】
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【1114】
DCM(20mL)中の調製物80c(0.8g、3.0mmol)の溶液に、室温で塩化オキサリル(0.4mL、4.5mmol)およびDMF(5滴)を加え、混合物を1時間撹拌した。溶媒を真空内で除去し、残留物をアセトン(20mL)中に溶解した。HO(3mL)中のNaN(390mg、6.0mmol)の溶液を、0℃でゆっくり加えた。10分後、混合物を、水とブラインで希釈し、トルエンで抽出した。有機物を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、その後、30分間加熱還流した。溶液を、濃縮し、ジオキサン(10mL)中に再溶解した。溶液を、100℃で濃縮したHCl(20mL)に滴下で加えた。20分後、反応混合物を、濃縮した。残留物を、DCM/MeOH(1:1)中に溶解し、飽和したNaCOでpHまで塩基化し、濾過し、濃縮し、薄い赤油として表題化合物を得て、これを、さらなる精製なしで次の反応に使用した。[M+H] calc’d for C1114BrN、240、242;Found、240、242。
【1115】
調製物80e:メチル3−{[(7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸塩
【1116】
【化326】
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【1117】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物80dから6%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819BrN、375、377;Found、375、377。
【1118】
実施例80:3−({[6−(ピリジン−2−イルスルファニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1119】
【化327】
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【1120】
DMF(5mL)中の調製物80e(72mg、0.19mmol)、2,2’−ジピリジルジスルフィド(84mg、0.38mmol)およびZn(60mg、0.91mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(dppf)Cl(30mg、0.038mmol)を加え、反応物を一晩60℃で撹拌した。反応物を、EtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物を、分取TLC(PE:EA=2:1)によって精製して、薄い赤油を得た。この油を、THF(3mL)およびHO(1mL)中に溶解した。LiOH.HO(2mg)を加え、反応物を2時間室温で撹拌した。反応混合物を、1.0Nの水性のHCl溶液でpH=3に酸性化し、濃縮し、分取HPLCによって精製し、黄色固形物 として4.8mg(6%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDOD):δ1.81−1.86 (m, 1H), 1.91−2.08 (m, 3H), 2.86−2.91 (m, 2H), 3.35−3.38 (m, 1H), 3.65−3.73 (m, 2H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.49−7.55 (m, 3H), 7.98 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.06 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 8.31 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.55 (d, J = 5.6 Hz, 1H)。[M+H] calc’d for C2221S、392;Found、392。
【1121】
調製物81a:6−(フェニルスルファニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1122】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【1123】
THF(20mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル4−メチルベンゼン−1−スルホン酸塩(8.83g、30mmol)およびジフェニルジスルフィド(3.27g、15mmol)の溶液に、窒素下でZn粉末(2.34g、36mmol)およびPd(dppf)Cl(1.22g、1.5mmol)を加え、反応物を一晩還流させた。混合物を、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、オレンジ色固形物 として5.93g(77%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.06−2.12 (2H, m), 2.61 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.85 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.01−7.04 (2H, m), 7.39−7.42 (3H, m), 7.49−7.51 (2H, m), 7.89 (1H, d, J = 8.0 Hz)。[M+H] calc’d for C1614OS、255;Found、255。
【1124】
調製物81b:6−(ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1125】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1126】
MeOH/MeCN(1:1、30mL)中の調製物81a(1.72g、6.77mmol)の溶液に、水中のOXONE(16.6g、27mmol)の別の溶液を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を、EtOAcで希釈し、濾過し、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、無色のゴム状物として1.9g(98%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1614S、287;Found、287。
【1127】
調製物81c:[6−(ベンゼンスルホニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1128】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
【1129】
表題化合物を、調製物3aのための手順に従って、調製物81bから31%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1717NOS、300;Found、300。
【1130】
調製物81d:[6−(ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1131】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
【1132】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物81cから91%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719NOS、302;Found、302。
【1133】
調製物81e:メチル3−({[6−(ベンゼンスルホニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1134】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
【1135】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物81dから43%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424S、437;Found、437。
【1136】
調製物81f:メチル3−({[(1S)−6−(ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物82f:メチル3−({[(1R)−6−(ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1137】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
【1138】
調製物81e(360mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel AS−H、250mm4.6mm 5um;移動相: Hex:EtOH=50:50;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)によって分離し、黄色油としてそれぞれ、116mg(32%)の調製物81e(10.39分)および107mg(30%)の調製物82e(20.88分)を得た。
【1139】
実施例81:3−([(1S)−6−(ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1140】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【1141】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物81fから81%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.66−1.70 (1H, m), 1.77−1.86 (3H, m), 2.75−2.88 (2H, m), 3.18−3.19 (1H, m), 3.44−3.50 (1H, m), 3.56−3.61 (1H, m), 7.55−7.71 (7H, m), 7.86 (1H, d, J = 5.6 Hz), 7.94 (2H, d, J = 7.2 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2322S、423;Found、423。
【1142】
実施例82:3−({[(1R)−6−(ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1143】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
【1144】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物82fから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.66−1.70 (1H, m), 1.77−1.85 (3H, m), 2.78−2.83 (2H, m), 3.18−3.21 (1H, m), 3.45−3.51 (1H, m), 3.57−3.61 (1H, m), 7.55−7.76 (7H, m), 7.89 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.94 (2H, d, J = 7.2 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2322S、423;Found、423。
【1145】
調製物83a:6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1146】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
【1147】
表題化合物を、調製物81bのための基本手順に従って、調製物78aから97%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716S、301;Found、301.
【1148】
調製物83b:[6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【1149】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
【1150】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物83aから60%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819NOS、314;Found、314。
【1151】
調製物83c:[6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1152】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【1153】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物83bから78%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821NOS、316;Found、316。
【1154】
調製物83d:メチル3−({[(1S)−6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物84d:メチル3−({[(1R)−6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1155】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【1156】
表題化合物のラセミ化合物(226mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物83cから24%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526S、451;Found、451。キラルHPLC(カラム:Chiralcel AS−H、250mm4.6mm 5um;移動相:MeOH:EtOH=50:50;F:1.0mL/分;W:230nm;T=30℃)による分離によって、無色油としてそれぞれ、95mg(42%)の調製物83d(9.67分)および86mg(38%)の調製物84d(16.75分)を得た。
【1157】
実施例83:3−({[(1S)−6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1158】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【1159】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物83dから56%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.66−1.69 (1H, m), 1.76−1.84 (3H, m), 2.35 (3H, s), 2.76−2.83 (2H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.35−3.48 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 7.40 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53−7.57 (2H, m), 7.62−7.67 (2H, m), 7.81−7.84 (3H, m), 8.37 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、437;Found、437。
【1160】
実施例84:3−({[(1R)−6−(4−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1161】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【1162】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物84dから63%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.69 (1H, m), 1.76−1.86 (3H, m), 2.36 (3H, s), 2.76−2.86 (2H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.35−3.48 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 7.40 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.53−7.57 (2H, m), 7.62−7.67 (2H, m), 7.81−7.84 (3H, m), 8.37 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、437;Found、437。
【1163】
調製物85a:6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1164】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物を、調製物81bのための基本手順に従って調製物68aから84%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716S、301;Found、301。
【1165】
調製物85b:[6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【1166】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【1167】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物85aから95%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819NOS、314;Found、314。
【1168】
調製物85c:[6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1169】
【化344】
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【1170】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物85bから64%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821NOS、316;Found、316。
【1171】
調製物85d:メチル3−({[(1S)−6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物86d:メチル3−({[(1R)−6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1172】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
表題化合物のラセミ化合物(230mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物85cから16%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526S、451;Found、451。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:AS 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=50:50、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてのそれぞれ、77mg(33%)の調製物85d(9.653分)および77mg(33%)の調製物86d(15.046分)を得た。
【1174】
実施例85:3−({[(1S)−6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1175】
【化346】
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【1176】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物85dから95%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.87 (4H, m), 2.38 (3H, s), 2.76−2.88 (2H, m), 3.18−3.21 (1H, m), 3.46−3.51 (1H, m), 3.58−3.63 (1H, m), 7.49−7.58 (3H, m), 7.66−7.85 (5H, m), 7.89 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.44 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、437;Found、437。
【1177】
実施例86:3−({[(1R)−6−(3−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1178】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【1179】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物86dから78%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.83 (4H, m), 2.38 (3H, s), 2.78−2.88 (2H, m), 3.18−3.21 (1H, m), 3.45−3.50 (1H, m), 3.57−3.62 (1H, m), 7.49−7.57 (3H, m), 7.66−7.83 (5H, m), 7.88 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424S、437;Found、437。
【1180】
調製物87a:6−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1181】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【1182】
表題化合物を、調製物81bのための基本手順に従って、調製物74aから40%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1613FOS、305;Found、305。
【1183】
調製物87b:[6−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【1184】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
【1185】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物87aから87%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716FNOS、318;Found、318。
【1186】
調製物87c:[6−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1187】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
【1188】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物87bから73%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718FNOS、320;Found、320。
【1189】
調製物87d:メチル3−({[6−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1190】
【化351】
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【1191】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物87cから6%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423FNS、455;Found、455。
【1192】
実施例87:3−({[6−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1193】
【化352】
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【1194】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物87dから73%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.86 (4H, m), 2.78−2.85 (2H, m), 3.18−3.22 (1H, m), 3.45−3.51 (1H, m), 3.57−3.62 (1H, m), 7.54−7.59 (2H, m), 7.65−7.87 (8H, m), 8.40 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321FNS、441;Found、441。
【1195】
調製物88a:6−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1196】
【化353】
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【1197】
ジオキサン(6mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホン酸塩(1.4g、4.76mmol)の溶液に、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−ボロン酸ピナコールエステル(1.0g、4.76mmol)、Pd(dppf)Cl.DCM(408mg、0.5mmol)おyび飽和したNaHCO溶液(2mL)を加えた。混合物を、窒素下で2時間100℃で撹拌した。混合物を、室温に冷却し、EtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=4:1)によって精製し、黄色固形物として930mg(86%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.13−2.16 (2H, m), 2.53 (2H, s), 2.65 (2H, t, J = 6.4 Hz), 2.96 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.94 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.34 (2H, s), 6.26 (1H, s), 7.25 (1H, d, J = 5.6 Hz), 7.33 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.99 (1H, d, J = 8.0 Hz)。[M+H] calc’d for C1516、229;Found、229。
【1198】
調製物88b:[6−(オキサン−4−イル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1199】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
表題化合物を、調製物3aのための手順に従って、調製物88aから40%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1621NO、244;Found、244。
【1201】
調製物88c:[6−(オキサン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1202】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【1203】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物88bから86%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1623NO、246;Found、246。
【1204】
調製物88d:メチル3−({[6−(オキサン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1205】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
【1206】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物88cから17%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2328、381;Found、381。
【1207】
実施例88:3−({[6−(オキサン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1208】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【1209】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物88dから69%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.61−1.68 (5H, m), 1.77−1.83 (3H, m), 2.65−2.72 (3H, m), 3.04−3.07 (1H, m), 3.37−3.45 (3H, m), 3.54−3.59 (1H, m), 3.91−3.94 (2H, m), 6.96 (1H, s), 7.00 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.56 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.37 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2226、367;Found、367。
【1210】
調製物89a:6−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1211】
【化358】
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【1212】
EtOH/HO/トルエン(4.4mL/2.3mL/20.0mL)中の5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル4−メチルベンゼン−1−スルホン酸塩(1.3g、4.4mmol)、2−メチルピリジン−4−ボロン酸ピナコールエステル(800mg、3.7mmol)、NaCO(773mg、7.3mmol)およびLiCl.HO(442mg、7.3mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(PPh(211mg、0.2mmol)を加えた。反応物を一晩100℃で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)による精製によって、黄色固形物 として865mg(定量)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1615NO、238;Found、238。
【1213】
調製物89b:[6−(2−メチルピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン、塩酸塩
【1214】
【化359】
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【1215】
表題化合物を、調製物3aのための手順に従って、調製物89aから44%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718N、251;Found、251。
【1216】
調製物89c:[6−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1217】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【1218】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物89bから98%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1720N、253;Found、253。
【1219】
調製物89d:メチル3−({[6−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1220】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
【1221】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物88cから5%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2425、388;Found、388。
【1222】
実施例89:3−([6−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、塩酸塩
【1223】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
【1224】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物89dから40%の収率で調製し、生成物を分取HPLCによって精製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.75−1.92 (4H, m), 2.78 (3H, s), 2.85−2.89 (2H, m), 3.25−3.29 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 3.68−3.73 (1H, m), 7.59 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.80−7.82 (2H, m), 7.95−7.97 (2H, m), 8.07 (1H, brs), 8.20−8.22 (1H, m), 8.33 (1H, s), 8.54 (1H, s), 8.78 (1H, d, J = 6.4 Hz)。[M+H] calc’d for C2323、374;Found、374。
【1225】
調製物90a:tert−ブチルN−[(6−エテニル−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メチル]カルバミン酸塩
【1226】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【1227】
DMSO(20mL)中の調製物3b(1.0g、2.97mmol)の溶液に、カリウムビニルトリフルオロボラート(600mg、4.45mmol)、KCO(820mg、5.94mmol)およびPd(dppf)Cl(74mg、0.09mmol)を加えた。混合物を、窒素下で2時間80℃で撹拌した。混合物を、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機物を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物を、HPLCによって精製し、白色固形物として700mg(82%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.48 (9H, s), 2.26−2.32 (2H, m), 2.75 (2H, t, J = 8.0 Hz), 4.14 (2H, d, J = 4.8 Hz), 4.57 (1H, s), 5.20 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.71 (1H, d, J = 17.6 Hz), 6.00−6.02 (1H, m), 6.63−6.71 (1H, m), 7.19−7.24 (2H, m)。[M+H] calc’d for C1823NO、286;Found、286。
【1228】
調製物90b:(6−エテニル−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【1229】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
【1230】
6NのHCl/EA溶液(10mL)中の調製物90a(700mg、2.45mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を、濃縮し、黄色固形物 として400mg(88%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1315N、186;Found、186。
【1231】
調製物90c:(6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【1232】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
【1233】
表題化合物を、調製物3eのための手順に従って、調製物88bから98%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1319N、190;Found、190。
【1234】
調製物90d:メチル3−{[(6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸塩
【1235】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
【1236】
表題化合物を、調製物1eのための手順に従って、調製物90cから28%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2024、325;Found、325。
【1237】
調製物90e:メチル3−({[(1S)−6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物91e:メチル3−({[(1R)−6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1238】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
【1239】
調製物90d(146mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralcel OJ、250mm4.6mm 5um;移動相:70:30のCO:MeOH;F:1.0mL/分;W:230nm T=30℃)によって分離し、黄色のゴム状物としてそれぞれ、56mg(38%)の調製物91e(2.16分)および53mg(36%)の調製物90e(2.88分)を得た。
【1240】
実施例90:3−([(1S)−6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1241】
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
【1242】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物90eから58%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.15 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.64−1.68 (1H, m), 1.77−1.83 (3H, m), 2.53−2.55 (2H, m), 2.67−2.71 (2H, m), 3.04−3.07 (1H, m), 3.39−3.44 (1H, m), 3.53−3.57 (1H, m), 6.92 (1H, s), 6.95 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.20 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.82 (1H, d, J = 4.0 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1922、311;Found、311。
【1243】
実施例91:3−({[(1R)−6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1244】
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
【1245】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物91eから72%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.15 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.63−1.69 (1H, m), 1.77−1.87 (3H, m), 2.53−2.55 (2H, m), 2.65−2.75 (2H, m), 3.04−3.07 (1H, m), 3.38−3.45 (1H, m), 3.53−3.57 (1H, m), 6.92 (1H, s), 6.95 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.82 (1H, d, J = 4.0 Hz), 8.36 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1922、311;Found、311。
【1246】
調製物92a:4−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ブタ−3−エン酸
【1247】
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
【1248】
THF(20mL)中の(2−カルボキシエチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(617mg、1.5mmol)の溶液に、−20℃でNaHMDS(1.5mL、3.0mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルバルデヒド(200mg、1.4mmol)を、−78℃の反応物に加え、反応物を、室温に暖めながら一晩撹拌した。反応物を、水(30mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機物を、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色固形物 として粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1212、205;Found、205。
【1249】
調製物92b:4−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ブタン酸
【1250】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
MeOH(30mL)中の調製物92a(6.8mmol)の溶液に、N下での室温で10%のPd/C(200mg)を加えた。混合物を、50psiのHで一晩室温で撹拌した。反応物を、セライトに通して濾過し、濃縮し、黄色油として1.2g(86%)の粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1214、207;Found、207。
【1252】
調製物92c:2H,3H,6H,7H,8H,9H−ナフト[1,2−b]フラン−6−オン
【1253】
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
【1254】
PPA(5mL)を、室温で調製物92b(1.2g、5.8mmol)に加え、反応物を1.5時間95℃で撹拌した。溶液を、室温で水(50mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=15:1)による精製によって、黄色固形物 として200mg(18%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ2.11−2.15 (2H, m), 2.64 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.85 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.28 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.65 (2H, t, J = 8.7 Hz), 7.15 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (1H, d, J = 7.8 Hz)。[M+H] calc’d for C1212、189;Found、189。
【1255】
調製物92d:2H,3H,8H,9H−ナフト[1,2−b]フラン−6−イルメタンアミン、塩酸塩
【1256】
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
【1257】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物92cから72%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1315NO、202;Found、202。
【1258】
調製物92e:2H,3H,6H,7H,8H,9H−ナフト[1,2−b]フラン−6−イルメタンアミン
【1259】
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物92dから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1317NO、204;Found、204。
【1260】
調製物92f:メチル3−({2H,3H,6H,7H,8H,9H−ナフト[1,2−b]フラン−6−イルメチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1261】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
【1262】
表題化合物を、調製物1eのための基本手順に従って、調製物92fから26%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2022、339;Found、339。
【1263】
実施例92:3−({2H,3H,6H,7H,8H,9H−ナフト[1,2−b]フラン−6−イルメチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1264】
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
【1265】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物92fから81%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.84 (4H, m), 2.44−2.50 (1H, m), 2.50−2.61 (1H, m), 3.05−3.14 (3H, m), 3.41−3.56 (2H, m), 4.99 (2H, t, J = 8.4 Hz), 6.78 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.99 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1920、325;Found、325。
【1266】
調製物93a:(6,7−ジメチル−2H−クロメン−4−イル)メタンアミン、塩酸塩
【1267】
【化377】
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【1268】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、6,7−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オンから26%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.55 (2H, br s), 1.81−1.99 (2H, m), 2.09 (6H, s), 2.54−2.60 (2H, m), 2.81−2.88 (1H, m), 3.96−4.07 (2H, m), 6.50 (1H, s), 6.90 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1215NO、190;found 190。
【1269】
調製物93b:(6,7−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メタンアミン
【1270】
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
【1271】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物93aから定量的収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.55 (2H, br s), 1.81−1.99 (2H, m), 2.09 (6H, s), 2.54−2.60 (2H, m), 2.81−2.88 (1H, m), 3.96−4.07 (2H, m), 6.50 (1H, s), 6.90 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1217NO、192;found 192。
【1272】
実施例93:3−{[(6,7−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【1273】
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
【1274】
表題化合物を、実施例13のための基本手順に従って調製物93bから21%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.81−1.99 (2H, m), 2.11(3H, s), 2.12 (3H, s), 3.02−3.06 (1H, m), 3.43−3.67 (2H, m), 4.06−4.17 (2H, m), 6.56 (1H, s), 7.04 (1H, s), 7.57 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.69 (1H, br s), 7.85 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.42 (s, 1H), 13.38 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C1820、313;found 313。
【1275】
調製物94a:(6−メトキシ−7−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【1276】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
【1277】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、6−メトキシ−7−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オンから56%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1317NO、204;found 204。
【1278】
調製物94b:(6−メトキシ−7−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【1279】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
【1280】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物94aから定量的収率で調製した。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.65−1.85 (6H, m), 2.17 (3H, s), 2.69−2.75 (3H, m), 2.84−2.97 (2H, m), 3.79 (3H, s), 6.53 (1H, s), 6.95 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1319NO、206;found 206。
【1281】
調製物94c:メチル3−{[(6−メトキシ−7−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸塩
【1282】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
【1283】
表題化合物を、調製物4dのための基本手順に従って、調製物94bから66%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.76−1.92 (4H, m), 2.18 (3H, s), 2.74−2.79 (2H, m), 3.06−3.10 (1H, m), 3.34−3.41 (1H, m), 3.52−3.59 (1H, m), 3.80 (3H, s), 3.90 (3H, s), 6.56 (1H, s), 7.00 (1H, s), 7.58 (1H, br s), 7.63 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.90 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.34 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2024、341;found 341。
【1284】
実施例94:3−{[(6−メトキシ−7−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【1285】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
【1286】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物94cから63%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.62−1.81 (4H, m), 2.08 (3H, s), 2.66−2.71 (2H, m), 2.97−3.01 (1H, m), 3.35−3.42 (1H, m), 3.50−3.56 (1H, m), 3.73 (3H, s), 6.61 (1H, s), 7.05 (1H, s), 7.57 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.71 (1H, br s), 7.83 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.35 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1922、327;found 327。
【1287】
調製物95a:4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブタ−3−エン酸
【1288】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
【1289】
乾燥したTHF(50mL)中の(2−カルボキシエチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(13.7g、33mmol)の溶液に、N下において−20℃で滴下でNaHMDS(33mL、66mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。反応物を−78℃に冷却し、3,5−ジメトキシベンズアルデヒド(5.0g、30mmol)を加え、反応混合物を、室温に暖めながら一晩撹拌した。反応物を、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。水層を、希釈したHCl溶液でpH=2に酸性化し、再びEtOAcで抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、オレンジ色のゴム状物として2.54g(38%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1214、223;Found、223。
【1290】
調製物95b:4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブタン酸
【1291】
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
【1292】
下でのMeOH(25mL)および濃縮したHCl(3滴)中の調製物95a(2.54g、11.4mmol)の溶液に、室温で10%のPd/C(0.5g)を加えた。懸濁液を、50psiのH下で3時間撹拌した。反応混合物を、セライトに通して濾過し、濃縮し、無色油として2.27g(88%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1216、225;Found、225。
【1293】
調製物95c:6,8−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1294】
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
【1295】
調製物95b(2.27g、10mmol)およびPPA(30g)の混合物を、30分間95℃で加熱した。ゴム状物を、水中に溶解し、EtOAcで抽出した。有機物を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、黄褐色油として1.2g(57%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDOD):δ1.96 (2H, t, J = 6.2 Hz), 2.51 (2H, t, J = 6.4 Hz), 2.85 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.81 (3H, s), 3.83 (3H, s), 6.38 (2H, d, J = 2.4 Hz)。[M+H] calc’d for C1214、207;Found、207。
【1296】
調製物95d:(6,8−ジメトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【1297】
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
【1298】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物95cから46%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1317NO、220;Found、220。
【1299】
調製物95e:(6,8−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【1300】
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
【1301】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って、調製物95dから87%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1319NO、222;Found、222。
【1302】
調製物95f:メチル3−{[(6,8−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸塩
【1303】
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
【1304】
表題化合物を、調製物1eのための基本手順に従って、調製物95eから38%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2024、357;Found、357。
【1305】
実施例95:3−{[(6,8−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【1306】
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
【1307】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物95fから46%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.51−1.57 (1H, m), 1.63−1.67 (1H, m), 1.81−1.93 (2H, m), 2.61−2.75 (2H, m), 3.14−3.24 (2H, m), 3.47 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.70 (3H, s), 3.84 (3H, s), 6.28 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.39 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.81 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.53 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1922、343;Found、343。
【1308】
調製物96a:4−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)ブタ−3−エン酸
【1309】
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
【1310】
THF(40mL)中の(2−カルボキシエチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(14.8g、35.7mmol)の溶液に。−20℃でNaHMDS(35.8mL、71.5mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。4−フルオロ−3−メトキシベンズアルデヒド(5.0g、32.5mmol)を、−78℃で反応物に加え、反応物を、室温に暖めながら一晩撹拌した。反応物を、水(30mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機物を、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色固形物 として6.0g(88%)の粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1111FO、211;Found、211。
【1311】
調製物96b:4−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)ブタン酸
【1312】
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
【1313】
下でのMeOH(30mL)中の調製物96a(6.0g、28.6mmol)の溶液に、10%のPd/C(1.2g)を加え、混合物を、50psiのH下で一晩室温で撹拌した。反応混合物を、セライトに通して濾過し、濃縮し,オフホワイト固形物として5.8g(96%)の粗製の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1113FO、213;Found、213。
【1314】
調製物96c:7−フルオロ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1315】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
【1316】
PPA(30g)を、室温で調製物96b(5.8g、27.4mmol)に加え、反応物を0.5時間95℃で撹拌した。溶液を、室温で水(50mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:1)による精製によって、オフホワイト固形物として3.1g(58%)の表題化合物を得た。
H NMR(400MHz、CDCl):δ2.09−2.16 (2H, m), 2.60 (2H, t, J = 6.4 Hz), 2.91 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.94 (3H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.32 (1H, d, J = 11.6 Hz)。[M+H] calc’d for C1111FO、195;Found、195。
【1317】
調製物96d:(7−フルオロ−6−メトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【1318】
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
【1319】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物96cから83%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1214FNO、208;Found、208。
【1320】
調製物96e:(7−フルオロ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【1321】
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
【1322】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物96dから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1216FNO、210;Found、210。
【1323】
調製物96f:メチル3−({[(1S)−7−フルオロ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物97f:メチル3−([(1R)−7−フルオロ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1324】
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
【1325】
表題化合物のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物96eから25%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1921FN、345;Found、345。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IA 5um 4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、無色油としてそれぞれ、40%収率の調製物96f(7.937分)および37%収率の調製物97f(10.383分)を得た。
【1326】
実施例96:3−({[(1S)−7−フルオロ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1327】
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
【1328】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物96fから65%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.63−1.84 (4H, m), 2.64−2.74 (2H, m), 3.01−3.06 (1H, m), 3.38−3.44 (1H, m), 3.56−3.60 (1H, m), 3.79 (3H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.17 (1H, d, J = 13.2 Hz), 7.56 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.38 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1819FN、331;Found、331。
【1329】
実施例97:3−({[(1R)−7−フルオロ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1330】
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
【1331】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物97fから64%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.63−1.86 (4H, m), 2.63−2.74 (2H, m), 3.01−3.04 (1H, m), 3.39−3.43 (1H, m), 3.56−3.60 (1H, m), 3.79 (3H, s), 6.86 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.17 (1H, d, J = 12.8 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.38 (1H, s)。[M+H] calc’d for ;C1819FN、331;Found、331。
【1332】
調製物98a:5−ブロモ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1333】
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
【1334】
O(30mL)中の6−メトキシ−1−テトラロン(2.0g、11.4mmol)およびNBS(2.0g、11.4mmol)の懸濁液に、室温で濃縮したHSO(1.2mL、22.7mmol)を加えた。反応物を3時間60℃で撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮した。分取HPLCによる精製によって、白色固形物として1.2g(41%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.13−2.18 (2H, m), 2.61 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.03 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.97 (3H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 8.8 Hz)。[M+H] calc’d for C1111BrO、255、257;Found、255、257。
【1335】
調製物98b:6−メトキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オン
【1336】
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
【1337】
O(2mL)およびDMF(18mL)中の調製物98a(100mg、0.39mmol)、カリウムメチルトリフルオロボラート(48mg、0.39mmol)およびCSCO(381mg、1.2mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(dppf)Cl.DCM(32mg、0.04mmol)を加えた。反応物を一晩120℃で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=15:1)による精製によって、白色固形物として40mg(54%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1214、191;Found、191。
【1338】
調製物98c:(6−メトキシ−5−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン、塩酸塩
【1339】
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
【1340】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物98bから42%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1317NO、204;Found、204。
【1341】
調製物98d:(6−メトキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタンアミン
【1342】
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
【1343】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物98cから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1319NO、206;Found、206。
【1344】
調製物98d:メチル3−({[(1S)−6−メトキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物99d:メチル3−([(1R)−6−メトキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1345】
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
【1346】
表題化合物のラセミ化合物を、調製物1eのための基本手順に従って調製物99cから43%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1921FN、345;Found、345。
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:OJ−H 5um 4.6250mm、移動相: CO:MeOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、40%収率の調製物99d(2.17分)および28%収率の調製物98d(3.10分)を得た。
【1347】
実施例98:3−({[(1S)−6−メトキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1348】
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
【1349】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物98dから63%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.70−1.77 (3H, m), 1.83−1.86 (1H, m), 2.03 (3H, s), 2.52−2.56 (1H, m), 2.63−2.67 (1H, m), 3.03−3.06 (1H, m), 3.40−3.45 (1H, m), 3.50−3.55 (1H, m), 3.74 (3H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.56 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.36 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1922、327;Found、327。
【1350】
実施例99:3−({[(1R)−6−メトキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1351】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
【1352】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物99dから93%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.70−1.77 (3H, m), 1.83−1.86 (1H, m), 2.03 (3H, s), 2.52−2.56 (1H, m), 2.63−2.67 (1H, m), 3.03−3.06 (1H, m), 3.40−3.45 (1H, m), 3.50−3.55 (1H, m), 3.74 (3H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.56 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.36 (1H, s)。[M+H] calc’d for C1922、327;Found、327。
【1353】
調製物100a:7−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
【1354】
【化406】
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【1355】
ジオキサン(30mL)中の7−ブロモ−4−クロマノン(2.0g、8.8mmol)の溶液に、2−メチルフェニルボロン酸(1.8g、13.2mmol)、Pd(PPh(0.5g、0.44mmol)およびNaCO(2.8g、26.4mmol)を加えた。混合物を、一晩窒素下において85℃で撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製し、オフホワイト固形物として2.1g(定量)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ2.29 (s, 3H), 2.85 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.59 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 6.94 (s, 1H), 7.00 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.19−7.32 (m, 4H), 7.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H)。[M+H] calc’d for C1614、239;Found、239。
【1356】
調製物100b:[7−(2−メチルフェニル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン[7−(2−メチルフェニル)−2H−クロメン−4−イル]メタンアミン、塩酸塩
【1357】
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
【1358】
表題化合物を、調製物3aのための基本手順に従って、調製物100aから47%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1717NO、252;Found、252。
【1359】
調製物100c:[7−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【1360】
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
【1361】
表題化合物を、調製物3eのための基本手順に従って調製物100bから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719NO、254;Found、254。
【1362】
調製物100d:メチル3−({[(4S)−7−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩;および
調製物101d:メチル3−([(4R)−7−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1363】
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
【1364】
表題化合物のラセミ化合物(440mg)を、調製物1eのための基本手順に従って調製物100cから25%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424、389;Found、389。
【1365】
キラルHPLC(カラム:Chiralcel:IC 5um、4.6250mm、移動相: Hex:EtOH=70:30、F:1.0mL/分、W:230nm、T:30℃)による分離によって、無色油としてそれぞれ、179mg(41%)の調製物100d(7.49分)および189mg(43%)の調製物101d(8.82分)を得た。
【1366】
実施例100:3−([(4S)−7−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1367】
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
【1368】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物100dから80%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.88−1.96 (m, 1H), 2.02−2.09 (m, 1H), 2.23 (s, 3H), 3.16−3.21 (m, 1H), 3.54−3.59 (m, 1H), 3.74−3.79 (m, 1H), 4.17−4.28 (m, 2H), 6.72 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.82 (dd, J = 7.6 Hz, 1.6 Hz, 1H), 7.16−7.17 (m, 1H), 7.20−7.28 (m, 3H), 7.37 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.45 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2322、375;Found、375。
【1369】
実施例101:3−({[(4R)−7−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1370】
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
【1371】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物101dから74%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.88−1.96 (m, 1H), 2.00−2.09 (m, 1H), 2.23 (s, 3H), 3.17−3.22 (m, 1H), 3.54−3.62 (m, 1H), 3.74−3.79 (m, 1H), 4.17−4.29 (m, 2H), 6.72 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.82 (dd, J = 7.6 Hz, 1.6 Hz, 1H), 7.15−7.17 (m, 1H), 7.20−7.29 (m, 3H), 7.37 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.45 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C2322、375;Found、375。
【1372】
調製物102a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1373】
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
【1374】
表題化合物を、調製物43aのための手順に従って、5−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸および調製物18dから80%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2226FNO、388;Found、388。
【1375】
調製物102b:[(4R)−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【1376】
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
【1377】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物102aから78%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718FNO、288;Found、288。
【1378】
調製物102c:メチル3−({[(4R)−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1379】
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
【1380】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物102bから56%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423FN、423;Found、423。
【1381】
実施例102:3−({[(4R)−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1382】
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
【1383】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物102cから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.94 (1H, m), 2.00−2.04 (1H, m), 3.15−3.19 (1H, m), 3.51−3.56 (1H, m), 3.72−3.76 (4H, m), 4.19−4.25 (2H, m), 6.91 (1H, s), 6.97 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.07−7.17 (3H, m), 7.35 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.59 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.86 (1H, d, J = 4.4 Hz), 8.44 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321FN、409;Found、409。
【1384】
調製物103a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(4−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1385】
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
【1386】
表題化合物を、調製物6eのための基本手順に従って,調製物6dおよび4−シアノ−N−メチルアニリンから47%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2429、392;found 392。
【1387】
調製物103b:4−{[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル](メチル)アミノ}ベンゾニトリル
【1388】
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
【1389】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物103aから95%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1921、292;Found、292。
【1390】
調製物103c:メチル3−({[(1R)−6−[(4−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1391】
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
【1392】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物103bから68%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2626、427;Found、427。
【1393】
実施例103:3−({[(1R)−6−[(4−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1394】
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
【1395】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物103cから48%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.62−1.87 (4H, m), 2.69−2.75 (2H, m), 3.05−3.11 (1H, m), 3.28 (3H, s), 3.45−3.51 (1H, m), 3.60−3.68 (1H, m), 6.74 (2H, d, J = 8.9 Hz), 6.98−7.03 (2H, m), 7.40 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.72 (1H, br s), 7.84 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.37 (1H, s), 13.37 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C2524、436;Found、413。
【1396】
調製物104a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(2,4−ジフルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1397】
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
【1398】
表題化合物を、調製物6eのための基本手順に従って,調製物18dおよび2,4−ジフルオロ−N−メチルアニリンから29%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2226、405;found 405。
【1399】
調製物104b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1400】
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
【1401】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物104aから78%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718O、305;Found、305。
【1402】
調製物104c:メチル3−({[(4R)−7−[(2,4−ジフルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1403】
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
【1404】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物104bから70%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C24213、440;Found、440。
【1405】
実施例104:3−({[(4R)−7−[(2,4−ジフルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1406】
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
【1407】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物104cから34%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.84−1.86 (1H, m), 1.93−1.95 (1H, m), 2.99−3.03 (1H, m), 3.14 (3H, s), 3.42−3.46 (1H, m), 3.58−3.62 (1H, m), 4.08−4.15 (2H, m), 6.00 (1H, d, J =2.4 Hz), 6.14 (1H, d, J =6.3 Hz), 7.07−7.16 (2H, m), 7.31−7.40 (2H, m), 7.55 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.82 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.38 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321、426;Found、426。
【1408】
調製物105a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1409】
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
【1410】
表題化合物を、調製物6eのための基本手順に従って,調製物18dおよび3−メチル−N−メチルアニリンから33%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2330、383;found 383。
【1411】
調製物105b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−メチル−N−(3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1412】
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
【1413】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物105aから93%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1822O、283;Found、283。
【1414】
調製物105c:3−({[(4R)−7−[メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1415】
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
【1416】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物105bから77%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2527、418;Found、418。
【1417】
実施例105:3−({[(4R)−7−[メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1418】
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
【1419】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物105cから39%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.86−1.87 (1H, m), 1.96−1.98 (1H, m), 2.25 (3H, s), 3.04−3.07 (1H, m), 3.18 (3H, s), 3.43−3.50 (1H, m), 3.64−3.69 (1H, m), 4.11−4.18 (2H, m), 6.33 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.46 (1H, d, J = 6.0 Hz), 6.76−6.83 (3H, m), 7.13−7.18 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.40 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2425、404;Found、404。
【1420】
調製物106a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−(ピロリジン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1421】
【化428】
[この文献は図面を表示できません]
【1422】
トルエン(10mL)中の調製物6d(200mg、0.59mmol)、ピロリジン(84mg、1.18mmol)、JohnPhos(27mg、0.09mmol)およびt−BuONa(57mg、0.59mmol)の懸濁液に、N下でPddba(55mg、0.06mmol)を加え、反応物を3時間還流させた。反応物を、濾過し、濃縮した。HPLCによる精製によって、黄色油として144mg(73%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2030、331;Found、331。
【1423】
調製物106b:[(1R)−6−(ピロリジン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1424】
【化429】
[この文献は図面を表示できません]
【1425】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物106aから95%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1522、231;Found、231。
【1426】
調製物106c:メチル3−([(1R)−6−(ピロリジン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1427】
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
【1428】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物106bから19%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227、366;Found、366。
【1429】
実施例106:3−([(1R)−6−(ピロリジン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1430】
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
【1431】
表題化合物を、実施例1のための基本手順に従って調製物106cから15%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.61−1.62 (1H, m), 1.74−1.78 (3H, m), 1.89−1.94 (4H, m), 2.63−2.66 (2H, m), 2.95−2.97 (1H, m), 3.14−3.20 (2H, m), 3.25−3.35 (2H, m), 3.38−3.49 (2H, m), 6.23 (1H, s), 6.34 (1H, d, J = 6.0 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.55−7.56 (1H, d, J = 4.5 Hz), 7.77−7.78 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.23 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2125、352;Found、352。
【1432】
調製物107a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1433】
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
【1434】
表題化合物を、調製物43aのための手順に従って、2−クロロ−5−メトキシフェニルボロン酸および調製物18dから68%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2226ClNO、404;Found、404。
【1435】
調製物107b:[(4R)−7−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【1436】
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
【1437】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物107aから79%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718ClNO、304;Found、304。
【1438】
調製物107c:メチル3−({[(4R)−7−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1439】
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
【1440】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物107bから48%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423ClN,439;Found、439。
【1441】
実施例107:3−({[(4R)−7−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1442】
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
【1443】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物107cから84%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.95 (1H, m), 2.02−2.06 (1H, m), 3.18−3.21 (1H, m), 3.53−3.59 (1H, m), 3.74−3.79 (4H, m), 4.19−4.28 (2H, m), 6.84 (1H, s), 6.90−6.97 (3H, m), 7.40−7.44 (2H, m), 7.60 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.87 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.47 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321ClN(425);Found、425。
【1444】
調製物108a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−(3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1445】
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
【1446】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って,調製物6dおよび3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジンから58%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2430、395;Found、395。
【1447】
調製物108b:[(1R)−6−(3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【1448】
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
【1449】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物108aから93%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1922O、295;Found、295。
【1450】
調製物108c:メチル3−({[(1R)−6−(3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1451】
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
【1452】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物108bから55%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2627、430;Found、430。
【1453】
実施例108:3−({[(1R)−6−(3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1454】
【化439】
[この文献は図面を表示できません]
【1455】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物108cから86%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.70 (1H, m), 1.79−1.85 (3H, m), 2.69−2.73 (2H, m), 3.08−3.11 (1H, m), 3.43−3.49 (1H, m), 3.58−3.65 (3H, m), 4.22 (2H, t, J = 4.0 Hz), 6.67−6.71 (2H, m), 6.76−6.81 (2H, m), 6.97−7.01 (2H, m), 7.31 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.84 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.37 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2525、416;Found、416。
【1456】
調製物109a:3,5−ジフルオロ−N−メチルアニリン
【1457】
【化440】
[この文献は図面を表示できません]
【1458】
HCOOH(15mL)中の3,5−ジフルオロアニリン(5.0g、38.7mmol)の溶液を、4時間加熱還流した。混合物を、氷水に注ぎ、0.5時間撹拌した。白色固形物を、濾過によって回収し、真空下で乾燥して、4.8g(79%)の粗製のN−(3,5−ジフルオロフェニル)ホルムアミドを得た。乾燥したTHF(50mL)中のLiAlH(3.0g、78.9mmol)の溶液に、乾燥したTHF(50mL)中のN−(3,5−ジフルオロフェニル)ホルムアミド(4.8g、30.6mmol)の溶液を加えた。混合物を、一晩撹拌し、その後、水(3.0mL)、水性の10%のNaOH(3.0mL)および水(9.0ml)の追加でクエンチした。反応混合物を、濾過し、EtOAcで抽出した。有機物を、乾燥し(NaSO)、濃縮し、薄い赤油として3.8g(86%)の表題化合物を得た。
【1459】
調製物109b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(3,5−ジフルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1460】
【化441】
[この文献は図面を表示できません]
【1461】
表題化合物を、調製物6eのための基本手順に従って調製物18dおよび調製物109aから74%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C22267、405;found 405。
【1462】
調製物109c:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1463】
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
【1464】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物109bから94%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718O、305;Found、305。
【1465】
調製物109d:3−({[(4R)−7−[(3,5−ジフルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1466】
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
【1467】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物109cから38%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423、440;Found、440。
【1468】
実施例109:3−({[(4R)−7−[(3,5−ジフルオロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1469】
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
【1470】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物109cから86%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.88−1.92 (1H, m), 1.98−2.05 (1H, m), 3.12−3.18 (1H, m), 3.21 (3H, s), 3.51−3.56 (1H, m), 3.71−3.75 (1H, m), 4.15−4.27 (2H, m), 6.34−6.37 (2H, m), 6.45−6.50 (1H, m), 6.63 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.71 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.35 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.57 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321、426;Found、426。
【1471】
調製物110a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(3−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1472】
【化445】
[この文献は図面を表示できません]
【1473】
表題化合物を、調製物6eのための基本手順に従って、調製物18dおよび3−クロロ−N−メチルアニリンから37%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227ClN、403;found 403。
【1474】
調製物110b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(3−クロロフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1475】
【化446】
[この文献は図面を表示できません]
【1476】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物110aから79%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719ClNO(303);Found、303。
【1477】
調製物110c:3−({[(4R)−7−[(3−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1478】
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
【1479】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物110bから50%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424ClN(438);Found、438。
【1480】
実施例110:3−({[(4R)−7−[(3−クロロフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1481】
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
【1482】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物110cから82%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.86−1.90 (1H, m), 1.98−2.02 (1H, m), 3.10−3.14 (1H, m), 3.21 (3H, s), 3.48−3.54 (1H, m), 3.68−3.73 (1H, m), 4.16−4.24 (2H, m), 6.52 (1H, s), 6.62−6.64 (1H, m), 6.79−6.85 (3H, m), 7.21 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.57 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2322ClN、424;Found、424。
【1483】
調製物111a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1484】
【化449】
[この文献は図面を表示できません]
【1485】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物18dおよびN,2−ジメチルアニリンから27%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2330、383;found 383。
【1486】
調製物111b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−メチル−N−(2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1487】
【化450】
[この文献は図面を表示できません]
【1488】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物111aから96%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1822O、283;Found、283。
【1489】
調製物111c:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1490】
【化451】
[この文献は図面を表示できません]
【1491】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物111bから11%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2527、418;Found、418。
【1492】
実施例111:3−({[(4R)−7−[メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1493】
【化452】
[この文献は図面を表示できません]
【1494】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物111cから58%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.83−1.93 (1H, m), 1.94−1.96 (1H, m), 2.07 (3H, m), 2.97−3.01 (1H, m), 3.11 (3H, s), 3.37−3.45 (1H, m), 3.58−3.62 (1H, m), 4.05−4.15 (2H, m), 5.84 (1H, s), 5.98−6.00 (1H, m), 7.04 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.09−7.11 (1H, m), 7.18−7.32 (3H, m), 7.56 (1H, t, J = 5.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.38 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2425、404;Found、404。
【1495】
調製物112a:4−フルオロ−3−メトキシ−N−メチルアニリン
【1496】
【化453】
[この文献は図面を表示できません]
【1497】
表題化合物を、調製物109aのための基本手順に従って、4−フルオロ−3−メトキシ−アニリンから75%の収率で調製した。調製物112b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1498】
【化454】
[この文献は図面を表示できません]
【1499】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って調製物18dおよび調製物112aから49%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2329FN、417;found 417。
【1500】
調製物112c:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1501】
【化455】
[この文献は図面を表示できません]
【1502】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物112bから94%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1821FN、317;Found、317.
【1503】
調製物112d:メチル3−({[(4R)−7−[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1504】
【化456】
[この文献は図面を表示できません]
【1505】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物112cから66%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526FN、450;Found、450。
【1506】
実施例112:3−({[(4R)−7−[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1507】
【化457】
[この文献は図面を表示できません]
【1508】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物112dから78%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.82−1.87 (1H, m), 1.91−2.00 (1H, m), 3.03−3.07 (1H, m), 3.18 (3H, s), 3.43−3.50 (1H, m), 3.61−3.68 (1H, m), 3.78 (3H, s), 4.08−4.18 (2H, m), 6.27 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.41 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.54−6.58 (1H, m), 6.82−6.85 (1H, m), 7.09−7.16 (2H, m), 7.56 (1H, d J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.39 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2424FN、438;Found、438。
【1509】
調製物113a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(オキサン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1510】
【化458】
[この文献は図面を表示できません]
【1511】
トルエン(10mL)中の調製物6d(400mg、1.18mmol)の溶液に、N−メチルオキサン−4−アミン(270mg、2.36mmol)、CSCO(770mg、2.36mmol)、BINAP(38mg、0.06mmol)およびPd(OAc)(14mg、0.06mmol)を加えた。混合物を、N下での100℃で一晩撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、HPLCによって精製し、黄色のゴム状物として70mg(15%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2234、375;Found、375。
【1512】
調製物113b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N−メチルオキサン−4−アミン
【1513】
【化459】
[この文献は図面を表示できません]
【1514】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物113aから99%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1726O、275;Found、275。
【1515】
調製物113c:メチル3−([(1R)−6−[メチル(オキサン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1516】
【化460】
[この文献は図面を表示できません]
【1517】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物113bから26%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2431、410;Found、410。
【1518】
実施例113:3−([(1R)−6−[メチル(オキサン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1519】
【化461】
[この文献は図面を表示できません]
【1520】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物113cから10%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.61−1.68 (3H, m), 1.83−2.06 (6H, m), 2.87−2.94 (2H, m), 3.25 (3H, s), 3.34−3.44 (2H, m), 3.62−3.65 (2H, m), 3.81−3.90 (1H, m), 4.01−4.06 (2H, m), 7.28−7.30 (2H, m), 7.51 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.89−7.91 (1H, m), 8.08 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.26 (1H, d, J = 1.8 Hz)。[M+H] calc’d for C2329、396;Found、396。
【1521】
調製物114a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1522】
【化462】
[この文献は図面を表示できません]
【1523】
表題化合物を、調製物6eのための基本手順に従って調製物6dおよび調製物112aから41%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2431FN、415;found 415。
【1524】
調製物114b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【1525】
【化463】
[この文献は図面を表示できません]
【1526】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物114aから85%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1923FNO、315;Found、315。
【1527】
調製物114c:メチル3−({[(1R)−6−[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1528】
【化464】
[この文献は図面を表示できません]
【1529】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物114bから62%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2628FN、450;Found、450。
【1530】
実施例114:3−({[(1R)−6−[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1531】
【化465】
[この文献は図面を表示できません]
【1532】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物114cから98%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.84 (4H, m), 2.64−2.68 (2H, m), 3.03−3.06 (1H, m), 3.21 (3H, s), 3.38−3.45 (1H, m), 3.54−3.58 (1H, m), 3.76 (3H, s), 6.46−6.50 (1H, m), 6.70−6.78 (3H, m), 7.06−7.11 (1H, m), 7.20 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.56 (1H, t, J = 5.2 Hz), 7.82 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.34 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2526FN、436;Found、436。
【1533】
調製物115a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(3−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1534】
【化466】
[この文献は図面を表示できません]
【1535】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物6eおよび3−シアノ−N−メチルアニリンから36%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2429、392;found 392。
【1536】
調製物115b:3−{[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル](メチル)アミノ}ベンゾニトリル
【1537】
【化467】
[この文献は図面を表示できません]
【1538】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物115aから97%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1921、292;Found、292。
【1539】
調製物115c:メチル3−({[(1R)−6−[(3−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1540】
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
【1541】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物115bから69%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2626、427;Found、427。
【1542】
実施例115:3−({[(1R)−6−[(3−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1543】
【化469】
[この文献は図面を表示できません]
【1544】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物115cから76%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.66−1.87 (4H, m), 2.72−2.74 (2H, m), 3.11−3.17 (1H, m), 3.25 (3H, s), 3.51−3.53 (1H, m), 3.62−3.65 (1H, m), 6.95−6.96 (2H, m), 7.02−7.04 (1H, m), 7.12−7.16 (2H, m), 7.32−7.37 (2H, m), 7.77 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.91 (1H, t, J = 5.6 Hz), 8.42 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2524、413;Found、413。
【1545】
調製物116a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1546】
【化470】
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【1547】
表題化合物を、調製物43aのための手順に従って、2−メトキシフェニルボロン酸および調製物18dから83%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2227NO、370;Found、370。
【1548】
調製物116b:[(4R)−7−(2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【1549】
【化471】
[この文献は図面を表示できません]
【1550】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物116aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1719NO、270;Found、270。
【1551】
調製物116c:メチル3−({[(4R)−7−(2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1552】
【化472】
[この文献は図面を表示できません]
【1553】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物116bから57%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2424、405;Found、405。
【1554】
実施例116:3−({[(4R)−7−(2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1555】
【化473】
[この文献は図面を表示できません]
【1556】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物116cから75%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90−1.93 (1H, m), 2.00−2.05 (1H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.51−3.57 (1H, m), 3.72−3.76 (4H, m), 4.17−4.26 (2H, m), 6.87 (1H, s), 6.94−7.02 (2H, m), 7.09 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.24−7.26 (1H, m), 7.30−7.35 (2H, m), 7.58 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.86 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.45 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2322、391;Found、391。
【1557】
調製物117a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(3−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1558】
【化474】
[この文献は図面を表示できません]
【1559】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物18dおよび3−シアノ−N−メチルアニリンから55%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2327、394;Found、394。
【1560】
調製物117b:3−{[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル](メチル)アミノ}ベンゾニトリル
【1561】
【化475】
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【1562】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物117aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819O、294;Found、294。
【1563】
調製物117c:メチル3−({[(4R)−7−[(3−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1564】
【化476】
[この文献は図面を表示できません]
【1565】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物117bから56%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2524、429;Found、429。
【1566】
実施例117:3−({[(4R)−7−[(3−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1567】
【化477】
[この文献は図面を表示できません]
【1568】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物117cから85%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.88−1.98 (1H, m), 1.99−2.03 (1H, m), 3.11−3.15 (1H, m), 3.26 (3H, s), 3.49−3.54 (1H, m), 3.69−3.74 (1H, m), 4.15−4.25 (2H, m), 6.57 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.65−6.68 (1H, m), 7.09−7.12 (1H, m), 7.18−7.20 (2H, m), 7.32−7.38 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.41 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2422、415;Found、415。
【1569】
調製物118a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1570】
【化478】
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【1571】
表題化合物を、調製物43aのための手順に従って、4−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸および調製物18dから60%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2226FNO、388;Found、388。[M+H] calc’d for C2226FNO、388;Found、388。
【1572】
調製物118b:[(4R)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【1573】
【化479】
[この文献は図面を表示できません]
【1574】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物118aから95%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1718FN、288;Found、288。
【1575】
調製物118c:メチル3−({[(4R)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1576】
【化480】
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【1577】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物118bから63%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2423FN、423;Found、423。
【1578】
実施例118:3−({[(4R)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1579】
【化481】
[この文献は図面を表示できません]
【1580】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物118cから67%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.91−2.03 (2H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.51−3.60 (1H, m), 3.72−3.77 (4H, m), 4.16−4.24 (2H, m), 6.80−6.85 (2H, m), 6.92 (1H, dd, J = 1.6, 7.8 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 2.4, 11.2 Hz), 7.25−7.29 (1H, m), 3.34 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.87 (1H, d , J = 5.2 Hz), 8.45 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2321FN、409;Found、409。
【1581】
調製物119a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(4−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1582】
【化482】
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【1583】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物18dおよび4−シアノ−N−メチルアニリンから57%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2327、394;Found、394。
【1584】
調製物119b:4−{[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル](メチル)アミノ}ベンゾニトリル
【1585】
【化483】
[この文献は図面を表示できません]
【1586】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物119aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819O、294;Found、294。
【1587】
調製物119c:メチル3−({[(4R)−7−[(4−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1588】
【化484】
[この文献は図面を表示できません]
【1589】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物119bから50%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2524、429;Found、429。
【1590】
実施例119:3−({[(4R)−7−[(4−シアノフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1591】
【化485】
[この文献は図面を表示できません]
【1592】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物119cから88%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.92−1.94 (1H, m), 2.01−2.04 (1H, m), 3.15−3.18 (1H, m), 3.27 (3H, s), 3.52−3.57 (1H, m), 3.72−3.76 (1H, m), 4.19−4.25 (2H, m), 6.67 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.73−6.79 (3H, m), 7.39 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.54−7.59 (3H, m), 7.86 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.43 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2422、415;Found、415。
【1593】
調製物120a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1594】
【化486】
[この文献は図面を表示できません]
【1595】
トルエン(10mL)中の調製物6d(0.5g、1.47mmol)の溶液に、N−(シクロプロピルメチル)−N−メチルアミン塩酸塩(0.36g、2.94mmol)、Pd(dba)(28mg、0.029mmol)、キサントホス(51mg、0.088mmol)およびCSCO(2.4g、7.35mmol)を加えた。混合物を、4時間130℃で密封管中で加熱した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=9:1から4:1)によって精製し、赤油として48mg(9%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2132、345;Found、345。
【1596】
調製物120b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【1597】
【化487】
[この文献は図面を表示できません]
【1598】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物120aから90%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1624、245;Found、245。
【1599】
調製物120c:メチル3−({[(1R)−6−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1600】
【化488】
[この文献は図面を表示できません]
【1601】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物120bから38%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2329、380;Found、380。
【1602】
実施例120:3−({[(1R)−6−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1603】
【化489】
[この文献は図面を表示できません]
【1604】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物120cから50%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.33−0.37 (2H, m), 0.60−0.65 (2H, m), 0.81−0.88 (1H, m), 1.80−1.87 (1H, m), 1.91−2.05 (3H, m), 2.83−2.98 (2H, m), 3.26 (3H, s),3.30−3.32 (1H, m), 3.46 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.59−3.68 (2H, m), 7.36−7.40 (2H, m), 7.53 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.94 (1H, s) 8.19 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.36 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2227、366;Found、366。
【1605】
調製物121a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(6−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1606】
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
【1607】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物6dおよび6−メトキシ−N−メチルピリジン−2−アミンから58%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2331、398;Found、398。
【1608】
調製物121b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−6−メトキシ−N−メチルピリジン−2−アミン
【1609】
【化491】
[この文献は図面を表示できません]
【1610】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物121aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1823O、298;Found、298。
【1611】
調製物121c:メチル3−({[(1R)−6−[(6−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1612】
【化492】
[この文献は図面を表示できません]
【1613】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物121bから28%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2528、433;Found、433。
【1614】
実施例121:3−({[(1R)−6−[(6−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1615】
【化493】
[この文献は図面を表示できません]
【1616】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物121cから50%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.87 (4H, m), 2.70−2.74 (2H, m), 3.07−3.09 (1H, m), 3.34−3.36 (4H, m), 3.55−3.61 (1H, m), 3.80 (3H, s), 5.99−6.06 (2H, m), 7.03−7.07 (2H, m), 7.30−7.38 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.82 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.54 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2426、419;Found、419。
【1617】
調製物122a:メチル3−({[(1R)−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1618】
【化494】
[この文献は図面を表示できません]
【1619】
トルエン(50mL)中の調製物6c(3.2g、13.39mmol)の溶液に、メチル3−ブロモ−イソニコチナート(3.47g、16.07mmol)、CSCO(8.73g、26.78mmol)、キサントホス(462mg、0.8mmol)およびPd(dba)(250mg、0.27mmol)を加えた。混合物を、窒素下での120℃で一晩撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、分取HPLCによって精製し、黄色のゴム状物として2.53g(50%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for alc’d for C1819BrN、375、377;Found、375、377。
【1620】
実施例122:3−([(1R)−6−[メチル(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1621】
【化495】
[この文献は図面を表示できません]
【1622】
トルエン(10mL)中の調製物122a(550mg、1.47mmol)の溶液に、N,5−ジメチルピリジン−2−アミン(178mg、1.47mmol)、t−BuONa(282mg、2.94mmol)、JohnPhos(66mg、0.22mmol)およびPd(dba)(138mg、0.15mmol)を加えた。混合物を、窒素下での110℃で一晩撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、分取HPLCによって精製し、黄色固形物 として101mg(16%)を得た。(エステルの加水分解が、この反応の間に生じた。) H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.64−1.70 (1H, m), 1.77−1.86 (3H, m), 2.10 (3H, s), 2.70−2.72 (2H, m), 3.07−3.11 (1H, m), 3.31 (3H, s), 3.40−3.48 (1H, m), 3.57−3.63 (1H, m), 6.45 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.97 (1H, s), 7.00 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.23 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.32 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.55 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.81 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.96 (1H, s), 8.33 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2426、403;Found、403。
【1623】
調製物123a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1624】
【化496】
[この文献は図面を表示できません]
【1625】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物6dおよびN,6−ジメチルピリジン−2−アミンから30%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2331、382;Found、382。
【1626】
調製物123b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N,6−ジメチルピリジン−2−アミン
【1627】
【化497】
[この文献は図面を表示できません]
【1628】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物123aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1823、282;Found、282。
【1629】
調製物123c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1630】
【化498】
[この文献は図面を表示できません]
【1631】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物123bから56%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2528、417;Found、417。
【1632】
実施例123:3−({[(1R)−6−[メチル(6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1633】
【化499】
[この文献は図面を表示できません]
【1634】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物123cから35%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.70 (1H, m), 1.82−1.84 (3H, m), 2.34 (3H, s), 2.70−2.74 (2H, m), 3.07−3.09 (1H, m), 3.34−3.36 (4H, m), 3.53−3.58 (1H, m), 6.27 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.49 (1H, d, J = 7.2 Hz), 6.99−7.02 (2H, m), 7.27 (1H, dd, J = 7.2, 8.0 Hz), 7.36 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.60 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.20 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2426、403;Found、403。
【1635】
調製物124a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(2−シアノフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1636】
【化500】
[この文献は図面を表示できません]
【1637】
表題化合物を、調製物43aのために概説された基本手順に従って、調製物18dおよび2−シアノフェニルボロン酸から29%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2224、365;Found、365。
【1638】
調製物124b:2−[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]ベンゾニトリル
【1639】
【化501】
[この文献は図面を表示できません]
【1640】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物124aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1716O、265;Found、265。
【1641】
調製物124c:メチル3−([(4R)−7−(2−シアノフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1642】
【化502】
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【1643】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物124bから24%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2421、400;Found、400。
【1644】
実施例124:3−([(4R)−7−(2−シアノフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1645】
【化503】
[この文献は図面を表示できません]
【1646】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物124cから54%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.92−2.06 (2H, m), 3.21−3.26 (1H, m), 3.54−3.60 (1H, m), 3.76−3.81 (1H, m), 4.21−4.28 (2H, m), 6.99 (1H, d, J = 1.6 Hz), 7.06−7.09 (1H, m), 7.50 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.55−7.61 (3H, m), 7.75−7.79 (1H, m), 7.87 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.93 (1H, d, J = 6.4 Hz), 8.47 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2319、386;Found、386。
【1647】
調製物125a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1648】
【化504】
[この文献は図面を表示できません]
【1649】
表題化合物を、調製物9aのための基本手順に従って、調製物6dおよびN,1−ジメチル−1H−ピラゾル−3−アミンから62%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2130、371;Found、371。
【1650】
調製物125b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N,1−ジメチル−1H−ピラゾル−3−アミン
【1651】
【化505】
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【1652】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物125aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C1622、271;Found、271。
【1653】
調製物125c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1654】
【化506】
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【1655】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物125bから24%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2327、406;Found、406。
【1656】
実施例125:3−({[(1R)−6−[メチル(1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1657】
【化507】
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【1658】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物125cから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.62−1.82 (4H, m), 2.64−2.71 (2H, m), 3.00−3.05 (1H, m), 3.22 (3H, s), 3.37−3.44 (1H, m), 3.52−3.58 (1H, m), 3.72 (3H, s), 5.81 (1H, s), 6.81 (1H, s), 6.90 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.17 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.51 (1H, s), 7.57 (1H, br s), 7.83 (1H, br s), 8.35 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C2225、392;Found、392。
【1659】
調製物126a:N−メチル−4−[2−(トリメチルシリル)エチニル]アニリン
【1660】
【化508】
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【1661】
TEA(20mL)中の4−ブロモ−N−メチルアニリン(500mg、2.7mmol)、トリメチルシリルアセチレン(527mg、5.4mmol)、CuI(92mg、0.5mmol)およびPPh(233mg、0.9mmol)の懸濁液に、N下での室温でPdCl(PPh)2(94mg、0.1mmol)を加えた。反応物を一晩還流で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20:1)によって精製し、黄色油として200mg(37%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1217NSi(204);Found、204。
【1662】
調製物126b:メチル3−({[(4R)−7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1663】
【化509】
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表題化合物を、調製物122aのために概説された基本手順に従って、調製物18cおよびメチル3−ブロモ−イソニコチナートから調製した。[M+H] calc’d for C1717BrN、377、379;Found、377、379。
【1664】
調製物126c:メチル3−({[(4R)−7−[メチル({4−[2−(トリメチルシリル)エチニル]フェニル})アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1665】
【化510】
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【1666】
トルエン(10mL)中の調製物126b(100mg、0.27mmol)、N−メチル−4−[2−(トリメチルシリル)−エチニル]アニリン、キサントホス(23mg、0.04mmol)およびCSCO(123mg、0.38mmol)の懸濁液に、N下での室温でPddba(12mg、0.01mmol)を加えた。反応物を一晩110℃で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製し、黄色油として30mg(23%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2933Si(500);Found、500。
【1667】
調製物126d:メチル3−({[(4R)−7−[(4−エチニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1668】
【化511】
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【1669】
THF(5mL)中の調製物126c(50mg、0.10mmol)の溶液に、TBAF(0.20mL、THF中に1.0M、0.20mmol)を加え、反応物を1時間室温で撹拌した。溶液を、濃縮し、真空下で乾燥した。この物質を、精製なしで直接次の工程に使用した。[M+H] calc’d for C2625、428;Found、428。
【1670】
実施例126:3−([(4R)−7−[(4−エチニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1671】
【化512】
[この文献は図面を表示できません]
【1672】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物126dから49%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.83−1.88 (1H, m), 1.94−2.03 (1H, m), 3.09−3.12 (1H, m), 3.19 (3H, s), 3.49−3.51 (1H, m), 3.67−3.72 (1H, m), 3.94 (1H, s), 4.17−4.21 (2H, m), 6.55 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.63 (1H, dd, J = 1.8, 8.1 Hz), 6.80 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.28−7.31(3H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.40 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2523、414;Found、414。
【1673】
調製物127a:N−メチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−アミン
【1674】
【化513】
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【1675】
1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−アミン(300mg、2.2mmol)を、HCOOH(10mL)に加え、反応物を一晩還流で撹拌した。反応物を、濃縮し、飽和したNaCOでpH=8に塩基化し、EtOAcで抽出した。有機物を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色油として250mg(69%)のN−(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドを得た。
【1676】
THF(20mL)中のN−(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドの溶液に、0℃でLAH(1.9mL、THF中に2.4M、4.6mmol)を加えた。反応物を2時間室温で撹拌した。溶液を、水(0.5mL)およびEtOAc(30mL)で希釈し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、黄色油として220mg(96%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C11NO、150;Found、150。
【1677】
調製物127b:メチル3−({[(4R)−7−[(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1678】
【化514】
[この文献は図面を表示できません]
【1679】
表題化合物を、調製物126cのために概説された基本手順に従って、調製物126bおよびN−メチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−アミンから40%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2627、446;Found、446。
【1680】
実施例127:3−([(4R)−7−[(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1681】
【化515】
[この文献は図面を表示できません]
【1682】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物127bから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84−1.87 (1H, m), 1.96−1.99 (1H, m), 3.04−3.08 (1H, m), 3.19 (3H, s), 3.44−3.50 (1H, m), 3.64−3.69 (1H, m), 4.10−4.18 (2H, m), 4.95 (4H, s), 6.32 (1H, d, J = 2.8 Hz), 6.45 (1H, dd, J = 2.4, 8.4 Hz), 6.91−6.97 (2H, m), 7.16−7.22 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.40 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2525、432;Found、432。
【1683】
調製物128a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−{メチル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1684】
【化516】
[この文献は図面を表示できません]
【1685】
表題化合物を、調製物9aのために概説された基本手順に従って、調製物18dおよびN−メチル−4−(トリフルオロメチル)アニリンから23%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2327、437;Found、437。
【1686】
調製物128b:(4R)−4−(アミノメチル)−N−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1687】
【化517】
[この文献は図面を表示できません]
【1688】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物128aから95%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1819O、337;Found、337。
【1689】
調製物128c:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1690】
【化518】
[この文献は図面を表示できません]
【1691】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物128bから60%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2524、472;Found、472。
【1692】
調製物128:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1693】
【化519】
[この文献は図面を表示できません]
【1694】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物128cから16%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.88−1.92 (1H, m), 1.96−2.05 (1H, m), 3.13−3.18 (1H, m), 3.37 (3H, s), 3.51−3.56 (1H, m), 3.71−3.76 (1H, m), 4.15−4.27 (2H, m), 6.64 (1H, s), 6.71−6.74 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.37−7.34 (1H, m), 7.48 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.58 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.43 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2422、458;Found、458。
【1695】
調製物129a:N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アニリン
【1696】
【化520】
[この文献は図面を表示できません]
【1697】
DCM(50mL)中のアニリン(10.0g、107mmol)の溶液に、TFAA(24.8g、118mmol)およびTEA(22mL、160mmol)を加えた。
混合物を、2時間室温で撹拌した。反応物を、水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、白色固形物として17.7g(87%)の2,2,2−トリフルオロ−N−フェニルアセトアミドを得た。
【1698】
THF(10mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−フェニルアセトアミド(5.0g、26mmol)の溶液に、THF(130mL、130mmol、1.0M)中のBHを加えた。結果として生じた混合物を、一晩還流させた。混合物を、水とメタノールでクエンチし、濃縮して、ほとんどのTHFを除去し、EtOAcで抽出した。有機物を、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、無色油として4.17g(92%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ3.71−3.75 (2H, m), 6.66 (2H, d, J = 8.0 Hz), 6.79 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.20 (2H, t, J = 8.0 Hz)。
【1699】
調製物129b:メチル3−[({7−[フェニル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸塩
【1700】
【化521】
[この文献は図面を表示できません]
【1701】
表題化合物を、調製物15aのための基本手順に従って、調製物14cおよび調製物129aから4%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2526、472;Found、472。
【1702】
実施例129:3−[({7−[フェニル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【1703】
【化522】
[この文献は図面を表示できません]
【1704】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物129bから44%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ1.90−1.95 (1H, m), 2.05−2.11 (1H, m), 3.08−3.12 (1H, m), 3.43−3.48 (1H, m), 3.58−3.63 (1H, m), 4.06−4.14 (1H, m), 4.24−4.30 (1H, m), 5.24 (2H, t, J = 4.6 Hz), 6.29 (1H, d, J = 3.2 Hz), 6.36 (1H, d, J = 6.0 Hz), 6.92−6.98 (3H, m), 7.04 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.18−7.22 (2H, m), 7.80−7.82 (1H, m), 8.03−8.05 (1H, m), 8.23 (1H, d, J = 2.0 Hz)。[M+H] calc’d for C2422、458;Found、458。
【1705】
調製物130a:tert−ブチルN−({7−[ベンジル(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル}メチル)カルバミン酸塩
【1706】
【化523】
[この文献は図面を表示できません]
【1707】
トルエン(10mL)中のtert−ブチルN−[(7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)メチル]カルバミン酸塩の溶液に、N−メチル−ベンジルアミン(212mg、1.75mmol)、CSCO(950mg、2.92mmol)、BINAP(44mg、0.07mmol)およびPd(OAc)(16mg、0.07mmol)を加えた。混合物を、窒素下での100℃で一晩撹拌した。混合物を、濾過し、濃縮し、残留物を、分取HPLCによって精製し、無色のゴム状物として362mg(65%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2330、383;Found、383。
【1708】
調製物130b:4−(アミノメチル)−N−ベンジル−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1709】
【化524】
[この文献は図面を表示できません]
【1710】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物130aから97%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C1822O、283;Found、283。
【1711】
調製物130c:メチル3−([(1R)−6−[ベンジル(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1712】
【化525】
[この文献は図面を表示できません]
【1713】
表題化合物を、調製物1eのための基本手順に従って、調製物130bから4%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2527、418;Found、418。
【1714】
実施例130:3−([(1R)−6−[ベンジル(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1715】
【化526】
[この文献は図面を表示できません]
【1716】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物130cから76%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ1.84−1.93 (1H, m), 2.00−2.09 (1H, m), 3.04 (3H, s), 3.10−3.15 (1H, m), 3.44−3.50 (1H, m), 3.57−3.62 (1H, m), 4.08−4.18 (2H, m), 4.51 (2H, s), 6.47 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.53 (1H, d, J = 6.0 Hz), 7.12−7.14 (3H, m), 7.20−7.22 (3H, m), 7.84 (1H, s), 8.15 (1H, d, J = 4.4 Hz), 8.29 (1H,m)。[M+H] calc’d for C2425、404;Found、404。
【1717】
調製物131a:N−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミン
【1718】
【化527】
[この文献は図面を表示できません]
【1719】
表題化合物を、調製物127aのために概説された基本手順に従って、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミンから16%の全収率で調製した。[M+H] calc’d for C1013N、148;Found、148。
【1720】
調製物131b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1721】
【化528】
[この文献は図面を表示できません]
【1722】
表題化合物を、調製物6eのために概説された基本手順に従って、調製物18dおよび調製物131aから73%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2532、409;Found、409。
【1723】
調製物131c:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1724】
【化529】
[この文献は図面を表示できません]
【1725】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物131bから98%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2024O、309;Found、309。
【1726】
調製物131d:メチル3−({[(4R)−7−[(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1727】
【化530】
[この文献は図面を表示できません]
【1728】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物131cから51%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2729、444;Found、444。
【1729】
実施例131:3−({[(4R)−7−[(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1730】
【化531】
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【1731】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物131dから24%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84−1.85 (1H, m), 1.95−2.05 (3H, m), 2.79−2.83 (4H, m), 3.03−3.05 (1H, m), 3.15 (3H, s), 3.43−3.48 (1H, m), 3.62−3.66 (1H, m), 4.09−4.16 (2H, m), 6.20 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.35 (1H, d, J = 6.0 Hz), 6.81 (1H, d, J = 6.0 Hz), 6.94 (1H, s), 7.09−7.16 (2H, m), 7.59 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.40 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2627、430;Found、430。
【1732】
調製物132a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバミン酸塩
【1733】
【化532】
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【1734】
表題化合物を、調製物9aのために概説された基本手順に従って、調製物18dおよび調製物127aから48%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2532、409;Found、409。
【1735】
調製物132b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N−メチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−アミン
【1736】
【化533】
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【1737】
表題化合物を、調製物43bのための手順に従って、調製物132aから定量的収率で調製した。[M+H] calc’d for C2024O、309;Found、309。
【1738】
調製物132c:メチル3−({[(1R)−6−[(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1739】
【化534】
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【1740】
表題化合物を、調製物4dのための手順に従って、調製物132bから60%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2729、444;Found、444。
【1741】
実施例132:3−({[(1R)−6−[(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1742】
【化535】
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【1743】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物132cから84%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.84 (4H, m), 2.64−2.68 (2H, m), 3.03−3.06 (1H, m), 3.21 (3H, s), 3.40−3.46 (1H, m), 3.55−3.60 (1H, m), 4.93 (4H, s), 6.74−6.78 (2H, m), 6.84−6.89 (2H, m), 7.15−7.23 (2H, m), 7.56 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.34 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2627、430;Found、430。
【1744】
調製物133a:メチル3−({[(1R)−6−[シクロペンチル(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1745】
【化536】
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【1746】
トルエン(20mL)中の調製物14a(300mg、0.80mmol)、N−メチルシクロペンタンアミン(87mg、0.88mmol)、キサントホス(69mg、0.12mmol)およびCSCO(365mg、1.12mmol)の懸濁液に、N下での室温でPddba(37mg、0.04mmol)を加えた。反応物を一晩110℃で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製し、黄色油として20mg(6%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C2329FN、396;Found、396。
【1747】
実施例133:3−({[(1R)−6−[シクロペンチル(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1748】
【化537】
[この文献は図面を表示できません]
【1749】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物133aから48%の収率で調製した。H NMR(300MHz、CDOD):δ1.32−1.34 (2H, m), 1.68−1.72 (3H, m), 1.84−1.87 (3H, m), 2.06−2.11 (1H, m), 2.20−2.22 (1H, m), 3.28 (3H, s), 3.34−3.40 (1H, m), 3.66−3.71 (1H, m), 3.79−3.84 (1H, m), 4.16−4.19 (1H, m), 4.33−4.38 (2H, m), 7.16−7.18 (2H, m), 7.76 (1H, d, J = 5.7 Hz), 8.02 (1H, d, J = 4.2 Hz), 8.32 (1H, d, J = 4.2 Hz), 8.50 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2227FN、382;Found、382。
【1750】
調製物134a:4−シクロプロピル−N−メチルアニリン
【1751】
【化538】
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【1752】
トルエン(20mL)およびHO(1mL)中の4−ブロモ−N−メチルアニリン(500mg、2.69mmol)、シクロプロピルボロン酸(462mg、5.38mmol)、(シクロヘキシル)HBF(99mg、0.27mmol)およびKPO(2.0g、9.4mmol)の懸濁液に、N下での室温でPd(OAc)(36mg、0.16mmol)を加えた。反応物を一晩還流で撹拌した。反応物を、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製し、赤油として268mg(68%)の表題化合物を得た。[M+H] calc’d for C1023N、148;Found、148。
【1753】
調製物134b:メチル3−({[(4R)−7−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸塩
【1754】
【化539】
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【1755】
表題化合物を、調製物126cのために概説される基本手順に従って、調製物126bおよび4−シクロプロピル−N−メチルアニリンから4%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C2729、444;Found、444。
【1756】
実施例134:3−({[(4R)−7−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1757】
【化540】
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【1758】
表題化合物を、実施例1のための手順に従って、調製物134bから28%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.60−0.63 (2H, m), 0.88−0.92 (2H, m), 1.85−1.89 (3H, m), 3.03−3.05 (1H, m), 3.19 (3H, s), 3.45−3.48 (1H, m), 3.62−3.66 (1H, m), 4.10−4.16 (2H, m), 6.24 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.24−6.39 (1H, m), 6.93−7.03 (4H, m), 7.12 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.56 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.38 (1H, s)。[M+H] calc’d for C2627、430;Found、430。
【1759】
調製物135a:N−メチル−1−ベンゾフラン−6−アミン
【1760】
【化541】
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【1761】
DMF(10mL)中の、6−ブロモ−1−ベンゾフラン(1.0g、5.1mmol)、メチルアミン(2N、25mL、50mmol)、CuI(1.16g、6.1mmol)、及びKOAc(1.25g、12.7mmol)の混合物を、密封管の中、窒素下で、100℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、水性水酸化アンモニウムで希釈し、EtOAcで抽出した。有機質層を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、黄色油として250mg(33%)の表題化合物を得た。[M+H]Calc’d for CNO,148;Found,148。
【1762】
調製物135b:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(1−ベンゾフラン−6−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1763】
【化542】
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【1764】
表題化合物を、調製物6eについて概説される基本手順に従い、調製物6dと調製物135aから、61%の収率で調製した。[M+H]Calc’d for C2530O,407;Found,407。
【1765】
調製物135c:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N−メチル−1−ベンゾフラン−6−アミン
【1766】
【化543】
[この文献は図面を表示できません]
【1767】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物135bから95%の収率で調製した。[M+H]Calc’d for C2022O,307;Found,307。
【1768】
調製物135d:メチル3−({[(1R)−6−[(1−ベンゾフラン−6−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1769】
【化544】
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【1770】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物135cから50%の収率で調製した。[M+H]Calc’d for C2727,442;Found, 442。
【1771】
実施例135:3−({[(1R)−6−[(1−ベンゾフラン−6−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1772】
【化545】
[この文献は図面を表示できません]
【1773】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物135dから43%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ1.73−1.96(4H、m)、2.69−2.76(2H、m)、3.11−3.16(1H、m)、3.28(3H、s)、3.36−3.60(2H、m)、6.10(1H、s)、6.73−6.79(3H、m)、6.90(1H、d、J=8.4Hz)、7.08(1H、s)、7.16(1H、d、J=8.2Hz)、7.42(1H、d、J=8.4Hz)、7.62(1H、s)、7.78−7.83(2H、m)、8.15(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2626, 428;Found, 428。
【1774】
調製物136a:N−メチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
【1775】
【化546】
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【1776】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、1−ベンゾフラン−5−アミンから、76%の全収率で調製した。[M+H]Calc’d for CNO,148;Found,148。
【1777】
調製物136b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(1−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【1778】
【化547】
[この文献は図面を表示できません]
【1779】
表題化合物を、調製物6eについて概説される基本手順に従い、調製物18dと調製物136aから、14%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2428, 409;Found, 409。
【1780】
調製物136c:(4R)−4−(アミノメチル)−N−(1−ベンゾフラン−5−イル)−N−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−アミン
【1781】
【化548】
[この文献は図面を表示できません]
【1782】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物136bから75%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1920, 309;Found,309。
【1783】
調製物136d:メチル3−({[(4R)−7−[(1−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1784】
【化549】
[この文献は図面を表示できません]
【1785】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物136cから53%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2625, 444;Found,444。
【1786】
実施例136:3−({[(4R)−7−[(1−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1787】
【化550】
[この文献は図面を表示できません]
【1788】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物136dから50%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD−d):δ1.83−1.88(1H、m)、1.99−2.09(1H、m)、3.03−3.06(1H、m)、3.14(3H、s)、3.41−3.47(1H、m)、3.55−3.60(1H、m)、4.02−4.14(2H、m)、6.10(1H、s)、6.17(1H、d、J=5.6Hz)、6.69(1H、s)、6.90−6.95(2H、m)、7.25(1H、s)、7.34(1H、d、J=8.4Hz)、7.63(1H、s)、7.81(1H、s)、8.13(1H、d、J=5.6Hz)、8.22(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2523, 430;Found, 430。
【1789】
調製物137a:メチル3−({[(1R)−6−[(1−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1790】
【化551】
[この文献は図面を表示できません]
【1791】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと調製物136aから、15%の収率で調製した。[M+H]Calc’d for C2727,442;Found, 442。
【1792】
実施例137:3−({[(1R)−6−[(1−ベンゾフラン−5−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1793】
【化552】
[この文献は図面を表示できません]
【1794】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物137aから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.76−1.79(1H、m)、1.86−2.06(3H、m)、2.70−2.75(2H、m)、3.13−3.17(1H、m)、3.28(3H、s)、3.51−3.63(2H、m)、6.60(2H、s)、6.80(1H、s)、7.02−7.09(2H、m)、7.33(1H、s)と7.44(1H、d、J=8.4Hz)、7.90(1H、s)、7.75(1H、s)、8.18(1H、d、J=2.0Hz)、8.26(1H、s).[M+H] Calc’d for C2625, 428;Found, 428。
【1795】
調製物138a:メチル3−({[(4R)−7−(2−ヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1796】
【化553】
[この文献は図面を表示できません]
【1797】
DMF(5mL)中の調製物126b(180mg、0.48mmol)の溶液に、2−ヒドロキシフェニルボロン酸(80mg、0.57mmol)、KCO(133mg、0.96mmol)、及びPd(PPh(58mg、0.05mmol)を加えた。混合物を窒素下で、105℃で4時間撹拌した。混合物を冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機物をとブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、黄色固形物として147mg(79%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2322, 391;Found,391。
【1798】
実施例138:3−({[(4R)−7−(2−ヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1799】
【化554】
[この文献は図面を表示できません]
【1800】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物138aから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.92−1.93(1H、m)、1.98−2.03(1H、m)、3.14−3.17(1H、m)、3.50−3.56(1H、m)、3.71−3.75(1H、m)、4.17−4.23(2H、m)、6.82−7.22(6H、m)、7.31(1H、d、J=8.0Hz)、7.57(1H、d、J=4.8Hz)、7.85(1H、d、J=5.2Hz)、8.44(1H、s)、9.44(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2220, 377;Found,377。
【1801】
調製物139a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−(メチルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1802】
【化555】
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【1803】
調製物6d(300mg、0.88mmol)、CuI(201mg、1.06mmol)、KOAc(216mg、2.2mmol)、及びCuOAc(176mg、0.88mmol)を、マイクロウェーブ管の中のDMF(3mL)において組み合わせた。メチルアミン(0.7mL、水中で40%、8.8mmol)を加え、反応物をマイクロウェーブの中、100℃で2時間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、水とブラインで洗浄し、乾燥して(MgSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(20%−80% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、黄色油として186mg(73%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1726, 291;Found,291。
【1804】
調製物139b:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(2−メチル−1,3−チアゾル−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1805】
【化556】
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【1806】
トルエン(20mL)中の、調製物139a(200mg、0.69mmol)、4−ブロモ−2−メチル−1,3−チアゾール(184mg、1.03mmol)、キサントホス(60mg、0.10mmol)、及びCsCO(315mg、0.97mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(32mg、0.04mmol)を加えた。反応物を還流で一晩撹拌した。反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:1)によって精製して、黄色油として60mg(23%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2129S, 388;Found, 388。
【1807】
調製物139c:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N,2−ジメチル−1,3−チアゾル−4−アミン
【1808】
【化557】
[この文献は図面を表示できません]
【1809】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物136bから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1621S, 288;Found,288。
【1810】
調製物139d:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(2−メチル−1,3−チアゾル−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1811】
【化558】
[この文献は図面を表示できません]
【1812】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物139cから23%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2326S, 423;Found,423。
【1813】
実施例139:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(2−メチル−1,3−チアゾル−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1814】
【化559】
[この文献は図面を表示できません]
【1815】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物139dから63%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.65−1.69(1H、m)、1.81−1.85(3H、m)、2.57(3H、s)、2.67−2.70(2H、m)、3.05−3.07(1H、m)、3.25(3H、s)、3.42−3.45(1H、m)、3.55−3.60(1H、m)、6.32(1H、s)、6.84(1H、d、J=2.8Hz)、6.90(1H、dd、J=2.4、8.4Hz)、7.21(1H、d、J=8.4Hz)、7.56(1H、d、J=5.2Hz)、8.36(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2224S, 409;Found, 409。
【1816】
調製物140a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1817】
【化560】
[この文献は図面を表示できません]
【1818】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dとN,4−ジメチルアニリンから、38%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2632, 381;Found,381。
【1819】
調製物140b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−メチル−N−(4−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【1820】
【化561】
[この文献は図面を表示できません]
【1821】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物140aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1924, 281;Found,281。
【1822】
調製物140c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1823】
【化562】
[この文献は図面を表示できません]
【1824】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物140bから76%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 416;Found,416。
【1825】
実施例140:メチル3−({[(1R)−6−[(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1826】
【化563】
[この文献は図面を表示できません]
【1827】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物140cから98%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.63−1.81(4H、m)、2.24(3H、s)、2.64−2.65(2H、m)、2.99−3.05(1H、m)、3.18(3H、s)、3.38−3.42(1H、m)、3.53−3.59(1H、m)、6.66−6.71(2H、m)、6.88−6.90(2H、m)、7.09(2H、d、J=2.4Hz)、7.17(1H、d、J=8.1Hz)、7.55(1H、d、J=5.1Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 402;Found,402。
【1828】
調製物141a:メチル3−({[(4R)−7−[(1−ベンゾフラン−6−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1829】
【化564】
[この文献は図面を表示できません]
【1830】
トルエン(10mL)中の調製物135a(250mg、1.71mmol)の溶液に、調製物126b(536mg、1.42mmol)、CsCO(926mg、2.84mmol)、BINAP(44mg、0.07mmol)、及びPd(OAc)(16mg、0.07mmol)を加えた。混合物を窒素下で、120℃で一晩撹拌した。混合物を濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、白色固形物として160mg(25%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2625, 444;Found,444。
【1831】
実施例141:3−({[(4R)−7−[(1−ベンゾフラン−6−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1832】
【化565】
[この文献は図面を表示できません]
【1833】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物141aから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.83−1.87(1H、m)、1.96−2.00(1H、m)、3.05−3.08(1H、m)、3.24(3H、s)、3.46−3.51(1H、m)、3.64−3.69(1H、m)、4.10−4.20(2H、m)、6.33(1H、s)、6.45(1H、d、J=6.0Hz)、6.88(1H、s)、6.94(1H、d、J=6.8Hz)、7.15(1H、d、J=8.4Hz)、7.25(1H、s)、7.51(1H、d、J=8.8Hz)、7.62(1H、d、J=4.8Hz)、7.86−7.89(2H、m)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2523, 430;Found, 430。
【1834】
調製物142a:メチル3−[(3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−1−イルメチル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【1835】
【化566】
[この文献は図面を表示できません]
【1836】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−1−イルメタンアミンから、70%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.72−2.78(1H、m)、3.00−3.09(1H、m)、3.53−3.60(1H、m)、3.78−3.87(5H、m)、4.18−4.24(1H、m)、5.07(1H、d、J=6.4Hz)、7.15−7.22(4H、m)、7.60(1H、d、J=5.0Hz)、7.72(1H、br s)、7.91(1H、d、J=5.0Hz)、8.31(1H、s)。[M+H] Calc’d for C1718, 299;Found,299。
【1837】
実施例142:3−[(3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−1−イルメチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【1838】
【化567】
[この文献は図面を表示できません]
【1839】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物142aから53%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.69−2.74(1H、m)、2.86−2.94(1H、m)、3.54−3.60(1H、m)、3.71−3.85(2H、m)、4.08−4.12(1H、m)、4.98(1H、d、J=5.8Hz)、7.16−7.21(3H、m)、7.34(1H、d、J=4.2Hz)、7.52(1H、d、J=4.8Hz)、7.81(1H、d、J=4.8Hz)、7.90(1H、br s)、8.34(1H、s)、12.52(1H、br s)。[M+H] Calc’d for C1616, 285;Found,285。
【1840】
実施例143:3−({[(1R)−6−[メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1841】
【化568】
[この文献は図面を表示できません]
【1842】
トルエン(10mL)中の調製物122a(374mg、1.0mmol)の溶液に、N,3−ジメチルアニリン(242mg、2.0mmol)。t−BuONa(192mg、2.0mmol)、JohnPhos(45mg、0.15mmol)、及びPd(dba)(92mg、0.1mmol)を加えた。混合物をNの下で3時間還流した。反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、黄色固形物として21mg(5%)の表題化合物を得た。(エステル加水分解が反応の間に生じた。)H NMR(300MHz、MeOD−d):δ1.76−1.80(1H、m)、1.83−2.02(3H、m)、2.26(3H、s)、2.71−2.75(2H、m)、3.15−3.19(1H、m)、3.22(3H、s)、3.56−3.60(2H、m)、6.73−6.78(5H、m)、7.08−7.16(2H、m)、7.89−7.91(1H、m)、8.21(1H、d、J=5.4Hz)、8.29(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 402;Found,402。
【1843】
調製物144a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(チオフェン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1844】
【化569】
[この文献は図面を表示できません]
【1845】
トルエン(10mL)中の、調製物139a(50mg、0.17mmol)、2−ブロモ−チオフェン(56mg、0.34mmol)、JohnPhos(8mg、0.03mmol)、及びt−BuONa(33mg、0.34mmol)の懸濁液に、Nの下で、室温でPddba(16mg、0.02mmol)を加えた。反応物を還流で一晩撹拌した。反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=8:1)によって精製して、黄色油として40mg(63%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2128S, 373;Found,373。
【1846】
調製物144b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N−メチルチオフェン−2−アミン
【1847】
【化570】
[この文献は図面を表示できません]
【1848】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物144aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1620S, 273;Found,273。
【1849】
調製物144c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(チオフェン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1850】
【化571】
[この文献は図面を表示できません]
【1851】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物144bから22%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2325S, 408;Found, 408。
【1852】
実施例144:3−({[(1R)−6−[メチル(チオフェン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1853】
【化572】
[この文献は図面を表示できません]
【1854】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物144cから53%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.59−1.64(1H、m)、1.76−1.84(3H、m)、2.65−2.69(2H、m)、2.98−3.05(1H、m)、3.23(3H、s)、3.41−3.43(1H、m)、3.51−3.57(1H、m)、6.59(1H、d、J=2.7Hz)、6.75−6.78(2H、m)、6.88(1H、dd、J=3.9、5.1Hz)、7.03(1H、dd、J=0.6、5.1Hz)、7.19(1H、d、J=8.1Hz)、7.55(1H、d、J=4.2Hz)、7.83(1H、d、J=4.5Hz)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2223S, 394;Found, 394。
【1855】
調製物145a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[メチル(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【1856】
【化573】
[この文献は図面を表示できません]
【1857】
表題化合物を、調製物6eについて概説される基本手順に従い、調製物18dとN,5−ジメチルピリジン−2−アミンから、9%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2229, 384;Found,384。
【1858】
調製物145b:N−[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]−N,5−ジメチルピリジン−2−アミン
【1859】
【化574】
[この文献は図面を表示できません]
【1860】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物145aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1721O, 284;Found,284。
【1861】
調製物145c:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1862】
【化575】
[この文献は図面を表示できません]
【1863】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物145bから78%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2426, 419;Found,419。
【1864】
実施例145:3−({[(4R)−7−[メチル(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1865】
【化576】
[この文献は図面を表示できません]
【1866】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物145cから65%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.88−1.91(1H、m)、1.96−2.03(1H、m)、2.14(3H、s)、3.10−3.14(1H、m)、3.25(3H、s)、3.43−3.55(1H、m)、3.68−3.74(1H、m)、4.13−4.21(2H、m)、6.52(1H、d、J=8.4Hz)、6.63(1H、s)、6.72(1H、d、J=8.1Hz)、7.26−7.32(2H、m)、7.56(1H、d、J=5.1Hz)、7.84(1H、d、J=6.9Hz)、7.98(1H、s)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2324, 405;Found,405。
【1867】
調製物146a:2−{3−[メチル(フェニル)アミノ]フェニル}エタン−1−オール
【1868】
【化577】
[この文献は図面を表示できません]
【1869】
1−ブロモ−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]ベンゼン(2.5g、7.96mmol)、N−メチルアニリン(1.02g、9.55mmol)、Pddba(364mg、0.4mmol)、キサントホス(691mg、1.19mmol)、及びNaOtBu(727mg、9.55mmol)を、トルエン(12mL)中で組み合わせ、反応物をマイクロウェーブの中で、100℃で90分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥して(MgSO)、濃縮した。残留物を2時間、70%のTFA/DCM(10mL)の中で撹拌した。溶液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(30%−100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、透明な油として1.3g(72%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.53(1H、br s)、2.81(2H、t、J=6.5Hz)、3.31(3H、s)、3.83(2H、t、J=6.5Hz)、6.81(1H、d、J=7.4Hz)、6.86−6.89(2H、m)、6.97(1H、t、J=7.3Hz)、7.04(d、2H、J=7.8Hz)、7.18−7.29(3H、m)。[M+H] Calc’d for C1517NO, 228;Found,228。
【1870】
調製物146b:1−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−6−アミン
【1871】
【化578】
[この文献は図面を表示できません]
【1872】
2−{3−[メチル(フェニル)アミノ]フェニル}エタン−1−オル(1.0g、4.4mmol)を0℃で、4NのHCl/ジオキサン(8mL)ノ中で撹拌した。アミノアセトアルデヒドジエチルアセタール(880mg、6.6mmol)を加え、反応物を室温で1時間撹拌し、その後マイクロウェーブの中で、108℃で1時間撹拌した。溶液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0%−20%のMeOH/DCM)によって精製して、黄色油として150mg(13%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1720O, 269;Found,269。
【1873】
実施例146:3−[({6−[メチル(フェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−1−イル}メチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【1874】
【化579】
[この文献は図面を表示できません]
【1875】
3−フルオロイソニコチン酸(79mg、0.56mmol)、調製物146b(150mg、0.56mmol)、及びDIEA(0.098mL、0.56mmol)を、DMA(4mL)の中で組み合わせて、マイクロウェーブの中1時間、168℃で加熱した。溶液を濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、黄褐色固形物として18mg(8%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.60−2.83(1H、m)、2.79−2.86(1H、m)、3.23(3H、s)、3.53−3.59(1H、m)、3.70−3.82(2H、m)、4.04−4.10(1H、m)、4.90−4.96(1H、m)、6.78−6.98(5H、m)、7.22−7.28(3H、m)、7.53(1H、d、J=4.8Hz)、7.74(1H、br s)、7.81(1H、d、J=4.8Hz)、8.36(1H、s)、13.25(1H、br s)。[M+H] Calc’d for C2323, 390;Found,390。
【1876】
調製物147a:N−{2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル}アニリン
【1877】
【化580】
[この文献は図面を表示できません]
【1878】
DCM(20mL)中の2−(フェニルアミノ)エタン−1−オール(2.0g、14.6mmol)及びイミダゾール(2.9g、43.7mmol)の溶液に、室温でTBSCl(2.6g、16.0mmol)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物を水(50mL)で希釈し、DCM(50mL×3)で抽出した。有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=40:1)による精製により、黄色油として3.0g(82%)の表題化合物を得た。
【1879】
調製物147b:メチル3−({[(1R)−6−({2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル}(フェニル)アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1880】
【化581】
[この文献は図面を表示できません]
【1881】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製122aとN−{2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル}アニリンから、28%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3243Si, 546;Found,546。
【1882】
実施例147:3−({[(1R)−6−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1883】
【化582】
[この文献は図面を表示できません]
【1884】
THF(5mL)中の調製物147b(80mg、0.15mmol)の溶液に、室温でTBAF(0.29mL、THF中で1.0M、0.29mmol)を加え、反応物を1時間撹拌した。反応混合物に、HO(5mL)とLiOH.HO(13mg、0.30mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。溶液を濃縮してTHFを除去し、残留物を1.0Nの水性HCl溶液により酸性化し、pH=5とした。固形物を濾過により集め、次に分取HPLCによって精製して、黄色固形物として30mg(48%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.65−1.68(1H、m)、1.74−1.84(3H、m)、2.62−2.67(2H、m)、3.04−3.07(1H、m)、3.41−3.46(1H、m)、3.54−3.60(3H、m)、3.72(2H、d、J=4.8Hz)、4.73(1H、br s)、6.80−6.93(3H、m)、6.92(2H、d、J=5.7Hz)、7.19−7.24(1H、m)、7.55(1H、d、J=3.9Hz)、7.83(1H、d、J=3.6Hz)、8.36(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【1885】
調製物148a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[メチル(6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【1886】
【化583】
[この文献は図面を表示できません]
【1887】
表題化合物を、調製物6eについて概説される基本手順に従い、調製物18dとN,6−ジメチルピリジン−2−アミンから、27%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2229, 384;Found,384。
【1888】
調製物148b:N−[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]−N,6−ジメチルピリジン−2−アミン
【1889】
【化584】
[この文献は図面を表示できません]
【1890】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物148aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1721O, 284;Found,284。
【1891】
調製物148c:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1892】
【化585】
[この文献は図面を表示できません]
【1893】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物148bから77%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2426, 419;Found,419。
【1894】
実施例148:3−({[(4R)−7−[メチル(6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1895】
【化586】
[この文献は図面を表示できません]
【1896】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物148cから78%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.88−2.01(2H、m)、2.32(3H、s)、3.09−3.16(1H、m)、3.32(3H、s)、3.46−3.54(1H、m)、3.67−3.73(1H、m)、4.13−4.21(2H、m)、6.31(1H、d、J=8.4Hz)、6.50(1H、d、J=7.2Hz)、6.64(1H、d、J=2.4Hz)、6.72−6.75(1H、m)、7.25−7.33(2H、m)、7.55(1H、d、J=5.1Hz)、8.39(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2324, 405;Found,405。
【1897】
調製物149a:tert−ブチル1−(アミノメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシラート
【1898】
【化587】
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【1899】
メタンスルホニルクロライド(0.324mL、4.18mmol)を室温で、DCM(20mL)中のtert−ブチル1−(ヒドロキシメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシラート(1.0g、3.8mmol)及びDIEA(0.812mL、4.56mmol)の溶液に加え、溶液を一晩撹拌した。溶液をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO)、濃縮して、粗製のメシレート中間体を得た。このメシレート中間体を52℃で一晩、ナトリウムアジド(1.5g、22.8mmol)と共にDMF(8mL)中で撹拌した。反応物をEtOAc(30mL)で希釈し、濾過し、濃縮した。残留物をMeOH(30mL)に溶かし、10%のPd/Cの存在下で一晩、Hのバルーンの下で水素化させた。反応物をセライトに通して濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0%−20%のMeOH/DCM)による精製により、透明な油として250mg(25%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1522, 263;Found, 263。
【1900】
実施例149:3−[(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−イルメチル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【1901】
【化588】
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【1902】
3−フルオロイソニコチン酸(135mg、0.95mmol)、調製物149a(250mg、0.95mmol)、及びDIEA(0.17mL、0.95mmol)を、DMA(4mL)の中で組み合わせて、マイクロウェーブの中1時間、168℃で加熱した。溶液を濃縮し、次に残留物を1時間、50%のTFA/DCM(4mL)の中で撹拌した。溶液を濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、淡黄色固形物として28mg(7%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.00−3.05(2H、m)、3.28−3.33(1H、m)、3.54−3.60(1H、m)、3.80−3.86(1H、m)、4.05−4.09(1H、m)、4.87(1H、br s)、7.26−7.35(3H、m)、7.50(1H、d、J=6.2Hz)、7.71(1H、d、J=5.0Hz)、7.80−7.85(1H、m)、7.99(1H、d、J=4.8Hz)、8.55(1H、s)、8.90(1H、br s)、9.40(1H、br s)。[M+H] Calc’d for C1617, 284;Found,284。
【1903】
調製物150a:メチル3−({[(1R)−6−[(3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1904】
【化589】
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【1905】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと3−フルオロ−N,4−ジメチルアニリンから、43%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【1906】
実施例150:3−({[(1R)−6−[(3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1907】
【化590】
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【1908】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物150aから92%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.63−1.67(4H、m)、1.76−1.83(3H、m)、2.65−2.67(2H、m)、3.01−3.06(1H、m)、3.19(3H、s)、3.41−3.44(1H、m)、3.53−3.59(1H、m)、3.67(3H、s)、7.24(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=4.5Hz)、7.80(1H、d、J=3.9Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【1909】
調製物151a:3−フルオロ−N,4−ジメチルアニリン
【1910】
【化591】
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【1911】
DMF(20mL)中の4−ブロモ−2−フルオロ−1−メチルベンゼン(1.0g、5.3mmol)、KOAc(1.3g、13.2mmol)、及びCuI(1.2g、6.4mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でメチルアミン(26.5mL、THF中で2.0M、53.0mmol)を加えた。反応物を密封管の中、100℃で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。有機質層を水酸化アンモニウム(50mL×3)とブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20:1)によって精製して、黄色油として310mg(42%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C10FN, 140;Found,140。
【1912】
調製物151b:メチル3−({[(4R)−7−[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1913】
【化592】
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【1914】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと3−フルオロ−N,4−ジメチルアニリンから、58%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2526FN, 436;Found,436。
【1915】
実施例151:3−({[(4R)−7−[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1916】
【化593】
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【1917】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物151bから93%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.83−1.89(1H、m)、1.93−1.98(1H、m)、2.12(3H、s)、3.04−3.08(1H、m)、3.16(3H、s)、3.42−3.49(1H、m)、3.63−3.69(1H、m)、4.09−4.18(2H、m)、6.41(1H、d、J=2.4Hz)、6.53(1H、dd、J=2.4、8.4Hz)、6.62−6.70(2H、m)、7.06−7.12(1H、m)、7.21(1H、d、J=8.4Hz)、7.55(1H、d、J=5.1Hz)、7.81(1H、d、J=5.1Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2424FN, 422;Found,422。
【1918】
調製物152a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(メチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【1919】
【化594】
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【1920】
DMF(30mL)中の、調製物18d(1.00g、2.91mmol)、KOAc(710mg、7.25mmol)、メチルアミン(15mL、THF中で2M)の懸濁液に、Nの下、室温でCuI(663mg、3.49mmol)を加えた。反応を一晩100℃で撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、濾過し、飽和NaHCO(10mL)で洗浄した。有機質層を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、黄色固形物として286mg(34%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1624, 293;Found,293。
【1921】
調製物152b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(5−クロロピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【1922】
【化595】
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【1923】
トルエン(20mL)中の、調製物152a(116mg、0.40mmol)、5−ブロモ−2−クロロピリジン(153mg、0.80mmol)、S−phos(24mg、0.06mmol)、及びCsCO(182mg、0.56mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(36mg、0.04mmol)を加えた。反応物を120℃で一晩撹拌した。反応物を濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、黄色固形物として63mg(39%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2126ClN, 404;Found,404。
【1924】
調製物152c:N−[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]−5−クロロ−N−メチルピリジン−2−アミン
【1925】
【化596】
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【1926】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物152bから97%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1618ClNO, 304;Found, 304。
【1927】
調製物152d:メチル3−({[(4R)−7−[(5−クロロピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1928】
【化597】
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【1929】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物152cから47%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2323ClN, 439;Found, 439。
【1930】
実施例152:3−({[(4R)−7−[(5−クロロピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1931】
【化598】
[この文献は図面を表示できません]
【1932】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物152dから70%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.88−2.01(2H、m)、3.15−3.25(1H、m)、3.33(3H、s)、3.49−3.56(1H、m)、3.71−3.74(1H、m)、4.20−4.24(2H、m)、6.52(1H、d、J=9.3Hz)、6.71(1H、s)、6.78(1H、d、J=7.8Hz)、7.38(1H、d、J=6.6Hz)、7.50(1H、d、J=9.3Hz)、7.58(1H、d、J=3.0Hz)、7.85(1H、dd、J=4.5、1.5Hz)、8.15(1H、s)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2221ClN, 425;Found,425。
【1933】
調製物153a:2−クロロ−5−シクロプロピルピリジン
【1934】
【化599】
[この文献は図面を表示できません]
【1935】
1,4−ジオキサン(25mL)中の、5−ブロモ−2−クロロピリジン(990mg、5.15mmol)、シクロプロピルボロン酸(893mg、10.39mmol)、及びCsCO(5.082g、15.45mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPd(PPh(601mg、0.52mmol)を加えた。反応物を100℃で1時間撹拌した。濾過後、溶媒を真空内で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=50:1)によって精製して、無色の油として452mg(57%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for CNCl, 154;Found,154。
【1936】
調製物153b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−[(5−シクロプロピルピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【1937】
【化600】
[この文献は図面を表示できません]
【1938】
トルエン(20mL)中の、2−クロロ−5−シクロプロピルピリジン(333mg、2.18mmol)、調製物152a(317mg、1.09mmol)、S−phos(70mg、0.17mmol)、及びCsCO(499mg、1.53mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(101mg、0.11mmol)を加えた。反応物を120℃で一晩撹拌した。濾過後、溶媒を真空内で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、黄色油として330mg(75%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2431, 410;Found,410。
【1939】
調製物153c:N−[(4R)−4−(アミノメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]−5−シクロプロピル−N−メチルピリジン−2−アミン
【1940】
【化601】
[この文献は図面を表示できません]
【1941】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物153bから94%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1923O, 310;Found, 310。
【1942】
調製物153d:メチル3−({[(4R)−7−[(5−シクロプロピルピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1943】
【化602】
[この文献は図面を表示できません]
【1944】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物153dから86%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2628, 445;Found,445。
【1945】
実施例153:3−({[(4R)−7−[(5−シクロプロピルピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1946】
【化603】
[この文献は図面を表示できません]
【1947】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物153dから39%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.55−0.59(2H、m)、0.83−0.89(2H、m)、1.78−2.02(3H、m)、3.12−3.15(1H、m)、3.31(3H、s)、3.48−3.55(1H、m)、3.72(1H、dd、J=4.2、13.5Hz)、4.14−4.22(2H、m)、6.53(1H、d、J=8.4Hz)、6.63(1H、s)、6.74−6.71(1H、m)、7.12(1H、dd、J=2.1、8.4Hz)、7.31(1H、d、J=8.4Hz)、7.57(1H、d、J=4.8Hz)、7.85(1H、d、J=5.1Hz)、8.00(1H、s)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2526, 431;Found, 431。
【1948】
調製物154a:4−エチル−N−メチルアニリン
【1949】
【化604】
[この文献は図面を表示できません]
【1950】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−エチルアニリンから、60%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C13N, 136;Found,136。
【1951】
調製物154b:メチル3−({[(4R)−7−[(4−エチルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1952】
【化605】
[この文献は図面を表示できません]
【1953】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−エチル−N−メチルアニリンから、48%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【1954】
実施例154:3−({[(4R)−7−[(4−エチルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1955】
【化606】
[この文献は図面を表示できません]
【1956】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物154bから82%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.15(3H、t、J=7.5Hz)、1.80−1.85(1H、m)、1.90−1.97(1H、m)、2.54(2H、q、J=7.5Hz)、3.00−3.04(1H、m)、3.15(3H、s)、3.40−3.47(1H、m)、3.62(1H、dd、J=5.1、13.5Hz)、4.06−4.14(2H、m)、6.23(1H、d、J=2.1Hz)、6.38(1H、dd、J=8.1、2.4Hz)、6.95(2H、d、J=8.1Hz)、7.12(3H、dd、J=3.6、8.1Hz)、7.55(1H、d、J=4.8Hz)、7.82(1H、d、J=4.8Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【1957】
調製物155a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1958】
【化607】
[この文献は図面を表示できません]
【1959】
トルエン(20mL)中の、調製物139a(200mg、0.69mmol)、4−ブロモ−1−メチル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン(259mg、1.38mmol)、S−phos(45mg、0.11mmol)、及びCsCO(315mg、0.97mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(64mg、0.07mmol)を加えた。反応物を120℃で一晩撹拌した。反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM:MeOH=15:1)によって精製して、黄色油として162mg(59%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2331, 398;Found,398。
【1960】
調製物155b:4−{[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル](メチル)アミノ}−1−メチル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン
【1961】
【化608】
[この文献は図面を表示できません]
【1962】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物155aから54%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1823O, 298;Found,298。
【1963】
調製物155c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1964】
【化609】
[この文献は図面を表示できません]
【1965】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物155bから65%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2528, 433;Found,433。
【1966】
実施例155:3−({[(1R)−6−[メチル(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1967】
【化610】
[この文献は図面を表示できません]
【1968】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物155cから42%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.76−1.87(4H、m)、2.67−2.78(2H、m)、3.28(3H、s)、3.41(3H、s)、3.42−3.51(2H、m)、3.60−3.65(1H、m)、5.45(1H、s)、5.65−5.67(1H、m)、6.67(2H、m)、7.31−7.38(2H、m)、7.55(1H、m)、7.82(1H、s)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2426, 418;Found,419。
【1969】
調製物156a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(5−メチルピリミジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【1970】
【化611】
[この文献は図面を表示できません]
【1971】
表題化合物を、調製物155aについて概説される基本手順に従い、調製物139aと2−クロロ−5−メチルピリミジンから、21%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2230, 383;Found,383。
【1972】
調製物156b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N,5−ジメチルピリミジン−2−アミン
【1973】
【化612】
[この文献は図面を表示できません]
【1974】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物156aから98%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1722, 283;Found,283。
【1975】
調製物156c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1976】
【化613】
[この文献は図面を表示できません]
【1977】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物156bから59%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2427, 418;Found,418。
【1978】
実施例156:3−({[(1R)−6−[メチル(5−メチルピリミジン−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1979】
【化614】
[この文献は図面を表示できません]
【1980】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物156cから57%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.68−1.71(1H、m)、1.83−1.86(3H、m)、2.09(3H、s)、2.67−2.73(2H、m)、3.09−3.12(1H、m)、3.39(3H、s)、3.42−3.48(1H、m)、3.62(1H、dd、J=4.8、12.8Hz)、7.02(1H、s)、7.06(1H、d、J=8.4Hz)、7.32(1H、d、J=8.4Hz)、7.58(1H、d、J=4.8Hz)、7.84(1H、d、J=4.8Hz)、8.21(2H、s)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2325, 403;Found,404。
【1981】
調製物157a:5−エチル−N−メチルピリジン−2−アミン
【1982】
【化615】
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【1983】
THF(10mL)中の5−エチルピリジン−2−アミン(330mg、2.70mmol)の溶液を−78℃に冷却し、n−BuLi(1.2mL、3.0mmol)を加えた。反応物を−78℃で30分間撹拌し、次にMeI(423mg、2.97mmol)を加えた。反応物2時間撹拌しつつ、室温に暖めた。水(10ml)を加え、溶液をEtOAc(20mL)で抽出した。有機質層を乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、黄色油として35mg(9%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C12, 137;Found,137。
【1984】
調製物157b:メチル3−({[(4R)−7−[(5−エチルピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1985】
【化616】
[この文献は図面を表示できません]
【1986】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと5−エチル−N−メチルピリジン−2−アミンから、42%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2528, 433;Found,433。
【1987】
実施例157:3−({[(4R)−7−[(5−エチルピリジン−2−イル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【1988】
【化617】
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【1989】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物157bから80%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.13(3H、t、J=7.5Hz)、1.88−2.03(2H、m)、2.44−2.50(2H、m)、3.11−3.13(1H、m)、3.49(3H、s)、3.47−3.50(1H、m)、3.67−3.74(1H、m)、4.17−4.23(2H、m)、6.56(1H、d、J=8.7Hz)、6.64(1H、m)、6.72−6.76(1H、m)、7.33(2H、d、J=8.1Hz)、7.58(1H、d、J=5.1Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.01(1H、d、J=1.8Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2426, 419;Found,419。
【1990】
調製物158a:[4−(メチルアミノ)フェニル]メタノール
【1991】
【化618】
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【1992】
THF(30mL)中のメチル4−(メチルアミノ)ベンゾアート(2.0g、12.1mmol)の溶液に、0℃でLAH(6.1mL、THF中で2.4M、14.5mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をEtOAc(50mL)と水(2mL)でクエンチした。混合物を乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:1)による精製により、黄色油として1.0g(60%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C11NO, 138;found 138。
【1993】
調製物158b:4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}−N−メチルアニリン
【1994】
【化619】
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【1995】
DCM(20mL)中の、[4−(メチルアミノ)フェニル]メタノール(500mg、3.7mmol)及びイミダゾール(248mg、3.7mmol)の溶液に、室温でTBSCl(548mg、3.7mmol)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物を水(50mL)で希釈し、DCM(50mL×3)で抽出した。有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=40:1)によって精製して、黄色油として600mg(66%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1415NOSi, 252;found 252。
【1996】
調製物158c:メチル3−({[(1R)−6−[(4−{[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}フェニル)−(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【1997】
【化620】
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【1998】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物158bから、28%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3243Si, 546;Found,546。
【1999】
実施例158:3−({[(1R)−6−{[4−(ヒドロキシメチル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2000】
【化621】
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【2001】
THF(5mL)中の調製物158c(80mg、0.15mmol)の溶液に、室温でTBAF(0.29mL、THF中で1.0M、0.29mmol)を加え、反応物を1時間撹拌した。水(5mL)とLiOH.HO(26mg、0.60mmol)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。THFを真空内で除去し、残留物を1.0Nの水性HCl溶液により酸性化し、pH=5とした。沈殿物を濾過し、分取HPLCによって精製して、黄色固形物として40mg(65%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.63−1.68(1H、m)、1.77−1.84(3H、m)、2.64−2.67(2H、m)、3.03−3.06(1H、m)、3.20(3H、s)、3.41−3.46(1H、m)、3.55−3.60(1H、m)、4.41(2H、s)、5.01(1H、br s)、6.72−6.76(2H、m)、6.92(2H、d、J=8.4Hz)、7.19−7.21(3H、m)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.83(1H、d、J=5.2Hz)、8.35(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【2002】
調製物159a:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2003】
【化622】
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【2004】
トルエン(30mL)中の、調製物122a(300mg、0.796mmol)、N,1−ジメチル−1H−ピラゾル−4−アミン(106mg、0.955mmol)、S−phos(49mg、0.119mmol)、及びCsCO(363mg、1.114mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(73mg、0.080mmol)を加えた。反応物を120℃で一晩撹拌した。反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、黄色油として100mg(32%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2327, 406;Found, 406。
【2005】
実施例159:3−({[(1R)−6−[メチル(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2006】
【化623】
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【2007】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物159aから52%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.73−1.76(4H、m)、2.62(2H、m)、2.91(1H、s)、3.09(3H、s)、3.44−3.50(2H、m)、3.64−3.69(1H、m)、3.78(3H、s)、6.51−6.52(1H、m)、6.60(1H、m)、7.07−7.10(1H、m)、7.29(1H、s)、7.53−7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.60(1H、s)、7.78−7.80(1H、m)、8.29(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2225, 392;Found,392。
【2008】
調製物160a:1−N,1−N,4−N−トリメチルベンゼン−1,4−ジアミン
【2009】
【化624】
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【2010】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、1−N,1−N−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミンから、52%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C14, 151;Found,151。
【2011】
調製物160b:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(ジメチルアミノ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2012】
【化625】
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【2013】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと調製物160aから、23%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2732, 445;Found,445。
【2014】
実施例160:3−({[(1R)−6−{[4−(ジメチルアミノ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2015】
【化626】
[この文献は図面を表示できません]
【2016】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物164bから11%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.61−1.64(1H、m)、1.75−1.80(3H、m)、2.60−2.61(2H、m)、2.88(6H、s)、2.97−2.98(1H、m)、3.12(3H、s)、3.48−3.52(2H、m)、6.42−6.49(2H、m)、6.73(2H、d、J=6.8Hz)、6.6.97(2H、d、J=6.8Hz)、7.07(1H、d、J=8.0Hz)、7.55(1H、d、J=4.8Hz)、7.81(1H、d、J=4.8Hz)、8.30(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2630, 431;Found, 431。
【2017】
調製物161a:メチル4−({[(1R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2018】
【化627】
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【2019】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−シクロプロピル−N−メチルアニリンから、28%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2831, 442;Found, 442。
【2020】
実施例161:3−({[(1R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2021】
【化628】
[この文献は図面を表示できません]
【2022】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物161aから93%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.56−0.60(2H、m)、0.84−0.90(2H、m)、1.60−1.63(1H、m)、1.57−1.86(4H、m)、2.62−2.64(2H、m)、2.97−3.01(1H、m)、3.15(3H、s)、3.34−3.41(1H、m)、3.50−3.56(1H、m)、6.65−6.69(2H、m)、6.68(2H、d、J=8.1Hz)、6.97(2H、d、J=8.7Hz)、7.15(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.80(1H、d、J=4.8Hz)、8.31(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2729, 428;Found, 428。
【2023】
調製物162a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンザゼピン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2024】
【化629】
[この文献は図面を表示できません]
【2025】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dと2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンザゼピンから、69%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2634, 407;Found,407。
【2026】
調製物162b:[(1R)−6−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンザゼピン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンアミン
【2027】
【化630】
[この文献は図面を表示できません]
【2028】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物162aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2126, 307;Found,307。
【2029】
調製物162c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンザゼピン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2030】
【化631】
[この文献は図面を表示できません]
【2031】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物162bから76%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2831, 442;Found, 442。
【2032】
実施例162:3−({[(1R)−6−[(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンザゼピン−1−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2033】
【化632】
[この文献は図面を表示できません]
【2034】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物145cから65%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.56−1.89(8H、m)、2.58(4H、br s)、2.93−2.99(1H、m)、3.32−3.39(1H、m)、3.47−3.60(3H、m)、6.28(1H、s)、6.33−6.37(1H、m)、7.04−7.11(2H、m)、7.14−7.26(2H、m)、7.30−7.36(1H、m)、7.56(d、1H、J=5.0Hz)、7.82(1H、d、J=5.0Hz)、8.36(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2729, 428;Found, 428。
【2035】
調製物163a:4−シクロプロピル−N−(2−メトキシエチル)アニリン
【2036】
【化633】
[この文献は図面を表示できません]
【2037】
メトキシアセチルクロリド(0.55mL、6.0mmol)を、DCM中の4−シクロプロピルアニリン(800mg、6.0mmol)とDIEA(1.05mL、6.0mmol)に加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO)、濃縮して、粗製のN−(4−シクロプロピルフェニル)−2−メトキシアセトアミドを得た。
【2038】
THF(20mL)中のこのN−(4−シクロプロピルフェニル)−2−メトキシアセトアミドの溶液に、0℃でLAH(5.0mL、THF中で2.4M、12mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。溶液を水(0.5mL)とEtOAc(30mL)で希釈し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0%−15%のMeOH/DCM)による精製により、黄色油として912mg(79%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1217NO, 192;Found,192。
【2039】
調製物163b:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(2−メトキシエチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2040】
【化634】
[この文献は図面を表示できません]
【2041】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dと4−シクロプロピル−N−(2−メトキシエチル)アニリンから、69%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2838, 451;Found,451。
【2042】
調製物163c:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(4−シクロプロピルフェニル)−N−(2−メトキシエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【2043】
【化635】
[この文献は図面を表示できません]
【2044】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物163bから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2330O, 351;Found,351。
【2045】
調製物163d:メチル3−({[(1R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(2−メトキシエチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2046】
【化636】
[この文献は図面を表示できません]
【2047】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物163cから72%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3035, 486;Found,486。
【2048】
実施例163:3−({[(1R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(2−メトキシエチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2049】
【化637】
[この文献は図面を表示できません]
【2050】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物163dから65%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.58−0.62(2H、m)、0.85−0.91(2H、m)、1.61−1.67(1H、m)、1.71−1.85(4H、m)、2.60−2.65(2H、m)、2.99−3.03(1H、m)、3.23(3H、s)、3.37−3.57(4H、m)、3.75−3.80(2H、m)、6.65(1H、s)、6.68(1H、d、J=8.6Hz)、6.89(2H、d、J=7.0Hz)、6.97(2H、d、J=7.8Hz)、7.16(1H、d、J=8.2Hz)、7.55(1H、d、J=4.5Hz)、7.81(1H、d、J=4.5Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2933, 472;Found, 472。
【2051】
調製物164a:4−(メトキシメチル)−N−メチルアニリン
【2052】
【化638】
[この文献は図面を表示できません]
【2053】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−メトキシメチルアニリンから、22%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C13NO, 152;Found,152。
【2054】
調製物164b:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(メトキシメチル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2055】
【化639】
[この文献は図面を表示できません]
【2056】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−(メトキシメチル)−N−メチルアニリンから、23%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2731, 446;Found,446。
【2057】
実施例164:3−({[(1R)−6−{[4−(メトキシメチル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2058】
【化640】
[この文献は図面を表示できません]
【2059】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物164bから33%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.59−1.79(4H、m)、2.61−2.67(2H、m)、3.02−3.04(1H、m)、3.20(3H、s)、3.23(3H、s)、3.31−3.40(1H、m)、3.51−3.54(1H、m)、4.28(2H、s)、6.77−6.88(4H、m)、7.14−7.24(3H、m)、7.54(1H、d、J=4.2Hz)、7.80(1H、d、J=4.8Hz)、8.31(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2060】
調製物165a:4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−メチルアニリン
【2061】
【化641】
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【2062】
DCM中の、4−(メチルアミノ)フェノール(5.0g、29mmol)、TBDMSCl(4.8g、32mmol)、及びイミダゾール(9.9g、0.15mol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機質層を乾燥し(NaSO)、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、濃緑色油として3.0g(43%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1323NOSi, 238;Found,238。
【2063】
調製物165b:メチル3−({[(1R)−6−({4−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]フェニル}−(メチル)アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2064】
【化642】
[この文献は図面を表示できません]
【2065】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−メチルアニリンから、36%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3141Si, 532;Found,532。
【2066】
調製物165c:メチル3−({[(1R)−6−[(4−ヒドロキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2067】
【化643】
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【2068】
THF(10mL)中の調製物165b(733mg、1.37mmol)の溶液に、TBAF(3mL、3mmol、1M)をゆっくり加えた。混合物を室温で20分間撹拌した。EtOAc(10mL)、次に水(10mL)を溶液に加えた。有機質層を分離し、NaSOで乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)によって精製して、黄色油として576mg(100%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【2069】
実施例165:3−({[(1R)−6−[(4−ヒドロキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2070】
【化644】
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【2071】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物165Cから88%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.59−1.81(4H、m)、2.48−2.58(2H、m)、2.92−3.00(1H、m)、3.10(3H、s)、3.27−3.51(2H、m)、6.41(1H、s)、6.46(1H、dd、J=8.7、1.5Hz)、7.33(2H、d、J=8.7Hz)、6.91(2H、d、J=8.7Hz)、7.06(1H、d、J=8.1Hz)、7.53(1H、d、J=4.8Hz)、7.78(1H、d、J=4.8Hz)、8.27(1H、s)、9.26(1H、br s)。[M+H] Calc’d for C2425, 404;Found,404。
【2072】
調製物166a:N,3,5−トリメチル−1,2−オキサゾル−4−アミン
【2073】
【化645】
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【2074】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、ジメチル−1,2−オキサゾル−4−アミンから、33%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C10O, 127;Found,127。
【2075】
調製物166b:メチル3−({[(1R)−6−[(ジメチル−1,2−オキサゾル−4−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2076】
【化646】
[この文献は図面を表示できません]
【2077】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aとN,3,5−トリメチル−1,2−オキサゾル−4−アミンから、36%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2428, 421;Found,421。
【2078】
実施例166:メチル3−({[(1R)−6−[(ジメチル−1,2−オキサゾル−4−イル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2079】
【化647】
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【2080】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物166bから91%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.61−1.64(1H、m)、1.73−1.82(3H、m)、1.95(3H、s)、2.19(3H、s)、2.62−2.66(2H、m)、2.96−3.00(1H、m)、3.09(3H、s)、3.38−3.41(1H、m)、3.47−3.53(1H、m)、6.31−6.33(2H、m)、7.10(1H、d、J=8.4Hz)、7.53(1H、d、J=5.1Hz)、7.80(1H、d、J=5.1Hz)、8.31(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2326, 407;Found,407。
【2081】
調製物167a:N−メチル−4−(ピロリジン−1−イル)アニリン
【2082】
【化648】
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【2083】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(ピロリジン−1−イル)アニリンから、74%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1116, 177;Found,177。
【2084】
調製物167b:メチル3−({[(1R)−6−{メチル[4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2085】
【化649】
[この文献は図面を表示できません]
【2086】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製122aとN−メチル−4−(ピロリジン−1−イル)アニリンから、55%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2934, 471;Found, 471。
【2087】
実施例167:3−({[(1R)−6−{メチル[4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2088】
【化650】
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【2089】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物167bから77%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.58−1.62(1H、m)1.69−1.78(3H、m)、1.89−1.94(4H、m)、2.55−2.58(2H、m)、2.92−2.96(1H、m)、3.09(3H、s)、3.30−3.33(4H、m)、3.37−3.43(1H、m)、3.46−3.49(1H、m)、6.36(1H、s)、6.42(1H、d、J=9.0Hz)、6.52(2H、d、J=8.7Hz)、6.94(2H、d、J=8.4Hz)、7.03(1H、d、J=9.0Hz)、7.53(1H、d、 J=4.8Hz)、7.79(1H、d、J=4.5Hz)、8.29(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2832, 457;Found, 457。
【2090】
調製物168a:[1−(4−ブロモフェニル)エトキシ](tert−ブチル)ジメチルシラン
【2091】
【化651】
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【2092】
DMF(35mL)中の1−(4−ブロモフェニル)エタン−1−オール(2.8g、13.93mmol)及びイミダゾール(2.84g、41.79mmol)の溶液に、室温でTBDMSCl(4.18g、27.86mmol)を加え、反応物を一晩撹拌した。反応物を水(70mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=100:1)によって精製して、無色の油として4.08g(95%)の表題化合物を得た。
【2093】
調製物168b:4−{1−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル}−N−メチルアニリン
【2094】
【化652】
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【2095】
DMF(30mL)中の、調製物168a(1.0g、3.18mmol)、KOAc(780mg、7.96mmol)、及びメチルアミン(16mL、THF中で2M)の懸濁液に、Nの下、室温でCuI(728mg、3.83mmol)を加えた。反応容器を密閉し、100℃で一晩撹拌した。濾過後、溶液を水酸化アンモニウム(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機質層を真空内で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、無色の油として490mg(58%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1527NOSi, 266;Found, 266。
【2096】
調製物168c:メチル3−[({6−[4−{1−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル}フェニル)−(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}メチル}アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【2097】
【化653】
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【2098】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと調製物168bから、32%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3345Si, 560;Found,560。
【2099】
調製物168d:メチル3−({[6−({4−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]フェニル}(メチル)アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物169d:メチル3−({[6−({4−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]フェニル}(メチル)アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2100】
【化654】
[この文献は図面を表示できません]
【2101】
THF(5mL)中の調製物168c(333mg、0.60mmol)の溶液に、室温でTBAF(1.2mL、THF中で1.0M、1.2mmol)を加え、反応物を1時間撹拌した。溶液をEtOAc(30mL)と水(10mL)で希釈し、5NのHClでpH=5に酸性化した。この混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)によって精製して、黄色固形物として142mg(54%)のラセミ体を得た。[M+H] Calc’d for C2731, 446;Found,446。
【2102】
キラル分取HPLC(カラム:キラルIA 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:EtOH=80:20;F:1.0mL/min;W:230nm;T:30℃)による分離によって、黄色の固形物としてそれぞれ、50mg(30%)の調製物168d(8.622分)と55mg(33%)の調製169d(9.751分)を得た。ヒドロキシエチル立体中心の割当は恣意的である。
【2103】
実施例168:3−({[6−({4−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]フェニル}(メチル)アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2104】
【化655】
[この文献は図面を表示できません]
【2105】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物168dから15%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.30(3H、d、J=6.4Hz)、1.63−1.67(1H、m)、1.77−1.84(3H、m)、2.64−2.67(2H、m)、3.03−3.05(1H、m)、3.20(3H、s)、3.39−3.41(1H、m)、3.42−3.44(1H、m)、3.54−3.58(1H、m)、4.64−4.66(1H、m)、5.01(1H、s)、6.71−6.75(2H、m)、6.92(2H、d、J=8.0Hz)、7.19−7.24(3H、m)、7.56(1H、d、J=5.2Hz)、7.82(1H、d、J=4.8Hz)、8.33(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2106】
実施例169:3−({[6−({4−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]フェニル}(メチル)アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2107】
【化656】
[この文献は図面を表示できません]
【2108】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物169dから17%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.30(3H、d、J=6.4Hz)、1.63−1.67(1H、m)、1.75−1.82(3H、m)、2.64−2.67(2H、m)、2.99−3.04(1H、m)、3.20(3H、s)、3.34−3.38(2H、m)、3.50−3.55(1H、m)、4.63−4.67(1H、m)、5.01(1H、s)、6.71−6.75(2H、m)、6.92(2H、d、J=8.4Hz)、7.20−7.23(3H、m)、7.57(1H、d、J=5.2Hz)、7.78(1H、d、J=4.8Hz)、8.24(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2109】
調製物170a:N−メチル−4−(モルホリン−4−イル)アニリン
【2110】
【化657】
[この文献は図面を表示できません]
【2111】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(モルホリン−4−イル)アニリンから、48%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1116O, 193;Found,193。
【2112】
調製物170b:メチル3−({[(1R)−6−{メチル[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2113】
【化658】
[この文献は図面を表示できません]
【2114】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製122aとN−メチル−4−(モルホリン−4−イル)アニリンから、46%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2934, 487;Found,487。
【2115】
実施例170:3−({[(1R)−6−{メチル[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2116】
【化659】
[この文献は図面を表示できません]
【2117】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物166bから66%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.62−1.62(1H、m)、1.79−1.80(3H、m)、2.60−2.63(2H、m)、2.97−2.99(1H、m)、3.05−3.07(4H、m)、3.14(3H、s)、3.31−3.36(1H、m)、3.48−3.52(1H、m)、3.72−3.74(4H、m)、6.51(1H、m)、6.55−6.57(1H、m)、6.91−6.99(4H、m)、7.11(1H、d、J=8.4Hz)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.79(1H、d、J=4.8Hz)、8.26(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2832, 473;Found,473。
【2118】
調製物171a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(5−メチル−1,2−オキサゾル−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2119】
【化660】
[この文献は図面を表示できません]
【2120】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dとN,5−ジメチル−1,2−オキサゾル−3−アミンから、55%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2129, 372;Found, 372。
【2121】
調製物171b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N,5−ジメチル−1,2−オキサゾル−3−アミン
【2122】
【化661】
[この文献は図面を表示できません]
【2123】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物171aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1621O, 272;Found,272。
【2124】
調製物171c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(5−メチル−1,2−オキサゾル−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2125】
【化662】
[この文献は図面を表示できません]
【2126】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物171bから69%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2326, 407;Found,407。
【2127】
実施例171:3−({[(1R)−6−[メチル(5−メチル−1,2−オキサゾル−3−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2128】
【化663】
[この文献は図面を表示できません]
【2129】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物171cから72%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.67−1.86(4H、m)、2.26、(3H、s)、2.63−2.71(2H、m)、3.02−3.11(1H、m)、3.24(3H、s)、3.33−3.65(2H、m)、5.80(1H、s)、6.98−7.04(2H、m)、7.31(1H、d、J=6.1Hz)、7.66(1H、d、J=4.4Hz)、7.87(1H、d、J=4.4Hz)、8.39(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2224, 393;Found, 393。
【2130】
調製物172a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[(2−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2131】
【化664】
[この文献は図面を表示できません]
【2132】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dと2−メトキシ−N−メチルアニリンから、39%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2432, 397;Found, 397。
【2133】
調製物172b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【2134】
【化665】
[この文献は図面を表示できません]
【2135】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物172aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1924O, 297;Found,297。
【2136】
調製物172c:メチル3−({[(1R)−6−[(2−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2137】
【化666】
[この文献は図面を表示できません]
【2138】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物172bから44%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2139】
実施例172:3−({[(1R)−6−[(2−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2140】
【化667】
[この文献は図面を表示できません]
【2141】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物172cから47%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.55−1.65(1H、m)、1.71−1.82(3H、m)、2.57−2.62(2H、m)、2.87−2.91(1H、m)、3.10(3H、s)、3.25−3.35(2H、m)、3.73(3H、s)、6.26−6.31(2H、m)、6.95−7.15(4H、m)、7.22−7.29(1H、m)、7.52(1H、d、J=4.4Hz)、7.65(1H、d、J=4.4Hz)、7.96(1H、1H)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【2142】
調製物173a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(ピリジン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2143】
【化668】
[この文献は図面を表示できません]
【2144】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dと4−メチルアミノピリジンから、59%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2229, 368;Found, 368。
【2145】
調製物173b:N−[(5R)−5−(アミノメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−N−メチルピリジン−4−アミン
【2146】
【化669】
[この文献は図面を表示できません]
【2147】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物173aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1721, 268;Found,268。
【2148】
調製物173c:メチル3−({[(1R)−6−[メチル(ピリジン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2149】
【化670】
[この文献は図面を表示できません]
【2150】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物173bから42%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2426, 403;Found, 403。
【2151】
実施例173:3−({[(1R)−6−[メチル(ピリジン−4−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2152】
【化671】
[この文献は図面を表示できません]
【2153】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物173cから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、MeOD):δ1.75−1.84(1H、m)、1.96−2.05(3H、m)、2.78−2.95(2H、m)、3.50−3.60(2H、m)、6.84−6.87(2H、m)、7.04(1H、d、J=8.1Hz)、7.08(1H、s)、7.47(1H、d、J=8.1Hz)、7.78(2H、br s)、8.09−8.13(1H、m)。[M+H] Calc’d for C2324, 389;Found,389。
【2154】
調製物174a:4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−N−メチルアニリン
【2155】
【化672】
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【2156】
トルエン/HO(100mL/20mL)中の、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(800mg、3.8mmol)、S−Phos(160mg、0.38mmol)、Pd(dba)(72mg、0.08mmol)、及びKPO(96mg、3.8mmol)の溶液に、Nの下、4−ブロモ−N−メチルアニリン(712mg、3.84mmol)を加えた。115℃で一晩撹拌後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、黄色固形物として550mg(76%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1215NO, 190;Found,190。
【2157】
調製物174b:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2158】
【化673】
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【2159】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−N−メチルアニリンから、15%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3033, 484;Found,484。
【2160】
実施例174:3−({[(1R)−6−{[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2161】
【化674】
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【2162】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物174bから32%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.62−1.63(1H、m)、1.75−1.82(2H、m)、2.38−2.42(2H、m)、2.67−2.69(2H、m)、3.05−3.08(1H、m)、3.20(3H、s)、3.46−3.49(2H、m)、3.76−3.84(4H、m)、4.17−4.18(2H、m)、6.09(1H、s)、6.80−6.86(4H、t、J=9.0Hz)、7.22−7.24(1H、d、J=8.1Hz)、7.28−7.31(2H、d、J=8.4Hz)、7.73−7.75(1H、d、J=5.7Hz)、7.87−7.89(1H、d、J=5.1Hz)、8.39(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2931, 470;Found,470。
【2163】
調製物175a:N−メチル−4−(オキサン−4−イル)アニリン
【2164】
【化675】
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【2165】
下のEtOAc(20mL)中の化合物4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−N−メチルアニリン(200mg、1.05mmol)の溶液に、室温で10%のPd/C(50mg)を加えた。反応物を1気圧のHの下で一晩撹拌した。反応物をセライトに通して濾過し、濃縮して、黄色固形物として180mg(89%)を得た。[M+H] Calc’d for C1215NO, 190;Found,190。
【2166】
調製物175b:メチル3−({[(1R)−6−{メチル[4−(オキサン−4−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2167】
【化676】
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【2168】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製122aとN−メチル−4−(オキサン−4−イル)アニリンから、44%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3035, 486;Found,486。
【2169】
実施例175:3−({[(1R)−6−{メチル[4−(オキサン−4−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2170】
【化677】
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【2171】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物175bから93%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.57−1.64(5H、m)、1.75−1.78(3H、m)、2.62−2.65(3H、m)、3.00−3.03(1H、m)、3.17(3H、s)、3.35−3.44(3H、m)、3.51−3.53(1H、m)、3.89−3.93(2H、m)、6.70−6.73(2H、m)、6.88(2H、d、J=8.4Hz)、7.11(2H、d、J=8.4Hz)、7.18(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=5.1Hz)、7.1(1H、d、J=5.1Hz)、8.33(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2933, 472;Found, 472。
【2172】
調製物176a:4−エテニル−N−メチルアニリン
【2173】
【化678】
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【2174】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−エテニルアニリンから、13%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C11N, 134;Found,134。
【2175】
調製物176b:メチル3−({[(4R)−7−[(4−エテニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2176】
【化679】
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【2177】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−エテニル−N−メチルアニリンから、38%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2627, 430;Found, 430。
【2178】
実施例176:3−({[(4R)−7−[(4−エテニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2179】
【化680】
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【2180】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物176bから98%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.87−1.97(2H、m)、3.05−3.08(1H、m)、3.20(3H、m)、3.42−3.49(1H、m)、3.63−3.69(1H、m)、4.11−4.18(2H、m)、5.06−5.10(1H、m)、5.60−5.66(1H、m)、6.42−6.43(1H、m)、6.53−6.67(2H、m)、6.90(2H、d、J=8.4Hz)、7.21(1H、d、J=8.1Hz)、7.33(2H、d、J=8.7Hz)、7.55(1H、d、J=4.8Hz)、7.82(1H、d、J=4.8Hz)、8.36(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2525, 416;Found,416。
【2181】
調製物177a:メチル3−({[(1R)−6−[(4−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2182】
【化681】
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【2183】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−メトキシ−N−メチルアニリンから、52%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2184】
実施例177:3−({[(1R)−6−[(4−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2185】
【化682】
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【2186】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物177aから84%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.60−1.81(4H、m)、2.59−2.63(2H、m)、2.99−3.01(1H、m)、3.13(3H、s)、3.37−3.56(2H、m)、3.72(3H、s)、6.49−6.54(2H、m)、6.87−6.90(2H、m)、6.99−7.02(2H、m)、7.09(1H、d、J=8.4Hz)、7.77(1H、d、J=5.1Hz)、7.87(1H、d、J=5.1Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【2187】
調製物178a:メチル3−({[(4R)−7−[(4−エテニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2188】
【化683】
[この文献は図面を表示できません]
【2189】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−メトキシ−N−メチルアニリンから、51%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2527, 434;Found,434。
【2190】
実施例178:3−({[(4R)−7−[(4−メトキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2191】
【化684】
[この文献は図面を表示できません]
【2192】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物178aから84%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.80−1.94(2H、m)、2.97−3.01(1H、m)、3.11(3H、s)、3.31−3.38(1H、m)、3.41−3.46(1H、m)、3.73(3H、s)、4.04−4.12(2H、m)、6.08(1H、s)、6.08(1H、s)、6.22−6.25(1H、m)、6.89−6.92(2H、m)、7.02−7.07(3H、m)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2425, 420;Found, 420。
【2193】
調製物179a:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2194】
【化685】
[この文献は図面を表示できません]
【2195】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bとN−メチル−4−(ピロリジン−1−イル)アニリンから、35%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2832, 473;Found,473。
【2196】
実施例179:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2197】
【化686】
[この文献は図面を表示できません]
【2198】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物179aから87%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.79−1.80(1H、m)、1.86−1.87(5H、m)、2.97−2.98(1H、m)、3.25−3.26(3H、m)、3.38−3.39(4H、m)、3.40−3.43(1H、m)、3.55−3.56(1H、m)、3.59−3.61(2H、m)、5.96−5.97(1H、m)、6.12−6.14(1H、m)、6.52−6.56(2H、m)、6.99−7.02(3H、m)、7.53−7.55(1H、d、J=4.8Hz)、7.80−7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.36(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2730, 459;Found, 459。
【2199】
調製物180a:1−(4−ニトロフェニル)アゼチジン
【2200】
【化687】
[この文献は図面を表示できません]
【2201】
1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(5.0g、35.5mmol)を、室温でEtOH(100mL)中のアゼチジンHCl(3.98g、42.55mmol)とKCO(7.34g、53.19mmol)の懸濁液に加え、反応物を40℃で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、黄色固形物として700mg(11%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C10, 180;Found,180。
【2202】
調製物180b:4−(アゼチジン−1−イル)アニリン
【2203】
【化688】
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【2204】
10%のPd/C(70mg)を、Nの下、室温でEtOH(15mL)中の1−(4−ニトロフェニル)アゼチジン(0.7g、3.9mmol)の溶液に加えた。50psi未満のHを一晩撹拌後に、反応混合物をセライトに通して濾過し、濃縮して、茶色油として580mg(99%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C12, 149;Found,149。
【2205】
調製物180c:4−(アゼチジン−1−イル)−N−メチルアニリン
【2206】
【化689】
[この文献は図面を表示できません]
【2207】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(アゼチジン−1−イル)アニリンから、73%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1014, 163;Found,163。
【2208】
調製物180d:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(アゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2209】
【化690】
[この文献は図面を表示できません]
【2210】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−(アゼチジン−1−イル)−N−メチルアニリンから、50%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2832, 457;Found, 457。
【2211】
実施例180:3−({[(1R)−6−{[4−(アゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2212】
【化691】
[この文献は図面を表示できません]
【2213】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物180dから73%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.59−1.64(1H、m)、1.70−1.81(3H、m)、2.24−2.29(2H、m)、2.56−2.60(2H、m)、2.95−3.06(1H、m)、3.11(3H、s)、3.30−3.42(1H、m)、3.48−3.52(1H、m)、3.3−3.79(4H、m)、6.42−6.45(4H、m)、6.93−6.95(2H、m)、7.06−7.08(1H、m)、7.57(1H、d、J=4.5Hz)、7.83(1H、d、J=5.1Hz)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2730, 443;Found,443。
【2214】
調製物181a:N−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)アニリン
【2215】
【化692】
[この文献は図面を表示できません]
【2216】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(トリフルオロメトキシ)アニリンから、68%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for CNO, 192;Found,192。
【2217】
調製物181b:メチル3−({[(1R)−6−{メチル[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2218】
【化693】
[この文献は図面を表示できません]
【2219】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製122aとN−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)アニリンから、67%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2626, 486;Found,486。
【2220】
実施例181:3−({[(1R)−6−{メチル[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2221】
【化694】
[この文献は図面を表示できません]
【2222】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物181bから94%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.63−1.84(4H、m)、2.65−2.69(2H、m)、3.18−3.20(1H、m)、3.25(3H、s)、3.40−3.47(1H、m)、3.55−3.61(1H、m)、6.85−6.88(4H、m)、7.16(2H、d、J=8.7Hz)、7.29(1H、d、J=8.4Hz)、7.55(1H、d、J=5.1Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.35(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2524, 472;Found, 472。
【2223】
調製物182a:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2224】
【化695】
[この文献は図面を表示できません]
【2225】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製126bとN−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)アニリンから、32%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2524, 488;Found, 488。
【2226】
実施例182:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2227】
【化696】
[この文献は図面を表示できません]
【2228】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物182aから89%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.87−1.98(2H、m)、3.05−3.10(1H、m)、3.24(3H、s)、3.44−3.51(1H、m)、3.64−3.70(1H、m)、4.12−4.19(2H、m)、6.45(1H、d、J=2.4Hz)、6.55−6.59(1H、m)、6.94−6.96(2H、m)、7.18−7.26(3H、m)、7.55(1H、d、J=5.1Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2422, 474;
Found,474。
【2229】
調製物183a:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(アゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2230】
【化697】
[この文献は図面を表示できません]
【2231】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−(アゼチジン−1−イル)−N−メチルアニリンから、51%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2730, 459;Found, 459。
【2232】
実施例183:3−({[(4R)−7−{[4−(アゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2233】
【化698】
[この文献は図面を表示できません]
【2234】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物183aから81%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.82−1.95(2H、m)、2.24−2.31(2H、m)、2.94−2.97(1H、m)、3.07(3H、s)、3.29−3.37(1H、m)、3.50−3.58(1H、m)、3.74−3.79(4H、m)、4.02−4.13(2H、m)、5.99(1H、d、J=2.4Hz)、6.16(1H、dd、J=8.7Hz、2.4Hz)、6.40(2H、d、J=8.4Hz)、6.94(2H、d、J=8.7Hz)、7.03(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.77(1H、d、J=4.8Hz)、8.25(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2628, 445;Found,445。
【2235】
調製物184a:4−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルアニリン
【2236】
【化699】
[この文献は図面を表示できません]
【2237】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(ジフルオロメトキシ)アニリンから、82%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDCl):δ2.82(3H、s)、3.75(1H、br s)、6.37(1H、t、J=75.0Hz)、6.56(2H、d、J=7.1Hz)、6.98(2H、d、J=8.4Hz)。[M+H] Calc’d for CNO, 174;Found,174。
【2238】
調製物184b:tert−ブチルN−{[(1R)−6−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2239】
【化700】
[この文献は図面を表示できません]
【2240】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dと調製物184aから、59%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2430, 433;Found,433。
【2241】
調製物184c:(5R)−5−(アミノメチル)−N−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【2242】
【化701】
[この文献は図面を表示できません]
【2243】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物184bから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1922O, 333;Found,333。
【2244】
調製物184d:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2245】
【化702】
[この文献は図面を表示できません]
【2246】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物184cから76%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2627, 468;Found,468。
【2247】
実施例184:3−({[(1R)−6−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2248】
【化703】
[この文献は図面を表示できません]
【2249】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物184dから84%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.91(4H、m)、2.65−2.70(2H、m)、3.03−3.07(1H、m)、3.32(3H、s)、3.40−3.46(1H、m)、3.54−3.59(1H、m)、6.76−6.80(2H、m)、6.90−7.28(6H、m)、7.56(1H、d、J=4.5Hz)、7.77(1H、br s)、7.82(1H、d、J=4.5Hz)、8.33(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2525, 454;Found,454。
【2250】
調製物185a:4−エトキシ−N−メチルアニリン
【2251】
【化704】
[この文献は図面を表示できません]
【2252】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−エトキシアニリンから、61%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C13NO, 152;Found,152。
【2253】
調製物185b:メチル3−({[(1R)−6−[(4−エトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2254】
【化705】
[この文献は図面を表示できません]
【2255】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−シクロプロピル−N−メチルアニリンから、28%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2731, 446;Found,446。
【2256】
実施例185:3−({[(1R)−6−[(4−エトキシフェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2257】
【化706】
[この文献は図面を表示できません]
【2258】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物185bから33%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.32(3H、t、J=6.9Hz)、1.62−1.78(4H、m)、2.62−2.63(2H、m)、2.95−2.97(1H、m)、3.15(3H、s)、3.26−3.33(1H、m)、3.45−3.51(1H、m)、3.99(2H、q、J=6.9Hz)、6.51−6.57(2H、m)、6.88(2H、d、J=8.7Hz)、7.00(2H、d、J=8.7Hz)、7.12(1H、d、J=8.4Hz)、7.57(1H、d、J=5.1Hz)、7.77(1H、d、J=5.1Hz)、8.20(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2259】
調製物186a:メチル3−({[(4R)−7−[(4−エトキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2260】
【化707】
[この文献は図面を表示できません]
【2261】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−シクロプロピル−N−メチルアニリンから、58%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 448;Found, 448。
【2262】
実施例186:3−({[(4R)−7−[(4−エトキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2263】
【化708】
[この文献は図面を表示できません]
【2264】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物186aから94%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.32(3H、t、J=6.8Hz)、1.81−1.84(1H、m)、1.92−1.98(1H、m)、2.99−3.02(1H、m)、3.13(3H、s)、3.39−3.45(1H、m)、3.59−3.63(1H、m)、4.00(2H、q、J=6.8Hz)、4.06−4.16(2H、m)、6.10(1H、d、J=2.0Hz)、6.25(2H、dd、J=8.8Hz、2.0Hz)、6.91(2H、d、J=8.8Hz)、7.04(2H、d、J=8.8Hz)、7.07(2H、d、J=8.8Hz)、7.03−7.09(3H、m)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.377.56(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 434;Found,434。
【2265】
調製物187a:N−メチル−4−(プロパン−2−イル)アニリン
【2266】
【化709】
[この文献は図面を表示できません]
【2267】
の下、密封管の中の、1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼン(1.0g、5.03mmol)、メチルアミン(25mL、50.0mmol)、CuI(1.15g、6.0mmol)、KOAc(1.24g、12.6mmol)、及びDMF(30mL)の混合物を、一晩で100℃に加熱した。混合物を室温に冷却し、水(100mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機質層を乾燥し(NaSO)、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、黄色油として254mg(34%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1015N, 150;Found,150。
【2268】
調製物187b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2269】
【化710】
[この文献は図面を表示できません]
【2270】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bとN−メチル−4−(プロパン−2−イル)アニリンから、57%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2731, 446;Found,446。
【2271】
実施例187:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2272】
【化711】
[この文献は図面を表示できません]
【2273】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物187bから90%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.19(6H、d、J=6.8Hz)、1.83−1.99(2H、m)、2.81−2.88(1H、m)、3.02−3.05(1H、m)、3.17(3H、s)、3.44−3.48(1H、m)、3.62−3.66(1H、m)、4.09−4.19(2H、m)、6.25(1H、d、J=1.6Hz)、6.40(1H、dd、J=8.4Hz、1.6Hz)、6.97(2H、d、J=8.0Hz)、7.13(1H、d、J=8.4Hz)、7.17(2H、d、J=8.0Hz)、7.57(1H、d、J=5.2Hz)、7.83(1H、d、J=5.2Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2274】
調製物188a:N−メチル−4−(1H−ピラゾル−1−イル)アニリン
【2275】
【化712】
[この文献は図面を表示できません]
【2276】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(1H−ピラゾル−1−イル)アニリンから、98%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1011, 174;Found,174。
【2277】
調製物188b:メチル3−({[(1R)−6−{メチル[4−(1H−ピラゾル−1−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2278】
【化713】
[この文献は図面を表示できません]
【2279】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aとN−メチル−4−(1H−ピラゾル−1−イル)アニリンから、32%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2829, 468;Found,468。
【2280】
実施例188:3−({[(1R)−6−{メチル[4−(1H−ピラゾル−1−イル)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2281】
【化714】
[この文献は図面を表示できません]
【2282】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物188bから57%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.64−1.69(1H、m)、1.79−1.85(3H、m)、2.67−2.70(2H、m)、3.07−3.08(1H、m)、3.26(3H、s)、3.42−3.47(1H、m)、3.57−3.61(1H、m)、6.49(1H、s)、6.84(1H、s)、6.86(1H、d、J=8.4Hz)、6.99(2H、d、J=8.8Hz)、7.27(1H、d、J=8.4Hz)、7.57(1H、d、J=4.8Hz)、7.66(2H、d、J=8.8Hz)、7.68(1H、s)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.35(2H、s)。[M+H] Calc’d for C2727, 454;Found,454。
【2283】
調製物189a:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(1H−ピラゾル−1−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2284】
【化715】
[この文献は図面を表示できません]
【2285】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bとN−メチル−4−(1H−ピラゾル−1−イル)アニリンから、52%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2727, 470;Found,470。
【2286】
実施例189:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(1H−ピラゾル−1−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2287】
【化716】
[この文献は図面を表示できません]
【2288】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物189aから83%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.85−1.90(1H、m)、1.97−2.02(1H、m)、3.07−3.10(1H、m)、3.24(3H、s)、3.46−3.52(1H、m)、3.66−3.71(1H、m)、4.11−4.22(2H、m)、6.43(1H、s)、6.50(1H、s)、6.55(1H、d、J=8.4Hz)、7.08(2H、d、J=8.8Hz)、7.23(1H、d、J=8.4Hz)、7.57(1H、d、J=5.2Hz)、7.69(1H、s)、7.70(2H、d、J=8.8Hz)、7.85(1H、d、J=5.2Hz)、8.38(1H、s)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2625, 456;Found,456。
【2289】
調製物190a:4−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルアニリン
【2290】
【化717】
[この文献は図面を表示できません]
【2291】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(ジフルオロメトキシ)アニリンから、29%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for CNO, 174;Found,174。
【2292】
調製物190b:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2293】
【化718】
[この文献は図面を表示できません]
【2294】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルアニリンから、75%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2525, 470;Found,470。
【2295】
実施例190:3−({[(4R)−7−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2296】
【化719】
[この文献は図面を表示できません]
【2297】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物190bから89%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.83−1.87(1H、m)、1.94−2.01(1H、m)、3.04−3.08(1H、m)、3.19(3H、s)、3.43−3.49(1H、m)、3.63−3.68(1H、m)、4.10−4.20(2H、m)、6.34(1H、s)、6.47(1H、d、J=8.0Hz)、7.03(2H、d、J=8.8Hz)、7.10(2H、d、J=8.8Hz)、7.13(1H、t、J=74.8Hz)、7.19(1H、d、J=8.8Hz)、7.57(1H、d、J=4.8Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2423, 456;Found,456。
【2298】
調製物191a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2299】
【化720】
[この文献は図面を表示できません]
【2300】
表題化合物を、調製物9aに関する基本手順に従い、調製物6dと−N−メチルアニリンから、69%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2330, 367;Found,367。
【2301】
調製物191b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−メチル−N−フェニル−5,6,7,8テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【2302】
【化721】
[この文献は図面を表示できません]
【2303】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物191aから96%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1822, 267;Found,267。
【2304】
調製物191c:6−クロロ−3−({[(1R)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリダジン−4−カルボン酸
【2305】
【化722】
[この文献は図面を表示できません]
【2306】
1−ブタノール中の調製物191b(132mg、0.5mmol)の0.3Mの溶液を、3,6−ジクロロピリダジン−4−カルボン酸(97mg、0.5mmol)及びDIEA(304μL、1.8mmol)と組み合わせた。反応混合物をキャッピングし、80℃で14時間加熱した。混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×15mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を飽和重炭酸塩溶液(30mL)とブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した。結果として生じるオレンジ色の固形物(190mg)を更に精製することなく次に使用した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ1.59−1.90(m、4H)、2.62−2.73(m、2H)、3.10−3.17(m、1H)、3.22(s、3H)、3.56−3.69(m、1H)、3.80−3.92(m、1H)、6.76−6.94(m、5H)、7.19−7.27(m、3H)、7.75−7.79(m、1H)、8.15−8.28(m、1H)。[M+H] Calc’d for C2323ClN, 423;Found,423。
【2307】
実施例191:3−({[(1R)−6−[メチル(フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリダジン−4−カルボン酸
【2308】
【化723】
[この文献は図面を表示できません]
【2309】
MeOH(7.1mL)中の調製物191c(171mg、0.4mmol)の溶液を、ギ酸アンモニウム(51mg、0.8mmol)と10%のPd/C(Degussa)(25mg)で処理した。反応混合物を2時間、マイクロ波照射を用いて50℃に加熱した。粗製の反応混合物をセライトのショートプラグに通して濾過し、MeOH(〜30mL)で洗浄した。結果として生じる濾液を真空下で濃縮した。残留物をEtOAc(25ml)で希釈し、水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、真空下で濃縮した。結果として生じる残留物を分取HPLCによって精製して、黄褐色固形物として21mg(14%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ1.61−1.91(m、4H)、2.61−2.74(m、2H)、3.06−3.18(m、1H)、3.22(s、3H)、3.53−3.68(m、1H)、3.85−3.96(m、1H)、6.75−6.89(m、3H)、6.89−6.95(m、2H)、7.19−7.28(m、3H)、7.67−7.75(m、1H)、8.10−8.17(m、1H)、8.57−8.63(m、1H)。[M+H] Calc’d for C2324, 389;Found,389。
【2310】
調製物192a:N−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロメトキシ)アニリン
【2311】
【化724】
[この文献は図面を表示できません]
【2312】
表題化合物化合物を、調製物187aの手順に従い、1−ブロモ−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンから、77%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C10N, 190;Found,190。
【2313】
調製物192b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2314】
【化725】
[この文献は図面を表示できません]
【2315】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製126bとN−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)アニリンから、47%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2626, 486;Found,486。
【2316】
実施例192:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2317】
【化726】
[この文献は図面を表示できません]
【2318】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物192bから88%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.84−1.88(1H、m)、1.95−2.02(1H、m)、3.06−3.10(1H、m)、3.20(3H、s)、3.46−3.58(3H、m)、3.66−3.70(1H、m)、4.11−4.22(2H、m)、6.42(1H、s)、6.54(1H、d、J=8.8Hz)、6.95(2H、d、J=8.0Hz)、7.20−7.23(3H、m)、7.57(1H、d、J=4.8Hz)、7.85(1H、d、J=4.8Hz)、8.40(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2524, 472;Found, 472。
【2319】
調製物193a:4−(1H−イミダゾル−1−イル)−N−メチルアニリン
【2320】
【化727】
[この文献は図面を表示できません]
【2321】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(1H−イミダゾル−1−イル)アニリンから、33%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1011, 174;Found,174。
【2322】
調製物193b:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(1H−イミダゾル−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2323】
【化728】
[この文献は図面を表示できません]
【2324】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−(1H−イミダゾル1−イル)−N−メチルアニリンから、43%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2829, 468;Found,468。
【2325】
実施例193:3−({[(1R)−6−{[4−(1H−イミダゾル−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2326】
【化729】
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【2327】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物193bから82%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.64−1.69(1H、m)、1.79−1.85(3H、m)、2.66−2.71(2H、m)、3.07−3.08(1H、m)、3.26(3H、s)、3.39−3.44(1H、m)、3.56−3.60(1H、m)、6.86−6.90(2H、m)、6.97−6.99(2H、m)、7.07(1H、s)、7.30(1H、d、J=6.3Hz)、7.46(2H、d、J=6.3Hz)、7.57−7.62(2H、m)、7.81(1H、d、J=3.6Hz)、8.11(1H、s)、8.31(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2727, 454;Found,454。
【2328】
調製物194a:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(1H−イミダゾル−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2329】
【化730】
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【2330】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−(1H−イミダゾル−1−イル)−N−メチルアニリンから、72%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2727, 470;Found,470。
【2331】
実施例194:3−({[(4R)−7−{[4−(1H−イミダゾル−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2332】
【化731】
[この文献は図面を表示できません]
【2333】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物194aから81%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.87−1.90(1H、m)、1.98−2.00(1H、m)、3.06−3.09(1H、m)、3.25(3H、s)、3.43−3.48(1H、m)、3.64−3.69(1H、m)、4.13−4.20(2H、m)、6.46(1H、s)、6.58(1H、d、J=6.0Hz)、7.04−7.08(3H、m)、7.25(1H、d、J=6.3Hz)、7.50(2H、d、J=6.3Hz)、7.58(1H、d、J=3.6Hz)、7.64(1H、s)、7.82(1H、d、J=3.3Hz)、8.13(1H、s)、8.35(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2625, 456;Found,456。
【2334】
調製物195a:4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−N−メチルアニリン
【2335】
【化732】
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【2336】
表題化合物を、調製物180a、180b、及び180cについて概説される一般スキームに従い、3,3−ジフルオロアゼチジンから、10%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1012, 199;Found,199。
【2337】
調製物195b:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2338】
【化733】
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【2339】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物122aと4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−N−メチルアニリンから、39%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2728, 479;Found,479。
【2340】
実施例195:3−({[(1R)−6−{[4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2341】
【化734】
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【2342】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物195bから90%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.59−1.65(1H、m)、1.76−1.81(3H、m)、2.57−2.63(2H、m)、2.96−3.01(1H、m)、3.14(3H、s)、3.33−3.41(1H、m)、3.47−3.54(1H、m)、4.24(4H、t、J=12.3Hz)、6.48(1H、s)、6.51(1H、d、J=8.8Hz)、6.57(2H、d、J=8.4Hz)、7.00(2H、d、J=8.4Hz)、7.09(1H、d、J=8.8Hz)、7.55(1H、d、J=4.8Hz)、7.81(1H、d、J=4.8Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2728, 479;Found,479。
【2343】
調製物196a:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2344】
【化735】
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【2345】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−N−メチルアニリンから、35%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2728, 495;Found,495。
【2346】
実施例196:3−({[(4R)−7−{[4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2347】
【化736】
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【2348】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物196aから86%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.78−1.86(1H、m)、1.90−1.98(1H、m)、2.97−3.02(1H、m)、3.12(3H、s)、3.40−3.47(1H、m)、3.59−3.65(1H、m)、4.05−4.14(2H、m)、4.25(4H、t、J=12.0Hz)、6.07(1H、s)、6.23(1H、d、J=6.6Hz)、6.58(2H、d、J=8.4Hz)、7.03(2H、d、J=8.4Hz)、7.06(1H、d、J=6.6Hz)、7.56(1H、d、J=3.9Hz)、7.84(1H、d、J=3.9Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2626, 481;Found,481。
【2349】
調製物197a:4−(2−メトキシエトキシ)−N−メチルアニリン
【2350】
【化737】
[この文献は図面を表示できません]
【2351】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(2−メトキシエトキシ)アニリンから、88%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1015NO, 182;Found,182。
【2352】
調製物197b:tert−ブチルN−{[(1R)−6−{[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2353】
【化738】
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【2354】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、調製物6dと調製物197aから、53%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2636, 441;Found, 441。
【2355】
調製物197c:(5R)−5−(アミノメチル)−N−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【2356】
【化739】
[この文献は図面を表示できません]
【2357】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物197bから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2128, 341;Found, 341。
【2358】
調製物197d:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2359】
【化740】
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【2360】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物197cから52%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2833, 476;Found,476。
【2361】
実施例197:3−({[(1R)−6−{[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2362】
【化741】
[この文献は図面を表示できません]
【2363】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物197dから62%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.60−1.79(4H、m)、2.0−2.65(2H、m)、2.98−3.02(1H、m)、3.15(3H、s)、3.30(3H、s)、3.38−3.54(2H、m)、3.65(2H、s)、4.06(2H、s)、6.51−6.58(2H、m)、6.91(2H、d、J=8.0Hz)、7.00(2H、d、J=7.8Hz)、7.12(1H、d、J=8.3Hz)、7.56(1H、br s)、7.82(1H、br s)、7.84(1H、br s)、8.32(1H、br s)、13.4(1H、br s)。[M+H] Calc’d for C2731, 462;Found,462。
【2364】
調製物198a:メチル3−({[(4R)−7−(2−フェニルエテニル)−3,4−ジヒドロ−1H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2365】
【化742】
[この文献は図面を表示できません]
【2366】
ACN/HO(30mL/10mL)中の、4,4,5,5−テトラメチル−2−(1−フェニル−ビニル)−[1,3,2]ジオキサボロラン(612mg、2.66mmol)、S−Phos(55mg、0.13mmol)、Pd(OAc)(15mg、0.0665mmol)、及びKPO(708mg、3.33mmol)の溶液に、調製物126b(500mg、1.33mmol)を加えた。反応混合物をNの下で、120℃で一晩撹拌した。溶媒を真空により除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:1)によって精製して、200mg(38%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2524, 401;Found,401。
【2367】
調製物198b:メチル3−({[(4R)−7−(1−フェニルエチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2368】
【化743】
[この文献は図面を表示できません]
【2369】
10%のPd/C(20mg)を、室温でNの下、EtOH(15mL)中の調製物198a(0.1g、0.25mmol)の溶液に加えた。50psiのHで一晩撹拌後、反応混合物をセライトに通して濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、茶色油として50mg(50%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2526, 403;Found, 403。
【2370】
実施例198:3−({[(4R)−7−(1−フェニルエチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2371】
【化744】
[この文献は図面を表示できません]
【2372】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物198bから83%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.52(3H、d、J=7.2Hz)、1.80−1.90(1H、m)、1.91−1.99(1H、m)、3.03−3.09(1H、m)、3.43−3.49(1H、m)、3.62−3.68(1H、m)、4.04(1H、t、J=7.2Hz)、4.09−4.18(2H、m)、6.64(1H、s)、6.75(1H、d、J=8.0Hz)、7.14−7.29(6H、m)、7.58(1H、d、J=5.2Hz)、7.84(1H、d、J=5.2Hz)、8.40(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2424, 389;Found,389。
【2373】
調製物199a:5−イソプロピル−N−メチルピリジン−2−アミン
【2374】
【化745】
[この文献は図面を表示できません]
【2375】
乾燥THF中の5−イソプロピル−ピリジン−2−イルアミン(0.5g、3.67mmol)の溶液をNでパージし、−78℃に冷却した。n−BuLi(1.62mL、4.04mmol)を滴下で加えた。反応物を0℃で0.5時間撹拌し、次にヨードメタン(0.25mL、4.04mmol)を滴下で加えた。結果として生じる反応混合物を一晩撹拌しつつ、室温に暖めた。水(20mL)を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機質層をNaSOで乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PEにおいて10%−30%のEtOAc)によって精製して、茶色油として200mg(36%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C14, 151;Found,151。
【2376】
調製物199b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[5−(プロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2377】
【化746】
[この文献は図面を表示できません]
【2378】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと5−イソプロピル−N−メチルピリジン−2−アミンから、65%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2630, 447;Found, 447。
【2379】
実施例199:3−({[(4R)−7−{メチル[5−(プロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2380】
【化747】
[この文献は図面を表示できません]
【2381】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物199bから82%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.16(6H、d、J=7.2Hz)、1.85−1.93(1H、m)、1.95−2.06(1H、m)、2.73−2.84(1H、m)、3.09−3.16(1H、m)、3.32(3H、s)、3.48−3.56(1H、m)、3.69−3.75(1H、m)、4.12−4.26(2H、m)、6.57(1H、d、J=8.1Hz)、6.64(1H、d、J=2.4Hz)、6.74(1H、dd、J=8.1Hz、1.8Hz)、7.32(1H、d、J=8.4Hz)、7.36(1H、dd、J=8.4Hz、2.4Hz)、7.57(1H、d、J=5.1Hz)、7.85(1H、d、J=5.1Hz)、8.04(1H、d、J=1.8Hz)、8.42(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2528, 433;Found,433。
【2382】
調製物200a:メチル3−({[(1R)−6−{メチル[4−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)フェニル]アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2383】
【化748】
[この文献は図面を表示できません]
【2384】
THF(10mL)中の調製物165c(576mg、1.37mmol)とピリジン(217mg、2.75mmol)の溶液に、0℃でTfO(407mg、1.44mmol)をゆっくり加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)によって精製して、黄色油として553mg(73%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2626S, 550;Found,550。
【2385】
調製物200b:メチル3−({[(1R)−6−[(4−{3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]アゼチジン−1−イル}フェニル)(メチル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2386】
【化749】
[この文献は図面を表示できません]
【2387】
表題化合物を、調製物126cに関する手順に従い、調製物200aと3−[(tert−ブチルジメチルシラニル)オキシ]アゼチジンから、55%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3446Si, 587;Found,587。
【2388】
調製物200c:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2389】
【化750】
[この文献は図面を表示できません]
【2390】
表題化合物を、調製物165cの手順に従い、調製物200bから89%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2832, 473;Found,473。
【2391】
実施例200:3−({[(1R)−6−{[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2392】
【化751】
[この文献は図面を表示できません]
【2393】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物200cから95%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.58−1.79(4H、m)、2.56−2.60(2H、m)、2.92−2.95(1H、m)、3.09(3H、s)、3.26−3.32(1H、m)、3.35−3.58(4H、m)、4.02(2H、t、J=6.6Hz)、4.50−4.54(1H、m)、6.39−6.45(4H、m)、6.92(2H、d、J=6.0Hz)、7.05(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=5.1Hz)、7.78(1H、d、J=4.8Hz)、8.26(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2730, 459;Found, 459。
【2394】
調製物201a:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン4−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2395】
【化752】
[この文献は図面を表示できません]
【2396】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物174aから、49%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2931, 486;Found,486。
【2397】
実施例201:3−({[(4R)−7−{[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2398】
【化753】
[この文献は図面を表示できません]
【2399】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物201aから83%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.86−1.98(2H、m)、2.38−2.40(2H、m)、3.03−3.08(1H、m)、3.19(3H、s)、3.42−3.50(1H、m)、3.63−3.68(1H、m)、3.77−3.80(2H、m)、4.11−4.19(4H、m)、6.12(1H、m)、6.39(1H、d、J=2.1Hz)、6.50−6.53(1H、m)、6.93(2H、d、J=8.7 Hz)、7.18(1H、d、J=8.1Hz)、7.33(2H、d、J=8.1Hz)、7.55(1H、d、J=4.8Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2829, 472;Found, 472。
【2400】
調製物202a:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(オキサン−4−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2401】
【化754】
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【2402】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物175aから、42%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2933, 488;Found, 488。
【2403】
実施例202:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(オキサン−4−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2404】
【化755】
[この文献は図面を表示できません]
【2405】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物202aから96%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.59−1.67(4H、m)、1.85−1.94(2H、m)、2.67−2.70(1H、m)、3.00−3.04(1H、m)、3.22(3H、s)、3.39−3.46(3H、m)、3.59−3.65(1H、m)、3.90−3.94(2H、m)、4.09−4.14(2H、m)、6.26(1H、d、J=2.8Hz)、6.27−6.43(1H、m)、6.94−6.97(2H、m)、7.12−7.17(3H、m)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.80(1H、d、J=4.8Hz)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2831, 474;Found,474。
【2406】
調製物203a:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(1−フェニルエテニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【2407】
【化756】
[この文献は図面を表示できません]
【2408】
表題化合物を、調製物198aに関する手順に従い、調製物18dと4,4,5,5−テトラメチル−2−(1−フェニル−ビニル)−[1,3,2]ジオキサボロランから、87%の収率で調製した。Calc’d for C2227NO, 309;Found,309。
【2409】
調製物203b:tert−ブチルN−{[(4R)−7−(1−フェニルシクロプロピル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}カルバマート
【2410】
【化757】
[この文献は図面を表示できません]
【2411】
DCE(5mL)中の調製物203a(0.2g、0.548mmol)の溶液をNでパージし、0℃に冷却した。ジエチル亜鉛(3.3mL、3.3mmol)を滴下で反応混合物に加えた。10分間の撹拌後、ジヨードメタン(1.76g、6.576mmol)を滴下で加えた。反応混合物を一晩撹拌しつつ、室温に暖めた。水(10mL)を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機質層を乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、茶色油として13mg(6%)の表題化合物を得た。Calc’d for C2429NO, 323;Found,323。
【2412】
調製物203c:[(4R)−7−(1−フェニルシクロプロピル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メタンアミン
【2413】
【化758】
[この文献は図面を表示できません]
【2414】
HCl溶液(EtOAcにおいて2.0M、10mL)中の調製物203b(30mg)の混合物を、室温で2時間撹拌した。溶液を濃縮し、更に精製することなく次の反応に使用した。Calc’d for C1921NO, 263;Found, 263。
【2415】
調製物203d:メチル3−({[(4R)−7−(1−フェニルシクロプロピル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2416】
【化759】
[この文献は図面を表示できません]
【2417】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物203cから40%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2626, 415;Found,415。
【2418】
実施例203:3−({[(4R)−7−(1−フェニルシクロプロピル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2419】
【化760】
[この文献は図面を表示できません]
【2420】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物203dから63%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.19(4H、s)、1.80−1.87(1H、m)、1.91−2.01(1H、m)、3.04−3.09(1H、m)、3.42−3.51(1H、m)、3.62−3.69(1H、m)、4.08−4.20(2H、m)、6.57(1H、d、J=1.8Hz)、6.70(1H、dd、J=7.8Hz、1.8Hz)、7.15−7.30(6H、m)、7.57(1H、d、J=5.1Hz)、7.84(1H、d、J=5.1Hz)、8.40(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2524, 401;Found,401。
【2421】
調製物204a:N−メチル−4−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)アニリン
【2422】
【化761】
[この文献は図面を表示できません]
【2423】
表題化合物を、調製物174aの調製の基本手順に従い、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、37%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1318, 203;Found,203。
【2424】
調製物204b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2425】
【化762】
[この文献は図面を表示できません]
【2426】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物204aから、20%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3034, 499;Found,499。
【2427】
実施例204:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2428】
【化763】
[この文献は図面を表示できません]
【2429】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物204bから16%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.82−1.98(m、2H)、2.77−3.04(m、6H)、3.04−3.08(m、1H)、3.20(s、3H)、3.30−3.76(m、5H)、4.11−4.16(m、2H)、6.05(s、1H)、6.43(d、1H、J=2.1Hz)、6.55(dd、1H、J=2.1Hz、8.1Hz)、6.91(d、2H、J=8.7Hz)、7.21(d、1H、J=7.8Hz)、7.35(d、2H、J=8.7Hz)、7.55(d、1H、J=5.4Hz)、7.81(d、1H、J=4.8Hz)、8.36(s、1H)。[M+H] Calc’d for C2932, 485;Found,485。
【2430】
調製物205a:N−メチル−4−(1−メチルピペリジン−4−イル)アニリン
【2431】
【化764】
[この文献は図面を表示できません]
【2432】
表題化合物を、調製物175aの基本手順に従い、調製物204aから90%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1320, 205;Found,205。
【2433】
調製物205b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2434】
【化765】
[この文献は図面を表示できません]
【2435】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物205aから、18%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3036, 501;Found,501。
【2436】
実施例205:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2437】
【化766】
[この文献は図面を表示できません]
【2438】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物205bから14%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.90−1.93(m、6H)、2.72(s、3H)、3.00−3.03(m、3H)、3.16(s、3H)、3.39−3.61(m、5H)、4.09−4.10(m、2H)、6.29(d、1H、J=2.1Hz)、6.43(dd、1H、J=2.1、8.7Hz)、6.96(d、2H、J=8.4Hz)、7.14(d、3H、J=8.7Hz)、7.56(d、1H、J=5.4Hz)、7.82(d、1H、J=5.1Hz)、8.36(s、1H)。[M+H] Calc’d for C2934, 487;Found,487。
【2439】
調製物206a:N,3,4−トリメチルアニリン
【2440】
【化767】
[この文献は図面を表示できません]
【2441】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、3,4−ジメチルアニリンから、33%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C13N, 136;Found,136。
【2442】
調製物206b:メチル3−({[(4R)−7−[(3,4−ジメチルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2443】
【化768】
[この文献は図面を表示できません]
【2444】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bとN,3,4−トリメチルアニリンから、43%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2445】
実施例206:3−({[(4R)−7−[(3,4−ジメチルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2446】
【化769】
[この文献は図面を表示できません]
【2447】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物206bから87%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.79−1.97(2H、m)、2.16(6H、s)、2.99−3.03(1H、m)、3.13(3H、s)、3.39−3.48(1H、m)、3.59−3.65(1H、m)、4.05−4.17(2H、m)、6.19(1H、d、J=2.4Hz)、6.32−6.36(1H、m)、6.75−6.79(1H、m)、6.85(1H、d、J=1.8Hz)、7.03−7.10(2H、m)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.82(1H、d、J=4.8Hz)、8.36(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 418;Found,418。
【2448】
調製物207a:4−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)アニリン
【2449】
【化770】
[この文献は図面を表示できません]
【2450】
表題化合物を、調製物165aについてした手順に従い、2−(4−アミノフェニル)エタン−1−オールから、定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1425NOSi, 252;Found,252。
【2451】
調製物207b:4−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−N−メチルアニリン
【2452】
【化771】
[この文献は図面を表示できません]
【2453】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)アニリンから、49%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1527NOSi, 266;Found, 266。
【2454】
調製物207C:メチル3−({[(4R)−7−[(4−{2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル}フェニル)−(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2455】
【化772】
[この文献は図面を表示できません]
【2456】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物207bから、39%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C3243Si, 562;Found,562。
【2457】
調製物207d:
メチル3−({[(4R)−7−{[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2458】
【化773】
[この文献は図面を表示できません]
【2459】
表題化合物を、調製物165cの手順に従い、調製物207cから80%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 448;Found, 448。
【2460】
実施例207:3−({[(4R)−7−{[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2461】
【化774】
[この文献は図面を表示できません]
【2462】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物207dから95%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.79−1.95(2H、m)、2.65(2H、t、J=7.2Hz)、3.01−3.04(1H、m)、3.12(3H、s)、3.43−3.48(1H、m)、3.53−3.66(3H、m)、4.08−4.15(2H、m)、6.24(1H、d、J=2.4Hz)、6.37−6.40(1H、m)、6.92−6.95(2H、m)、7.11−7.13(3H、m)、7.56(1H、d、J=5.1Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 434;Found,434。
【2463】
調製物208a:N−メチル−4−プロピルアニリン
【2464】
【化775】
[この文献は図面を表示できません]
【2465】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−プロピルアニリンから、95%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1015N, 150;Found,150。
【2466】
調製物208b:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(4−プロピルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2467】
【化776】
[この文献は図面を表示できません]
【2468】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製126bとN−メチル−4−プロピルアニリンから、24%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2731, 446;Found,446。
【2469】
実施例208:3−({[(4R)−7−[メチル(4−プロピルフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2470】
【化777】
[この文献は図面を表示できません]
【2471】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物208bから88%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.89(3H、t、J=7.2Hz)、1.50−1.63(2H、m)、1.81−1.87(1H、m)、1.91−2.01(1H、m)、2.99−3.12(1H、m)、3.17(3H、s)、3.40−3.50(3H、m)、3.61−3.68(1H、m)、4.06−4.21(2H、m)、6.25(1H、d、J=2.4Hz)、6.40(1H、dd、J=8.4Hz、2.4Hz)、6.96(2H、d、J=8.4Hz)、7.11(2H、d、J=8.4Hz)、7.13(1H、d、J=8.4Hz)、7.56(1H、d、J=5.1Hz)、7.84(1H、d、J=5.1Hz)、8.39(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 432;Found,432。
【2472】
調製物209a:tert−ブチルN−{[(1R)−6−{[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}カルバマート
【2473】
【化778】
[この文献は図面を表示できません]
【2474】
表題化合物を、調製物9aについて概説される基本手順に従い、4−(シクロプロピルメトキシ)−N−メチルアニリンと調製物6dから、66%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2736, 437;Found, 437。
【2475】
調製物209b:(5R)−5−(アミノメチル)−N−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【2476】
【化779】
[この文献は図面を表示できません]
【2477】
表題化合物を、調製物43bの手順に従い、調製物209aから定量的な収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2228O, 337;Found, 337。
【2478】
調製物209c:メチル3−({[(1R)−6−{[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2479】
【化780】
[この文献は図面を表示できません]
【2480】
表題化合物を、調製物4dの手順に従い、調製物209bから72%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2933, 472;Found, 472。
【2481】
実施例209:3−({[(1R)−6−{[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2482】
【化781】
[この文献は図面を表示できません]
【2483】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物209cから89%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.24(2H、s)、0.49(2H、d、J=6.0Hz)、1.11−1.17(1H、m)、1.52−1.58(1H、m)、1.68−1.75(3H、m)、2.53−2.58(2H、m)、2.90−2.95(1H、s)、3.07(3H、s)、3.25−3.46(2H、m)、3.71(2H、d、J=6.7Hz)、6.43(1H、s)、6.48(1H、d、J=7.4、Hz)、6.81(2H、d、J=8.4Hz)、6.92(2H、d、J=8.4Hz)、7.04(1H、d、J=8.2Hz)、7.50(1H、s)、7.74(1H、s)、8.22(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2831, 458;Found, 458。
【2484】
調製物210a:4−イソプロポキシ−N−メチルアニリン
【2485】
【化782】
[この文献は図面を表示できません]
【2486】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−イソプロポキシアニリンから、96%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1015NO, 166;Found,166。
【2487】
調製物210b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2488】
【化783】
[この文献は図面を表示できません]
【2489】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと4−イソプロポキシ−N−メチルアニリンから、45%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2731, 462;Found,462。
【2490】
実施例210:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2491】
【化784】
[この文献は図面を表示できません]
【2492】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物210bから78%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.26(6H、d、J=6.0Hz)、1.79−1.86(1H、m)、1.91−2.01(1H、m)、2.97−3.05(1H、m)、3.13(3H、s)、3.40−3.46(1H、m)、3.59−3.64(1H、m)、4.05−4.17(2H、m)、4.50−4.60(1H、m)、6.10(1H、d、J=2.4Hz)、6.26(1H、dd、J=8.4Hz、2.4Hz)、6.89(2H、d、J=8.4Hz)、7.02(2H、d、J=8.4Hz)、7.08(1H、d、J=8.4Hz)、7.56(1H、d、J=5.2Hz)、7.83(1H、d、J=5.2Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 448;Found, 448。
【2493】
調製物211a:1−(シクロプロピルメトキシ)−4−ニトロベンゼン
【2494】
【化785】
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【2495】
4−ニトロフェノール(5.0g、35.9mmol)を、DMF(80mL)中の(ブロモメチル)シクロプロパン(10.7g、79.07mmol)とKCO(19.9g、143.76mmol)の懸濁液に加え、反応物を40℃で一晩撹拌した。反応混合物を水(300mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0−5%のEtOAc/PE)によって精製して、無色の油として6.77g(98%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1011NO, 194;Found,194。
【2496】
調製物211b:4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン
【2497】
【化786】
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【2498】
10%のPd/C(680mg)を、Nの下で、EtOAc(70mL)中の調製物211a(6.77g、35.1mmol)の溶液に加え、反応混合物を室温で、Hの下で一晩撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、濃縮して、茶色油として5.72g(100%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1013NO, 164;Found,164。
【2499】
調製物211c:4−(シクロプロピルメトキシ)−N−メチルアニリン
【2500】
【化787】
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【2501】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、調製物211bから91%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1115NO, 178;Found,178。
【2502】
調製物211d:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2503】
【化788】
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【2504】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物211cから、55%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2831, 474;Found,474。
【2505】
実施例211:3−({[(4R)−7−{[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2506】
【化789】
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【2507】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物210bから89%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.29−0.34(2H、m)、0.53−0.60(2H、m)、1.16−1.24(1H、m)、1.77−2.01(2H、m)、2.96−3.05(1H、m)、3.13(3H、s)、3.39−3.47(1H、m)、3.58−3.65(1H、m)、3.79(2H、d、J=6.9Hz)、4.03−4.19(2H、m)、6.09(1H、d、J=2.4Hz)、6.25(1H、dd、J=8.4Hz、2.4Hz)、6.91(2H、d、J=9.0Hz)、7.03(2H、d、J=9.0Hz)、7.07(1H、d、J=8.4Hz)、7.56(1H、d、J=5.1Hz)、7.83(1H、d、J=5.1Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2729, 460;Found, 460。
【2508】
調製物212a:1−ニトロ−4−プロポキシベンゼン
【2509】
【化790】
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【2510】
表題化合物を、調製物211aの手順に従い、98%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C11NO, 182;Found,182。
【2511】
調製物212b:4−プロポキシアニリン
【2512】
【化791】
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【2513】
表題化合物を、調製物211bの手順に従い、調製物212aから100%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C13NO, 152;Found,152。
【2514】
調製物212c:N−メチル−4−プロポキシアニリン
【2515】
【化792】
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【2516】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−プロポキシアニリンから、86%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1015NO, 166;Found,166。
【2517】
調製物212d:メチル3−({[(4R)−7−[メチル(4−プロポキシフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2518】
【化793】
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【2519】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物212cから、56%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2831, 462;Found,462。
【2520】
実施例212:3−({[(4R)−7−[メチル(4−プロポキシフェニル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2521】
【化794】
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【2522】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物212dから88%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.95(3H、t、J=7.5Hz)、1.68−1.96(4H、m)、2.99−3.03(1H、m)、3.12(3H、s)、3.40−3.47(1H、m)、3.59−3.65(1H、m)、3.90(2H、t、J=6.3Hz)、4.09−4.14(2H、m)、6.10(1H、s)、6.25(1H、dd、J=8.4Hz、1.5Hz)、6.89−6.92(2H、m)、7.02−7.08(3H、m)、7.59(1H、d、J=5.1Hz)、7.84(1H、d、J=4.8Hz)、8.39(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2629, 448;Found, 448。
【2523】
調製物213a:4−シクロプロポキシ−N−メチルアニリン
【2524】
【化795】
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【2525】
表題化合物を、調製物187aに関する手順に従い、1−ブロモ−4−シクロプロポキシベンゼンから、17%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1013NO, 164;Found,164。
【2526】
調製物213b:メチル3−({[(4R)−7−[(4−シクロプロポキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2527】
【化796】
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【2528】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物213aから、22%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2729, 460;Found, 460。
【2529】
実施例213:3−({[(4R)−7−[(4−シクロプロポキシフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2530】
【化797】
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【2531】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物213bから59%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.62−0.68(2H、m)、0.73−0.80(2H、m)、1.77−2.01(2H、m)、2.96−3.05(1H、m)、3.14(3H、s)、3.39−3.47(1H、m)、3.59−3.65(1H、m)、3.78−3.85(1H、m)、4.04−4.19(2H、m)、6.11(1H、d、J=1.5Hz)、6.31(1H、dd、J=8.4Hz、1.5Hz)、7.01−7.10(5H、m)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.37(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2627, 446;Found,446。
【2532】
調製物214a:N−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
【2533】
【化798】
[この文献は図面を表示できません]
【2534】
表題化合物を、調製物127aについて概説される基本手順に従い、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリンから、98%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C10NO, 206;Found,206。
【2535】
調製物214b:メチル3−({[(4R)−7−{メチル[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2536】
【化799】
[この文献は図面を表示できません]
【2537】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物214aから、35%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2626, 502;Found,502。
【2538】
実施例214:3−({[(4R)−7−{メチル[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2539】
【化800】
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【2540】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物214bから62%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.78−2.03(2H、m)、2.98−3.07(1H、m)、3.15(3H、s)、3.41−3.49(1H、m)、3.60−3.67(1H、m)、4.05−4.20(2H、m)、4.73(2H、q、J=9.0Hz)、6.17(1H、d、J=2.1Hz)、6.31(1H、dd、J=8.4Hz、2.1Hz)、7.01−7.12(5H、m)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.84(1H、d、J=4.8Hz)、8.39(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2524, 488;Found, 488。
【2541】
調製物215a:シクロプロピル(4−(メチルアミノ)フェニル)メタノン
【2542】
【化801】
[この文献は図面を表示できません]
【2543】
表題化合物を、調製物187aに関する手順に従い、4−ブロモフェニルシクロプロピルケトンから、57%の全収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1113NO, 176;Found,176。
【2544】
調製物215b:4−(シクロプロピルメチル)−N−メチルアニリン
【2545】
【化802】
[この文献は図面を表示できません]
【2546】
調製物215a(0.5g、2.85mmol)、ヒドラジン一水和物(0.3ml)、及び水酸化カリウム(0.4g)を、エチレングリコール(5ml)に加え、混合物を1時間加熱還流した。次に、ヒドラジン一水和物と水を、2時間開いた状態で加熱することにより蒸発させた。反応混合物を冷却し、水(20ml)と酢酸エチル(30ml)に分けて、有機質層を分離した。水層を酢酸エチル(30ml)で抽出し、組み合わせた有機相を水(15ml)とブライン(15ml)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0−10%のEtOAc/PE)によって精製して、無色の油として0.22g(48%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1115N, 162;Found,162。
【2547】
調製物215c:メチル3−({[(4R)−7−{[4−(シクロプロピルメチル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2548】
【化803】
[この文献は図面を表示できません]
【2549】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物215bから、40%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2831, 458;Found, 458。
【2550】
実施例215:3−({[(4R)−7−{[4−(シクロプロピルメチル)フェニル](メチル)アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2551】
【化804】
[この文献は図面を表示できません]
【2552】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物215cから85%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.15−0.21(2H、m)、0.43−0.50(2H、m)、0.90−1.01(1H、m)、1.80−1.90(1H、m)、1.91−2.03(1H、m)、2.45(2H、d、J=7.2Hz)、3.01−3.07(1H、m)、3.18(3H、s)、3.41−3.50(1H、m)、3.61−3.68(1H、m)、4.06−4.21(2H、m)、6.26(1H、d、J=2.1Hz)、6.41(1H、dd、J=8.4Hz、2.1Hz)、6.97(2H、d、J=7.8Hz)、7.14(1H、d、J=8.4Hz)、7.19(2H、d、J=8.7Hz)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、7.56(1H、d、J=4.8Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2729, 444;Found,444。
【2553】
調製物216a:メチル3−({[(4R)−7−[(4−シクロプロパンカルボニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2554】
【化805】
[この文献は図面を表示できません]
【2555】
表題化合物を、調製物126cについて概説される基本手順に従い、調製物126bと調製物215aから、58%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2829, 472;Found, 472。
【2556】
実施例216:3−({[(4R)−7−[(4−シクロプロパンカルボニルフェニル)(メチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2557】
【化806】
[この文献は図面を表示できません]
【2558】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物215cから92%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.92−0.95(4H、m)、1.88−2.07(2H、m)、2.72−2.82(1H、m)、3.11−3.20(1H、m)、3.30(3H、s)、3.49−3.57(1H、m)、3.70−3.76(1H、m)、4.15−4.27(2H、m)、6.67(1H、s)、6.75(1H、d、J=7.5Hz)、6.81(2H、d、J=8.4Hz)、7.38(1H、d、J=8.4Hz)、7.58(1H、d、J=4.8Hz)、7.85(1H、d、J=4.8Hz)、7.89(2H、d、J=8.4Hz)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2727, 458;Found, 458。
【2559】
調製物217a:(6−ブロモ−1H−インデン−3−イル)メタンアミン、塩酸塩
【2560】
【化807】
[この文献は図面を表示できません]
【2561】
トルエン(100mL)中の5−ブロモ−1−インダノン(10.0g、47.4mmol)とZnI(100mg)の溶液に、室温でTMSCN(15.0mL、94.8mmol)を加えた。溶液を60℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、THF(50mL)を加えた。LAH(40.0mL、2.4M、94.8mmol)を室温で滴下で加え、反応物を40℃で3時間加熱した。EtOAc(50mL)を室温で加え、反応混合物を30分間撹拌した。水(10mL)を加え、反応物を30分間撹拌し、次に乾燥し(NaSO)、濾過し、真空内で濃縮して、茶色油を得た。
【2562】
トルエン(50mL)中のこの茶色油の溶液に、HCl/ジオキサン(30mL、1.0M)を加え、反応物を還流で10分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、固形物を濾過によって集めて、黄色固形物として8.6g(70%)の粗製の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1010BrN, 224, 226;Found,224,226。
【2563】
調製物217b:(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンアミン
【2564】
【化808】
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【2565】
MeOH(50mL)及びAcOH(5mL)の中の調製物217a(3.0g、11.5mmol)の溶液に、ラネーニッケル(300mg)を室温で加えた。混合物を、50psiのHの下、50℃で一晩攪拌した。濾過後、溶媒を真空下で除去した。残留物をEtOAcで希釈し、KCOで塩基化してpH8とした。有機質層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、茶色油として2.2g(85%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1012BrN, 226, 228;Found, 226, 228。
【2566】
調製物217c:メチル3−{[(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【2567】
【化809】
[この文献は図面を表示できません]
【2568】
トルエン(30mL)中の、調製物217b(500mg、2.2mmol)、メチル3−ブロモイソニコチナート(717mg、3.3mmol)、キサントホス(192mg、0.3mmol)、及びCsCO(1.0g、3.1mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(102mg、0.1mmol)を加えた。反応物を還流で一晩撹拌した。濾過後、溶媒を真空内で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、黄色油として380mg(48%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1717BrN, 360, 362;Found, 360, 362。
【2569】
調製物217d:メチル3−({[(1S)−5−[メチル(フェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物217e:メチル3−({[(1R)−5−[メチル(フェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2570】
【化810】
[この文献は図面を表示できません]
【2571】
トルエン(30mL)中の、調製物217c(380mg、1.05mmol)、N−メチルアニリン(135mg、1.26mmol)、キサントホス(91mg、0.16mmol)、及びCsCO(479mg、1.47mmol)の懸濁液に、Nの下、室温でPddba(48mg、0.053mmol)を加えた。反応物を還流で一晩撹拌した。濾過後、溶媒を真空内で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=5:1)によって精製して、黄色油として150mg(37%)のラセミ体生成物を得た。[M+H] Calc’d for C2425, 388;Found, 388。
【2572】
キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:IC 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:EtOH=80:20;F:1.0mL/min;W:230nm;T:周囲)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、60mg(40%)の調製物217d(10.726分)と50mg(33%)の調製物217e(13.051分)を得た。
【2573】
実施例127:3−({[(1S)−5−[メチル(フェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2574】
【化811】
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【2575】
THF(5mL)とHO(5mL)の中の調製物217d(40mg、0.10mmol)の溶液に、LiOH.HO(4mg、0.20mmol)を室温で加え、反応物を2時間撹拌した。THFを真空内で除去し、残留物を1.0Nの水性HCl溶液により酸性化し、pH=5とした。沈殿物を濾過によって集めて、黄色固形物として30mg(77%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.79−1.86(1H、m)、2.22−2.28(1H、m)、2.74−2.82(1H、m)、2.87−2.94(1H、m)、3.20(3H、s)、3.27−3.42(2H、m)、3.59−3.62(1H、m)、6.81−6.92(5H、m)、7.17−7.27(3H、m)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.81(1H、d、J=5.1Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2323, 374;Found,374。
【2576】
実施例218:3−({[(1R)−5−[メチル(フェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2577】
【化812】
[この文献は図面を表示できません]
【2578】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物217eから90%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.79−1.86(1H、m)、2.22−2.28(1H、m)、2.74−2.82(1H、m)、2.87−2.94(1H、m)、3.20(3H、s)、3.27−3.42(2H、m)、3.59−3.62(1H、m)、6.81−6.92(5H、m)、7.17−7.27(3H、m)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.81(1H、d、J=5.1Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2323, 374;Found,374。
【2579】
調製物219a:メチル3−({[(1S)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物219b:メチル3−({[(1R)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2580】
【化813】
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【2581】
表題化合物のラセミ体を、調製物217dと217eに関する手順に従い、調製217cとN−メチル−p−トルイジンから、42%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2527, 402;Found,402。
【2582】
キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:IC 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:EtOH=60:40、F:1.0mL/min、W:230nm、T:周囲)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、調製物219a(6.536分、43%の収率)と調製物219b(7.378分、40%の収率)を得た。
【2583】
実施例219:3−({[(1S)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2584】
【化814】
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【2585】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物219bから89%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.77−1.83(1H、m)、2.16−2.28(4H、m)、2.69−2.93(2H、m)、3.16(3H、s)、3.29−3.39(2H、m)、3.57−3.59(1H、m)、6.70−6.73(1H、m)、6.80−6.87(3H、m)、7.05(2H、d、J=8.1Hz)、7.20(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=5.1Hz)、7.81(1H、d、J=5.1Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2425, 388;Found, 388。
【2586】
実施例220:3−({[(1R)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2587】
【化815】
[この文献は図面を表示できません]
【2588】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物219aから75%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.77−1.83(1H、m)、2.16−2.28(4H、m)、2.69−2.93(2H、m)、3.16(3H、s)、3.29−3.39(2H、m)、3.57−3.59(1H、m)、6.70−6.73(1H、m)、6.80−6.87(3H、m)、7.05(2H、d、J=8.1Hz)、7.20(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=5.1Hz)、7.81(1H、d、J=5.1Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2425, 388;Found, 388。
【2589】
調製物221a:メチル3−({[(1S)−5−{[4−(ジメチルアミノ)フェニル](メチル)アミノ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物221b:メチル3−({[(1R)−5−{[4−(ジメチルアミノ)フェニル](メチル)アミノ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2590】
【化816】
[この文献は図面を表示できません]
【2591】
表題化合物のラセミ体を、調製物217dと217eに関する手順に従い、調製217cと1−N,1−N,4−N−トリメチルベンゼン−1,4−ジアミンから、34%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2630, 431;Found, 431。キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:ID 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:IPA=50:50、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、調製物221a(10.573分、40%の収率)と調製物221b(13.379、42%の収率)を得た。
【2592】
実施例221:3−({[(1S)−5−{[4−(ジメチルアミノ)フェニル](メチル)アミノ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2593】
【化817】
[この文献は図面を表示できません]
【2594】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物221aから77%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.74−1.80(1H、m)、2.16−2.22(1H、m)、2.65−3.31(13H、m)、3.49−3.51(1H、m)、6.46−7.14(7H、m)、7.53(1H、d、J=4.8Hz)、7.80(1H、d、J=4.8Hz)、8.29(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2526, 417;Found,417。
【2595】
実施例222:3−({[(1R)−5−{[4−(ジメチルアミノ)フェニル](メチル)アミノ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2596】
【化818】
[この文献は図面を表示できません]
【2597】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物221bから78%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.74−1.80(1H、m)、2.16−2.22(1H、m)、2.65−3.31(13H、m)、3.49−3.51(1H、m)、6.46−7.14(7H、m)、7.53(1H、d、J=4.8Hz)、7.80(1H、d、J=4.8Hz)、8.29(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2526, 417;Found,417。
【2598】
調製物223a:メチル3−({[(1S)−5−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物223b:メチル3−({[(1R)−5−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2599】
【化819】
[この文献は図面を表示できません]
【2600】
表題化合物のラセミ体を、調製物217dと217eに関する手順に従い、調製217cと4−シクロプロピル−N−メチルアニリンから、41%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2729, 428;Found, 428。
【2601】
キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:ID 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:IPA=70:30、F:1.0mL/min、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、調製物223a(9.737分、32%の収率)と調製物223b(11.171分、%の収率)を得た。
【2602】
実施例223:3−({[(1S)−5−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2603】
【化820】
[この文献は図面を表示できません]
【2604】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物223aから78%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.52−0.61(2H、m)、0.86−0.91(2H、m)、1.23(1H、s)、1.81−1.87(2H、m)、2.22−2.25(1H、m)、2.76−2.78(1H、m)、2.86−2.90(1H、m)、3.18(3H、s)、3.32−3.40(1H、m)、3.58−3.62(1H、m)、6.73(1H、d、J=6.3Hz)、6.82−6.88(3H、m)、6.97−6.99(2H、m)、7.21(1H、d、J=6.0Hz)、7.56(1H、d、J=3.6Hz)、7.84(1H、d、J=3.9Hz)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2627, 414;Found,414。
【2605】
実施例224:3−({[(1R)−5−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2606】
【化821】
[この文献は図面を表示できません]
【2607】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物223bから91%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.52−0.61(2H、m)、0.86−0.91(2H、m)、1.23(1H、s)、1.81−1.87(2H、m)、2.22−2.25(1H、m)、2.76−2.78(1H、m)、2.86−2.90(1H、m)、3.18(3H、s)、3.32−3.40(1H、m)、3.58−3.62(1H、m)、6.73(1H、d、J=6.3Hz)、6.82−6.88(3H、m)、6.97−6.99(2H、m)、7.21(1H、d、J=6.0Hz)、7.56(1H、d、J=3.6Hz)、7.84(1H、d、J=3.9Hz)、8.34(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2627, 414;Found,414。
【2608】
調製物225a:1,3−ジメチル2−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)プロパンジオアート
【2609】
【化822】
[この文献は図面を表示できません]
【2610】
0℃でのDME(100mL)中のマロン酸ジメチル(7.8mL、68.2mmol)の溶液に、KCO(12.6g、91.0mmol)を加えた。反応混合物を30分間撹拌し、次に4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(10.0g、45.5mmol)を加えた。反応混合物を40℃で一晩撹拌した。反応物を冷却し、水(200mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をPE:EtOAc=8:1(30mL)によって粉砕して、黄色固形物として13.0g(86%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1110BrNO, 332, 334;Found, 332, 334。
【2611】
調製物225b:2−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)プロパン−1,3−ジオール
【2612】
【化823】
[この文献は図面を表示できません]
【2613】
ジオキサン(20mL)中の調製物225a(500mg、1.5mmol)の溶液に、BH−MeS(2.3mL、THFにおいて1.0M、2.3mmol)を室温で加えた。反応物を70℃で一晩撹拌した。反応物を冷却し、水(20mL)で希釈し、飽和NaCOで塩基化してpH5とし、をEtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:2)によって精製して、黄色固形物として200mg(48%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C10BrNO, 276, 278;Found, 276, 278。
【2614】
調製物225c:2−(2−アミノ−4−ブロモフェニル)プロパン−1,3−ジオール
【2615】
【化824】
[この文献は図面を表示できません]
【2616】
ジオキサン(20mL)中の調製物225b(100mg、0.36mmol)とNHCl(10mg、0.18mmol)の懸濁液に、室温でFe(203mg、3.60mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間撹拌した。反応物をセライトに通して濾過した。濾液をEtOAc(50mL)で希釈し、水(50mL)とブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)によって精製して、黄色固形物として80mg(90%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C12BrNO, 246, 248;Found, 246, 248。
【2617】
調製物225d:(6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)メタノール
【2618】
【化825】
[この文献は図面を表示できません]
【2619】
水(4mL)と濃縮HSO(1mL)の中の調製物225c(200mg、0.81mmol)の溶液に、0℃で水(2mL)の中のNaNO(61mg、0.89mmol)の溶液を加えた。反応物を室温で1.5時間撹拌し、50℃で10分間撹拌した。反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、飽和NaCOで塩基化してpH5とし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:2)によって精製して、黄色油として81mg(44%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ3.56−3.61(1H、m)、3.78(2H、dd、J=0.9、5.7Hz)、4.47−4.52(1H、m)、4.66(1H、t、J=9.0Hz)、6.95−7.01(2H、m)、7.07(1H、d、J=8.1Hz)。
【2620】
調製物225e:(6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)メタンスルホン酸メチル
【2621】
【化826】
[この文献は図面を表示できません]
【2622】
ピリジン(0.5mL、)とDCM(20mL)の中の調製物225d(520mg、2.3mmol)の溶液に、0℃でMsCl(0.2mL、2.7mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物を水(30mL)で希釈し、DCM(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を0.1NのHCl(10mL×2)とブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、黄色固形物として650mg(93%)の粗製の表題化合物を得た。
【2623】
調製物225f:3−(アジドメチル)−6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
【2624】
【化827】
[この文献は図面を表示できません]
【2625】
DMF(10mL)中の調製物225e(200mg、0.65mmol)の溶液に、室温でNaN(47mg、0.72mmol)を加えた。反応物を55℃で一晩撹拌した。溶液を水(50mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)によって精製して、黄色油として107mg(65%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ3.44−3.63(3H、m)、4.37−4.42(1H、m)、4.65(1H、t、J=9.0Hz)、6.97−7.03(2H、m)、7.08(1H、d、J=7.8Hz)。
【2626】
調製物225g:(6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)メタンアミン
【2627】
【化828】
[この文献は図面を表示できません]
【2628】
THF(10mL)と水(0.5mL)の中の調製物225f(70mg、0.28mmol)の溶液に、PPh(110mg、0.42mmol)を室温で加え、反応物を一晩撹拌した。反応物を水(30mL)で希釈し、1NのHClで酸性化してpH=3とし、EtOAc(30mL×2)で洗浄した。水層を飽和NaCOにより塩基化してpH=9とし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を乾燥し(NaSO)、濃縮して、黄色油として50mg(78%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C10BrNO, 228, 230;Found, 228, 230。
【2629】
調製物225h:メチル3−{[(6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【2630】
【化829】
[この文献は図面を表示できません]
【2631】
表題化合物を、調製物217cの手順に従い、調製物225gから63%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1615BrN, 363;Found,363。
【2632】
調製物225j:メチル3−({[(3S)−6−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物225k:メチル3−({[(3R)−6−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2633】
【化830】
[この文献は図面を表示できません]
【2634】
表題化合物のラセミ体を、調製物217dと217eに関する手順に従い、調製物225hとN−メチル−p−トルイジンから、60%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2425, 404;Found,404。
【2635】
キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:IC 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:EtOH=50:50、F:1.0mL/min、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、調製物225j(7.814分、33%の収率)と調製物225k(10.720分、%の収率)を得た。
【2636】
実施例225:3−({[(3S)−6−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2637】
【化831】
[この文献は図面を表示できません]
【2638】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物225jから97%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ2.24(3H、s)、3.15(3H、s)、3.47(2H、d、J=6.9Hz)、3.67−3.71(1H、m)、4.29−4.34(1H、m)、4.57(1H、t、J=8.7Hz)、6.27−6.34(2H、m)、6.92(2H、d、J=8.1Hz)、7.08−7.14(3H、m)、7.54(1H、d、J=5.4Hz)、7.83(1H、d、J=5.1Hz)、8.33(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2323, 390;Found,390。
【2639】
実施例226:3−({[(3R)−6−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2640】
【化832】
[この文献は図面を表示できません]
【2641】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物225kから98%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ2.24(3H、s)、3.15(3H、s)、3.47(2H、d、J=6.9Hz)、3.67−3.71(1H、m)、4.29−4.34(1H、m)、4.57(1H、t、J=8.7Hz)、6.27−6.34(2H、m)、6.92(2H、d、J=8.1Hz)、7.08−7.14(3H、m)、7.54(1H、d、J=5.4Hz)、7.83(1H、d、J=5.1Hz)、8.33(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2323, 390;Found,390。
【2642】
調製物227a:メチル3−({[(3S)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物227b:メチル3−({[(3R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2643】
【化833】
[この文献は図面を表示できません]
【2644】
表題化合物のラセミ体を、調製物217dと217eに関する手順に従い、調製225hと4−シクロプロピル−N−メチルアニリンから、70%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2425, 404;Found,404。[M+H] Calc’d for C2627, 430;Found, 430。
【2645】
キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:IC 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:EtOH=50:50、F:1.0mL/min、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、調製物227a(8.246分、17%の収率)と調製物227b(11.339分、%の収率)を得た。
【2646】
実施例227:3−({[(3S)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2647】
【化834】
[この文献は図面を表示できません]
【2648】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物227aから98%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.57−0.62(2H、m)、0.85−0.91(2H、m)、1.82−1.87(1H、m)、3.14(3H、s)、3.48(2H、d、J=6.3Hz)、3.67−3.71(1H、m)、4.29−4.34(1H、m)、4.57(1H、t、J=9.0Hz)、6.26−6.33(2H、m)、6.91(2H、d、J=8.7Hz)、6.98(2H、d、J=8.7Hz)、7.12(1H、d、J=7.8Hz)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.35(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2525, 416;Found,416。
【2649】
実施例228:3−({[(3R)−6−[(4−シクロプロピルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2650】
【化835】
[この文献は図面を表示できません]
【2651】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物227bから94%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ0.57−0.62(2H、m)、0.85−0.91(2H、m)、1.82−1.87(1H、m)、3.14(3H、s)、3.48(2H、d、J=6.3Hz)、3.67−3.71(1H、m)、4.29−4.34(1H、m)、4.57(1H、t、J=9.0Hz)、6.26−6.33(2H、m)、6.91(2H、d、J=8.7Hz)、6.98(2H、d、J=8.7Hz)、7.12(1H、d、J=7.8Hz)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.83(1H、d、J=4.8Hz)、8.35(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2525, 416;Found,416。
【2652】
調製物229a:4−ブロモ−2−(クロロメチル)−1−ヨードベンゼン
【2653】
【化836】
[この文献は図面を表示できません]
【2654】
DCM(20mL)中の(5−ブロモ−2−ヨードフェニル)メタノール(1.4g、4.5mmol)の溶液に、SOCl(3.2g、26.9mmol)を0℃で加え、反応物を室温で一晩撹拌した。溶液をして濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE)によって精製して、茶色の固形物として1.2g(81%)の表題化合物を得た。
【2655】
調製物229b:[(5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル)メトキシ](tert−ブチル)ジメチルシラン
【2656】
【化837】
[この文献は図面を表示できません]
【2657】
THF(25mL)中の調製物229a(1.0g、3.0mmol)の溶液に、−10℃でi−PrMgBr(1.6mL、THFにおいて2.0M、3.2mmol)を加え、混合物を2分間撹拌した。(tert−ブチル−ジメチルシロキシ)アセトアルデヒド(578g、3.3mmol)を−10℃で加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次に一晩加熱還流した。反応物を冷却し、水(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE)によって精製して、黄色油として680mg(66%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ0.02(3H、s)、0.04(3H、s)、0.86(9H、s)、3.72−3.78(1H、m)、3.82−3.87(1H、m)、5.02−5.18(3H、m)、7.15(1H、d、J=8.1Hz)、7.35−7.39(2H、m)。[M+H] Calc’d for C1523BrOSi, 343, 345;Found, 343, 345。
【2658】
調製物229c:(5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル)メタノール
【2659】
【化838】
[この文献は図面を表示できません]
【2660】
THF(100mL)中の調製物229b(5.0g、14.6mmol)の溶液に、室温でTBAF(27.4mL、THF中で1.0M、24.7mmol)を加え、反応物を30分間撹拌した。反応物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、白色固形物として3.0g(90%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for CBrO, 229, 231;Found, 229, 231。
【2661】
調製物229d:(5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル)メタンスルホン酸メチル
【2662】
【化839】
[この文献は図面を表示できません]
【2663】
ピリジン(3mL)とDCM(100mL)の中の調製物229c(5.0g、13.2mmol)の溶液に、MsCl(1.2mL、15.8mmol)を0℃で加え、反応物を室温で一晩撹拌した。溶液を水(100mL)で希釈し、DCM(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を0.1NのHCl(20mL×2)とブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、無色の油として4.0g(100%)の表題化合物を得た。
【2664】
調製物229e:1−(アジドメチル)−5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン
【2665】
【化840】
[この文献は図面を表示できません]
【2666】
DMF(50mL)中の調製物229d(4.0g、13.1mmol)の溶液に、室温でNaN(898mg、13.8mmol)を加え、反応物を60℃で一晩撹拌した。反応物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(80mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)によって精製して、黄色油として1.9g(57%)の表題化合物を得た。
【2667】
調製物229f:(5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル)メタンアミン
【2668】
【化841】
[この文献は図面を表示できません]
【2669】
THF(50mL)と水(8mL)の中の調製物229e(1.9g、7.5mmol)の溶液に、PPh(3.0g、11.3mmol)を室温で加え、反応物を60℃で一晩撹拌した。反応物を水(50mL)で希釈し、1NのHClで酸性化してpH=3とし、EtOAc(50mL×2)で洗浄した。水層を飽和NaCOにより塩基化してpH=9とし、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を乾燥し(NaSO)、濃縮して、黄色油として1.0g(59%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C10BrNO, 228, 230;Found, 228, 230。
【2670】
調製物229g:メチル3−{[(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル)メチル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【2671】
【化842】
[この文献は図面を表示できません]
【2672】
表題化合物を、調製物217cの手順に従い、調製物229fから53%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C1615BrN, 363,365;Found, 363, 365。
【2673】
調製物229h:メチル3−({[(1S)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート;及び
調製物229j:メチル3−({[(1S)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2674】
【化843】
[この文献は図面を表示できません]
【2675】
表題化合物のラセミ体を、調製物217dと217eに関する手順に従い、調製物229gとN−メチル−p−トルイジンから、75%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2425, 404;Found,404。
【2676】
キラル分取HPLC(カラム:Chiralcel:IE 5μm、4.6250mm、移動相:Hex:EtOH=50:50、F:1.0mL/min、W:230nm、T:30℃)による分離によって、黄色油としてそれぞれ、調製物229h(9.673分、16%の収率)と調製物229j(11.741分、18%の収率)を得た。
【2677】
実施例229:3−({[(1S)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2678】
【化844】
[この文献は図面を表示できません]
【2679】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物229hから90%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ2.26(3H、s)、3.20(3H、s)、3.48−3.54(1H、m)、3.74−3.78(1H、m)、4.90−4.99(2H、m)、5.33−5.35(1H、m)、6.78−6.80(2H、m)、6.94(2H、d、J=8.1Hz)、7.12(2H、d、J=8.1Hz)、7.24(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=5.1Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2323, 390;Found,390。
【2680】
実施例230:3−({[(1R)−5−[メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2681】
【化845】
[この文献は図面を表示できません]
【2682】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物229jから93%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ2.26(3H、s)、3.20(3H、s)、3.48−3.54(1H、m)、3.74−3.78(1H、m)、4.90−4.99(2H、m)、5.33−5.35(1H、m)、6.78−6.80(2H、m)、6.94(2H、d、J=8.1Hz)、7.12(2H、d、J=8.1Hz)、7.24(1H、d、J=8.4Hz)、7.54(1H、d、J=5.1Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.38(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2323, 390;Found,390。
【2683】
調製物231a:6−ブロモ−1H−インデン−3−カルボキサミド
【2684】
【化846】
[この文献は図面を表示できません]
【2685】
トルエン(2000mL)中の5−ブロモ−1−インダノン(50g、0.23mol)の溶液に、ZnI2(1.5g)を加え、混合物を溶解するまで40℃で撹拌した。TMSCN(76mL、0.57mol)を加え、反応物を還流で6時間撹拌した。溶液を濃縮し、残留物を300mLのHOAcの中に溶解した。25℃より下に温度を保ちつつ、濃縮したHSO(100mL)を加え、その後水(30mL)を加えて、次に反応混合物を130℃で2時間加熱した。溶液を室温に冷却し、水で希釈し、固形物を濾過により集めた。濾過ケーキをTHF中で粉砕し、濾過によって集めて、黄色固形物として25g(44%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C10BrNO, 238, 240;Found, 238, 240。
【2686】
調製物231b:(1R)−5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボキサミド
【2687】
【化847】
[この文献は図面を表示できません]
【2688】
MeOH/THF(200mL、1:1)の中の調製物231a(5.0g、21mmol)の溶液に、Ru(OAc)[s−binap](250mg)を加えた。混合物を、5.0M Paの水素の下、60℃で一晩撹拌した。混合物を濾過し、濃縮して、茶色の固形物として5.3g(100%)の粗製の表題化合物を得た(ee>95%)。[M+H] Calc’d for C1010BrNO, 240, 242;Found, 240, 242。分析カラム:Chiralcel:AS−H、移動相:Hex:EtOH=60:40。
【2689】
調製物231c:[(1R)−5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メタンアミン
【2690】
【化848】
[この文献は図面を表示できません]
【2691】
THF(50mL)中の調製物231b(5.3g、22mmol)の溶液に、BH−THF(110mL、110mmol、1.0M)を加えた。結果として生じる混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、茶色油として4.27g(85%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1012BrN, 226, 228;Found, 226, 228。
【2692】
調製物231d:メチル3−({[(1R)−5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2693】
【化849】
[この文献は図面を表示できません]
【2694】
トルエン(100mL)中の調製物231c(4.27g、18.9mmol)の溶液に、メチル3−ブロモイソニコチナート(4.9g、23mmol)、CsCO(8.6g、26mmol)、キサントホス(655mg、1.13mmol)、及びPd(dba)(348mg、0.378mmol)を加えた。混合物を窒素下で、120℃で一晩撹拌した。濾過及び濃縮の後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)によって精製して、茶色油として1.8g(26%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C1717BrN, 361, 363;Found, 361, 363。
【2695】
調製物231e:メチル3−({[(1R)−5−[メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2696】
【化850】
[この文献は図面を表示できません]
【2697】
トルエン(15mL)中の調製物231d(200mg、0.554mmol)の溶液に、化合物N−メチル−m−トルイジン(80mg、0.66mmol)、CsCO(253mg、0.776mmol)、キサントホス(48mg、0.083mmol)、及びPd(dba)(26mg、0.028mmol)を加えた。混合物を窒素下で、120℃で一晩撹拌した。濾過及び濃縮の後、残留物を分取HPLCによって精製して、黄色油として62mg(28%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C2527, 402;Found,402。
【2698】
実施例231:3−({[(1R)−5−[メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2699】
【化851】
[この文献は図面を表示できません]
【2700】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物231dから75%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.79−1.85(1H、m)、2.21−2.27(4H、m)、2.72−2.96(2H、m)、3.15(3H、s)、3.37−3.41(2H、m)、3.58−3.62(1H、m)、6.65−6.72(3H、m)、6.80(1H、d、J=8.1Hz)、6.89(1H、s)、7.06−7.11(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.1Hz)、7.54(1H、d、J=4.8Hz)、7.82(1H、d、J=5.4Hz)、8.33(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2425, 388;Found, 388。
【2701】
調製物232a:メチル3−({[(1R)−5−[(4−エチルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2702】
【化852】
[この文献は図面を表示できません]
【2703】
表題化合物を、調製物231eに関する手順に従い、調製物231dと4−エチル−N−メチルアニリンから、26%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2629, 416;Found,416。
【2704】
実施例232:3−({[(1R)−5−[(4−エチルフェニル)(メチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2705】
【化853】
[この文献は図面を表示できません]
【2706】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物232aから77%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.14(3H、t、J=7.5Hz)、1.77−1.84(1H、m)、2.16−2.25(1H、m)、2.53(2H、m)、2.72−2.79(1H、m)、2.84−2.92(1H、m)、3.17(3H、s)、3.24−3.30(2H、m)、3.55−3.60(1H、m)、6.73(1H、dd、J=1.5、8.4Hz)、6.82−6.88(3H、m)、7.08(2H、d、J=8.4Hz)、7.20(1H、d、J=7.8Hz)、7.55(1H、d、J=5.1Hz)、7.82(1H、d、J=5.1Hz)、8.32(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2527, 402;Found,402。
【2707】
調製物233a:メチル3−({[(1R)−5−{メチル[4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【2708】
【化854】
[この文献は図面を表示できません]
【2709】
表題化合物を、調製物231eに関する手順に従い、調製物231dとN−メチル−4−(ピロリジン−1−イル)アニリンから、28%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C2832, 457;Found, 457。
【2710】
実施例233:3−({[(1R)−5−{メチル[4−(ピロリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【2711】
【化855】
[この文献は図面を表示できません]
【2712】
表題化合物を、実施例217の手順に従い、調製物233aから47%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):1.77(1H、m)、1.79(4H、m)、2.20−2.22(1H、m)、2.70−2.73(1H、m)、2.82−2.84(1H、m)、3.13(3H、s)、3.22(4H、m)、3.32(2H、m)、3.47−3.49(1H、m)、6.48(4H、m)、6.95−6.97(2H、d、J=6.0Hz)、7.09−7.12(1H、m)、7.55−7.57(1H、d、J=6.9Hz)、7.79(1H、d、J=5.1Hz)、8.24(1H、s)。[M+H] Calc’d for C2730, 442;Found,443。
【2713】
<II.生物的評価>
<実施例1a:JMJD2C活性に関するインビトロの酵素阻害アッセイ>
このアッセイは、試験化合物がJMJD2Cデメチラーゼ活性を阻害する能力を判定する。バキュロウィルス発現JMJD2C(GenBank Accession #BC143571, AA 2−372)を、BPS Bioscience (Cat#50105)から購入した。
【2714】
<JMJD2Cアッセイ>
試験化合物がJMJD2Cの活性を阻害する能力を、以下の反応条件下で384ウェルプレートのフォーマットにおいて判定した:0.3nMのJMJD2C、300nMのH3K9me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat # 64360)、50mMのHEPES、pH7.3、0.005%のBrij35、0.5mMのTCEP、0.2mg/mlのBSA、50μMのL−アスコルビン酸ナトリウム、及び2μMの硫酸鉄(II)アンモニウムのアッセイバッファー中の2μMのα−ケトグルタル酸。それぞれ50nMと1nMの終末濃度でのLANCE検出バッファー(PerkinElmer)における5mMのEDTAの存在下で、検出試薬であるPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)とユーロピウム−抗−ジメチル化ヒストンH3リジン9(H3K9me2)抗体(PerkinElmer)の追加後、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【2715】
アッセイ反応を、以下のものにより生じさせた:3%のDMSO中の11点連続希釈した2μlの阻害剤を伴う、900nMのH3K9me3−ビオチン標識化ペプチドと6μMのα−ケトグルタル酸の2μlの混合物を、プレートの各ウェルに加え、続いて、2μlの0.9nMのJMJD2Cを加えて、反応を生じさせた。反応混合物を30分間室温でインキュベートし、100nMのPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニンと2nMのユーロピウム−抗−H3K9me2抗体を含有するLANCE検出バッファー中に6μlの5mMのEDTAを加えることで、終わらせた。室温でのインキュベーションの1時間後、TR−FRETモード(320nmにて励起、615nm及び665nmにて発光)のEnVisionMultilabel Readerにより、プレートを読み取った。各ウェルについて比率を計算し(665/615)、阻害定数(IC50)を判定するために適合させた。
【2716】
<実施例1b:JMJD3活性に関するインビトロの酵素阻害アッセイ>
このアッセイは、試験化合物がJMJD3デメチラーゼ活性を阻害する能力を判定する。バキュロウィルス発現JMJD3(GenBank Accession #NM−001080424,AA1043−end)を、BPS Bioscience(Cat#50110)から購入した。
【2717】
<JMJD3アッセイ>
JMJD3活性の酵素アッセイは、時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)の検出に基づく。試験化合物がJMJD3の活性を阻害する能力を、以下の反応条件下で384のウェルプレートのフォーマットで判定した:5nMのJMJD3、250nMのH3K27me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat #64367)、50mMのHEPES、pH7.3、0.005%のBrij35、0.5mMのTCEP、0.2mg/mlのBSA、50μMのL−アスコルビン酸ナトリウム、及び5μMの硫酸鉄(II)アンモニウムのアッセイバッファー中の0.4から2μMのα−ケトグルタル酸。それぞれ50nMと1nMの終末濃度でのLANCE検出バッファー(PerkinElmer)における5mMのEDTAの存在下で、検出試薬であるPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)とユーロピウム−抗−ジメチル化ヒストンH3リジン27(H3K27me2)抗体(PerkinElmer)の追加後、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【2718】
アッセイ反応を、以下のものにより生じさせた:3%のDMSO中の11点連続希釈した2μLの阻害剤を伴う、750nMのH3K27me3−ビオチン標識化ペプチドと1.2から6μMのα−ケトグルタル酸の2μlの混合物を、プレートの各ウェルに加え、続いて、2μlの15nMのJMJD3を加えて、反応を生じさせた。反応混合物を30分間室温でインキュベートし、100nMのPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニンと2nMのユーロピウム−抗−H3K27me2抗体を含有するLANCE検出バッファー中に6μlの5mMのEDTAを加えることで、終わらせた。室温でのインキュベーションの1時間後、TR−FRETモード(320nmにて励起、615nm及び665nmにて発光)のEnVisionMultilabel Readerにより、プレートを読み取った。各ウェルについて、665/615の読み取りからの比率を計算し、阻害定数(IC50)を判定するために適合させた。
【2719】
本明細書に開示される化合物がデメチラーゼ活性を阻害する能力を定量化し、それぞれのIC50値を判定した。表3は、本明細書に開示される各種化合物のIC50値を提供する。
【2720】
【表3-1】
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【2721】
【表3-2】
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【2722】
【表3-3】
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【2723】
【表3-4】
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【2724】
【表3-5】
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【2725】
【表3-6】
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【2726】
【表3-7】
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【2727】
【表3-8】
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【2728】
【表3-9】
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【2729】
【表3-10】
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【2730】
【表3-11】
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【2731】
【表3-12】
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【2732】
【表3-13】
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【2733】
【表3-14】
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【2734】
【表3-15】
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【2735】
【表3-16】
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【2736】
【表3-17】
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【2737】
【表3-18】
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【2738】
【表3-19】
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【2739】
【表3-20】
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【2740】
【表3-21】
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【2741】
本明細書に記載される酵素アッセイ条件下で以下の2つの化合物がJMJD3又はJMJD2Cを阻害する能力を判定した。3−({[(4S)−7−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸(米国特許第8,952,151号の実施例83)は、0.019μMのJMJD3 IC50、及び0.950μMのJMJD2C IC50を有していた。3−({[(4R)−7−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]メチル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸(米国特許第8,952,151号の実施例84)は、2.15μMのJMJD3 IC50、及び0.150μMのJMJD2C IC50を有していた。S−エナンチオマーは、R−エナンチオマーよりも、JMJD3に対して>100倍も強力であった。S−エナンチオマーは、R−エナンチオマーよりも、JMJD2Cに対して約6倍も強力であった。
【2742】
<実施例2:インビトロの細胞ベースのアッセイ>
JMJD2C阻害に関する主要な細胞のアッセイは、化合物のインキュベーションの168時間後にブロモデオキシウリジン(BrdU)の組み込みを介して細胞増殖を測定するアッセイである。試験された細胞株は、JMJD2C遺伝子増幅細胞株KYSE−150を含む。これは、細胞増殖の直接の読み取りとして、S相の間のBrdUのDNAの組み込みを測定する、定量的ELISAアッセイである。
【2743】
アッセイの原則:これは、細胞増殖の定量化のための比色定量のイムノアッセイである。試験化合物で168時間処置した細胞を、それらの増殖能の測定としてS相を経る、それらの能力について分析する。
【2744】
アッセイ方法:ヒトKYSE−150(SMAD4 mut、TP53 mut)の食道癌細胞株を、96ウェルの組織培養処置プレート上で、2,000細胞/ウェルで蒔いた。一晩のインキュベーション後、細胞を、100μMから2nMに及ぶ終末濃度を備えた11点の希釈系列における化合物で処置した。次に細胞を168時間、化合物の存在下でインキュベートした。化合物のインキュベーション後、BrdU細胞増殖ELISA(Roche)を用いて細胞を分析した。BrdU標識化試薬で2時間、細胞を最初にインキュベートした。2時間後、BrdUを組み込んだ細胞を固定し、変性させ、抗−BrdUペルオキシダーゼ抗体で1.5時間精査して、洗浄した。最終的に、テトラメチルベンジジンペルオキシダーゼの基質を15分間、各ウェルに加えて、その後、HSO停止液を加えた。プレートを450nmで読み取り、以下の式を用いたIC50の計算のために、生の光学密度データをXLFit(IDBS)に移した:
fit=(D+((Vmax(x^n))/((x^n)+(Km^n))))
【2745】
表4は、本明細書に開示される様々な化合物の細胞IC50値を提供する。
【2746】
【表4-1】
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【2747】
【表4-2】
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【2748】
【表4-3】
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【2749】
【表4-4】
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【2750】
<実施例3:インビトロの異種移植研究>
0.72mgの17−βエストラジオールを含む時間放出ペレット剤を、nu/nuマウスに皮下注入する。5%のCO、37℃で、10%のFBSを含むRPMIの中で、MCF−7細胞を成長させる。細胞を沈降させ、1×10細胞/mLで、50%のRPMI(無血清)及び50%のマトリゲルの中で再懸濁する。ペレット剤注入の2−3日後、MCF−7細胞を右側腹部に皮下注射し(100μL/動物)、腫瘍体積(長さ×幅/2)を隔週毎にモニタリングする。腫瘍が200mmまでの平均体積に達すると、動物を無作為化し、処置を始める。動物を4週間、ビヒクル又は化合物により毎日処置する。腫瘍体積と体重を、研究の全体にわたって隔週毎にモニタリングする。処置期間の終わりに、血漿と腫瘍のサンプルを、薬物動態学的及び薬理学的な分析それぞれのために採取する。
【2751】
<III.製薬剤形の調製>
<実施例1:経口錠剤>
48重量%の式(I)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、45重量%の微結晶性セルロース、5重量%の低置換ヒドロキシプロピルセルロース、及び2重量%のステアリン酸マグネシウムを混合することによって、錠剤を調製する。直接圧縮によって錠剤を調製する。圧縮錠剤の全重量を、250−500mgで維持する。