(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記隠匿情報領域はマスク層を含み、前記マスク層は、前記隠匿情報領域内の前記隠匿情報を遮蔽するように構成され、その結果、前記隠匿情報は前記隠匿表示状態にあり、かつ
前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間の交差領域内に位置する前記隠匿情報を表示する前記ステップは、
前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間の前記交差領域を決定するステップと、
前記交差領域内の前記マスク層を除去し、前記交差領域内に位置する前記隠匿情報を表示するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
前記隠匿情報領域はマスク層を含み、前記マスク層は、前記隠匿情報領域内の前記隠匿情報を遮蔽するように構成され、その結果、前記隠匿情報は前記隠匿表示状態にあり、かつ
前記情報表示モジュールは、
前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間の前記交差領域を決定するように構成された領域決定ユニットと、
前記交差領域内の前記マスク層を除去し、前記交差領域内に位置する前記隠匿情報を表示するように構成された情報表示ユニットと
を備える、請求項7に記載の装置。
前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間の前記交差領域が、予め設定された閾値よりも大きいか否かを検出するように構成された領域検出モジュールをさらに備え、かつ
前記情報表示モジュールは、前記交差領域が前記予め設定された閾値よりも大きい場合、前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間の前記交差領域内に位置する前記隠匿情報を表示するようさらに構成される、請求項7に記載の装置。
交差が前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間に存在する場合、予め設定されたプロンプト情報を提示するように構成されたプロンプト提示モジュールをさらに備え、前記予め設定された情報は、前記スキャンウィンドウコントロールに基づくアニメーション効果、および/もしくは、前記ウェブページに基づくアニメーション効果、ならびに/または、予め設定されたプロンプトトーンを含む、請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
前記スキャンウィンドウコントロールが前記隠匿情報領域からドラッグアウトされたとき、前記交差領域内に元の表示コンテンツを表示することを回復するように構成されたコンテンツ回復モジュールをさらに備える、請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
前記隠匿情報領域はマスク層を含み、前記マスク層は、前記隠匿情報領域内の前記隠匿情報を遮蔽するように構成され、その結果、前記隠匿情報は前記隠匿表示状態にあり、かつ
前記1つ以上のプログラムは、
前記スキャンウィンドウコントロールと前記隠匿情報領域との間の前記交差領域を決定する動作と、
前記交差領域内の前記マスク層を除去し、前記交差領域内に位置する前記隠匿情報を表示する動作と
を実行するために使用される命令をさらに含む、請求項13に記載の端末。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下に添付図面を参照して本発明の実施形態をさらに詳しく説明する。
【0015】
理解を容易にするために、まず、本発明の実施形態に含まれるいくつかの技術概念が紹介される。
【0017】
マスク層は、下位層の情報を隠匿表示状態にすることができる層である。ウェブページに情報の一部のみを表示する必要があるとき、ユーザはマスク層を用いてウェブページに表示されない情報を遮蔽してもよく、その結果、表示されない情報は隠匿表示状態になる。
【0018】
例えば、ユーザが端末を用いてウェブページを閲覧するときに、ウェブページ内の情報が他者に見えないようにしたいと望むと仮定すると、ユーザは、端末のウェブページに情報の一部を表示することを選択する。ユーザが、ウェブページの矩形領域内に情報のみを表示する必要があると仮定すると、ユーザは、端末のウェブページにマスク層を追加する。マスク層は、情報を表示する領域を除いてウェブページ内の他の領域を遮蔽してもよい。
図1に示すように、黒色領域はマスク層の位置であり、矩形領域は情報を表示する領域である。
【0019】
図2を参照すると、
図2は、本発明の実施例による情報取得方法のフローチャートである。本実施形態は、方法が端末のウェブページに適用された実施例を用いて説明される。この方法は、以下のステップを含む。
【0020】
ステップ201: ウェブページを表示する。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。
【0021】
スキャンウィンドウコントロールは、ウェブページ上の異なる領域にドラッグされることができ、かつ隠匿情報領域は、隠匿表示状態で隠匿情報を含む。
【0022】
任意選択で、ウェブページは、Hypertext Markup Language 5(HTML5)ページであり、または、FLASH技術をサポートするウェブページである。
【0023】
任意選択で、隠匿情報領域は、隠蔽効果を達成するためにマスク層が使用される領域であり、かつスキャンウィンドウコントロールは、スキャンウィンドウコントロールが位置する位置でマスク層を除去するように構成される。
【0024】
ステップ202: スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かを検出する。
【0025】
ステップ203: 交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域内に位置する隠匿情報を表示する。
【0026】
上記に基づいて、本実施形態に提供される情報取得方法において、ウェブページが表示される。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かが検出される。交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域内に位置する隠匿情報が表示される。サービス提供者によってユーザに配信される情報は、通常はウェブページ上に直接表示され、ウェブページとユーザとの間のインタラクションが質問および回答のみに限定され、インタラクション方式全体が過度に単純であるという問題は解決される。スキャンウィンドウコントロールを用いてウェブページがスキャンされ、ウェブページの隠匿情報領域の隠匿情報が取得される。隠匿情報は、ユーザとのインタラクションによって取得される必要があるので、情報がウェブページ上に提示される方式が多様化し、情報がより興味深い方式で提示され、ユーザは提示された情報に、より注意を払うこととなる。
【0027】
なお、本発明の実施形態における端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダー、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III)プレーヤ、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV)プレーヤ、ポータブルラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどであってもよい。任意選択で、ウェブページを閲覧するために使用されるブラウザが端末にインストールされる。あるいは、端末は、ウェブページを閲覧することができる別のアプリケーション(APP)を有し、例えば、ウェブページを閲覧することができるソーシャルクライアントを有する。すなわち、本発明の実施形態における情報取得方法は、端末においてブラウザまたはウェブページを閲覧することができるソーシャルクライアントによって実行されてもよい。
【0028】
可能な実装では、端末がスマートフォンである実施例を用いて実装が説明される。
図2の実施形態に示される情報取得方法は、以下のような
図3に示される使用シナリオに適用されてもよい。
【0029】
図3に示される使用シナリオは、ウェブページ210と、スキャンウィンドウコントロール220と、隠匿情報領域230とを含む。
【0030】
ウェブページ210は、端末における任意のウェブページであってもよい。任意選択で、ウェブページ210は、少なくともスキャンウィンドウコントロール220と、少なくとも1つの隠匿情報領域230とを含む。
【0031】
任意選択で、ウェブページ210は、ウェブページ210内の情報のコンテンツを提示するために使用される画像212、テキスト213、ビデオ214などの少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0032】
スキャンウィンドウコントロール220は、ウェブページ上の異なる領域210にドラッグされることができるコントロールであってもよい。任意選択で、スキャンウィンドウコントロール220のサイズはウェブページ210のサイズより小さい。
【0033】
隠匿情報領域230は、隠匿表示状態で隠匿情報を含む。スキャンウィンドウコントロール220がドラッグされ、隠匿情報領域230と交差領域を形成するとき、交差領域内の隠匿情報が表示されてもよい。
【0034】
任意選択で、隠匿情報領域230は、マスク層をさらに含む(
図3には図示せず)。マスク層は、隠匿情報領域230内の隠匿情報を遮蔽するように構成され、その結果、隠匿情報は隠匿表示状態にある。
【0035】
なお、初期状態では、隠匿情報領域230は見えない。すなわち、初期状態では、スキャンウィンドウコントロール220と隠匿情報領域230との間に交差は存在しない。この場合、
図3の実施形態における"隠匿情報"は表示されない。
【0036】
この場合、
図2の実施形態における情報取得方法を実装するための具体的なステップは、第1に、端末においてウェブページを表示するステップと、ウェブページ210内のスキャンウィンドウコントロール220をユーザによってドラッグするステップと、スキャンウィンドウコントロール220がドラッグされたとき、スキャンウィンドウコントロール220と隠匿情報領域230と間に交差が存在するか否かを端末によって検出するステップと、スキャンウィンドウコントロール220と隠匿情報領域230との間に交差が存在するとき、スキャンウィンドウコントロール220と隠匿情報領域230との間の交差領域内に位置する隠匿情報を端末に表示するステップである。
【0037】
図4を参照すると、
図4は、本発明の別の実施例による情報取得方法のフローチャートである。本実施形態は、情報取得方法が
図3に示される使用シナリオに適用された実施例を用いて説明される。この方法は、以下のステップを含む。
【0038】
ステップ401: ウェブページを表示する。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。
【0039】
スキャンウィンドウコントロールは、ウェブページ上の異なる領域にドラッグされることができ、かつ隠匿情報領域は、隠匿表示状態で隠匿情報を含む。
【0040】
端末は、表示インタフェースにおいてウェブページを表示する。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。
【0041】
スキャンウィンドウコントロールは、ウェブページの隠匿情報領域内に隠匿情報をスキャンするように構成される。隠匿情報領域は、隠匿表示状態で隠匿情報を含む。
【0042】
任意選択で、ウェブページは、HTML5ページ、または、FLASH技術をサポートするウェブページである。
【0043】
任意選択で、隠匿情報領域は、隠蔽効果を達成するためにマスク層が使用される領域であり、かつスキャンウィンドウコントロールは、スキャンウィンドウコントロールが位置する位置でマスク層を除去するように構成される。
【0044】
例えば、隠匿情報領域は、ウェブページに表示されるコンテンツに関する拡張情報、ウェブページの関連質問に対する回答、提示された情報に関連付けられた次のウェブページを入力するためのパスワードなどが含まれる。本実施形態では、隠匿情報領域に含まれる隠匿情報のコンテンツは特に限定されない。
【0045】
任意選択で、ウェブページは、ウェブページに表示されるコンテンツを配信し、かつ促進するために使用されるテキスト、画像、ビデオ、および他の情報の少なくとも1つを含んでもよい。
【0046】
任意選択で、隠匿情報領域は、ウェブページに表示されるコンテンツの下位層に位置する。
【0047】
任意選択で、隠匿情報領域は、マスク層をさらに含んでもよい。マスク層は、隠匿情報領域内の隠匿情報を遮蔽するように構成され、その結果、隠匿情報は隠匿表示状態にある。
【0048】
ステップ402: スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かを検出する。
【0049】
スキャンウィンドウコントロールが、端末のウェブページにドラッグされる。スキャンウィンドウコントロールがドラッグされている間、スキャンウィンドウコントロールによってスキャンされる領域と、隠匿情報領域との間に交差が存在するか否かが検出される。
【0050】
すなわち、ウェブページ内の隠匿情報領域の位置は固定されているが、スキャンウィンドウコントロールは、ウェブページ内にドラッグされてもよい。ユーザがウェブページ内のスキャンウィンドウコントロールをドラッグしている間、スキャンウィンドウコントロールが隠匿情報領域に移動されるか否かと、スキャンウィンドウコントロールが位置する領域と、隠匿情報領域との間に交差が存在するか否かが検出される。
【0051】
スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に交差が存在しない場合、ユーザはウェブページ内のスキャンウィンドウコントロールをドラッグし続け、ステップ402を実行し続ける。
【0052】
ステップ403: 交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、予め設定されたプロンプト情報を表示する。
【0053】
予め設定された情報は、スキャンウィンドウコントロールに基づくアニメーション効果、および/もしくは、ウェブページに基づくアニメーション効果、ならびに/または、予め設定されたプロンプトトーンを含む。
【0054】
交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在することが検出された場合、予め設定されたプロンプト情報が表示される。予め設定されたプロンプト情報は、隠匿情報領域がスキャンウィンドウコントロールの近傍に存在することを示すために使用される。
【0055】
任意選択で、予め設定されたプロンプト情報を提示するように構成される実行体は、スキャンウィンドウコントロールであってもよい。例えば、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するとき、スキャンウィンドウコントロールは、アニメーション効果を生成してもよく、または、スキャンウィンドウコントロールはフリッカしてもよく、またはスキャンウィンドウコントロールが所定のプロンプトトーンを生成してもよい。
【0056】
任意選択で、予め設定されたプロンプト情報を提示するように構成された実行体は、ウェブページであってもよい。例えば、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するとき、ウェブページはアニメーション効果を生成してもよく、またはウェブページに表示されたコンテンツが予め設定された変化を有し、またはウェブページはフリッカしてもよい。
【0057】
例えば、
図4Bに示すように、ユーザがウェブページ41内のスキャンウィンドウコントロール42をドラッグして、かつ交差がスキャンウィンドウコントロール42と隠匿情報領域43との間に存在するとき、スキャンウィンドウコントロール41のフレームは、太字になる。なお、
図4Bの実施形態に示される隠匿情報領域43は、実際の実装処理に表示されず、
図4Bに示される"隠匿情報"は、理解を容易にするためのものに過ぎない。
【0058】
ステップ404: スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が、予め設定された閾値よりも大きいか否かを検出する。
【0059】
交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するとき、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が予め設定された閾値よりも大きいか否かが検出される。
【0060】
任意選択で、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するとき、端末は、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差のエリアをさらに算出し、かつ算出によって取得されたエリアと、予め設定された閾値と比較し、算出によって取得されたエリアが予め設定された閾値よりも大きいか否かを検出する。
【0061】
任意選択で、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するとき、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差であるスキャンウィンドウコントロールを考慮したエリアの割合を算出し、算出によって取得された比が予め設定された閾値と比較され、算出によって取得された比が予め設定された閾値よりも大きいか否かを検出する。
【0062】
本実施形態において、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が予め設定された閾値よりも大きい形態は特に限定されない。
【0063】
ステップ405: スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が予め設定された閾値よりも小さい場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域に位置する隠匿情報を表示しない。
【0064】
ステップ406: 交差領域が予め設定された閾値よりも大きい場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域を決定する。
【0065】
スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が予め設定された閾値よりも大きいとき、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が決定される。
【0066】
例えば、
図4Cに示されるように、ウェブページ41において、スキャンウィンドウコントロール42と隠匿情報領域43との間の交差領域のエリアがスキャンウィンドウコントロール42の半分のエリアよりも大きいとき、スキャンウィンドウコントロール42と隠匿情報領域43との間の交差領域44が決定される。なお、
図3と、
図4Bの実施形態と、
図4Cの実施形態とに示される隠匿情報領域43は、初期状態では表示されず、
図3と、
図4Bおよび
図4Cの実施形態に示される"隠匿情報"は、読者の理解を容易にするためのものである。
【0067】
ステップ407: 交差領域に位置するマスク層を除去し、かつ交差領域に位置する隠匿情報を表示する。
【0068】
スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が決定された後、交差領域に位置するマスク層が除去され、かつ交差領域に位置する元の表示コンテンツは、交差領域内に位置する隠匿情報によって置き換えられる。なお、ここでいう"置き換えられる"とは、ユーザの視角からの意味であり、実際に端末によって実行されるステップではない。すなわち、端末は、交差領域に位置する隠匿情報が自動的に表示されるように、交差領域に位置するマスク層のみを除去する必要がある。ユーザの視角から、元の表示コンテンツは、交差領域に位置する隠匿情報に置き換えられる。
【0069】
任意選択で、隠匿情報領域はマスク層を含む。マスク層および隠匿情報は同時に存在し、マスク層は隠匿情報を隠匿表示状態にすることができるように構成されている。すなわち、マスク層は、隠匿情報の上層に存在し、隠匿情報を遮蔽するように構成されている。隠匿情報を隠匿表示状態にすることを可能にした後、マスク層および隠匿情報は同時にウェブページ内の現在表示されているコンテンツに隠れる。
【0070】
交差領域内のマスク層が除去された後、交差領域に元々位置していた表示コンテンツが交差領域内に位置する隠匿情報によって置き換えられる。
【0071】
例えば、
図4Cにおいて、"隠匿情報"における"隠匿"は、表示されてもよいが、"情報"は、隠匿状態に保たれる。
【0072】
例えば、隠匿情報領域43における隠匿情報は、"解読パスワード:ABCD@123"である。スキャンウィンドウコントロール42と、隠匿情報領域43との間の交差領域が決定されたとき、交差領域に位置するマスク層が除去され、交差領域に位置する元の表示コンテンツが、交差領域内に位置する隠匿情報によって置き換えられ、
図4Dに示されるように、"解読パスワード:ABCD@123"の情報を取得する。
【0073】
例えば、ゲームのウェブページにおいて、隠匿情報領域にあるゲームの更新に関するキー情報、ゲームのアクティベーションコード、ゲームのツール、ゲームのパスワードなどがスキャンウィンドウコントロールを用いて取得されてもよい。
【0074】
別の実施例として、商品情報プロモーションのウェブページにおいて、隠匿情報領域にある、商品の発行時期、商品の活動に参加するための資格、商品の文書をダウンロードするためのダウンロードパスワードなどがスキャンウィンドウコントロールを用いて取得されてもよい。
【0075】
ステップ408: スキャンウィンドウコントロールが隠匿情報領域からドラッグアウトされたとき、交差領域内の元の表示コンテンツを表示することを回復する。
【0076】
スキャンウィンドウコントロールが、隠匿情報領域にドラッグされ、かつ隠匿情報領域内の隠匿情報が取得された後、スキャンウィンドウコントロールは、隠匿情報領域からドラッグアウトされる。スキャンウィンドウコントロールが隠匿情報領域からドラッグアウトされたとき、ウェブページは、交差領域内に元のコンテンツを表示することを回復する。
【0077】
すなわち、スキャンウィンドウコントロールが、隠匿情報領域からドラッグアウトされた後、ウェブページは元のコンテンツを表示することを回復し、かつ隠匿情報領域内に隠匿情報を表示しない。
【0078】
例えば、
図4Dに基づいて、"解読パスワード:ABCD@123"の情報が取得された後、ユーザは隠匿情報領域43からスキャンウィンドウコントロール42をドラッグアウトして、
図4Eに示されるように、交差領域内に元の表示コンテンツを表示することを回復する。なお、
図4Eの右側の概略図においては、元の状態で隠匿情報領域43は表示されず、
図4Eのウェブページに隠匿情報領域43が表示されているのは、読者の理解を容易にするためのものである。
【0079】
任意選択の実施形態では、以下のインタラクションのステップがさらに含まれる。
【0080】
ステップ409: ウェブページ内に表示された隠匿情報領域の量が予め設定された量に達したか否かを検出する。
【0081】
同一のウェブページに複数の隠匿情報領域、例えば、3つまたは5つの隠匿情報領域があってもよい。ユーザは、すべての隠匿情報領域を見つけた後、より深いインタラクション機能がトリガされてもよい。
【0082】
概略的には、スキャンウィンドウコントロールが隠匿情報領域からドラッグアウトされた後、端末は、ウェブページに表示された隠匿情報領域の量を取得し、表示された隠匿情報領域の取得された量が、予め設定された量に達したか否かを検出する。
【0083】
予め設定された量とは、事前に設定された量のことであり、例えば、3または5である。
【0084】
ステップ410: 量が予め設定された量に達した場合、予め設定された量に対応する機能を実行する。
【0085】
予め設定された量に対応する機能は、予め設定された情報を表示することと、予め設定された活動に参加するための資格を与えることと、仮想ツールを発行することと、アクティベーションコードを発行することと、ダウンロード許可を与えることのうち少なくとも1つを含む。
【0086】
ウェブページに表示された隠匿情報領域の量が予め設定された量に達したことを検出したとき、端末は、予め設定された量に対応する機能を実行する。
【0087】
例えば、商品情報プロモーションのウェブページにおいて、ユーザが、ウェブページ内の隠匿情報領域の量がスキャンウィンドウコントロールを用いて予め設定された量に達したことを検出した後、ウェブページは、予め設定された活動に参加するための資格を与えてもよい。別の実施例では、ゲームのウェブページにおいて、ユーザが、ウェブページ内の隠匿情報領域の量がスキャンウィンドウコントロールを用いて予め設定された量に達したことを検出した後、ユーザはウェブページにおいて発行されたゲームの仮想ツールを取得してもよく、またはユーザは次のゲームのアクティベーションコードを取得してもよい。
【0088】
例えば、
図4Fに示されるように、3つの隠匿情報領域内の隠匿情報がスキャンウィンドウコントロール42を用いて取得された後、予め設定された活動に参加するための資格が取得されてもよい。
【0089】
量が予め設定された量を満たさない場合、ステップ402に戻る。
【0090】
以上に基づいて、本実施形態に提供される情報取得方法において、ウェブページが表示される。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かが検出される。交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域に位置する隠匿情報が表示される。サービス提供者によってユーザに配信される情報は、通常はウェブページ上に直接表示され、ウェブページとユーザとの間のインタラクションが質問および回答のみに限定され、インタラクション方式全体が過度に単純であるという問題は解決される。スキャンウィンドウコントロールを用いてウェブページがスキャンされ、ウェブページの隠匿情報領域の隠匿情報が取得される。隠匿情報は、ユーザとのインタラクションによって取得される必要があるので、情報がウェブページ上に提示される方式が多様化し、情報がより興味深い方式で提示され、ユーザは提示された情報に、より注意を払うこととなる。
【0091】
本実施形態に提供される情報取得方法によれば、複数の隠匿情報領域が同一のウェブページに提供される。ウェブページ内に表示された隠匿情報領域の量が予め設定された量に達したとき、予め設定された量に対応する機能が実行され、それによって、ウェブページとユーザとの間のより深いインタラクションフォームが実装され、ユーザがウェブページに長期間滞在することを誘引し、ウェブページ上の情報がユーザによって効果的に取得される可能性を高める。
【0092】
特定の実施形態では、端末のウェブページは、バックグラウンドコンテンツ層、隠匿コンテンツ層、マスク層、およびインタラクショントリガ層を含む。
【0093】
バックグラウンドコンテンツ層は、共通情報提示ページであり、ウェブページに情報を提示するように構成される。
【0094】
隠匿コンテンツ層は、隠匿情報を含む層であり、隠匿情報を隠匿表示状態で格納するように構成される。
【0095】
マスク層は、隠匿コンテンツ層内の隠匿情報が、隠匿表示状態になることを可能にするように構成される。
【0096】
任意選択で、隠匿コンテンツ層およびマスク層は、
図3の実施形態において隠匿情報領域を形成する。隠匿コンテンツ層およびマスク層は、バックグラウンドコンテンツ層に隠れるが、隠匿コンテンツ層およびマスク層の両方は、どちらも視認できない状態である。
【0097】
スキャンウィンドウコントロールは、インタラクショントリガ層とも呼ばれ、ウェブページ内の隠匿情報領域をスキャンするためにウェブページ内でドラッグされるように構成される。
【0098】
スキャンウィンドウコントロールが隠匿情報領域にドラッグされたとき、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域におけるマスク層は除去され、隠匿コンテンツ層における交差領域内の情報が表示される。
【0099】
バックグラウンドコンテンツ層に表示される情報コンテンツがテキスト情報"マスク層は、下位層の情報を隠匿表示状態にすることができる層である"を含むとする。隠匿コンテンツ層およびマスク層は、バックグラウンドコンテンツ層のテキスト情報"下位層の情報"に隠されている。隠匿コンテンツ層における隠匿情報は"password:abcd"である。スキャンウィンドウコントロールがマスク層が位置する領域にドラッグされるとき、マスク層が除去され、隠匿コンテンツ層における隠匿情報"password:abcd"が端末に表示される。スキャンウィンドウコントロールがマスク層が位置する領域からドラッグアウトされるとき、バックグラウンドコンテンツ層の「下位層の情報」が端末に表示される。
【0100】
なお、バックグラウンドコンテンツ層、隠匿コンテンツ層、マスク層、およびスキャンウィンドウコントロールは、層ごとに情報を表示せず、かつ隠匿コンテンツ層およびマスク層のみが、ウェブページ内のバックグラウンドコンテンツ層の表示情報に影響を与えることなく、バックグラウンドコンテンツ層内に隠れるだけである。
【0101】
図5を参照すると、
図5は、本発明の実施形態による情報取得装置の構造ブロック図である。情報取得装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを用いて端末のすべてまたは一部を形成してもよい。情報取得装置は、
ウェブページを表示するように構成されたページ表示モジュール520であって、ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含み、スキャンウィンドウコントロールは、ウェブページ上の異なる領域にドラッグされることができ、かつ隠匿情報領域は、隠匿表示状態で隠匿情報を含む、ページ表示モジュール520と、
スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かを検出するように構成された交差検出モジュール540と、
交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域内に位置する隠匿情報を表示するように構成された情報表示モジュール560と
を備える。
【0102】
以上に基づいて、本実施形態に提供される情報取得装置において、ウェブページが表示される。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かが検出される。交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域に位置する隠匿情報が表示される。サービス提供者によってユーザに配信される情報が、通常はウェブページ上に直接表示され、ウェブページとユーザとの間のインタラクションが質問および回答のみに限定され、インタラクション方式全体が過度に単純であるという問題は解決される。スキャンウィンドウコントロールを用いてウェブページがスキャンされ、ウェブページの隠匿情報領域の隠匿情報が取得される。隠匿情報は、ユーザとのインタラクションによって取得される必要があるので、情報がウェブページ上に提示される方式が多様化し、情報がより興味深い方式で提示され、ユーザは提示された情報に、より注意を払うこととなる。
【0103】
図6を参照すると、
図6は、本発明の別の実施形態による情報取得装置の構造ブロック図である。情報取得装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを用いて端末のすべてまたは一部を形成してもよい。情報取得装置は、以下のモジュールを備える。
【0104】
ページ表示モジュール610は、ウェブページを表示するように構成され、ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含み、スキャンウィンドウコントロールは、ウェブページ上の異なる領域にドラッグされることができ、かつ隠匿情報領域は、隠匿表示状態で隠匿情報を含む。
【0105】
交差検出モジュール620は、スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かを検出するように構成される。
【0106】
プロンプト提示モジュール630は、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、予め設定されたプロンプト情報を提示するように構成され、予め設定された情報は、スキャンウィンドウコントロールに基づくアニメーション効果、および/もしくは、ウェブページに基づくアニメーション効果、ならびに/または、予め設定されたプロンプトトーンを含む。
【0107】
領域検出モジュール640は、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域が、予め設定された閾値よりも大きいか否かを検出するように構成される。
【0108】
情報表示モジュール650は、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域内に位置する隠匿情報を表示するように構成される。
【0109】
任意選択で、情報表示モジュール650は、交差領域が予め設定された閾値よりも大きい場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域内に位置する隠匿情報を表示するステップを実行するようにさらに構成される。
【0110】
任意選択で、隠匿情報領域は、マスク層を含む。マスク層は、隠匿情報領域内の隠匿情報を遮蔽するように構成され、その結果、隠匿情報は隠匿表示状態にある。
【0111】
本実施形態において、情報表示モジュール650は、領域決定ユニット651および情報置換ユニット652を備えてもよい。
【0112】
領域決定ユニット651は、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域を決定するように構成される。
【0113】
情報表示ユニット652は、交差領域内のマスク層を除去し、交差領域に位置する元の表示コンテンツを、交差領域内に位置する隠匿情報に置き換えるように構成される。
【0114】
コンテンツ回復モジュール660は、スキャンウィンドウコントロールが隠匿情報領域からドラッグアウトされたとき、交差領域内に元の表示コンテンツを表示することを回復するように構成される。
【0115】
量検出モジュール670は、ウェブページ内に表示された隠匿情報領域の量が予め設定された量に達したか否かを検出するように構成される。
【0116】
機能実行モジュール680は、量が予め設定された量に達した場合、予め設定された量に対応する機能を実行するように構成される。
【0117】
予め設定された量に対応する機能は、予め設定された情報を表示することと、予め設定された活動に参加するための資格を与えることと、仮想ツールを発行することと、アクティベーションコードを発行することと、ダウンロード許可を与えることのうち少なくとも1つを含む。
【0118】
以上に基づいて、本実施形態に提供される情報取得装置において、ウェブページが表示される。ウェブページは、スキャンウィンドウコントロールおよび少なくとも1つの隠匿情報領域を含む。スキャンウィンドウコントロールがドラッグされたとき、交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在するか否かが検出される。交差がスキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間に存在する場合、スキャンウィンドウコントロールと隠匿情報領域との間の交差領域に位置する隠匿情報が表示される。サービス提供者によってユーザに配信される情報が、通常はウェブページ上に直接表示され、ウェブページとユーザとの間のインタラクションが質問および回答のみに限定され、インタラクション方式全体が過度に単純であるという問題は解決される。スキャンウィンドウコントロールを用いてウェブページがスキャンされ、ウェブページの隠匿情報領域の隠匿情報が取得される。隠匿情報は、ユーザとのインタラクションによって取得される必要があるので、情報がウェブページ上に提示される方式が多様化し、情報がより興味深い方式で提示され、ユーザは提示された情報に、より注意を払うこととなる。
【0119】
本実施形態に提供される情報取得装置によれば、複数の隠匿情報領域が同一のウェブページに提供される。ウェブページ内に表示された隠匿情報領域の量が予め設定された量に達したとき、予め設定された量に対応する機が実行され、それによって、ウェブページとユーザとの間のより深いインタラクションフォームが実装され、ユーザがウェブページに長期間滞在することを誘引し、ウェブページ上の情報がユーザによって効果的に取得される可能性を高める。
【0120】
なお、本実施形態に提供される情報取得装置が情報を取得するとき、前述の機能モジュールの部分は説明のための実施例として使用されたに過ぎない。実際の応用において、前述の機能的割り当ては、必要に応じて異なる機能モジュールによって実装されてもよい。すなわち、デバイスの内部構造は、上述した機能のすべてまたは一部を実装するために異なる機能モジュールに分割される。また、上記実施形態に提供される情報取得装置および情報取得方法の実施形態は、同一概念に属する。特定の実装処理については方法の実施形態を参照し、詳細はここでは再度説明しない。
【0121】
図7を参照すると、
図7は、本発明の実施形態による端末の概略構成図である。端末は、前述の実施形態に提供される情報取得方法を実装するために適用されてもよい。
【0122】
具体的には、端末700は、無線周波数(RF)回路710、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含むメモリ720、入力ユニット730、表示ユニット740、センサ750、音声周波数回路760、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)モジュール770、1つ以上の処理コアを含むプロセッサ780、および電源790などの部分を含んでもよい。当業者であれば、
図7に示す端末構造は、構造を限定するものではなく、図に示されているより多くの、または少ない部分を含んでもよく、いくつかの部分を組み合わせてもよく、または異なる部分レイアウトを用いてもよいことは理解できる。
【0123】
RF回路710は、情報または呼出の受信または送信中に信号を受信および送信するように構成されてもよい。特に、RF回路710は、基地局からダウンリンク情報を受信した後、処理のために1つ以上のプロセッサ780にダウンリンク情報を送信する。また、RF回路710は、アップリンクデータを基地局に送信する。RF回路710は、通常、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、チューナ、1つ以上の発振器、加入者識別モジュール(SIM)カード、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(LNA)、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。さらに、RF回路710は、無線通信によってネットワークおよび別のデバイスとさらに通信してもよい。無線通信は、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(GPRS)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(LTE)、電子メール、またはショートメッセージングサービス(SMS)を含む任意の通信規格またはプロトコルを用いてもよいが、これらに限定されない。
【0124】
メモリ720は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを格納するように構成されてもよく、プロセッサ780は、メモリ720に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、様々な機能及びデータ処理を実行する。メモリ720は、主に、プログラム格納領域およびデータ格納領域を含んでもよい。プログラム格納領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能や画像再生機能)によって必要とされるアプリケーションなどを格納してもよい。データ格納領域は、端末700などの使用に応じて作成されたデータ(例えば、音声データや電話帳)を格納してもよい。さらに、メモリ720は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、または例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュ記憶装置、または別の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリを含んでもよい。これに対応して、メモリ720は、プロセッサ780および入力ユニット730がメモリ720にアクセスできるように、メモリコントローラをさらに含んでもよい。
【0125】
入力ユニット730は、入力デジタルまたは文字情報を受信し、ユーザ設定および機能コントロールに関連するキーボード、マウス、操作ロッド、光学信号またはトラックボール信号入力を生成するように構成されてもよい。具体的には、入力ユニット730は、タッチセンシティブ面731と他の入力デバイス732とを含んでもよい。タッチセンシティブ面731は、タッチスクリーンまたはタッチパネルとも呼ばれ、タッチセンシティブ面731上またはその近傍でユーザによって実行されたタッチ操作(例えば、タッチセンシティブ面731上またはその近傍を指またはスタイラスなどの任意の適切なオブジェクトまたはアクセサリを使用することによってユーザによって実行される操作)を収集して、対応する接続装置を予め設定されたプログラムに従って駆動してもよい。任意選択で、タッチセンシティブ面731は、タッチ検出装置およびタッチコントローラを含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作に起因する信号を検出して、タッチコントローラに信号を送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチポイント座標に変換して、プロセッサ780にタッチポイント座標を送信し、プロセッサ780から命令を受信して、当該命令を実行してもよい。また、タッチセンシティブ面731は、抵抗型、容量型、赤外線型、表面弾性波型などの複数の型を用いて実装してもよい。タッチセンシティブ面731に加えて、入力ユニット730は、他の入力デバイス732をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力デバイス732は、物理的キーボード、ファンクションキー、ファンクションキー(例えば、音量調節キー、オン/オフキー)、トラックボール、マウス、操作棒などの1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0126】
表示ユニット740は、ユーザによって入力された情報またはユーザおよび端末700の様々なグラフィカルユーザインタフェースに提供される情報を表示するように構成されてもよい。グラフィカルユーザインタフェースは、グラフ、テキスト、アイコン、ビデオ、およびそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。表示ユニット740は、表示パネル741を含んでもよい。任意選択で、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)などが使用され、表示パネル741が構成されてもよい。さらに、タッチセンシティブ面731は、表示パネル741を覆ってもよい。タッチセンシティブ面731上またはその近傍の操作を検出した後、タッチセンシティブ面731は、その操作をプロセッサ780に送信して、タッチイベントのタイプを決定する。続いて、プロセッサ780は、タッチイベントのタイプに従って、対応する視覚的出力を表示パネル741に供給する。
図7において、タッチセンシティブ面731および表示パネル741は2つの別個の部品として使用され、入出力機能を実装する。しかし、いくつかの実施形態では、タッチセンシティブ面731および表示パネル741が統合され、入出力機能を実装してもよい。
【0127】
端末700は、少なくとも1つのタイプのセンサ750、例えば光学センサ、動作センサ、および別のセンサをさらに含んでもよい。具体的には、光学センサは、周囲光センサおよび近接センサを含んでもよい。周囲光センサは、周囲光の明るさに応じて表示パネル741の輝度を調整してもよい。近接センサは、センサ700が耳に動くときに表示パネル741および/またはバックライトを消灯してもよい。モーションセンサとして、加速度センサは、任意の方向(通常3軸)の加速度を検出してもよい。加速度センサが静止しているとき、加速度センサは重力の大きさと方向を検出してもよく、携帯電話の姿勢を識別し(例えば、水平および垂直の画面切り替え、関連ゲーム、または磁力計の姿勢較正)、関連する機能の振動識別の実行(例えば、歩数計やノッキング)などをするように構成されてもよい。端末700は、代わりに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサなどの別のタイプのセンサを備えてもよく、詳細はここでは説明しない。
【0128】
音声周波数回路760、スピーカ761、およびマイクロフォン762は、ユーザと端末700との間の音声周波数インタフェースを提供してもよい。音声周波数回路760は、受信された音声周波数データを電気信号に変換し、スピーカ761に電気信号を送信してもよい。スピーカ761は、電気信号を音声信号に変換して、音声信号を出力する。一方、マイクロフォン762は、集音された音声信号を電気信号に変換する。音声周波数回路760は、電気信号を受信し、その電気信号を音声周波数データに変換し、処理のために音声周波数データをプロセッサ780に出力する。例えば、処理された音声周波数データは、RF回路710を用いて別の端末に送信されるか、または音声周波数データは、さらなる処理のためにメモリ720に出力される。音声周波数回路760は、周辺イヤホンが端末700と通信できるようにイヤプラグジャックをさらに含んでもよい。
【0129】
Wi-Fiは短距離無線伝送技術である。端末700は、Wi-Fiモジュール770を用いて、ユーザの、電子メールの受信および送信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援してもよい。これにより、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスが提供される。
図7は、Wi-Fiモジュール770を示しているが、Wi-Fiモジュール770は、端末700の必要な部分ではなく、本開示の要旨の範囲を逸脱することなく、必要に応じて完全に省略されてもよいことが理解されてもよい。
【0130】
プロセッサ780は、端末700のコントロールセンタであり、各種インタフェースや回線を用いて端末全体の各部と接続し、携帯電話全体の監視を実行するために、メモリ720に格納されているソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを操作または実行およびメモリ720に格納されたデータを呼び出すことにより、端末700の各種機能やデータ処理を実行する。任意選択で、プロセッサ780は、1つ以上の処理コアを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ780は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサとを統合してもよい。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、アプリケーションなどを処理する。モデムプロセッサは主に、無線通信を処理する。あるいは、モデムプロセッサは、プロセッサ780に統合されていなくてもよいことが理解されよう。
【0131】
端末700は、各部に電力を供給する電源(例えば、バッテリー)790をさらに含んでもよい。好ましくは、電源が、電源管理システムを用いてプロセッサ780と論理的に接続され、電源管理システムを用いて充電、放電、および電力消費管理などの機能を実装してもよい。電源790は、1つ以上のDCまたはAC電源、再充電システム、電源障害検出回路、電源変換器またはインバータ、および電源状態インジケータなどの任意の構成要素をさらに含んでもよい。
【0132】
図示されていないが、端末700は、カメラ、ブルートゥース(登録商標)モジュールなどをさらに含んでもよく、詳細はここでは説明しない。具体的には、本実施形態では、端末700の表示ユニットは、タッチスクリーンディスプレイである。端末700は、メモリおよび1つ以上のプログラムをさらに含んでもよい。1つ以上のプログラムは、メモリに格納され、構成によって1つ以上のプロセッサによって実行される。1つ以上のプログラムは、前述の情報取得方法において各動作を実行するために使用される命令を含む。
【0133】
実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、例えば命令を含むメモリがさらに提供される。この命令は、端末内のプロセッサによって実行され、
図2Aの実施形態または
図4の実施形態に示される情報取得方法を完了してもよい。例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などであってもよい。
【0134】
本発明の前述の実施形態のシーケンス番号は、単に例示のためのものであり、実施形態の優先順位を示すことを意図するものではない。
【0135】
当業者は、実施形態のステップのすべてまたは一部が、関連するハードウェアを指示するハードウェアまたはプログラムによって実装され得ることを理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどであってもよい。
【0136】
前述の説明は、本発明の単なる実施例であるが、本開示を限定するものではない。本開示の精神および原理から逸脱することなくなされた任意の修正、同等の置換および改良は、本開示の保護範囲内に入るものとする。