(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6522275
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】クッション機能を有する靴底装置
(51)【国際特許分類】
A43B 13/20 20060101AFI20190520BHJP
【FI】
A43B13/20 A
A43B13/20 Z
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-167243(P2013-167243)
(22)【出願日】2013年8月12日
(65)【公開番号】特開2015-35995(P2015-35995A)
(43)【公開日】2015年2月23日
【審査請求日】2016年8月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】513087149
【氏名又は名称】欣合信股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000419
【氏名又は名称】特許業務法人太田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】羅 枝芳
【審査官】
山内 康明
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭60−014704(JP,U)
【文献】
特開昭63−102701(JP,A)
【文献】
英国特許出願公開第02189679(GB,A)
【文献】
特開2008−237408(JP,A)
【文献】
特開2001−112503(JP,A)
【文献】
特開昭55−133203(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A43B 13/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性伸縮を有する靴底及び気体弁組を含み、そのうち、
該靴底は、開放式の収容空間を設け、該靴底は、前記収容空間を区画するとともに吸気段を介して空気を前記収容空間へ吸気可能な閉膜を設け、該靴底の底面は、複数の靴底と一体に成型される支持リブを設け、該複数の支持リブは、前記靴底から前記収容空間内に向けて凹み、それぞれ中空凹穴溝を凹設し、該複数の支持リブは、内凹面及び外凸面を設け、該複数の支持リブの外凸面一端は、前記閉膜を係止し、
該気体弁組は、前記収容空間内に設置され、該気体弁組は、主呼吸弁、副呼吸弁及び少なくとも1つの導気管を含み、該主、副呼吸弁は、前記収容空間内に間隔をおいて設置され、該収容空間を第1気体室、第2気体室及び第1、第2気体室の間の吸気室に分け隔て、前記閉膜の吸気段を介して前記空気が前記吸気室に導入され、該主、副呼吸弁中の何れか1つは、吸気管及び排気管を設置し、もう1つは、セカンダリ排気管を設置し、該吸気管は、前記吸気室及び前記第1気体室を連通するか、又は該吸気管は、前記吸気室及び前記第1気体室か前記吸気室及び第2気体室かの何れか1つを連通し、該導気管一端は、前記排気管に接続し、他端は、前記セカンダリ排気管に接続し、空気を、該導気管を介して該第1気体室及び該第2気体室内に相互に流通させるエアパッド機能を有する靴底装置。
【請求項2】
前記第1気体室内の複数の支持リブが交換可能な弾性バネであることを含む請求項1に記載のエアパッド機能を有する靴底装置。
【請求項3】
前記主呼吸弁が前記第1気体室から前記第2気体室へ空気を噴射する噴射管を設け、該副呼吸弁が前記空気を前記閉膜の通気段へ噴射する副噴射管を設け、該第2気体室内の支持リブは、セカンダリ噴射管を設け、更に、該噴射管、副噴射管及びセカンダリ噴射管を有する導引気管を設け、該セカンダリ噴射管と前記副噴射管を介して前記通気段から前記第1気体室内の過剰な空気を外部に放出することで余計な気体を靴底内から排出することを含む請求項1に記載のエアパッド機能を有する靴底装置。
【請求項4】
前記噴射管、副噴射管及びセカンダリ噴射管が不可逆弁であることを含む請求項1に記載のエアパッド機能を有する靴底装置。
【請求項5】
前記排気管及びセカンダリ排気管が何れも不可逆弁であるか、何れも双方向弁であり、空気循環の効果を達成することを含む請求項1に記載のエアパッド機能を有する靴底装置。
【請求項6】
前記複数の支持リブが前記閉膜を係止する一端が平坦面であることを含む請求項1に記載のエアパッド機能を有する靴底装置。
【請求項7】
前記靴底及び複数の支持リブがゴムで形成されることを含む請求項1に記載のエアパッド機能を有する靴底装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クッション機能を有する靴底装置に関し、特に、ゴム材料で形成され、且つ弾性を有する靴底に関し、足部が踏み込み及び持ち上げの循環動作を行い、空気を靴底且つ靴底内の前後に流通させ、靴を履いた者が歩行する時の支持及び衝撃吸収を安定させる。
【背景技術】
【0002】
昔、人々は、裸足で地面の上を歩行し、生活していたが、時代の移り変わり及び進化に伴い、徐々に靴で足部を保護するようになり、足部が地面上を歩行し、地面上の異物を踏んで傷つくことを防止している。現在、靴は、単に足部を保護するだけでなく、靴の外観、機能、快適性等は、何れも人々が靴を購入時に考慮されるので、市場では、様々な靴が満ちている。靴を選択する上で、特定の人々は、仕事上の関係により、長時間立っていなければならず、或いは、頻繁な往復歩行又はジョギングしなければならず、時間が経過すれば、足部が容易に腱の炎症又は腫れ等の問題が発生し、このように、これら人々の靴の機能の選択としては、足部を安定して保護するもので、足部の腱の炎症又は腫れを回避するものでなければならない。但し、如何なる靴が上記特定の人々の要求に適合するのかを考慮し、業者は、クッション機能を有する靴を開発し、これら特定の人々の要求に応じている。
【0003】
エアパッドの基本原理は、圧縮気体を充満したエアバッグを靴底部分に設置し、エアバグは、1つの気体が充満した気球であり、震動を吸収でき、破裂又は潰れ難く、更に震動回避及び積載力を提供することができる。異なる運動の動作に合わせるか、毎日の歩行時の素足と地面の衝撃がもたらすショックを軽減する為、エアバッグの大きさ及び配置も異なり、通常、土踏まず及び前掌部分が何れも比較的力を受け、比較的大きなエアパッドで積載を行う必要がある。幾つかの運動靴は、更に全足面のエアパッドを有し、峠の路面上を歩く時、及び長距離歩行時に更に快適にしている。
【0004】
早期の靴底エアパッド構造は、従来技術の
図1A〜
図2Bに示す支持リブ及び支持リブ片を有する靴底を参照し、
図1A及び
図2Aは、同一の靴底図であり、靴底の異なる方向の断面形態を明確且つ詳細に示す為、その製造方式は、靴底内において、足部に向けて複数の支持柱A1を凸伸し、支持柱A1及び支持柱A1の間に空気柱を形成し、俯瞰図から分かるように、靴底内部が縦横に交錯する水田のようであり、この構造が足部を支持する為、その支持柱A1及び支持柱A1の間に支持リブA2を設け、先ず、足部の重量を支持することに用い、更に、支持リブの係止を提供し、支持リブの滑動移動を回避することに用いる。但し、一般支持リブ片は、一般の支持リブ片は、足部の重量を支持する為、硬式ゴムで製造される必要があり、この種の硬式ゴムは、足部の長時間の踏み込みを受け、凹陥又は弾性疲労の状況が発生し易く、このように、硬式ゴムの支持リブ片は、靴を履いた者の歩行又は動作時の不快性を招き、且つ長時間の足部の支持ができず、更に、淘汰交換又は修理しなければならず、靴を履いた者が別途費用をかけて靴の購入又は修理をしなければならない。故に、この支持リブ及び支持リブ片を具える靴底は、実際の使用の要求に適合する為、更に改良の余地を有する。
【0005】
しかしながら、業者は、上記の欠陥を改善する為、靴底の収容空間にEVA発泡材質を充填し、EVA層A3を形成し、快適な歩行の効果を達成するが、EVAは、長時間足部の施圧踏み込みを受けると、EVAの摩耗及び弾性疲労を加速し易く、経常的にEVAを交換、又は靴を淘汰交換する必要があり、快適な歩行及び安定性を維持し、このように、1つは、余計な出費をもたらし、また1つは、工程時間及び人力を消費する。故に、このEVAを具える靴底は、更に改良の余地を有し、実際の使用の要求に更に適合させる必要がある(従来技術の
図3A及び
図3BのEVA発泡材料の靴底を参照)。
【0006】
上記問題を解決する為、業者、靴底を改良し、その前足掌の位置に複数の支持リブA4を設け、後足掌の位置は、
図1Aと同一であり、各支持リブA4の中心に緩衝溝A5を掘り、該緩衝溝A5が5A6A線の断面から見て凸字状を呈し、緩衝溝A5の設置により、靴を履いた者に歩行又はその他の動作をさせる時、靴底前端の支持リブA4がより多くの弾性空間を有することができ、足部に快適な歩行又はその他の動作をさせることができる。但し、この構造が受ける弾性は、依然として有限であり、且つ緩衝溝A5を掘ることは、支持リブA4の一部の厚さを薄くし、支持リブA4の寿命を減縮させる。故に、この支持リブ上に緩衝溝を掘った靴底は、改良の余地を有する(従来技術の
図4A及び
図4Bの支持リブ上に掘った緩衝溝を参照)。
【0007】
中華民国特許公告第1951414号『靴底構造改良』の考案は、靴底構造改良に関し、それは、主に滑り止め及び耐摩耗の特性に対し設計されてなる靴底であり、主に靴底と地面の接触する部分を複数の領域に分け、その前掌及び踵部分に柱状体を設計し、滑り止め材質を採用し、前掌内側に六角形領域を設置し、該領域は、必要に応じて滑り止め又は耐摩耗の材質を採用し、また、靴底外回りが耐摩耗材質を採用して形成され、特に、外回りの踵、土踏まず内外側特定領域に強化耐摩耗性材質を使用して形成し、極めて良好な滑り止め、耐摩耗性の特性を持たせる。
【0008】
上記『靴底構造改良』は、滑り止め、耐摩耗の特性を有するが、通気効率及び徒歩時の快適性が改善されておらず、且つ前掌及び踵部部分のエアパッドを柱状体に設計し、柱状体のエアパッドが長時間の歩行又は大きな動作の運動において、柱状の弾性拡張が比較的大きいことにより、エアパッドの弾性疲労を加速し、弾性寿命を縮減させ、且つエアパッドの効果を徐々の弱くなり、且つ空気を相互に流通又は排出させることに欠乏するようになり、このように、長時間の使用において、靴の淘汰交換率が上昇し、更に、余計な浪費を招く。故に、上記の靴底構造は、更に改良の余地を有し、実際の使用の要求に適合させる必要がある。
【0009】
以上の靴底構造改良の欠陥に鑑み、本発明者は、『エアパッド機能を有する靴底装置』を開発し、足部の靴底に対し踏み込み及び持ち上げの循環動作を利用し、空気を靴底内に充填させ、靴底内の気体弁装置により、空気を靴底内で相互に流通させ、且つ靴底が横方向の弾性伸縮空間を有し、靴底のゴム弾性エアパッドが足部の施力踏み込みにより弾性疲労を加速する欠陥を軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】中華民国特許公告第1951414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、『エアパッド機能を有する靴底装置』に関し、それは、エアパッドの長時間の伸縮、弾性拡張空間の欠乏により弾性疲労又は損壊を招くことを回避し、且つ靴を履く者の足部が長時間立っているか、大きな動作の運動をすることを安定して保護することができる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的及び効果を達成する為、本発明の『エアパッド機能を有する靴底装置』は、弾性伸縮を有する靴底及び気体弁組を含み、そのうち、該靴底は、開放式の収容空間を設け、該靴底は、収容空間を
区画する
閉膜を設け、該靴底の底面は、複数の靴底と一体に成型される支持リブを設け、該複数の支持リブは、靴底から収容空間内に向けて中空凹穴溝を凹設し、該複数の支持リブが足部の踏み込みを受ける時、横方向に圧縮拡張できるようにし、該複数の支持リブは、内凹面及び外凸面を設け、該複数の支持リブの外凸面一端は、
閉膜を係止し、該外凸面の
閉膜を係止する一端は、平坦面であり、足部に安定した踏み込みをさせる。
【0013】
該気体弁組は、収容空間内に設置され、該気体弁組は、主呼吸弁、副呼吸弁及び導気管を含み、該主、副呼吸弁は、収容空間内に間隔をおいて設置され、第1気体室、第2気体室及び第1、第2気体室の間の吸気室を分け隔て、該主、副呼吸弁中の何れか1つは、吸気管及び排気管を設置し、もう1つは、セカンダリ排気管を設置し、該吸気管は、吸気室及び第1気体室を連通するか、又は該吸気管は、吸気室及び吸気室及び第2気体室の何れか1つを連通し、該導気管一端は、排気管に接続し、他端は、セカンダリ排気管に接続し、空気を該第1気体室及び第2気体室内に相互に流通させ、該靴底の第1気体室及び第2気体室に位置する密閉膜は、非通気段であり、該靴底の吸気室に位置する
閉膜は、吸気段であり、該排気管及びセカンダリ排気管は、双方向弁であり、該吸気管は、不可逆弁であり、空気を該吸気室の吸気管から第1気体室又は第2気体室に充填させ、該第1気体室及び第2気体室内に流通させる。
【0014】
本発明の更なる技術特徴は、該第1気体室内の複数の支持リブが交換可能な弾性バネであることを含む。
【0015】
本発明の更なる技術特徴は、該主呼吸弁が噴射管を設け、該副呼吸弁が副噴射管を設け、該第2気体室内の支持リブは、セカンダリ噴射管を設け、更に、該噴射管、副噴射管及びセカンダリ噴射管を有する導引気管を設け、余計な気体を靴底内から排出することを含む。
【0016】
本発明の更なる技術特徴は、該噴射管、副噴射管及びセカンダリ噴射管が不可逆弁であることを含む。
【0017】
本発明の更なる技術特徴は、該排気管及びセカンダリ排気管が何れも不可逆弁であるか、何れも双方向弁であり、空気循環の効果を達成することを含む。
【0018】
本発明の更なる技術特徴は、該複数の支持リブが
閉膜を係止する一端が平坦面であることを含む。
【0019】
本発明の更なる技術特徴は、該靴底及び複数の支持リブがゴムで形成されることを含む。
【発明の効果】
【0020】
本発明のエアパッド機能を有する靴底装置は、靴底及び気体弁組を含み、靴を履いた者が歩行時、足部が靴底に対し、踏み込み及び持ち上げの循環動作を行い、空気を足部の循環動作を介して靴底内に充填させ、靴底内に収容空間を有し、且つ気体弁組もその内にあり、空気が靴底の収容空間内に進入し、気体弁組の呼吸調節機能により、空気を収容空間内の前後に流通させ、靴を履いた者の足部に歩行、長時間の起立、足部に負荷をかける大きな動作の運動等を安定させる効果を達成し、本発明の目的を達成し、従来のエアパッドが長時間の摩耗で損壊、弾性疲労し易い等の欠陥を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
(従来技術)
【
図1A】従来技術の支持リブ及び支持リブ片を有する靴底底面の軸方向断面線を示す説明図である。
【
図2A】従来技術の支持リブ及び支持リブ片を有する靴底底面の径方向断面線を示す説明図である。
【
図3A】従来技術のEVA発泡材料の靴底の縦方向断面説明図である。
【
図3B】従来技術のEVA発泡材料の靴底の横方向断面説明図である。
【
図4A】従来技術の干渉溝を有する靴底底面説明図である。
【
図4B】
図4Aの5A6A線の断面拡大説明図である。(本発明)
【
図2】本発明の靴底の軸方向断面線を示す説明図である。
【
図4】本発明の靴底の径方向断面線を示す説明図である。
【
図6】本発明の靴底前端が踏み込みにより圧力を受ける時の複数の支持リブの拡張説明図である。
【
図7】本発明の靴底後端が踏み込みにより圧力を受ける時の複数の支持リブの拡張説明図である。
【
図8】本発明の第2実施例の靴底内部の説明図である。
【
図10】本発明の第3実施例の靴底内部の説明図である。
【
図12】本発明の第4実施例の靴底内部の説明図である。
【
図13】本発明の第5実施例の靴底内部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明は、エアパッド機能を有する靴底装置に関し、その効果及び特長について、以下に関連図面に合わせ簡単な実施例の説明を行う。
【0023】
図1〜
図5に示すように、本発明の靴底装置は、ゴム材質で形成され、且つ弾性の靴底1及び気体弁組2を有し、そのうち、該靴底1は、開放式の収容空間3を設け、該靴底1は、収容空間3を密閉する
閉膜4を設け、該靴底1の底面は、複数の靴底1と一体に形成される支持リブ11を設け、該複数の支持リブ11は、靴底1底面から収容空間3内へ凹み、且つそれぞれ中間凹穴溝112を呈し、該複数の支持リブ11は、それぞれ内凹面113及び外凸面114を有し、該複数の支持リブ11の外凸面114一端は、
閉膜4を係止し、該複数の支持リブ11の
閉膜4を係止する一端は、平坦面115であり、足部に安定した踏み込みをさせる。
【0024】
該気体弁組2は、収容空間3内に設置され、該気体弁組2は、主呼吸弁21、副呼吸弁22及び導気管23を含み、該主、副呼吸弁21,22は、収容空間3内に間隔をおいて設置され、第1気体室31、第2気体室32及び第1、第2気体室31,32の間の吸気室33を分け隔て、該靴底1の第1気体室31及び第2気体室32に位置する
閉膜4は、非通気段12であり、該靴底1の吸気室33に位置する
閉膜4は、吸気段13であり、該主、副呼吸弁21,22中の何れか1つは、吸気管211及び排気管212を設置し、もう1つは、セカンダリ排気管221を設置し、該吸気管211は、吸気室33及び第1気体室31を連通するか、該吸気管211は、吸気室33及び第2気体室32の何れか1つを連通する組み合わせ方式であり、該導気管23一端は、排気管212に接続し、他端は、セカンダリ排気管221に接続し、該排気管212及びセカンダリ排気管221は、何れも双方向弁であるか、何れも不可逆弁である。本発明の該吸気管211は、不可逆弁の組み合わせ方式であることを本発明の主実施例とし、該靴底1は、上記の組み立て方式により、空気を該靴底1内で循環させ、快適な歩行又はその他の足部が行う動作を達成させる。
【0025】
これにより、本発明は、足部が靴底1に対し踏み込み及び持ち上げの循環動作を行い、足部が持ち上げられる時、空気が吸気段13から該吸気室33内に伸入し、該吸気管211の導入により空気を該第1気体室31に充填し、該第1気体室31内の気圧を上昇させ、足部の後端が下向きに踏み込まれる時、該第1気体室31の気圧が足部の押圧を受け、その空気を排気管212、導気管23及びセカンダリ排気管221を経由し、第2気体室32に伝導させ、その第2気体室32内の気圧を上昇させ、順に前後端の踏み込みを循環して行い、該第1気体室31及び第2気体室32内の気圧の相互の循環飽和を維持し、足部の歩行又は動作時の安定を達成する。
【0026】
本発明の「エアパッド機能を有する靴底装置」の使用方式及びそれが達成する効果について、以下に例を参照し、説明し、併せて図面を参考として説明する:靴を履いた者の歩行又はその他の方式の足部の動作において、足部の踏み込み及び持ち上げの循環動作は、該靴底1に対し、踏み込みの力量を与え、
図6の靴底1前端が踏み込みにより圧力を受ける時の複数の支持リブ11の拡張説明図から
図7の靴底1後端が踏み込みにより圧力を受ける時の複数の支持リブ11の拡張説明図に示す矢印Bを参照し、該靴底1の複数の支持リブ11は、足部の前後端が交替で下向きに踏み込む力量により、該靴底1を足部が与える力量と同じ方向に押下させ、該複数の支持リブ11が弾性を有することにより、該複数の支持リブ11は、横方向に拡張し、該複数の支持リブ11は、柔軟に伸縮でき、且つ周囲に横後方に拡張する空間を有し、該複数の支持リブ11の拡張が制限を受けることを防止する。
【0027】
該第1気体室31内の複数の支持リブ11は、本発明のもう1種の実施方式として、弾性バネ5に交換することができ、本発明の
図13に示すように、その他の足部の踏み込み力量を支持することができ、且つ弾性蓄積力によりその原状に回復できる弾性部材に交換し、靴を履いた者の歩行及びその他の方式の足部の動作の安定性を維持することができる。
図8及び
図9に示すように、本発明の主要実施例以外に、もう1つの実施形態は、該副呼吸弁22上に副噴射管222を設置し、該第2気体室32内の支持リブ11上にセカンダリ噴射管321を設置し、該セカンダリ噴射管321上方に位置する
閉膜4は、通気段14であり、該副噴射管222は、吸気室33及び第2気体室32を連通し、足部は、靴底1前端に踏み込むか後端へ踏み込む時、該第1気体室31内の気圧又は第2気体室32内の気圧が押圧を受けて、該第1気体室31又は第2気体室32内の空気が何れもセカンダリ噴射管321から噴出され、空気を該通気段14へ送り出し、該第1気体室31及び第2気体室32の空気を更に迅速に排出でき、足部の持ち上げ動作により新たな空気を該靴底1内に補充し、第1気体室31又は第2気体室32に充填し、その気圧を上昇させ、順に従い、上記循環動作を行い、空気循環させ足部を安定させる効果を達成する。
【0028】
更に、
図10及び
図11を参照し、本発明の第3実施例は、
図8及び
図9を参考よし、該靴底1が更に導引気管24を設置し、主呼吸弁21上に噴射管213を設け、該導引気管24は、噴射管213、副噴射管222及びセカンダリ噴射管321を連通し、足部が該靴底1後端に踏み込む時、該第1気体室31の気圧が足部の踏み込む押圧を受けて、該第1気体室31の空気が該導気管23の誘導により第2気体室32内に至り、第2気体室32内の気圧が飽和した後、空気が第2気体室32内に更に進入し、該第1気体室31内の過剰な空気が導引気管24の誘導を経てセカンダリ噴射管321に至り、空気を該通気段14へ噴出し、足部が該靴底1前端へ踏み込む時、空気が再度該吸気段13から吸気室33内に進入し、第1気体室31に進入し、第1気体室31内の気圧を上昇させ、上記循環動作に基づき、足部の踏み込み時の安定性を強化させる。
【0029】
図12を参照し、靴底1に調節器6を設置した内部説明図であり、本発明の第4実施例は、
図10を参考とし、更に、該靴底1中に調節器6及び分流管61を設置し、該調節器6外周側は、気管601を設け、底端は、セカンダリ気管602を設け、該気管601は、導引気管24の接続により、該副噴射管222及びセカンダリ噴射管321と相互に連通し、分接管62を設け、セカンダリ気管602及び分流管61を連通し、分流管61は、導気管23により排気管212及びセカンダリ排気管221に連通する。足部が該靴底1の後段へ踏み込む時、該第1気体室31内の気圧が足部の踏み込みの押圧を受け、該第1気体室31内の空気を排気管212、分流管61及びセカンダリ排気管221を第2気体室32内に伝導させ、その第2気体室32内の気圧を上昇させ、該第2気体室32は、分流管61を介して調節器6の気管601と相互に連通し、該調節器6が特定の気圧に設定する時、該第2気体室32内の空気圧力が設定した所定値より大きい時、過剰な空気圧力が該分接管62から調節器6に伝導し、該導引気管24を経由し、服噴射管222に伝導し、最後に、セカンダリ噴射管321に伝導し、空気を排出し、気体室内の気圧が不足する時、足部の持ち上げにより、空気を該靴底1内に充填し、気体室内の気圧を増加し、足部の踏み込み時の安定性を強化し、靴を履いた者が必要な気体室の気圧の大きさを自身で調整でき、足部が行う動作を安定固定させる。
【0030】
上述の説明は、本発明の技術特徴を示す好適な実施形態を説明したものである。当業者は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において変更および修飾を行うことができ、これらの変更および修飾は、本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0031】
(従来技術)
A1 支持柱
A2 支持リブ片
A3 EVA層
A4 支持リブ
A5 緩衝溝
(本発明)
1 靴底
11 支持リブ
112 凹穴溝
113 内凹面
114 外凸面
115 平坦面
12 非通気段
13 吸気段
14 通気段
2 気体弁組
21 主呼吸弁
211 吸気管
212 排気管
213 噴射管
22 副呼吸弁
221 セカンダリ排気管
222 副噴射管
23 導気管
24 導引気管
3 収容空間
31 第1気体室
32 第2気体室
321 セカンダリ噴射管
33 吸気室
4
閉膜
5 弾性バネ
6 調節器
61 分流管
601 気管
602 セカンダリ気管
62 分接管