特許第6522525号(P6522525)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6522525
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】干渉を制御するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20190520BHJP
   H04W 16/02 20090101ALI20190520BHJP
【FI】
   H04W72/04 136
   H04W16/02
【請求項の数】13
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2015-561435(P2015-561435)
(86)(22)【出願日】2014年2月28日
(65)【公表番号】特表2016-513910(P2016-513910A)
(43)【公表日】2016年5月16日
(86)【国際出願番号】US2014019279
(87)【国際公開番号】WO2014137781
(87)【国際公開日】20140912
【審査請求日】2017年1月30日
(31)【優先権主張番号】13/784,829
(32)【優先日】2013年3月5日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100194814
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 元宏
(72)【発明者】
【氏名】クフデ、ニレシュ・ニルカンス
(72)【発明者】
【氏名】リ、ジュンイ
(72)【発明者】
【氏名】パーク、ビンセント・ダグラス
(72)【発明者】
【氏名】タビルダー、サウラバー・ラングラオ
【審査官】 横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−525805(JP,A)
【文献】 特開2012−080509(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/046645(WO,A1)
【文献】 中国特許出願公開第102469466(CN,A)
【文献】 特表2011−527876(JP,A)
【文献】 特表2011−518507(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成可能基地局を展開またはアクティブ化する方法であって、
第1の隣接基地局から信号を受信することと、ここにおいて、前記信号が、循環フレーム構造のサブフレーム内の1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを備える、
前記PSSおよびSSSから前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される異なるフレーム開始時間に対応する第1のフレームタイミングを決定することと、
前記決定された第1のフレームタイミングに基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングを選択することと、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、いかなる隣接基地局によっても使用されず、前記構成可能基地局は、前記選択された第2のフレームタイミングに従ってPSS信号とSSS信号とを送信し、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定することによって、それにより、前記構成可能基地局と前記第1の隣接基地局との間でサブフレームの整合を維持する、
を備える、方法。
【請求項2】
前記信号がシステム情報ブロック(SIB)情報信号を含み、
リソース利用情報を決定することが、アップリンクPRACH通信リソースの第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、少なくとも、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングを選択することが、
サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
Nが0〜4の範囲内にあり、
PSSがフレームの第6のサブフレーム中で送信される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数であって、前記第1の隣接基地局を含む前記数が、Xよりも小さく、ここで、Xが、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差であるとき、フレームタイミングオフセットを決定することが、
前記隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
隣接基地局の前記数がXに等しいかまたはそれよりも大きいとき、フレームタイミングオフセットを決定することは、
最も弱い信号がそこから受信された基地局の前記フレームタイミングを選択することを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記受信された信号から、隣接基地局によって使用されている基地局識別子を決定することと、
前記隣接基地局によって使用中であると決定された基地局識別子とは異なる基地局識別子を選択することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
構成可能基地局であって、
第1の隣接基地局から信号を受信するための手段と、ここにおいて、前記信号が、循環フレーム構造のサブフレーム内の1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを備える、
前記PSSおよびSSSから前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される異なるフレーム開始時間に対応する第1のフレームタイミングを決定するための手段と、
前記決定された第1のフレームタイミングに基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングを選択するための手段と、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、いかなる隣接基地局によっても使用されず、前記構成可能基地局は、前記選択された第2のフレームタイミングに従ってPSS信号とSSS信号とを送信し、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定することによって、それにより、前記構成可能基地局と前記第1の隣接基地局との間でサブフレームの整合を維持する、
を備える、構成可能基地局。
【請求項9】
前記信号がシステム情報ブロック(SIB)情報信号を含み、
リソース利用情報を決定するための前記手段が、アップリンクPRACH通信リソースの第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定するための手段を含む、請求項8に記載の構成可能基地局。
【請求項10】
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、少なくとも、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングを選択するための前記手段が、
サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定するための手段を含む、請求項8に記載の構成可能基地局。
【請求項11】
フレームタイミングオフセットを決定するための前記手段は、
前記構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数であって、前記第1の隣接基地局を含む前記数が、Xよりも小さく、ここで、Xが、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差であるとき、前記隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択するための手段を含む、請求項10に記載の構成可能基地局。
【請求項12】
フレームタイミングオフセットを決定するための前記手段は、
隣接基地局の前記数がXに等しいかまたはそれよりも大きいとき、最も弱い信号がそこから受信された基地局の前記フレームタイミングを選択するための手段を含む、請求項11に記載の構成可能基地局。
【請求項13】
構成可能基地局において使用するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが、
少なくとも1つのコンピュータに、第1の隣接基地局から信号を受信させるためのコードと、ここにおいて、前記信号が、循環フレーム構造のサブフレーム内の1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを備える、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記PSSおよびSSSから前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される異なるフレーム開始時間に対応する第1のフレームタイミングを決定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記決定された第1のフレームタイミングに基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングを選択させるためのコードと、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、いかなる隣接基地局によっても使用されず、前記構成可能基地局は、前記選択された第2のフレームタイミングに従ってPSS信号とSSS信号とを送信し、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定することによって、それにより、前記構成可能基地局と前記隣接基地局との間でサブフレームの整合を維持する、
を備えるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、2013年3月5日に出願された「Methods and Apparatus to Control Interference」と題する、Khudeらによる米国特許出願第13/784,829号の優先権を主張する。
【0002】
[0002]様々な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて干渉を制御することに関し、より詳細には、構成可能(configurable)隣接基地局、たとえば、構成可能隣接LTEフェムトセル基地局を含むワイヤレス通信システムにおいてある特定の制御情報への干渉を制御することに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]LTEベースセルラーシステムでは、たとえば、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)とブロードキャストチャネル(BCH)信号とを含む様々な同期信号が、フレーム中で周波数および時間において固定位置で送信される。これらの信号は、ユーザ機器(UE)デバイスが、eノードB(eNB)からの情報を復号することを開始するために重要である。PSS/SSSおよびBCH信号は、UEデバイスが収集しようとする最初のいくつかのシステム情報であるので、フレームの構造に対するそれらのロケーションは変更され得ない。
【0004】
[0004]単一の周波数帯域におけるLTEスモールセル、たとえば、フェムトセルの密集した無計画な展開について考える。スモールセルがフレームレベルにおいて同期的である場合、スモールセルの同期信号(PSS/SSS)とBCHチャネル信号とは互いに衝突し得る。これは、スモールセルを検出することを試みているUEデバイスへの干渉を増加させる傾向がある。1つの容易な解決策は、スモールセルが非同期的であることであり得る。これはBCHとPSS/SSSとの衝突の問題を解決する。ただし、この手法は、デバイスが非同期的に働くので、セル間干渉協調方法、たとえば、拡張セル間干渉協調(eICIC:enhanced inter-cell interference coordination)方式を無効にする。
【0005】
[0005]上記の説明に基づいて、スモールセル、たとえば、フェムトセルが単一の共通周波数帯域を使用して動作させられるべきときに、干渉を制御するための新しい方法および装置が必要である。少なくともいくつかの新しい方法および装置が、セル間干渉協調(ICIC)方式および/または他の干渉管理が依然として有効であり得るように、あるレベルの共通同期のためにこれから与えられる隣接基地局によって送信されているいくつかの重要な制御信号を検出することに関する干渉を減少させるならば有益であろう。
【発明の概要】
【0006】
[0006]重要な制御信号、たとえば、同期信号および/またはブロードキャストチャネル信号に関する干渉を制御するための方法および装置について説明する。いくつかの実施形態では、当該の重要な制御信号は、使用されているタイミング構造中の所定の位置で送信され、たとえば、当該の重要な制御信号は、使用されているタイミング構造中のフレームの所定の1つのまたは所定の数個のサブフレーム中で送信される。様々な説明する方法および装置は、複数の構成可能スモールセル基地局、たとえば、構成可能LTEフェムトセル基地局が、たとえば、必要に応じて、共通周波数帯域を使用して、領域中に動的に展開される環境に好適である。様々な実施形態では、構成可能基地局は、それの局所近傍にある他の基地局からの信号を監視し、受信し、他の展開された基地局に対応する実装されたフレームタイミングを決定する。可能な場合、構成可能基地局は、他の基地局によって使用されているフレームタイミングからオフセットされたフレームタイミングを使用することを選択する。いくつかの実施形態では、シンボルレベルおよびサブフレームレベル同期が基地局間で維持される。ただし、少なくともいくつかのそのような実施形態では、フレームレベル同期が変化し得、時々変化する。異なる隣接基地局は、サブフレームの倍数によってそれらのフレーム境界を意図的にオフセットし得、時々オフセットする。
【0007】
[0007]いくつかの実施形態による、構成可能基地局を動作させる方法は、第1の隣接基地局から信号を受信することと、前記受信された信号からのリソース利用情報を決定することと、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンク物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:uplink physical random access channel)通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、を含む。例示的な方法は、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択すること、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、をさらに含む。
【0008】
[0008]いくつかの実施形態による、例示的な構成可能基地局は、第1の隣接基地局から信号を受信することと、前記受信された信号からのリソース利用情報を決定することと、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、を行うように構成された少なくも1つのプロセッサを含む。いくつかのそのような実施形態では、少なくとも1つのプロセッサは、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択すること、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、を行うようにさらに構成される。例示的な構成可能基地局は、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリをさらに含む。
【0009】
[0009]上記の概要で様々な実施形態について論じたが、必ずしもすべての実施形態が同じ特徴を含むとは限らず、上記で説明した特徴のいくつかは、いくつかの実施形態では、必要ではないが、望ましいことがあることを諒解されたい。多数の追加の特徴、実施形態、および様々な実施形態の利益について、以下の発明を実施するための形態において論じる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】[0010]例示的な実施形態による、循環フレーム構造の第1のサブフレーム内の1次同期信号チャネルと2次同期信号チャネルとブロードキャストチャネルとのロケーションを示す図。
図2】[0011]例示的な実施形態による、循環フレーム構造の第6のサブフレーム内の1次同期信号チャネルと2次同期信号チャネルとのロケーションを示す図。
図3】[0012]例示的な実施形態による通信システムを示す図。
図4図4A図4B図4Cとの組合せを示す図。
図4A】[0013]様々な例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる例示的な方法のフローチャートの第1の部分の図。
図4B】[0014]様々な例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる例示的な方法のフローチャートの第2の部分の図。
図4C】[0015]様々な例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる例示的な方法のフローチャートの第3の部分の図。
図5】[0016]様々な例示的な実施形態による、例示的な構成可能基地局の図。
図6図5に示した例示的な構成可能基地局中で使用され得、いくつかの実施形態では、使用されるモジュールのアセンブリを示す図である。
図6A】[0017]図5に示された例示的な構成可能基地局中で使用され得、いくつかの実施形態では、使用されるモジュールのアセンブリの図の第1の部分の図。
図6B】[0018]図5に示された例示的な構成可能基地局中で使用され得、いくつかの実施形態では、使用されるモジュールのアセンブリの図の第2の部分の図。
図6C】[0019]図5に示された例示的な構成可能基地局中で使用され得、いくつかの実施形態では、使用されるモジュールのアセンブリの図の第1の部分の図。
図7】[0020]例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる一例の第1の部分を示す図。
図8】[0021]例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる一例の第2の部分を示す図。
図9】[0022]例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる別の例の第1の部分を示す図。
図10】[0023]例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる別の例の第2の部分を示す図。
図11】[0024]例示的な実施形態による、互いの近傍にある4つの例示的なスモールセル構成可能基地局がそれらのフレーム境界をオフセットする一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[0025]図1に、例示的な実施形態による、循環フレーム構造の第1のサブフレーム内の1次同期信号チャネルと2次同期信号チャネルとブロードキャストチャネルとのロケーションを示す。図1の図面100は、例示的なフレーム100と、サブフレーム0に対応する例示的なエアリンクリソース150とを示す。例示的なフレーム100は、10サブフレーム(サブフレーム0 102、サブフレーム1 104、サブフレーム2 106、サブフレーム3 108、サブフレーム4 110、サブフレーム5 112、サブフレーム6 114、サブフレーム7 116、サブフレーム8 118、サブフレーム9 120)を含む。フレーム101は、線120によって示される持続時間10ミリ秒を有し、ハーフフレームは、線122によって示される5ミリ秒の持続時間を有し、サブフレームは、線124によって示される1ミリ秒の持続時間を有する。例示的なエアリンクリソース150は、線152によって示される6〜100個のリソースブロックの周波数範囲と、線154によって示される1ミリ秒の持続時間とに対応する。エアリンクリソース150は、時間に基づいて、リソース、たとえばOFDMシンボル(156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182)に区分される。2次同期信号を搬送するために使用される2次同期チャネル(S−SCH)186はリソース166内に位置し、1次同期信号を搬送するために使用される1次同期チャネル(P−SCH)188はリソース168内に位置し、ブロードキャストチャネル信号を搬送するために使用される物理ブロードキャストチャネル(PBCH)190はリソース170、172、174および176の部分内に位置する。S−SCH186と、P−SCH188と、PBCH190とは、線184によって示される6つのリソースブロック(RB)幅の周波数領域内に位置する。6つのRB=72個のサブキャリア=6×180KHz=1.08MHz。
【0012】
[0026]図2に、例示的な実施形態による、循環フレーム構造の第6のサブフレーム内の1次同期信号チャネルと2次同期信号チャネルとのロケーションを示す。図2の図面200は、例示的なフレーム101と、サブフレーム5に対応する例示的なエアリンクリソース250とを示す。例示的なエアリンクリソース250は、線152によって示される6〜100個のリソースブロックの周波数範囲と、線154によって示される1ミリ秒の持続時間とに対応する。エアリンクリソース250は、時間に基づいて、リソース(256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282)に区分される。2次同期信号を搬送するために使用される2次同期チャネル(S−SCH)286はリソース266内に位置し、1次同期信号を搬送するために使用される1次同期チャネル(P−SCH)288はリソース268内に位置する。S−SCH286と、P−SCH288とは、線184によって示される6つのリソースブロック(RB)幅の周波数領域内に位置する。
【0013】
[0027]図3は、例示的な実施形態による、例示的な通信システム300の図である。例示的な通信システム300は、対応するマクロセル1カバレージエリア304をもつマクロ基地局1 302、たとえば、LTE eノードBを含む。マクロ基地局1 302は、リンク303を介してインターネットにおよび/または他のネットワークノードに結合される。マクロセル1 304内には、対応するフェムトセルをもつ複数の構成可能フェムト基地局がある。異なる時間に、マクロセル1 304内で動作している様々な数の構成可能フェムト基地局があり得、時々あり、たとえば、展開され得る利用可能な構成可能フェムト基地局の数は、所与の時間におけるマクロセル中のまたはマクロセルの特定のエリア中のユーザ機器デバイスの数、エアリンクリソースローディング、干渉環境などのファクタに依存し得る。様々な実施形態では、構成可能フェムトセル基地局は、現在の環境をサポートするために必要に応じて追加および/または除去される。
【0014】
[0028]マクロセル1 304の第1の局在化エリア中には、それぞれ、対応するフェムトセル(フェムトセル1 308、フェムトセル2 312、...、フェムトセルM 316)をもつ複数の構成可能隣接基地局(構成可能フェムト基地局1 306、構成可能フェムト基地局2 310、...、構成可能フェムト基地局M 314)がある。
【0015】
[0029]マクロセル1 304の第2の局在化エリア中には、それぞれ、対応するフェムトセル(フェムトセル1’320、フェムトセル2’326、...、フェムトセルM’328)をもつ複数の構成可能隣接基地局(構成可能フェムト基地局1’318、構成可能フェムト基地局2’324、...、構成可能フェムト基地局M’326)がある。
【0016】
[0030]例示的なシステム300中には、システム300全体にわたって移動し、マクロ基地局1 302またはそれの局所近傍にある動作フェムト基地局と通信し得る複数のユーザ機器(UE)デバイス、たとえば、モバイルワイヤレス端末(UE1 350、UE2 352、UE3 356、UE4 358、UE5 360、UE6 366、UE7 368、UE8 370、UE9 372、UE10 374、...、UE N376)もある。
【0017】
[0031]いくつかの実施形態の特徴によれば、システムに加入している、たとえば、展開しているまたはアクティブ化している構成可能基地局は、それの局所近傍にある他の隣接する構成可能フェムト基地局によって送信されている同期信号、たとえば、PSSおよびSSSを監視および受信し、受信同期信号に基づいてそれのフレームタイミングを決定する。たとえば、異なるフレーム開始時間に対応して選択され得る、所定の数の代替フレームタイミング、たとえば、5つの代替フレームタイミングがある。代替フレームタイミングはサブフレームベースの同期に対応し、たとえば、異なるインデックス付きサブフレームが整合する。代替フレームタイミングにより、代替フレームタイミングごとに当該の同期信号、たとえば、PSS/SSSが異なる時間に送信されることになる。この手法は、それの近傍にある複数の代替フェムト基地局を検出することを試みているUEデバイスの観点から、干渉を低減する。
【0018】
[0032]可能な場合、たとえば、代替フレームタイミングのいくつかが依然として利用可能である場合、システムに加入している構成可能基地局は、隣接基地局によって現在使用されていない代替フレームタイミングのうちの1つを選択する。代替フレームタイミングの各々が隣接基地局によって現在使用されている場合、システムに加入している構成可能基地局は、最も弱い受信された信号に対応するフレームタイミングを選択する。選択されたフレームタイミングは、構成可能基地局によって、同期信号、たとえば、PSS/SSSおよびブロードキャスト制御チャネル情報を含む情報を送信するために使用される。
【0019】
[0033]いくつかの実施形態の特徴によれば、システムに加入している、たとえば、展開しているまたはアクティブ化している構成可能基地局は、それの局所近傍にある他の隣接する構成可能フェムト基地局によって送信されているシステム情報ブロック(SIB)情報信号を監視および受信し、それの近傍にある他の構成可能フェムト基地局によって現在使用されているアップリンクPRACH通信リソースとは異なる、使用すべきアップリンクPRACH通信リソースのセットを決定する。
【0020】
[0034]図4A図4B図4Cとの組合せを備える図4は、様々な例示的な実施形態による、構成可能基地局を動作させる例示的な方法のフローチャート400である。例示的な方法の動作はステップ402において開始し、ステップ402において、構成可能基地局が電源投入され、初期化される。動作はステップ402からステップ404に進む。
【0021】
[0035]ステップ404において、構成可能基地局は1つまたは複数の隣接基地局の各々から信号を受信する。ステップ404はステップ406を含み、ステップ406において、構成可能基地局は第1の隣接基地局から信号を受信する。ステップ406はステップ410および412のうちの1つまたは両方を含む。ステップ410において、構成可能基地局は第1の隣接基地局から1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを受信する。ステップ412において、構成可能基地局は第1の隣接基地局からシステム情報ブロック(SIB)信号を受信する。
【0022】
[0036]いくつかの実施形態では、動作はステップ406からステップ422に進む。他の実施形態では、動作はステップ406からステップ426に進む。ステップ422に戻ると、ステップ422において、構成可能基地局は、第1の隣接基地局からの受信されたPSSおよびSSS信号の強度を測定する。動作はステップ422からステップ426に進む。
【0023】
[0037]ステップ426において、構成可能基地局は、前記受信された信号からのリソース利用情報を決定し、前記決定されたリソース利用情報は、前記第1の隣接基地局によってブロードキャストチャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む。様々な実施形態では、ステップ426はステップ428および430のうちの1つまたは両方を含む。いくつかの実施形態では、第1の隣接基地局からの受信された信号は1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを含み、ステップ428が実行される。ステップ428において、構成可能基地局は前記第1のフレームタイミングを決定する。いくつかの実施形態では、第1の隣接基地局からの受信された信号はシステム情報ブロック(SIB)信号を含み、ステップ430が実行される。ステップ430において、構成可能基地局は、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定する。いくつかの実施形態では、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースの周期性を決定することは、タイミング構造においてPRACH間のいくつのサブフレームかを決定することを含む。
【0024】
[0038]ステップ404に戻ると、いくつかの実施形態では、ステップ404はステップ414を含み、ステップ414において、構成可能基地局は別の隣接基地局からさらなる信号を受信する。ステップ414はステップ418および420のうちの1つまたは両方を含む。ステップ418において、構成可能基地局は、別の隣接基地局から1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを受信する。ステップ420において、構成可能基地局は別の隣接基地局からシステム情報ブロック(SIB)信号を受信する。
【0025】
[0039]いくつかの実施形態では、動作はステップ414からステップ424に進む。他の実施形態では、動作はステップ414からステップ432に進む。ステップ424に戻ると、ステップ424において、構成可能基地局は、別の隣接基地局からの受信されたPSSおよびSSS信号の強度を測定する。動作はステップ424からステップ432に進む。
【0026】
[0040]ステップ432において、構成可能基地局は、前記受信された追加の信号からのリソース利用情報を決定し、前記決定されたリソース利用情報は、前記別の隣接基地局によってブロードキャストチャネル情報の送信を制御するために使用される別のフレームタイミングと、前記別の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの別のセットとのうちの少なくとも1つを含む、様々な実施形態では、ステップ432はステップ434および436のうちの1つまたは両方を含む。ステップ434において、構成可能基地局は前記別のフレームタイミングを決定する。ステップ436において、構成可能基地局は、アップリンクPRACH通信リソースの前記別のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定する。
【0027】
[0041]ステップ414、424および432は、たとえば、それの信号が検出され、構成可能基地局によって回復された、異なる別の隣接基地局に対応して、複数回繰り返され得、時々複数回繰り返されることを諒解されたい。
【0028】
[0042]動作は、ステップ426およびステップ432から接続ノードA438を介してステップ440に進む。ステップ440において、構成可能基地局は、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択し、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる。様々な実施形態では、ステップ440はステップ442および450のうちの1つまたは両方を含む。
【0029】
[0043]ステップ442において、構成可能基地局は、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定する。いくつかの実施形態では、構成可能基地局は、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム分割の非0整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定する。
【0030】
[0044]これにより、サブフレームは、隣接基地局間であるが異なるフレーム境界間で整合され、すなわち、異なる隣接基地局に対応するフレームが異なる時間に開始する。したがって、異なる隣接基地局は、異なるサブフレームインデックス値が整合されるサブフレームを有し得、時々有する。いくつかの実施形態では、Nは0〜4の範囲内にあり、PSSはフレームの第6のサブフレーム中で送信される。いくつかのそのような実施形態では、Nは0〜4の範囲内にあり、PSSおよびSSSは第1のサブフレームと第6のサブフレームの両方、たとえば、フレームのサブフレームインデックス番号=0およびサブフレームインデックス番号=5中で送信される。ステップ442はステップ444、446および448を含む。ステップ444において、構成可能基地局は、構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数は、前記数が第1の隣接基地局を含む、Xよりも小さいか否かを決定し、ここで、Xは、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差である。1つの例示的な実施形態では、PSS信号は、インデックス番号=0をもつサブフレームとインデックス番号=5もつサブフレームとにおいて送信され、X=5である。構成可能基地局が、隣接基地局の数がXよりも小さいと決定した場合は、動作はステップ444からステップ446に進み、他の場合は、動作はステップ444からステップ448に進む。ステップ446に戻ると、ステップ446において、構成可能基地局は、隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択する。ステップ448に再同調すると、ステップ448において、構成可能基地局は、最も弱い信号がそこから受信された基地局のフレームタイミングを選択する。
【0031】
[0045]ステップ450に戻ると、ステップ450において、構成可能基地局は、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットが、隣接基地局によって使用されているアップリンクPRACH通信リソースのセットとは異なると決定する。いくつかの実施形態では、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットは、隣接基地局によって使用されているアップリンクPRACH通信リソースのセットと重複しない通信リソースを使用する。
【0032】
[0046]動作は、ステップ440から接続ノードB452を介して、ステップ404においてどの信号が受信され、処理されたかに応じて、ステップ454またはステップ460またはステップ462のうちの1つに進む。以下の説明はPSS/SSS信号およびSIB信号が検出され、処理される実施形態に対応する。ただし、ステップ454、456、458、および460のうちの1つまたは複数は、いくつかの実施形態では省略されることを諒解されたい。
【0033】
[0047]ステップ454において、構成可能基地局は、受信された信号から、隣接基地局によって使用されている基地局識別子を決定する。動作はステップ454からステップ456に進み、ステップ456において、構成可能基地局は、隣接基地局によって使用中であると決定された基地局識別子とは異なる基地局識別子を選択する。
【0034】
[0048]動作はステップ456からステップ458に進む。ステップ458において、構成可能基地局は、選択された第2のフレームタイミングに従ってPSS信号とSSS信号とを送信する。動作はステップ458からステップ460に進む。ステップ460において、構成可能基地局は、アップリンクPRACH通信リソースの前記決定する第2のセットを通信するSIB情報信号を送信する。動作はステップ460からステップ454の入力に進む。
【0035】
[0049]いくつかの実施形態では、ステップ404より前に、構成可能基地局はマクロ基地局からマクロ基地局ダウンリンク信号を受信し、構成可能基地局はマクロ基地局からの受信された信号に基づいて基準時間を決定する。いくつかのそのような実施形態では、構成可能基地局フレームタイミングオフセット、たとえば、フレームタイミングオフセットNは、ダウンリンクマクロ基地局信号に基づいて決定された基準時間に関するものである。
【0036】
[0050]様々な実施形態では、構成可能基地局は、PSS/SSS信号および/またはブロードキャストチャネル信号の送信のために他の隣接基地局によって使用されているエアリンクリソースを識別する。いくつかのそのような実施形態では、構成可能基地局は、それらの識別されたリソース上で送信するのを控え、および/またはそれらの識別されたリソース上で低減された電力レベルで送信する。
【0037】
[0051]図5は、様々な例示的な実施形態による、例示的な構成可能基地局500の図である。例示的な基地局500は、たとえば、図3のシステム300の構成可能基地局のうちの1つである。いくつかの実施形態では、構成可能基地局500は構成可能LTEフェムト基地局である。例示的な構成可能基地局500は、図4のフローチャート400による方法を実装し得、時々実装する。
【0038】
[0052]構成可能基地局500は、バス509を介して互いに結合されたプロセッサ502とメモリ504とを含み、様々な要素(502、504)はバス509を介してデータおよび情報を交換し得る。構成可能基地局500は、さらに、図示のようにプロセッサ502に結合され得る入力モジュール506と出力モジュール508とを含む。ただし、いくつかの実施形態では、入力モジュール506と出力モジュール508とはプロセッサ502の内部に配置される。入力モジュール506は、受信アンテナ553を介して入力を受信するためのワイヤレス受信機552を含む。入力モジュール506は入力信号を受信することができる。入力モジュール506は、入力を受信するためのワイヤードおよび/または光入力インターフェース554をさらに含む。出力モジュール508は、送信アンテナ557を介して出力を送信するためのワイヤレス送信機556を含む。出力モジュール508は、出力を送信するためのワイヤードおよび/または光出力インターフェース558を含む。いくつかの実施形態では、メモリ504は、ルーチン511とデータ/情報513とを含む。いくつかの実施形態では、構成可能基地局500は図1および図2によるフレーム構造を実装する。
【0039】
[0053]いくつかの実施形態では、プロセッサ502は、第1の隣接基地局から信号を受信することと、前記受信された信号からのリソース利用情報を決定することと、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択することと、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、を行うように構成される。
【0040】
[0054]いくつかの実施形態では、前記信号は1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを含み、プロセッサ502は、リソース利用情報を決定するように構成されることの一部として、前記第1のフレームタイミングを決定するように構成される。
【0041】
[0055]いくつかの実施形態では、前記信号はシステム情報ブロック(SIB)情報信号を含み、プロセッサ502は、リソース利用情報を決定するように構成されることの一部として、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定するように構成される。
【0042】
[0056]いくつかの実施形態では、プロセッサ502は、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択するように構成されることの一部として、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定するように構成される。いくつかの実施形態では、Nは0〜4の範囲内にあり、PSSはフレームの第6のサブフレーム中で送信される。
【0043】
[0057]いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ502は、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択するように構成されることの一部として、サブフレーム持続時間の非0整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定するように構成される。いくつかの実施形態では、Nは1〜4の範囲内にあり、PSSはフレームの第6のサブフレーム中で送信される。
【0044】
[0058]様々な実施形態では、プロセッサ502は、フレームタイミングオフセットを決定するように構成されることの一部として、構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数は、前記数が第1の隣接基地局を含む、Xよりも小さく、ここで、Xが、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差であるとき、隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択するように構成される。いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ502は、フレームタイミングオフセットを決定するように構成されることの一部として、隣接基地局の数がXに等しいかまたはそれよりも大きいとき、最も弱い信号がそこから受信された基地局のフレームタイミングを選択するように構成される。
【0045】
[0059]いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ502は、受信された信号から、隣接基地局によって使用されている基地局識別子を決定することと、隣接基地局によって使用中であると決定された基地局識別子とは異なる基地局識別子を選択することとを行うようにさらに構成される。
【0046】
[0060]図6は、図5に示した例示的な構成可能基地局500中で使用され得、いくつかの実施形態では、使用されるモジュールのアセンブリ600を示す図である。アセンブリ600中のモジュールは、たとえば、個別回路として、図5のプロセッサ502内のハードウェアで実装され得る。代替的に、それらのモジュールは、ソフトウェアで実装され、図5に示した構成可能基地局500のメモリ504に記憶され得る。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ600は、図5の構成可能基地局500のメモリ504のルーチン511中に含まれる。図5の実施形態では単一のプロセッサ、たとえば、コンピュータとして示されているが、プロセッサ502は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、コンピュータとして実装され得ることを諒解されたい。ソフトウェアで実装されるとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサ502、たとえば、コンピュータを、そのモジュールに対応する機能を実装するように構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ502は、モジュールのアセンブリ600のうちのモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ600がメモリ504に記憶されるいくつかの実施形態では、メモリ504は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえば、プロセッサ502に、モジュールが対応する機能を実装させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
【0047】
[0061]完全にハードウェアベースのまたは完全にソフトウェアベースのモジュールが使用され得る。ただし、機能を実装するために、(たとえば、回路実装型の)ソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールの任意の組合せが使用され得ることを諒解されたい。図4に示すモジュールは、図4のフローチャート400の方法において図示および/または説明した対応するステップの機能を実行するように構成可能基地局500、またはプロセッサ502などのその構成可能基地局500中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
【0048】
[0062]モジュールのアセンブリ600は、部分A601と部分B603と部分C605との組合せを備える。モジュールのアセンブリ600は、1つまたは複数の隣接基地局の各々から信号を受信するように構成されたモジュール604を含む。モジュール604は、第1の隣接基地局から信号を受信するように構成されたモジュール606と、別の隣接基地局から追加の信号を受信するように構成されたモジュール614とを含む。モジュール606は、前記第1の隣接基地局から1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを受信するように構成されたモジュール610と、前記第1の隣接基地局からシステム情報ブロック(SIB)信号を受信するように構成されたモジュール612とを含む。モジュール614は、前記別の隣接基地局から1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを受信するように構成されたモジュール618と、前記別の隣接基地局からシステム情報ブロック(SIB)信号を受信するように構成されたモジュール620とを含む。
【0049】
[0063]モジュールのアセンブリ600は、第1の隣接基地局からの受信された1次同期信号(PSS)と受信された2次同期信号(SSS)との強度を測定するように構成されたモジュール622と、別の隣接基地局からの受信された1次同期信号(PSS)と受信された2次同期信号(SSS)との強度を測定するように構成されたモジュール624とをさらに含む。
【0050】
[0064]モジュールのアセンブリ600は、前記受信された信号からのリソース利用情報を決定するように構成されたモジュール626をさらに含み、前記決定されたリソース利用情報は、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む。モジュール626は、前記第1のフレームタイミングを決定するように構成されたモジュール628と、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定するように構成されたモジュール630とを含む。
【0051】
[0065]モジュールのアセンブリ600は、前記追加の受信された信号からのリソース利用情報を決定するように構成されたモジュール632をさらに含み、前記決定されたリソース利用情報は、前記別の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される別のフレームタイミングと、前記別の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの別のセットとのうちの少なくとも1つを含む。モジュール632は、前記別のフレームタイミングを決定するように構成されたモジュール634と、アップリンクPRACH通信リソースの前記別のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定するように構成されたモジュール636とを含む。
【0052】
[0066]モジュールのアセンブリ600は、決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択するように構成されたモジュール640をさらに含み、前記第2のフレームタイミングは前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットはアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる。モジュール640は、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフNを決定するように構成されたモジュール642と、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットが、隣接基地局によって使用されているアップリンクPRACH通信リソースのセットとは異なると決定するように構成されたモジュール650とを含む。モジュール642は、構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数は、前記数が前記第1の隣接基地局を含む、Xよりも小さいかどうかを決定するように構成されたモジュール644と、ここで、Xは、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差である、隣接する隣接基地局の数がXよりも小さいとき、隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択するように構成されたモジュール646と、隣接基地局の数がXよりも大きいか、またはそれに等しいとき、最も弱い信号がそこから検出された基地局のフレームタイミングを選択するように構成されたモジュール648とを含む。
【0053】
[0067]モジュールのアセンブリ600は、受信された信号から、隣接基地局によって使用されている基地局識別子を決定するように構成されたモジュール654と、隣接基地局によって使用中であると決定された基地局識別子とは異なる基地局識別子を選択するように構成されたモジュール656と、選択された第2のフレームタイミングに従って1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを送信するように構成されたモジュール658と、アップリンクPRACH通信リソースの前記決定された第2のセットを通信するSIB情報信号を送信するように構成されたモジュール660とをさらに含む。
【0054】
[0068]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ600は、マクロ基地局からダウンリンク信号を受信するように構成されたモジュール675と、マクロ基地局からの受信されたダウンリンク信号に基づいて基準時間を決定するように構成されたモジュール676と、1次同期信号と2次同期信号とを送信するために、検出された隣接基地局によって使用されているリソース上での送信を控えるように構成可能基地局を制御するように構成されたモジュール677と、物理ブロードキャストチャネル信号を送信するために、検出された隣接基地局によって使用されているリソース上での送信を控えるように構成可能基地局を制御するように構成されたモジュール678と、1次同期信号と2次同期信号とを送信するために、検出された隣接基地局によって使用されているリソース上で低減された電力レベルで送信するように構成可能基地局を制御するように構成されたモジュール679と、物理ブロードキャストチャネル信号を送信するために、検出された隣接基地局によって使用されているリソース上で低減された電力レベルで送信するように構成可能基地局を制御するように構成されたモジュール680と、前記第2のフレームタイミングについて、サブフレーム持続時間の非0倍数であるフレームタイミングオフセットNを決定するように構成されたモジュール643とのうちの1つまたは複数または全部を含む。
【0055】
[0069]いくつかの実施形態では、モジュール643はモジュール642の代わりに使用される。いくつかの実施形態では、モジュール642は、Nが0、1、2、3および4のうちの1つであると決定する。いくつかの実施形態では、モジュール642は、Nが1、2、3および4のうちの1つであると決定する。
【0056】
[0070]様々な実施形態では、モジュール676は基準時間を決定し、サブフレームの倍数単位であるフレームタイミングオフセットNは決定された基準時間に関するものである。
【0057】
[0071]図7図8に、例示的な実施形態による、構成可能フェムト基地局が、それの近傍で動作している他のフェムト基地局の検出されたフレームタイミングに基づいてそれのフレームタイミングを決定する一例を示す。
【0058】
[0072]図7の図面700は、例示的なマクロ基地局1 702と、マクロ基地局1 702のマクロセル内に位置する複数の構成可能フェムト基地局(構成可能フェムトBS A704、構成可能フェムトBS B706、構成可能フェムトBS C708)とを示す。フェムトBS(704、706、708)が同じ共通共有周波数帯域を使用すると考える。さらに、フェムト基地局(704、706、708)が動作しているエリア中にシンボルレベル同期およびサブフレームレベル同期があると考える。ただし、異なるフェムト基地局のフレーム境界は、異なり得、時々異なり、たとえば、サブフレームの倍数によってオフセットされ得、時々オフセットされる。
【0059】
[0073]構成可能フェムトBS A704と構成可能フェムトBS B706とは、前に構成されており、動作していると考える。フェムトBS A704は、前に選択されており、ブロック710によって示されるフレームタイミング基準オフセット=0と、ブロック712によって示されるID=1と、ブロック714によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットAとを現在使用している。フェムトBS B706は、前に選択されており、ブロック716によって示されるフレームタイミング基準オフセット=1サブフレームと、ブロック718によって示されるID=2と、ブロック720によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットBとを現在使用している。アップリンクPRACH通信リソースのセットAは、アップリンクPRACH通信リソースのセットBと重複しない。
【0060】
[0074]マクロ基地局1 702は、ダウンリンク信号722を送信している。ブロック724によって示されるように、構成可能フェムトBS C708は、マクロBS DL信号722を受信し、受信されたマクロセルDL信号722からタイミング基準を導出する。
【0061】
[0075]フェムトBS A704は、フェムト基地局Aフレームタイミングに従ってPSS726およびSSS728を時々送信し、ID=1を通信している。ブロック730によって示されるように、構成可能BS C708は、フェムトBS AからPSSおよびSSSを受信し、フェムトBS Aが、タイミング基準に関して、フレームタイミングオフセット=0を使用しており、ID=1を使用していると決定する。
【0062】
[0076]フェムトBS B706は、フェムト基地局Bフレームタイミングに従ってPSS732およびSSS734を時々送信し、ID=2を通信している。ブロック736によって示されるように、構成可能BS C708は、フェムトBS BからPSSおよびSSSを受信し、フェムトBS Bが、タイミング基準に関して、フレームタイミングオフセット=1サブフレームを使用しており、ID=2を使用していると決定する。
【0063】
[0077]構成可能フェムトBS C708は、タイミング基準に関して、フレームタイミングオフセット=2サブフレームを使用することを選択し、ID=3を使用することを選択する。この例では、構造は、以下の5つの代替フレームタイミングオフセットがあるようなものである。0サブフレーム、1サブフレーム、2サブフレーム、3サブフレーム、および4サブフレーム。構成可能フェムトBS C708は、それの局所近傍にあるフェムト基地局によって現在使用されていないフレームタイミングオフセットを使用することを意図的に選択した。構成可能フェムトBS C708は、それの局所近傍にあるフェムト基地局によって現在使用されていないIDを使用することを意図的に選択した。
【0064】
[0078]フェムトBS A704は、フェムトBS Aフレームタイミングに従って、アップリンクPRACH通信リソースのセットAを識別する情報を通信するSIB信号740を時々送信する。ブロック742によって示されるように、構成可能フェムトBS C708は、フェムトBS AからSIB信号740を受信し、アップリンクPRACH通信リソースのセットAを識別する情報を復元する。フェムトBS B706は、フェムトBS Bフレームタイミングに従って、アップリンクPRACH通信リソースのセットBを識別する情報を通信するSIB信号744を時々送信する。ブロック746によって示されるように、構成可能フェムトBS C708は、フェムトBS AからSIB信号744を受信し、アップリンクPRACH通信リソースのセットBを識別する情報を復元する。ブロック748によって示されるように、構成可能フェムトBS C708は、アップリンクPRACH通信リソースのセットAおよびアップリンクPRACH通信リソースのセットBと重複しないアップリンクPRACH通信リソースのセットCを使用することを選択する。
【0065】
[0079]図8の図面800は、構成可能フェムト基地局C 708が図7で説明した選択に従って自己構成したことを示す。フェムトBS C708は、前に選択されており、ブロック802によって示されるフレームタイミング基準オフセット=2サブフレームと、ブロック804によって示されるID=3と、ブロック806によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットCとを現在使用している。
【0066】
[0080]フェムトBS C708は、フェムト基地局Cフレームタイミングに従ってPSS808およびSSS810を時々送信し、ID=3を通信している。フェムトBS C708は、フェムトBS Cフレームタイミングに従って、アップリンクPRACH通信リソースのセットCを識別する情報を通信するSIB信号812を時々送信する。
【0067】
[0081]例示的なUE A850は、フェムト基地局(704、706、708)の各々からPSS/SSS信号およびSIB信号を受信し、復元することが可能である。
【0068】
[0082]図9図10に、例示的な実施形態による、構成可能フェムト基地局が、それの近傍で動作している他のフェムト基地局の検出されたフレームタイミングに基づいてそれのフレームタイミングを決定する別の例を示す。
【0069】
[0083]図9の図面900は、例示的なマクロ基地局1 902と、マクロ基地局1 902のマクロセル内に位置する複数の構成可能フェムト基地局(構成可能フェムトBS A904、構成可能フェムトBS B906、構成可能フェムトBS C908、構成可能フェムトBS D910、構成可能フェムトBS E912、構成可能フェムトBS F914)とを示す。フェムトBS(904、906、908、910、912、914)が同じ共通共有周波数帯域を使用することについて考える。さらに、シンボルレベル同期およびサブフレームレベル同期が、フェムト基地局(904、906、908、910、912、914)が動作しているエリアにあると考える。ただし、異なるフェムト基地局のフレーム境界は、異なり得、時々異なる、たとえば、サブフレームの倍数によってオフセットされ得、時々オフセットされる。
【0070】
[0084]構成可能フェムトBS A904と、構成可能フェムトBS B906と、構成可能フェムトBS D910と、構成可能フェムトBS E912と、構成可能フェムトBS F914とは、前に構成されており、動作していると考える。フェムトBS A904は、前に選択されており、ブロック916によって示されるフレームタイミング基準オフセット=0と、ブロック918によって示されるID=1と、ブロック920によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットAとを現在使用している。フェムトBS B906は、前に選択されており、ブロック922によって示されるフレームタイミング基準オフセット=1サブフレームと、ブロック924によって示されるID=2と、ブロック926によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットBとを現在使用している。フェムトBS D910は、前に選択されており、ブロック928によって示されるフレームタイミング基準オフセット=3サブフレームと、ブロック930によって示されるID=5と、ブロック932によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットDとを現在使用している。フェムトBS E912は、前に選択されており、ブロック934によって示されるフレームタイミング基準オフセット=2サブフレームと、ブロック936によって示されるID=7と、ブロック938によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットEとを現在使用している。フェムトBS F914は、前に選択されており、ブロック940によって示されるフレームタイミング基準オフセット=4サブフレームと、ブロック942によって示されるID=4と、ブロック944によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットFとを現在使用している。アップリンクPRACH通信リソース(セットA、セットB、セットC、セットD、セットEおよびセットF)の各セットは、アップリンクPRACH通信リソースの他のセットと重複しない。
【0071】
[0085]マクロ基地局1 902は、ダウンリンク信号946を送信している。ブロック948によって示されるように、構成可能フェムトBS C908は、マクロBS DL信号946を受信し、受信されたマクロセルDL信号からタイミング基準を導出する。
【0072】
[0086]フェムトBS A904は、フェムト基地局Aフレームタイミングに従ってPSS950およびSSS952を時々送信し、ID=1を通信している。フェムトBS B906は、フェムト基地局Bフレームタイミングに従ってPSS954およびSSS956を時々送信し、ID=2を通信している。フェムトBS E912は、フェムト基地局Eフレームタイミングに従ってPSS958およびSSS960を時々送信し、ID=7を通信している。フェムトBS D910は、フェムト基地局Dフレームタイミングに従ってPSS960およびSSS962を時々送信し、ID=5を通信している。フェムトBS F914は、フェムト基地局Fフレームタイミングに従ってPSS964およびSSS966を時々送信し、ID=4を通信している。
【0073】
[0087]ブロック968によって示されるように、構成可能フェムトBS C908は、他のフェムト基地局からPSSおよびSSSを受信する。ブロック970によって示されるように、構成可能フェムトBS C908は、受信されたPSSおよびSSS信号の電力を測定する。構成可能フェムト基地局C908は、受信されたPSSおよびSSS信号に基づいて、すでに使用されている代替タイミングの各々を決定する。この例では、構造は、以下の5つの代替フレームタイミングオフセットがあるようなものである。0サブフレーム、1サブフレーム、2サブフレーム、3サブフレーム、および4サブフレーム。この例では、可能な代替タイミングの各々は、隣接フェムト基地局によってすでに使用されている。構成可能基地局C908は、隣接フェムト基地局から受信された受信同期信号の受信信号強度を比較し、隣接フェムト基地局のどの信号が最低電力レベルで受信されているかを決定する。ブロック974によって示されるように、構成可能フェムト基地局C908は、オフセット=3サブフレームをもつフレームタイミングを使用することを選択し、ID=6を使用することを選択する。オフセット=3サブフレームを使用しているフェムトBS D910がフェムトBS C908から最も離れており、フェムトBS C908におけるそれの受信された信号が最も弱いことに留意されたい。また、選択されたID=6は他のフェムト基地局(904、906、910、912、914)のいずれによっても使用されていないことに留意されたい。
【0074】
[0088]フェムト基地局(904、906、912、910、914)の各々は、それ自体のフレームタイミングに従って、それぞれアップリンクPRACH通信リソースのセット(アップリンクPRACH通信リソースのセットA、アップリンクPRACH通信リソースのセットB、アップリンクPRACH通信リソースのセットE、アップリンクPRACH通信リソースのセットD、アップリンクPRACH通信リソースのセットF)を識別する情報を通信するSIB信号(976、978、980、982、984)をそれぞれ時々送信する。ブロック986によって示されるように、構成可能フェムトBS C908は、フェムトBSからSIB信号を受信し、使用中であるアップリンクPRACH通信リソースのセットを識別する情報を復元する。ブロック988によって示されるように、構成可能フェムトBS C908は、すでに使用中のアップリンクPRACH通信リソースのセットの各々と重複しないアップリンクPRACH通信リソースのセットCを使用することを選択する。
【0075】
[0089]図10の図面1000は、構成可能フェムト基地局C 908が図8で説明した選択に従って自己構成したことを示す。フェムトBS C908は、前に選択されており、ブロック1002によって示されるフレームタイミング基準オフセット=3サブフレームと、ブロック1004によって示されるID=6と、ブロック1006によって示されるアップリンクPRACH通信リソースのセットCとを現在使用している。
【0076】
[0090]フェムトBS C908は、フェムト基地局Cフレームタイミングに従ってPSS1008およびSSS1010を時々送信し、ID=6を通信している。フェムトBS C908は、フェムトBS Cフレームタイミングに従って、アップリンクPRACH通信リソースのセットCを識別する情報を通信するSIB信号1012を時々送信する。
【0077】
[0091]必ずしもすべてではないが、いくつかの実施形態の様々な態様および/または特徴についてさらに以下で説明する。様々な実施形態は、LTEにおける同期信号およびブロードキャストチャネルなど、制御情報への、隣接基地局、たとえば、フェムトセルによって引き起こされる干渉を最小限に抑えるための方法および/または装置を対象とする。この干渉制御は、隣接基地局、たとえば、隣接フェムト基地局によって送信されている重要な制御情報信号、たとえば、SSS/PSSおよび/またはPBCH信号のUEデバイスによる復元を可能にする。
【0078】
[0092]シンボルレベル同期は、通常、フラクショナル周波数再利用のような方式が機能するために必要とされる。サブフレームレベル同期はまた、通常、干渉協調方式が機能するために必要とされる。ただし、フレームレベル同期は、重要なシステム情報が衝突することを引き起こし得る。上記見解を考慮して、新しい開発された方法および装置は、PSS/SSS信号およびBCH信号への干渉を最小限に抑えるための単純な解決策を採用する。
【0079】
[0093]例示的な一実施形態では、エリア中のスモールセル、たとえば、フェムトセルは、シンボルレベルおよびサブフレームレベルにおいて同期的である動作させられる。したがってローカルに、たとえば、隣接フェムトセルは、様々な実施形態では、シンボルおよびサブフレームレベルにおいて同期的である傾向がある。これは、スモールセル基地局、たとえば、フェムトセル基地局が、NETWORK_LISTENモードにおいてマクロセルのDL信号をリッスンし、マクロセルのDLタイミングからそれらのタイミングを導出することによって達成され得、いくつかの実施形態では、達成される。ただし、いくつかの実施形態の特徴によれば、境界が他のすぐ近くの、たとえば、隣接するスモールセルのフレーム境界と整合しないように、スモールセルはそれらのフレーム境界をオフセットする。図11に、この解決策を図式的に示す。
【0080】
[0094]図11の図面1300は、4つの例示的な構成可能スモールセル基地局(構成可能スモールセルBS1 1302、構成可能スモールセル基地局2 1304、構成可能スモールセルBS3 1306、構成可能スモールセルBS4 1308)と、それぞれ、対応するフレームタイミング(1312、1314、1316、1318)を示す。水平軸1301は時間を表す。例示的な構成可能スモールセルBS1フレームタイミング1312は、10サブフレーム(サブフレーム0 1320、サブフレーム1 1321、サブフレーム2 1322、サブフレーム3 1323、サブフレーム4 1324、サブフレーム5 1325、サブフレーム6 1326、サブフレーム7 1327、サブフレーム8 1328、サブフレーム9 1329)を含む。フレーム1312は、線1303によって示される持続時間10ミリ秒を有し、ハーフフレームは、線1305によって示される5ミリ秒の持続時間を有し、サブフレームは、線1307によって示される1ミリ秒の持続時間を有する。
【0081】
[0095]例示的な構成可能スモールセルBS2フレームタイミング1314は、10サブフレーム(サブフレーム0 1330、サブフレーム1 1331、サブフレーム2 1332、サブフレーム3 1333、サブフレーム4 1334、サブフレーム5 1335、サブフレーム6 1336、サブフレーム7 1337、サブフレーム8 1338、サブフレーム9 1339)を含む。例示的な構成可能スモールセルBS3フレームタイミング1316は、10サブフレーム(サブフレーム0 1340、サブフレーム1 1341、サブフレーム2 1342、サブフレーム3 1343、サブフレーム4 1344、サブフレーム5 1345、サブフレーム6 1346、サブフレーム7 1347、サブフレーム8 1348、サブフレーム9 1349)を含む。例示的な構成可能スモールセルBS4フレームタイミング1318は、10サブフレーム(サブフレーム0 1350、サブフレーム1 1351、サブフレーム2 1352、サブフレーム3 1353、サブフレーム4 1354、サブフレーム5 1355、サブフレーム6 1356、サブフレーム7 1357、サブフレーム8 1358、サブフレーム9 1359)を含む。
【0082】
[0096]本手法は、異なるフレームタイミングをもつすぐ近くのスモールセルのPSS/SSSとBCHとが衝突しないことを保証する。他のセルの同期信号およびBCHチャネルへの干渉を低減するために、スモールセル基地局はまた、何も送信しないか、または別のスモールセルがPSS/SSSおよびBCHなど、それの制御信号を送信する時間/周波数リソースブロック中で低電力で送信するようにそれの送信機を制御し得、いくつかの実施形態では、制御する。たとえば、図13では、スモールセル基地局2 1304、スモールセル基地局3 1306、およびスモールセル基地局4 1308は、スモールセル基地局1のサブフレーム0中に起こるスモールセル基地局1のBCH送信への干渉を低減するために、それぞれそれらのサブフレーム9 1339、サブフレーム8 1348、およびサブフレーム7 1357の中央の6つのリソースブロック中でより少ない電力で送信する。
【0083】
[0097]ネットワーク事業者ではなく個人によって所有されるユーザ展開スモールセル基地局、たとえば、ユーザ展開フェムトセルセル基地局の場合、スモールセル基地局はNETWORK_LISTENモードにおいて近くのセルのフレーム境界を決定し、他のスモールセルの境界と衝突しないフレーム境界を選ぶことができる。それが可能でない場合、最も遠いセルのフレーム境界と衝突するようにフレーム境界を選ぶ。
【0084】
[0098]様々な実施形態では、アップリンク中でPRACHリソースを割り振る際に同様のアイデアが使用される。いくつかの実施形態では、すぐ近くのスモールセル基地局は、すぐ近くのセルのPRACHリソースに時間および/または周波数において直交するPRACHリソースを割り振る。これは、フォールスアラームを低減し、スモールセルの効率を改善することができる。スモールセルがアイドル状態である場合、重複PRACHリソースを有すると、複数のセルが誤ってオンになり得、それにより他のセルへの干渉が増加することがある。したがって、すぐ近くのスモールセルによって使用中でないPRACH通信リソースを意図的に選択すると、フォールスアラームが低減し、干渉が減少する傾向がある。
【0085】
[0099]様々な実施形態では、デバイス、たとえば、図3のシステム300中の構成可能基地局、および/または図5の構成可能基地局500、および/または図3図13のいずれかの構成可能基地局は、本出願の図3図13のいずれかに関して説明した、および/または本出願の発明を実施するための形態で説明した個々のステップおよび/または動作の各々に対応するモジュールを含む。いくつかの実施形態では、モジュールはハードウェアで、たとえば、回路の形態で実装される。したがって、少なくともいくつかの実施形態では、モジュールはハードウェアで実装され得、時々実装される。他の実施形態では、モジュールは、デバイス、たとえば、構成可能基地局のプロセッサによって実行されたとき、対応するステップまたは動作をデバイスに実装させるプロセッサ実行可能命令を含むソフトウェアモジュールとして実装され得、時々実装される。さらに他の実施形態では、モジュールの一部または全部が、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される。
【0086】
[00100]様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。様々な実施形態は、装置、たとえば、構成可能基地局、ネットワークノード、ピアツーピア通信をサポートするモバイル端末などのモバイルノード、フェムト基地局およびマクロ基地局を含む基地局などのアクセスポイント、および/または通信システムを対象とする。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、構成可能基地局、ネットワークノード、モバイルノード、マクロ基地局およびフェムト基地局を含む基地局などのアクセスポイントおよび/または通信システム、たとえば、ホストを制御するおよび/または動作させる方法を対象とする。様々な実施形態はまた、方法の1つまたは複数のステップを実装するように機械を制御するための機械可読命令を含む、機械、たとえば、コンピュータ、可読媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなどを対象とする。コンピュータ可読媒体は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体である。
【0087】
[0100]開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0088】
[0101]様々な実施形態では、本明細書で説明したノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、信号処理ステップ、信号生成ステップおよび/または送信ステップを実行するための1つまたは複数のモジュールを使用して実装される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴はモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。上記で説明した方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて、上記で説明した方法の全部または一部を実装するために、追加のハードウェアの有無にかかわらず、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイスなど、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体中に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実装され得る。したがって、特に、様々な実施形態は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、上記で説明した(1つまたは複数の)方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップのうちの1つ、複数、またはすべてを実装するように構成されたプロセッサを含むデバイス、たとえば、構成可能基地局を対象とする。
【0089】
[0102]いくつかの実施形態では、1つまたは複数のデバイス、たとえば、構成可能基地局などの通信ノード、ネットワークノード、マクロ基地局およびフェムト基地局を含む基地局などのアクセスノード、および/またはワイヤレス端末の1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、CPUは、通信ノードによって実行されるものとして説明した方法のステップを実行するように構成される。プロセッサの構成は、プロセッサ構成を制御するために1つまたは複数のモジュール、たとえば、ソフトウェアモジュールを使用することによって、ならびに/あるいは説明したステップを実行するため、および/またはプロセッサ構成を制御するためにハードウェア、たとえば、ハードウェアモジュールをプロセッサ中に含めることによって達成され得る。したがって、すべてとは限らないがいくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサをもつデバイス、たとえば、構成可能基地局などの通信ノードを対象とする。すべてとは限らないがいくつかの実施形態では、デバイス、たとえば、構成可能基地局などの通信ノードは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して実装され得る。
【0090】
[0103]いくつかの実施形態は、1つのコンピュータ、または複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、行為および/または動作、たとえば、上記で説明した1つまたは複数のステップを実装させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実行すべきステップごとに異なるコードを含むことができ、時々含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスまたはノードを制御する方法の各個のステップごとのコードを含み得、時々含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、または他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶される機械実行可能命令、たとえば、コンピュータ実行可能命令の形態であり得る。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上記で説明した1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為および/または動作のうちの1つまたは複数を実装するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書で説明した方法のステップの一部または全部を実装するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、本出願で説明した通信デバイスまたは他のデバイス中で使用するためのものであり得る。
【0091】
[0104]様々な実施形態は、マクロセルラー通信、フェムトセルラー通信、およびピアツーピア通信をサポートする通信システムに好適である。様々な実施形態は、システムの少なくとも部分中でピアツーピアシグナリングプロトコル、たとえば、ピア発見シグナリングを含むピアツーピアシグナリングプロトコルを使用する通信システムに好適である。いくつかの実施形態は、直交周波数分割多重化(OFDM)ベースのワイヤレスピアツーピアシグナリングプロトコル、たとえば、WiFi(登録商標)シグナリングプロトコルまたは別のOFDMベースのプロトコルを使用する。いくつかの実施形態は、LTEをサポートするシステムに好適である。
【0092】
[0105]OFDMシステムに関して説明したが、様々な実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
【0093】
[0106]上記の説明に鑑みて、上記で説明した様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態が当業者には明らかであろう。そのような変形形態は範囲内に入ると考えるべきである。本方法および本装置は、符号分割多元接続(CDMA)、OFDM、および/または通信デバイス間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用され得る様々な他のタイプの通信技法とともに使用され得、様々な実施形態では使用される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信デバイスは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立し、ならびに/あるいはワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介してインターネットまたは別のネットワークへの接続性を与え得る、マクロ基地局およびフェムト基地局などのアクセスポイントとして実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実装するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他のポータブルデバイスとして実装される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
構成可能基地局を動作させる方法であって、
第1の隣接基地局から信号を受信することと、
前記受信された信号からのリソース利用情報を決定することと、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンク物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択することと、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、を備える、方法。
[C2]
前記信号が1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを含み、
リソース利用情報を決定することが、前記第1のフレームタイミングを決定することを含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記信号がシステム情報ブロック(SIB)情報信号を含み、
リソース利用情報を決定することが、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定することを含む、C1に記載の方法。
[C4]
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択することが、
サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定することを含む、C2に記載の方法。
[C5]
Nが0〜4の範囲内にあり、
PSSがフレームの第6のサブフレーム中で送信される、C4に記載の方法。
[C6]
前記構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数は、前記数が前記第1の隣接基地局を含む、Xよりも小さく、ここで、Xが、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差であるとき、フレームタイミングオフセットを決定することが、
前記隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択することを含む、C4に記載の方法。
[C7]
隣接基地局の前記数がXに等しいかまたはそれよりも大きいとき、フレームタイミングオフセットを決定することは、
最も弱い信号がそこから受信された基地局のフレームタイミングを選択することを含む、C6に記載の方法。
[C8]
前記受信された信号から、隣接基地局によって使用されている基地局識別子を決定することと、
前記隣接基地局によって使用中であると決定された基地局識別子とは異なる基地局識別子を選択することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
構成可能基地局であって、
第1の隣接基地局から信号を受信するための手段と、
前記受信された信号からのリソース利用情報を決定するための手段と、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択するための手段と、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、を備える、構成可能基地局。
[C10]
前記信号が1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを含み、
リソース利用情報を決定するための前記手段が、前記第1のフレームタイミングを決定するための手段を含む、C9に記載の構成可能基地局。
[C11]
前記信号がシステム情報ブロック(SIB)情報信号を含み、
リソース利用情報を決定するための前記手段が、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定するための手段を含む、C9に記載の構成可能基地局。
[C12]
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択するための前記手段が、
サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定するための手段を含む、C11に記載の構成可能基地局。
[C13]
フレームタイミングオフセットを決定するための前記手段は、
前記構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数は、前記数が前記第1の隣接基地局を含む、Xよりも小さく、ここで、Xが、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差であるとき、前記隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択するための手段を含む、C8に記載の構成可能基地局。
[C14]
フレームタイミングオフセットを決定するための前記手段は、
隣接基地局の前記数がXに等しいかまたはそれよりも大きいとき、最も弱い信号がそこから受信された基地局のフレームタイミングを選択するための手段を含む、C13に記載の構成可能基地局。
[C15]
構成可能基地局において使用するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、
少なくとも1つのコンピュータに、第1の隣接基地局からの信号を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記受信された信号からのリソース利用情報を決定させるためのコードと、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択させるためのコードと、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、
を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
[C16]
構成可能基地局であって、
第1の隣接基地局から信号を受信することと、
前記受信された信号からのリソース利用情報を決定することと、前記決定されたリソース利用情報が、前記第1の隣接基地局によってブロードキャスト制御チャネル情報の送信を制御するために使用される第1のフレームタイミングと、前記第1の隣接基地局によって使用されるアップリンクPRACH通信リソースの第1のセットとのうちの少なくとも1つを含む、
前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択することと、前記第2のフレームタイミングが前記第1のフレームタイミングとは異なり、アップリンクPRACH通信リソースの前記第2のセットがアップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセットとは異なる、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える構成可能基地局。
[C17]
前記信号が1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサが、リソース利用情報を決定するように構成されることの一部として、前記第1のフレームタイミングを決定するように構成された、C16に記載の構成可能基地局。
[C18]
前記信号がシステム情報ブロック(SIB)情報信号を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサが、リソース利用情報を決定するように構成されることの一部として、アップリンクPRACH通信リソースの前記第1のセット中のアップリンクPRACH通信リソースのトーン、サブフレームおよび周期性のうちの少なくとも1つを決定するように構成された、C16に記載の構成可能基地局。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記決定されたリソース利用情報に基づいて、前記構成可能基地局によって使用されるべき、第2のフレームタイミングまたはアップリンクPRACH通信リソースの第2のセットのうちの少なくとも1つを選択するように構成されることの一部として、サブフレーム持続時間の非負整数倍であるフレームタイミングオフセットNを決定するように構成された、C17に記載の構成可能基地局。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサが、フレームタイミングオフセットを決定するように構成されることの一部として、前記構成可能基地局に隣接する隣接基地局の数は、前記数が前記第1の隣接基地局を含む、Xよりも小さく、ここで、Xが、PSS信号を送信するために使用されるあるサブフレームから、PSS信号を送信するために使用される次のサブフレームまでのサブフレームの数の差であるとき、前記隣接基地局のいずれかによって使用されるフレーム境界時間とは異なるフレーム境界時間を生成する第1のフレームタイミングオフセットを選択するように構成された、C19に記載の構成可能基地局。
図1
図2
図3
図4
図4A
図4B
図4C
図5
図6
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11