(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6522990
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】ゲーム特典付与プログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/69 20140101AFI20190520BHJP
A63F 13/30 20140101ALI20190520BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20190520BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20190520BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20190520BHJP
【FI】
A63F13/69
A63F13/30
A63F13/79
G06Q50/10
G06Q30/02 324
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-40064(P2015-40064)
(22)【出願日】2015年3月2日
(65)【公開番号】特開2016-158868(P2016-158868A)
(43)【公開日】2016年9月5日
【審査請求日】2017年9月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】308033283
【氏名又は名称】株式会社スクウェア・エニックス
(74)【代理人】
【識別番号】100155550
【弁理士】
【氏名又は名称】田嶋 諭
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 彰則
(72)【発明者】
【氏名】田中 慎哉
【審査官】
彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−176151(JP,A)
【文献】
特開2013−248179(JP,A)
【文献】
アーケード初の基本プレイ無料作品「ぷよぷよ!!クエスト アーケード」の稼働が本日スタート,4Gamer.net[Online],2013年11月 7日,pp.1-6,URL,https://www.4gamer.net/games/209/G020944/20131107018/
【文献】
「RDG レッドデータガール」販売店別特典情報,RDG公式サイト[Online],2013年 2月22日,pp.1-3,URL,http://rdg-anime.jp/dvd/?page=id20130222-2d
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00 − 13/98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の店舗に配設された業務用ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続されたサーバに、該業務用ゲーム装置で実行される特定のゲームを遊戯するユーザに該特定のゲームに関連する特典を付与する機能を実現させるゲーム特典付与プログラムであって、
前記サーバに、
前記店舗の識別情報に対応付けて記憶部に記憶されている各店舗の業務用ゲーム装置の設置台数情報、又は、前記業務用ゲーム装置のそれぞれから受信した業務用ゲーム装置の識別情報及び所属する店舗の識別情報に基づいて、店舗の業務用ゲーム装置の設置台数を取得する台数取得機能と、
前記業務用ゲーム装置から、前記特定のゲームを遊戯するユーザの識別情報と、該ユーザが操作した業務用ゲーム装置が所属する店舗の識別情報とを取得し、該業務用ゲーム装置が所属する店舗の前記設置台数に基づいて、該ユーザの識別情報に対応付けて前記特典を付与する特典付与機能と、
を実現させるゲーム特典付与プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の少なくとも1つは、複数の店舗に配設された業務用ゲーム装置で実行される特定のゲームを遊戯するユーザに特定のゲームに関連する特典を付与する機能を、サーバに実現させるためのゲーム特典付与プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ゲームセンターなどのアミューズメント施設(店舗)においても、業務用ゲーム装置がインターネットなどの通信ネットワークを介して他の店舗の業務用ゲーム装置と接続され、他の店舗にいるユーザとも対戦ゲームなどを行うことができる(例えば、特許文献1参照)。したがって、ユーザは、店舗の規模に関わらず、通信ネットワークを介して多くの他のユーザと遊戯することができる。すなわち、いずれの店舗であっても、同様の環境でゲームを楽しむことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3647854号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような店舗における業務用ゲーム装置の構成は、ユーザが店舗でゲームを遊戯する頻度を向上させているものの、いずれの店舗であっても同様の環境でゲームを遊戯できるため、特定のゲームに対して店舗毎に差別化を図るのが難しいことが課題である。
【0005】
本発明の少なくとも1つの実施形態の目的は、関連する技術の不足を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
非限定的な観点によると、本発明に係るゲーム特典付与プログラムは、複数の店舗に配設された業務用ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続されたサーバに、該業務用ゲーム装置で実行される特定のゲームを遊戯するユーザに該特定のゲームに関連する特典を付与する機能を実現させるゲーム特典付与プログラムであって、前記サーバに、前記店舗の識別情報に対応付けて記憶部に記憶されている各店舗の業務用ゲーム装置の設置台数情報、又は、前記業務用ゲーム装置のそれぞれから受信した業務用ゲーム装置の識別情報及び所属する店舗の識別情報に基づいて、店舗の業務用ゲーム装置の設置台数を取得する台数取得機能と、前記業務用ゲーム装置から、前記特定のゲームを遊戯するユーザの識別情報と、該ユーザが操作した業務用ゲーム装置が所属する店舗の識別情報とを取得し、該業務用ゲーム装置が所属する店舗の前記設置台数に基づいて、該ユーザの識別情報に対応付けて前記特典を付与する特典付与機能と、を実現させるためのものである。
【発明の効果】
【0007】
本願の各実施形態により1又は2以上の不足が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム特典付与システムの構成の例を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム特典付与サーバの構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応する設置台数情報を説明する説明図である。
【
図4】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応する特典付与処理の例を示すフローチャートである。
【
図5】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応する特典付与処理におけるゲーム特典付与サーバ側の動作の例を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応する業務用ゲーム装置が特典付与処理を実行する場合の業務用ゲーム装置側の動作の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の例について図面を参照して説明する。なお、以下で説明する各実施形態の例における各種構成要素は、矛盾等が生じない範囲で適宜組み合わせ可能である。また、ある実施形態の例として説明した内容については、他の実施形態においてその説明を省略している場合がある。また、各実施形態の特徴部分に関係しない動作や処理については、その内容を省略している場合がある。さらに、以下で説明する各種フローを構成する各種処理の順序は、処理内容に矛盾等が生じない範囲で順不同である。
【0010】
図1は、本発明の一の実施形態におけるゲーム特典付与システム100の構成の例を示すブロック図である。
図1に示すように、ゲーム特典付与システム100は、ゲーム特典付与サーバ10と、複数の店舗15のそれぞれに配設された複数の業務用ゲーム装置20とを含む。ゲーム特典付与サーバ10と複数の業務用ゲーム装置20とは、それぞれインターネットなどの通信ネットワーク30に接続されている。店舗15内の各業務用ゲーム装置20は、例えば、店舗15毎に配設されたルーター(不図示)に接続され、ルーターを介して通信ネットワーク30に接続される。
【0011】
なお、店舗15数は2以上であればよく、各店舗15の業務用ゲーム装置20の設置台数は1以上であればよい。また、ゲーム特典付与システム100は、上述の構成に限定されず、単一の業務用ゲーム装置を複数のプレイヤ(ユーザ)が使用する構成としてもよいし、複数のゲーム特典付与サーバを備える構成としてもよい。本実施形態の例では、店舗15に配設された全ての業務用ゲーム装置20が特定のゲームを実行するものとして説明する。
【0012】
ゲーム特典付与システム100は、業務用ゲーム装置で実行される特定のゲームを遊戯するユーザに、特定のゲームに関連する特典を付与するための各種の機能を有する。付与される特典は、例えば、ゲーム内で使用可能なアイテムの特典、ゲーム成績を上昇させる特典、特別な称号の特典がある。
【0013】
ゲーム特典付与サーバ10は、ゲーム特典付与システム100の管理者によって管理され、業務用ゲーム装置20から特定のゲームを遊戯するユーザのユーザIDなどを受信し、各ユーザに上記特典を付与するための各種の機能を有する。ユーザIDは、各ユーザに付与される固有の識別情報である。この実施形態の例において、ゲーム特典付与サーバ10は、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成され、各店舗15の業務用ゲーム装置20の設置台数情報などの各種情報を格納するデータベース11(
図2参照)を備える。
【0014】
図2は、ゲーム特典付与サーバ10の構成の例であるゲーム特典付与サーバ10A(サーバ10A)の構成を示す機能ブロック図である。サーバ10Aは、図示しないハードディスク等の記憶部及びCPU等から構成される制御部などを有し、制御部が記憶部に記憶されているゲーム特典付与プログラムを実行することでユーザに特定のゲームに関連する特典を付与する。また、サーバ10Aは、同プログラムを実行することで、データベース(記憶部)11、台数取得部12、特典付与部13を実現する。なお、サーバ10Aは、上述した制御部や通信部等の対戦ゲームの成績の算出を行うための一般的な構成を備えるが、ここでの説明は省略する
【0015】
データベース11は、
図3に示すような設置台数情報を記憶している。設置台数情報には、特定のゲームを実行する業務用ゲーム装置20の各店舗15の設置台数が登録されている。具体的には、店舗IDに対応付けて業務用ゲーム20の設置台数(数値情報)が登録されている。店舗IDは、各店舗15に付与される固有の識別情報である。なお、設置台数情報は、例えば、業務用ゲーム装置20の店舗15への配設が完了した後、ゲーム特典付与システム100の管理者によってデータベース11に登録(更新)される。
【0016】
台数取得部(台数取得機能)12は、データベース11の設置台数情報から所定の店舗の業務用ゲーム装置の設置台数を取得する。特典付与部(特典付与機能)13は、ユーザに特典を付与する。具体的には、ユーザが操作する業務用ゲーム装置20が所属する(配設されている)店舗15での業務用ゲーム装置20の設置台数に基づいて特典を決定し、ユーザのユーザIDに対応付けてこの特典を付与する。特典付与部13は、特定のゲームを遊戯するユーザのユーザIDと、このユーザが操作した業務用ゲーム装置20が所属する店舗の店舗IDとを、この業務用ゲーム装置20から取得(受信)する。また、特典付与部13は、受信した店舗IDに基づく店舗の設置台数を台数取得部12から取得する。
【0017】
複数の業務用ゲーム装置20は、それぞれ、店舗の管理者によって管理される。業務用ゲーム装置20は、例えば、硬貨投入口が設けられた業務用ゲーム装置である。各業務用ゲーム装置20は、通信ネットワーク30に接続され、特定のゲームを実行するためのハードウェア(例えば、ハードディスク等の記憶部(不図示)、CPUなどから構成される制御部(不図示)、ゲーム画像を表示する表示装置、ユーザの操作入力を受け付けるボタン等の操作装置など)、及び、ソフトウェア(ゲームプログラム)の構成を備えるが、ここでの説明は省略する。
【0018】
また、業務用ゲーム装置20は、所定のタイミングで特定のゲームを遊戯するユーザのユーザID及び所属する店舗の店舗IDをゲーム特典付与サーバ10Aに送信する。なお、所属する店舗の店舗IDは、例えば、予め業務用ゲーム装置20の記憶部に記憶させておけばよい。
【0019】
次に、この実施形態のゲーム特典付与システム100(システム100)の動作について説明する。
【0020】
図4は、システム100が実行する特典付与処理の例を示すフローチャートである。本例における特典付与処理では、特定のゲームを遊戯するユーザのユーザIDに対応付けて特定のゲームに関連する特典を付与するための処理が行われる。以下、サーバ10Aと業務用ゲーム装置20とがゲーム処理を実行する場合を例にして説明する。
【0021】
本例の特典付与処理は、例えばサーバ10Aが、特定のゲームを遊戯するユーザの業務用ゲーム装置20からユーザIDと、この業務用ゲーム装置20が所属する店舗の店舗IDを受信したことに応じて開始される。
【0022】
特典付与処理において、サーバ10Aは、受信した店舗ID及びデータベース11の設置台数情報に基づいて、店舗IDに対応する店舗の業務用ゲーム装置20の設置台数を取得する(ステップS10)。次に、サーバ10Aは、取得した設置台数に基づいてユーザ(ユーザID)に付与する特典を決定する(ステップS11)。その後、サーバ10Aは、このユーザのユーザID及び特典情報を、ユーザID及び店舗IDを送信してきた業務用ゲーム装置20に送信する。
【0023】
一方、業務用ゲーム装置20は、サーバ10AからユーザID及び特典情報を受信して、特定のゲームでの更新処理を行う(ステップS20)。例えば、ユーザIDに対応する特定のゲームでのユーザ情報を更新する。ユーザ情報は、例えば、所有するアイテム情報やゲーム成績などのユーザのゲーム情報であり、ユーザIDに関連付けて記憶されている。ユーザ情報は、例えば、ユーザが所有するICカードなどの可搬可能な記憶媒体に記憶され、業務用ゲーム装置20は、アクセス可能にセットされた記憶媒体に対してユーザ情報に特典情報を追加する更新を行う。特典が、ゲーム内で使用可能なアイテムの特典であれば、所有するアイテム情報を更新し、またゲーム成績を上昇させる特典であれば、ゲーム成績を更新する。
【0024】
なお、ユーザ情報が、管理サーバなどで管理されている場合には、サーバ10Aが、管理サーバにユーザID及び店舗IDを送信し、管理サーバがユーザ情報を更新すればよい。この場合、業務用ゲーム装置20は、受信した特典情報に基づいて特典が付与された情報を表示装置に表示する処理を行えばよい。なお、上記特典は、ユーザ情報に含まれる情報でなくてもよい。例えば、ユーザが遊戯した様子を再現するリプレイ動画を業務用ゲーム装置20が記憶し、特定のゲームのアトラクトモード中に一定期間再生する特典であってもよい。
【0025】
図5は、上述の特典付与処理におけるサーバ10A側の動作の例を示すフローチャートである。特典付与処理において、サーバ10Aは、受信した店舗IDに対応する店舗の業務用ゲーム装置20の設置台数を取得する(ステップS10)。次に、サーバ10Aは、取得した設置台数に基づいてユーザ(ユーザID)に付与する特典を決定する(ステップS11)。すなわち、本例において、サーバ10Aは、特定のゲームを遊戯するユーザに特典を付与するための処理を実行する。
【0026】
以上のように、本実施形態の一側面として、ゲーム特典付与サーバ10Aが、データベース11、台数取得部12及び特典付与部13を備える構成としているので、特定のゲームを実行する業務用ゲーム装置20の店舗15での設置台数に応じてユーザに特典が付与される。したがって、同一のゲームを提供する場合であっても、設置台数によって付与される特典が変化するので、特定のゲームに対して店舗毎に差別化を図ることができる。そして、ユーザは、付与される特典を考慮して、利用する店舗を選択することができる。また、特典の付与が店舗を利用する動機付けになる。
【0027】
図6は、業務用ゲーム装置20が
図4に示す特典付与処理を実行する場合の業務用ゲーム装置20側の動作の例を示すフローチャートである。特典付与処理において、業務用ゲーム装置20は、各業務用ゲーム装置20から受信した店舗IDに対応する店舗の業務用ゲーム装置20の設置台数を取得する(ステップS30)。次に、業務用ゲーム装置20は、取得した設置台数に基づいてユーザ(ユーザID)に付与する特典を決定する(ステップS31)。すなわち、本例において、業務用ゲーム装置20は、特定のゲームを遊戯するユーザに特典を付与するための処理を実行する。
【0028】
なお、上述した実施形態の例では、データベース11に記憶されている設置台数情報に基づいて、店舗15の業務用ゲーム装置20の設置台数が取得されるが、設置台数を取得できる構成であればいずれの構成であってもよい。例えば、ゲーム特典付与サーバ10が、各業務用ゲーム装置20から所属する店舗の店舗IDを受信し、各店舗IDの受信数を設置台数としてもよい。具体的には、ゲーム特典付与サーバ10が、通信セッションの確立している業務用ゲーム装置20に装置ID及び所属する店舗15の店舗IDの送信要求を行う。装置IDは、各業務用ゲーム装置20に付与される固有の識別情報である。例えば、MACアドレスである。ゲーム特典付与サーバ10は、少なくともユーザに特典を付与するまでに、このユーザ(業務用ゲーム装置20)の所属する店舗の設置台数を取得できればよい。
【0029】
また、上述した実施形態の例では、各業務用ゲーム装置20が特定のゲームを実行するが、業務用ゲーム装置がゲームの実行処理を行わなくてもよい。例えば、ゲームサーバが特定のゲームを実行し、各業務用ゲーム装置(クライアント端末)がゲームサーバから受信した画像情報等に基づいてゲーム画像を表示させ、ユーザの操作情報をゲームサーバに送信する構成がある。
【0030】
さらに、上述した実施形態の例では、各店舗15の業務用ゲーム装置20の設置台数に基づいて特典が付与されるが、設置台数に代えて購入した(又は使用許諾された)特定のゲームのソフトウェア(ゲームプログラム)数を用いてもよい。例えば、店舗において所有している汎用の業務用ゲーム装置に、購入されたソフトウェアをインストールすることで、この業務用ゲーム装置で特定のゲームの実行が可能となる。この場合、設置台数に代えてソフトウェア数をデータベース11に登録すればよい。また、ゲーム特典付与サーバから所属する店舗IDの送信要求が送信される場合は、業務用ゲーム装置が、インストールされたソフトウェアに設定されている固有IDを店舗IDとともに送信すればよい。固有IDは、各ソフトウェアに設定されている固有の識別情報である。
【0031】
また、上記設置台数に代えて店舗15において同時に特定のゲームを遊戯できるユーザ数(遊戯可能人数)を用いてもよい。例えば、上述したゲームサーバと業務用ゲーム装置(クライアント端末)との構成では、一台の業務用ゲーム装置で複数人が遊戯可能な構成もある。この場合、設置台数に代えて遊戯可能人数をデータベース11に登録すればよい。また、ゲーム特典付与サーバから所属する店舗IDの送信要求が送信される場合、ゲーム特典付与サーバは、上記ゲームサーバに送信要求を行って、店舗ID及び遊戯可能人数を受信し、受信した遊戯可能人数を店舗IDに対応する店舗の遊戯可能人数とすればよい。
【0032】
また、上述した実施形態の例では、サーバ10Aがデータベース11を備えているが、サーバ10Aと通信可能な状態に接続されていれば、ゲーム特典付与システム100の内部にあってもよいし、外部にあってもよい。
【0033】
さらに、上述した実施形態の例では、サーバ10Aが、ゲーム特典付与プログラムを実行してユーザに特典を付与しているが、特にこれに限定されるものではない。業務用ゲーム装置20が実行してもよく、サーバ10A及び業務用ゲーム装置20が協働して実行してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の実施形態の一つによれば、業務用ゲーム装置によって実行される特定のゲームに対して店舗毎に差別化を図ることができるようにするのに有用である。
【符号の説明】
【0035】
10 ゲーム特典付与サーバ
11 データベース
12 台数取得部
13 特典付与部
15 店舗
20 業務用ゲーム装置
30 通信ネットワーク
100 ゲーム特典付与システム