(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記源およびレセプタはさらに、代替として、前記源が、前記第1の軌道においてのみ移動し、画像Tp1のみが、得られ、胸部スライス画像に処理される、トモシンセシスモードTで動作するように構成される、請求項1に記載のシステム。
前記源およびレセプタはさらに、代替として、前記レセプタが、X線マンモグラムMpを生成する間、前記源およびレセプタが、前記胸部固定具に対して固定位置に留まる、マンモグラフィーモードMで動作するように構成される、請求項1に記載のシステム。
前記源およびレセプタはさらに、前記レセプタが、複数のCT投影画像CTpを生成する間、前記胸部固定具の周囲を回転するように構成される、請求項1に記載のシステム。
前記源および前記レセプタは両方とも、前記レセプタが前記ETp2画像を得る過程において、前記胸部固定具の周囲を移動するように構成され、前記患者遮蔽体は、前記源およびレセプタを封入するように構成される、請求項1に記載のシステム。
前記胸部固定具は、中心位置から、前記中心開口部の円周方向周縁の近傍かつ前記レセプタにより近い位置まで、前記中心開口部内を半径方向に移動するように構成される、請求項6に記載のシステム。
前記源は、前記画像ETp1およびETp2が撮影される実質的に全位置に対する前記レセプタにおける実質的に一定の光子計数に寄与する、放射線を放出するように構成される、請求項1に記載のシステム。
前記胸部固定具は、前記ETモードでの動作のための遮蔽体開口部の中心位置と、前記Mモードおよび前記Tモードのうちの少なくとも1つでの動作のための前記中心開口部の円周方向周縁における位置との間で移動するように構成される、請求項12に記載のシステム。
モードTは、サブモードTnおよびサブモードTwでの選択的動作を含み、モードTnにおける前記源軌道は、モードTwにおけるよりも短い、請求項11に記載のシステム。
前記Tモード動作および前記ETモード動作のうちの少なくとも1つにおいて、前記固定具と前記レセプタとの間の散乱防止グリッドを含む、請求項11に記載のシステム。
前記第2のトモシンセシス画像再構成処理は、前記画像ETr内に、画像Tp1からよりも画像Tp2から低空間分解能コンテンツに大きな寄与を含むように構成される、請求項11に記載のシステム。
前記X線源およびX線撮像レセプタはさらに、CTモードで選択的に動作して、前記胸部の再構成スライスまたは体積画像CTrを生成するように構成され、前記ディスプレイは、画像Mpd、Tp、Tr、ETr、およびCTrのそれぞれから導出される画像を選択的に表示するように構成される、請求項11に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1および2は、患者の平坦化された胸部を撮像するためのいくつかのモードのうちの任意の1つにおいて動作可能な胸部X線撮像システムの基本要素を図示する。本質的に、同一機器は、モードの2つまたはそれを上回るもののうちの1つにおいて動作することができる。モードは、(a)平坦化された胸部の厚さ方向を含む改良された空間分解能をもたらす、拡張トモシンセシスモードET、(b)患者が直立位にあって、胸部が撮像のために平坦化される、胸部専用CTモード、(c)広角トモシンセシスモードTwおよび/または狭角トモシンセシスモードTnを備えるマルチモードトモシンセシスTmmを含み得る、トモシンセシスモードT、ならびに(d)マンモグラフィーモードMを含む。モードに応じて、要素は、以下に説明されるように、
図1および2の構成に追加される、またはそこから除去されてもよい。モード選択は、ユーザもしくはある他の源からのコマンドに応答して、またはシステムを使用する製造業者もしくは設備によって設定することによるものであることができる。
【0023】
図1および2を参照すると、支持柱100が、床に固着され、柱100内の伸長開口部100aを通して突出する水平に延在する車軸102を昇降させ、かつ車軸102をその中心軸を中心として回転させるためのモータ式機構を格納する。車軸102は、順に、車軸102とともに、または独立して、回転することができる、同軸車軸102aを支持する。車軸102は、上側プレート104aおよび下側プレート104bを備え、(i)両プレートが、車軸102および102aとともに、支持100の長手寸法に沿って上下に移動することができ、(ii)プレートのうちの少なくとも一方が、他方に向かって移動することができ、(iii)ユニット104が、車軸102および102aの共通中心軸を中心として回転することができ、かつ(iv)車軸102aが、車軸102に対して水平方向に移動し、それによって、距離固定ユニット104と柱100との間の距離を変更することができるように胸部固定ユニット104を支持する。いくつかのモードでは、胸部固定ユニット104は、上側プレート104aとレセプタ筐体110の上部表面との間に胸部を圧迫する(その場合、システムは、下側プレート104bを含む必要はない)。加えて、車軸102は、2つのタイプのモータ式移動、すなわち、車軸102の中心軸を中心とした回転と、ガントリ106の長さに沿った車軸102に対する運動とのために、ガントリ106を支持する。ガントリ106は、一端に、概して108に示される、被筒されたX線管等のX線源を、他端に、撮像X線レセプタ112を封入するレセプタ筐体110を担持する(
図7)。
【0024】
異なるモードにおける動作のために、要素は、以下に説明されるように、
図1および2のシステムに追加される、またはそこから除去されることができる。例えば、モードMで動作するために、上側圧迫プレート104のみ、残る必要があり、患者の胸部は、プレート104a(圧迫パドルとしての役割を果たす)とレセプタ筐体110の上部表面(一方または両方とも、患者快適性を補助する柔軟性パッドまたはカバーで被覆されてもよい)との間に平坦化されることができる。TおよびTmmモードの一方で動作するために、再び、胸部は、上部プレート104aとレセプタ筐体110の上部表面との間に平坦化されることができ、この場合、
図7に図示されるように、平坦化された胸部の周囲で源108の運動と同期して揺動する、撮像レセプタ112を含む。ETモード、代替として、Tモード(Tmmモードを含む)では、胸部は、プレート104a−104b間に圧迫されることができ、
図5−6に図示されるように、源108およびレセプタ筐体110は、ユニット104の周囲を回転することができる。この場合、レセプタ112は、レセプタ筐体110に対して固定されることができる。モードの一部または全部では、患者遮蔽が、以下に論じられるように、患者をシステムの可動部分から保護するために追加されることができ、これは、ETおよびCTモードにおいて、特に重要であり得るが、遮蔽はまた、T(Tmmを含む)モードおよびMモードでも重要であり得る。
【0025】
ETモードでは、患者の胸部は、圧迫プレート104aと104bとの間に平坦化される。X線源108は、第1の軌道を通して、平坦化された胸部を中心として回転し、筐体110内に被筒された撮像レセプタ112は、胸部の周囲で同一または類似弧を通して回転しながら、連続トモシンセシス投影画像ETp1を撮影する。患者の胸部が定位置にある状態で、源108は、第2の軌道を通して回転し、レセプタ112は、同様に、胸部の周囲を回転しながら、第2の一連のトモシンセシス投影画像ETp2を撮影する。例えば、第1の軌道は、レセプタ筐体110の上部表面の法線に対して±7.5°の弧を通る一方、第2の軌道は、合計180°+撮像ビーム角度、例えば、合計約200°の弧を通る。代替として、画像ETp1は、レセプタ筐体110が、空間内に固定されるが、レセプタ112が、随意に、揺動する間、撮影されることができるか、または画像ETp1は、源108およびレセプタ筐体が両方とも、固定ユニット104を中心として回転する間(レセプタ112は、揺動する必要はない)、撮影されることができるかのいずれである。画像ETp2は、源108およびレセプタ筐体110が両方とも、例えば、
図3に図示される位置を含む、弧を通して回転する間、撮影される。2つの一連の画像ETp1およびETp2は、任意の順序で撮影されることができる。第1および第2の一連の画像のための弧は、前述のものと異なる角度を包含することができ、前述のものと異なる胸部の周囲の場所に分布されることができる。弧の総角度もまた、異なることができる。また、胸部が平坦化される方向は、図示されるように、垂直方向である必要はなく、従来のマンモグラフィーにおけるMLO撮像のために使用される方向を含む、任意の他の所望の方向であることができる。例えば、画像ETp1のための源軌道が、±7.5°であって、画像ETp2のための源軌道が、200°である場合、胸部のCC配向では、画像ETp1のための軌道は、画像ETp2のための軌道の中心にあることができ、画像ETp2は、情報が画像ETp1からすでに利用可能であるため、2つの軌道が重複する場所で撮影されないであろう。
【0026】
投影画像ETp2あたりの患者X線用量は、投影画像ETp1あたりを下回り得る。加えて、投影画像ETp2のための角度間隔は、投影画像ETp1を上回り得る。例えば、画像ETp1は、平坦化された胸部の周囲で源108の運動の1°毎に撮影されることができる一方、画像ETp2は、胸部の周囲で源108の運動の2°、または3°、またはそれを上回る間隔毎に撮影されることができる。
【0027】
着目すべきこととして、ETモードでは、システムは、撮像X線ビームの角度配向に関連して、X線硬度等のX線パラメータを変動させる。例えば、胸部が、CC配向における撮像のためのように、垂直方向に圧迫されると、システムは、撮像X線ビームが水平であるときより硬質のX線を使用する。一般に、可変硬度は、胸部を通るX線の経路長に関連する。例えば、胸部が、垂直方向におけるその厚さが、6cmであるように平坦化される場合、水平方向におけるその幅は、3倍、すなわち、18cmとなり得る。故に、システムは、X線硬度を制御し、胸部を透過し、X線レセプタにおいて検出される放射線を効率的に利用する。この目的を達成するために、システムは、画像ETp1およびETp2が撮影される全位置に対して光子計数を合理的に均一に保つように模索し得る、すなわち、画像毎に、画素値に寄与する最小数のX線光子が、同一または同一に近くなるべきである。これは、いくつかの方法において達成されることができる。例えば、システムは、胸部に対する管の角度位置に応じて、X線管の電圧、したがって、それが放出するX線の硬度を制御することができる。代替として、または加えて、システムは、X線管電流(mAs)および撮像レセプタが画像を取得する時間等のパラメータを制御すること等によって、X線源の角度位置に伴って、患者に対するX線用量を制御することができる。
図9の以下の議論は、そのような制御に関するさらなる詳細を提供する。
【0028】
図3および4は、直立位の患者に対するETモードおよび胸部専用CTモードのためのシステム構成の実施例を図示する。
図3は、相互に固定関係にある、源108およびレセプタ筐体110を担持する、回転ガントリ106を図示する。
図4は、その他の点では
図2に類似するが、加えて、中心開口部114cを有する患者遮蔽体114を示す、側面立面図である。遮蔽体114は、
図3における破線の弧を含む円形によって図示されるように、正面立面図では、真円形であることができる。その場合、ガントリ106は、CTモードでは、真円形に加え、可能性として、撮像ビーム角度を通して回転することができる。代替として、遮蔽体114が、破線弧下および遮蔽体114の実線間の面積として
図3に図示される区域または区画114aを開放したまま残すことができる。その場合、ガントリ106は、角度200°等、360°未満の角度を通してのみ回転することができるが、患者は、より快適な姿勢のために、遮蔽体114のV−形状カットアウト114b内に、その頭部と、おそらく腕および肩とのための空間を有することができる。具体的には、
図3に図示されるように、ガントリ106は、V−形状カットアウト114b外側の遮蔽体114の一部内においてのみ回転することができる。ガントリ106および管108およびレセプタ筐体110の可能性として考えられる位置の1つが、
図3における実線に示される。別の可能性として考えられる位置は、破線に示され、ガントリ106'、担持X線源108'、およびレセプタ筐体110'として指定される。
図3に示されるように、カットアウト114aを上部に有する代替として、カットアウトは、遮蔽体114の底部にあることができる。その場合、支持体100により近接して、患者の脚部のための空間が存在し、源108の弧は、源が、胸部の典型的CCおよびMLO配向におけるように、患者の胸部を上方から照射するように位置付けられることができる。これは、
図10および11に関して以下に論じられるように、ガントリ中心線が患者から傾斜されるとき、特に好ましくあり得る。以下により詳細に論じられる、
図12−14は、ETおよびCTモードのための代替構成を図示し、患者の胸部のみではなく、また、患者の腕も、撮像場に位置付けられ、それによって、腋窩の撮像を促進することができる。T(Tmmを含む)およびCTモードのための胸部にかかる圧迫力は、マンモグラフィー専用システムまたは同一譲受人によって現在もたらされているSelenia(R) Dimensions(R)システムにおけるマンモグラフィーモードMのために現在使用されている圧迫力を下回る、むしろ、かなり下回り得る。
【0029】
図3aは、システムがETモードで動作しており、胸部がCC配向にあるときのETp1およびETp2画像の取得のための源108の弧の可能性として考えられる組み合わせを図示する。本非限定的実施例では、システムは、源108が、胸部の周囲に約15°延在し得る、「Tomo弧」と標識された弧を横断する間、ETp1画像を取得し、源108が、「CT弧」と標識された約200°の弧を横断する間、画像ETp2を取得する。画像ETp1は、比較的に低kV(20−40kVの範囲内等の軟X線)であるが、比較的に高用量において取得されることができる一方、画像ETp2は、50−80kV等の比較的に高kVであるが、より低い用量で取得されることができる。2つの弧が重複する場合、ETp1画像のみ、取得されることができる、またはETp1およびETp2画像の両方が、取得されることができる。胸部は、冠状断面では、卵形形状に図式的に示されるが、本特許明細書のシステムにおいて使用される胸部の平坦化された(非円筒形)形状は、固定ユニット104の胸部支持および圧迫表面を適切に成形することによって画定され得ることを理解されたい。
【0030】
図4は、側面立面図における、患者遮蔽体114の可能性として考えられる形状を図示する。遮蔽体114は、柱100から離れる方向に、中心開口部114cから膨隆し、患者の胸部が、ユニット104の中に到達し、固定されることを可能にする一方、遮蔽体114は、患者の身体を回転構成要素、すなわち、ガントリ106およびX線源108およびレセプタ筐体110から分離する。開口部114cは、より大きく作製されることができ、かつ
図3および4(正確な縮尺ではない)における例証と異なるように成形され、胸部が平坦化される際、X線技術者による患者の胸部へのアクセスを促進することができる。遮蔽体114の一部は、可撤性である、またはヒンジ留めされ、さらに、アクセスを促進することができる。例えば、破線114dおよび114eの上方の遮蔽体114の一部の一方または両方は、技術者が、患者の胸部を位置付け、固定する間、ずれて移動され、ETまたはCTモードにおける走査が開始する前に、戻され、患者を保護し得るように、可撤性である、またはヒンジ留めされることができる。患者遮蔽体114は、柱100および/または床上に搭載されることができる。
図4の実施例では、回転ガントリ106は、患者により近接する、またはそこから離れる、すなわち、
図4に見られる位置および
図6に見られる位置の一方から他方に、左右に移動されることができる。したがって、
図4の実施例を使用した胸部のETまたはCT撮像のために、回転ガントリ106は、柱100から、
図6に図示される柱100に対する位置まで離間され、実際には、レセプタ筐体110がカットアウト114bの外側にある間のみ、患者の胸部を撮像する。したがって、患者は、撮像されている胸部の多くと、可能性として、周囲組織とが、X線撮像場の中に入り得るように、部分的に、カットアウト114bの中に前傾することができる。
【0031】
トモシンセシスモードTでは、システムは、画像ETp1が生成されるのと同一様式で画像を生成することができる。狭角サブモードTnおよび広角サブモードTwは、X線源108の軌道の角度範囲において、相互と異なり、付加的点でも同様に異なってもよく、またはそうでなくてもよい。例えば、レセプタ112が源軌道を通る単一掃引の間に作成するトモシンセシス投影画像TpnおよびTpwの数が異なってもよい。典型的には、必ずしもではないが、画像Tpwは、源108の単一撮像掃引の間の画像Tpnより数が多い。源108の軌道の範囲において、かつ可能性として、他の観点において異なるが、依然として、トモシンセシスモードである、TnおよびTwと異なる、付加的サブモードも、存在することができる。
【0032】
図5−7は、サブモードTnおよびTwを含む、モードTにおける動作と、モードETのいくつかの側面とを図示する。
図5および6は、それぞれ、
図1および2とその他の点では同一であるが、ガントリ106は、胸部固定ユニット104および車軸102および柱100に対して異なる位置にある。特に、X線源108は、ユニット104および柱100からより遠く、レセプタ筐体110は、ユニット104により近い。
図5および6に示されるように、モードT(Tmmを含む)では、患者の胸部は、撮像の間、定位置のままである、プレート104aと104bとの間に固定および平坦化される。代替として、プレート104bは、除去され、胸部は、プレート104aとレセプタ筐体110の上側表面との間に圧迫される。胸部がプレート104aと104bとの間に圧迫される、一実施例では、X線管108およびレセプタ筐体110は、マンモグラフィーにおける従来のCCおよびMLO位置と同一であることができるが、そうである必要はない、0°位置に対して±15°または±7.5°等の180°未満の角度を通して、固定された胸部を中心として回転を受けてもよい。個別の2次元投影画像Tpが、参照することによって組み込まれる、共同所有の米国特許第7,123,684号に図示されるように、X線源108および筐体110内側の撮像レセプタ112が、相互に固定されたユニットとして回転する間、回転漸増毎に、撮影される。代替として、固定された胸部に対するX線管108およびレセプタ112の運動は、共同所有の米国特許第7,616,801号に図示されるようなものであることができる。本代替例では、X線管は、車軸102の中心軸を中心として回転するが、レセプタ筐体110は、撮像レセプタ112が、典型的には、レセプタの画像平面を通して通過し、車軸102の中心軸と平行であって、かつ撮像レセプタ112を二分する、軸を中心として、筐体110内側で枢動または揺動する間、定位置のままである。レセプタ112の枢動または揺動は、典型的には、レセプタ112の撮像平面の法線が、撮像X線ビームが放出される、X線管108内の焦点にまたはそれに近接して指向し続け得るように、かつビームが、レセプタ112の撮像表面の全てまたは殆どを照明し続けるように計算される、X線管108の回転角度より小さい角度を通る。モードTの一実施例では、X線管108は、撮像レセプタが、その撮像表面を二分する水平軸を中心として約±5°を通して回転または枢動する間、約±7.5°の弧を通して回転する。本運動の間、15の画像等、複数の投影画像Tpが、均一または非均一であり得る、回転角度の漸増において撮影される。X線源108の軌道の弧の中心角度は、0°角度、すなわち、
図5および6に見られるX線源108の位置、またはある他の角度、例えば、従来のマンモグラフィーにおけるMLO撮像に典型的なX線源位置のための角度であることができる。±15°および20−21画像等、他の弧角度およびTp画像の数も、可能性として考えられる。
【0033】
TnおよびTwサブモードにおけるX線源108の回転角度の実施例は、限定ではない。重要な点は、1つの選択が、別の選択より大きい胸部の周囲における角度を通したX線源回転を伴う場合、モードTmmの複数のバージョンを提供することである。本質的に、同一機器は、モードTのより多くのサブモードを提供するように構成されることができる。例えば、それぞれ、ユニット104の周囲の個別の異なる回転角度または他の運動を包含する、源108の個別の軌道を使用する、3つまたはそれを上回るサブモードが、存在することができる。
【0034】
図5および6に図示されるシステムはまた、拡張トモシンセシスモードETにおいて動作し、それによって、胸部の3D画像の空間分解能を増加させることができる。ETモードでは、X線源108は、モードTと同一であることができるが、そうである必要はない、平坦化された胸部の周囲の第1の軌道に沿って移動するが、加えて、胸部の周囲の第2の軌道を通して移動する。各軌道の過程において、撮像レセプタ112は、その軌道内の源の個別の位置のための2Dトモシンセシス投影画像Tpを生成する。
図9に関連して以下に論じられるように、システムは、画像ETp1およびETp2からの情報を混成し、ETp1画像のみの使用と比較して、特に、平坦化された胸部の厚さ方向において、増加した空間分解能を伴う、胸部の3D画像を作成する。好ましくは、画像ETp2のための源108の弧は、180°+ビーム角度、すなわち、画像ETp1のための弧を中心として、合計約200°であるが、画像ETp1が撮影される弧にわたる画像ETp2を含まない。より一般的意味では、第2の軌道は、第1の軌道と同一、それより大きい、またはより小さい角度の弧に接することができ、第1の軌道の前もしくは後に撮像することができる、または第1および第2の軌道の一部は、交互することができる。例えば、第1の軌道の合計弧が、7.5°である場合、第2の軌道弧は、30°、60°、または180°、もしくは7.5°を上回るある他の角度であることができる。その場合、第2の軌道内の源位置の角度間隔は、概して、第1の軌道を上回ることができ、第2の軌道全体を通して一定である必要はない。例えば、ETp1およびETp2画像の数は、第2の軌道の合計角度が、第1の軌道の角度の2倍またはそれを上回るとき、同一であることができる。代替として、第2の軌道の角度は、第1の軌道の角度と同一またはより小さくあることができるが、第1および第2の軌道は、平坦化された胸部の周囲の非一致弧または相互から角度的に離間される弧に接するであろう。以下に論じられるように、ETモードでは、システムは、トモシンセシス画像再構成プロセスにおいて、ETp1およびETp2画像からの寄与を混成し、胸部の3D画像および再構成されたスライス画像Trを生成し、画像「Trd」を表示する。
【0035】
TおよびTmmモードにおけるように、ETモードでは、胸部は、ユニット104内に平坦化されることができるが、代替として、下側プレート104bは、撮像レセプタが、概して、X線源の回転に追従し得る限り、商標名Dimensions(R)下で現在もたらされている該システム内に胸部が固定されるのと類似様式において、胸部が、レセプタ筐体110の上側表面と上側プレート104aとの間に支持されるように、除去されてもよい。
【0036】
CTモードでは、
図1および2のシステムは、立位または座位の患者の胸部をプレート104aと104bとの間に平坦化および固定し、源108およびレセプタ筐体110は、典型的には、360°+可能性として撮像ビーム角度である、または少なくとも180°+撮像ビーム角度である、CT角度にわたって、胸部の周囲を回転し、撮像レセプタ112は、回転の漸増毎に、2D投影画像CTpを作成する。画像CTpは、胸部の3D画像に処理され、これは、胸部スライスの再構成画像CTrとして表されることができる。
【0037】
Mモードでは、
図1および2のシステムは、患者の胸部を上側プレート104aとレセプタ筐体110の上部表面(下側プレート104bを欠く)との間に平坦化する。源108、レセプタ筐体110(および、レセプタ112)、およびプレート104aは、胸部が平坦化される前に、CCまたはMLO撮像等のための配向にユニットとして回転することができる。源108およびレセプタ112が定常であって、胸部が平坦化および固定された状態で、システムは、従来のマンモグラムに類似するマンモグラムMpを撮影する。
【0038】
レセプタ筐体110の上側表面によって支持される胸部を平坦化するために、凹面プレート104aおよび104bが、使用されることができる、または略平坦プレートが、代用されることができる、または単一平坦もしくは凹面圧迫パドルが、使用されることができる。モードの一部または全部では、ユニット104内に固定された胸部の冠状断面は、
図8に胸部122に関して図示されるように、略楕円形である、または固定または圧迫された胸部122の幅が、その厚さを有意に上回るように、ほぼ楕円形であるが、上部および/または底部に平坦面積を伴うことができる。その場合、
図8に見られるように、胸部122を通る線「A」に沿った経路長「a」は、撮像ビーム内のX線のための線Bに沿った経路長「b」より短い。代替は、圧迫された胸部の厚さを低減させるが、幾分、胸部形状に対して座屈し、患者快適性を改善するために十分に可撓性/屈曲可能な材料から作製される、プレート104aおよび104bプレートのうちの少なくとも1つの使用を伴う。
【0039】
胸部に対する撮像X線ビームの角度に伴って、X線のスペクトルを変動させることが望ましくあり得る。例えば、X線画像を改善するために、
図8における経路「b」のためよりも、経路「a」のために、より軟質のX線が使用されることができる。この目的を達成するために、システムは、CTモードまたはT(Tmmを含む)もしくはETモードで使用されるとき、胸部122が厚さより有意に広い断面に対して平坦化された状態で、コンピュータ制御下で動作され、例えば、X線管108を駆動させる電圧(kV)を変動させることによって、X線ビーム硬度を適宜変動させることができる。配列は、X線管が生成するX線ビームの固有の傾斜効果も考慮して、胸部組織の最長長さ(胸部のCC配向における水平方向)を通して通過する場所においてX線を最も硬質にし、最小厚さ(胸部のCC配向における垂直方向)を通して通過する場所に向かって徐々に軟質にするように設定されることができる。
【0040】
図9は、前述のモードのうちの1つまたはそれを上回るもので動作する、X線源108および撮像レセプタ112を含む、データ取得システム124の動作から生じる画像を処理および表示する、システムを図示する。これらの画像は、ETモードでは、投影画像ETp1およびETp2、Tモードでは、Tp(および、Tmmモードでは、TnpおよびTwp)、CTモードではCTp、およびMモードでは、Mpを個別の再構成スライス画像ETr、Tr、およびCTrのための画像データにコンピュータ処理し、画像ETrd、Trd、CTrd、およびMdを閲覧のために表示するように構成される、画像処理ユニットを含む、コンソール126に提供される。加えて、コンソール126は、前述のように、動作するようにデータ取得システム124を制御する。明確かつ簡潔にするために、電力供給源、オペレータ制御、および安全デバイス等の従来の要素は、図示されない。Tmmモード(TnpおよびTwpを含む)およびマンモグラムMpにおける画像Tpおよび投影画像に関して、コンソール126の動作は、商標名Dimensions(R)の下でもたらされる、または前述の参考文献において論じられるようなシステムにおいて使用されるものと類似または同じであることができる。CTr画像に関して、コンピュータ処理は、米国特許第6,987,831号において論じられるように動作することができる。画像解釈における優れた結果は、好ましくは、必ずしもではないが、並行して、画像CTrdとTpd、またはCTrdとTpdとMd、またはTpdとETrd、またはTpdとETrdとMd、またはCTrdとETrd、またはCTrdとMdとETrd、またはCTrdとTpdとTrdとMdとETrdの組み合わせ、または利用可能な画像の全てのある他の部分的組み合わせ等、胸部の異なる画像の組み合わせが、画像読取機に提示されるときに生じると考えられ、それらは全て、並行して、または選択されたシーケンスにおいて、ディスプレイユニット130上に提示されることができる。
【0041】
ETモードでは、画像再構成は、最終再構成スライス画像ETrが、モードTからの画像Trと比較して、改良された平面外空間分解能を有し、画像ETrが、画像ETp1からそのより高い空間周波数コンテンツに対してより大きい寄与と、画像ETp2からそのより低い空間周波数コンテンツに対してより大きい寄与を受けるであろうという一般概念を伴う。この目的を達成するために、ETp1画像のトモシンセシス再構成処理によって得られる2D投影画像ETp1および/またはスライス画像ETr1は、空間ドメインまたは周波数ドメイン内において高域通過フィルタを用いてフィルタ処理される。ETp2画像のトモシンセシス再構成処理によって得られる2D投影画像ETp2および/またはスライス画像ETr2は、空間ドメインまたは周波数ドメインにおいて低域通過フィルタを用いてフィルタ処理される。結果として生じるフィルタ処理された画像は、組み合わせられる。例えば、高域通過フィルタ処理されたスライス画像ETr1および低域通過フィルタ処理された画像ETr2は、再構成/組み合わせプロセスにおける適切な幾何学的計算を使用して、再構成スライス画像ETrに組み合わせられ、個別のスライス画像ETr1およびETr2が、適切なスライス画像ETrに寄与することを確実にする。
【0042】
前述の議論から理解され得るように、原理上、X線ビームが、圧迫された胸部の幅寸法に対して法線方向または略法線方向であるとき撮影される投影画像ETp1は、主に、より高い周波数コンテンツを再構成スライス画像ETrに寄与し、残りの投影画像ETp2(いくつかの実施例では、画像ETp1の一部または全部を含み得る)は、主に、より低い空間周波数コンテンツを再構成スライス画像ETrに寄与する。
【0043】
CTモードでは、画像処理ユニット126は、投影画像CTpをスライス画像CTrに再構成するための公知の動作、例えば、空間ドメインまたはフーリエ空間内のフィルタ処理された逆投影を実施する。Mモードでは、処理回路126は、雑音を低減させる、またはコントラストを向上させるための従来の動作を実施することができる。ET、T、およびCTモードのいずれかでは、処理ユニット126はさらに、異なる厚さの胸部スライスを表す、選択された異なる配向におけるスライス画像を生成するための3D画像情報の使用、および合成マンモグラム画像を生成するための画像処理等のプロセスを実施することができる。
【0044】
コンソール126内の処理から生じる3D画像は、閲覧またはさらなる画像操作のために、同一譲受人による商標名SecurView下でもたらされるワークステーション等のワークステーション128、および/または同時に、胸部画像の2つまたはそれを上回るものを示す、1つまたはそれを上回るコンピュータディスプレイ画面を含む、ディスプレイユニット130を提供されることができる。例えば、ディスプレイユニット130は、同時に、ETrd画像を、Tprd画像および/またはTpd画像、ならびに/もしくはMpd画像とともに示すことができる。これらのタイプの画像の任意の1つは、単一画像として、2つまたはそれを上回る画像として、またはシネモードにおいて示されることができる。例えば、ETrdまたはTrd画像は、1つの胸部スライスの画像から別のスライスの画像に変化する、シネモードで示されることができる。同時に表示される画像は、並行して表示される画像のうちの1つにおける解剖学的特徴の選択が、自動的に、並行して表示される画像の少なくとも別のものにおける整合する解剖学的特徴を識別するように、同時に位置合わせされることができる。ユニット104と異なるデバイスを使用する撮像のために、胸部を固定および位置付けることが所望される場合、データ取得システム124は、代わりに、カップ形状または漏斗形状の胸部固定具104'(
図10)等のデバイスを含むことができ、その中に、胸部および可能性として周囲組織が、真空または接着剤等の手段によって引っ張られることができ、そのようなデバイスは、
図9に図示される制御装置125によって制御されることができる。カップまたは漏斗は、ユニット104の代わりに、X線源108からの撮像ビーム内に存在することになるであろう。
【0045】
医療従事者は、異なるX線モダリティを用いて撮影される患者の胸部または複数の胸部の画像を並行して閲覧することが、重要であり得る。本特許明細書に開示されるシステムは、医療従事者が、並行して表示される再構成画像CT画像CTrd、再構成トモシンセシススライス画像ETrdおよびTrd(モードTmmからのTnrdおよびTwrdを含む)、モードETおよびT(Tmmを含む)におけるいずれかにおいて得られる2D投影画像、ならびにマンモグラムMdの任意の望ましい組み合わせを選択することを可能にすることによって、その機会を提供する。
【0046】
図10は、CTモード、ならびにモードET、T(TnおよびTw等のサブモードにおいて動作するTmmを含む)、およびMのいずれかにおいて動作し得る、システムの別の実施例を図示する。柱1000は、例えば、図示されるように、垂直から10°の角度にわたって、枢動支持体1002の水平枢動軸1001を中心として垂直から枢動し、したがって、患者は、遮蔽体1004に対して前傾することができる。回転C−アーム1006は、X線ビーム109を放出するX線源108と、X線撮像レセプタ筐体110とを担持し、前述の実施形態におけるように、異なる身長の患者に一致するように、柱1000に対して上下に移動されることができる。遮蔽体1004は、胸部圧迫ユニット104の周囲を回転するにつれて、患者をX線源108から遮蔽し、また、患者をX線撮像レセプタ筐体110の任意の回転移動から遮蔽する。遮蔽体1004はさらに、それに寄りかかる患者を安定化させるように作用し、患者が保持するハンドルを含み、さらに、患者快適性および安定性を促進してもよい。遮蔽体1004は、源108および筐体110の回転軌道を囲繞し、患者の胸部のための開口部を有する正面部分1004bを含むことができ、その開口部は、医療従事者が、平坦化されるにつれて、胸部に到達し、それを調節することを可能にするために十分に大きくあることができる。遮蔽体1004はさらに、筐体110と、患者の胸部が静置し、胸部の他側のパドルによって圧迫され得る、胸部圧迫ユニット104の一部との間にある、胸部プラットフォームを含んでもよい。胸部プラットフォームは、平坦であることができる、または胸部の輪郭に成形されることができ(例えば、プラットフォームは、凹面であることができ)、患者毎に異なり得る、異なるサイズに作製されることができる。代替遮蔽体1004aは、遮蔽体1004の代わりに、またはそれに加え、使用されることができる。遮蔽体1004aは、圧迫ユニット104(104')を囲繞し、好ましくは、同様に、患者をガントリ1006の運動から保護する、部分1004bを含む。部分1004bの一部または全部は、特に、マンモグラムMを撮影するために、可撤性であってもよい。
【0047】
ETp2画像のための源弧が、360°未満である、例えば、弧が、約200°である、ETモードで使用するために、遮蔽体1004のある区域は、患者の下半身のための空間をもたらすように省略されることができる。例えば、約120°〜160°の区域は、
図3に関して論じられるものと同様であるが、遮蔽体の底部側にある様式において、省略されることができる。
【0048】
図11は、その他の点では
図10に類似するが、異なる形状の患者遮蔽体1004dを有する、別の実施例を図示し、車軸102上に支持されることができ、
図10における部分1004bと位置および機能が類似するが、幾分、異なる形状の正面部分1004b'を含むことができる。遮蔽体1004同様に、遮蔽体1004dは、平坦である、または成形される、胸部プラットフォームを含むことができ、異なるサイズであることができ、かつ患者ハンドルを含むことができる。代替遮蔽体1004eは、遮蔽体1004dに加え、またはその代わりに、使用されることができ、これは、遮蔽体1004aと異なる形状を有するが、類似目的を果たす。
図11の実施例は、患者の下半身をX線システムに対して位置付けるために、遮蔽体1004より大きい自由度を可能にする。
【0049】
図12−15は、前述のモードのうちの1つまたはそれを上回るものにおいて、X線胸部撮像を実施することができるが、ET、T、およびCTモードに特に好適である、システムの別の実施例を図示する。
【0050】
図12は、外側周縁12aと、中心開口部12bと、患者の下半身が適合し得る、カットアウト12cとを有する、患者遮蔽体1202の正面立面図を図示する。胸部固定具104は、中心開口部12bの内側にある。ETおよびCTモードにおける動作のために、固定具14は、開口部12bの中心近傍にあることができる。T、Tmm、およびMモードにおける動作のために、固定具104は、中心開口部12の周縁に向かって移動される。明確にするために、他のシステム構成要素は、
図12および15から省略されるが、いくつかは、
図13に示される。
【0051】
図13は、側面立面図における
図12のシステムを図示し、
図12および15から省略されるシステム構成要素のいくつかを示す。
図10および11のシステムにおけるように、X線源108およびレセプタ筐体110は、胸部固定具104を中心とするユニットとしての回転のために支持される。固定具104は、半径方向移動のために、中心開口部12内に、例えば、
図12および15に示される位置間に搭載され、また、その軸を中心とした回転のために搭載され、例えば、胸部をCC、MLO、またはある他の配向に平坦化することができる。システムの他の支持構成要素は、前述に説明される機能を果たし、対応する参照番号を持つ。
【0052】
着目すべきこととして、一実施形態では、
図12−15のシステム内の中心開口部12bは、患者の胸部のみを受容するために必要なものよりはるかに大きい。これは、その腋窩の少なくとも一部が、撮像体積であるように、患者が、その腕および肩の一部を開口部12bの中に挿入することを可能にするために十分に大きく、これは、胸部だけではなく、また、胸部腋窩も撮像されることを可能にする。これは、
図14に図式的に図示され、胸部1402および腋窩1404の少なくとも一部の両方が、X線ビーム1406を用いて撮像される。患者の腕1410は、開口部12bの中に延在し、ハンドル1408または別のデバイスが、その腕1410が可動構成要素の経路外にあるように、患者が把持するために、開口部12b内に提供されることができる。代替として、または加えて、内部遮蔽体が、患者の腕1410を可動構成要素の経路外に保つために、開口部12b内に提供されることができる。
【0053】
ETおよびCT動作モードでは、
図12−15の実施例におけるシステムは、図示される矢印の方向に、源108および撮像レセプタ筐体110を胸部固定具104を中心として回転させ(
図12におけるように中心位置にあるとき)、前述のように、投影画像ETp1、ETp2、およびCTpを撮影する。TおよびTmmモードでは、固定具104は、
図15におけるような位置にあって、撮像レセプタ筐体110は、同様に、回転することができる、または定常であることができるが、その内部撮像レセプタは、
図7におけるように、揺動することができる。Mモードでは、X線源および撮像レセプタは、Mp画像を撮影する間、固定位置にある。モードのいずれかでは、固定具104は、CC配向、またはMLO配向、または任意の他の所望の配向に胸部を位置付けるように回転されることができる。
図12−15の実施例からの投影画像は、前述のように、表示画像に処理されることができる。
【0054】
いくつかの実施形態が、説明されたが、本特許明細書に説明される新しい主題は、本明細書に説明される任意の一実施形態または実施形態の組み合わせに限定されず、代わりに、多数の代替、修正、および均等物を包含することを理解されたい。加えて、完全な理解を提供するために、多数の具体的詳細が、以下の説明に記載されたが、いくつかの実施形態は、これらの詳細の一部または全部を伴わずに、実践されることができる。さらに、明確性の目的のために、関連技術において公知のある技術資料は、本明細書に説明される新しい主題を不必要に曖昧にすることを回避するために、詳細に説明されていない。本明細書に説明される具体的実施形態の1つまたはいくつかの個々の特徴が、特徴または他の説明される実施形態と組み合わせて使用されることができることは、明白となるはずである。さらに、種々の図面における類似参照番号および記号は、類似要素を示す。
【0055】
前述は、明確性の目的のために、ある程度詳細に説明されたが、ある変更および修正が、開示される原理から逸脱することなく、成され得ることは、当業者に明白となるであろう。本特許明細書が教示する原理から逸脱しない、本明細書に説明されるプロセスおよび装置の両方を実装する代替方法も、存在する。故に、本実施形態は、制限ではなく、例証として見なされるべきであって、本明細書に説明される一連の作用は、本明細書に与えられる詳細に限定されず、添付の請求項の範囲および均等物内において修正され得る。
【0056】
前述の特許および他の刊行物ならびに特許出願は、本明細書に完全に記載される場合と同様に、参照することによって本特許明細書に組み込まれる。
【0057】
前述の資料から理解され得るように、本特許明細書の新規特徴は、限定ではないが、(a)直立位の患者を含む、冠状面に平坦化された胸部のCT撮像(b)胸部のCT撮像のための中心位置と、トモシンセシスまたはマンモグラフィー撮像のための開口部の周縁に向かう位置との間における、開口部内での胸部固定ユニットの半径方向移動、(c)最小限に圧迫される、または全く強制的に圧迫されない、胸部のCTおよびトモシンセシス撮像、ならびに(d)同一撮像モードで、好ましくは、胸部の同一圧迫または固定において得られる、胸部の高空間分解能および低空間分解能画像と、さらに、胸部の異なる走査において得られる画像との混成を含む。
【0058】
ある側面では、本特許明細書は、患者の胸部を平坦化するように構成される、胸部固定具と、拡張トモシンセシスモードETにおいて、胸部を撮像するように構成されるX線源およびX線撮像レセプタであって、源が固定具の周囲の第1の軌道を横断する間、個別の2次元(2D)投影トモシンセシスX線画像ETp1と、源が固定具の周囲のより長い第2の軌道を横断する間、画像ETp2とを得る、レセプタと、トモシンセシス画像再構成処理を画像ETp1およびETp2に適用し、ETp1画像がETp2画像より高い空間周波数コンテンツに寄与し、選択された厚さおよび配向を有する個別の胸部スライスを表す、再構成画像ETrを得るように構成される、コンピュータ実装画像プロセッサと、該3D再構成画像に関連する画像を表示するように構成される、ディスプレイとを備える、X線胸部撮像システムを説明する。
【0059】
源およびレセプタはさらに、代替として、または加えて、(a)源が、第1の軌道においてのみ移動し、画像Tp1のみが、得られ、胸部スライス画像に処理される、トモシンセシスモードTと、(b)レセプタが、X線マンモグラムMpを生成する間、源およびレセプタが、胸部固定具に対して固定位置に留まる、マンモグラフィーモードMと、(c)レセプタが、複数のCT投影画像CTpを生成する間、胸部固定具の周囲を回転する、CTモードとにおいて動作するように構成されることができる。Tモードは、胸部の周囲の源の単一運動における画像Tp1の撮影を含むことができ、代替として、マルチモードTmmでは、システムは、胸部の周囲の源の比較的に短い軌道にわたる2Dトモシンセシス投影画像Tpn、または比較的に長い軌道にわたる2Dトモシンセシス投影画像Tpwを撮影する。
【0060】
レセプタはまた、2Dトモシンセシス投影画像を得る間、胸部固定具の周囲を移動するように構成されることができる。患者遮蔽体は、可動源と、随意に、可動レセプタとを封入するように構成されることができる。
【0061】
患者遮蔽体は、第1および第2の軌道を囲繞することができ、胸部固定具が位置する中心開口部を含むことができ、中心開口部は、患者の胸部が胸部固定具内に平坦化されると、患者腋窩が撮像体積に進入するように、患者がその腕を挿入するために十分に大きい。胸部固定具は、中心位置から、中心開口部の周縁の近傍であって、かつレセプタにより近い位置まで、中心開口部内を半径方向に移動するように構成されることができる。源の第1および第2の軌道を囲繞する、患者遮蔽体は、源軌道外側の弧内に患者の下半身のための開口部を有することができる。第1の軌道は、約±7.5°の弧にわたる、または10°〜50°の範囲内であることができ、第2の軌道は、約200°の弧にわたる、または50°〜250°の範囲内であることができる。マンモグラムは、源、レセプタ、および胸部が定常状態で、従来のマンモグラフィーシステムにおけるように撮影されることができ、または、例えば、胸部を中心とした3DトモシンセシスもしくはCT情報の最小強度または最大強度投影によって、胸部の2Dトモシンセシス画像、再構成スライス画像、もしくは再構成CT画像から合成されることができる。胸部固定具は、CC配向およびMLO配向のうちの1つにおいて、胸部を平坦化するように構成されることができる。
【0062】
他の側面では、本特許明細書は、複数の動作モードを有し、撮像体積内において、患者の胸部を平坦化するように構成される、胸部固定具と、(a)マンモグラフィーモードM、(b)トモシンセシスモードT(源軌道が、より狭い角度経路Tnまたはより広い角度経路Twを有する、マルチモードTmmを含む)、および(c)拡張トモシンセシスモードETのシステムモードの任意の1つにおいて選択的に動作するように構成され、(a)モードMにあるとき、システムは、源およびレセプタが、固定具に対して固定位置にある間に撮影される、マンモグラム画像Mpを作成し、(b)モードTにあるとき、システムは、それぞれ、固定具の周囲の源軌道T内の源の個別の位置から撮影される、複数の2次元(2D)投影画像Tpを作成し(および、モードTmmでは、より狭い角度3D投影画像Tn1またはより広い角度投影画像Twpを作成する)、(c)モードETで動作するとき、システムは、胸部固定具の周囲の第1の源軌道ET1内の源の個別の位置から撮影される2D投影画像ETp1と、固定具の周囲の第2の源軌道ET2内の源の個別の位置から撮影される2D投影画像ETp2とを作成する、X線源およびX線撮像レセプタと、(a)モードM動作に応答して、画像Mpを表示マンモグラム画像Mpdに処理し、(b)モードT動作に応答して、第1のトモシンセシス画像再構成処理を画像Tp(または、画像TnpもしくはTwp)に適用し、それによって、再構成胸部スライス画像Trを作成し、(c)モードET動作に応答して、第2のトモシンセシス画像再構成処理を画像ETp1およびETp2に適用し、再構成胸部スライス画像ETrを作成するように構成され、少なくとも、胸部圧迫方向における空間分解能が、画像Trにおけるより画像ETrにおいて上回る、コンピュータ実装画像プロセッサと、画像Mp、Tr、およびETrのうちの1つまたはそれを上回るものから導出される画像を選択的に表示するように構成される、ディスプレイとを備える、X線胸部撮像システムを説明する。本システムは、少なくとも第1および第2の源軌道を囲繞し、胸部固定具が位置する中心開口部を伴う、患者遮蔽体を含むことができ、中心開口部は、その胸部が胸部固定具内にあるとき、患者の腋窩の少なくとも一部が、撮像体積内にあるように、患者がその腕を挿入するために十分に大きい。胸部固定具は、ETモードにおける動作のための遮蔽体開口部内の中心位置と、MモードおよびT(または、Tmm)モードのうちの少なくとも1つにおける動作のための中心開口部の周縁により近い位置との間で移動するように構成されることができる。固定具は、MおよびTモードのそれぞれにおける動作のために、中心開口部の周縁における位置に移動するように構成されることができる。Tmmモードでは、サブモードTnにおける源軌道は、サブモードTwにおけるより短い。サブモードTnにおける源軌道は、10°〜20°の弧に、モードTwでは、20°〜50°の弧にわたることができる。散乱防止グリッドが、少なくとも、Mモード動作において、胸部固定具と画像レセプタとの間で使用されることができるが、随意に、また、T(および、Tmm)モード、ETモード、およびCTモードでも、使用されることができる(但し、その必要はない)。源軌道ET1は、約15°の弧にわたることができ、源軌道ET2は、約200°の弧にわたることができる。第2のトモシンセシス画像再構成処理は、画像ETrにおいて、画像ETp2からより画像ETp1から高空間分解能コンテンツにより寄与を含み、換言すると、画像Tp1からより画像Tp2から低空間分解能コンテンツにより寄与を含むように構成されることができる。
【0063】
他の側面では、本特許明細書は、患者の胸部を平坦化するように構成される、胸部固定具と、狭角トモシンセシスサブモードTnおよび広角トモシンセシスサブモードTwにおいて、胸部を選択的に撮像するように構成される、X線源およびX線撮像レセプタであって、サブモードTnでは、レセプタは、源が固定具の周囲のより狭い弧軌道を横断する間、個別の2次元(2D)投影トモシンセシスX線画像Tnpを得て、サブモードTwでは、レセプタは、源が固定具の周囲のより広い弧軌道を横断する間、個別の2D投影画像Twpを得る、X線源およびX線撮像レセプタと、Tnモードでは、トモシンセシス画像再構成処理を画像Tnpに適用し、投影画像Tnpからの胸部スライス画像Tnrを再構成し、Twモードでは、トモシンセシス再構成処理を画像Twpに適用し、画像Twpからの胸部スライス画像Twrを再構成するように選択的に動作するように構成される、コンピュータ実装画像プロセッサと、該3D再構成画像に関連する画像を表示するように構成される、ディスプレイとを備える、X線胸部撮像システムを説明する。より狭い弧軌道は、10°〜20°であって、広角軌道は、20°〜50°であることができる、またはより狭い弧軌道は、約15°であることができ、広角軌道は、40°である。
【0064】
他の側面では、本特許明細書は、胸部の周囲の源の第1の軌道に沿って分布する個別の複数の第1のX線源位置から、厚さ方向に平坦化された患者の胸部を照射することによって、第1の複数の2次元(2D)トモシンセシス投影画像ETp1を得るステップと、胸部の周囲の源の第2のより長い軌道に沿って分布する個別の複数の第2のX線源位置から、患者の胸部を照射することによって、第2の複数の2次元(2D)トモシンセシス投影画像ETp2を得るステップと、ETp1およびETp2画像の両方を利用して、トモシンセシス画像再構成プロセスにおいて、ETp1およびETp2画像を胸部スライス画像ETrにコンピュータ処理するステップと、該ETr画像から導出される画像を生成および表示するステップとを含む、X線胸部トモシンセシス方法を説明する。再構成プロセスは、より高空間分解能のコンテンツを画像ETp2からではなく画像ETp1からの画像ETrに寄与するように構成され得る。第1の軌道は、約15°の弧にわたり、源軌道ET2は、約200°の弧にわたることができる。第1の軌道は、10°〜20°の弧にわたり、第2の軌道は、25°〜250°の弧にわたることができる。本方法は、第1および第2の軌道の両方に沿って、患者を源運動から遮蔽するステップと、撮像体積内に、患者の胸部と患者の腕および患者の腋窩の少なくとも一部との両方を挿入するステップとを含むことができる。本方法は、(a)画像ETp1およびETp2を得るステップを含む、ETモードと、(b)単一軌道に沿って、源運動の過程において、2D投影画像Tpを得るステップを含む、トモシンセシスモードT(より狭い角度源軌道にわたるトモシンセシス2D投影画像Tnpまたはより広い角度源軌道にわたるトモシンセシス2D投影画像Twpを得る、モードTmmを含む)と、(c)平坦化された胸部に対して固定位置における源を用いて、マンモグラムMpを得るステップを含む、マンモグラフィーモードMとの任意の1つにおいて、平坦化された患者の胸部を選択的に撮像するステップを含むことができる。
【0065】
さらに他の側面では、本特許明細書は、コンピュータ可読媒体上に非一過性形態において記憶され、そのプログラムが、コンピュータシステム内で実行されると、コンピュータ化された機器に、胸部の周囲の源の第1の軌道に沿って分布される個別の複数の第1のX線源位置から、厚さ方向に平坦化された患者の胸部を照射することによって、第1の複数の2次元(2D)トモシンセシス投影画像ETp1を得るステップと、胸部の周囲の源の第2のより長い軌道に沿って分布される個別の複数の第2のX線源位置から、患者の胸部を照射することによって、第2の複数の2次元(2D)トモシンセシス投影画像ETp2を得るステップと、ETp1およびETp2画像の両方を利用して、トモシンセシス画像再構成プロセスを通して、ETp1およびETp2画像を胸部スライス画像ETrに処理するステップと、胸部の該3D表現から導出される画像を生成および表示するステップとを実施させる、コンピュータプログラムを説明する。処理は、画像ETrにおいて、画像ETp2からより画像ETp1から高空間分解能により大きい寄与を含むステップを含むことができる。第1の軌道は、10°〜20°の弧にわたることができ、第2の軌道は、25°〜250°の弧にわたることができる。