(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6523312
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年5月29日
(54)【発明の名称】病原体および有益な微生物を検出するための核酸および方法
(51)【国際特許分類】
C12Q 1/6888 20180101AFI20190520BHJP
C12Q 1/689 20180101ALN20190520BHJP
C12Q 1/6895 20180101ALN20190520BHJP
C12N 15/09 20060101ALN20190520BHJP
【FI】
C12Q1/6888 ZZNA
!C12Q1/689 Z
!C12Q1/6895 Z
!C12N15/09 Z
!C12N15/09 200
【請求項の数】28
【全頁数】45
(21)【出願番号】特願2016-551031(P2016-551031)
(86)(22)【出願日】2014年11月5日
(65)【公表番号】特表2016-534756(P2016-534756A)
(43)【公表日】2016年11月10日
(86)【国際出願番号】EP2014073768
(87)【国際公開番号】WO2015067635
(87)【国際公開日】20150514
【審査請求日】2017年10月5日
(31)【優先権主張番号】13191823.7
(32)【優先日】2013年11月6日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】505018120
【氏名又は名称】オムヤ インターナショナル アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ディマイウータ,ニコラ
(72)【発明者】
【氏名】エグリ,コンラッド
(72)【発明者】
【氏名】グラウビッツ,ヨアヒム
(72)【発明者】
【氏名】ウルワイラー,シモン
【審査官】
堂畑 厚志
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2009/147017(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0111970(US,A1)
【文献】
特開2008−005760(JP,A)
【文献】
Plant Disease,2011年,vol. 95,p. 1547-1557
【文献】
Development of species-specific PCR primers on rDNA for the identification of European Armillaria species,For. Path.,2003年,vol. 33,p. 287-297
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07K
C12N
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/WPIDS(STN)
PubMed
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンプルにおける少なくとも1つの病原体及び/又は1つの有益な微生物をハイブリダイゼーション技術により検出するための、
(i)配列:
【化1】
を含む又はからなる核酸のセット;
(ii)配列番号1
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号2
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号3
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号4
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号5
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号6
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号7
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号8
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号9
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号10
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号11
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号12
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号13
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号14
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号15
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号16
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号17
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号18
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号19
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号20
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号21
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号22
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号23
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号24
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号25
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号26
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号27
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号28
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号29
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号30
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号31
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号32
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号33
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号34
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号35
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号36
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号37
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号38
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号39
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号40
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号41
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号42
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号43
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号44
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号45
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号46
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号47
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号48
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号49
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号50
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号51
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号52
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号53
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号54
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号55
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号56
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号57
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号58
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号59
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号60
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号61
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号62
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号63
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号64
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号65
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号66
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号67
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号68
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号69
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号70
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号71
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号72
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号73
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号74
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号75
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号76
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号77
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号78
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号79
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号80
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号81
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号82
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号83
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号84
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号85
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号86
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号87
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号88
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号89
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号90
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号91
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号92
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号93
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号94
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号95
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号96
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号97
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号98
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号99
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列及び配列番号100
に対して少なくとも95%の同一性を有する配列を含む又はからなる核酸のセット;又は
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含む又はからなる核酸のセットの使用。
【請求項2】
少なくとも1つの病原体が細菌及び/又は真菌から選択される、請求項1記載の使用。
【請求項3】
少なくとも1つの真菌及び/又は細菌が、アルミラリア・メレア(Armillaria mellea)、アスコキタ・フレイナ(Ascochyta phleina)、ビポラリス・ソロキニアナ(Bipolaris sorokiniana)、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)、セルコスポラ・ゼブリン(Cercospora zebrine)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、コレトトリクム・トリフォリイ(Colletotrichum trifolii)、コルチシウム・フシフォルメ(Corticium fuciforme)、クルブラリア・アフィニス(Curvularia affinis)、ドレクスレラ・ジクチオイデス(Drechslera dictyoides)、ドレクスレラ・フレイ(Drechslera phlei)、ドレクスレラ・ポエ(Drechslera poae)、ドレクスレラ・シカンス(Drechslera siccans)、ドレクスレラ・トリチシ−レペンチス(Drechslera tritici−repentis)、エピクロエ・チフィナ(Epichloe typhina)、エクスセロヒルム・ツルシクム(Exserohilum turcicum)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・ポエ(Fusarium poae)、ゲウマンノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラ・インテルミディア(Gibberella intermedia)、グリオクラジウム・カテヌラツム(Gliocladium catenulatum)、グロメレラ・グラミニコラ(Glomerella graminicola)、カバチエラ・カウリボラ(Kabatiella caulivora)、レプトスフェリア・コルレ(Leptosphaeria korrae)、レプトスフェルリナ・アウストラリス(Leptosphaerulina australis)、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)、マグナポルテ・ポエ(Magnaporthe poae)、マラスミウス・オレアデス(Marasmius oreades)、ミクロドキウム・ボレイ(Microdochium bolleyi)、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ミクロスファエラ・トリフォリイ(Microsphaera trifolii)、ミロテシウム・ロリデゥム(Myrothecium roridum)、ネオチホジウム属種(Neotyphodium sp.)、オフィオスフェレラ・ヘルポトリチャ(Ophiosphaerella herpotricha)、オフィオスフェレラ・ナルマリ(Ophiosphaerella narmari)、ペロノスポラ・トリフォリオルム(Peronospora trifoliorum)、フィラコラ・ブルガタ(Phyllachora vulgata)、フィトフトラ・ブラッシケ(Phytophthora brassicae)、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum)、フィトフトラ・シトリコラ(Phytophthora citricola)、フィトフトラ・ドレクスレリ(Phytophthora drechsleri)、フィトフトラ・フラガリ(Phytophthora fragariae)、フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma)、フィトフトラ・ニコチアネ(Phytophthora nicotianae)、シュードペジザ・メディカギニス(Pseudopeziza medicaginis)、プクキニア・コロナタ(Puccinia coronata)、プッシニア・コロナテ(Puccinia coronate)、プクキニア・グラミニス(Puccinia graminis)、プクキニア・ポエ−ネモラリス(Puccinia poae−nemoralis)、プクキニア・ポアルム(Puccinia poarum)、プクキニア・レコンディテ(Puccinia recondite)、プクキニア・ソルギ(Puccinia sorghi)、プクキニア・ストリイフォルミス(Puccinia striiformis)、プクキニア・トリチシナ(Puccinia triticina)、ピレノチェタ・リコペルシシ(Pyrenochaeta lycopersici)、ピチウム・アファニデルマツマ(Pythium aphanidermatuma)、ピチウム・デバリアヌム(Pythium debaryanum)、ピチウム・グラミニコラ(Pythium graminicola)、ピチウム・イレグラレ(Pythium irregulare)、ピチウム・マストホルム(Pythium mastophorum)、ピチウム・スルカツム(Pythium sulcatum)、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum)、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)、リゾクトニア・セレアリス(Rhizoctonia cerealis)、リゾクトニア・フラガリエ(Rhizoctonia fragariae)、リンコスポリウム・オルトスポルム(Rhynchosporium orthosporum)、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)、スクレロチニア・ボレアリス(Sclerotinia borealis)、スクレロチニア・ホメオカルパ(Sclerotinia homoeocarpa)、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニア・トリフォリオルム(Sclerotinia trifoliorum)、セプトリア・マクロポダ(Septoria macropoda)、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)、ステムフィリウム・サルシネフォルメ(Stemphylium sarcinaeforme)、タナテホルス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris)、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)、チエラビオプシス・ポプリ(Thielaviopsis populi)、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(Tilletia controversa)、トリコデルマ・ハマツム(Trichoderma hamatum)、チフラ・インカルナテ(Typhula incarnate)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、ウロマイセス・ダクチリディス(Uromyces dactylidis)、ウロマイセス・トリフォリイ−レペンチス(Uromyces trifolii−repentis)、ウスチラゴ・メイディス(Ustilago maydis)、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ストリイフォルミス(Ustilago striiformis)、ウスチラゴ・トリチシ(Ustilago tritici)、ベルチシリウム・ダーリエ(Verticillium dahliae);バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)、セラチア・プリムチカ(Serratia plymuthica)、ストレプトマイセス・アルビドフラブス(Streptomyces albidoflavus)、ストレプトマイセス・グラミノファシエンス(Streptomyces graminofaciens)、ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトマイセス・リモスス(Streptomyces rimosus)、ストレプトマイセス・スカビエイ(Streptomyces scabiei)、キサントモナス・トランスルセンス(Xanthomonas translucens)からなる群から選択される、請求項2記載の使用。
【請求項4】
請求項3記載の真菌及び細菌の全ての検出のための、請求項1記載の使用。
【請求項5】
少なくとも1つの有益な微生物が植物成長促進性根圏細菌である、請求項1記載の使用。
【請求項6】
サンプルが芝草;土壌;自然肥料、特に動物の糞もしくは動物の糞尿のような動物由来の自然肥料、又は葉、茎、根、種子、果実体もしくは花のような植物もしくは薬草に由来する自然肥料;種子又は作物サンプルである、請求項1〜5のいずれか一項記載の使用。
【請求項7】
サンプルが芝草の根もしくは種子又は芝草サンプルの葉である、請求項6記載の使用。
【請求項8】
芝草が、フェスタセエ連(Festaceae)、アベネエ連(Aveneae)、トリチセエ連(Triticeae)、クロリデエ連(Chlorideae)、ゾイシエエ連(Zoysieae)、パニセエ連(Paniceae)及びアンドロポゴネエ連(Andropogoneae)からなる群から選択される、請求項6又は7記載の使用。
【請求項9】
ハイブリダイゼーション技術がマイクロアレイ・チップ、サザンブロット法、ノーザンブロット法、PCRから選択される、請求項1〜8のいずれか一項記載の使用。
【請求項10】
ハイブリダイゼーション技術が、マイクロアレイ・チップと組合されたPCRを含み、ここで、PCRが感度を増加させ、バックグラウンドを減少させ、及び/又は検出標識をPCR産物に付加する、請求項1〜9のいずれか一項記載の使用。
【請求項11】
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99及び配列番号100の配列を含む又はからなる核酸のセット;
(ii)配列番号1に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号2に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号3に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号4に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号5に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号6に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号7に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号8に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号9に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号10に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号11に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号12に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号13に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号14に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号15に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号16に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号17に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号18に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号19に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号20に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号21に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号22に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号23に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号24に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号25に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号26に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号27に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号28に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号29に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号30に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号31に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号32に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号33に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号34に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号35に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号36に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号37に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号38に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号39に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号40に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号41に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号42に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号43に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号44に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号45に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号46に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号47に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号48に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号49に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号50に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号51に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号52に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号53に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号54に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号55に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号56に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号57に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号58に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号59に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号60に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号61に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号62に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号63に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号64に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号65に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号66に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号67に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号68に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号69に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号70に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号71に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号72に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号73に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号74に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号75に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号76に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号77に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号78に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号79に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号80に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号81に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号82に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号83に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号84に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号85に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号86に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号87に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号88に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号89に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号90に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号91に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号92に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号93に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号94に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号95に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号96に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号97に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号98に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号99に対して少なくとも95%の同一性を有する配列及び配列番号100に対して少なくとも95%の同一性を有する配列を含む又はからなる核酸のセット;又は
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列を含む又はからなる核酸のセット
を含むマイクロアレイ・チップ。
【請求項12】
サンプルにおける少なくとも1つの病原体及び/又は有益な微生物を検出するための、請求項11記載のマイクロアレイ・チップの使用。
【請求項13】
少なくとも1つの病原体が細菌及び/又は真菌から選択される、請求項12記載の使用。
【請求項14】
少なくとも1つの真菌及び/又は細菌が、アルミラリア・メレア(Armillaria mellea)、アスコキタ・フレイナ(Ascochyta phleina)、ビポラリス・ソロキニアナ(Bipolaris sorokiniana)、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)、セルコスポラ・ゼブリン(Cercospora zebrine)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、コレトトリクム・トリフォリイ(Colletotrichum trifolii)、コルチシウム・フシフォルメ(Corticium fuciforme)、クルブラリア・アフィニス(Curvularia affinis)、ドレクスレラ・ジクチオイデス(Drechslera dictyoides)、ドレクスレラ・フレイ(Drechslera phlei)、ドレクスレラ・ポエ(Drechslera poae)、ドレクスレラ・シカンス(Drechslera siccans)、ドレクスレラ・トリチシ−レペンチス(Drechslera tritici−repentis)、エピクロエ・チフィナ(Epichloe typhina)、エクスセロヒルム・ツルシクム(Exserohilum turcicum)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・ポエ(Fusarium poae)、ゲウマンノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラ・インテルミディア(Gibberella intermedia)、グリオクラジウム・カテヌラツム(Gliocladium catenulatum)、グロメレラ・グラミニコラ(Glomerella graminicola)、カバチエラ・カウリボラ(Kabatiella caulivora)、レプトスフェリア・コルレ(Leptosphaeria korrae)、レプトスフェルリナ・アウストラリス(Leptosphaerulina australis)、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)、マグナポルテ・ポエ(Magnaporthe poae)、マラスミウス・オレアデス(Marasmius oreades)、ミクロドキウム・ボレイ(Microdochium bolleyi)、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ミクロスファエラ・トリフォリイ(Microsphaera trifolii)、ミロテシウム・ロリデゥム(Myrothecium roridum)、ネオチホジウム属種(Neotyphodium sp.)、オフィオスフェレラ・ヘルポトリチャ(Ophiosphaerella herpotricha)、オフィオスフェレラ・ナルマリ(Ophiosphaerella narmari)、ペロノスポラ・トリフォリオルム(Peronospora trifoliorum)、フィラコラ・ブルガタ(Phyllachora vulgata)、フィトフトラ・ブラッシケ(Phytophthora brassicae)、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum)、フィトフトラ・シトリコラ(Phytophthora citricola)、フィトフトラ・ドレクスレリ(Phytophthora drechsleri)、フィトフトラ・フラガリ(Phytophthora fragariae)、フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma)、フィトフトラ・ニコチアネ(Phytophthora nicotianae)、シュードペジザ・メディカギニス(Pseudopeziza medicaginis)、プクキニア・コロナタ(Puccinia coronata)、プクキニア・コロナテ(Puccinia coronate)、プクキニア・グラミニス(Puccinia graminis)、プクキニア・ポエ−ネモラリス(Puccinia poae−nemoralis)、プクキニア・ポアルム(Puccinia poarum)、プクキニア・レコンディテ(Puccinia recondite)、プクキニア・ソルギ(Puccinia sorghi)、プクキニア・ストリイフォルミス(Puccinia striiformis)、プクキニア・トリチシナ(Puccinia triticina)、ピレノチェタ・リコペルシシ(Pyrenochaeta lycopersici)、ピチウム・アファニデルマツマ(Pythium aphanidermatuma)、ピチウム・デバリアヌム(Pythium debaryanum)、ピチウム・グラミニコラ(Pythium graminicola)、ピチウム・イレグラレ(Pythium irregulare)、ピチウム・マストホルム(Pythium mastophorum)、ピチウム・スルカツム(Pythium sulcatum)、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum)、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)、リゾクトニア・セレアリス(Rhizoctonia cerealis)、リゾクトニア・フラガリエ(Rhizoctonia fragariae)、リンコスポリウム・オルトスポルム(Rhynchosporium orthosporum)、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)、スクレロチニア・ボレアリス(Sclerotinia borealis)、スクレロチニア・ホメオカルパ(Sclerotinia homoeocarpa)、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニア・トリフォリオルム(Sclerotinia trifoliorum)、セプトリア・マクロポダ(Septoria macropoda)、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)、ステムフィリウム・サルシネフォルメ(Stemphylium sarcinaeforme)、タナテホルス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris)、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)、チエラビオプシス・ポプリ(Thielaviopsis populi)、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(Tilletia controversa)、トリコデルマ・ハマツム(Trichoderma hamatum)、チフラ・インカルナテ(Typhula incarnate)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、ウロマイセス・ダクチリディス(Uromyces dactylidis)、ウロマイセス・トリフォリイ−レペンチス(Uromyces trifolii−repentis)、ウスチラゴ・メイディス(Ustilago maydis)、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ストリイフォルミス(Ustilago striiformis)、ウスチラゴ・トリチシ(Ustilago tritici)、ベルチシリウム・ダーリエ(Verticillium dahliae);バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、シュードモ ナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)、セラチア・プリムチカ(Serratia plymuthica)、ストレプトマイセス・アルビドフラブス(Streptomyces albidoflavus)、ストレプトマイセス・グラミノファシエンス(Streptomyces graminofaciens)、ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトマイセス・リモスス(Streptomyces rimosus)、ストレプトマイセス・スカビエイ(Streptomyces scabiei)、キサントモナス・トランスルセンス(Xanthomonas translucens)からなる群から選択される、請求項13記載の使用。
【請求項15】
請求項14記載の真菌及び細菌の全ての検出のための、請求項12記載の使用。
【請求項16】
少なくとも1つの有益な微生物が植物成長促進性根圏細菌である、請求項12記載の使用。
【請求項17】
サンプルが芝草;土壌;自然肥料、特に動物の糞もしくは動物の糞尿のような動物由来の自然肥料、又は葉、茎、根、種子、果実体もしくは花のような植物もしくは薬草に由来する自然肥料;種子又は作物サンプルである、請求項12〜16のいずれか一項記載の使用。
【請求項18】
サンプルが芝草の根もしくは種子又は芝草サンプルの葉である、請求項17記載の使用。
【請求項19】
芝草が、フェスタセエ連(Festaceae)、アベネエ連(Aveneae)、トリチセエ連(Triticeae)、クロリデエ連(Chlorideae)、ゾイシエエ連(Zoysieae)、パニセエ(Paniceae)及びアンドロポゴネエ連(Andropogoneae)からなる群から選択される、請求項17又は18記載の使用。
【請求項20】
a)病原体及び/又は有益な微生物のDNAを含む標準物からの、及びサンプルからのDNA単離;
b)PCRによる工程a)の単離DNAの増幅;
c)得られたPCR産物の、請求項11記載のマイクロアレイ・チップ上におけるハイブリダイゼーション;
d)結合DNAの検出;ならびに
e)サンプルが病原体及び/又は有益な微生物を含有するかどうかのそれからの推定
の工程を含む、有機サンプルにおける病原体及び/又は有益な微生物の検出方法。
【請求項21】
検出されるべき病原体が細菌及び/又は真菌から選択される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
真菌及び/又は細菌が、アルミラリア・メレア(Armillaria mellea)、アスコキタ・フレイナ(Ascochyta phleina)、ビポラリス・ソロキニアナ(Bipolaris sorokiniana)、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)、セルコスポラ・ゼブリン(Cercospora zebrine)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、コレトトリクム・トリフォリイ(Colletotrichum trifolii)、コルチシウム・フシフォルメ(Corticium fuciforme)、クルブラリア・アフィニス(Curvularia affinis)、ドレクスレラ・ジクチオイデス(Drechslera dictyoides)、ドレクスレラ・フレイ(Drechslera phlei)、ドレクスレラ・ポエ(Drechslera poae)、ドレクスレラ・シカンス(Drechslera siccans)、ドレクスレラ・トリチシ−レペンチス(Drechslera tritici−repentis)、エピクロエ・チフィナ(Epichloe typhina)、エクスセロヒルム・ツルシクム(Exserohilum turcicum)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・ポエ(Fusarium poae)、ゲウマンノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラ・インテルミディア(Gibberella intermedia)、グリオクラジウム・カテヌラツム(Gliocladium catenulatum)、グロメレラ・グラミニコラ(Glomerella graminicola)、カバチエラ・カウリボラ(Kabatiella caulivora)、レプトスフェリア・コルレ(Leptosphaeria korrae)、レプトスフェルリナ・アウストラリス(Leptosphaerulina australis)、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)、マグナポルテ・ポエ(Magnaporthe poae)、マラスミウス・オレアデス(Marasmius oreades)、ミクロドキウム・ボレイ(Microdochium bolleyi)、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ミクロスファエラ・トリフォリイ(Microsphaera trifolii)、ミロテシウム・ロリデゥム(Myrothecium roridum)、ネオチホジウム属種(Neotyphodium sp.)、オフィオスフェレラ・ヘルポトリチャ(Ophiosphaerella herpotricha)、オフィオスフェレラ・ナルマリ(Ophiosphaerella narmari)、ペロノスポラ・トリフォリオルム(Peronospora trifoliorum)、フィラコラ・ブルガタ(Phyllachora vulgata)、フィトフトラ・ブラッシケ(Phytophthora brassicae)、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum)、フィトフトラ・シトリコラ(Phytophthora citricola)、フィトフトラ・ドレクスレリ(Phytophthora drechsleri)、フィトフトラ・フラガリ(Phytophthora fragariae)、フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma)、フィトフトラ・ニコチアネ(Phytophthora nicotianae)、シュードペジザ・メディカギニス(Pseudopeziza medicaginis)、プクキニア・コロナタ(Puccinia coronata)、プクキニア・コロナテ(Puccinia coronate)、プクキニア・グラミニス(Puccinia graminis)、プクキニア・ポエ−ネモラリス(Puccinia poae−nemoralis)、プクキニア・ポアルム(Puccinia poarum)、プクキニア・レコンディテ(Puccinia recondite)、プクキニア・ソルギ(Puccinia sorghi)、プクキニア・ストリイフォルミス(Puccinia striiformis)、プクキニア・トリチシナ(Puccinia triticina)、ピレノチェタ・リコペルシシ(Pyrenochaeta lycopersici)、ピチウム・アファニデルマツマ(Pythium aphanidermatuma)、ピチウム・デバリアヌム(Pythium debaryanum)、ピチウム・グラミニコラ(Pythium graminicola)、ピチウム・イレグラレ(Pythium irregulare)、ピチウム・マストホルム(Pythium mastophorum)、ピチウム・スルカツム(Pythium sulcatum)、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum)、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)、リゾクトニア・セレアリス(Rhizoctonia cerealis)、リゾクトニア・フラガリエ(Rhizoctonia fragariae)、リンコスポリウム・オルトスポルム(Rhynchosporium orthosporum)、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)、スクレロチニア・ボレアリス(Sclerotinia borealis)、スクレロチニア・ホメオカルパ(Sclerotinia homoeocarpa)、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニア・トリフォリオルム(Sclerotinia trifoliorum)、セプトリア・マクロポダ(Septoria macropoda)、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)、ステムフィリウム・サルシネフォルメ(Stemphylium sarcinaeforme)、タナテホルス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris)、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)、チエラビオプシス・ポプリ(Thielaviopsis populi)、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(Tilletia controversa)、トリコデルマ・ハマツム(Trichoderma hamatum)、チフラ・インカルナテ(Typhula incarnate)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、ウロマイセス・ダクチリディス(Uromyces dactylidis)、ウロマイセス・トリフォリイ−レペンチス(Uromyces trifolii−repentis)、ウスチラゴ・メイディス(Ustilago maydis)、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ストリイフォルミス(Ustilago striiformis)、ウスチラゴ・トリチシ(Ustilago tritici)、ベルチシリウム・ダーリエ(Verticillium dahliae);バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)、セラチア・プリムチカ(Serratia plymuthica)、ストレプトマイセス・アルビドフラブス(Streptomyces albidoflavus)、ストレプトマイセス・グラミノファシエンス(Streptomyces graminofaciens)、ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトマイセス・リモスス(Streptomyces rimosus)、ストレプトマイセス・スカビエイ(Streptomyces scabiei)、キサントモナス・トランスルセンス(Xanthomonas translucens)からなる群から選択される、請求項21記載の方法。
【請求項23】
工程b)において2つのPCRを行い、第1のPCRは真菌DNAに関するものであり、第2のPCRは細菌DNAに関するものである、請求項22記載の真菌及び細菌の全ての検出のための請求項20記載の方法。
【請求項24】
2つのPCRを単一の反応チューブ内に合体させる、請求項23記載の方法。
【請求項25】
有益な微生物が植物成長促進性根圏細菌である、請求項20記載の方法。
【請求項26】
サンプルの使用の前に病原体の非存在に関してサンプルをスクリーニングするための、請求項20〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項27】
(i)以下の配列:配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99及び配列番号100の核酸を含む又はからなる核酸のセット;
(ii)配列番号1に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号2に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号3に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号4に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号5に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号6に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号7に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号8に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号9に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号10に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号11に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号12に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号13に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号14に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号15に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号16に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号17に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号18に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号19に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号20に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号21に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号22に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号23に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号24に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号25に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号26に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号27に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号28に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号29に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号30に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号31に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号32に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号33に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号34に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号35に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号36に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号37に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号38に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号39に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号40に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号41に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号42に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号43に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号44に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号45に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号46に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号47に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号48に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号49に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号50に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号51に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号52に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号53に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号54に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号55に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号56に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号57に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号58に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号59に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号60に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号61に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号62に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号63に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号64に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号65に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号66に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号67に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号68に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号69に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号70に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号71に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号72に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号73に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号74に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号75に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号76に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号77に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号78に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号79に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号80に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号81に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号82に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号83に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号84に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号85に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号86に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号87に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号88に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号89に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号90に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号91に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号92に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号93に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号94に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号95に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号96に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号97に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号98に対して少なくとも95%の同一性を有する配列、配列番号99に対して少なくとも95%の同一性を有する配列及び配列番号100に対して少なくとも95%の同一性を有する配列を含む又はからなる核酸のセット;又は
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列の核酸を含む又はからなる核酸のセット
を含む、有機サンプルにおける病原体及び/又は有益な微生物の検出のためのキット。
【請求項28】
a)罹患芝草が成長している土壌のサンプル又は罹患芝草のサンプルにおける少なくとも1つの病原性真菌及び/又は細菌からの核酸の非存在又は存在を、請求項1記載の核酸のセットを使用して、PCRとマイクロアレイ・チップとを組合せた方法により検出し、
b)1以上の病原性真菌及び/又は細菌からの核酸が工程a)において検出された場合には、核酸が検出された1以上の病原性真菌及び/又は細菌を標的とする1以上の抗真菌剤及び/又は抗細菌剤を選択し、
c)工程b)において選択された1以上の抗真菌剤及び/又は抗細菌剤を罹患芝草に適用する工程を含む、罹患芝草の治療方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病原体および有益な微生物を検出するための核酸および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
芝生または芝草の疾患は感受性植物、疾患の発生を促す環境および病原性生物(真菌および細菌)の間の相互作用から生じる。そのような生物は装飾用の草、植物および作物上にも発生しうる。実際、それらはあらゆる適当な有機基質上に出現しうる。したがって、罹患基質、特に芝草の治療(処理)は通常、病原体を殺すまたはその成長を妨げる処理剤を適用することからなる。
【0003】
しかし、疾患の処置、特に芝草の疾患の処置における第1段階は常に、原因となる病原因子の特定を含むべきである。疾患の原因となる病原因子の知見は、最も適当な治療剤(殺真菌剤、殺細菌剤など)を選択するのに重要である。実際、適当な殺真菌剤または殺細菌剤が選択されうるように疾患を正確に特定していることは重要である。不適当な治療は疾患を治癒させず、土壌および他の有益な生物に重篤な影響を及ぼしうる。間違った治療は費用効果的ではなく、疾患を悪化させ他の望ましくない副作用を引き起こすリスクを伴いうる。
【0004】
原因となる病原因子の特定のための古典的な方法は本質的には、個々の植物上および芝群生上で観察されうる症状、ならびに罹患芝草の近くで見出されうる病原体構造に基づくものである。
【0005】
しかし、これらの方法は実施に長期間を要しうる。なぜなら、それらは、しばしば、検査所における病原体の単離および培養を伴うからである。そのうえ、密接に関連した病原体種の識別は困難でありうる。
【0006】
したがって、これらの難題を解決する分子生物学的方法が開発されている。最も一般的な真菌検出方法の1つは、真菌rRNAオペロンからの内部転写スペーサー(1,2)および5.8S rRNA遺伝子(ITS1 −5.8S−ITS2)のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅に基づく(Goodwinら(1995)Plant Pathology 44:384−391;Ranjardら(2001)Applied and Environmental Microbiology 67:4479−4487)。
【0007】
細菌の検出のためには、16S rRNA遺伝子のPCR増幅および配列決定が用いられる(Nam HR,Lee HM,Lee Y.Isolation of quinupristin/dalfopristin−resistant Streptococcus agalactiae from asymptomatic Korean women.J Microbiol.2008 Feb;46(1):108−11.doi:10.1007/s12275−007−0217−1.PubMed PMID:18337702)。
【0008】
しかし、特異的プライマーペアの領域の配列決定は、しばしば、与えられた病原体種の特定に必要であり、このことは、病原体の正体が不明であり、それが求められている場合、この方法を面倒なものとする。更に、病原体の混合物の配列決定は高い費用および多大な労力を要する。混合物から或る種を特定するための種特異的プライマーは全ての微生物に関して入手可能なわけではない。したがって、これらの方法は、与えられた芝草疾患を治療するのに最も適合した抗病原体物質を決定するためには通常は用いられない。
【0009】
日本国特許出願第2008005760号は、食物において見出されうるカビを検出するための458個のプローブを開示している。これらの458個のプローブは、マイクロアレイの使用を含むハイブリダイゼーションに基づく方法によりカビを検出するために設計される。
【0010】
同じ出願人の特許出願WO 2009/147017 A1は、芝草における病原性真菌を検出するための核酸および方法を開示している。この発明は芝草に関するものであるが、特定のための方法としてのAFLPおよびT−RFLPに焦点を合わせている。この方法は、病原性および非病原性の多数の異なる真菌種が芝草にしばしば存在するという制約を有する。複雑なサンプルにおける多数の異なる種は、数的に不十分な種を特定することを困難または更には不可能にする。しかし、疾患を引き起こす病原性種は必ずしも最も豊富な種とは限らない。
【0011】
その結果、植物病原体および有益な微生物の検出に選択される現在の方法は長時間を要し、十分な感度を有さず、十分には特異的でなく、および/または微生物のスペクトルの検出に十分には広域性ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2008−005760号公報
【特許文献2】国際公開第2009/147017号
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】Goodwinら(1995)Plant Pathology 44:384−391
【非特許文献2】Ranjardら(2001)Applied and Environmental Microbiology 67:4479−4487
【非特許文献3】Nam HR,Lee HM,Lee Y.J Microbiol.2008 Feb;46(1):108−11.doi:10.1007/s12275−007−0217−1.PubMed PMID:18337702
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
したがって、サンプル中に存在する病原体および有益な微生物の特定を可能にする特異的核酸を提供することが本発明の目的である。
【0015】
これらの特異的核酸を伴う100個までのスポットを含有する単一のマイクロアレイ・チップを提供することが本発明の目的である。これらの核酸は例えば90種の公知真菌および例えば10種の細菌種に特異的である。
【0016】
本発明のもう1つの目的は、100個までの異なる種に関して単一サンプルにおいて試験することを可能にする方法である。非常に密接に関連した種のDNA配列は同一であるため、この方法はまた、それらの微生物の検出を含みうる。したがって、この方法は多数の微生物を非常に迅速にスクリーニングすることを可能にする。更に、該方法はハイスループット用に適合可能である。したがって、本発明の方法は非常に高感度であり、低レベルで存在する病原体の検出を可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
発明の概括
本発明は、芝草の健全さだけでなく他の有機基質にも一般に関連した真菌および細菌のrRNAの遺伝子内の保存領域およびその遺伝子間領域に特異的なヌクレオチド配列の選択物の、本発明者らによる特定から得られたものである。
【0018】
したがって、本発明は、サンプルにおける少なくとも1つの病原体および/または1つの有益な微生物をハイブリダイゼーション技術により検出するための、
(i)
【0019】
【化1】
からなる群から選択される配列;
(ii)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる核酸のセットの使用に関する。
【0020】
本発明はまた、サンプルにおける少なくとも1つの病原体および/または1つの有益な微生物をハイブリダイゼーション技術により検出するための方法であって、
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100からなる群から選択される配列;
(ii)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる核酸のセットの使用を含む方法に関する。
【0021】
1つの実施形態においては、本発明はまた、サンプルにおける少なくとも1つの病原体および/または1つの有益な微生物をハイブリダイゼーション技術により検出するための、
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99もしくは配列番号100からなる群から選択される配列;
(ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99もしくは配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる少なくとも1つの核酸の使用に関する。
【0022】
特定の実施形態においては、本発明はまた、サンプルにおける少なくとも1つの病原体および/または1つの有益な微生物をハイブリダイゼーション技術により検出するための方法であって、
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99もしくは配列番号100からなる群から選択される配列;
(ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99もしくは配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる少なくとも1つの核酸の使用を含む方法に関する。
【0023】
本発明はまた、
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100;
(ii)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる核酸のセットを含むマイクロアレイ・チップに関する。
【0024】
特定の実施形態においては、本発明はまた、
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100からなる群から選択される配列;
(ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99もしくは配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる少なくとも1つの核酸を含むマイクロアレイ・チップに関する。
【0025】
本発明はまた、
a)病原体および/または有益な微生物のDNAを含む標準物からの、およびサンプルからのDNA単離;
b)PCRによる工程a)の単離DNAの増幅;
c)得られたPCR産物の,上記に定義されたマイクロアレイ・チップ上におけるハイブリダイゼーション;
d)結合DNAの検出;ならびに
e)サンプルが病原体および/または有益な微生物を含有するかどうかのそれからの推定
の工程を含む、有機サンプルにおける病原体および/または有益な微生物の検出方法に関する。
【0026】
本発明はまた、
(i)以下の配列:配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100の核酸;
(ii)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列の核酸;または
(iii)(i)もしくは(ii)の相補的配列の核酸
を含む、有機サンプルにおける病原体および/または有益な微生物の検出のためのキットに関する。
【0027】
本発明はまた、
a)罹患芝草が成長している土壌のサンプルまたは罹患芝草のサンプルにおける少なくとも1つの病原性真菌および/または細菌からの核酸の存在または非存在を、上記に定義された少なくとも1つの核酸、特に、上記に定義された核酸のセットを使用して、PCRとマイクロアレイ・チップとを組合せた方法により検出し、
b)1以上の病原性真菌および/または細菌からの核酸が工程a)において検出された場合には、核酸が検出された1以上の病原性真菌および/または細菌を標的とする1以上の抗真菌剤および/または抗細菌剤を選択し、
c)工程b)において選択された1以上の抗真菌剤および/または抗細菌剤を罹患芝草に適用する工程を含む、罹患芝草の治療方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【0028】
発明の詳細な説明
本発明において意図される核酸は任意のタイプのものでありうるが、それらはDNAであることが好ましい。
【0029】
以下の表1は、帰属種の特定のために使用されうる核酸配列の詳細を示す。それは参照配列番号、オリゴヌクレオチドの名称、対応種、およびそれらを増幅するために2つのPCRのいずれのタイプが必要であるかを示す(ITS:真菌におけるリボソームRNAをコードする遺伝子間領域および遺伝子を含むゲノム領域;16S rRNA:細菌における16SリボソームRNAをコードするゲノム領域)。
【0031】
ヌクレオチド配列は、ヌクレオチド塩基コード(IUPAC)(Cornish−Bowden,A.Nucl Acid Res 13,3021−3030(1985))を用いて記載されている。ヌクレオチド配列においては、文字G、A、T、Cはグアニン、アデニン、チミンおよびシトシンを示し、MはA、Cを示し、RはAおよびGを示し、WはAおよびTを示し、YはCおよびTを示し、SはCおよびGを示し、KはGおよびTを示し、HはAおよびCおよびTを示し、VはAおよびCおよびGを示し、DはAおよびGおよびTを示し、BはCおよびGおよびTを示し、NはAおよびCおよびGおよびTを示す。
【0032】
本発明において意図される、前述の配列番号1から100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列を含むまたはそれらからなる核酸は、配列番号1から100の核酸配列に対して80から100%同一である核酸配列である。特に、これらの核酸配列は配列番号1から100の核酸配列に対して90から100%同一である、より詳細には95から100%、最も好ましくは95、96、97、98、99または100%同一である。
【0033】
本発明のクエリー(問合せ)核酸配列に対して少なくとも例えば95%の同一性を有する核酸では、該核酸配列は、該配列が該クエリー核酸配列のそれぞれ100個の核酸当たり5個までの核酸変化を含みうること以外は、該クエリー配列に対して同一であると意図される。換言すれば、クエリー核酸配列に対して少なくとも95%同一である配列を有する核酸を得るためには、対象配列における核酸の5%(100個中5個)までが挿入され、欠失し、または別の核酸で置換されることが可能である。
【0034】
本出願の場合、同一性の百分率は、グローバル・アライメント(すなわち、2つの配列をそれらの全長にわたって比較すること)を用いて計算される。2以上の配列の同一性を比較するための方法は当技術分野でよく知られている。例えば、全長を考慮した場合の2つの配列の最適アライメント(ギャップを含む)を見出すためにニードルマン−ウンシュ(Needleman−Wunsch)グローバル・アライメント・アルゴリズム(NeedlemanおよびWunsch,1970 J.Mol.Biol.48:443−453)を用いる「ニードル(needle)」プログラムが使用されうる。
【0035】
特に、本発明の核酸の最大長は500ヌクレオチド以下、好ましくは300以下、より好ましくは200以下、更に好ましくは100以下、より一層好ましくは50以下、最も好ましくは35以下であり、特定の実施形態においては、ヌクレオチド配列長は19から31ヌクレオチドである。
【0036】
本発明の場合、「少なくとも1つの核酸」は、例えば、配列番号1から100の配列、配列番号1から100に対して少なくとも80%同一である配列およびそれらの相補的配列から選択される配列を含むまたはそれらからなる1、2、3、10、20、30、40、50個またはそれを超える(100個までの)核酸を意味する。それは、例えば、前記配列から選択される配列を含むまたはそれらからなる少なくとも40個の核酸、少なくとも50、60、70、80または90個の核酸でありうる。(i)、(ii)および(iii)に記載されている配列の任意のものが選択可能であり、互いに組合せ可能であることに留意する必要がある。
【0037】
本発明の使用、方法およびマイクロアレイ・チップの特定の実施形態においては、少なくとも40個の核酸、より詳細には少なくとも50個の核酸が使用される。
【0038】
「ストリンジェントな条件」は、通常の知識を用いて、当業者により容易に定められうる。必要に応じて、そのような条件を定めるための指針が多数のテキスト、例えばTijssen,1993,Laboratory Techniques in Biochemistry and Molecular Biology − Hybridization with Nucleic Acid Probes,Part I,Chapter 2 “Overview of principles of hybridization and the strategy of nucleic acid probe assays”,Elsevier,New Yorkにおいて見出されうる。特に、本発明に従うストリンジェントな条件は、ハイブリダイゼーションバッファーの成分に応じて、ハイブリダイゼーションバッファーとハイブリダイゼーション温度との最適化組合せを要するハイブリダイゼーション反応を用いて構成されうる。ハイブリダイゼーション条件のそのような決定は当業者の通常の実施の範囲内である。
【0039】
本発明を限定するものとみなされるべきではないが、一例を挙げると、ハイブリダイゼーションは、アレレDNAアレイ(ALERE DNA Array)プロトコールに従い、それにおいて記載されているハイブリダイゼーションバッファーを使用して(Hybridisation Kit,ALERE Technologies GmbH,Germany,注文番号245200100および24520K100)、55℃で行われうる。
【0040】
本発明において意図される「1つの病原体」は、その宿主において疾患を引き起こすいずれかのタイプの微生物である。宿主は動物、植物、または更には別の微生物でありうる。特に、病原体は細菌および/または真菌から選択される。より詳細には、真菌および/または細菌は、以下のものからなる群から選択される:アルミラリア・メレア(Armillaria mellea)、アスコキタ・フレイナ(Ascochyta phleina)、ビポラリス・ソロキニアナ(Bipolaris sorokiniana)、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)、セルコスポラ・ゼブリン(Cercospora zebrine)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、コレトトリクム・トリフォリイ(Colletotrichum trifolii)、コルチシウム・フシフォルメ(Corticium fuciforme)、クルブラリア・アフィニス(Curvularia affinis)、ドレクスレラ・ジクチオイデス(Drechslera dictyoides)、ドレクスレラ・フレイ(Drechslera phlei)、ドレクスレラ・ポエ(Drechslera poae)、ドレクスレラ・シカンス(Drechslera siccans)、ドレクスレラ・トリチシ−レペンチス(Drechslera tritici−repentis)、エピクロエ・チフィナ(Epichloe typhina)、エクスセロヒルム・ツルシクム(Exserohilum turcicum)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・ポエ(Fusarium poae)、ゲウマンノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラ・インテルミディア(Gibberella intermedia)、グリオクラジウム・カテヌラツム(Gliocladium catenulatum)、グロメレラ・グラミニコラ(Glomerella graminicola)、カバチエラ・カウリボラ(Kabatiella caulivora)、レプトスフェリア・コルレ(Leptosphaeria korrae)、レプトスフェルリナ・アウストラリス(Leptosphaerulina australis)、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)、マグナポルテ・ポエ(Magnaporthe poae)、マラスミウス・オレアデス(Marasmius oreades)、ミクロドキウム・ボレイ(Microdochium bolleyi)、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ミクロスファエラ・トリフォリイ(Microsphaera trifolii)、ミロテシウム・ロリデゥム(Myrothecium roridum)、ネオチホジウム属種(Neotyphodium sp.)、オフィオスフェレラ・ヘルポトリチャ(Ophiosphaerella herpotricha)、オフィオスフェレラ・ナルマリ(Ophiosphaerella narmari)、ペロノスポラ・トリフォリオルム(Peronospora trifoliorum)、フィラコラ・ブルガタ(Phyllachora vulgata)、フィトフトラ・ブラッシケ(Phytophthora brassicae)、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum)、フィトフトラ・シトリコラ(Phytophthora citricola)、フィトフトラ・ドレクスレリ(Phytophthora drechsleri)、フィトフトラ・フラガリ(Phytophthora fragariae)、フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma)、フィトフトラ・ニコチアネ(Phytophthora nicotianae)、シュードペジザ・メディカギニス(Pseudopeziza medicaginis)、プクキニア・コロナタ(Puccinia coronata)、プクキニア・コロナテ(Puccinia coronate)、プクキニア・グラミニス(Puccinia graminis)、プクキニア・ポエ−ネモラリス(Puccinia poae−nemoralis)、プクキニア・ポアルム(Puccinia poarum)、プクキニア・レコンディテ(Puccinia recondite)、プクキニア・ソルギ(Puccinia sorghi)、プクキニア・ストリイフォルミス(Puccinia striiformis)、プクキニア・トリチシナ(Puccinia triticina)、ピレノチェタ・リコペルシシ(Pyrenochaeta lycopersici)、ピチウム・アファニデルマツマ(Pythium aphanidermatuma)、ピチウム・デバリアヌム(Pythium debaryanum)、ピチウム・グラミニコラ(Pythium graminicola)、ピチウム・イレグラレ(Pythium irregulare)、ピチウム・マストホルム(Pythium mastophorum)、ピチウム・スルカツム(Pythium sulcatum)、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum)、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)、リゾクトニア・セレアリス(Rhizoctonia cerealis)、リゾクトニア・フラガリエ(Rhizoctonia fragariae)、リンコスポリウム・オルトスポルム(Rhynchosporium orthosporum)、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)、スクレロチニア・ボレアリス(Sclerotinia borealis)、スクレロチニア・ホメオカルパ(Sclerotinia homoeocarpa)、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニア・トリフォリオルム(Sclerotinia trifoliorum)、セプトリア・マクロポダ(Septoria macropoda)、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)、ステムフィリウム・サルシネフォルメ(Stemphylium sarcinaeforme)、タナテホルス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris)、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)、チエラビオプシス・ポプリ(Thielaviopsis populi)、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(Tilletia controversa)、トリコデルマ・ハマツム(Trichoderma hamatum)、チフラ・インカルナテ(Typhula incarnate)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、チフラ・イシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、ウロマイセス・ダクチリディス(Uromyces dactylidis)、ウロマイセス・トリフォリイ−レペンチス(Uromyces trifolii−repentis)、ウスチラゴ・メイディス(Ustilago maydis)、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ストリイフォルミス(Ustilago striiformis)、ウスチラゴ・トリチシ(Ustilago tritici)、ベルチシリウム・ダーリエ(Verticillium dahliae);バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)、セラチア・プリムチカ(Serratia plymuthica)、ストレプトマイセス・アルビドフラブス(Streptomyces albidoflavus)、ストレプトマイセス・グラミノファシエンス(Streptomyces graminofaciens)、ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトマイセス・リモスス(Streptomyces rimosus)、ストレプトマイセス・スカビエイ(Streptomyces scabiei)、キサントモナス・トランスルセンス(Xanthomonas translucens)。
【0041】
前述の一覧の一部であるが、同義名を有しうる、および/または改名された真菌および/細菌も包含される、と理解されなければならない。また、上記記一覧に記載されているものの密接に関連した種も本発明の範囲内である。密接に関連した種は、上記の配列番号1から100の、1以上のヌクレオチドと、それらの保存領域内で同じ配列を有する種を意味する。
【0042】
特定の実施形態においては、本発明は、上記一覧に記載されている真菌および細菌の全ての検出のための、
(i)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100;
(ii)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99および配列番号100に対して少なくとも80%の同一性を有する配列を含む若しくはそれらからなる配列;または
(iv)(i)もしくは(ii)の相補的配列
を含むまたはそれらからなる核酸のセットの使用に関する。
【0043】
本発明において意図される「1以上の有益な微生物」は、昆虫、クモ類、他の動物、植物、細菌、真菌、ウイルスおよび線虫を含む、成長過程にとって有益となるいずれかの微生物である。特に、有益な微生物は植物成長促進性根圏細菌である。
【0044】
本発明において意図される、核酸が検出されるサンプルは、核酸を含有する傾向にある有機基質の任意のタイプのものでありうる。特に、それは芝草、土壌、自然肥料、種子または作物サンプルでありうる。より詳細には、自然肥料は、動物由来のもの、例えば動物の糞もしくは動物の糞尿、または植物もしくは薬草由来のもの、例えば葉、茎、根、種子、果実体もしくは花でありうる。
【0045】
サンプルが芝草サンプルである場合、それは、芝草の全体から得られたサンプル、または芝草の一部分のサンプル、例えば根、種子もしくは土壌でありうる。特に、サンプルは芝草の根もしくは種子または芝草サンプルの葉でありうる。
【0046】
特に、本発明の範囲内で考慮される芝草は、特に、American Phytopathological Societyにより発行されたCompendium of Turfgrass Diseases,Third Edition(2005)に記載されている。
【0047】
より詳細には、芝草サンプルは、フェスタセエ連(Festaceae)、アベネエ連(Aveneae)、トリチセエ連(Triticeae)、クロリデエ連(Chlorideae)、ゾイシエエ連(Zoysieae)、パニセエ連(Paniceae)およびアンドロポゴネエ連(Andropogoneae)からなる群から選択される。
【0048】
サンプルが土壌サンプルである場合、それは、好ましくは、直接的に罹患領域下で、または罹患領域(好ましくは芝草)に周辺において採取される。
【0049】
サンプルは、芝草、肥料、種子、作物または土壌から直接入手可能であり、あるいは粉砕、凍結乾燥または抽出、特に核酸抽出工程のような処理工程後に入手可能である。
【0050】
特定の実施形態においては、核酸が検出されるべきサンプルはヒト由来ではない。
【0051】
本発明において意図される、上記に定義された少なくとも1つの核酸または上記に定義された核酸のセットは、ハイブリダイゼーション技術、特に、核酸ハイブリダイゼーションに基づく検出方法において使用されることになる。そのような方法の例としては、マイクロアレイ・チップ、サザンブロット分析、ノーザンブロット分析またはポリメラーゼ連鎖反応(PCR)が挙げられ、この場合、核酸はハイブリダイゼーションのためのプライマー、プローブまたは鋳型として使用される。選択される方法に応じて、核酸は標識され、または標識されない。そのような標識の例としては、ビオチン、ストレプトアビジン、蛍光化学物質、放射性同位体、ジゴキシゲニン、および結合DNAの検出を可能にする他の多数のものが挙げられる。
【0052】
核酸ハイブリダイゼーションに基づく検出方法は当業者によく知られている。
【0053】
例えば、マイクロアレイ・チップはSteve Russellによる“Microarray Technology in Practice”(2008,ISBN−10:012372516X,ISBN−13:978−0123725165)に詳細に記載されており、多数の刊行物(Oh Sら,Genomic diversity of Escherichia isolates from diverse habitats.PLoS One.2012;7(10):e47005.doi:10.1371/journal.pone.0047005.Epub 2012 Oct 8)において使用されている。
【0054】
例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、サザンブロット分析およびノーザンブロット分析はMolecular Cloning:A Laboratory Manual,4th Edition(2012,ISBN−10:1936113422|ISBN−13:978−1936113422)に詳細に記載されている。
【0055】
選択される検出方法としてのポリメラーゼ連鎖反応の場合、上記に定義された少なくとも1つの核酸または上記に定義された核酸のセットは、PCRの特異性を伝達するために使用され、ここで、該核酸は標識されまたは標識されないことが可能であり、プライマーまたはプローブとして使用されうる。
【0056】
選択される検出方法としてのサザンまたはノーザン分析の場合、上記に定義された少なくとも1つの核酸または上記に定義された核酸のセットはハイブリダイゼーション中に使用され、ここで、該核酸は標識されまたは標識されないことが可能である。
【0057】
選択される検出方法としてのマイクロアレイ・チップの場合、上記に定義された少なくとも1つの核酸または上記に定義された核酸のセットはマイクロアレイ・チップ上のプローブとして使用され、ここで、該核酸は標識されまたは標識されないことが可能である。
【0058】
上記のマイクロアレイ・チップハイブリダイゼーション方法は、該アッセイの感度または特異性を増加させるために、一般的なPCRと組合されうる。上記に定義された少なくとも1つの核酸配列または上記に定義された核酸のセットは最終的なPCR産物の一部となる。PCRおよびその変法を用いるそのような増幅方法は当業者によく知られている。
【0059】
したがって、本発明の特定の実施形態においては、ハイブリダイゼーション技術は、マイクロアレイ・チップと組合されたPCRを含むことが可能であり、ここで、PCRは感度を増加させ、バックグラウンドを減少させ、および/またはPCR産物に検出標識を付加する。
【0060】
真菌からのヌクレオチド配列または真菌からの単離されたDNAをPCRにより増幅しようとする場合には、PCRは、上記の少なくとも1つの核酸配列を含む1以上の真菌のゲノム内の配列(内部転写スペーサー(Internal Transcribed Spacer)(ITS))を標的とするプライマーを含む。特に、1つのプライマーは1以上の真菌の18S rDNA/ITS1領域またはITS2/28S rDNA領域を標的とする。真菌rRNAオペロンは18S rRNA遺伝子、内部転写スペーサー1(ITS1)、5.8S rRNA遺伝子、内部転写スペーサー2(ITS2)および28S rRNA遺伝子を含む。したがって、18S rDNA/ITS1およびITS2/28 rDNA領域は、それぞれ、18S rRNA遺伝子とITS1との接合部ならびにITS2と28S rRNA遺伝子との接合部の付近の1以上の真菌のゲノムの領域に関するものである。当業者には明らかなとおり、フォワードプライマーとしての一方の核酸を設計する場合、18S rDNA/ITS1領域またはITS2/28S rDNA領域を標的とするプライマーはリバースプライマーとなり、その逆も言える。18S rDNA/ITS1およびITS2/28S rDNA領域の配列は当業者によく知られており、通常、公の配列データベースからアクセス可能である。18S rDNA/ITS1およびITS2/28S rDNA領域の配列が個々の真菌種に関して公に入手可能でない場合、それらは常法により配列決定されうる。また、既知配列内のプライマーを選択することは当業者の通常の知識の範囲内である。
【0061】
18S rDNA/ITS1領域を標的とするプライマーの一例として、配列TCCGTAGGTGAACCTGCGG(配列番号101)のいわゆる「ITS1プライマー」が挙げられうる。逆に、ITS2/28S rDNA領域を標的とするプライマーの一例として、配列TCCTCCGCTTATTGATATGC(配列番号102)のいわゆる「ITS4プライマー」が挙げられうる。更に他の例はWO 2009/147017 A1、Whiteら 1990,Gardes & Bruns 1993から入手可能である。
【0062】
細菌からのヌクレオチド配列または細菌からの単離されたDNAをPCRにより増幅しようとする場合には、PCRは、上記の少なくとも1つの核酸配列を含む1以上の細菌のゲノム内の配列(16S rRNA)を標的とするプライマーを含む。しかし、該プライマーは16S rRNAの遺伝子を標的とすることが好ましい。当業者に明らかなとおり、フォワードプライマーとしての一方の核酸を設計する場合、他方のプライマーはリバースプライマーとなり、その逆も言える。16S rRNA遺伝子の配列は当業者によく知られており、通常、公の配列データベースからアクセス可能である。16S rRNAの配列が個々の細菌種に関して公に入手可能でない場合、それらは常法により配列決定されうる。また、既知配列内のプライマーを選択することは当業者の通常の知識の範囲内である。
【0063】
16S rRNAを標的とするプライマーの一例として、配列AGAGTTTGATCMTGGCTCAG(配列番号103)のいわゆる「EUB8m
f プライマー」および配列CTCGTTGCGGGACTTAACC(配列番号104)の「EUB1088
rプライマー」が挙げられ、ここで、一方のプライマーはフォワードプライマーとして作用し、他方はリバースプライマーとして作用する。
【0064】
本発明において意図される、使用されるプライマーは、修飾されていないまたは修飾された核酸、特にDNAでありうる。プライマーが、修飾された核酸である場合、それらは、とりわけ、標識された核酸、特に、ビオチンで標識された、蛍光標識された、または放射能標識された核酸でありうる。
【0065】
核酸は有機サンプル(例えば、芝草、土壌、作物、植物、肥料、種子など)から単離され精製される必要があるかもしれない。核酸の単離のための方法は当業者によく知られており、検出に用いられる検出方法および有機サンプル源に左右されうる。一例としては、核酸単離のための方法は科学文献(例えば、Michele K.Nishiguchi,Phaedra Doukakis,Mary Eganら,“DNA Isolation Methods”,Methods and Tools in Biosciences and Medicine,Techniques in molecular systematics and evolution,Rob DeSalleら編(C)2002 Birkhauser Verlag Basel/Switzerland)に記載されている。更に他の例としては、多数の商業的に入手可能な方法またはキット(例えば、”DNeasy(R)Plant Mini Kit(QIAGEN 69104)または“PowerSoil(R)DNA Isolation Kit(MO BIO laboratories Inc,Cat no.12888−100)が挙げられる。
【0066】
前述のとおり、本発明はまた、本発明の少なくとも1つの核酸を含むマイクロアレイ・チップに関する。
【0067】
特に、該マイクロアレイ・チップは本発明のおよび前述の核酸の全セットを含む。
【0068】
本発明の1つの実施形態においては、本発明のマイクロアレイ・チップはサンプルにおける少なくとも1つの病原体および/または有益な微生物の検出のために使用され、該病原体、有益な微生物およびサンプルは上記に定義されたとおりである。
【0069】
特に、本発明のマイクロアレイ・チップは、上記一覧に記載されている真菌および細菌の全ての検出に使用される。
【0070】
前述のとおり、本発明はまた、有機サンプルにおける病原体および/または有益な微生物の検出方法に関する。
【0071】
特に、この方法は、前述の一覧において定められている真菌および細菌の全ての検出のためのものであり、その工程b)において2つのPCRを行い、第1のPCRは真菌DNAに関するものであり、第2のPCRは細菌DNAに関するものである。
【0072】
特定の実施形態においては、それらの2つのPCRは1つの単一反応チューブ内に合体される。
【0073】
実験方法
有機サンプル(例えば、芝草、土壌、作物、植物部分など)から、および標準物(単離された細菌、単離された真菌など)から、DNAを単離する。方法は当業者に公知である。具体例は科学文献(例えば、Michele K.Nishiguchi,Phaedra Doukakis,Mary Eganら,“DNA Isolation Methods”,Methods and Tools in Biosciences and Medicine,Techniques in molecular systematics and evolution,Rob DeSalleら編(C)2002 Birkhauser Verlag Basel/Switzerland)に記載されており、多数の商業的な方法も利用可能である(例えば、”DNeasy(R)Plant Mini Kit(QIAGEN 69104)または“PowerSoil(R)DNA Isolation Kit(MO BIO laboratories Inc,Cat no.12888−100)。
【0074】
真菌−PCR(ITS)を行うことが可能である。真菌特異的であるが種非特異的であるPCRを用いて、rDNA内部転写スペーサー配列(ITS)を増幅する。そのようなプライマーペアの例としては、他の文献(Whiteら,1990,Gardes & Bruns 1993)に記載されているとおり、18S rDNA/ITSおよびITS2/28S rDNA領域を標的とするITS1(TCCGTAGGTGAACCTGCGG)(配列番号101)およびITS4(TCCTCCGCTTATTGATATGC)(配列番号102)が挙げられる。同じ領域を増幅する他のプライマーペアもこの方法で適用可能である。当業者は、全ての生物におけるこの領域を標的とするそのようなプライマーを設計および/または使用することが可能であろう。
【0075】
細菌−PCR(16S rRNA)を行うことが可能である。細菌特異的であるが種非特異的であるPCRを用いて、細菌16S rDNAを増幅する。そのようなプライマーペアの例としては、配列AGAGTTTGATCMTGGCTCAG(配列番号103)の「EUB8m
fプライマー」および配列CTCGTTGCGGGACTTAACC(配列番号104)の「EUB1088
rプライマー」が挙げられる。同じ領域または全16S rRNAを増幅する他のプライマーペアもこの方法で適用可能である。当業者は、全ての生物におけるこの領域を標的とするそのようなプライマーを設計および/または使用することが可能であろう。
【0076】
2つのPCRは単一の反応チューブ内に合体されうる。当業者はこれを行うことが可能であろう。
【0077】
最終的に、PCR産物を標識する必要がある。それを行うための多数の方法および色素が存在する(蛍光色素、ビオチン、同位体、ジゴキシゲニン標識)。PCR産物はPCR中に標識されることが可能であり(例えば、標識プライマー)、あるいはPCR産物は増幅後に標識される。
【0078】
PCR産物は標準的な方法(例えば、QIAGEN PCR精製キット)により精製される。
【0079】
個々のまたは組合された精製PCR産物を本発明のおよび上記のマイクロアレイ・チップ上のDNAにハイブリダイズさせ、ストリンジェントな様態で洗浄して未結合DNAを除去する(例えば、Hybridisation Kit,ALERE Technologies GmbH,Germany,注文番号245200100および24520K100)。
【0080】
増幅中にPCR産物に付加された標識に特異的な検出方法により、結合DNAを検出する。
【0081】
そのような検出方法は当業者によく知られている。例えば、蛍光標識は、発蛍光団を励起しうる、そして蛍光感受性カメラを使用して放出シグナルを測定しうる装置を使用して測定されうる。ビオチン標識は、ホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)に連結されたストレプトアビジンを使用して検出されうる。HRPは変色産物への基質の変換を触媒する。ついで、HRPの存在、したがってビオチンの存在が、加工された基質の検出により測定される。基質の例としては、3,3’−ジアミノベンジジンまたは3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジンが挙げられる。産物の測定のための方法は基質に左右され、化学発光シグナル感受性カメラまたは光学スペクトルを測定する光学カメラ(ヒトの眼を含む)でありうる。そのような装置の具体例として、ATR3 ArrayTube(TM)Reader(Identibac,Alereによる、マイクロアレイ用)またはChemiDoc(TM)MPイメージャー(Bioradによる、サザンおよびノーザンブロット用)およびRotor Gene Q(QIAGENによる、PCR用)が挙げられる。
【0082】
したがって、サンプルが病原体および/または有益な微生物を含有するかどうかをそれから推定すること、ならびにサンプル中に存在する種を特定することが可能である。
【0083】
特に、この方法は、病原体の非存在に関する有機サンプルのスクリーニングのために、その使用の前に使用可能であり、病原体が現れ疾患を引き起こす前に病原体を検出しうる。
【0084】
前述のとおり、本発明はまた、有機サンプルにおける病原体および/または有益な微生物の検出のための検出キットに関する。
【0085】
前述のとおり、本発明はまた、罹患芝草の治療方法に関する。
【0086】
したがって、本発明により、芝草、土壌、自然肥料(例えば、病原体の非存在)、種子および作物の分析、ならびに疾患を示す草における原因となる病原体の検出が可能となる。
【0087】
本発明は以下の実施例により更に詳細に例示される。
【実施例】
【0088】
実施例1
マイクロアレイチューブを本発明の核酸配列(配列番号1から100)(Alere Technologies GmbH,Jena,Germanyにより提供された)に共有結合させた。再現可能な結果を得るために、本発明のおよび上記の核酸配列を該マイクロアレイ上に二重重複してスポットした。各スポットは0.02μmolのヌクレオチドを含有し、該ヌクレオチドを3’C7−アミノ修飾により該アレイ上に固定化した。
【0089】
単離された真菌、芝草または土壌からのDNAを、市販のキットPowerSoil(R)DNA Isolation Kit(MO BIO laboratories Inc.,注文番号12888−100)を使用して、製造業者の説明に従い抽出した。芝草からなるサンプルからのDNAを、最大0.3gの土壌を使用して単離した。
【0090】
5’末端にビオチン標識を含有するプライマーペアITS1およびITS4を使用して、真菌rDNAゲノム領域(ITS)の増幅を行った。プライマーはMicrosynth(Balgach,Switzerland)から購入した。残留プライマー、バッファーおよびヌクレオチドを除去するために、Qiagenの「PCR精製キット」(#28104)を使用して、PCR産物を精製した。
【0091】
得られた精製ビオチン化PCR産物を該マイクロアレイチューブにハイブリダイズさせた。該ハイブリダイゼーション法および試薬はAlere(Hybridisation Kit,ALERE Technologies GmbH,Germany,注文番号245200100)から入手した。特異性を増加させるためにハイブリダイゼーション温度を増加させた(55から61℃)。ハイブリダイゼーションおよび未結合DNAの洗浄除去の後、Alere(Hybridisation Kit,ALERE Technologies GmbH,Germany,注文番号24520K100)のホースラディッシュペルオキシダーゼ標識ストレプトアビジンおよびホースラディッシュペルオキシダーゼ基質を使用して、結合ビオチン化PC産物を検出した。
【0092】
マイクロアレイチューブ上のシグナル強度およびスポット化チップに対する位置をATR3(Alereチューブリーダーバージョン3)で測定した。強度測定は結合PCR産物の半定量値を与えた。Alereにより開発された分析ソフトウェア(IconoClust,Standard version,Build:3.6r0)は、ある与えられたスポットから受け取られたバックグラウンドシグナルおよびシグナル強度を処理し、ある与えられたスポットに存在する核酸にシグナル強度を帰属させた。各スポットは、対照スポットおよびシグナル強度から計算される約0と+1(任意単位)との間のシグナル強度を示した。
【0093】
表2:種々のサンプルにおいて検出されたシグナル強度(A〜E:個々の芝草サンプル,F:以下の単離された真菌培養の混合物:ビポラリス・ソロキニアナ(Bipolaris sorokiniana)株583、スクレロチニア・マイナー(Sclerotinia minor)株454、ピレノケタ・リコペルシシ(Pyrenochaeta lycopersici)株45(プローブBISO、SCSCおよびPYLYに結合すると予想される)。エス・マイナー(S.minor)はエス・スクレロチオルム(S.sclerotiorum)に非常に密接に関連しており、該プローブに結合すると予想される。0.07を超えるシグナル強度は太字で示されている。オリゴIDと種との対応は表1に見出されうる。
【0094】
【表2】
【0095】
結論:
本発明は真菌および細菌種の大きな選択物からの微生物の特定を可能にする。本発明の方法は従来の方法より迅速であり、特定可能な微生物の、より広いスペクトルを有し、より特異的である。
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]