(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6523477
(24)【登録日】2019年5月10日
(45)【発行日】2019年6月5日
(54)【発明の名称】角度検知装置及び該角度検知装置を用いた雲台
(51)【国際特許分類】
H02K 11/21 20160101AFI20190527BHJP
G03B 17/56 20060101ALI20190527BHJP
F16M 11/04 20060101ALI20190527BHJP
G01B 7/30 20060101ALI20190527BHJP
【FI】
H02K11/21
G03B17/56 B
F16M11/04 J
G01B7/30 B
【請求項の数】32
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-547429(P2017-547429)
(86)(22)【出願日】2015年3月11日
(65)【公表番号】特表2018-518928(P2018-518928A)
(43)【公表日】2018年7月12日
(86)【国際出願番号】CN2015073997
(87)【国際公開番号】WO2016141567
(87)【国際公開日】20160915
【審査請求日】2017年9月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】517003761
【氏名又は名称】エスゼット ディージェイアイ オスモ テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SZ DJI Osmo Technology Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】特許業務法人栄光特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン ズーハン
(72)【発明者】
【氏名】パン ダーフー
(72)【発明者】
【氏名】イェン チーロン
【審査官】
安池 一貴
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−047204(JP,A)
【文献】
特開2004−301685(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 11/21
F16M 11/04
G01B 7/30
G03B 17/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
角度検知装置であって、
上係合面が設けられている裏蓋と、
前記上係合面に対して所定の間隔を持って対向する下係合面が設けられるブラケットと、
角度センサを取付けるためのセンサ取付プレートと、を備え、
前記センサ取付プレートは前記上係合面と前記下係合面との間に設けられ、前記所定の間隔は、前記センサ取付プレートが前記上係合面と前記下係合面との間で移動可能になるように、前記センサ取付プレートの厚さよりも厚く、
前記ブラケットは、前記裏蓋と対向して設置される第1の支持アームと、前記第1の支持アームの一端と垂直に固定連結され、かつモータを取付けるためのモータ取付部が設けられている第2の支持アームと、を備えることを特徴とする、
角度検知装置。
【請求項2】
前記センサ取付プレートは回路基板であり、
前記回路基板には、さらにモータの駆動シャフトの回転角度を制御するための制御回路が設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載の角度検知装置。
【請求項3】
前記裏蓋には、前記センサ取付プレートから離れる表面に設置され、かつモータを取付けるための段差部が設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載の角度検知装置。
【請求項4】
前記段差部は、底面と、前記底面と垂直に接続される側面と、を含み、
前記側面の形状は前記モータの周縁の形状に適合することを特徴とする、
請求項3に記載の角度検知装置。
【請求項5】
前記側面には、前記モータと電気的に接続するフレキシブル回路基板が挿通する糸通し孔が設けられていることを特徴とする、
請求項4に記載の角度検知装置。
【請求項6】
前記底面における高さは前記裏蓋の高さよりも低いものであることを特徴とする、
請求項4に記載の角度検知装置。
【請求項7】
前記裏蓋にリミット部が設けられ、
前記センサ取付プレートに係合部が設けられ、
前記ブラケットと前記裏蓋との間の前記センサ取付プレートの回転角度を規制するように、前記リミット部と前記係合部とが係合されることを特徴とする、
請求項1に記載の角度検知装置。
【請求項8】
前記リミット部は前記裏蓋に設けられるリミット溝であり、
前記係合部は前記センサ取付プレートの縁部に設けられる係合ボスであることを特徴とする、
請求項7に記載の角度検知装置。
【請求項9】
前記モータ取付部は取付溝であり、
前記取付溝の形状は前記モータの底部の形状に適合することを特徴とする、
請求項1に記載の角度検知装置。
【請求項10】
前記裏蓋に上収容溝が設けられ、
前記ブラケットに前記上収容溝と対向して設置される下収容溝が設けられることを特徴とする、
請求項1に記載の角度検知装置。
【請求項11】
前記上係合面が前記上収容溝の底部に設けられ、
前記下係合面が前記下収容溝の底部に設けられ、
前記下収容溝と前記上収容溝とがともに前記センサ取付プレートを収容するための収容チャンバを形成することを特徴とする、
請求項10に記載の角度検知装置。
【請求項12】
前記上係合面が前記上収容溝の開口の周縁に設けられ、
前記下係合面が前記下収容溝の開口の周縁に設けられることを特徴とする、
請求項10に記載の角度検知装置。
【請求項13】
前記角度センサには、モータの駆動シャフトが挿通する検出孔が設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載の角度検知装置。
【請求項14】
雲台であって、
請求項1〜13の何れか1項に記載の角度検知装置と、
前記裏蓋に取付けられるモータと、を備え、
前記角度センサは前記モータの駆動シャフトに近接して設けられ、前記モータの駆動シャフトの回転角度を検知するためのものであることを特徴とする、
雲台。
【請求項15】
角度検知装置であって、
裏蓋と、
前記裏蓋と対向して設置され、連結シャフトを介して固定連結されるブラケットと、
リミット孔が設けられ、かつ角度センサを取付けるためのセンサ取付プレートと、を備え、
前記センサ取付プレートが前記裏蓋と前記ブラケットとの間に設けられ、前記連結シャフトが、前記センサ取付プレートを移動可能に前記連結シャフトに貫設させるように前記リミット孔を挿通し、
前記ブラケットは、前記裏蓋と対向して設置される第1の支持アームと、前記第1の支持アームの一端と垂直に固定連結され、かつモータを取付けるためのモータ取付部が設けられている第2の支持アームとを備えることを特徴とする、
角度検知装置。
【請求項16】
前記センサ取付プレートが回路基板であり、
前記回路基板には、さらにモータの駆動シャフトの回転角度を制御するための制御回路が設けられていることを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項17】
前記裏蓋には、前記センサ取付プレートから離れる表面に設置され、かつモータを取付けるための段差部が設けられていることを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項18】
前記段差部は、底面と、前記底面と垂直に接続される側面と、を含み、
前記側面の形状は前記モータの周縁の形状に適合することを特徴とする、
請求項17に記載の角度検知装置。
【請求項19】
前記側面には、前記モータと電気的に接続するフレキシブル回路基板が挿通する糸通し孔が設けられていることを特徴とする、
請求項18に記載の角度検知装置。
【請求項20】
前記底面における高さは前記裏蓋の高さよりも低いものであることを特徴とする、
請求項18に記載の角度検知装置。
【請求項21】
前記裏蓋にリミット部が設けられ、
前記センサ取付プレートに係合部が設けられ、
前記ブラケットと前記裏蓋との間の前記センサ取付プレートの回転角度を規制するように、前記リミット部と前記係合部とが係合されることを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項22】
前記リミット部は前記裏蓋に設けられるリミット溝であり、
前記係合部は前記センサ取付プレートの縁部に設けられる係合ボスであることを特徴とする、
請求項21に記載の角度検知装置。
【請求項23】
前記モータ取付部は取付溝であり、
前記取付溝の形状は前記モータの底部の形状に適合することを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項24】
前記裏蓋と前記ブラケットとがともに前記センサ取付プレートを収容するための収容チャンバを形成し、
前記連結シャフトが前記収容チャンバにあることを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項25】
前記裏蓋が前記ブラケットに対して間隔をおいて対向するように設けられることを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項26】
さらに、前記センサ取付プレートと前記裏蓋及び/又は前記ブラケットとの間に当接される弾性部材を備えることを特徴とする、
請求項25に記載の角度検知装置。
【請求項27】
前記センサ取付プレートと前記裏蓋及び/又は前記ブラケットとの間に所定の隙間があることを特徴とする、
請求項25に記載の角度検知装置。
【請求項28】
前記連結シャフトが前記裏蓋と前記ブラケットの一方に設けられる位置決め柱であり、
前記裏蓋と前記ブラケットの他方に位置決め孔が設けられており、
前記位置決め柱と前記位置決め孔とが係合されることを特徴とする、
請求項25に記載の角度検知装置。
【請求項29】
前記裏蓋と前記ブラケットとの間の前記間隔を決めるように、前記位置決め柱が前記位置決め孔の底部に当接されることを特徴とする、
請求項28に記載の角度検知装置。
【請求項30】
ねじ締結部材が前記位置決め孔を挿通して、前記位置決め柱の端面に設けられるねじ穴と螺合されることにより、前記裏蓋と前記ブラケットとが固定連結されることを特徴とする、
請求項28に記載の角度検知装置。
【請求項31】
前記角度センサにはモータの駆動シャフトが挿通する検出孔が設けられていることを特徴とする、
請求項15に記載の角度検知装置。
【請求項32】
雲台であって、
請求項15〜31の何れか1項に記載の角度検知装置と、
前記裏蓋に取付けられるモータと、を備え、
前記角度センサは前記モータの駆動シャフトに近接して設けられ、前記モータの駆動シャフトの回転角度を検知するためのものであることを特徴とする、
雲台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は角度検知装置に関し、特にモータの駆動シャフトの回転角度を検知するための角度検知装置及び該角度検知装置を用いた雲台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の雲台の角度検知装置では、ポテンショメータを電子スピードコントローラに集積して角度センサとしていた。電子スピードコントローラを固定するために、回転軸機構はブラケットと裏蓋により電子スピードコントローラが締め付けられることで、電子スピードコントローラの周縁がブラケット及び裏蓋から露出する。
【0003】
しかし、上記角度検知装置の回転軸機構では、非常にポテンショメータの位置決めが非常に過度になりやすく、雲台のモータの駆動シャフトとポテンショメータの検出孔とが同心ではなく、雲台のモータの駆動シャフトと角度センサとの間に大きな応力がある。これにより、モータがスムーズに回転せず、位置決め精度に影響する等の問題が発生する。したがって、生産組立の場合、所定のステーションの追加によりモータの駆動シャフトと角度センサとの間の位置決め精度を調整する必要があり、生産コストが増加された。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記問題点に鑑みて、本発明は、モータの駆動シャフトとセンサ取付プレートにおける角度センサとの間の応力を効果的に低減し、雲台の生産コストを削減できる角度検知装置を提供することが必要になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
角度検知装置であって、
上係合面が設けられている裏蓋と、
前記上係合面に対して所定の間隔を持って対向する下係合面が設けられるブラケットと、
角度センサを取付けるためのセンサ取付プレートと、を備え、
前記センサ取付プレートが前記上係合面と前記下係合面との間に設けられ、前記センサ取付プレートが前記上係合面と前記下係合面との間に移動可能になるように、前記所定の間隔が、前記センサ取付プレートの厚さよりも厚い。
【0006】
一実施例において、前記センサ取付プレートは回路基板であり、前記回路基板には、さらにモータの駆動シャフトの回転角度を制御するための制御回路が設けられている。
【0007】
一実施例において、前記裏蓋には、前記センサ取付プレートから離れる表面に設置され、かつモータを取付けるための段差部が設けられている。
【0008】
一実施例において、前記段差部は、底面と、前記底面と垂直に接続される側面とを含み、前記側面の形状を前記モータの周縁の形状に合わせる。
【0009】
一実施例において、前記側面には、前記モータと電気的に接続するフレキシブル回路基板が挿通する糸通し孔が設けられている。
【0010】
一実施例において、前記底面における高さは前記裏蓋の高さよりも低い。
【0011】
一実施例において、前記ブラケットと前記裏蓋との間の前記センサ取付プレートの回転角度を規制するように、前記裏蓋に設けられているリミット部と、前記センサ取付プレートに設けられている係合部とが係合される。
【0012】
一実施例において、前記リミット部は前記裏蓋に設けられるリミット溝であり、前記係合部は前記センサ取付プレートの縁部に設けられる係合ボスである。
【0013】
一実施例において、前記ブラケットは、前記裏蓋と対向して設置される第1の支持アームと、前記第1の支持アームの一端と垂直に固定連結され、モータを取付けるためのモータ取付部が設けられている第2の支持アームとを備える。
【0014】
一実施例において、前記モータ取付部は取付溝であり、前記取付溝の形状を前記モータの底部の形状に合わせる。
【0015】
一実施例において、前記裏蓋に設けられている上収容溝と、前記ブラケットに設けられている下収容溝とが対向して設置される。
【0016】
一実施例において、前記上係合面が前記上収容溝の底部に設けられ、前記下係合面が前記下収容溝の底部に設けられ、前記下収容溝と前記上収容溝とがともに前記センサ取付プレートを収容するための収容チャンバを形成する。
【0017】
一実施例において、前記上係合面が前記上収容溝の開口の周縁に設けられ、前記下係合面が前記下収容溝の開口の周縁に設けられる。
【0018】
一実施例において、前記角度センサにはモータの駆動シャフトが挿通する検出孔が設けられている。
【0019】
雲台であって、
上記角度検知装置と、
前記裏蓋に取付けられるモータと、を備え、
前記角度センサは前記モータの駆動シャフトに近接して設けられ、かつ前記モータの駆動シャフトの回転角度を検知するためのものである。
【0020】
角度検知装置であって、
裏蓋と、
前記裏蓋と対向して設置され、かつ連結シャフトを介して固定連結されるブラケットと、
リミット孔が設けられ、かつ角度センサを取付けるためのセンサ取付プレートと、を備え、
前記センサ取付プレートが前記裏蓋と前記ブラケットとの間に設けられ、前記連結シャフトが前記リミット孔を挿通し、前記センサ取付プレートが移動可能に前記連結シャフトに貫設される。
【0021】
一実施例において、前記センサ取付プレートは回路基板であり、前記回路基板には、さらにモータの駆動シャフトの回転角度を制御するための制御回路が設けられている。
【0022】
一実施例において、前記裏蓋には、前記センサ取付プレートから離れる表面に設置され、かつモータを取付けるための段差部が設けられている。
【0023】
一実施例において、前記段差部は、底面と、前記底面と垂直に接続される側面と、を含み、前記側面の形状を前記モータの周縁の形状に合わせる。
【0024】
一実施例において、前記底面における高さは前記裏蓋の高さよりも低い。
【0025】
一実施例において、前記側面には、前記モータと電気的に接続するフレキシブル回路基板が挿通する糸通し孔が設けられている。
【0026】
一実施例において、前記裏蓋にリミット部が設けられ、前記センサ取付プレートに係合部が設けられ、前記ブラケットと前記裏蓋との間の前記センサ取付プレートの回転角度を規制するように、前記リミット部と前記係合部とが係合される。
【0027】
一実施例において、前記リミット部は前記裏蓋に設けられるリミット溝であり、前記係合部は前記センサ取付プレートの縁部に設けられる係合ボスである。
【0028】
一実施例において、前記ブラケットは、前記裏蓋と対向して設置される第1の支持アームと、前記第1の支持アームの一端と垂直に固定連結され、かつモータを取付けるためのモータ取付部が設けられている第2の支持アームとを備える。
【0029】
一実施例において、前記モータ取付部は取付溝であり、前記取付溝の形状を前記モータの底部の形状に合わせる。
【0030】
一実施例において、前記裏蓋と前記ブラケットとがともに前記センサ取付プレートを収容するための収容チャンバを形成し、前記連結シャフトは前記収容チャンバにある。
【0031】
一実施例において、前記裏蓋は前記ブラケットに対して間隔をおいて対向するように設けられる。
【0032】
一実施例において、さらに、前記センサ取付プレートと前記裏蓋及び/又は前記ブラケットとの間に当接される弾性部材を備える。
【0033】
一実施例において、前記センサ取付プレートと前記裏蓋及び/又は前記ブラケットとの間に所定の隙間がある。
【0034】
一実施例において、前記連結シャフトは前記裏蓋と前記ブラケットの一方に設けられる位置決め柱であり、前記裏蓋と前記ブラケットの他方に位置決め孔が設けられており、前記位置決め柱と前記位置決め孔とが係合される。
【0035】
一実施例において、前記裏蓋と前記ブラケットとの間の前記所定の間隔を決めるように、前記位置決め柱は前記位置決め孔の底部に当接される。
【0036】
一実施例において、ねじ締結部材が前記位置決め孔を挿通して、前記位置決め柱の端面に設けられるねじ穴と螺合されることにより、前記裏蓋と前記ブラケットとが固定連結される。
【0037】
一実施例において、前記角度センサにはモータの駆動シャフトが挿通する検出孔が設けられている。
【0038】
雲台は、
上記の角度検知装置と、
前記裏蓋に取付けられるモータと、を備え、
前記角度センサは前記モータの駆動シャフトに近接して設けられ、前記モータの駆動シャフトの回転角度を検知するためのものであることを特徴とする。
【0039】
上記角度検知装置のセンサ取付プレートが裏蓋とブラケットとの間に移動可能に設けられ、雲台のモータの駆動シャフトとセンサ取付プレートにおける角度センサとが干渉する場合、例えば、雲台のモータの駆動シャフトとセンサ取付プレートにおける角度センサの検出孔が同心でない場合、モータの駆動シャフトとセンサ取付プレートにおける角度センサとの間の応力を低減して、モータがスムーズに回転せず、位置決め精度に影響する等の問題を回避するように、センサ取付プレートにおいて実際の誤差に応じて調整してもよい。それにより、所定のステーションの追加によりモータの駆動シャフトと角度センサとの間の位置決め精度を調整する必要がなく、雲台の生産コストが低減された。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本発明の実施形態1に係る雲台の回転軸機構の構造模式図である。
【
図2】
図1に示す雲台の回転軸機構の分解図である。
【
図3】
図1に示す雲台の回転軸機構の別の視野角による分解図である。
【
図4】
図1に示す雲台の回転軸機構の平面図である。
【
図6】本発明の実施形態2に係る雲台の回転軸機構の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下に、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術手法について明確且つ完全に説明するが、勿論、説明される実施例は、本発明の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例を含まない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的労力をかけることなく得られる全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に属するものである。
【0042】
なお、ユニットが別のユニット「に固定される」とある場合、直接別のユニットに置いても良く、あるいはそれらの間に他のユニットが介在してもよい。ユニットが別のユニットに「連結される」と考えられる場合、直接別のユニットに連結されても良く、あるいは他のユニットが介在して連結されてもよい。本願に用いられる用語である「垂直」、「水平」、「左」、「右」及び類似する表現は、目的を説明するために過ぎない。
【0043】
特に限定しない限り、本願で用いられる全ての技術と技術用語は本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が理解するもの及びそれと同等のものである。本願では、本発明の明細書に用いられる用語は単に具体的実施例の目的を説明するためであり、本発明を限定するものではない。本願で用いられる用語「及び/又は」は、一つ又は複数の関連する列記される項目の任意並びに全ての組合せが含まれる。
【0044】
本発明の実施形態において、回転軸の回転角度、例えば、モータの駆動シャフトの回転角度を検知するための角度検知装置が提供される。
【0045】
当該角度検知装置は、裏蓋と、ブラケットと、センサ取付プレートとを備え、裏蓋とブラケットとが対向して設置され、モータの駆動シャフトとセンサ取付プレートにおける角度センサとの間の応力を低減するように、センサ取付プレートが裏蓋とブラケットとの間に移動可能に設けられる。
【0046】
ある実施例において、モータ及び位置決めモータの駆動シャフトを取付けやすくするように、裏蓋及びブラケットには、モータの駆動シャフトが挿通する軸穴が設けられている。
【0047】
ある実施例において、モータの駆動シャフトを位置決めしやすくするように、センサ取付プレートには、モータの駆動シャフトが挿通する軸穴が設けられている。
【0048】
ある実施例において、センサ取付プレートが裏蓋とブラケットとの間に移動可能になるように、裏蓋とブラケットとが間隔をおいて対向して設けられ、センサ取付プレートと裏蓋及び/又はブラケットとの間に所定の隙間がある。
【0049】
ある実施例において、所定の隙間は密閉されるスペースを形成し、例えば、裏蓋とブラケットとがともに収容チャンバを形成し、所定の隙間が収容チャンバの対向する両側壁間に形成され、センサ取付プレートが収容チャンバに収容される。
【0050】
ある実施例において、所定の隙間は開放スペースを形成してもよく、例えば、裏蓋とブラケットとが間隔をおいて対向して設けられ、所定の隙間が裏蓋とブラケットとの対向する表面間に形成され、センサ取付プレートの周縁が裏蓋とブラケットから露出する。
【0051】
ある実施例において、裏蓋とブラケットとが間隔をおいて対向して設けられ、センサ取付プレートと裏蓋及び/又はブラケットとの間に弾性部材、例えば、弾性ゴムパッド、弾性ゴムリング、スポンジパッド、スポンジリング等が充填されている。
【0052】
ある実施例において、裏蓋とブラケットとの間は連結シャフトを介して固定連結され、センサ取付プレートが連結シャフトに移動可能に貫設される。
【0053】
上記角度検知装置は雲台、例えば、単軸雲台、二軸雲台、三軸雲台等に用いられる。
【0054】
以下に、添付図面を参照して、本発明のある実施形態を詳しく説明する。衝突しない場合、下記の実施例及び実施例における特徴は相互に組み合わせることが可能である。
【0055】
図1を参照されたい。本発明の実施形態1に係る雲台100は、少なくとも一つの回転軸機構を備える。本実施例では、三軸雲台を例にして本実施形態に係る雲台100を説明し、ピッチ(Pitch)軸を例に本実施形態に係る回転軸機構を説明する。
【0056】
当該回転軸機構は角度検知装置101と、第1のモータ102と、第2のモータ103とを備え、角度検知装置101は第1のモータ102の駆動シャフトの回転角度を検知するためのものである。なかでも、角度検知装置101は、裏蓋110と、ブラケット120と、センサ取付プレート130とを備え、裏蓋110とブラケット120とが対向して設置され、センサ取付プレート130が裏蓋110とブラケット120との間に設けられる。
【0057】
図2及び
図3を参照されたい。裏蓋110には、上係合面111と、第1の軸穴112とが設けられている。第1の軸穴112は被検査物が挿通するためのものであり、具体的には、図示される実施例では、第1の軸穴112は、第1のモータ102の駆動シャフト102aが挿通するためのものである。
【0058】
なお、第1の軸穴112は省略されてもよく、この場合、第1のモータ102が駆動シャフト102aの底部から離れて裏蓋110に固定される。
【0059】
裏蓋110の具体的構造は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、裏蓋110は、上蓋体113と、上蓋体113の一端に設けられ、かつブラケット120に固定連結するための上固定部114とを備える。具体的には、上固定部114がねじ締結部材を介してブラケット120に固定連結される。
【0060】
更には、裏蓋110には、第1のモータ102を取付けるための段差部115が設けられており、具体的には、段差部115が裏蓋110の上蓋体113の上固定部114から離れる一端に設けられる。前記段差部115がセンサ取付プレート130から離れる前記裏蓋110の表面に設けられる、即ち、段差部115とセンサ取付プレート130とが背向して設置される。第1の軸穴112が段差部115の底部に設けられる。
【0061】
段差部115の形状は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、段差部115は、底面115aと、底面115aと垂直に接続される側面115bとを含み、第1の軸穴112が底面115aに設けられ、側面115bの形状を第1のモータ102の周縁の形状に合わせる。例えば、第1のモータ102の周縁は円形であり、側面115bの形状は円弧状である。
【0062】
更には、側面115bには、フレキシブル回路基板102bが挿通する糸通し孔116が設けられており、該フレキシブル回路基板102bは、第1のモータ102と電気的に接続するためのものである。
【0063】
更には、第1のモータ102が段差部115に取付けられた後、雲台100の全体構成がコンパクトになるように、前記底面115aにおける高さは前記裏蓋110の高さよりも低いものである。具体的には、図示される実施例では、段差部115が上蓋体113のセンサ取付プレート130と背向する表面から窪んで延出し、前記底面115aにおける高さが上蓋体113の全体の高さに比べて遥かに低くなるようにする。
【0064】
ブラケット120には、下係合面121と、第2の軸穴122とが設けられている。下係合面121は上係合面111に対して所定の間隔Hを持って対向して設けられる(
図5に示すように)。第2の軸穴122と第1の軸穴112とが対応する。第2の軸穴122は被検査物が挿通するためのものであり、具体的には、図示される実施例では、第2の軸穴122は第1のモータ102の駆動シャフト102aが挿通するためのものである。
【0065】
なお、第2の軸穴122は省略されてもよく、この場合、第1のモータ102の駆動シャフト102aがブラケット120の縁部を挿通するようになる。
【0066】
ブラケット120の具体的構造は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、ブラケット120は、裏蓋110と対向して設置される第1の支持アーム123と、第1の支持アーム123の一端と垂直に固定連結される第2の支持アーム124とを備える。
【0067】
更には、第1の支持アーム123は、下蓋体123aと、下蓋体123aの一端に設けられ、第2の支持アーム124に固定連結される下固定部123bとを備える。下固定部123bはねじ締結部材を介して上固定部114に固定連結される。下蓋体123aと上蓋体113とが間隔をおいて対向して設けられる。
【0068】
更には、第2の支持アーム124には、第2のモータ103を取付けるためのモータ取付部124aが設けられている。具体的には、図示される実施例では、モータ取付部124aは第2の支持アーム124に設けられる取付溝であり、取付溝の形状は第2のモータ103の底部の形状に適合する。
【0069】
なかでも、上係合面111と下係合面121とがともにセンサ取付プレート130を取付けるための所定のスペースを形成し、センサ取付プレート130が所定のスペースに移動可能である。
【0070】
上係合面111と下係合面121とが開放のスペースに形成されてもよく、センサ取付プレート130の縁部が裏蓋110とブラケット120から露出してもよい。例えば、図示される実施例では、裏蓋110には上収容溝117が設けられており、具体的には、上収容溝117が裏蓋110の上蓋体113に設けられ、ブラケット120には下収容溝125が設けられており、具体的には、下収容溝125が第1の支持アーム123の下蓋体123aに設けられる。下収容溝125と上収容溝117とが対向して設置される。上係合面111が上収容溝117の開口の周縁に設けられ、下係合面121が下収容溝125の開口の周縁に設けられる。
【0071】
上係合面111と下係合面121は、密閉されるスペースに形成されてもよく、センサ取付プレート130は、密閉されるスペースに収容されてもよい。例えば、一実施例において、裏蓋110には上収容溝117が設けられており、具体的には、上収容溝117が裏蓋110の上蓋体113に設けられており、ブラケット120には下収容溝125が設けられており、具体的には、下収容溝125が第1の支持アーム123の下蓋体123aに設けられている。下収容溝125と上収容溝117とが対向して設置される。上係合面111が上収容溝117の底部に設けられ、下係合面121が下収容溝125の底部に設けられる。下収容溝125と上収容溝117とがともにセンサ取付プレート130を収容するための収容チャンバを形成する。
【0072】
センサ取付プレート130は、角度センサ133を取付けるためのものである。センサ取付プレート130には、第1の軸穴112及び第2の軸穴122と対応する第3の軸穴131が設けられている。なかでも、センサ取付プレート130が裏蓋110の上係合面111とブラケット120の下係合面121との間に設けられる。所定の間隔Hは、センサ取付プレート130の厚さdよりも厚いものであるため、センサ取付プレート130は上係合面111と下係合面121との間に移動可能である。
【0073】
なお、第3の軸穴131は省略されてもよく、この場合、角度センサ133がセンサ取付プレート130の縁部に近接して設置されるようになる。
センサ取付プレート130は回路基板であってもよく、具体的には、図示される実施例では、回路基板には、さらに第1のモータ102の駆動シャフト102aの回転角度を制御するための制御回路が設けられている。例えば、センサ取付プレート130は電子スピードコントローラである。
【0074】
センサ取付プレート130は絶縁板であってもよく、例えば、センサ取付プレート130は絶縁プラスチックから作製されるフラットプレートであってもよい。
【0075】
センサ取付プレート130と裏蓋110及びブラケット120との連結手段は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、裏蓋110とブラケット120とが連結シャフト140を介して固定連結される。センサ取付プレート130には、リミット孔132が設けられており、連結シャフト140がリミット孔132を挿通する。具体的には、リミット孔132はサイズが連結シャフト140の横断面のサイズに比べて大きいものであり、センサ取付プレート130が連結シャフト140に移動可能に貫接されるようにする。
【0076】
他の実施例では、裏蓋110の上蓋体113とブラケット120の下蓋体123aの縁部とが固定連結されて、密閉される収容チャンバが形成され、例えば、裏蓋110の上蓋体113とブラケット120の下蓋体123aの縁部とが係合されて、密閉されるケースが形成される。センサ取付プレート130が収容チャンバに移動可能に取付けられる。
【0077】
別の実施例では、裏蓋110の上蓋体113とブラケット120の下蓋体123aの縁部とが固定連結されて、密閉される収容チャンバが形成される。そして、裏蓋110とブラケット120とが収容チャンバに位置する連結シャフト140を介して固定連結される。連結シャフト140がリミット孔132を挿通して、センサ取付プレート130が連結シャフト140に移動可能に貫設されるとともに、収容チャンバに移動可能に収容される。
【0078】
図4及び
図5を合わせて参照されたい。連結シャフト140の具体的構造は実際の要求により設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、連結シャフト140は裏蓋110及びブラケット120の一方に設けられる位置決め柱140であり、裏蓋110及びブラケット120の他方に位置決め孔150が設けられており、位置決め柱140と位置決め孔150とが係合され、裏蓋110とブラケット120との正確の嵌合がしやすくなる。
【0079】
更には、裏蓋110とブラケット120との所定の間隔Hを決めるように、連結シャフト140が位置決め孔150の底部に当接される。
【0080】
更には、連結シャフト140の端面にねじ穴が設けられており、ねじ締結部材が位置決め孔150を挿通して連結シャフト140のねじ穴と螺合され、裏蓋110がブラケット120に固定連結されるようにする。
【0081】
位置決め孔150及び連結シャフト140の具体的構造は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、位置決め柱140が裏蓋110の上蓋体113に設けられ、具体的には、位置決め柱140は円柱体である。ブラケット120の第1の支持アーム123の下蓋体123aには位置決め筒が設けられており、位置決め孔150は位置決め筒の中心孔である。
【0082】
さらには、連結シャフト140は少なくとも三つあり、それぞれ裏蓋110の上蓋体113の第1の軸穴112を囲んで設置される。位置決め孔150は少なくとも三つあり、それぞれブラケット120の第1の支持アーム123の下蓋体123aの第2の軸穴122を囲んで設置される。三角形状の分布は良い安定性を有するので、連結シャフト140が三つ以上設けられる。これにより、裏蓋110とブラケット120との間の位置決め精度及び連結の堅牢性が向上する。
【0083】
更には、ブラケット120の第1の支持アーム123の下蓋体123aには、位置決め孔150と連通する貫通孔126が設けられており、貫通孔126が位置決め孔150と連通し、ねじ締結部材が順に貫通孔126と、位置決め孔150とを挿通して連結シャフト140のねじ穴と螺合される。
【0084】
更には、貫通孔126は段付孔であり、下蓋体123aの位置決め筒から離反する側に位置する大径端部126aと、大径端部126aと連通するとともに、位置決め孔150と連通する小径端部126bとを備える。ねじ締結部材はねじであり、ねじのナットが貫通孔126の大径端部126aに収容される。
【0085】
センサ取付プレート130が裏蓋110とブラケット120との間に移動可能になるように、センサ取付プレート130と裏蓋110及び/又はブラケット120との間に所定の隙間がある。例えば、所定の隙間の大きさは、裏蓋110の上係合面111とブラケット120の下係合面121との間の所定の間隔Hと、センサ取付プレート130の厚さdとの差に等しい。好ましくは、所定の隙間が0.1mm〜0.2mmであってもよい。
【0086】
あるいは、角度検知装置101は、さらに、センサ取付プレート130と裏蓋110及び/又はブラケット120との間に当接される弾性部材を備える。弾性部材がセンサ取付プレート130に押付けられて、弾性変形されることにより、センサ取付プレート130が動くための逃げスペースが提供される。
【0087】
弾性部材の具体的構造は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、弾性部材はセンサ取付プレート130と裏蓋110及び/又はブラケット120との間に挟持される弾性ゴムパッド、弾性ゴムリング、スポンジパッド、スポンジリング等である。
【0088】
弾性部材はセンサ取付プレート130と裏蓋110及び/又はブラケット120との間の所定の隙間を封止したり、局所的に充填したりしてもよい。
【0089】
更には、再び
図2及び
図3を参照されたい。裏蓋110に設けられているリミット部118と、センサ取付プレート130に設けられている係合部135とが係合されることで、ブラケット120と裏蓋110との間のセンサ取付プレート130の回転角度を規制する。具体的には、図示される実施例では、リミット部118が裏蓋110の上固定部114に設けられ、係合部135がセンサ取付プレート130の縁部に設けられる。
【0090】
リミット部118及び係合部135の具体的構造は異なる要求に応じて設計されてもよく、例えば、図示される実施例では、リミット部118は裏蓋110に設けられるリミット溝であり、係合部135はセンサ取付プレート130の縁部に設けられる係合ボスである。他の実施例では、リミット部118は裏蓋110に設けられるリミットボスであり、係合部135はセンサ取付プレート130の縁部に設けられる係止ボスである。リミットボスは、複数であり、係止ボスが隣接する二つのリミットボスの間に位置する。
【0091】
角度センサ133は第1のモータ102の駆動シャフト102aに近接して設置され、その回転角度を検知するためのものである。角度センサ133はポテンショメータ、ホールセンサ等であってもよい。
【0092】
角度センサ133には、第1のモータ102の駆動シャフト102aが挿通するための検出孔133aが設けられ、検出孔133aが、裏蓋110の第1の軸穴112と、ブラケット120の第2の軸穴122と、センサ取付プレート130の第3の軸穴131の何れにも対応している。具体的には、図示される実施例では、角度センサ133は検出孔133aを有するポテンショメータである。
【0093】
更には、第1のモータ102の駆動シャフト102aには、位置決め平面102cが設けられている。位置決め平面102cが第1のモータ102の駆動シャフト102aの軸向と平行となって延出される。ポジショナーの検出孔133aは、駆動シャフト102aの形状に合う異形孔である。
【0094】
更には、センサ取付プレート130には、外部コネクタに電気的に接続するための配線端子136が設けられており、裏蓋110には、配線端子136と対応する配線切欠119が設けられており、外部コネクタが配線切欠119に貫通挿入して配線端子136に嵌合するようにする。
【0095】
上記角度検知装置101のセンサ取付プレート130は裏蓋110とブラケット120との間に設けられるとともに、その間に移動可能である。雲台100のモータの駆動シャフト102aとセンサ取付プレート130における角度センサ133とが干渉する場合、例えば、雲台100のモータの駆動シャフト102aとセンサ取付プレート130における角度センサ133の検出孔133aとが同心でない場合、モータの駆動シャフト102aとセンサ取付プレート130における角度センサ133との間の応力を低減し、モータがスムーズに回転せず、位置決め精度に影響する等の問題を回避するように、センサ取付プレート130において実際の誤差に応じて調整してもよい。それにより、所定のステーションの追加によりモータの駆動シャフト102aと角度センサ133との間の位置決め精度を調整する必要がなく、雲台100の生産コストが削減された。
【0096】
図6を合わせて参照されたい。本発明の実施形態2に係る雲台200と実施形態1に係る雲台100とはほぼ同様であるが、その相違点は、本発明の実施形態2に係る雲台200の回転軸機構がロール(Roll)軸であることにある。雲台200の回転軸機構のセンサ取付プレート230が裏蓋210とブラケット220との間に設けられ、両者間の所定の間隔は、センサ取付プレート230の厚さよりも厚いものである。ブラケット220には、モータを取付けるためのモータ取付部225が設けられている。
【0097】
なお、雲台100、200は上記のピッチ軸及びロール軸を併有してもよい。
【0098】
以上の記載は本発明の実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び添付図面の内容により為された等価的な構造もしくは等価的な流れ変更、又は直接もしくは間接に他の関連技術分野に適用されるものは、本発明の特許保護の範囲内にも含まれる。