【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手に関する。一例示的実施形態では、継手は、相互に取り付けられて、少なくとも第1および第2の受口を規定する第1および第2の筐体部分を備え、第1の受口は、第2の受口と同軸に整合されない。第1の受口は、パイプ要素を受け取るための第1の開口部を規定し、第2の受口は、パイプ要素を受け取るための第2の開口部を規定する。筐体部分はさらに、第1の受口と第2の受口との間に延在する流体路を規定する。複数の調節可能ファスナーが、第1および第2の筐体部分を相互に取り付ける。筐体部分は、筐体部分が相互に取り付けられている間、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に支持される。ファスナーは、筐体部分を相互に向かって引き寄せ、受口をパイプ要素と係合させ、それによって、パイプ要素を付け合わせるように、調節可能に締付可能である。
【0008】
第1の受口は、第2の受口と同軸に整合されない。そのような例示的実施形態の1つでは、第1の受口は、第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲み、第2の受口は、第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲み、第1および第2の軸は、相互に対して角度を付けて配向される。第1および第2の軸は、相互に対して配向角度約90°〜約174°を有してもよい。
【0009】
別の実施形態では、第1および第2の筐体部分はさらに、第3の受口を規定してもよい。本実施形態では、第3の受口は、パイプ要素のうちの1つを受け取るための第3の開口部を規定する。筐体部分はさらに、第1の受口と、第2の受口と、第3の受口との間に延在する流体路を規定する。第3の受口を有する継手の例示的実施形態では、第1の受口は、第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲んでもよく、第2の受口は、第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲んでもよく、第3の受口は、第3の開口部と同軸に配向された第3の軸を囲んでもよい。第1および第3の軸は、相互に同一直線状にあってもよく、第2の軸は、第1および第3の軸に対して角度を付けて配向されてもよい。第1および第2の軸は、相互に対して配向角度約30°〜約150°を有してもよい。
【0010】
例示的継手実施形態はさらに、少なくとも、第1の筐体部分上に位置する、角度を付けて配向された第1の表面と、少なくとも、第2の筐体部分上に位置する、角度を付けて配向された第2の表面とを備えてもよい。角度を付けて配向された第1の表面および角度を付けて配向された第2の表面は、対向関係にあり、ファスナーが第1および第2の角度を付けて配向された表面が接触するように締め付けられると、相互に摺動する。角度を付けて配向された第1の表面と角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、第1および第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる。
【0011】
実施例では、継手はさらに、第1および第2の筐体部分のそれぞれから延在する複数のラグを備えてもよい。ラグのそれぞれは、ファスナーの1つを受け取るための孔を規定する。本例示的実施形態では、角度を付けて配向された第1の表面部分は、第1の筐体部分上のラグのうちの1つに配置され、角度を付けて配向された第2の表面部分は、第2の筐体部分上のラグのうちの1つに配置される。
【0012】
別の例示的実施形態では、継手は、第1および第2の筐体部分のそれぞれから延在する複数のラグを備えてもよい。ラグのそれぞれは、ファスナーの1つを受け取るための孔を規定する。第1の筐体部分上のラグの少なくとも2つはそれぞれ、角度を付けて配向された第1の表面を有する。第2の筐体部分上のラグの少なくとも2つはそれぞれ、角度を付けて配向された第2の表面を有する。角度を付けて配向された第1の表面はそれぞれ、角度を付けて配向された第2の表面のそれぞれの1つと対向関係にある。第1および第2の角度を付けて配向された表面は、ファスナーが角度を付けて配向された第1の表面および角度を付けて配向された第2の表面が接触するように締め付けられると、相互に摺動する。角度を付けて配向された第1の表面と角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、第1および第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる。
【0013】
継手はさらに、第1の受口内に配置される第1のシールを備えてもよい。第1のシールは、第1の開口部を囲む。第2のシールは、第2の受口内に配置され、第2の開口部を囲む。管は、第1のシールと第2のシールとの間で継手内に延在する。管は、第1および第2のシールと一体的に形成されてもよく、または、シールは、第1の筐体部分と第2の筐体部分との間で圧縮されると、管に密閉係合してもよい。
【0014】
例示的継手実施形態は、第1の受口内に配置され、第1の開口部を囲む第1のシールを有する。第2のシールは、第2の受口内に配置され、第2の開口部を囲む。第3のシールは、第3の受口内に配置され、第3の開口部を囲む。管は、第1のシールと、第2のシールと、第3のシールとの間で継手内に延在する。
【0015】
管は、第1、第2、および第3のシールと一体的に形成されてもよい。代替実施形態では、シールは、シールが第1の筐体部分と第2の筐体部分との間で圧縮されると、管に密閉係合する。第1および第2の筐体部分は、第1および第2のシールとの接触によって、離間関係に支持されてもよい。本目的のために、第1および第2のシールは、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有してもよい。代替実施形態では、第1および第2のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在する少なくとも1つの突起を有してもよい。シールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1および第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持する。
【0016】
特定の例示的実施形態では、第1および第2のシールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1および第2のシールのそれぞれから外向きに延在する弧を備える。受口のうちの少なくとも1つは、第1および第2のシールの一方から延在する少なくとも1つの突起を受け取るために、その内側表面上に配置された陥凹を備えてもよい。
【0017】
別の実施形態では、第1および第2の筐体部分は、第1、第2、および第3のシールとの接触によって、離間関係に支持されてもよい。第1、第2、および第3のシールは、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有してもよい。
【0018】
例示的実施形態では、第1、第2、および第3のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在する少なくとも1つの突起を有する。シールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1および第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持する。第1および第2のシールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1、第2、および第3のシールのそれぞれから外向きに延在する弧を備えてもよい。受口のうちの少なくとも1つは、第1、第2、および第3のシールのうちの1つから延在する少なくとも1つの突起を受け取るために、その内側表面上に配置された陥凹を備えてもよい。
【0019】
少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手の別の例示的実施形態では、継手は、相互に取り付けられて、少なくとも第1および第2の受口を規定する第1および第2の筐体部分を備え、第1の受口は、第2の受口と同軸に整合されない。第1の受口は、パイプ要素を受け取るための第1の開口部を規定し、第2の受口は、パイプ要素を受け取るための第2の開口部を規定する。筐体部分はさらに、第1の受口と第2の受口との間に延在する流体路を規定する。
【0020】
複数の調節可能ファスナーは、第1および第2の筐体部分を相互に取り付ける。ファスナーは、筐体部分を相互に向かって引き寄せ、受口をパイプ要素と係合させ、それによって、パイプ要素を付け合わせるように、調節可能に締付可能である。少なくとも、角度を付けて配向された第1の表面は、第1の筐体部分上に位置し、少なくとも、角度を付けて配向された第2の表面は、第2の筐体部分上に位置する。角度を付けて配向された第1の表面および角度を付けて配向された第2の表面は、対向関係にあり、ファスナーが、角度を付けて配向された第1の表面および角度を付けて配向された第2の表面が接触するように締め付けられると、相互に摺動する。角度を付けて配向された第1の表面と角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、第1および第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる。
【0021】
特定の例示的実施形態では、第1の受口は、第2の受口と同軸に整合されない。第1の受口は、第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲んでもよく、第2の受口は、第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲んでもよい。第1および第2の軸は、相互に対して角度を付けて配向される。第1および第2の軸は、相互に対して配向角度約90°〜約174°を有してもよい。
【0022】
別の例示的実施形態では、第1および第2の筐体部分はさらに、第3の受口を規定してもよい。第3の受口は、パイプ要素のうちの1つを受け取るための第3の開口部を規定する。筐体部分はさらに、第1の受口と、第2の受口と、第3の受口との間に延在する流体路を規定する。特定の例示的実施形態では、第1の受口は、第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲み、第2の受口は、第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲み、第3の受口は、第3の開口部と同軸に配向された第3の軸を囲む。第1および第3の軸は、相互に同一直線状にあり、第2の軸は、第1および第2の軸に対して角度を付けて配向される。本例示的実施形態では、第1および第2の軸は、相互に対して配向角度約30°〜約150°を有してもよい。
【0023】
例示的継手実施形態では、少なくとも、第1の筐体部分上のラグの2つ目は、角度を付けて配向された第1の表面を有してもよく、少なくとも、第2の筐体部分上のラグの2つ目は、角度を付けて配向された第2の表面を有してもよい。第1および第2の筐体部分上のラグの2つ目に関して、角度を付けて配向された第1の表面は、角度を付けて配向された第2の表面と対向関係にあり、第1および第2の角度を付けて配向された表面は、ファスナーが角度を付けて配向された第1の表面および角度を付けて配向された第2の表面が接触するように締め付けられると、相互に摺動する。角度を付けて配向された第1の表面と角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、第1および第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる。
【0024】
例示的継手はさらに、第1および第2の筐体部分のそれぞれから延在する複数のラグを備えてもよい。ラグのそれぞれは、上記ファスナーのうちの1つを受け取るための孔を規定する。角度を付けて配向された第1の表面は、第1の筐体部分のラグのうちの1つに配置され、角度を付けて配向された第2の表面は、第2の筐体部分上の上記ラグのうちの1つに位置する。
【0025】
例示的継手では、第1のシールは、第1の受口内に配置され、第1の開口部を囲んでもよく、第2のシールは、第2の受口内に配置され、第2の開口部を囲んでもよい。管は、第1のシールと第2のシールとの間で継手内に延在してもよい。一例示的実施形態では、管は、第1および第2のシールと一体的に形成される。別の例示的実施形態では、シールは、シールが第1の筐体部分と第2の筐体部分との間で圧縮されると、管に密閉係合する。
【0026】
別の例示的継手実施形態はさらに、第1の受口内に配置され、第1の開口部を囲む第1のシールと、第2の受口内に配置され、第2の開口部を囲む第2のシールと、第3の受口内に配置され、第3の開口部を囲む第3のシールとを備える。管は、第1のシールと、第2のシールと、第3のシールとの間で継手内に延在する。本実施形態では、管は、第1、第2、および第3のシールと一体的に形成されてもよい。代替として、シールは、シールが第1の筐体部分と第2の筐体部分との間で圧縮されると、管に密閉係合してもよい。
【0027】
例示的継手実施形態では、第1および第2の筐体部分は、筐体部分が相互に取り付けられている間、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に支持されてもよく、筐体部分は、第1および第2のシールとの接触によって支持される。本実施形態では、第1および第2のシールは、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有してもよい。代替として、第1および第2のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在する少なくとも1つの突起を有してもよい。シールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1および第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持する。第1および第2のシールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1および第2のシールのそれぞれから外向きに延在する弧を備えてもよい。本実施例では、受口のうちの少なくとも1つは、第1および第2のシールの一方から延在する少なくとも1つの突起を受け取るために、その内側表面上に配置された陥凹を備えてもよい。
【0028】
別の例示的継手では、第1および第2の筐体部分は、筐体部分が相互に取り付けられている間、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に支持され、筐体部分は、第1、第2、および第3のシールとの接触によって支持される。本例示的実施形態では、第1、第2、および第3のシールは、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有してもよい。代替として、第1、第2、および第3のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在する少なくとも1つの突起を有してもよい。シールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1および第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、パイプ要素が受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に筐体部分を支持する。第1および第2のシールのそれぞれの少なくとも1つの突起は、第1、第2、および第3のシールのそれぞれから外向きに延在する弧を備えてもよい。本実施例では、受口のうちの少なくとも1つは、第1、第2、および第3のシールのうちの1つから延在する少なくとも1つの突起を受け取るために、その内側表面上に配置された陥凹を備えてもよい。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手であって、前記継手は、
相互に取り付けられ、少なくとも第1の受口および第2の受口を規定する第1の筐体部分および第2の筐体部分であって、前記第1の受口は、前記第2の受口と同軸に整合されず、前記第1の受口は、前記パイプ要素を受け取るための第1の開口部を規定し、前記第2の受口は、前記パイプ要素を受け取るための第2の開口部を規定し、前記筐体部分は、前記第1の受口と前記第2の受口との間に延在する流体路をさらに規定する、第1の筐体部分および第2の筐体部分と、
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分を相互に取り付ける複数の調節可能ファスナーであって、前記筐体部分が相互に取り付けられている間、前記筐体部分は、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に支持され、前記ファスナーは、前記筐体部分を相互に向かって引き寄せ、前記受口を前記パイプ要素と係合させ、それによって、前記パイプ要素を付け合わせるように、調節可能に締付可能である、ファスナーと
を備える、継手。
(項目2)
前記第1の受口は、前記第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲み、前記第2の受口は、前記第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲み、前記第1の軸および前記第2の軸は、相互に対して角度を付けて配向されている、項目1に記載の継手。
(項目3)
前記第1の軸および前記第2の軸は、相互に対して配向角度約90°〜約174°を有する、項目2に記載の継手。
(項目4)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分は、第3の受口をさらに規定し、前記第3の受口は、前記パイプ要素のうちの1つを受け取るための第3の開口部を規定し、前記筐体部分は、前記第1の受口と、前記第2の受口と、前記第3の受口との間に延在するように前記流体路をさらに規定する、項目1に記載の継手。
(項目5)
前記第1の受口は、前記第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲み、前記第2の受口は、前記第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲み、前記第3の受口は、前記第3の開口部と同軸に配向された第3の軸を囲み、前記第1の軸および前記第3の軸は、相互に同一直線上にあり、前記第2の軸は、前記第1の軸および前記第3の軸に対して角度を付けて配向されている、項目4に記載の継手。
(項目6)
前記第1の軸および前記第2の軸は、相互に対して配向角度約30°〜約150°を有する、項目5に記載の継手。
(項目7)
少なくとも、前記第1の筐体部分上に位置する、角度を付けて配向された第1の表面と、
少なくとも、前記第2の筐体部分上に位置する、角度を付けて配向された第2の表面と
をさらに備え、前記角度を付けて配向された第1の表面および前記角度を付けて配向された第2の表面は、対向関係にあり、前記ファスナーが締め付けられることにより、前記角度を付けて配向された第1の表面および前記角度を付けて配向された第2の表面が接触すると、相互に摺動し、前記角度を付けて配向された第1の表面と前記角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる、項目1に記載の継手。
(項目8)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分のそれぞれから延在する複数のラグであって、前記ラグのそれぞれは、前記ファスナーのうちの1つを受け取るための孔を規定している、複数のラグと、
前記第1の筐体部分上の前記ラグの1つに位置する、前記角度を付けて配向された第1の表面の部分と、
前記第2の筐体部分上の前記ラグの1つに位置する、前記角度を付けて配向された第2の表面の部分と
をさらに備える、項目7に記載の継手。
(項目9)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分のそれぞれから延在する複数のラグをさらに備え、前記ラグのそれぞれは、前記ファスナーのうちの1つを受け取るための孔を規定し、前記第1の筐体部分上の前記ラグの少なくとも2つはそれぞれ、角度を付けて配向された第1の表面を有し、前記第2の筐体部分上の前記ラグの少なくとも2つはそれぞれ、角度を付けて配向された第2の表面を有し、前記角度を付けて配向された第1の表面のそれぞれは、前記角度を付けて配向された第2の表面のそれぞれの1つと対向関係にあり、前記角度を付けて配向された第1の表面および前記角度を付けて配向された第2の表面は、前記ファスナーが締め付けられることにより、前記角度を付けて配向された第1の表面および前記角度を付けて配向された第2の表面が接触すると、相互に摺動し、前記角度を付けて配向された第1の表面と前記角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる、項目1に記載の継手。
(項目10)
前記第1の受口内に配置され、前記第1の開口部を囲む第1のシールと、
前記第2の受口内に配置され、前記第2の開口部を囲む第2のシールと、
前記第1のシールと前記第2のシールとの間で前記継手内に延在する管と
をさらに備える、項目1に記載の継手。
(項目11)
前記管は、前記第1のシールおよび前記第2のシールと一体的に形成されている、項目10に記載の継手。
(項目12)
前記シールは、前記シールが前記第1の筐体部分と前記第2の筐体部分との間で圧縮されると、前記管に密閉係合する、項目10に記載の継手。
(項目13)
前記第1の受口内に配置され、前記第1の開口部を囲む第1のシールと、
前記第2の受口内に配置され、前記第2の開口部を囲む第2のシールと、
前記第3の受口内に配置され、前記第3の開口部を囲む第3のシールと、
前記第1のシールと、前記第2のシールと、前記第3のシールとの間で前記継手内に延在する管と
をさらに備える、項目4に記載の継手。
(項目14)
前記管は、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールと一体的に形成されている、項目13に記載の継手。
(項目15)
前記シールは、前記シールが前記第1の筐体部分と前記第2の筐体部分との間で圧縮されると、前記管に密閉係合する、項目13に記載の継手。
(項目16)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分は、前記第1のシールおよび前記第2のシールとの接触によって、前記離間関係に支持されている、項目10に記載の継手。
(項目17)
前記第1のシールおよび前記第2のシールは、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有する、項目16に記載の継手。
(項目18)
前記第1のシールおよび前記第2のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在している少なくとも1つの突起を有し、前記シールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持する、項目16に記載の継手。
(項目19)
前記第1のシールおよび前記第2のシールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1のシールおよび前記第2のシールのそれぞれから外向きに延在している弧を備える、項目18に記載の継手。
(項目20)
前記受口のうちの少なくとも1つは、前記第1のシールおよび前記第2のシールの一方から延在している前記少なくとも1つの突起を受け取るために、前記受口の内側表面上に配置された陥凹を備える、項目18に記載の継手。
(項目21)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分は、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールとの接触によって、前記離間関係に支持されている、項目13に記載の継手。
(項目22)
前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールは、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有する、項目21に記載の継手。
(項目23)
前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在している少なくとも1つの突起を有し、前記シールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持する、項目21に記載の継手。
(項目24)
前記第1のシールおよび前記第2のシールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールのそれぞれから外向きに延在している弧を備える、項目23に記載の継手。
(項目25)
前記受口のうちの少なくとも1つは、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールのうちの1つから延在している前記少なくとも1つの突起を受け取るために、前記受口の内側表面上に配置された陥凹を備える、項目23に記載の継手。
(項目26)
少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手であって、前記継手は、
相互に取り付けられ、少なくとも第1の受口および第2の受口を規定する第1の筐体部分および第2の筐体部分であって、前記第1の受口は、前記第2の受口と同軸に整合されず、前記第1の受口は、前記パイプ要素を受け取るための第1の開口部を規定し、前記第2の受口は、前記パイプ要素を受け取るための第2の開口部を規定し、前記筐体部分は、前記第1の受口と前記第2の受口との間に延在する流体路をさらに規定する、筐体部分と、
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分を相互に取り付ける複数の調節可能ファスナーであって、前記筐体部分を相互に向かって引き寄せ、前記受口を前記パイプ要素と係合させ、それによって、前記パイプ要素を付け合わせるように、調節可能に締付可能である、ファスナーと、
少なくとも、前記第1の筐体部分上に位置する、角度を付けて配向された第1の表面と、
少なくとも、前記第2の筐体部分上に位置する、角度を付けて配向された第2の表面と
を備え、前記角度を付けて配向された第1の表面および前記角度を付けて配向された第2の表面は、対向関係にあり、前記ファスナーが締め付けられることにより、前記角度を付けて配向された第1の表面および前記角度を付けて配向された第2の表面が接触すると、相互に摺動し、前記角度を付けて配向された第1の表面と前記角度を付けて配向された第2の表面との間の摺動運動は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分を相互に対して反対方向に回転させる、継手。
(項目27)
前記第1の受口は、前記第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲み、前記第2の受口は、前記第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲み、前記第1の軸および前記第2の軸は、相互に対して角度を付けて配向されている、項目26に記載の継手。
(項目28)
前記第1の軸および前記第2の軸は、相互に対して配向角度約90°〜約174°を有する、項目27に記載の継手。
(項目29)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分は、第3の受口をさらに規定し、前記第3の受口は、前記パイプ要素のうちの1つを受け取るための第3の開口部を規定し、前記筐体部分は、前記第1の受口と、前記第2の受口と、前記第3の受口との間に延在するように前記流体路をさらに規定する、項目26に記載の継手。
(項目30)
前記第1の受口は、前記第1の開口部と同軸に配向された第1の軸を囲み、前記第2の受口は、前記第2の開口部と同軸に配向された第2の軸を囲み、前記第3の受口は、前記第3の開口部と同軸に配向された第3の軸を囲み、前記第1の軸および前記第3の軸は、相互に同一直線状にあり、前記第2の軸は、前記第1の軸および前記第3の軸に対して角度を付けて配向されている、項目29に記載の継手。
(項目31)
前記第1の軸および前記第2の軸は、相互に対して配向角度約30°〜約150°を有する、項目30に記載の継手。
(項目32)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分のそれぞれから延在する複数のラグであって、前記ラグのそれぞれは、前記ファスナーのうちの1つを受け取るための孔を規定している、複数のラグと、
前記第1の筐体部分上の前記ラグの1つに位置する、前記角度を付けて配向された第1の表面と、
前記第2の筐体部分上の前記ラグの1つに位置する、前記角度を付けて配向された第2の表面と
をさらに備える、項目26に記載の継手。
(項目33)
前記第1の受口内に配置され、前記第1の開口部を囲む第1のシールと、
前記第2の受口内に配置され、前記第2の開口部を囲む第2のシールと、
前記第1のシールと前記第2のシールとの間で前記継手内に延在する管と
をさらに備える、項目26に記載の継手。
(項目34)
前記管は、前記第1のシールおよび前記第2のシールと一体的に形成されている、項目33に記載の継手。
(項目35)
前記シールは、前記シールが前記第1の筐体部分と前記第2の筐体部分との間で圧縮されると、前記管に密閉係合する、項目33に記載の継手。
(項目36)
前記第1の受口内に配置され、前記第1の開口部を囲む第1のシールと、
前記第2の受口内に配置され、前記第2の開口部を囲む第2のシールと、
前記第3の受口内に配置され、前記第3の開口部を囲む第3のシールと、
前記第1のシールと、前記第2のシールと、前記第3のシールとの間で前記継手内に延在する管と
をさらに備える、項目29に記載の継手。
(項目37)
前記管は、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールと一体的に形成されている、項目36に記載の継手。
(項目38)
前記シールは、前記シールが前記第1の筐体部分と前記第2の筐体部分との間で圧縮されると、前記管に密閉係合する、項目36に記載の継手。
(項目39)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分は、前記筐体部分が相互に取り付けられている間、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に支持され、前記筐体部分は、前記第1のシールおよび前記第2のシールとの接触によって支持されている、項目33に記載の継手。
(項目40)
前記第1のシールおよび前記第2のシールは、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有する、項目39に記載の継手。
(項目41)
前記第1のシールおよび前記第2のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在している少なくとも1つの突起を有し、前記シールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持する、項目39に記載の継手。
(項目42)
前記第1のシールおよび前記第2のシールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1のシールおよび前記第2のシールのそれぞれから外向きに延在している弧を備える、項目41に記載の継手。
(項目43)
前記受口のうちの少なくとも1つは、前記第1のシールおよび前記第2のシールの一方から延在している前記少なくとも1つの突起を受け取るために、前記受口の内側表面上に配置された陥凹を備える、項目41に記載の継手。
(項目44)
前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分は、前記筐体部分が相互に取り付けられている間、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な離間関係に支持され、前記筐体部分は、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールとの接触によって支持されている、項目36に記載の継手。
(項目45)
前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールは、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持するようにサイズを合わせられた外周を有する、項目44に記載の継手。
(項目46)
前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールはそれぞれ、そこから半径方向外向きに延在している少なくとも1つの突起を有し、前記シールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1の筐体部分および前記第2の筐体部分の一方に係合し、それによって、前記パイプ要素が前記受口内に挿入されることを可能にするために十分な前記離間関係に前記筐体部分を支持する、項目44に記載の継手。
(項目47)
前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールのそれぞれの前記少なくとも1つの突起は、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールのそれぞれから外向きに延在している弧を備える、項目46に記載の継手。
(項目48)
前記受口のうちの少なくとも1つは、前記第1のシール、前記第2のシール、および前記第3のシールのうちの1つから延在している前記少なくとも1つの突起を受け取るために、前記受口の内側表面上に配置された陥凹を備える、項目46に記載の継手。