【文献】
Common Public Radio Interface (CPRI);Interface Specification[online],CPRI Specification,2014年 7月 1日,V6.1,pp.96-99,[検索日:2018.12.26],インターネット<URL:http://www.cpri.info/downloads/CPRI_V6_1_2014-07-01.pdf>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定するステップであって、前記第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェース(CPRI)サービスデータを符号化することによって取得される、ステップと、
前記第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得するステップであって、前記第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、前記第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は前記第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、前記第2の符号ストリームが64B符号ストリームである、ステップと、
前記第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を前記第2の符号ストリームに、前記同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップと、
前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニット(ODU)フレーム内の光チャネルペイロードユニット(OPU)にマッピングするステップと、
を含み、
前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報をODUフレーム内のOPUにマッピングする前記ステップが、
タイムスロット分割を前記OPUに対し、前記CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得するステップと、
前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報を前記少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングするステップとを含む、データ伝送方法。
前記第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、前記第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、前記同期ヘッダ表示情報に、前記第1の符号ストリームの前記フレームヘッダ位置で周期的に印を付ける前記ステップが、
前記第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別するステップと、
前記第1の符号ブロックの位置に第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付けるステップとを含み、前記第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を前記第2の符号ストリームに、前記同期ヘッダ表示情報に従って挿入する前記ステップが、
前記フレームヘッダ表示情報を前記第2の符号ストリームに、前記第1の同期ヘッダ表示情報より前に、前記第1の符号ストリーム内の前記第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップを含む、請求項3に記載の方法。
前記第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、前記第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、前記同期ヘッダ表示情報に、前記第1の符号ストリームの前記フレームヘッダ位置で周期的に印を付ける前記ステップが、
前記第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別するステップと、
前記第2の符号ブロックの位置に第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付けるステップとを含み、前記第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を前記第2の符号ストリームに、前記同期ヘッダ表示情報に従って挿入する前記ステップが、
前記フレームヘッダ表示情報を前記第2の符号ストリームに、前記第2の同期ヘッダ表示情報より前に、前記第1の符号ストリーム内の前記第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップを含む、請求項3に記載の方法。
前記少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報を前記少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングする前記ステップが、
前記第2の符号ストリーム内の前記少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報と前記フレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを前記少なくとも1つの識別情報に従って決定するステップと、
前記第1のデータを前記第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングするステップとを含む、請求項1又は2に記載の方法。
前記少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、前記ODUフレーム内のOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、前記第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得する前記ステップが、
前記ODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、前記少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得するステップと、
前記ODUフレーム内の前記OPUのオーバヘッドバイトを解析し、前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報を前記対応関係に従って取得するステップとを含む、請求項8に記載の方法。
第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定するように構成された決定ユニットであって、前記第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェース(CPRI)サービスデータを符号化することによって取得される、決定ユニットと、
前記第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得するように構成された復号ユニットであって、前記第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、前記第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は前記第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、前記第2の符号ストリームが64B符号ストリームである、復号ユニットと、
前記第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を前記第2の符号ストリームに、前記同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成された挿入ユニットと、
前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニット(ODU)フレーム内の光チャネルペイロードユニット(OPU)にマッピングするように構成されたマッピングユニットとを備え、
前記マッピングユニットが、
タイムスロット分割を前記OPUに対し、前記CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得するように、かつ
前記第2の符号ストリーム及び前記フレームヘッダ表示情報を前記少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングするように構成される、デバイス。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施例は、伝送帯域幅を節約しデータ伝送効率を改善するための、データ伝送方法及びデバイスを提供する。
【0007】
第1の態様によれば、データ伝送方法が提供され、方法は、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定するステップであって、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、ステップと、第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得するステップであって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームである、ステップと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップと、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングするステップとを含む。
【0008】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実施形態では、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングするステップが、タイムスロット分割をOPUに対し、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得するステップと、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングするステップとを含む。
【0009】
第1の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第1の態様の第2の可能な実施形態では、OPUタイムスロットの帯域幅が492.48M
bps以上である。
【0010】
第1の態様、又は第1の態様の第1から第2の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第1の態様の第3の可能な実施形態では、第1の符号ストリームを復号するステップの前に、方法は更に、同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けるステップを含む。
【0011】
第1の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第1の態様の第4の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けるステップが、第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別するステップと、第1の符号ブロックの位置に第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付けるステップとを含み、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップが、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第1の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップを含む。
【0012】
第1の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第1の態様の第5の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けるステップが、第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別するステップと、第2の符号ブロックの位置に第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付けるステップとを含み、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップが、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第2の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するステップを含む。
【0013】
第1の態様、又は第1の態様の第1から第5の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第1の態様の第6の可能な実施形態では、方法は更に、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入するステップを含み、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングするステップが、第2の符号ストリーム、フレームヘッダ表示情報、並びにオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをODUフレーム内のOPUにマッピングするステップを含む。
【0014】
第1の態様の第1又は第2の可能な実施形態に関連して、第1の態様の第7の可能な実施形態では、少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングするステップが、第2の符号ストリーム内の少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報とフレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを少なくとも1つの識別情報に従って決定するステップと、第1のデータを第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングするステップとを含む。
【0015】
第1の態様の第7の可能な実施形態に関連して、第1の態様の第8の可能な実施形態では、少なくとも1つの識別情報が、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0016】
第2の態様によれば、データ伝送方法が提供され、方法は、光チャネルデータユニットODUフレームを光トランスポートネットワークOTNデバイスから受信するステップと、ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得するステップと、第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得するステップであって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであり、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、ステップとを含む。
【0017】
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実施形態では、OPUが、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいてタイムスロット分割を実行することによって取得された少なくとも1つのOPUタイムスロットを含む。
【0018】
第2の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第2の態様の第2の可能な実施形態では、OPUタイムスロットの帯域幅が492.48M
bps以上である。
【0019】
第2の態様の第1又は第2の可能な実施形態に関連して、第2の態様の第3の可能な実施形態では、少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得するステップが、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得するステップと、ODUフレーム内のOPUのオーバヘッドバイトを解析し、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を対応関係に従って取得するステップとを含む。
【0020】
第2の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第2の態様の第4の可能な実施形態では、少なくとも1つの識別情報がODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0021】
第2の態様、又は第2の態様の第1から第4の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第2の態様の第5の可能な実施形態では、第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得するステップの前に、方法は更に、フレームヘッダ表示情報に従って、フレームヘッダ表示情報を、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報へと修正するステップを含む。
【0022】
第2の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第2の態様の第6の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、方法は更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に、同期ヘッダ表示情報に従って修正するステップを含む。
【0023】
第2の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第2の態様の第7の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが66B符号ストリーム
であり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、方法は更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字を/S/に、同期ヘッダ表示情報に従って修正するステップを含む。
【0024】
第2の態様、又は第2の態様の第1から第7の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第2の態様の第8の可能な実施形態では、第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得するステップの前に、方法は更に、第2の符号ストリーム内のオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをフレームヘッダ表示情報に従って識別するステップと、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを削除するステップとを含む。
【0025】
第3の態様によれば、デバイスが提供され、デバイスは、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定するように構成された決定ユニットであって、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、決定ユニットと、第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得するように構成された復号ユニットであって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームである、復号ユニットと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成された挿入ユニットと、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングするように構成されたマッピングユニットとを含む。
【0026】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実施形態では、マッピングユニットが具体的に、タイムスロット分割をOPUに対し、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得するように、かつ第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングするように構成される。
【0027】
第3の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第3の態様の第2の可能な実施形態では、OPUタイムスロットの帯域幅が492.48M
bps以上である。
【0028】
第3の態様、又は第3の態様の第1から第2の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第3の態様の第3の可能な実施形態では、デバイスは更に、同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けるように構成されたマーキングユニットを含む。
【0029】
第3の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第3の態様の第4の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、デバイスは更に、第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別するように構成された識別ユニットを含み、マーキングユニットが具体的に、第1の符号ブロックの位置に第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付けるように構成され、挿入ユニットが具体的に、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第1の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成される。
【0030】
第3の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第3の態様の第5の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、デバイスは更に、第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別するように構成された識別ユニットを含み、マーキングユニットが具体的に、第2の符号ブロックの位置に第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付けるように構成され、挿入ユニットが具体的に、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第2の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成される。
【0031】
第3の態様、又は第3の態様の第1から第5の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第3の態様の第6の可能な実施形態では、挿入ユニットが更に、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入するように構成され、マッピングユニットが具体的に、第2の符号ストリーム、フレームヘッダ表示情報、並びにオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをODUフレーム内のOPUにマッピングするように構成される。
【0032】
第3の態様の第1又は第2の可能な実施形態に関連して、第3の態様の第7の可能な実施形態では、少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、マッピングユニットが具体的に、第2の符号ストリーム内の少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報とフレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを少なくとも1つの識別情報に従って決定するように、かつ第1のデータを第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングするように構成される。
【0033】
第3の態様の第7の可能な実施形態に関連して、第3の態様の第8の可能な実施形態では、少なくとも1つの識別情報が、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0034】
第4の態様によれば、デバイスが提供され、デバイスは、光チャネルデータユニットODUフレームを光トランスポートネットワークOTNデバイスから受信するように構成された受信ユニットと、ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得するように構成されたデマッピングユニットと、第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得するように構成された符号化ユニットであって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであり、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、符号化ユニットとを含む。
【0035】
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の可能な実施形態では、OPUが、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいてタイムスロット分割を実行することによって取得された少なくとも1つのOPUタイムスロットを含む。
【0036】
第4の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第4の態様の第2の可能な実施形態では、OPUタイムスロットの帯域幅が492.48M
bps以上である。
【0037】
第4の態様の第1又は第2の可能な実施形態に関連して、第4の態様の第3の可能な実施形態では、少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、デマッピングユニットが具体的に、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得するように、かつODUフレーム内のOPUのオーバヘッドバイトを解析し、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を対応関係に従って取得するように構成される。
【0038】
第4の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第4の態様の第4の可能な実施形態では、少なくとも1つの識別情報がODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0039】
第4の態様、又は第4の態様の第1から第4の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第4の態様の第5の可能な実施形態では、デバイスは更に、フレームヘッダ表示情報に従って、フレームヘッダ表示情報を、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報へと修正するように構成された修正ユニットを含む。
【0040】
第4の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第4の態様の第6の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、修正ユニットが更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に、同期ヘッダ表示情報に従って修正するように構成される。
【0041】
第4の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第4の態様の第7の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、修正ユニットが更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字を/S/に、同期ヘッダ表示情報に従って修正するように構成される。
【0042】
第4の態様、又は第4の態様の第1から第7の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第4の態様の第8の可能な実施形態では、デバイスは更に、第2の符号ストリーム内のオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをフレームヘッダ表示情報に従って識別するように構成された識別ユニットと、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを削除するように構成された削除ユニットとを含む。
【0043】
第5の態様によれば、プロセッサを含むデバイスが提供され、プロセッサが、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定し、ただし、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得され、第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得し、ただし、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであり、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入し、かつ第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングするように構成される。
【0044】
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の可能な実施形態では、プロセッサが具体的に、タイムスロット分割をOPUに対し、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得し、かつ第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングするように構成される。
【0045】
第5の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第5の態様の第2の可能な実施形態では、OPUタイムスロットの帯域幅が492.48M
bps以上である。
【0046】
第5の態様、又は第5の態様の第1から第2の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第5の態様の第3の可能な実施形態では、プロセッサは更に、同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けるように構成される。
【0047】
第5の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第5の態様の第4の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、プロセッサが具体的に、第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別し、第1の符号ブロックの位置に第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付け、かつフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第1の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成される。
【0048】
第5の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第5の態様の第5の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、プロセッサが具体的に、第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別し、第2の符号ブロックの位置に第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付け、かつフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第2の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成される。
【0049】
第5の態様、又は第5の態様の第1から第5の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第5の態様の第6の可能な実施形態では、プロセッサは更に、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入するように構成され、プロセッサが具体的に、第2の符号ストリーム、フレームヘッダ表示情報、並びにオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをODUフレーム内のOPUにマッピングするように構成される。
【0050】
第5の態様の第1又は第2の可能な実施形態に関連して、第5の態様の第7の可能な実施形態では、少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、プロセッサが具体的に、第2の符号ストリーム内の少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報とフレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを少なくとも1つの識別情報に従って決定し、かつ第1のデータを第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングするように構成される。
【0051】
第5の態様の第7の可能な実施形態に関連して、第5の態様の第8の可能な実施形態では、少なくとも1つの識別情報が、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0052】
第6の態様によれば、受信機回路及びプロセッサを含むデバイスが提供され、受信機回路が、光チャネルデータユニットODUフレームを光トランスポートネットワークOTNデバイスから受信するように構成され、プロセッサが、ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得し、かつ第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得し、ただし、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであり、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、ように構成される。
【0053】
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の可能な実施形態では、OPUが、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいてタイムスロット分割を実行することによって取得された少なくとも1つのOPUタイムスロットを含む。
【0054】
第6の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第6の態様の第2の可能な実施形態では、OPUタイムスロットの帯域幅が492.48M
bps以上である。
【0055】
第6の態様の第1又は第2の可能な実施形態に関連して、第6の態様の第3の可能な実施形態では、少なくとも1つのOPUタイムスロットが少なくとも1つの識別情報に対応しており、プロセッサが具体的に、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得し、かつODUフレーム内のOPUのオーバヘッドバイトを解析し、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を対応関係に従って取得するように構成される。
【0056】
第6の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第6の態様の第4の可能な実施形態では、少なくとも1つの識別情報がODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0057】
第6の態様、又は第6の態様の第1から第4の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第6の態様の第5の可能な実施形態では、プロセッサは更に、フレームヘッダ表示情報に従って、フレームヘッダ表示情報を、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報へと修正するように構成される。
【0058】
第6の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第6の態様の第6の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、プロセッサは更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に、同期ヘッダ表示情報に従って修正するように構成される。
【0059】
第6の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第6の態様の第7の可能な実施形態では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、プロセッサは更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字を/S/に、同期ヘッダ表示情報に従って修正するように構成される。
【0060】
第6の態様、又は第6の態様の第1から第7の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第6の態様の第8の可能な実施形態では、プロセッサは更に、第2の符号ストリーム内のオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをフレームヘッダ表示情報に従って識別し、かつオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを削除するように構成される。
【0061】
本発明の実施例では、サービスデータを符号化することによって取得された10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、フレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報が挿入され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅が節約されることができ、本発明の実施例では、データ伝送効率が改善されることができる。
【0062】
本発明の実施例における技術的解決法をより明確に説明するために、下記では、実施例又は従来技術を説明するために必要な添付の図面を簡潔に説明する。明らかに、下記の説明の中で添付の図面は、本発明のいくつかの実施例を示すに過ぎず、当業者であればなお、これら添付の図面から別の図面を創造的な努力なしで導き出すことができよう。
【発明を実施するための形態】
【0064】
下記では、本発明の実施例における技術的解決法を、本発明の実施例の添付図面を参照して明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全部ではなく一部である。本発明の実施例に基づいて、独創的な努力なしに当業者によって取得される他のすべての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0065】
図1は、ネットワークアーキテクチャの概略図である。
図1に示されるように、ネットワークアーキテクチャは、少なくとも1つの
RRU 101、
OTNデバイス102、及び
BBU 103を含む。
【0066】
具体的に、CPRIサービスが一例として用いられる。既存のC−RAN解決法では、CPRIサービスが、伝送のために直接かつ透過的に
OTUフレームにマッピングされ、CPRIサービスのコンテンツは解析されない。つまり、RRU 101は、サービスデータをOTNデバイス102へ、10B符号ストリーム(CPRI.1〜CPRI.7サービスが8B/10B符号化に対応する)又は66B符号ストリーム(CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)が64B/66B符号化に対応する)を使用して伝送し、OTNデバイス102はCPRIサービスを解析しないが、10B符号又は66B符号を使用してCPRIサービスを直接カプセル化する。したがって、カプセル化効率が低く、余分に2ビット帯域幅資源が消費され、かつデータ伝送効率が相対的に低い。
【0067】
加えて
、Optical Channel
Data Unit
(ODU)フレーム内
のOptical Channel Payload Unit
(OPU)が通常、1.25G
bpsのタイムスロットに基づいて分割されていくつかのOPUタイムスロットが取得され、CPRIサービスは、いくつかのOPUタイムスロットにマッピングされる。しかしながら、1.25G
bpsがCPRIサービスの最小粒度帯域幅ではないので、OPUの帯域幅を完全には利用することができず、結果として帯域幅浪費になる。
【0068】
図2は、本発明の一実施例による適用可能ネットワークアーキテクチャの概略図である。
図2に示されるように、ネットワークアーキテクチャは少なくとも1つのRRU 201、第1のOTNデバイス202、第2のOTNデバイス203、及びBBU 204を含む。
【0069】
CPRIサービスが一例として用いられる。本発明のこの実施例では、CPRIサービスは、第1のOTNデバイス202と第2のOTNデバイス203との間で8B符号ストリーム/64B符号ストリームを使用して伝送され、それにより、帯域幅資源を節約することができ、またデータ伝送効率を改善することができる。
【0070】
具体的には、RRU 201は、サービスデータを第1のOTNデバイス202へ、10B符号ストリーム(CPRI.1〜CPRI.7サービスが8B/10B符号化に対応する)又は66B符号ストリーム(CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)が64B/66B符号化に対応する)を使用して伝送する。第1のOTNデバイス202は、10B符号/66B符号を復号して8B符号/64B符号を生成する。フレームヘッダ表示情報が8B符号/64B符号に挿入されて自己定義フレームが生成され、自己定義フレームは第2のOTNデバイス203へ送信される。第2のOTNデバイス203は、自己定義フレームをデマッピングし、デマッピングされた自己定義フレームを符号化して10B符号/66B符号を取得すると共に、10B符号/66B符号をBBU 204へ送信する。
【0071】
一実施例では、本発明のこの実施例におけるサービスデータは、CPRIサービス又は別のタイプのサービスであってもよいことを理解されたい。サービスタイプは、サービスのフレーム構造がCPRIサービスのフレーム構造と類似していれば、本発明のこの実施例に限定されない。本発明のこの実施例では、異なるCPRIサービスが同一のODUフレームにマッピングされてよいこと、及び異なるフレーム構造タイプのサービスが、カプセル化され同一のODUフレームにマッピングされてよく、互いに影響を及ぼさないことを更に理解されたい。
【0072】
下記では、CPRIサービスのフレーム構造を、詳細に、
図3を参照して説明する。
【0073】
図3は、CPRIサービスのフレーム構造の概略ブロック図である。
図3に示されるように、CPRIサービスは、複数のNodeBフレーム番号(NodeB Frame Number,BFN)フレームを含み、各BFNフレームは、150個のスーパフレーム(それぞれ、#0、#1、...、#Z、...、及び#149)を含む。各スーパフレームは、256個のベースフレーム(それぞれ、#0、#1、...、#X、...、及び#255)を含む。各ベースフレームは2つのパラメータ、すなわちW及びYを有し、Wは文字量に対応し、Yは各文字
のバイト速度を示すのに使用される。
【0074】
既存のプロトコルにおいて、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、符号化方式が8B/10B符号化であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、符号化方式が64B/66B符号化である。具体的に、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、Z.0.0の文字はK28.5であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、Z.0.0の文字は/S/である。つまり、CPRIサービス内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置の固定文字は、K28.5又は/S/である。10B符号が指定されているので、フレームヘッダ表示情報が8B符号で定義され、8B符号を使用して伝送され、それにより、8B/10B符号化又は64B/66B符号化によって生じる余分の帯域幅が低減され得る。
【0075】
下記では、本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0076】
図4は、本発明の一実施例によるデータ伝送方法の概略流れ図である。
図4に示された方法は、
図2に示された第1のOTNデバイスによって実行され得る。方法は、下記のステップを含む。
【0077】
410.第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定する。第1の符号ストリームは共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される。
【0078】
420.第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得する。第1の符号ストリームは10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームは8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームは66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームは64B符号ストリームである。
【0079】
430.第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入する。
【0080】
440.第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングする。
【0081】
本発明のこの実施例では、サービスデータを符号化することによって取得された10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、フレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報が挿入され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0082】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが少なくとも1つのスーパフレームを含むことができる場合、少なくとも1つのスーパフレームのフレームヘッダ位置は、
図3に示されたフレームフォーマットの説明によればZ,0.0の位置になり得る。具体的に、同期ヘッダ表示情報が使用されて、第1の符号ストリーム内のスーパフレームに対応するフレームヘッダ位置が示され得る。
【0083】
本発明のこの実施例では、ただ1つの同期ヘッダ表示情報が説明されていること、及び第1の符号ストリーム内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置が同期ヘッダ表示情報によって示されることを理解されたい。更に、本発明のこの実施例では、ただ1つのフレームヘッダ表示情報が説明されていること、いくつかのフレームヘッダ表示情報が第2の符号ストリームに挿入され得ること、及び各フレームヘッダ表示情報が第2の符号ストリームの各フレー
ムのフレームヘッダ位置を示すために使用されることを理解されたい。
【0084】
各スーパフレームのフレームヘッダ位置は、10B符号/66B符号では、文字K28.5又は/S/を有する符号ブロックを使用して識別され得るが、フレームヘッダ位置は、8B符号/64B符号では識別することができない。したがって、第1の符号ストリーム(10B符号/66B符号)のフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報に従って、対応するフレームヘッダ表示情報が、復号によって取得される第2の符号ストリーム(8B符号/64B符号)に、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために挿入され、それにより、自己定義フレームが生成される。自己定義フレームはODUフレームにマッピングされ、OTNデバイスへ送信され、それにより、OTNデバイスは自己定義フレームを符号化し、符号化された自己定義フレームをBBUへ送信する。この場合、OTNデバイスは、
図2に示された第2のOTNデバイス203でよい。OTNデバイス(第2のOTNデバイス203)は、自己定義フレームを符号化して10B符号/66B符号を取得すると共に、10B符号/66B符号をBBUへ伝送する。
【0085】
自己定義フレームは、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに挿入することによって生成され得ることを理解されたい。第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報はOPUにマッピングされる。つまり、自己定義フレームはOPUにマッピングされる。
【0086】
任意選択で、別の実施例では、ステップ440で、OTNデバイスはタイムスロット分割をOPUに対し、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得すると共に、自己定義フレーム(第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を含む)をODUフレーム内のOPUにマッピングすることができる。
【0087】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータ(たとえば、CPRIサービスデータ)の最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0088】
OTNフレームフォーマットのタイムスロット分割は、ODUフレームのタイムスロット分割及びOPUのタイムスロット分割と同じでよいことを理解されたい。
【0089】
サービスがCPRIサービスであり、CPRIサービスの最小粒度帯域幅が491.52M
bpsである場合、それぞれ分割されたOPUタイムスロットの、かつ計算によって取得され得る最小タイムスロット帯域幅は492.48M
bpsになり得る。たとえば、CPRIの最小タイムスロット帯域幅は492.48M
bpsであり、各N個の10G
bpsのOTN
サービスは24×N個のOPUタイムスロットに分割され得る(10G
bpsが説明のための一例として使用される場合、5G
bpsのOTN
サービスが12個のタイムスロットに対応しており、別の帯域幅がこれに応じて類比される)。
【0090】
任意選択で、別の実施例では、タイムスロッ
トが対応オーバヘッド領域を使用して示され得る場合、CPRIサービスデータはOTNサービスにカプセル化され、OTNサービス速度は正確にCPRIサービス速度に整合し得る。
【0091】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロットは、少なくとも1つの識別情報に対応している。ステップ440で、OTNデバイスは、第2の符号ストリーム内の少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報とフレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを少なくとも1つの識別情報に従って決定すると共に、第1のデータを、第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングすることができる。
【0092】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つの識別情報は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示され得る。
【0093】
本発明のこの実施例における識別情報は、ODUフレーム内の元のオーバヘッドバイトに基づいて示され得ること、又は挿入されたオーバヘッドバイトに基づいて示され得ることを理解されたい。
【0094】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロット中の各OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上である。
【0095】
タイムスロット分割がCPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行される場合、各OPUタイムスロットの帯域幅の最小タイムスロット帯域幅は、サービスデータの最小粒度帯域幅になることを理解されたい。CPRIサービスの最小粒度帯域幅が492.48M
bpsである場合、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上でありさえすればよい。OPUタイムスロットの帯域幅が狭いほど、帯域幅利用率がより高いことを示す。
【0096】
具体的に、10G
bpsの帯域幅が説明のための一例として使用される。ODU帯域幅、フレームヘッダ、及び
OPU Multi−Frame Identifier(OMFI
)がローカルクロックに従って生成され、このOMFIは0から239の範囲にわたる。本発明のこの実施例では、OMFIが使用されて割り当てタイムスロット番号(つまり、OPUタイムスロットに対応する識別情報)が示され得る。
【0097】
OTNデバイスは
、列の数を自己定義フレーム内のフレームヘッダ表示情報に従って数えることができ、ここで、列範囲が1から3824であり、ペイロード領域が17から3824の範囲にわたる。ペイロード領域の列数は3808であるが、3808は12で割り切れない。したがって、本発明のこの実施例では、3804列がローディングサービス用に選択されてよく、他の4列は充填に使用される。
【0098】
OPUタイムスロットは、通し番号0〜23に従って配列され循環され得る。したがって、各OPUタイムスロットは、ODUフレームのペイロード領域内で均等に分布し得る。
【0099】
任意選択で、別の実施例では、各タイムスロット番号が顧客サービスに対応することができ、また複数のタイムスロット番号が同一の顧客サービスに対応することができる。つまり、大規模顧客サービスがあるとき、複数のタイムスロット番号がその顧客サービスに割り当てられてよい。更に、複数のOPUタイムスロットが同一の顧客サービスに対応しているとき、複数のOPUタイムスロットは、タイムスロット番号の昇順に配列されてよく、読み出しと書き込みが同時に実行される。
【0100】
各タイムスロット番号に対応する顧客サービスのデータは、少なくとも1つの識別情報(少なくとも1つのタイムスロット番号)に従って読み出され得る。つまり、少なくとも1つの識別情報中の各識別情報は顧客サービスに対応しており、対応する顧客サービスは伝送データを有する。少なくとも1つの識別情報中の各識別情報とデータとの間には対応関係がある。
【0101】
第1の識別情報は、少なくとも1つの識別情報中の任意の1つの識別情報であり得ることを理解されたい。本発明のこの実施例ではただ1つの識別情報が説明されているが、実際には、各識別情報が異なるデータに対応している。マッピング処理では、少なくとも1つの識別情報中の各識別情報に対応するデータは、各識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングされてよい。たとえば、顧客サービスのデータに対応するタイムスロット番号(識別情報)が1、2、及び3である場合、顧客サービスのデータは、1、2、及び3であるタイムスロット番号(識別情報)に対応する3つのOPUタイムスロットにマッピングされる。
【0102】
各OPUタイムスロットと顧客サービスとの間の構成関係は、チャネル関連付けによって、対応するオーバヘッド位置を使用して伝送され得ることを理解されたい。たとえば、伝送は
Payload Structure Identifier(PSI
)を使用して実行される。
【0103】
下記では、第1の符号ストリームが符号化されて第2の符号ストリームが取得され、また自己定義フレームが生成される処理を、詳細に説明する。
【0104】
図5は、本発明の別の実施例によるデータ伝送方法の概略流れ図である。
図5に示された方法は、
図2に示された第1のOTNデバイスによって実行され得る。
図5と
図4の中の同じステップについては、同じ符号化方式が使用されてよい。ステップ420の前に、
図4に示された方法は更に、下記のステップを含むことができる。
【0105】
450.同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付ける。
【0106】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、ステップ450でOTNデバイスは、第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別し、第1の符号ブロックの位置に第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付けることができる。ステップ430でOTNデバイスは、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第1の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入することができる。
【0107】
自己定義フレームは、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに挿入することによって生成され得ることを理解されたい。
【0108】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、ステップ450でOTNデバイスは、第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別し、第2の符号ブロックの位置に第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付けることができる。ステップ430で、OTNデバイスは、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第2の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入することができる。
【0109】
本発明のこの実施例では、ただ1つのフレームヘッダ表示情報が説明されていることを理解されたい。第2の符号ストリームでは、1つのフレームヘッダ表示情報がそれぞれの同期ヘッダ表示情報の前に挿入されて自己定義フレームが生成され得る。
【0110】
任意選択で、別の実施例では、ステップ440の前に、方法は更に下記のステップを含むことができる。
【0111】
460.オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入する。
【0112】
ステップ440で、具体的に、OTNデバイスは第2の符号ストリーム、フレームヘッダ表示情報、並びにオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをODUフレーム内のOPUにマッピングすることができる。
【0113】
オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトが第2の符号ストリームに挿入される場合、自己定義フレームは、挿入されたオーバヘッドバイト及び/又は挿入された予約バイトを含むことを理解されたい。
【0114】
具体的に、CPRI.1〜CPRI.7サービスを一例として使用して、第1の符号ストリームが符号化されて第2の符号ストリームが取得され、また自己定義フレームが生成される処理を具体的に説明する。
【0115】
本発明のこの実施例では、8B符号が、CPRIサービスのフレーム構造の特殊性を用いて、復号によって取得される。フレームヘッダ表示情報が各スーパフレームのフレームヘッダに追加され、自己定義フレームが生成され、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトが挿入される。
【0116】
1.第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別し、第1の符号ブロックに第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付ける。
【0117】
K28.5が、同じクロックサイクルにおいて、最左端にあるかどうかが調べられる。K28.5が、同じクロックサイクルにおいて、最左端にはない場合、データがシフトされ、K28.5を有する符号ブロックが同じクロックサイクルの最左端位置までシフトされる。少なくとも1つの第1の同期ヘッダ表示情報が、第1の符号ストリームと共に伝送される。
【0118】
第1の符号ブロックは、文字K28.5を有する符号ブロックのうちの任意の1つであり、本発明のこの実施例ではただ1つの符号ブロックが説明されており、他の符号ブロックは同様であることを理解されたい。
【0119】
2.第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得する。
【0120】
具体的に、テーブルは10ビットの単位で探索されてよく、10B符号は8B符号に変換される。具体的な8B/10Bテーブルエントリは、802.3プロトコルに基づいてよい。
【0121】
3.探索を、すべての第1の符号ブロックに対応するすべての第1の同期ヘッダ表示情報に従って実行し、第1の符号ストリーム内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置を決定する。
【0122】
4.1つのフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、それぞれの第1の同期ヘッダ表示情報より前に挿入する。
【0123】
具体的に、本発明のこの実施例では、スーパフレームのバイト数が4096である場合、第1の同期ヘッダ表示情報が開始位置として使用されて、スライシングを4096バイトの単位で実行することができ、スライシングヘッダマークが追加される。フレームヘッダ表示情報が、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すための第1の同期ヘッダ表示情報の前に挿入される。このようにして、フレームヘッダ表示情報が第2の符号ストリームに挿入され、それにより、自己定義フレームが生成される。
【0124】
任意選択で、別の実施例では、専用のバイトが使用されてフレームヘッダ表示情報を示すことができ、フレームヘッダ表示情報は2バイトでも4バイトでもよい。フレームヘッダ表示情報の具体的な形は、本発明のこの実施例では限定されない。
【0125】
5.オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入する。
【0126】
具体的に、本発明のこの実施例では、オーバヘッドバイトは、フレームヘッダ表示情報の後、かつ第1の同期ヘッダ表示情報の前に挿入されてよく、オーバヘッドバイトのバイト数は6バイトでよい。本発明のこの実施例では、8バイトの予約バイトがスライシングヘッダマークの位置に挿入されてよい。オーバヘッドバイトのバイト数、及び予約バイトのバイト数は、本発明のこの実施例では限定されないことを理解されたい。
【0127】
図6は、本発明の一実施例による自己定義フレームフォーマットの概略図である。
図6に示されるように、自己定義フレームフォーマットにおけるフレームヘッダ表示情報は2バイトでよく、フレームヘッダ表示情報は2つの専用のバイト文字、すなわちOA1及びOA2によって示され得る。加えて、6バイトのオーバヘッドバイトがフレームヘッダ表示情報の後に挿入されてよく、オーバヘッドバイトはOHで示され得る。自己定義フレームでは、数バイトの予約バイトが更に挿入されてよい。予約バイトのバイト数は、本発明のこの実施例では限定されない。
【0128】
図7は、本発明の別の実施例によるデータ伝送方法の概略流れ図である。
図7に示される方法は、
図2に示された第2のOTNデバイスによって実行され得る。方法は下記のステップを含む。
【0129】
710.光チャネルデータユニットODUフレームを光トランスポートネットワークOTNデバイスから受信する。
【0130】
720.ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得する。
【0131】
730.第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得する。第1の符号ストリームは10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームは8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームは66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームは64B符号ストリームであり、第1の符号ストリームは共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される。
【0132】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、8B符号ストリーム/64B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を挿入し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0133】
図7の第2のOTNデバイスはODUフレームを、
図2に示された第1のOTNデバイスから受信することができ、ODUフレームは、
図4又は
図5に示された方法を使用して取得することができる。
図4又は
図5に示されるように、自己定義フレームは、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを使用して生成され得る。
【0134】
第1の符号ストリームは10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームは8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームは66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームは64B符号ストリームであることを理解されたい。
【0135】
既存のプロトコルにおいて、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、符号化方式が8B/10B符号化であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、符号化方式が64B/66B符号化である。具体的に、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、Z.0.0の
文字はK28.5であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、Z.0.0の
文字は/S/である。つまり、CPRIサービス内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置の固定
文字は、K28.5又は/S/である。
【0136】
各スーパフレームのフレームヘッダ位置は、10B符号
/66B符号では、文字K28.5又は/S/を有する符号ブロックを使用して識別され得るが、フレームヘッダ位置は、8B符号/64B符号では識別することができない。したがって、対応するフレームヘッダ表示情報が、第1のOTNデバイスが第1の符号ストリームを復号した後に取得される第2の符号ストリーム(8B符号/64B符号)に、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために挿入され、それにより、自己定義フレームが生成される。自己定義フレームはODUフレームにマッピングされ、
図6に示された第2のOTNデバイスへ送信され、それにより、第2のOTNデバイスは自己定義フレームを符号化し、符号化された自己定義フレームをBBUへ送信する。第2のOTNデバイス203は、自己定義フレームを符号化して10B符号/66B符号を取得すると共に、10B符号/66B符号をBBUへ伝送する。
【0137】
第1の符号ストリームは、少なくとも1つのスーパフレームを含むことができ、少なくとも1つのスーパフレームのフレームヘッダ位置は、
図3に示されたフレームフォーマットの説明によればZ,0.0の位置になり得る。具体的に、同期ヘッダ表示情報が使用されて、第1の符号ストリーム内のスーパフレームに対応するフレームヘッダ位置が示され得る。
【0138】
任意選択で、別の実施例では、OPUは、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいてタイムスロット分割を実行することによって取得された少なくとも1つのOPUタイムスロットを含む。
【0139】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0140】
OTNフレームフォーマットのタイムスロット分割は、ODUフレームのタイムスロット分割及びOPUのタイムスロット分割と同じでよいことを理解されたい。
【0141】
サービスがCPRIサービスであり、CPRIサービスの最小粒度帯域幅が491.52M
bpsである場合、それぞれ分割されたOPUタイムスロットの、かつ計算によって取得することができる最小タイムスロット帯域幅は492.48M
bpsになり得る。たとえば、CPRIの最小タイムスロット帯域幅は492.48M
bpsであり、各N個の10G
bpsのOTN
サービスは24×N個のOPUタイムスロットに分割され得る(10G
bpsが説明のための一例として使用される場合、5G
bpsのOTN
サービスが12個のタイムスロットに対応しており、別の帯域幅がこれに応じて類比される)。
【0142】
任意選択で、別の実施例では、タイムスロッ
トが対応オーバヘッド領域を使用して示され得る場合、CPRIサービスデータはOTNサービスにカプセル化され、OTNサービス速度は正確にCPRIサービス速度に整合し得る。
【0143】
任意選択で、別の実施例では、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上である。
【0144】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つの識別情報がODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。本発明のこの実施例における識別情報は、ODUフレーム内の元のオーバヘッドバイトに基づいて示され得ること、又は挿入されたオーバヘッドバイトに基づいて示され得ることを理解されたい。
【0145】
タイムスロット分割がCPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行される場合、各OPUタイムスロットの帯域幅の最小タイムスロット帯域幅は、サービスデータの最小粒度帯域幅になることを理解されたい。CPRIサービスの最小粒度帯域幅が492.48M
bpsである場合、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上でありさえすればよい。OPUタイムスロットの帯域幅が狭いほど、帯域幅利用率がより高いことを示す。
【0146】
具体的に、10G
bpsの帯域幅が説明のための一例として使用される。ODU帯域幅、フレームヘッダ、及びOMFIがローカルクロックに従って生成され、このOMFIは0から239の範囲にわたる。本発明のこの実施例では、OMFIが使用されて割り当てタイムスロット番号(つまり、OPUタイムスロットに対応する識別情報)を示すことができる。
【0147】
自己定義フレームが生成されているとき、OTNデバイスは、行の数及び列の数を自己定義フレーム内のフレームヘッダ表示情報に従って数えることができ、ここで、列範囲が1から3824であり、ペイロード領域が17から3824の範囲にわたる。ペイロード領域の列数は3808であるが、3808は12で割り切れない。したがって、本発明のこの実施例では、3804列がローディングサービス用に選択されてよく、その他の4列は充填に使用される。
【0148】
OPUタイムスロットは、通し番号0〜23に従って配列され循環され得る。したがって、各OPUタイムスロットは、ODUフレームのペイロード領域内で均等に分布し得る。
【0149】
任意選択で、別の実施例では、各OPUタイムスロットは1つのタイムスロット番号に対応することができる。各タイムスロット番号が顧客サービスに対応することができ、また複数のタイムスロット番号が同一の顧客サービスに対応することができる。つまり、大規模顧客サービスがあるとき、複数のタイムスロット番号がその顧客サービスに割り当てられてよい。更に、複数のOPUタイムスロットが同一の顧客サービスに対応しているとき、複数のOPUタイムスロットは、タイムスロット番号の昇順に配列されてよく、読み出しと書き込みが同時に実行される。
【0150】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロットは、少なくとも1つの識別情報に対応している。ステップ720で、第2のOTNデバイスはODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得すると共に、ODUフレーム内のOPUのオーバヘッドバイトを解析し、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を対応関係に従って取得することができる。
【0151】
第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報は、上述の自己定義フレームであり得ることを理解されたい。
【0152】
具体的に、第2のOTNデバイスは、ODUフレームについてPSIオーバヘッド解析を実行して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得することができ、対応する
Connection Monitoring(CM
)値を、
Justification Control(JC
)オーバヘッド領域に従って解析することによって取得することができ、また、自己定義フレーム(第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報)をCM値及び対応関係に従って取得することができる。
【0153】
各タイムスロット番号に対応する顧客サービスのデータは、少なくとも1つの識別情報(少なくとも1つのタイムスロット番号)に従って読み出され得る。つまり、少なくとも1つの識別情報中の各識別情報は顧客サービスに対応しており、対応する顧客サービスは伝送データを有する。少なくとも1つの識別情報中の各識別情報とデータとの間には対応関係がある。
【0154】
マッピング処理では、少なくとも1つの識別情報中の各識別情報に対応するデータは、各識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングされてよいことを理解されたい。たとえば、顧客サービスのデータに対応するタイムスロット番号(識別情報)が1、2、及び3である場合、顧客サービスのデータは、1、2、及び3であるタイムスロット番号(識別情報)に対応する3つのOPUタイムスロットにマッピングされる。
【0155】
各OPUタイムスロットと顧客サービスとの間の構成関係は、チャネル関連付けによって、対応するオーバヘッド位置を使用して伝送され得ることを理解されたい。たとえば、伝送はPSIを使用して実行される。
【0156】
任意選択で、別の実施例では、ステップ730の前に、
図7に示された方法は更に下記のステップを含むことができる。
【0157】
740.フレームヘッダ表示情報に従って、フレームヘッダ表示情報を、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報へと修正する。
【0158】
CPRIサービスのフレーム構造が特殊であるので、特殊な符号ブロックが使用されて第1の符号ストリーム内のスーパフレームのフレームヘッダ位置が示され得ることを理解されたい。既存のプロトコルにおいて、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、符号化方式が8B/10B符号化であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、符号化方式が64B/66B符号化である。具体的に、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、Z.0.0の
文字はK28.5であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、Z.0.0の
文字は/S/である。つまり、CPRIサービス内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置の固定
文字は、K28.5又は/S/である。したがって、特殊な符号ブロックは、バイトK28.5又は/S/を有する符号ブロックであり得る。
【0159】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが、少なくとも1つのスーパフレームを含むことができる場合、少なくとも1つのスーパフレームのフレームヘッダ位置は、
図3に示されたフレームフォーマットの説明によればZ,0.0の位置になり得る。具体的に、少なくとも1つの同期ヘッダ表示情報が使用されて、第1の符号ストリーム内の少なくとも1つのスーパフレームに対応する少なくとも1つのフレームヘッダ位置が示され得る。
【0160】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、第2のOTNデバイスは、同期ヘッダ表示情報に従って、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に修正することができる。
【0161】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、第2のOTNデバイスは、同期ヘッダ表示情報
によって示された位置の文字を/S/に、同期ヘッダ表示情報に従って修正することができる。
【0162】
任意選択で、別の実施例では、ステップ730の前に、
図7に示された方法は更に下記のステップを含むことができる。
【0163】
750.第2の符号ストリーム内のオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをフレームヘッダ表示情報に従って識別し、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを削除する。
【0164】
ステップ740とステップ750との間に順序はないことを理解されたい。
【0165】
具体的に、下記では、一例として8B/10B符号化を使用することによる第2のOTNデバイスのデマッピング処理を説明する。
【0166】
1.第2のOTNデバイスは、自己定義フレームがマッピングされるODUフレームを第1のOTNデバイスから受信する。
【0167】
2.PSIオーバヘッド解析をODUフレーム内のOPUに対し実行して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得する。
【0168】
3.対応するCM値をJCオーバヘッド領域に従って解析することによって取得すると共に、自己定義フレーム(第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を含む)を対応関係に従って取得する。
【0169】
自己定義フレームは、
図4又は
図5に示された方法を使用して取得されてよいことを理解されたい。
【0170】
4.フレーム探索処理を自己定義フレームに対し実行してフレームヘッダ表示情報を取得する。
【0171】
フレームヘッダ表示情報が発見されない場合には、LOF警報及びOOF警報が報告される。
【0172】
具体的に、
図8は、フレーム同期損失(Loss Of Frame,LOF)警報及びフレーム同期外れ(Out Of Frame,OOF)警報を報告するための探索フレーム状態機械の概略図である。
図8で、OOFはフレーム同期外れであり、
Identification Frame(IF
)は識別フレームである。
【0173】
OOF状態が3ms継続するとLOF警報が報告され、IF状態が3ms継続するとLOF警報が解除される。
【0174】
状態機械の切換え条件は下記の通りである。
【0175】
条件1:X個の連続フレームのフレームヘッダ表示情報が正しくない場合、状態機械はIF状態からOOF状態に切り換わり、ここで、Xの値は1から64であり、初期値は「5」でよい。
【0176】
条件2:2つの連続フレームのフレームヘッダ表示情報が正しい場合、状態機械はOOF状態からIF状態へ切り換わる。
【0177】
条件3:条件2以外のすべての条件が満たされる場合、状態機械はOOF状態にとどまる。
【0178】
条件4:条件1以外のすべての条件が満たされる場合、状態機械はIF状態にとどまる。
【0179】
5.発見されたフレームヘッダ表示情報に従って、オーバヘッドバイト及び予約バイトを決定し、対応するオーバヘッド処理を実行し、オーバヘッドバイト及び予約バイトを削除する。
【0180】
6.フレームヘッダ表示情報を同期ヘッダ表示情報に修正する。
【0181】
7.同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に修正する。
【0182】
64B/66B符号化方式が一例として使用される場合には、フレームヘッダ表示情報の文字が/S/に修正されることを理解されたい。
【0183】
8.対応する制御文字位置及びデータペイロード位置を同期ヘッダ表示情報に従って発見し、次に、8B/10B符号テーブルを探索し、8B符号ストリームを符号化し、8B符号ストリームを伝送のために10B符号ストリームに変換する。
【0184】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、8B符号ストリーム/64B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を挿入し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0185】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータ(たとえば、CPRIサービスデータ)の最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0186】
図8は、本発明の一実施例による情報伝送処理の概略流れ図である。
図8に示される処理は、
図2に示された第1のOTNデバイスによって実行され得る。この処理は、下記のステップを含むことができる。
【0187】
801.入力10B符号ストリームに対し識別処理を実行して、文字K28.5を有する符号ブロックを取得する。
【0188】
任意選択で、K28.5が、同じクロックサイクルにおいて、最左端にあるかどうかが調べられる。K28.5が、同じクロックサイクルにおいて、最左端にはない場合、データがシフトされ、K28.5を有する符号ブロックが同じクロックサイクルの最左端位置までシフトされる。
【0189】
任意選択で、別の実施例では、識別処理が入力66B符号ストリームに対し実行されて、文字/S/を有する符号ブロックを本発明のこの実施例では取得することができる。
【0190】
任意選択で、/S/が、同じクロックサイクルにおいて、最左端にあるかどうかが調べられる。/S/が、同じクロックサイクルにおいて、最左端にはない場合、データがシフトされ、/S/を有する符号ブロックが同じクロックサイクルの最左端位置までシフトされる。
【0191】
既存のプロトコルにおいて、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、符号化方式が8B/10B符号化であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、符号化方式が64B/66B符号化である。10B符号が入力された場合、文字K28.5を有する符号ブロックが識別され、又は、66B符号が入力された場合、文字/S/を有する符号ブロックが識別される。具体的に、CPRI.1〜CPRI.7サービスに対し、Z.0.0の文字はK28.5であり、CPRI.8〜CPRI.nサービス(nは8よりも大きい)では、Z.0.0の文字は/S/である。つまり、CPRIサービス内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置の固定バイトは、K28.5又は/S/である。
【0192】
本発明のこの実施例における10B符号ストリームは、文字K28.5を有する複数の符号ブロックを含むことができ、66B符号ストリームは、文字/S/を有する複数の符号ブロックを含むことができると理解されたい。
【0193】
802.識別された符号ブロックに同期ヘッダ表示情報としての印を付ける。
【0194】
同期ヘッダ表示情報は、10B/66B符号ストリームと共に伝送される。
【0195】
各スーパフレームのフレームヘッダ位置は、10B符号/66B符号では、文字K28.5又は/S/を有する符号ブロックを使用して識別され得るが、フレームヘッダ位置は、8B符号/64B符号では識別することができない。入力10B/66B符号ストリームが少なくとも1つのスーパフレームを含むことができる場合、少なくとも1つのスーパフレームのフレームヘッダ位置は、
図3に示されたフレームフォーマットの説明によればZ,0.0の位置になり得る。具体的に、同期ヘッダ表示情報が使用されて、第1の符号ストリーム内のスーパフレームに対応するフレームヘッダ位置を示され得る。
【0196】
識別された符号ブロックの位置は、入力10B/66B符号ストリーム内のスーパフレームのフレームヘッダ位置、つまりZ,0.0の位置である。
【0197】
本発明のこの実施例では、ただ1つの同期ヘッダ表示情報が説明されていること、及び10B符号ストリーム又は66B符号ストリーム内の各スーパフレームのフレームヘッダ位置が、同期ヘッダ表示情報によって示されることを理解されたい。
【0198】
803.10B符号ストリームを復号して8B符号ストリームを取得する。
【0199】
任意選択で、別の実施例では、本発明のこの実施例における66B符号ストリームが復号されて64B符号ストリームが取得されることができる。
【0200】
復号方法が本発明のこの実施例では限定されないことを理解されたい。
【0201】
具体的に、テーブルは10ビットの単位で探索されてよく、10B符号は8B符号に変換される。具体的な8B/10Bテーブルエントリは、802.3プロトコルに基づいてよい。
【0202】
或いは、66B符号ストリームが復号されて64B符号ストリームが取得されると、テーブルは66ビットの単位で探索され、66B符号は64B符号に変換される。具体的な64B/66Bテーブルエントリは、802.3プロトコルに基づいてよい。
【0203】
804.フレームヘッダを同期ヘッダ表示情報に従って探索する。
【0204】
同期ヘッダ表示情報は、10B符号ストリーム内のスーパフレームのフレームヘッダ位置である。
【0205】
或いは、同期ヘッダ表示情報は、66B符号ストリーム内のスーパフレームのフレームヘッダ位置である。
【0206】
フレームヘッダを探索する方法が、本発明のこの実施例では限定されないことを理解されたい。
【0207】
805.フレームヘッダ表示情報を8B符号ストリームに挿入して8B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示し、それにより、自己定義フレームを生成する。
【0208】
任意選択で、別の実施例では、フレームヘッダ表示情報が64B符号ストリームに挿入されて64B符号ストリームのフレームヘッダ位置が示され、それにより、本発明のこの実施例では自己定義フレームを生成することができる。
【0209】
具体的に、8B符号ストリームの一例では、10B符号ストリーム内のスーパフレームのバイト数が4096である場合、同期ヘッダ表示情報が開始位置として本発明のこの実施例では使用されて、スライシングを4096バイトの単位で実行することができ、スライシングヘッダマークが追加される。フレームヘッダ表示情報が、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すための同期ヘッダ表示情報の前に挿入される。このようにして、フレームヘッダ表示情報が各フレームヘッダ位置において8B符号ストリームに挿入され、それにより、自己定義フレームが生成される。
【0210】
任意選択で、別の実施例では、専用のバイトが使用されてフレームヘッダ表示情報を示すことができ、フレームヘッダ表示情報は2バイトでも4バイトでもよい。フレームヘッダ表示情報の具体的な形は、本発明のこの実施例では限定されない。
【0211】
806.オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを8B符号ストリームに挿入する。
【0212】
具体的に、本発明のこの実施例では、オーバヘッドバイトは、フレームヘッダ表示情報の後、かつ同期ヘッダ表示情報の前に挿入されてよく、オーバヘッドバイトのバイト数は6バイトでよい。本発明のこの実施例では、8バイトの予約バイトがスライシングヘッダマークの位置に挿入されてよい。オーバヘッドバイトのバイト数、及び予約バイトのバイト数は、本発明のこの実施例では限定されず、またオーバヘッドバイトの挿入位置及び予約バイトの挿入位置も、本発明のこの実施例では限定されないことを理解されたい。
【0213】
807.OPUを少なくとも1つのOPUタイムスロットに、サービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて分割する。
【0214】
タイムスロット分割がサービスデータ(たとえば、CPRIサービスデータ)の最小粒度帯域幅に基づいて実行される場合、各OPUタイムスロットの帯域幅の最小タイムスロット帯域幅が、サービスデータの最小粒度帯域幅になることを理解されたい。CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅が492.48M
bpsである場合、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上でありさえすればよい。OPUタイムスロットの帯域幅が狭いほど、帯域幅利用率がより高いことを示す。
【0215】
具体的に、10G
bpsの帯域幅が説明のための一例として使用される。ODU帯域幅、フレームヘッダ、及びOMFIがローカルクロックに従って生成され、このOMFIは0から239の範囲にわたる。本発明のこの実施例では、OMFIが使用されて割り当てタイムスロット番号(つまり、OPUタイムスロットに対応する識別情報)を示すことができる。
【0216】
OTNデバイスは、行の数及び列の数を自己定義フレーム内の少なくとも1つのフレームヘッダ表示情報に従って数えることができ、ここで、列範囲が1から3824であり、ペイロード領域が17から3824の範囲にわたる。ペイロード領域の列数は3808であるが、3808は12で割り切れない。したがって、本発明のこの実施例では、3804列がローディングサービス用に選択されてよく、その他の4列は充填に使用される。
【0217】
OPUタイムスロットは、通し番号0〜23に従って配列され循環され得る。したがって、各OPUタイムスロットは、ODUフレームのペイロード領域内で均等に分布し得る。
【0218】
任意選択で、別の実施例では、各OPUタイムスロットは1つのタイムスロット番号に対応することができる。各タイムスロット番号が顧客サービスに対応することができ、また複数のタイムスロット番号が同一の顧客サービスに対応することができる。つまり、大規模顧客サービスがあるとき、複数のタイムスロット番号がその顧客サービスに割り当てられてよい。更に、複数のOPUタイムスロットが同一の顧客サービスに対応しているとき、複数のOPUタイムスロットは、タイムスロット番号の昇順に配列されてよく、読み出しと書き込みが同時に実行される。
【0219】
各タイムスロット番号に対応する顧客サービスのデータは、少なくとも1つの識別情報(少なくとも1つのタイムスロット番号)に従って読み出され得る。つまり、少なくとも1つの識別情報中の各識別情報は顧客サービスに対応しており、対応する顧客サービスは伝送データを有する。少なくとも1つの識別情報中の各識別情報とデータとの間には対応関係がある。
【0220】
第1の識別情報は、少なくとも1つの識別情報中の任意の1つの識別情報であり得ることを理解されたい。本発明のこの実施例ではただ1つの識別情報が説明されているが、実際には、各識別情報が異なるデータに対応している。マッピング処理では、少なくとも1つの識別情報中の各識別情報に対応するデータは、各識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングされてよい。たとえば、顧客サービスのデータに対応するタイムスロット番号(識別情報)が1、2、及び3である場合、顧客サービスのデータは、1、2、及び3であるタイムスロット番号(識別情報)に対応する3つのOPUタイムスロットにマッピングされる。
【0221】
各OPUタイムスロットと顧客サービスとの間の構成関係は、チャネル関連付けによって、対応するオーバヘッド位置を使用して伝送され得ることを理解されたい。たとえば、伝送はPSIを使用して実行される。
【0222】
808.自己定義フレームを少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングする。
【0223】
本発明のこの実施例では、サービスデータを符号化することによって取得された10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0224】
加えて、本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0225】
図9は、本発明の別の実施例による情報伝送処理の概略流れ図である。
図9に示された処理は、
図2に示された第2のOTNデバイスによって実行され得る。この処理は、下記のステップを含む。
【0226】
901.自己定義フレームがマッピングされるODUフレームを第1のOTNデバイスから受信する。
【0227】
902.PSIオーバヘッド解析をODUフレーム内のOPUに対し実行して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得する。
【0228】
903.対応するCM値をJCオーバヘッド領域に従って解析することによって取得すると共に、対応関係に従って自己定義フレームを取得する。
【0229】
自己定義フレームは、
図4又は
図5に示された方法を使用して取得されてよいことを理解されたい。
【0230】
904.フレーム探索処理を自己定義フレームに対し実行してフレームヘッダ表示情報を取得する。
【0231】
フレームヘッダ表示情報が発見されない場合には、LOF警報及びOOF警報が報告される。
【0232】
図8に示されるように、
図8は、LOF警報及びOOF警報を報告するための探索フレーム状態機械の概略図である。
図8で、OOFはフレーム同期外れである。
【0233】
OOF状態が3ms継続するとLOF警報が報告され、IF状態が3ms継続するとLOF警報が解除される。
【0234】
状態機械の切換え条件は下記の通りである。
【0235】
条件1:X個の連続フレームのフレームヘッダ表示情報が正しくない場合、状態機械はIF状態からOOF状態に切り換わり、ここで、Xの値は1から64であり、初期値は「5」でよい。
【0236】
条件2:2つの連続フレームのフレームヘッダ表示情報が正しい場合、状態機械はOOF状態からIF状態へ切り換わる。
【0237】
条件3:条件2以外のすべての条件が満たされる場合、状態機械はOOF状態にとどまる。
【0238】
条件4:条件1以外のすべての条件が満たされる場合、状態機械はIF状態にとどまる。
【0239】
905.発見されたフレームヘッダ表示情報に従って、オーバヘッドバイト及び予約バイトを決定し、対応するオーバヘッド処理を実行し、オーバヘッドバイト及び予約バイトを削除する。
【0240】
906.少なくとも1つのフレームヘッダ表示情報を同期ヘッダ表示情報に修正し、対応する文字をK28.5に修正する。
【0241】
64B/66B符号化方式が一例として使用される場合には、少なくとも1つのフレームヘッダ表示情報の文字が/S/に修正されることを理解されたい。
【0242】
907.8B符号ストリームを、修正された同期ヘッダ表示情報に従って符号化して10B符号ストリームを取得する。
【0243】
具体的には、対応する制御文字位置及びデータペイロード位置が、同期ヘッダ表示情報に従って決定される。8B/10B符号テーブルが探索され、8B符号ストリームが符号化され、伝送のために10B符号ストリームに変換される。
【0244】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、8B符号ストリーム/64B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を挿入し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0245】
加えて、本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0246】
図10は、本発明の一実施例によるデバイスの概略ブロック図である。
図10に示されたデバイスは、
図4及び
図5に示された方法、及び
図8に示された処理を実施することができる。繰り返しを避けるために、細部はここでは再度説明されない。
図10に示されたデバイス1000は、
第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定するように構成された決定ユニット1001であって、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、決定ユニットと、
第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得するように構成された復号ユニット1002であって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームである、復号ユニットと、
第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入するように構成された挿入ユニット1003と、
第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングするように構成されたマッピングユニット1004と
を含む。
【0247】
本発明のこの実施例では、サービスデータを符号化することによって取得された10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、フレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報が挿入され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0248】
任意選択で、別の実施例では、マッピングユニット1004はタイムスロット分割をOPUに対し、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得すると共に、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングすることができる。
【0249】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータ(たとえば、CPRIサービスデータ)の最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0250】
任意選択で、別の実施例では、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上である。
【0251】
任意選択で、別の実施例では、デバイス1000は更に、
同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けるように構成されたマーキングユニット1005
を含む。
【0252】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、デバイス1000は更に、
第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別するように構成された識別ユニット1006
を含む。
【0253】
マーキングユニット1005は、第1の符号ブロックに第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付けることができる。
【0254】
挿入ユニット1003は、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第1の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入することができる。
【0255】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、識別ユニット1006は、第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別することができる。
【0256】
マーキングユニット1005は、第2の符号ブロックに第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付けることができる。
【0257】
挿入ユニット1003は、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第2の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入することができる。
【0258】
任意選択で、別の実施例では、挿入ユニット1003は更に、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入することができ、マッピングユニット1004は具体的に、第2の符号ストリーム、フレームヘッダ表示情報、並びにオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをODUフレーム内のOPUにマッピングすることができる。
【0259】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロットは、少なくとも1つの識別情報に対応している。マッピングユニット1004は、第2の符号ストリーム内の少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報とフレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを少なくとも1つの識別情報に従って決定し、第1のデータを第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングすることができる。
【0260】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つの識別情報は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0261】
本発明のこの実施例では、サービスデータを符号化することによって後で取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、8B符号ストリーム/64B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報が挿入され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0262】
加えて、本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0263】
図11は、本発明の別の実施例によるデバイスの概略ブロック図である。
図11に示されたデバイスは、
図7に示された方法、及び
図9に示された処理を実施することができる。繰り返しを避けるために、細部はここでは再度説明されない。
図11に示されたデバイス1100は、
光チャネルデータユニットODUフレームを光トランスポートネットワークOTNデバイスから受信するように構成された受信ユニット1101と、
ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得するように構成されたデマッピングユニット1102と、
第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得するように構成された符号化ユニット1103であって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであり、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、符号化ユニットと
を含む。
【0264】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、8B符号ストリーム/64B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を挿入し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0265】
任意選択で、別の実施例では、OPUは、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいてタイムスロット分割を実行することによって取得された少なくとも1つのOPUタイムスロットを含む。
【0266】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0267】
任意選択で、別の実施例では、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上である。
【0268】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロットは、少なくとも1つの識別情報に対応している。デマッピングユニット1102は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得すると共に、ODUフレーム内のOPUのオーバヘッドバイトを解析し、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を対応関係に従って取得することができる。
【0269】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つの識別情報は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0270】
任意選択で、別の実施例では、デバイス1100は更に、
フレームヘッダ表示情報に従って、フレームヘッダ表示情報を、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報へと修正するように構成された修正ユニット1104
を含む。
【0271】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、修正ユニット1104は更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に、同期ヘッダ表示情報に従って修正することができる。
【0272】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、修正ユニット1104は更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字を/S/に、同期ヘッダ表示情報に従って修正することができる。
【0273】
任意選択で、別の実施例では、デバイス1100は更に、
第2の符号ストリーム内のオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをフレームヘッダ表示情報に従って識別するように構成された識別ユニット1105と、
オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを削除するように構成された削除ユニット1106と
を含む。
【0274】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0275】
加えて、本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0276】
図12は、本発明の別の実施例によるデバイスの概略ブロック図である。
図12のデバイス1200は、上記の方法実施例におけるステップ及び方法を実施するように構成され得る。
図12のデバイス1200は、プロセッサ1201、メモリ1202、及び送信機回路1204を含む。プロセッサ1201とメモリ1202と送信機回路1204は、バスシステム1209を使用して接続される。
【0277】
加えて、デバイス1200は更に、アンテナ1205などを含むことができる。プロセッサ1201は、デバイス1200の動作を制御する。メモリ1202は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含むことができ、命令及びデータをプロセッサ1201に供給する。デバイス1200のすべての構成要素は、バスシステム1209を使用して共に結合される。データバスに加えて、バス1209は電力バス、制御バス、及び状態信号バスを含み得る。しかしながら、説明を分かりやすくするために、様々なバスが図ではバスシステム1209として描かれている。
【0278】
プロセッサ1201は集積回路チップでよく、信号処理機能を有する。上記のプロセッサ1201は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェア構成要素でよい。プロセッサ1201は、本発明の実施例で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでよく、又はプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどでよい。プロセッサ1201は、情報をメモリ1202から読み出し、デバイス1200のすべての構成要素をプロセッサ1201のハードウェアと一緒に制御する。
【0279】
図4及び
図5の方法は、
図12のデバイス1200によって実施されてよい。繰り返しを避けるために、細部はここでは再度説明されない。
【0280】
具体的に、デバイス1200は、プロセッサ1201の制御のもとで下記の動作、すなわち、
第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報を決定することであって、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、決定すること、
第1の符号ストリームを復号して第2の符号ストリームを取得することであって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームである、取得すること、
第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、同期ヘッダ表示情報に従って挿入すること、並びに
第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を光チャネルデータユニットODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUにマッピングすること
を達成する。
【0281】
本発明のこの実施例では、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、フレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報が挿入され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0282】
任意選択で、別の実施例では、プロセッサ1201はタイムスロット分割をOPUに対し、CPRIサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行して、少なくとも1つのOPUタイムスロットを取得すると共に、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を少なくとも1つのOPUタイムスロットにマッピングすることができる。
【0283】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0284】
任意選択で、別の実施例では、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上である。
【0285】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームを復号することの前に、プロセッサ1201は、同期ヘッダ表示情報に、第1の符号ストリームのスーパフレームのフレームヘッダ位置で周期的に印を付けることができる。
【0286】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、プロセッサ1201は、第1の符号ストリーム内の、文字K28.5を有する第1の符号ブロックを識別し、第1の符号ブロックの位置に第1の同期ヘッダ表示情報としての印を付けることができる。プロセッサ1201は、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第1の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第1の同期ヘッダ表示情報に従って挿入することができる。
【0287】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、プロセッサ1201は、第1の符号ストリーム内の、文字/S/を有する第2の符号ブロックを識別し、第2の符号ブロックの位置に第2の同期ヘッダ表示情報としての印を付けることができる。プロセッサ1201は、フレームヘッダ表示情報を第2の符号ストリームに、第2の同期ヘッダ表示情報より前に、第1の符号ストリーム内の第2の同期ヘッダ表示情報に従って挿入し、それにより、自己定義フレームを生成することができる。
【0288】
任意選択で、別の実施例では、プロセッサ1201は更に、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを第2の符号ストリームに挿入することができる。プロセッサ1201は、第2の符号ストリーム、フレームヘッダ表示情報、並びにオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをODUフレーム内のOPUにマッピングすることができる。
【0289】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロットは、少なくとも1つの識別情報に対応している。プロセッサ1201は、第2の符号ストリーム内の少なくとも1つの識別情報中の第1の識別情報とフレームヘッダ表示情報とに対応する第1のデータを少なくとも1つの識別情報に従って決定し、第1のデータを第1の識別情報に対応するOPUタイムスロットにマッピングすることができる。
【0290】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つの識別情報は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0291】
任意選択で、別の実施例では、送信機回路1204は、マッピングされたODUフレームを送信することができる。
【0292】
本発明のこの実施例では、サービスデータを符号化することによって取得された10B符号ストリーム/66B符号ストリームが復号されて、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームが取得され、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームが生成される。オーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0293】
加えて、本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0294】
図13は、本発明の別の実施例によるデバイスの概略ブロック図である。
図13のデバイス1300は、上記の方法実施例におけるステップ及び方法を実施するように構成され得る。
図13のデバイス1300は、プロセッサ1301、メモリ1302、及び受信機回路1303を含む。プロセッサ1301とメモリ1302と受信機回路1303は、バスシステム1309を使用して接続される。
【0295】
加えて、デバイス1300は更に、アンテナ1305などを含むことができる。プロセッサ1301は、デバイス1300の動作を制御する。メモリ1302は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含むことができ、命令及びデータをプロセッサ1301に供給する。デバイス1300のすべての構成要素は、バスシステム1309を使用して共に結合される。データバスに加えて、バス1309は電力バス、制御バス、及び状態信号バスを含み得る。しかしながら、説明を分かりやすくするために、様々なバスが図ではバスシステム1309として描かれている。
【0296】
プロセッサ1301は集積回路チップでよく、信号処理機能を有する。上記のプロセッサ1301は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェア構成要素でよい。プロセッサ1301は、本発明の実施例で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでよく、又はプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどでよい。プロセッサ1301は、情報をメモリ1302から読み出し、デバイス1300のすべての構成要素をプロセッサ1301のハードウェアと一緒に制御する。
【0297】
図6の方法は、
図13のデバイス1300によって実施されてよい。繰り返しを避けるために、細部はここでは再度説明されない。
【0298】
具体的に、デバイス1300は、プロセッサ1301の制御のもとで下記の動作、すなわち、
受信機回路1303によって、光チャネルデータユニットODUフレームを光トランスポートネットワークOTNデバイスから受信すること、
プロセッサ1301によって、ODUフレーム内の光チャネルペイロードユニットOPUをデマッピングして、第2の符号ストリームと、第2の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報とを取得すること、及び
第2の符号ストリームをフレームヘッダ表示情報に従って符号化して第1の符号ストリームを取得することであって、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるか、又は第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであり、第1の符号ストリームが共通公衆無線インタフェースCPRIサービスデータを符号化することによって取得される、取得すること
を達成する。
【0299】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、8B符号ストリーム/64B符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用されるフレームヘッダ表示情報を挿入し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0300】
任意選択で、別の実施例では、OPUは、サービスデータの最小粒度帯域幅に基づいてタイムスロット分割を実行することによって取得された少なくとも1つのOPUタイムスロットを含む。
【0301】
本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0302】
任意選択で、別の実施例では、OPUタイムスロットの帯域幅は492.48M
bps以上である。
【0303】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つのOPUタイムスロットは、少なくとも1つの識別情報に対応している。プロセッサ1301は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトを解析して、少なくとも1つの識別情報と対応データとの間の対応関係を取得すると共に、ODUフレーム内のOPUのオーバヘッドバイトを解析し、第2の符号ストリーム及びフレームヘッダ表示情報を対応関係に従って取得することができる。
【0304】
任意選択で、別の実施例では、少なくとも1つの識別情報は、ODUフレーム内のオーバヘッドバイトに基づいて示される。
【0305】
任意選択で、別の実施例では、プロセッサ1301は、フレームヘッダ表示情報に従って、フレームヘッダ表示情報を、第1の符号ストリームのフレームヘッダ位置を示すために使用される同期ヘッダ表示情報へと修正することができる。
【0306】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが10B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが8B符号ストリームであるとき、プロセッサ1301は更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字をK28.5に、同期ヘッダ表示情報に従って修正することができる。
【0307】
任意選択で、別の実施例では、第1の符号ストリームが66B符号ストリームであり、第2の符号ストリームが64B符号ストリームであるとき、プロセッサ1301は更に、同期ヘッダ表示情報によって示された位置の文字を/S/に、同期ヘッダ表示情報に従って修正することができる。
【0308】
任意選択で、別の実施例では、プロセッサ1301は、第2の符号ストリーム内のオーバヘッドバイト及び/又は予約バイトをフレームヘッダ表示情報に従って識別し、オーバヘッドバイト及び/又は予約バイトを削除することができる。
【0309】
本発明のこの実施例では、第1のOTNデバイスが、サービスデータを符号化することによって取得される10B符号ストリーム/66B符号ストリームを復号して、それぞれ8B符号ストリーム/64B符号ストリームを取得し、それにより、8B/64B符号を使用して伝送される自己定義フレームを生成する。第2のOTNデバイスは、第1のOTNデバイスから受信したODUフレームをデマッピングして自己定義フレームを取得すると共に、自己定義フレームを符号化して10B符号/66符号を再び取得する。このようにして、2つのOTNデバイス間でオーバヘッドがはがされ、自己定義フレームが伝送のためにペイロード領域に直接マッピングされ、それによって、冗長オーバヘッドがマッピングされるために効率が相対的に低いという従来技術の問題が回避される。したがって、2つのOTNデバイス間の伝送帯域幅を節約することができ、本発明のこの実施例ではデータ伝送効率を改善することができる。
【0310】
加えて、本発明のこの実施例では、タイムスロット分割がサービスデータの最小粒度帯域幅に基づいて実行され、それにより、帯域幅を完全に利用することができ、また帯域幅利用率を改善することができる。加えて、CPRI速度を適切に設定することができ、マッピング効率を改善することができる。
【0311】
本明細書全体において言及された「1つの実施例」又は「一実施例」は、その実施例に関連する特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれるという意味ではないことを理解されたい。したがって、本明細書全体を通して出現する「1つの実施例では」又は「一実施例では」は、同じ実施例を指していない。加えて、これら特定の特徴、構造、又は特性は、任意の適切な方式を使用して1つ又は複数の実施例に組み合わされてよい。上記の処理の順序番号は、本発明の様々な実施例における実行順序を意味しない。処理の実行順序は、処理の機能及び内部論理に従って決定されるべきであり、本発明の実施例の実施処理に対するどんな限定とも解釈されるべきではない。
【0312】
加えて、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、本明細書では交換可能に用いられ得る。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連した対象を説明するための結合関係だけを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえばA及び/又はBは、次の3つの場合、すなわち、Aだけが存在する、A及びBが存在する、またBだけが存在する、を表す。加えて、文字「/」は、本明細書では一般に、関連した対象間の「又は」の関係を示す。
【0313】
本発明の実施例では、「Aに対応するB」は、BがAと関連付けられており、BがAによって決まり得ることを示すと理解されたい。しかしながら、BによってAを決めることは、BがAだけによって決まることを意味しないこと、すなわち、Bはまた、A及び/又は他の情報によっても決まり得ることを更に理解されたい。
【0314】
当業者には、本明細書に開示された実施例で説明された例と合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はこれらの組合せによって実現され得ることが知られていよう。ハードウェアとソフトウェアとの間の交換可能性を分かりやすく説明するために、上記では、機能に応じた各例の構成物及びステップを大まかに説明している。機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、特定の用途と、技術的解決法の設計制約条件とによって決まる。当業者であれば、説明された機能を、異なる方法を使用して、特定の用途ごとに実施することができるが、実施形態は、本発明の範囲を越えるとみなされるべきではない。
【0315】
当業者には、便利で簡潔な説明という目的のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作過程について、上記の方法実施例中の対応する処理が参照されてよく、細部は本明細書では再度説明されていないことが明確に理解されよう。
【0316】
本出願で提供されたいくつかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は他の方式で実施されてもことを理解されたい。たとえば、説明された装置の実施例は一例に過ぎない。たとえば、ユニットの区分は単なる論理機能区分であり、実際の実施においては別の区分でもよい。たとえば、複数のユニット又は構成要素を他のシステムと、組み合わせるか、若しくは一体化してもよく、又は、いくつかの機能を、省略するか、若しくは実行しなくてもよい。加えて、示され又は論じられた相互結合若しくは直接結合若しくは通信接続は、いくつかのインタフェース、装置若しくはユニットの間の間接的な結合若しくは通信接続、又は電気的接続、機械的接続、若しくは他の形式の接続を介して実施されてよい。
【0317】
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして示された部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に設置されていても、又は複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。ユニットの一部又は全部が、本発明の実施例の解決法の目的を達成するために、実際の必要性に応じて選択されてよい。
【0318】
加えて、本発明の実施例における機能ユニットが1つの処理ユニットに一体化されてよく、或いは各ユニットが単独で物理的に存在してよく、又は2つ若しくは3つ以上のユニットが1つのユニットに一体化される。一体化ユニットは、ハードウェアの形で実施されてよく、又は、ソフトウェア機能ユニットの形で実施されてよい。
【0319】
上記の実施形態の説明によって、当業者には、本発明がハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組合せによって実施されてよいことが明確に理解されよう。本発明がソフトウェアによって実施される場合、上記の機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されても、コンピュータ読み取り可能な媒体中で1つ若しくは複数の命令又はコードとして送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムが1つの場所から別の場所へ送信されることを可能にするあらゆる媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータにアクセスできる任意の利用可能媒体でよい。加えて、任意の接続がコンピュータ読み取り可能な媒体として適切に定義されてよい。
【0320】
要約すると、上で説明されたものは、本発明の技術的解決法の単なる例示的な実施例であり、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理から逸脱することなく行われるいかなる修正、等価の置換え、又は改善も本発明の保護範囲内に含まれるものとする。