(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ウェアラブルデバイスであって、マイクロプロセッサ制御ユニットと、第1スイッチモジュールと、ブルートゥースモジュールと、マルチメディアモジュールとを備え、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットが全て前記第1スイッチモジュールに接続され、
前記ブルートゥースモジュールが、受信されたシナリオ通知に従って前記第1スイッチモジュールにスイッチ要求を送信するように構成され、
前記第1スイッチモジュールが、前記スイッチ要求に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記マルチメディアモジュールとの間のデータ伝送接続を確立するか、又は前記ブルートゥースモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間のデータ伝送接続を確立するように構成され、
前記マルチメディアモジュールが、マルチメディアファイルを記憶及び再生するように構成されるとともに、前記マイクロプロセッサ制御ユニットが、事前設定されたイベントに対応するデータを監視して記憶するように構成され、
第1汎用入出力GPIO接続が前記ブルートゥースモジュールと前記第1スイッチモジュールとの間で更に確立されるとともに、前記ブルートゥースモジュールが前記第1GPIO接続を使用することにより前記第1スイッチモジュールに前記スイッチ要求を送信する、
ウェアラブルデバイス。
前記サウンドモジュールが第1チャネルユニットと第2チャネルユニットとを備えるとともに、前記第2スイッチモジュールが第1チャネルスイッチユニットと第2チャネルスイッチユニットとを備え、
前記第1チャネルユニットが前記第1チャネルスイッチユニットに接続されるとともに、前記第2チャネルユニットが前記第2チャネルスイッチユニットに接続され、
前記第1チャネルスイッチユニットが、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットに接続されるとともに、前記第2チャネルスイッチユニットが、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットに接続され、
前記マイクロプロセッサ制御ユニットが、前記ユーザにより入力された前記選択情報を受信し、前記選択情報に従って、前記第1チャネルスイッチユニット及び前記第2チャネルスイッチユニットに前記制御信号を送信するように構成され、
前記第1チャネルスイッチユニットが、前記制御信号に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記第1チャネルユニットとの間の接続を確立するか、又は前記マルチメディアモジュールと前記第1チャネルユニットとの間の接続を確立するように構成され、
前記第2チャネルスイッチユニットが、前記制御信号に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記第2チャネルユニットとの間の接続を確立するか、又は前記マルチメディアモジュールと前記第2チャネルユニットとの間の接続を確立するように構成される、
請求項5に記載のウェアラブルデバイス。
前記アップグレードタイプが前記マルチメディアモジュールをアップグレードすることである場合、前記マイクロプロセッサ制御ユニットが、前記ブルートゥースモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続を前記マルチメディアモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続に切り替えるように、前記第3スイッチモジュールを制御するように構成される、
請求項7に記載のウェアラブルデバイス。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施例は、ウェアラブルデバイスを提供し、従来技術のウェアラブルデバイスのマンマシンインタラクションが十分にインテリジェントではないという問題を解決する。
【0006】
本発明の第1の態様は、ウェアラブルデバイスであって、マイクロプロセッサ制御ユニットと、第1スイッチモジュールと、ブルートゥースモジュールと、マルチメディアモジュールとを含み、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットが全て前記第1スイッチモジュールに接続され、前記ブルートゥースモジュールが、受信されたシナリオ通知に従って前記第1スイッチモジュールにスイッチ要求を送信するように構成され、前記第1スイッチモジュールが、前記スイッチ要求に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記マルチメディアモジュールとの間のデータ伝送接続を確立するか、又は前記ブルートゥースモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間のデータ伝送接続を確立するように構成され、前記マルチメディアモジュールが、マルチメディアファイルを記憶及び再生するように構成されるとともに、前記マイクロプロセッサ制御ユニットが、事前設定されたイベントに対応するデータを監視して記憶するように構成される、ウェアラブルデバイスを提供する。
【0007】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装例において、第1汎用入出力GPIO接続が前記ブルートゥースモジュールと前記第1スイッチモジュールとの間で更に確立されるとともに、前記ブルートゥースモジュールは前記第1GPIO接続を使用することにより前記第1スイッチモジュールに前記スイッチ要求を送信する。
【0008】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第2の可能な実装例において、前記シナリオ通知は端末装置により送信されたマルチメディアモジュール視聴要求であり、前記スイッチ要求は第1スイッチ要求であり、前記ブルートゥースモジュールは、前記端末装置により送信された前記マルチメディアモジュール視聴要求を受信し、前記マルチメディアモジュール視聴要求に従って前記第1スイッチモジュールに前記第1スイッチ要求を送信するように具体的に構成され、前記第1スイッチモジュールは、前記第1スイッチ要求に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記マルチメディアモジュールとの間のデータ伝送接続を確立するように構成される。
【0009】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第3の可能な実装例において、前記シナリオ通知は端末装置により送信されたマイクロプロセッサ制御ユニットデータ同期要求であり、前記スイッチ要求は第2スイッチ要求であり、前記ブルートゥースモジュールは、前記端末装置により送信された前記マイクロプロセッサ制御ユニットデータ同期要求を受信し、前記マイクロプロセッサ制御ユニットデータ同期要求に従って前記第1スイッチモジュールに前記第2スイッチ要求を送信するように具体的に構成され、前記第1スイッチモジュールは、前記第2スイッチ要求に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間のデータ伝送接続を確立するように構成される。
【0010】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装例に関連して、第1の態様の第4の可能な実装例において、前記シナリオ通知は前記マイクロプロセッサ制御ユニットにより送信された事前設定イベント発生通知であり、前記スイッチ要求は第3スイッチ要求であり、第2GPIO接続が前記ブルートゥースモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間で確立され、前記マイクロプロセッサ制御ユニットは、事前設定されたイベントが発生したことを検出する場合に、前記第2GPIO接続を使用することにより前記ブルートゥースモジュールに前記事前設定イベント発生通知を送信するように構成され、前記ブルートゥースモジュールは、前記マイクロプロセッサ制御ユニットにより送信された前記事前設定イベント発生通知を受信し、前記事前設定イベント発生通知に従って前記第1スイッチモジュールに前記第3スイッチ要求を送信するように具体的に構成され、前記第1スイッチモジュールは、前記第3スイッチ要求に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間のデータ伝送接続を確立するように構成される。
【0011】
第1の態様、又は第1の態様の第1から第4の可能な実装例のいずれか1つに関連して、第1の態様の第5の可能な実装例において、当該ウェアラブルデバイスは、サウンドモジュール及び第2スイッチモジュールを更に含み、前記サウンドモジュールは前記第2スイッチモジュールに接続されるとともに、前記第2スイッチモジュールは、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットに接続され、前記マイクロプロセッサ制御ユニットは、ユーザにより入力された選択情報を受信し、前記選択情報に従って前記第2スイッチモジュールに制御信号を送信するように構成され、前記第2スイッチモジュールは、前記制御信号に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記サウンドモジュールとの間の接続を確立するか、又は前記マルチメディアモジュールと前記サウンドモジュールとの間の接続を確立するように構成される。
【0012】
第1の態様の第5の可能な実装例に関連して、第1の態様の第6の可能な実装例において、前記サウンドモジュールは第1チャネルユニットと第2チャネルユニットとを含むとともに、前記第2スイッチモジュールは第1チャネルスイッチユニットと第2チャネルスイッチユニットとを含み、前記第1チャネルユニットは前記第1チャネルスイッチユニットに接続されるとともに、前記第2チャネルユニットは前記第2チャネルスイッチユニットに接続され、前記第1チャネルスイッチユニットは、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットに接続されるとともに、前記第2チャネルスイッチユニットは、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットに接続され、前記マイクロプロセッサ制御ユニットは、前記ユーザにより入力された前記選択情報を受信し、前記選択情報に従って、前記第1チャネルスイッチユニット及び前記第2チャネルスイッチユニットに前記制御信号を送信するように構成され、前記第1チャネルスイッチユニットは、前記制御信号に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記第1チャネルユニットとの間の接続を確立するか、又は前記マルチメディアモジュールと前記第1チャネルユニットとの間の接続を確立するように構成され、前記第2チャネルスイッチユニットは、前記制御信号に従って、前記ブルートゥースモジュールと前記第2チャネルユニットとの間の接続を確立するか、又は前記マルチメディアモジュールと前記第2チャネルユニットとの間の接続を確立するように構成される。
【0013】
第1の態様に関連して、第1の態様の第7の可能な実装例において、当該ウェアラブルデバイスは、インタフェースモジュール及び第3スイッチモジュールを更に含み、前記インタフェースモジュールは前記第3スイッチモジュールに接続されるとともに、前記第3スイッチモジュールは、前記ブルートゥースモジュール、前記マルチメディアモジュール、及び前記マイクロプロセッサ制御ユニットに接続され、前記第3スイッチモジュールは、前記ブルートゥースモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の接続を最初に確立し、第2GPIO接続が前記ブルートゥースモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間で更に確立され、前記ブルートゥースモジュールは、端末装置により送信されたアップグレード情報を、前記インタフェースモジュールを使用することにより受信し、前記アップグレード情報のアップグレードタイプを判定し、前記第2GPIO接続を使用することにより前記マイクロプロセッサ制御ユニットに前記アップグレードタイプを送信するように構成され、前記マイクロプロセッサ制御ユニットは、前記アップグレードタイプに従って、前記第3スイッチモジュールが前記ブルートゥースモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続を前記マルチメディアモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の接続に切り替えるかどうかを制御するように構成され、前記アップグレードタイプは、前記ブルートゥースモジュールをアップグレードすること、前記マイクロプロセッサ制御ユニットをアップグレードすること、又は前記マルチメディアモジュールをアップグレードすることを含む。
【0014】
第1の態様の第7の可能な実装例に関連して、第1の態様の第8の可能な実装例において、前記アップグレードタイプが前記マルチメディアモジュールをアップグレードすることである場合、前記マイクロプロセッサ制御ユニットは、前記ブルートゥースモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続を前記マルチメディアモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続に切り替えるように、前記第3スイッチモジュールを制御するように具体的に構成される。
【0015】
第1の態様の第8の可能な実装例に関連して、第1の態様の第9の可能な実装例において、第3GPIO接続が前記マルチメディアモジュールと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとの間で更に確立され、前記マイクロプロセッサ制御ユニットは、前記マルチメディアモジュールにより送信されたアップグレード完了情報を、前記第3GPIO接続を使用することにより受信し、前記アップグレード完了情報に従って、前記マルチメディアモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続を前記ブルートゥースモジュールと前記インタフェースモジュールとの間の前記接続に切り替えるように、前記第3スイッチモジュールを制御するように構成される。
【0016】
第1の態様の第5又は第6の可能な実装例に関連して、第1の態様の第10の可能な実装例において、前記ブルートゥースモジュールは前記サウンドモジュールに接続され、前記ブルートゥースモジュールは、当該ウェアラブルデバイスの再生されるべき情報を事前設定された言語における音声情報に変換し、前記サウンドモジュールに前記事前設定された言語における前記音声情報を送信するように構成され、前記サウンドモジュールは、前記事前設定された言語における前記音声情報を前記ユーザに対して再生するように構成される。
【0017】
第1の態様、又は第1の態様の第1から第10の可能な実装例のいずれか1つに関連して、第1の態様の第11の可能な実装例において、当該ウェアラブルデバイスは、ネックレス型ウェアラブルデバイスか、又はリストバンド型ウェアラブルデバイスである。
【0018】
第1の態様の第11の可能な実装例に関連して、第1の態様の第12の可能な実装例において、前記ネックレス型ウェアラブルデバイスの2つの端部は、それぞれ、第1チャネルヘッドセット及び第2チャネルヘッドセットに接続される。
【0019】
本発明の実施例で提供されるウェアラブルデバイスは、ブルートゥースモジュール及びマルチメディアモジュールを含む。したがって、ウェアラブルデバイスは、ブルートゥースモジュールを使用することにより別の端末装置に接続されてデータを交換することができるだけでなく、マルチメディアモジュールにローカルに記憶されたデータを使用することができ、さらに、事前設定されたイベントに対応するデータを、マイクロプロセッサ制御ユニットを使用することにより監視することができる。このようにして、ウェアラブルデバイスは、複数の機能を統合し、ユーザにより多くの体験(experience)を提供する。さらに、ブルートゥースモジュールは、受信されたシナリオ通知に従って第1スイッチモジュールにスイッチ要求を送信し、スイッチ要求に従って、第1スイッチモジュールは、ブルートゥースモジュールとマルチメディアモジュールとの間のデータ伝送接続を確立するか、又はブルートゥースモジュールとマイクロプロセッサ制御ユニットとの間のデータ伝送接続を確立する。したがって、内部モジュール間の接続が、ウェアラブルデバイスの特定のアプリケーションシナリオに従って動的に切り替えられることができ、機能は迅速に変えられることができる。これは、マンマシンインタラクションのインテリジェンス(intelligence)を大幅に改善し、ユーザの要求をより良く満たし、そしてユーザ体験を改善する。
【0020】
本発明の実施例におけ
る技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施
例を説明するために必要とされる添付図面を簡単に説明する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施例を表すとともに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面から更に他の図面を導き出し得る。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施例の目的、技術的解決法、及び利点をより明確にするために、下記は、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てではなく一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0023】
図1は、本発明によるウェアラブルデバイスの実施例1の概略構成図である。
図1において示されるように、ウェアラブルデバイス001は、マイクロプロセッサ制御ユニット(Microprocessor Control Unit、略してMCU)01、第1スイッチモジュール02、ブルートゥースモジュール03、及びマルチメディアモジュール04を含む。
【0024】
ブルートゥースモジュール03、マルチメディアモジュール04、及びマイクロプロセッサ制御ユニット01は全て第1スイッチモジュール02に接続される。
【0025】
ブルートゥースモジュール03は、受信されたシナリオ通知に従って第1スイッチモジュール02にスイッチ要求を送信するように構成される。
【0026】
第1スイッチモジュール02は、スイッチ要求に従って、ブルートゥースモジュール03とマルチメディアモジュール04との間のデータ伝送接続を確立するか、又はブルートゥースモジュール03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間のデータ伝送接続を確立するように構成される。
【0027】
データ伝送接続は、ユニバーサル非同期受信機/送信機(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter、略してUART)接続であり得る。UART接続は、主に、モジュール間でデータを伝送するために使用される。もちろん、本発明は、UARTプロトコルに限定されず、接続は別のプロトコルを用いて確立されてもよい。
【0028】
特定の実装プロセスでは、例えば、初期状態において、第1スイッチモジュール02とブルートゥースモジュール03との間でデータ伝送接続が確立され、第1スイッチモジュール02とマルチメディアモジュール04との間でデータ伝送接続が確立されるとともに、第1スイッチモジュール02とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間でデータ伝送接続が確立される。第1スイッチモジュール02は、スイッチ要求に従って、内部スイッチを切り替え、ブルートゥースモジュール03をマルチメディアモジュール04に接続するか、又はブルートゥースモジュール
03をマイクロプロセッサ制御ユニット01に接続し、それにより、ブルートゥースモジュール03とマルチメディアモジュール04との間のデータ伝送接続、又はブルートゥースモジュール
03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間のデータ伝送接続を確立する。
【0029】
マルチメディアモジュール04は、マルチメディアファイルを記憶して再生するように構成される。すなわち、ウェアラブルデバイス001は、マルチメディアファイルをローカルに記憶して再生し得る。マルチメディアファイルのフォーマットは、ムービングピクチャエキスパートグループオーディオレイヤ3(MPEG-1 Audio Layer 3、略してMP3)、ウィンドウズオーディオボリューム(Windows Audio Volume、略してWAV)、又はアドバンストオーディオコーディング(Advanced Audio Coding、略してAAC)であり得るが、しかしこれに限定されない。その代わりに、マルチメディアファイルは、音楽、テキスト、画像、又は他のフォーマットであってもよい。
【0030】
マイクロプロセッサ制御ユニット01は、事前設定されたイベントに対応するデータを監視して記憶するように構成される。具体的には、事前設定されたイベントは運動イベントであり得るとともに、運動イベントに対応するデータは、例えば運動時間、運動距離、運動タイプ、運動速度、及び消費カロリーなどの様々なパラメータを含み得る。その代わりに、事前設定されたイベントは健康監視イベントであり得るとともに、健康監視イベントに対応するデータは、例えばユーザの心拍数、血圧、及び睡眠状態などのパラメータを含み得るが、しかしこれに限定されない。具体的には、マイクロプロセッサ制御ユニット01上に異なるセンサを構成することにより、異なる事前設定されたイベントが実装され得る。
【0031】
本発明の実施例において提供されるウェアラブルデバイス001は、ブルートゥースモジュール03を使用することにより、端末装置に対する接続を確立し得る。端末装置は、例えば携帯電話やタブレットコンピュータなどの携帯端末であり得る。ウェアラブルデバイス001に対応するアプリケーションプログラム(Application Program、略してAPP)が端末装置にインストールされ得る。このようにして、ユーザは端末装置を使用することによりウェアラブルデバイス001を制御することができるか、又はデータは、ウェアラブルデバイス001と端末装置との間で同期化されることができる。端末装置上の対応するAPPは、ウェアラブルデバイス001により取得されたデータを分析することができ、例えば、ユーザの運動情報及び健康情報のような様々なパラメータを分析することができる。ウェアラブルデバイス001は、同様に、端末装置の一部のデータを共有してもよく、例えば、端末装置に記憶されたマルチメディアファイルを再生することができる。
【0032】
ブルートゥースモジュール03は、ブルートゥース接続を使用することにより端末装置により送信されたシナリオ通知、又はウェアラブルデバイス001における別のモジュールにより送信されたシナリオ通知を受信し、シナリオ通知に従って対応するシナリオを特定するとともに、対応するスイッチ要求を生成することができる。例えば、いくつかのシナリオにおいて、マルチメディアモジュール内のデータを取得する必要がある場合、第1スイッチモジュール02は、ブルートゥースモジュール03とマルチメディアモジュール04との間で接続を確立することを要求される。いくつかのシナリオにおいて、マイクロプロセッサ制御ユニット01内のデータを取得する必要がある場合、又はマイクロプロセッサ制御ユニット01が何らかの動作を実行する必要がある場合、ブルートゥースモジュール03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間の接続が確立される。シナリオの例は、ここでは列挙されない。
【0033】
この実施例において提供されるウェアラブルデバイスは、ブルートゥースモジュール及びマルチメディアモジュールを含むので、ウェアラブルデバイスは、ブルートゥースモジュールを使用することにより別の端末装置に接続されてデータを交換することができるだけでなく、マルチメディアモジュールにローカルに記憶されたデータを使用することができ、さらに、事前設定されたイベントに対応するデータを、マイクロプロセッサ制御ユニットを使用することにより監視することができる。すなわち、ウェアラブルデバイスは、複数の機能を統合し、ユーザにとってより広範な体験を提供する。さらに、ブルートゥースモジュールは、受信されたシナリオ通知に従って第1スイッチモジュールにスイッチ要求を送信し、第1スイッチモジュールは、スイッチ要求に従って、ブルートゥースモジュールとマルチメディアモジュールとの間のデータ伝送接続を確立するか、又はブルートゥースモジュールとマイクロプロセッサ制御ユニットとの間のデータ伝送接続を確立する。すなわち、内部モジュール間の接続が、ウェアラブルデバイスの特定のアプリケーションシナリオに従って動的に切り替えられることができ、それにより、機能間の迅速な移行を実現する。これは、マンマシンインタラクションのインテリジェンス(intelligence)を大幅に改善し、そしてユーザの要求をより良く満たす。
【0034】
図1を参照し、前述した実施例に基づくと、第1汎用入出力(General Purpose Input Output、略してGPIO)接続がブルートゥースモジュール03と第1スイッチモジュール02との間で更に確立される。ブルートゥースモジュール03は、第1GPIO接続を使用することにより第1スイッチモジュール02にスイッチ要求を送信する。
【0035】
前述の実施例に基づくと、様々なシナリオ通知が存在し得る。具体的には、下記のシナリオが含まれ得る。
【0036】
(1)シナリオ通知は端末装置により送信されたマルチメディアモジュール視聴要求であり、スイッチ要求は第1スイッチ要求である。
【0037】
これに対応して、ブルートゥースモジュール03は、端末装置により送信されたマルチメディアモジュール視聴要求を受信し、マルチメディアモジュール視聴要求に従って第1スイッチモジュール02に第1スイッチ要求を送信するように具体的に構成される。
【0038】
第1スイッチモジュール02は、第1スイッチ要求に従って、ブルートゥースモジュール03とマルチメディアモジュール04との間のデータ伝送接続を確立する。このようにして、ブルートゥースモジュール03は、マルチメディアモジュール04内のデータを読み取り、関連するデータを端末装置にフィードバックすることができる。
【0039】
具体的には、ブルートゥースモジュール03を使用することにより、端末装置は、マルチメディアモジュール04内のファイルディレクトリを閲覧することができるか、又は例えばファイル名やファイルタイプなどの様々な情報を閲覧することができる。
【0040】
(2)シナリオ通知は端末装置により送信されたマイクロプロセッサ制御ユニットデータ同期要求であり、スイッチ要求は第2スイッチ要求である。
【0041】
これに対応して、ブルートゥースモジュール03は、端末装置により送信されたマイクロプロセッサ制御ユニットデータ同期要求を受信し、マイクロプロセッサ制御ユニットデータ同期要求に従って第1スイッチモジュール02に第2スイッチ要求を送信するように具体的に構成される。
【0042】
第1スイッチモジュール02は、第2スイッチ要求に従って、ブルートゥースモジュール03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間のデータ伝送接続を確立するように構成される。このようにして、ブルートゥースモジュール03は、マイクロプロセッサ制御ユニット01からデータを読み取り、同期化のために、データを端末装置にフィードバックすることができる。
【0043】
(3)シナリオ通知はマイクロプロセッサ制御ユニットにより送信された事前設定イベント発生通知であり、スイッチ要求は第3スイッチ要求である。
【0044】
これに対応して、第2GPIO接続がブルートゥースモジュール03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間で更に確立される。マイクロプロセッサ制御ユニット01は、第2GPIO接続を使用することにより、ブルートゥースモジュール03にいくつかの通知メッセージを送信し得る。
【0045】
具体的には、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、事前設定されたイベントが発生したことを検出する場合に、第2GPIO接続を使用することによりブルートゥースモジュール03に事前設定イベント発生通知を送信する。具体的には、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、少なくとも1つの事前設定イベントを監視するように事前設定されてもよい。
【0046】
ブルートゥースモジュール03は、マイクロプロセッサ制御ユニット01により送信された事前設定イベント発生通知を受信し、事前設定イベント発生通知に従って第1スイッチモジュール02に第3スイッチ要求を送信するように具体的に構成される。
【0047】
第1スイッチモジュール02は、第3スイッチ要求に従って、ブルートゥースモジュール03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間のデータ伝送接続を確立するように構成される。
【0048】
具体的には、事前設定イベント発生通知は、運動目標達成通知、運動パラメータ監視通知、デバイス状態通知などであり得る。ユーザは、接続された端末上のAPPを使用することにより、“毎日1500歩を歩く”という運動目標を事前設定することができる。この場合、マイクロプロセッサ制御ユニット01が、運動目標が達成されたことを示している、ユーザがその日に1500歩を歩いたことを検出した場合に、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、ブルートゥースモジュール03に運動目標達成通知を送信する。
【0049】
もちろん、本発明は、上記のシナリオに限定されない。様々なアプリケーションシナリオが具体的に構成されることができ、モジュール間の接続は、異なるシナリオ要件に従って動的に切り替えられることができる。
【0050】
図2は、本発明によるウェアラブルデバイスの実施例2の概略構成図である。
図2において示されるように、
図1に基づくと、ウェアラブルデバイス001は、サウンドモジュール05及び第2スイッチモジュール06を更に含み得る。
【0051】
サウンドモジュール05は、第2スイッチモジュール06に接続される。第2スイッチモジュール06は、ブルートゥースモジュール03、マルチメディアモジュール04、及びマイクロプロセッサ制御ユニット01に接続される。
【0052】
マイクロプロセッサ制御ユニット01は、ユーザにより入力された選択情報を受信し、選択情報に従って第2スイッチモジュール06に制御信号を送信するように更に構成される。
【0053】
第2スイッチモジュール06は、制御信号に従って、ブルートゥースモジュール03をサウンドモジュール05に接続するか、又はマルチメディアモジュール04をサウンドモジュール05に接続するように構成される。
【0054】
選択情報は、ユーザによるマルチメディアファイル再生モードの選択に関する情報であり得る。例えば、ユーザは、ブルートゥースモード又はローカルマルチメディアモードを選択し得る。
【0055】
特定の実装の間、ユーザがブルートゥースモード又はローカルマルチメディアモードを選択するために、ウェアラブルデバイス001上にモード選択スイッチ10が配置され得る。その代わりに、ウェアラブルデバイス001にブルートゥースを用いて接続された端末装置上のAPPを使用することにより、ブルートゥースモード又はローカルマルチメディアモードが選択され得る。
【0056】
ユーザがローカルマルチメディアモードを選択した場合、マルチメディアモジュール04はローカルに記憶されたマルチメディアファイルを再生し、ユーザはマルチメディアモジュール04にローカルに記憶されたマルチメディアファイルを楽しむことができる。ユーザがブルートゥースモードを選択した場合、ユーザは、接続された端末装置に記憶されたマルチメディアファイルを、ブルートゥースモジュール03を使用して楽しむ。これは、ユーザの要求や好みに従ってユーザがマルチメディアファイル再生モードを自由に選択することを可能にするとともに、内部モジュール間の接続は、迅速に切り替えられることができる。
【0057】
サウンドモジュール05は、スピーカ及びヘッドセットジャックを含み、ヘッドセットが差し込まれているか否かに従ってヘッドセット又はスピーカを使用することにより、オーディオマルチメディアファイルのサウンドを再生することができる。
【0058】
さらに
図2を参照し、前述した実施例に基づくと、サウンドモジュール05は、第1チャネルユニット51及び第2チャネルユニット52を含み得る。これに対応して、第2スイッチ
モジュール06は、第1チャネルスイッチユニット61及び第2チャネルスイッチユニット62を含み得る。第1チャネルユニット51は第1チャネルスイッチユニット61に接続されるとともに、第2チャネルユニット52は第2チャネルスイッチユニット62に接続される。第1チャネル
スイッチユニット61は、ブルートゥースモジュール03、マルチメディアモジュール04、及びマイクロプロセッサ制御ユニット01に接続されるとともに、第2チャネルスイッチユニット62は、ブルートゥースモジュール03、マルチメディアモジュール04、及びマイクロプロセッサ制御ユニット01に接続される。
【0059】
マイクロプロセッサ制御ユニット01は、ユーザにより入力された選択情報を受信し、選択情報に従って、第1チャネルスイッチユニット61及び第2チャネルスイッチユニット62に制御信号を送信するように構成される。
【0060】
選択情報は、ユーザによるマルチメディアファイル再生モードの選択に関する情報であり得る。例えば、ユーザは、ブルートゥースモード又はローカルマルチメディアモードを選択し得る。
【0061】
これに対応して、第1チャネルスイッチユニット61は、制御信号に従って、ブルートゥースモジュール03を第1チャネルユニット51に接続するか、又はマルチメディアモジュール04を第1チャネルユニット51に接続するように構成される。
【0062】
第2チャネルスイッチユニット62は、制御信号に従って、ブルートゥースモジュール03を第2
チャネルユニット52に接続するか、又はマルチメディアモジュール04を第2
チャネルユニット52に接続するように構成される。
【0063】
第1チャネルスイッチユニット61と第2チャネルスイッチユニット62は、同じ制御信号に従って同じ動作を行う、という点に注意が必要である。すなわち、第1チャネルスイッチユニット61がブルートゥースモジュール03を第1チャネルユニット51に接続する場合に、第2チャネルスイッチユニット62は、ブルートゥースモジュール03を第2
チャネルユニット52に接続し、第1チャネルスイッチユニット61がマルチメディアモジュール04を第1チャネルユニット51に接続する場合に、第2チャネルスイッチユニット62は、マルチメディアモジュール04を第2
チャネルユニット52に接続する。
【0064】
具体的には、例えば、ユーザがブルートゥースモードを選択する場合に、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、第1チャネルスイッチユニット61及び第2チャネルスイッチユニット62に第1制御信号を送信し、第1チャネルスイッチユニット61は、第1制御信号に従って、ブルートゥースモジュール03を第1チャネルユニット51に接続し、第2チャネルスイッチユニット62は、第1制御信号に従って、ブルートゥースモジュール03を第2
チャネルユニット52に接続する。
【0065】
ユーザがローカルマルチメディアモードを選択する場合に、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、第1チャネルスイッチユニット61及び第2チャネルスイッチユニット62に第2制御信号を送信し、第1チャネルスイッチユニット61は、第2制御信号に従って、マルチメディアモジュール04を第1チャネルユニット51に接続し、第2チャネルスイッチユニット62は、第2制御信号に従って、マルチメディアモジュール04を第2
チャネルユニット52に接続する。
【0066】
この実施例において提供されるウェアラブルデバイス001は、2つのチャネルを含み、ユーザがオーディオマルチメディアファイルをより良く楽しむことを可能にする。
【0067】
図3は、本発明によるウェアラブルデバイスの実施例3の概略構成図である。
図3において示されるように、ウェアラブルデバイス001は、インタフェースモジュール07及び第3スイッチモジュール08を更に含む。
【0068】
インタフェースモジュール07は第3スイッチモジュール08に接続されるとともに、第3スイッチモジュール08は、ブルートゥースモジュール03、マルチメディアモジュール04、マイクロプロセッサ制御ユニット01に接続される。第3スイッチモジュール08は、ブルートゥースモジュール03とインタフェースモジュール07との間の接続を最初に確立する。すなわち、電源オンの間、初期状態は、ブルートゥースモジュール03がインタフェースモジュール07に接続された状態に第3スイッチモジュール08が切り替わることであり、その結果、ウェアラブルデバイス001に接続された端末装置は、ブルートゥースを使用することにより、ウェアラブルデバイスに情報を送信する。
【0069】
第2GPIO接続がブルートゥースモジュール03とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間で更に確立される。
【0070】
ブルートゥースモジュール03は、端末装置により送信されたアップグレード情報を、インタフェースモジュール07を使用することにより受信し、アップグレード情報のアップグレードタイプを判定し、第2GPIO接続を使用することによりマイクロプロセッサ制御ユニット01にアップグレードタイプを送信する。
【0071】
マイクロプロセッサ制御ユニット01は、アップグレードタイプに従って、第3スイッチモジュール03が“ブルートゥースモジュール03とインタフェースモジュール07との間の接続”を“マルチメディアモジュール04とインタフェースモジュール07との間の接続”に切り替えるかどうかを制御する。
【0072】
アップグレードタイプは、ブルートゥースモジュールをアップグレードすること、マイクロプロセッサ制御ユニットをアップグレードすること、又はマルチメディアモジュールをアップグレードすることを含む。
【0073】
一般に、アップグレードタイプがブルートゥースモジュールをアップグレードすること、又はマイクロプロセッサ制御ユニットをアップグレードすることである場合、切り替えは実行されない。すなわち、ブルートゥースモジュール03とインタフェースモジュール07との間の接続が維持される。
【0074】
アップグレードタイプがマルチメディアモジュールをアップグレードすることである場合、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、“ブルートゥースモジュール03とインタフェースモジュール07との間の接続”を“マルチメディアモジュール04とインタフェースモジュール07との間の接続”に切り替えるように、第3スイッチモジュール08を制御する。このようにして、マルチメディアモジュール04は、インタフェースモジュール07を使用することによりアップグレード情報を受信し、アップグレード情報に従ってアップグレードされる。
【0075】
アップグレード情報は、アップグレードパッケージを搬送する。アップグレードパッケージは、端末装置上の、ウェアラブルデバイス001に対応するAPPにより提供され得るとともに、より具体的には、APPのバックグラウンドサーバにより提供される。
【0076】
前述の実施例に基づくと、第3GPIO接続がマルチメディアモジュール04とマイクロプロセッサ制御ユニット01との間で更に確立される。
【0077】
マイクロプロセッサ制御ユニット01は、マルチメディアモジュール04により送信されたアップグレード完了情報を、第3GPIO接続を使用することにより受信し、アップグレード完了情報に従って、マルチメディアモジュール04とインタフェースモジュール07との間の接続をブルートゥースモジュール03とインタフェースモジュール07との間の接続に切り替えるように、第3スイッチモジュール08を制御し、すなわち、初期接続状態を復元する。
【0078】
別の実施例において、ブルートゥースモジュール03は、サウンドモジュール05に接続され得る。ブルートゥースモジュール03は、ウェアラブルデバイス001の再生されるべき情報を事前設定された言語における音声情報に変換し、サウンドモジュール05に事前設定された言語における音声情報を送信する。サウンドモジュール05は、事前設定された言語における音声情報をユーザに対して再生する。
【0079】
特定の実装プロセスでは、ブルートゥースモジュール03は、テキスト読み上げ(Text To Speech、略してTTS)アルゴリズム及び多言語音声パッケージを統合し得る。ユーザは、ウェアラブルデバイス001においてボタンを使用することにより、再生言語を事前設定された言語として予め選択するか、又は端末装置上の対応するAPPを使用することにより、再生言語を事前設定された言語として選択することができる。ブルートゥースモジュール03は、サウンドモジュール05により再生するために、事前設定された言語及び多言語音声パッケージに従ってTTSアルゴリズムを使用することにより、ウェアラブルデバイス001の再生されるべき情報を事前設定された言語における音声情報に変換する。
【0080】
再生されるべき情報は、ウェアラブルデバイス001の状態情報、例えば、ブルートゥース接続状態、ブルートゥース切断状態、電源オン/電源オフ状態、及びバッテリレベルを含み得るとともに、ウェアラブルデバイス001により監視されるユーザ運動情報、ユーザ健康情報など、例えば、ユーザにより消費されるカロリーに関する情報、運動期間情報、血圧情報、及び心拍数情報を更に含み得る。
【0081】
図4は、本発明によるウェアラブルデバイスの実施例4の概略構成図である。
図4は、完全なウェアラブルデバイス001の概略回路図である。もちろん、本発明はこれに限定されない。
図4において示されるように、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスの異なる状態をユーザに気付かせるように構成されたイベントリマインダユニット09を更に含むことができる。
【0082】
より具体的には、イベントリマインダユニット09は、インジケータライト91、モータ92、及びホール(Hall)部品93を含むことができる。
【0083】
インジケータライト91は、ブルートゥースモジュール03及びマイクロプロセッサ制御ユニット01に接続され、異なる色又は異なるフリッカ周波数を使用することにより、異なる状態をユーザに気付かせることができる。例えば、ウェアラブルデバイスが低バッテリレベルであること、ウェアラブルデバイスが既にブルートゥース接続されていることなどをユーザに気付かせるために、異なる色が使用される。インジケータライトは、発光ダイオード(Light Emitting Diode、略してLED)ライトであり得る。
【0084】
モータ92は、ブルートゥースモジュール03に接続されており、ウェアラブルデバイス001を振動させ、振動、例えばコールリマインダ、アラームクロックリマインダ、又は運動目標達成リマインダを用いて、いくつかの事前設定されたイベントをユーザに気付かせることができる。
【0085】
ホール部品93はブルートゥースモジュール03に接続され、ウェアラブルデバイス001に接続されたヘッドセットが接触状態にあるかどうかを検出するように構成され得る。ヘッドセットが接触状態にある場合、デバイスは待機中であり、呼出しを監視するか、及び/又は運動状態を記録するだけで、他の機能は無効にされ、その結果デバイスの電力消費を低減する。ヘッドセットが分離状態にある場合、例えば呼出しに応答する、及び音楽を聴くなどの機能が実行されることができる。
【0086】
さらに、ウェアラブルデバイス001は、ネックレス型ウェアラブルデバイス、又はリストバンド型ウェアラブルデバイスであり得るが、これに限定されない。ウェアラブルデバイス001は、その代わりに、眼鏡型ウェアラブルデバイス、イヤリング型ウェアラブルデバイスなどであり得る。
【0087】
ネックレス型ウェアラブルデバイスの場合、ネックレス型ウェアラブルデバイスの2つの端部は、それぞれ、第1のチャネルヘッドセット及び第2のチャネルヘッドセットに接続され得る。特定の実装プロセスでは、第1のチャネルヘッドセット及び第2のチャネルヘッドセットは、それぞれ、対応する第1のチャネルユニット及び第2のチャネルユニットに接続されることができ、本発明において提供されるウェアラブルデバイスが2つのチャネルを含むという利点を利用する。リストバンドと比較して、ヘッドセットはネックレスの2つの端部に直接配置されており、ネックレスは、ユーザの運動に影響を与えることなく、ユーザが着用して使用することが容易である。リストバンドは、通常、ユーザの運動に影響を与えないように、モノラルのブルートゥースヘッドセットを備えている。
【0088】
さらに、
図4を参照すると、ウェアラブルデバイス001は、調整ボタン11を更に含み得る。調整ボタン11は、マイクロプロセッサ制御ユニット01に接続される。調整ボタン11を操作することにより、ユーザは、ウェアラブルデバイス001の電源のオン/オフを制御することができるとともに、ウェアラブルデバイス001によるマルチメディアファイルの再生中に音量を調整することができる。
【0089】
ウェアラブルデバイス001は、センサ12を更に含み得る。センサ12は、マイクロプロセッサ制御ユニット01に接続されており、マイクロプロセッサ制御ユニット01の制御下で、事前設定されたイベントを監視するように構成される。特定の実装の間、マイクロプロセッサ制御ユニット01は、異なるイベントの監視を実施するために、複数の異なるセンサに接続されてもよい。
【0090】
ウェアラブルデバイス001は、ブルートゥースモジュール03に接続されるとともに、ウェアラブルデバイス001に必要なプログラムを記憶するように構成されるプログラム記憶モジュール13を更に含み得る。
【0091】
ウェアラブルデバイス001は、ブルートゥースモジュール
03に接続され得るとともに、ウェアラブルデバイス001に電力を供給するように構成されるバッテリ14を更に含み得る。
【0092】
アップル社が提供するデバイスに接続するために、MFI(Made for iOS)モジュール15がウェアラブルデバイス001上に更に配置され得る。MFIモジュール15は、ブルートゥースモジュール03に接続されるとともに、ウェアラブルデバイスを、例えばiPhone、iPad、又はiPodなどのアップル社が提供するデバイスに接続するように構成される。
【0093】
もちろん、本発明のこの実施例で提供されるウェアラブルデバイスによれば、モジュール間の接続が柔軟に切り替えられることができ、それにより、ウェアラブルデバイスの複数の機能の一体化を達成することができる。しかしながら、ウェアラブルデバイスは、上記の機能に限定されず、特定の要件に従って別の構成要素が追加されてもよい。例えば、マルチメディアモジュール04の記憶領域を拡張するために、マルチメディアモジュール04に接続されたメモリカードスロットが更に設けられ得る。このようにして、記憶領域を拡張するというユーザの要求に従って、メモリカードが設置され得る。
【0094】
最後に、前述の実施例は、本発明を限定するためではなく、単に本発明の技術的解決法を説明するために意図されているに過ぎない、という点に注意が必要である。前述の実施例に関連して本発明が詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施例の技術的解決法の範囲から逸脱することなく、前述の実施例において説明された技術的解決法にさらに修正を行い得るか、又は、それらのいくつかの技術的特徴に等価な置換を行い得る、ということを理解すべきである。