(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
従来、鉢などの植栽容器を覆う鉢カバー、あるいは植栽容器カバーの使用方法としては、植栽容器を上から入れて出すという物に概ね限定されており、一般的には、植栽容器は容器の上に植栽するものが一般的であり、側面から植栽する植栽容器を想定した鉢カバーが求められている。
【0003】
ここで、植栽容器カバーの役割としては、例えば、夏の暑さ、直射日光によって鉢が熱せられ、植栽容器内が蒸れて、根を傷める、所謂鉢蒸れという植物に対する不具合や、冬の鉢の凍結防止としての保温効果や、寒風が直接鉢に当たることを防ぐ効果がある。
また、適度に土温を温かく維持することによって、植物の生育を高める効果もある。
また、植栽容器の装飾効果もある。
【0004】
そうした様々な植物にとって有用な鉢カバーであるが、側面から植栽する植栽容器用の鉢カバーが求められており、例えば、側面から植栽可能な植栽容器として、本願出願者による特許取得製品である、「筒状緑花ユニット」(特許第5495198号)があり、そうした側面から植栽可能な植栽容器に装着可能な植栽容器カバーが求められている。
また、側面から植栽される鉢カバーにおいては、鉢カバーを植栽容器に装着した状態で側面への植え替えが可能であったり、容易であったり、また、側面に植栽された状態の植栽容器に、装着可能な鉢カバーが求められている。
【0005】
このような上記問題に鑑みて、従来技術として、例えば「鉢カバー」が提案され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には、長方形の薄板状本体1の一端にきのこ状の係合突部2を形成し、他端には細幅の係合孔3を形成する。これを鉢カバーとして使用するときには、薄板状本体1を筒状に丸め、係合突部2の頭部2bを折り曲げて頸部2aとほぼ同じ幅にして係合孔3に挿入し、筒の内側で頭部2bの折り曲げを伸ばして抜け止めにするという形態であるが、側面から植栽される植栽容器には対応しておらず、前記問題の解決に至っていない。
【0006】
また、別の従来技術として、例えば「植木鉢カバー」が提案され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には、可撓性合成樹脂で成型する植木鉢カバーの筒状側面部は縦折線で蛇腹状の多数の襞を構成すると共に、上記側面部の上端に各襞に設けた斜め折線で外側に折り返った張り出し部を設け、底面は受皿状の底面板で閉塞するという手段を採用したもので、側面部が蛇腹状の襞で構成されているから、弾性によって各襞の開き角度を変化させることで開口径が拡開または閉塞する形態であるが、側面から植栽される植栽容器には対応しておらず、前記問題の解決に至っていない。
【0007】
また、別の従来技術として、例えば本願申請者による、「収納構造」が提案され、本願出願時点ではまだ公知技術とはなっていない(特許文献3参照)。具体的には、柵状板状材が、それぞれ、略並列に支持材に回動開閉可能に設けられている収納構造であるが、回動開閉可能な板状材の隙間から、植物の茎が挿出可能な隙間があることには対応しておらず、あるいは、側面に植栽された植栽容器にセットについての構成には述べておらず、前記問題の解決には至っていない。
【0008】
しかしながら、発明者は、より広い応用、活用範囲、あるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
【0009】
そこで、本願発明者は、これらの問題を解決すべく、植栽容器カバーの側面にスリットまたは隙間を持たせることの効果に着目をし、その自由度を活用することにより得られる効果的な活用ができる点に着目し、本願による、「植栽容器カバー」の提案に至ったものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
これら従来技術にある植栽容器カバーは、側面から植栽可能な植栽容器用の植栽容器カバーについて記載されておらず、側面から植栽する植栽容器に植栽できる植栽容器カバーや、側面から植栽する植栽容器に植栽できる植栽容器に植物が植栽された状態で覆うことができる鉢カバーが必要であるという課題がある。
【0012】
本発明は上記問題点に鑑み、側面に植栽可能な植栽容器用の植栽容器カバーの提供を図る。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、植栽容器カバーであって、
前記植栽容器カバーは、植物を植栽する植栽容器の外観を覆うカバーであって、
前記植栽容器カバーの側面には、植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットを備えた植栽容器カバーである。
【0014】
また、本発明は前記植栽容器カバーが、可撓性シートで構成された手段を採用することもできる。
【0015】
また、本発明は前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、縦または横または斜め方向の一文字で構成された手段を採用することもできる。
【0016】
また、本発明は前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、略上端から下端にかけて設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0017】
また、本発明は、前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、上端から下端の長さの略2分の1以上の長さに設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0018】
また、本発明は、前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、上端から下端の長さの略3分の2以上の長さに設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0019】
また、本発明は、前記植栽容器カバーが、複数の帯状の可撓性シートが並んで設けられることによって、前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、形成されて構成された手段を採用することもできる。
【0020】
また、本発明は、前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、開閉可能で構成された手段を採用することもできる。
【0021】
また、本発明は前記複数の帯状の可撓性シートが一部を重なり合わせて、設けられており、前記隙間またはスリットが開閉可能で構成された手段を採用することもできる。
【0022】
また、本発明は、前記植栽容器カバーの側面に設けられた植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットが、面ファスナーで開閉可能で構成された手段を採用することもできる。
【0023】
また、本発明は、前記植栽容器カバーが、植栽容器に巻いて設けて構成された手段を採用することもできる。
【0024】
また、本発明は、前記植栽容器カバーが、植栽容器カバーの形状または位置を維持し、支える支持材に設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0025】
また、本発明は、植栽容器カバーであって、3以上の目隠板棒材が、それぞれ、並んで支持材に設けられており、前記植栽容器カバーは、植物を植栽する植栽容器の外観を覆うカバーであって、該目隠板棒材は板状または棒状であり、該支持材は該目隠板棒材の位置を保持する機能を備え、該目隠板棒材のうち、1以上の目隠板棒材は、支持材に、開閉が可能に設けられた開閉板棒主材であり、前記支持材に設けられた一連の並列の開閉板棒主材である開閉柵材列を構成し、前記開閉板棒主材と隣の開閉板棒主材または目隠板棒材の間には、植物の茎が挿通可能な前記隙間を備えて構成された手段を採用することもできる。
【0026】
また、本発明は、前記植栽容器カバーにおいて、前記目隠板棒材が、単独で着脱可能に構成された手段を採用することもできる。
【0027】
また、本発明は、前記、支持材に、開閉が可能に設けられた開閉板棒主材が、支持材に引掛けて着脱可能に設けられることによって、開閉が可能に構成された手段を採用することもできる。
【0028】
また、本発明は、前記、支持材に、開閉が可能に設けられた開閉板棒主材が、支持材に嵌合して着脱可能に設けられることによって、開閉が可能に構成された手段を採用することもできる。
【0029】
また、本発明は、前記、支持材に、開閉が可能に設けられた開閉板棒主材が、支持材に面ファスナーを介して着脱可能に設けられることによって、開閉が可能に構成された手段を採用することもできる。
【0030】
また、本発明は、植栽容器カバーであって、3以上の目隠板棒材が、それぞれ、並んで支持材に設けられており、前記植栽容器カバーは、植物を植栽する植栽容器の外観を覆うカバーであって、該目隠板棒材は板状または棒状であり、該支持材は該目隠板棒材の位置を保持する機能を備え、該目隠板棒材のうち、1以上の目隠板棒材は、支持材に、回動または回転し開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造による主回動軸を介して設けられた開閉板棒主材であり、前記支持材に設けられた一連の並列の開閉板棒主材である開閉柵材列を構成し、前記開閉板棒主材と隣の開閉板棒主材または目隠板棒材の間には、植物の茎が挿通可能な前記隙間を備えて構成された手段を採用することもできる。
【0031】
また、本発明は、前記、主回動開閉構造が、可撓性を有する可撓性シートであり、前記可撓性を有する可撓性シートを介して、前記開閉板棒主材と支持材が回動または回転可能に設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0032】
また、本発明は、前記、主回動開閉構造が、1以上の紐または鎖であり、前記紐または鎖を介して、前記開閉板棒主材と支持材が回動または回転可能に設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0033】
また、本発明は、前記、前記開閉板棒主材と隣の開閉板棒主材または目隠板棒材の間の隙間が、上部または下部側からもう一方の他方の側に設けられた支持材まで通じて貫通して構成された手段を採用することもできる。
【0034】
また、本発明は、前記開閉柵材列に設けられた開閉板棒主材あるいは目隠板棒材が、曲面状に設けられて構成された手段を採用することもできる。
【0035】
また、本発明は、前記開閉柵材列が、前記植栽容器の1方向以上を覆う構成とされた手段を採用することもできる。
【0036】
また、本発明は、前記開閉柵材列が、前記植栽容器の全周を覆う構成とされた手段を採用することもできる。
【0037】
また、本発明は、前記支持材に設けられた1以上の開閉板棒主材が、連結されることによって一つの植栽容器カバーを構成された手段を採用することもできる。
【0038】
また、本発明は、前記支持材が、曲げ可能である構成とされた手段を採用することもできる。
【0039】
また、本発明は、前記植栽容器カバーにおいて、前記開閉板棒主材が、2以上に分割されて回動回転開閉することが可能である構成とされた手段を採用することもできる。
【0040】
また、本発明は、前記植栽容器カバーにおいて、前記開閉板棒主材の主回動軸が前記開閉板棒主材の長手方向である構成とされた手段を採用することもできる。
【0041】
また、本発明は、前記植栽容器カバーにおいて、前記開閉板棒主材の主回動軸が前記開閉板棒主材の短手方向である構成とされた手段を採用することもできる。
【0042】
また、本発明は、前記植栽容器カバーにおいて、前記開閉板棒主材の主回動軸が前記開閉板棒主材の略中央に設けられている構成とされた手段を採用することもできる。
【0043】
また、本発明は、前記植栽容器カバーにおいて、前記開閉板棒主材が、主回動軸の他に、該開閉板棒主材が曲折する1以上の回動軸Bを設け、該回動軸Bを介した目隠板棒材である、連結板棒材を設けている構成とされた手段を採用することもできる。
【0044】
また、本発明は、前記植栽容器カバーの、2以上の前記開閉板棒主材が、連動して開閉可能である構成とされた手段を採用することもできる。
【0045】
また、本発明は、前記開閉板棒主材あるいは連結板棒材が並んで設けられた一連の柵状構造が、支持材ごとまとめて一つの回動軸を持つ回動構造によって、回動可能である全回動軸で柵状構造全体が開閉する、全開閉構造を備えた構成とされた手段を採用することもできる。
【0046】
また、本発明は、植栽容器カバーの支持材または目隠板棒材または開閉板棒主材に、前記植栽容器と係止可能の係止部を設けた構成とされた手段を採用することもできる。
【発明の効果】
【0047】
本発明に係る植栽容器カバーによれば、側面から植栽可能な植栽容器への植栽容器カバーを提供し、植物の生育の助長、枯死予防、及び、装飾性のアップが図ることができる。
【0048】
また、係る植栽植物を係る植栽容器カバーから出すことによって、係る植物を自由に日光に当てることが可能であり、また、係る植栽容器カバー内に入れることによって、特に寒冷地の霜などから係る植栽植物を守ることが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本発明である植栽容器カバー1は、植物を植栽する植栽容器の外観を覆うカバーであって、係る植栽容器カバーの側面には、植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリット100を備え、係る隙間またはスリット100から、植物を自由に出したり入れたりすることが可能で、また、隙間またはスリットの開閉により、植物の植え替えを容易に可能とするものである。
【0051】
また、係る植栽容器カバー1の材質は、可撓性を有する可撓性シートの構成でも良いし、あるいは、連続する板や棒状の構成でも良く、植栽容器カバー1の面の一部を、目隠し部材である目隠板棒材101で構成し、係る目隠板棒材101に回動開閉機能を備え、係る回動開閉機能部を持った開閉板棒主材101のそれぞれの隣の開閉板棒主材101または目隠板棒材との隙間から植物を自由に出したり入れたりすることが可能で、また、係る開閉板棒主材101の開閉により、植物の植え替えを容易に可能とする構成であってもよい。
【0052】
係る植栽植物を係る植栽容器カバーから出すことによって、係る植物を自由に日光に当てることが可能であり、また、係る植栽容器カバー内に入れることによって、特に寒冷地の霜などから係る植栽植物を守ることが可能となる。
【0053】
本発明である植栽容器カバー1は、可撓性を有するシート状で隙間またはスリットを備えているか、または、回動開閉可能な開閉板棒主材101を設けており、係る開閉板棒主材101の回動回転により、例えば植栽容器カバー1の略鉛直面から、自由に植栽植物202を取り出し、植え替え可能で、且つ、係る植栽植物202の緑花を、開閉板棒主材101と隣接する開閉板棒主材101または柵状材との隙間から挿出可能に緑花で装飾可能であることが可能であることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例で示される植栽容器カバー1の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
【0054】
図1は、円形状の支持材102に開閉板棒主材101が円状に設けられた植栽容器カバー1の構成の例である。
【0055】
図1(c)の様に、係る植栽容器カバー1の内側には、植栽容器が設けられ、係る植栽容器は、例えば、本願発明者による垂直な面に植栽可能な、特許商品のファスナーグリーンにより、垂直な面に植栽された植物202が、係る開閉板棒主材101を開閉して係る植栽容器に植栽されて、係る開閉板棒主材101と開閉板棒主材101の隙間から、植栽された花が挿出された状態を示している。
【0056】
このように、垂直な面に植物202を植栽したり植え替えたりする際には、
図1(d)のような植栽植物202を、根104ごと植え替えなければならないが、係る構成によれば、植栽容器カバー1を着けた状態で、任意の場所の緑花を植え替えることが可能となり、且つ、植え替えた後も、柵状の植栽容器カバー1から挿出された緑花を楽しむことが可能となり、有用である。
【0057】
図1においては、全ての開閉板棒主材101が回動開閉可能な構成であるが、係る一部の目隠板棒材のみが開閉可能な開閉板棒主材101で、その他の目隠板棒材は固定の目隠板棒材としても良い。
【0058】
図1(a)は、係る構成において、全ての開閉板棒主材101が閉じた状態である。
図1(b)は、係る構成において、全ての開閉板棒主材101が開いた状態である。
図1(c)は、全ての開閉板棒主材101が閉じた状態であり、係る植栽容器カバー1には、植栽容器と係る植栽容器に植栽された緑花が設けられて、係る開閉板棒主材101の間から緑花が挿出されている状態である。
図1(c)の様に植栽される植栽植物202は、
図1(b)の様に開閉板棒主材101を開くことにより、係る植栽植物202が枯れた時にでも、植え替えることが可能となる。
【0059】
また、
図2は、植栽容器に植栽植物202が植栽されて係る植栽容器内の培養基材201に根104が張り、緑花が係る植栽容器カバー1の目隠し材である、開閉板棒主材101と隣の開閉板棒主材101または、柵用板状材との隙間から挿出された状態を示した断面図であり、係る植栽容器カバー1の開閉板棒主材101が開閉することによって、根104ごと植栽植物202を植え替えることが可能であるとともに、植栽した植物202が、例えば花木系の植物202などで、幹や茎が太く成長するタイプの植物202であっても、係る開閉板棒主材101の開量を調整することによって、植物202の成長の太さに合わせることも可能であり、有用である。
【0060】
また、支持材102には、吊り部203が設けられた構成としてもよく、係る吊り部203に植栽容器が掛けられることによって、可撓性シート1301製の植栽容器の形状を整えると合わせて、係る鉢カバーの倒れ防止にもなっており、強風時等も安心であり、有用である。
【0061】
尚、
図2のドット部は、培養基材201を示している。
また、吊り部203には、係る植栽容器を吊り下げて設けることも可能である。
【0062】
図3は、
図3(c)のように、鉛直面方向に直角に交わった2面の壁107の角に設置された植栽容器を、2面に設けられた開閉板棒主材101で、形成された植栽容器カバー1が壁107側ではない側を覆っている状態を示している。
係る植栽容器カバー1が覆う方向は、係る植栽容器の形状や設置する場所によって、1面でも良いし、2面でも良いし、更にそれ以上でも良い。
【0063】
図3(a)は、係る植栽容器カバー1の開閉板棒主材101が全て開いた状態を示しており、
図3(b)は、係る植栽容器カバー1の内側に、垂直に交わる壁107と係る植栽容器カバー1に囲まれて植栽容器が設置された状態を示している。
尚、係る植栽容器は、鉛直面方向に植栽可能な植栽容器が設置されている。
【0064】
図3(c)は、係る植栽容器カバー1の開閉板棒主材101が全て閉じた状態を示しており、係る植栽容器の略垂直面に植栽された緑花が係る開閉板棒主材101の間から挿出されている。
また、図面には示していないが、係る植栽容器カバー1の内側の係る植栽容器を設置する部分に、地面から係る植栽容器の底を地面から浮かして載置可能とする台を設けて、また、係る台には水抜きを設けて、水はけを改善した構成としても良いし、室内用などには、水受けを設置しても良い。
【0065】
図4は、開閉板棒主材101が、横方向または斜め方向に設けられた構成の例である。
図4(a)は、上部が開口した箱状の植栽容器カバー1の前面部に開閉板棒主材101が設けられており、それぞれの開閉板棒主材101の主回動軸204方向が、水平方向に設けられている構成である。
図4(b)が
図4(a)の構成の断面図となっており、係る植栽容器カバー1に植栽容器を入れて、係る開閉板棒主材101を開閉することによって植物202を植え替え可能で、開閉板棒主材101と開閉板棒主材101の隙間から植物202を挿出する構成の例である。
図4(c)は、係る開閉板棒主材101が、斜め方向に設けられている構成の例である。
図4(d)は、
図4(a)の構成において、前面と後面に開閉板棒主材101が、設けられている構成の例である。
【0066】
図5は、開閉板棒主材101が、縦方向に設けられており、
図5(a)は、係る構成の例の正面図であり、主回動軸204が開閉板棒主材101の短尺の上辺に設けられており、係る主回動軸204にて係る開閉板棒主材101は回動開閉をする構成の例である。また、風等で勝手に係る開閉板棒主材101が開閉しないように、開閉を制御する、開閉留め具509を設けても良い。
【0067】
図5(b)は、
図5(a)の構成において底の無い構成であり、開閉板棒主材101をと開閉板棒主材101の隙間が、下側から上側の支持材102まで、障害物がなく隙間が通っている為、例えば、植栽容器の上から被せるように係る植栽容器カバー1を植栽容器にセット可能な構成の例である。上から被せるように係る植栽容器カバー1をセットできることにより、予め鉛直面に植え込んだ状態でも植栽容器をセットすることが可能であり、有用である。
【0068】
また、図面には示していないが、係る主回動軸204を
図5(a)のように上辺ではなく、下辺に設けても良く、下辺に主回動軸204を設けることによって、例えば全ての開閉板棒主材101を開いた状態で係る植栽容器をセットした後に、開閉板棒主材101を閉じることも可能となり、有用である。
【0069】
図5(c)は、開閉柵材列103の下側に支持材102が設けられていない構成において、
図1の様に、開閉板棒主材101の主回動軸204方向が鉛直方向の構成の例であり、
図5(b)同様に、上から被せるように係る植栽容器カバー1をセットできることにより、予め鉛直面に植え込んだ状態でも植栽容器をセットすることが可能な構成となっており、本図の構成においては、全ての目隠し板棒材が開閉板棒主材101であるが、数本おきに固定の目隠し板棒材あるいは、支柱を設けることによって、固定した目隠板棒材が係る植栽容器カバー1を支える構成としても良い。
【0070】
図6は、
図5の構成と、関連する構成の例の断面図であり、
図6(a)は、
図5(a)の構成の例の断面図で底面部109を備えた構成の例であり、
図6(b)は、
図5(b)の構成の断面図であり、底面部109の無い構成の例である。
また、
図6(c)は、
図6(a)の構成の開閉板棒主材101が、回動軸B145にて曲折される構成の例であり、回動軸B145にて曲折し、例えば、係る回動軸B145にて連結された開閉板棒材である連結板棒材1503だけを開けることにより、開閉量を少なくすることができ、係る収納容器1の前のスペースが狭くても良い、回動軸B145より下の部分だけ開けることも可能である等、使用性の向上と自由度の幅が広がり有用である。また、係る連結板棒材1503は、2枚以上設けても良い。
【0071】
図7は、本発明にかかる回動開閉構造の構成のバリエーションの例を示しており、
図7(a)は回動開閉構造が蝶番301の場合の実施例を示した状態図、
図7(b)は回動開閉構造がオス形状部302とメス形状部303の嵌め合いによる構成の例を示した状態図であり、
図7(c)は、
図7(b)に示される回動開閉構造の構成の分解図である。
【0072】
図7(a)については、蝶番301にて開閉板棒主材101を回動開閉できる構造を示しており、開閉板棒主材101は、支持材102に蝶番301を介して取り付けられている状態図である。尚、この蝶番301は、開けたところで停止するような開量を調整できる蝶番301を採用しても良い。
【0073】
図7(b)については、開閉板棒主材101と支持材102のオス形状部オス形状部302とメス形状部303の嵌め合わせによって回動開閉構造が構成されている。本実施例においては、開閉板棒主材101に設置されたオス形状部302を支持材102に設置されたメス形状部303に嵌め合わせることによって、回動開閉できる仕様を示している。
【0074】
尚、開閉板棒主材101の嵌め合い部は、図面では開閉板棒主材101の端部であるが、真ん中の方で嵌め合いをさせても良い。この場合、開閉板棒主材101は、隣の開閉柵板主材が閉じていても、360°回転させるような仕様とすることもできる。
尚、該オス形状部302は、代わりに棒材をメス形状部303に差し込むような仕様でも可能である。
また、オス形状部302とメス形状部303の設置形状部は逆でも良い。
また、開閉板棒主材101の回動開閉構造については、この他にも、電動力を使用する開閉構造等であってもよく、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
【0075】
図7(d)から
図7(i)は、係る回動開閉構造の構成のバリエーションの例を、1枚の開閉板棒主材101と支持材102で係る構成を示した図である。
図7(d)は、開閉板棒主材101が、シート状の吊下げシート707、または紐状の吊り下げ紐、または鎖状の吊下げ鎖707を介して支持材102に設けられ、それぞれ回動開閉可能に設けられている構成の例の断面図であり、
図7(e)が
図7(d)の構成で、回動して開いた状態を示しており、
図7(f)は係る吊下げシート707の構成の例の正面図、
図7(g)は係る吊下げ紐707の構成の例の正面図を示している。
また、
図7(h)は、係る吊下げシート707、または吊り下げ紐、または吊下げ鎖707が、支持材102に挟持して設けられた構成の例を示しており、
図7(h)は吊り下がった状態、
図7(i)は開いた状態を示している。
特に、係る吊下げシート707または吊下げ紐707の構成は、コスト的にメリットがあり、有用である。
また、係る吊下げシート707、吊り下げ紐707、吊下げ鎖707と支持材の本図の構成については、係る構成の例の一例であり、その係止方法については、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、また、係る吊下げシート707、吊り下げ紐707、吊下げ鎖707の構成する数についても、1つでも2つでもあるいはそれ以上でも良く、限定せず、また、係る材質についても、ビニールでも、ポリエステルやポリアミドやポリプロピレン等の樹脂でも、布でも、ゴムでも、金属でも良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
【0076】
図8は、本発明にかかる開閉板棒主材101が、支持材102に着脱可能に設けられる構成の例を示している。
図8(a)及び
図8(b)は、それぞれの開閉板棒主材101と支持材102の構成の例を、1枚の開閉板棒主材101で係る構成を示した断面図である。
図8(a)は、支持材102に、開閉板棒主材101を引掛けて吊り下げて着脱可能に設けられる構成の例であり、開閉板棒主材101が支持材102に引掛けて吊り下げて着脱可能に設けられている構成の実施例である。
図8(b)は、支持材102に、開閉板棒主材101の凸部を支持材の凹部に嵌合して差し込むことによって、開閉板棒主材101を着脱可能に支持材102に設けられた構成の例であり、
図8(c)は、支持材102に設けられた開口部を備えたスリット穴に、開閉板棒主材101を設けて、主回動軸204を設けた構成の例の説明図であり、主回動軸204方向から見た図である。
係る構成においては、係る支持材に設けられたスリット穴には、係るスリット穴の開口部から係る開閉板棒主材101の主回動軸204となる凸部を差し入れて嵌め合わせて設けることによって、開閉柵板主材を支持材に設ける構成の例である。
尚、係る開閉板棒主材101を支持材と引掛けて設ける構成、あるいは、嵌合させて設ける構成の本図の説明の構成の例は、実施形態の一例であり、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
【0077】
図9は、開閉板棒主材101がまとめて開閉可能な構成の実施例の縦断面図であり、
図9(a)は開状態、
図9(b)は閉状態を示しており、各開閉板棒主材101を連結し、まとめて開閉可能である連結開閉具709を押したり引いたりすることによって、連結された開閉板棒主材101を開閉可能な仕様となっている。係る開閉板棒主材101を、まとめて開いて、植栽植物202の植え込み部の調整や、植え替えをまとめて実施することが容易になる。
【0078】
また、係る連結開閉具709は、本実施例のような各開閉板棒主材101に接続した取っ手でも良いし、平行クランク機構を用いても良いし、
図1に示されるような円状に設けられた開閉板棒主材101の場合、ポール式やコード式等のブラインドで使用されている方式など、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
【0079】
図10は、開閉板棒主材101が分割して開閉する実施例である。係る仕様の実施例によれば、開閉板棒主材101を、より軽く開閉することが可能であり、特に、開閉板棒主材101の長さが長いような場合は、有用であり、係る実施例においては、2分割であるが、更に複数分割できるようにしても良い。
【0080】
図11は、全回動軸1001の実施例の斜視図であり、
図11(a)は全回動軸1001により一連の開閉板棒主材101が閉じた状態、
図11(b)は、開いた状態を示しており、全回動軸1001は、10(b)の様に、開閉板棒主材101が支持材102に回動回転自由に設けられており、係る支持材102ごとまとめて回動する回動軸である。係る開閉板棒主材101が、収納物909の出し口あるいは入れ口となる。係る仕様によれば、例えば、全回動軸1001によって一連の開閉板棒主材101を開けた状態で、例えば、培養基材201が入って重い植栽容器909を、上まで持ち上げずに、係る植栽容器カバー1にセットすることが可能となり、お年寄りや、腰を痛めるリスクを軽減させる効果がある。
【0081】
図12については、開閉柵材列103の連結によって一つの植栽容器カバー1を形成する構成であり、
図12(a1)及び、
図12(a2)は2つの回動開閉可能な開閉板棒主材101が支持材102に設けられた開閉柵材列103であり、
図12(a1)は開閉板棒主材101が開いた状態、
図12(a2)は閉じた状態を示している。
【0082】
係る開閉柵材列103は、
図12(b1)及び
図12(b2)に示されるように、支持材102に設けられた連結オス部材131及び連結メス部材132によって連結される構成の例を示しており、
図12(b1)は連結前の状態を示しており、係るオス部材が連結メス部材132に挿入されることによって、
図12(b2)に示されるように、2つの開閉柵材列103が連結される連結部を示す構成の例となっている。
【0083】
図12(c1)は、係る2つの開閉柵材列103が連結された状態の斜視図であり、また、
図12(c2)は、係る連結された2つの開閉柵材列103が、L字に設けられた状態の斜視図であり、
図12(c2)は、係る連結された開閉柵材列103が、半円状に連結された構成であり、図面には示されていないが、
図1に示されるように、円状に設けてもよく、また、図面には示されていないが、高さを変えたり、色を変えてもよく、植栽容器909の形状やサイズに合わせて、自由なアレンジが可能である。
【0084】
尚、本構成における係る連結メス部材132及び連結オス部材131である開閉柵材列103の連結構造は、この他にも、例えば、双方の連結メス部材132に棒を入れるような構造も可能であるし、双方の連結オス部材131を、パイプ状の連結部材に挿入して結合するような方法でも、その他、嵌合でも良いし、結束、磁石、面ファスナー、ボルト708による連結などでも良く、その連結構造の手段は本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方法を限定しない。
【0085】
図13は、筒状の可撓性シート1301の側面に、複数のスリット100が設けられた構成であり、
図13(a)は係る筒状の側面に設けられた上部から下部にかけて設けられたスリット100が、上部と下部付近で閉じている構成となっている。
尚、係るスリットの長さは、本図の様に係る植栽容器カバー1の上部付近から下部付近まで設けられていることにより、中に設置された側面に植栽可能な植栽容器のどの部分にも植栽可能であるという自由度が増し、望ましいが、係る植栽容器のデザイン上の理由などによっては、植物の根の出し入れが可能なサイズのスリット100でも良く、あるいは、係る植栽容器カバーの半分程度の長さのスリット100としても良い。
また、
図13(b)は、
図13(a)の構成において設けられたスリット100が、開いた状態を示しており、係る開いたスリット100から、植栽植物202を中の植栽容器909に植え込むことが可能な構成であり、係る植栽植物202が植栽された状態が、
図13(e)である。
【0086】
尚、係る構成に土等の培養基材201を直接入れると、係る隙間が開き過ぎて土等がこぼれ、また、係るスリット100を小さくすると根104ごと植え替えることが困難であるため、根104ごと植え替え可能な十分な開口可能部が必要であり、また、どこにでも植え込むことが可能であるためには、係るスリット100は長く設けられていることが望ましく、内側に専用の側面に植栽可能な植栽容器909に植え込むことが必要となる。
【0087】
図13(c)は、短冊状の可撓性シート1301が、複数並んで、設けられており、係る隣り合った可撓性シート1301が互いに一部を、例えば面ファスナー等の着脱可能係止部材1303で着脱可能に係止されて、スリット100を開閉可能に設けられており、全体として、筒状の植栽容器カバー1を形成している構成を示している。
【0088】
また、本構成においては、
図13(d)に示すように、係る植栽容器カバー1の下部のみを、例えば縫製等の、着脱出来ない、非着脱係止部1302にて係止されており、上部が係止されておらず開放可能な構成となっている。
係る構成によって、例えば、係る植栽容器カバー1を開いた状態で側面に植栽可能な植栽容器909を載せた状態で植え込み、側面に植え込んだ後で、係る植栽容器カバー1の着脱可能係止部材1303で、隣り合う短冊状の可撓性シート1301を、植栽植物202が係る植栽容器カバー1を挿通するように係止することが可能な構成であり、係る底面部109は設けても良いし、設けなくても良い。
【0089】
尚、係る着脱可能係止部材1303としては、面ファスナー、マグネットシート等の磁石、結束、ファスナー、自己吸着シートでも良く、その着脱可能係止部材1303の構成は本発明の範囲内でその種類を限定しない。
尚、
図13及び
図14において、一重破線部は係る可撓性シート1301の重複している部分を示しており、二重の破線部は、非着脱係止部1302を示している。
【0090】
図14は、
図13(a)または
図13(c)の構成が、巻いて設けられる構成の例を示している。
図14(a)は
図13(a)の構成で、7本のスリット100が上部から下部にかけて設けられ、植栽容器909には、巻いて設ける構成であり、巻いた際には係る両端部を面ファスナー等の着脱可能係止部材1303で係止することによって、
図14(a)の構成となる例を示している。
【0091】
巻いて設ける構成であることによって、既に側面部に植栽された状態の植栽容器909に、係る植栽容器カバー1をセットすることが可能となる。
また、
図14(b)は、
図13(c)の構成で、同様に巻いて植栽容器909にセットする構成である。
係る構成によって、植栽容器のサイズの自由度が高まり、有用である。
【0092】
尚、一連の本図の構成の例において、それぞれの図における構成の例は、本発明の1つの例の説明図に過ぎず、係る説明図の形状、構成に限定されるものではない。
【0093】
また、目隠板棒材101の回動開閉方向は、右でも左でも上からでも下からでも斜めでも良く、主回動軸204の方向も、鉛垂方向でも、水平方向でも、斜め方向でも良く、また、前面方向、背面方向でも良く、開口方向も、上と下とが交互である等、混合していても良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。
【0094】
また、開閉の構造も、蝶番301でも、可撓性シート1301、紐、鎖、棒、支持材102と開閉板棒主材101の着脱可能な嵌合でもよく、その方法は本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。
【0095】
また、目隠板棒材101あるいは開閉板棒主材101の形状は、板状でも棒状でも良く、また、丸棒でも角棒でも良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。
【0096】
但し、係る形状が棒状の場合、主回動軸204は係る開閉板棒主材101の長尺方向ではうまく回動回転による開閉しない為、短尺方向に主回動軸204を設けることが望ましい。
【0097】
また、植栽容器カバー1の開口部も、上部であるが、斜めでも横でも、前面でも、側面でも、背面でも良いし、開口部に蓋が設けられていても良い。
【0098】
また、開閉板棒主材101は、2次元平面状に設けられているが、曲面状に設けられても良いし、
図3の様に、L字の植栽容器カバー1形状にして、角に置けるようにしても良いし、三角にしても良いし、その形状は本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
【0099】
また、目隠板棒材101の材質は、木や、アルミニウム、鉄等の金属、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂、生地、石、ガラス、カーボン等、また、枠体に生地を張ったような構成でもよく、本発明の範囲内でその種類を限定しない。また、支持材102の材質についても、同様に必要な強度を満足し、また、用途に応じて曲げ可能な素材でも良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
【0100】
また、主回動軸204の方向についても、水平方向に限らず、斜め方向でも鉛直方向でも、斜めと鉛直、水平回動のいずれか2以上が混合しても良く、また、放射状に設けられても良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。
【0101】
また、目隠板棒材101について、幅は広い物と狭い物が混在しても良いし、長さについても違う長さで構成することも可能であり、また、形状についても、台形や3角形や平行四辺形、その他多角形で構成することも可能であり、また、板状でもでも格子状でも網状でも良く、部分的に穴やスリット100を開けて内側が確認できるようにしても良いし、本発明の範囲内でその種類を限定せず、係る植栽容器カバー1に収納する植栽容器909のサイズや特徴に合わせて柵板板状材の長さや幅や開方向や形状や設置角度や主回動軸204の長手方向あるいは短手方向等を適切に設定するのが望ましい。
【0102】
また、隣接する開閉板棒主材101の間隔も広くても良いし、狭くても良く、また、狭いものと広いものが混合していても良い。
【0103】
また、開いた目隠板棒材101は、バネ力や空気圧や油圧、水圧等のピストン構造等や重力を利用して、自然と自動で閉じるような構造としても良く、係る自然に、自動で閉じる構造は、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその構造を限定しない。因みに、例えば、重力を利用して、上側に開口している開閉板棒主材101を閉じる構造の実施例としては、開閉板棒主材101の開口する上部に紐状態を接続し、係る紐状体を支持材102に設けられた穴部を通して係る紐状体におもりを設けることによって、係るおもりに掛かる重力を利用して自動で開閉板棒主材101と閉じるという構造としても良い。
【0104】
また、可撓性シート1301の素材は、可撓性を備えたシート状で、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、他各種繊維素材、各種ゴムや各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、金属メッシュ等金属、張り剥がし自在なシートや自己吸着シート、マグネットシート、エラストマー系の樹脂、シリコン樹脂、発泡樹脂、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を備え、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。用途によっては、シリコン樹脂やゴム、エラストマー系の樹脂等で、水漏れ防止としても良い。
【0105】
また、透明であることによって、冬場に、係る植栽植物を係る植栽容器カバー内に入れることによって、直接霜などが当たり、枯死することを防止することが可能となり、且つしっかりと太陽に当てることができる構成とすることも可能であるし、黒などの濃い色としたり、反射率の高い材質にすることによって、日光のエネルギーを有効に使って、係る植栽容器を温めたり、反射光で、植物の育成を促進することが可能である構成とすることもできる。
【解決手段】植栽容器カバーであって、前記植栽容器カバーは、植物を植栽する植栽容器の外観を覆うカバーであって、前記植栽容器カバーの側面には、植物の茎が挿通可能な1以上の隙間またはスリットを備えたことを特徴とする植栽容器カバー。