(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6528185
(24)【登録日】2019年5月24日
(45)【発行日】2019年6月12日
(54)【発明の名称】踏まないアクセル
(51)【国際特許分類】
B60K 26/02 20060101AFI20190531BHJP
G05G 1/00 20080401ALI20190531BHJP
G05G 1/30 20080401ALI20190531BHJP
G05G 1/54 20080401ALI20190531BHJP
【FI】
B60K26/02
G05G1/00 E
G05G1/30 E
G05G1/54
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2017-171586(P2017-171586)
(22)【出願日】2017年8月21日
(65)【公開番号】特開2019-34705(P2019-34705A)
(43)【公開日】2019年3月7日
【審査請求日】2017年8月21日
【審判番号】不服2018-4076(P2018-4076/J1)
【審判請求日】2018年3月6日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513108710
【氏名又は名称】佐藤 隆志
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 隆志
【合議体】
【審判長】
氏原 康宏
【審判官】
島田 信一
【審判官】
出口 昌哉
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−97069(JP,A)
【文献】
特開2017−105333(JP,A)
【文献】
特開2014−206962(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第102555800(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K26/00-26/04,B60K28/00,G05G1/00-1/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
足で踏み込む、アクセルペダルとブレーキペダルを備えた、内燃機関自動車、電気自動車、又は燃料電池車のアクセルペダルの操作において、電子制御式アクセルペダルAssy1と同機能品の電子制御式アクセルペダルAssyを右膝8の右側で操作できる場所に、踏まないアクセル4として増設を行い、ブレーキペダル6の上に右足9を添えて、操作部7を右膝8の右側で左右の動作を行うことにより、踏まないアクセル4を操作することができ、電子制御式アクセルペダルAssy1と同機能品の電子制御式アクセルペダルAssyを、踏まないアクセル4として増設したことを特徴とする踏まないアクセル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のアクセル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のアクセル操作は、本出願人の提案に係る踏み間違い防止が公知である、特許文献1は、既存の足で踏み込むアクセルペダルを装着したリンク機構をレバー操作する方法がある。
【0003】
特許文献2も公知されており、既存のアクセルペダルを外して新たに発明品を取付た機構で操作する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第6019472号公報(段落番号0013、
図1)
【特許文献2】特許第2753405号公報(段落番号(57)[特許請求の範囲])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記によれば、アクセルペダルからブレーキペダルへ踏み換えがなくそれなりに効果があり、踏み間違い防止と制動停止時間が短縮と、制動距離も短くなりそれなりに評価を得ているが車両に機構を加工追加したり、取外して交換したり実施に問題がないわけではない。
【0006】
本発明は、車両に加工、交換の必要がなく、発明品を取り付けるだけで、自動車運転者の誤操作によるとの踏み間違い防止と、アクセルペダルからブレーキペダルへの踏み換えが不要で、ブレーキ操作おける停止時間、停止距離を短くするアクセル操作を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る踏まないアクセルは、足で踏み込む、アクセルペダルとブレーキペダルを備えた、内燃機関自動車
、電気自動車、
又は燃料電池車のアクセルペダルの操作において、
電子制御式アクセルペダルAssy1と
同機能品の電子制御式アクセルペダルAssyを、踏まないアクセル4として増設を行い、ブレーキペダル6の上に右足9を添えて、操作部7を右
膝8の右側で左右の動作を行うことにより、踏まないアクセル4を操作する。
【0008】
電子制御式アクセルペダルAssy1と
同機能品の電子制御式アクセルペダルAssyを踏まないアクセル4としての車両への取付は、取付スタンド10に取付て、車両に加工することなく、既存車両のボディー床13に直置きで後付けできる。運転席に取付フレーム14を設け、踏まないアクセル4をメーカー工場取付とディーラーオプションで取付できることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の、踏まないアクセルは、ブレーキペダル6の上に右足9を添えた状態で、足で踏まないアクセル操作となり、自動車運転者の誤操作によるペダル踏み間違いによる暴走が起きない。
【0010】
アクセルペダル2からブレーキペダル6への踏み換えがないため、ブレーキ操作時間が短縮され、出合い頭、急な飛び出し、衝突回避等において、車両の制動停止時間、制動停止距離が短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に係る、踏まないアクセルの配置と操作の平面図
【
図4】同、踏まないアクセルの取付フレームへの取付図
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1ないし
図4は本発明に係る踏まないアクセルの実施例を示す。
図1ないし
図3、では、各車両に付いている既存の電子制御式アクセルペダルAssy1の同機能品に、操作部7を有した、本発明の踏まないアクセル4を取付スタンド10、に取付てボディー床13に直置きの実施例。
図4は、取付フレーム14に踏まないアクセル4を取付した実施例。
【0013】
図1と
図2では、ブレーキペダル6
の上に右足9を添えたまま、右
膝8で操作部7を操作方向矢印11の方向へ横押しした状態の、踏まないアクセル4と操作時の操作部位置12を示している。
【0014】
図5では、車両ECU側コネクタ16、と電子制御式アクセルペダルポジションセンサーコネクタ17と踏まないアクセルポジションセンサーコネクタ18の分岐切換スイッチ19で電子制御アクセルペダルAssy1と踏まないアクセル4を切り換えて双方のアクセル操作で運転ができることを示している。
【符号の説明】
【0015】
1電子制御式アクセルペダルAssy
2アクセルペダル
3ポジションセンサー
4踏まないアクセル
5ポジションセンサー
6ブレーキペダル
7操作部
8
右膝
9右足
10取付スタンド
11操作方向矢印
12操作時の操作部パッド位置
13ボディー床
14取付フレーム
15分岐ハーネス
16車両側ECUコネクタ
17ポジションセンサーコネクタ
18ポジションセンサーコネクタ
19切換スイッチ