(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記アクティブ状態にある間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、請求項2に記載の方法。
前記等時性チャネルを備える等時性ストリームは、1つまたは複数の時間関係等時性チャネルをさらに備え、前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報は、前記1つまたは複数の時間関係等時性チャネルに関係する状態情報をさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記受信機は、前記等時性チャネルが、1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在するようなアクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すことに応答して、前記等時性チャネルに関連する前記1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信するようにさらに構成された、請求項11に記載のワイヤレスデバイス。
前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記アクティブ状態にある間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、請求項12に記載のワイヤレスデバイス。
前記受信機は、前記等時性チャネルが、前記非アクティブ状態から、前記1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データが利用可能になったようなアクティブ状態に遷移したことを、前記状態情報が示すことに応答して、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信するようにさらに構成された、請求項15に記載のワイヤレスデバイス。
前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記非アクティブ状態にある間、前記更新スロットを指す、請求項15に記載のワイヤレスデバイス。
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報は、前記等時性チャネルを備える等時性ストリーム内の前記等時性チャネルに時間的に関係する1つまたは複数の追加の等時性チャネルに関係する状態情報をさらに備える、請求項11に記載のワイヤレスデバイス。
前記等時性チャネルが、1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在するようなアクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すことに応答して、前記等時性チャネルに関連する前記1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信するための手段、
をさらに備える、請求項21に記載の装置。
前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記アクティブ状態にある間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、請求項22に記載の装置。
前記等時性チャネルが、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在しないような非アクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すと決定するための手段と、
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けるための手段と、
をさらに備える、請求項21に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[0027]様々な態様および実施形態が、例示的な態様および実施形態に関係する特定の例を示すために以下の説明および関連する図面において開示される。代替態様および実施形態は、本開示を読めば当業者には明らかになり、本開示の範囲または趣旨から逸脱することなしに構築および実施され得る。さらに、よく知られている要素は、本明細書で開示される態様および実施形態の関連する詳細を不明瞭にしないように、詳細には説明されないか、または省略され得る。
【0020】
[0028]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「実施形態」という用語は、すべての実施形態が、説明する特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
【0021】
[0029]本明細書で使用される用語は、特定の実施形態について説明するにすぎず、本明細書で開示される実施形態を限定するものと解釈されるべきではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。さらに、当業者は、本明細書で使用される「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語が、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを理解されよう。
【0022】
[0030]さらに、様々な態様および/または実施形態が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべき一連のアクションに関して説明され得る。当業者は、本明細書で説明される様々なアクションが、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実行され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明されるこれらの一連のアクションは、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明される機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本明細書で説明される様々な態様は、すべてが請求する主題の範囲内に入ることが企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実行する「ように構成された論理」および/または説明されるアクションを実行するように構成された他の構造構成要素として説明されることがある。
【0023】
[0031]本明細書で使用される「等時性データ(isochronous data)」という用語またはそれの変形態は、概して、時間関係に従って各情報エンティティが前のおよび次のエントリに結びつけられる(be bound to)ような、時間限定であるか、時間制限であるか、またはさもなければ、時間関係であるデータを指すことがある。たとえば、様々な実施形態では、等時性データは、時間依存オーディオ(たとえば、関係する動画に関して時間的に同期される必要があるテレビジョンオーディオ)を指すことがある。しかしながら、本明細書で説明される等時性データはまた、非オーディオ適用例において使用される任意の好適な時間限定データ(たとえば、テレビジョンオーディオおよびビデオに関して同じく時間的に同期される必要があるサブタイトルまたは字幕付け)を含むことが企図されることを、当業者は諒解されよう。したがって、本明細書でさらに詳細に説明されるように、「等時性チャネル」という用語およびそれの変形態は、送信デバイスから1つまたは複数の受信デバイスに暗号化または非暗号化等時性データを転送するために使用される論理トランスポートを指すことがあるが、「等時性ストリーム」という用語およびそれの変形態は、1つまたは複数の時間関係等時性チャネルを搬送することができる論理リンクを指すことがある。
【0024】
[0032]様々な態様によれば、
図1は、Bluetoothプロトコルスタック130と、インターネットあるいは他のワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワーク上のポイント間の情報送信を規格化するために確立された開放型システム間相互接続(OSI)モデル110中の7つのレイヤとの間の関係を示す。詳細には、OSIモデル110は、概して、ネットワーク中の2つのポイント間の通信プロセスを7つの積層レイヤに分離し、各レイヤは、いくつかの機能を追加する。各デバイスは、各レイヤを通る下向きフローが送信側エンドポイントにおいて生じ、そのレイヤを通る上向きフローが受信エンドポイントにおいて生じるようにメッセージを扱う。OSIモデル110中の7つのレイヤを与えるプログラミングおよび/またはハードウェアは、一般にデバイスオペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、TCP/IPおよび/または他のトランスポートおよびネットワークプロトコル、ならびに他のソフトウェアおよびハードウェアの組合せである。
【0025】
[0033]より詳細には、
図1を参照すると、OSIモデル110は、物理的レベルにおいてネットワークを通してビットストリームを伝達するために使用される物理レイヤ112(OSIレイヤ1)を含む。米国電気電子技術者協会(IEEE)は、物理レイヤ112をPLCP(物理レイヤコンバージェンスプロシージャ)サブレイヤとPMD(物理媒体依存)サブレイヤとに細分する。データリンクレイヤ114(OSIレイヤ2)は物理的レベル同期を与え、ビットスタッフィングを実行し、伝送プロトコル知識および管理などを供給する。IEEEは、データリンクレイヤ114を2つのさらなるサブレイヤに細分し、2つのさらなるサブレイヤは、物理レイヤとの間のデータ転送を制御するためのメディアアクセス制御(MAC)サブレイヤと、ネットワークレイヤ116(OSIレイヤ3)とインターフェースし、コマンドを解釈し、誤り回復を実行するための論理リンク制御(LLC)サブレイヤとを備える。
【0026】
[0034]様々な態様によれば、まだ
図1を参照すると、ネットワークレイヤ116(OSIレイヤ3)は、任意のメディアおよび特定のネットワークトポロジーとは無関係の様式で、ネットワークにわたるデータ転送(たとえば、ルーティングおよびフォワーディング)を扱い、トランスポートレイヤ118(OSIレイヤ4)は、アプリケーションレベル信頼性要件に従ってネットワークにわたるデータ転送を多重化するためのエンドツーエンド制御および誤り検査を管理し、セッションレイヤ120(OSIレイヤ5)は、管理およびデータフロー制御サービスを与えるためにアプリケーション間の会話、交換、および対話を確立、協調、および終了する。
【0027】
[0035]様々な態様によれば、まだ
図1を参照すると、プレゼンテーションレイヤ122(OSIレイヤ6)は、着信および発信データを、あるプレゼンテーションフォーマットから別のプレゼンテーションフォーマットに変換し、これは、共通表現に従ってアプリケーションレイヤ124(OSIレイヤ7)にデータを与えるために、データユニットにサービス構造を追加することを備え得るが、アプリケーションレイヤ124は、通信パートナーが識別され、サービス品質(QoS)が識別され、ユーザ認証およびプライバシーが考慮され、データシンタックスに対する制約が識別され、ホストアプリケーション間の通信を管理することに関連する他の機能が管理されるところである。
【0028】
[0036]次にBluetoothプロトコルスタック130を参照すると、無線周波数(RF)レイヤ132は、概して、OSIモデル110中の物理レイヤ112に対応し、ベースバンドレイヤ134およびリンクマネージャプロトコルレイヤ136は、概して、データリンクレイヤ114に対応し、ホストコントローラインターフェース(HCI:Host Controller Interface)138は、上位レイヤから、RFレイヤ132とベースバンドレイヤ134とリンクマネージャプロトコルレイヤ136とを分離する。たとえば、OSIモデル110中の物理レイヤ112は、変調およびチャネルコーディングを含む、通信媒体への電気的インターフェースを管理し、したがって、RFレイヤ132(および場合によってはベースバンドレイヤ134の一部)中のBluetooth無線機をカバーするが、データリンクレイヤ114は、リンクマネージャプロトコルレイヤ136とベースバンドレイヤ134の制御端とにおいて実行されるタスク(たとえば、誤り検査および補正)と重複する、特定のリンク上の送信、フレーミング、および誤り制御を管理する。
【0029】
[0037]HCI138の上側では、論理リンク制御および適応プロトコル(L2CAP)140機能、RF通信(RFCOMM)チャネル142機能、テレフォニー制御仕様(TCS)144機能、サービス発見プロトコル(SDP)146機能、オーディオ/ビデオ配信トランスポートプロトコル(AVDTP)148機能、同期接続指向(SCO)オーディオ150機能、オブジェクト交換(OBEX)152機能、およびTCP/IP154機能が、ネットワークレイヤ116、トランスポートレイヤ118、およびセッションレイヤ120に対応する。アプリケーションレイヤ156は、Bluetoothプロファイル(たとえば、ボイスのためのハンズフリープロファイル(HFP)、高品質オーディオストリーミングのための高度オーディオ配信プロファイル(A2DP)、ビデオストリーミングのためのビデオ配信プロファイル(VDP)など)を備え、OSIモデル110中のプレゼンテーションレイヤ122およびアプリケーションレイヤ124に対応する。したがって、Bluetoothプロファイルは、概して、OSI7レイヤモデル110では、「アプリケーション」と同義と見なされ得る。Bluetooth HFPに関して、RFCOMMチャネル142は、オーディオゲートウェイ(AG)デバイスとハンズフリー(HF)デバイスとの間のさらなる通信のために使用されるシリアルポートをエミュレートする、「サービスレベル接続」(「SLC」)(図示せず)と称する通信チャネルを備える。Bluetooth HFPなどにおけるボイスオーディオ接続の場合、同期接続指向(SCO)チャネルと呼ばれる別個のベースバンドリンクが、
図1中のSCOオーディオ150として表されるボイスデータを搬送する。A2DPの場合、オーディオデータ(モノまたはステレオでのものであり得る、単方向高品質オーディオコンテンツ)はAVDTP148上で進み、今度は、L2CAP140上で進む。無線レベルにおいて、
図4に関して以下でさらに詳細に説明されるように、すべてのL2CAP140データは、論理リンク上で流れる。
【0030】
[0038]様々な態様によれば、Bluetoothワイヤレス技術システムは、概して、基本レート(BR)と低エネルギー(LE)とを含む2つの形式があり、ここにおいて、前者は、オプションの拡張データレート(EDR)代替メディアアクセス制御(MAC)および物理(PHY)レイヤ拡張をさらに含む。Bluetooth BRシステムおよびBluetooth LEシステムは両方とも、デバイス発見機構と、接続確立機構と、接続機構とを含む。しかしながら、Bluetooth LEシステムは、BR/EDRよりも低い電流消費と、より低い複雑さと、より低いコストとを必要とする製品を可能にするように設計された特徴を含み、より低いデータレートとより低いデューティサイクルとをもつ使用事例および適用例をサポートするための設計を有する。概して、使用事例または適用例に応じて、オプション部分を含む一方のシステムは、他方よりも最適であり得る。さらに、両方のシステムを実装するデバイスは、両方のシステムを実装する他のデバイス、ならびにいずれかのシステムを実装するデバイスと通信することができる。しかしながら、いくつかのプロファイルおよび使用事例は一方のシステムまたは他方のみにおいてサポートされ得、それにより、両方のシステムを実装するデバイスは、たいていの使用事例をサポートする能力を有する。
図1を参照すると、Bluetoothコアシステムは、概して、ホストと1つまたは複数のコントローラとを備え、ここにおいて、ホストは、Bluetoothプロファイルが実装されるアプリケーションレイヤ156の下側にあり、HCI138の上側にある、レイヤのすべてとして定義される論理エンティティであるが、コントローラは、HCI138の下側のレイヤのすべてとして定義される論理エンティティである。様々な態様によれば、Bluetooth対応デバイスは、概して、1つの1次コントローラを有し、1次コントローラは、RFレイヤ132、ベースバンドレイヤ134、リンクマネージャプロトコルレイヤ136、およびオプションでHCI138を含む、BR/EDRコントローラであり得る。代替的に、1次コントローラは、低エネルギー(LE)PHY、リンクマネージャプロトコルレイヤ136、およびオプションでHCI138を含む、LEコントローラであり得る。さらなる代替形態では、1次コントローラは、BR/EDR部分とLEコントローラ部分とを単一のコントローラになるように組み合わせ得、その場合、コントローラ構成は、組み合わせられたBR/EDR部分とLEコントローラ部分との間で共有される1つのBluetoothデバイスアドレスのみを有する。
【0031】
[0039]様々な態様によれば、
図2は、1つまたは複数の論理接続をサポートするためにBluetoothプロトコルスタック200を使用する実装形態を示す。たとえば、ファイル転送プロトコル(FTP)202は、データの損失なしに、バイナリおよびASCIIテキストを含むすべてのファイルタイプを含むことができるファイルを転送するための方法を与え、基本画像化プロファイル(BIP)204は、画像関係データのサイズおよび符号化のネゴシエーションを可能にするための基本的な要件を確立し、シリアルポートプロファイル(SPP)206は、どのように仮想シリアルポートをセットアップし、2つのBluetooth対応デバイスを接続すべきかを定義し、RFCOMM220は、Bluetoothのために採用されたシリアルポートエミュレーションのための規格に基づくプロトコルである。さらに、上述のように、Bluetoothプロトコルスタック200は、Bluetoothプロトコルスタック200において多重化(MUX)能力と多重分離(DEMUX)能力とを与えるL2CAPレイヤ228を含む。たとえば、L2CAPレイヤ228はMUX/DEMUXサブレイヤ238へのチャネルID(CID)リンクを確立し得、ここにおいて、CIDは、単一のアプリケーションまたは上位レイヤプロトコルをサービスする2つのデバイス間のL2CAPレイヤ228上の論理接続を指す。MUX/DEMUXサブレイヤ238は、ベースバンドレイヤプロトコルが与える論理リンク上で動作し得る。ホストコントローラインターフェース(HCI)240は、論理リンク上のデータの受信時に、ホストデバイス(たとえば、Bluetooth対応ラップトップまたはモバイルフォン)に下位レイヤプロトコルを通信する。したがって、HCI240は、ベースバンドコントローラに対するコマンドインターフェースを表し、Bluetooth無線機(Bluetooth radio)244を制御するベースバンド能力への均一なアクセスを与える。
【0032】
[0040]様々な態様によれば、Bluetooth BR/EDRおよびBluetooth LE実装形態では、Bluetooth無線機244は、無認可2.4GHz ISM帯域で動作する。Bluetooth LE実装形態では、周波数ホッピングトランシーバが、干渉およびフェージングをなくすために採用され、多くの周波数ホッピングスペクトル拡散(FHSS)キャリアを与える。Bluetooth LEでは、周波数分割多元接続(FDMA)および/または時分割多元接続(TDMA)方式が採用され得、物理チャネルは、Bluetooth LEデバイス間でデータを送信するためにパケットが配置され得る複数の時間単位(または「イベント」)に細分される。概して、広告イベントと接続イベントとを含む2つのイベントタイプがある。広告PHYチャネル上で広告パケットを送信するデバイスはアドバタイザと呼ばれ、広告デバイスに接続する意図なしに広告チャネル上で広告を受信するデバイスはスキャナと呼ばれる。広告PHYチャネル上の送信は広告イベントにおいて行われ、ここにおいて、各広告イベントの開始時に、アドバタイザは、広告イベントタイプに対応する広告パケットを送る。広告パケットタイプに応じて、スキャナは、同じ広告PHYチャネル上のアドバタイザに要求を行い得、同じ広告PHYチャネル上のアドバタイザからの応答は要求に従い得る。物理チャネルの上側で、リンク、チャネル、および関連する制御プロトコルは、
図4に関して以下でさらに詳細に説明されるように、物理チャネルと、物理リンクと、論理トランスポートと、論理リンクと、L2CAPチャネルとに基づく階層で配置される。
【0033】
[0041]
図2を参照すると、Bluetooth BR/EDRおよびBluetooth LE実装形態では、L2CAPレイヤ228はアプリケーションおよびサービスにチャネルベースのアブストラクションを与え、ここにおいて、L2CAPレイヤ228は、共有論理リンク上でアプリケーションデータを断片化(fragment)および断片化解除(defragment)し、複数のチャネルを多重化/多重分離する。しかしながら、Bluetooth LE実装形態では、L2CAPレイヤ228の上側に存在する2つの追加のプロトコルレイヤが与えられる。詳細には、
図2に示されているように、セキュリティマネージャプロトコル(SMP)216が、デバイス間のセキュリティ機能を実装するために固定L2CAPチャネルを使用し、属性プロトコル(ATT)214が、固定L2CAPチャネル上で少量のデータを通信するための方法を与える。デバイスはまた、他のデバイスに関連するサービスおよび能力を決定するためにATTプロトコル214を使用する。ATTプロトコル214は、すべての他のプロファイルのための基礎を与え、2つのBluetooth対応デバイスがどのように互いとの接続を発見および確立するかを定義する、汎用アクセスプロファイル(GAP:Generic Access Profile)210にさらに依存する。汎用属性(GATT:Generic Attribute)プロファイル212は、ATTプロトコル214上に構築され、いくつかのサービスに関連するプロシージャ、フォーマット、および特性に従ってATTプロトコル214を使用するためのサービスフレームワークを定義する(たとえば、特性を発見し、読み取り、書き込み、通知し、示すこと、ブロードキャスト特性を構成することなど)。概して、GAP210、GATTプロファイル212、およびATTプロトコル214はトランスポート固有でなく、Bluetooth BR/EDRおよびBluetooth LE実装形態において使用され得る。しかしながら、Bluetooth LEにおいてサービスを発見するためにGATTプロファイル212が使用されるので、Bluetooth LE実装形態は、GATTプロファイル212とATTプロトコル214とを実装することを必要とされる。
【0034】
[0042]様々な態様によれば、
図3は、Bluetooth LEにおいてすべてのアプリケーションプロファイル322がそれ(GATTプロファイル320)に基づく汎用属性(GATT)プロファイル320に関連する依存関係300を示す。より詳細には、第1のプロファイルは、概して第2のプロファイルに依存すると見なされ得、ここで、第1のプロファイルは第2のプロファイルの一部を再利用し、これは、第1のプロファイルが第1のプロファイル中で再利用される第2のプロファイルの一部を暗黙的にまたは明示的に参照する場合に行われ得る。したがって、プロファイルは、直接的になのか間接的になのかにかかわらず、そのプロファイルを含んでいる(1つまたは複数の)プロファイルに対する依存性を有する。たとえば、
図3に示されているように、GATTプロファイル320は、2つのBluetoothユニットが、すべての他のBluetoothプロファイルのための基礎を与えるためにどのように互いとの接続を発見し、確立するかを定義する汎用アクセスプロファイル(GAP)310に依存する。GATTプロファイル320は、クライアントがサーバと通信することができるように、アプリケーションプロファイル322によって使用されるように設計され、ここにおいて、クライアントは、サーバに向かうコマンドおよび要求を開始し、サーバから送られた応答と指示と通知とを受信することができるデバイスに関連する役割を指すが、サーバは、クライアントから着信コマンドおよび要求を受け付け、クライアントに応答と指示と通知とを送るデバイスに関連する役割を指す。しかしながら、クライアント役割およびサーバ役割は、それらの役割が、代わりに、デバイスが定義されたプロシージャを開始するときに決定され、プロシージャが終了するときに解放されるように、デバイスに固定されないことを、当業者は諒解されよう。したがって、サーバ役割において動作するデバイスは、様々な属性を含んでおり、GATTプロファイル320は、属性に関連する指示を取得し、発見し、読み取り、書き込み、ブロードキャスティング属性を構成するために、属性(ATT)プロトコルをどのように使用すべきかを定義する。Bluetooth LEに関して、Bluetoothスペシャルインタレストグループ(SIG:Bluetooth Special Interest Group)は、GATTプロファイル320に基づき、低エネルギーリンク上でデータ(または属性)を送信および受信するために使用される、いくつかの例示的なアプリケーションプロファイル322を定義している。たとえば、GATTプロファイル320に基づくいくつかのアプリケーションプロファイル322は、特に、デバイスが、消費者および専門家のヘルスケア適用例において血圧センサーデバイスと接続および対話することを可能にするための血圧プロファイル(BLP)、ピアデバイス上でアラート信号を生じるために1つのデバイス上のボタンが押されるときの挙動を定義するファインドミープロファイル(FMP:Find Me Profile)、デバイス間のリンクが失われるときの挙動を定義するリンク損失サービス(LLS)、ならびにデバイス間の近接監視を可能にするための近接プロファイル(PXP)を含む。
【0035】
[0043]様々な態様によれば、
図4は、本明細書で説明される様々な態様および実施形態に関して使用され得るBluetooth汎用データトランスポートアーキテクチャ400を示す。詳細には、
図4に示されているBluetooth汎用データトランスポートアーキテクチャ400は、物理レイヤ410と、論理レイヤ420と、L2CAPレイヤ430とを含む様々なレイヤに分割される。効率およびレガシーの理由のために、Bluetooth汎用データトランスポートアーキテクチャ400は論理レイヤ420を細分し、論理トランスポート422と論理リンク424とを区別し、それは、一般的なおよび通常理解される概念を与え、それによって、論理リンクが2つまたはそれ以上のデバイス間の依存しないトランスポートを与える。論理トランスポートサブレイヤ422は、異なるタイプを有する論理リンク424間の相互依存性を表し(記述)得る。
【0036】
[0044]様々な態様によれば、Bluetooth汎用データトランスポートアーキテクチャ400中の最下位レイヤは物理チャネル412であり、ここにおいて、すべてのBluetooth物理チャネル412は、時間パラメータと組み合わせられたRF周波数に従って特徴づけられ、空間考慮事項(spatial)に従って制限される。基本的および適応されたピコネット物理チャネル412の場合、干渉からの影響を低減し、規制要件に準拠するために、周期的に周波数を変更するために周波数ホッピングが使用される。概して、特定の使用事例を一緒に実装する2つのBluetooth対応デバイスは、通信するために共有物理チャネル412を採用する。したがって、2つのBluetooth対応デバイスは、それぞれのトランシーバを同時に同じRF周波数に同調させ、他方からの公称範囲(nominal range)内にある必要があり得る。Bluetoothデバイスが、物理チャネル412に関連するタイミング、周波数、およびアクセスコードに同期されるときはいつでも(デバイスが物理チャネル412上の通信にアクティブに関与するか否かにかかわらず)、Bluetoothデバイスは物理チャネル412に「接続された」と言われる。Bluetooth仕様は、デバイスが、任意の時間に1つの物理チャネル412に接続することが可能であるにすぎないと仮定するが、高度デバイスは、2つ以上の物理チャネル412に同時に接続する能力を有し得る。
【0037】
[0045]Bluetooth LE実装形態では、2つのBluetooth LEデバイスは、通信するために共有物理チャネル412を使用し、それによって、2つのBluetooth LEデバイスは、それぞれのトランシーバを同時に同じ物理周波数に同調させ、互いからの公称範囲内にあり得る。しかしながら、物理チャネル412は数が制限され、多くのBluetoothデバイスは、同じ空間および時間エリア内で独立して動作していることがあり得るので、同じ物理チャネル412に同調されたトランシーバをもつ2つの独立したデバイスペアがあり、その結果、衝突が生じ得る。したがって、Bluetooth BR/EDR実装形態は、ピコネットを識別するためにアクセスコードを使用するが、Bluetooth LE実装形態は、物理リンク414を識別するために、ランダムに生成されたアクセスアドレスを使用する。2つのデバイスが同じエリア中で同じ物理チャネル412を共有することが偶然起こった場合、ターゲットにされたデバイスアクセスアドレスは、通信がどのデバイスにダイレクトされるかを決定するために使用され得る。Bluetooth4.2仕様まで、Bluetooth LEのために定義された2つの物理チャネル412があり、それらは、接続されたデバイスが特定のピコネット上で通信するために使用するLEピコネット物理チャネル412と、広告をブロードキャストするために使用され得るLE広告ブロードキャストチャネル412とを含む。概して、Bluetooth LEデバイスは、所与の時間に1つのLE物理チャネル412を使用することができるにすぎないが、物理チャネル412間の時分割多重化を使用して多重コンカレント動作がサポートされ得る。
【0038】
[0046]物理チャネルサブレイヤ412の上側では、物理リンクサブレイヤ414は、Bluetooth対応デバイス間のベースバンド接続を表す。概して、物理リンク414は1つの物理チャネル412に関連するが、物理チャネル412は2つ以上の物理リンク414をサポートし得、それは、送信されたパケット構造内で直接表現を有しない仮想概念である。アクセスコードパケットフィールドは、マスタBluetoothデバイスに関連するクロックおよびアドレスとともに、物理チャネル412を識別するために使用される。しかしながら、パケットは、物理リンク414を直接識別する後続の部分(subsequent part)を含まない。代わりに、物理リンク414は、各論理トランスポート422が1つの物理リンク414上でのみ受信されるので、論理トランスポート422との関連付け(アソシエーション)を通して識別され得る。送信が2つ以上の物理リンク414上でブロードキャストされる状況では、送信パラメータは、概して、すべての物理リンク414に好適であるように選択される。
【0039】
[0047]Bluetooth LEに関して、LEピコネット物理チャネル412はLEアクティブ物理リンク414をサポートし、LEアクティブ物理リンク414は、スレーブがマスタとの接続中にあるとき常に存在する、マスタとスレーブとの間のポイントツーポイントリンクを指す。デフォルトLE ACL論理トランスポートがデバイス間に存在する場合、マスタとスレーブデバイスとの間の物理リンク414はアクティブであり、ここにおいて、アクティブ物理リンク414は、リンクレイヤパケット中で使用されるランダムに生成されたアクセスアドレスに従って識別される。各アクセスアドレスは、アクティブ物理リンク414のマスタとスレーブとの1対1の関係を有する。LE広告物理チャネル412はLE広告物理リンク414をサポートし、LE広告物理リンク414は、アドバタイザデバイスと1つまたは複数のスキャナまたはイニシエータデバイスとの間のブロードキャストを指し、アドバタイザが広告イベントをブロードキャストしているとき常に存在する。接続を形成するための広告デバイスと開始デバイスとの間の広告物理リンク414(たとえば、アクティブ物理リンク414)は、比較的短時間の間存在することができる。
【0040】
[0048]様々な態様によれば、論理レイヤ420内で、様々な論理リンク424が、異なるアプリケーションデータトランスポート要件をサポートするために利用可能である。各論理リンク424は、様々な特性(たとえば、フロー制御、確認応答/繰返し機構、シーケンス番号付け(numbering)、スケジューリング挙動(behavior)など)を有する論理トランスポート422に関連する。概して、論理トランスポート422は、論理トランスポート422に関連するタイプに応じて、異なるタイプを有する論理リンク424を搬送することができる。様々な使用事例では、論理リンク424は同じ論理トランスポート422上に多重化され得、論理トランスポート422は、基本的なピコネット物理チャネル412または適応されたピコネット物理チャネル412のいずれかの上のアクティブ物理リンク414上で搬送され得る。論理トランスポート422を識別し、リアルタイム(リンク制御)シグナリングを与えるための情報がパケットヘッダ中で搬送され、いくつかの論理リンク424について、識別情報はペイロードヘッダ中で搬送され得るが、単一スロット応答時間を必要としない制御シグナリングは、LMPプロトコルを使用して行われる。いくつかの論理トランスポート422は、コンカレントに、多重化されて、または一度に1つでのいずれかで、異なる論理リンク424をサポートすることができる。そのような論理トランスポート422内では、論理リンク424は、データペイロードを搬送するベースバンドパケットに関連するペイロードヘッダ中の1つまたは複数の論理リンク識別子(LLID)ビットに従って識別される。論理リンク424は、論理トランスポート422上でデータを送信および受信することができる限られたコアプロトコルを区別する。しかしながら、いくつかの論理トランスポート422は、すべての論理リンク424を搬送することができるとは限らない。たとえば、SCOおよび拡張SCO(eSCO)論理トランスポート422は、固定データレートのストリームを搬送することができるにすぎない。
【0041】
[0049]様々な態様によれば、L2CAPレイヤ430は、異なるアプリケーションが2つのデバイス間で論理リンク424のリソースを共有することを可能にする多重化役割を与える。アプリケーションおよびサービスプロトコルは、他のデバイス上の等価エンティティへの接続を作成するためにチャネル指向インターフェースを使用してL2CAPレイヤ430とインターフェースする。概して、L2CAPチャネルエンドポイントは、L2CAPが割り当てるチャネル識別子(CID)に従ってそれらのクライアントに対して識別され、ここにおいて、任意のデバイス上の各L2CAPチャネルエンドポイントは、異なるCIDを有する。L2CAPレイヤ430において、L2CAPチャネル432はアプリケーションに適切なサービス品質(QoS)を与えるように構成され得、ここにおいて、L2CAPレイヤ430は、L2CAPチャネル432を、下にある論理リンク424上にマッピングする。L2CAPレイヤ430は、接続指向(connection-oriented)であるチャネルと、グループ指向(group-oriented)である他のチャネルとをサポートし得る。チャネルを作成し、構成し、終了することとは別に、L2CAPレイヤ430は、サービスデータユニット(SDU)をチャネルクライアントから論理リンク424上に多重化し、SDUが相対的優先度(relative priority)に従って選択されるスケジューリングを行う役割を与える。
【0042】
[0050]様々な態様によれば、再び論理レイヤ420と物理レイヤ410を参照すると、以下の表は、Bluetooth4.2仕様までサポートされる様々なBluetooth BR/EDR論理トランスポート422、ならびにそのような論理トランスポート422がサポートする論理リンク424、論理トランスポート422をサポートすることができる物理リンク414および物理チャネル412、ならびに各論理トランスポート422に関連する簡単な説明を記載する。
【0044】
[0051]様々な態様によれば、再び論理レイヤ420と物理レイヤ410とを参照すると、以下の表は、Bluetooth4.2仕様までサポートされる様々なBluetooth LE論理トランスポート422、ならびにそのような論理トランスポート422がサポートする論理リンク424、論理トランスポート422をサポートすることができる物理リンク414および物理チャネル412、ならびに各々に関連する簡単な説明を記載する。
【0046】
[0052]特に、Bluetooth4.2仕様まで定義されたBluetooth汎用データトランスポートアーキテクチャ400は、等時性(isochronous)データ(たとえば、その後にデータが無効になる限られた寿命を有する時間限定(time-bounded)データ)を転送するために使用され得るBluetooth LEにおける特定のサポートを含まない。そうではなく、Bluetooth4.2仕様では、Bluetooth BR/EDR実装形態は、満了した(expired)パケットを自動的にフラッシュ(flush)するようにACLリンクを構成することを通して、時間限定データをサポートすることができるにすぎない。したがって、Bluetooth SIGは、時間関係に従って各情報エンティティが前のおよび次のエントリに結び付けられる(is bound to)、ストリーム中の情報を指すことがある等時性(時間限定)データをサポートするための特徴を提案した。概して、等時性データは、メッシュネットワーク中で伝達されるオーディオならびに時間制限データを含む、多くの適用例(たとえば、1人または複数のユーザにオーディオをブロードキャストするテレビジョン、パーソナルオーディオを送信する音楽プレーヤ、空港内でオーディオをブロードキャストする公共アナウンスシステムなど)において使用され得る。
【0047】
[0053]より詳細には、様々な態様によれば、等時性データサポートは、接続指向方法または接続なし方法に従ってソースデバイスから1つまたは複数のシンクデバイスに等時性データを転送するために使用される等時性物理チャネル412を介してBluetooth LEにおいて可能にされ得る。たとえば、様々な実施形態では、等時性物理チャネル412は、(任意の(1つまたは複数の)パケット再送信が異なる物理(PHY)チャネル上で行われる)PHYデータチャネルのセットの間の擬似ランダムホッピングシーケンスと、当該PHYチャネルのセットを示すチャネルマップパラメータと、PHYチャネルを選択するために使用されるチャネル選択アルゴリズムと、リンクレイヤ接続コマンドまたは広告パケットのいずれか中で送られる第1の等時性データパケットを示すための1つまたは複数のタイミングパラメータとに従って特徴づけられ得る。さらに、上述のように、等時性物理チャネル412は、等時性データが、接続指向構成(すなわち、ソースデバイスが1つのシンクデバイスに等時性データを転送する1対1構成)を介して、または接続なし構成(すなわち、ソースデバイスが1つまたは複数のシンクデバイスに等時性データをブロードキャストする1対多構成)に従って転送されることを可能にし得る。
【0048】
[0054]より詳細には、様々な実施形態では、等時性物理チャネル412は、等時性論理トランスポート422を搬送し得る等時性物理リンク414をサポートし得る。たとえば、上述のように、等時性論理トランスポート422は接続指向であり得、その場合、等時性物理リンク414は、1つのソースデバイスと1つのシンクデバイスとの間のポイントツーポイントリンクであり得る。接続指向等時性論理トランスポート422を搬送するために使用される等時性物理リンク414は、リンクレイヤパケット中で使用されるランダムに生成されたアクセスアドレスと、等時性接続指向(ICO:isochronous connection-oriented)チャネルに関連するハンドルとに従って識別され得る。したがって、ICOチャネルは、2つの接続されたデバイス間で等時性データを転送するために使用され得る等時性接続指向論理トランスポート422(たとえば、ワイヤレスヘッドセットとの間でオーディオデータを転送するフォン)を与え得る。2つのデバイスが接続された(すなわち、ACL接続が存在する)後、ソースデバイスは、ソースデバイスとの等時性論理リンク424をセットアップし得、ここにおいて、等時性論理リンク424は、1つまたは複数の時間関係等時性接続指向(ICO)チャネルを搬送することができるICOストリームとして定義され得る。特定のソースデバイスが、ピコネット中の1つまたは複数のソースデバイスとの1つまたは複数の時間関係ICOチャネルを各々搬送するICOストリームをセットアップし得る。ICOチャネルは1つまたは複数のイベントを含み得、イベントは、ソースデバイスと(1つまたは複数の)シンクデバイスとの間で等時性データを含むパケットを転送するために使用される1つまたは複数のサブイベントを含み得る。
【0049】
[0055]代替および/または追加として、等時性論理トランスポート422は等時性接続なし(ICL)チャネルであり得、その場合、等時性物理リンク414は、ソースデバイスと1つまたは複数のシンクデバイスとの間のブロードキャスト(たとえば、1人または多くのユーザにオーディオデータをブロードキャストするテレビジョン)であり得る。たとえば、様々な実施形態では、ソースデバイスは、1つまたは複数の時間関係等時性接続なし(ICL)チャネルを搬送することができる等時性論理リンク424を与え得るICLストリームをセットアップし得る。さらに、ICOチャネルの場合と同様に、ICLストリームを構成する1つまたは複数のICLチャネルは、各々1つまたは複数のイベントを含み得、イベントは、同様に、ICLストリームに関係するデータパケットを転送するために使用される1つまたは複数のサブイベントを含み得る。様々な実施形態では、以下にさらに詳細に説明されるように、ソースデバイスは、1つまたは複数の広告および/または同期パケット中でICLストリームに関連する同期情報をブロードキャストし得る。したがって、等時性接続なし論理トランスポート422を搬送するために使用される等時性物理リンク414は、1つまたは複数の広告および/または同期パケット中で示され得る、ICLストリームに関連するオフセットに従って識別され得る。したがって、1つまたは複数のICLチャネルを介してブロードキャストされる等時性データを受信するために、シンクデバイスは、最初に、1つまたは複数の広告および/または同期パケットを介してブロードキャストされた同期情報を受信し、次いで、1つまたは複数のICLチャネル中で周波数ホッピングサブイベントに同期する。さらに、ICLストリームは、ソースデバイスがすべてのシンクデバイスに更新された制御情報(たとえば、新しいチャネルマップ)を与えることを可能にするための機構を与える更新サブイベントを含み得る。したがって、ICL論理リンク424をサポートするために使用される論理トランスポート422はICL制御チャネルをさらに含み得、ICL制御チャネルは、更新された制御情報をブロードキャストするために等時性物理リンク414と更新サブイベントとを使用し得る。
【0050】
[0056]概して、ICOチャネルを使用する、またはICLチャネルを使用するという決定は、デバイス中のアプリケーションプロファイルが定義する使用事例に依存し得る。たとえば、ICOチャネルを使用する、またはICLチャネルを使用するための様々な理由は、以下の表に記載されている。
【0052】
[0057]したがって、等時性データサポートは、以下のように、(1つまたは複数の)等時性物理チャネル412と、(1つまたは複数の)等時性物理リンク414と、(1つまたは複数の)等時性論理トランスポート422と、(1つまたは複数の)等時性論理リンク424とを介してBluetooth LE論理に拡張され得る。
【0054】
[0058]様々な態様によれば、
図5に示されているように、接続なし方法に従ってソースデバイス510が複数のシンクデバイス520、522に等時性データを転送する、例示的な使用事例500が説明の目的で次に説明される。
図5に示されている例示的な使用事例500では、ソースデバイス510は、時間関係等時性チャネル534、536を搬送する第1の等時性ストリーム530、ならびに1つの等時性チャネル544を搬送する第2の等時性ストリーム540を含む2つの別個の等時性ストリームを介して、等時性データをブロードキャストする。ソースデバイス510は、さらに、第1の広告チャネル532を介して第1の等時性ストリーム530に関連する同期情報をブロードキャストし、第1の広告チャネル542を介して第2の等時性ストリーム540に関連する同期情報をブロードキャストする。したがって、ソースデバイス510から等時性データを受信するために、シンクデバイス520、522は、最初に、広告チャネル532、542を介して同期情報を受信し、次いで、シンクデバイス520、522において選択された(1つまたは複数の)任意の等時性チャネル534、536、544中で周波数ホッピングサブイベントに同期する。たとえば、等時性ストリーム530、540は、各々それぞれのストリーム識別子を割り振られ得、各等時性チャネル534、536、544は、それぞれのチャネル識別子を割り振られ得る。ストリーム識別子およびチャネル識別子は、各シンクデバイス520、522が適切な等時性チャネルを選択および取得し得るように、広告チャネル532、542を介して伝達される同期情報中で送信され得る。たとえば、
図5では、一方のシンクデバイス520は、第1の等時性ストリーム530内で第1の等時性チャネル534を選択しており、他方のシンクデバイス522は、第1の等時性ストリーム530内で第2の等時性チャネル536を選択し、第2の等時性ストリーム540内で唯一の等時性チャネル544を選択している。
【0055】
[0059]様々な態様によれば、複数の等時性ストリーム530、540は、したがって、ソースデバイス510とシンクデバイス520、522との間に存在し得、それは、異なるレイテンシおよび/またはタイミング依存性を有する異なる等時性データセットが、ソースデバイス510からシンクデバイス520、522に転送されることを可能にし得る。タイミング情報は、概して、制御チャネルを介してシンクデバイス520、522に伝達され得る。たとえば、接続指向使用事例では、制御情報は、2つの接続されたデバイス間の関連するACL接続を使用して伝達され得る。一方、(たとえば、
図5に示されているような)接続なし使用事例では、タイミング情報は、シンクデバイス520、522が(1つまたは複数の)等時性チャネル534、536、544などを取得することを可能にするために必要な同期情報を与える広告チャネル532、542を介して伝達され得る。さらに、様々な実施形態では、接続なし等時性ストリーム530、540は、ソースデバイス510がすべてのシンクデバイス520、522に更新された制御情報(たとえば、新しいチャネルマップ)を与えることを可能にするための更新サブイベントを含み得る。概して、ソースデバイス510は、更新された制御情報がシンクデバイス520、522に送られる必要があるとき、等時性ストリーム530、540内で更新サブイベントをスケジュールし得る。たとえば、等時性ストリーム530内で更新サブイベントをスケジュールするために、ソースデバイス510は、関連する等時性チャネル534、536を介して送信されるパケット内に更新送信フラグを設定し得る。したがって、シンクデバイス520は、それにより選択された第1の等時性チャネル534を介して受信されたデータパケット中の更新送信フラグを検査し得、他方のシンクデバイス522は、同様に、第2の等時性チャネル536を介して受信されたデータパケット中の更新送信フラグを検査し得る。その意味では、各シンクデバイス520、522は、ソースデバイス510からの更新サブイベントをスケジュールおよび受信し得る。
【0056】
[0060]様々な態様によれば、いくつかの場合には、1つまたは複数の等時性チャネル534、536、544などを介して送信されるべき等時性データは、ブロードキャストするために利用可能な等時性データに応じて、時々開始および停止し得る(たとえば、等時性データは、オーディオが休止されたときに停止し、オーディオが再開されたときに再び開始し得る、空港におけるアナウンスが間欠的に行われ得るなど)。したがって、等時性データが開始および停止するときをシンクデバイス520、522に通知するための1つの方法は、広告チャネル532、542を介して等時性データに関連する状態の変化を伝達することであり得る。たとえば、広告チャネル532、542を介して伝達される同期情報は、等時性データが特定の等時性チャネル534、536、544などの上に存在するかどうかを示すためのデータアクティブフラグを含み得る。そのような実装形態では、シンクデバイス520、522は、等時性チャネル534、536、544などが取得された後、広告チャネル532、542を介して伝達された同期情報を受信し続けることになり、そのため、シンクデバイス520、522は、それぞれのシンクデバイス520、522が選択した等時性チャネル534、536、544などの中で等時性データを受信することを開始および停止するためにデータアクティブフラグを監視する。しかしながら、広告チャネル532、542を介して等時性データに関係する状態変化を伝達することは、追加のリソース(たとえば、メモリおよび電力)を消費し、レイテンシを増加させ、および/または場合によっては性能に干渉し得る、シンクデバイス520、522が、広告チャネル532、542をリッスンすることと等時性チャネル534、536、544などをリッスンすることとの間で切り替えることを必要とされ得ることを含む、いくつかの理由のために準最適である。
【0057】
[0061]したがって、様々な態様によれば、
図6A〜
図6Cは、ソースデバイスが更新スロット内で伝達する状態情報に従って等時性チャネルに同期するために更新スロットを使用することができる例示的なタイミング図を示す。したがって、等時性チャネルを選択および取得したシンクデバイスは、シンクデバイスが等時性チャネルを取得(または再取得)した後、等時性チャネルに関係する同期情報を伝達するために使用される周期広告ストリームを継続的にリッスンする必要を不要にし得る。詳細には、上述のように、等時性ストリームは、ソースデバイスが制御情報(たとえば、新しい自動周波数ホッピング(AFH)チャネルマップ)を用いて、等時性ストリームを受信するすべてのシンクデバイスを更新することを可能にするための機構を与える更新サブイベントを含み得、ここにおいて、ソースデバイスは、情報が、等時性ストリームを受信するシンクデバイスに送られる必要があるとき、等時性ストリーム内で更新サブイベントをスケジュールし得る。したがって、各シンクデバイスは、更新サブイベント中に制御パケットを受信することをスケジュールするために、等時性チャネル中で受信されたデータパケット中の更新送信フラグに関連するステータスを検査する。したがって、以下の説明では、受信シンクデバイスは、ソースデバイスが受信シンクデバイスに時々の制御情報を送るために使用する(「更新スロット」とも呼ばれる)更新サブイベントに直接同期し得、それにより、等時性チャネルを介して送信される等時性データに関係する任意の状態情報(たとえば、非アクティブまたはアクティブから、アクティブから非アクティブへなどの状態の変化)は、等時性チャネルが取得された後にシンクデバイスが周期広告ストリームをリッスンすることを中止し得るように、更新サブイベントを介して伝達され得る。
【0058】
[0062]より詳細には、様々な態様によれば、ソースデバイスは、データブロードキャストを広告するために、1つまたは複数の1次広告チャネル610上で1つまたは複数の広告パケット612を送信し得、ここにおいて、1次広告チャネル610は、特定の周波数スペクトルにわたって拡散される1つまたは複数の物理チャネルを備え得る。1次広告チャネル610は、広告物理チャネル上にホッピングすることができる広告イベントに分割され得る。広告イベントは、概して、一定の間隔で発生し得、それは、干渉回避を助けるためにランダム遅延を受け得る。さらに、1つまたは複数の2次広告チャネル620は、拡張された広告イベントを可能にするために与えられ得、拡張された広告イベントは、1次広告チャネル610上の広告イベントと同時に開始し、2次広告チャネル620上の最後のパケットで終わり得る。概して、2次広告チャネル620は、そうでなければ、1次広告チャネル610上で送信されることになるデータをオフロードするために使用され得、ここにおいて、ソースデバイスは、十分なオーバージエア時間が利用可能であるとき、2次広告チャネル620上で補助広告パケットをスケジュールし得る。さらに、2次広告チャネル620は、周期広告ストリーム630を与えるために使用され得、周期広告ストリーム630は、前のパケット632からの予測可能な間隔636において各パケット632とともに周期的に送られ得る。様々な実施形態では、本明細書でさらに詳細に説明されるように、1次広告チャネル610上の時々の広告パケット612は、2次広告チャネル620上の関連する補助広告(auxiliary advertising)パケット622とともに、周期広告632が周期広告ストリーム630内で見つけられることを可能にし得る。
【0059】
[0063]様々な態様によれば、
図6Aを参照すると、等時性チャネル640上で等時性データをブロードキャストするソースデバイスは、したがって、1次広告チャネル610を介して1つまたは複数の広告パケット612を送信し得、ここにおいて、1次広告チャネル610を介して送信される広告パケット612は、一部または全部の広告データを含んでいる後続の補助広告パケット622を指すための補助ポインタフィールド614を含み得る。たとえば、1次広告チャネル610を介して送信される広告パケット612は、補助広告パケット622、広告パケット612の開始と広告パケット612が指す後続の補助広告パケット622の開始との間の近似タイミング情報、および後続の補助広告パケット622がそれの上で送信されることになる物理2次広告チャネル620を識別するための情報を送信するために使用されるリンクレイヤデータチャネルを示し得る。2次広告チャネル620上の補助広告パケット622は、等時性チャネル640に関連する上述の同期情報を搬送し得る。さらに、624に示されているように、補助広告パケット622はまた、周期広告ストリーム630を介して送信される1つまたは複数の補助同期パケット632を指すための情報(たとえば、補助広告パケット622の開始から後続の補助同期パケット632の開始までの時間を示す情報、周期広告ストリーム630に関連するチャネルインデックスなど)を含み得る。周期広告ストリーム630を介して送信される補助同期パケット632は、同様に、等時性チャネル640に関連する同期情報を含み得る。したがって、様々な実施形態では、ソースデバイスから等時性チャネル640を取得しようとするシンクデバイスが、2次広告チャネル620上でブロードキャストされる補助広告パケット622、および/または周期広告ストリーム630を介して送信される補助同期パケット632を介して同期情報を受信し得る。
【0060】
[0064]より詳細には、様々な態様によれば、2次広告チャネル620および/または周期広告ストリーム630上でブロードキャストされる同期情報は、624および634に示されているように、等時性チャネル640が(1つまたは複数の)シンクデバイスにおいて選択および取得されることを可能にする様々なパラメータを備え得る。たとえば、様々な実施形態では、同期情報は、使用されたデータチャネルおよび使用されていないデータチャネルを示すチャネルマップ、シンボルレート、ソースデバイスにおいて使用されるスリープクロックに関連するワーストケース精度、ならびに/または他の好適な物理チャネル情報を含み得る。様々な実施形態では、同期情報は、
図6A〜
図6C中の646に示されているように、等時性チャネル640上のイベントに関連する時間(すなわち、更新サブイベントを含むすべてのサブイベントのための時間)を示し得るチャネル間隔をさらに含み得る。さらに、様々な実施形態では、同期情報は、いくつの等時性チャネルが等時性ストリーム中で送信されるか、等時性チャネル間の時間を示すチャネル時間オフセット、いくつのサブイベントが等時性チャネルごとに与えられるか、いくつの新しいパケットがチャネル間隔646内で等時性チャネルごとに送られるかを示すバースト数、いくつのサブイベントがチャネル間隔646内で等時性チャネルごとにパケットを再送信するために使用されるかを示す初期再送信数、等時性チャネル間隔中でパケットに関連する遅延を定義するための遅延した再送信数、サブイベントが開始した時間の間の間隔を示すためのサブイベントオフセット、ならびに/または(1つまたは複数の)シンクデバイスが等時性チャネル640を選択および取得することを可能にし得る他のパラメータ(たとえば、補助同期パケット632に関連するアンカーポイントから将来のアンカーポイントまでの時間、アンカーポイントから更新サブイベントまでの時間、等時性チャネル640上で送信されることになる第1のパケットに関連するパケット数、等時性ストリーム内のすべてのチャネルアクセスアドレスがそれから導出され、更新サブイベント中で制御チャネルのためのアクセスアドレスとしても使用され得るベースアドレス、巡回冗長検査(CRC)初期化値、暗号化が使用可能である場合の暗号化/解読情報など)を示し得る。
【0061】
[0065]様々な実施形態では、補助広告パケット622および/または補助同期パケット632を介して伝達される同期情報は、したがって、等時性チャネル640を指し得る様々なパラメータを与え、シンクデバイスが等時性チャネル640中で周波数ホッピングサブイベントに同期することを可能にし得、等時性チャネル640は、等時性チャネル640を介して等時性データパケットをブロードキャストするようにソースデバイスがスケジュールされる1つまたは複数の等時性スロット642を含み得る。さらに、上述のように、等時性チャネル640は、ソースデバイスが、少なくとも等時性チャネル640を含み得る等時性ストリームに関係する更新された制御情報をすべてのシンクデバイスに与えることを可能にするように更新サブイベントがスケジュールされ得る更新スロット644を含み得る。さらに、様々な使用事例では、等時性チャネル640を含む等時性ストリームは、等時性チャネル640に時間的に関係する追加の等時性チャネル(図示せず)を含み得る。したがって、更新スロット644中で伝達される情報は、等時性ストリームを構成するすべての等時性チャネル(すなわち、等時性チャネル640+同じ等時性ストリーム内の他の等時性チャネル)に適用される更新された制御情報を与えるために使用され得る。したがって、様々な実施形態では、ソースデバイスは、そうでなければ(otherwise)更新スロット644内で伝達され得る時々の制御情報に加えて、等時性チャネル640に関連する状態情報を伝達するために更新スロット644を使用するように構成され得る。したがって、等時性チャネル640が取得(または再取得)された後に受信シンクデバイスに周期広告ストリーム630をリッスンさせることにより発生し得る不要なリソース消費およびレイテンシは、更新スロット644を介して任意の関連する状態情報を伝達することを介して回避され得る。したがって、周期広告ストリーム630をリッスンすることが、等時性チャネル640を取得または再取得するのに必要な同期情報を取得するために必要とされ得るにすぎないので、(1つまたは複数の)受信シンクデバイスは、等時性チャネル640が取得された後、周期広告ストリーム630をリッスンすることを停止し得る。
【0062】
[0066]詳細には、様々な実施形態によれば、等時性チャネル640中で送信される各データパケットは、可変サイズペイロードに加えて、少なくともヘッダを含み得る。ヘッダは、概して、データパケットが、1つまたは複数の等時性スロット642中で送信される等時性データを含むのか、更新スロット644中で送信される更新サブイベントパケットを含むのかを示すための論理リンク識別子(たとえば、論理リンク識別子は、データパケットが等時性データを含むときに「00」などの第1の値に設定され、データパケットが更新サブイベントパケットであるときに「11」などの第2の値に設定され得る)に加えて、ペイロードに関連するサイズを示すための長さフィールドを含み得る。さらに、様々な実施形態では、ヘッダは更新シーケンス番号(USN)を含み得、更新シーケンス番号(USN)は、更新スロット644中で送信されるようにスケジュールされる更新サブイベントパケットがないときに0に設定され、更新スロット644中で新しい更新サブイベントパケットが送信されるたびに新しい非0値に増分され得る。したがって、ヘッダは、更新サブイベントパケットが更新スロット644中で送信されるようにスケジュールされるときにソースデバイスがイネーブルにし得る更新送信フラグをさらに含み得る(たとえば、更新送信フラグは、更新サブイベントパケットが更新スロット644中でスケジュールされるときに「1」に設定されるか、または更新サブイベントパケットが更新スロット644中でスケジュールされないときに「0」に設定され得る)。したがって、ソースデバイスは、更新サブイベントパケットが更新スロット644中でスケジュールされることを示すために、等時性スロット642中で送信される1つまたは複数のデータパケット内に更新送信フラグを設定し得る。様々な実施形態では、更新サブイベントパケットは、リンクレイヤ制御プロシージャに従って等時性チャネル640に関連する状態を伝達するためのペイロードを含み得る。たとえば、更新サブイベントパケットに関連するペイロードは、以下のように、更新サブイベントパケットが等時性チャネル状態を伝達することを示すためのオペコードと、1つまたは複数の等時性チャネル識別子と、そのような(1つまたは複数の)等時性チャネル識別子に関連する(1つまたは複数の)等時性チャネルに適用される等時性チャネル状態とを含み得る。
【0064】
[0067]したがって、上記の説明に基づいて、
図6Aは、等時性チャネル640がアクティブ状態を有するときの例示的なタイミング図を示し、これは、ソースデバイスが等時性データをブロードキャストするようにスケジュールされる等時性スロット642中に等時性データ(たとえば、時間限定オーディオデータ)が存在することを意味する。様々な実施形態では、アクティブ状態からの(たとえば、非アクティブ状態または終了状態への)遷移を示すために、ソースデバイスは、1つまたは複数の等時性スロット642を介して送信されるデータパケット中に更新送信フラグを設定し得、後続の更新スロット644中で更新サブイベントパケットをスケジュールする。したがって、等時性チャネル640を選択したシンクデバイスが、1つまたは複数の等時性スロット642を介して送信されるデータパケット中の更新送信フラグを監視し、更新送信フラグがイネーブルにされるとき、更新スロット644中の更新サブイベントパケットの受信をスケジュールし得る。更新サブイベントパケットが更新スロット644中で受信されたとき、等時性チャネル640を受信する各シンクデバイスは、更新サブイベントペイロード中で状態インジケータオペコード(たとえば、「LL_ICL_STATE_IND」)を検出し、更新サブイベントパケットを介して伝達される等時性チャネル状態に関連する適切な(1つまたは複数の)等時性チャネルを決定し得る。たとえば、等時性チャネル640に対応するチャネル識別子を含む更新サブイベントパケット中のペイロードに基づいて、等時性チャネル640を選択したかまたはそうではなく取得したシンクデバイスは、それに適用可能な等時性チャネル状態をさらに決定し得る。さらに、上述のように、等時性チャネル640は、1つまたは複数の追加の時間関係等時性チャネルを含み得る(または含まないことがある)等時性ストリーム内で等時性データをブロードキャストするために使用され得る。したがって、様々な実施形態では、更新サブイベントパケットは、同じ等時性ストリーム中の複数の時間関係等時性チャネルに対応する複数のチャネル識別子に関連する等時性チャネル状態を示すペイロードを含んでいることがある。
【0065】
[0068]様々な実施形態によれば、
図6Aは、したがって、アクティブ状態にある等時性チャネル640を示し、ここにおいて、等時性データを含んでいるデータパケットは、存在し、そして1つまたは複数の等時性スロット642中で送信され、更新サブイベントパケットは、存在し、そして(スケジュールされたとき)更新スロット644中で送信される。さらに、
図6Aに示されているように、周期広告ストリーム630を介して送信される補助同期パケット632は、等時性チャネル640がアクティブ状態にある間、それの中でソースデバイスが等時性データをブロードキャストするようにスケジュールされる1つまたは複数の等時性スロット642を指す。
したがって、アクティブ状態から別の状態への変化を伝達するために、ソースデバイスは、更新スロット644中で更新サブイベントパケットをスケジュールするために、1つまたは複数の等時性スロット642を介して送信されるデータパケット中の更新送信フラグをイネーブルにし得る。さらに、更新サブイベントパケットを介して伝達される状態情報が状態変化に限定されないように、更新サブイベントパケットが、等時性チャネル640に関連する現在状態を伝達するためにも使用され得ることを、当業者は諒解されよう。
【0066】
[0069]たとえば、アクティブ状態から非アクティブ状態への遷移を伝達する更新スロット644中で更新サブイベントパケットが送信されることに応答して(たとえば、等時性オーディオデータが休止されたとき)、等時性チャネル640は、次いで、
図6Bに示されているタイミング図に従い得る。詳細には、
図6Bに示されているように、データパケットは存在しないか、またはそうではなく、データパケットは、そうでないならソースデバイスが、等時性チャネル640を介して等時性データをブロードキャストするようにスケジュールされることになる1つまたは複数の等時性スロット642中で送信されない。しかしながら、更新サブイベントパケットは、依然として、非アクティブ状態中に存在し得、それにより、(1つまたは複数の)シンクデバイスは、更新スロット644中で伝達される状態情報を介して、非アクティブ状態にある間、等時性チャネル640に直接同期し続けることができる。
図6Bは、周期広告ストリーム630を介して送信される1つまたは複数の補助同期パケット632が、等時性チャネル640が非アクティブ状態にあるとき、更新スロット644を指すことをさらに示す。したがって、シンクデバイスが、非アクティブにある間、等時性チャネル640を取得するとき、シンクデバイスは、非アクティブ状態からの遷移時に等時性チャネル640に同期するために、更新スロット644を介して伝達されるチャネル状態情報を単に監視し得る。たとえば、更新スロット644を介して送信される更新サブイベントパケットは、等時性チャネル640を介して送信される等時性データが開始および/または再開したとき、その等時性チャネル640が
図6Aに示されているようにアクティブ状態に遷移したことを伝達し得る。
【0067】
[0070]さらに、等時性チャネル640は、終了される(たとえば、送信されるべき等時性データがそれ以上ないので、または他の理由で、ソースデバイスおよび任意の(1つまたは複数の)シンクデバイスにおけるメモリから削除される)べきであるとき、更新スロット644を介して送信される更新サブイベントパケットは、終了イベントを伝達し得、そのため、等時性チャネル640は、次いで、
図6Cに示されているタイミング図に従い得る。詳細には、本明細書に示されているように、等時性データは1つまたは複数の等時性スロット642中に存在せず、更新サブイベントは、終了時に更新スロット644中に存在しない。したがって、等時性チャネル640は、ソースデバイスおよび(1つまたは複数の)シンクデバイスにおけるメモリから削除され得、そのため、ソースデバイスは、等時性チャネル640を準備し、アクティブにするためにプロシージャを開始する必要があることになり、(1つまたは複数の)シンクデバイスは、再び、等時性チャネル640を介して等時性データを転送するために周期広告ストリーム630をリッスンする必要があることになる。
【0068】
[0071]様々な態様によれば、
図7は、上記でさらに詳細に説明されたように、更新スロットを介して1つまたは複数の等時性チャネルに関係する状態情報を伝達するための例示的な方法700を示す。より詳細には、
図7に示されている方法700は、1つまたは複数の時間関係等時性チャネルを含む等時性ストリーム中で等時性データをブロードキャストするソースデバイスにおいて実行され得、ここにおいて、ソースデバイスは、最初に、ブロック705において、1つまたは複数の等時性ストリームに関係する1つまたは複数の等時性チャネルを準備する。たとえば、様々な実施形態では、アプリケーションプロファイルが、1つまたは複数の時間関係等時性チャネルをもつ等時性ストリームを要求し得、ここにおいて、1つまたは複数の等時性チャネルを準備することは、要求された各等時性ストリームにストリーム識別子を割り振ることと、各等時性ストリーム中の(1つまたは複数の)等時性チャネルにチャネル識別子を割り振ることとを備え得る。
【0069】
[0072]様々な実施形態では、ソースデバイスは、次いで、ブロック710において、広告チャネル(たとえば、周期広告ストリーム)を介して(1つまたは複数の)等時性チャネルに関係する同期情報をブロードキャストする。たとえば、上記でさらに詳細に説明されたように、ソースデバイスは、1次広告チャネル上で、2次広告チャネル上の1つまたは複数の補助広告パケットを指し得る1つまたは複数の広告パケットをブロードキャストし得る。1つまたは複数の補助広告パケットは、さらに同期情報を含んでおり、周期的に送られる1つまたは複数の同期パケットをさらに指し得、それにより、1次広告チャネルおよび2次広告チャネル上のパケットは、リッスンするシンクデバイスが、2次広告チャネルおよび/または周期広告ストリームを介して同期情報を受信することを可能にし得る。同期情報は、ソースデバイスがそれの中で(1つまたは複数の)等時性チャネルを介してデータパケットをブロードキャストするようにスケジュールされる1つまたは複数のスロットへのポインタを含む、(1つまたは複数の)等時性チャネルをシンクデバイスが取得することを可能にする様々なパラメータを含み得る。たとえば、ソースデバイスは、最初に、(1つまたは複数の)等時性チャネル上に等時性データが存在しないことを示すために0に設定されたデータアクティブフラグをもつ同期情報をブロードキャストし得る。したがって、同期情報は、最初に、ソースデバイスが等時性ストリームに関係する制御情報をブロードキャストするために使用する更新スロットを指し得る。
【0070】
[0073]したがって、ブロック715において、ソースデバイスは、更新スロットを介して(1つまたは複数の)等時性チャネルに関係する状態情報を伝達する。たとえば、ソースデバイスにおけるホストが、送信するために利用可能な等時性データがあるように等時性ストリームをアクティブになるように設定したことに応答して、ソースデバイスは、アクティブ状態への遷移を示すために、更新スロットを介してデータパケットをスケジュールおよび送信し得る。利用可能なときに、ソースデバイスは、ブロック720において、(1つまたは複数の)等時性チャネル中の1つまたは複数のデータスロットを介してそのような等時性データをブロードキャストし、ブロック715において、更新スロットを介して(1つまたは複数の)等時性チャネルに関連する任意の関連する状態情報を伝達し続ける。たとえば、(たとえば、オーディオストリームが休止されたので)送信するために利用可能な等時性データがないとき、ブロック715において更新スロットを介して伝達される状態情報は、非アクティブ状態への遷移を示し得る。(たとえば、オーディオストリームが再開されたので)等時性データが送信するために利用可能になった場合および/または利用可能になったとき、ブロック715において更新スロットを介して伝達される状態情報は、アクティブ状態に戻る遷移を示し得、ソースデバイスは、ブロック720において、(1つまたは複数の)等時性チャネル中の1つまたは複数のデータスロットを介して等時性データをブロードキャストすることを再開する。さらに、(1つまたは複数の)等時性チャネルが終了されるべきである場合および/または終了されるべきであるとき、ブロック715において、更新スロットを介して終了状態への変化を伝達し、ブロック725において、メモリから(1つまたは複数の)等時性チャネルに関連する情報を削除して、それにより(1つまたは複数の)等時性チャネルを終了する。
【0071】
[0074]様々な態様によれば、
図8は、上記でさらに詳細に説明されたように、更新スロット中で伝達される状態情報に従って等時性チャネルに同期するための例示的な方法800を示す。より詳細には、
図8に示されている方法800は、等時性チャネルを選択したシンクデバイスにおいて実行され得、ここにおいて、シンクデバイスは、最初に、ブロック805において、ブロードキャストするソースデバイスから等時性チャネルを取得または再取得するために広告チャネルをリッスンする。たとえば、様々な実施形態では、等時性チャネルは、1つまたは複数の時間関係等時性接続なし(ICL)チャネルを含むICLストリーム内で等時性データをブロードキャストするために使用され得るBluetooth LE ICLチャネルを備え得、広告チャネルは、上記でさらに詳細に説明されたように周期広告ストリームを備え得る。したがって、ソースデバイスは、さらに、使用すべき(1つまたは複数の)受信シンクデバイスが(1つまたは複数の)等時性チャネルを選択および取得することを可能にするために、広告チャネル中で送信される1つまたは複数のパケットを介して等時性ストリーム中で各等時性チャネルに関連する同期情報をブロードキャストし得る。
【0072】
[0075]したがって、様々な実施形態によれば、シンクデバイスは、ブロック810において、広告チャネルを介して等時性チャネルに関連する同期情報を受信する。シンクデバイスは、次いで、ブロック815において、等時性チャネルを取得(または再取得)するために、広告チャネルを介して受信された同期情報を使用する。たとえば、様々な実施形態では、等時性チャネルは、上記でさらに詳細に説明されたように、等時性チャネルを介して等時性データをブロードキャストするソースデバイスにおいて設定された様々なパラメータを含み得る。したがって、同期情報中に含まれる様々なパラメータは、シンクデバイスが、等時性チャネルを取得し、それにより、取得された等時性チャネル上で1つまたは複数のスロット中で送信されるようにスケジュールされる1つまたは複数のデータパケットを受信することを可能にし得る。たとえば、シンクデバイスが等時性チャネルを取得するときに等時性チャネルがアクティブ状態を有する場合、同期情報は、ソースデバイスが、等時性データを含んでいるデータパケットをそれの中でブロードキャストするようにスケジュールされる1つまたは複数の等時性スロットを指し得る。代替的に、シンクデバイスが等時性チャネルを取得するときに等時性チャネルが非アクティブ状態を有する場合、同期情報は、ソースデバイスが、等時性ストリームを構成するすべての等時性チャネルに適用可能な更新された制御情報をそれの中でブロードキャストする更新スロットを指し得る。いずれの場合も、ソースデバイスは、等時性チャネルに関連する状態(たとえば、アクティブ、非アクティブ、または終了)を伝達するために更新スロット中に更新サブイベント送信をスケジュールし得る。
【0073】
[0076]したがって、様々な実施形態では、シンクデバイスは、ブロック820において、更新スロットを介して伝達される状態情報に従って、取得された等時性チャネルに同期する。詳細には、等時性チャネル上で状態変化が発生するときはいつでも、ブロードキャストするソースデバイスは、等時性チャネルを識別するパケットと、等時性チャネルに関連する新しい状態とを備え得る、更新サブイベントを介して状態変化を伝達し得る。たとえば、アクティブ状態にある間、等時性データおよび更新サブイベントは等時性チャネル上で受信され得、ここにおいて、更新サブイベントは、非アクティブ状態への変化または終了状態への変化を伝達するために使用され得る。前者の場合、非アクティブ状態への変化は(少なくとも一時的に)等時性チャネル上に等時性データがもはや存在しないことを示し得る。しかしながら、更新サブイベントは、依然として、シンクデバイスが更新スロットを介して等時性チャネルに同期されたままであり得るように、等時性チャネル上に存在し得る。したがって、アクティブ状態に、または終了状態に戻る変化は、更新スロットを介して伝達され、同期され得る。しかしながら、等時性チャネルが終了状態に遷移した場合、等時性データも更新サブイベントも、その後存在しないことになり、それにより、シンクデバイスは、等時性チャネルを再取得するために同期情報を受信するために、再び広告チャネルをリッスンする必要があろう。
【0074】
[0077]様々な態様によれば、
図9は、本明細書で説明される様々な態様および実施形態を実装することができる例示的なワイヤレスデバイス900を示す。たとえば、様々な実施形態では、
図9に示されているワイヤレスデバイス900はソースデバイス(たとえば、ブロードキャスターデバイス)に対応し得、ソースデバイスは、等時性チャネル(たとえば、ソースデバイスが1つまたは複数のシンクデバイスに等時性データをブロードキャストするために使用する接続なしチャネル)に関連する現在状態、状態変化、および/または他の好適な状態情報を伝達するために等時性チャネルに関連する更新スロットを使用することができる。代替および/または追加として、
図9に示されているワイヤレスデバイス900はシンクデバイスに対応し得、シンクデバイスは、等時性チャネルを選択したかまたは場合によっては取得しており、ソースデバイスが更新スロットを介して伝達する状態情報に従って等時性チャネルに同期する。様々な実施形態では、ワイヤレスデバイス900は、プロセッサ904と、メモリ906と、ハウジング908と、送信機910と、受信機912と、アンテナ916と、信号検出器918と、デジタル信号プロセッサ(DSP)920と、ユーザインターフェース922と、バス924とを含み得る。代替的に、送信機910と受信機912とに関連する機能は、トランシーバ914に組み込まれ得る。ワイヤレスデバイス900は、たとえば、基地局、アクセスポイントなどを含むワイヤレスネットワークにおいて通信するように構成され得る。
【0075】
[0078]様々な実施形態では、プロセッサ904は、ワイヤレスデバイス900に関連する動作を制御するように構成され得、ここにおいて、プロセッサ904は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。メモリ906はプロセッサ904に結合され得、プロセッサ904と通信していることがあり、プロセッサ904に命令およびデータを与えることができる。プロセッサ904は、メモリ906内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行することができる。メモリ906中の命令は、本明細書で説明される1つまたは複数の方法およびプロセスを実行するために実行可能であり得る。さらに、様々な実施形態では、プロセッサ904は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムを含むか、またはそれの中の構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、任意の1つまたは複数の汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、それらの組合せ、ならびに/あるいは計算を実行し、および/または情報を操作することができる、任意の他の好適なエンティティを用いて実装され得る。様々な実施形態では、処理システムは、ソフトウェアを記憶するように構成された機械可読媒体をも含むことができ、ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意の好適な命令を含むと広く解釈され得る。命令は、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、および/または任意の他の好適な形式の、コードを含むことができる。命令は、1つまたは複数のプロセッサ上で実行されたとき、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を処理システムに実行させることができる。
【0076】
[0079]様々な実施形態では、メモリ906は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および/またはそれらの任意の好適な組合せを含むことができる。メモリ906は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含むことができる。
【0077】
[0080]様々な実施形態では、送信機910および受信機912(またはトランシーバ914)は、ワイヤレスデバイス900と遠隔ロケーションとの間でデータを送信および受信することができる。アンテナ916は、ハウジング908に取り付けられ、トランシーバ914に電気的に結合され得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス900は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナ(図示せず)をも含むことができる。様々な実施形態では、信号検出器918は、トランシーバ914において受信された1つまたは複数の信号に関連するレベルを検出および定量化するために使用され得る。信号検出器918は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度として、および/または、および他の方法で検出することができる。様々な実施形態では、DSP920は、信号を処理するために使用され得、ここにおいて、DSP920は、送信機910および/またはトランシーバ914を介して送信されるべきパケットを生成するように構成され得る。様々な実施形態では、パケットは物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むことができる。
【0078】
[0081]様々な実施形態では、ユーザインターフェース922は、たとえば、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、ディスプレイ、および/または他の好適なインターフェースを含むことができる。ユーザインターフェース922は、ワイヤレスデバイス900に関連するユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含むことができる。
【0079】
[0082]様々な実施形態では、ワイヤレスデバイス900に関連する様々な構成要素は、データバス、ならびにデータバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含み得る、バス924を介して互いに結合され得る。
【0080】
[0083]様々な実施形態では、ワイヤレスデバイス900は、
図9に示されていない他の構成要素または要素をも含むことができる。ワイヤレスデバイス900に関連する1つまたは複数の構成要素は、たとえば、他の構成要素に入力信号を与えるための別の通信チャネル(図示せず)を備え得る手段を介して、ワイヤレスデバイス900に関連する別の1つまたは複数の構成要素と通信していることがある。
【0081】
[0084]様々な実施形態では、様々な別個の構成要素が
図9に示されているが、そこに示されている1つまたは複数の構成要素は、組み合わせられるかまたは共通に実装され得る。たとえば、プロセッサ904およびメモリ906は、単一のチップ上で実施され得る。プロセッサ904は、さらに、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含んでいることがある。同様に、1つまたは複数の機能ブロックまたはそれの部分が、単一のチップ上で実施され得る。代替的に、特定のブロックに関連する機能が、2つまたはそれ以上のチップ上に実装され得る。たとえば、プロセッサ904は、プロセッサ904に関して上記で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器918および/またはDSP920に関して上記で説明された機能を実装するためにも使用され得る。
【0082】
[0085]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0083】
[0086]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上記では概してそれらの機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本明細書で説明される様々な態様および実施形態の範囲から逸脱すると解釈されるべきではない。
【0084】
[0087]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサなど)として実装され得る。
【0085】
[0088]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM(登録商標)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の非一時的コンピュータ可読媒体中に常駐し得る。例示的な非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサが非一時的コンピュータ可読媒体から情報を読み取り、非一時的コンピュータ可読媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、非一時的コンピュータ可読媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび非一時的コンピュータ可読媒体はASIC中に存在し得る。ASICはIoTデバイス中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび非一時的コンピュータ可読媒体は、ユーザ端末中の個別構成要素であり得る。
【0086】
[0089]1つまたは複数の例示的な態様では、本明細書で説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、または非一時的コンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に転送することを容易にし得る任意の非一時的媒体を含む、記憶媒体および/または通信媒体を含み得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で互換的に使用され得るディスク(disk)およびディスク(disc)という用語は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、DVD、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、これらは、通常、データを磁気的におよび/または光学的にレーザーで再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0087】
[0090]上記の開示は、例示的な態様および実施形態を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることを、当業者は諒解されよう。さらに、本明細書で説明される様々な例示的な態様および実施形態によれば、上記で説明されたおよび/または本明細書に添付された任意の方法クレームにおいて具陳された、任意の方法における機能、ステップおよび/またはアクションは特定の順序で実行される必要がないことを、当業者は諒解されよう。さらにまた、任意の要素が単数形で上記で説明されたかまたは添付の特許請求の範囲において具陳されている限りにおいて、(1つまたは複数の)単数形は、(1つまたは複数の)単数形に対する制限が明記されていない限り、複数形をも企図することを、当業者は諒解されよう。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 等時性チャネルに同期するための方法であって、
シンクデバイスにおいて、広告チャネルを介して前記等時性チャネルに関連する同期情報を受信することと、
前記シンクデバイスにおいて、前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報に従って前記等時性チャネルを取得することと、
等時性データが前記等時性チャネル上に存在するかどうかを示すために、前記等時性チャネルに関連する更新スロット中でソースデバイスがブロードキャストする状態情報に従って、前記等時性チャネルに同期することと、
を備える、方法。
[C2] 前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期することは、
前記等時性チャネルが、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在するようなアクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すと決定することと、
前記1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信することと、 を備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期することは、
前記等時性チャネルが、前記アクティブ状態から、前記1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データがもはや存在しないような非アクティブ状態に遷移したことを、前記状態情報が示すと決定することと、
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けることと、
を備える、C2に記載の方法。
[C4] 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記アクティブ状態にある間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、C2に記載の方法。
[C5] 前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期することは、
前記等時性チャネルが、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在しないような非アクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すと決定することと、
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けることと、
を備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けることは、
前記等時性チャネルが、前記非アクティブ状態から、前記1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データが利用可能になったようなアクティブ状態に遷移したことを、前記状態情報が示すと決定することと、
前記1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信することと、 を備える、C5に記載の方法。
[C7] 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記非アクティブ状態にある間、前記更新スロットを指す、C5に記載の方法。
[C8] 前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期することは、
前記等時性チャネルが、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在せず、前記更新スロット中に前記状態情報が存在しないような終了状態に遷移したことを、前記状態情報が示すと決定することと、
メモリから前記等時性チャネルに関連する情報を削除することと、
を備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記等時性チャネルを備える等時性ストリームは、1つまたは複数の時間関係等時性チャネルをさらに備え、前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報は、前記1つまたは複数の時間関係等時性チャネルに関係する状態情報をさらに備える、C1に記載の方法。
[C10] 前記等時性チャネルはBluetooth低エネルギー等時性接続なし(ICL)チャネルを備える、C1に記載の方法。
[C11] 広告チャネルを介して等時性チャネルに関連する同期情報を受信するように構成された受信機と、
1つまたは複数のプロセッサと、
を備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報に従って前記等時性チャネルを取得することと、
等時性データが前記等時性チャネル上に存在するかどうかを示すために、前記等時性チャネルに関連する更新スロット中でソースデバイスがブロードキャストする状態情報に従って、前記等時性チャネルに同期することと、
を行うように構成された、ワイヤレスデバイス。
[C12] 前記受信機は、前記等時性チャネルが、1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在するようなアクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すことに応答して、前記等時性チャネルに関連する前記1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信するようにさらに構成された、C11に記載のワイヤレスデバイス。
[C13] 前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記等時性チャネルが、前記アクティブ状態から、前記1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データがもはや存在しないような非アクティブ状態に遷移したことを、前記状態情報が示すと決定することと、
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けることと、
を行うようにさらに構成された、C12に記載のワイヤレスデバイス。
[C14] 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記アクティブ状態にある間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、C12に記載のワイヤレスデバイス。
[C15] 前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記等時性チャネルが、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在しないような非アクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すと決定することと、
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けることと、
を行うようにさらに構成された、C11に記載のワイヤレスデバイス。
[C16] 前記受信機は、前記等時性チャネルが、前記非アクティブ状態から、前記1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データが利用可能になったようなアクティブ状態に遷移したことを、前記状態情報が示すことに応答して、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信するようにさらに構成された、C15に記載のワイヤレスデバイス。
[C17] 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記非アクティブ状態にある間、前記更新スロットを指す、C15に記載のワイヤレスデバイス。
[C18] 前記等時性チャネルに関連する情報を記憶するように構成されたメモリ、をさらに備え、
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記等時性チャネルが終了状態に遷移したことを、前記状態情報が示すことに応答して、前記メモリから前記等時性チャネルに関連する前記情報を削除するようにさらに構成された、C11に記載のワイヤレスデバイス。
[C19] 前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報は、前記等時性チャネルを備える等時性ストリーム内の前記等時性チャネルに時間的に関係する1つまたは複数の追加の等時性チャネルに関係する状態情報をさらに備える、C11に記載のワイヤレスデバイス。
[C20] 前記等時性チャネルはBluetooth低エネルギー等時性接続なし(ICL)チャネルを備える、C11に記載のワイヤレスデバイス。
[C21] 広告チャネルを介して等時性チャネルに関連する同期情報を受信するための手段と、 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報に従って前記等時性チャネルを取得するための手段と、
等時性データが前記等時性チャネル上に存在するかどうかを示すために、前記等時性チャネルに関連する更新スロット中でソースデバイスがブロードキャストする状態情報に従って、前記等時性チャネルに同期するための手段と、
を備える、装置。
[C22] 前記等時性チャネルが、1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在するようなアクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すことに応答して、前記等時性チャネルに関連する前記1つまたは複数のデータスロットを介して前記等時性データを受信するための手段、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C23] 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記アクティブ状態にある間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、C22に記載の装置。
[C24] 前記等時性チャネルが、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中に前記等時性データが存在しないような非アクティブ状態にあることを、前記状態情報が示すと決定するための手段と、
前記更新スロット中で前記ソースデバイスがブロードキャストする前記状態情報に従って前記等時性チャネルに同期し続けるための手段と、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C25] 前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報は、前記等時性チャネルが前記非アクティブ状態にある間、前記更新スロットを指す、C24に記載の装置。
[C26] 前記等時性チャネルが終了されたことを前記状態情報が示すことに応答して、メモリから前記等時性チャネルに関連する情報を削除するための手段、
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C27] ワイヤレスデバイスに、
広告チャネルを介して等時性チャネルに関連する同期情報を受信することと、
前記広告チャネルを介して受信された前記同期情報に従って前記等時性チャネルを取得することと、
等時性データが前記等時性チャネル上に存在するかどうかを示すために、前記等時性チャネルに関連する更新スロット中でソースデバイスがブロードキャストする状態情報に従って、前記等時性チャネルに同期することと、
を行わせるためのコードを備える、コンピュータ可読記憶媒体。
[C28] 等時性チャネルに関係する状態を伝達するための方法であって、
ソースデバイスによって、広告チャネルを介して前記等時性チャネルに関連する同期情報をブロードキャストすることと、
前記ソースデバイスによって、前記等時性チャネルに関連する更新スロット中で、前記等時性チャネルに関係する状態情報をブロードキャストすることと、ここにおいて、前記状態情報は、前記等時性チャネル上に等時性データが存在するかどうかを示す、
を備える、方法。
[C29] 前記ソースデバイスにおいて、前記等時性データが利用可能であると決定することと、 前記ソースデバイスによって、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データをブロードキャストすることと、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報は、前記等時性データが利用可能である間、前記等時性チャネルがアクティブであることを示す、
をさらに備える、C28に記載の方法。
[C30] 前記ソースデバイスにおいて、前記等時性データがもはや利用可能でないと決定すること、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報は、前記等時性データが利用不可能になったことに応答して、前記等時性チャネルが非アクティブであることを示す、
をさらに備える、C29に記載の方法。
[C31] 前記広告チャネルを介してブロードキャストされる前記同期情報は、前記等時性チャネルがアクティブである間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、C29に記載の方法。
[C32] 前記ソースデバイスにおいて、前記等時性データが利用可能でないと決定すること、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報は、前記等時性データが利用可能でない間、前記等時性チャネルが非アクティブであることを示す、
をさらに備える、C28に記載の方法。
[C33] 前記ソースデバイスにおいて、前記等時性データが利用可能になったと決定することと、
前記ソースデバイスによって、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データをブロードキャストすることと、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報は、前記等時性データが利用可能になったことに応答して、前記等時性チャネルがアクティブであることを示す、
をさらに備える、C32に記載の方法。
[C34] 前記広告チャネルを介してブロードキャストされる前記同期情報は、前記等時性チャネルが非アクティブである間、前記更新スロットを指す、C32に記載の方法。
[C35] 前記ソースデバイスにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされた前記状態情報が、前記等時性チャネルが終了されることになることを示すように、前記等時性チャネルが終了されるべきであると決定すること、
をさらに備える、C28に記載の方法。
[C36] 前記ソースデバイスによって、前記等時性チャネルと1つまたは複数の時間関係等時性チャネルとを含む等時性ストリームをブロードキャストすること、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報は、前記等時性ストリーム中の前記1つまたは複数の時間関係等時性チャネルに関係する状態情報をさらに備える、
をさらに備える、C28に記載の方法。
[C37] 前記等時性チャネルはBluetooth低エネルギー等時性接続なし(ICL)チャネルを備える、C28に記載の方法。
[C38] 等時性チャネルに関連する同期情報と前記等時性チャネルに関係する状態情報とを決定するように構成された1つまたは複数のプロセッサと、
送信機と、
を備え、前記送信機は、
広告チャネルを介して前記等時性チャネルに関連する前記同期情報をブロードキャストすることと、
前記等時性チャネルに関連する更新スロット中で前記等時性チャネルに関係する前記状態情報をブロードキャストすることと、ここにおいて、前記状態情報は、前記等時性チャネル上に等時性データが存在するかどうかを示す、
を行うように構成された、ワイヤレスデバイス。
[C39] 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記等時性データが利用可能であると決定するようにさらに構成され、
前記送信機が、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データをブロードキャストするようにさらに構成され、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報は、前記等時性データが利用可能である間、前記等時性チャネルがアクティブであることを示す、
C38に記載のワイヤレスデバイス。
[C40] 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報が、前記等時性チャネルが非アクティブであることを示すように、前記等時性データがもはや利用可能でないと決定するようにさらに構成された、C39に記載のワイヤレスデバイス。
[C41] 前記広告チャネルを介してブロードキャストされる前記同期情報は、前記等時性チャネルがアクティブである間、前記1つまたは複数のデータスロットを指す、C39に記載のワイヤレスデバイス。
[C42] 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報が、前記等時性チャネルが非アクティブであることを示すように、前記等時性データが利用可能でないと決定するようにさらに構成された、C38に記載のワイヤレスデバイス。
[C43] 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記等時性データが利用可能になったと決定するようにさらに構成され、
前記送信機は、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報が、前記等時性チャネルがアクティブであることを示すように、前記等時性チャネルに関連する1つまたは複数のデータスロット中で前記等時性データをブロードキャストするようにさらに構成された、
C42に記載のワイヤレスデバイス。
[C44] 前記広告チャネルを介してブロードキャストされる前記同期情報は、前記等時性チャネルが非アクティブである間、前記更新スロットを指す、C42に記載のワイヤレスデバイス。
[C45] 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記更新スロット中でブロードキャストされる前記状態情報が、前記等時性チャネルが終了されることになることを示すように、前記等時性チャネルが終了されるべきであると決定するようにさらに構成された、C38に記載のワイヤレスデバイス。
[C46] 前記送信機は、前記等時性チャネルと1つまたは複数の時間関係等時性チャネルとを含む等時性ストリームをブロードキャストするようにさらに構成され、ここにおいて、前記更新スロット中でブロードキャストされた前記状態情報は、前記等時性ストリーム中の前記1つまたは複数の時間関係等時性チャネルに関係する状態情報をさらに備える、C38に記載のワイヤレスデバイス。
[C47] 前記等時性チャネルはBluetooth低エネルギー等時性接続なし(ICL)チャネルを備える、C38に記載のワイヤレスデバイス。
[C48] 広告チャネルを介して等時性チャネルに関連する同期情報をブロードキャストするための手段と、
前記等時性チャネルに関連する更新スロット中で前記等時性チャネルに関係する状態情報をブロードキャストするための手段と、ここにおいて、前記状態情報は、前記等時性チャネル上に等時性データが存在するかどうかを示す、
を備える、装置。
[C49] ワイヤレスデバイスに、
広告チャネルを介して等時性チャネルに関連する同期情報をブロードキャストすることと、
前記等時性チャネルに関連する更新スロット中で前記等時性チャネルに関係する状態情報をブロードキャストすることと、ここにおいて、前記状態情報は、前記等時性チャネル上に等時性データが存在するかどうかを示す、
を行わせるためのコードを備える、コンピュータ可読記憶媒体。