特許第6530816号(P6530816)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6530816
(24)【登録日】2019年5月24日
(45)【発行日】2019年6月12日
(54)【発明の名称】アプリケーション起動方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/445 20180101AFI20190531BHJP
   G06F 9/455 20060101ALI20190531BHJP
【FI】
   G06F9/445
   G06F9/455 150
【請求項の数】13
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-540903(P2017-540903)
(86)(22)【出願日】2016年3月25日
(65)【公表番号】特表2018-517948(P2018-517948A)
(43)【公表日】2018年7月5日
(86)【国際出願番号】CN2016077334
(87)【国際公開番号】WO2017161559
(87)【国際公開日】20170928
【審査請求日】2017年7月28日
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517266861
【氏名又は名称】深▲せん▼前海達闥雲端智能科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CLOUDMINDS (SHENZHEN) ROBOTICS SYSTEMS CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】王永輝
【審査官】 北元 健太
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0159482(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0180049(US,A1)
【文献】 米国特許第07987432(US,B1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0010433(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/445
G06F 9/455
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーション起動方法であって、
第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信し、前記起動指令に対応する起動情報を獲得することであって、前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含むことと、
前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させ、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させることとを含み、
前記第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する前、前記第一仮想マシンは前記起動情報を受信し、前記起動情報に関する起動標識を形成することを更に含み、
前記第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信することは、前記第一仮想マシンにより、前記起動標識がクリックされるとき形成されかつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信することを含み、
前記第一仮想マシンが前記起動情報を受信することは、ハイパーバイザホストが前記起動情報を確定することを含み、
前記第一仮想マシンは前記ハイパーバイザホストが送信する前記起動情報を受信し、
前記ハイパーバイザホストが前記起動情報を確定する前、前記第二仮想マシンが前記起動情報を確定することと、
前記ハイパーバイザホストは前記第二仮想マシンから送信される前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定することとを更に含み、
前記ハイパーバイザホストが前記第二仮想マシンから送信される前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定する前、前記第二仮想マシンは第二仮想マシン上で選択されることで第二選択情報を受信し、かつ前記第二選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成することを特徴とするアプリケーション起動方法。
【請求項2】
前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含み、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させることは、前記アプリケーションの標識により前記アプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させることを含むか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させることは、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記起動情報に関する起動標識を形成することは、前記起動標識に前記第二仮想マシンの表記を添加することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第二仮想マシンが前記起動情報を確定することは、
前記第二仮想マシンが第二仮想マシン上で指定されることで第二指定情報を受信し、該第二指定情報により前記起動情報を確定することであって、前記第二指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられること、または
前記第二仮想マシンは前記アプリケーションをインストールするとき前記起動情報を確定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
アプリケーション起動装置であって、
第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションの起動指令を受信する起動指令受信モジュールと、
前記起動指令に対応する、前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む起動情報を獲得する起動情報獲得モジュールと、
前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる仮想マシン起動モジュールと、
前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるアプリケーション起動モジュールと、
前記起動情報を受信する起動情報受信モジュールと、
前記起動情報に関する起動標識を形成する起動標識形成モジュールと、
前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する起動指令受信モジュールとを含み、
前記起動情報受信モジュール、前記起動標識形成モジュールおよび前記起動指令受信モジュールは前記第一仮想マシン上に位置し、
前記アプリケーション起動装置は前記起動情報を確定する第一起動情報確定モジュールを更に含み、
前記第一起動情報確定モジュールはハイパーバイザホスト上に位置し、前記起動情報受信モジュールは前記第一起動情報確定モジュールが送信する前記起動情報を受信することに用いられ、
前記アプリケーション起動装置は前記起動情報を確定する第二起動情報確定モジュールを更に含み、
前記第二起動情報確定モジュールは前記第二仮想マシン上に位置し、前記第一起動情報確定モジュールは前記第二起動情報確定モジュールが送信する前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定することに用いられ、
前記アプリケーション起動装置は、第二仮想マシン上で選択されることで第二選択情報を受信しかつ前記第二選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成する第二選択モジュールを更に含み、
前記第二選択モジュールは前記第二仮想マシン上に位置することを特徴とするアプリケーション起動装置。
【請求項7】
前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含むことを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含み、前記アプリケーション起動モジュールは前記アプリケーションの標識により前記アプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させることに用いられるか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記アプリケーション起動モジュールは前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させることに用いられることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記起動標識形成モジュールは前記起動標識に第二仮想マシンの表記を添加することにも用いられることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記第二起動情報確定モジュールは、第二仮想マシン上で指定されることで第二指定情報を受信しかつ該第二指定情報により前記起動情報を確定し、前記第二指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられるか、或いは
前記第二起動情報確定モジュールは前記アプリケーションをインストールするとき前記起動情報を確定することに用いられることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項11】
CPUとコンピュータの読み出し専用のメモリとを含み、
前記コンピュータの読み出し専用のメモリはプログラム指令を備え、前記プログラム指令はCPUにより実行されることで、前記CPUに請求項1〜5のいずれかに記載の方法を実行させることを特徴とする電子の装置。
【請求項12】
コンピュータのプログラム指令を備え、前記コンピュータのプログラム指令は電子の装置により実行される時、電子の装置が請求項1〜5のいずれかに記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータ読み出し可能な記憶媒体
【請求項13】
コンピュータ読み出し可能な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはプログラム指令を含み、前記プログラム指令は電子の装置により実行される時、電子の装置が請求項1〜5のいずれかに記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーチャル技術に関し、特にアプリケーション起動方法及びその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、移動端末は我々の日常生活の重要な道具になっている。移動端末の発展によりモバイル・インターネットは迅速に発展しているが、移動端末の安全問題は緊迫しており、社会の注目を集めている。移動バーチャル技術により、移動端末または無線携帯型装置で複数のオペレーティングシステムまたは複数台の仮想マシンを同時実行することができる。移動バーチャル技術を採用する場合、ユーザーは2台または複数台の移動端末を携帯しなくても、1個の無線携帯型装置により複数台の仮想マシン、複数のオペレーティングシステムをアクセスすることができるので、移動バーチャル技術は安全性が優れている特性を有している。バーチャル技術の分離性により、1つの端末の複数のオペレーティングシステムを分離させ、ある1つのオペレーティングシステムの実行が他のオペレーティングシステムに影響を与えることを防止することができる。常用の応用において、バーチャル技術により、携帯電話などの移動端末における企業オペレーティングシステムと個人オペレーティングシステムを分け、個人オペレーティングシステムの実行が企業オペレーティングシステムに影響を与えることを防止し、安全性を求めている企業のビーワィオーディ(BYOD)需要を満たすことができる。
【0003】
バーチャルシステムの底部に位置しているハードウェアは、主として、処理装置、メモリ、入力出力装置などを含む。ハードウェアシステムにおいて、ソフトウェアの実行のためハイパーバイザを提供し、ハイパーバイザ上でバーチャル監視装置(VMMまたはHypervisorともいう)を実行する。Hypervisorの主な機能は、物理的ハードウェア・プラットフォームを管理し、各仮想マシンに対応するハードウェア・プラットフォームを提供することである。Hypervisorはホスト(Host)により前記機能を奏することができる。
【0004】
図1は従来のバーチャルシステムの構造を示す図である。前記システムは3個の仮想マシンを含み、各仮想マシンは1個のコンピュータと同様な機能を奏し、自己の「システムハードウェア」を具備し、自己の処理装置、メモリ、入力出力装置などを含む。各仮想マシンのコンピュータにおいて、バーチャルのオペレーティングシステム(Guest OS)、例えばAndroid、WindowsまたはLinuxなどが実行されている。ユーザーは各仮想マシンを切り替えることにより、離れている各仮想マシン中の所定のアプリケーションを用いることができる。端末が仮想マシン1のオペレーティングシステムを用いているとき、ユーザーが他の仮想マシン(例えば、仮想マシン2)の所定のアプリケーションを選択する、従来の切り替え方法は次のとおりである。仮想マシン1のオペレーティングシステムをオフさせ、ホスト中の仮想マシン2のオペレーティングシステムを起動させた後、所定のアプリケーションを選択するとともに該アプリケーションを起動させるか、或いはユーザーが仮想マシン2のオペレーティングシステムを切り替えた後所定のアプリケーションを選択するとともに該アプリケーションを起動させることができる。
【0005】
従来の技術は、他の仮想マシンのアプリケーションを選択するとき、仮想マシンを切り替えた後所定のアプリケーションを選択しなければならないので、操作が煩雑であるという欠点を有している。また、複数個の仮想マシンの色々なアプリケーションを選択するとき、複数のオペレーティングシステムの開閉をしなければならないので、手間がかかり、ユーザーが容易に使うことができず、利便性がよくないという欠点を有している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記問題を解決するため、本発明の実施例によりユーザーが第一仮想マシンの操作環境において第二仮想マシン中のアプリケーションを直接起動させることができ、オペレーティングシステムの切り替えをしてから所定のアプリケーションを選択する必要がなく、操作の利便性がよい技術的事項を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例においてアプリケーション起動方法を提供する。前記方法は、
第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信し、前記起動指令に対応する起動情報を獲得するステップであって、前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含むステップと、
前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させ、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させるステップとを含むことを特徴とする。
【0008】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0009】
好ましくは、前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含み、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるステップは、前記アプリケーションの標識により前記アプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるステップを含むか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるステップは、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるステップを含む。
【0010】
好ましくは、前記第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する前、前記第一仮想マシンは前記起動情報を受信し、前記起動情報に関する起動標識を形成するステップを更に含み、
前記第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信するステップは、前記第一仮想マシンにより、前記起動標識がクリックされるとき形成されかつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信するステップを含む。
【0011】
好ましくは、前記起動情報に関する起動標識を形成するステップは、前記起動標識に前記第二仮想マシンの表記を添加するステップを更に含む。
【0012】
好ましくは、前記第一仮想マシンが前記起動情報を受信するステップは、ハイパーバイザホストが前記起動情報を確定するステップを含み、前記第一仮想マシンは前記ハイパーバイザホストが送信する前記起動情報を受信する。
【0013】
好ましくは、前記第一仮想マシンが前記ハイパーバイザホストから送信される前記起動情報を受信する前、前記ハイパーバイザホストは第一選択情報を受信し、前記第一選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成するステップを更に含む。
【0014】
好ましくは、前記ハイパーバイザホストが前記起動情報を確定するステップは、前記ハイパーバイザホストが第一指定情報を受信し、該第一指定情報により前記起動情報を確定するステップを含み、前記第一指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられる。
【0015】
好ましくは、前記ハイパーバイザホストが前記起動情報を確定する前、前記第二仮想マシンが前記起動情報を確定するステップと、
前記ハイパーバイザホストは前記第二仮想マシンから送信される前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定するステップとを更に含む。
【0016】
好ましくは、前記ハイパーバイザホストが前記第二仮想マシンから送信される前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定する前、前記第二仮想マシンは第二選択情報を受信し、かつ前記第二選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成するステップを更に含む。
【0017】
好ましくは、前記第二仮想マシンが前記起動情報を確定するステップは、
前記第二仮想マシンが第二指定情報を受信し、該第二指定情報により前記起動情報を確定するステップであって、前記第二指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられるステップ、または
前記第二仮想マシンは前記アプリケーションをインストールするとき前記実行起動情報を確定するステップを含む。
【0018】
本発明の実施例においてアプリケーション起動装置を更に提供する。前記装置は、
第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションの起動指令を受信する起動指令受信モジュールと、
前記起動指令に対応する起動情報を獲得する起動情報獲得モジュールであって、前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報を含む起動情報獲得モジュールと、
前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる仮想マシン起動モジュールと、
前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるアプリケーション起動モジュールとを含むことを特徴とする。
【0019】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0020】
好ましくは、前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含み、前記アプリケーション起動モジュールは前記アプリケーションの標識により前記アプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記アプリケーション起動モジュールは前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。
【0021】
好ましくは、前記装置は、前記起動情報を受信する起動情報受信モジュールと、
前記起動情報に関する起動標識を形成する起動標識形成モジュールと、
前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する起動指令受信モジュールとを更に含み、
前記起動情報受信モジュール、前記起動標識形成モジュールおよび前記起動指令受信モジュールは前記第一仮想マシン上に位置する。
【0022】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置は前記起動情報を確定する第一起動情報確定モジュールを更に含み、
前記第一起動情報確定モジュールはハイパーバイザホスト上に位置し、前記起動情報受信モジュールは前記第一起動情報確定モジュールが送信する前記起動情報を受信する。
【0023】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置は、第一選択情報を受信しかつ前記第一選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成する第一選択モジュールを更に含み、
前記第一選択モジュールは前記ハイパーバイザホスト上に位置する。
【0024】
好ましくは、前記第一起動情報確定モジュールは前記第一指定情報を受信し、前記第一指定情報により前記起動情報を確定し、前記第一指定情報は前記アプリケーションを指定するため前記起動標識を形成することに用いられる。
【0025】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置は前記起動情報を確定する第二起動情報確定モジュールを更に含み、
前記第二起動情報確定モジュールは前記第二仮想マシン上に位置し、前記第一起動情報確定モジュールは前記第二起動情報確定モジュールが送信する前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定する。
【0026】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置は、第二選択情報を受信しかつ前記第二選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成する第二選択モジュールを更に含み、
前記第二選択モジュールは前記第二仮想マシン上に位置する。
【0027】
好ましくは、前記第二起動情報確定モジュールは、第二指定情報を受信しかつ該第二指定情報により前記起動情報を確定し、前記第二指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられるか、或いは
前記第二起動情報確定モジュールは前記アプリケーションをインストールするとき前記起動情報を確定する。
【発明の効果】
【0028】
本発明は次の発明の効果を奏することができる。本発明において、第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信し、前記起動指令に対応する起動情報を獲得し、前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報を含む。前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させ、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させる。
【0029】
本発明の事項により、ユーザーは第一仮想マシンの操作環境において第二仮想マシン中のアプリケーションを直接起動させることができ、オペレーティングシステムの切り替えをしてから所定のアプリケーションを選択する必要がないので、操作の利便性がよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
以下、図面により本発明の具体的な実施例を説明する。図面において、
図1】従来のバーチャルシステムの構造を示す図である。
図2】本発明の第一実施例のアプリケーション起動方法の流れを示す図である。
図3】本発明の第二実施例のアプリケーション起動方法の流れを示す図である。
図4】本発明の第二実施例の第一仮想マシンの表示画面を示す図である。
図5】本発明の第三実施例のアプリケーション起動方法の流れを示す図である。
図6】本発明の第四実施例のアプリケーション起動方法の流れを示す図である。
図7】本発明の第五実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
図8】本発明の第六実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
図9】本発明の第七実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
図10】本発明の第八実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の技術的事項および発明の効果をより詳細に説明するため、以下、図面により本発明の例示にしか過ぎない実施例を詳細に説明する。下記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。
【0032】
本出願人は多角的に研究を進めた結果、従来の技術が次のような欠点を有していることを見つけた。すなわち、端末によって複数個の仮想マシンを操作するとき、ユーザーは仮想マシンを切り替えることにより、各仮想マシン中のアプリケーションをそれぞれ用いることができる。しかしながら、他の仮想マシン中のアプリケーションを起動させるとき、ユーザーは仮想マシンを切り替えるとともに所定のアプリケーションを選択しなければならないので、多ステップの操作が必要であり、操作が煩雑であるという欠点を有している。特に、複数個の仮想マシン中の複数のアプリケーションを用いるとき、仮想マシンの間の切り替えを数回する必要があり、かつ各オペレーティングシステムの開閉に手間がかかるので、ユーザーは操作を容易にすることができず、使用上の利便性がよくないという欠点を有している。
【0033】
前記問題を解決するため、本発明の実施例において、第一仮想マシンにより第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させる起動指令を受信し、前記起動指令に対応する起動情報を獲得する技術を提供する。前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させ、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させる。これにより、ユーザーは第一仮想マシンの操作環境において第二仮想マシン中のアプリケーションを直接起動させることができ、オペレーティングシステムの切り替えをしてから所定のアプリケーションを選択する必要がないので、操作の利便性がよいという利点を有している。
【0034】
本発明の第一仮想マシンと第二仮想マシンは1つのハイパーバイザ上で実行される仮想マシンであり、該ハイパーバイザ上で他の一個または複数個の仮想マシンが実行されることもできる。前記第一仮想マシン、第二仮想マシン、他の一個または複数個の仮想マシン(存在する場合)およびハイパーバイザは、1個の設備中で実行されるか或いは複数個の物理的設備で構成されたシステム中で実行されることができる。
【0035】
実施のため、以下、本発明の実施例を説明する。
【0036】
図2には本発明の第一実施例のアプリケーション起動方法の流れ図が示されている。図に示されるとおり、該方法は次のステップを含む。
ステップ201において、第一仮想マシンにより第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させる起動指令を受信する。
ステップ201において、前記設備は第一仮想マシンにより第二仮想マシン中のアプリケーションを起動させる起動指令を受信する。起動指令はユーザーのハードウェア接続端により受信することができる。例えば、タッチパネル、キーボードまたはマウスなどにより受信することができる。前記ユーザーのハードウェア接続端は前記第一仮想マシンが使用可能なハードウェアである。前記起動指令は第二仮想マシン中の所定のアプリケーションを起動させることに用いられる。すなわち、第一仮想マシンから他の仮想マシン中のアプリケーションを起動させる起動指令を受信する。
【0037】
第二仮想マシンでは1個のオペレーティングシステムが実行され、前記アプリケーションは前記オペレーティングシステムにより実行される(それは図1の仮想マシン1と仮想マシン2を含む形式と類似する)。或いは、第二仮想マシンは、オペレーティングシステムを含んでいないが、前記アプリケーションが実行可能な状態になっており、前記仮想マシンは前記アプリケーションの実行のみをサポートする(それは図3の仮想マシンと類似する)。
【0038】
ステップ202において、前記起動指令に対応する起動情報を獲得する。前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ202において、前記設備が前記起動指令を受信した後、該起動指令によりこれに対応する起動情報を獲得する。すなわち、ユーザーから第二仮想マシンの所定のアプリケーションを起動させる起動指令を受信した後、前記アプリケーションの起動情報を獲得する。前記起動情報は、前記第一仮想マシンに記憶されており、前記起動指令に対応する第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。起動情報は前記第二仮想マシンと前記アプリケーションに関する情報を含まなければならない。それにより設備は、その2つの情報を同時受信し、前記第二仮想マシンを起動させるとともに前記第二仮想マシンの所定のアプリケーションを起動させることができる。
【0039】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0040】
好ましくは、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含むか或いは前記アプリケーションの実行情報を含む。
【0041】
ステップ203において、前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる。
ステップ203において、ステップ202で獲得した前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる。前記第二仮想マシンの情報が前記第二仮想マシンの標識を含むとき、設備は前記標識により起動させる第二仮想マシンを確定し、かつ前記第二仮想マシンの起動パラメーターを獲得することにより、前記第二仮想マシンを起動させる。この場合、第一仮想マシンが記憶する前記第二仮想マシンの情報は少なくなるが、仮想マシンを起動させる時間は長くなる。前記第二仮想マシンの情報が前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含むとき、前記第二仮想マシンを直接起動させることができる。この場合、第一仮想マシンが記憶する前記第二仮想マシンの情報は多くなり、インターナルメモリーを多く占用するが、仮想マシンを起動させる時間は短くなり、かつ起動させるたびに所定の起動パラメーターを用意する必要がなくなる。
【0042】
ステップ204において、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。
【0043】
ステップ204において、ステップ202で獲得した前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報が前記アプリケーションの標識を含むとき、設備は前記標識により起動させる第二仮想マシンの所定のアプリケーションを確定し、かつ前記アプリケーションの標識により前記アプリケーションの実行情報を確定する。前記実行情報は、アプリケーションの名称、アプリケーションのパスおよび実行パラメーターなどを含む。前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。この場合、第一仮想マシンが記憶する前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報は少なくなるが、前記アプリケーションを起動させる時間は長くなる。前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報が前記アプリケーションの実行情報を含むとき、当該アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを直接起動させることができる。この場合、第一仮想マシンが記憶する前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報は多くなり、インターナルメモリーを多く占用するが、アプリケーションを起動させる時間は短くなり、かつ起動させるたびに所定の実行情報を用意する必要がなくなる。
【0044】
発明の効果:本実施例において、第一仮想マシンの実行状態において第二仮想マシンのアプリケーションを直接起動させることができ、オペレーティングシステムを切り替えなくても所定のアプリケーションなどを用いることができるので、操作の利便性がよい。
【0045】
図3には本発明の第二実施例のアプリケーション起動方法の流れ図が示されている。図に示されるとおり、該方法は次のステップを含む。
ステップ301において、第一仮想マシンは起動情報を受信し、該起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ302において、前記起動情報に関する起動標識を形成する。
本実施例のステップ301と302において、第一仮想マシンに第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動標識を形成する。ユーザーは前記標識をクリックすることにより第二仮想マシンのアプリケーションの起動指令を形成することができる。
【0046】
ステップ301において、起動標識を形成する前、第一仮想マシンは第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報を受信し、かつこれを第一仮想マシンに対応するインターナルメモリーに記憶する必要がある。
【0047】
前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。前記起動情報が前記第二仮想マシンと前記アプリケーションの情報を同時含むことにより、設備はその2つの情報を同時獲得し、かつ前記第二仮想マシンの起動と前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動を連続に実施することができる。
【0048】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0049】
好ましくは、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含むか或いは前記アプリケーションの実行情報を含む。
【0050】
ステップ302において、ステップ301で受信した前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報により、該起動情報に対応する起動標識を形成する。前記起動標識は、設備の表示パネル、タッチパネルなどのハードウェアによりユーザーに表示することができる。前記起動標識は、ショートカット(Short cut)標識、メニュー中の選択項目またはウィジェット(Widget)などであることができる。ステップ302において形成された起動標識をクリックするとき、前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令が形成される。
【0051】
好ましくは、前記起動情報に対応する起動標識を形成し、かつ該起動標識に前記第二仮想マシンの表記を添加する。
【0052】
1つのアプリケーションを第一仮想マシンにインストールし、第一仮想マシンに前記アプリケーションの起動標識を記憶し、前記アプリケーションを第二仮想マシンにもインストールし、第一仮想マシンに前記第二仮想マシンの前記アプリケーションの起動情報に対応する起動標識を形成する。各プリケーションは通常、自己のアプリケーション標識を有しているので、第一仮想マシンの表示画面において、第一仮想マシンのアプリケーションの起動標識と第二仮想マシンのアプリケーションの起動標識を容易に区分することができない。この問題を解決するため、前記第二仮想マシンの前記アプリケーションの起動情報に対応する起動標識を形成するとき、前記起動標識に前記第二仮想マシンの表記を添加する。
【0053】
図4には本実施例の設備の第一仮想マシンの表示画面が示されている。前記第一仮想マシンと前記第二仮想マシンにはフォックスメール(Foxmail APP)というアプリケーションがインストールされ、第一仮想マシンには前記第二仮想マシンのフォックスメールの起動標識が形成され、該起動標識には前記第二仮想マシンの表記「VM2」が添付されている。
【0054】
前記起動標識には実行されているアプリケーションの仮想マシンの表記が添加されているので、ユーザーは実行されているアプリケーションの仮想マシンを容易に認識することができる。
【0055】
ステップ303において、前記第一仮想マシンは、前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する。
ステップ304において、前記起動指令に対応する起動情報を受信し、該起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ305において、前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる。
ステップ306において、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。
【0056】
ステップ303ないしステップ306は前記実施例のステップ201ないしステップ204に類似しているので、ここでは再び説明しない。
【0057】
本実施例において、ステップ303とステップ304は第一仮想マシンによって実行され、前記第一仮想マシンは前記起動情報を獲得した後これをハイパーバイザホストに送信する。ステップ305はハイパーバイザホストによって実行され、ステップ306を実行する前、ハイパーバイザホストは前記起動情報中の前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報を前記第二仮想マシンに送信する。ステップ305は前記第二仮想マシンによって実行され、ハイパーバイザホストが送信した前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報を受信すると、前記アプリケーションを起動させる。
【0058】
図5には本発明の第三実施例のアプリケーション起動方法の流れ図が示されている。図に示されるとおり、該方法は次のステップを含む。
ステップ501において、ハイパーバイザホストは起動情報を確定し、該起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ501において、ユーザーは、ハイパーバイザによって実行されるホスト(Host)の操作環境において起動標識の形成ステップを始める。バーチャル構造中のハイパーバイザ(Hypervisor)は仮想マシンによって実行されるアプリケーションの情報を獲得し、該情報は各アプリケーションの実行情報と該アプリケーションが実行されている仮想マシンの情報などを含む。したがって、ホスト(Host)の操作環境において、ユーザーの請求を獲得し、仮想マシンのどのアプリケーションが他の仮想マシンに起動標識を形成すべきかを確定することができる。
【0059】
前記起動情報は、第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。起動情報は前記第二仮想マシンと前記アプリケーションに関する情報を含まなければならない。それにより、第一仮想マシンはハイパーバイザホストが送信した前記2つの情報を同時受信し、設備は前記第二仮想マシンの起動と前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動を連続に実施することができる。
【0060】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0061】
好ましくは、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含むか或いは前記アプリケーションの実行情報を含む。
【0062】
好ましくは、前記起動標識を形成し始めるステップは次のとおりである。
前記ハイパーバイザホストは、第一指定情報を受信し、かつ該第一指定情報により前記起動情報を確定する。前記第一指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられる。
【0063】
前記第一指定情報は、どのアプリケーションに起動標識を形成するか、或いはどの仮想マシンのどのアプリケーションのため他の仮想マシンに起動標識を形成するかを指定する。ハイパーバイザホストは複数個の仮想マシンを含み、各仮想マシンには一個または複数個のアプリケーションがインストールされている場合、ユーザーは所定のアプリケーションを自由に指定することができるので、操作の利便性がよい。前記第一指定情報を獲得する方法として、ユーザーがポップアップされたボックスをクリックまたは選択する方法、或いはユーザーが所定のフォルダの目録を選択することにより該フォルダの目録下のすべてのアプリケーションを選択する方法(この場合、当該フォルダの目録下のアプリケーションの起動情報を同時選択することができる)などを用いることがでる。本実施例において、ユーザーは所定の第二仮想マシンにより実行されるアプリケーションを選択し、選択された情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報を確定する。アプリケーションを指定するステップを実施または不実施することができる。例えば、ホストは2つの仮想マシン、例えば第一仮想マシンと第二仮想マシンのみを含み、第二仮想マシンにはアプリケーションが1つしかインストールされていない場合、どの仮想マシンのどのアプリケーションに前記起動標識を形成すべきかを直接確定することができる。
【0064】
好ましくは、ステップ502を実施する前、ステップ5011を実施する。
ステップ5011は、第一仮想マシンがハイパーバイザホストから送信される前記起動信号を受信する前、前記ハイパーバイザホストは第一選択情報を受信し、かつ前記第一選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成するステップを更に含む。
【0065】
ステップ5011において、前記第一選択情報によりどの仮想マシンに前記起動標識を形成すべきかを確定する。ホスト上で実行される仮想マシンが複数個あるとき、ユーザーはどの仮想マシンに前記起動標識を形成すべきかを選択することができるので、操作の利便性がよい。前記第一選択情報を獲得する方法として、ユーザーがポップアップされたボックスをクリックまたは選択する方法などを用いることがでる。本実施例において、ユーザーが第一仮想マシンを選択する場合、後続のステップにおいて前記起動情報を前記第一仮想マシンに送信する。ステップ5011を実施または不実施することができる。例えば、ホストは2つの仮想マシン、例えば第一仮想マシンと第二仮想マシンのみを含むか、或いは形成された前記起動情報にのみ用いられる仮想マシンを予め選択した場合、ステップ5011において、どの仮想マシンに前記起動標識を形成すべきかを直接確定することができる。
注意されたいことは、本実施例はステップ501とステップ5011の実施順番を限定
しない。
【0066】
ハイパーバイザホストは前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報を確定した後、これを前記第一仮想マシン(該仮想マシンはステップ5011により選択することができる)に送信する。
【0067】
ステップ502において、第一仮想マシンは前記ハイパーバイザホストが送信する前記起動情報を受信する。
ステップ503において、前記起動情報に対応する起動標識を形成する。
ステップ504において、前記第一仮想マシンは、前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する。
ステップ505において、前記起動指令に対応する起動情報を受信し、該起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ506において、前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる。
ステップ507において、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。
【0068】
ステップ502ないしステップ507は前記実施例のステップ301ないしステップ306に類似しているので、ここでは再び説明しない。
【0069】
図6には本発明の第四実施例のアプリケーション起動方法の流れ図が示されている。図に示されるとおり、該方法は次のステップを含む。
ステップ601において、第二仮想マシンは起動情報を確定し、該起動情報は第二仮想マシンの情報と第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ601において、ユーザーは第二仮想マシンの操作環境において起動標識の形成ステップを始める。第二仮想マシン中の所定のアプリケーションの起動標識は、前記アプリケーションをインストールするとき形成されるか、或いは前記アプリケーションを第二仮想マシンにインストールした後、ユーザーにより前記アプリケーションの起動標識が形成されることができる。
【0070】
前記起動情報は第二仮想マシンの情報と第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。起動情報が前記第二仮想マシンと前記アプリケーションの情報を同時含むことにより、第二仮想マシンはこれらをハイパーバイザホストに同時獲得し、かつ第一仮想マシンに送信することができる。それにより、第一仮想マシンは、その2つの情報を同時受信し、かつ前記第二仮想マシンの起動と前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動を連続に実施することができる。
【0071】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0072】
好ましくは、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含むか或いは前記アプリケーションの実行情報を含む。
【0073】
好ましくは、前記起動標識を形成し始めるステップは次のとおりである。
前記第二仮想マシンは第二指定情報を受信し、かつ該第二指定情報により前記起動情報を確定する。前記第二指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられる。
【0074】
前記第二指定情報は、どの仮想マシンのどのアプリケーションのため他の仮想マシンに起動標識を形成するかを指定する。すなわち、前記仮想マシンに複数個のアプリケーションがインストールされている場合、ユーザーは所定のアプリケーションを自由に指定することができるので、操作の利便性がよい。前記第二指定情報を獲得する方法として、ユーザーがポップアップされたボックスをクリックまたは選択する方法、或いはユーザーが所定のフォルダの目録を選択することにより該フォルダの目録下のアプリケーションを選択する方法(この場合、当該フォルダの目録下のアプリケーションの起動情報を同時選択することができる)などを用いることがでる。本実施例において、ユーザーはアプリケーションを選択し、選択された情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報を確定する。アプリケーションを指定するステップを実施または不実施することができる。例えば、前記第二仮想マシンにはアプリケーションが1つしかインストールされていない場合、どのアプリケーションに前記起動標識を形成すべきかを直接確定することができる。
【0075】
好ましくは、前記起動標識を形成し始めるステップは次のとおりである。
前記第二仮想マシンは前記アプリケーションをインストールするとき、実行起動情報を確定する。
【0076】
既定の設定によりユーザーが第二仮想マシンに所定のアプリケーションをインストールするとき、現在インストールされているアプリケーションのため他の仮想マシンに起動標識を自動に形成することができる。ユーザーはアプリケーションがインストールされるとき起動標識を形成するか否かを選択することができる。
【0077】
好ましくは、ステップ602を実施する前、ステップ6011を実施する。
ステップ6011は、前記ハイパーバイザホストが前記第二仮想マシンから送信される前記起動信号を受信して前記起動情報を確定する前、前記第二仮想マシンは第二選択情報を受信し、かつ前記第二選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成するステップを更に含む。
【0078】
ステップ6011において、前記第二選択情報によりどの仮想マシンに前記起動標識を
形成すべきかを確定する。ホスト上で実行される仮想マシンが複数個あるとき、ユーザー
はどの仮想マシンに前記起動標識を形成すべきかを選択することができる。
前記第二選択情報を獲得する方法として、ユーザーがポップアップされたボックスをクリックまたは選択する方法などを用いることがでる。本実施例において、ユーザーが第一仮想マシンを選択する場合、後続のステップにおいて前記起動情報をハイパーバイザホストに送信した後、ハイパーバイザホストにより前記起動情報を前記第一仮想マシンに送信することができる。
ステップ6011を実施または不実施することができる。例えば、ホストは2つの仮想マシン、例えば第一仮想マシンと第二仮想マシンのみを含むか、或いは形成された前記起動情報にのみ用いられる仮想マシンを予め選択した場合、ステップ6011において、どの仮想マシンに前記起動標識を形成すべきかを直接確定することができる。
注意されたいことは、本実施例はステップ601とステップ6011の実施順番を限定
しない。
【0079】
前記第二仮想マシンは前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報を確定した後、これを前記ハイパーバイザホストに送信する。
【0080】
ステップ602において、ハイパーバイザホストは前記第二仮想マシンが送信する前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定する。
ステップ602において、ハイパーバイザホストは前記第二仮想マシンが送信する前記起動情報を受信し、前記第二仮想マシンのアプリケーションの起動情報を確定した後、これを前記第一仮想マシンに送信する。
【0081】
前記第一仮想マシンはステップ6011において選択されるものであることができる。ステップ6011において、前記第二仮想マシンは第二選択情報を受信し、前記第二選択情報と前記起動情報をハイパーバイザホストに同時送信し、前記ハイパーバイザホストは前記第二選択情報により前記起動情報を前記第一仮想マシンに送信する。
【0082】
ステップ603において、第一仮想マシンは前記ハイパーバイザホストが送信する前記起動情報を受信する。
ステップ604において、前記起動情報に対応する起動標識を形成する。
ステップ605において、前記第一仮想マシンは、前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる起動指令を受信する。
ステップ606において、前記起動指令に対応する起動情報を獲得し、該起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む。
ステップ607において、前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる。
ステップ608において、前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。
【0083】
ステップ603ないしステップ608は前記実施例のステップ502ないしステップ507に類似しているので、ここでは再び説明しない。
【0084】
本発明の実施例において、同様なアイディアに基づいたアプリケーション起動装置を更に提供する。アプリケーション起動装置の技術的課題と技術的手段は前記アプリケーション起動方法と類似しており、前記アプリケーション起動装置の実施方法として前記アプリケーション起動方法の実施例を参照することができるので、重複の事項については再び説明しない。
【0085】
図7は本発明の第五実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
【0086】
本発明の第五実施例のアプリケーション起動装置700は、
第一仮想マシンにより第二仮想マシンのアプリケーションの起動指令を受信する起動指令受信モジュール701と、
前記起動指令に対応する起動情報を獲得する起動情報獲得モジュール702であって、前記起動情報は前記第二仮想マシンの情報と前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報とを含む起動情報獲得モジュール702と、
前記第二仮想マシンの情報により前記第二仮想マシンを起動させる仮想マシン起動モジュール703と、
前記第二仮想マシンのアプリケーションの情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるアプリケーション起動モジュール704とを含む。
【0087】
好ましくは、前記第二仮想マシンの情報は前記第二仮想マシンの標識または前記第二仮想マシンの起動パラメーターを含む。
【0088】
好ましくは、前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含む。
前記アプリケーション起動モジュール704は前記アプリケーションの標識によりアプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させるか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記アプリケーション起動モジュール704は前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシンのアプリケーションを起動させる。
【0089】
本発明の第五実施例のアプリケーション起動装置は本発明の第一実施例のアプリケーション起動方法に対応する。
【0090】
図8は本発明の第六実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
【0091】
本発明の第六実施例のアプリケーション起動装置800は、
第一仮想マシン810により第二仮想マシン830のアプリケーションの起動指令を受信する起動指令受信モジュール813と、
前記起動指令に対応する起動情報を獲得する起動情報獲得モジュール814であって、前記起動情報は前記第二仮想マシン830の情報と前記第二仮想マシン830のアプリケーションの情報とを含む起動情報獲得モジュール814と、
前記第二仮想マシン830の情報により前記第二仮想マシン830を起動させる仮想マシン起動モジュール821と、
前記第二仮想マシン830のアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン830のアプリケーションを起動させるアプリケーション起動モジュール831とを含む。
【0092】
仮想マシン起動モジュール821はハイパーバイザホスト820上に位置し、アプリケーション起動モジュール831は第二仮想マシン830上に位置する。仮想マシン起動モジュール821は、起動情報獲得モジュール814が送信しかつ前記起動指令に対応する起動情報を受信し、かつ前記第二仮想マシン830のアプリケーションの情報をアプリケーション起動モジュール831に送信する。
【0093】
好ましくは、前記第二仮想マシン830の情報は前記第二仮想マシン830の標識または前記第二仮想マシン830の起動パラメーターを含む。
【0094】
好ましくは、前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含む。
前記アプリケーション起動モジュール831は前記アプリケーションの標識によりアプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシン830のアプリケーションを起動させるか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記アプリケーション起動モジュール831は前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシン830のアプリケーションを起動させる。
【0095】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置800は、
前記起動情報を受信する起動情報受信モジュール811と、
前記起動情報に関する起動標識を形成する起動標識形成モジュール812と、
前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシン830のアプリケーションを起動させる起動指令を受信する起動指令受信モジュール813とを更に含み、
前記起動情報受信モジュール811、前記起動標識形成モジュール812および前記起動指令受信モジュール813は前記第一仮想マシン810上に位置する。
【0096】
好ましくは、前記起動標識形成モジュール812は前記起動標識に第二仮想マシンの表記を添加することにも用いられる。
【0097】
本発明の第六実施例のアプリケーション起動装置は本発明の第二実施例のアプリケーション起動方法に対応する。
【0098】
図9は本発明の第七実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
【0099】
本発明の第七実施例のアプリケーション起動装置900は、
第一仮想マシン910により第二仮想マシン930のアプリケーションの起動指令を受信する起動指令受信モジュール913と、
前記起動指令に対応する起動情報を獲得する起動情報獲得モジュール914であって、前記起動情報は前記第二仮想マシン930の情報と前記第二仮想マシン930のアプリケーションの情報とを含む起動情報獲得モジュール914と、
前記第二仮想マシン930の起動情報により前記第二仮想マシン930を起動させる仮想マシン起動モジュール921と、
前記第二仮想マシン930のアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン930のアプリケーションを起動させるアプリケーション起動モジュール931とを含む。
【0100】
仮想マシン起動モジュール921はハイパーバイザホスト920上に位置し、アプリケーション起動モジュール931は第二仮想マシン930上に位置する。仮想マシン起動モジュール921は、起動情報獲得モジュール914が送信しかつ前記起動指令に対応する起動情報を受信し、かつ前記第二仮想マシン930のアプリケーションの情報をアプリケーション起動モジュール931に送信する。
【0101】
好ましくは、前記第二仮想マシン930の情報は前記第二仮想マシン930の標識または前記第二仮想マシン930の起動パラメーターを含む。
【0102】
好ましくは、前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含む。
前記アプリケーション起動モジュール931は前記アプリケーションの標識によりアプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシン930のアプリケーションを起動させるか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記アプリケーション起動モジュール931は前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシン930のアプリケーションを起動させる。
【0103】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置900は、
前記起動情報を受信する起動情報受信モジュール911と、
前記起動情報に関する起動標識を形成する起動標識形成モジュール912と、
前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシン930のアプリケーションを起動させる起動指令を受信する起動指令受信モジュール913とを更に含み、
前記起動情報受信モジュール911、前記起動標識形成モジュール912および前記起動指令受信モジュール913は前記第一仮想マシン910上に位置する。
【0104】
好ましくは、前記起動標識形成モジュール912は前記起動標識に第二仮想マシンの表記を添加することにも用いられる。
【0105】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置900は前記起動情報を確定する第一起動情報確定モジュール922を更に含む。
前記第一起動情報確定モジュール922はハイパーバイザホスト920上に位置し、前記起動情報受信モジュール911は前記第一起動情報確定モジュール922が送信する前記起動情報を受信する。
【0106】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置900は第一選択情報を受信し、該第一選択情報により前記第一仮想マシン910上に前記起動標識を形成する第一選択モジュール923を更に含む。
前記第一選択モジュール923は前記ハイパーバイザホスト920上に位置する。
【0107】
好ましくは、前記第一起動情報確定モジュール922は前記第一指定情報を受信し、前記第一指定情報により前記起動情報を確定し、前記第一指定情報は前記アプリケーションを指定するため前記起動標識を形成することに用いられる。
【0108】
本発明の第七実施例のアプリケーション起動装置は本発明の第三実施例のアプリケーション起動方法に対応する。
【0109】
図10は本発明の第八実施例のアプリケーション起動装置の構造を示す図である。
【0110】
本発明の第八実施例のアプリケーション起動装置1000は、
第一仮想マシン1010により第二仮想マシン1030のアプリケーションの起動指令を受信する起動指令受信モジュール1013と、
前記起動指令に対応する起動情報を獲得する起動情報獲得モジュール1014であって、前記起動情報は前記第二仮想マシン1030の情報と前記第二仮想マシン1030のアプリケーションの情報とを含む起動情報獲得モジュール1014と、
前記第二仮想マシン1030の起動情報により前記第二仮想マシン1030を起動させる仮想マシン起動モジュール1021と、
前記第二仮想マシン1030のアプリケーションの情報により前記第二仮想マシン1030のアプリケーションを起動させるアプリケーション起動モジュール1031とを含む。
【0111】
仮想マシン起動モジュール1021はハイパーバイザホスト1020上に位置し、アプリケーション起動モジュール1031は第二仮想マシン1030上に位置する。仮想マシン起動モジュール1021は、起動情報獲得モジュール1014が送信しかつ前記起動指令に対応する起動情報を受信し、かつ前記第二仮想マシン1030のアプリケーションの情報をアプリケーション起動モジュール1031に送信する。
【0112】
好ましくは、前記第二仮想マシン1030の情報は前記第二仮想マシン1030の標識または前記第二仮想マシン1030の起動パラメーターを含む。
【0113】
好ましくは、前記アプリケーションの情報は該アプリケーションの標識を含む。
前記アプリケーション起動モジュール1031は前記アプリケーションの標識によりアプリケーションの実行情報を確定し、前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシン1030のアプリケーションを起動させるか、或いは
前記アプリケーションの情報は前記アプリケーションの実行情報を含み、前記アプリケーション起動モジュール1031は前記アプリケーションの実行情報により前記第二仮想マシン1030のアプリケーションを起動させる。
【0114】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置1000は、
前記起動情報を受信する起動情報受信モジュール1011と、
前記起動情報に関する起動標識を形成する起動標識形成モジュール1012と、
前記起動標識がクリックされるとき形成され、かつ第二仮想マシン1030のアプリケーションを起動させる起動指令を受信する起動指令受信モジュール1013とを更に含み、
前記起動情報受信モジュール1011、前記起動標識形成モジュール1012および前記起動指令受信モジュール1013は前記第一仮想マシン1010に位置する。
【0115】
好ましくは、前記起動標識形成モジュール1012は前記起動標識に第二仮想マシンの表記を添加することにも用いられる。
【0116】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置1000は前記起動情報を確定する第一起動情報確定モジュール1022を更に含む。
前記第一起動情報確定モジュール1022はハイパーバイザホスト1020上に位置し、前記起動情報受信モジュール1011は前記第一起動情報確定モジュール1022が送信する前記起動情報を受信する。
【0117】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置1000は、第一選択情報を受信しかつ前記第一選択情報により所定の前記第一仮想マシン上に前記起動標識を形成する第一選択モジュール1023を更に含む。
前記第一選択モジュール1023は前記ハイパーバイザホスト1020上に位置する。
【0118】
好ましくは、前記第一起動情報確定モジュール1022は前記第一指定情報を受信し、前記第一指定情報により前記起動情報を確定し、前記第一指定情報は前記アプリケーションを指定するため前記起動標識を形成することに用いられる。
【0119】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置1000は前記起動情報を確定する第二起動情報確定モジュール1032を更に含む。
前記第二起動情報確定モジュール1032は前記第二仮想マシン1030上に位置し、前記第一起動情報確定モジュール1022は前記第二起動情報確定モジュール1032が送信する前記起動情報を受信し、前記起動情報を確定する。
【0120】
好ましくは、前記アプリケーション起動装置1000は、第二選択情報を受信しかつ前記第二選択情報により所定の前記第一仮想マシン1010上に前記起動標識を形成する第二選択モジュール1033を更に含む。
前記第二選択モジュール1033は前記第二仮想マシン1030上に位置する。
【0121】
好ましくは、前記第二起動情報確定モジュール1032は前記第二指定情報を受信し、かつ該第二指定情報により前記起動情報を確定する。前記第二指定情報は指定のため前記アプリケーションに前記起動標識を形成することに用いられる。
前記第二起動情報確定モジュール1032は前記アプリケーションをインストールするとき、実行起動情報を確定することもできる。
【0122】
本発明の第八実施例のアプリケーション起動装置は本発明の第四実施例のアプリケーション起動方法に対応する。
【0123】
上述した実施例はいずれも、従来の機能性部品またはモジュールによって実施することができる。例えば、処理モジュールとして従来のデータ処理用部品を採用することができる。例えば、従来の測位技術における、測位サーバー上には位置を測定する部品が設けられている。受信モジュールとして、信号送信機能を有している部品であればいずれを採用することができる。処理モジュールがA、nパラメーターの演算、強度の調節などをすることはいずれも、従来の技術手段であり、本技術分野の技術者は所定の設計によりこれらを獲得することができる。
【0124】
本発明の説明を簡単にするため、前記装置の各部分の機能により前記装置の各部分を所定のモジュールまたはユニットに分類してそれぞれ説明する。しかしながら、本発明を実施するとき、各モジュールまたはユニットを一個または複数個のソフトウェアまたはハードウェアに設けることができる。
【0125】
本技術分野の技術者が周知のように、本発明の実施例はシステムまたはコンピュータプログラムを提供することができる。すなわち、本発明は、ハードウェアのみを含む実施例、ソフトウェアのみを含む実施例、またはハードウェアとソフトウェアを含む実施例により実施されることができる。本発明は、コンピュータのプログラムコードが含まれた記憶媒介(ディスク記憶装置、CD-ROM、光ディスクなどを含むが、これらに限定されるものでない)により実施される一個または複数個のコンピュータプログラムであることができる。
【0126】
本発明の実施例の方法、装置(システム)およびコンピュータプログラムの流れ図と/或いはブロック図により本発明の技術的事項を説明してきた。コンピュータのプログラム指令により、流れ図と/或いはブロック図中のプロセスと/或いはステップを実施するか、或いは流れ図と/或いはブロック図中のプロセスと/或いはステップの組合せを実施することができる。前記コンピュータのプログラム指令を一般のコンピュータ、専用のコンピュータ、一体式処理装置または他のプログラム可能なデータ処理装置のCPUに送信することにより所定の機能を形成し、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のCPUにより前記指令を実施することにより、一個または複数個の流れ図と/或いは一個または複数個のブロック図中の所定の機能を実施することができる。
【0127】
前記コンピュータのプログラム指令は、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置の作動を制御することができる、コンピュータの読み出し専用のメモリに記憶されることができる。コンピュータの読み出し専用のメモリに記憶された指令により指令実施装置が含まれる商品を形成し、かつ該指令実施装置により一個または複数個の流れ図と/或いは一個または複数個のブロック図中の所定の機能を実施することができる。
【0128】
前記コンピュータのプログラム指令をコンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置にインストールし、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置により所定のプロセスと/或いはステップを実施することができる。したがって、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置の指令により、一個または複数個の流れ図と/或いは一個または複数個のブロック図中の所定の機能を実施することができる。
【0129】
以上、本発明の好適な実施例を詳述してきたが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることは勿論である。すなわち、本発明の特許請求の範囲は、本発明の好適な実施例と、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更と等を含む。
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