特許第6531324号(P6531324)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6531324
(24)【登録日】2019年5月31日
(45)【発行日】2019年6月19日
(54)【発明の名称】包装装置及び包装方法
(51)【国際特許分類】
   B65B 9/02 20060101AFI20190610BHJP
   B65D 75/30 20060101ALI20190610BHJP
   B65B 51/10 20060101ALI20190610BHJP
【FI】
   B65B9/02
   B65D75/30 Z
   B65B51/10 W
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-161620(P2014-161620)
(22)【出願日】2014年8月7日
(65)【公開番号】特開2016-37302(P2016-37302A)
(43)【公開日】2016年3月22日
【審査請求日】2017年8月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000109727
【氏名又は名称】株式会社デュプロ
(72)【発明者】
【氏名】平野 大輔
(72)【発明者】
【氏名】江藤 卓
【審査官】 小川 悟史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−285801(JP,A)
【文献】 特開平11−070913(JP,A)
【文献】 特開2006−076663(JP,A)
【文献】 特開2006−117324(JP,A)
【文献】 特開2004−359287(JP,A)
【文献】 米国特許第04773202(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 9/02
B65B 51/10
B65D 75/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め先端同士が溶着された2枚の樹脂フィルムシートの間に挿入された、平坦且つ長方形状の被包装物を、樹脂フィルムシート間に挟んで搬送しながら、被包装物の両サイドの樹脂フィルムシート同士を熱溶着するとともに、被包装物の後端側のフィルムシート同士を溶着してその部分を切断することにより、被包装物の先端側、後端側と両サイドに各々溶着ラインを形成した単位包装物を作成する包装装置であって、
被包装物の後端側の樹脂フィルムシートに当接し、その部分で樹脂フィルムシート同士を溶着及び切断する溶着切断ヒータと、
溶着切断ヒータの被包装物搬送方向下流側から所定間隔をおいた位置に設けられ、被包装物の両サイドの樹脂フィルムシートに当接し、その部分で樹脂フィルムシート同士を溶着させる1対のサイド溶着ヒータと、
溶着切断ヒータの上流側から挿入した被包装物と、その表裏側に樹脂フィルムシートを重ねた状態で搬送する搬送手段と、
挿入された被包装物を溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、溶着切断ヒータとサイド溶着ヒータのうち、溶着切断ヒータだけを樹脂フィルムシートに当接させて、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させる第1回溶着を行い、その後搬送再開し、後端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの当接範囲内であって、先端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの下流側になる位置で再度停止させ、サイド溶着ヒータを樹脂フィルムシートに当接させて、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させる第2回溶着を行い、その後搬送再開するように制御する制御手段とを有することを特徴とする包装装置。
【請求項2】
前記第1回溶着の際に停止している被包装物の先端よりも下流側に設けられ、搬送される被包装物を検知可能なセンサを有し、
前記制御手段は、前記第1回溶着後に搬送再開した後、前記センサが被包装物の先端を検知してから直ちに、あるいは所定時間後に搬送停止させ、第2回溶着を行うように制御することを特徴とする請求項1記載の包装装置。
【請求項3】
挿入された被包装物を溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、サイド溶着ヒータと溶着切断ヒータを樹脂フィルムシートに当接させ、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させた後、搬送再開するように制御する第1の制御と、
挿入された被包装物を溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、溶着切断ヒータを樹脂フィルムシートに当接させ、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させた後、搬送再開し、先端側及び後端側の溶着ラインがともにサイド溶着ヒータの当接範囲に入る位置で再度停止させ、サイド溶着ヒータを樹脂フィルムシートに当接させ、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させた後、搬送再開するように制御する第2の制御と、
挿入された被包装物を溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、溶着切断ヒータとサイド溶着ヒータのうち、溶着切断ヒータだけを樹脂フィルムシートに当接させて、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させる第1回溶着を行い、その後搬送再開し、後端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの当接範囲内であって、先端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの下流側になる位置で再度停止させ、サイド溶着ヒータを樹脂フィルムシートに当接させて、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させる第2回溶着を行い、その後搬送再開するように制御する第3の制御の、何れか一つを択一的にユーザが選択可能な選択手段を有し、
前記制御手段は、この選択手段で選択された制御を実行することを特徴とする請求項1または2記載の包装装置
【請求項4】
め先端同士が溶着された2枚の樹脂フィルムシートの間に挿入された被包装物を搬送し、搬送方向と直交する方向に延びる溶着切断ヒータを通過した位置で停止させる工程、
溶着切断ヒータと、被包装物の両サイドで搬送方向に平行に延びるサイド溶着ヒータのうち、溶着切断ヒータだけを樹脂フィルムシートに当接させて、被包装物の後端側で樹脂フィルムシート同士を熱溶着させ、後端側の溶着ラインを形成する工程、
被包装物の搬送を再開して後端側の溶着ラインに沿って切断するとともに、後端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの当接範囲内であって、先端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの下流側になる位置で再度停止させる工程、
サイド溶着ヒータを樹脂フィルムシートに当接させて、被包装物の両サイドで樹脂フィルムシート同士を熱溶着させ、先端側に非溶着部を残して両サイドに溶着ラインを形成する工程、
被包装物の搬送を再開し、排出する工程、
を経ることを特徴とする包装方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平坦方形の被包装物の表裏を樹脂フィルムシートで挟み、被包装物の周囲の四辺において、樹脂フィルムシート同士を溶着して包装する包装装置、及びこの包装装置により新聞を樹脂フィルムシートで包装した包装物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
配達する新聞が雨にぬれないように、ポリエチレンなどの樹脂フィルムシートで覆う装置が新聞販売店で用いられている。例えば特許文献1記載の装置は、長尺の樹脂フィルムシートを巻いたロール2本から各々繰出した樹脂フィルムシートの先端が、前回の溶着動作であらかじめ溶着され、先端溶着ラインを形成している状態で装置内に収容されている。装置に新聞を挿入すると、その新聞先端とフィルムの先端溶着ラインとが略一致した状態で、表裏から樹脂フィルムシートで挟んで新聞を搬送する。その後所定位置でいったん停止させ、新聞の後端側を溶着切断装置で溶着して後端溶着ラインを形成し、両サイドを側部溶着装置で溶着してサイド溶着ラインを形成する。さらに搬送を再開させることによって後端溶着ラインでフィルムが切断され、その結果四辺の周囲でフィルムが溶着された包装済みの新聞が得られる。切断後に装置内に残った後端溶着ラインは、次に挿入される新聞に対応する先端溶着ラインとなる。
この特許文献1の装置では、側部溶着装置の新聞搬送方向上流側(以下単に上流側という)の端と、後端溶着装置との間に隙間があるため、その隙間に相当する部分に、溶着されていない非溶着部が形成される。このため、この溶着切断装置と側部溶着装置とで溶着を行った後、短時間だけ搬送して停止させ、再び側部溶着装置を動作させることにより、非溶着部を解消して完全密封できるようになっている。
この完全密封包装物を得る動作と、サイド溶着ラインの上流側に非溶着部を残したままの包装物を得る動作の両方が可能となっている。完全密封した包装物は、新聞が雨にぬれることを完全に防ぐことができる一方で、包装後に密閉空間内の空気を逃がすことができないので、配達時持ち運びの際の積載性が悪くなる。したがって、包装前に完全に空気を抜いて密封包装するか、非溶着部を残して、そこから雨水が入らないように注意するか、いずれの使い方も可能なようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−285801号公報(段落[0040]〜[0053]等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような包装装置に挿入する新聞は、4つ折りした状態となって新聞販売店に納品される。新聞販売店においては、その4つ折りの最終折りの内側に、折込広告を挿入した後、フィルム包装を行う。包装装置に新聞を挿入する際は、この4つ折りの最終折り辺を先頭にして挿入する。したがって、非溶着部を残すように包装した場合は、非溶着部は新聞の開き側の端に形成されることになる。
【0005】
しかし、配達時に配達用バイク等に備えられた容器等から新聞を取り出しやすいように、最終折り辺が上にはみ出すように新聞を容器に収容することがある。そうすると、非溶着部は容器の底に位置することになる。しかし、雨天の際には容器の底に水が溜まることがあり、この水が非溶着部から侵入して新聞が濡れてしまうことがあった。
【0006】
最終折り辺の対向辺側、すなわち開き側を先頭にして包装装置に挿入すれば、最終折り辺側に非溶着部ができることになるが、はみ出した薄い広告を先頭にしてフィルムの先端溶着ラインを押し込むことによって、広告の先端が折れ曲がってしまうことがある。また、開き側辺は最終折り辺に比べると撓みやすく、装置への挿入が行いにくくなるという問題が発生する。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、新聞が挿入しやすく、得られた包装物の取扱性の良い包装装置及び包装物を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための、本発明の第1の態様の包装装置は、予め先端同士が溶着された2枚の樹脂フィルムシートの間に挿入された、平坦且つ長方形状の被包装物を、樹脂フィルムシート間に挟んで搬送しながら、被包装物の両サイドの樹脂フィルム同士を熱溶着するとともに、被包装物の後端側のフィルム同士を溶着してその部分を切断することにより、被包装物の先端側、後端側と両サイドに各々溶着ラインを形成した単位包装物を作成する包装装置であって、被包装物の後端側の樹脂フィルムに当接し、その部分で樹脂フィルムシート同士を溶着及び切断する溶着切断ヒータと、溶着切断ヒータの被包装物搬送方向下流側から所定間隔をおいた位置に設けられ、被包装物の両サイドの樹脂フィルムに当接し、その部分で樹脂フィルムシート同士を溶着させる1対のサイド溶着ヒータと、溶着切断ヒータの上流側から挿入した被包装物と、その表裏側に樹脂フィルムシートを重ねた状態で搬送する搬送手段と、挿入された被包装物が溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、後端溶着切断ヒータを樹脂フィルムシートに当接させて、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させる第1回溶着を行い、その後搬送再開し、後端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの当接範囲内であって、先端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの下流側になる位置で再度停止させ、サイド溶着ヒータを樹脂フィルムシートに当接させて、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させる第2回溶着を行い、その後搬送再開するように制御する制御手段とを有することを特徴とする包装装置である。
【0009】
この第1の態様によれば、先端側の溶着ラインがサイド溶着ヒータの下流側になる位置で停止させてサイドの溶着を行うため、先端側の溶着ライン近傍には、サイド溶着ラインが形成されない非溶着部が形成される。この非溶着部が先端側すなわち、新聞の最終折り辺側となるので、配達時に最終折り辺を上方にして積載、しても、雨に濡れることがない包装物が得られるというメリットがある。
【0010】
第1回溶着の際に停止している被包装物の先端よりも下流側に設けられ、搬送される被包装物を検知可能なセンサを有し、制御手段は、前記第1回溶着後に搬送再開した後、センサが被包装物の先端を検知してから直ちに、あるいは所定時間後に搬送停止させ、第2回溶着を行うように制御してもよい。被包装物の先端を基準に第2回溶着を行う停止位置を決めるので、被包装物のサイズに影響されず、非溶着部を安定して形成させることができる。
【0011】
挿入された被包装物が溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、サイド溶着ヒータと後端溶着切断ヒータを樹脂フィルムシートに当接させ、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させた後、搬送再開するように制御する第1の制御と、挿入された被包装物が溶着切断ヒータを通過した位置で停止させ、後端溶着切断ヒータを樹脂フィルムシートに当接させ、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させた後、搬送再開し、先端側及び後端側の溶着ラインがともにサイド溶着ヒータの当接範囲に入る位置で再度停止させ、サイド溶着ヒータを樹脂フィルムシートに当接させ、その当接部で樹脂フィルムシート同士を溶着させた後、搬送再開するように制御する第2の制御の、いずれか一方または両方と、さらに上記第1の態様における制御の、何れか一つを択一的にユーザが選択可能な選択手段を有し、制御手段は、この選択手段で選択された制御を実行するようにしてもよい。
【0012】
この態様によれば、ユーザの包装物の取扱いの実態に応じて、新聞の最終折り目辺側に非溶着部を形成したり、その反対側の対向辺側に非溶着部を形成したり、非溶着部を無くして完全密閉させたりなど、様々な種類の包装物を得ることができる。
【0013】
4つ折りされた新聞の表裏側を樹脂フィルムシートで挟み、その四方縁に沿って各々、2枚の樹脂フィルムシートが溶着された溶着ラインを形成した包装物であって、
【0014】
新聞の最終折り目側と直交する両サイドに沿った溶着ラインの、新聞の最終折り目側寄りの端部が、新聞の最終折り目に沿った溶着ラインから離間していて、その間に非溶着部が形成されていることを特徴とする包装物もまた、本発明である。
【0015】
非溶着部が折り目側であるから、配達時に折り目側を上方に容器に収容したとき、非溶着部も上方になるため、容器の底にたまった水等で新聞がよごれてしまうことがなくなる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、新聞が挿入しやすく、得られた包装物の取扱性の良い包装装置及び包装物が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係る包装装置1を示す外観斜視図である。
図2図1の矢印A方向から見た時の、包装装置1の内部構成を示す図である。
図3】後端溶着切断機構8の詳細を示す図であり、溶着切断ヒータ9が待機位置にある状態を示す図である。
図4】後端溶着切断機構8の詳細を示す図である、溶着切断ヒータ9が溶着位置にある状態を示す図である。
図5】第1の制御における溶着動作を示す図である。
図6】(a)は第1の制御における溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20、新聞S、フィルムF1,F2との位置関係を模式的に示す図であり、(b)は第1の制御で得られる包装物を示す図である。
図7】第2の制御における溶着動作を示す図である。
図8】(a)、(b)は第2の制御における溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20、新聞S、フィルムF1,F2との位置関係を模式的に示す図であり、(c)は第2の制御で得られる包装物を示す図である。
図9】第3の制御における溶着動作を示す図である。
図10】(a)、(b)は第3の制御における溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20、新聞S、フィルムF1,F2との位置関係を模式的に示す図であり、(c)はこの第3の制御で得られる包装物を示す図である。
図11】本発明に係る包装装置の制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明に係る包装装置1を示す外観斜視図である。包装装置1の上面に設けられた挿入口2から、4つ折りされた新聞Sが、その最終折り辺S1を先頭にして挿入される。すると機内で樹脂フィルムシートにより包装され、その包装物が下方の排出口3から排出され、スタッカ4に積載される。装置上面にはユーザが操作可能な操作パネルPが設けられている。操作パネルPは押しボタンスイッチ類あるいはタッチパネル等により構成され、装置の動作モード等をユーザが設定できるようになっている。
【0020】
図2図1の矢印A方向から見た時の、包装装置1の内部構成を示す図である。挿入口2から挿入された新聞Sを下方へ導くように、通路5が形成されている。この通路5を挟むように両側に各1個、フィルムロール6,7が支持されている。フィルムロール6,7は、所定の幅を有した長尺のポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムシートを、芯体に対して巻いて形成されたものである。このフィルムロール6,7の各々から導出されたフィルムF1,F2の先端同士が、先端溶着ラインF3において、前回の溶着動作で予め互いに溶着された状態で装置に収容されている。
【0021】
この先端溶着ラインF3が形成されている付近に、後端溶着切断機構8が配置されている。図3及び図4はこの後端溶着切断機構8の詳細を示す図である。通路5を下降してきた新聞Sは、その先端で先端溶着ラインF3を押し下げることによって、フィルムF1とフィルムF2とに表裏から挟まれた状態でさらに下降する。この新聞通路を挟んで、溶着切断ヒータ9と、受け台10とが設けられている。溶着切断ヒータ9は移動ブロック11に取り付けられている。移動ブロック11は図示しないクランク機構により、矢印B方向に往復移動できるようになっている。この移動により、溶着切断ヒータ9は、その先端9aが受け台10から離れた待機位置と、先端が受け台10に到達した溶着位置との間を往復移動する。図3はこの溶着切断ヒータ9が待機位置にある状態、図4は溶着位置にある状態を示す。
【0022】
溶着切断ヒータ9は新聞移動方向と直交する方向(以下、幅方向という)に、フィルムの幅以上の長さに延在して形成されている。したがって、先端9aと受け台10との間でフィルムF1,F2とを挟むことにより、フィルムF1とフィルムF2とが全幅にわたって溶着された溶着ラインが形成される。
【0023】
溶着切断ヒータ9の上流側にはシャッター12が設けられている。シャッター12は回動軸13を中心に回動可能であり、幅方向に延在して形成される板状の部材である。シャッター12の背面側に押さえ部材14が設けられている。押さえ部材14は軸形状の支持部材15にと一体的に形成されている。支持部材15は、移動ブロック11に取り付けられたブラケット16に対し、軸方向に移動自在に挿通されている。ブラケット16と押さえ部材14との間には、バネ17が介装されている。
【0024】
溶着切断ヒータ9が待機位置にあるときには、支持部材15に設けられたストッパ15aがブラケット16に引っかかっており、シャッター12は自由端側が自重で下方に回動した状態になっている。溶着切断ヒータ9が溶着位置に移動すると、溶着切断ヒータ9とともにブラケット16、支持部材15、押さえ部材14が同方向に移動し、押さえ部材14がシャッター12の背面を押してシャッター12が回動する。そしてシャッター12の自由端が受け台10接触すると、その後はバネ17が圧縮される。さらに溶着切断ヒータ9が溶着位置に達すると、ロック部材18がシャッター12の背面を押さえる。この構成により、溶着中はシャッター12が新聞の通路を閉鎖するとともに、押し開けても開かないようにロックされるので、溶着中に次の新聞が進入することが阻止される。
【0025】
図2に戻る。後端溶着切断機構8の下流側には、新聞Sをさらに下流側に搬送する搬送ベルト19が設けられている。この搬送ベルト19の幅方向の両サイドに各1個、計2個のサイド溶着ヒータ20が設けられている。サイド溶着ヒータ20は新聞Sの搬送方向に沿って長く延在して設けられている。サイド溶着ヒータ20に新聞通路を挟んで対向して受け台21が設けられており、サイド溶着ヒータ20は受け台21から離間した待機位置と、受け台21に接触した溶着位置との間を、図示しない駆動機構により移動可能になっている。サイド溶着ヒータ20と受け台21とでフィルムF1,F2を挟むことにより、新聞Sの両側でフィルムF1とフィルムF2とが溶着され、新聞S搬送方向に沿った溶着ラインが形成される。
【0026】
新聞通路を通る新聞を検知可能なセンサP1,P2,P3が配置されている。センサP1は溶着切断機構8の上流側、センサP2は溶着切断機構8の下流側、センサP3はサイド溶着ヒータ20の下流側端付近に設けられている。センサP1,P2,P3は各々発光センサと受光センサで構成された光学センサである。フィルムF1,F2は透明であるので、これらの光学センサでフィルムF1,F2に挟まれた新聞Sの先端又は後端が検知可能になっている。
【0027】
次にこのように構成された本発明の包装装置の動作を図5を参照して説明する。本発明の包装装置は、第1の制御による包装動作、第2の制御による包装動作、第3の制御による包装動作のいずれを行うか、操作パネルPを通じてユーザが選択できるようになっている。
【0028】
まず、ユーザが第1の制御を選択した場合の動作を説明する。ユーザが操作パネルPで第1の制御を選択し、新聞Sを最終折り辺S1を先頭にして包装装置に挿入する。挿入された新聞Sの先端(最終折り辺S1)がセンサP1で検知されると、搬送ベルト19の駆動が開始される。さらに新聞Sは最終折り辺S1がフィルムF1、F2の先端溶着ラインF3と略一致した状態で、フィルムF1,F2を押し下げる。そして新聞S1の表裏側からフィルムF1,F2で挟まれた状態で搬送ベルト19間に挟まれ、下流側に搬送される。新聞S1の後端がセンサP2で検知されると、搬送ベルト19が停止する。その後溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20がともに待機位置から溶着位置に移動し、フィルムF1とF2を受け台10、21との間に所定時間挟んで溶着する。その後サイド溶着ヒータ20だけが待機位置に戻り、搬送ベルト19の駆動を再開する。溶着切断ヒータ9は受け台10との間でフィルムF1,F2を挟んだままであるので、その部分でフィルムF1、F2が切断される。さらに搬送ベルト19で搬送された新聞Sは、排出口3から排出され、スタッカ4に蓄積される。
【0029】
図5はこの第1の制御において、溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20とが、受け台10,21との間でフィルムF1,F2を挟み、溶着している状態を示す図である。図6(a)は図5における左側から見たときの、溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20、新聞S、フィルムF1,F2との位置関係を模式的に示す図であり、図6(b)はこの第1の制御で得られる包装物を示す図である。
【0030】
図5図6(a)に示すように、先端溶着ラインF3は、搬送方向で、サイド溶着ヒータ20で挟まれる範囲内にある。また、サイド溶着ヒータ20の上流側端と溶着切断ヒータ9とは離間している。この状態で溶着切断ヒータ9により新聞Sの後端側(上流側)でフィルムF1,F2が溶着されて後端溶着ラインF4が形成され、同時にサイド溶着ヒータ20により新聞の両サイドにサイド溶着ラインF5が形成される。その後搬送ベルト19により搬送が再開されることにより、後端溶着ラインF4でフィルムF1,F2が切断される(切断された後端溶着ラインF4は、次に挿入される新聞に対する先端溶着ラインF3になる)。
【0031】
すると図6(b)に示すように、得られる包装物には、新聞Sの両サイドに形成されるサイド溶着ラインF5は、先端溶着ラインF3とは交差しているが、後端溶着ラインF4とは交差していない。すなわち、新聞Sの先端(最終折り辺S1)と対向する辺側において、サイド溶着ラインF5の上流側端と、後端溶着ラインF4との間に溶着されていない非溶着部F6が形成された包装物が得られる。
【0032】
次に、ユーザが第2の制御を選択した場合の動作を図7を参照して説明する。ユーザが操作パネルPで第2の制御を選択し、新聞Sを最終折り辺S1を先頭にして包装装置に挿入する。挿入された新聞Sの先端(最終折り辺S1)がセンサP1で検知されると、搬送ベルト19の駆動が開始される。さらに新聞Sは最終折り辺S1がフィルムF1、F2の先端溶着ラインF3と略一致した状態で、フィルムF1,F2を押し下げる。そして新聞S1の表裏側からフィルムF1,F2で挟まれた状態で搬送ベルト19間に挟まれ、下流側に搬送される。新聞S1の後端がセンサP2で検知されると、搬送ベルト19が停止する。その後溶着切断ヒータ9のみが待機位置から溶着位置に移動し、フィルムF1とF2を受け台10との間に所定時間挟んで溶着する第1回溶着を行う。この段階ではサイド溶着ヒータ20は待機位置にある。その後搬送ベルト19の駆動を再開する。溶着切断ヒータ9は受け台10との間でフィルムF1,F2を挟んだままであるので、その部分でフィルムF1、F2が切断される。そして新聞Sを所定量搬送した時点で再度搬送ベルト19を停止させる。そしてサイド溶着ヒータ20がともに待機位置から溶着位置に移動し、フィルムF1とF2を受け台21との間に所定時間挟んで溶着する第2回溶着を行う。その後サイド溶着ヒータ20が待機位置に戻り、搬送ベルト19の駆動を再開する。新聞Sは、排出口3から排出され、スタッカ4に蓄積される。
【0033】
図7(a)はこの第2の制御の第1回溶着において、溶着切断ヒータ9が受け台10との間でフィルムF1,F2を挟み、溶着している状態を示す図である。図7(b)はこの第2の制御の第2回溶着において、サイド溶着ヒータ20が受け台21との間でフィルムF1,F2を挟み、溶着している状態を示す図である。図8(a)、(b)は各々図7(a)、(b)における左側から見たときの、溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20、新聞S、フィルムF1,F2との位置関係を模式的に示す図であり、図8(c)はこの第2の制御で得られる包装物を示す図である。
【0034】
図7(a)、図8(a)に示すように、第1回溶着において、新聞Sの後端側において溶着切断ヒータ9でフィルムF1,F2が溶着され、後端溶着ラインF4が形成される。この第1回溶着の後、搬送ベルト19の駆動機構(図示せず)は、先端溶着ラインF3と後端溶着ラインF4がともにサイド溶着ヒータ20で挟まれる範囲内となる位置まで新聞Sを搬送して再度停止させ、第2回溶着を行う。したがって第2回溶着においては図7(b)、図8(b)に示すように、先端溶着ラインF3と後端溶着ラインF4がともにサイド溶着ヒータ20で挟まれる範囲内にある。この状態でサイド溶着ヒータ20により新聞の両サイドにサイド溶着ラインF5が形成される。その後搬送ベルト19により搬送が再開され、包装物が排出口3へ送られる。
【0035】
すると図8(c)に示すように、得られる包装物には、新聞Sの両サイドに形成されるサイド溶着ラインF5は、先端溶着ラインF3と後端溶着ラインF4の両方と交差している。すなわち新聞Sの四辺に沿って隙間なく溶着ラインが形成された包装物が得られる。
【0036】
次に、ユーザが第3の制御を選択した場合の動作を図9を参照して説明する。ユーザが操作パネルPで第3の制御を選択し、新聞Sを最終折り辺S1を先頭にして包装装置に挿入する。挿入された新聞Sの先端(最終折り辺S1)がセンサP1で検知されると、搬送ベルト19の駆動が開始される。さらに新聞Sは最終折り辺S1がフィルムF1、F2の先端溶着ラインF3と略一致した状態で、フィルムF1,F2を押し下げる。そして新聞S1の表裏側からフィルムF1,F2で挟まれた状態で搬送ベルト19間に挟まれ、下流側に搬送される。新聞S1の後端がセンサP2で検知されると、搬送ベルト19が停止する。その後溶着切断ヒータ9のみが待機位置から溶着位置に移動し、フィルムF1とF2を受け台10との間に所定時間挟んで溶着する第1回溶着を行う。この段階ではサイド溶着ヒータ20は待機位置にある。その後搬送ベルト19の駆動を再開する。溶着切断ヒータ9は受け台10との間でフィルムF1,F2を挟んだままであるので、その部分でフィルムF1、F2が切断される。そして新聞Sの先端がセンサP3で検知されてから、所定量搬送した時点で再度搬送ベルト19を停止させる。そしてサイド溶着ヒータ20がともに待機位置から溶着位置に移動し、フィルムF1とF2を受け台21との間に所定時間挟んで溶着する第2回溶着を行う。その後サイド溶着ヒータ20が待機位置に戻り、搬送ベルト19の駆動を再開する。新聞Sは、排出口3から排出され、スタッカ4に蓄積される。
【0037】
図9(a)はこの第3の制御の第1回溶着において、溶着切断ヒータ9が受け台10との間でフィルムF1,F2を挟み、溶着している状態を示す図である。図9(b)はこの第3の制御の第2回溶着において、サイド溶着ヒータ20が受け台21との間でフィルムF1,F2を挟み、溶着している状態を示す図である。図10(a)、(b)は各々図9(a)、(b)における左側から見たときの、溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20、新聞S、フィルムF1,F2との位置関係を模式的に示す図であり、図10(c)はこの第3の制御で得られる包装物を示す図である。
【0038】
図9(a)、図10(a)に示すように、第1回溶着において、新聞Sの後端側において溶着切断ヒータ9でフィルムF1,F2が溶着され、後端溶着ラインF4が形成される。この第1回溶着の後、搬送ベルト19の駆動機構(図示せず)は、先端溶着ラインF3がサイド溶着ヒータ20で挟まれる範囲よりも下流側となる位置まで新聞Sを搬送して再度停止させ、第2回溶着を行う。具体的には、第1回溶着の後、搬送ベルト19の駆動を開始し、新聞Sの先端がセンサP3で検知された後、所定量搬送して停止させる。したがって第2回溶着においては図9(b)、図10(b)に示すように、後端溶着ラインF4は、搬送方向で、サイド溶着ヒータ20で挟まれる範囲内にあるが、先端溶着ラインF3は、サイド溶着ヒータ20で挟まれる範囲よりも下流側にある。この状態でサイド溶着ヒータ20により新聞の両サイドにサイド溶着ラインF5が形成される。その後搬送ベルト19により搬送が再開され、包装物が排出口3へ送られる。
【0039】
すると図10(c)に示すように、得られる包装物には、新聞Sの両サイドに形成されるサイド溶着ラインF5は、後端溶着ラインF4とは交差しているが、先端溶着ラインF3とは交差していない。すなわち、新聞Sの先端=最終折り辺S1側において、サイド溶着ラインF5の下流側端と、先端溶着ラインF3との間に溶着されていない非溶着部F7が形成された包装物が得られる。
【0040】
上記第3の制御によれば、新聞Sを最終折り辺S1を先頭にして包装装置に挿入すると、得られた包装物の非溶着部F7は最終折り辺S1側の両サイドに形成されていることになる。したがって、この包装物を配達時に、最終折り辺S1を上にはみ出すようにして容器に収容した場合、非溶着部F7が上端に形成されていることになるので、容器の底に水が溜まっていても、新聞が水に濡れることがない。しかも、最終折り辺S1を先頭にして挿入するので新聞が挿入しやすい。
【0041】
図11は上記実施形態に係る包装装置の制御ブロック図である。制御部100は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMを有する。制御部100にはセンサP1,P2,P3が、各々の検知結果が入力できるように接続されている。また、操作パネルPにおいては前記第1乃至第3の制御のいずれを行うか、ユーザの選択を受付け、ユーザが選択したモードを制御部100に送信し、制御部100はこれを記憶する。制御部100は記憶されたモードと、各センサからの入力信号に応じ、溶着切断ヒータ9を待機位置と溶着位置との間で移動させる駆動モータM1、サイド溶着ヒータ20を待機位置と溶着位置との間で移動させる駆動モータM2、搬送ベルト19を周回または停止させる駆動モータM3の各々を制御するように構成されている。搬送ベルト19の駆動系には、搬送ベルト19の搬送量を測定可能なインデックス手段(図示せず)が設けらえている。このインデックス手段は、搬送ベルト19が掛けられたプーリを支持し、かつ搬送駆動モータM3の駆動力が付与されている軸に設けられる。具体的には、該軸に支持された所定ピッチで複数の開口が周方向に配置された円板と、その開口を検知可能なインデックスセンサ(光学センサ)を備える。インデックスセンサで検知される開口1個につき1パルスとして計数することによって、搬送量を検知する。第3の制御における第2回溶着の際、新聞Sの先端S1をセンサP3が検知してから、所定パルス計数後に停止させることにより、第2回溶着を行う位置に新聞Sを停止させる。
【0042】
なお本発明は上記実施形態に限られるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
【0043】
例えば、上記第2の制御の第1回溶着において、溶着切断ヒータ9による溶着と同時に、サイド溶着ヒータ20による溶着を行っても良い。そうすると第1回溶着においては、第1の制御と同様に、溶着切断ヒータ9とサイド溶着ヒータ20の隙間に相当する部分に非溶着部が形成されるが、この非溶着部が第2回溶着で溶着されるので、新聞Sの四方で隙間なく溶着された包装物が得られる。またこの場合は、第1回溶着で既に新聞Sの下流側寄りにはサイド溶着ラインF5が形成されるので、先端溶着ラインF3がサイド溶着ヒータ20の下流側まで搬送してから第2回溶着を行っても、四方が隙間なく溶着された包装物を得ることができる。
【0044】
また、本実施形態では第1の制御において、サイド溶着ラインF5の形成と後端溶着ラインF4の形成が同時に行われているが、これを2回に分けて、第1回溶着でサイド溶着ラインF5を形成し、その後所定量搬送して再度停止させ、第2回溶着で後端溶着ラインF4を形成するように制御してもよい。このようにすれば、サイド溶着ヒータ20と溶着切断ヒータ9の隙間に相当する長さに、第1回溶着と第2回溶着との間に搬送された搬送量分の長さを加えた長さに、非溶着部F6が形成されることになる。
【0045】
また上記実施形態では、センサP3をサイド溶着ヒータ20の下流側端と、搬送方向で略同一位置に配置しているが、この構成に限られない。例えばセンサP3をサイド溶着ヒータ20の下流側に配置し、第1回溶着後に搬送再開したとき、センサP3が新聞Sの先端を検知したら直ちに停止して第2回溶着を行っても良い。また、センサP3をサイド溶着ヒータ20の上流側に配置し、第1回溶着後に搬送再開したとき、センサP3が新聞Sの先端を検知してから、先端溶着ラインF3がサイド溶着ヒータ20の下流側の端よりも、所定距離だけ下流側に搬送されたタイミングで停止させ、第2回溶着を行っても良い。なお、いずれの場合も先端溶着ラインF3と略一致して搬送される新聞Sの先端の検知をトリガとして再停止させるようにしたので、新聞Sのサイズが変化したとしても、ほぼ同一寸法の非溶着部F6を形成することができる。
【0046】
さらに、第1乃至第3の制御すべてが選択可能であるものに限られない。すなわち配達時に最終折り辺が上にはみ出すように容器に収容したとき、非溶着部が上方に位置するようにするには、第3の制御を行えばよい。したがって、第1及び第3の制御が選択可能であってもよいし、第2及び第3の制御が選択可能であってもよい。また、第3の制御のみが行うことができる包装装置であってもよい。
【0047】
また上記実施形態では、新聞を上方から投入して下方へ搬送しながら包装する包装装置であるが、この構成に限られない。例えば、新聞を装置の側方から投入して、水平方向に搬送しながら包装する包装装置においても適用可能である。
【0048】
なお本発明の包装装置に適用できるのは新聞だけではなく、折込広告の束、冊子、1枚ものの用紙など、シート形状のあらゆるものを包装することができることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0049】
1 包装装置,2 挿入口,3 排出口,6 フィルムロール,7 フィルムロール,8 後端溶着切断機構,9 溶着切断ヒータ,19 搬送ベルト,20 サイド溶着ヒータ、S 新聞,S1 最終折り辺,F1 フィルム,F2 フィルム,F3 先端溶着ライン,F4 後端溶着ライン、F5 サイド溶着ライン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11