(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記施設案内手段は、前記グループ名称を前記案内情報として表示する場合に、属する対象施設の数が多いグループのグループ名称を優先して表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報案内システム。
前記位置情報案内手段は、複数の前記案内施設の位置を特定する情報を前記案内施設毎に前記地図画像に重畳して表示する場合において、前記案内施設の位置を特定する情報の表示位置が前記案内施設間で重複する場合に、前記施設案内手段によりリストの上位に表示されている前記案内施設の位置を特定する情報を優先して表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報案内システム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る情報案内システムをナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について
図1を用いて説明する。
図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
【0016】
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や施設に関する案内情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、から構成されている。
【0017】
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
【0018】
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、地図情報DB31は外部のサーバに格納させ、ナビゲーション装置1が通信により取得する構成としても良い。
【0019】
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ33、ノード点に関するノードデータ34、施設に関する施設データ35、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
【0020】
また、リンクデータ33としては、道路を構成する各リンクに関してリンクの属する道路の幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速自動車国道、都市高速道路、自動車専用道路、一般有料道路、有料橋等の有料道路を表すデータがそれぞれ記録される。
【0021】
また、ノードデータ34としては、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)や各道路に曲率半径等に応じて所定の距離毎に設定されたノード点の座標(位置)、ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リスト、各ノード点の高さ(高度)等に関するデータ等が記録される。
【0022】
また、施設データ35としては、ナビゲーション装置1において出発地、目的地、案内対象等となる施設に関する情報が記憶される。例えば、ホテル、旅館等の宿泊施設、ガソリンスタンド等の給油施設、ショッピングモール、スーパーマーケット、ショッピングセンタ、コンビニエンスストア等の商業施設、テーマパーク、ゲームセンタ等の娯楽施設、レストラン、バー、居酒屋等の飲食施設、公共駐車場等の駐車施設、交通施設、寺院、教会等の宗教施設、美術館、博物館等の公共施設等の施設に関する情報が該当する。
また、施設データ35は、施設毎に、施設の識別子である施設番号、施設の名称を示す施設名称、施設のジャンル(「駐車場」、「郵便局」、「レストラン」等)を示す施設ジャンル、施設の位置を示す位置座標等から構成されている。
【0023】
ここで、
図2は施設データ35の一例を示した図である。
例えば、
図2に示す施設データ35の例では、座標(x1,y1)の地点において施設番号:「10001」に該当する『コンビニ○○チェーンA支店(ジャンル:コンビニエンスストア)』が存在することを示している。また、座標(x2,y2)の地点において施設番号:「10002」に該当する『×○駐車場B町第1(ジャンル:駐車場)』が存在することを示している。同様に他の施設に関する情報についても記憶されている。
【0024】
また、施設データ35に記憶された各施設の内、いずれかのグループに属する施設については、該施設と属するグループとを紐づけるデータと、そのグループの名称についてもデータ記録部12に記憶される。尚、いずれのグループにも属さない施設(例えば公共施設や個人経営の店舗等)については、グループに関する情報は記憶されない。
【0025】
ここで、施設の属する『グループ』としては、例えばフランチャイズ等のチェーンストア、同じオーナーや親会社によって運営される店舗群、関連のあるグループ会社、親会社(本店)とその子会社(支店、営業所)、同じ宗派の寺院等がある。例えば、
図3に示す例では、「コンビニ○○チェーン」のチェーンストアである各施設、「駐車場×○チェーン」のチェーンストアである各施設、「○×スタンドチェーン」のチェーンストアである各施設が、それぞれ属するグループに紐付けされて記憶されている。
【0026】
そして、ナビゲーション装置1は、後述のように施設の検索処理を行う場合において、上記施設データ35を用いてユーザに指定された検索条件(例えばエリアやジャンル)に該当する施設を検索し、検索条件に該当する施設に関する各種情報(名称や位置座標)を地図情報DB31から抽出する。そして、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像の該当位置に対して施設の位置を示すランドマークを表示したり、施設の施設名称、現在位置からの距離、所要時間等の一覧をリスト状に表示することにより、施設に関する情報をユーザに対して案内する。また、ユーザが案内された施設を目的地や経由地に設定する操作を行った場合には、該施設を目的地や経由地に設定した案内経路を設定する。
【0027】
更に、検索条件に該当する施設がいずれかのグループに属する場合には、後述のように第1段階では個別の施設の名称については表示せずに属するグループの名称を表示する。そして、表示されたグループの名称がユーザによって選択された場合に、第2段階として選択されたグループに属する施設の個別の名称を新たに表示するように構成する(
図6参照)。
【0028】
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の施設案内処理プログラム(
図4)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、施設情報取得手段は、施設に関する施設情報を取得する。施設検索手段は、施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する。施設案内手段は、施設検索手段により検索された施設である対象施設に関する案内情報として、対象施設を個別に特定する個別名称と対象施設がグループに属する場合に該属するグループを特定するグループ名称とを、所定数単位で表示装置に対してリスト状に表示する。案内切替手段は、ユーザの操作に基づいて、液晶ディスプレイ15に対して案内情報が表示される対象となる対象施設を切り替える。地図表示手段は、液晶ディスプレイ15に対して案内情報とともに地図画像を表示する。位置情報案内手段は、液晶ディスプレイ15に対して個別名称が表示されている対象施設である案内施設の位置を特定する情報を地図画像に重畳して表示する。
【0029】
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、施設の検索条件を入力する際や、検索後に表示されたグループの名称を選択するのにも用いられる。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
【0030】
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、施設検索を行った際に、検索された施設に関する情報や施設が属するグループの情報を表示する際にも用いられる。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
【0031】
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
【0032】
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。
【0033】
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
【0034】
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてCPU41が実行する施設案内処理プログラムについて
図4に基づき説明する。
図4は本実施形態に係る施設案内処理プログラムのフローチャートである。ここで、施設案内処理プログラムはナビゲーション装置1において施設を検索する為の所定の操作を受け付けた場合に実行され、ユーザの希望する条件に該当する施設を検索するとともに、検索された施設に基づく案内を行うプログラムである。尚、以下の
図4にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
【0035】
先ず、施設案内処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、ユーザによって指定された施設の検索条件を取得する。ここで、ユーザは施設の検索を行う場合に、先ず操作部14を用いて検索条件の入力を行う。尚、検索条件としては、施設の位置、名称、ジャンル等を指定することが可能である。例えば、施設の位置として“自車位置の周辺”、ジャンルとして“コンビニエンスストア”を指定すれば、自車位置の周辺(例えば3km以内)にあるコンビニエンスストアが検索されることとなる。
【0036】
次に、S2においてCPU41は、データ記録部12に記憶された施設データ35に基づいて、前記S1で取得された検索条件に該当する施設の検索を行う。例えば、施設の位置として“自車位置の周辺”、ジャンルとして“コンビニエンスストア”が検索条件として取得された場合には、先ず施設データ35(
図2)に記憶された各施設の位置座標とGPS21により検出された自車の現在位置の座標とを比較し、自車の現在位置の周辺(例えば3km以内)にある施設が抽出される。更に、抽出された施設の内、ジャンルが“コンビニエンスストア”の施設のみが更に抽出される。そして、最終的に抽出された施設が検索条件に該当する施設となる。
【0037】
続いて、S3においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に表示対象となる個別名称及びグループ名称を特定する。ここで、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、検索条件に該当する施設の情報として、特に施設の名称と施設の位置の案内を行う。具体的には、前記S2で検索された施設(以下、対象施設という)の名称をリスト状に液晶ディスプレイ15に対して表示するとともに、同じく液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上に施設の位置を特定する情報(例えばマーク)を表示する。
【0038】
しかしながら、いずれかのグループに属する対象施設については、基本的にその施設の個別の名称(以下、個別名称という)については表示せずに、その対象施設が属するグループの名称(以下、グループ名称という)を液晶ディスプレイ15に対して表示する。また、グループ名称はグループ毎に一の名称のみを表示し、重複して表示されないようにする。即ち、同じグループに属する対象施設が複数ある場合には、対象施設毎にグループ名称を表示するのではなくグループ単位で一のグループ名称のみを表示する。一方、いずれのグループにも属さない対象施設については、その施設の個別名称を液晶ディスプレイ15に対して表示する。また、個別名称とグループ名称の表示は、所定数単位でリスト状に表示することにより行う。ここで、所定数は液晶ディスプレイ15に対して個別名称やグループ名称を一度に表示できる最大数(以下、最大表示数という)とする。最大表示数は、液晶ディスプレイ15の画面の大きさ等によって適宜設定可能であるが、例えば6個とする。また、リストの表示順序は、名称の50音順としても良いし、自車位置から近い順としても良いし、目的地が設定されている場合には目的地や案内経路から近い順としても良い。更に、グループ名称については、属する対象施設の数が多いグループの順としても良い。
【0039】
従って、前記S3においてCPU41は、例えばリストの表示順序が50音順である場合には、前記S2で検索された対象施設の個別名称と対象施設の属するグループ名称を比較し、50音順で先頭から順に最大表示数の名称を液晶ディスプレイ15に表示対象となる個別名称及びグループ名称として特定する。尚、前記S2で検索された対象施設の個別名称と対象施設の属するグループ名称の合計が最大表示数より少ない場合(例えば1個や2個の場合)には、前記S2で検索された対象施設の個別名称と対象施設の属するグループ名称の全てが、液晶ディスプレイ15に表示対象となる個別名称及びグループ名称として特定される。
【0040】
尚、前記S2で検索された対象施設の個別名称と対象施設の属するグループ名称の合計が、液晶ディスプレイ15に対して一度に表示できる最大表示数(例えば6個)以上ある場合には、最初は前記S3で特定された個別名称及びグループ名称のみが液晶ディスプレイ15にリスト状に表示される。但し、ユーザの操作に基づいて表示されたリストをスクロールさせることによって、表示対象となる個別名称やグループ名称を切り替えることが可能である(S10)。
【0041】
次に、S4においてCPU41は、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称がグループ名称のみであるか否か判定される。
【0042】
そして、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称がグループ名称のみであると判定された場合(S4:YES)には、S5へと移行する。それに対して、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称が個別名称も含むと判定された場合(S4:NO)には、S11へと移行する。
【0043】
S5においてCPU41は、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となるグループ名称を液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する。
【0044】
更に、S6においてCPU41は、リスト状に表示されたグループ名称と同一画面上に地図画像についても表示する。尚、前記S6に対して表示する地図画像は自車の現在位置周辺の地図画像としても良いし、目的地が設定されている場合には、目的地周辺や案内経路全体を含む地図画像としても良い。また、所定エリア内の施設を検索する検索条件で施設検索が行われた場合には、該所定エリアの地図画像としても良い。更に、表示する地図の縮尺は所定の初期値(例えば1/1万)としても良いし、ユーザによって設定された縮尺としても良い。
【0045】
ここで、
図5は前記S5及びS6において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を示した図である。尚、
図5では、検索条件として“自車位置の周辺”にある“コンビニエンスストア”が指定された場合に表示される施設案内画面51を示す。
図5に示すように施設案内画面51は、自車位置周辺の地図画像を表示する左画面52と、検索された施設の施設情報を表示する右画面53の2つの表示領域から構成される。
そして、左画面52は、自車位置周辺の地図画像54が表示される。また、自車の現在位置を示す自車位置マーク55が地図画像に重畳されて表示される。尚、前記したように地図画像としては自車位置周辺以外の地図画像を表示しても良い。
一方、右画面53には、検索された対象施設の個別名称や対象施設が属するグループのグループ名称をリスト状に表示する情報表示スペース56が設けられている。尚、
図5に示す例では、特にグループ名称のみが表示対象となっている場合を示す。また、情報表示スペース56の横にはスクロールバー57が配置される。そして、ユーザはスクロールバー57を上下に操作することによって、情報表示スペース56に表示される個別名称やグループ名称をスクロールし、他の名称へと切り替えることが可能となる。また、後述のようにユーザが情報表示スペース56に表示されたいずれかのグループ名称を選択すると、選択されたグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称が新たに情報表示スペース56に表示される(
図6参照)。
【0046】
次に、S7においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に表示されているグループ名称のいずれかを選択する操作を受け付けたか否か判定する。例えば、
図5に示す施設案内画面51が表示されている状態において、情報表示スペース56に表示されたいずれかのグループ名称をタッチする操作を受け付けた場合に、タッチしたグループ名称を選択する操作を受け付けたと判定する。
【0047】
そして、液晶ディスプレイ15に表示されているグループ名称のいずれかを選択する操作を受け付けたと判定された場合(S7:YES)には、S8へと移行する。それに対して、液晶ディスプレイ15に表示されているグループ名称を選択する操作を受け付けていないと判定された場合(S7:NO)には、S10へと移行する。
【0048】
S8においてCPU41は、選択されたグループ名称に連続して、選択されたグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称を新たにリスト状に表示する。また、選択されたグループ名称がリストの先頭に位置するようにスクロールする。
【0049】
次に、S9においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に個別名称が表示されている対象施設(以下、案内施設という)の位置を特定する情報(例えばマーク)を案内施設毎に地図画像に重畳して表示する。更に、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺を、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれ、且つ各案内施設の位置をユーザが把握できる適切な縮尺(例えば、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺)に変更する。
【0050】
ここで、
図6は、
図5に示す施設案内画面51において特にグループ名称である『コンビニ○○チェーン』が選択された後に表示される施設案内画面51を示した図である。
図6に示すように施設案内画面51では、ユーザによって選択された『コンビニ○○チェーン』のグループに属する対象施設の個別名称が、情報表示スペース56に新たに表示される。例えば
図6に示す例では、『コンビニ○○チェーン』に4つの対象施設(『コンビニ○○チェーンA支店』、『コンビニ○○チェーンB支店』、『コンビニ○○チェーンC支店』、『コンビニ○○チェーンD支店』)が属している場合を示す。また、選択された『コンビニ○○チェーン』がリストの先頭に位置するようにリストがスクロールされる。
一方、左画面52に表示される地図画像54には、情報表示スペース56に個別名称が表示された施設の位置を示す施設マーク61〜64が表示される。尚、施設マーク61〜64に表示されるアルファベットは情報表示スペース56に表示されるアルファベットに対応しており、例えば『コンビニ○○チェーンA支店』の位置は『B』が付された施設マーク61によって示される。また、地図画像54の縮尺は、情報表示スペース56に個別名称が表示された全ての施設(
図6に示す例では『コンビニ○○チェーンA支店』、『コンビニ○○チェーンB支店』、『コンビニ○○チェーンC支店』、『コンビニ○○チェーンD支店』)の位置が地図画像内に含まれる縮尺に設定される。
【0051】
また、複数の施設マーク61〜64を地図画像54に重畳して表示する場合において、施設マーク61〜64の表示位置が案内施設間で重複する場合には、情報表示スペース56においてリストの上位に表示されている案内施設の位置を特定する施設マークを優先して表示する。具体的には、情報表示スペース56においてリストの上位に表示されている案内施設の位置を特定する施設マーク程、上位のレイヤとして描画する。例えば、
図6に示す例では、『コンビニ○○チェーンA支店』が最も上位のレイヤとなり、『コンビニ○○チェーンB支店』、『コンビニ○○チェーンC支店』、『コンビニ○○チェーンD支店』の順に下位のレイヤとなる。従って、
図7に示すように『コンビニ○○チェーンB支店』の施設マーク61と『コンビニ○○チェーンC支店』の施設マーク62との表示位置が重複する場合には、『コンビニ○○チェーンB支店』の施設マーク61が前面に表示されることとなる。
【0052】
尚、
図7に示す例では施設マーク61〜64の表示位置が案内施設間で重複する場合に、情報表示スペース56においてリストの上位に表示されている案内施設の位置を特定する施設マーク程、上位のレイヤとして描画する構成としているが、重複する施設マークの内、情報表示スペース56において最もリストの上位に表示されている案内施設の位置を特定する施設マークのみを描画する構成としても良い。例えば、
図7に示す例では『コンビニ○○チェーンB支店』の施設マーク61のみを描画し、『コンビニ○○チェーンC支店』の施設マーク62については描画しない構成としても良い。
【0053】
尚、CPU41は、その後に液晶ディスプレイ15に表示された個別名称がユーザによって選択されると、選択された個別名称に対応する対象施設の詳細な情報(自車位置からの距離、営業時間、住所等)を表示したり、対象施設を目的地に設定する処理を実行する。
【0054】
一方、S10においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に表示された個別名称及びグループ名称をスクロールする操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、
図5に示す施設案内画面51が表示されている状態において、スクロールバー57を上下動する操作を受け付けた場合に、液晶ディスプレイ15に表示された個別名称及びグループ名称をスクロールする操作を受け付けたと判定する。
【0055】
そして、液晶ディスプレイ15に表示された個別名称及びグループ名称をスクロールする操作を受け付けたと判定された場合(S10:YES)には、S3へと移行する。そして、受け付けたスクロール操作に応じて液晶ディスプレイ15に表示対象とする個別名称やグループ名称を切り替えてS3以降の処理を実行する。それに対して、液晶ディスプレイ15に表示された個別名称及びグループ名称をスクロールする操作を受け付けていないと判定された場合(S10:NO)には、当該施設案内処理プログラムを終了する。
【0056】
一方、前記S4において液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称が個別名称も含むと判定された場合に実行されるS11では、CPU41は、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称が個別名称のみであるか否か判定される。尚、前記したようにいずれのグループにも属さない対象施設については、その施設の個別名称が最初から液晶ディスプレイ15に対して表示されることとなる。
【0057】
そして、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称が個別名称のみであると判定された場合(S11:YES)には、S14へと移行する。それに対して、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる名称が個別名称とグループ名称の両方を含むと判定された場合(S11:NO)には、S12へと移行する。
【0058】
S12においてCPU41は、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる個別名称とグループ名称を液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する。
【0059】
続いて、S13においてCPU41は、リスト状に表示された個別名称及びグループ名称と同一画面上に地図画像についても表示する。また、液晶ディスプレイ15に個別名称が表示されている案内施設の位置を特定する情報(例えばマーク)を案内施設毎に地図画像に重畳して表示する。更に、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺を、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれ、且つ各案内施設の位置をユーザが把握できる適切な縮尺(例えば、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺)に変更する。その後、S7へと移行する。
【0060】
ここで、
図8は前記S12及びS13において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を示した図である。尚、
図8では、検索条件として“自車位置の周辺”にある“ドラッグストア”が指定された場合に表示される施設案内画面51を示す。
図8に示すように施設案内画面51の情報表示スペース56には、検索された対象施設の個別名称や対象施設が属するグループのグループ名称がリスト状に表示される。そして、ユーザはスクロールバー57を上下に操作することによって、情報表示スペース56に表示される個別名称やグループ名称をスクロールし、他の名称へと切り替えることが可能となる。また、前記したようにユーザが情報表示スペース56に表示されたいずれかのグループ名称を選択すると、選択されたグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称が新たに情報表示スペース56に表示される(S7〜S9、
図6参照)。一方、個別名称がユーザによって選択されると、選択された個別名称に対応する対象施設の詳細な情報(自車位置からの距離、営業時間、住所等)を表示したり、対象施設を目的地に設定する処理を実行する。
また、左画面52に表示される地図画像54には、情報表示スペース56に表示された名称の内、特に個別名称が表示された施設の位置を示す施設マーク71〜73が表示される。例えば、
図8に示す例では、『○○ドラッグチェーン』、『△△ドラッグストア』、『△○ショップストア』の3つのグループ名称と『××薬局』、『○×薬局』、『××調剤薬局』の3つの個別名称が表示されているので、『××薬局』、『○×薬局』、『××調剤薬局』の位置を示す施設マーク71〜73が表示される。また、地図画像54の縮尺は、情報表示スペース56に個別名称が表示された全ての施設(
図8に示す例では『××薬局』、『○×薬局』、『××調剤薬局』)の位置が地図画像内に含まれる縮尺に設定される。
【0061】
また、施設マーク71〜73が互いに重複する場合には、前記S9と同様に情報表示スペース56によりリストの上位に表示されている案内施設の位置を特定する施設マークを優先して表示するように構成する(
図7参照)。
【0062】
一方、S14においてCPU41は、前記S3で特定された液晶ディスプレイ15に表示対象となる個別名称を液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する。
【0063】
続いて、S15においてCPU41は、リスト状に表示された個別名称と同一画面上に地図画像についても表示する。また、液晶ディスプレイ15に個別名称が表示されている案内施設の位置を特定する情報(例えばマーク)を案内施設毎に地図画像に重畳して表示する。更に、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺を、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれ、且つ各案内施設の位置をユーザが把握できる適切な縮尺(例えば、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺)に変更する。その後、S10へと移行する。
【0064】
ここで、
図9は前記S14及びS15において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を示した図である。尚、
図9では、検索条件として“自車位置の周辺”にある“公園”が指定された場合に表示される施設案内画面51を示す。
図9に示すように施設案内画面51の情報表示スペース56には、検索された対象施設の個別名称がリスト状に表示される。また、
図9に示す例では、対象施設の個数が液晶ディスプレイ15に対して個別名称やグループ名称を一度に表示できる最大表示数よりも少ないので、スクロールバー57については表示されない。また、前記したようにユーザが情報表示スペース56に表示されたいずれかの個別名称を選択すると、選択された個別名称に対応する対象施設の詳細な情報(自車位置からの距離、営業時間、住所等)を表示したり、対象施設を目的地に設定する処理を実行する。
一方、左画面52に表示される地図画像54には、情報表示スペース56に表示された個別名称の施設の位置を示す施設マーク81〜84が表示される。また、地図画像54の縮尺は、情報表示スペース56に個別名称が表示された全ての施設(
図9に示す例では『×○パーク』、『○○公園』、『○×公園』、『××児童公園』)の位置が地図画像内に含まれる縮尺に設定される。
【0065】
また、施設マーク81〜84が互いに重複する場合には、前記S9と同様に情報表示スペース56によりリストの上位に表示されている案内施設の位置を特定する施設マークを優先して表示するように構成する(
図7参照)。
【0066】
そして、ユーザは
図5、
図6、
図8、
図9に示す液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を視認することによって、ユーザの希望する条件に該当する施設の名称や位置等の情報を取得することが可能となる。また、対象施設がチェーンストア等のいずれかのグループに属する場合には、先ずグループ名称を表示し、更に表示されたグループ名称がユーザによって選択されるとそのグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称を表示するので、特定のエリア内に希望するチェーンストア等のグループがあるか否かを把握でき、更に、グループがある場合にはどの程度の店舗数があるのかについても把握することが可能となる。
【0067】
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1による施設案内方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザによって指定された検索条件に該当する施設を検索し(S2)、検索された施設である対象施設に関する案内情報として、対象施設を個別に特定する個別名称と対象施設がグループに属する場合に該属するグループを特定するグループ名称とを、所定数単位で液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する(S5、S8、S12、S14)一方で、液晶ディスプレイ15に対して個別名称やグループ名称とともに地図画像についても表示し、更に個別名称が表示されている対象施設の位置を特定する情報を地図画像に重畳して表示する(S9、S13、S15)ので、チェーンストア等の施設が属するグループについて考慮して検索された施設の情報を案内することが可能となる。その結果、検索条件に該当する施設が多数ある場合であっても、施設の情報をユーザに対して分かり易く案内することができ、ユーザは必要な情報を容易に得ることが可能となる。また、ユーザは表示された地図画像を参照することによって、リスト内で個別名称が表示されている施設の位置を容易に把握することが可能となる。
【0068】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では施設案内画面51の情報表示スペース56において施設やグループの名称のみを表示する構成としているが、施設やグループの名称以外の情報についても表示する構成としても良い。例えば、自車位置からの距離、所要時間、ジャンル、営業時間、住所等がある。
【0069】
また、本実施形態では液晶ディスプレイ15に表示されたグループ名称が選択された場合に、選択されたグループ名称に連続して選択されたグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称を新たにリスト状に表示することとしているが、選択されたグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称のみを新たにリスト状に表示する構成としても良い。
【0070】
また、本実施形態では液晶ディスプレイ15に表示されたグループ名称が選択された場合に、選択されたグループ名称をリストの先頭に移動させることとしているが、選択されたグループ名称の位置は変更しない構成としても良い。また、グループ名称と個別名称を同時にリスト表示する場合には、グループ名称を優先して表示する(即ち、リストの上位に表示する)ように構成しても良い。
【0071】
また、本発明はナビゲーション装置以外に、地図画像の表示機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した施設案内処理プログラム(
図4)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。
【0072】
また、本発明に係る情報案内システムを具体化した実施例について上記に説明したが、情報案内システムは以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
【0073】
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する施設検索手段と、前記施設検索手段により検索された施設である対象施設に関する案内情報として、前記対象施設を個別に特定する個別名称と前記対象施設がグループに属する場合に該属するグループを特定するグループ名称とを、所定数単位で表示装置に対してリスト状に表示する施設案内手段と、ユーザの操作に基づいて、前記表示装置に対して前記案内情報が表示される対象となる前記対象施設を切り替える案内切替手段と、前記表示装置に対して前記案内情報とともに地図画像を表示する地図表示手段と、前記表示装置に対して前記個別名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示する位置情報案内手段と、を有し、前記地図表示手段は、全ての前記案内施設の位置が含まれる縮尺で前記地図画像を表示
し、前記施設案内手段は、前記対象施設が複数あって、それぞれ異なるグループに属している場合には、各対象施設が属する複数のグループ名称をリスト状に表示するとともに、前記グループ名称と、該グループ名称のグループに属する前記対象施設の個別名称と、を同じリストにおいて連続して表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、検索された施設に関する案内情報として、施設がグループに属する場合には該属するグループを特定するグループ名称をリスト状に表示することにより案内するので、チェーンストア等の施設が属するグループについて考慮して検索された施設の情報を案内することが可能となる。その結果、検索条件に該当する施設が多数ある場合であっても、施設の情報をユーザに対して分かり易く案内することができ、ユーザは必要な情報を容易に得ることが可能となる。また、ユーザは表示された地図画像を参照することによって、リスト内で個別名称が表示されている施設の位置を容易に把握することが可能となる。
【0074】
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記施設案内手段は、第1段階として、いずれかのグループに属する前記対象施設については、前記個別名称を表示せずにグループ毎に一の前記グループ名称を前記案内情報として表示し、第2段階として、前記表示装置に表示された前記グループ名称を選択する前記ユーザの操作を受け付けた場合に、選択された前記グループ名称のグループに属する前記対象施設の個別名称を新たにリスト状に表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、対象施設がチェーンストア等のいずれかのグループに属する場合には、先ずグループ名称を表示し、更に表示されたグループ名称がユーザによって選択されるとそのグループ名称のグループに属する対象施設の個別名称を表示するので、特定のエリア内に希望するチェーンストア等のグループがあるか否かを把握でき、更に、グループがある場合にはどの程度の店舗数があるのかについても把握することが可能となる。
【0075】
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記施設案内手段は、前記第2段階において、選択された前記グループ名称に連続して、選択された前記グループ名称のグループに属する前記対象施設の個別名称を新たにリスト状に表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、ユーザによって選択されたグループに属するとともに検索条件に該当する施設の一覧を、グループ名称と対応させてユーザに容易に把握できるように表示することが可能となる。従って、名称が類似する施設が多数ある場合であっても、ユーザの選択したグループに属する施設を他の施設と明確に識別して案内することが可能となる。
【0076】
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記施設案内手段は、前記第2段階において、選択された前記グループ名称をリストの先頭に表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、ユーザによって選択されたグループに属するとともに検索条件に該当する施設の名称を、優先して表示装置に表示することが可能となる。
【0077】
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記施設案内手段は、前記第1段階として、いずれのグループにも属さない前記対象施設については、前記個別名称を前記案内情報として表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、対象施設がチェーンストア等のいずれのグループにも属さない場合には、最初から対象施設の個別名称を表示するので、ユーザはいずれのグループにも属さない施設を容易に識別して把握することが可能となる。
【0078】
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記施設案内手段は、前記グループ名称を前記案内情報として表示する場合に、属する対象施設の数が多いグループのグループ名称を優先して表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、検索条件に該当する施設が多く属し、ユーザにとってより有益な情報となる可能性の高いグループの情報を優先的に案内することが可能となる。
【0079】
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記位置情報案内手段は、複数の前記案内施設の位置を特定する情報を前記案内施設毎に前記地図画像に重畳して表示する場合において、前記案内施設の位置を特定する情報の表示位置が前記案内施設間で重複する場合に、前記施設案内手段によりリストの上位に表示されている前記案内施設の位置を特定する情報を優先して表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、案内施設の位置が隣接し、案内施設の位置を特定する情報が互いに重複して表示する必要がある場合においても、ユーザにとってより有益な情報を優先的に案内することが可能となる。