【文献】
Rohle, Dan et al.,An Inhibitor of Mutant IDH1 Delays Growth and Promotes Differentiation of Glioma Cells,Science,2013年,340(6132),626-630
【文献】
Freitag, Marcus et al.,Synthesis and biological activity of splitomicin analogs targeted at human NAD+-dependent histone deacetylases (sirtuins),Bioorganic & Medicinal Chemistry ,2011年,19(12),3669-3677.
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
tert−ブチル{[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]オキシ}アセテート、
{[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]オキシ}酢酸、
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、
(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリル酸、
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリル酸、
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリル酸、
(±)メチル(2E)−3−{2−({4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}アクリレート、
メチル(2E)−3−{2−({4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}アクリレート、
メチル(2E)−3−{2−({4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}アクリレート、
(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)(2E)−N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、
(2E)−N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、
(2E)−N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、
(±)N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、
N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、
N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、
(±)({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
(±)[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸、
[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸、
[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸、
(±)({2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
({2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
({2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
(±)({2−[(4−シアノフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
({2−[(4−シアノフェニル)アミノ]−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
({2−[(4−シアノフェニル)アミノ]−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸、
(±)メチルN−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート、
メチルN−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート、
メチルN−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート、
(±)N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン、
N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン、
N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン、
(±)メチルN−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート、
メチルN−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート、
メチルN−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート、
(±)N−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン、
N−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン、
N−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン、
(±)4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
(±)4−[(2−{[4−(イソプロピル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(イソプロピル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(イソプロピル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
(±)4−[(2−{[4−(イソプロポキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(イソプロポキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(イソプロポキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
(±)4−[(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
4−[(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸、
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、
(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)メチル3−(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)3−(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)メチル3−{2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−6−メトキシ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパノエート、
メチル3−{2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−6−メトキシ−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパノエート、
メチル3−{2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−6−メトキシ−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパノエート、
(±)3−{2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−6−メトキシ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパン酸、
3−{2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−6−メトキシ−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパン酸、
3−{2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−6−メトキシ−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパン酸、
(±)4−({5−(2−カルボキシエチル)−6−メトキシ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}アミノ)安息香酸、
4−({5−(2−カルボキシエチル)−6−メトキシ−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}アミノ)安息香酸、
4−({5−(2−カルボキシエチル)−6−メトキシ−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}アミノ)安息香酸、
(±)2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−{[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}アセトアミド、
2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−{[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}アセトアミド、
2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−{[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}アセトアミド、
(±)N−(2−クロロフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−(2−クロロフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−(2−クロロフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−[(3−メチルピリジン−2−イル)メチル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[(3−メチルピリジン−2−イル)メチル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[(3−メチルピリジン−2−イル)メチル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[(3−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド、
2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド、
2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド、
(±)2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド、
2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド、
2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド、
(±)N−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)メチル−3−({[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}アミノ)ベンゾエート、
メチル−3−({[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}アミノ)ベンゾエート、
メチル−3−({[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}アミノ)ベンゾエート、
(±)N−[2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−(2−メチルフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−(2−メチルフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−(2−メチルフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−(3−メチルフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−(3−メチルフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−(3−メチルフェニル)−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
メチル[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
(±)メチル(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル3−[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパノエート、
メチル[6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[6−メチル−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
(±)メチル(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル3−(1−[−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(1−[(1S)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(1−[(1R)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(1−[−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(1−[(1S)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(1−[(1R)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
(±)メチル3−(1−[−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(1−[(1S)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−(1−[(1R)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、
メチル3−[2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパノエート、
メチル3−[2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパノエート、
(±)メチル(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル[6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[6−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
(±)メチル(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
(±)メチル(6−フルオロ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−フルオロ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル(6−フルオロ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アセテート、
メチル[6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
メチル[6−メトキシ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]アセテート、
(±)(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
(±)3−(1−[3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(1−[(1S)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(1−[(1R)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
3−[2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパン酸、
(±)3−(1−[3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(1−[(1S)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(1−[(1R)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
(±)3−(1−[3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(1−[(1S)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−(1−[(1R)−3,3−ジメチルシクロヘキシル]−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、
3−[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパン酸、
(±)(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
[6−メチル−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[6−メチル−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[6−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
[6−メトキシ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]酢酸、
(±)(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イル)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−フルオロ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(±)(6−フルオロ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−フルオロ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
(6−フルオロ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)酢酸、
メチル3−[4−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパノエート、
メチル3−{4−フルオロ−2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパノエート、
3−[4−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパン酸、
3−{4−フルオロ−2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパン酸、
(±)N,N−ジメチル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N,N−ジメチル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N,N−ジメチル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
(±)N−シクロプロピル−N−メチル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、
N−シクロプロピル−N−メチル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、および
N−シクロプロピル−N−メチル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物。
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸である、請求項1に記載の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは薬学的に許容される塩。
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1R,5R)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸である、請求項1に記載の化合物、またはその互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩。
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(1S,5S)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸である、請求項1に記載の化合物、またはその互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩。
疾患の治療または予防に使用するための、請求項1から21のいずれか一項に記載の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物。
請求項1から21のいずれか一項に記載の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む医薬組成物。
疾患を予防または治療するための、請求項1から21のいずれか一項に記載の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物を含む組成物。
疾患を予防または治療するための医薬品を調製するための、請求項1から21のいずれか一項に記載の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物の使用。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0029】
第1の態様によると、本発明は、一般式(I):
【化1】
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(式中、
R
1はハロゲン原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)
2−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、アリール−O−、アリール−(C
1〜C
3−アルキル)−、ヘテロアリール−O−およびヘテロアリール−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されており;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはハロゲン原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
6−アルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8はC
1〜C
3−アルキル基を表し;
R
9、R
10およびR
11は
互いに独立に、水素およびC
1〜C
3−アルキルから選択され;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−および(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択される基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
2〜C
6−アルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、H
2N−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)N(H)(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、HO−(C
1〜C
6−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、アリール、ヘテロアリールおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物を網羅する。
【0030】
本文で言及される用語は、好ましくは以下の意味を有する:
「ハロゲン原子」、「ハロ−」または「Hal−」という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子を意味するものと理解されるべきである。
【0031】
「C
1〜C
6−アルキル」という用語は、好ましくは1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有する直鎖または分岐の飽和一価炭化水素基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、イソ−プロピル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソ−ペンチル、2−メチルブチル、1−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ネオ−ペンチル、1,1−ジメチルプロピル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、2−エチルブチル、1−エチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチルもしくは1,2−ジメチルブチル基、またはこれらの異性体を意味するものと理解されるべきである。特に、前記基は、1、2、3または4個の炭素原子を有する(「C
1〜C
4−アルキル」)、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ−プロピル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル基、さらに特に1、2または3個の炭素原子を有する(「C
1〜C
3−アルキル」)、例えば、メチル、エチル、n−プロピル−またはイソ−プロピルである。
【0032】
「C
1〜C
6−ハロアルキル」という用語は、好ましくは「C
1〜C
6−アルキル」という用語が上で定義されるものであり、1個または複数の水素原子が同一にまたは異なってハロゲン原子によって置き換えられている、すなわち、あるハロゲン原子は別のハロゲン原子から独立している直鎖または分岐の飽和一価炭化水素基を意味するものと理解されるべきである。特に、前記ハロゲン原子はFである。前記C
1〜C
6−ハロアルキル基は、例えば、−CF
3、−CHF
2、−CH
2F、−CF
2CF
3、CH
2CH
2F、CH
2CHF
2、CH
2CF
3またはCH
2CH
2CF
3である。
【0033】
「C
1〜C
6−アルコキシ」という用語は、好ましくは「C
1〜C
6−アルキル」という用語が上で定義されるものである式−O−(C
1〜C
6−アルキル)の直鎖または分岐の飽和一価基、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、ペントキシ、イソ−ペントキシもしくはn−ヘキソキシ基、またはこれらの異性体を意味するものと理解されるべきである。特に、前記基は1、2、3または4個の炭素原子を有する(「C
1〜C
4−アルコキシ」)、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ基である、より好ましくは1、2または3個の炭素原子を有する(「C
1〜C
3−アルコキシ」)、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ−またはイソ−プロポキシ−基である。
【0034】
「(C
1〜C
6−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)」という用語は、好ましくは水素原子の1個または複数が同一にまたは異なって上に定義されるC
1〜C
6−アルコキシ基によって置き換えられている、上に定義される直鎖または分岐の飽和一価C
1〜C
6−アルキル基、例えば、メトキシアルキル、エトキシアルキル、プロピルオキシアルキル、イソ−プロポキシアルキル、ブトキシアルキル、イソ−ブトキシアルキル、tert−ブトキシアルキル、sec−ブトキシアルキル、ペンチルオキシアルキル、イソ−ペンチルオキシアルキル、ヘキシルオキシアルキル基、またはこれらの異性体を意味するものと理解されるべきである。
【0035】
「C
1〜C
6−ハロアルコキシ」という用語は、好ましくは水素原子の1個または複数が同一にまたは異なってハロゲン原子によって置き換えられている、上に定義される直鎖または分岐の飽和一価C
1〜C
6−アルコキシ基を意味するものと理解されるべきである。特に、前記ハロゲン原子はFである。前記C
1〜C
6−ハロアルコキシ基は、例えば、−OCF
3、−OCHF
2、−OCH
2F、−OCF
2CF
3または−OCH
2CF
3である。
【0036】
「C
2〜C
6−アルケニル」という用語は、好ましくは1個または複数の二重結合を含み、かつ2、3、4、5または6個の炭素原子、特に2または3個の炭素原子を有する(「C
2〜C
3−アルケニル」)直鎖または分岐の一価炭化水素基を意味するものと理解されるべきであり、前記アルケニル基が2個以上の二重結合を含む場合、前記二重結合は互いに孤立していても、互いに共役していてもよいことが理解される。前記アルケニル基は、例えば、ビニル、アリル、(E)−2−メチルビニル、(Z)−2−メチルビニル、ホモアリル、(E)−ブタ−2−エニル、(Z)−ブタ−2−エニル、(E)−ブタ−1−エニル、(Z)−ブタ−1−エニル、ペンタ−4−エニル、(E)−ペンタ−3−エニル、(Z)−ペンタ−3−エニル、(E)−ペンタ−2−エニル、(Z)−ペンタ−2−エニル、(E)−ペンタ−1−エニル、(Z)−ペンタ−1−エニル、ヘキサ−5−エニル、(E)−ヘキサ−4−エニル、(Z)−ヘキサ−4−エニル、(E)−ヘキサ−3−エニル、(Z)−ヘキサ−3−エニル、(E)−ヘキサ−2−エニル、(Z)−ヘキサ−2−エニル、(E)−ヘキサ−1−エニル、(Z)−ヘキサ−1−エニル、イソプロペニル、2−メチルプロパ−2−エニル、1−メチルプロパ−2−エニル、2−メチルプロパ−1−エニル、
(E)−1−メチルプロパ−1−エニル、(Z)−1−メチルプロパ−1−エニル、3−メチルブタ−3−エニル、2−メチルブタ−3−エニル、1−メチルブタ−3−エニル、3−メチルブタ−2−エニル、(E)−2−メチルブタ−2−エニル、(Z)−2−メチルブタ−2−エニル、(E)−1−メチルブタ−2−エニル、(Z)−1−メチルブタ−2−エニル、(E)−3−メチルブタ−1−エニル、(Z)−3−メチルブタ−1−エニル、(E)−2−メチルブタ−1−エニル、(Z)−2−メチルブタ−1−エニル、(E)−1−メチルブタ−1−エニル、(Z)−1−メチルブタ−1−エニル、1,1−ジメチルプロパ−2−エニル、1−エチルプロパ−1−エニル、1−プロピルビニル、1−イソプロピルビニル、4−メチルペンタ−4−エニル、3−メチルペンタ−4−エニル、2−メチルペンタ−4−エニル、1−メチルペンタ−4−エニル、4−メチルペンタ−3−エニル、(E)−3−メチルペンタ−3−エニル、(Z)−3−メチルペンタ−3−エニル、(E)−2−メチルペンタ−3−エニル、(Z)−2−メチルペンタ−3−エニル、(E)−1−メチルペンタ−3−エニル、(Z)−1−メチルペンタ−3−エニル、(E)−4−メチルペンタ−2−エニル、(Z)−4−メチルペンタ−2−エニル、(E)−3−メチルペンタ−2−エニル、(Z)−3−メチルペンタ−2−エニル、(E)−2−メチルペンタ−2−エニル、(Z)−2−メチルペンタ−2−エニル、(E)−1−メチルペンタ−2−エニル、(Z)−1−メチルペンタ−2−エニル、(E)−4−メチルペンタ−1−エニル、
(Z)−4−メチルペンタ−1−エニル、(E)−3−メチルペンタ−1−エニル、(Z)−3−メチルペンタ−1−エニル、(E)−2−メチルペンタ−1−エニル、(Z)−2−メチルペンタ−1−エニル、(E)−1−メチルペンタ−1−エニル、(Z)−1−メチルペンタ−1−エニル、3−エチルブタ−3−エニル、2−エチルブタ−3−エニル、1−エチルブタ−3−エニル、(E)−3−エチルブタ−2−エニル、(Z)−3−エチルブタ−2−エニル、(E)−2−エチルブタ−2−エニル、(Z)−2−エチルブタ−2−エニル、(E)−1−エチルブタ−2−エニル、(Z)−1−エチルブタ−2−エニル、(E)−3−エチルブタ−1−エニル、(Z)−3−エチルブタ−1−エニル、2−エチルブタ−1−エニル、(E)−1−エチルブタ−1−エニル、(Z)−1−エチルブタ−1−エニル、2−プロピルプロパ−2−エニル、
1−プロピルプロパ−2−エニル、2−イソプロピルプロパ−2−エニル、1−イソプロピルプロパ−2−エニル、(E)−2−プロピルプロパ−1−エニル、(Z)−2−プロピルプロパ−1−エニル、(E)−1−プロピルプロパ−1−エニル、(Z)−1−プロピルプロパ−1−エニル、(E)−2−イソプロピルプロパ−1−エニル、(Z)−2−イソプロピルプロパ−1−エニル、(E)−1−イソプロピルプロパ−1−エニル、(Z)−1−イソプロピルプロパ−1−エニル、(E)−3,3−ジメチルプロパ−1−エニル、(Z)−3,3−ジメチルプロパ−1−エニル、1−(1,1−ジメチルエチル)エテニル、ブタ−1,3−ジエニル、ペンタ−1,4−ジエニル、ヘキサ−1,5−ジエニルまたはメチルヘキサジエニル基である。特に、前記基はビニルまたはアリルである。
【0037】
「C
3〜C
6−シクロアルキル」という用語は、3、4、5または6個の炭素原子を含む飽和一価単環式炭化水素環を意味するものと理解されるべきである。前記C
3〜C
6−シクロアルキル基は、例えば、単環式炭化水素環、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル環である。
【0038】
「C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ」という用語は、「C
3〜C
6−シクロアルキル」という用語が上に定義されるものである、式−O−(C
3〜C
6−シクロアルキル)の飽和一価単環式炭化水素基、例えば、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシまたはシクロヘキシルオキシ基を意味するものと理解されるべきである。
【0039】
「4〜6員ヘテロシクロアルキル」という用語は、3、4または5個の炭素原子と、O、S、S(=O)、S(=O)
2およびNR
a(式中、R
aは水素原子またはC
1〜C
6−アルキル−基を表す)から選択される1個または2個のヘテロ原子含有基とを含み、1個の炭素原子が場合によりC(=O)によって置き換えられている飽和一価単環式炭化水素環を意味するものとして理解されるべきであり、前記ヘテロシクロアルキル基が炭素原子のいずれか1個または存在する場合には窒素原子を介して分子の残りに結合することが可能である。
【0040】
特に、これに限定されないが、前記ヘテロシクロアルキルは、例えば、4員環(アゼチジニルもしくはオキセタニルなど)、または5員環(テトラヒドロフラニル、ジオキソリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニルもしくはピラゾリジニルなど)、または6員環(テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニルもしくはピペラジニルなど)であり得る。
【0041】
「アリール」という用語は、好ましくは6、7、8、9または10個の炭素原子を有する一価の、芳香族または部分芳香族の、単環または二環式炭化水素環(「C
6〜C
10−アリール」基)、特に6個の炭素原子を有する(「C
6−アリール」基)、例えば、フェニル基;もしくはビフェニル基、または9個の炭素原子を有する(「C
9−アリール」基)、例えば、インダニルもしくはインデニル基、または10個の炭素原子を有する(「C
10−アリール」基)、例えば、テトラリニル、ジヒドロナフチルもしくはナフチル基を意味するものと理解されるべきである。好ましくは、アリール基はフェニル基である。
【0042】
「ヘテロアリール」という用語は、好ましくは5、6、7、8、9、10、11、12、13または14個の環原子(「5〜14員ヘテロアリール」基)、特に5または6または9または10個の原子を有し、同一であっても異なっていてもよい少なくとも1個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は酸素、窒素または硫黄などである)を含み、さらに各場合で、ベンゾ縮合されていてもよい、一価の、単環式、二環式または三環式芳香族環系を意味するものと理解される。特に、ヘテロアリールは、チエニル、フラニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、チア−4H−ピラゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、キノリニル、キナゾリニル、イソキノリニル、アゾシニル、インドリジニル、プリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフトピリジニル、プテリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、キサンテニルおよびオキセピニルから選択される。
【0043】
一般に、特に言及しない限り、ヘテロアリール基は、その全ての可能な異性体型、例えば、その位置異性体を含む。したがって、いくつかの例示的非制限的例について、ピリジニルという用語は、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルおよびピリジン−4−イルを含む;またはチエニルという用語は、チエン−2−イルおよびチエン−3−イルを含む。
【0044】
本文の全体にわたって、例えば、「C
1〜C
6−アルキル」、「C
1〜C
6−ハロアルキル」、「C
1〜C
6−アルコキシ」または「C
1〜C
6−ハロアルコキシ」の定義の文脈で使用される「C
1〜C
6」という用語は、1〜6個、すなわち、1、2、3、4、5または6個の炭素原子という有限数の炭素原子を有するアルキル基を意味するものと理解されるべきである。前記「C
1〜C
6」という用語は、その中に含まれる任意の部分範囲、例えば、C
1〜C
6、C
2〜C
5、C
3〜C
4、C
1〜C
2、C
1〜C
3、C
1〜C
4、C
1〜C
5;特にC
1〜C
2、C
1〜C
3、C
1〜C
4、C
1〜C
5、C
1〜C
6;さらに特にC
1〜C
4;「C
1〜C
6−ハロアルキル」または「C
1〜C
6−ハロアルコキシ」の場合には一層さらに特にC
1〜C
2と解釈されるべきであることがさらに理解されるべきである。
【0045】
同様に、本明細書で使用される場合、本文の全体にわたって、例えば、「C
2〜C
6−アルキル」および「C
2〜C
6−アルケニル」の定義の文脈で使用される「C
2〜C
6」という用語は、2〜6個、すなわち、2、3、4、5または6個の炭素原子という有限数の炭素原子を有するアルケニル基またはアルキニル基を意味するものと理解されるべきである。前記「C
2〜C
6」という用語は、その中に含まれる任意の部分範囲、例えば、C
2〜C
6、C
3〜C
5、C
3〜C
4、C
2〜C
3、C
2〜C
4、C
2〜C
5;特にC
2〜C
3と解釈されるべきであることがさらに理解されるべきである。
【0046】
さらに、本明細書で使用される場合、本文の全体にわたって、例えば、「C
3〜C
6−シクロアルキル」の定義の文脈で使用される「C
3〜C
6」という用語は、3〜6個、すなわち、3、4、5または6個の炭素原子という有限数の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味するものと理解されるべきである。前記「C
3〜C
6」という用語は、その中に含まれる任意の部分範囲、例えば、C
3〜C
6、C
4〜C
5、C
3〜C
5、C
3〜C
4、C
4〜C
6、C
5〜C
6;特にC
3〜C
6と解釈されるべきであることがさらに理解されるべきである。
【0047】
「置換されている」という用語は、指定された原子上の1個または複数の水素が指示される基から選択されるものによって置き換えられており、但し、存在している状況下での指定された原子の通常の結合価を超えず、その置換が安定な化合物をもたらすことを意味する。置換および/または変数の組み合わせは、このような組み合わせが安定な化合物をもたらす場合にのみ許容される。
【0048】
「置換されていてもよい」という用語は、指定される基、ラジカルまたは部分による任意の置換を意味する。
【0049】
環系置換基は、例えば、環系上の利用可能な水素に取って代わる、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味する。
【0050】
本明細書で使用される場合、例えば、本発明の一般式の化合物の置換基の定義における「1個または複数の」という用語は、「1、2、3、4または5個、特に1、2、3または4個、さらに特に1、2または3個、一層さらに特に1または2個」を意味するものと理解される。
【0051】
本発明はまた、本発明の化合物の全ての適当な同位体変種も含む。本発明の化合物の同位体変種は、少なくとも1個の原子が同じ原子番号を有するが、自然状態で通常または主に見られる原子質量とは異なる原子質量を有する原子によって置き換えられているものとして定義される。本発明の化合物に組み込まれ得る同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の同位体、例えば、それぞれ、
2H(重水素)、
3H(トリチウム)、
11C、
13C、
14C、
15N、
17O、
18O、
32P、
33P、
33S、
34S、
35S、
36S、
18F、
36Cl、
82Br、
123I、
124I、
129Iおよび
131Iが挙げられる。本発明の化合物の特定の同位体変種、例えば、
3Hまたは
14Cなどの1種または複数の放射性同位体が組み込まれたものは、薬剤および/または基質組織分布研究に有用である。トリチウム標識、および炭素−14、すなわち
14C同位体は、その調製の容易さおよび検出性のために特に好まれる。さらに、重水素などの同位体による置換は、大きな代謝安定性から生じる特定の治療利点、例えば、インビボ半減期の増加または投与必要量の減少を与え得るので、いくつかの状況で好まれる。本発明の化合物の同位体変種は一般的に、例示的方法などによって当業者により知られている従来手順によってまたは適当な試薬の適当な同位体変種を使用して以下の実施例に記載される調製によって調製することができる。
【0052】
化合物、塩、多形、水和物、溶媒和物などの語の複数形が本明細書で使用される場合、これは、単一の化合物、塩、多形、異性体、水和物、溶媒和物なども意味するとみなされる。
【0053】
「安定な化合物」または「安定な構造」により、反応混合物からの有用な程度の純度までの単離、および有効な治療剤への製剤化を生き延びるのに十分に堅牢である化合物が意味される。
【0054】
本発明の化合物は、場合により種々の所望の置換基の位置および性質に応じて、1個または複数の不斉中心を含む。不斉炭素原子は、(R)または(S)配置で存在するので、単一の不斉中心の場合にはラセミ混合物、また複数の不斉中心の場合にはジアステレオマー混合物をもたらす。特定の例では、所与の結合、例えば、特定の化合物の2個の置換芳香環を接合する中心結合の周りの回転が制限されるために非対称が存在する場合もある。
【0055】
本発明の化合物は、場合により非対称の硫黄原子、例えば、構造:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、*は分子の残りが結合し得る原子を示す)
の非対称スルホキシドを含む。
【0056】
環上の置換基はシス型またはトランス型のいずれで存在してもよい。全てのこのような配置(エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む)が本発明の範囲に含まれることが意図されている。
【0057】
好ましい化合物は、より望ましい生物学的活性をもたらすものである。本発明の化合物の分離された、純粋なまたは部分的に精製された異性体および立体異性体あるいはラセミまたはジアステレオマー混合物も本発明の範囲に含まれる。このような材料の精製および分離は、当技術分野で知られている標準的技術によって達成することができる。
【0058】
光学異性体は、従来法によるラセミ混合物の分割、例えば、光学活性酸もしくは塩基を用いたジアステレオ異性体塩の形成または共有結合性ジアステレオマーの形成によって得ることができる。適当な酸の例には、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジトルオイル酒石酸およびカンファースルホン酸がある。ジアステレオ異性体の混合物は、当技術分野で知られている方法、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶によって、その物理的および/または化学的違いに基づいて個々のジアステレオマーに分離することができる。その後、光学活性塩基または酸を分離したジアステレオマー塩から遊離させる。光学異性体の別の分離法は、エナンチオマーの分離を最大化するために選択してもよい、従来の誘導体化を用いるまたは用いない、キラルクロマトグラフィー(例えば、キラルHPLCカラム)の使用を含む。適当なキラルHPLCカラムは、Daicelによって製造されており、例えば、数ある中でも全て日常的に選択可能なChiracel ODおよびChiracel OJがある。誘導体化を用いるまたは用いない酵素分離も有用である。本発明の光学活性化合物はさらに、光学活性出発物質を利用したキラル合成によっても得ることができる。
【0059】
異性体の異なる型を互いから限定するために、IUPAC Rules Section E(Pure Appl Chem 45、11〜30、1976)が参照される。
【0060】
本発明は、単一の立体異性体として、または任意の比の前記立体異性体、例えば、R−もしくはS−異性体またはE−もしくはZ−異性体の任意の混合物として本発明の化合物の全ての可能な立体異性体を含む。本発明の化合物の単一の立体異性体、例えば、単一のエナンチオマーまたは単一のジアステレオマーの単離は、任意の適当な先行技術の方法、例えば、クロマトグラフィー、特にキラルクロマトグラフィーによって達成される。
【0061】
さらに、本発明の化合物は互変異性体として存在し得る。例えば、ヘテロアリール基としてのピラゾール部分を含む本発明のいずれの化合物も、例えば、1H互変異性体もしくは2H互変異性体、または2つの互変異性体、すなわち:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
の任意の量の混合物で存在することができる。
【0062】
本発明は、単一の互変異性体として、または任意の比の前記互変異性体の任意の混合物として本発明の化合物の全ての可能な互変異性体を含む。
【0063】
さらに、本発明の化合物は、本発明の化合物の少なくとも1個の窒素が酸化されているという点で定義されるN−オキシドとして存在することができる。本発明は、全てのこのような可能なN−オキシドを含む。
【0064】
本発明はまた、本明細書に開示される化合物の有用な形態、例えば、代謝産物、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、塩、特に薬学的に許容される塩、および共沈物に関する。
【0065】
本発明の化合物は水和物または溶媒和物として存在することができ、本発明の化合物は例えば、化合物の結晶格子の構造要素として極性溶媒、特に水、メタノールまたはエタノールを含む。極性溶媒、特に水の量は、化学量論比または非化学量論比で存在し得る。化学量論的溶媒和物の場合、例えば、水和物、半−、(セミ−)、一−、セスキ−、二−、三−、四−、五−等溶媒和物、または水和物がそれぞれ可能である。本発明は、全てのこのような水和物または溶媒和物を含む。
【0066】
さらに、本発明の化合物は、遊離型で、例えば、遊離塩基もしくは遊離酸もしくは双性イオンとして存在することができる、または塩型で存在することができる。前記塩は任意の塩、有機または無機付加塩のいずれか、特に薬学で習慣的に使用される任意の薬学的に許容される有機または無機付加塩であり得る。
【0067】
「薬学的に許容される塩」という用語は、本発明の化合物の比較的非毒性の無機または有機酸付加塩を指す。例えば、S.M.Bergeら「Pharmaceutical Salts」、J.Pharm.Sci.1977、66、1〜19を参照されたい。
【0068】
本発明の化合物の適当な薬学的に許容される塩は、例えば、十分に塩基性の、鎖中または環内に窒素原子を有する本発明の化合物の酸付加塩、例えば、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、重硫酸、リン酸または硝酸による酸付加塩、または有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、アセト酢酸、ピルビン酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、ウンデカン酸、ラウリル酸、安息香酸、サリチル酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸、ショウノウ酸、ケイヒ酸、
シクロペンタンプロピオン酸、ジグルコン酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、パモ酸、ペクチニン酸、過硫酸、3−フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバル酸、2−ヒドロキシエタンスルホネート、イタコン酸、スルファミン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル硫酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、ナフタリンジスルホン酸、カンファースルホン酸、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸、アルギン酸、マレイン酸、フマル酸、D−グルコン酸、マンデル酸、アスコルビン酸、グルコヘプタン酸、グリセロリン酸、アスパラギン酸、スルホサリチル酸、ヘミ硫酸またはチオシアン酸による酸付加塩であり得る。
【0069】
さらに、十分に酸性の本発明の化合物の別の適当な薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウムもしくはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウムもしくはマグネシウム塩、アンモニウム塩または生理学的に許容されるカチオンを与える有機塩基による塩、例えば、N−メチル−グルカミン、ジメチル−グルカミン、エチル−グルカミン、リジン、ジシクロヘキシルアミン、1,6−ヘキサジアミン、エタノールアミン、グルコサミン、サルコシン、セリノール、トリス−ヒドロキシ−メチル−アミノメタン、アミノプロパンジオール、sovak塩基、1−アミノ−2,3,4−ブタントリオールによる塩である。さらに、塩基性窒素含有基は、低級ハロゲン化アルキル(例えば、塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、プロピルならびにブチル);硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、ジエチルおよびジブチル);および硫酸ジアミル、長鎖ハロゲン化物(例えば、塩化、臭化およびヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチルならびにステアリル)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジルおよびフェネチル)などの剤によって四級化され得る。
【0070】
当業者であれば、請求される化合物の酸付加塩が、いくつかの既知の方法のいずれかを介して化合物と適当な無機酸または有機酸の反応によって調製され得ることをさらに認識するだろう。あるいは、本発明の酸性化合物のアルカリおよびアルカリ土類金属塩は、種々の既知の方法を介して本発明の化合物を適当な塩基と反応させることによって調製される。
【0071】
本発明は、単一の塩として、または任意の比の前記塩の任意の混合物として本発明の化合物の全ての可能な塩を含む。
【0072】
本文中、特に実験節において、本発明の中間体および実施例の合成について、化合物を対応する塩基または酸による塩型として言及する場合、それぞれの調製および/または精製工程によって得られる前記塩型の正確な化学量論的組成は、ほとんどの場合、未知である。
【0073】
特に指定しない限り、例えば、「塩酸塩」、「トリフルオロアセテート」、「ナトリウム塩」または「xHCl」、「xCF
3COOH」、「xNa
+」などの化学名または構造式の接尾辞は、化学量論的指定としてではなく、単なる塩型として理解されるべきである。
【0074】
合成中間体もしくは実施例化合物またはこれらの塩を、(定義する場合)未知の化学量論的組成の水和物などの溶媒和物として、調製および/または精製工程によって得た場合にもこれが同様にあてはまる。
【0075】
本明細書で使用される場合、「インビボ加水分解性エステル」という用語は、カルボキシまたはヒドロキシ基を含む本発明の化合物のインビボ加水分解性エステル、例えば、ヒトまたは動物体内で加水分解して親酸またはアルコールを生成する薬学的に許容されるエステルを意味するものと理解される。カルボキシについての適当な薬学的に許容されるエステルには、例えば、アルキル、シクロアルキルおよび置換されていてもよいフェニルアルキル、特にベンジルエステル、C
1〜C
6アルコキシメチルエステル、例えば、メトキシメチル、C
1〜C
6アルカノイルオキシメチルエステル、例えば、ピバロイルオキシメチル、フタリジルエステル、C
3〜C
8シクロアルコキシ−カルボニルオキシ−C
1〜C
6アルキルエステル、例えば、1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル;1,3−ジオキソレン−2−オニルメチルエステル、例えば、5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オニルメチル;およびC
1〜C
6−アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例えば、1−メトキシカルボニルオキシエチルが含まれ、これらは本発明の化合物中のいずれのカルボキシ基で形成されてもよい。
【0076】
ヒドロキシ基を含む本発明の化合物のインビボ加水分解性エステルには、無機エステル、例えば、リン酸エステルおよび[α]−アシルオキシアルキルエーテルおよびエステルのインビボ加水分解の結果として分解して親ヒドロキシ基を与える関連化合物が含まれる。[α]−アシルオキシアルキルエーテルの例としては、アセトキシメトキシおよび2,2−ジメチルプロピオニルオキシメトキシが挙げられる。ヒドロキシについてのインビボ加水分解性エステル形成基の選択には、アルカノイル、ベンゾイル、フェニルアセチルおよび置換ベンゾイルおよびフェニルアセチル、アルコキシカルボニル(アルキルカルボネートエステルを与える)、ジアルキルカルバモイルおよびN−(ジアルキルアミノエチル)−N−アルキルカルバモイル(カルバメートを与える)、ジアルキルアミノアセチルおよびカルボキシアセチルが含まれる。本発明は全てのこのようなエステルを網羅する。
【0077】
さらに、本発明は、本発明の化合物の全ての可能な結晶型または多形を、単一多形としてまたは任意の比の2種以上の多形の混合物として含む。
【0078】
本発明は、R
1がハロゲン原子または
C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)
2−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、アリール−O−、アリール−(C
1〜C
3−アルキル)−、ヘテロアリール−O−およびヘテロアリール−(C
1〜C
3−アルキル)−
から選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている、
上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【課題を解決するための手段】
【0079】
好ましい実施形態では、本発明は、R
1がC
1〜C
6−アルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16およびアリール−O−から選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0080】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)
2−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、アリール−O−、アリール−(C
1〜C
3−アルキル)−、ヘテロアリール−O−およびヘテロアリール−(C
1〜C
3−アルキル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0081】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
6−アルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16およびアリール−O−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0082】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S−、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S(=O)
2−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、フェニル−O−、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−、ピリジニル−O−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0083】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0084】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、フェニル−O−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0085】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0086】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15、フェニル−O−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0087】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0088】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
2〜C
3−アルキル、C
2〜C
3−アルコキシ、C
1−ハロアルキル、C
1−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、フェニル−O−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0089】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
C
2〜C
3−アルキル、C
2〜C
3−アルコキシ、C
1−ハロアルキル、C
1−ハロアルコキシ、シアノ、(C
1−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15、フェニル−O−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0090】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
エチル−、エトキシ−、フェノキシ−、−CN、−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、イソ−プロピル−、イソ−プロポキシ−、−O−CHF
2、−S(=O)
2CH
3、−N(CH
3)
2
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0091】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
エチル−、エトキシ−、−CF
3、−O−CF
3、イソ−プロピル−、イソ−プロポキシ−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0092】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
−CF
3、イソ−プロポキシ−、−O−CF
3
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0093】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が−O−CF
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0094】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
エチル−、エトキシ−、イソ−プロピル−、イソ−プロポキシ−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0095】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
−C(H)(CH
3)
2、−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0096】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN、−C(H)(CH
3)
2
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0097】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
1が
−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN、−C(H)(CH
3)
2、−C(=O)OH
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0098】
本発明は、R
4が水素原子またはハロゲン原子を表す、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0099】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
4が水素原子またはフッ素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0100】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
4が水素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0101】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
4がフッ素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0102】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−CH
2−CH
2−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−CH
2−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−O−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−O−、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、*は前記基と分子の残りとの付着点を示す)
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0103】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−CH
2−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−CH
2−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−O−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−O−、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、*は前記基と分子の残りとの付着点を示す)
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0104】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0105】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−およびR
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0106】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
1〜C
2−アルキル)−およびR
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
2−アルキル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0107】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5がR
13OC(=O)−CH
2−CH
2−CH
2−を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0108】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5がR
13OC(=O)−CH
2−CH
2−を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0109】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5がR
13OC(=O)−CH
2−を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0110】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
−CH
2−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−CH
2−C(=O)−OH
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0111】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が−CH
2−CH
2−C(=O)−O−CH
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0112】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が−CH
2−CH
2−C(=O)−OHを表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0113】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−C(=O)−OH
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0114】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が−CH
2−C(=O)−O−CH
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0115】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が−CH
2−C(=O)−OHを表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0116】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5がR
14(R
15)NC(=O)−CH
2−CH
2−を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0117】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
−CH
2−CH
2−C(=O)−NH
2、−CH
2−CH
2−C(=O)−N(CH
3)
2
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0118】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
2〜C
4−アルケニル)−およびR
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
4−アルケニル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0119】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
2−アルケニル)−およびR
14(R
15)NC(=O)−(C
2−アルケニル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0120】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
2−アルケニル)−およびR
14(R
15)NC(=O)−(C
2−アルケニル)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0121】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、*は前記基と分子の残りとの付着点を示す)
を表す、一般式(I)の化合物に関する。
【0122】
特に、本発明は、R
5が−C(H)=C(H)−C(=O)−OH、−C(H)=C(H)−C(=O)−O−CH
3から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0123】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、*は前記基と分子の残りとの付着点を示す)
を表す、一般式(I)の化合物に関する。
【0124】
特に、本発明は、R
5が−CH
2−CH
2−C(=O)−NH
2、−CH
2−CH
2−C(=O)−N(CH
3)
2から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0125】
特に、本発明は、R
5が−CH
2−C(=O)−NH
2、−CH
2−C(=O)−N(CH
3)
2から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0126】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−およびR
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0127】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
R
13OC(=O)−CH
2−O−およびR
14(R
15)NC(=O)−CH
2−O−
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0128】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
−O−CH
2−C(=O)−O−C(CH
3)
3、−O−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−シクロプロピル、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−N(CH
3)−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−C(=O)−N(CH
3)−CH
2−C(=O)−OH
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0129】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
−O−CH
2−C(=O)OH、−O−CH
2−C(=O)OC(CH
3)
3、−CH=CH−C(=O)OH、−CH=CH−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−CH
2−C(=O)OH、−CH=CH−C(=O)−NH
2、−CH=CH−C(=O)−N(CH
3)
2、−CH
2−CH
2−C(=O)−NH
2、−CH
2−CH
2−C(=O)−N(CH
3)
2、−O−CH
2−C(=O)OH、−O−CH
2−CH
2−CH
2−C(=O)OH、−O−CH
2−C(=O)−NH−CH
2−C(=O)OH、−O−CH
2−C(=O)−NH−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−NH−(シクロプロピル)
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0130】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
5が
−O−CH
2−C(=O)−O−C(CH
3)
3、−O−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−シクロプロピル、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−N(CH
3)−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−C(=O)−N(CH
3)−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−CH
2−C(=O)−NH
2、−CH
2−CH
2−C(=O)−N(CH
3)
2、−C(H)=C(H)−C(=O)−OH、−C(H)=C(H)−C(=O)−O−CH
3、−C(H)=C(H)−C(=O)−NH
2、−C(H)=C(H)−C(=O)−N(CH
3)
2
から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0131】
本発明は、R
6が水素原子またはハロゲン原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0132】
好ましい実施形態では、本発明は、R
6が水素原子またはハロゲン原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S−、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0133】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6が水素原子またはハロゲン原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0134】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6がH、−CH
3、−O−CH
3または−CH
2−O−CH
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0135】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6がH、F、−CH
3、−O−CH
3または−CH
2−O−CH
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0136】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6が水素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0137】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6がハロゲン原子、好ましくはフッ素または塩素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0138】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6がメチル−基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0139】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6がメトキシ−基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0140】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
6が−CH
2−O−CH
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0141】
本発明は、R
8がC
1〜C
3−アルキル基を表す、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0142】
好ましい実施形態では、本発明は、R
8がC
1〜C
2−アルキル基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0143】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
8がメチル基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0144】
本発明は、R
9、R
10およびR
11が互いに独立に、水素およびC
1〜C
3−アルキルから選択される、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0145】
好ましい実施形態では、本発明は、R
9、R
10およびR
11が互いに独立に、水素およびメチルから選択される、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0146】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
8がメチル基を表し、R
9が水素原子またはメチル基を表し、R
10がメチル基を表し、R
11がメチル基を表す、上記の式(I)の化合物に関する。
【0147】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
8がメチル基を表し、R
9が水素原子を表し、R
10がメチル基を表し、R
11がメチル基を表す、上記の式(I)の化合物に関する。
【0148】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
8がメチル基を表し、R
9がメチル基を表し、R
10がメチル基を表し、R
11がメチル基を表す、上記の式(I)の化合物に関する。
【0149】
本発明は、R
13が水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−および(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0150】
好ましい実施形態では、本発明は、R
13が水素原子またはC
1〜C
4−アルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−および(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0151】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
13が水素原子またはC
1〜C
4−アルキル−基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0152】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
13が水素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0153】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
13がC
1〜C
4−アルキル−基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0154】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
13が−H、−CH
3または−C(CH
3)
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0155】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
13が−Hを表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0156】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
13が−CH
3を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0157】
本発明は、R
14およびR
15が互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
2〜C
6−アルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、H
2N−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)N(H)(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいはR
14およびR
15はこれらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;前記4〜6員ヘテロシクロアルキルが場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルが場合により2個のハロゲン原子で置換されている、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0158】
好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15が互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
2〜C
3−アルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、H
2N−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)N(H)(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、ピリジニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0159】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15が互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0160】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15が互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0161】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15が互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−およびフェニルから選択され;
フェニル基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0162】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15が互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−およびフェニルから選択される、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0163】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15がこれらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;前記4〜6員ヘテロシクロアルキルが場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルが場合により2個のハロゲン原子で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0164】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14およびR
15がこれらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0165】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14が水素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0166】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
14がメチル基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0167】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
15が水素原子または−CH
3、シクロプロピル、−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−C(=O)−O−CH
3、フェニルおよびピリジニルから選択される基を表し、
フェニルおよびピリジニル基が場合により互いに独立に、F、Cl、−CH
3、−CHF
2、−CF
3、−OCHF
2、−OCF
3、−C(=O)OCH
3から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0168】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
15が水素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0169】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
15がメチル基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0170】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
15がシクロプロピル基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0171】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
15が−CH
2−C(=O)−OH基または−CH
2−C(=O)−O−CH
3基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0172】
本発明は、R
16が水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、HO−(C
1〜C
6−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、アリール、ヘテロアリールおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物を網羅する。
【0173】
好ましい実施形態では、本発明は、R
16が水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、HO−(C
1〜C
3−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニル、ヘテロアリールおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;フェニルおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0174】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
16が水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;フェニル基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0175】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
16が水素原子またはC
1〜C
3−アルキル−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;フェニル基が場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0176】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
16が水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−およびフェニルから選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0177】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
16が水素原子を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0178】
別の好ましい実施形態では、本発明は、R
16がC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルおよび(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択される基を表す、上記の一般式(I)の化合物に関する。
【0179】
本発明はまた上記好ましい実施形態の任意の組み合わせに関することも理解されるべきである。
【0180】
組み合わせのいくつかの例を以下で示す。しかしながら、本発明はこれらの組み合わせに限定されない。
【0181】
好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはハロゲン原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−および(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択される基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
2〜C
6−アルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、H
2N−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)N(H)(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、HO−(C
1〜C
6−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、アリール、ヘテロアリールおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物を網羅する。
【0182】
別の好ましい実施形態では、本発明は、
R
1がハロゲン原子または
C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S(=O)
2−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15、−N(R
14)C(=O)R
16、アリール−O−、アリール−(C
1〜C
3−アルキル)−、ヘテロアリール−O−およびヘテロアリール−(C
1〜C
3−アルキル)−
から選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されており;
R
2が水素原子を表し;
R
3が水素原子を表し;
R
4が水素原子を表し;
R
5が
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6が水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
6−アルキル、C
1〜C
6−アルコキシ、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
6−ハロアルキル、C
1〜C
6−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
6−アルキル)−S−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)−、(C
1〜C
6−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
6−ハロアルキル)−S−、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16
から選択される基を表し;
R
7が水素原子を表し;
R
8がC
1〜C
3−アルキル基を表し;
R
9、R
10およびR
11が
互いに独立に、水素およびC
1〜C
3−アルキルから選択され;
R
12が水素原子を表し;
R
13が水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−および(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択される基を表し;
R
14およびR
15が
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
2〜C
6−アルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、H
2N−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)N(H)(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15が
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルが場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルが場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、HO−(C
1〜C
6−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、アリール、ヘテロアリールおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基が場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている、
上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0183】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−および(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択される基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
2〜C
6−アルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、H
2N−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)N(H)(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)NH
2から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル、HO−(C
1〜C
6−アルキル)−、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
6−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
6−アルキル)−、アリール、ヘテロアリールおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
アリールおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OR
13および−C(=O)N(R
14)R
15から選択される1個または2個の置換基で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0184】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはハロゲン原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
4−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
フェニル基は場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0185】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−C(=O)N(R
14)R
15、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
4−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
フェニル基は場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0186】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはハロゲン原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
4−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
フェニル基は場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0187】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
4−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合によりC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、C
3〜C
6−シクロアルキル、C
3〜C
6−シクロアルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲンおよびシアノから選択される1個の置換基で置換されている;
または前記4〜6員ヘテロシクロアルキルは場合により2個のハロゲン原子で置換されており;
R
16は水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
フェニル基は場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0188】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはハロゲン原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
4−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
4−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
4−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
R
16は水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
フェニル基は場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0189】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、(C
1〜C
3−アルキル)−S(=O)
2−、(C
1〜C
3−ハロアルキル)−S−、−C(=O)OR
13、−N(R
14)R
15および−N(R
14)C(=O)R
16から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
4−アルケニル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
4−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはハロゲン原子または
C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシおよびC
1〜C
2−アルコキシ−C
1〜C
2−アルキル−
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
4−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
3−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
3−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
3−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
3−アルキル)−およびピリジニル−(C
1〜C
3−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびピリジニル基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている;
あるいは
R
14およびR
15は
これらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキルを形成し;
R
16は水素原子またはC
1〜C
3−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
3〜C
6−シクロアルキル)−、C
1〜C
3−ハロアルキル、(C
1〜C
3−アルコキシ)−(C
1〜C
3−アルキル)−、フェニルおよび4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択される基を表し;
フェニル基は場合により1個または2個のハロゲン原子で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0190】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシおよび−C(=O)OR
13から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはフッ素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはフッ素原子または
C
1〜C
3−アルキルおよびC
1〜C
3−アルコキシ
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0191】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−ハロアルキル−基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0192】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−アルコキシ、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシおよび−C(=O)OR
13から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子またはフッ素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−、R
14(R
15)NC(=O)−(C
1〜C
3−アルコキシ)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子またはフッ素原子または
C
1〜C
3−アルキルおよびC
1〜C
3−アルコキシ
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−H、−H、−CH
3、−CH
3;
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル基を表し;
R
14およびR
15は
互いに独立に、水素、C
1〜C
6−アルキル、C
3〜C
6−シクロアルキル、HO−(C
2〜C
6−アルキル)−、(C
1〜C
3−アルキル)
2N(C
2〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、4〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、フェニル−(C
1〜C
6−アルキル)−およびヘテロアリール−(C
1〜C
6−アルキル)−から選択され;
フェニルおよびヘテロアリール基は場合により互いに独立に、C
1〜C
3−アルキル、C
1〜C
3−ハロアルキル、C
1〜C
3−ハロアルコキシ、ハロゲンおよび−C(=O)OR
13から選択される1個または2個の置換基で置換されている)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0193】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1はC
1〜C
3−ハロアルキル−基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−(C
1〜C
6−アルキル)−、R
13OC(=O)−(C
2〜C
6−アルケニル)−
から選択される基を表し;
R
6は水素原子を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子またはC
1〜C
6−アルキル−基を表す)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0194】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1は
−C(H)(CH
3)
2、−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN
から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
R
13OC(=O)−CH
2−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−CH
2−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−、R
13OC(=O)−CH
2−O−、R
14(R
15)NC(=O)−CH
2−O−、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、*は前記基と分子の残りとの付着点を示す)
から選択される基を表し;
R
6は
−H、−CH
3、−O−CH
3
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表し;
R
13は水素原子または−CH
3、−C(CH
3)
3から選択される基を表し;
R
14は水素原子またはメチル基を表し;
R
15は水素原子または
メチル、シクロプロピル、−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−C(=O)−O−CH
3
から選択される基を表す)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0195】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1は
−C(H)(CH
3)
2、−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN
から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
−O−CH
2−C(=O)−O−C(CH
3)
3、−O−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−シクロプロピル、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−N(CH
3)−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−O−CH
2−C(=O)−N(H)−CH
2−C(=O)−OH、−O−CH
2−C(=O)−N(CH
3)−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−CH
2−C(=O)−NH
2、−CH
2−CH
2−C(=O)−N(CH
3)
2、−C(H)=C(H)−C(=O)−OH、−C(H)=C(H)−C(=O)−O−CH
3、−C(H)=C(H)−C(=O)−NH
2、−C(H)=C(H)−C(=O)−N(CH
3)
2
から選択される基を表し;
R
6は
−H、−CH
3、−O−CH
3
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3;または
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表す)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0196】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1は
−C(H)(CH
3)
2、−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN
から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
−CH
2−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−C(=O)−OH
から選択される基を表し;
R
6は
−H、−CH
3、−O−CH
3、−CH
2−O−CH
3
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−CH
3、−H、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表す)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0197】
別の好ましい実施形態では、本発明は、一般式(I):
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
1は
−C(H)(CH
3)
2、−CF
3、−O−CF
3、−S−CF
3、−O−CH
2−CH
3、−O−C(H)(CH
3)
2、−CN
から選択される基を表し;
R
2は水素原子を表し;
R
3は水素原子を表し;
R
4は水素原子を表し;
R
5は
−CH
2−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−CH
2−C(=O)−OH、−CH
2−C(=O)−O−CH
3、−CH
2−C(=O)−OH
から選択される基を表し;
R
6は水素原子または
−CH
3、−O−CH
3、−CH
2−O−CH
3
から選択される基を表し;
R
7は水素原子を表し;
R
8、R
9、R
10、R
11は
−CH
3、−CH
3、−CH
3、−CH
3
を表し;
R
12は水素原子を表す)
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはこれらの混合物に関する。
【0198】
本発明は、上記の一般式(I)の化合物の本発明の任意の実施形態または態様内の任意の部分的組み合わせに関することが理解されるべきである。
【0199】
さらに、本発明は、下記の本文の実施例節で開示される一般式(I)の化合物を網羅する。
【0200】
別の態様によると、本発明は、本明細書の実験節で記載されるステップを含む、本発明の化合物を調製する方法を網羅する。
【0201】
さらなる態様によると、本発明は、上記の一般式(I)の化合物の調製に有用な中間体化合物を網羅する。
【0202】
特に、本発明は、一般式(II):
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の中間体化合物;および
一般式(IV):
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の中間体化合物を網羅する。
【0203】
さらに、本発明は、下記の本文の実施例節で開示される中間体化合物を網羅する。
【0204】
さらなる態様によると、本発明は、上に定義される一般式(I)の化合物を調製するための、一般式(II):
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の中間体化合物の使用を網羅する。
【0205】
さらに別の態様によると、本発明は、上に定義される一般式(I)の化合物を調製するための、一般式(IV):
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の中間体化合物の使用を網羅する。
【0206】
さらなる態様によると、本発明は、疾患の治療または予防に使用するための、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物に関する。
【0207】
さらなる態様によると、本発明は、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む医薬組成物に関する。
【0208】
特に、医薬組成物は、
−上記の一般式(I)の化合物から選択される1種または複数の第1の有効成分と、
−化学療法抗癌剤(下記参照)から選択される1種または複数の第2の有効成分と
を含む。
【0209】
さらなる態様によると、本発明は、疾患を治療または予防するための、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物の使用に関する。
【0210】
さらなる態様によると、本発明は、疾患を治療または予防するための医薬品を調製するための、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物の使用に関する。
【0211】
前記の疾患は特に、制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応の疾患であり、特に、制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応の疾患は血液系腫瘍、固形腫瘍および/またはこれらの転移、例えば、白血病および骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、頭頸部腫瘍(脳腫瘍および脳転移を含む)、胸部腫瘍(非小細胞および小細胞肺腫瘍を含む)、胃腸腫瘍、内分泌腫瘍、乳房および他の婦人科腫瘍、泌尿器腫瘍(腎臓、膀胱および前立腺腫瘍を含む)、皮膚腫瘍、および肉腫、ならびに/あるいはこれらの転移である。
【発明を実施するための形態】
【0212】
実験節
以下の表1は、本文中で説明しない限り、この段落および実施例節で使用される略語を列挙する。NMRピーク形態はスペクトルに現れる通りに言及し、考えられる高次効果は考慮しなかった。化学名はACD labsのICS命名ツールを使用して作成した。いくつかの場合、商業的に入手可能な試薬の一般的に受け入れられている名称をICS命名ツール作成名の代わりに使用した。
【0213】
【表1A】
[この文献は図面を表示できません]
【表1B】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
他の略語は、それ自体当業者にとって慣例の意味を有する。
【0215】
本出願に記載される本発明の種々の態様を以下の実施例によって示すが、これらは本発明を限定することを何ら意図していない。
【0216】
化合物の合成(概説)
以下のスキームおよび一般的手順は、本発明の一般式(I)の化合物への一般的な合成経路を示すが、限定的であることを意図していない。スキーム1〜3に例示されている変換の順序を様々に修正することができることが当業者に自明である。そのため、スキーム1〜3に例示されている変換の順序は限定的であることを意図していない。さらに、例示の変形の前および/または後で、置換基、例えば、残基R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6およびR
7の相互変換を行うことができる。これらの修飾は、例えば、保護基の導入、保護基の切断、官能基の還元もしくは酸化、ハロゲン化、金属化、置換または当業者に知られている他の反応などであり得る。これらの変換には、置換基のさらなる相互変換を可能にする官能基を導入するものが含まれる。適当な保護機ならびにその導入および切断は当業者に周知である(例えば、T.W.GreeneおよびP.G.M.WutsのProtective Groups in Organic Synthesis、第3版、Wiley 1999参照)。
【0217】
スキーム1:
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
(R
1、R
2、R3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11およびR
12は上に定義される通りであり、Xはハロゲン原子を表す。)
【0218】
式(II)の適当に官能化されたジアミンを、0℃〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には70℃で、適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフランなど)中およびカルボジイミド(例えば、ジイソプロピルカルボジイミドなど)またはEDCの存在下で、一般式(III)のチオイソシアネートと反応させることができる。チオイソシアネート(III)は商業的に入手可能な既知の化合物である、または当業者によって既知の方法により既知の化合物から形成され得る。
【0219】
一般式(II)のジアミンは、還元によって一般式3のニトロアニリンから得ることができる。還元のために、当業者に知られている全ての方法を適用することができる。ニトロアニリン3を、0℃〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には室温で、適当な溶媒(例えば、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、メタノールまたはエタノールなど)中および金属触媒(例えば、パラジウム炭など)の存在下、1bar〜100barの間の圧力で、水素雰囲気下で水素化することができる。適当な酸(例えば、塩酸または酢酸など)の添加が必要となり得る。あるいは、一般式3のニトロアニリンを、室温〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には70℃で、適当な溶媒(例えば、水、メタノールもしくはエタノールまたはこれらの混合物など)中、鉄/NH
4Clまたは塩化スズ(II)を用いて還元することができる。
【0220】
一般式3のニトロアニリンは、室温〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には50〜70℃で、適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフランなど)中および適当な塩基(例えば、炭酸カリウムまたはトリエチルアミンなど)の存在下で、一般式2のアミンによる求核置換によって、一般式1のニトロアレーンから得ることができる。一般式2のアミンを用いる代わりに、その対応するアンモニウム塩を同様に使用することもできる。ニトロアレーン1およびアミン2またはその対応するアンモニウム塩は商業的に入手可能な既知の化合物である、または当業者によって既知の方法により既知の化合物から形成され得る。
【0221】
スキーム2:
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
(R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上に定義される通りである。)
【0222】
還元的アミノ化を介した一般式3のニトロアニリンへの代替経路をスキーム2に概説する。ニトロアニリン4を、0℃〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には室温で、適当な溶媒(例えば、ジクロロメタンまたはジクロロエタンなど)中および還元剤(例えば、水素化ホウ素ナトリウムまたはナトリウムトリアセトキシボロヒドリドなど)の存在下、シクロヘキサノン5と反応させることができる。酸(例えば、トリフルオロ酢酸など)を反応混合物に添加することが必要となり得る。ニトロアニリン4およびシクロヘキサノン5は商業的に入手可能な既知の化合物である、または当業者によって既知の方法により既知の化合物から形成され得る。
【0223】
スキーム3:
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
(R
1、R
2、R
3、R4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11およびR
12は上に定義される通りである。)
【0224】
適当に官能化されたクロロベンズイミダゾール(IV)を、室温〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には110℃で、適当な溶媒(例えば、NMPなど)中、一般式(V)のアニリンと反応させることができる。アニリン(V)は商業的に入手可能な既知の化合物である、または当業者によって既知の方法により既知の化合物から形成され得る。
【0225】
クロロベンズイミダゾール(IV)は、室温〜試薬の沸点の間の温度、典型的には105℃で、塩素化剤(例えば、三塩化リンなど)中での反応によって一般式6のベンズイミダゾロンから得ることができる。一般式6のベンズイミダゾロンは、室温〜溶媒の沸点の間の温度、典型的には50℃で、適当な溶媒(例えば、DMFまたはテトラヒドロフランなど)中、一般式(II)の適当に官能化されたジアミンから、カルボン酸同等物(例えば、CDIなど)、ホスゲンまたはホスゲン誘導体との反応によって合成することができる。
【0226】
実施形態によると、本発明はまた、上に定義される一般式(I)の化合物を調製する方法であって、一般式(II):
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の中間体化合物を、一般式(III):
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
1、R
2およびR
3は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の化合物と反応させて、
それによって一般式(I):
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11およびR
12は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の化合物を得るステップを含む方法に関する。
【0227】
別の実施形態によると、本発明はまた、上に定義される一般式(I)の化合物を調製する方法であって、一般式(IV):
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10およびR
11は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の中間体化合物を、一般式(V):
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
1、R
2、R
3およびR
12は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の化合物と反応させて、
それによって一般式(I):
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11およびR
12は上記の一般式(I)の化合物について定義される通りである)
の化合物を得るステップを含む方法に関する。
【0228】
総論
その合成が実験部に記載されていない全ての試薬は、商業的に入手可能である、または既知の化合物である、または当業者によって既知の方法により既知の化合物から形成され得る。
【0229】
本発明の方法により製造された化合物および中間体は精製を必要とし得る。有機化合物の精製は当業者に周知であり、同化合物を精製するいくつかの方法が存在し得る。いくつかの場合、精製は必要でない場合もある。いくつかの場合、結晶化によって化合物を精製することができる。いくつかの場合、適当な溶媒を用いて不純物を攪拌することができる。いくつかの場合、例えば、予備充填シリカゲルカートリッジ、例えば、Biotage SNAPカートリッジKP−Sil(登録商標)またはKP−NH(登録商標)をBiotage自動精製装置システム(SP4(登録商標)またはIsolera Four(登録商標))および溶離液(ヘキサン/酢酸エチルまたはDCM/メタノールの勾配など)と組み合わせて使用して、クロマトグラフィー、特にフラッシュカラムクロマトグラフィーによって化合物を精製することができる。いくつかの場合、例えば、ダイオードアレイ検出器および/またはオンラインエレクトロスプレーイオン化質量分析計を備えるWaters自動精製装置を適当な予備充填逆相カラムおよび溶離液、例えば、トリフルオロ酢酸、ギ酸またはアンモニア水などの添加剤を含み得る水およびアセトニトリルの勾配と組み合わせて使用して、分取HPLCによって化合物を精製することができる。
【0230】
いくつかの場合、上記の精製方法によって、塩の形態の十分に塩基性または酸性官能性を有する本発明の化合物、例えば、十分に塩基性の本発明の化合物の場合、例えば、トリフルオロ酢酸塩もしくはギ酸塩、または十分に酸性の本発明の化合物の場合、例えば、アンモニウム塩を得ることができる。この種の塩を、当業者に知られている種々の方法によって、それぞれその遊離塩基もしくは遊離酸型に変換することができる、または後の生物学的アッセイに塩として使用することができる。本明細書で単離および記載される本発明の化合物の特定の形態(例えば、塩、遊離塩基等)は、必ずしも特定の生物学的活性を定量化するために前記化合物を生物学的アッセイに適用することができる唯一の形態ではない。
【0231】
UPLC−MS標準的手順
分析UPLC−MSを下記のように行った。質量(m/z)は、ネガティブモードを示さない限り(ES−)、ポジティブモードエレクトロスプレーイオン化から報告する。大部分で、方法Aを使用する。そうでない場合は指示する。
【0232】
UPLC−MS方法A
機器:Waters Acquity UPLC−MS SQD 3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0〜1.6分1〜99%B、1.6〜2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入:2μL;DADスキャン:210〜400nm。
【0233】
UPLC−MS方法B
機器:Waters Acquity UPLC−MS SQD 3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0〜1.6分1〜99%B、1.6〜2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入:2μL;DADスキャン:210〜400nm;ELSD。
【0234】
UPLC−MS方法C
機器:Waters Acquity UPLC−MS ZQ4000;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;溶離液A:水+0.05%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル+0.05%ギ酸;勾配:0〜1.6分1〜99%B、1.6〜2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入:2μL;DADスキャン:210〜400nm。
【0235】
UPLC−MS方法D
機器:Waters Acquity UPLC−MS ZQ4000;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0〜1.6分1〜99%B、1.6〜2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入:2μL;DADスキャン:210〜400nm;ELSD。
【0236】
UPLC−MS方法E
機器:Waters Acquity UPLC−MS ZQ2000;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0〜1.6分1〜99%B、1.6〜2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入:1μL;DADスキャン:210〜400nm;ELSD。
【0237】
UPLC−MS方法F
機器:Waters Acquity UPLC−MS ZQ2000;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0〜1.6分1〜99%B、1.6〜2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入:1μL;DADスキャン:210〜400nm;ELSD。
【0238】
UPLC−MS方法G
機器:Waters Acquity UPLC−MS;カラム:XBridge BEH C18 2.5μm 2.1x50mm;溶離液A:10mM重炭酸アンモニウムpH10、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0.80分で2〜98%B、1.30分まで98%Bで維持;流量0.8mL/分;検出:Waters Acquity Autosampler(UPLC LG 500nm)。
【0239】
UPLC−MS方法H
機器:Waters Acquity UPLC−MS;カラム:XBridge BEH C18 2.5μm 2.1x50mm;溶離液A:10mM重炭酸アンモニウムpH10、溶離液B:アセトニトリル;勾配:4.00分で2〜98%B、4.70分まで98%Bで維持;流量0.8mL/分;検出:Waters Acquity Autosampler(UPLC LG 500nm)。
【0240】
LC−MS標準的手順
分析LC−MSを下記のように行った。質量(m/z)は、ネガティブモードを示さない限り(ES−)、ポジティブモードエレクトロスプレーイオン化から報告する。
【0241】
LC−MS法A
機器:Waters Alliance 2695 HPLC Pump;カラム:XBridge C18 2.5μm 2.1x20mm;溶離液A:10mM重炭酸アンモニウムpH10、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0.18分まで0%B、2.00分まで0〜95%B、2.60分まで95%Bで維持;流量1mL/分;検出:Waters 996 PDA 215〜350nm;実行時間:3.10分。
【0242】
NMRピーク形態はスペクトルに現れる通りに言及し、考えられる高次効果は考慮しなかった。
【0243】
得られた一般式(I)のベンズイミダゾールはキラルであり得、キラルHPLCによってそのジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーに分離することができる。
中間体
【0244】
中間体1−1
(±)3−フルオロ−N
1−[(トランス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミンおよび(±)3−フルオロ−N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−フルオロ−2−ニトロ−N−(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アニリン
2,6−ジフルオロニトロベンゼン(商業的に入手可能)10g(62.86mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能)8.87g(62.86mmol)をテトラヒドロフラン178mLに加えた。炭酸カリウム9.56g(69.14mmol)を添加した後、反応混合物を50℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発乾固すると赤色油性残渣が得られ、これを酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機相を水(100mL)および食塩水(100mL)で抽出した。乾燥(硫酸ナトリウム)後、溶媒を蒸発させると、暗赤色油18.6g(>100%)が得られた。この粗物質1.5gを分析的理由のためにカラムクロマトグラフィー(Biotage、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、所望の生成物(立体異性体の混合物)1.35gが得られたが、これはまだわずかに汚染されていた。
UPLC−MS(方法B):R
t=1.65分;m/z=281(ES+、M+1)。
ステップ2:(±)3−フルオロ−N
1−[(トランス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミンおよび(±)3−フルオロ−N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン
ステップ1からの3−フルオロ−2−ニトロ−N−(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アニリン18.5g(65.99mmol)を酢酸エチル(603mL)に溶解した。Pd/C1.4g(13.2mmol)を添加した後、反応混合物を水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発させた後、所望の生成物(粗)18.7g(>100%)が得られた。マルチカラムクロマトグラフィー(Biotage、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)、引き続いてHPLCによる精製によって、純粋なトランスジアステレオマー(ラセミ体として)0.12gおよび純粋なシスジアステレオマー(ラセミ体として)6.75gが得られた。さらに、主にシスジアステレオマーおよび3.7%のトランスジアステレオマーを含有している物質3.28gを単離した。
UPLC−MS(方法B):R
t=1.49および1.55分;m/z=それぞれ251(ES+、M+1)。
【0245】
中間体1−2
(±)4−ブロモ−N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン
【化39】
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ステップ1:4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アニリン
4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(商業的に入手可能)17g(77.27mmol)をテトラヒドロフラン308mLに加えた。炭酸カリウム11.75g(84.99mmol)を添加した後、反応混合物を室温で10分間攪拌した。3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能)10.92g(77.27mmol)を添加し、反応混合物を50℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。水相を酢酸エチルで2回再抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥させた(硫酸ナトリウム)。溶媒を蒸発させると、所望の生成物28.3g(97%)が立体異性体の混合物として得られた。
UPLC−MS:R
t=1.78分;m/z=341(ES+、M+1)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.72−1.03(m,11H),1.13(t,1H),1.29−1.39(m,1H),1.59−1.89(m,2H),1.91−2.05(m,1H),3.70−3.90(m,1H),7.12(d,1H),7.64(dd,1H),7.82(d,1H),8.15(d,1H).
ステップ2:(±)4−ブロモ−N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン
ステップ1からの粗生成物、4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アニリン28.3g(82.93mmol)をメタノール(366mL)に溶解した。塩化スズ(II)ニ水和物66.83g(290mmol)を添加した後、反応混合物を70℃で12時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を酢酸エチルで希釈した。水および食塩水で洗浄した後、有機相を乾燥させ、溶媒を除去した。カラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって残渣を精製すると、標記化合物27g(99%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.54分;m/z=311(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.72−1.02(m,11H),1.09−1.21(m,1H),1.29−1.39(m,1H),1.54−1.75(m,2H),1.85−2.02(m,1H),3.40−3.60(m,1H),6.74−6.92(m,2H),6.99(d,1H).
【0246】
中間体1−3
(±)tert−ブチル(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェノキシ)アセテート
【化40】
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ステップ1:tert−ブチル(4−フルオロ−3−ニトロフェノキシ)アセテート
4−フルオロ−3−ニトロフェノール10g(63.65mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド50mLに溶解した。水素化ナトリウム(鉱物油中60%)2.8g(70.02mmol)を添加した後、反応混合物を20分間攪拌した。tert−ブチルブロモアセテート12.54g(63.65mmol)を添加し、攪拌を室温で一晩続けた。反応混合物を重炭酸ナトリウムで希釈した。メチル−tert−ブチルエーテルで抽出した(2回)後、合わせた有機相を蒸発乾固すると、出発材料で汚染された生成物が得られた。そのため、メチル−tert−ブチルエーテルを添加し、混合物を1N NaOHで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、乾燥させた(硫酸ナトリウム)。溶媒を蒸発させた後、所望の生成物(わずかに汚染されている)18.06g(>100%)が得られ、これをさらには精製することなく次のステップに使用した。
ステップ2:tert−ブチル{3−ニトロ−4−[(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}アセテート
ステップ1からのtert−ブチル(4−フルオロ−3−ニトロフェノキシ)アセテート10g(36.87mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能)5.21g(36.87mmol)をテトラヒドロフラン105mLに加えた。炭酸カリウム6.11g(44.20mmol)を添加した後、反応混合物を50℃で96時間攪拌した。反応が不完全であったため、さらに0.2当量のアミンおよび炭酸カリウムを添加し、50℃での攪拌を3時間続けた。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を水で希釈した。酢酸エチルで抽出した(2回)後、合わせた有機相を食塩水で洗浄し、乾燥させた(硫酸ナトリウム)。溶媒を蒸発させると、所望の、しかしながら、汚染された生成物13g(81%)が得られ、これをさらには精製することなく次のステップに使用した。
UPLC−MS:R
t=1.72分;m/z=393(ES+、M+1)。
ステップ3:(±)tert−ブチル(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェノキシ)アセテート
ステップ2からのtert−ブチル{3−ニトロ−4−[(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}アセテート13g(33.12mmol)を酢酸エチル(104mL)に溶解した。Pd/C0.70g(6.62mmol)を添加した後、反応混合物を水素雰囲気下室温で24時間攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発させた後、所望の生成物(粗)15g(>100%)が得られた。マルチカラムクロマトグラフィー(Biotage、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物7.65g(62%)が得られた。
UPLC−MS(方法B):R
t=1.59分;m/z=363(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.79−0.98(m,11H),1.27−1.45(m,11H),1.56−1.70(m,2H),1.87−1.99(m,1H),3.21(br.s.,1H),3.60(d.,1H),4.37(s,2H),4.59(s,2H),5.98(dd,1H),6.16(d,1H),6.35(d,1H).
【0247】
中間体1−4
(±)メチル3−アミノ−4−{[(トランス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートおよび(±)メチル3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート
【化41】
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ステップ1:メチル3−ニトロ−4−[(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
メチル4−フルオロ−3−ニトロベンゾエート(商業的に入手可能)22.7g(113.99mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能)16.1g(113.99mmol)をテトラヒドロフラン460mLに加えた。炭酸カリウム17.34g(125.39mmol)を添加した後、反応混合物を50℃で45時間加熱した。固体をガラス繊維フィルタを介して濾別し、酢酸エチルで洗浄し、捨てた。濾液を水(200mL)および酢酸エチル(450mL)で希釈した。15分間激しく攪拌した後、有機相を分離した。水相を酢酸エチル(250mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を水(150mL)および食塩水(150mL)で洗浄した。乾燥(硫酸ナトリウム)後、溶媒を蒸発させると、梔子色固体(立体異性体の混合物)35.9g(93%)が得られ、これをさらには精製することなく次のステップに使用した。
UPLC−MS:R
t=1.67分;m/z=321(ES+、M+1)。
ステップ2:メチル3−アミノ−4−{[(トランス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートおよびメチル3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート
ステップ1からのメチル3−ニトロ−4−[(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート15g(46.82mmol)を酢酸エチル(706mL)に溶解した。Pd/C0.98g(9.18mmol)を添加した後、反応混合物を水素雰囲気下室温で7時間攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発させた後、残渣をカラムクロマトグラフィー(Biotage、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、トランスジアステレオマー(ラセミ体として)0.6g(4.2%)およびシスジアステレオマー(ラセミ体として)9.99g(70%)が得られた。
トランス:
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.81−0.97(m,10H),1.21−1.33(m,2H),1.38(d,1H),1.62(d,1H),1.72(d,1H),1.99−2.13(m,1H),3.68−3.78(br.,4H),4.74(br.,3H),6.42(d,1H),7.14−7.24(m,2H).
シス:
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.68−1.06(m,12H),1.35(d,1H),1.62−1.79(m,2H),1.91−2.03(m,1H),3.42−3.57(m,1H),3.70(s,3H),4.72(s,2H),4.82(d,1H),6.45(d,1H),7.11−7.22(m,2H).
【0248】
中間体1−5
(±)N
1−[(トランス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミンおよび(±)N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン
【化42】
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中間体1−5を中間体1−1と同様に合成した。
トランス:
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.84−0.97(m,7H),0.98(s,3H),1.19−1.42(m,3H),1.56−1.65(m,1H),1.71(d,1H),1.90−2.10(m,1H),3.58−3.65(m,1H),3.93(d,1H),4.39(s,2H),6.34−6.45(m,2H),6.45−6.60(m,2H).
シス:
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.60−1.00(m,12H),1.32(d,1H),1.56−1.75(m,2H),1.95(d,1H),3.25−3.41(m,1H),3.98(d,1H),4.41(s,2H),6.27−6.52(m,4H).
【0249】
中間体1−9
(±)tert−ブチル4−(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェノキシ)ブタノエート
【化43】
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中間体1−9を中間体1−3と同様に合成した。
UPLC−MS:R
t=1.23分;m/z=391(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.57−0.96(m,10H),1.32(d,1H),1.40(s,9H),1.55−1.73(m,2H),1.76−2.00(m,3H),2.30(t,2H),3.12−3.27(m,1H),3.52(d,1H),3.75(t,2H),4.54(s,2H),5.96−6.07(m,1H),6.17(d,1H),6.36(d,1H).
【0250】
中間体1−14
tert−ブチル{3−アミノ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}アセテート
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
中間体1−14を中間体1−3と同様に合成した。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ[ppm]=0.88(s,6H),0.86−1.27(m,4H),1.04(s,6H),1.41(s,9H),1.70(br.d,2H),3.36(m
c,1H),3.61(br.d,1H),4.37(s,2H),4.58(br.s.,2H),6,00(m,1 H),6.18(d,1H),6.34(d,1H).
LC−MS(方法B):R
t=1.60分;MS(ES+、M+1):377。
【0251】
中間体1−19
tert−ブチル{3−アミノ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}カルバメート
【化45】
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ステップ1:tert−ブチル{3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}カルバメート
tert−ブチル(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)カルバメート(CAS番号[332370−72−6];1.08g、4.22mmol)のTHF(17mL)中溶液を炭酸カリウム(2.00当量、1.17g、8.43mmol)および3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサンアミン塩酸塩(商業的に入手可能;1.00当量、0.808g、4.22mmol)で処理し、60℃で4日間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液を水と酢酸エチルに分配し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた赤色油をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(971mg、58%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.92(s,6H),1.06−1.14(m,9H),1.25−1.28(m,1H),1.47(s,9H),1.75−1.78(m,2H),3.82−3.91(m,1H),7.04(d,1H),7.54(dd,1H),7.74(d,1H),8.33(br.s.,1H),9.34(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=392;R
t=1.72分。
ステップ2:tert−ブチル{3−アミノ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}カルバメート
ステップ1からのtert−ブチル{3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェノキシ}カルバメート(960mg、2.45mmol)の酢酸エチル(43mL)中溶液をPd/C(10重量%;0.25当量、65mg、0.61mmol)で処理し、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応混合物をCelite上で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮した。得られた油をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(681mg、76%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.87−0.93(m,8H),1.04−1.08(m,7H),1.23−1.27(m,1H),1.44(s,9H),1.70−1.73(m,2H),3.36−3.45(m,1H),3.70−3.72(m,1H),4.48(br.s.,2H),6.34(d,1H),6.47(dd,1H),6.74(br.s.,1H),8.63(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=362;R
t=1.23分。
【0252】
中間体1−21
(±)メチル2−クロロ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート
【化46】
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ステップ1:メチル2−オキソ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート
メチル3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート(中間体1−4;3.43g、11.8mmol)のDMF(100mL)中溶液をジ−1H−イミダゾール−1−イルメタノン(CAS番号[530−62−1];1.4当量、2.7g、17mmol)で処理し、50℃で2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水に注ぎ入れ、15分間攪拌した。形成した沈殿を濾別し、水で洗浄し、真空中で乾燥させると、標記化合物(3.2g、83%)が得られ、これをさらには精製することなく使用した。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.01(m,10H),1.34−1.39(m,2H),1.67−1.82(m,3H),1.96(t,1H),3.82(s,3H),4.35−4.46(m,1H),7.40(d,1H),7.50(d,1H),7.65(dd,1H),11.15(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=317;R
t=1.32分。
ステップ2:(±)メチル2−クロロ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート
ステップ1からのメチル2−オキソ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート(1.00g、3.16mmol)の三塩化リン(5.4当量、1.6mL、17mmol)中溶液を4時間加熱還流し、室温に冷却し、攪拌を室温で一晩続けた。反応混合物を氷冷水に注ぎ入れ、2M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(838mg、78%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.94−1.00(m,6H),1.06−1.13(m,4H),1.41(d,1H),1.53−1.57(m,1H),1.80−1.90(m,3H),2.02(t,1H),3.87(s,3H),4.68−4.79(m,1H),7.87(dd,1H),7.96(d,1H),8.17(d,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=335/337(Cl同位体パターン);R
t=1.55分。
【0253】
中間体1−22
メチル3−アミノ−2−メチル−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸および4−アミノ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸
4−アセトアミド−2−メチル安息香酸(CAS番号[103204−69−9];20.0g、104mmol)の濃硫酸中懸濁液を0℃に冷却し、発煙硝酸(1.05当量、4.51mL、109mmol)と濃硫酸(1.85当量、10.5mL、192mmol)の混合物で液滴処理した。反応混合物を室温に加温し、1時間攪拌した。これを氷水に小分けで添加し、形成した橙色沈殿を濾別および風乾すると4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸と4−アミノ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸の混合物(約2:3、17g、84%)が得られ、これをさらには精製することなく次のステップに使用した。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6,major isomer):δ[ppm]=2.46(s,3H),6.82(s,1H),8.58(s,1H)[minor isomer:2.38(s,3H),6.74(d,1H),7.73(d,1H)].
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=197;R
t=0.73分。
ステップ2:メチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロベンゾエートおよびメチル4−アミノ−2−メチル−5−ニトロベンゾエート
メタノール(323mL)中ステップ1からの4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸と4−アミノ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸の混合物(約2:3;40.6g、207mmol)を、濃硫酸(9.5当量、105mL、2.0mol)で液滴処理し、60℃で7時間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ入れ、形成した沈殿を濾別し、冷水で洗浄した。得られた物質を真空中40℃で一晩乾燥させると、メチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロベンゾエートとメチル4−アミノ−2−メチル−5−ニトロベンゾエートの混合物(約2:3、44g、定量的)が得られ、これをさらには精製することなく次のステップに使用した。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6,major isomer):δ[ppm]=2.46(s,3H),3.78(s,3H),6.84(s,1H),7.83(br.s.,2H),8.58(s,1H)[minor isomer:2.37(s,3H),3.75(s,3H),6.51(br.s.,2H),6.75(d,1H),7.73(d,1H)].
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=211;R
t=1.00分。
ステップ3:メチル2−メチル−3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエートおよびメチル2−メチル−5−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
1,2−ジクロロエタン(10mL)中ステップ2からのメチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロベンゾエートとメチル4−アミノ−2−メチル−5−ニトロベンゾエートの混合物(約2:3;1.00g、4.76mmol)および3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサノン(CAS番号[14376−79−5];1.00当量、734mg、4.76mmol)をトリフルオロ酢酸(5mL)で液滴処理し、室温で5分間攪拌し、そこにナトリウムトリアセトキシボロヒドリド([56553−60−7];1.5当量、1.5g、7.1mmol)を小分けで添加し、室温での攪拌を2日間続けた。さらなる量のトリフルオロ酢酸(1mL)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.0当量、1.0g、4.8mmol)を添加し、室温での攪拌を6日間続けた。氷冷した反応混合物をアンモニア水溶液(25%)でクエンチし、水とジクロロメタンに分配した。相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、メチル2−メチル−3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエートとメチル2−メチル−5−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエートの混合物(約4:1、667mg、39%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6,major isomer):δ[ppm]=0.89−1.17(m,14H),1.20−1.29(m,2H),1.59−1.62(m,2H)[minor isomer:1.74−1.77(m,2H)],2.36(s,3H)[minor isomer:2.57(s,3H)],3.65−3.74(m,1H),3.77(s,3H)[minor isomer:3.80(s,3H)],5.98(d,1H),6.81(d,1H),7.84(d,1H)[minor isomer:6.93(s,1H),8.05(d,1H),8.66(s,1H)].
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=349;R
t=1.73/1.76分。
ステップ4:メチル3−アミノ−2−メチル−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
酢酸エチル(30mL)中ステップ3からのメチル2−メチル−3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエートとメチル2−メチル−5−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエートの混合物(約4:1;660mg、1.89mmol)をPd/C(10重量%;0.25当量、50mg、0.47mmol)で処理し、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応混合物をCelite上で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮した。得られた位置異性体混合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、メチル3−アミノ−2−メチル−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート(中間体1−22;357mg、59%)が微量の異性体メチル5−アミノ−2−メチル−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート(中間体1−24;111mg、17%)と一緒に得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91(s,6H),1.01(t,2H),1.07−1.09(m,7H),1.25−1.29(m,1H),1.72−1.75(m,2H),2.30(s,3H),3.56−3.65(m,1H),3.69(s,3H),4.44(br.s.,2H),4.84(d,1H),6.37(d,1H),7.17(d,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=319;R
t=1.55分。
【0254】
中間体1−27
メチル3−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロ−N−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アニリン
中間体1−22のステップ3と同様に:4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロアニリン(CAS番号[886762−75−0];5.80g、24.7mmol)および3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサノン(CAS番号[14376−79−5];1.00当量、3.81g、24.7mmol)をジクロロメタン(60mL)中トリフルオロ酢酸(20mL)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド([56553−60−7];1.5当量、7.85g、37.0mmol)と室温で2日間反応させると、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)後に、標記化合物(4.7g、48%)が再単離された4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロアニリン(2.7g、47%)と一緒に得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90(s,6H),1.06−1.15(m,9H),1.23−1.27(m,1H),1.66−1.70(m,2H),3.71−3.84(m,1H),5.98(d,1H),6.81(dd,1H),6.85(d,1H),7.68(dd,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=373/375;R
t=1.78分(Br同位体パターン)。
ステップ2:メチル3−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
ステップ1からの4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロ−N−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アニリン(2.08g、5.57mmol)のメタノール(56mL)中溶液をアルゴン雰囲気下で鋼オートクレーブに入れた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(CAS番号[95464−05−4];0.200当量、910mg、1.11mmol)および酢酸カリウム(4.00当量、2.19g、22.3mmol)を添加し、混合物を一酸化炭素で3回パージした。混合物を約12.6barの一酸化炭素圧力下20℃で30分間攪拌した。オートクレーブを真空下に再度設定し、次いで、約12barの一酸化炭素圧力を印加し、混合物を21時間100℃加熱すると、約13.3barの最大圧力が得られた。反応物を室温に冷却し、圧力を開放し、反応混合物を真空中で濃縮した。得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると所望のエステル(805mg、44%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91(s,6H),0.97−1.10(m,9H),1.25−1.29(m,1H),1.70−1.74(m,2H),3.58−3.68(m,1H),3.73(s,3H),4.64(br.s.,2H),5.22(d,1H),6.32(d,1H),7.11(t,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=323;R
t=1.51分。
【0255】
中間体1−28
メチル3−アミノ−2−メトキシ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:4−ブロモ−3−メトキシ−2−ニトロ−N−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アニリン
4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロ−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アニリン(中間体1−27のステップ1で調製した;3.50g、9.38mmol)をナトリウムメタノラートのメタノール中溶液(CAS番号[124−41−4];18当量、30重量%溶液38mL)で処理し、室温で一晩攪拌した。懸濁液を酢酸エチルで溶解し、水で洗浄した。相を分離し、有機層を真空中で濃縮した。得られた物質(3.44g、93%)をさらに精製することなく次のステップにもっていった。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=385/387;R
t=1.79分(Br同位体パターン)。
ステップ2:メチル3−アミノ−2−メトキシ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゾエート
中間体1−27のステップ2と同様に:ステップ1からの4−ブロモ−3−メトキシ−2−ニトロ−N−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アニリン(3.44g、8.75mmol)を、鋼オートクレーブ中のメタノール(110mL)中1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(CAS番号[95464−05−4];0.2当量、1.43g、1.75mmol)および酢酸カリウム(4.00当量、3.44g、35.0mmol)と約16barの一酸化炭素圧力下100℃で22時間反応させると、約18barの最大圧力が得られた。得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると所望のエステル(1.20g、39%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91(s,6H),0.97−1.09(m,9H),1.25−1.29(m,1H),1.71−1.75(m,2H),3.55−3.65(m,4H),3.71(s,3H),4.48(br.s.,2H),4.97(d,1H),6.29(d,1H),7.10(d,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=335;R
t=1.52分。
【0256】
中間体1−31
(±)メチル5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:(±)メチル2−フルオロ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートおよび(±)メチル4−フルオロ−5−ニトロ−2−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート
メチル2,4−ジフルオロ−5−ニトロベンゾエート(CAS番号[125568−71−0];15.7g、72.3mmol)のアセトニトリル(360mL)中溶液をトリエチルアミン(1.30当量、13.1mL、94.0mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能;1.40当量、14.3g、101mmol)で処理し、室温で一晩攪拌した。反応混合物を水(300mL)で希釈し、混合物のpHをHCl水溶液(2M)を添加することによってpH3に調整した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮すると、(±)メチル2−フルオロ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートおよび(±)メチル4−フルオロ−5−ニトロ−2−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートの混合物(約78:22、33.5g、定量的)が得られた。物質(微量の対応するトランス生成物を含んでいた)をさらに精製することなく次のステップに使用した。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=339;R
t=1.72/1.76分。
ステップ2:(±)メチル2−メトキシ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート
メタノール(15mL)中、中間体1−28のステップ1と同様に:ステップ1からの(±)メチル2−フルオロ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートと(±)メチル4−フルオロ−5−ニトロ−2−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエートの氷冷混合物(約78:22;7.00g、16.5mmol)をナトリウムメタノラートのメタノール中溶液(CAS番号[124−41−4];10当量、30重量%溶液38mL)でゆっくり処理し、0℃で1時間攪拌した。懸濁液を酢酸エチルで溶解し、水で洗浄した。相を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(2.9g、50%)がラセミシスジアステレオマーとして得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=351;R
t=1.57分。
ステップ3:(±)メチル5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート
中間体1−19のステップ2と同様に:ステップ2からの(±)メチル2−メトキシ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート(2.07g、5.26mmol)を、酢酸エチル(80mL)中Pd/C(10重量%;0.250当量、140mg、1.31mmol)および水素ガスにより室温で一晩水素化すると、標記化合物(1.9g、定量的)が得られ、これをさらに精製することなく次にステップに使用した。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.73−0.82(m,2H),0.90(d,3H),0.93−0.99(m,4H),1.01(s,3H),1.36−1.39(m,1H),1.71−1.82(m,2H),1.95−1.99(m,1H),3.47−3.58(m,1H),3.65(s,3H),3.69(s,3H),4.29(br.s.,2H),4.91(d,1H),6.10(s,1H),7.03(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=321;R
t=1.26分(方法E)。
【0257】
中間体1−32
(±)メチル3−(5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−ブロモ−4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロベンゼン
1−ブロモ−4−フルオロ−2−メトキシベンゼン(CAS番号[450−88−4];10.0g、48.8mmol)の濃硫酸(50mL)中混合物を0℃に冷却し、発煙硝酸(1.05当量、2.1mL、51mmol)と濃硫酸(1.85当量、4.8mL、90mmol)の新たに調製した混合物で液滴処理した。反応混合物を0℃で30分間攪拌し、氷水に小分けで注ぎ入れた。形成した沈殿を濾別し、冷水で洗浄し、保った。濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を単離した沈殿と合わせた。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(5.88g、44%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=4.00(s,3H),7.44(d,1H),8.40(d,1H).UPLC−MS(ESI−):[M−H]
−=248/250;R
t=1.17 min(Br isotope pattern;Method E).
ステップ2:(±)4−ブロモ−5−メトキシ−2−ニトロ−N−[(シス)3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アニリン
中間体1−19のステップ1と同様に:ステップ1からの1−ブロモ−4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロベンゼン(2.90g、11.6mmol)をTHF(87mL)中炭酸カリウム(1.10当量、1.76g、12.8mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能;1.00当量、1.64g、11.6mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(4.39g、97%)がシスジアステレオマー(約92〜94%)とトランスジアステレオマー(約6〜8%)のラセミ混合物として得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6,cis isomer):δ[ppm]=0.81−0.94(m,8H),1.04(s,3H),1.08(t,1H),1.35−1.38(m,1H),1.76−1.79(m,2H),2.02−2.05(m,1H),3.83−3.93(m,1H),3.98(s,3H),6.44(s,1H),8.14(br.d.,1H),8.22(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=371/373;R
t=1.72分(Br同位体パターン;方法E)。
ステップ3:(±)メチル(2E)−3−(2−メトキシ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパ−2−エノエート
ステップ2からの(±)4−ブロモ−5−メトキシ−2−ニトロ−N−[(シス)3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アニリン(6.79g、17.4mmol)のDMF(129mL)中溶液に、メチルプロパ−2−エノエート(CAS番号[96−33−3];3.00当量、4.69mL、52.1mmol)およびトリエチルアミン(2.00当量、4.84mL、34.7mmol)を添加した。混合物をアルゴンで数回パージし、室温で10分間攪拌した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.150当量、3.01g、2.61mmol)を添加し、混合物をアルゴンで再度パージし、一晩110℃に加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈した。これを酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(3.9g、55%)がラセミシスジアステレオマーとして得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.80−0.94(m,8H),1.04(s,3H),1.11(t,1H),1.35−1.39(m,1H),1.76−1.80(m,2H),2.01−2.05(m,1H),3.69(s,3H),3.85−3.96(m,1H),4.00(s,3H),6.39(s,1H),6.53(d,1H),7.66(d,1H),8.27(br.d.,1H),8.40(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=377;R
t=1.68分(方法E)。
ステップ4:(±)メチル3−(5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
中間体1−19のステップ2と同様に:ステップ3からの(±)メチル(2E)−3−(2−メトキシ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパ−2−エノエート(2.70g、7.17mmol)の酢酸エチル(190mL)中溶液をPd/C(10重量%;1.50当量、1.15g、10.8mmol)で処理し、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。変換が不完全であったため、さらなる量のPd/C(10重量%;0.50当量、382mg、3.59mmol)を添加し、水素雰囲気下室温での攪拌を1日続けた。反応混合物をCelite上で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物(2.34g、84%)がラセミシスジアステレオマーとして得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.66−0.74(m,1H),0.77(t,1H),0.85−0.91(m,7H),0.99(s,3H),1.34−1.37(m,1H),1.70−1.73(m,2H),1.94−1.97(m,1H),2.40−2.44(m,2H),2.58−2.62(m,2H),3.33−3.41(m,1H),3.57(s,3H),3.65(s,3H),3.94(br.d.,1H),4.00(br.s.,2H),6.13(s,1H),6.33(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=349;R
t=1.49分(方法F)。
【0258】
中間体1−33
(±)メチル3−(5−アミノ−2−メチル−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:(±)4−ブロモ−5−メチル−2−ニトロ−N−[(シス)3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アニリン
中間体1−19のステップ1と同様に:1−ブロモ−4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロベンゼン(CAS番号[170098−98−3];1.00当量、3.60g、15.4mmol)をTHF(110mL)中炭酸カリウム(1.10当量、2.34g、16.9mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能;1.00当量、2.17g、15.4mmol)と室温で7日間および40℃で3時間反応させると、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)による精製後に、標記化合物(5.1g、84%)がシスジアステレオマー(約90%)およびトランスジアステレオマー(約7%)のラセミ混合物として得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6,cis isomer):δ[ppm]=0.72−0.89(m,5H),0.94(s,3H),1.01(s,3H),1.13(t,1H),1.33−1.37(m,1H),1.65−1.87(m,2H),1.98−2.02(m,1H),2.37(s,3H),3.75−3.88(m,1H),7.16(s,1H),7.82(br.d.,1H),8.16(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=355/357;R
t=1.84分(Br同位体パターン;方法E)。
ステップ2:(±)メチル(2E)−3−(2−メチル−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパ−2−エノエート
中間体1−32のステップ3と同様に:ステップ1からの(±)4−ブロモ−5−メチル−2−ニトロ−N−[(シス)3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アニリン(2.41g、6.78mmol)をDMF(48mL)中メチルプロパ−2−エノエート(CAS番号[96−33−3];3.00当量、1.83mL、20.4mmol)、トリエチルアミン(2.00当量、1.89mL、13.6mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.150当量、1.18g、1.02mmol)と110℃で一晩反応させると、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)による精製後に、標記化合物(1.81g、73%)がラセミシスジアステレオマーとして得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.75−0.94(m,8H),1.02(s,3H),1.15(t,1H),1.34−1.38(m,1H),1.67−1.86(m,2H),1.99−2.02(m,1H),2.42(s,3H),3.71(s,3H),3.81−3.91(m,1H),6.43(d,1H),7.02(s,1H),7.69(d,1H),7.98(br.d.,1H),8.38(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=361;R
t=1.72分(方法E)。
ステップ4:(±)メチル3−(5−アミノ−2−メチル−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
中間体1−19のステップ2と同様に:ステップ2からの(±)メチル(2E)−3−(2−メチル−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパ−2−エノエート(1.81g、5.02mmol)のエタノール(100mL)と酢酸エチル(30mL)の混合物中溶液をPd/C(10重量%;1.50当量、801mg、7.53mmol)で処理し、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応混合物をCelite上で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物(1.76g、79%)がラセミシスジアステレオマーとして得られ、これをさらには精製しなかった。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=333;R
t=1.52分(方法F)。
【0259】
参照実施例2−137
(±)5−ブロモ−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
標記化合物を、中間体1−2および1−イソチオシアナト−4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]ベンゼン(CAS番号[189281−95−6])から始めて、参照実施例2−51と同様に調製した。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.18(m,10H),1.32−1.48(m,2H),1.68−1.80(m,1H),1.80−1.93(m,2H),2.01(t,1H),4.68(t,1H),7.12−7.20(m,1H),7.52−7.62(m,2H),7.65(d,2H),7.83(d,2H),9.35(s,1H).
UPLC−MS:R
t=1.81分;m/z=512.10(ES+、M+1)。
【0260】
中間体1−34
(±)メチル3−(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:メチル3−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)プロパノエート
3−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)プロパン酸(商業的に入手可能、CAS番号[160877−40−7];5.00g、23.5mmol)のメタノール(40mL)中溶液を氷浴中で冷却し、濃硫酸(3.50当量、8.05g、4.38mL、82.1mmol)で液滴処理した。添加と同時に、混合物を室温に加温し、この温度で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、有機層を水(3回)および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物(5.2g、92%)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=2.70(t,2H),2.93(t,2H),3.58(s,3H),7.51(dd,1H),7.70(ddd,1H),8.04(dd,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+MeCN+H]
+=269;R
t=1.08分(方法E)。
ステップ2:(±)メチル3−(3−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
ステップ1からのメチル3−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)プロパノエート(700mg、3.08mmol)の1,4−ジオキサン(60mL)中溶液を、3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(立体異性体の混合物、商業的に入手可能;1.20当量、522mg、3.70mmol)、炭酸ナトリウム(2.00当量、852mg、6.16mmol)および炭酸セシウム(1.00当量、1.00g、3.08mmol)で処理し、90℃に加温し、この温度で一晩攪拌した。室温に冷却すると同時に、沈殿を濾別し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を真空中で濃縮し、得られた残渣を水と酢酸エチルに分配した。相を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水(2回)および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物(1.00g、93%)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6,major cis−isomer):δ[ppm]=0.75−0.86(m,2H),0.88(d,3H),0.93(s,3H),1.01(s,3H),1.10(t,1H),1.34−1.37(m,1H),1.68−1.83(m,2H),1.99−2.02(m,1H),2.58−2.62(m,2H),2.75−2.79(m,2H),3.57(s,3H),3.73−3.82(m,1H),7.07(d,1H),7.44(dd,1H),7.79(br.d.,1H),7.89(d,1H).
ステップ3:(±)メチル3−(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
ステップ2からの(±)メチル3−(3−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート(1.00g、2.87mmol)の酢酸エチル(120mL)中溶液をPd/C(10重量%;0.33当量、100mg、0.94mmol)で処理し、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応混合物をCelite上で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(600mg、66%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.64(q,1H),0.76(t,1H),0.85−0.96(m,10H),1.32−1.37(m,1H),1.65−1.69(m,2H),1.94−1.98(m,1H),2.56−2.63(m,2H),3.27−3.37(m,1H),3.57(s,3H),3.86(br.d.,1H),4.42(br.s.,2H),6.28−6.37(m,3H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=319;R
t=1.50分(方法F)。
【0261】
中間体1−35
(±)メチル(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
【化55】
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ステップ1:(±)メチル(3−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
メチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(CAS番号[226888−37−5])2.5g(12mmol)をテトラヒドロフラン133mLに加えた。炭酸カリウム1.8g(9.6mmol)を添加した後、3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(商業的に入手可能)2.3g(16mmol)を添加し、反応混合物を50℃で48時間加熱した。反応混合物を濾過し、蒸発させた。残渣を酢酸エチルと水に分配した。水相を酢酸エチルで2回再抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥させた(硫酸ナトリウム)。溶媒を蒸発させると、所望の生成物4.6g(>100%)が得られた。
ステップ2:(±)メチル(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
ステップ1からの(±)メチル(3−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート4.6g(14mmol)を酢酸エチル(207mL)に溶解した。Pd/C(10%)186mg(2.6mmol)を添加した後、反応混合物を水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発させた後、所望の生成物(粗)3g(71%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=305;R
t=1.44分(方法F)。
【0262】
中間体1−36
メチル{3−アミノ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート
【化56】
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中間体1−36を、メチル2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)アセテート(CAS番号[226888−37−5])および3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサンアミン塩酸塩(商業的に入手可能)から、中間体1−35と同様に合成した。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=319;R
t=1.49分(方法F)。
【0263】
中間体1−37
(±)メチル3−(3−アミノ−4−{[3,3−ジメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
中間体1−37を、メチル3−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)プロパノエート(中間体1−34、ステップ1)および(±)3,3−ジメチルシクロヘキサンアミン(商業的に入手可能)から、中間体1−34と同様に合成した。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=305;R
t=1.41分(方法F)。
【0264】
中間体1−38
メチル3−{3−アミノ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}プロパノエート
【化58】
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中間体1−38を、メチル3−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)プロパノエート(中間体1−34、ステップ1)および3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサンアミン塩酸塩(商業的に入手可能)から、中間体1−34と同様に合成した。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=363;R
t=1.69分(方法A)。
【0265】
中間体1−39
(±)メチル(5−アミノ−2−メチル−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
【化59】
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ステップ1:(4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロフェニル)酢酸
(4−フルオロ−2−メチルフェニル)酢酸(6g、35mmol CAS番号[407640−40−8])を濃硫酸(36ml)に懸濁し、−10℃に冷却した。次いで、硝酸(1.8ml 90%)と硫酸(2.6ml濃)の混合物を滴加し、−10℃で1時間攪拌し、氷に注ぎ入れた。沈殿を濾別し、乾燥させると標記化合物6.46g(84%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=2.31(s,3H),3.75(s,2H),7.45(d,1H),8.05(d,1H).
ステップ2:メチル(4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロフェニル)アセテート
ステップ1からの(4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロフェニル)酢酸(9g、42mmol)のメタノール(78mL)中溶液を氷浴中で冷却し、濃硫酸(3.50当量、7.8mL、147mmol)で液滴処理した。添加と同時に、混合物を室温に加温し、この温度で24時間攪拌した。反応混合物を真空中で半分の体積に濃縮し、酢酸エチルで希釈し、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物(8.7g、90%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=2.32(s,3H),3.64(s,3H),3.88(s,2H),7.48(d,1H),8.09(d,1H).
ステップ3:(±)メチル(2−メチル−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
ステップ2からのメチル(4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロフェニル)アセテート2g(8.8mmol)をテトラヒドロフラン133mLに加えた。炭酸カリウム1.33g(9.6mmol)を添加した後、反応混合物を室温で10分間攪拌した。3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン(商業的に入手可能)1.6g(11mmol)を添加し、反応混合物を50℃で一晩加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残渣を酢酸エチルと水に分配した。水相を酢酸エチルで2回再抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥させた(硫酸ナトリウム)。溶媒を蒸発させると、所望の生成物3.32g(>100%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=349;R
t=1.65分(方法F)。
ステップ4:(±)メチル(5−アミノ−2−メチル−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
ステップ3からの(±)メチル(2−メチル−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート3.3g(9.5mmol)を酢酸エチル(143mL)に溶解した。Pd/C198mg(1.8mmol)を添加した後、反応混合物を水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、酢酸エチルで洗浄した。変換が不完全であったので、水素化手順を2回繰り返した。溶媒を蒸発させた後、所望の生成物(粗)3g(98%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=318;R
t=1.50分(方法F)。
【0266】
中間体1−40
メチル{5−アミノ−2−メチル−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
標記化合物を、メチル(4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロフェニル)アセテート(中間体1−39、ステップ2からの生成物)および3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサンアミン(商業的に入手可能)から、中間体1−39(ステップ3、4)と同様に調製した。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=333;R
t=1.54分(方法F)。
【0267】
中間体1−41
(±)メチル(5−アミノ−2−フルオロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:(2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェニル)酢酸
(2,4−ジフルオロフェニル)酢酸(商業的に入手可能)(6g、34mmol)を濃硫酸(36mL)に懸濁し、0℃に冷却した。次いで、硝酸(1.8ml 90%)と硫酸(2.5ml濃)の混合物を滴加し、0℃で1時間攪拌し、氷に注ぎ入れた。沈殿を濾別し、乾燥させると標記化合物6.9g(91%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=2.77(s,2H), 7.65−7.77(m,1H),8.32(tr,1H)
12.71(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=232;R
t=1.03分(方法E)。
ステップ2:メチル(2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェニル)アセテート
ステップ1からの(2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェニル)酢酸(10g、46mmol)のメタノール(85mL)中溶液を氷浴中で冷却し、濃硫酸(3.50当量、8.6ml、161mmol)で液滴処理した。添加と同時に、混合物を室温に加温し、この温度で24時間攪拌した。反応混合物を真空中で半分の体積に濃縮し、酢酸エチルで希釈し、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物(10.5g、98%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=3.66(s,2H),3.91/s,3H),7.69−7.80(m,1H),8.36(tr,1H).
ステップ3:(±)メチル(2−フルオロ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
ステップ2からのメチル(2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェニル)アセテート(3.5g、15mmol)をアセトニトリル(130mL)に溶解した。トリエチルアミン(4.6mL、33mmol)および3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン塩酸塩(2.9g、16mmol、商業的に入手可能)を添加し、混合物を50℃で一晩攪拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を水と酢酸エチルに分配し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物(5.3g、99%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=353;R
t=1.66分(方法F)。
ステップ4:(±)メチル(5−アミノ−2−フルオロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
ステップ3からの(±)メチル(2−フルオロ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート(3g、8.5mmol)をメタノール(35mL)に懸濁し、塩化スズ(II)(11.3g、59mmol)を添加した。混合物を70℃で一晩攪拌し、真空中で濃縮した。残渣を水(200mL)と酢酸エチル(200mL)に分配し、次いで、炭酸ナトリウム溶液を用いてpHを10に調整した。混合物をcelite上で濾過し、有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮すると、所望の生成物2.46g(89%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.61−0.71(m,1H),0.78(tr,1H),0.85−1.02(m,10H),1.32−1.40(m,1H),1.62−1.79(m,2H),1.93−2.02(m,1H),3.41(s,2H),3.59(s,3H),4.27−4.44(m,2H),6.22(d,1H),6.39(d,1H).
【0268】
中間体1−42
メチル{5−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
標記化合物を中間体1−41の調製と同様に調製し、3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサンアミン(商業的に入手可能)をステップ2で3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアミン塩酸塩の代わりに使用した。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.87−1.00(m,9H),1.09(s,6H),1.22−1.30(m,1H), 1.68−1.77(m,2H),3.41(s,2H),3.58(s,3H),4.28−4.44(m,2H),6.18(d,1H),6.39(d,1H).
【0269】
中間体1−43
(±)メチル(5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:(±)メチル(2−メトキシ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
(±)メチル(2−フルオロ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート(2.5g、7mmol、中間体1−41のステップ2からの生成物)をメタノール(50mL)に懸濁し、室温で一晩メタノール中ナトリウムメチラート(13.3mL、70mmol、30%溶液)で処理した。次いで、混合物を水と酢酸エチルに分配し、層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.80−0.97(m,12H),1.34−1.41(m,1H),1.74−1.85(m,2H),2.00−2.08(m,1H),3.55(s,2H),3.59(s,3H),3.88(s,3H),6.35(s,1H),7.98(s,1H),8.21(d,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=365;R
t=1.61分(方法F)。
ステップ2:(±)メチル(5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート
ステップ1からの(±)メチル(2−メトキシ−5−ニトロ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)アセテート(2.66g、7.3mmol)のテトラヒドロフラン(70mL)およびメタノール(30mL)中溶液をPd/C(10重量%;0.33当量、250mg、2.8mmol)で処理し、水素雰囲気下室温で6時間攪拌した。反応混合物をCelite上で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮すると、標記化合物(2.38g、97%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.65−0.82(m,2H),0.85−1.03(m,10H),1.32−1.40(m,1H),1.68−1.79(m,2H),1.93−2.00(m,1H),3.35(s,2H),3.55(s,3H),3.62(s,3H),3.97−4.13(m,2H),6.14(s,1H),6.36(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=335;R
t=1.18分(方法E)。
【0270】
中間体1−44
メチル{5−アミノ−2−メトキシ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:メチル{2−メトキシ−5−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート
メチル{2−フルオロ−5−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート(2.5g、6.8mmol、中間体1−42、ステップ3からの生成物)をメタノール(50mL)に懸濁し、室温で一晩メタノール中ナトリウムメチラート(13mL、68mmol、30%溶液)で処理した。次いで、混合物を水と酢酸エチルに分配し、層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮すると、標記化合物が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=379;R
t=1.65分(方法F)。
ステップ2:メチル{5−アミノ−2−メトキシ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート
ステップ1からのメチル{2−メトキシ−5−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アセテート(2.3g、6mmol)をメタノール(30mL)に懸濁し、塩化スズ(II)(8g、42mmol)を添加した。混合物を70℃で一晩攪拌し、蒸発させた。残渣を水(250mL)と酢酸エチル(200mL)に分配し、次いで、炭酸ナトリウム溶液を用いてpHを10に調整した。混合物をcelite上で濾過し、有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(1.09g、51%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91(s,6H),1.10(s,6H), 1.23−1.30(m,1H),1.73−1.80(m,2H),3.35(s,2H),3.56(s,3H),3.62(s,3H),4.03−4.12(m,2H),6.15(s,1H),6.37(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=348;R
t=1.42分(方法D)。
【0271】
中間体1−45
メチル3−{3−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}プロパノエート
【化65】
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ステップ1:メチル(2E)−3−{2−フルオロ−3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}アクリレート
4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロ−N−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アニリン(中間体1−27のステップ1で調製;2.20g、5.89mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(73mL)に溶解し、引き続いてメチルアクリレート(1.59mL、17.68mmol)およびトリエチルアミン(1.64mL、11.79mmol)を添加した。混合物をアルゴンで15分間脱気し、次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(681mg、0.59mmol)を添加し、反応物を120℃で18時間加熱した。反応物を冷却し、食塩水(50mL)および酢酸エチル(50mL)を添加した。層を分離し、水層を酢酸エチル(3x50mL)で抽出した。合わせた有機層を固形硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘプタン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(0.88mg、39%)が橙色固体として得られた。
1H−NMR(300 MHz,CDCl
3):δ[ppm]=0.96(s,6H),1.09(s,6H),1.05−1.31(m,2H),1.81(d,2H),3.73(m,1H),3.79(s,3H),6.31(d,1H),6.63(d,1H),7.52(dd,1H),7.73(d,1H).
UPLC−MS(ESI−):[M−H]
−=377;R
t=1.12分(方法G)。
ステップ2:メチル3−{3−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}プロパノエート
ステップ1からのメチル(2E)−3−{2−フルオロ−3−ニトロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}プロパ−2−エノエート(880mg、2.32mmol)のテトラヒドロフラン(44mL)中溶液に、5%パラジウム炭素(494mg、0.23mmol)を添加し、反応物を水素雰囲気(1atm)下で18時間攪拌した。反応物を酢酸エチルを用いてceliteを通して濾過し、濾液を濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘプタン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(858mg、定量的)が茶色油として得られた。
1H−NMR(300 MHz,CDCl
3):δ[ppm]=0.92(s,6H),1.10(s,6H),0.87−1.26(m,4H),1.85(d,2H),2.58(t,2H),2.87(t,2H),3.20(br.s.,3H),3.49−3.60(m,1H),3.67(s,3H),6.36(d,1H),6.58(dd,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=351;R
t=1.05分(方法G)。
【0272】
実施例
参照実施例2−1
(±)N−(2,4−ジエチルフェニル)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン
【化66】
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N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン(中間体1−5)250mg(1.08mmol)をテトラヒドロフラン10mLに溶解した。2,4−ジエチル−1−イソチオシアナトベンゼン206mg(0.11mmol)およびN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド337μL(2.15mmol)を添加し、反応混合物を70℃で24時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をジクロロメタンで希釈した。有機相を水および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、所望の生成物264mg(56%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.22分。
MS(ESIpos):m/z=390.5(M+H)
+
1H−NMR(400 MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.74(s,3 H),0.88−1.01(m,7 H),1.17−1.46(m,8 H),1.48−1.75(m,3 H),1.80−2.00(m,2 H),2.52−2.77(m,4 H),4.09−4.35(m,1 H),5.99(br.s.,1 H),6.92−7.26(m,5 H),7.37(d,1 H),7.57(d,1 H).
【0273】
参照実施例2−1−1
N−(2,4−ジエチルフェニル)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン、エナンチオマーA
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ化合物(±)N−(2,4−ジエチルフェニル)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−1;78mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:3 x 0.3mL中78mg(アセトン/酢酸エチル);溶媒:二酸化炭素、2−プロパノール、ジエチルアミン(75:25:0.4);流量:80mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:2.5〜4.0分)30mgおよび参照実施例2−1−2に記載されるエナンチオマーB30mgが得られた。
【0274】
参照実施例2−1−2
N−(2,4−ジエチルフェニル)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン、エナンチオマーB
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ化合物(±)N−(2,4−ジエチルフェニル)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−1;78mg)を、キラルHPLC(カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:3 x 0.3mL中78mg(アセトン/酢酸エチル);溶媒:二酸化炭素、2−プロパノール、ジエチルアミン(75:25:0.4);流量:80mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:4.5〜5.5分)30mgおよび参照実施例2−1−1に記載されるエナンチオマーA30mgが得られた。
【0275】
実施例2−8
tert−ブチル{[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]オキシ}アセテート
【化69】
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化合物を、中間体1−14 2.5g(18.7mmol)から始めて、参照実施例2−1と同様に調製すると、所望の生成物2.5g(65%)が得られた。
LC−MS:R
t=1.72分;MS(ES+、M+1)562;MS(ES−、M−1)560。
【0276】
実施例2−9
{[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]オキシ}酢酸
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル{[1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]オキシ}アセテート(実施例2−8;2.5g、4.45mmol)のジオキサン(20mL)中溶液に、HClのジオキサン中溶液(4N、23mL)を添加した。次いで、反応混合物を周囲温度で4時間撹拌した。次いで、ジオキサンを蒸発させた。残渣を酢酸エチルに懸濁し、沈殿を濾別し、その後、乾燥させた。所望の生成物が収率71%(1.65g)で得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ[ppm]=0.99(s,6 H),1.14(s,6 H),1.21−1.42(m,2 H),1.66−1.73(m,2 H),2.04(t,2 H),4.71(s,2 H),4.76(br.m,1 H),6.85−6.91(m,2 H),7.48−7.54(m,2 H),7.61−7.65(m,2 H),7.70−7.82(m,1H),10.8(br.s.,1 H),13.0(br.s.,1 H).
LC−MS:R
t=1.22分;MS(ES+、M+1)506;MS(ES−、M−1)504。
【0277】
参照実施例2−24
(±)メチル2−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート
【化71】
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(±)メチル2−クロロ−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート(中間体1−21;250mg、0.747mmol)および4−(ジフルオロメトキシ)アニリン(3.0当量、0.28mL、2.2mmol)のNMP(0.5mL)中溶液を一晩110℃に加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸ナトリウム水溶液、水および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮し、得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(231mg、67%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97−0.99(m,6H),1.06−1.14(m,4H),1.39−1.46(m,2H),1.72−1.81(m,1H),1.87−1.90(m,2H),2.06(t,1H),3.84(s,3H),4.65−4.73(m,1H),7.14(t,1H),7.16−7.18(m,2H),7.63−7.68(m,2H),7.76−7.78(m,2H),7.91(s,1H),9.05(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=458;R
t=1.38分。
【0278】
参照実施例2−26
(±)2−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボン酸
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル2−{[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート(参照実施例2−24;40mg、0.088mmol)のTHF/水の混合物(1:1、2mL)中溶液を水酸化リチウム(5.0当量、10mg、0.44mmol)で処理し、70℃で20時間攪拌し、室温に冷却し、室温での攪拌を2日間続けた。反応混合物を2M塩酸水溶液(pH4〜5)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた粗生成物(40mg、93%)をさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97−0.99(m,6H),1.06−1.14(m,4H),1.39−1.46(m,2H),1.73−1.82(m,1H),1.87−1.90(m,2H),2.06(t,1H),4.65−4.73(m,1H),7.14(t,1H),7.16−7.19(m,2H),7.61−7.68(m,2H),7.75−7.78(m,2H),7.89(s,1H),9.05(br.s.,1H),12.48(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=444;R
t=1.19分。
【0279】
参照実施例2−51
(±)N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
N
1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]ベンゼン−1,2−ジアミン(中間体1−5)0.71g(0.72mmol)をテトラヒドロフラン14mLに溶解した。トリフルオロメトキシフェニルイソチオシアネート0.16g(0.72mmol)およびN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド0.18g(1.44mmol)を添加し、反応混合物を70℃で2時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をジクロロメタンで希釈した。有機相を水および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(HPLC)によって精製すると、所望の生成物0.13g(41%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.00(m,6H),1.00−1.13(m,4H),1.30−1.47(m,2H),1.69−1.95(m,3H),2.06(t,1H),4.54−4.78(m,1H),6.92−7.11(m,2H),7.24−7.44(m,3H),7.53(d,1H),7.80(d,2H),9.02(s,1H).
【0280】
参照実施例2−51−1
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン、エナンチオマーA
ラセミ化合物(±)N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−51;120mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:6 x 0.3mL中120mg(ジクロロメタン);溶媒:ヘキサン、2−プロパノール、ジエチルアミン(70:30:0.1);流量:20mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:4.8〜5.5分)50mgおよび参照実施例2−51−2に記載されるエナンチオマーB38mgが得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.85−1.01(m,6H),1.01−1.24(m,4H),1.32−1.44(m,2H),1.72−1.94(m,3H),2.06(t,1H),4.60−4.69(m,1H),7.00−7.04(m,2H),7.30(d,2H),7.35−7.40(m,1H),7.53(d,1H),7.77−7.82(m,2H),8.99(s,1H).
【0281】
参照実施例2−51−2
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン、エナンチオマーB
ラセミ化合物(±)N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−51;120mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:6 x 0.3mL中120mg(ジクロロメタン);溶媒:ヘキサン、2−プロパノール、ジエチルアミン(70:30:0.1);流量:20mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:5.9〜6.9分)38mgおよび参照実施例2−51−1に記載されるエナンチオマーA50mgが得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.94−1.00(m,6H),1.02−1.14(m,4H),1.32−1.44(m,2H),1.73−1.93(m,3H),2.06(t,1H),4.60−4.69(m,1H),6.98−7.06(m,2H),7.28−7.39(m,3H),7.51−7.56(m,1H),7.77−7.82(m,2H),8.99(s,1H).
【0282】
表2の参照実施例を、対応する中間体から始めて、参照実施例2−51と同様に調製し、必要に応じて、記載されるそのエナンチオマーに分離した。
【0283】
【表2A】
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【表2B】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
実施例2−110
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
(±)5−ブロモ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−61)548mg(1.10mmol)、メタクリレート190.1mg(2.21mmol)、トリ−2−トリルホスフィン57.1mg(0.19mmol)および酢酸パラジウム(II)24.8mg(0.11mmol)をアセトニトリル7.8mLに溶解した。トリエチルアミン0.18mL(1.26mmol)を添加した後、反応混合物を電子レンジ中110℃で60分間加熱した。反応混合物をフラッシュカラムに入れ、酢酸エチル(250mL)で洗浄して触媒および塩を除去した。濾液を蒸発乾固し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物328.5mg(56%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.57分;m/z=502(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.23(m,10H),1.31−1.48(m,2H),1.68−2.12(m,4H),3.69(s,3H),4.57−4.77(m,1H),6.55(d,1H),7.28−7.43(m,3H),7.59(d,1H),7.70−7.81(m,2H),7.85(d,2H),9.14(s,1H).
【0285】
実施例2−110−1
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、エナンチオマーA
ラセミ化合物(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート(実施例2−110;328mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x30mm;注入:ジクロロメタン7 x 0.57mL中328mg;溶媒:ヘキサン、エタノール、ジエチルアミン(80:20:0.1);流量:50mL/分;検出:UV280nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:10〜12.8分)115mgおよび実施例2−110−2に記載されるエナンチオマーB120mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.23(m,10H),1.40(t,2H),1.68−1.98(m,3H),2.03(t,1H),3.71(s,3H),4.58−4.78(m,1H),6.55(d,1H),7.28−7.43(m,3H),7.59(d,1H),7.68−7.81(m,2H),7.85(d,2H),9.14(s,1H).
【0286】
実施例2−110−2
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、エナンチオマーB
ラセミ化合物(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート(実施例2−110;328mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x30mm;注入:ジクロロメタン7 x 0.57mL中328mg;溶媒:ヘキサン、エタノール、ジエチルアミン(80:20:0.1);流量:50mL/分;検出:UV280nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:13〜15.9分)120mgおよび実施例2−110−1に記載されるエナンチオマーA115mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.23(m,10H),1.40(t,2H),1.68−1.98(m,3H),2.03(t,1H),3.71(s,3H),4.58−4.78(m,1H),6.55(d,1H),7.28−7.43(m,3H),7.59(d,1H),7.68−7.81(m,2H),7.85(d,2H),9.14(s,1H).
【0287】
実施例2−111
(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリル酸
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート(実施例2−110)70mg(0.14mmol)をジオキサン0.6mLに溶解した。LiOH6.7mg(0.28mmol)およびH
2O0.2mLを添加し、反応混合物を70℃で2.5時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を水(10mL)に懸濁した。混合物をpH4に酸性化した(1N HCl)後、反応混合物を室温で2時間攪拌した。固体を濾別し、水で洗浄し、一晩乾燥させると標記化合物49.3mg(69%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.35分;m/z=488.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.21(m,10H),1.31−1.52(m,2H),1.68−2.13(m,4H),4.69(br.,1H),6.43(d,1H),7.19−7.48(m,3H),7.52−7.73(m,3H),7.81(d,2H),9.39(br.s,1H),12.18(br.s.,1H).
【0288】
実施例2−111−1
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリル酸、エナンチオマーA
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、エナンチオマーA(実施例2−110−1)115mg(0.23mmol)を上記実施例2−111に記載されるようにけん化すると、所望の化合物83.2mg(71%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.88−1.18(m,10H),1.34−1.50(m,2H),1.67−1.84(m,1H),1.88(d,2H),2.04(t,1H),4.68(br.s.,1H),6.43(d,1H),7.29−7.44(m,3H),7.53−7.74(m,3H),7.81(d,2H),9.29(br.s.,1H),12.19(br.s.,1H).
【0289】
実施例2−111−2
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリル酸、エナンチオマーB
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、エナンチオマーB(実施例2−110−2)120mg(0.24mmol)を実施例2−111に記載されるようにけん化すると、所望の化合物90.4mg(74%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.88−1.18(m,10H),1.32−1.57(m,2H),1.67−1.98(m,3H),2.04(t,1H),4.71(br.s.,1H),6.43(d,1H),7.30−7.51(m,3H),7.55−7.74(m,3H),7.78(d,2H),9.58(br.s.,1H),12.19(br.s.,1H).
【0290】
実施例2−112
(±)メチル(2E)−3−{2−({4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}アクリレート
【化76】
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(±)5−ブロモ−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−137)500mg(0.98mmol)、メタクリレート168mg(1.95mmol)、トリ−2−トリルホスフィン50.5mg(0.17mmol)および酢酸パラジウム(II)21.9mg(0.1mmol)をアセトニトリル6.9mLに溶解した。トリエチルアミン0.16mL(1.11mmol)を添加した後、反応混合物を電子レンジ中110℃で60分間加熱した。反応が不完全であったので、さらなる試薬を添加し(それぞれ1当量)、加熱を加熱ブロック中で一晩(110℃)続けた。反応混合物をフラッシュカラムに入れ、酢酸エチル(250mL)で洗浄して触媒および塩を除去した。濾液を蒸発乾固し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物38.5mg(7%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.69および1.75分;m/z=それぞれ518.2(ES+、M+1、方法B)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.18(m,10H),1.32−1.49(m,2H),1.70−1.98(m,3H),2.04(t,1H),3.71(s,3H),4.70(br.,1H),6.58(d,1H),7.38−7.48(m,1H),7.54−7.90(m,7H),9.35(s,1H).
【0291】
実施例2−113
(±)(2E)−3−{2−({4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}アクリル酸
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル(2E)−3−{2−({4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}アクリレート(実施例2−112)30mg(0.06mmol)をジオキサン0.3mLに溶解した。LiOH2.8mg(0.12mmol)およびH
2O0.08mLを添加し、反応混合物を70℃で2.5時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を水(10mL)に懸濁した。混合物をpH4に酸性化した(1N HCl)後、反応混合物を室温で2時間攪拌した。固体を濾別し、水で洗浄し、一晩乾燥させると標記化合物21.5mg(70%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.51分;m/z=504.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.17(m,10H),1.39(d,1H),1.47(d,1H),1.67−1.85(m,1H),1.89(br.,2H),2.04(t,1H),4.71(t,1H),6.46(d,1H),7.45(d,1H),7.59−7.89(m,7H),9.69(br.,1H),12.23(br.,1H).
【0292】
実施例2−114
(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート(実施例2−110)1.01g(2.01mmol)をエタノール43.9mLに溶解した。Pd/C42.9mg(0.4mmol)を添加し、反応混合物をH
2雰囲気下室温で12時間攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製すると所望の化合物0.63g(56%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.31分;m/z=504.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.88−1.13(m,10H),1.38(d,2H),1.70−1.92(m,3H),1.95−2.09(m,1H),2.63(t,2H),2.88(t,2H),3.57(s,3H),4.61(br.s.,1H),6.87(d,1H),7.21(s,1H),7.30(d,2H),7.42(d,1H),7.78(d,2H),8.98(s,1H).
【0293】
実施例2−114−1
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA
ラセミ化合物(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート(実施例2−114;627mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:ジクロロメタン/メタノール8 x 0.7mL中627mg;溶媒:ヘキサン、2−プロパノール、ジエチルアミン(70:30:0.1);流量:40mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:7.8〜8.9分)214mgおよび実施例2−114−2に記載されるエナンチオマーB200mgが得られた。標記化合物(エナンチオマーA)を、分析的キラルHPLC(システム:Waters:Alliance 2695、DAD 996、ESA:Corona;カラム:Chiralpak IA 3μm 100x4.6mm;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(v/v/v);流量:1.0mL/分;温度:25℃;溶液:1.0mg/mL EtOH/MeOH1:1;注入:5.0μl;検出:DAD254nm)によってさらに特徴付けた:R
t=3.64分。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.88−1.15(m,10H),1.38(d,2H),1.68−1.94(m,3H),2.02(t,1H),2.56−2.68(m,2H),2.80−2.94(m,2H),3.57(s,3H),4.51−4.71(m,1H),6.87(d,1H),7.22(s,1H),7.30(d,2H),7.42(d,1H),7.78(d,2H),8.98(s,1H).
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーAの別のバッチを、比旋光度によってさらに特徴付けた:[α]
D20=13.2°+/−0.06°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0294】
実施例2−114−2
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB
ラセミ化合物(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート(実施例2−114;627mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:ジクロロメタン/メタノール8 x 0.7mL中627mg;溶媒:ヘキサン、2−プロパノール、ジエチルアミン(70:30:0.1);流量:40mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:12.7〜14.8分)200mgおよび実施例2−114−1に記載されるエナンチオマーA214mgが得られた。標記化合物(エナンチオマーB)を、分析的キラルHPLC(システム:Waters:Alliance 2695、DAD 996、ESA:Corona;カラム:Chiralpak IA 3μm 100x4.6mm;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(v/v/v);流量:1.0mL/分;温度:25℃;溶液:1.0mg/mL EtOH/MeOH1:1;注入:5.0μl;検出:DAD254nm)によってさらに特徴付けた:R
t=5.74分。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.13(m,10H),1.38(d,2H),1.65−1.91(m,3H),2.02(t,1H),2.63(t,2H),2.87(t,2H),3.57(s,3H),4.61(br.s.,1H),6.82−6.91(m,1H),7.22(s,1H),7.30(d,2H),7.42(d,1H),7.78(d,2H),8.99(s,1H).
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーBの別のバッチを、比旋光度によってさらに特徴付けた:[α]
D20=−12.2°+/−0.04°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0295】
実施例2−115
(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート(実施例2−138)150mg(0.31mmol)から始めて、標記化合物を実施例2−114と同様に調製した。136.4mg(86%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.41分;m/z=488.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.07(m,10H),1.39(d,2H),1.70−1.92(m,3H),2.03(t,1H),2.64(t,2H),2.89(t,2H),3.58(s,3H),4.55−4.73(m,1H),6.87−6.95(m,1H),7.27(s,1H),7.46(d,1H),7.60−7.69(m,2H),7.82−7.91(m,2H),9.24(s,1H).
実施例2−115のラセミ物質のエナンチオマーをキラル分取HPLCによって分離し(システム:2x Labomatic Pump HD−3000、Labomatic AS−3000、Knauer DAD 2600、Labomatic Labcol Vario 4000 Plus;カラム:Chiralpak IF 5μm 250x30mm;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(v/v/v);流量:50mL/分;温度:室温;溶液:520mg/5mL DCM/2−プロパノール;注入:4 x 1.3mL;検出:UV254nm)、キラルHPLC(システム:Agilent 1260;カラム:Chiralpak IF 5μm 150x4.6mm;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(v/v/v);流量:1.0mL/分;温度:25℃;溶液:1.0mg/mL EtOH/MeOH2:1;注入:5.0μl;検出:DAD254nm)および比旋光度によって分析的に特徴付けた:
【0296】
実施例2−115−1
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA
R
t=3.04分;[α]
D20=10.5°+/−0.99°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0297】
実施例2−115−2
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB
R
t=4.34分;[α]
D20=−13.3°+/−0.80°(C=1.0000g/100mL、メタノール)
【0298】
表3の実施例を、(±)メチル3−(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート(中間体1−34)および対応する商業的に入手可能なチオイソシアネートから始めて、参照実施例2−150と同様に調製した。エナンチオマーを所与の手順にしたがって分離および分析した。
【0299】
【表3A】
[この文献は図面を表示できません]
【表3B】
[この文献は図面を表示できません]
【表3C】
[この文献は図面を表示できません]
【表3D】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
実施例2−116
(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
(±)5−ブロモ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−61)500mg(1.01mmol)、アクリルアミド140mg(2.02mmol)、トリ−2−トリルホスフィン52mg(0.17mmol)および酢酸パラジウム(II)22.6mg(0.10mmol)をアセトニトリル7mlに溶解した。トリエチルアミン116.2mg(1.15mmol)を添加した後、反応混合物を電子レンジ中110℃で1時間加熱した。反応が完了下後、反応混合物を水/NH
4Cl/ジクロロメタンの混合物に注ぎ入れ、激しく攪拌した。有機相を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥させた。溶媒を蒸発させた後、残渣をHPLCによって精製すると標記化合物52.7mg(10%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.28分;m/z=487.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.18(m,10H),1.31−1.50(m,2H),1.69−1.95(m,3H),2.04(t,1H),4.66(t,1H),6.51(d,1H),6.99(br.s.,1H),7.23(d,1H),7.33(d,2H),7.41−7.51(m,2H),7.52−7.62(m,2H),7.82(d,2H),9.11(s,1H).
【0301】
実施例2−116−1
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、エナンチオマーA
ラセミ化合物(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド(実施例2−116;ジクロロメタン/N,N−ジメチルホルムアミド2:1 1.5mL中42mg)を、SFC(システム:Sepiatec Prep SFC100;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド2:1 1 x 0.5mLおよび4 x 0.25mL中42mg;溶媒:CO
2/2−プロパノール/ジエチルアミン(0.2%)(70:30);流量:80mL/分;圧力:100bar;温度:40℃;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:3.0〜3.6分;純度93%)14.1mgおよび実施例2−116−2に記載されるエナンチオマーB19.7mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.18(m,10H),1.31−1.50(m,2H),1.69−1.95(m,3H),2.04(t,1H),4.66(t,1H),6.51(d,1H),6.99(br.s.,1H),7.23(d,1H),7.33(d,2H),7.41−7.51(m,2H),7.52−7.62(m,2H),7.82(d,2H),9.11(s,1H).
【0302】
実施例2−116−2
(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド、エナンチオマーB
ラセミ化合物(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド(実施例2−116;ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド2:1 1.5mL中42mg)を、SFC(システム:Sepiatec Prep SFC100;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド2:1 1 x 0.5mLおよび4 x 0.25mL中42mg;溶媒:CO
2/2−プロパノール/ジエチルアミン(0.2%)(70:30);流量:80mL/分;圧力:100bar;温度:40℃;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:3.9〜5.0分;純度82%)19.7mgおよび実施例2−116−1に記載されるエナンチオマーA14.1mgが得られた。
【0303】
実施例2−117
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
(±)(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド(実施例2−116)200mg(0.41mmol)をエタノール10mLに溶解した。Pd/C21.9mg(0.2mmol)を添加し、反応混合物をH
2雰囲気下室温で12時間攪拌した。触媒をガラス繊維フィルタを介して濾別し、溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製すると所望の化合物172.1mg(81%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.15分;m/z=489.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.87−1.12(m,10H),1.32−1.45(m,2H),1.66−1.94(m,3H),1.96−2.11(m,1H),2.30−2.41(m,2H),2.77−2.88(m,2H),4.61(t,1H),6.59−6.74(m,1H),6.86(dd,1H),7.17−7.33(m,4H),7.40(d,1H),7.73−7.83(m,2H),8.95(s,1H).
【0304】
実施例2−117−1
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、エナンチオマーA
ラセミ化合物(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド(実施例2−117;140mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:メタノール5 x 0.4mL中140mg;溶媒:ヘキサン、2−プロパノール(70:30)および0.1%ジエチルアミン;流量:31mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:4.0〜6.75分)60mgおよび実施例2−117−2に記載されるエナンチオマーB60mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.15(m,10H),1.38(d,2H),1.66−1.92(m,3H),2.02(t,1H),2.35(t,2H),2.83(t,2H),4.61(br.s.,1H),6.73(br.s.,1H),6.86(dd,1H),7.18−7.34(m,4H),7.41(d,1H),7.72−7.84(m,2H),8.97(s,1H).
【0305】
実施例2−117−2
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド、エナンチオマーB
ラセミ化合物(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド(実施例2−117;140mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:メタノール5 x 0.4mL中140mg;溶媒:ヘキサン、2−プロパノール(70:30)および0.1%ジエチルアミン;流量:31mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:7.5〜11分)60mgおよび実施例2−117−1に記載されるエナンチオマーA60mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.13(m,10H),1.39(d,2H),1.69−1.93(m,3H),2.03(s,1H),2.35(t,2H),2.83(t,2H),4.61(br.s.,1H),6.72(br.s.,1H),6.82−6.90(m,1H),7.19−7.34(m,4H),7.41(d,1H),7.72−7.83(m,2H),8.97(s,1H).
【0306】
実施例2−118
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート(実施例2−114)120mg(0.24mmol)をジオキサン1mLに溶解した。LiOH11.4mg(0.48mmol)および水0.34mLを添加し、反応物を70℃で2.5時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を水に懸濁した。pH4になるまでHCl水溶液(1M)で混合物を酸性化した後、得られた沈殿を濾別し、水で洗浄し、乾燥させると、標記化合物90.3mg(74%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.85−1.15(m,10H),1.32−1.54(m,2H),1.64−1.88(m,3H),2.04(t,1H),2.42−2.61(m,2H,partially obscured by the signals of the solvent),2.86(t,2H),4.69(br.s.,1H),6.98(d,1H),7.23(s,1H),7.37(d,2H),7.54(d,1H),7.73(d,2H),9.65(br.s.,1H),12.10(br.s.,1H).
【0307】
実施例2−118−1
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーA
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA(実施例2−114−1)214mg(0.43mmol)を前記実施例2−118に記載されるようにけん化すると、標記化合物177.1mg(81%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.88−1.12(m,10H),1.33−1.47(m,2H),1.66−1.92(m,3H),2.03(t,1H),2.43−2.60(m,2H,partially obscured by the signals of the solvent),2.85(t,2H),4.63(t,1H),6.91(d,1H),7.22(s,1H),7.32(d,2H),7.45(d,1H),7.76(d,2H),9.13(br.s.,1H),12.06(br.s.,1H).
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーAの別のバッチを、比旋光度によってさらに特徴付けた:[α]
D20=18.3°+/−0.25°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0308】
実施例2−118−2
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーB
メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB(実施例2−114−2)200mg(0.4mmol)を実施例2−118に記載されるようにけん化すると、標記化合物168.2mg(82%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.18(m,10H),1.32−1.52(m,2H),1.66−1.92(m,3H),2.04(t,1H),2.44−2.60(m,2H,partially obscured by the signals of the solvent),2.86(t,2H),4.66(t,1H),6.95(d,1H),7.22(s,1H),7.35(d,2H),7.50(d,1H),7.73(d,2H),9.40(br.s.,1H),12.06(br.s.,1H).
3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーBの別のバッチを、比旋光度によってさらに特徴付けた:[α]
D20=−18.5°+/−0.09°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0309】
実施例2−119
(±)3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
(±)メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート(実施例2−115)105mg(0.22mmol)をジオキサン0.9mLに溶解した。LiOH10.3mg(0.43mmol)および水0.31mLを添加し、反応物を70℃で2.5時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を水で希釈した。pH4になるまでHCl水溶液(1M)で混合物を酸性化した。得られた沈殿を濾別し、水で洗浄し、乾燥させると標記化合物35mg(33%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.27分;m/z=474.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.88−1.05(m,10H),1.35−1.47(m,2H),1.70−1.95(m,3H),2.04(t,1H),2.40−2.64(m,2H,partially obscured by the signal of the solvent),2.86(t,2H),4.60−4.70(m,1H),6.90(d,1H),7.29(d,1H),7.47(d,1H),7.64(d,2H),7.88(d,2H),9,.21(br.,1H),12.2(very br.,1H).
【0310】
実施例2−119−1
3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーA
実施例2−165−1と同様に:メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA(実施例2−115−1;159mg、0.326mmol)を、ピリジン(5mL)中ヨウ化リチウム(5.0当量、218mg、1.63mmol)と125℃で5日間反応させると、分取HPLC後に、標記化合物(41mg、25%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=474;R
t=0.99分(方法F)。
【0311】
実施例2−119−2
3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーB
実施例2−165−1と同様に:メチル3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB(実施例2−115−2;139mg、0.285mmol)を、ピリジン(4mL)中ヨウ化リチウム(5.0当量、191mg、1.43mmol)と125℃で5日間反応させると、分取HPLC後に、標記化合物(22mg、15%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=474;R
t=0.99分(方法F)。
【0312】
表4の実施例を、所与のエステル前駆体から始めて、参照実施例2−26と同様に調製した。
【0313】
【表4A】
[この文献は図面を表示できません]
【表4B】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
実施例2−120
(±)−(2E)−N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
(±)5−ブロモ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−61)200mg(0.40mmol)、N,N−ジメチルアクリルアミド80mg(0.81mmol)、トリ−2−トリルホスフィン20.8mg(0.07mmol)および酢酸パラジウム(II)9mg(0.04mmol)をアセトニトリル2.8mlに溶解した。トリエチルアミン46.5mg(0.46mmol)を添加した後、反応混合物を電子レンジ中110℃で1時間加熱し、反応が終了した後、水/NH
4Cl/ジクロロメタンの混合物に注ぎ入れ、激しく攪拌した。有機相を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥させた。溶媒を蒸発させた後、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製すると、標記化合物65.4mg(30%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.37分;m/z=515.3(ES+、M+1)。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.13(m,10H),1.38−1.46(m,2H),1.72−1.98(m,3H),2.04(t,1H),2.92(s,3H),3.15(s,3H),4.60−4.71(m,1H),7.12(d,1H),7.26−7.38(m,3H),7.47−7.57(m,2H),7.80−7.90(m,3H),9.10(s,1H).
【0315】
実施例2−121
(±)N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパンアミド
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
前記実施例2−120で調製した(±)−(2E)−N,N−ジメチル−3−(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリルアミド50mg(0.097mmol)をエタノール2.4mLに溶解した。Pd/C(10%)5.2mg(0.05mmol)を添加した後、反応混合物をH
2雰囲気下室温で12時間攪拌した。ガラス繊維フィルタを介して触媒を濾過した後、溶媒を蒸発させると、90%純度の標記化合物31.3mg(56%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.27分;m/z=517.3(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.09(m,10H),1.30−1.43(m,2H),1.67−1.94(m,3H),2.03(t,1H),2.50−2.66(m,2H,partially obscured by the signal of the solvent),2.80−2.90(m,5H),2.92(s,3H),4.52−4.70(m,1H),6.89(d,1H),7.21−7.34(m,3H),7.41(d,1H),7.78(d,2H),8.98(br.s.,1H).
【0316】
実施例2−122
(±)({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:(±)tert−ブチル({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)アセテート
(±)tert−ブチル(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェノキシ)アセテート(中間体1−3)250mg(0.69mmol)をテトラヒドロフラン2mLに溶解した。1−エトキシ−イソチオシアナトベンゼン124mg(0.69mmol)およびN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド174mg(1.38mmol)を添加し、反応混合物を70℃で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(Biotage、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって2回精製すると、所望の生成物140mg(39%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.61分;m/z=509.3(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.11(m,10H),1.24−1.52(m,14H),1.61−1.92(m,3H),1.94−2.07(m,1H),3.91−4.07(m,2H),4.49−4.59(m,3H),6.55(dd,1H),6.80−6.93(m,3H),7.33(d,1H),7.55(d,2H),8.55(s,1H).
ステップ2:(±)({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)酢酸
ステップ1に記載される(±)tert−ブチル({2−[(4−エトキシフェニル)アミノ]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}オキシ)アセテート100mg(0.2mmol)をジオキサン中HCl(4M)46.4mLに溶解し、室温で3日間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(pH9)で処理した。室温で1時間攪拌した後、固体が沈殿した。ジクロロメタン(100mL)を添加した。45分間攪拌した後、有機相を分離し、水および食塩水で洗浄した。有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、溶媒を除去した。UPLC−MSは生成物を示した。残渣を水に加え、pH4になるまで塩酸(1N)で酸性化した。得られた懸濁液を室温で一晩攪拌し、翌日濾別した。沈殿をクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物14.1mg(15%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.13分;m/z=452.0(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.85−1.12(m,10H),1.23−1.46(m,5H),1.61−1.86(m,3H),2.00(t,1H),3.98(q,2H),4.48−4.65(m,3H),6.57(dd,1H),6.78−6.93(m,3H),7.33(d,1H),7.56(d,2H),8.53(br.s.,1H),12.86(br.s.,1H).
【0317】
表5に示される実施例を、前記実施例2−122に記載されるように、ただし、後処理を変えて、中間体1−3および対応する商業的に入手可能なイソチオシアネートから始めて2段階で同様に調製した。反応が完了した後、反応混合物を蒸発乾固し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製した。
【0318】
【表5A】
[この文献は図面を表示できません]
【表5B】
[この文献は図面を表示できません]
【表5C】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
実施例2−127
(±)メチルN−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸(実施例2−123)0.30g(0.52mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド3.2mLに溶解した。DMF0.5mLに懸濁したメチルグリシネート塩酸塩0.08g(0.62mmol)、およびトリエチルアミン0.054mLを添加した。PyBOP0.32g(0.62mmol)およびヒューニッヒ塩基0.27mL(1.56mmol)を添加した後、反応混合物を室温で3日間攪拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、メチルtert−ブチルエーテルで2回(それぞれ80mL)抽出した。合わせた有機相を水および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、所望の化合物0.18g(59%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.23分;m/z=564.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.13(m,10H),1.39(d,2H),1.64−1.94(m,3H),2.02(t,1H),3.62(s,3H),3.92(d,2H),4.47−4.70(m,3H),6.72(dd,1H),7.00(d,1H),7.30(d,2H),7.45(d,1H),7.78(d,2H),8.49(t,1H),9.00(s.,1H).
【0320】
実施例2−128
(±)N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸(実施例2−123)0.30g(0.52mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド3.2mLに溶解した。シクロプロピルアミン0.04g(0.62mmol)、PyBOP0.32g(0.62mmol)およびヒューニッヒ塩基0.27mL(1.56mmol)を添加し、反応混合物を室温で3日間攪拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、メチルtert−ブチルエーテルで2回(それぞれ80mL)抽出した。合わせた有機相を水および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、所望の標記化合物0.17g(60%)がラセミ体として得られた。
UPLC−MS:R
t=1.31分;m/z=532.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.45−0.53(m,2H),0.56−0.68(m,2H),0.89−1.15(m,10H),1.40(d,2H),1.65−1.98(m,3H),2.02(t,1H),2.61−2.77(m,1H),4.40(s,2H),4.52−4.70(m,1H),6.69(dd,1H),6.96(d,1H),7.30(d,2H),7.42(d,1H),7.71−7.85(m,2H),8.09(d,1H),8.99(s,1H).
【0321】
実施例2−128−1
N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、エナンチオマーA
ラセミ化合物(±)N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド(実施例2−128;131mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Gilson:Liquid Handler 215;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:ジクロロメタン1 x 0.4mLおよび2 x 0.8mL中131mg;溶媒:ヘキサン、2−プロパノール(70:30)および0.1%ジエチルアミン;流量:20mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、保持時間範囲:9.0〜11.2分)52mgおよび実施例2−128−2に記載されるエナンチオマーB56mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.45−0.53(m,2H),0.58−0.69(m,2H),0.90−1.15(m,10H),1.39(d,2H),1.63−1.94(m,3H),2.01(t,1H),2.62−2.78(m,1H),4.40(s,2H),4.52−4.69(m,1H),6.69(dd,1H),6.94(d,1H),7.30(d,2H),7.43(d,1H),7.71−7.85(m,2H),8.09(d,1H),8.98(s,1H).
【0322】
実施例2−128−2
N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド、エナンチオマーB
ラセミ化合物(±)N−シクロプロピル−2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセトアミド(実施例2−128;131mg)を、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Gilson:Liquid Handler 215;カラム:Chiralpak IA、5μM 250x20mm;注入:ジクロロメタン1 x 0.4mLおよび2 x 0.8mL中131mg;溶媒:ヘキサン、2−プロパノール(70:30)および0.1%ジエチルアミン;流量:20mL/分;検出:UV254nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、保持時間範囲:13.0〜15.4分)56mgおよび実施例2−128−1に記載されるエナンチオマーA52mgが得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.45−0.53(m,2H),0.56−0.68(m,2H),0.89−1.15(m,10H),1.38(d,2H),1.65−1.92(m,3H),2.01(t,1H),2.61−2.75(m,1H),4.40(s,2H),4.51−4.68(m,1H),6.68(dd,1H),6.94(d,1H),7.30(d,2H),7.42(d,1H),7.71−7.85(m,2H),8.09(d,1H),8.98(s,1H).
【0323】
表6の対応するアミドを、PyBOPおよび対応するアミンを用いて実施例2−128に記載されるアミドの合成と同様に調製した。
【0324】
【表6A】
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【表6B】
[この文献は図面を表示できません]
【表6C】
[この文献は図面を表示できません]
【表6D】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
実施例2−129
(±)N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン
【化89】
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(±)メチルN−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート(実施例2−127)0.145g(0.26mmol)をジオキサン1.1mLに懸濁した。水酸化リチウム0.012g(0.52mmol)および水0.37mLを添加した後、反応混合物を70℃で5時間攪拌した。溶媒を除去し、反応混合物を水(20mL)に懸濁した。1M HClを添加することによって、混合物のpHをpH4に調整した。次いで、混合物を室温で一晩攪拌した。沈殿を濾別し、水で洗浄し、その後、乾燥させると、標記化合物と(±)[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸(実施例2−123)の混合物0.13gが得られた。結果として、混合物をHPLCによってさらに精製すると、最終的に所望の化合物66.9mg(44%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.07(m,10H),1.38(d,1H),1.56(d,1H),1.66−1.98(m,3H),2.05(t,1H),3.81(d,2H),4.54(s,2H),4.65(t,1H),6.89(d,1H),6.96(d,1H),7.45(d,2H),7.59−7.76(m,3H),8.40(t,1H),10.05(very br.),12.6(very br.).
【0326】
実施例2−130(±)メチルN−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート
【化90】
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[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸(実施例2−123)0.30g(0.52mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド3.2mLに溶解した。メチルN−メチルグリシネート塩酸塩0.09g(0.62mmol)、PyBOP0.32g(0.62mmol)およびヒューニッヒ塩基0.27mL(1.56mmol)を添加し、反応混合物を室温で3日間攪拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、メチルtert−ブチルエーテルで2回(それぞれ80mL)抽出した。合わせた有機相を水および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、所望の標記化合物0.12g(38.8%)がラセミ体として得られた。
UPLC−MS:R
t=1.31分;m/z=578.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.13(m,10H),1.39(d,2H),1.62−1.96(m,3H),2.01(t,1H),2.88 and 3.09(s,combined 3H),3.65 and 3.70 (s,combined 3H),4.10 and 4.31(s,combined 2H),4.52− 4.70(m,1H),4.70 and 4.83(s,combined 2H),6.58−6.69(m,1H),6.91−7.00(m,1H),7.30(d,2H),7.41(d,1H),7.79(d,2H),8.99(s.,1H).
【0327】
実施例2−131
(±)N−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシン
【化91】
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(±)メチルN−メチル−N−{[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]アセチル}グリシネート(実施例2−130)90mg(0.16mmol)を実施例2−129に記載されるようにけん化すると、HPLCを介した精製後に標記化合物20.9mg(23%)が得られた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.90−1.19(m,10H),1.38(d,1H),1.54(d,1H),1.62−1.95(m,3H),2.04(t,1H),2.83 and 3.05(s,combined 3H),3.99 and 4.19(s,combined 2H),4.55−4.68(m,1H),4.73 and 4.88(s,combined 2H),6.70−7.92(m,2H),7.44(br.,d,2H),7.53−7.75(m,3H),12.66(br.s.,1H).
【0328】
実施例2−132
(±)4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸
【化92】
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ステップ1:(±)tert−ブチル4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタノエート (±)tert−ブチル4−(3−アミノ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェノキシ)ブタノエート(中間体1−9)295mg(0.75mmol)をテトラヒドロフラン15mLに溶解した。1−イソチオシアナト−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン165.5mg(0.75mmol)およびN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド190.6mg(1.51mmol)を添加し、反応混合物を70℃で5時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(Biotage、溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって2回精製すると、所望の生成物310mg(68%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.89−1.10(m,10H),1.32−1.44(m,11H),1.66−1.78(m,1H),1.78−2.05(m,5H),2.36(t,2H),3.95(t,2H),4.53−4.66(m,1H),6.62(dd,1H),6.95(d,1H),7.29(d,2H),7.39(d,1H),7.71−7.81(m,2H),8.95(s,1H).
ステップ2:(±)4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタン酸
ステップ1に記載される(±)tert−ブチル4−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]ブタノエート100mg(0.17mmol)をジオキサン中HCl(4M)4.3mLに溶解し、室温で21時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を水で処理した。得られた懸濁液を室温で一晩攪拌し、固体を濾別し、風乾すると、わずかに汚染されている標記化合物86.4mg(86%)が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.18−1.30(m,10H),1.30−1.43(m,1H),1.51(d,1H),1.71(q,1H),1.80−2.08(m,5H),2.38(t,2H),3.98(t,2H),4.70(br.s.,1H),6.77(d,1H),6.91(d,1H),7.41(d,2H),7.58(br.s.,1H),7.68(d,2H),12.10(br.s.,1H).
【0329】
表7に示される実施例を、中間体1−9および対応する商業的に入手可能なイソチオシアネートから始めて実施例2−132に記載されるように2段階で同様に調製し、必要に応じてそのエナンチオマーに分離した。ラセミ体のそのエナンチオマーへの分離をtertブチルエステル中間体に行った。
【0330】
【表7A】
[この文献は図面を表示できません]
【表7B】
[この文献は図面を表示できません]
【表7C】
[この文献は図面を表示できません]
【表7D】
[この文献は図面を表示できません]
【表7E】
[この文献は図面を表示できません]
【表7F】
[この文献は図面を表示できません]
【表7G】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
実施例2−138
(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
(±)5−ブロモ−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−2−アミン(参照実施例2−62)500mg(1.04mmol)、メタクリレート179.2mg(2.08mmol)、トリ−2−トリルホスフィン53.9mg(0.18mmol)および酢酸パラジウム(II)23.4mg(0.1mmol)をアセトニトリル7.3mLに溶解した。トリエチルアミン0.17mL(1.19mmol)を添加した後、反応混合物を電子レンジ中110℃で60分間加熱した。反応が不完全であったので、さらなる試薬を添加し(それぞれ1当量)、加熱を加熱ブロック中で一晩(110℃)続けた。反応混合物をフラッシュカラムに入れ、酢酸エチル(250mL)で洗浄して触媒および塩を除去した。濾液を蒸発乾固し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製すると、標記化合物252mg(47%)が得られた。
UPLC−MS:R
t=1.59分;m/z=486.2(ES+、M+1)。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.91−1.18(m,10H),1.32−1.50(m,2H),1.70−1.98(m,3H),2.08(t,1H),3.72(s,3H),4.71(br.,1H),6.58(d,1H),7.42(d,1H),7.58−7.88(m,5H),7.93(d,2H),9.38(s,1H).
【0332】
実施例2−138−1
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、エナンチオマーA
実施例2−138に記載されるラセミ化合物(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート97mgを、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Gilson:Liquid Handler 215;カラム:Chiralpak AD−H、5μM 250x30mm;注入:エタノール/メタノール3 x 1mL中97mg;溶媒:エタノール、メタノール、ジエチルアミン(50:50:0.1);流量:30mL/分;検出:UV280nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーA、R
t=9.3〜11.6分)35mgおよび実施例2−138−2に記載されるエナンチオマーB35mgが得られた。
【0333】
実施例2−138−2
メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート、エナンチオマーB
実施例2−138に記載されるラセミ化合物(±)メチル(2E)−3−(2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)アクリレート97mgを、キラルHPLC(システム:Agilent Prep 1200、2xPrep Pump、DLA、MWD、Gilson:Liquid Handler 215;カラム:Chiralpak AD−H、5μM 250x30mm;注入:エタノール/メタノール3 x 1mL中97mg;溶媒:エタノール、メタノール、ジエチルアミン(50:50:0.1);流量:30mL/分;検出:UV280nm)を介してそのエナンチオマーに分離すると、標記化合物(エナンチオマーB、R
t=13.6〜17.0分)35mgおよび実施例2−138−1に記載されるエナンチオマーA35mgが得られた。
【0334】
参照実施例2−150
(±)メチル6−メトキシ−2−{[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシレート
【化94】
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(±)メチル5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}ベンゾエート(中間体1−31;500mg、1.56mmol)のTHF(10mL)中溶液を1−イソチオシアナト−4−(プロパン−2−イルオキシ)ベンゼン(1.00当量、302mg、1.56mmol)で処理し、室温で3時間攪拌した。EDC(2.00当量、598mg、3.12mmol)を添加し、反応混合物を70℃に加熱し、この温度での攪拌を3日間続けた。混合物を室温に冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)に注ぎ入れた。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(565mg、72%)がラセミシスジアステレオマーとして得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=480;R
t=1.54分(方法F)。
【0335】
実施例2−158
(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート
【化95】
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参照実施例2−150と同様に:(±)メチル3−(5−アミノ−2−メチル−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート(中間体1−33;335mg、0.705mmol)のTHF(8mL)中溶液を1−イソチオシアナト−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(CAS番号[64285−95−6];1.00当量、155mg、0.705mmol)で処理し、室温で2時間攪拌した。EDC(2.00当量、270mg、1.41mmol)を添加し、反応混合物を70℃に加熱し、この温度での攪拌を24時間続けた。混合物を室温に冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)に注ぎ入れた。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(170mg、47%)がラセミシスジアステレオマーとして得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=518;R
t=1.68分(方法F)。
(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエートの別のバッチを
1H−NMRによってさらに特徴付けた:
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ[ppm]=0.96−0.98(m,6H),1.03(s,3H),1.10(t,1H),1.36−1.41(m,2H),1.72−1.90(m,3H),2.04(t,1H),2.36(s,3H),2.58−2.61(m,2H),2.84−2.88(m,2H),3.60(s,3H),4.55−4.61(m,1H),7.16(s,1H),7.28−7.31(m,3H),7.74−7.78(m,2H),8.92(br.s.,1H)。
実施例2−158のラセミ物質のエナンチオマーをキラル分取HPLCによって分離し(システム:Sepiatec Prep SFC100;カラム:Chiralpak IA 5μm 250x20mm;溶媒:CO
2/2−プロパノール77/23;流量:80mL/分;圧力(出口):150bar;温度:40℃;溶液:170mg/2mLジクロロメタン/メタノール1:1;注入:5 x 0.4mL;検出:UV254nm)、キラルHPLCによって分析的に特徴付けた(システム:Agilent:1260 AS、MWD、Aurora SFC−Module;カラム:Chiralpak IA 5μm 100x4.6mm;溶媒:CO
2/2−プロパノール77/23;流量:4.0mL/分;圧力(出口):100bar;温度:37.5℃;溶液:1.0mg/mL EtOH/MeOH;注入:10.0μl;検出:DAD254nm):
【0336】
実施例2−158−1
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA
R
t=1.79分。
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーAの別のバッチを、比旋光度によってさらに特徴付けた:[α]
D20=13.6°+/−0.10°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0337】
実施例2−158−2
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB
R
t=2.82分。
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーBの別のバッチを、比旋光度によってさらに特徴付けた:[α]
D20=−14.0°+/−0.12°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0338】
表8の実施例を、(±)メチル3−(5−アミノ−2−メチル−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート(中間体1−33)および対応する商業的に入手可能なチオイソシアネートから始めて、実施例2−158と同様に調製した。エナンチオマーを所与の手順にしたがって分離および分析した。
【0339】
【表8A】
[この文献は図面を表示できません]
【表8B】
[この文献は図面を表示できません]
【表8C】
[この文献は図面を表示できません]
【表8D】
[この文献は図面を表示できません]
【表8E】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
実施例2−162
(±)3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸
【化96】
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参照実施例2−26と同様に:(±)メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート(実施例2−158;47mg、0.091mmol)を、THF/水の混合物(1:1、2mL)中水酸化リチウム(5.0当量、11mg、0.45mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(45mg、93%)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97(d,3H),1.02(s,3H),1.06(s,3H),1.18(t,1H),1.37−1.40(m,1H),1.57−1.60(m,1H),1.72−1.81(m,1H),1.93−1.96(m,2H),2.10(t,1H),2.41(s,3H),2.50−2.53(m,2H),2.85−2.89(m,2H),4.78−4.84(m,1H),7.18(s,1H),7.49−7.51(m,2H),7.62−7.65(m,3H),10.91(br.s.,0.7H*),12.12(br.s.,0.8H*),13.03(br.s.,0.5H*).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=504;R
t=1.00分(方法F)。
【0341】
実施例2−162−1
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーA
参照実施例2−26と同様に:メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA(実施例2−158−1;33mg、0.064mmol)を、THF/水の混合物(1:1、2mL)中水酸化リチウム(5.0当量、7.6mg、0.32mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(40mg、定量的)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97(d,3H),1.02(s,3H),1.06(s,3H),1.18(t,1H),1.36−1.40(m,1H),1.57−1.61(m,1H),1.74−1.82(m,1H),1.94−1.98(m,2H),2.10(t,1H),2.41(s,3H),2.50−2.53(m,2H),2.84−2.89(m,2H),4.80−4.89(m,1H),7.18(s,1H),7.48−7.51(m,2H),7.63−7.66(m,3H),11.02(br.s.,0.7H*),12.17(br.s.,0.7H*),13.04(br.s.,0.6H*).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=504;R
t=1.02分(方法F)。
比旋光度:[α]
D20=30.9°+/−0.48°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0342】
実施例2−162−2
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーB
参照実施例2−26と同様に:メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB(実施例2−158−2;30mg、0.058mmol)を、THF/水の混合物(1:1、2mL)中水酸化リチウム(5.0当量、6.9mg、0.29mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(38mg、定量的)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97(d,3H),1.02(s,3H),1.06(s,3H),1.18(t,1H),1.36−1.40(m,1H),1.57−1.61(m,1H),1.74−1.83(m,1H),1.94−1.97(m,2H),2.10(t,1H),2.41(s,3H),2.50−2.53(m,2H),2.85−2.90(m,2H),4.80−4.88(m,1H),7.18(s,1H),7.49−7.52(m,2H),7.62−7.65(m,3H),11.02(br.s.,0.8H*),12.16(br.s.,0.6H*),13.04(br.s.,0.6H*).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=504;R
t=1.00分(方法F)。
比旋光度:[α]
D20=−28.3°+/−0.89°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0343】
表9の実施例を、所与のエステル前駆体から始めて、実施例2−162と同様に調製した。実施例2−165を分取HPLCによって精製した。
【0344】
【表9A】
[この文献は図面を表示できません]
【表9B】
[この文献は図面を表示できません]
【表9C】
[この文献は図面を表示できません]
【表9D】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
実施例2−165−1
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーA
メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA(実施例2−161−1;100mg、0.199mmol)のピリジン(4mL)中溶液をヨウ化リチウム(5.00当量、133mg、0.997mmol)で処理し、125℃で3日間加熱した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣を2NHClで溶解し、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質を分取HPLCによって精製すると、標記化合物(8mg、7%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=488;R
t=0.97分(方法F)。
【0346】
実施例2−165−2
3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーB
実施例2−165−1と同様に:メチル3−(6−メチル−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB(実施例2−161−2;74mg、0.15mmol)を、ピリジン(3mL)中ヨウ化リチウム(5.0当量、99mg、0.74mmol)と125℃で3日間反応させると、分取HPLC後に、標記化合物(45mg、53%)が得られた。
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=488;R
t=0.97分(方法F)。
【0347】
実施例2−166
(±)メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート
【化97】
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参照実施例2−150と同様に:(±)メチル3−(5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート(中間体1−32;1.40g、3.62mmol)のTHF(39mL)中溶液を1−イソチオシアナト−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(CAS番号[64285−95−6];1.00当量、792mg、3.62mmol)で処理し、室温で3時間攪拌した。EDC(2.00当量、1.39g、7.23mmol)を添加し、反応混合物を70℃に加熱し、この温度での攪拌を24時間続けた。混合物を室温に冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)に注ぎ入れた。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると標記化合物(1.58g、80%)がラセミシスジアステレオマーとして得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97−0.98(m,6H),1.02(s,3H),1.08(t,1H),1.38−1.41(m,2H),1.72−1.91(m,3H),2.02(t,1H),2.55−2.59(m,2H),2.83−2.87(m,2H),3.58(s,3H),3.84(s,3H),4.55−4.63(m,1H),6.97(s,1H),7.17(s,1H),7.27−7.29(m,2H),7.67−7.71(m,2H),8.87(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=534;R
t=1.67分(方法F)。
実施例2−166のラセミ物質のエナンチオマーをキラル分取HPLCによって分離し(システム:2xLabomatic Pump HD−3000、Labomatic AS−3000、Knauer DAD 2600、Labomatic Labcol Vario 4000 Plus;カラム:Chiralpak ID 5μm 250x30mm;番号:018BF;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(v/v/v);流量:50mL/分;温度:室温;溶液:1400mg/9.5mL DCM/MeOH;注入:7 x 1.5mL;検出:UV254nm)、キラルHPLC(システム:Agilent 1260;カラム:Chiralpak ID 5μm 150x4.6mm;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(v/v/v);流量:1.0mL/分;温度:25℃;溶液:1.0mg/mL EtOH/MeOH2:1;注入:5.0μl;検出:DAD254nm)および比旋光度によって分析的に特徴付けた:
【0348】
実施例2−166−1
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA
R
t=4.09分;[α]
D20=14.3°+/−0.32°(C=1.0000g/100mL、メタノール)
【0349】
実施例2−166−2
メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB
R
t=5.94分;[α]
D20=−14.0°+/−2.10°(C=1.0000g/100mL、メタノール)
【0350】
表10の実施例を、(±)メチル3−(5−アミノ−2−メトキシ−4−{[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]アミノ}フェニル)プロパノエート(中間体1−32)および対応する商業的に入手可能なチオイソシアネートから始めて、実施例2−166と同様に調製した。エナンチオマーを所与の手順にしたがって分離および分析した。
【0351】
【表10A】
[この文献は図面を表示できません]
【表10B】
[この文献は図面を表示できません]
【表10C】
[この文献は図面を表示できません]
【表10D】
[この文献は図面を表示できません]
【表10E】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
実施例2−169
(±)3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
参照実施例2−26と同様に:(±)メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート(実施例2−166;39mg、0.073mmol)を、THF/水の混合物(1:1、2mL)中水酸化リチウム(5.0当量、8.8mg、0.37mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(44mg、定量的)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.98(d,3H),1.01(s,3H),1.05(s,3H),1.13(t,1H),1.37−1.41(m,1H),1.52−1.56(m,1H),1.72−1.81(m,1H),1.92−1.95(m,2H),2.06(t,1H),2.46−2.50(m,2H),2.81−2.85(m,2H),3.89(s,3H),4.74−4.80(m,1H),7.08(br.s.,1H),7.19(s,1H),7.40−7.42(m,2H),7.64−7.66(m,2H),12.09(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=520;R
t=1.01分(方法D)。
【0353】
実施例2−169−1
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーA
参照実施例2−26と同様に:メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA(実施例2−166−1;39mg、0.073mmol)を、THF/水の混合物(1:1、2mL)中水酸化リチウム(5.0当量、8.8mg、0.37mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(38mg、95%)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.98(d,3H),1.02(s,3H),1.06(s,3H),1.17(t,1H),1.37−1.40(m,1H),1.61−1.63(m,1H),1.73−1.82(m,1H),1.92−1.97(m,2H),2.08(t,1H),2.46−2.50(m,2H),2.83−2.86(m,2H),3.92(s,3H),4.78−4.84(m,1H),7.15(br.s.,1H),7.20(s,1H),7.48−7.50(m,2H),7.61−7.63(m,2H),10.78(br.s.,0.6H*),12.12(br.s.,0.7H*),13.11(br.s.,0.5H*).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=520;R
t=0.98分(方法F)。
比旋光度:[α]
D20=32.7°+/−0.34°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0354】
実施例2−169−2
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーB
参照実施例2−26と同様に:メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB(実施例2−166−2;76mg、0.14mmol)を、THF/水の混合物(1:1、3.5mL)中水酸化リチウム(5.0当量、17mg、0.71mmol)と70℃で一晩反応させると、標記化合物(78mg、定量的)が得られ、これをさらには精製しなかった。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.98(d,3H),1.02(s,3H),1.06(s,3H),1.16(t,1H),1.37−1.41(m,1H),1.60−1.63(m,1H),1.73−1.82(m,1H),1.92−1.96(m,2H),2.07(t,1H),2.46−2.54(m,2H),2.83−2.86(m,2H),3.91(s,3H),4.76−4.83(m,1H),7.14(br.s.,1H),7.20(s,1H),7.48−7.50(m,2H),7.61−7.63(m,2H),10.69(br.s.,0.7H*),12.12(br.s.,0.8H*),13.09(br.s.,0.5H*).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=520;R
t=0.95分。
比旋光度:[α]
D20=−31.4°+/−0.17°(C=1.0000g/100mL、メタノール)。
【0355】
表11の実施例を、所与のエステル前駆体から始めて、実施例2−169と同様に調製した。実施例2−171を分取HPLCによって精製すると、実施例2−171が実施例2−178と一緒に得られた。
【0356】
【表11A】
[この文献は図面を表示できません]
【表11B】
[この文献は図面を表示できません]
【表11C】
[この文献は図面を表示できません]
【表11D】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
実施例2−171−1
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーA
実施例2−165−1と同様に:メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーA(実施例2−168−1;114mg、0.220mmol)を、ピリジン(4mL)中ヨウ化リチウム(5.00当量、147mg、1.10mmol)と125℃で3日間反応させると、分取HPLC後に、標記化合物(34mg、30%)が得られた。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97−0.98(m,6H),1.02(s,3H),1.08(t,1H),1.39−1.42(m,2H),1.74−1.81(m,1H),1.84−1.90(m,2H),2.03(t,1H),2.47−2.50(m,2H),2.81−2.84(m,2H),3.85(s,3H),4.58−4.64(m,1H),6.99(s,1H),7.22(s,1H),7.61−7.63(m,2H),7.74−7.76(m,2H),9.12(br.s.,1H),12.07(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=504;R
t=0.96分(方法F)。
【0358】
実施例2−171−2
3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパン酸、エナンチオマーB
実施例2−165−1と同様に:メチル3−(6−メトキシ−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)プロパノエート、エナンチオマーB(実施例2−168−2;122mg、0.236mmol)を、ピリジン(4mL)中ヨウ化リチウム(5.00当量、158mg、1.18mmol)と125℃で3日間反応させると、分取HPLC後に、標記化合物(35mg、29%)が得られた。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.97−0.98(m,6H),1.02(s,3H),1.08(t,1H),1.39−1.41(m,2H),1.74−1.81(m,1H),1.84−1.90(m,2H),2.03(t,1H),2.46−2.50(m,2H),2.81−2.84(m,2H),3.85(s,3H),4.58−4.64(m,1H),6.99(s,1H),7.22(s,1H),7.61−7.63(m,2H),7.74−7.76(m,2H),9.12(br.s.,1H),12.09(br.s.,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=504;R
t=0.96分(方法F)。
【0359】
実施例2−179
(±)2−[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]−N−{[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}アセトアミド
【化99】
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(±)[(2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1−[(シス)−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)オキシ]酢酸(実施例2−123、80mg、0.16mmol)をDMF(1.5mL)に溶解し、HATU(92mg、0.24mmol)、トリエチルアミン(24mg、0.24mmol)および3−(トリフルオロメチル)−2−アミノメチルピリジン(43mg、0.24mmol)を添加した。室温で一晩攪拌した後、反応混合物を分取HPLCに供すると、標記化合物が得られた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ[ppm]=0.92−1.15(m,10H),1.34−1.45(m,2H),1.65−1.94(m,3H),2.02(t,1H),4.57(s,2H),4.66(d,2H),6.74(dd,1H),7.09(d,1H),7.32(d,2H),7.45(d,1H),7.50−7.57(m,1H),7.79(d,2H),8.18(d.,1H),8.58(tr,1H),8.87(d,1H),9.01(s,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=650;R
t=1.44分(方法E)。
【0360】
表12の以下のアミドを、実施例2−123および対応するアミンから始めて、実施例2−179と同様に調製した。
【0361】
【表12A】
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【表12B】
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【表12C】
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【表12D】
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【表12E】
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【表12F】
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【表12G】
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【表12H】
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【表12I】
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【表12J】
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【0362】
表13の実施例を、中間体1−34〜1−44および対応する商業的に入手可能なチオイソシアネートから始めて、参照実施例2−1と同様に調製した。エナンチオマーを所与の手順にしたがって分離および分析した。
【0363】
【表13A】
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【表13B】
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【表13C】
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【表13D】
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【表13E】
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【表13F】
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【表13G】
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【表13H】
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【表13I】
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【表13J】
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【表13K】
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【表13L】
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【表13M】
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【表13N】
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【表13O】
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【表13P】
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【表13Q】
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【表13R】
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【表13S】
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【表13T】
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【表13U】
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【表13V】
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【表13W】
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【表13X】
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【表13Y】
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【表13Z】
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【表13AA】
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【表13AB】
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【表13AC】
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【表13AD】
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【表13AE】
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【表13AF】
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【表13AG】
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【0364】
表14の実施例を、所与のエステル前駆体から始めて、実施例2−169と同様に調製した。
【0365】
【表14A】
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【表14B】
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【表14C】
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【表14D】
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【表14E】
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【表14F】
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【表14G】
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【表14H】
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【表14I】
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【表14J】
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【表14K】
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【表14L】
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【表14M】
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【表14N】
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【表14O】
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【表14P】
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【表14Q】
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【表14R】
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【表14S】
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【表14T】
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【表14U】
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【0366】
実施例2−252
メチル3−[4−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパノエート
【化100】
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参照実施例2−150と同様に:メチル3−{3−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}プロパノエート(中間体1−45;451mg、1.28mmol)のTHF(10mL)中溶液を1−イソチオシアナト−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(CAS番号[64285−95−6];1.00当量、282mg、1.28mmol)で処理し、室温で1時間攪拌した。EDC(1.16当量、283mg、1.48mmol)を添加し、反応混合物を75℃に加熱し、この温度での攪拌を18時間続けた。さらなるEDC(1.16当量、283mg、1.48mmol)を添加し、反応物をさらに1時間加熱した。水(20mL)を添加し、層を分離し、水層を酢酸エチル(3 x 20mL)で抽出した。合わせた有機層を固形硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘプタン/酢酸エチル)によって2回精製すると、標記化合物(325mg、47%)が桃色固体として得られた。
1H−NMR(300 MHz,CDCl
3):δ[ppm]=0.88(s,6H),0.95(s,6H),0.88−1.30(m,4H),1.90(t,2H),2.68(t,2H),3.06(t,2H),3.68(s,3H),4.37(t,1H),6.75(br s,1H),6.95(d,1H),7.09−7.25(m,5H).
LC−MS(ES+):[M+H]
+=536;R
t=2.66分(方法A)。
【0367】
実施例2−253
メチル3−{4−フルオロ−2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパノエート
【化101】
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参照実施例2−150と同様に:メチル3−{3−アミノ−2−フルオロ−4−[(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)アミノ]フェニル}プロパノエート(中間体1−45;245mg、0.70mmol)のTHF(10mL)中溶液を1−イソチオシアナト−4−(プロパン−2−イルオキシ)ベンゼン(CAS番号[50785−46−1];1.00当量、135mg、0.70mmol)で処理し、室温で1時間攪拌した。EDC(1.14当量、154mg、0.80mmol)を添加し、反応混合物を75℃に加熱し、この温度での攪拌を18時間続けた。水(20mL)を添加し、層を分離し、水層を酢酸エチル(3 x 20mL)で抽出した。合わせた有機層を固形硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘプタン/酢酸エチル)によって精製すると、標記化合物(77mg、21%)が茶色固体として得られた。
1H−NMR(300 MHz,CDCl
3):δ[ppm]=0.83(s,6H),0.93(s,6H),1.23−1.56(m,4H),1.33(d,6H),1.89(t,2H),2.66(t,2H),3.05(t,2H),3.68(s,3H),4.20−5.55(m,2H),6.07(s,1H),6.80−6.90(m 4H),7.00−7.25(m,2H).
LC−MS(ES+):[M+H]
+=510;R
t=2.02分(方法A)。
【0368】
実施例2−254
3−[4−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパン酸
【化102】
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メチル3−[4−フルオロ−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−2−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミノ}−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]プロパノエート(実施例2−252;224mg、0.418mmol)のTHF(33mL)および水(8mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(4.00当量、70.2mg、1.67mmol)を添加し、反応物を室温で一晩攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し(pH5まで)、混合物を酢酸エチルで抽出した(3 x 30mL)。合わせた有機層を固形硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗物質のフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘプタン/酢酸エチル、次いで、メタノール/酢酸エチル)による精製によって、標記化合物(173mg、79%)が白色固体として得られた。
1H−NMR(300 MHz,CDCl
3):δ[ppm]=0.67(s,6H),0.90(s,6H),1.11−1.30(m,2H),1.52(d,2H),1.84(t,2H),2.72(t,2H),3.14(t,2H),4.27(t,1H),6.90−7.02(m,3H),7.05−7.20(m,3H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=522;R
t=2.29分(方法G)。
【0369】
実施例2−255
3−{4−フルオロ−2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパン酸
【化103】
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メチル3−{4−フルオロ−2−[(4−イソプロポキシフェニル)アミノ]−1−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}プロパノエート(実施例2−253;77mg、0.15mmol)のTHF(8mL)および水(2mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(4.0当量、25mg、0.60mmol)を添加し、反応物を室温で一晩攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し(pH5まで)、混合物を酢酸エチルで抽出した(3 x 20mL)。合わせた有機層を固形硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗物質のフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2−ヘプタン/酢酸エチル、次いで、10%メタノール/酢酸エチル)による精製によって、標記化合物(30mg、40%)が淡黄色固体として得られた。
1H−NMR(300 MHz,CDCl
3):δ[ppm]=0.66(s,6H),0.88(s,6H),1.00−1.25(m,2H),1.27(d,6H),1.50(d,2H),1.80(t,2H),2.72(t,2H),3.13(t,2H),4.30(t,1H),4.42−4.46(m,1H),6.82(d,2H),6.90−6.97(m,1H),7.00(d,2H),7.05(d,1H).
UPLC−MS(ESI+):[M+H]
+=496;R
t=2.29分(方法H)。
【0370】
さらに、本発明の式(I)の化合物は、当業者に知られている任意の方法によって、本明細書に記載されている任意の塩に変換することができる。同様に、本発明の式(I)の化合物の任意の塩は、当業者に知られている任意の方法によって、遊離化合物に変換することができる。
【0371】
本発明の化合物の医薬組成物
本発明はまた、本発明の1種または複数の化合物を含む医薬組成物に関する。これらの組成物を利用して、それを必要とする患者に投与することによって所望の薬理学的効果を達成することができる。本発明の目的のために、患者は、特定の状態または疾患についての治療を必要とする、ヒトを含む哺乳動物である。そのため、本発明は、薬学的に許容される担体と、薬学的有効量の本発明の化合物またはその塩とで構成される医薬組成物を含む。薬学的に許容される担体は、好ましくは担体に起因するいかなる副作用も有効成分の有益な効果を無効にしないように、有効成分の有効な活性と調和した濃度で、患者に比較的非毒性および無害である担体である。化合物の薬学的有効量は、好ましくは、治療されている特定の状態に対して結果をもたらすまたは影響を及ぼす量である。本発明の化合物は、即時、遅延および徐放製剤を含む任意の有効な従来の単位剤形を用いて、当技術分野で周知の薬学的に許容される担体を用いて経口的に、非経口的に、局所的に、経鼻的に、眼科的に、視覚的に、舌下に、直腸に、経膣的になどで投与することができる。
【0372】
経口投与のために、化合物を固体または液体製剤、例えば、カプセル剤、丸剤、錠剤、ロゼンジ剤、メルト剤(melts)、散剤、液剤、懸濁剤または乳剤に製剤化することができ、医薬組成物を製造するための当技術分野で知られている方法により調製することができる。固体単位剤形は、例えば、界面活性剤、潤滑剤および不活性賦形剤、例えば、乳糖、ショ糖、リン酸カルシウムおよびコーンスターチを含む通常の硬または軟ゼラチン型であり得るカプセルであり得る。
【0373】
別の実施形態では、本発明の化合物は、バインダー(アカシア、コーンスターチまたはゼラチンなど)、投与後の錠剤の崩壊および溶解を補助することを意図した崩壊剤(ジャガイモデンプン、アルギン酸、コーンスターチおよびグアーガム、トラガントガム、アカシアなど)、錠剤顆粒の流動を改善し、錠剤材料が錠剤型および穿孔器の表面に付着するのを防ぐことを意図した潤滑剤(例えば、タルク、ステアリン酸、またはステアリン酸マグネシウム、カルシウムもしくは亜鉛)、錠剤の審美的品質を向上させ、錠剤を患者にとってより許容可能なものにすることを意図した染料、着色剤ならびに香味剤(ペパーミント、ウィンターグリーン油またはサクサンボ香味など)と組み合わせた従来の錠剤基剤(乳糖、ショ糖およびコーンスターチなど)を用いて錠剤化され得る。経口液体剤形に使用するのに適した賦形剤には、薬学的に許容される界面活性剤、懸濁化剤または乳化剤を添加したまたは添加しないリン酸二カルシウムおよび希釈剤(水およびアルコール、例えば、エタノール、ベンジルアルコールおよびポリエチレンアルコールなど)が含まれる。種々の他の材料は、コーティングとしてまたは投与量単位の物理的形態を修正するために存在し得る。例えば、錠剤、丸剤またはカプセル剤は、シェラック、糖または両方でコーティングされ得る。
【0374】
分散性粉末および顆粒が水性懸濁剤を調製するのに適している。これらは分散または湿潤剤、懸濁化剤、および1種または複数の保存剤と混和した有効成分を提供する。適当な分散または湿潤剤および懸濁化剤は、既に上で言及されているものによって示されている。追加の賦形剤、例えば、上記の甘味剤、香味剤および着色剤が存在してもよい。
【0375】
本発明の医薬組成物はまた、水中油型乳剤の形態であってもよい。油相は、植物油、例えば、流動パラフィンまたは植物油の混合物であり得る。適当な乳化剤は、(1)天然ガム、例えば、アラビアガムおよびトラガントガム、(2)天然ホスファチド、例えば、ダイズおよびレシチン、(3)脂肪酸およびヘキシトール無水物から得られるエステルまたは部分エステル、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、(4)前記部分エステルとエチレンオキシドの縮合物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンであり得る。乳剤はまた、甘味剤および香味剤を含んでもよい。
【0376】
油性懸濁剤は、有効成分を植物油、例えば、ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油もしくはヤシ油、または鉱物油、例えば、流動パラフィンに懸濁することによって製剤化することができる。油性懸濁剤は、増稠剤、例えば、蜜蝋、固形パラフィンまたはセチルアルコールを含んでもよい。懸濁剤はまた、1種または複数の保存剤、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸エチルもしくはn−プロピル;1種または複数の着色剤;1種または複数の香味剤;および1種または複数の甘味剤、例えば、ショ糖またはサッカリンを含んでもよい。
【0377】
シロップ剤およびエリキシル剤は、甘味剤、例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールまたはショ糖を用いて製剤化することができる。このような製剤は、粘滑剤、および保存剤、例えば、メチルおよびプロピルパラベン、ならびに香味剤および着色剤を含んでもよい。
【0378】
本発明の化合物はまた、非経口的に、すなわち、皮下に、静脈内に、眼内に、関節滑液嚢内に、筋肉内にまたは腹腔内に、薬学的に許容される界面活性剤(石鹸もしくは洗剤など)、懸濁化剤(ペクチン、カルボマー、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースもしくはカルボキシメチルセルロースなど)、または乳化剤および他の薬学的アジュバントを用いてまたは用いないで、好ましくは滅菌液体または液体の混合物、例えば、水、生理食塩水、ブドウ糖液および関連する糖液、アルコール(エタノール、イソプロパノールもしくはヘキサデシルアルコールなど)、グリコール(プロピレングリコールもしくはポリエチレングリコールなど)、グリセロールケタノール(2,2−ジメチル−1,1−ジオキソラン−4−メタノールなど)、エーテル(ポリ(エチレングリコール)400など)、油、脂肪酸、脂肪酸エステルまたは脂肪酸グリセリド、またはアセチル化脂肪酸グリセリドであり得る薬学的担体を含む生理学的に許容される希釈剤中の注射可能な投与量の化合物として投与することもできる。
【0379】
本発明の非経口製剤に使用することができる油の例には、石油、動物、植物または合成起源のもの、例えば、ラッカセイ油、ダイズ油、ゴマ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、ワセリンおよび鉱物油がある。適当な脂肪酸には、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸およびミリスチン酸が含まれる。適当な脂肪酸エステルには、例えば、オレイン酸エチルおよびミリスチン酸イソプロピルがある。適当な石鹸には脂肪酸アルキル金属、アンモニウムおよびトリエタノールアミン塩が含まれ、適当な洗剤には陽イオン性洗剤、例えば、ハロゲン化ジメチルジアルキルアンモニウム、ハロゲン化アルキルピリジニウムおよび酢酸アルキルアミン;陰イオン性洗剤、例えば、スルホン酸アルキル、アリールおよびオレフィン、硫酸アルキル、オレフィン、エーテルおよびモノグリセリド、ならびにスルホサクシネート;非イオン性洗剤、例えば、脂肪族アミンオキシド、脂肪酸アルカノールアミドおよびポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)またはエチレンオキシドもしくはプロピレンオキシド共重合体;ならびに両性洗剤、例えば、アルキル−β−アミノプロピオネートおよび2−アルキルイミダゾリン四級アンモニウム塩ならびに混合物が含まれる。
【0380】
本発明の非経口組成物は、典型的には溶液中に約0.5重量%〜約25重量%の有効成分を含む。有利には保存剤および緩衝剤を使用してもよい。注射部位での刺激を最小化するまたは排除するために、このような組成物は、好ましくは約12〜約17の親水性−親油性バランス(HLB)を有する非イオン界面活性剤を含んでもよい。このような製剤中の界面活性剤の量は、好ましくは約5重量%〜約15重量%に及ぶ。界面活性剤は上記HLBを有する単一成分であってもよいし、または所望のHLBを有する2種以上の成分の混合物であってもよい。
【0381】
非経口製剤に使用される界面活性剤の例には、ポリエチレンソルビタン脂肪酸エステルのクラス、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、およびプロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合により形成されるエチレンオキシドと疎水性基剤の高分子量付加物がある。
【0382】
医薬組成物は、滅菌注射水性懸濁剤の形態であってもよい。このような懸濁剤は、適当な分散または湿潤剤および懸濁化剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル−セルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガントガムおよびアラビアガム;天然ホスファチド、例えば、レシチン、アルキレンオキシドと脂肪酸の縮合物、例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合物、例えば、ヘプタデカ−エチレンオキシセタノール、エチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトール由来の部分エステルの縮合物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール、またはエチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトール無水物由来の部分エステルの縮合物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである得る分散または湿潤剤を用いて既知の方法により製剤化することができる。
【0383】
滅菌注射製剤はまた、非毒性の非経口的に許容可能な希釈剤または溶媒中の滅菌注射溶液または懸濁液であってもよい。使用され得る希釈剤および溶媒は、例えば、水、リンガー液、等張食塩水および等張グルコース溶液である。さらに、滅菌不揮発性油が溶媒または懸濁化媒体として慣用的に使用されている。この目的のために、合成モノ−またはジグリセリドを含む任意の無刺激不揮発性油を使用してもよい。さらに、オレイン酸などの脂肪酸を注射剤の調製に使用することができる。
【0384】
本発明の組成物を、薬剤の直腸投与のために坐剤の形態で投与してもよい。これらの組成物は、薬剤を、常温では固体であるが、直腸温度で液体であり、それゆえ直腸内で溶融して薬剤を放出する適当な非刺激賦形剤と混合することによって調製することができる。このような材料には、例えば、カカオ脂およびポリエチレングリコールがある。
【0385】
本発明の方法に使用される別の製剤は、経皮送達装置(「パッチ」)を使用する。このような経皮パッチを使用して、制御された量での本発明の化合物の連続または不連続注入を提供してもよい。医薬剤を送達するための経皮パッチの構築および使用は当技術分野で周知である(例えば、参照により本明細書に組み込まれる、1991年6月11日に付与された米国特許第5023252号明細書参照)。このようなパッチを、医薬剤の連続、拍動性またはオンデマンド送達のために構築してもよい。
【0386】
非経口投与用の制御放出製剤には、当技術分野で知られているリポソーム、ポリマーミクロスフェアおよびポリマーゲル製剤が含まれる。
【0387】
医薬組成物を、機械送達装置を介して患者に導入することが望ましいまたは必要となり得る。医薬剤を送達するための機械送達装置の構築および使用は当技術分野で周知である。例えば、薬剤を脳に直接投与するための直接技術は、通常、薬剤送達カテーテルを患者の脳室系に配置して血液脳関門をバイパスすることを伴う。薬剤を体の特定の解剖学的領域に輸送するために使用される1つのこのような埋め込み型送達システムは、1991年4月30日に付与された米国特許第5011472号明細書に記載されている。
【0388】
本発明の組成物はまた、必要に応じてまたは所望の通り一般的に担体または希釈剤と呼ばれる他の従来の薬学的に許容される配合剤を含むこともできる。適当な剤形のこのような組成物を調製するための従来手順を利用することができる。
【0389】
このような成分および手順には、その各々が参照により本明細書に組み込まれる以下の参考文献に記載されているものが含まれる:Powell,M.F.ら、「Compendium of Excipients for Parenteral Formulations」PDA Journal of Pharmaceutical Science & Technology 1998、52(5)、238〜311;Strickley,R.G「Parenteral Formulations of Small Molecule Therapeutics Marketed in United States(1999)−Part−1」PDA Journal of Pharmaceutical Science & Technology 1999、53(6)、324〜349;およびNema,S.ら、「Excipients and Their Use in Injectable Products」PDA Journal of Pharmaceutical Science & Technology 1997、51(4)、166〜171。
【0390】
意図した投与経路のために組成物を製剤化するために適切に使用することができる一般的に使用されている医薬成分には以下のものが含まれる:
酸性化剤(例としては、それだけに限らないが、酢酸、クエン酸、フマル酸、塩酸、硝酸が挙げられる);
アルカリ化剤(例としては、それだけに限らないが、アンモニア溶液、炭酸アンモニウム、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化カリウム、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、トロラミンが挙げられる);
吸着剤(例としては、それだけに限らないが、粉末セルロースおよび活性炭が挙げられる);
エアロゾル噴霧剤(例としては、それだけに限らないが、二酸化炭素、CCl
2F
2、F
2ClC−CClF
2およびCClF
3が挙げられる);
空気置換剤(例としては、それだけに限らないが、窒素およびアルゴンが挙げられる);
抗真菌保存剤(例としては、それだけに限らないが、安息香酸、ブチルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウムが挙げられる);
抗微生物保存剤(例としては、それだけに限らないが、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ベンジルアルコール、塩化セチルピリジニウム、クロロブタノール、フェノール、フェニルエチルアルコール、硝酸フェニル水銀およびチメロサールが挙げられる);
抗酸化剤(例としては、それだけに限らないが、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、次亜リン酸、モノチオグリセロール、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウムが挙げられる);
結合材料(例としては、それだけに限らないが、ブロックポリマー、天然および合成ゴム、ポリアクリレート、ポリウレタン、シリコーン、ポリシロキサンならびにスチレン−ブタジエン共重合体が挙げられる);
緩衝剤(例としては、それだけに限らないが、メタリン酸カリウム、リン酸二カリウム、酢酸ナトリウム、無水クエン酸ナトリウムおよびクエン酸ナトリウム二水和物が挙げられる);
運搬剤(例としては、それだけに限らないが、アカシアシロップ、芳香族シロップ、芳香族エリキシル、サクランボシロップ、ココアシロップ、オレンジシロップ、シロップ、トウモロコシ油、鉱物油、ラッカセイ油、ゴマ油、静菌性食塩注射剤および静菌性注射用水が挙げられる);
キレート剤(例としては、それだけに限らないが、エデト酸二ナトリウムおよびエデト酸が挙げられる);
着色剤(例としては、それだけに限らないが、FD&C Red No.3、FD&C Red No.20、FD&C Yellow No.6、FD&C Blue No.2、D&C Green No.5、D&C Orange No.5、D&C Red No.8、カラメルおよび酸化鉄赤が挙げられる);
清澄化剤(例としては、それだけに限らないが、ベントナイトが挙げられる);
乳化剤(例としては、それだけに限らないが、アカシア、セトマクロゴール、セチルアルコール、モノステアリン酸グリセリル、レシチン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン50が挙げられる);
カプセル化剤(例としては、それだけに限らないが、ゼラチンおよび酢酸フタル酸セルロースが挙げられる);
香味剤(例としては、それだけに限らないが、アニス油、ケイヒ油、ココア、メントール、オレンジ油、ハッカ油およびバニリンが挙げられる);
保湿剤(例としては、それだけに限らないが、グリセロール、プロピレングリコールおよびソルビトールが挙げられる);
研和剤(例としては、それだけに限らないが、鉱物油およびグリセリンが挙げられる);
油(例としては、それだけに限らないが、ラッカセイ油、鉱物油、オリーブ油、ラッカセイ油、ゴマ油および植物油が挙げられる);
軟膏基剤(例としては、それだけに限らないが、ラノリン、親水軟膏、ポリエチレングリコール軟膏、ワセリン、親水ワセリン、白色軟膏、黄色軟膏およびローズウォーター軟膏が挙げられる);
浸透促進剤(経皮送達)(例としては、それだけに限らないが、モノヒドロキシまたはポリヒドロキシアルコール、一価または多価アルコール、飽和または不飽和脂肪アルコール、飽和または不飽和脂肪酸エステル、飽和または不飽和ジカルボン酸、精油、ホスファチジル誘導体、セファリン、テルペン、アミド、エーテル、ケトンおよび尿素が挙げられる);
可塑剤(例としては、それだけに限らないが、フタル酸ジエチルおよびグリセロールが挙げられる);
溶媒(例としては、それだけに限らないが、エタノール、トウモロコシ油、綿実油、グリセロール、イソプロパノール、鉱物油、オレイン酸、ラッカセイ油、精製水、注射用水、注射用滅菌水および洗浄用滅菌水が挙げられる);
剛化剤(例としては、それだけに限らないが、セチルアルコール、セチルエステル蝋、微結晶蝋、パラフィン、ステアリルアルコール、白蝋および黄蝋が挙げられる);
坐剤基剤(例としては、それだけに限らないが、カカオ脂およびポリエチレングリコール(混合物)が挙げられる);
界面活性剤(例としては、それだけに限らないが、塩化ベンザルコニウム、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウムおよびモノパルミチン酸ソルビタンが挙げられる);
懸濁化剤(例としては、それだけに限らないが、寒天、ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カオリン、メチルセルロース、トラガントおよびビーガム(veegum)が挙げられる);
甘味剤(例としては、それだけに限らないが、アスパルテーム、ブドウ糖、グリセロール、マンニトール、プロピレングリコール、サッカリンナトリウム、ソルビトールおよびショ糖が挙げられる);
錠剤抗付着剤(例としては、それだけに限らないが、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクが挙げられる);
錠剤バインダー(例としては、それだけに限らないが、アカシア、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースナトリウム、圧縮糖、エチルセルロース、ゼラチン、ブドウ糖液、メチルセルロース、非架橋ポリビニルピロリドンおよびα化デンプンが挙げられる);
錠剤およびカプセル剤希釈剤(例としては、それだけに限らないが、リン酸水素カルシウム、カオリン、乳糖、マンニトール、微結晶セルロース、粉末セルロース、沈降炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、ソルビトールおよびデンプンが挙げられる);
錠剤コーティング剤(例としては、それだけに限らないが、グルコース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸フタル酸セルロースおよびシェラックが挙げられる);
錠剤直接圧縮賦形剤(例としては、それだけに限らないが、リン酸水素カルシウムが挙げられる);
錠剤崩壊剤(例としては、それだけに限らないが、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、微結晶セルロース、ポラクリリンカリウム、架橋ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウムおよびデンプンが挙げられる);
錠剤滑剤(例としては、それだけに限らないが、コロイドシリカ、コーンスターチおよびタルクが挙げられる);
錠剤潤滑剤(例としては、それだけに限らないが、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、鉱物油、ステアリン酸およびステアリン酸亜鉛が挙げられる);
錠剤/カプセル剤不透明化剤(opaquants)(例としては、それだけに限らないが、二酸化チタンが挙げられる);
錠剤艶出し剤(例としては、それだけに限らないが、カルナウバロウおよび白蝋が挙げられる);
増稠剤(例としては、それだけに限らないが、蜜蝋、セチルアルコールおよびパラフィンが挙げられる);
等張化剤(例としては、それだけに限らないが、ブドウ糖および塩化ナトリウムが挙げられる);
増粘剤(例としては、それだけに限らないが、アルギン酸、ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウムおよびトラガントが挙げられる);および
湿潤剤(例としては、それだけに限らないが、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、モノオレイン酸ソルビトール、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールおよびステアリン酸ポリオキシエチレンが挙げられる)。
【0391】
本発明による医薬組成物を以下の通り示すことができる:
滅菌IV溶液:本発明の所望の化合物の5mg/mL溶液を滅菌注射用水を用いて製造することができ、必要に応じてpHを調整する。この溶液を投与するために滅菌5%ブドウ糖を用いて1〜2mg/mLに希釈し、約60分間にわたってIV注入として投与する。
【0392】
IV投与用の凍結乾燥粉末:(i)凍結乾燥粉末としての本発明の所望の化合物100〜1000mg、(ii)32〜327mg/mLのクエン酸ナトリウムおよび(iii)Dextran 40 300〜3000mgを用いて滅菌製剤を調製することができる。製剤を滅菌注射用生理食塩水またはブドウ糖5%を用いて再構成して10〜20mg/mLの濃度にし、これをさらに生理食塩水またはブドウ糖5%を用いて希釈して0.2〜0.4mg/mLにし、15〜60分間にわたってIVボーラスまたはIV注入によって投与する。
【0393】
筋肉内懸濁剤:筋肉内注射用に以下の溶液または懸濁液を調製することができる:
50mg/mLの本発明の所望の水不溶性化合物
5mg/mLのカルボキシメチルセルロースナトリウム
4mg/mLのTWEEN 80
9mg/mLの塩化ナトリウム
9mg/mLのベンジルアルコール
硬カプセル剤:それぞれ粉末有効成分100mgを含む標準的ツーピース硬ガランチン(galantine)カプセル、乳糖150mg、セルロース50mgおよびステアリン酸マグネシウム6mgを充填することによって多数の単位カプセル剤を調製する。
【0394】
軟ゼラチンカプセル剤:有効成分のダイズ油、綿実油またはオリーブ油などの可消化油中混合物を調製し、容量型ポンプを用いて溶融ゼラチンに注射して有効成分100mgを含む軟ゼラチンカプセル剤を形成する。カプセル剤を洗浄し、乾燥させる。有効成分を、ポリエチレングリコール、グリセリンおよびソルビトールの混合物に溶解して水混和性薬剤混合物を調製することができる。
【0395】
錠剤:投与量単位が有効成分100mg、コロイド状二酸化ケイ素0.2mg、ステアリン酸マグネシウム5mg、微結晶セルロース275mg、デンプン11mgおよび乳糖98.8mgとなるように従来手順によって多数の錠剤を調製する。適当な水性および非水性コーティングを施して嗜好性を増加させ、優雅さおよび安定性を改善する、または吸収を遅らせることができる。
【0396】
即時放出錠剤/カプセル剤:これらは従来のおよび新規な方法によって製造される固体経口剤形である。これらの単位を、薬剤の即時溶解および送達のために水なしで経口的に服用させる。有効成分を、糖、ゼラチン、ペクチンおよび甘味剤などの成分を含む液体に混合する。これらの液体を、凍結乾燥および固相抽出技術によって固体錠剤またはカプレットに凝固する。薬剤化合物を粘弾性および熱弾性の糖およびポリマーまたは発泡性成分を用いて圧縮して、水を必要としない即時放出を意図した多孔質マトリックスを製造することができる。
【0397】
併用療法
本発明における「組み合わせ」という用語は、当業者に知られているように使用され、固定した組み合わせ、固定していない組み合わせまたはパーツキット(kit−of−parts)として存在し得る。
【0398】
本発明における「固定した組み合わせ」は、当業者に知られているように使用され、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が1つの単位投与量または単一実体中に一緒に存在する組み合わせとして定義される。「固定した組み合わせ」の1つの例は、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が同時投与用の混和物、例えば、製剤中に存在する医薬組成物である。「固定した組み合わせ」の別の例は、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が混和していないが一単位中に存在する医薬組み合わせである。
【0399】
本発明における固定していない組み合わせまたは「パーツキット」は、当業者に知られているように使用され、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が2つ以上の単位中に存在する組み合わせとして定義される。固定していない組み合わせまたはパーツキットの1つの例は、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が別々に存在する組み合わせである。固定していない組み合わせまたはパーツキットの成分は、別々に、順次、同時に、同時発生的にまたは時差的交互的に(chronologically staggered)投与することができる。
【0400】
本発明の化合物は、唯一の医薬剤として、または組み合わせが許容できない有害効果をもたらさない1種以上の他の医薬剤との組み合わせで投与することができる。本発明はまた、このような組み合わせに関する。例えば、本発明の化合物は、既知の化学療法剤または抗癌剤、例えば、抗過増殖または他の適応症の薬剤など、ならびにこれらの混和物および組み合わせと組み合わせることができる。他の適応症の薬剤には、それだけに限らないが、抗血管新生剤、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、DNA挿入抗生物質、成長因子阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、生物学的応答修飾物質または抗ホルモン剤が含まれる。
【0401】
「化学療法抗癌剤」という用語には、それだけに限らないが、131I−chTNT、アバレリクス、アビラテロン、アクラルビシン、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アルトレタミン、アミノグルテチミド、アムルビシン、アムサクリン、アナストロゾール、アルグラビン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アザシチジン、バシリキシマブ、BAY 1000394、ベロテカン、ベンダムスチン、ベバシズマブ、ベキサロテン、ビカルタミド、ビサントレン、ブレオマイシン、ボルテゾミブ、ブセレリン、ブスルファン、カバジタキセル、ホリナートカルシウム、レボホリナートカルシウム、カペシタビン、カルボプラチン、カルモフール、カルムスチン、カツマキソマブ、セレコキシブ、セルモロイキン、セツキシマブ、クロラムブシル、クロルマジノン、クロルメチン、
シスプラチン、クラドリビン、クロドロン酸、クロファラビン、コパンリシブ、クリサンタスパーゼ、シクロホスファミド、シプロテロン、シタラビン、デカルバジン、ダクチノマイシン、ダルベポエチンα、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デガレリクス、デニロイキンジフチトクス、デノスマブ、デスロレリン、塩化ジブロスピジウム、ドセタキセル、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ドキソルビシン+エストロン、エクリズマブ、エドレコロマブ、酢酸エリプチニウム、エルトロンボパグ、エンドスタチン、エノシタビン、エピルビシン、エピチオスタノール、エポエチンα、エポエチンβ、エプタプラチン、エリブリン、エルロチニブ、エストラジオール、エストラムスチン、エトポシド、エベロリムス、エキセメスタン、ファドロゾール、フィルグラスチム、フルダラビン、フルオロウラシル、フルタミド、フォルメスタン、フォテムスチン、フルベストラント、硝酸ガリウム、ガニレリクス、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、
ゲムツズマブ、グルトキシム、ゴセレリン、ヒスタミン二塩酸塩、ヒストレリン、ヒドロキシカルバミド、I−125種、イバンドロン酸、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブ、イミキモド、インプロスルファン、インターフェロンα、インターフェロンβ、インターフェロンγ、イピリムマブ、イリノテカン、イキサベピロン、ランレオチド、ラパチニブ、レナリドミド、レノグラスチム、レンチナン、レトロゾール、リュープロレリン、レバミソール、リスリド、ロバプラチン、ロムスチン、ロニダミン、マソプロコール、メドロキシプロゲステロン、メゲストロール、メルファラン、メピチオスタン、メルカプトプリン、メトトレキサート、メトキサレン、アミノレブリン酸メチル、メチルテストステロン、ミファムルチド、ミルテホシン、ミリプラチン、ミトブロニトール、ミトグアゾン、ミトラクトール、ミトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、ネダプラチン、ネララビン、ニロチニブ、ニルタミド、ニモツズマブ、ニムスチン、ニトラクリン、
オファツムマブ、オメプラゾール、オプレルベキン、オキサリプラチン、p53遺伝子治療、パクリタキセル、パリフェルミン、パラジウム103種、パミドロン酸、パニツムマブ、パゾパニブ、ペグアスパラガーゼ、PEG−エポエチンβ(メトキシPEG−エポエチンβ)、ペグフィルグラスチム、ペグインターフェロンα−2b、ペメトレキセド、ペンタゾシン、ペントスタチン、ペプロマイシン、ペルホスファミド、ピシバニル、ピラルビシン、プレリキサフォル、プリカマイシン、ポリグルサム、リン酸ポリエストラジオール、ポリサッカリドK、ポルフィマーナトリウム、プララトレキサート、プレドニムスチン、プロカルバジン、キナゴリド、塩化ラジウム223、ラロキシフェン、
ラルチトレキセド、ラニムスチン、ラゾキサン、ラファメチニブ、ラゴラフェニブ、リセドロン酸、リツキシマブ、ロミデプシン、ロミプロスチム、サルグラモスチム、シプロイセルT、シゾフィラン、ソブゾキサン、グリシジダゾールナトリウム、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スニチニブ、タラポルフィン、タミバロテン、タモキシフェン、タソネルミン、テセロイキン、テガフール、テガフール+ギメラシル+オテラシル、テモポルフィン、テモゾロミド、テムシロリムス、テニポシド、テストステロン、
テトロフォスミン、タリドミド、チオテパ、チマルファシン、チオグアニン、トシリズマブ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラベクテジン、トラスツズマブ、トレオスルファン、トレチノイン、トリロスタン、トリプトレリン、トロホスファミド、トリプトファン、ウベニメクス、バルルビシン、バンデタニブ、バプレオチド、ベムラフェニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンフルニン、ビノレルビン、ボリノスタット、ボロゾール、イットリウム90ガラスミクロスフェア、ジノスタチン、ジノスタチンスチマラマー、ゾレドロン酸、ゾルビシンが含まれる。
【0402】
本発明の化合物をタンパク質治療薬と組み合わせて投与してもよい。がんまたは他の血管形成障害の治療ならびに本発明の組成物で使用するのに適したこのようなタンパク質治療薬には、それだけに限らないが、インターフェロン(例えば、インターフェロンα、βまたはγ)上作動性モノクローナル抗体、チュービンゲン、TRP−1タンパク質ワクチン、コロストリニン、抗FAP抗体、YH−16、ゲムツズマブ、インフリキシマブ、セツキシマブ、トラスツズマブ、デニロイキンジフチトクス、リツキシマブ、チモシンα1、ベバシズマブ、メカセルミン、メカセルミンリンファバート、オプレルベキン、ナタリズマブ、rhMBL、MFE−CP1+ZD−2767−P、ABT−828、ErbB2特異的免疫毒素、SGN−35、MT−103、リンファバート、AS−1402、B43−ゲニステイン、L−19に基づく放射免疫療法、AC−9301、
NY−ESO−1ワクチン、IMC−1C11、CT−322、rhCC10、r(m)CRP、MORAb−009、アビスクミン、MDX−1307、Her−2ワクチン、APC−8024、NGR−hTNF、rhH1.3、IGN−311、エンドステイン、ボロシキシマブ、PRO−1762、レクサツムマブ、SGN−40、ペルツズマブ、EMD−273063、L19−IL−2融合タンパク質、PRX−321、CNTO−328、MDX−214、チガポチド、CAT−3888、ラベツズマブ、α粒子放出放射線同位元素結合リンツズマブ、EM−1421、HyperAcuteワクチン、ツコツズマブセルモロイキン、ガリキシマブ、HPV−16−E7、Javelin−前立腺がん、Javelin−メラノーマ、NY−ESO−1ワクチン、EGFワクチン、
CYT−004−MelQbG10、WT1ペプチド、オレゴボマブ、オファツムマブ、ザルツムマブ、シントレデキンベスドトクス、WX−G250、アルブフェロン、アフリバーセプト、デノスマブ、ワクチン、CTP−37、エフングマブまたは131I−chTNT−1/Bが含まれる。タンパク質治療薬として有用なモノクローナル抗体には、それだけに限らないが、ムロモナブ−CD3、アブシキシマブ、エドレコロマブ、ダクリズマブ、ゲムツズマブ、アレムツズマブ、イブリツモマブ、セツキシマブ、ベバシズマブ、エファリズマブ、アダリムマブ、オマリズマブ、ムロモマブ−CD3、リツキシマブ、ダクリズマブ、トラスツズマブ、パリビズマブ、バシリキシマブおよびインフリキシマブが含まれる。
【0403】
本明細書で定義される一般式(I)の化合物を、以下の1種または複数と組み合わせて投与してもよい:ARRY−162、ARRY−300、ARRY−704、AS−703026、AZD−5363、AZD−8055、BEZ−235、BGT−226、BKM−120、BYL−719、CAL−101、CC−223、CH−5132799、デフォロリムス、E−6201、エンザスタウリン、GDC−0032、GDC−0068、GDC−0623、GDC−0941、GDC−0973、GDC−0980、GSK−2110183、GSK−2126458、GSK−2141795、MK−2206、ノボリムス、OSI−027、ペリホシン、PF−04691502、PF−05212384、PX−866、ラパマイシン、RG−7167、RO−4987655、RO−5126766、セルメチニブ、TAK−733、トラメチニブ、トリシリビン、UCN−01、WX−554、XL−147、XL−765、ゾタロリムス、ZSTK−474。
【0404】
一般的に、本発明の化合物または組成物と組み合わせた細胞毒性および/または細胞増殖抑制剤の使用は、(1)いずれかの薬剤単独の投与と比べて、腫瘍の成長を減少させるのに優れた効果をもたらすまたは腫瘍を排除さえする、(2)より少量の投与される化学療法剤の投与をもたらす、(3)単独薬剤の化学療法および特定の他の併用療法で観察されるよりも有害な薬理学的合併症が少なく、患者の耐容性が良好である化学療法治療を提供する、(4)哺乳動物、特にヒトにおいて広範囲の異なる癌型の治療を提供する、(5)治療されている患者間の高い奏功率を提供する、(6)標準的化学療法治療と比べて、治療されている患者間で長い生存期間を提供する、(7)より長い腫瘍進行の時間をもたらす、および/または(8)他の癌薬剤組み合わせが拮抗効果をもたらす既知の例と比べて、単独で使用される薬剤の結果と少なくとも同じくらい良い効能および耐容性結果をもたらすのに役立つ。
【0405】
細胞を放射線に感作させる方法
本発明の別個の実施形態では、本発明の化合物を用いて細胞を放射線に感作させることができる。すなわち、細胞の放射線治療の前の、本発明の化合物による細胞の処理が、細胞が本発明の化合物による処理を受けていない場合よりも、細胞をDNA損傷および細胞死を受けやすくする。一態様では、細胞を少なくとも1種の本発明の化合物で処理する。
【0406】
したがって、本発明はまた、細胞を死滅させる方法であって、細胞が従来の放射線治療と組み合わせて1種または複数の本発明の化合物を投与される方法も提供する。
【0407】
本発明はまた、細胞を、より細胞死を受けやすくする方法であって、細胞死を引き起こすまたは誘導するために細胞が細胞の処理前に1種または複数の本発明の化合物で処理される方法も提供する。一態様では、正常な細胞の機能を阻害するまたは細胞を死滅させる目的でDNA損傷を引き起こすために、細胞を1種または複数の本発明の化合物で処理した後に、細胞を少なくとも1種の化合物もしくは少なくとも1つの方法、またはこれらの組み合わせで処理する。
【0408】
一実施形態では、細胞を少なくとも1種のDNA損傷剤で処理することによって細胞を死滅させる。すなわち、細胞を1種または複数の本発明の化合物で処理して細胞を細胞死に感作させた後で、細胞を少なくとも1種のDNA損傷剤で処理して細胞を死滅させる。本発明で有用なDNA損傷剤には、それだけに限らないが、化学療法剤(例えば、シスプラチン)、電離放射線(X線、紫外線放射)、発癌物質および突然変異誘発物質が含まれる。
【0409】
別の実施形態では、細胞を少なくとも1つの方法で処理してDNA損傷を引き起こすまたは誘導することによって細胞を死滅させる。このような方法には、それだけに限らないが、経路が活性化されるとDNA損傷をもたらす細胞シグナル伝達経路の活性化、経路が阻害されるとDNA損傷をもたらす細胞シグナル伝達経路の阻害、および細胞における生化学的変化の誘導(ここでは変化がDNA損傷をもたらす)が含まれる。非限定的例として、細胞のDNA修復経路を阻害し、それによってDNA損傷の修復を防ぐ、および細胞のDNA損傷の異常な蓄積をもたらすことができる。
【0410】
本発明の一態様では、放射線または細胞のDNA損傷の他の誘導の前に、本発明の化合物を細胞に投与する。本発明の別の態様では、放射線または細胞のDNA損傷の他の誘導と同時に、本発明の化合物を細胞に投与する。本発明のさらに別の態様では、放射線または細胞のDNA損傷の他の誘導の直後に、本発明の化合物を細胞に投与する。
【0411】
別の態様では、細胞はインビトロである。別の態様では、細胞はインビボである。
【0412】
上記のように、本発明の前記化合物は、驚くべきことに、紡錘体形成チェックポイントを有効に阻害することが分かり、そのため、制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応、あるいは制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応を伴う疾患(特に、制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応は、紡錘体形成チェックポイントの阻害によって発症する)、例えば、血液系腫瘍、固形腫瘍および/またはこれらの転移、例えば、白血病および骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、頭頸部腫瘍(脳腫瘍および脳転移を含む)、胸部腫瘍(非小細胞および小細胞肺腫瘍を含む)、胃腸腫瘍、内分泌腫瘍、乳房および他の婦人科腫瘍、泌尿器腫瘍(腎臓、膀胱および前立腺腫瘍を含む)、皮膚腫瘍、および肉腫、ならびに/あるいはこれらの転移の疾患の治療または予防に使用され得る。
【0413】
そのため、別の態様によると、本発明は、上記の疾患の治療または予防に使用するための、本明細書に記載および定義される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物を網羅する。
【0414】
そのため、本発明の別の特定の態様は、疾患を予防または治療するための、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N−オキシド、水和物、溶媒和物もしくは塩、特にその薬学的に許容される塩、またはこれらの混合物の使用である。
【0415】
そのため、本発明の別の特定の態様は、疾患を治療または予防するための医薬組成物を製造するための、上記一般式(I)の化合物の使用である。
【0416】
前2段落で言及される疾患は、制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応、あるいは制御されない細胞成長、増殖および/または生存、不適当な細胞免疫応答、あるいは不適当な細胞炎症反応を伴う疾患、例えば、血液系腫瘍、固形腫瘍および/またはこれらの転移、例えば、白血病および骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、頭頸部腫瘍(脳腫瘍および脳転移を含む)、胸部腫瘍(非小細胞および小細胞肺腫瘍を含む)、胃腸腫瘍、内分泌腫瘍、乳房および他の婦人科腫瘍、泌尿器腫瘍(腎臓、膀胱および前立腺腫瘍を含む)、皮膚腫瘍、および肉腫、ならびに/あるいはこれらの転移の疾患である。
【0417】
本発明の文脈、特に本明細書で使用される「不適当な細胞免疫応答または不適当な細胞炎症反応」の文脈内の「不適当な」という用語は、正常より小さいまたは大きい、また前記疾患の病理学に関連する、の原因であるまたはをもたらす応答を意味するものと理解されるべきである。
【0418】
好ましくは、使用は疾患の治療または予防におけるものであり、疾患は血液系腫瘍、固形腫瘍および/またはこれらの転移である。
【0419】
過剰増殖障害を治療する方法
本発明は、哺乳動物の過剰増殖障害を治療するために、本発明の化合物およびその組成物を使用する方法に関する。化合物を利用して細胞増殖および/または細胞分裂を阻害する、遮断する、低減する、減少させる等、ならびに/あるいはアポトーシスをもたらすことができる。この方法は、障害を治療するのに有効な量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、異性体、多形、代謝産物、水和物、溶媒和物もしくはエステル等を、ヒトを含む、それを必要とする哺乳動物に投与するステップを含む。過剰増殖障害には、それだけに限らないが、例えば、乾癬、ケロイドおよび皮膚に影響を及ぼす他の過形成、前立腺肥大症(BPH)、固形腫瘍(乳房、気道、脳、生殖器、消化管、尿路、目、肝臓、皮膚、頭頸部、甲状腺、副甲状腺の癌およびこれらの遠隔転移など)が含まれる。これらの障害にはリンパ腫、肉腫および白血病も含まれる。
【0420】
乳がんの例には、それだけに限らないが、浸潤性乳管癌、浸潤性小葉癌、非浸潤性乳管癌、および非浸潤性小葉癌が含まれる。
【0421】
気道のがんの例には、それだけにかぎらないが、小細胞および非小細胞肺癌、ならびに気管支腺腫および胸膜肺芽腫が含まれる。
【0422】
脳癌の例には、それだけに限らないが、脳幹および視床下部(hypophtalmic)膠腫、小脳および大脳星状細胞腫、髄芽腫、上衣腫、退形成星こう腫、びまん性星細胞腫、膠芽腫、乏突起膠腫、二次性多形性膠芽腫ならびに神経外胚葉および松果体腫瘍が含まれる。
【0423】
男性生殖器の腫瘍には、それだけに限らないが、前立腺および精巣癌が含まれる。女性生殖器の腫瘍には、それだけに限らないが、子宮内膜、子宮頚部、卵巣、膣および外陰癌、ならびに子宮の肉腫が含まれる。
【0424】
消化管の腫瘍には、それだけに限らないが、肛門、結腸、結腸直腸、食道、胆嚢、胃、膵臓、直腸、小腸および唾液腺癌が含まれる。
【0425】
尿路の腫瘍には、それだけに限らないが、膀胱、陰茎、腎臓、腎盂、尿管、尿道およびヒト乳頭状腎臓癌が含まれる。
【0426】
目のがんには、それだけに限らないが、眼内黒色腫および網膜芽細胞腫が含まれる。
【0427】
肝がんの例には、それだけに限らないが、肝細胞癌(線維層板型の変形を伴うまたは伴わない肝臓細胞癌)、胆管癌(肝内胆管癌)および混合肝細胞性胆管癌が含まれる。
【0428】
皮膚がんには、それだけに限らないが、扁平上皮癌、カポジ肉腫、悪性黒色腫、メルケル細胞皮膚がんおよび非黒色腫皮膚がんが含まれる。
【0429】
頭頸部癌には、それだけに限らないが、喉頭、下咽頭、鼻咽頭、中咽頭癌、および口腔癌および扁平細胞が含まれる。リンパ腫には、それだけに限らないが、AIDS関連リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、ホジキン病および中枢神経系のリンパ腫が含まれる。
【0430】
肉腫には、それだけに限らないが、軟組織の肉腫、骨肉腫、悪性線維性組織球腫、リンパ肉腫および横紋筋肉種が含まれる。
【0431】
白血病には、それだけに限らないが、急性骨髄性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病および有毛細胞白血病が含まれる。
【0432】
これらの障害はヒトにおいてよく特徴づけられているが、他の哺乳動物でも類似の病因で存在し、本発明の医薬組成物を投与することによって治療することができる。
【0433】
本文書の全体にわたって述べられている「治療すること」または「治療」という用語は、慣習的に使用され、例えば、癌などの疾患または障害の状態等と戦う、これを緩和する、低減する、軽減する、改善する目的での対象の管理または介護である。
【0434】
血管新生障害を治療する方法
本発明はまた、過剰なおよび/または異常な血管新生に関連する障害および疾患を治療する方法も提供する。
【0435】
血管新生の不適切な異所性発現は生物にとって有害となり得る。いくつかの病理学的状態が外来性血管の成長に関連している。これらには、例えば、糖尿病網膜症、虚血性網膜静脈閉塞症および未熟児網膜症[Aiello等New Engl.J.Med.1994、331、1480;Peer等Lab.Invest.1995、72、638]、加齢黄斑変性[AMD;Lopez等Invest.Opththalmol.Vis.Sci.1996、37、855参照]、血管新生緑内障、乾癬、後水晶体線維増殖症、血管線維腫、炎症、関節リウマチ(RA)、再狭窄、ステント内再狭窄、移植血管閉塞等が含まれる。さらに、癌性および腫瘍性組織に関連する血液供給増加は、急速な腫瘍拡大および転移をもたらす成長を促進する。さらに、腫瘍中での新たな血管およびリンパ管の成長は、変節した細胞のための脱出経路を提供し、癌の転移および結果としての広がりを促進する。したがって、本発明の化合物を利用して、例えば、血管形成を阻害するおよび/または低減することにより;内皮細胞増殖もしくは血管新生に関与する他の型を阻害する、遮断する、低減する、減少させる等、ならびにこのような細胞型の細胞死またはアポトーシスを引き起こすことにより上記血管新生障害のいずれかを治療および/または予防することができる。
【0436】
用量および投与
哺乳動物において上で同定された状態の治療を決定するための標準的毒性試験および標準的薬理学的アッセイ、ならびにこれらの結果とこれらの状態を治療するために使用される既知の医薬品の結果との比較による、過剰増殖障害および血管新生障害の治療に有用な化合物を評価するために知られている標準的実験室技術に基づいて、本発明の化合物の有効投与量を各所望の適応症を治療するために容易に決定することができる。これらのうちのある状態の治療で投与されるべき有効成分の量は、使用される特定の化合物および投与量単位、投与様式、治療期間、治療される患者の年齢および性別、ならびに治療される状態の性質および程度などの考慮事項により広く変化し得る。
【0437】
投与されるべき有効成分の総量は、一般的に約0.001mg/kg〜約200mg/kg体重/日、好ましくは約0.01mg/kg〜約20mg/kg体重/日に及ぶ。臨床的に有用な投与スケジュールは、1〜3回/日投与〜4週間に1度投与に及ぶ。さらに、患者が一定期間薬剤を投与されない「休薬日」が、薬理学的効果と耐容性との間の全体的なバランスに有益となり得る。単位投与量は約0.5mg〜約1500mgの有効成分を含み、1日1回もしくは複数回または1日1回未満投与することができる。静脈内、筋肉内、皮下および非経口注射を含む注射による投与、ならびに注入技術の使用のための平均1日投与量は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重となる。平均1日直腸投与レジメンは、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重となる。平均1日膣投与レジメンは、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重となる。平均1日局所投与レジメンは、好ましくは1日1〜4回、0.1〜200mg投与される。経皮濃度は、好ましくは0.01〜200mg/kgの1日量を維持するのに必要とされるものとなる。平均1日吸入投与レジメンは、好ましくは0.01〜100mg/kg総体重となる。
【0438】
当然、各患者のための具体的な初期および継続投与レジメンは、主治診断医により決定される状態の性質および重症度、使用される具体的な化合物の活性、患者の年齢および全身状態、投与期間、投与経路、薬剤の排泄率、薬剤の組み合わせなどによって変化する。本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはエステルもしくは組成物の所望の治療様式および投与回数は、従来の治療試験を用いて当業者によって確認され得る。
【0439】
好ましくは、前記方法の疾患は血液系腫瘍、固形腫瘍および/またはこれらの転移である。
【0440】
本発明の化合物は、腫瘍成長の前処理を用いてまたは用いないで、特に、全ての適応症および病期の固形腫瘍の腫瘍成長および転移の特に治療および予防、すなわち予防法に使用することができる。
【0441】
特定の薬理学的または薬学的特性について試験する方法は当業者に周知である。
【0442】
本明細書に記載される実施例の試験実験は本発明を説明するのに役立つが、本発明は示される例に限定されない。
生物学的アッセイ:
【0443】
実施例を選択された生物学的アッセイで1回または複数回試験した。2回以上試験した場合、データは平均値または中央値のいずれかとして報告し、ここで
・平均値は算術平均値とも呼ばれ、得られた値の和÷試験した回数を表し、
・中央値は昇順または降順で並べた場合の値の群の中央の数を表す。設定されたデータの値の数が奇数の場合、中央値は中央の値になる。設定されたデータの値の数が偶数の場合、中央値は2つの中央の値の算術的平均となる。
【0444】
実施例を1回または複数回合成した。2回以上合成した場合、生物学的アッセイのデータは、1つまたは複数の合成バッチの試験から得られたデータセットを利用して計算される平均値または中央値を表す。
【0445】
変異型IDH1 R132H生化学的アッセイ
mIDH1は、α−ケトグルタル酸(α−KG)の(2R)−2−ヒドロキシグルタル酸(2−HG)へのNADPH依存性還元を触媒する。NADPH消費を発光読み取りによって測定した。
【0446】
反応体積41μLおよび以下のアッセイ緩衝液条件:50mM Tris pH7.5、100mM NaCl、20mM MgCl
2、0.05%BSA、0.01%Brij、1μM NADPHおよび250μM α−KGを用いて、384ウェルプレート中32℃で生化学的アッセイを行った。IDH1 R132H酵素を1.5nMの最終濃度で使用した。試験化合物を0.002〜10μMの間の濃度範囲で使用した。最終DMSO濃度は2.4%であった。
【0447】
反応物を30分間インキュベートし、次いで、検出混合物40μL(0.75μg/mlルシフェラーゼ、0.02U/mlオキシドレダクターゼ、4μg/mL FMN、2μL/mlデカナール/エタノール、50mM Tris pH7.5、0.5%グリセリン、0.01%Tween−20、0.05%BSA)を添加した。発光を発光読み取り装置(10秒測定時間、1秒積分期間、30%感度)で測定した。発光の減少はmIDH1活性に比例する。相対発光対阻害剤濃度のプロットからの内挿によってIC
50値を決定する。
【0448】
【表15A】
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【表15B】
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【表15C】
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【表15D】
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【表15E】
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【表15F】
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【表15G】
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【表15H】
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【表15I】
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【0449】
変異型IDH1細胞アッセイ
(2R)−2−ヒドロキシグルタル酸(2HG)のレベルを、変異型イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(mIDH)タンパク質を過剰発現している細胞株の培地で測定した。mIDHは、α−ケトグルタル酸の2−HGへのNADPH依存性還元を触媒する。細胞(LN229 R132H、Mohrenzら、Apoptosis(2013)18:1416〜1425)を、10%FCSを含むDMEMで培養した。これらをトリプシンによって回収し、96ウェルプレートに蒔いた。細胞を5%CO
2中37℃で一晩インキュベートした。翌日、試験化合物を各細胞ウェルに添加した。DMSOの最終濃度は0.1%であり、DMSO対照を含めた。次いで、プレートをインキュベーターに24時間入れた。
【0450】
2−HGをBalssら(Acta Neuropathol(2012)124:883〜891)により測定した。手短に言えば、HClO
4を各ウェルに添加し、プレートを遠心分離した。一定分量を取り出し、ヒドロキシグルタル酸デヒドロゲナーゼ(HGDH)、ジアホラーゼ、NAD+およびレサズリンとインキュベートした。レサズリンのレゾルフィンへの変換を励起540nm発光600nmで蛍光分光法によって検出した。蛍光の増加は2−HG産生に比例する。相対蛍光対阻害剤濃度のプロットからの内挿によってIC
50値を決定する。
【0451】
【表16A】
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【表16B】
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【表16C】
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【表16D】
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【表16E】
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