(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の説明は、いずれの当業者も本開示の内容を製造及び使用することができるように提示され、特定の用途及びその要件に沿うように提供されている。当業者は開示された実施形態に対する様々な変更を容易に把握でき、本開示において規定される一般的な原理は、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の実施形態及び用途に適用することができる。したがって、本開示は、提示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と一致した最も広い範囲を与えられることになる。
【0014】
本明細書において用いられる術語は、特定の例示の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図するものではない。個数が特定されていないものが本明細書において用いられているとき、それらは、文脈が明らかに別のことを示していない限り、単数のもの及び複数のものを含む。「備える」及び/又は「含む」という用語は、本明細書において用いられるとき、明示された特徴、整数、ステップ、操作、要素、及び/又は構成要素が存在することを特定しているが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、及び/又はそれらの群が存在すること又は追加されることを排除するものではないことが更に理解されるであろう。
【0015】
本開示のこれらの特徴及び特性、並びに他の特徴及び特性、更には、構造に関連する要素及び部分を組み合わせた場合の操作の方法及び機能、並びに製造の経済性は、添付図面(複数の場合もある)を参照しながら以下の説明を検討することでより明らかになる。添付図面の全ては、本願の書類の一部をなす。一方、図面は、例示及び説明のみを目的としたものにすぎず、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことが明らかに理解されるであろう。なお、理解されるであろうが、図面の縮尺は一律ではない。
【0016】
本開示において用いられるフローチャートは、システムが本開示の一部の実施形態に従って実行する操作を示している。フローチャートの操作は、順序どおりに実施される場合もあれば、そうでない場合もあることが明らかに理解されるであろう。逆に、それらの操作は、逆の順序で実施される場合もあるし、同時に実施される場合もある。その上、1つ以上の他の操作が、フローチャートに追加される場合がある。また1つ以上の操作がフローチャートから除去される場合がある。
【0017】
さらに、本開示におけるシステム及び方法は、主として乗り物のスケジューリングに関して説明されているが、これは1つの例示的な実施形態にすぎないことも理解されるべきである。本開示のシステム又は方法は、他の任意の種類のオンデマンドサービスに適用してもよい。例えば、本開示のシステム又は方法は、陸上、海上、航空宇宙空間など、又はそれらのあらゆる組み合わせを含む種々の輸送システムに適用してもよい。輸送システムの乗り物は、タクシー、自家用車、ヒッチハイク、バス、列車、新幹線、高速鉄道、地下鉄、船舶、航空機、宇宙船、熱気球、無人の乗り物など、又はそれらのいずれかの組み合わせを含んでもよい。輸送システムは、管理及び/又は配送に適用する輸送システム、例えば、速達便を送付及び/又は受領するシステムも含んでもよい。本開示のシステム又は方法の想定される用途としては、ウェブページ、ブラウザのプラグイン、クライアント端末、カスタムシステム、内部解析システム、人工知能(AI)ロボットなど、又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0018】
本開示における「乗客」、「要求者」、「サービス要求者」、及び「顧客」という用語は、サービスを要求又はオーダーすることができる個人、団体又はツールを指すために区別なく用いられる。また、本開示における「ドライバー」、「提供者」、「サービス提供者」、及び「供給者」という用語は、サービスを提供することができるか又はサービスの提供を促進することができる個人、団体又はツールを指すために区別なく用いられる。本開示における「ユーザー」という用語は、サービスを要求することができる個人、団体若しくはツール、サービスをオーダーすることができる個人、団体若しくはツール、サービスを提供することができる個人、団体若しくはツール、又はサービスの提供を促進することができる個人、団体若しくはツールを指してもよい。例えば、ユーザーは、乗客、ドライバー、オペレーターなど、又はそれらの組み合わせであってもよい。本開示において、「要求者端末」及び「乗客端末」は、区別なく用いられる場合があり、「提供者端末」及び「ドライバー端末」は、区別なく用いられる場合がある。
【0019】
本開示における「相乗り」という用語は、2人以上の人が乗り物で移動するように行程(journeys)を共有することを指す。本開示では、相乗りサービスは、2人以上の乗客が行程の共有を要求し、乗り物を呼び出すサービスを指す場合がある。相乗りサービスは、ドライバーが、行程中に自身の乗り物を少なくとも1人の乗客と共有することを望むサービスを指す場合もある。相乗りサービスは、1回限りのものであってもよい。
【0020】
本開示における「要求(リクエスト)」という用語は、乗客、要求者、サービス要求者、顧客、ドライバー、提供者、サービス提供者、供給者など、又はそれらの組み合わせが開始することができる要求を指す。要求(リクエスト)は、乗客、要求者、サービス要求者、顧客、ドライバー、提供者、サービス提供者、又は供給者のうちのいずれかの者が承諾してもよい。要求は有料であってもよく、無料であってもよい。本開示における「オーダー」という用語は、乗客(又は要求者、サービス要求者、顧客など)とドライバー(又は提供者、サービス提供者、若しくは供給者など)の双方が要求に対して合意を示すという意思を指す。
【0021】
本開示における位置及び/又は移動開始点の情報は、乗客端末に組み込まれた測位技術によって取得することができる。本開示において用いられる測位技術は、全地球測位システム(GPS)、全地球航法衛星システム(GLONASS)、コンパスナビゲーションシステム(COMPASS)、ガリレオ測位システム、準天頂衛星システム(QZSS)、ワイヤレスフィデリティー(WiFi)測位技術など、又はそれらの組み合わせを含むことができる。上記測位技術のうちの1つ以上は、本開示において区別なく用いられる場合がある。
【0022】
本開示の一態様は、相乗りなどの共有可能及び/又は組み合わせ可能な輸送上のトランザクション(取引)を見つけるためのオンラインシステム及びオンライン方法に関し、特に、知人間及び友人間での相乗りに関する。本開示によれば、これらのシステム及び方法は、要求者が自身の連絡相手のうちの1人以上の情報を相乗り要求に含めるように求めてもよい。これらのシステム及び方法は、この要求を1人以上の連絡相手に転送し、要求者の相乗り提案に同意する者を選択することができる。
【0023】
当然ながら、オンラインタクシー配車などのオンラインオンデマンド輸送サービスは、ポストインターネット時代にのみ根差した新たなサービス形態である。この新たなサービス形態は、ポストインターネット時代(インターネットが普及した後の時代)にのみ出現し得る技術的ソリューションをユーザー及びサービス提供者に提供する。プレインターネット時代(インターネットが普及する前の時代)では、ユーザーが街路上でタクシーを呼び止めるとき、タクシーの要求及び承諾は、乗客と、この乗客を認識した1人のタクシードライバーとの間でしか行われない。乗客が電話の呼び出しによってタクシーを呼ぶ場合、サービスの要求及び承諾は、乗客と1人のサービス提供者(例えば、1つのタクシー会社又は代行業者)との間でしか行われないこともある。一方、オンラインタクシーによると、サービスのユーザーは、ユーザーから離れた距離にある膨大な数の個々のサービス提供者(例えば、タクシー)に対し、サービス要求をリアルタイムに、かつ自動的に配信することが可能になる。また、オンラインタクシーによると、複数のサービス提供者が、このサービス要求に同時かつリアルタイムに応答することも可能になる。したがって、インターネットを通じて、オンラインオンデマンド輸送システムは、伝統的なプレインターネット輸送サービスシステムでは決して満たすことができない、ユーザー及びサービス提供者のためのはるかに効率的なトランザクション(取引)プラットフォームを提供することができる。知人間及び友人間での相乗りは、特殊な種類のオンラインオンデマンド輸送サービスであり、乗客及びドライバーの双方にとって安全で効率的なサービスを提供する。
【0024】
図1は、実施形態の一部に係るオンデマンドサービスシステム100の一例のブロック図である。例えば、オンデマンドサービスシステム100は、タクシー配車、運転代行サービス、急行貨物用貨車、相乗り、バスサービス、ドライバーハイヤー及びシャトルサービスなどの輸送サービスのためのオンライン輸送サービスプラットフォームであってもよい。オンデマンドサービスシステム100は、サーバ110と、ネットワーク120と、要求者端末130と、提供者端末140と、データベース150とを備えるオンラインプラットフォームとすることができる。サーバ110は、処理エンジン112を備えることができる。
【0025】
実施形態の一部において、サーバ110は、単一のサーバであってもよいし、サーバグループであってもよい。サーバグループは、集中型であってもよいし、分散型であってもよい(例えば、サーバ110は分散型システムであってもよい)。実施形態の一部において、サーバ110は、ローカルであってもよいし、リモートであってもよい。例えば、サーバ110は、要求者端末130、提供者端末140、及び/又はデータベース150に記憶された情報及び/又はデータにネットワーク120を介してアクセスしてもよい。別の例として、サーバ110は、要求者端末130、提供者端末140、及び/又はデータベース150に直接接続されて、記憶された情報及び/又はデータにアクセスしてもよい。実施形態の一部において、サーバ110は、クラウドプラットフォーム上で実施されてもよい。単なる例ではあるが、上記クラウドプラットフォームとしては、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。実施形態の一部において、サーバ110は、本開示における
図2に示す1つ以上の構成要素を有するコンピューティングデバイス200上で実施されてもよい。
【0026】
実施形態の一部において、サーバ110は、処理エンジン112を備えていてもよい。処理エンジン112は、サービス要求に関する情報及び/又はデータを処理して、本開示において説明する1つ以上の機能を実行してもよい。例えば、処理エンジン112は、要求者端末130から取得されたサービス要求に基づいてターゲットの乗り物を決定してもよい。実施形態の一部において、処理エンジン112は、1つ以上の処理エンジン(例えば、シングルコア処理エンジン又はマルチコアプロセッサ)を含むことができる。単なる例ではあるが、処理エンジン112としては、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、グラフィックス処理装置(GPU)、物理処理装置(PPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コントローラー、マイクロコントローラーユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、マイクロプロセッサなど、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる
【0027】
ネットワーク120は、情報及び/又はデータの交換を促進してもよい。実施形態の一部において、オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、提供者端末140、及びデータベース150)は、ネットワーク120を介してオンデマンドサービスシステム100における他の構成要素(複数の場合もある)に情報及び/又はデータを送信してもよい。例えば、サーバ110は、要求者端末130からネットワーク120を介してサービス要求を取得/入手してもよい。実施形態の一部において、ネットワーク120は、どのようなタイプの有線ネットワーク若しくは無線ネットワーク、又はそれらの組み合わせであってもよい。単なる例ではあるが、ネットワーク120としては、ケーブルネットワーク、ワイヤーラインネットワーク、光ファイバーネットワーク、電気通信ネットワーク、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、ZigBeeネットワーク、近接場通信(NFC)ネットワークなど、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。実施形態の一部において、ネットワーク120は、1つ以上のネットワークアクセスポイントを備えることができる。例えば、ネットワーク120は、基地局及び/又はインターネットエクスチェンジポイント120−1、120−2、・・・などの有線ネットワークアクセスポイント又は無線ネットワークアクセスポイントを備えることができ、これらのアクセスポイントを通じて、オンデマンドサービスシステム100の1つ以上の構成要素は、ネットワーク120に接続されてデータ及び/又は情報を交換してもよい。
【0028】
実施形態の一部において、要求者は、要求者端末130のユーザーであってもよい。実施形態の一部において、要求者端末130のユーザーは、要求者以外の者であってもよい。例えば、要求者端末130のユーザーAは、要求者端末130を用いて、ユーザーBのためにサービス要求を送信してもよく、サービス及び/又は情報若しくは命令をサーバ110から受信してもよい。実施形態の一部において、提供者は、提供者端末140のユーザーであってもよい。実施形態の一部において、提供者端末140のユーザーは、提供者以外の者であってもよい。例えば、提供者端末140のユーザーCは、提供者端末140を用いて、ユーザーDのためにサービス要求、及び/又は情報若しくは命令をサーバ110から受信してもよい。実施形態の一部において、「要求者」及び「要求者端末」は、区別なく用いられる場合があり、「提供者」及び「提供者端末」は、区別なく用いられる場合がある。
【0029】
実施形態の一部において、要求者端末130は、モバイルデバイス130−1、タブレットコンピュータ130−2、ラップトップコンピュータ130−3、自動車の車載装置130−4など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。実施形態の一部において、モバイルデバイス130−1としては、スマートホームデバイス、ウェアラブルデバイス、スマートモバイルデバイス、仮想現実デバイス、拡張現実デバイスなど、又はそれらの組み合わせが挙げられる。実施形態の一部において、スマートホームデバイスとしては、スマート照明デバイス、インテリジェント電気装置の制御デバイス、スマート監視デバイス、スマートテレビ、スマートビデオカメラ、インターフォンなど、又はそれらの組み合わせが挙げられる。実施形態の一部において、ウェアラブルデバイスとしては、スマートブレスレット、スマートフットギア、スマートグラス、スマートヘルメット、スマートウォッチ、スマート衣服、スマートバックパック、スマートアクセサリーなど、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。実施形態の一部において、スマートモバイルデバイスとしては、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:携帯情報端末)、ゲーミングデバイス、ナビゲーションデバイス、販売時点(POS)デバイスなど、又はそれらの組み合わせが挙げられる。実施形態の一部において、仮想現実デバイス及び/又は拡張現実デバイスは、仮想現実ヘルメット、仮想現実メガネ、仮想現実パッチ、拡張現実ヘルメット、拡張現実メガネ、拡張現実パッチなど、又はそれらの組み合わせを含むことができる。例えば、仮想現実デバイス及び/又は拡張現実デバイスは、Google Glass、Oculus Rift、Hololens、Gear VRなどを含むことができる。実施形態の一部において、自動車の車載装置130−4としては、オンボードコンピュータ、オンボードテレビなどを含むことができる。実施形態の一部において、要求者端末130は、要求者及び/又は要求者端末130の場所を突き止める測位技術を有するデバイスであってもよい。
【0030】
実施形態の一部において、提供者端末140は、要求者端末130と同様のものであってもよいし、同じデバイスであってもよい。実施形態の一部において、提供者端末140は、提供者及び/又は提供者端末140の位置を特定する測位技術を有するデバイスであってもよい。実施形態の一部において、要求者端末130及び/又は提供者端末140は、他の測位デバイスと通信して、要求者、要求者端末130、提供者、及び/又は提供者端末140の場所を求めてもよい。実施形態の一部において、要求者端末130及び/又は提供者端末140は、測位情報をサーバ110に送信してもよい。
【0031】
データベース150は、データ及び/又は命令を記憶してもよい。実施形態の一部において、データベース150は、要求者端末130及び/又は提供者端末140から取得されたデータを記憶してもよい。実施形態の一部において、データベース150は、サーバ110が、本開示において説明する例示的な方法を行うために実行又は使用することができるデータ及び/又は命令を記憶してもよい。実施形態の一部において、データベース150は、マスストレージ、リムーバブルストレージ、揮発性リードライトメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。マスストレージの例としては、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブなどが挙げられる。リムーバブルストレージの例としては、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、zipディスク、磁気テープなどが挙げられる。揮発性リードライトメモリの例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)などが挙げられる。RAMの例としては、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックRAM(DDR SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、サイリスタRAM(T−RAM)、及びゼロキャパシタRAM(Z−RAM)などが挙げられる。ROMの例としては、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、及びデジタル多用途ディスクROMなどが挙げられる。実施形態の一部において、データベース150は、クラウドプラットフォーム上で実施されてもよい。単なる例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0032】
実施形態の一部において、データベース150は、オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、提供者端末140など)と通信するようにネットワーク120に接続されていてもよい。オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素は、データベース150に記憶されたデータ又は命令にネットワーク120を介してアクセスしてもよい。実施形態の一部において、データベース150は、オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、提供者端末140など)に直接接続してもよく、これらの構成要素と通信してもよい。実施形態の一部において、データベース150は、サーバ110の一部分であってもよい。
【0033】
実施形態の一部において、オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、提供者端末140など)は、データベース150にアクセスする許可を有していてもよい。実施形態の一部において、オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素は、1つ以上の条件が満たされたとき、要求者、提供者、及び/又は公衆に関する情報を読み出し及び/又は変更してもよい。例えば、サーバ110は、サービス後に1人以上のユーザーの情報を読み出し及び/又は変更してもよい。別の例として、提供者端末140は、要求者端末130からサービス要求を受信すると、要求者に関する情報にアクセスすることはできるが、提供者端末140は、要求者の関連情報を変更することはできない。
【0034】
実施形態の一部において、オンデマンドサービスシステム100における1つ以上の構成要素の情報交換は、サービスの要求を介して達成してもよい。サービス要求の対象は、どのようなプロダクトであってもよい。実施形態の一部において、このプロダクトは、有形のプロダクトであってもよいし、無形のプロダクトであってもよい。有形のプロダクトとしては、食料品、医薬品、日用品、化学製品、電気器具、衣料品、自動車、家屋物件、高級品など、又はそれらの組み合わせ等が挙げられる。無形のプロダクトとしては、サービス財、金融商品、知的産物、インターネット商品など、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。インターネット商品としては、個別ホスト商品、ウェブ商品、モバイルインターネット商品、商用ホスト商品、組み込み商品など、又はそれらの組み合わせ等が挙げられる。モバイルインターネット商品は、モバイル端末のソフトウェア、プログラム、システムなど、又はそれらの組み合わせにおいて用いてもよい。モバイル端末としては、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、モバイルフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートウォッチ、販売時点(POS)デバイス、オンボードコンピュータ、オンボードテレビ、ウェアラブルデバイスなど、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。例えば、プロダクトは、コンピュータ又はモバイルフォンにおいて用いられるいずれかのソフトウェア及び/又はアプリケーションであってもよい。このソフトウェア及び/又はアプリケーションは、ソーシャライジング、ショッピング、輸送、娯楽、学習、投資など、又はそれらの組み合わせに関するものであってもよい。実施形態の一部において、輸送に関するソフトウェア及び/又はアプリケーションとしては、旅行ソフトウェア及び/又は旅行アプリケーション、乗り物のスケジューリングソフトウェア及び/又は乗り物のスケジューリングアプリケーション、地図ソフトウェア及び/又は地図アプリケーションなどが挙げられる。乗り物のスケジューリングソフトウェア及び/又は乗り物のスケジューリングアプリケーションにおいて、乗り物には、馬、運搬車、人力車(例えば、一輪手押し車、二輪自転車、三輪自転車など)、自動車(例えば、タクシー、バス、自家用車など)、列車、地下鉄、船舶、航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、スペースシャトル、ロケット、熱気球など)など、又はそれらの組み合わせが含まれていてもよい。
【0035】
図2は、本開示の幾つかの実施形態に係る、サーバ110、要求者端末130、及び/又は提供者端末140を実施してもよいコンピューティングデバイス200のハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の例を示す概略図である。例えば、処理エンジン112は、コンピューティングデバイス200上で実施することができ、本開示において開示された処理エンジン112の機能を実行するように構成してもよい。
【0036】
コンピューティングデバイス200は、実施形態の一部においては専用コンピュータであってもよい。コンピューティングデバイス200は、本開示のオンデマンドシステムを実施するのに用いてもよい。コンピューティングデバイス200は、本明細書において説明するようなオンデマンドサービスのいずれの構成要素を実施してもよい。
図1及び
図2には、単に便宜上のために、そのようなコンピュータデバイスの一つのみを示している。当業者であれば、処理負荷を分散させるために、本明細書において説明するようなオンデマンドサービスに関するコンピュータ機能を複数の同様のプラットフォーム上で、分散形式で実施してもよいことを、本願の出願時において理解しているであろう。
【0037】
コンピューティングデバイス200は、例えば、ネットワークに対して接続され、かつそのネットワークから接続されて、データ通信を容易にするCOMポート250を備えていてもよい。コンピューティングデバイス200は、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサの形態の中央処理装置(CPU又はプロセッサ)220も備えていてもよい。この例示的なコンピュータプラットフォームは、内部通信バス210と、種々の形態のプログラム記憶装置及びデータ記憶装置、例えばディスク270と、このコンピュータによって処理及び/又は送信される様々なデータファイルのためのリードオンリーメモリ(ROM)230又はランダムアクセスメモリ(RAM)240とを備えることができる。この例示的なコンピュータプラットフォームは、CPU/プロセッサ220によって実行される、ROM230、RAM240、及び/又は他のタイプの非一時的記憶媒体に記憶されたプログラム命令も有してもよい。本開示の方法及び/又はプロセスは、プログラム命令として実施されてもよい。コンピューティングデバイス200は、このコンピュータと、ユーザーインターフェース要素280などの当該コンピュータにおける他の構成要素との間の入力/出力をサポートするI/O構成要素260も備えることができる。コンピューティングデバイス200は、ネットワーク通信を介してプログラム及びデータも受信してもよい。
【0038】
単なる例示として、1つのCPU/プロセッサ220のみがコンピューティングデバイス200において説明されている。しかしながら、当然ながら、本開示におけるコンピューティングデバイス200は、複数のCPU/プロセッサも備えてもよく、したがって、本開示において説明するような、1つのCPU/プロセッサ220によって実行される操作及び/又は方法の各ステップは、複数のCPU/プロセッサによって協働的に又は別々に実行されてもよい。例えば、本開示において、コンピューティングデバイス200のCPU/プロセッサ220が、ステップA及びステップBの双方を実行する場合、ステップA及びステップBは、コンピューティングデバイス200における2つの異なるCPU/プロセッサによって協働的に又は別々に実行されてもよい(例えば、第1のプロセッサがステップAを実行し、第2のプロセッサがステップBを実行するか、又は、第1のプロセッサ及び第2のプロセッサがステップA及びステップBを協働的に実行する)ことが理解されるであろう。
【0039】
図3は、実施形態の一部に係る処理エンジン112の一例を示すブロック図である。処理エンジン112は、要求取得ユニット310と、勧誘取得/送信ユニット320と、決定ユニット330と、通知送信ユニット340とを備えることができる。
【0040】
要求取得ユニット310は、第1乗客端末からの第1の相乗り要求及び/又は第2乗客端末からの第2の相乗り要求を取得するように構成してもよい。実施形態の一部において、要求取得ユニット310は、第1乗客端末からの再相乗り要求を取得するように構成してもよい。
【0041】
勧誘取得/送信ユニット320は、第1乗客端末から勧誘を取得し、及び/又は少なくとも1つの第2乗客端末のうち、候補第2乗客端末に勧誘を送信するように構成してもよい。
【0042】
決定ユニット330は、第1乗客端末の第1の支払い額及び/又は第2乗客端末の第2の支払い額を求めるように構成してもよい。実施形態の一部において、決定ユニット330は、第1の乗客及び第2の乗客が相乗りの事前の同意を有すると判断するように構成してもよい。
【0043】
通知送信ユニット340は、相乗りオーダーの確認通知を第1乗客端末及び/又は第2乗客端末に送信するように構成してもよい。実施形態の一部において、通知送信ユニット340は、相乗り要求の不成立通知を第1乗客端末に送信するように構成してもよい。
【0044】
処理エンジン112内のモジュールは、有線接続又は無線接続を介して互いに接続又は互いに通信してもよい。有線接続としては、金属ケーブル、光ケーブル、ハイブリッドケーブルなど、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。無線接続としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、Bluetooth、ZigBee、近接場通信(NFC)など、又はそれらの組み合わせなどが挙げられる。これらのモジュールのうちの2つ以上は、単一のモジュールとして組み合わされてもよく、これらのモジュールのうちのいずれか1つは、2つ以上のユニットに分割されてもよい。例えば、要求取得ユニット310は、オーダーの特徴を取得してもよいとともにオーダーの整合情報を判断することができる単一のモジュールとして、勧誘取得/送信ユニット320に統合されてもよい。
【0045】
図4は、実施形態の一部に係る相乗りのプロセス400の一例を示すフローチャートである。実施形態の一部において、プロセス400は、
図1に示すシステム100において実施してもよい。例えば、プロセス400は、データベース150及び/又は記憶装置(例えば、ROM230、RAM240など)に命令の形態として記憶してもよく、サーバ110(例えば、サーバ110内の処理エンジン112、サーバ110内の処理エンジン112のプロセッサ220、又は
図3に示す処理エンジン112内の1つ以上の構成要素)によって呼び出す、及び/又は実行してもよい。
【0046】
ステップ410において、プロセッサ220は、第1乗客端末のユーザー(すなわち、第1の乗客)の少なくとも1人の連絡相手を含む相乗り要求を第1乗客端末から取得/獲得してもよい。
【0047】
実施形態の一部において、この連絡相手は、第1乗客端末の住所録に保存された第1の乗客の連絡相手、第1乗客端末に組み込まれたソーシャルネットワークサービス(例えば、電子メール、インスタントメッセージングサービス、オンラインフォーラム、ショッピングソフトウェア及び/又はショッピングアプリケーション、旅行ソフトウェア及び/又は旅行アプリケーション、乗り物スケジューリングソフトウェア及び/又は乗り物スケジューリングアプリケーション、地図ソフトウェア及び/又は地図アプリケーション、支払いソフトウェア及び/又は支払いアプリケーションなど)からの第1の乗客の連絡相手など、又はそれらの組み合わせを含むことができる。実施形態の一部において、相乗り要求は、第1乗客端末の第1の移動出発点、第1乗客端末の第1の出発時刻、第1乗客端末の第1の移動目的地、第1乗客端末の第1の位置、第1乗客端末の識別子など、又はそれらの組み合わせを更に含んでもよい。実施形態の一部において、第1乗客端末の位置は、第1乗客端末の移動出発点と同じ場所であってもよい。例えば、位置及び/又は移動出発点を、第1乗客端末に組み込まれた測位技術によって入手してもよい。実施形態の一部において、第1乗客端末の識別子は、第1乗客端末の媒体アクセス制御(MAC)アドレス、第1乗客端末のシリアルナンバー、第1乗客端末の中央処理装置(CPU)のシリアルナンバー、第1乗客端末に関連付けられた電話番号、第1乗客端末に関連付けられた名称、第1乗客端末に関連付けられたユーザー識別情報(ID)、第1乗客端末に関連付けられたアバターなど、又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0048】
実施形態の一部において、少なくとも1人の連絡相手は、第1の乗客が、例えば、第1乗客端末の住所録、第1乗客端末に組み込まれたソフトウェア/アプリケーションからの連絡相手リストなどから選択してもよい。実施形態の一部において、第1の乗客は、連絡相手の氏名、番号、ユーザー識別情報(ID)、アバターなど、又はそれらの組み合わせを選択してもよい。実施形態の一部において、少なくとも1つの連絡相手の数は、相乗り要求に関連付けられた乗り物の座席に応じて決定してもよい。
【0049】
実施形態の一部において、第1の乗客は、自身の乗り物を自身の連絡相手(複数の場合もある)に由来する誰かと共有したいドライバーであってもよい。したがって、相乗りサービスを要求する第1乗客端末は、ドライバーによって操作されるドライバー端末であってもよい。少なくとも1人の連絡相手の数は、乗り物が全部で5つの座席を有するとき、最大で4人になり得る。実施形態の一部において、第1の乗客は、ドライバー付きの乗り物を呼び止める乗客であってもよい。したがって、相乗りサービスを要求する第1乗客端末は、自身の連絡相手に由来する誰かと行程を共有したい乗客によって操作される乗客端末であってもよい。少なくとも1人の連絡相手の数は、乗り物が全部で5つの座席を有するとき、最大で3人になり得る。
【0050】
ステップ420において、プロセッサ220は、少なくとも1人の連絡相手に関連付けられた少なくとも1つの第2乗客端末を特定してもよい。実施形態の一部において、連絡相手を乗客端末に関連付けることができる。
【0051】
ステップ430において、プロセッサ220は、第1乗客端末に関連付けられた相乗り要求の勧誘を少なくとも1つの第2乗客端末のうち、候補第2乗客端末に送信してもよい。
【0052】
実施形態の一部において、この勧誘は、第1乗客端末の識別子、第1乗客端末の第1の移動出発点、第1乗客端末の第1の目的地、相乗り要求の勧誘を承諾するか否かの勧誘の確認情報など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。実施形態の一部において、この勧誘は、携帯電話メッセージ、電子メール、ソーシャルネットワークサービスからのポップアップメッセージなど、又はそれらの組み合わせとして送信してもよい。
【0053】
ステップ440において、プロセッサ220は、相乗り要求が承諾されたか否かを示す、勧誘に対する応答を、候補第2乗客端末から取得/入手してもよい。
【0054】
実施形態の一部において、候補第2乗客端末からの応答は、不承諾応答、承諾応答などを含んでもよい。実施形態の一部において、候補第2乗客端末からの勧誘に対する応答は、返答携帯電話メッセージ、返答電子メール、ポップアップメッセージに対する返答など、又はそれらの組み合わせとして取得してもよい。
【0055】
図5は、実施形態の一部に係る、応答が不承諾応答である場合の相乗りのプロセス500の一例を示すフローチャートである。実施形態の一部において、プロセス500は、
図1に示すシステム100において実施してもよい。例えば、プロセス500は、データベース150及び/又は記憶装置(例えば、ROM230、RAM240など)に命令の形態として記憶することができ、サーバ110(例えば、サーバ110内の処理エンジン112、サーバ110内の処理エンジン112のプロセッサ220、又は
図3に示す処理エンジン112内の1つ以上の構成要素)によって呼び出しし、かつ実行してもよい。
【0056】
ステップ510において、プロセッサ220は、勧誘を断る不承諾応答を、候補第2乗客端末から取得/入手してもよい。
【0057】
実施形態の一部において、プロセッサ220は、この不承諾応答に関連付けられた追加のメッセージを更に取得/入手してもよい。例えば、この追加のメッセージは、候補第2乗客端末に関連付けられた識別子(例えば、候補第2乗客端末の識別子、候補第2乗客端末の名称、候補第2乗客端末の番号、候補第2乗客端末のアバターなど)、拒否理由、拒否インスタンス(refusal instance)など、又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0058】
ステップ520において、プロセッサ220は、相乗り要求の不成立通知を第1乗客端末に送信してもよい。
【0059】
実施形態の一部において、この不成立通知は、候補第2乗客端末に関連付けられた識別子(例えば、候補第2乗客端末に対応する連絡相手の識別表示、候補第2乗客端末の識別子、候補第2乗客端末の名称、候補第2乗客端末の番号、候補第2乗客端末のアバターなど)、拒否理由、拒否インスタンスなど、又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0060】
ステップ530において、プロセッサ220は、相乗り要求を連絡相手に再送信することを希望するか否かを第1の乗客に尋ねる再相乗り要求を第1乗客端末に送信してもよい。
【0061】
ステップ540において、プロセッサ220は、再相乗り要求に対する返答を第1乗客端末から取得/入手してもよい。実施形態の一部において、再相乗り要求に対する返答は、「yes」である場合がある。プロセッサ220は、
図4におけるステップ410〜ステップ440を繰り返して、相乗りサービスを再要求してもよい。実施形態の一部において、再相乗り要求は、直前の相乗り要求と異なる少なくとも1人の連絡相手を含むことができる。実施形態の一部において、再相乗り要求に対する返答は、「no」である場合がある。プロセッサ220は、再相乗り要求を第1乗客端末に提示することを停止してもよい。実施形態の一部において、プロセッサ220は、再相乗り要求に対する返答を取得/入手しない場合がある。プロセッサ220は、再相乗り要求に対する返答を第1乗客端末から取得/入手するまで、再相乗り要求を第1乗客端末に提示し続けてもよい。
【0062】
図6は、実施形態の一部に係る、応答が承諾応答である場合の相乗りのプロセス600の一例を示すフローチャートである。実施形態の一部において、プロセス600は、
図1に示すシステム100において実施してもよい。例えば、プロセス600は、データベース150及び/又は記憶装置(例えば、ROM230、RAM240など)に命令の形態として記憶することができ、サーバ110(例えば、サーバ110内の処理エンジン112、サーバ110内の処理エンジン112のプロセッサ220、又は
図3に示す処理エンジン112内の1つ以上の構成要素)によって呼び出しし、かつ実行してもよい。
【0063】
ステップ610において、プロセッサ220は、勧誘を承諾する承諾応答を候補第2乗客端末から取得/入手してもよい。
【0064】
実施形態の一部において、プロセッサ220は、承諾応答に関連付けられた追加のメッセージを更に取得/入手してもよい。例えば、この追加のメッセージは、候補第2乗客端末に関連付けられた識別子(例えば、候補第2乗客端末に対応する連絡相手の識別表示、候補第2乗客端末の識別子、候補第2乗客端末の名称、候補第2乗客端末の番号、候補第2乗客端末のアバターなど)、承諾インスタンス、候補第2乗客端末の第2の移動出発点、候補第2乗客端末の第2の移動目的地、候補第2乗客端末の第2の位置など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0065】
実施形態の一部において、候補第2乗客端末は、少なくとも1人の連絡相手に関連付けられた少なくとも1つの第2乗客端末としてもよく、例えば、第2乗客端末の数は、1つ、2つ、3つ、又は4つであってもよい。
【0066】
ステップ620において、プロセッサ220は、相乗り要求に基づいて相乗りオーダーを生成してもよい。
【0067】
実施形態の一部において、この相乗りオーダーは、第1乗客端末の識別子、候補第2乗客端末の識別子、第1乗客端末の第1の移動出発点、候補第2乗客端末の第2の移動出発点、第1乗客端末の第1の移動目的地、候補第2乗客端末の第2の移動目的地、第1乗客端末の第1の出発時刻、候補第2乗客端末の第2の出発時刻、第1乗客端末の第1の位置、候補第2乗客端末の第2の位置など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。実施形態の一部において、第1の移動出発点は、第2の移動出発点から所定の距離内にある場合がある。この所定の距離は、相乗りサービスのシナリオ(例えば、2人以上の乗客が同じ又は近くの目的地に向かっていること、2人以上の乗客が同じ又は近くの出発点を有すること、2人以上の乗客の行程の少なくとも一部が同じであること、など)、交通条件、相乗りサービスの期間など、又はそれらの組み合わせに従って決定してもよい。実施形態の一部において、上記所定の距離は、相乗りサービスを要求する乗客、又は相乗りサービスを提供するドライバーが決定してもよい。
【0068】
ステップ630において、プロセッサ220は、第1乗客端末及び候補第2乗客端末に確認通知を送信してもよい。
【0069】
実施形態の一部において、第1乗客端末及び候補第2乗客端末への確認通知は、相乗りオーダーに関する情報を含むことができる。この相乗りオーダーに関する情報には、第1の乗客の識別情報、候補第2乗客端末に対応する連絡相手、第1乗客端末の識別子、候補第2乗客端末の識別子、第1乗客端末の第1の移動出発点、候補第2乗客端末の第2の移動出発点、第1乗客端末の第1の移動目的地、候補第2乗客端末の第2の移動目的地、第1乗客端末の第1の出発時刻、候補第2乗客端末の第2の出発時刻、第1乗客端末の第1の位置、候補第2乗客端末の第2の位置、相乗りオーダーの開始時刻など、又はそれらの組み合わせなどが含まれていてもよい。実施形態の一部において、第1乗客端末への確認通知と、候補第2乗客端末への確認通知は異なっていてもよい。例えば、第1乗客端末への確認通知は、候補第2乗客端末に関する情報(例えば、候補第2乗客端末の識別子、第2の移動出発点、第2の出発時刻、第2の位置、第2の移動目的地など)を含んでもよい。候補第2乗客端末への確認通知は、第1乗客端末に関する情報(例えば、第1乗客端末の識別子、第1の移動出発点、第1の出発時刻、第1の位置、第1の移動目的地など)を含んでもよい。
【0070】
実施形態の一部において、相乗りサービスを要求する第1乗客端末が、自身の乗り物を自身の連絡相手と共有したいドライバーによって操作されるドライバー端末であるとき、プロセッサ220は、相乗りが開始する前に、ドライバー端末及び候補第2乗客端末にリマインダーを送信してもよい。実施形態の一部において、相乗りサービスを要求する第1乗客端末が、自身の連絡相手と行程を共有したいとともに乗り物を呼び出したい乗客によって操作される乗客端末であるとき、プロセッサ220は、相乗りオーダーを少なくとも1つのドライバー端末に送信してもよい。実施形態の一部において、相乗りオーダーが終了すると、プロセッサ220は、第1乗客端末及び/又は候補第2乗客端末から相乗りオーダーの成立確認を取得/入手してもよい。
【0071】
図7は、実施形態の一部に係る相乗りのプロセス700の一例を示すフローチャートである。実施形態の一部において、プロセス700は、
図1に示すシステム100において実施してもよい。例えば、プロセス700は、データベース150及び/又は記憶装置(例えば、ROM230、RAM240など)に命令の形態として記憶することができ、サーバ110(例えば、サーバ110内の処理エンジン112、サーバ110内の処理エンジン112のプロセッサ220、又は
図3に示す処理エンジン112内の1つ以上の構成要素)によって呼び出しし、かつ実行してもよい。
【0072】
ステップ710において、プロセッサ220は、相乗りオーダーの成立確認を取得/入手してもよい。ステップ720において、プロセッサ220は、第1乗客端末の第1の支払い額を求めることができる。ステップ730において、プロセッサ220は、候補第2乗客端末の第2の支払い額を求めることができる。
【0073】
実施形態の一部において、第1の支払い額及び第2の支払い額は、行程が開始する前にあらかじめ求められていてもよい。例えば、プロセッサ220は、行程が開始する前に、各出発時刻、各移動出発点、各移動目的地、乗り物が提供するサービスのタイプ(例えば、自家用車、バス、タクシーなど)など、又はそれらの組み合わせに従って、各乗客端末の支払い額を求めてもよい。実施形態の一部において、第1の支払い額及び第2の支払い額は、行程が終了した後に求めてもよい。例えば、プロセッサ220は、行程の各移動距離、行程の各移動期間、行程の各待機期間など、又はそれらの組み合わせに従って、各乗客端末の支払い額を求めることができる。実施形態の一部において、第1の支払い額及び第2の支払い額は、行程の総額を乗客端末の総数で割ることによって計算してもよい。例えば、総支払い額が400元であり、乗り物を共有する乗客端末が全部で4つある場合がある。このとき第1の支払い額及び第2の支払い額は、同じ100元(400元を、乗客端末の数4で割った値)としてもよい。
【0074】
実施形態の一部において、プロセッサ220は、第1乗客端末及び/又は候補第2乗客端末へのオーダー項目を生成してもよい。このオーダー項目には、支払い額、移動距離、移動時間、待機時間、ドライバー端末に関する情報(例えば、ドライバー端末の識別子、ドライバー端末のアカウントなど)、乗り物に関する情報(例えば、ナンバープレートの番号、色、乗り物タイプなど)など、又はそれらの組み合わせなどが含まれてもよい。
【0075】
実施形態の一部において、プロセッサ220は、第1の支払い額を第1乗客端末に、及び/又は第2の支払い額を候補第2乗客端末に送信してもよい。実施形態の一部において、プロセッサ220は、取得してもよい。
【0076】
図8は、実施形態の一部に係る相乗りのプロセス800の一例を示すフローチャートである。実施形態の一部において、プロセス800は、
図1に示すシステム100において実施してもよい。例えば、プロセス800は、データベース150及び/又は記憶装置(例えば、ROM230、RAM240など)に命令の形態として記憶することができ、サーバ110(例えば、サーバ110内の処理エンジン112、サーバ110内の処理エンジン112のプロセッサ220、又は
図3に示す処理エンジン112内の1つ以上の構成要素)によって呼び出しし、かつ実行してもよい。
【0077】
ステップ810において、プロセッサ220は、第1の照合情報及び第1の移動出発点を含む第1の相乗り要求を第1乗客端末から取得/入手してもよい。
【0078】
実施形態の一部において、第1の相乗り要求は、第1の移動目的地、第1の出発時刻、第1乗客端末の識別子など、又はそれらの組み合わせを更に含んでもよい。実施形態の一部において、第1の照合情報には、番号、文字(letter)、符号、文字記号(character)、画像、音声、コードなど、又はそれらの組み合わせなどが含まれていてもよい。例えば、第1の照合情報は、一連の数字「1234」であってもよい。別の例として、第1の照合情報は、QRコード(登録商標)であってもよい。実施形態の一部において、第1の照合情報は、相乗りサービスを要求する2人以上の面識のある者同士及び/又は友人同士によってあらかじめ定められた情報であってもよい。照合情報は、2人の友人が相乗りの意思を有することを確認するのに用いてもよい。
【0079】
ステップ820において、プロセッサ220は、第2の照合情報及び第2の移動出発点を含む第2の相乗り要求を、第2の乗客に関連付けられた第2乗客端末から取得/入手してもよい。実施形態の一部において、プロセッサ220は、何らかの基準に基づいて第2の相乗り要求を第2乗客端末から取得/入手してもよい。例えば、第1の移動出発点が、第2の移動出発点から所定の距離内にあるとき、プロセッサ220は、第2の相乗り要求を取得/入手してもよい。
【0080】
実施形態の一部において、第2の相乗り要求は、第2の移動出発点、第2の移動目的地、第2の出発時刻、第2乗客端末の第2の識別子など、又はそれらの組み合わせを更に含んでもよい。
【0081】
実施形態の一部において、上記所定の距離は、第1乗客端末、プロセッサ220、相乗りサービスを提供するドライバー端末など、又はそれらの組み合わせによって決定された任意の距離としてもよい。例えば、上記所定の距離は、0メートル(すなわち、第1乗客端末が第2乗客端末と同じ出発点に存在してもよい)、500メートル、1000メートル、5000メートルなど、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0082】
実施形態の一部において、第2の照合情報は、番号、文字、符号、文字記号、画像、音、コードなど、又はそれらの組み合わせを含むことができる。例えば、第2の照合情報は、一連の数字「1243」であってもよい。別の例として、第2の照合情報は、QRコードであってもよい。実施形態の一部において、第2の照合情報は、相乗りサービスを要求する面識のある者同士及び/又は友人同士があらかじめ定めて知っているものであってもよい。
【0083】
実施形態の一部において、第2の相乗り要求をプロセッサ220に送信する第2乗客端末が、第1乗客端末から所定の距離内に少なくとも1つ存在する場合がある。実施形態の一部において、第2乗客端末の数は、相乗り要求に関連付けられた乗り物の座席に従って決定してもよい。例えば、相乗り要求に関連付けられた乗り物が、標準的な自動車である場合、第2乗客端末の数は、多くとも3つとしてもよい。
【0084】
実施形態の一部において、第2乗客端末が第1乗客端末から所定の距離内に存在しない場合、プロセッサ220は、第1の相乗り要求の不成立通知を第1乗客端末に送信してもよい。
【0085】
ステップ830において、プロセッサ220は、第1の照合情報が第2の照合情報と対応及び/又は整合するか否かを判断してもよい。
【0086】
第1の照合情報と第2の照合情報とが一致している場合には、第1乗客端末のユーザー(例えば、第1の乗客)と第2乗客端末のユーザー(例えば、第2の乗客)との間で相乗りの事前の同意があったものとしてもよい。例えば、相乗りの事前の同意が、第1の乗客と第2の乗客との間であらかじめ設定されていてもよい。実施形態の一部において、第1の照合情報が第2の照合情報と整合するか否かは、第1の照合情報と第2の照合情報との間の論理的関係に従って判断してもよい。例えば、第1の照合情報が第2の照合情報と同じである(例えば、第1の照合情報及び第2の照合情報が「相乗り」の文字である)場合、プロセッサ220は、第1の照合情報が第2の照合情報と整合していると判断してもよい。
【0087】
第1の照合情報と第2の照合情報との間の論理的関係は、意味上の論理的関係であってもよい。第1の照合情報及び第2の照合情報が、互いに意味的に関連しているとき、プロセッサ220は、第1の乗客及び第2の乗客が相乗りの事前の同意を有すると判断してもよい。例えば、第2の照合情報が第1の照合情報の答えである(例えば、第1の照合情報が、「私の電話番号は?」という質問であり、第2の照合情報が「123−4567−8900」という答えであり、この答えが質問と整合する)場合、プロセッサ220は、第1の照合情報が第2の照合情報と整合すると判断してもよい。
【0088】
また第1の照合情報と第2の照合情報との間の論理的関係は、あらかじめ定められたどのようなものであってもよい。第1の乗客及び第2の乗客が同意しているとともに、第1の照合情報及び第2の照合情報を照合ペアとして設定している限り、かつ、システム100がこの照合ペアの通知を事前に受けている限り、プロセッサ220は、第1の照合情報及び第2の照合情報とがたとえどれだけ無関係なように見えたとしても、第1の照合情報と第2の照合情報とが整合していると判断してもよい。
【0089】
第1の照合情報及び第2の照合情報は、事前に設定された1対1の関係を有してもよい。例えば、第2の照合情報は、第1の照合情報に対応する唯一の照合情報であってもよい。あるいは、第1の照合情報は、2つ以上の対応する照合情報を有していてもよい。例えば、第2の照合情報とは異なるが、第2の照合情報と同様に第1の照合情報に対応する第3の照合情報が事前に設定されていてもよい。
【0090】
実施形態の一部において、第1の照合情報が第2の照合情報と整合する場合、ステップ840において、プロセッサ220は、第1の照合情報及び第2の照合情報に基づいて相乗りオーダーを生成してもよい。実施形態の一部において、この相乗りオーダーは、第1乗客端末の識別子、第2乗客端末の識別子、第1の移動出発点、第2の移動出発点、第1の移動目的地、第2の移動目的地、第1の出発時刻、第2の出発時刻など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0091】
ステップ850において、プロセッサ220は、確認通知を第1乗客端末及び第2乗客端末に送信してもよい。実施形態の一部において、第1乗客端末への確認通知は、第1乗客端末の識別子、第2乗客端末の識別子、第1の移動出発点、第2の移動出発点、第1の移動目的地、第2の移動目的地、第1の出発時刻、第2の出発時刻、相乗りオーダーの開始時刻など、又はそれらの組み合わせを含むことができる。実施形態の一部において、第1乗客端末への確認通知と第2乗客端末への確認通知とは異なっていてもよい。例えば、第1乗客端末への確認通知は、第2乗客端末に関する情報(例えば、第2乗客端末の識別子、第2の移動出発点、第2の出発時刻、第2の移動目的地など)を含んでもよい。第2乗客端末への確認通知は、第1乗客端末に関する情報(例えば、第1乗客端末の識別子、第1の移動出発点、第1の出発時刻、第1の移動目的地など)を含んでもよい。
【0092】
実施形態の一部において、プロセッサ220は、相乗りオーダーを生成した後、この相乗りオーダーを少なくとも1つのドライバー端末に送信してもよい。実施形態の一部において、相乗りオーダーが終了すると、プロセッサ220は、相乗りオーダーの成立確認を第1乗客端末及び/又は候補第2乗客端末から取得/入手してもよい。実施形態の一部において、プロセッサ220は、本開示における
図7に示すようなステップ720及びステップ730を実施して、各支払い額を求めてもよい。
【0093】
実施形態の一部において、第1の照合情報が第2の照合情報と整合しない(例えば、第1の照合情報が「1234」であり、第2の照合情報が「1324」である)場合、ステップ860において、プロセッサ220は、第1の相乗り要求の不成立通知を第1乗客端末に送信してもよい。実施形態の一部において、この不成立通知は、第1の相乗り要求の理由を含むことができる。この不成立通知は、第2乗客端末の異なる出発点、第2乗客端末からの不整合情報など、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0094】
ステップ870において、プロセッサ220は、再相乗り要求を第1乗客端末に送信してもよい。ステップ880において、プロセッサ220は、この再相乗り要求に対する返答を第1乗客端末から取得/入手してもよい。実施形態の一部において、再相乗り要求に対する返答は、「yes」である場合がある。プロセッサ220は、
図8におけるステップ810〜ステップ880を繰り返して、相乗りサービスを再要求してもよい。実施形態の一部において、再相乗り要求に対する返答は、「no」である場合がある。プロセッサ220は、再相乗り要求を第1乗客端末に提示することを停止してもよい。実施形態の一部において、プロセッサ220は、再相乗り要求に対する返答を取得/入手しない場合がある。プロセッサ220は、再相乗り要求に対する返答を第1乗客端末から取得/入手するまで、再相乗り要求を第1乗客端末に提示し続けることができる。
【0095】
基本概念を上記のように説明してきたが、当業者がこの詳細な開示を読めば、上記詳細な開示は、単に例としての提示を意図したものにすぎず、限定的ではないことがかなり明らかになるであろう。本明細書において明示的に述べられていないが、様々な改変、改良、及び変更を行ってもよく、また当業者にそのような改変等を行うことが意図されている。これらの改変、改良、及び変更は、本開示によって示唆されることが意図されており、かつ本開示の例示的な実施形態の趣旨及び範囲内にある。
【0096】
また、特定の術語が、本開示の実施形態を説明するのに用いられている。例えば、「1つの実施形態」、「一実施形態」、及び/又は「実施形態の一部」という用語は、実施形態について説明した特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の様々な部分における「一実施形態」、「1つの実施形態」又は「代替の実施形態」への言及が2つ以上あっても、これは、全てが必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らないことを強調するとともに、そのことを理解されたい。さらに、特定の特徴、構造又は特性は、本開示の1つ以上の実施形態において適宜組み合わせてもよい。
【0097】
さらに、本開示の態様は、新規で有用なプロセス、機械、生産物、若しくは組成物、又はそれらの新規で有用な改良形態を含む特許可能な対象のうちのいずれかとして、本明細書中で図示又は説明されていることが当業者によって理解されるであろう。したがって、本開示の態様は、全体をハードウェアで実施することもできるし、全体をソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)で実施することもできるし、本明細書において全て「ブロック」、「モジュール」、「エンジン」、「ユニット」、「構成要素」、又は「システム」と一般に呼ぶことができるソフトウェア及びハードウェアを組み合わせた実施態様で実施することもできる。さらに、本開示の態様は、具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを有する1つ以上のコンピュータ可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとっていてもよい。
【0098】
コンピュータ可読信号媒体には、具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを、例えばベースバンド内に又は搬送波の一部分として有する伝播データ信号を含んでもよい。そのような伝播信号は、電磁気、光など、又はそれらの好適な組み合わせなどの様々な形態のうち、いずれかの形態を取ることができる。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体でないコンピュータ可読媒体であって、命令実行システム、命令実行装置、若しくは命令実行デバイスによって用いられるか又はこれらと関連して用いられるプログラムを通信、伝播、又は搬送してもよいいずれかのコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読信号媒体上に具現化されたプログラムコードは、無線、優先、光ファイバーケーブル、RFなど、又はそれらの好適な組み合わせのいずれかを含む好適な媒体を用いて送信されてもよい。
【0099】
本開示の態様の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Scala、Smalltalk、Eiffel、JADE、Emerald、C++、C#、VB.NET、Pythonなどのオブジェクト指向型プログラミング言語、「C」プログラミング言語、Visual Basic、Fortran1703、Perl、COBOL1702、PHP、ABAPなどの従来の手続き型プログラミング言語、Python、Ruby及びGroovyなどの動的プログラミング言語、又はその他のプログラミング言語を含む1つ以上のプログラミング言語を組み合わせて記述してもよい。プログラムコードは、スタンドアローンソフトウェアパッケージとして、全体をユーザーのコンピュータ上で実行することもできるし、一部をユーザーのコンピュータ上で実行することもできるし、一部をユーザーのコンピュータ上で、及び一部をリモートコンピュータ上で実行することもできるし、全体をリモートコンピュータ又はサーバ上で実行することもできる。後半のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通じてユーザーのコンピュータに接続されていてもよい。すなわち、この接続は、(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いてインターネットを通じて)外部コンピュータに対して行うこともできるし、クラウドコンピューティング環境において行うこともできるし、サービス型ソフトウェア(SaaS)などのサービスとして提供することもできる。
【0100】
さらに、処理要素若しくは処理シーケンスの記載された順序、又はそれらの数字、文字、若しくは他の名称の使用は、特許請求の範囲において特定される場合を除いて、特許請求の範囲に記載のプロセス及び方法をいずれかの順序に限定することを意図するものではない。上記開示は、様々な例を通じて、本開示の様々の有用な実施形態であると現在考えられているものを述べているが、そのような詳細は、その目的のためのものにすぎず、特許請求の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、逆に、開示された実施形態の趣旨及び範囲内にある変更及び均などなアレンジを包含することが意図されていることが理解されるであろう。例えば、上述した様々な構成要素の実施態様は、ハードウェアデバイスに具現化してもよいが、ソフトウェアのみのソリューション、例えば、既存のサーバ又はモバイルデバイス上へのインストールとして実施することもできる。
【0101】
同様に、本開示の実施形態の上記説明では、様々な実施形態のうち1つ以上を理解するのに役立つ本開示のストリームライン化を目的として、単一の実施形態、その実施形態の図、又はその実施形態の説明において様々な特徴が共にグループ化されることがあることが理解されるであろう。ただし、この開示の方法は、請求項に記載の主題が、各請求項に明示的に特定されたものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものでないと解釈されるべきである。逆に、請求項に記載の主題は、上記開示された単一の実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴に依拠してもよい。