特許第6536225号(P6536225)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6536225
(24)【登録日】2019年6月14日
(45)【発行日】2019年7月3日
(54)【発明の名称】間接活線工事用コッター
(51)【国際特許分類】
   F16B 21/12 20060101AFI20190625BHJP
   H02G 1/02 20060101ALI20190625BHJP
【FI】
   F16B21/12 H
   H02G1/02
【請求項の数】8
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2015-133036(P2015-133036)
(22)【出願日】2015年7月1日
(65)【公開番号】特開2017-15184(P2017-15184A)
(43)【公開日】2017年1月19日
【審査請求日】2018年6月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】森山 裕之
【審査官】 保田 亨介
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−182227(JP,A)
【文献】 特開平07−279927(JP,A)
【文献】 特開2004−293788(JP,A)
【文献】 特開昭60−029308(JP,A)
【文献】 米国特許第09115744(US,B1)
【文献】 特開昭61−267723(JP,A)
【文献】 特開2004−242942(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B21/00−21/20
H02G1/00−1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の第1把持腕が二股に分岐した一対の鉤状の分岐腕からなり、他方の第1把持腕が一対の前記分岐腕の間に導入自在な湾曲した単一腕からなる、一対の開閉する第1把持腕を先端部に有する長尺の第1絶縁操作棒を用いて、少なくとも耐張碍子に着脱自在な間接活線工事用コッターであって、
円柱状の軸部、及び、この軸部の一端部に形成した第1鍔部を有し、内部が中空の円筒状の第1コッター本体と、
前記第1コッター本体の内部にスライド自在に保持された棒状の第1ピストン部材と、を備え、
前記第1コッター本体は、
前記軸部の外周から起立自在に、当該軸部の先端部側に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材と、
これらの開閉部材が起立する方向に回転する力を付勢するC形ばねと、
前記第1コッター本体の中心に向かって進退自在に、前記第1鍔部と連結した一対の操作ボタンと、
一対の前記操作ボタンが互いに遠ざかる方向に移動する力を付勢する付勢部材と、を有し、
前記第1ピストン部材は、
一対の前記開閉部材の基端部に当接して、これらの開閉部材が起立した状態を維持する先端縁と、
この先端縁と反対側に形成し、前記第1鍔部の内部に突出した円錐部と、を有し、
一対の前記第1把持腕が一対の前記操作ボタンを把持して、一対の前記操作ボタンが互いに近づく方向に移動した状態では、前記操作ボタンの先端縁が前記円錐部とスライドすることで、前記第1ピストン部材を前記開閉部材の基端部に向かって移動させ、前記軸部の外周から埋没する状態に一対の前記開閉部材を雌伏させる、間接活線工事用コッター。
【請求項2】
前記第1コッター本体は、前記第1ピストン部材が一対の前記開閉部材から遠ざかる方向に移動する力を前記第1ピストン部材に付勢する圧縮コイルばねを内部に備える、請求項1記載の間接活線工事用コッター。
【請求項3】
前記第1コッター本体は、前記第1ピストン部材をスライド自在に保持し、前記第1ピストン部材の脱落を防止すると共に、前記第1ピストン部材の停止位置を規定するリテーナを内部に備える、請求項1又は2記載の間接活線工事用コッター。
【請求項4】
前記第1コッター本体は、その先端縁から切り欠かれ、一対の前記開閉部材を回動自在に収容するスリット溝を有する請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工事用コッター。
【請求項5】
一対の開閉する第2把持腕を先端部に有する長尺の第2絶縁操作棒を用いて、少なくとも耐張碍子に着脱自在な間接活線工事用コッターであって、
円柱状の軸部、及び、この軸部の一端部に形成した第2鍔部を有し、内部が中空の円筒状の第2コッター本体と、
前記第2コッター本体の内部にスライド自在に保持された棒状の第2ピストン部材と、を備え、
前記第2コッター本体は、
前記軸部の外周から起立自在に、当該軸部の先端部側に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材と、
これらの開閉部材が起立する方向に回転する力を付勢するC形ばねと、
前記第2コッター本体の中心を越えて、前記第2鍔部に切り欠かれ、少なくとも一方の前記第2把持腕が挿入自在な切り欠き溝と、を有し、
前記第2ピストン部材は、
一対の前記開閉部材の基端部に当接して、これらの開閉部材が起立した状態を維持する先端縁と、
この先端縁と反対側に形成し、前記切り欠き溝に突出した曲面部と、を有し、
少なくとも一方の前記第2把持腕を前記切り欠き溝に挿入した状態では、前記第2把持腕の外壁が前記曲面部とスライドすることで、前記第2ピストン部材を前記開閉部材の基端部に向かって移動させ、前記軸部の外周から埋没する状態に一対の前記開閉部材を雌伏させる、間接活線工事用コッター。
【請求項6】
前記第2コッター本体は、前記第2ピストン部材が一対の前記開閉部材から遠ざかる方向に移動する力を前記第2ピストン部材に付勢する圧縮コイルばねを内部に備える、請求項5記載の間接活線工事用コッター。
【請求項7】
前記第2コッター本体は、前記第2ピストン部材をスライド自在に保持し、前記第2ピストン部材の脱落を防止すると共に、前記第2ピストン部材の停止位置を規定するリテーナを内部に備える、請求項5又は6記載の間接活線工事用コッター。
【請求項8】
前記第2コッター本体は、その先端縁から切り欠かれ、一対の前記開閉部材を回動自在に収容するスリット溝を有する請求項5から7のいずれかに記載の間接活線工事用コッター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、間接活線工事用コッターに関する。特に、絶縁操作棒を用いて、無停電状態で電気工事を実施する間接活線工事に適した間接活線工事用コッターであって、耐張碍子のクレビス形支持部などに取り付けできる間接活線工事用コッターの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
架空配電線を電柱に架設する場合には、いわゆる、引通し装柱と引留め装柱の二通りの装柱方法があることが知られている。一般に、引通し装柱は、電柱に支持された腕金に固定された碍子の溝部に架空配電線が当接され、碍子及び架空配電線にバインド線を巻回して、架空配電線を電柱に支持している。一方、引留め装柱は、架空配電線を挟持する引留クランプに連結した耐張碍子を電柱に支持した腕金に取り付けて、架空配電線を電柱に支持している。
【0003】
図15は、引留め装柱による装柱の一例を示す正面図である。図15を参照すると、電柱Pには、その上部に腕金Aを水平状態で固定している。腕金Aの両側には、一組の耐張碍子7・7を配置している。一組の耐張碍子7・7は、揺動自在に互いに連結している。一方の耐張碍子7は、一組のねじりストラップSt・Stを介して、腕金Aに連結している。他方の耐張碍子7は、引留クランプCiを揺動自在に連結している。
【0004】
図15を参照すると、引留クランプCiは、絶縁カバーで覆われている。引留クランプCiは、その内部で架空配電線(以下、電線という)Wを挟持している。このように、引留め装柱は、電線Wを挟持する引留クランプCiに連結した耐張碍子7を電柱Pに支持した腕金Aに取り付けて、電線Wを電柱Pに支持している。一対の引留クランプCi・Ciの間には、張力を要することなく電線Wを架設している。電柱Pを迂回する電線Wの部位は、例えば、縁線Weと呼ばれている。
【0005】
図16は、図15の部分拡大図であり、引留クランプから絶縁カバーを外した状態図である。図17は、図16の部分拡大図であり、図17(A)は、引留クランプの正面図、図17(B)は、図17(A)のA矢視図である。
【0006】
又、図18は、耐張碍子の構成を示す図であり、図18(A)は、一部を断面で示した耐張碍子の正面図、図18(B)は、耐張碍子の右側面図である。図19は、従来技術によるコッターの構成を示す斜視図である。図20は、従来技術によるセルフロック形の割ピンの構成を示す図であり、図20(A)は、セルフロック形の割ピンの正面図、図20(B)は、図20(A)のA−A矢視断面図である。
【0007】
図18を参照すると、耐張碍子7は、磁器で形成された筒状の本体70を備えている。又、耐張碍子7は、二山クレビス形の第1支持部71と、一山クレビス形の第2支持部72を備えている。第1支持部71は、本体70の一端部側に突出している。第2支持部72は、本体70の他端部側に突出している。第1支持部71は、第1貫通穴71hを端部に貫通している。第2支持部72は、第2貫通穴72hを端部に貫通している。
【0008】
図16又は図18を参照して、第1貫通穴71hと、第2貫通穴72hを一致させて、円柱状のコッター7cを挿入することにより、コッター7cを中心として一組の耐張碍子7・7を揺動自在に互いに連結できる。
【0009】
又、図16又は図18を参照して、ねじりストラップStの端部に設けた開口と第1貫通穴71hを一致させて、コッター7cを挿入することにより、コッター7cを中心として、一組のねじりストラップSt・Stと一方の耐張碍子7を揺動自在に連結できる。
【0010】
図16又は図18を参照して、引留クランプCiの端部に設けた開口と第2貫通穴72hを一致させて、コッター7cを挿入することにより、コッター7cを中心として、他方の耐張碍子7と引留クランプCiを揺動自在に連結できる。
【0011】
図17を参照すると、引留クランプCiは、クランプ本体C1、三角体状のくさび体C2、及び押え金具C3で構成している。クランプ本体C1は、くさび体C2とスライド可能に連結している。又、クランプ本体C1は、耐張碍子7と揺動自在に連結できる円環部Caを一端部に有し、受け部Cbを他端部に有している。受け部Cbには、電線Wの被覆が部分的に剥離された剥離部Wiと共に、くさび体C2の端部が押し込まれている。
【0012】
図17を参照すると、くさび体C2の斜面には、剥離部Wiの外周を受ける円弧状の溝が形成されている。そして、くさび体C2と押え金具C3とがボルトで締結され、電線Wの剥離部Wiを挟持(クランプ)している。
【0013】
図19を参照すると、従来技術によるコッター7cは、円柱状の軸部71cと鍔部72cで構成している。軸部71cは、鍔部72cと反対側に孔7chを開口している。一組の耐張碍子7・7をコッター7cで連結後に(図16参照)、割ピン71pを孔7chに挿入することで、コッター7cの脱落を防止できる。更に、割ピン71pを孔7chに挿入後に、割ピン71pの先端部を拡げることで、割ピン71pの脱落を防止できる。
【0014】
図19に示した割ピン71pは、松葉形と呼ばれる黄銅製の割ピンである。黄銅製の割ピン71pは、先端部の変形が容易である。一方、図20に示した割ピン72pは、セルフロック形と呼ばれるステンレス鋼製の割ピンである。図19を参照して、割ピン72pをコッター7cの孔7chに強制的に挿入すると、割ピン72pの先端部が弾性復帰して、割ピン72pをコッター7cにロックできる。セルフロック形の割ピン72pは、操作性に優れている。
【0015】
図16又は図17を参照して、耐張碍子7をコッター7cで連結する、又は、耐張碍子7からコッター7cを引き抜くなどの配電工事は、一般に、無停電状態で実施している。無停電状態で配電工事する、いわゆる活線工事には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがあることが知られている。
【0016】
絶縁手袋などを用いる直接活線工法は、作業性に優れているが、高圧電線を取り扱う活線工事には、作業員の安全確保の観点から、長尺の絶縁操作棒を用いる間接活線工法に移行している。
【0017】
図15を参照して、耐張碍子7を交換する場合には、図16に示すように、電線Wを腕金A側に引き寄せて、コッター7cへの負荷を解除する必要がある。このような電線の引き寄せには、ストレインロッドと呼ばれる間接活線工事用の張線器を使用している。
【0018】
図21は、電線を引き寄せるための張線器の一例による構成を示す正面図である。図22は、張線器の使用状態を示す正面図である。図21又は図22を参照すると、張線器8は、内部に空洞を有する円筒状の本体81と伸縮ロッド82で構成している。伸縮ロッド82は、本体81に対して、その軸方向に移動自在に連結している。
【0019】
図21又は図22を参照して、本体81は、送りねじ(図示せず)を内部に配置している。一方、伸縮ロッド82は、前記送りねじと螺合したナット部材(図示せず)を内部に配置している。
【0020】
又、図21又は図22を参照すると、本体81は、円筒状のジョイント金具83を一端部側に備えている。ジョイント金具83には、間接活線工事用の共用操作棒(図示せず)の先端部と連結できる。共用操作棒の先端部とジョイント金具83を連結し、共用操作棒を軸回りに回転すると、本体81の内部に配置された歯車装置(図示せず)を介して、ジョイント金具83の回転運動を前記送りねじに伝動できる。そして、本体81に対して、伸縮ロッド82をその軸方向に移動できる。
【0021】
図21又は図22を参照すると、本体81は、カムラ―と呼ばれる掴持器84を一端部に連結している。掴持器84は、複数のリンク部材で構成している。掴持器84には、電線Wをその外周方向から導入できる。掴持器84の下端側に設けた操作レバー841を引っ張ると、掴持器84は、電線Wをその外周方向から掴持できる(図22参照)。
【0022】
図21又は図22を参照すると、本体81は、電線支持部85を中間部に設けている。電線支持部85は、U字状に開口している。図22に示すように、電線支持部85は、電線Wを上部から導入できる。電線支持部85の上部に設けた図示しない開閉部材で、電線支持部85の開口を閉じることで、電線支持部85は、電線Wを遊動自在に支持できる。
【0023】
図21又は図22を参照すると、伸縮ロッド82は、フック部材86を他端部に連結している。フック部材86は、リング部材86rを設けている。リング部材86rは、一対の開閉腕を先端部に有する絶縁操作棒(いわゆる、絶縁ヤットコ)で把持できる。図示しない前記絶縁操作棒を用いて、フック部材86を上方に移動できる。
【0024】
次に、図22を参照して、張線器8の使用方法を説明する。なお、図22に示した装柱例では、縁線Weがピン碍子7pに支持されている点が図15及び図16と異なっているが、その他の構成は同じである。
【0025】
最初に、図22を参照して、ねじりストラップStに隣接配置した環状のロープRにフック部材86を係留する。そして、フック部材86を先頭に、張線器8が垂れ下がった状態で、フック部材86側を防護シートPsで防護する。フック部材86が充電部に接触して、地絡することを防止するためである。同様に、縁線We及び引留クランプCiにも、それらの充電部が露出しないように、防護シートPsで防護する。
【0026】
次に、図22を参照して、ジョイント金具83に共用操作棒(図示せず)を連結し、共用操作棒を操作して、張線器8の一端部側を電線Wに向かって持ち上げる。次に、電線支持部85の内部に電線Wを導入した後に、掴持器84を電線Wに取り付ける。次に、共用操作棒をその軸回りに一方の方向に回転すると、伸縮ロッド82を本体81に向かって移動でき、相対的に、電線Wを腕金Aに向かって引き寄せることができる。そして、図16に示したように、コッター7cへの負荷を解除できる。
【0027】
以上の準備が整った後に、ラジオペンチ状のアダプタ(図示せず)を一対の開閉腕に連結した絶縁操作棒を用いて、コッター7cから割ピン71pを引き抜く(図19参照)。
【0028】
次に、図18(B)又は図19を参照して、タイスティックハンマー(図示せず)で鍔部72cと反対側からコッター7cを叩き、鍔部72cを突出させる。この場合、タイスティックハンマー(図示せず)は、共用操作棒の先端部に接続されている。次に、ラジオペンチ状のアダプタ(図示せず)を用いて、耐張碍子7からコッター7cを引き抜く。これらの一連の工事を経て、耐張碍子7を交換できる。
【0029】
しかし、従来技術によるコッター又は従来技術による割ピンを絶縁操作棒で把持して、耐張碍子にコッターを装着する作業、又はコッターから割ピンを取り外す作業が容易でないという不具合があった。特に、耐張碍子にコッターを着脱するときに、割ピンを落下させ易いという不具合があった。
【0030】
上述した不具合を解消するため、割ピンの脱落が困難であり、間接活線工法でコッターの着脱が容易なコッターが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0031】
【特許文献1】実公平7−49057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0032】
図23は、従来技術による間接活線工事用のコッターに備わるコッター本体の構成を示す斜視図であり、一部を断面で示している。図24は、従来技術による間接活線工事用のコッターに備わる中子部材の構成を示す斜視図である。図25は、従来技術による間接活線工事用のコッターに備わる板ばね部材の構成を示す斜視図である。
【0033】
図26は、従来技術による間接活線工事用のコッターの構成を示す斜視図であり、一部を断面で示している。図27は、従来技術による間接活線工事用のコッターの構成を示す縦断面図である。
【0034】
図28は、従来技術による間接活線工事用のコッターの構成を示す縦断面図であり、コッター本体に対して中子部材を内部に押し込んだ状態図である。図29は、従来技術による間接活線工事用のコッターの使用例を示す斜視図である。
【0035】
なお、本願の図23から図27は、特許文献1の図1から図5に相当している。又、本願の図28図29は、特許文献1の図6図7に相当している。
【0036】
図23から図27を参照すると、従来技術による間接活線工事用のコッター(以下、コッターと略称する)6は、内部が中空の円筒状のコッター本体61、円柱状の中子部材62、及び、抜け止め用の板ばね部材63を備えている。
【0037】
図23又は図26及び図27を参照すると、コッター本体61は、円筒部61aと鍔部61bで構成している。円筒部61aは、一対の矩形の窓61w・61wを相反する向きに開口している。鍔部61bは、その内径及び外径を円筒部61aの内径及び外径より大きく形成している。
【0038】
図24又は図26及び図27を参照すると、中子部材62は、平板状の突部62a、円柱状の軸部62b、及び、円盤状の頭部62cを備えている。突部62aは、後述する板ばね部材63の連結部63aを先端部621に係合できる(図25参照)。軸部62bは、円筒部61aの内部をスライド自在に移動できる。頭部62cは、その外径が軸部62bの外径より大きくなっている。又、頭部62cは、その外径が鍔部61bの内径より小さくなっている。
【0039】
図25から図27を参照すると、板ばね部材63は、ばね性を有する金属板を成形している。そして、板ばね部材63は、C字状に形成した連結部63aと、相反する向きに向かう一対の突出部63b・63bを有している(図25参照)。一対の突出部63b・63bは、連結部63aから開角するように上り傾斜する傾斜面631を形成している。又、一対の突出部63b・63bは、それらの頂き部から互いに向かい合うように延出する延出部632を有している。
【0040】
図29を参照して、例えば、腕金Aに連結した一組のねじりストラップSt・Stと耐張碍子7を連結する場合には、最初に、ねじりストラップStの端部に設けた開口と第1貫通穴71hを一致させて(図18参照)、コッター本体61を挿入する。
【0041】
次に、図27を参照して、板ばね部材63を中子部材62の先端部に取り付けた状態で、板ばね部材63を先頭にして、中子部材62をコッター本体61の鍔部61b側から挿入する。そして、一対の突出部63b・63bの頂き部がコッター本体61の内壁をスライドし、突出部63bが窓61wに到達すると、一対の突出部63b・63bがこれらの窓61w・61wから突出する(図25又は図27参照)。これにより、コッター6を抜け止めできる。
【0042】
一方、図27に示した状態から、コッター6を引き抜く場合には、図27に示した状態から、中子部材62をコッター本体61の奥側に更に押し込む。そして、特許文献1によるコッター6は、突出部63bの傾斜面631が窓61wの縁にスライドして、一対の突出部63b・63bの頂き部がコッター本体61の外壁から引っ込むことで、コッター6を引き抜くことができる、としている。
【0043】
図23から図27を参照すると、特許文献1によるコッター6は、耐張碍子に着脱するときに、割ピンに相当する板ばね部材63を落下させる心配がないという利点がある。しかし、特許文献1によるコッター6は、間接活線工事用の先端工具を用いて、中子部材62を操作することが容易でないという問題がある。
【0044】
割ピンを使用することなく、コッターを抜け止めでき、かつ、間接活線工事用の先端工具を用いて、操作が容易なコッターが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
【0045】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、割ピンを使用することなく、コッターを抜け止めでき、かつ、間接活線工事用の先端工具を用いて、操作が容易な間接活線工事用コッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0046】
本発明者は、コッター本体の鍔部を絶縁ヤットコで操作すると、コッター本体の内部に保持したピストン部材を移動させることで、コッター本体の外周に起立していた一対の開閉部材を雌伏させ、碍子の支持軸に開口された連結穴にコッターピンを挿抜でき、絶縁ヤットコをコッター本体の鍔部から解放すると、ピストン部材が復帰して一対の開閉部材を起立できるように、コッターを構成することで、上記の課題を解決できると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用コッターを発明するに至った。
【0047】
(1)本発明による間接活線工事用コッターは、一方の第1把持腕が二股に分岐した一対の鉤状の分岐腕からなり、他方の第1把持腕が一対の前記分岐腕の間に導入自在な湾曲した単一腕からなる、一対の開閉する第1把持腕を先端部に有する長尺の第1絶縁操作棒を用いて、少なくとも耐張碍子に着脱自在な間接活線工事用コッターであって、円柱状の軸部、及び、この軸部の一端部に形成した第1鍔部を有し、内部が中空の円筒状の第1コッター本体と、前記第1コッター本体の内部にスライド自在に保持された棒状の第1ピストン部材と、を備え、前記第1コッター本体は、前記軸部の外周から起立自在に、当該軸部の先端部側に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材と、これらの開閉部材が起立する方向に回転する力を付勢するC形ばねと、前記第1コッター本体の中心に向かって進退自在に、前記第1鍔部と連結した一対の操作ボタンと、一対の前記操作ボタンが互いに遠ざかる方向に移動する力を付勢する付勢部材と、を有し、前記第1ピストン部材は、一対の前記開閉部材の基端部に当接して、これらの開閉部材が起立した状態を維持する先端縁と、この先端縁と反対側に形成し、前記第1鍔部の内部に突出した円錐部と、を有し、一対の前記第1把持腕が一対の前記操作ボタンを把持して、一対の前記操作ボタンが互いに近づく方向に移動した状態では、前記操作ボタンの先端縁が前記円錐部とスライドすることで、前記第1ピストン部材を前記開閉部材の基端部に向かって移動させ、前記軸部の外周から埋没する状態に一対の前記開閉部材を雌伏させる。
【0048】
(2)前記第1コッター本体は、前記第1ピストン部材が一対の前記開閉部材から遠ざかる方向に移動する力を前記第1ピストン部材に付勢する圧縮コイルばねを内部に備えることが好ましい。
【0049】
(3)前記第1コッター本体は、前記第1ピストン部材をスライド自在に保持し、前記第1ピストン部材の脱落を防止すると共に、前記第1ピストン部材の停止位置を規定するリテーナを内部に備えることが好ましい。
【0050】
(4)前記第1コッター本体は、その先端縁から切り欠かれ、一対の前記開閉部材を回動自在に収容するスリット溝を有することが好ましい。
【0051】
(5)本発明による間接活線工事用コッターは、一対の開閉する第2把持腕を先端部に有する長尺の第2絶縁操作棒を用いて、少なくとも耐張碍子に着脱自在な間接活線工事用コッターであって、円柱状の軸部、及び、この軸部の一端部に形成した第2鍔部を有し、内部が中空の円筒状の第2コッター本体と、前記第2コッター本体の内部にスライド自在に保持された棒状の第2ピストン部材と、を備え、前記第2コッター本体は、前記軸部の外周から起立自在に、当該軸部の先端部側に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材と、これらの開閉部材が起立する方向に回転する力を付勢するC形ばねと、前記第2コッター本体の中心を越えて、前記第2鍔部に切り欠かれ、少なくとも一方の前記第2把持腕が挿入自在な切り欠き溝と、を有し、前記第2ピストン部材は、一対の前記開閉部材の基端部に当接して、これらの開閉部材が起立した状態を維持する先端縁と、この先端縁と反対側に形成し、前記切り欠き溝に突出した曲面部と、を有し、少なくとも一方の前記第2把持腕を前記切り欠き溝に挿入した状態では、前記第2把持腕の外壁が前記曲面部とスライドすることで、前記第2ピストン部材を前記開閉部材の基端部に向かって移動させ、前記軸部の外周から埋没する状態に一対の前記開閉部材を雌伏させる。
【0052】
(6)前記第2コッター本体は、前記第2ピストン部材が一対の前記開閉部材から遠ざかる方向に移動する力を前記第2ピストン部材に付勢する圧縮コイルばねを内部に備えることが好ましい。
【0053】
(7)前記第2コッター本体は、前記第2ピストン部材をスライド自在に保持し、前記第2ピストン部材の脱落を防止すると共に、前記第2ピストン部材の停止位置を規定するリテーナを内部に備えることが好ましい。
【0054】
(8)前記第2コッター本体は、その先端縁から切り欠かれ、一対の前記開閉部材を回動自在に収容するスリット溝を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0055】
本発明による間接活線工事用コッターは、コッター本体の軸部の先端部側に脱落困難に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材を備え、コッター本体の鍔部側を絶縁ヤットコで操作すると、内部のピストン部材の動作に連動して、一対の開閉部材を雌伏でき、少なくとも耐張碍子に容易に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す図であり、図1(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図1(B)は、図1(A)の右側面図、図1(C)は、図1(A)の左側面図、図1(D)は、図1(A)の縦断面図である。
図2】第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図である。
図3】第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視分解組立図である。
図4】第1実施形態による間接活線工事用コッターに備わる一対の開閉部材が閉じた状態を示す図であり、図4(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図4(B)は、図4(A)の右側面図、図4(C)は、図4(A)の左側面図、図4(D)は、図4(A)の縦断面図である。
図5】第1実施形態による間接活線工事用コッターの使用例を示す図であり、図5(A)は、第1実施形態による間接活線工事用コッターを用いて、二山クレビス形の第1支持部と、一山クレビス形の第2支持部を連結した状態を示す平面図、図5(B)は、図5(A)の正面図である。
図6】本発明の第1実施形態に係る第1絶縁操作棒の一例による構成を示す図であり、図6(A)は、第1絶縁操作棒の正面図、図6(B)は、第1絶縁操作棒の右側面図である。
図7図6(A)の要部を拡大した正面図である。
図8】本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す図であり、図8(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図8(B)は、図8(A)の右側面図、図8(C)は、図8(A)の左側面図、図8(D)は、図8(A)の縦断面図である。
図9】第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図である。
図10】第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視分解組立図である。
図11】第2実施形態による間接活線工事用コッターに備わる一対の開閉部材が閉じた状態を示す図であり、図11(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図11(B)は、図11(A)の右側面図、図11(C)は、図11(A)の左側面図、図11(D)は、図11(A)の縦断面図である。
図12】本発明の第2実施形態に係る第2絶縁操作棒の一例による構成を示す正面図である。
図13図12の要部を拡大した正面図である。
図14図13の左側面図である。
図15】引留め装柱による装柱の一例を示す正面図である。
図16図15の部分拡大図であり、引留クランプから絶縁カバーを外した状態図である。
図17図16の部分拡大図であり、図17(A)は、引留クランプの正面図、図17(B)は、図17(A)のA矢視図である。
図18】耐張碍子の構成を示す図であり、図18(A)は、一部を断面で示した耐張碍子の正面図、図18(B)は、耐張碍子の右側面図である。
図19】従来技術によるコッターの構成を示す斜視図である。
図20】来技術によるセルフロック形の割ピンの構成を示す図であり、図20(A)は、セルフロック形の割ピンの正面図、図20(B)は、図20(A)のA−A矢視断面図である。
図21】電線を引き寄せるための張線器の一例による構成を示す正面図である。
図22】張線器の使用状態を示す正面図である。
図23】従来技術による間接活線工事用のコッターに備わるコッター本体の構成を示す斜視図であり、一部を断面で示している。
図24】従来技術による間接活線工事用のコッターに備わる中子部材の構成を示す斜視図である。
図25】従来技術による間接活線工事用のコッターに備わる板ばね部材の構成を示す斜視図である。
図26】従来技術による間接活線工事用のコッターの構成を示す斜視図であり、一部を断面で示している。
図27】従来技術による間接活線工事用のコッターの構成を示す縦断面図である。
図28】従来技術による間接活線工事用のコッターの構成を示す縦断面図であり、コッター本体に対して中子部材を内部に押し込んだ状態図である。
図29】従来技術による間接活線工事用のコッターの使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(間接活線工事用コッターの構成)
最初に、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明する。
【0058】
図1は、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す図であり、図1(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図1(B)は、図1(A)の右側面図、図1(C)は、図1(A)の左側面図、図1(D)は、図1(A)の縦断面図である。
【0059】
図2は、第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図である。図3は、第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視分解組立図である。
【0060】
図4は、第1実施形態による間接活線工事用コッターに備わる一対の開閉部材が閉じた状態を示す図であり、図4(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図4(B)は、図4(A)の右側面図、図4(C)は、図4(A)の左側面図、図4(D)は、図4(A)の縦断面図である。
【0061】
図5は、第1実施形態による間接活線工事用コッターの使用例を示す図であり、図5(A)は、第1実施形態による間接活線工事用コッターを用いて、二山クレビス形の第1支持部と、一山クレビス形の第2支持部を連結した状態を示す平面図、図5(B)は、図5(A)の正面図である。
【0062】
(第1絶縁操作棒の構成)
次に、第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明するのに先立ち、第1実施形態による間接活線工事用コッターを操作するための第1絶縁操作棒の構成を説明する。
【0063】
図6は、本発明の第1実施形態に係る第1絶縁操作棒の一例による構成を示す図であり、図6(A)は、第1絶縁操作棒の正面図、図6(B)は、第1絶縁操作棒の右側面図である。図7は、図6(A)の要部を拡大した正面図である。
【0064】
図6を参照すると、間接活線工事用の第1絶縁操作棒9は、長尺の操作棒91と把持工具92で構成している。又、第1絶縁操作棒9は、作動棒93を備えている。把持工具92は、操作棒91の先端部に取り付けている(図7参照)。
【0065】
図6又は図7を参照すると、把持工具92は、開閉する一対の湾曲した第1把持腕9a・9bで構成している。そして、一方の第1把持腕9aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の第1把持腕9bは、一方の第1把持腕9aの基端部に設けた回動軸9cを中心に回動する可動腕となっている。
【0066】
図6を参照すると、作動棒93は、操作棒91に沿って保持されている。作動棒93の先端部は、他方の第1把持腕9bに回動自在に連結している。そして、作動棒93の基端部に設けた操作レバー94を操作すると、一方の第1把持腕9aに対して、他方の第1把持腕9bを開閉できる。第1絶縁操作棒9は、操作棒91及び作動棒93の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成し、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。
【0067】
図6を参照して、操作レバー94を握って、操作レバー94を操作棒91に近づけると、一方の第1把持腕9aに対して、他方の第1把持腕9bを閉じることができる。操作レバー94を解放すると、操作レバー94に連結したばね(図示せず)の力で、一方の第1把持腕9aに対して、他方の第1把持腕9bを開くことができる。
【0068】
図6又は図7を参照すると、一方の第1把持腕9aは、鉤状に屈折するように形成している。他方の第1把持腕9bは、円弧状に湾曲するように形成している。一方の第1把持腕9aは、二股に分岐した一対の分岐腕となっている。他方の第1把持腕9bは、一対の分岐腕の間に導入される単一腕になっている。これにより、一対の第1把持腕9a・9bを閉じると、これらの第1把持腕9a・9bの先端部が互いに交差して、略円形の断面を有する把持対象物を確実に把持できる。
【0069】
図6又は図7に示した第1絶縁操作棒9は、略円形の断面を有する把持対象物を素早く把持することのみに特化しているので、いわゆる、クイック型ヤットコと呼ばれている。
【0070】
(全体構成)
次に、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッターの全体構成を説明する。図1から図4を参照すると、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッター(以下、コッターと略称する)10は、内部が中空の円筒状の第1コッター本体1と棒状の第1ピストン部材3を備えている。第1コッター本体1は、円柱状の軸部11と軸部11の一端部に形成した第1鍔部12を有している。第1ピストン部材3は、第1コッター本体1の内部にスライド自在に保持されている。
【0071】
図1から図4を参照すると、第1コッター本体1は、一対の抜け止め用の開閉部材1a・1aとC形ばね1bを備えている。又、第1コッター本体1は、一対の操作ボタン1c・1cと一対の付勢部材となる圧縮コイルばね1d・1dを備えている。
【0072】
図1から図4を参照すると、一対の開閉部材1a・1aは、軸部11の外周から起立自在に、軸部11の先端部側に回転連結している。C形ばね1bは、一対の開閉部材1a・1aが起立する方向に回転する力を付勢している。
【0073】
図1から図4を参照すると、一対の操作ボタン1c・1cは、第1コッター本体1の中心に向かって進退自在に、第1鍔部12と連結している。一対の圧縮コイルばね1d・1dは、一対の操作ボタン1c・1cが互いに遠ざかる方向に移動する力を付勢している。
【0074】
図1又は図3及び図4を参照すると、第1ピストン部材3は、先端縁31と円錐部32を有している。第1ピストン部材3の先端縁31は、一対の開閉部材1a・1aの基端部に当接して、一対の開閉部材1a・1aが起立した状態を維持できる(図1(D)参照)。円錐部32は、先端縁31と反対側に形成している。そして、円錐部32は、第1鍔部12の内部に突出している(図1(D)参照)。
【0075】
図1又は図2に示した状態から、図6又は図7を参照して、一対の第1把持腕9a・9bが一対の操作ボタン1c・1cを把持すると、一対の操作ボタン1c・1cを互いに近づく方向に移動できる(図4(D)参照)。
【0076】
図1又は図2に示した状態から、一対の操作ボタン1c・1cが互いに近づく方向に移動した状態では(図4(D)参照)、操作ボタン1cの先端縁が円錐部32とスライドすることで、第1ピストン部材3を開閉部材1aの基端部に向かって移動できる。これにより、軸部11の外周から埋没する状態に、一対の開閉部材1a・1aを雌伏させることができる(図4参照)。
【0077】
図1から図4を参照すると、第1実施形態によるコッター10は、第1コッター本体1の軸部11の先端部側に脱落困難に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材1a・1aを備え、第1コッター本体1の第1鍔部12側を第1絶縁操作棒9で操作すると(図6又は図7参照)、内部のピストン部材の動作に連動して、一対の開閉部材1a・1aを雌伏でき、耐張碍子7に容易に着脱できる(図5参照)。
【0078】
(第1コッター本体の構成)
次に、第1実施形態による第1コッター本体1の構成を説明する。図1又は図3及び図4を参照すると、第1コッター本体1は、圧縮コイルばね12sを内部に備えている。又、第1コッター本体1は、リテーナ13を内部に備えている。一方、第1ピストン部材3は、その軸部3sより外径の大きい鍔部3fを中間部に形成している。
【0079】
図1又は図4を参照すると、圧縮コイルばね12sは、第1ピストン部材3の軸部3sを外装している。又、圧縮コイルばね12sは、鍔部3fと第1コッター本体1の停止壁の間に配置されている。
【0080】
図1に示した状態では、圧縮コイルばね12sは、第1ピストン部材3が一対の開閉部材1a・1aから遠ざかる方向に移動する力を第1ピストン部材3に付勢している。図1に示した状態では、鍔部3fがリテーナ13に当接しているので、第1コッター本体1に対して、第1ピストン部材3を左側に移動することは困難である。
【0081】
図4を参照して、一対の操作ボタン1c・1cを互いに近づく方向に移動すると、圧縮コイルばね12sの付勢力に抗して、第1ピストン部材3を開閉部材1aの基端部に向かって移動できる。そして、一対の開閉部材1a・1aを雌伏させることができる。一方、一対の操作ボタン1c・1cを解放すると、圧縮コイルばね12sの付勢力で第1ピストン部材3を初期の状態に復帰できる(図1参照)。そして、一対の開閉部材1a・1aを起立させることができる(図1参照)。
【0082】
(リテーナの構成)
次に、第1実施形態によるリテーナ13の構成を説明する。図1又は図3及び図4を参照すると、リテーナ13は、嵌合穴13hを開口している。嵌合穴13hには、第1ピストン部材3の軸部3sをスライド自在に保持している。又、リテーナ13は、雄ねじ部13sを外周に形成している。雄ねじ部13sは、第1コッター本体1の内部に形成した雌ねじ部に螺合できる。更に、リテーナ13は、これを回転するための複数のマイナス溝13dを前面に形成している(図3参照)。
【0083】
図3を参照して、リテーナ13は、第1鍔部12に開口した穴12hから挿入できる。そして、リテーナ13は、第1コッター本体1の内部に固定できる。図1に示した状態では、リテーナ13は、第1ピストン部材3の脱落を防止している。又、図1に示した状態では、リテーナ13は、第1ピストン部材3の停止位置を規定している。なお、第1鍔部12の穴12hは、通常、蓋板14で封鎖している(図1から図4参照)。
【0084】
(軸部の構成)
次に、第1実施形態による軸部11の構成を説明する。図1から図4を参照すると、軸部11は、その先端縁から所定の深さで切り欠いたスリット溝11sを有している。スリット溝11sには、一対の開閉部材1a・1aの一部又は全てを収容できる。又、軸部11は、スリット溝11sを貫通する一組の圧入穴11hを開口している。圧入穴11hには、回動ピン11pを圧入できる(図3参照)。
【0085】
一方、図3を参照すると、開閉部材1aには、回動ピン11pが挿入される支持穴11aを基端部側に開口している。開閉部材1aは、回動ピン11pを中心に回動できる。そして、スリット溝11sには、一対の開閉部材1a・1aを回動自在に収容できる。
【0086】
(C形ばねの構成)
次に、第1実施形態によるC形ばね1bの構成を説明する。図1から図4を参照すると、C形ばね1bは、ばね性を有する鋼線などで構成している。図3を参照すると、C形ばね1bは、湾曲部11bと一対の端末部12b・12bを有している。湾曲部11bは、C字状に湾曲している。一対の端末部12b・12bは、湾曲部11bの両端部に屈曲している。
【0087】
図3を参照すると、一方の端末部12bは、一方の開閉部材1aの基端部に開口した係止穴12aに係止できる。他方の端末部12bは、他方の開閉部材1aの基端部に開口した係止穴12aに係止できる。
【0088】
図1を参照すると、C形ばね1bは、開閉部材1a・1aを介して、第1ピストン部材3が左側に移動する力を付勢している。しかし、図1に示した状態では、鍔部3fがリテーナ13に当接しているので、第1ピストン部材3を左側に移動することは困難である。つまり、C形ばね1bは、一対の開閉部材1a・1aが起立した状態を維持している。
【0089】
図4を参照して、C形ばね1bの付勢力に抗して、第1ピストン部材3を右側に移動すると、一対の開閉部材1a・1aを雌伏できる。第1ピストン部材3を左側に移動すると、C形ばね1bの付勢力で、一対の開閉部材1a・1aが起立した状態に復帰できる(図1又は図2参照)。
【0090】
(操作ボタンの構成)
次に、第1実施形態による操作ボタン1cの構成を説明する。図1から図4を参照すると、操作ボタン1cは、軸部11cと鍔部12cで構成している。軸部11cは、第1鍔部12に設けたオイルレスメタル12mとスライド自在に連結している(図3参照)。
【0091】
又、図3を参照すると、軸部11cは、輪帯溝13cを形成している。輪帯溝13cには、Eリング1eを嵌合できる。輪帯溝13cにEリング1eを嵌合することで、操作ボタン1cの脱落を防止すると共に、操作ボタン1cの停止位置を規定できる(図1参照)。
【0092】
図1又は図2に示した状態から、図6又は図7を参照して、一対の第1把持腕9a・9bが一対の鍔部12c・12cを把持すると、一対の軸部11c・11cを互いに近づく方向に移動できる(図4(D)参照)。
【0093】
図1又は図2に示した状態から、一対の軸部11c・11cが互いに近づく方向に移動した状態では(図4(D)参照)、軸部11cの先端縁が円錐部32とスライドすることで、第1ピストン部材3を開閉部材1aの基端部に向かって移動できる。これにより、軸部11の外周から埋没する状態に、一対の開閉部材1a・1aを雌伏できる(図4参照)。
【0094】
(間接活線工事用コッターの作用)
次に、第1実施形態によるコッター10の使用例を説明しながら、コッター10の作用及び効果を説明する。図5を参照して、第1支持部71に設けた第1貫通穴71hと、第2支持部72に設けた第2貫通穴72hを一致させ、図6又は図7を参照して、一対の第1把持腕9a・9bが一対の操作ボタン1c・1cを把持した状態で(図4参照)、軸部11を先頭にして、第1コッター本体1の軸部11を第1貫通穴71h及び第2貫通穴72hに挿入できる。そして、第1コッター本体1を中心として一組の耐張碍子7・7を揺動自在に互いに連結できる(図16参照)。
【0095】
図5を参照して、一組の耐張碍子7・7を第1コッター本体1で連結後に、一対の操作ボタン1c・1cを一対の第1把持腕9a・9bから解放すると、一対の開閉部材1a・1aを起立でき、コッター10の脱落を防止できる。第1実施形態によるコッター10は、従来のように、割ピンを使用することなく、コッターを抜け止めでき、かつ、間接活線工事用の先端工具を用いて(図6又は図7参照)、操作が容易である。
【0096】
[第2実施形態]
(間接活線工事用コッターの構成)
次に、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明する。
【0097】
図8は、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す図であり、図8(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図8(B)は、図8(A)の右側面図、図8(C)は、図8(A)の左側面図、図8(D)は、図8(A)の縦断面図である。
【0098】
図9は、第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図である。図10は、第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視分解組立図である。
【0099】
図11は、第2実施形態による間接活線工事用コッターに備わる一対の開閉部材が閉じた状態を示す図であり、図11(A)は、間接活線工事用コッターの平面図、図11(B)は、図11(A)の右側面図、図11(C)は、図11(A)の左側面図、図11(D)は、図11(A)の縦断面図である。
【0100】
なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じとするので、以下、説明を省略する場合がある。
【0101】
(第2絶縁操作棒の構成)
次に、第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明するのに先立ち、第2実施形態による間接活線工事用コッターを操作するための第2絶縁操作棒の構成を説明する。
【0102】
図12は、本発明の第2実施形態に係る第2絶縁操作棒の一例による構成を示す正面図である。図13は、図12の要部を拡大した正面図である。図14は、図13の左側面図である。
【0103】
図12から図14を参照すると、第2絶縁操作棒5は、長尺の操作棒51と把持工具52で構成している。又、第2絶縁操作棒5は、作動棒53を備えている。把持工具52は、操作棒51の先端部に取り付けている。
【0104】
図12又は図13を参照すると、把持工具52は、開閉する一対の湾曲した第2把持腕5a・5bで構成している。そして、一方の第2把持腕5aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の第2把持腕5bは、一方の第2把持腕5aの基端部に設けた回動軸5cを中心に回動する可動腕となっている。
【0105】
図12を参照すると、作動棒53は、操作棒51に沿って保持されている。作動棒53の先端部は、他方の第2把持腕5bに回動自在に連結している。そして、作動棒53の基端部に設けた操作レバー54を操作すると、一方の第2把持腕5aに対して、他方の第2把持腕5bを開閉できる。第2絶縁操作棒5は、操作棒51及び作動棒53の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成され、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。
【0106】
図12を参照して、操作レバー54を握って、操作レバー54を操作棒51に近づけると、一方の第2把持腕5aに対して、他方の第2把持腕5bを閉じることができる。操作レバー54を解放すると、操作レバー54に連結したばね(図示せず)の力で、一方の第2把持腕5aに対して、他方の第2把持腕5bを開くことができる。図12又は図13は、一方の第2把持腕5aに対して、他方の第2把持腕5bが最大に開いた状態を示している。
【0107】
図13又は図14を参照して、一方の第2把持腕5aは、先細り状の把持爪51aを突出している。把持爪51aは、把持面50aを形成している。把持面50aは、回動軸5cの回転中心から遠心方向に沿って略平行に形成されている。同様に、他方の第2把持腕5bは、先細り状の把持爪51bを突出している。把持爪51bは、把持面50bを形成している。把持面50bは、把持面50aと所定の開角を設けて配置されている。図12又は図13を参照して、操作レバー54を握ると、把持面50bを把持面50aに近づけることができる。
【0108】
図12から図14に示した第2絶縁操作棒5は、高所に配置された高圧配電線などを一対の把持爪51a・51bで把持できる、いわゆる「絶縁ヤットコ」になっている。
【0109】
(全体構成)
次に、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッターの全体構成を説明する。図8から図11を参照すると、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッター(以下、コッターと略称する)20は、内部が中空の円筒状の第2コッター本体2と棒状の第2ピストン部材4を備えている。第2コッター本体2は、円柱状の軸部21と軸部21の一端部に形成した第2鍔部22を有している。第2ピストン部材4は、第2コッター本体2の内部にスライド自在に保持されている。
【0110】
図8から図11を参照すると、第2コッター本体2は、一対の抜け止め用の開閉部材1a・1aとC形ばね1bを備えている。又、第2コッター本体2は、切り欠き溝22dを有している。
【0111】
図8から図11を参照すると、一対の開閉部材1a・1aは、軸部21の外周から起立自在に、軸部21の先端部側に回転連結している。C形ばね1bは、一対の開閉部材1a・1aが起立する方向に回転する力を付勢している。
【0112】
図8から図11を参照すると、切り欠き溝22dは、第2コッター本体2の中心を越えて、第2鍔部22に切り欠かれている。図11(A)又は図11(D)を参照すると、切り欠き溝22dには、第2把持腕5aを挿入できる(図12から図14参照)。又、図11には、図示していないが、切り欠き溝22dには、第2把持腕5bを挿入することもできる(図12から図14参照)。
【0113】
図8又は図10及び図11を参照すると、第2ピストン部材4は、先端縁41と半球状の曲面部42を有している。第2ピストン部材4の先端縁41は、一対の開閉部材1a・1aの基端部に当接して、一対の開閉部材1a・1aが起立した状態を維持できる(図8(D)参照)。曲面部42は、先端縁41と反対側に形成している。そして、曲面部42は、第2鍔部22の切り欠き溝22dに突出している(図8(D)参照)。
【0114】
図8又は図9に示した状態から、図12から図14を参照して、第2把持腕5aを切り欠き溝22dに挿入すると、第2把持腕5aの外壁が曲面部42とスライドすることで、第2ピストン部材4を開閉部材1aの基端部に向かって移動できる。これにより、軸部21の外周から埋没する状態に、一対の開閉部材1a・1aを雌伏させることができる(図11参照)。
【0115】
図8から図11を参照すると、第2実施形態によるコッター20は、第2コッター本体2の軸部21の先端部側に脱落困難に回転連結した一対の抜け止め用の開閉部材1a・1aを備え、第2コッター本体2の鍔部22に設けた切り欠き溝22dに第2把持腕5aを挿入すると(図11参照)、内部のピストン部材の動作に連動して、一対の開閉部材1a・1aを雌伏でき、耐張碍子7に容易に着脱できる(図5参照)。
【0116】
(第2コッター本体の構成)
次に、第2実施形態による第2コッター本体2の構成を説明する。図8又は図10及び図11を参照すると、第2コッター本体2は、圧縮コイルばね12sを内部に備えている。又、第2コッター本体2は、リテーナ13を内部に備えている。一方、第2ピストン部材4は、その軸部4sより外径の大きい鍔部4fを中間部に形成している。
【0117】
図8又は図11を参照すると、圧縮コイルばね12sは、第2ピストン部材4の軸部4sを外装している。又、圧縮コイルばね12sは、鍔部4fと第2コッター本体2の停止壁の間に配置されている。
【0118】
図8に示した状態では、圧縮コイルばね12sは、第2ピストン部材4が一対の開閉部材1a・1aから遠ざかる方向に移動する力を第2ピストン部材4に付勢している。図8に示した状態では、鍔部4fがリテーナ13に当接しているので、第2コッター本体2に対して、第2ピストン部材4を左側に移動することは困難である。
【0119】
図11を参照して、切り欠き溝22dに第2把持腕5aを挿入すると、圧縮コイルばね12sの付勢力に抗して、第2ピストン部材4を開閉部材1aの基端部に向かって移動できる。そして、一対の開閉部材1a・1aを雌伏させることができる。一方、切り欠き溝22dから第2把持腕5aを抜去すると、圧縮コイルばね12sの付勢力で第2ピストン部材4を初期の状態に復帰できる(図8参照)。そして、一対の開閉部材1a・1aを起立させることができる(図8参照)。
【0120】
(リテーナの構成)
次に、第2実施形態によるリテーナ13の構成を説明する。図8又は図10及び図11を参照すると、リテーナ13は、嵌合穴13hを開口している。嵌合穴13hには、第2ピストン部材4の軸部4sをスライド自在に保持している。又、リテーナ13は、雄ねじ部13sを外周に形成している。雄ねじ部13sは、第2コッター本体2の内部に形成した雌ねじ部に螺合できる。更に、リテーナ13は、これを回転するための複数のマイナス溝13dを前面に形成している(図10参照)。
【0121】
図10を参照して、リテーナ13は、第2鍔部22に開口した穴22hから挿入できる。そして、リテーナ13は、第2コッター本体2の内部に固定できる。図8に示した状態では、リテーナ13は、第2ピストン部材4の脱落を防止している。又、図8に示した状態では、リテーナ13は、第2ピストン部材4の停止位置を規定している。
【0122】
(軸部の構成)
次に、第2実施形態による軸部21の構成を説明する。図8から図11を参照すると、軸部21は、その先端縁から所定の深さで切り欠いたスリット溝21sを有している。スリット溝21sには、一対の開閉部材1a・1aの一部又は全てを収容できる。又、軸部21は、スリット溝21sを貫通する一組の圧入穴21hを開口している。圧入穴21hには、回動ピン11pを圧入できる(図10参照)。
【0123】
一方、図10を参照すると、開閉部材1aには、回動ピン11pが挿入される支持穴11aを基端部側に開口している。開閉部材1aは、回動ピン11pを中心に回動できる。そして、スリット溝21sには、一対の開閉部材1a・1aを回動自在に収容できる。
【0124】
(C形ばねの構成)
次に、第2実施形態によるC形ばね1bの構成を説明する。図8を参照すると、C形ばね1bは、開閉部材1a・1aを介して、第2ピストン部材4が左側に移動する力を付勢している。しかし、図8に示した状態では、鍔部4fがリテーナ13に当接しているので、第2ピストン部材4を左側に移動することは困難である。つまり、C形ばね1bは、一対の開閉部材1a・1aが起立した状態を維持している。
【0125】
図11を参照して、C形ばね1bの付勢力に抗して、第2ピストン部材4を右側に移動すると、一対の開閉部材1a・1aを雌伏できる。第2ピストン部材4を左側に移動すると、C形ばね1bの付勢力で、一対の開閉部材1a・1aが起立した状態に復帰できる(図8又は図9参照)。
【0126】
(間接活線工事用コッターの作用)
次に、第2実施形態によるコッター20の使用例を説明しながら、コッター20の作用及び効果を説明する。図5を参照して、第1支持部71に設けた第1貫通穴71hと、第2支持部72に設けた第2貫通穴72hを一致させ、図12から図14を参照して、切り欠き溝22dに第2把持腕5aを挿入した後に(図11参照)、第2把持腕5bを作動して、一対の第2把持腕5a・5bで鍔部22を把持できる。次に、軸部21を先頭にして、第2コッター本体2の軸部21を第1貫通穴71h及び第2貫通穴72hに挿入できる。そして、第2コッター本体2を中心として一組の耐張碍子7・7を揺動自在に互いに連結できる(図16参照)。
【0127】
図5を参照して、一組の耐張碍子7・7を第2コッター本体2で連結後に、切り欠き溝22dから第2把持腕5aを抜去すると、一対の開閉部材1a・1aを起立でき、コッター20の脱落を防止できる。第2実施形態によるコッター10は、従来のように、割ピンを使用することなく、コッターを抜け止めでき、かつ、間接活線工事用の先端工具を用いて(図12から図14参照)、操作が容易である。
【0128】
本発明による間接活線工事用コッターは、以下の効果が期待できる。
(1)間接活線作業で耐張碍子を容易に交換できる。
(2)小さい割ピンを操作することが無くなる。
(3)割ピンを落下させる心配が無くなる。
(4)コッターをクイック又は絶縁ヤットコで確実に把持できる。
【符号の説明】
【0129】
1 第1コッター本体
1a・1a 一対の開閉部材
1b C形ばね
1c・1c 一対の操作ボタン
1d・1d 一対の圧縮コイルばね(付勢部材)
3 第1ピストン部材
7 耐張碍子
9 第1絶縁操作棒
9a・9b 一対の第1把持腕
10 コッター(間接活線工事用コッター)
11 軸部
12 第1鍔部
31 先端縁
32 円錐部
図1
図2
図3
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