特許第6536864号(P6536864)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6536864
(24)【登録日】2019年6月14日
(45)【発行日】2019年7月3日
(54)【発明の名称】筆記具および関連した製作方法
(51)【国際特許分類】
   B43K 19/08 20060101AFI20190625BHJP
   B43K 19/18 20060101ALI20190625BHJP
【FI】
   B43K19/08
   B43K19/18
【請求項の数】14
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-521091(P2018-521091)
(86)(22)【出願日】2016年10月24日
(65)【公表番号】特表2018-535120(P2018-535120A)
(43)【公表日】2018年11月29日
(86)【国際出願番号】IB2016056382
(87)【国際公開番号】WO2017072646
(87)【国際公開日】20170504
【審査請求日】2018年5月1日
(31)【優先権主張番号】UB2015A005101
(32)【優先日】2015年10月26日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】518136095
【氏名又は名称】シグネチャー エス.アール.エル.
【氏名又は名称原語表記】SIGNATURE S.R.L.
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(72)【発明者】
【氏名】ベッタチーニ, アンドレア
【審査官】 藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭10−007690(JP,Y1)
【文献】 米国特許第03435528(US,A)
【文献】 登録実用新案第3068611(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43K 1/00− 1/12
B43K 19/00−19/18
C09D 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端部分(14)によって長手方向に区切られたグリップ部分(12)を有する細長い部材/胴(10)を備える筆記具(1)の為の筆記要素(20)であって、
前記胴(10)は、所定の延長部の長手方向の空洞部(16)を有し、前記筆記要素(20)は、酸化を介して紙に跡を描く為に使用に適した尖端部(23)が設けられた端部(22)によって区切られた本体(21)を有し、前記本体(21)は、前記空洞部(16)と係合するのに適した、それぞれの接続手段(26)が設けられた細長い結合部分(24)を有し、前記端部(22)は、カバー(28)で覆われ、前記カバー(28)は、前記尖端部(23)を備え、ビスマス及び錫を有する二成分系金属合金で形成されることを特徴とする、筆記要素。
【請求項2】
前記金属合金は、前記ビスマスの濃度が60%〜80%であり、前記錫の濃度が40%〜20%であることを特徴とする、請求項1に記載の筆記要素。
【請求項3】
前記金属合金は、77%のビスマス濃度および23%の錫濃度を有することを特徴とする、請求項2に記載の筆記要素。
【請求項4】
前記本体(21)は、複合材料で形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の筆記要素。
【請求項5】
前記接続手段(26)は、ネジ方式で前記空洞部(16)と係合するのに適することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の筆記要素。
【請求項6】
前記接続手段(26)は、スナップ方式で前記空洞部(16)と係合するのに適することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の筆記要素。
【請求項7】
前記接続手段(26)は、バヨネット方式で前記空洞部(16)と係合するのに適することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の筆記要素。
【請求項8】
前記端部(22)は、内側が中空であり、前記細長い部分(24)は、前記端部(22)の内側で、固定一体方式で、支持部分(25)で終わるネジ付き柄(26)を備えることを特徴とする、請求項5に記載の筆記要素。
【請求項9】
前記柄(26)は、鋼材の機械的特性に類似した機械的特性を備えた金属材料で形成されたネジ(27)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の筆記要素。
【請求項10】
前記端部(22)は、実質的に円錐形状のベース部分(29)を有し、前記尖端部(23)は、前記ベース部分の頂点端部に配置されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の筆記要素。
【請求項11】
端部分(14)によって長手方向に区切られるグリップ部分(12)を有する細長い部材/胴(10)を備える筆記具(1)であって、
前記胴(10)は、安定した選択的に離脱可能な方式で、前記端部分(14)の側面で、選択的に筆記要素(20)を収容するように設計された所定延長部の長手方向の空洞部(16)を有し、前記筆記要素(20)は、請求項1〜10に従って形成されることを特徴とする、筆記具。
【請求項12】
請求項11に記載の筆記具を装着するように、請求項1〜10のいずれか一項に記載の筆記要素(20)を製作する為の方法であって、
所定の第1金属を溶かすステップと、
所定の第2金属を溶かすステップと、
溶けた均質合金が生じるように所定の比率に従って、溶けた前記第1金属および溶けた前記第2金属を混合するステップと、
端部(22)が設けられた少なくとも本体(21)を溶かすステップであって、前記端部(22)は、この金属合金で形成され、酸化を介して紙に跡を描くのに適した尖端部(23)が設けられる、前記ステップと、
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項13】
前記第1金属は、ビスマスを有し、前記第2金属は、錫を有することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ビスマスの濃度は、60%〜80%であり、前記錫の濃度は、40%〜20%であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【説明】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。特に、本発明は、細長い支持体と、紙に書く為に使用できる末端部とを備える筆記具に関する。より詳細には、本発明は、細長い支持体と、紙に乾式筆記を行うのに使用できる末端部とを備える筆記具に関する。
【0002】
【発明の背景】
【0003】
筆記部および図面用ツールの分野において、摩擦係数に釣り合わせることを知りつつ、抵抗力に打ち勝つように十分な力で紙を擦ったとき、紙に痕跡(traces)を残す材料が良く知られている。紙に跡(signs)を跡付け(tracing)する為に最も良く知られた材料の一つは、黒鉛であり、これは、長期間、石炭、ヘマタイト、酸化鉄のような材料に取ってかわった。黒鉛は、所望の硬度に従って異なる比率で粘土を有する黒鉛は、それらが芯となる鉛筆を製造するのに使用される、いわゆる鉛芯(leads)を製作する為に、或いは、製図用鉛筆の為の鉛芯の替え芯を製作する為に一般的に使用されるが、製図用鉛筆は、鉛貯蔵管およびステップ動作装置を備え、ステップ動作装置は、筆記又は製図を可能にする為に前方に各鉛芯を移動させる。
【0005】
黒鉛を使用する筆記又は製図の不便なことの一つは、紙上で擦られるとき、摩擦によって黒鉛が簡単に砕けることであり、このため、鉛芯の尖端部は、鉛芯と同一径の尖端部で書く/描くことを望まない場合、しばしば削られ、これが、鉛芯の急速な消費になり、跡付け可能な跡の全長を制限させる。さらに、黒鉛芯によって紙に残された痕跡に結合される微粉は広げられるので、痕跡に指を通過させることによって単純に変更され、描かれたもの又は書かれたものが判読できなくなるリスクがある。ヘマタイト又は鉛芯ベースの合金又は銀ベースの合金を使用して紙に跡を付ける処理は、異なる。この芸術的な技術は、中世から知られており、黒鉛が発見されていなかったとき、製図の為に、芸術家は、銀その他の金属で形成された先端を備えたスタイラスを使用した。この技術の背後の処理は、紙に金属摩擦によって生じる酸化であり、これが、金属と接触した部分の色の変化を生じさせた。色の変化は、紙の高分子鎖の局所的変化に依存する。そのため、これらの金属および合金は、紙に実質的に不変の跡を作るのに有用であるという利点を有する。前述の点で、特に、紙を作成する為に使用される異なるメカニズムのため、金属合金で形成される尖端部は、黒鉛の芯の尖端部より著しく長く鋭くされたまま、すなわち、それらは、滅多に鋭くされる必要がない。そのため、これらの金属材料で形成された尖端部は、より耐久性があり、結局は安価であり、それらが跡付け可能な跡の長さは、黒鉛の芯の跡の長さと等しい。
【0006】
他方、銀は、黒鉛より著しく費用がかかり、銀が跡付けする跡は、特別な形式の紙が使用されるときだけ視覚的に記され、さらに、鉛の芯は毒性の高い金属であり、その使用は、実質的に日常の使用が禁止される。
【0007】
前述した観点で、使用者にとって実質的に無害な黒鉛微粉の代わりに、有害な金属合金を紙の酸化を経て書く為に使用する問題は、現時点で未解決であり、筆記具の市場を独自の利点で変更することを意図する出願人にとって、興味深い取組みを指摘する。
【0008】
前述した状況の観点で、限定と従来技術の欠点を限定すると共に可能な限り克服することに加えて、使用者に無害であり、そのため、筆記要素に対して新しい基準を定め、耐久性がり、維持することが簡単で、軽いので、運搬費用および回収費用が最小になる、最小の最小量の空間をとる、合金で形成された筆記要素を使用する、利用可能な筆記具を有することが望ましい。
【本発明の概要】
【0009】
本発明は、筆記具に関する。特に、本発明は、細長い支持体と、紙に書く為に使用できる末端部とを備える。より詳細には、本発明は、細長い支持体、紙に乾式筆記を行う為に使用可能な末端部を備える筆記具と、その関連した製作方法に関する。
【0010】
本発明は、筆記要素を提供することを目的とし、この筆記要素は、金属材料で形成され、紙の酸化を経て紙に跡を跡付けすることに適し、前述した欠点を解決するのに適した筆記具と組み合わされて使用でき、現時点で取り組まれていない複数の要求を満足させ、よって、出願人にとって経済的な利益の、新しく独創的な供給源を象徴するのに適する。
【0011】
本発明によると、金属材料で形成される筆記要素が提供され、その主な特徴は、添付された特許請求の範囲の少なくとも一項に説明される。
【0012】
本発明の更なる目的は、筆記具を提供することであり、この筆記具は、前記筆記要素を一体化し、前述の欠点を解決させ、現時点で取り組まれていない複数の要求を満足させるのに適し、よって、出願人にとって経済的な利益の、新しく独創的な供給源を象徴するのに適する。
【0013】
本発明によると、筆記具が提供されるが、その主な特徴は、添付された特許請求の範囲の少なくとも一項で説明される。
【0014】
本発明の更なる目的は、筆記要素を構成する為の方法を提供することであるが、この筆記要素は、金属材料で形成され、紙の酸化を経て紙に跡を跡付けすることに適している。
【0015】
本発明によると、前記筆記具を構成する為の方法が提供されるが、その主な特徴は、添付された特許請求の範囲の少なくとも一項に説明される。
【0016】
本発明の更なる目的は、金属合金を提供することであるが、これは、紙の酸化を経て紙に跡を跡付けするのに適した筆記要素を製作するのに使用できる。
【0017】
本発明によると、金属合金は筆記要素を製作する為に提供され、筆記要素は、紙の酸化を経て紙に跡を跡付けするのに適しており、その主な特徴は、添付された特許請求の範囲の少なくとも一項に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
筆記要素の更なる特徴および利点において、実施形態の一部の実施例を示す添付された図面を参照した以下の説明から本発明に従う筆記具および前記筆記要素の製作方法はより明らかになるが、図面において、同一又は対応する装具の部品は同一の参照符合によって識別される。
図1図1は、本発明に従う筆記要素が設けられた筆記具の長手方向横断面である。
図2図2は、本発明に従う成形品の概略的な長手方向横断面である。
図3図3は、図2を実現する為に有用な中型の概略的な側部立面図である。
図4図4は、図2の成形品を使用することによって製作可能な束状構造体の概略的な側部立面図である。
【本発明の詳細な説明】
【0019】
図1において、参照符合1は、全体的に、安定した選択的に離脱可能な方法で筆記要素20を収容するのに適した所定の延長部の長手方向の空洞部16を有する細長い部材/胴10を備える筆記具を示す。外に、胴10は、細長いグリップ部分12を有し、グリップ部分12は、端部分14によって長手方向に区切られ、所定方式で形成され、器具1を扱う為に使用可能、すなわち、書くため、描くため、或いは、筆記要素の点検を行うために使用できる。図1における実用性のため、グリップ部分12は、両端がとがった葉巻(perfecto-shaped cigar)のように示されており、この本体は、非常に細長い楕円に類似し、それぞれの端部は閉じられているが、これは、本発明の一般的な範囲を限定するものではない。
【0020】
筆記要素20は、本体21を有し、本体21は、細長い部分24を有し、細長い部分24には、接続部材26が設けられ、接続部材26は、端部分14の側部で空洞部16と係合するのに適している。再び図1を参照すると、細長い部分24と関連付けられた接続部材26は、ネジ付き柄(以下、単に「柄26」という。)を備える。本体21は、ネジ付き柄26の反対側で、カバー28で被覆された端部22によって区切られているが、カバー28は、金属材料で形成され、尖端部(又は末端部)23を有する。柄26は、支持部分25を用いて端部22の空洞部と固定一体方式で係合するネジ27の一部である。ネジ27は、鋼材で形成され、或いは、鋼材の機械的特性と類似した機械的特性を備えた金属材料で形成される。明らかに、筆記要素20の交換および/または点検の為に安定した選択的に離脱可能な方式でネジ27と結合するため、端部分14にはネジが付けられている。
【0021】
再び、図1を特に参照すると、尖端部/末端部23は、第1部分を有し、第1部分は、そのベース直径部から始まる実質的に円錐であり、使用中、より大きな直径の胴10の端部分14と接触し、末端部23は、丸い形状、実質的に半球体の形状を有するが、これらは、本発明の一般的な範囲を限定するものではない。実際、端部22は、実質的に円錐形状を有してもよく、末端部23は先がとがっており、図4に示されるように、鋭くされた鉛筆の典型的形状に似通っている。
【0022】
カバー28の金属材料は、二成分系金属合金を含み、これは、ビスマスおよび錫を所定濃度で含む。鉛の機械的化学的特徴に類似した機械的化学的特徴を有するとしても、ビスマスは、鉛が人体に対して有するような危険な影響を持たず、カバー28の合金を形成する為に、いったんビスマスが錫と溶融結合されると、その合金は、紙に跡を跡付けした尖端部23の厚さに等しい厚さの跡を残す。この跡は、合金が擦られた紙の局所的な酸化の効果である。
【0023】
特に、その合金におけるビスマス濃度は、60%〜80%にあり、錫濃度は、40%〜20%にある。出願人は、77%のビスマス濃度および23%の錫濃度を持つ合金が紙を酸化させるのに最適の能力と、その摩耗を制限する特別な硬さの末端部23とを組み合わせ、筆記要素20の寿命を最大にすることを発見した。
【0024】
前述した点で、筆記要素20の端部22が複合材料で形成されることは可能である。実際、金属コーティングは、カバー28を製作する為に使用される二成分系合金のものに対して異質の種類の金属中型上に形成される。
【0025】
他方、本発明は、たとえ、接続部材26が、胴10の端部分14の側部にスナップ式またはバヨネット式で空洞部16と係合しても、前述されたものに従って具体化される。
【0026】
筆記要素20の使用および筆記要素を備えた筆記具1の使用は、前述した説明から容易に理解されるので、更なる説明は不要である。
【0027】
しかしながら、筆記要素20の特別な構成は、より詳細な説明に相当し、本発明の範囲を良好に定めるのに役立つ。
【0028】
実際、前述され、図1に示された筆記要素20の実施形態は、小穴52内の合金の冷却のための鋳縮を作る溶融材料を供給するために、形成処理、前述された金属合金を鋳型50の内側に注ぎ込むステップによって実現可能であるが、鋳型50は束状の空洞部51を有し、これらの束状の空洞部51には、溶融合金の為の槽として作用する中空の中央部分56を介して互いに空中で連通する複数の小穴52が設けられている。
【0029】
製作方法によると、束状中型60が先に内側に挿入されている円筒形態内の形成を経て、水と混ぜられる場合、鋳型50は、石膏または石膏と同一の物理的化学的特徴を備えた材料(水硬性結合材)を使用して先に製作される。中型60は、ワックスで形成され、複数の付加物62を有し、これらは、知られているので、図示していないが、中央要素65に接続された分岐部64の端部に配置されている。各々の付加物62は、各筆記要素20と逆向きで同一に形成され、ネジ27が設けられ、使用される水硬性結合材の収縮を考慮して寸法が決められている。いったん、中型60のワックスが鋳型50から除去されると、鋳型50の小穴52は、鋳型50の中央部分を介して互いに空中で連通し、各ネジ27は、対応した小穴52と係合したままになる。鋳型50の準備ができるとき、当該方法は、所定の第1金属(これに限定されないが、例えば、ビスマス)を溶融するステップと、所定の第2金属(これに限定されないが、例えば、錫)を溶融するステップと(このステップは、ビスマス溶融ステップと同時、あるいは、その前または後に行われてもよい)、液体二成分系合金を生じるため、所定比率に従ってビスマスおよび錫を混合するステップと、多くの本体21と多くの鋳型の小穴とを生じさせるため、鋳型の内側に液体合金を注ぎ込むステップであって、本体の各々には、それぞれの末端部23が設けられた端部22が設けられる、ステップと、が用意される。この時点で、この方法は、溶融合金を含む鋳型5を冷却するステップを用意し、溶融合金を固め、束状本体70を作成するが、束状本体70は、中型60に類似して形成され、支柱74、複数の分岐部72が設けられ、それらの各々は、支柱74から始まり、それぞれのネジ27を持つ本体21によって区切られる。冷却ステップに続く後のステップは、束状本体70を抽出する為に鋳型50を粉砕するステップである。
【0030】
この時点で明らかに分かるのは、それぞれの分岐部72から各本体21を分離するステップと、その後、柄がネジ方式で、胴10を備えた筆記要素20を安定して接続するのに適合させるように柄26を処理するステップと、カバー28を旋盤加工又は研磨し、各本体21の末端部23が十分に鋭くし、酸化を介して紙に跡を跡付けすることができるステップとが行われる必要があることである。
【0031】
前述した点で、明らかに分かることは、胴10に筆記具1を装備するように、各々の単一の筆記要素20が前述した方法によって製作可能であり、これは、長期間、実施的に連続した効率で使用可能であり、低コスト及び短時間で容易に交換できるので、本発明の目的の全てを達成する。
図1
図2
図3
図4