【実施例】
【0172】
一般的な実験に関する留意点:
以下の実施例では、試薬(化学物質)は、商用供給源(Alfa、Acros、Sigma Aldrich、TCI、およびShanghai Chemical Reagent Companyなど)から購入し、さらに精製することなく使用した。核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、Brucker AMX−400 NMR(Brucker,Switzerland)により得た。化学シフトは、テトラメチルシランから低磁場に百万分率(ppm、δ)で報告した。質量スペクトルは、Waters LCT TOF質量分析計(Waters,USA)またはShimadzu LCMS−2020質量分析計(Shimadzu,Japan)からエレクトロスプレーイオン化(ESI)を用いて得た。マイクロ波反応は、Initiator 2.5 Microwave Synthesizer(Biotage,Sweden)により行った。
【0173】
このセクションで開示される例示的な化合物について、立体異性体の記載(例えば、(R)または(S)の立体異性体)は、その化合物が、少なくとも約90%、95%、96%、97%、98%、または99%まで指定の立体中心に濃縮されている、その化合物の調製を示す。下記に記載の例示的な化合物のそれぞれの化学名は、ChemDrawソフトウェアにより作成される。
【0174】
略語リスト:
一般
anhy. 無水
aq. 水性
min 分
hr 時間
mL ミリリットル
mmol ミリモル
mol モル
MS 質量分析
NMR 核磁気共鳴
TLC 薄層クロマトグラフィー
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
satd. 飽和
スペクトル
Hz ヘルツ
δ 化学シフト
J カップリング定数
s シングレット
d ダブレット
t トリプレット
q カルテット
m マルチプレット
br ブロード
qd ダブレットのカルテット
dquin クインテットのダブレット
dd ダブレットのダブレット
dt トリプレットのダブレット
溶媒および試薬
DAST ジエチルアミノスルフルトリフルオリド
CHCl
3 クロロホルム
DCM ジクロロメタン
DMF ジメチルホルムアミド
Et
2O ジエチルエーテル
EtOH エチルアルコール
EtOAc 酢酸エチル
MeOH メチルアルコール
MeCN アセトニトリル
PE 石油エーテル
THF テトラヒドロフラン
DMSO ジメチルスルホキシド
AcOH 酢酸
HCl 塩酸
H
2SO
4 硫酸
NH
4Cl 塩化アンモニウム
KOH 水酸化カリウム
NaOH 水酸化ナトリウム
K
2CO
3 炭酸カリウム
Na
2CO
3 炭酸ナトリウム
TFA トリフルオロ酢酸
Na
2SO
4 硫酸ナトリウム
NaBH
4 水素化ホウ素ナトリウム
NaHCO
3 炭酸水素ナトリウム
NaHMDS ナトリウムヘキサメチルジシリルアミド
LiHMDS リチウムヘキサメチルジシリルアミド
LAH 水素化アルミニウムリチウム
NaBH
4 水素化ホウ素ナトリウム
LDA リチウムジイソプロピルアミド
Et
3N トリエチルアミン
Py ピリジン
DMAP 4−(ジメチルアミノ)ピリジン
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
Xphos 2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,4,6−トリイソプロピルビフェニル
BINAP 2,2'−ビス(ジフェニルホスファニル)−1,1'−ビナフチル
dppf 1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
TBTU 2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
DPPA ジフェニルホスホリルアジド
NH
4OH 水酸化アンモニウム
EDCI 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
Py ピリジン
Dppf 1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウム
BINAP 2,2'−ビス(ジフェニルホスファニル)−1,1'−ビナフチル
【0175】
中間体の調製
1−フェニルシクロプロパンアミンの調製
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エチルマグネシウムブロミド(48.5mL、146mmol)を、ベンゾニトリル(5g、48mmol、3当量)およびチタンテトライソプロパノラート(21.5mL、73mmol、1.5当量)の乾燥THF(140mL)溶液に、−70℃で30分にわたり滴下して加えた。この溶液を、室温で1.5時間撹拌した後、三フッ化ホウ素エーテラート(15mL、121mmol、2.5当量)を15分にわたり滴下して加えた。この混合物を室温でさらに1.5時間撹拌した後、1N HCl水溶液およびEt
2Oを加えた。得られた混合物を10%NaOH水溶液に注ぎ、Et
2Oで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をPE/EtOAc/NH
3.H
2O(4:1:0.1%)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 134.1 (M+H)
+.
【0176】
2−アミノ−2−メチルプロパンニトリルの調製
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水酸化アンモニウム(40mL、230.7mmol)中のNH
4Cl(4.9g、92.3mmol)およびアセトン(7mL、92.3mmol)の混合物に、KCN(5g、76.9mmol)を室温で加えた。この反応混合物を室温で3日間撹拌した。混合物をDCM(2×30mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し濃縮して、所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
【0177】
2−アミノプロパンニトリルの調製
[この文献は図面を表示できません]
水酸化アンモニウム(3mL)中のNH
4Cl(981mg、18.5mmol)、アセトアルデヒド(1mL、18.5mmol)の混合物に、KCN(1g、15.4mmol)を室温で加えた。この反応混合物を室温で2日間撹拌した。混合物をDCM(2×30mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し濃縮して、所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
【0178】
ジシクロプロピルメタンアミンの調製
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ステップ1.ジシクロプロピルメタノンオキシムの調製。ピリジン(5mL)中のジシクロプロピルメタノン(500mg、4.5mmol)混合物に、塩酸ヒドロキシルアミン(469mg、6.75mmol)を加えた。この反応混合物を100℃で4時間撹拌し、室温に冷却した後、EtOAcを加えた。得られた混合物を1N HCl水溶液および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し減圧濃縮して、所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
ステップ2.ジシクロプロピルメタンアミンの調製。ジシクロプロピルメタノンオキシム(550mg、4.4mmol)の冷THF(5mL)溶液に、LiAlH
4(200mg、5.3mmol)を加えた。次いで、この混合物を80℃で6時間撹拌し、室温に冷却した。ガス発生が停止するまで、この混合物を1N NaOH水溶液でクエンチし、次いで濾過した。濾液をEtOAcで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して、所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
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【0180】
ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンの調製
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ステップ1:ベンジルシクロペント−3−エニルカルバマートの調製。シクロペンタ−3−エンカルボン酸(5g、44.6mmol、1当量)およびDPPA(13.5g、49mmol、1.1当量)のトルエン(80mL)溶液に、Et
3N(7.4mL、53.5mmol、1.2当量)を室温で加えた。次いで、この混合物を2時間還流撹拌したが、その時間中、大量の窒素が発生した。BnOH(7mL、66.9mmol、1.5当量)を加えて後、得られた混合物を100℃で一晩撹拌し、室温に冷却した。飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした後、得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を、溶出液としてPE/EtOAc(5:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0181】
ステップ2:ベンジルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イルカルバマートの調製。窒素雰囲気下、0℃のベンジルシクロペント−3−エニルカルバマート(1g、4.6mmol、1当量)の無水DCM溶液に、ZnEt
2(9.7mL、9.7mmol、2.1当量)を加えた後、CH
2I
2(0.78mL、9.7mmol、2.1当量)を滴下して加えた。この反応混合物を室温に加温し、4時間撹拌した。得られた反応混合物を食塩水でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をPE/EtOAc(5:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
ステップ3:ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンの調製。窒素雰囲気下、室温のベンジルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イルカルバマート(2g)のMeOH(20mL)溶液に、Pd/C(0.2g)を一度に加えた。次いで、得られた混合物を水素バルーン下で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
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【0183】
2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−アミンの調製
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ステップ1:4−クロロ−N−メトキシ−N−メチルピコリンアミドの調製。4−クロロピコリン酸(10g、63.5mmol)のDMF(150mL)溶液に、TBTU(30.6g、95.2mmol)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(9.3g、95.2mmol)、およびDIPEA(24.6g、190.4mmol)を0℃で加えた。この混合物を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
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【0184】
ステップ2:1−(4−クロロピリジン−2−イル)エタノンの調製。0℃の4−クロロ−N−メトキシ−N−メチルピコリンアミド(11.25g、56.08mmol)のTHF(50mL)溶液に、MeMgBr(28.04mL、84.12mmol)を加えた。次いで、この混合物を室温で一晩攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
ステップ3:4−クロロ−2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン。1−(4−クロロピリジン−2−イル)エタノン(6.3g、40.5mmol)のDCM(30mL)溶液に、DAST(65.2g、405mmol)を0℃で加えた。次いで、この混合物を室温で一晩攪拌し、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0186】
ステップ4:tert−ブチル(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)カルバマートの調製。4−クロロ−2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン(6.0g、33.8mmol)のジオキサン(20mL)溶液に、BocNH
2(4.74g、40.5mmol)、X−phos(1.14g、1.7mmol)、CsCO
3(16.5g、50.7mmol)、およびPd(OAc)
2(1.32g、2.7mmol)を室温で加えた。次いで、この混合物を80℃で一晩撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0187】
ステップ5:2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−アミンの調製。tert−ブチル(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)カルバマート(7.97g、30.86mmol)のDCM(30mL)溶液を氷水浴下で冷却した。次いで、TFA(10mL)を滴下して加えた。この反応混合物を室温で4時間攪拌し、TLCでモニターした。反応が完了したならば、混合物を水で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液によりpH>7に調整した。得られた混合物をDCMで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに使用した。
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
1−(4−アミノピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。LiHMDS(トルエン中1M、17.6mL、17.6mmol、3.1当量)を、トルエン(20mL)中の4−ブロモ−2−フルオロピリジン(1g、5.7mmol)、シクロプロパンカルボニトリル(1.25mL、17mmol、3当量)、および4A MSの冷(−5℃)混合物に滴下して加えた。この反応混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。混合物を水に注いだ後、濾過した。濾液をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を水および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物を、溶出液としてPE/EtOAc(9:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
ステップ2:1−(4−(ジフェニルメチレンアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。窒素雰囲気下、室温におけるトルエン(6mL)中の1−(4−ブロモピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(0.45g、2.1mmol)、BINAP(0.04g、0.063mmol)、Pd
2(dba)
3(0.019g、0.021mmol)、およびNaO
tBu(0.282g、2.94mmol)の混合物に、ジフェニルメタンイミン(0.45g、2.51mmol)を加えた。この反応混合物を2時間還流撹拌した後、室温に冷却した。混合物を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0190】
ステップ3:1−(4−アミノピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。1−(4−(ジフェニルメチレンアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(0.48g、1.49mmol)、THF(10mL)、およびHCl水溶液(2N、2.0mL)の混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、この混合物をEtOAc(15mL)と水(15mL)との間で分配した。水相をEtOAc(2×25mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
実施例1.環Aが置換されているピリジン−2−イルまたはフェニルである、式Dのジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム1により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
ステップ1:6−トリフルオメチル−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(2)の調製。2−クロロ−6−トリフルオロメチル−ピリジン(2g、11.1mmol、1.0当量)のMeOH(20mL)溶液に、Pd(OAc)
2(124mg、0.05当量)およびdppf(600mg、0.1当量)を窒素雰囲気下で加えた。次いで、Et
3N(2.3mL、1.5当量)を、得られたオレンジ色の溶液に加えた。次いで、反応溶液を一酸化炭素(40psi)雰囲気下、60℃で22時間撹拌した。反応が完了したならば、混合物を濾過し、濾液を高真空濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0193】
ステップ2:6−(6−トリフルオメチルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジオンの調製。Na(3.84g、0.16mol、3当量)から新たに調製したNaOEtのエタノール(500mL)溶液に、メチル6−トリフルオロメチルピコリナート(33g、0.16mol、3当量)およびビウレット(5.3g、0.052mol)を加えた。得られた混合物を1時間還流加熱した後、濃縮した。残留物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3水溶液で処理してpH7に調整した。沈殿した固体を、濾過により回収し風乾して、所望の化合物を得た。
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【0194】
ステップ3:2,4−ジクロロ−6−(6−トリフルオメチル−ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。6−(6−トリフルオメチル−ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(3.37g、0.013mol)のPOCl
3(48mL)溶液に、PCl
5(23g、0.1mol)を加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌した後、濃縮した。残留物をEtOAcに溶解した後、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥した後、濃縮して、所望の生成物を得た。
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【0195】
ステップ4:N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。THF(12mL)中の2,4−ジクロロ−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(600mg、2.0mmol、1.0当量)および(R)−1−シクロプロピルエタンアミン塩酸塩(536mg、4.4mmol、2.2当量)の混合物に、CsF(1.2g、8.0mmol、2当量)およびDIPEA(1.4mL、8.0mmol、4当量)を室温で加えた。この混合物を60℃で一晩攪拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0196】
実施例1に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0197】
化合物N
2,N
4−ビス((S)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0198】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−((S)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0199】
化合物N
2,N
4−ビス(1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
化合物N
2,N
4−ビス(シクロブチルメチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0201】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロブチルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0202】
化合物N
2,N
4−ビス(2−メチルシクロプロピル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0203】
化合物N
2,N
4−ビス(シクロプロピルメチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0204】
化合物N
2,N
4−ビス((1−メチルシクロプロピル)メチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0205】
化合物N
2,N
4−ジシクロブチル−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0206】
化合物N
2,N
4−ジ(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0207】
化合物N,N'−ジシクロペンチル−6−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−[1,3,5]トリアジン−2,4−ジアミン
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【0208】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0209】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0210】
化合物N,N'−ビス−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−6−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−[1,3,5]トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
化合物N
2,N
4−ジイソプロピル−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
化合物N
2,N
4−ジ−tert−ブチル−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
化合物N,N'−ジ−sec−ブチル−6−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−[1,3,5]トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
化合物N,N'−ジ−sec−ブチル−6−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−[1,3,5]トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
化合物N
2,N
4−ジ−sec−ブチル−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
化合物N
2−((R)−sec−ブチル)−N
4−((S)−sec−ブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0217】
化合物N
2,N
4−ビス(3−メチルブタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0218】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−3−メチルブタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
化合物N
2,N
4−ビス((S)−3−メチルブタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0220】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0221】
化合物N
2−((R)−1−フェニルエチル)−N
4−((S)−1−フェニルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0222】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0223】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ジイソブチル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0224】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ジイソプロピル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0225】
化合物N
2,N
4−ジ(ブタ−3−エン−1−イル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0226】
化合物N
2,N
4−ジ(3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0227】
化合物N
2,N
4−ビス((1S,3S)−3−(4−フルオロフェニル)シクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン。室温におけるTHF(12mL)中の2,4−ジクロロ−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(600mg、2.0mmol、1.0当量)および(1s,3s)−3−(4−フルオロフェニル)シクロブタンアミン(726mg、4.4mmol、2.2当量)の混合物に、CsF(0.6g、2.0mmol、1当量)およびDIPEA(0.7mL、4.0mmol、2当量)を加えた。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的手法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0228】
化合物N
2,N
4−ビス((1R,3R)−3−(4−フルオロフェニル)シクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0229】
化合物6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0230】
化合物N
2,N
4−ビス((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0231】
化合物N
2,N
4−ビス((2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0232】
化合物N
2,N
4−ビス((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0233】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0234】
化合物N
2,N
4−ビス((S)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0235】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0236】
化合物N2−((R)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N4−((S)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0237】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0238】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0239】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0240】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0241】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0242】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−フルオロ−6−メトキシピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0243】
(表1)下記の化合物は、上記のスキーム1に記載された手順に従って調製された
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【0244】
実施例2.環Aが置換されているピリジン−2−イルまたはフェニルである、式Eのジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム2により調製される。
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【0245】
ステップ1:(R)−4−クロロ−N−(1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−アミンの調製。THF(6mL)中の2,4−ジクロロ−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(600mg、2.0mmol、1.0当量)および(R)−1−シクロプロピルエタンアミン塩酸塩(268mg、2.2mmol、1.1当量)の混合物に、CsF(608mg、4.0mmol、2当量)およびDIPEA(0.7 mL、4.0mmol、2当量)を室温で加えた。この混合物を40℃で一晩攪拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0246】
ステップ2:N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N4−(ペンタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。THF(2mL)中の(R)−4−クロロ−N−(1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−アミン(80mg、0.23mmol、1.0当量)およびペンタン−2−アミン(25mg、0.28mmol、1.2当量)の混合物に、CsF(70mg、0.46mmol、2当量)およびDIPEA(0.08mL、0.46mmol、2当量)を室温で加えた。この混合物を60℃で一晩撹拌し、濾過した。濾液を減圧濃縮した後、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0247】
実施例2に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
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【0248】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0249】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0250】
化合物N
2−((1R,3R,5R,7R)−アダマンタン−2−イル)−N
4−((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0251】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(ジシクロプロピルメチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0252】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0253】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0254】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(プロパ−2−イン−1−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0255】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(2−フェノキシエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0256】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−メトキシプロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0257】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1,3−ジメトキシプロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0258】
化合物2−((4−(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)プロパンニトリル
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【0259】
化合物(R)−2−(4−(1−シクロプロピルエチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)−2−メチルプロパンニトリル
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【0260】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(テトラヒドロフラン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0261】
化合物(1S,2S)−2−(4−((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロ−メチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)シクロヘキサノール
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【0262】
化合物(1R,2S)−2−(4−((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)シクロペンタノール
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【0263】
化合物(R)−N
2−ベンジル−N
4−(1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0264】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−((S)−1−フェニルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0265】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−((R)−1−フェニルエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0266】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−フェニルシクロプロピル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
化合物(R)−6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4,N
4−ジエチル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0271】
化合物(R)−メチル3−((4−((1−シクロプロピルエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)プロパノアート
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【0272】
化合物(R)−N
2−(1−シクロプロピルエチル)−N
4−(2−フェノキシエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0273】
化合物(1R,2S)−2−((4−(シクロペンチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)シクロペンタノール
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【0274】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(テトラヒドロフラン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0275】
化合物tert−ブチル3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピロリジン−1−カルボキシラート
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【0276】
化合物N
2−イソブチル−N
4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0277】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−(2−メトキシエトキシ)プロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
化合物2−((4−(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)プロパン−1−オール
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【0279】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−イソプロポキシプロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0280】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(4−メトキシブタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−フェニルプロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
化合物N
2−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
4−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
化合物(R)−3−((4−((1−シクロプロピルエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパンアミド
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【0285】
化合物3−((4−(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ブタンニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
化合物(R)−3−((4−((1−シクロプロピルエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパンニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
化合物1−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
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【0288】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−(4−フルオロフェニル)アゼチジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−(ピリジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−((1r,3r)−3−(4−フルオロフェニル)シクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−((1s,3s)−3−(4−フルオロフェニル)シクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
化合物N2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N4−(3−フェニルシクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−メチルピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
化合物(3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピロリジン−1−イル)(フェニル)メタノン
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【0296】
化合物N
2−(1−ベンジルピロリジン−3−イル)−N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
化合物(4S)−4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−1−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−オン
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3−フェニルシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0300】
化合物N
2−(5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0301】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0302】
化合物N
2−(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0303】
化合物2−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
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【0304】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0305】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−6−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0306】
化合物N
2−(4,6−ジブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0307】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−フェニルピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0308】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0309】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−(ピリミジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0310】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0311】
化合物1−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
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【0312】
化合物N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0313】
化合物tert−ブチル4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート
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【0314】
化合物1−(4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)エタノン
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【0315】
化合物N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0316】
化合物N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0317】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0318】
化合物N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0319】
化合物(R)−6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0320】
化合物(R)−6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0321】
(表2)下記の対象物は、上記のスキーム2に記載された手順により調製された
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【0322】
実施例3.式Fのジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム3により調製される。
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【0323】
ステップ1:6−クロロ−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。アセトン(50mL)中の2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(2g、10.9mmol、1当量)および(R)−1−シクロプロピルエタンアミン塩酸塩(2.7g、22.8mmol、2.1当量)の混合物に、DIPEA(4.5mL、27.3mmol、2.5当量)およびCsF(3.3g、21.8mmol、2.0当量)を加えた。この混合物を40℃で3時間、次いで50℃でさらに3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0324】
ステップ2:N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。窒素雰囲気下、室温で撹拌されている1,4−ジオキサン(3mL)および水(1mL)中の6−クロロ−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロ−プロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(100mg、0.36mmol)、ピリジン−4−イルボロン酸(66mg、0.52mmol)、およびK
2CO
3(99mg、0.72mmol)の混合物に、Pd(PPh
3)
4(42mg、0.036mmol)を一度に加えた。この反応混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を水とEtOAcとの間で分配した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0325】
上記に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0326】
化合物6−(3−クロロフェニル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0327】
化合物3−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェノール
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【0328】
(表3)下記の対象物は、上記のスキーム3に記載された手順により調製された
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【0329】
実施例4.式Gのジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム4により調製される。
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【0330】
ステップ1.N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(ピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。0℃のtert−ブチル3−(4−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−カルボキシラート(160mg、0.3mmol)のDCM(3mL)溶液に、TFA(1mL)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌した後、濃縮した。残留物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせて飽和NaHCO
3水溶液および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥した後濃縮して、所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに使用した。
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【0331】
ステップ2.N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−(メチルスルホニル)ピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。DCM(2mL)中のN
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(ピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(20mg、0.05mmol)、Et
3N(9.4mg、0.09mmol)、MsCl(6mg、0.06mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0332】
上記に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0333】
化合物メチル3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピロリジン−1−カルボキシラート。
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【0334】
化合物1−(3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピロリジン−1−イル)エタノン
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【0335】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−メチルピロリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン。0℃のtert−ブチル3−(4−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−カルボキシラート(25mg、0.05mmol)のTHF(3mL)溶液に、LiAlH
4(5mg、0.14mmol)を加えた。この混合物を0℃で2時間、次いで室温で30分間、最後に60℃で2時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
実施例5.ジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム5により調製される。
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【0337】
ステップ1:6−(6−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピル−エチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。トルエン(3mL)中の6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(40mg、0.11mmol)、アゼチジン(7.6mg、0.13mmol)、2,2'−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル(6.9mg、0.01mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(15mg、0.16mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(10.2mg、0.01mmol)の混合物を窒素雰囲気下、100℃で一晩撹拌した。この混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
ステップ2:N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(20mg、0.05mmol)のメタノール(2mL)溶液に、窒素雰囲気下でPd/C(2mg)を加えた。次いで、この混合物を水素バルーン下、室温で一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0339】
実施例6.式Hのジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム6により調製される。
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【0340】
ステップ1:2−((4−(2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパンニトリルの調製。−65℃の2−((4−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパンニトリル(200mg、0.6mmol)の無水DCM(3mL)溶液に、BBr
3(0.6mL)を滴下して加え、この反応混合物をこの温度で20分間撹拌した。混合物を0℃まで徐々に加温し、10分間撹拌し、次いで室温で1時間撹拌した。反応を、pH=8になるまで氷冷飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした。得られた混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
実施例7.式Jのジ脂肪族ピリミジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム7により調製される。
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【0342】
ステップ1:6−(トリフルオロメチル)ピコリンイミダミドの調製。6−(トリフルオロメチル)ピコリノニトリル(50mg、0.3mmol、1当量)のEtOH(3mL)溶液に、NaOMe(1.6mg、0.03mmol、0.1当量)を0℃で加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した後、NH
4Cl(21mg、0.39mmol、13当量)を加えた。得られた混合物を90℃で1時間撹拌し、室温に冷却した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液でpH9に調整した後、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
ステップ2:2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジオールの調製。ナトリウム(366mg、15.9mmol、5.0当量)の無水EtOH(6mL)溶液に、6−(トリフルオロメチル)ピコリンイミダミド(600mg、3.2mmol)のEtOH溶液を滴下して加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した後、マロン酸ジエチル(1mL、6.4mmol、2.0当量)を加えた。混合物を一晩還流撹拌した後、室温に冷却した。得られた混合物を1N HCl水溶液によりpH7に調整した。懸濁液を濾過し、濾過ケーキを水で洗浄した。この固体をMeOHに懸濁し、濾過した。濾液を減圧濃縮して所望の生成物を得、それをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
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【0344】
ステップ3:4,6−ジクロロ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジンの調製。2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジオール(1g、3.9mmol)のPOCl
3(6mL)溶液を、90℃で一晩撹拌した後、濃縮して揮発性物質を除去した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
ステップ4:(R)−6−クロロ−N−(1−シクロプロピルエチル)−2−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−2−イル)ピリミジン−4−アミンの調製。4,6−ジクロロ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジン(80mg、0.27mmol、1当量)のTHF(3mL)溶液に、(R)−1−シクロプロピルエタンアミン(0.06mL、0.6mmol、2.2当量)およびEt
3N(0.07mL、0.54mmol、2当量)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
ステップ5:N4,N6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミンの調製。(R)−6−クロロ−N−(1−シクロプロピルエチル)−2−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−2−イル)ピリミジン−4−アミン(50mg、0.15mmol、1当量)のDMSO(2mL)溶液に、(R)−1−シクロプロピルエタンアミン塩酸塩(22mg、0.18mmol、1.2当量)およびDIPEA(0.08mL、0.45mmol、3当量)を加えた。この混合物を、160℃で1.5時間、マイクロ波で照射した。(R)−1−シクロプロピルエタンアミン(0.18mmol、1.2当量)を加えた後、得られた混合物を撹拌し、160℃でさらに2時間、マイクロ波で照射した。混合物を室温に冷却した後、EtOAcと水との間で分配した。有機層を水および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
上記に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0348】
化合物N
4,N
6−ビス((S)−1−シクロプロピルエチル)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
化合物N
4−((R)−1−シクロプロピルエチル)−N
6−((S)−1−シクロプロピルエチル)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
(表7)下記の化合物は、上記のスキーム7に記載された手順により調製された
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
実施例9.式Kの対称的なジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム9により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
ステップ1:2−ブロモ−6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジンの調製。
0℃の1−(6−ブロモピリジン−2−イル)エタノン(26g、130mmol)の乾燥DCM(150mL)溶液に、DAST(84mL、650mmol)を30分にわたり滴下して加えた。次いで、この反応混合物を室温まで徐々に加温して、反応が完了するまで撹拌した。得られた混合物を、氷(300g)中に徐々に注ぎ、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層を合わせて水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、2−ブロモ−6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジンを得た。LC−MS: m/z 222.0 (M+H)
+.
【0353】
ステップ2:メチル6−(1,1−ジフルオロエチル)ピコリナートの調製。
2−ブロモ−6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン(30.2g、136mmol)のMeOH(300mL)溶液に、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(7.5g、13.6mmol)、トリエチルアミン(28.4mL、204mmol)、およびPd(OAc)
2(1.52g、6.7mmol)を加えた。この混合物をCO雰囲気(60psi)下、60℃で16時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、メチル6−(1,1−ジフルオロエチルピコリナート)を得た。LC−MS: m/z 202.2 (M+H)
+.
【0354】
ステップ3:6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製。NaOEtのEtOH溶液(ナトリウム(1.9g、82.6mmol)およびEtOH(150mL)から新たに調製した)に、メチル6−(1,1−ジフルオロエチル)ピコリナート(2.8g、28mmol)およびビウレット(14.0g、70mmol)を加えた。この混合物を90℃で16時間撹拌し、減圧濃縮した。残留物に、水(50mL)を加えた。得られた混合物を1N HClによりpH7に調整した後、濾過した。濾過ケーキを水で洗浄し、高真空乾燥して、6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H、3H)−ジオンを得た。LC−MS: m/z 255.1 (M+H)
+.
【0355】
ステップ4:2,4−ジクロロ−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。
6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(6g、25mmol)のPOCl
3(60mL)溶液に、PCl
5(26g、125mmol)を加えた。この混合物を100℃で16時間撹拌し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、2,4−ジクロロ−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンを得た。
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【0356】
ステップ5:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。室温におけるTHF(12mL)中の2,4−ジクロロ−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(582mg、2.0mmol、1.0当量)および4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミン塩酸塩(752mg、4.4mmol、2.2当量)の混合物に、CsF(1.2g、8.0mmol、2当量)およびDIPEA(1.4mL、8.0mmol、4当量)を加えた。この混合物を60℃で一晩攪拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0357】
実施例9に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0358】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0359】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0360】
実施例10.式Lの対称的なジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム10により調製される。
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【0361】
ステップ1:6−(6−クロロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製。乾燥させた3首丸底フラスコに、ビウレット(14.8g、0.14mol)、メチル6−クロロピコリナート(21g、0.12mol)、およびEtOH(250mL)を加えた。この混合物をN
2で3回脱気した後、25℃で20分間撹拌した。次いで、温度を50℃に上昇させた後、HC(OMe)
3(17mL、0.14mol)およびTFA(1.37g、0.01mol)を加えた。反応混合物(淡黄色スラリー)をこの温度で30分間撹拌した後、NaOEtのEtOH溶液(20重量%、163g、0.48mol)を滴下して加えた。得られた帯黄色の厚いスラリーを、反応が完了するまで2時間還流加熱した。混合物を室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物を水(200mL)で処置し、減圧濃縮して残留エタノールを除去した。次いで、水(300mL)を残留物に加えて(撹拌しながら)、透明な褐色溶液を形成させた。この溶液を10℃に冷却し、6N HClによりpH1に徐々に調整した。得られた混合物をさらに2時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキをHCl水溶液(pH=1)で洗浄し、回収し、DCM(300mL)に懸濁した。この懸濁液を室温で2時間攪拌し、濾過し、乾燥して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 225.0 (M+H)
+.
【0362】
ステップ2:2,4−ジクロロ−6−(6−クロロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ3と同じである。LC−MS: m/z 260.9 (M+H)
+.
【0363】
ステップ3:6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。乾燥1,4−ジオキサン(2.5mL)中の2,4−ジクロロ−6−(6−クロロ−ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(0.27g、1.04mol)、(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミン塩酸塩(0.39g、2.6mol)、および炭酸カリウム(0.43g、3.1mol)の混合物を、N
2雰囲気下、50℃で36時間、次いで反応が完了するまで100℃でさらに36時間撹拌した。得られた混合物を、セライトを通して濾過し、ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0364】
実施例10に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0365】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0366】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2−((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−N
4−((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0367】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0368】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0369】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0370】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0371】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2−((R)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−N
4−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0372】
化合物3,3'−((6−(6−クロロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)ビス(アザンジイル))ジブタンニトリル
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【0373】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(1−シクロプロピルプロピル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0374】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(ジシクロプロピルメチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0375】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0376】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0377】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(2,2−ジフルオロシクロペンチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0378】
化合物2,2'−((6−(6−クロロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)ビス(アザンジイル))ジシクロペンタノール
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【0379】
化合物6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0380】
化合物6−(4−クロロピリジン−2−イル)−N2,N4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0381】
化合物6−(5−クロロピリジン−3−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0382】
実施例11 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム11により調製される。
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【0383】
ステップ1.N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2雰囲気下、室温の6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N2,N4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(120mg、0.33mmol)、(4−メトキシフェニル)メタンアミン(69mg、0.51mmol)、BINAP(42mg、0.66mmol)、およびt−BuONa(63mg、0.66mmol)の無水ジオキサン(2mL)溶液に、Pd
2(dba)
3(30mg、0.033mmol)を一度に加えた。次いで、反応混合物を100℃で一晩撹拌した後、減圧濃縮して、所望の生成物を得た。
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【0384】
ステップ2.6−(6−アミノピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(4−メトキシベンジルアミノ)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(80mg、0.17mmol)をN
2雰囲気下、TFA(0.5mL)に溶解した。次いで、この溶液混合物を室温で一晩攪拌した後、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0385】
実施例12 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム12により調製される。
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【0386】
ステップ1.6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピリジン−2−オールの調製。室温における無水CH
3CN(1mL)中のN
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(50mg、0.14mmol)およびNaI(63mg、0.42mmol)の混合物に、TMSCl(46mg、0.42mmol)を一度に加えた。この反応混合物を80℃で6時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0387】
実施例13 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム13により調製される。
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【0388】
ステップ1.N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−ビニルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2雰囲気下の6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N2,N4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(200mg、0.56mmol)、2,4,6−トリビニル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(135mg、0.84mmol)、およびK
2CO
3(154mg、1.11mmol)のジオキサン(2mL)およびH
2O(0.8mL)懸濁液に、Pd(dppf)Cl
2(41mg、0.06mmol)を一度に加えた。この反応混合物を100℃で一晩撹拌した後、室温に冷却し、水でクエンチした。得られた混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。有機層を合わせて水および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0389】
実施例14 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム14により調製される。
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【0390】
ステップ1.6−(4,6−ビス(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリンアルデヒドの調製。N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−ビニルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(120mg、0.34mmol)のDCM(2mL)溶液に、−78℃で1時間、オゾンを通気させた。過剰のオゾンをN
2により除去した後、Me
2S(0.2mL)を反応混合物に0℃で加えた。得られた混合物を濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LCMS: m/z 353 (M+H)
+.
【0391】
ステップ2.N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。0℃の6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリンアルデヒド(50mg、0.14mmol)の無水DCM(2mL)溶液に、DAST(68mg、0.43mmol)を滴下して加えた。この反応混合物を室温で一晩攪拌した。得られた混合物を、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)で、0℃にて徐々にクエンチした後、DCM(40mL)で抽出した。有機層を合わせて水および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0392】
実施例14に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0393】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0394】
化合物N2,N4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0395】
実施例15 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム15により調製される。
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【0396】
ステップ1:メチル6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリナートの調製。MeOH(10mL)中の6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(0.25g、0.7mmol)の混合物に、dppf(80mg、0.15mmol)、Pd(OAc)
2(60mg、0.27mmol)、およびEt
3N(150mg、1.5mmol)を加えた。この反応混合物を脱気し、COで3回再充填した後、CO雰囲気(60psi)下、70℃で12時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をEtOAc(100mL)で粉砕し濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、メチル6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリナートを得た。
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【0397】
ステップ2:6−(4,6−ビス(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリン酸の調製。水(2.0mL)およびTHF(3.0mL)中のメチル6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリナート(150mg、0.40mmol)の混合物に、水酸化リチウム(47mg、2.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、HCl(1N)水溶液でpH5〜6に酸性化し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS: m/z 367 (M−H)
−.
【0398】
ステップ3:6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリンアミドの調製。乾燥DCM(5.0mL)およびDMF(0.1mL)中の6−(4,6−ビス(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリン酸(120mg、0.32mmol)の氷冷混合物に、塩化オキサリル(65mg、0.5mmol)を滴下して加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した後、アンモニアで処理した。得られた混合物を0℃で10分間撹拌した後、濃縮し、標準的方法により精製して、6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリンアミドを得た。
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【0399】
ステップ4:6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリノニトリルの調製。乾燥ピリジン(3.0mL)中の6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリンアミド(36mg、0.1mmol)の混合物に、三塩化リン(0.1mL)を加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、6−(4,6−ビス((R)−1−シクロプロピルエチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ピコリノニトリルを得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0400】
実施例16 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム16により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
ステップ1:3,6−ジフルオロ−2−ヒドラジニルピリジンの調製。2,3,6−トリフルオロピリジン(1.0g、7.5mmol)の氷冷エタノール(10mL)溶液に、ヒドラジン水和物(0.75g、15.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温まで加温した後、2時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却した後、水(10mL)で希釈し、DCM(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して、3,6−ジフルオロ−2−ヒドラジニルピリジンを得た。LC−MS (m/z): 146 (M+H)
+.
【0402】
ステップ2:2−ブロモ−3,6−ジフルオロピリジンの調製。室温の3,6−ジフルオロ−2−ヒドラジニルピリジン(1.1g、7.0mmol)のクロロホルム(20mL)撹拌溶液に、臭素(1.8g、11.2mmol)を滴下して加えた。この反応混合物を1.5時間、60℃に加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、2−ブロモ−3,6−ジフルオロピリジンを得た。LC−MS: m/z 194 (M+H)
+.
【0403】
ステップ3:メチル3,6−ジフルオロピコリナートの調製。2−ブロモ−3,6−ジフルオロピリジン(0.8g、4.1mmol)のMeOH(10mL)溶液に、dppf(0.3g、0.56mmol)、Pd(OAc)
2(0.1g、0.45mmol)、およびEt
3N(1.6mL、8.2mmol)を加えた。この懸濁液を脱気し、CO雰囲気で3回再充填した。得られた混合物をCO雰囲気(60psi)下、70℃で12時間撹拌した後、室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をEtOAc(150mL)で粉砕し濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、メチル3,6−ジフルオロピコリナートを得た。LC−MS: m/z 174 (M+H)
+.
【0404】
ステップ4:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
1,N
5−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−ビグアニド(167mg、0.50mmol)およびメチル3,6−ジフルオロピコリナート(130mg、0.75mmol)のMeOH(5mL)懸濁液に、NaOMe(81mg、1.5mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0405】
実施例17 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム17により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
ステップ1:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−フルオロ−6−ヒドラジニルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロ−シクロヘキシル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(230mg、0.50mmol)のTHF(20mL)溶液に、ヒドラジン水和物(150mg、3.0mmol)を加えた。この反応混合物を60℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、DCMで希釈し、水で洗浄した。有機相を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS (m/z): 473.2 (M+H)
+.
【0407】
ステップ2:6−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−N2,N4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロ−シクロヘキシル)−6−(3−フルオロ−6−ヒドラジニルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(47mg、0.1mmol)のメタノール(5.0mL)溶液に、ラネーニッケル(100mg)を加えた。この反応混合物をH
2雰囲気下、室温で一晩撹拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
実施例18 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム18により調製される。
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【0409】
ステップ1:6−(4,6−ビス((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−フルオロピリジン−2−オールの調製。濃HCl(5.0mL)中のN2,N4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(100mg、0.22mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。得られた混合物を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
実施例19 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム19により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
ステップ1:N
1,N
5−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−ビグアニドの調製。3,3−ジフルオロシクロペンタンアミン塩酸塩(3g、19.1mmol)およびナトリウムジシアナミド(1.7g、19.1mmol)の混合物を、160℃で1時間加熱した。得られた生成物をMeOHに溶解した後、濾過した。濾液を濃縮して所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 310.2 (M+H)
+.
【0412】
ステップ2:エチル6−シクロプロピルピコリナートの調製。トルエン(15mL)中のエチル6−ブロモピコリナート(200mg、0.87mmol)およびシクロプロピルボロン酸(149mg、1.74mmol)の混合物に、K
3PO
4(369mg、1.74mmol)およびジクロロ(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウム(11mg、0.017mmol)を加えた。得られた混合物をN
2雰囲気下、100℃で一晩撹拌した後、室温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 192.1 (M+H)
+.
【0413】
ステップ3:6−(6−シクロプロピルピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン。メタノール(5mL)中のN
1,N
5−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−ビグアニド(50mg、0.16mmol)およびエチル6−シクロプロピルピコリナート(62mg、0.33mmol)の混合物に、NaOMe(44mg、0.80mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、減圧濃縮した。残留物をEtOAcと水との間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0414】
実施例19に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0415】
化合物6−(6−シクロプロピルピリジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0416】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0417】
実施例20 式Mの対称的なジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム20により調製される。
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【0418】
ステップ1:メチル6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシラートの調製。MeOH(5.5mL)中の2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラジン(1g、5.5mol)の混合物に、dppf(0.16g、0.29mmol)、Pd(OAc)
2(0.1g、0.44mmol)、およびEt
3N(0.12mL、8.2mmol)を加えた。この懸濁液を真空脱気した後、COで3回再充填した。得られた混合物を、反応が完了するまで、CO雰囲気(80psi)下、70℃で2日間撹拌した。混合物を室温に冷却し、30℃で減圧濃縮した。残留物に、EtOAc(150mL)を加えた。この懸濁液を濾過し、濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 207 (M+H)
+.
【0419】
ステップ2:6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ2と同じである。LC−MS: m/z 260 (M+H)
+.
【0420】
ステップ3:2,4−ジクロロ−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2.8g、0.011mol)のPOCl
3(30mL)溶液に、Et
3N(0.3mL)を加えた。この混合物を、反応が完了するまで、100℃で16時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 296 (M+H)
+.
【0421】
ステップ4:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。この手順は実施例1のステップ4と同じである。
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【0422】
上記の実施例20に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0423】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0424】
N
2,N
4−ビス((R)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0425】
N
2,N
4−ビス((S)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0426】
N
2−((R)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−((S)−3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0427】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0428】
6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0429】
N
2,N
4−ビス((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0430】
実施例21 式Nの対称的なジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム21により調製される。
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【0431】
ステップ1:1−(6−クロロピラジン−2−イル)エタノールの調製。−5℃のメチル6−ホルミルピラジン−2−カルボキシラート(590mg、4.15mmol)の無水THF(5mL)溶液に、CH
3MgBr(2.1mL、6.2mmol)を滴下して加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した後、0℃にて飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、DCM(3×10mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 159.0 (M+H)
+.
【0432】
ステップ2:1−(6−クロロピラジン−2−イル)エタノンの調製。室温の1−(6−クロロピラジン−2−イル)エタノール(370mg、2.3mmol)のDCM(5mL)溶液に、DMP(1.5g、3.5mmol)を加えた。この反応混合物を室温で3時間攪拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0433】
ステップ3:メチル6−アセチルピラジン−2−カルボキシラートの調製。1−(6−クロロピラジン−2−イル)エタノン(260.0mg、1.7mmol)のMeOH(3mL)溶液に、dppf(94.0mg、0.17mmol)、Pd(OAc)
2(20mg、0.1mmol)、およびEt
3N(0.4mL、2.6mmol)を加えた。この混合物をCO(60psi)雰囲気下、60℃で一晩撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 181.0 (M+H)
+.
【0434】
ステップ4:メチル6−(1,1−ジフルオロエチル)ピラジン−2−カルボキシラートの調製。0℃のメチル6−アセチルピラジン−2−カルボキシラート(240mg、1.3mmol)の無水DCM(3mL)溶液に、DAST(0.86mL、6.5mmol)を徐々に加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した後、0℃にて冷飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、DCM(3×10mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 203.1 (M+H)
+.
【0435】
ステップ5:6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ2と同じである。LC−MS: m/z 256.1 (M+H)
+.
【0436】
ステップ6:2,4−ジクロロ−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ3と同じである。LC−MS: m/z 292.0 (M+H)
+.
【0437】
ステップ7:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ4と同じである。
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
実施例21に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0439】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0440】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0441】
実施例22 式Oの対称的なジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム22により調製される。
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【0442】
ステップ1:2−(メトキシカルボニル)ピラジン1−オキシドの調製。メチルピラジン−2−カルボキシラート(10.0g、70mmol)の1,2−ジクロロエタン(120mL)溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(25.0g、140mmol)を加えた。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を無水K
2CO
3で乾燥し、減圧濃縮した。残留物をヘキサンで粉砕し、濾過し、乾燥して、2−(メトキシカルボニル)ピラジン1−オキシドを得た。LC−MS: m/z 155.0 (M+H)
+.
【0443】
ステップ2:メチル6−クロロピラジン−2−カルボキシラートの調製。SOCl
2(50mL)中の2−(メトキシカルボニル)ピラジン1−オキシド(4.8g、30mmol)の混合物を、85℃で一晩撹拌した。この混合物を室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3水溶液により中和し、DCM(3×20mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、メチル6−クロロピラジン−2−カルボキシラートを得た。
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【0444】
ステップ3:(6−クロロピラジン−2−イル)メタノールの調製。0℃のメチル6−クロロピラジン−2−カルボキシラート(2.0g、11.6mmol)の水(20mL)溶液に、NaBH
4(2.3g、58.0mmol)を少量ずつ加えた。この反応混合物を室温に加温し、30分間撹拌した後、飽和K
2CO
3水溶液(40mL)およびEtOH(20mL)を加えた。得られた混合物をさらに1時間撹拌し、EA(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、(6−クロロピラジン−2−イル)メタノールを得た。LC−MS: m/z 145.0 (M+H)
+.
【0445】
ステップ4:6−クロロピラジン−2−カルボアルデヒドの調製。(6−クロロピラジン−2−イル)メタノール(600mg、4.2mmol)のDCM(10mL)溶液に、デス−マーチン試薬(2.6g、6.3mmol)を加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、6−クロロピラジン−2−カルボアルデヒドを得た。LC−MS: m/z 143.0 (M+H)
+.
【0446】
ステップ5:メチル6−ホルミルピラジン−2−カルボキシラートの調製。MeOH(10mL)中の6−クロロピラジン−2−カルボアルデヒド(1.0g、7.0mmol)の混合物に、dppf(388mg、0.7mmol)、Pd(OAc)
2(90mg、0.4mmol)、およびEt
3N(1.5mL、10.5mmol)を加えた。この懸濁液をCO雰囲気(60psi)下、60℃で一晩撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、メチル6−ホルミルピラジン−2−カルボキシラートを得た。LC−MS: m/z 167.0 (M+H)
+.
【0447】
ステップ6:メチル6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシラートの調製。0℃における無水DCM(40mL)中のメチル6−ホルミルピラジン−2−カルボキシラート(4.1g、24.7mmol)の混合物に、DAST(16.3mL、123.5mmol)を徐々に加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した後、0℃にて冷飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、DCM(2x20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 189.0 (M+H)
+.
【0448】
ステップ7:6−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製。火炎乾燥した3首丸底フラスコに、ビウレット(659mg、6.4mmol)およびメチル6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシラート(1.0g、5.3mmol)を加え、次いでEtOH(12mL)を加えた。この混合物を脱気し、N
2で3回再充填した。混合物を25℃で20分間撹拌した後、50℃に加熱した。次いで、HC(OMe)
3(0.7mL、6.4mmol)およびTFA(0.04mL、0.53mmol)を、上記の混合物に加えた。混合物(淡黄色スラリー)をこの温度で30分間撹拌した後、NaOEtのEtOH溶液(20重量%、7.2g、21.2mmol)を滴下して加えた。得られた混合物を2時間還流加熱した後、室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物を水(10mL)で処理し、再度濃縮して残留エタノールを除去した。最終残留物を水(30mL)に懸濁し、10℃に冷却して6N HClを徐々に加えることにより酸性度をpH=1に調整した(固体が沈殿した)後、2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキをHCl水溶液(pH=1)で洗浄した。固体を回収し、DCM(30mL)に懸濁した。この懸濁液を室温で2時間撹拌した後、再度濾過した。濾過ケーキを回収し、乾燥して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 242.0 (M+H)
+.
【0449】
ステップ8:2,4−ジクロロ−6−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ3と同じである。LC−MS: m/z 2782.0 (M+H)
+.
【0450】
ステップ8:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ4と同じである。
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
実施例22に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0452】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0455】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
実施例23 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム23により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
ステップ1:6−(6−クロロピラジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。MeOH(8mL)中のメチル6−クロロピラジン−2−カルボキシラート(300mg、1.74mmol)およびN
1,N
5−ジ−(4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミン)−ビグアニド(700mg、2.10mmol)の混合物に、MeONa(340mg、6.28mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、EtOAc(30mL)とH
2O(30mL)との間で分配した。有機層を分離し、食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
実施例23に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0460】
6−(6−クロロピラジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0461】
6−(6−クロロピラジン−2−イル)−N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
6−(6−クロロピラジン−2−イル)−N2,N4−ビス(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
実施例24 式Pの対称的なジ脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム24により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
ステップ1:メチル2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキシラートの調製。4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(10g、54.9mmol)のMeOH(60mL)溶液に、dppf(3.0g、5.5mmol)、Pd(OAc)
2(630mg、2.8mmol)、およびEt
3N(11.4mL、41.2mmol)を加えた。この混合物をCO雰囲気(60psi)下、60℃で一晩撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 207.0 (M+H)
+.
【0465】
ステップ2:6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ2と同じである。LC−MS: m/z 260.0 (M+H)
+.
【0466】
ステップ3:2,4−ジクロロ−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ3と同じである。LC−MS: m/z 296.0 (M+H)
+.
【0467】
ステップ4:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。この手順は上記の実施例1のステップ4と同じである。
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
実施例24に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0469】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0470】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0471】
6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
N
2,N
4−ビス((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0473】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0477】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(2−メトキシエチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0478】
実施例25 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム25により調製される。
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【0479】
ステップ1:エチル2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−カルボキシラートの調製。2,2,2−トリフルオロアセトアミド(1.42g、12.6mmol)の乾燥THF(60mL)溶液に、ローソン試薬(3.06g、7.56mmol)を加えた。この反応混合物を18時間の還流加熱し、次いで冷却した後、エチル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(1.6mL、12.6mmol)を加えた。混合物をさらに18時間還流した後、室温に冷却した。得られた混合物をEtOAcと水との間で分配した。有機層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、エチル2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−カルボキシラートを得た。
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【0480】
ステップ2:N
1,N
5−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−ビグアニドの調製。3,3−ジフルオロシクロブタンアミン塩酸塩(3.024g、0.021mol)およびNaN(CN)
2(890mg、0.01mol)の混合物を160℃で2時間、激しく撹拌した後、室温に冷却した。得られた混合物をMeOHに溶解し濾過した。濾液を濃縮して所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 282 (M+H)
+.
【0481】
ステップ3:N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。MeOH(5mL)中のN
1,N
5−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−ビグアニド(60mg、0.22mmol)の混合物に、エチル2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−カルボキシラート(58.5mg、0.26mmol)およびNaOMe(23.7mg、0.44mmol)を加えた。次いで、この反応混合物を室温で48時間攪拌した後、EtOAcとH
2Oとの間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
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【0482】
実施例25に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0483】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0484】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−N
2,N
4−ビス(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0488】
6−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−イル)−N
2,N
4−ビス((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(2−メチルオキサゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(2−メチルオキサゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
実施例26 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム26により調製される。
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【0494】
ステップ1:エチル2−ブロモチアゾール−4−カルボキシラートの調製。エチル2−アミノチアゾール−4−カルボキシラート(15.0g、87.1mmol)のMeCN(100mL)溶液に、亜硝酸イソアミル(24.5g、209mmol)およびCuBr
2(27.5g、122mmol)を加えた。この混合物を70℃で一晩撹拌した後、室温に冷却し、水(200mL)で希釈し、EtOAc(2×200mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、エチル2−ブロモチアゾール−4−カルボキシラートを得た。LC−MS: m/z 236 (M+H)
+.
【0495】
ステップ2:2−ブロモチアゾール−4−カルボン酸の調製。エチル2−ブロモチアゾール−4−カルボキシラート(18.0g、76.0mmol)のTHF(90mL)およびH
2O(90mL)溶液に、LiOH(4.8g、114mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間攪拌し、EtOAc(2×150mL)で抽出した。水層を分離し、飽和NH
4Cl水溶液でpH2〜3に調整し、濾過した。固体を回収し、高真空乾燥して、2−ブロモチアゾール−4−カルボン酸を得た。LC−MS: m/z 206 (M−H)
−.
【0496】
ステップ3:2−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミドの調製。2−ブロモチアゾール−4−カルボン酸(11.4g、55.0mmol)のDCM(100mL)溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(6.9g、71.0mmol)、HATU(27.0g、71.0mmol)、およびDIPEA(21.2g、164.0mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した後、水(200mL)でクエンチし、DCM(2×200mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、2−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミドを得た。LC−MS: m/z 251 (M+H)
+.
【0497】
ステップ4:1−(2−ブロモチアゾール−4−イル)エタノンの調製。N
2雰囲気下、0℃の2−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド(6.8g、27.0mmol)のTHF(60mL)溶液に、MeMgBr(9.9mL、29.7mmol、THF中3M)を徐々に滴下して加えた。この混合物を室温に徐々に加温し、この温度で30分間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液(100mL)でクエンチし、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、1−(2−ブロモチアゾール−4−イル)エタノンを得た。LC−MS: m/z 206 (M+H)
+.
【0498】
ステップ5:メチル4−アセチルチアゾール−2−カルボキシラートの調製。1−(2−ブロモチアゾール−4−イル)エタノン(340mg、1.65mmol)のMeOH(10mL)溶液に、Pd(OAc)
2(20.0mg、0.08mmol)、dppf(95.0mg、0.16mmol)、およびEt
3N(250mg、2.5mmol)を加えた。この混合物をCO雰囲気(0.4mPa)下、60℃で一晩加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物を標準的方法により精製して、メチル4−アセチルチアゾール−2−カルボキシラートを得た。LC−MS: m/z 186 (M+H)
+.
【0499】
ステップ6:メチル4−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−2−カルボキシラートの調製。0℃の4−アセチルチアゾール−2−カルボキシラート(200mg、1.07mmol)のDCM(10mL)溶液に、DAST(1.64g、10.2mmol)を徐々に滴下して加えた。次いで、この混合物を室温に加温し、室温で一晩撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、メチル4−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−2−カルボキシラートを得た。LC−MS: m/z 208 (M+H)
+.
【0500】
ステップ7:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。MeOH(5mL)中のN
1,N
5−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−ビグアニド(60mg、0.22mmol)の混合物に、エチル4−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−2−カルボキシラート(50mg、0.26mmol)およびNaOMe(23.7mg、0.44mmol)を加えた。次いで、この反応混合物を室温で48時間撹拌した後、EtOAcとH
2Oとの間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
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【0501】
実施例26に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0502】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(2−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0503】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(2−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(2−(1,1−ジフルオロエチル)チアゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
実施例27 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム27により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
ステップ1:2−ブロモチアゾール−4−カルボアルデヒドの調製。−78℃におけるTHF(80mL)中の2−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド(10g、0.04mol)の混合物に、DIBAL−H(7.35g、0.052mol)を徐々に加えた。この反応混合物を−78℃で2時間撹拌した後、pH5〜6に調整した。混合物をEtOAc(80mL)とH
2O(60mL)との間で分配した。有機層を分離し、食塩水(40mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 192 (M+H)
+.
【0507】
ステップ2:2−ブロモ−4−(ジフルオロメチル)チアゾールの調製。0℃におけるDCM(7mL)中の2−ブロモチアゾール−4−カルボアルデヒド(0.764g、0.004mol)の混合物に、DAST(3.22g、0.02mol)を滴下して加えた。この混合物を25℃で48時間撹拌した後、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、pH8〜10に調整した。得られた混合物をDCM(2×40mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 214 (M+H)
+.
【0508】
ステップ3:メチル4−(ジフルオロメチル)チアゾール−2−カルボキシラートの調製。MeOH(10mL)中の2−ブロモ−4−(ジフルオロメチル)チアゾール(0.6g、2.82mmol)、dppf(0.14g、0.28mmol)、Et
3N(0.43g、4.23mmol)、およびPd(OAc)
2(0.13g、0.56mmol)の混合物を、CO雰囲気下、60℃で16時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、濾液を濃縮し、残留物をDCM(30mL)とH
2Oとの間で分配した。有機層を分離し、食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 194 (M+H)
+.
【0509】
ステップ4:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(4−(ジフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
1,N
5−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−ビグアニド(45mg、13.3mmol)およびメチル4−(ジフルオロメチル)チアゾール−2−カルボキシラート(40mg、20.7mmol)のMeOH(10mL)懸濁液に、NaOMe(20mg、37.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
実施例27に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0511】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(4−(ジフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(4−(ジフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
実施例28 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム28により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
ステップ1:5−フェニル−1,3,4−オキサチアゾール−2−オンの調製。N
2雰囲気下のベンズアミド(200mg、1.65mmol)のトルエン(2mL)溶液に、カルボニルクロリドチオハイポクロライト(0.16mL、1.98mmol)を加えた。この混合物を120℃で3時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却した後、H
2Oでクエンチし、EtOAc(2×10mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 180 (M+H)
+.
【0515】
ステップ2:3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−カルボキシラートの調製。DCE(2mL)中の5−フェニル−1,3,4−オキサチアゾール−2−オン(270mg、1.5mmol)およびエチルカルボノシアニデート(790mg、6.0mmol)の混合物を、マイクロ波照射下、160℃で0.5時間、密封バイアル中で撹拌した。得られた混合物を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 235 (M+H)
+.
【0516】
ステップ3:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。MeOH(2mL)中のN
1,N
5−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−ビグアニド(90mg、0.27mmol)およびエチル3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−カルボキシラート(75mg、0.32mmol)の混合物に、NaOMe(43mg、0.8mmol)を加えた。次いで、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
実施例28に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0518】
N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
実施例29 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム29により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0520】
ステップ1.6−クロロ−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(2g、10.9mmol)のアセトン(35mL)溶液に、(S)−1−シクロプロピルエタンアミン塩酸塩(2.7mg、22.8mmol)、DIPEA(3.5mg、27mmol)、およびCsF(3.3mg、21.8mmol)を加えた。この混合物を50℃で一晩攪拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 282 (M+H)
+.
【0521】
ステップB.N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。4−メチル−1H−ピラゾール(207mg、1.07mmol)の氷冷乾燥THF(5mL)溶液に、NaH(34mg、1.42mmol)を30分にわたり徐々に加えた後、6−クロロ−N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロ−プロピルエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(200mg、0.71mmol)のTHF(3mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、濃縮し、標準的方法により精製して、N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
実施例29に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0523】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
化合物6−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−N2,N4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0526】
化合物6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
2,N
4−ビス(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
化合物N
2,N
4−ビス((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
実施例30 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム30により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0532】
ステップ1:メチル1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラートの調製。1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(504mg、4mmol)のMeOH(5mL)溶液に、SOCl
2(1.4mL、20mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した後、減圧濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、濃縮して、メチル1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラートを得た。LC−MS: m/z 141 (M+H)
+.
【0533】
ステップ2:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
1,N
5−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−ビグアニド(120mg、0.36mmol)およびメチル1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(60mg、0.43mmol)のMeOH(2mL)溶液に、NaOMe(28mg、1.07mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
実施例30に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0535】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(1H−ピラゾール−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0537】
化合物N
2,N
4−ビス(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0538】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0539】
実施例31 この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム31により調製される。
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【0540】
ステップ1:4−ヨード−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの調製。0℃の3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(500mg、3.7mmol)の50%H
2SO
4溶液に、NIS(992mg、4.4mmol)を加えた。この懸濁液を0℃で10分間、次いで室温で3時間撹拌した。得られた混合物を水(50mL)でクエンチした後、一晩撹拌した。沈殿を濾過により回収し、乾燥して、4−ヨード−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールを得た。LC−MS: m/z 263 (M+H)
+.
【0541】
ステップ2:4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの調製。DMF(3mL)中の4−ヨード−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(100mg、0.38mmol)および(4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(397mg、0.57mmol)の混合物に、1,1'−ビス−(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(31mg、0.04mmol)および酢酸カリウム(509mg、0.76)を加えた。この反応混合物を90℃で2時間撹拌した後、水でクエンチし、Et
2Oで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールを得た。LC−MS: m/z 263 (M+H)
+.
【0542】
ステップ3:N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。6−クロロ−N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(145mg、0.38mmol)および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(100mg、0.38mmol)のDME(3mL)およびH
2O(1mL)溶液に、K
2CO
3(158mg、1.15mmol)およびPd(PPh
3)
4(44mg、0.04mmol)をN
2雰囲気下で加えた。この混合物を90℃で16時間撹拌した後、濾過した。濾液をEtOAcとH
2Oとの間で分配した。水相を分離し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
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【0543】
実施例31に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0544】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
2−メチル−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0545】
化合物N
2,N
4−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0546】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0547】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0548】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0549】
化合物N
2,N
4−ビス((R)−1−シクロプロピルエチル)−6−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0550】
化合物3−(4,6−ビス(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)ベンゾニトリル
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【0551】
実施例32.式Qの芳香族−脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム32により調製される。
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【0552】
ステップ1:4−クロロ−N−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−アミンの調製。1,4−ジオキサン(4mL)中の2,4−ジクロロ−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(188mg、0.64mmol)および2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−アミン(50mg、0.32mmol)の混合物に、
tBuONa(61mg、0.64mmol)およびPd(dppf)Cl
2(22mg、0.03mmol)を窒素雰囲気下で加えた。次いで、この反応混合物を80℃で一晩撹拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0553】
ステップ2:N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。THF(2mL)中の4−クロロ−N−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−3−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−アミン(35mg、0.08mmol)および3,3−ジフルオロシクロペンタンアミン(16mg、0.13mmol)の混合物に、CsF(24mg、0.16mmol)およびDIPEA(0.03mL、0.16mmol)を加えた。次いで、この反応混合物を50℃で一晩撹拌した。この混合物を濾過し、濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0554】
実施例32に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0555】
(S)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0556】
(R)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0557】
N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0558】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0559】
2−((4−((2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)プロパンニトリル
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【0560】
2−((4−((2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパンニトリル
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【0561】
3−((4−((2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパンニトリル
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【0562】
3−((4−((2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ブタンニトリル
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【0563】
3−((4−((2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−3−メチルブタンニトリル
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【0564】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0565】
(R)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0566】
(S)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0567】
N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0568】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0569】
N
2−(6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0570】
6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
2−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0571】
N
2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0572】
N
2−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0573】
N
2−((2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0575】
1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0576】
(R)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0577】
(S)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0578】
1−(4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0579】
1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0580】
1−(4−((4−((6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0581】
1−(4−((4−(((2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0582】
1−(4−((4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0583】
1−(4−((4−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0584】
(R)−1−(4−((4−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0585】
(S)−1−(4−((4−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0586】
4−((4−(tert−ブチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
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【0587】
4−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
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【0590】
4−((4−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
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【0591】
3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0592】
3−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0593】
3−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
3−((4−((シクロプロピルメチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0595】
3−フルオロ−5−((4−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ベンゾニトリル
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【0596】
1−((4−((3−クロロフェニル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
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【0597】
3−((4−(tert−ブチルアミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ベンゾニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0598】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0599】
N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(2−フェニルピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0601】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−フェニルピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0602】
N
2−(2−フェニルピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
(R)−N
2−(2−フェニルピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0604】
(R)−4−(4−((4−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル
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【0605】
(R)−N
2−(2−(4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0606】
(R)−N
2−(2−(4−クロロフェニル)ピリジン−4−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1H−インドール−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0608】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0609】
1−(4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0610】
1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0611】
1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0612】
(R)−1−(4−((4−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0613】
(S)−1−(4−((4−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0614】
1−((4−((3−クロロ−5−フルオロフェニル)アミノ)−6−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
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【0615】
3−((4−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−6−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0616】
1−((4−(6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−2−イル)−6−((3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
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【0617】
1−(4−((4−(6−クロロピリジン−2−イル)−6−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0618】
(R)−1−(4−((4−(6−クロロピリジン−2−イル)−6−((1−シクロプロピルエチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0619】
1−(4−((4−(6−クロロピリジン−2−イル)−6−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0620】
1−(4−((4−(6−クロロピリジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0621】
6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0622】
6−(6−クロロピリジン−2−イル)−N2−(シクロプロピルメチル)−N4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0623】
1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0624】
1−(4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0625】
1−(4−((4−((6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0626】
(R)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0627】
(S)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0628】
(R)−1−(4−((4−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0629】
(R)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0630】
(S)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0631】
N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0632】
N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0633】
N
2−(シクロプロピルメチル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0634】
N
2−(6,6−ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0635】
(S)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0636】
(R)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0637】
N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0638】
1−(4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0639】
(S)−1−(4−((4−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0640】
(R)−1−(4−((4−(6−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0641】
6−(6−クロロピラジン−2−イル)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0642】
6−(6−クロロピラジン−2−イル)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0643】
(S)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0644】
(R)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
(S)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0646】
(R)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0648】
(S)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
(R)−1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0650】
N
2−(tert−ブチル)−N
4−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
N
2−(2−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−4−イル)−N
4−イソプロピル−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0652】
3−((4−(tert−ブチルアミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
1−((4−((3,5−ジフルオロフェニル)アミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
実施例33.芳香族−脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム33により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
ステップ1:N
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−N
3−ニトリル−グアニジンの調製。80℃のNaN(CN)
2(4.1g、46.5mmol)の水(34mL)溶液に、水と濃HCl(2M、2mL)の混合溶媒中の3,5−ジフルオロアニリン(3g、23.2mmol)の溶液を加えた。次いで、この反応混合物を90℃で16時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液によりクエンチし、pH7〜8に調整した。混合物を濾過し、濾過ケーキを回収し、乾燥して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 197 (M+H)
+.
【0656】
ステップ2:N
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−N
5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−グアニジンの調製。N
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−N
3−ニトリル−グアニジン(300mg、1.53mmol)および4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミン塩酸塩(262mg、1.53mmol)の混合物を、一緒に十分混合した後、160℃で1時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却した後、EtOAcとPEの混合溶媒で粉砕した。固体を濾過により回収し、乾燥して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 332 (M+H)
+.
【0657】
ステップ3:3,6−ジフルオロ−2−ヒドラジニルピリジンの調製。エタノール(10mL)中の2,3,6−トリフルオロピリジン(1.0g、7.5mmol)の氷冷混合物に、ヒドラジン水和物(0.75g、15.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温に加温した後、2時間還流加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を水(10mL)で希釈し、DCM(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して、3,6−ジフルオロ−2−ヒドラジニルピリジンを得た。LC−MS: m/z 146 (M+H)
+.
【0658】
ステップ4:2−ブロモ−3,6−ジフルオロピリジンの調製。室温の3,6−ジフルオロ−2−ヒドラジニルピリジン(1.1g、7.0mmol)のクロロホルム(20mL)撹拌溶液に、臭素(1.8g、11.2mmol)を滴下して加えた。次いで、この反応混合物を60℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、2−ブロモ−3,6−ジフルオロピリジンを得た。LC−MS: m/z 194 (M+H)
+.
【0659】
ステップ5:メチル3,6−ジフルオロピコリナートの調製。2−ブロモ−3,6−ジフルオロピリジン(0.8g、4.1mmol)のMeOH(10mL)溶液に、dppf(0.3g、0.56mmol)、Pd(OAc)
2(0.1g、0.45mmol)、およびEt
3N(1.6mL、8.2mmol)を加えた。この懸濁液を脱気し、CO雰囲気で3回再充填した。次いで、この混合物をCO雰囲気(60psi)下、70℃で12時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をEtOAc(150mL)で粉砕した。固体を濾去し、濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、メチル3,6−ジフルオロピコリナートを得た。LC−MS: m/z 174 (M+H)
+.
【0660】
ステップ6:N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−N
5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−グアニジン(191mg、0.58mmol)およびメチル3,6−ジフルオロピコリナート(100mg、0.58mmol)のMeOH(3mL)懸濁液に、NaOMe(94mg、1.73mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
実施例33に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0662】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0663】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
実施例34.この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム34により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
ステップ1:N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3−フルオロ−6−ヒドラジニルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3,6−ジフルオロピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(225mg、0.49mmol)のTHF(20mL)溶液に、ヒドラジン水和物(150mg、3.0mmol)を加えた。次いで、この反応混合物を60℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、DCM(20mL)で希釈し、食塩水(2×10mL)で洗浄した。有機相を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
ステップ2:6−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3−フルオロ−6−ヒドラジニルピリジン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(46mg、0.1mmol)のメタノール(5.0mL)溶液に、ラネーニッケル(100mg)を加えた。この混合物をH
2雰囲気下、室温で一晩撹拌した。得られた混合物を濾過し、濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、6−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−N
2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンを得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
実施例34に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0668】
化合物6−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−N2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
実施例35:N
4,N
6−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミンの調製
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【0670】
ステップA:6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキサミド。メチル6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシラート(15g、72.8mmol)のEtOH(20mL)溶液に、NH
4OH(6mL、156mmol)を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物をH
2O(10mL)で粉砕した後、濾過して、6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキサミドを得た。LC−MS: m/z 192 (M+H)
+.
【0671】
ステップB:6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボニトリル。POCl
3(80mL)中の6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキサミド(10g、52mmol)の混合物を、100℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をDCMと氷水との間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボニトリルを得た。LC−MS: m/z 174 (M+H)
+.
【0672】
ステップC:6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシミドアミド塩酸塩。6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボニトリル(3.4g、15mmol)のMeOH(5mL)溶液に、ナトリウム金属(35mg、1.5mmol)のMeOH溶液を加えた。この反応混合物を室温で12時間撹拌した後、NH
4Cl(1.5g、30mmol)を加えた。混合物を70℃で3時間加熱した後、室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をEtOH(10mL)で希釈し、0.5時間還流撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧濃縮して、6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシミドアミド塩酸塩を得た。LC−MS: m/z 191 (M +H)
+.
【0673】
ステップD:2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン−4,6(1H,5H)−ジオン。マロン酸ジエチル(3.2g、21.2mmol)中の6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキシミドアミド塩酸塩(1.6g、7.0mmol)の混合物に、炭酸カリウム(3.0g、21.2mmol)を加えた。この反応混合物を120℃で8時間攪拌した。得られた混合物を室温に冷却し、石油エーテルで粉砕した。固体を濾過により回収し、石油エーテルで洗浄した後、MeOHで処理して、懸濁液を形成させた。この懸濁液を濾過し、濾液を減圧濃縮して、2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン−4,6−(1H,5H)−ジオンを得た。LC−MS: m/z 259 (M+H)
+.
【0674】
ステップE:4,6−ジクロロ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン。POCl
3(10mL)中の2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン−4,6(1H,5H)−ジオン(1.4g、5.4mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した後、室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1〜10/1)により精製して、4,6−ジクロロ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジンを得た。LC−MS: m/z 295 (M+H)
+.
【0675】
ステップF:N
4,N
6−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミン。DMSO(1mL)中の4,6−ジクロロ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン(100mg、0.34mmol)、CsF(103mg、0.68mmol)、および4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミン塩酸塩(116mg、0.68mmol)の混合物に、DIPEA(220mg、0.17mmol)を加えた。この反応混合物を窒素下、80℃で4時間撹拌し、次いでマイクロ波照射下、150℃で6時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、N
4,N
6−ビス(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミンを得た。
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【0676】
実施例36.芳香族−脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム36により調製される。
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【0677】
ステップ1:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。−10℃未満の4−ブロモ−2−フルオロピリジン(30g、170.47mmol)およびシクロプロパンカルボニトリル(22.9g、340.94mmol)のTHF(400mL)溶液に、LiHMDS(1.2mmol/L、284mL)を加えた。次いで、この反応混合物を室温で12時間攪拌した。得られた混合物を0℃に冷却した後、食塩水(200mL)でクエンチした。混合物を減圧濃縮した。残留物をEtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 223 (M+H)
+.
【0678】
ステップ2:1−(4−(ジフェニルメチレンアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。1−(4−ブロモピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(30g、134.48mmol)およびジフェニルメタンイミン(29.3g、161.38mmol)のジオキサン(150mL)溶液に、t−BuONa(19.4g、201.73mmol)、Binap(5.0g、8.1mmol)、およびPd
2(dba)
3(2.5g、2.69mmol)を加えた。この混合物をN
2雰囲気下1時間、100℃に加熱した後、冷却し、濾過した。濾液を濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 324 (M+H)
+.
【0679】
ステップ3:1−(4−アミノピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。1−(4−(ジフェニルメチレンアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(42.1gの粗製物、130mmol)およびTHF/HCl(2N)水溶液(200mL、V:V=2:1)の混合物を室温で1時間撹拌し、減圧濃縮した。水層をPE(3×100mL)で抽出した後、飽和Na
2CO
3水溶液でpH8〜9に調整し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0680】
ステップ4:1−(4−(4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。1−(4−アミノピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(2.5g、15.7mmol)、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(3.5g、18.8mmol)のTHF(40mL)溶液に、NaHCO
3(2.64g、31.4mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩攪拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 307 (M+H)
+.
【0681】
ステップ5:1−(4−(4−クロロ−6−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。0℃の1−(4−(4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(0.75g、2.44mmol)および3,3−ジフルオロシクロペンタンアミン塩酸塩(0.39g、2.44mmol)のTHF(10mL)溶液に、DIPEA(0.63g、4.88mmol)を徐々に滴下して加えた。この反応混合物を室温で8時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物を、EtOAc(20mL)とHCl溶液(10重量%、3mL)との間で分配した。水層を分離し、EtOAc(2×5mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 392 (M+H)
+.
【0682】
ステップ6:1−(4−(4−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリルの調製。1−(4−(4−クロロ−6−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル(0.6g、1.53mmol)のDMF(600mL)溶液に、3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(0.2g、1.53mmol)およびK
2CO
3(0.42g、3.06mmol)を加えた。この混合物を35℃で一晩攪拌した後、減圧濃縮した。残留物をEtOAc(20mL)に溶解した後、飽和10%LiCl水溶液(2×5mL)、5%HCl溶液(2×5mL)、および飽和NaHCO
3水溶液(2×5mL)で順次洗浄した。有機層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0683】
実施例36に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0684】
化合物(S)−1−(4−(4−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル。
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【0685】
化合物(R)−1−(4−(4−(3,3−ジフルオロシクロペンチルアミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル。
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【0686】
化合物1−(4−((4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0687】
化合物1−(4−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0688】
化合物1−(4−((4−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0689】
化合物(R)−1−(4−((4−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0690】
化合物(S)−1−(4−((4−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボニトリル
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【0691】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0692】
化合物(S)−N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0693】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0694】
化合物N
2−(シクロプロピルメチル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0695】
化合物6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
2−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0696】
化合物(R)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
2−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0697】
化合物(S)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
2−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
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【0698】
化合物3−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0699】
化合物3−フルオロ−5−((4−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ベンゾニトリル
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【0700】
化合物3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0701】
化合物4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
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【0702】
化合物(S)−4−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
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【0703】
化合物4−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
化合物(R)−4−((4−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)ピコリノニトリル
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【0705】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
化合物N
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
化合物1−((4−((3,5−ジフルオロフェニル)アミノ)−6−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
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【0709】
実施例37.式Icの芳香族−脂肪族トリアジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム37により調製される。
[この文献は図面を表示できません]
【0710】
ステップ1:4,6−ジクロロ−N−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2−アミンの調製。2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−アミン(3g、18.7mmol)および2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(3.6g、19.5mmol)のTHF(40mL)溶液に、NaHCO
3(3.1g、37.5mmol)を加えた。この反応混合物を室温で16時間攪拌した後、濾過した。濾液を濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 310 (M+H)
+.
【0711】
ステップ2:6−クロロ−N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。4,6−ジクロロ−N−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2−アミン(4g、12.9mmol)および3,3−ジフルオロシクロブタンアミン塩酸塩(1.9g、13.5mmol)のTHF(40mL)溶液に、DIPEA(4.8g、37.2mmol)を加えた。この反応混合物を室温で15時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物をEtOAc(200mL)とHCl水溶液(10重量%、50mL)との間で分配した。水層を分離し、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を合わせて無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
LC−MS: m/z 381 (M+H)
+.
【0712】
ステップ3:4−(3,3−ジフルオロシクロブチルアミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−カルボニトリルの調製。室温の6−クロロ−N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(2.2g、5.77mmol)のMeCN(30mL)およびDMSO(10mL)溶液に、NaCN(2.9g、60mmol)を加えた。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した後、EtOAc(50mL)とH
2O(20mL)との間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 372 (M+H)
+.
【0713】
ステップ4:4−(3,3−ジフルオロシクロブチルアミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−カルボチオアミドの調製。4−(3,3−ジフルオロシクロブチルアミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−カルボニトリル(0.7g、1.88mmol)のDMF(15mL)溶液に、NaHS(0.5g、9.0mmol)およびMgCl
2(0.85g、9.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で0.5時間撹拌した後、EtOAc(30mL)とH
2O(10mL)との間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 406 (M+H)
+.
【0714】
ステップ5:2−(4−(3,3−ジフルオロシクロブチルアミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−オールの調製。MeCN(10mL)中の4−(3,3−ジフルオロシクロブチルアミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−カルボチオアミド(350mg、0.86mmol)および3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オン(180mg、0.95mmol)の混合物を60℃で2時間撹拌した後、EtOAc(20mL)とH
2O(10mL)との間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0715】
ステップ6:N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミンの調製。0℃の2−(4−(3,3−ジフルオロシクロブチルアミノ)−6−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−オール(250mg、0.48mmol)およびTEA(0.4mL、2.4mmol)のDCM(20mL)溶液に、トリホスゲン(290mg、0.96mmol)のDCM(5mL)溶液を加えた。この反応混合物を0℃で0.5時間撹拌した後、DCM(20mL)とH
2O(10mL)との間で分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
実施例37で上記に示す手順を使用して、適切な出発物質を用い、以下の化合物を生成した。
【0717】
化合物N
2−(シクロプロピルメチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
化合物N
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
化合物3−((4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
[この文献は図面を表示できません]
【0722】
化合物3−((4−((3,3−ジフルオロシクロペンチル)アミノ)−6−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロベンゾニトリル
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【0723】
実施例38.式Sのジ脂肪族ピリミジン化合物の調製。この実施例の化合物は、以下に示す一般的なスキーム32により調製される。
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【0724】
ステップ1:メチル6−クロロピコリンイミデートの調製。6−クロロピコリンノニトリル(3g、22mmol)のMeOH(25mL)溶液に、新たに調製したナトリウム金属(55mg、2.4mol)のMeOH(5mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で16時間撹拌した後、減圧濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 171 (M+H)
+.
【0725】
ステップ2:6−クロロピコリンイミダミドの調製。MeOH(30mL)中の塩化アンモニウム(2.18g、40mmol)およびメチル6−クロロピコリンイミデート(3.5g、20mmol)の混合物を70℃で3時間撹拌した後、室温に冷却し、減圧濃縮した。残留物をEtOH(40mL)で希釈し、0.5時間還流撹拌した。得られた混合物を冷却し濾過した。濾液を減圧濃縮して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 156 (M+H)
+.
【0726】
ステップ3:2−(6−クロロピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジオールの調製。ナトリウム金属(0.9g、40mmol)のMeOH(10mL)溶液に、6−クロロピコリンイミダミド(2g、13mmol)およびマロン酸ジメチル(1.7g、13mmol)を加えた。この反応混合物を85℃で一晩攪拌した後、減圧濃縮した。残留物をEtOAc(30mL)で粉砕し濾過した。固体を回収し、高真空乾燥して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 224 (M+H)
+.
【0727】
ステップ4:4,6−ジクロロ−2−(6−クロロピリジン−2−イル)ピリミジンの調製。POCl
3(20mL)中の2−(6−クロロピリジン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジオール(2g、9mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した後、減圧濃縮した。残留物を0℃の飽和NaHCO
3水溶液に徐々に注いだ。得られた混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層を合わせて水(30mL)および食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。LC−MS: m/z 260 (M+H)
+.
【0728】
ステップ5:(R)−6−クロロ−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピリミジン−4−アミンの調製。DMSO(3mL)中の4,6−ジクロロ−2−(6−クロロピリジン−2−イル)ピリミジン(200mg、0.77mmol)、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミン塩酸塩(255mg、1.7mmol)、CsF(258mg、1.7mmol)、およびDIPEA(497mg、3.85mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。得られた混合物をH
2O(30mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧濃縮した。残留物を標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0729】
ステップ6:(R)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
6−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピリミジン−4,6−ジアミンの調製。DMSO(3mL)中の(R)−6−クロロ−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.3mmol)、4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミン塩酸塩(114mg、0.66mmol)、CsF(100mg、0.66mmol)、およびDIPEA(194mg、1.5mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。得られた混合物をH
2O(30mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層を合わせて食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、標準的方法により精製して、所望の生成物を得た。
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【0730】
実施例8.酵素および細胞のアッセイ
IDH1m(R132HまたはR132C)阻害剤に対するインビトロアッセイ
以下に、表4の2列目および4列目ならびに表5の2列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0731】
第1の反応では、α−KG酸の2−HGへの還元と同時に、NADPHのNADPへの酸化が伴う。反応時間の終了時に残存するNADPHの量は、第2のジアホラーゼ/レサズリン反応で測定されるが、この反応では、レサズリンの高蛍光性レゾルフィンへの変換と共に、NADPHが1:1のモル比で消費される。反応が阻害されないと、アッセイの終了時に低い蛍光が示されるが、R132H IDH1によるNADPHの消費が小分子により阻害された反応では、高い蛍光が示される。
【0732】
第1の反応は、0.25ug/mL(2.7nM)IDH1 wt/IDH1 R132Hヘテロ二量体、0.3mM α−ケトグルタル酸、4μM NADPH、および300μM NADP(飽和量)または30μM NADP(飽和していない)のいずれかを含有する1×緩衝液(150mM NaCl、20mM Tris 7.5、10mM MgCl
2、0.05%(w/v)ウシ血清アルブミン)50μLならびにDMSO中の50×化合物1uLで行う。化合物、酵素、およびコファクターの混合物を室温で1時間、プレインキュベートした後、α−ケトグルタル酸を加える。第2の反応を行なうために、36μg/mlジアホラーゼおよび30mMレサズリンを含有する1×緩衝液10uLを第1の反応に加え、25℃でさらに5分間インキュベートする。Spectramaxプレートリーダーで、Ex544、Em590にて蛍光を読み取る。1つまたは複数の化合物の希釈液を、100%DMSO濃度で調製し、最終反応物中で1:50の希釈にする。IDH1 wt/IDH1 R132Cを同様の条件下でアッセイする。ただし、1×緩衝液は、50mM K
2HP0
4、pH6.5;10mM MgCl
2;10%グリセロール;0.03%(w/v)ウシ血清アルブミンであり、最終濃度は、0.4ug/mL(4.3nM)IDH1 wt/IDH1 R132Cヘテロ二量体、0.02mM α−ケトグルタル酸、4uM NADPH、および300μM NADP(飽和量)または30μM NADP(飽和していない)のいずれかとする。IC50を決定する。
【0733】
IDH1またはIDH2の野生型(wt)および突然変異体のヘテロ二量体は、当技術分野で公知の方法により発現および精製する。例えば、IDH1wt/R132mヘテロ二量体は以下のように発現および精製する。IDH1wt−hisおよびIDH1R132C−flagの共発現は、sf9昆虫細胞で行う。細胞(25g)を250mlの50mM Tirs、500mM NaCl、pH7.4に、4℃で撹拌しながら再懸濁する。500psiに設定したM−Y110 Micro流動化装置(Microfluidics)に4回通過させて、細胞を破壊した後、4℃で20分間、22,000rcfで遠心分離する。上清を回収し、50mM Tirs、500mM NaCl、pH7.4で平衡化したHistrap FF 5*1mlカラム(GE)に、15cm/時で負荷する。宿主細胞の混入物を、平衡化緩衝液でカラムを洗浄することにより除去した後、20mMイミダゾールおよび60mMイミダゾールを含有する平衡化緩衝液によりベースラインに戻す。IDH1wt−hisホモ二量体およびIDH1wt−his/IDH1R132C−flagを、250mMイミダゾールを含有する平衡化緩衝液により溶出する。250mMイミダゾールにより溶出した画分をまとめてプールし、ANTI−FLAG(登録商標)M2親和性ゲル(Sigma)10mlを予め充填し、50mM Tris、500mM NaCl、pH7.4で平衡化したカラム上に15cm/時で負荷する。平衡化緩衝液で洗浄した後、IDH1wt−his/IDH1R132C−flagヘテロ二量体を、flagペプチド(0.2mg/ml)を含有する平衡化緩衝液により溶出する。IDH1wt−his/IDH1R132C−flagのアリコートを液体N
2で瞬間凍結し、−80℃に保存する。IDH1wt−his/IDH1R132H−flagの精製にも同じ条件を使用する。
【0734】
IDH1m(R132HまたはR132C)阻害剤に対するインビトロアッセイ
以下に、表4の3列目および6列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0735】
試験化合物をDMSO中の10mM原液として調製し、50μlの反応混合物用に、DMSO中で50×最終濃度に希釈する。α−ケトグルタル酸を2−ヒドロキシグルタル酸に変換するIDH酵素活性を、NADPH枯渇アッセイを使用して測定する。このアッセイでは、反応の終了時に、残存するNADPH量に比例する蛍光シグナルを生成する過剰触媒量のジアホラーゼおよびレサズリンを添加して残存するコファクターを測定する。IDH1−R132ホモ二量体酵素を、40μlのアッセイ緩衝液(150mM NaCl、20mM Tris−Cl pH7.5、10mM MgCl
2、0.05%BSA、2mM b−メルカプトエタノール)中で0.125μg/mlに希釈し;DMSO中の試験化合物希釈液1μlを加え、混合物を室温で60分間インキュベートする。10μlの基質混合物(アッセイ緩衝液中、20μl NADPH、5mM α−ケトグルタル酸)を添加して反応を開始し、混合物を室温で90分間インキュベートする。25μlの検出緩衝液(1×アッセイ緩衝液中、36μg/mlジアホラーゼ、30mMレサズリン)を添加して反応を終了し、1分間インキュベートした後、SpectraMaxプレートリーダーにてEx544/Em590での読み取りを行う。
【0736】
化合物について、以下の改変を有する上記と同じアッセイに従って、IDH1 R132Cに対する活性をアッセイする。アッセイ緩衝液は、(50mMリン酸カリウム、pH6.5;40mM炭酸ナトリウム、5mM MgCl
2、10%グリセロール、2mM b−メルカプトエタノール、および0.03%BSA)である。基質緩衝液中のNADPHおよびα−ケトグルタル酸の濃度はそれぞれ、20μMおよび1mMである。
【0737】
IDH1m(R132HまたはR132C)阻害剤に対するインビトロアッセイ
以下に、表5の3列目および5列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0738】
試験化合物をDMSO中の10mM原液として調製し、50μlの反応混合物用に、DMSO中で50×最終濃度に希釈する。α−ケトグルタル酸を2−ヒドロキシグルタル酸に変換するIDH酵素活性を、NADPH枯渇アッセイを使用して測定する。このアッセイでは、反応の終了時に、残存するNADPH量に比例する蛍光シグナルを生成する過剰触媒量のジアホラーゼおよびレサズリンを添加して残存するコファクターを測定する。IDH1−R132Hホモ二量体酵素を、5μM NADPHおよび37.5μM NADPを含有するアッセイ緩衝液(150mM NaCl、20mM Tris−Cl pH7.5、10mM MgCl
2、0.05%BSA、2mM b−メルカプトエタノール)40μl中で0.125μg/mlに希釈し;DMSO中の試験化合物希釈液1μlを加え、混合物を室温で60分間インキュベートする。10μlの基質混合物(アッセイ緩衝液中、20μl NADPH、5mM α−ケトグルタル酸)を添加して反応を開始し、混合物を室温で60分間インキュベートする。25μlの検出緩衝液(1×アッセイ緩衝液中、36μg/mlジアホラーゼ、30mMレサズリン)を添加して反応を終了し、1分間インキュベートした後、SpectraMaxプレートリーダーにてEx544/Em590での読み取りを行う。
【0739】
化合物について、以下の改変を有する上記と同じアッセイに従って、IDH1 R132Cに対する活性をアッセイする。IDH1−R132Cホモ二量体酵素を、5uM NADPHおよび28.75uM NADPを含有するアッセイ緩衝液(50mMリン酸カリウム(pH6.5);40mM炭酸ナトリウム、5mM MgCl
2、10%グリセロール、2mM b−メルカプトエタノール、および0.03%BSA)40μl中で0.1875μg/mlに希釈する。基質緩衝液中のα−ケトグルタル酸の濃度は1mMである。
【0740】
IDH2m R140Q阻害剤に対するインビトロアッセイ
以下に、表4の7列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0741】
化合物について、コファクター枯渇アッセイによりIDH2 R140Q阻害活性をアッセイする。化合物を酵素とプレインキュベートした後、NADPHおよびα−KGの添加により反応を開始し、コファクターおよび基質の両方の消費が時間に対して直線的であることがこれまでに実証されている条件下で60分間進行させる。第2の酵素であるジアホラーゼおよび対応する基質であるレサズリンの添加により反応を終了させる。ジアホラーゼは、NADPHのNADPへの酸化と同時に、レサズリンを高蛍光性レゾルフィンに還元し、利用可能なコファクタープールを枯渇させることによりIDH2反応を停止させると共に、容易に検出されるフルオロフォアの定量的生成により、特定時間後に残存するコファクター量の定量を容易にする。
【0742】
具体的には、384ウェルプレートの12ウェルそれぞれに、100×化合物希釈系列1μlを入れた後、0.25μg/ml IDH2 R140Qタンパク質を含有する緩衝液(50mMリン酸カリウム(K
2HPO
4)、pH7.5;150mM NaCl;10mM MgCl
2、10%グリセロール、0.05%ウシ血清アルブミン、2mM β−メルカプトエタノール)40μlを添加する。次いで、試験化合物を室温で1時間、酵素とインキュベートした後、4μM NADPHおよび1.6mM α−KGを上記の緩衝液中に含有する基質混合物10μlを添加してIDH2反応を開始する。室温でさらに16時間インキュベートした後、停止混合物(緩衝液中に36μg/mlジアホラーゼ酵素および60μMレサズリン)25μlの添加により、反応を停止し、レサズリンをレゾルフィンに変換して残存するNADPHを測定する。1分間のインキュベーション後、プレートリーダーにてEx544/Em590でプレートを読み取る。
【0743】
上記と同様のアッセイ形式で、IDH2 R140Qに対する化合物の阻害効力を測定するために、同様の手順を行う。ただし、最終試験濃度は、0.25μg/ml IDH2 R140Qタンパク質、4μM NADPH、および1.6mM α−KGとする。
【0744】
ハイスループットスクリーニング形式で、IDH2 R140Qに対する化合物の阻害効力を測定するために、同様の手順を行う。ただし、0.25μg/ml IDH2 R140Qタンパク質をプレインキュベーションステップで利用し、反応を4μM NADPHおよび8μM α−KGの添加により開始する。
【0745】
IDH2m R140Q阻害剤に対するインビトロアッセイ
以下に、表5の6列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0746】
化合物について、コファクター枯渇アッセイによりIDH2 R140Q阻害活性をアッセイする。化合物を酵素およびコファクターとプレインキュベートした後、α−KGの添加により反応を開始し、直線的であるとこれまでに実証されている条件下で60分間進行させる。第2の酵素であるジアホラーゼおよび対応する基質であるレサズリンの添加により反応を終了させる。ジアホラーゼは、NADPHのNADPへの酸化と同時に、レサズリンを高蛍光性レゾルフィンに還元し、利用可能なコファクタープールを枯渇させることによりIDH2反応を停止させると共に、容易に検出されるフルオロフォアの定量的生成により、特定時間後に残存するコファクター量の定量を容易にする。
【0747】
具体的には、384ウェルプレートの12ウェルそれぞれに、50×化合物希釈系列1μlを入れた後、0.39μg/ml IDH2 R140Qタンパク質、5uM NADPH、および750uM NADPを含有する緩衝液(50mMリン酸カリウム(K
2HPO
4)、pH7.5;150mM NaCl;10mM MgCl
2、10%グリセロール、0.05%ウシ血清アルブミン、2mM β−メルカプトエタノール)40μlを添加する。次いで、試験化合物を室温で16時間、酵素およびコファクターとインキュベートした後、8mM α−KG(最終濃度1.6mM)を上記の緩衝液中に含有する基質混合物10μlを添加してIDH2反応を開始する。室温でさらに1時間インキュベートした後、停止混合物(緩衝液中に36μg/mlジアホラーゼ酵素および60μMレサズリン)25μlの添加により、反応を停止し、レサズリンをレゾルフィンに変換して残存するNADPHを測定する。1分間のインキュベーション後、プレートリーダーにてEx544/Em590でプレートを読み取る。
【0748】
IDH1m(R132HまたはR132C)阻害剤に対する細胞アッセイ
以下に、表4の5列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0749】
10%FBS、1×ペニシリン/ストレプトマイシン、および500ug/mL G418(U87MG細胞の場合のみに存在)を含有するDMEM中、T125フラスコにて、細胞(HT1080またはU87MG)を増殖させる。細胞をトリプシンにより回収し、10%FBS含有DMEM中、100ul/ウェルで、5000細胞/ウェルの密度にて96ウェル白底プレートに播種する。カラム1およびカラム12には細胞を入れない。細胞を、5%CO
2中、37℃で一晩インキュベートする。翌日、試験化合物を2×最終濃度に調製し、100ulを各細胞ウェルに加える。DMSOの最終濃度は0.2%であり、DMSO対照ウェルを列Gに置く。次いで、プレートをインキュベーター中に48時間置く。48時間目に、100ulの培地を各ウェルから取り出し、2−HG濃度についてLC−MSにより分析する。細胞プレートをインキュベーターに戻し、さらに24時間インキュベートする。化合物添加の72時間後に、10mL/プレートのPromega Cell Titer Glo試薬を解凍し混合する。細胞プレートをインキュベーターから取り出し、室温に平衡化する。次いで、Promega Cell Titer Glo試薬100ulを各ウェルの培地に加える。次いで、細胞プレートを旋回シェーカー上に10分間置いた後、室温に20分間放置する。次いで、プレートについて、積分時間を500msにしてルミネセンスを読み取る。
【0750】
U87MG pLVX−IDH2 R140Q−neo細胞およびHT1080細胞ベースのアッセイ
以下に、表4の8列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0751】
U87MG pLVX−IDH2 R140Q−neo細胞は、10%FBS、1×ペニシリン/ストレプトマイシン、および500μg/uL G418を含有するDMEM中で維持する。HT1080細胞は、10%FBS、1×ペニシリン/ストレプトマイシンを含有するRPMI中で維持する。96ウェルマイクロタイタープレートに5,000個(U87MG R140Q)または2,500個(HT1080)の細胞/ウェルの密度で細胞を播種し、37℃および5%CO
2で一晩インキュベートする。翌日、100%DMSO中に化合物を調製した後、最終濃度が0.2%DMSOになるように培地で希釈する。細胞プレートから培地を除去し、化合物希釈液200μLを各ウェルに加える。37℃で48時間、化合物とインキュベートした後、100μlの培地を各ウェルから取り出し、Dang,L.et al.Nature,2009,462,739−744に記載のように、2−HG濃度についてLC−MSにより分析する。次いで、細胞プレートをさらに24時間インキュベートする。化合物添加の72時間後に、Promega Cell Titer Glo試薬を各ウェルに加え、ルミネセンスを読み取り、増殖阻害に対する任意の化合物の効果(GI
50)を判定する。
【0752】
IDH1m R132H阻害剤に対する細胞アッセイ
以下に、表5の4列目のデータを得るために用いることができる実験手順を記載する。
【0753】
ニューロスフェア細胞(TS603)を、1%プリモシン(Primocin)、1%ノルモシン(Normocin)、0.0002%ヘパリン、20ng/mL EGF、および10ng/mL bFGFを添加したStem Cell Tecnologies NeuroCult(商標)NS−A培地中、5%CO
2、37℃で増殖させる。細胞を回収し、ペレット化し、細胞解離およびカウントのためにAccumaxに再懸濁する。細胞をカウントした後、2×ヘパリン、EGF、およびbFGFを含むNeuroCult培地に、400万個の細胞/10mL培地で再懸濁する。細胞溶液100μlを、カラム1およびカラム12を除く、96ウェルの各ウェルに播種する。カラム1および12はPBS200μLを含有する。用量応答用化合物を、ヘパリン、EGF、およびbFGFを含まないNeurocult培地中に、2×濃度でセットアップする。DMSOの最終濃度は0.25%である。DMSOのみの対照ウェルをH列に置く。次いで、プレートをインキュベーター中に48時間置く。48時間目に、100μlの培地を各ウェルから取り出し、2−HG濃度についてLC−MSにより分析する。細胞プレートをインキュベーターに戻し、さらに24時間インキュベートする。化合物添加の72時間後に、10mL/プレートのPromega Cell Titer Glo試薬を解凍し混合する。細胞プレートをインキュベーターから取り出し、室温に平衡化する。次いで、Promega Cell Titer Glo試薬100μlを各ウェルの培地に加える。次いで、細胞プレートを旋回シェーカー上に10分間置いた後、室温に20分間放置する。次いで、プレートについて、積分時間を500msにしてルミネセンスを読み取る。
【0754】
上記に記載するかまたはそれに類似するR132H酵素アッセイ、R132C酵素アッセイ、R140Q酵素アッセイ、R132C細胞ベースアッセイ、およびR140Q細胞ベースアッセイにおける、本発明の一態様の種々の化合物についてのデータを以下の表2および3に示す。各アッセイについて、「A」として示す値は、50nM未満のIC50を表し;「B」として示す値は、50nM〜100nMの間のIC50を表し;「C」として示す値は、100nM超かつ1μM未満のIC50を表し;「D」として示す値は、1μM以上のIC50を表し;「適合しない」として示す値は、不活性を示し、空白値は、化合物が不活性であるかまたはこの特定のアッセイで試験されていないことを表す。
【0755】
(表4)式Iの代表的な化合物の阻害活性
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【0756】
(表5)式Iの代表的な化合物の阻害活性
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【0757】
このように、いくつかの実施形態のいくつかの態様を説明したが、種々の改変、修正、および改善が当業者には容易に思いつくことを認識されよう。このような改変、修正、および改善は、本開示の一部であることを意図するものであり、また本発明の精神および範囲の内であることを意図するものである。したがって、前述の説明および図面は、例示のみを目的とするものである。