(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6538265
(24)【登録日】2019年6月14日
(45)【発行日】2019年7月3日
(54)【発明の名称】モジュラコネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/514 20060101AFI20190625BHJP
H01R 13/46 20060101ALI20190625BHJP
【FI】
H01R13/514
H01R13/46 B
【請求項の数】14
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-503788(P2018-503788)
(86)(22)【出願日】2016年7月25日
(65)【公表番号】特表2018-526770(P2018-526770A)
(43)【公表日】2018年9月13日
(86)【国際出願番号】US2016043868
(87)【国際公開番号】WO2017019605
(87)【国際公開日】20170202
【審査請求日】2018年1月25日
(31)【優先権主張番号】62/198,209
(32)【優先日】2015年7月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】ポール シャノン ディーン
【審査官】
鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第05328388(US,A)
【文献】
特開2015−026556(JP,A)
【文献】
特開平08−287997(JP,A)
【文献】
特表2009−543299(JP,A)
【文献】
特開2002−110289(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R13/40−13/72
H01R12/00−12/91
H01R24/00−24/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体を含むコネクタモジュールであって、複数の端子が前記筐体内に保持され、該筐体がボスを更に含む、コネクタモジュールと、
一対の側面部分を含むキャリアであって、該キャリアが、前記側面部分を接続し、かつ開口部を画定するクロス部材を更に含み、開孔が、クロス部材内に形成される、キャリアと、
該キャリアを固定するように構成されたフレームであって、前記キャリア内に形成された前記開口部に対応する第2の開口部を有する、フレームと、を備え、
前記コネクタモジュールが、前記フレームに取り付けられ、前記筐体の一部分が、前記開口部内に延在し、前記筐体上に形成された前記ボスが、前記キャリアの前記クロス部材内に形成された前記開孔に係合して、前記コネクタモジュールを前記フレームに位置合わせする、コネクタ。
【請求項2】
前記フレームが、前記キャリアの周りに成形される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記クロス部材が、前記開口部に向かって延在する耳部を含み、前記開孔が、前記耳部内に形成される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記キャリアが、前記フレームの材料よりも硬い材料から作製される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記キャリアが、鋼から作製される、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記コネクタモジュールが、前記フレームに溶接される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
チャネルが、前記開口部を包囲する前記フレーム内に形成され、突出部が、前記チャネルに対応する前記コネクタの前記筐体上に形成され、前記突出部が、前記チャネル内に受容されるように構成され、前記突出部が、前記チャネルに溶接される、請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記キャリアが、補強リブを含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記補強リブが、前記側面部分上に形成される、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記補強リブが、前記クロス部材上に形成される、請求項9に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記端子が、プレス嵌め尾部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記プレス嵌め尾部が、針の穴を有する、請求項11に記載のコネクタ。
【請求項13】
前記端子が、垂直に配置される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記ボスが、円筒形である、請求項1に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、参照により全体が本明細書に組み込まれる、2015年7月29日に出願された米国仮特許出願第62/198,209号に対する優先権を主張するものである。
【0002】
本開示は、電気コネクタの分野に関し、具体的には、複数のコネクタモジュールを固定するためのモジュラ電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
本開示は、概して、モジュラ電気端子コネクタに関し、より具体的には、車両で使用され得るコネクタシステムのための電気コネクタに関する。一般に、この種のモジュラコネクタは、接合分配ブロック、動力制御モジュール、及び他の本体制御システムを含む車両システムでの使用に好適である。これらのシステムは、典型的には、コネクタの長さに沿って筐体内に形成され、かつ対応するプラグコネクタへの接続のために各ベイ内に固定された複数の電気端子を有する複数の受容ベイを有する成形筐体を用いる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
複数の受容ベイが中に形成された細長い筐体を含むレセプタクルコネクタを含むコネクタシステムが提供される。複数の電気端子は、受容ベイの各々の中に固定され、各端子は、接続端及び実装端を含む。実装端から延在する電気端子の部分は、プリント回路基板上に実装するための準拠区分を有する尾部を含む。プラグコネクタは、絶縁材料から形成され、レセプタクル内に形成された対応する受容ベイと嵌合するように構成される。各プラグは、その中に固定され、かつそれぞれの受容ベイ内で各端子の対応する電気端子と嵌合するように適合された電気端子を含む。
【0005】
本開示の実施形態では、レセプタクルコネクタは、成形可能な材料から形成されたフレームを含み、コネクタの長さに沿って形成された複数の開口部を含む。各開口部は、それぞれの開口部内に固定された個々のコネクタモジュールを受容し、モジュールは各々、各モジュール内に保持された複数の電気端子を含む。フレームは、フレーム内にモジュールを位置付け、かつコネクタの真位置を維持するために使用されるキャリアを更に含む。キャリアはまた、フレームの反り及び曲げを防ぎ、かつフレーム内のコネクタモジュールの真位置も改善する補強材としても機能する。
【0006】
車両内の電気含有量が増加すると、より大きなコネクタ及び搭載システムを接続するより多くの回路、より高い密度のコネクタが要求される。特に、分配ブロック及びエンジン制御モジュールにおいて、コネクタ数が増加すると、不適切に嵌合されたコネクタ及び/又はプリント回路基板へのレセプタクルの不適切若しくは不完全な接続に起因する電気的障害を最小限に抑えるために、これらのモジュールを精密に位置合わせする必要がある。これらの適用において、これらのコネクタを共に位置合わせする際により優れた精密性を提供するコネクタが認識され得る。
【0007】
本開示は、添付図面において、一例として例解され、限定するものではなく、図面中、同様の参照番号は、類似の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】コネクタモジュールがフレームから取り外された状態の
図1のコネクタの斜視図である。
【
図10】
図1のコネクタの単一ベイの詳細図である。
【
図11】キャリアから取り外されたコネクタモジュールの分解詳細図である。
【
図12】キャリアと共に組み立てられたコネクタモジュールの詳細図である。
【
図13】
図1のコネクタのコネクタモジュールの断面図である。
【
図14】
図1のコネクタのフレームの単一ベイの詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面は、本開示のある実施形態を例解し、開示される実施形態が、種々の形態で具体化され得る本開示の例示にすぎないことを理解されたい。したがって、本明細書に開示される具体的な詳細は、限定するものとして解釈されるべきではなく、単に、特許請求の範囲のための基礎として、かつ本開示を様々に用いることを当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
【0010】
図1〜6に最も良く示されるように、コネクタ100は、フレーム20及びコネクタモジュール60を含む。フレーム20は、一般に、成形プロセスによって絶縁材料から形成され、その長さに沿って位置付けられた複数の開口部22を有する細長い本体部分を含む。キャリア30は、フレーム20内にインサート成形され、一般に金属の剛性材料から構築される。複数のコネクタモジュール60がフレーム20に固定され、コネクタアセンブリ100を完成させる。
【0011】
図3に最も良く例解されるように、フレーム20は、一般に、絶縁材料から成形され、その長さに沿って形成された複数の受容ベイ24を有する細長い本体部分を含み、各受容ベイ24は、フレーム20を通って延在する開口部22を含む。各受容ベイ24は、開口部22と、開口部22の側面から開口部22の内部部分内に延在する一対の耳部26と、を含む。各耳部26は、中心軸が中に形成された円形の開孔27を含む。各開口部22は、コネクタモジュール60を形成した対応する表面に当接するための縁部28を含む周面を含む。
【0012】
図7〜9に例解されるように、キャリア又は補強材30は、平板金属原料から型押し加工及び形成され、フレーム20の本体部分に対応する細長い本体部分を含む。示される実施形態では、キャリア30が、ステンレス鋼から作製されているが、他の形成可能な金属、例えば、アルミニウムなどを使用することができる。加えて、キャリア30は、金属に限定されず、ポリマー、例えば、高精度及び精密な許容差で成形、機械加工、又は押出され得るPPSなども使用されてもよい。キャリア30は、一対の離間したレール32と、キャリア30に沿って複数の開口部36を画定する、レール32間に延在する複数のクロス部材34と、を含む。
【0013】
キャリア30は、概ね平らであり、キャリア20の全長に沿って延在する一対の側面レール32と、開口部36を画定する、側面レール32間に延在する複数のクロス部材部分34と、を含む。
図9に最も良く示されるように、側面レール32は、側面レール32の全長に沿って形成されたリブ33を含み、それにより、キャリア30のその長さに沿った変形及び曲げを防ぐための補強支持がキャリア30に提供される。また、各クロス部材部分34の中には、
図8及び9に例解されるように、突出部35が形成されている。クロス部材部分34内に形成された突出部35は、キャリア20にわたって追加の補強態様を提供し、側面レール32に沿って形成されたリブ33と共に、キャリア30全体上の一貫性のある平面を維持し、キャリア30が、あらゆる他の様式で曲がるか、反る若しくはねじれるか、又は変形する傾向を最小限に抑える。
【0014】
レール32及びクロス部材34は、キャリア30内に形成された複数の開口部36を画定し、キャリア30内の開口部36の位置は、フレーム20内に形成された開口部22の同じ概略位置に対応する。加えて、開口部36に向かって延在するクロス部材34内に形成された耳部38はまた、フレーム20内に形成された耳部26と位置合わせされる。開孔39が、キャリア30の各耳部38内に形成され、示される実施形態では、開孔39は、中心軸を有する円形状を有する。耳部38内に形成された開孔39の中心軸は、フレーム20とキャリア30が、論じられるように、共に動作可能に接続されると、フレーム20の耳部26内に形成された開孔27の中心軸と位置合わせされる。
【0015】
図10に最も良く描写されるように、フレーム20は、キャリア30がフレーム20内に一体的に埋め込まれる成形、別名インサート成形として知られている成形によって形成される。これは、本質的に、第2の内部金属型の骨格又は他の剛性/硬い内部骨格構造を有するプラスチック成形部分を作り出す。形成中、キャリア30は、平板原料から基本的な矩形形状に型押し加工及び形成され、その形状は、側面レール32及びクロス部材34にリブ33、35を含む。型押し加工及び形成された構成要素は、成形される構成要素に典型的なある特定の不完全性の改善をもたらす。これに関して、キャリア30が金属から型押し加工及び形成されるという事実に起因して、フレーム20の成形プロセス中、収縮差と共に歪み及び水分吸収の影響が、キャリア30で取り除かれる。型押し加工中、開口部36及び耳部38内に形成された開孔39は、精密に位置合わせされ、開口部36と開孔39との間、及びキャリア30の全長に沿う開口部36から開口部36までの真位置が維持される。このプロセスは、成形と比較してより精密な部分を作り出す。
【0016】
一旦、フレーム20及びキャリア30が作り出されると、すなわち、フレーム20が、キャリア30の周りに成形されると、キャリア30が内部に成形された完成したフレーム20は、フレーム20の開口部22と位置合わせされたキャリア30内に開口部36を含む。加えて、キャリア30の耳部38内に形成された開孔39は、フレーム20の耳部26内の開孔27と位置合わせされる。この配置では、開孔39が、キャリア30の耳部38内に形成されている。キャリア30の耳部38内に形成された開孔39全体は、フレーム20の耳部26内に形成された開孔27を通じて露出される。すなわち、フレーム20の耳部26内の開孔27は、したがって、キャリア30の耳部38内の開孔39よりも大きい。この場合、キャリア30の耳部38内に形成された開孔39全体がアクセス可能である。換言すれば、キャリア30の耳部38内に形成された開孔39は、フレーム20のあらゆる部分によって遮断又は阻止されない。
【0017】
コネクタアセンブリ100は、少なくとも1つのコネクタモジュール60を更に含む。コネクタモジュール60は、一般に成形によって絶縁材料から形成される筐体62を更に含む。筐体62は、基部64と、基部64から第1の方向に延在する実装部分65と、基部64から第2の方向に延在するフード66と、を含む。複数の伝導性端子80が筐体62内に保持され、各端子は、本体82から延在する尾部86及び本体82から別の方向に延在する接触子84を有する本体82を含む。各端子80は、インサート成形又はプレス嵌めによって、筐体62内に固定される。端子80の本体82は、筐体62の基部64内に固定される。尾部86は、筐体62の実装部分65から延在し、接触子84は、筐体62のフード66内に延在する。フード66は、嵌合コネクタ(図示せず)に協働的に接続するように構成される。フランジが、筐体62の基部64の周りに形成されており、フレーム20の各ベイ28の各開口部22の周縁の周りに延在する縁部表面上に形成された縁部28に係合するように構成される。
【0018】
図10〜15に例解されるように、フレーム20へのコネクタモジュール60の取り付けが説明される。
図13に最も良く示されるように、コネクタモジュール60の断面が示される。コネクタモジュール60は、絶縁材料から形成された筐体62を含み、複数の電気端子80が、筐体62の基部64の実装部分65内に固定される。示される実施形態では、端子80は、アレイ状に配置され、複数のサイズの雄ブレード及びピンの類を含む。端子80は、筐体62のフード66の開口部67内に配設された接触子84を含み、フード66及び開口部67は、対応するプラグコネクタ(図示せず)と嵌合するように構成される。
【0019】
筐体62の実装部分65から延在する端子80の尾部部分82は、プリント回路基板(図示せず)に適合するように構成される。示される実施形態では、各端子80の尾部82は、回路基板内に形成された伝導性ビアと電気接続を行うために準拠区分、例えば、「針の穴(Eye of the Needle 、EON)」などを用いて構成される。代替の構成では、基板にはんだ付けされる回路上の孔を通って延在する直線状の尾部が使用されてもよい。位置決めボス68が、筐体62の実装部分64内に形成され、そのボスは、コネクタモジュール60をフレーム20内に埋め込まれたキャリア30に対して位置決めするために使用される。示される実施形態では、ボスが、円形として示されるが、他の幾何形状、例えば、四角形、三角形又は他の幾何学的形状などが、認識され得る。各ボスはまた、干渉点として機能するクラッシュリブを含んでもよい。端子80の尾部82の占有面積又は真位置は、各コネクタモジュール60内の実装部分65に形成されたボス68を参照される。
【0020】
図11〜12に示されるように、コネクタアセンブリ100の一部分が例解され、フレーム20は明瞭さのために図示されないことに留意する。フレーム20(図示せず)へのコネクタモジュール60の位置合わせは、キャリア30によって決定される。換言すれば、筐体62の基部64内に形成された位置合わせボス68は、キャリア30内の開孔39に位置合わせされ、フレーム20から独立している。更に、キャリア30の耳部38内に形成された各対の開孔39は、キャリアの個々の開口部36間で参照又は許容され、累積的な許容差の積み重ねを解消する。尾部82の各アレイは、キャリア30の各開口部36のための開孔に対して位置付けられ、参照される。尾部82のアレイを開孔に対して参照すること、及び開孔を互いに対して参照することによって、尾部のアレイの間の許容差の積み重ねが解消される。その結果として、型押し加工プロセスにおける許容差は、成形することよりも厳密に保持され得るので、尾部82間の変動性が、最小限にされる。
【0021】
加えて、
図13に示されるように、筐体62から延在する溶接突出部63が、筐体62の基部部分64の周縁の周りに形成される。
図14に示されるように、フレーム20は、縁部28内に形成され、かつ開口部22を包囲するチャネル29を含む。チャネル29及び溶接突出部63は、同じ輪郭を維持し、フレーム20へのコネクタモジュール60の組立後、溶接突出部63が、チャネル29内に配設される。
図15に例解されるように、コネクタモジュール60は、溶接突出部63とチャネル29との間の超音波溶接によって、フレーム20に固定される。示されるように、溶接ツールが、周縁に沿って点Wに当てられ、コネクタモジュール60全体に沿って複数の凝固接続点を提供する。示される実施形態では、超音波溶接が、フレームに対してコネクタモジュールを保持する方法として説明される。取り付けの他の方法もまた、認識され得る。そのようなものとして、接着接合、かしめ及び熱かしめ、レーザ溶接、摩擦溶接及び機械的締結具がある。
【0022】
この配置で、コネクタモジュール60は、フレーム20に固定されるが、キャリア30によって位置合わせが保持される。より小さな個々のコネクタモジュール60は、生産するのがより簡単であるので、コネクタアセンブリ100は、より優れた寸法安定性及びより優れた適合性という利点をもたらす。それらはまた、異なるコネクタモジュール60内の異なる電気端子配置を利用する能力をもたらす。一旦、コネクタアセンブリ100が完全に組み立てられると、アセンブリ100全体が、制御モジュール又は他の搭載された電子デバイスの回路基板にプレス嵌めされる。コネクタアセンブリ100の追加された剛性は、内部キャリア30又は骨格に起因して、コネクタアセンブリ100を制御モジュール回路基板に加圧するプロセスの助けとなる。認識され得るように、大きなヘッダ又はコネクタアセンブリ100を用いると、各コネクタモジュール60の尾部の全てを、制御モジュールの回路基板との電気係合に圧入するのに必要な力は、相当なものであり、このステップ中、フレームが曲がる可能性がある。追加されるキャリア30は、加圧動作中に曲がる可能性を減らすように、追加的な剛度をもたらし、したがって、尾部82と制御モジュール回路基板のビアとの間の適切な電気接触を確保することの助けとなる。
【0023】
加えて、弾性封止(図示せず)は、フレーム20上に据え付けられてもよい。封止は、コネクタモジュール60へのアクセスをもたらす制御モジュールのケース又は外部筐体内におけるコネクタアセンブリと開口部との間の水分及びゴミのバリアを提供する。
【0024】
一般に、プラグコネクタ及びレセプタクルレセプタが、ある特定の特徴を有するように説明されたが、図面中のコネクタがプラグ又はレセプタクル型であるかどうかの描写は、単に例示目的のために行われたことに留意されたい。したがって、ある特定のコネクタが、要望通りに、プラグ若しくはレセプタクル型又はプラグ及びレセプタクルの組み合わせであるように構成され得ることが想定される。したがって、特に記されない限り、接触子がレセプタクル又はプラグであるかどうかの判断は、限定されることを意図されない。例えば、上、下、前、及び後などの方向は、任意的なものであり、示される実施形態のより明確な理解を提供するために使用されることにも留意されたい。
【0025】
上述した例解される実施形態の非常に多くの修正、例えば、本明細書に個別に開示又は特許請求される本明細書に開示される特徴の組み合わせを含む、明示的には、かかる特徴の追加的な組み合わせ、又は代わりに他の種類の接触子アレイコネクタを含む、圧縮コネクタアセンブリ及び/又はその構成要素の多数の変形並びに修正などが存在し、それは、当業者に容易に明らかになることが理解される。また、材料及び構成においても多数の可能な変形が存在する。