【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成26年10月1日に日本バルカー工業株式会社のウエッブサイト(http://www.seal.valqua.co.jp/seal/)において公開
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記形状選択ページは、前記断面形状毎に、該断面形状を特定する形状特定情報が提示された形状選択ボタンが設けられており、前記ユーザ端末が形状選択ボタンを選定することにより、シール材の断面形状が選定されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のシール材選定装置。
前記サーバ装置は、ゴム材料を識別するゴム材料番号毎に、そのゴム材料が適用されるシール材の断面形状を特定する形状特定情報を対応付けて記憶したゴム材料データベースを有し、
前記製品データベースには、前記品番情報に対応付けてその品番のシール材に用いられているゴム材料を識別するゴム材料番号が記憶されており、
前記情報提供部は、
前記形状特定情報を受け付けると、前記ゴム材料データベースにアクセスして該受け付けた形状特定情報に対応付けられたゴム材料番号を読み出し、該読み出したゴム材料番号を選択可能に一覧表示されたゴム材料選択ページを生成し、前記ユーザ端末に該ゴム材料選択ページを送信し、
前記ユーザ端末が前記ゴム材料選択ページ上でゴム材料番号を選択すると、該選択されたゴム材料番号を受け付け、
前記検索処理では、前記形状特定情報及びゴム材質情報に加えて前記受け付けたゴム材料番号を検索条件にして前記製品データベースを検索するようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載のシール材選定装置。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本実施形態のシール材選定システムの機能ブロック図である。
【
図2】本実施形態の製品情報データベースを示した模式図である。
【
図3】本実施形態のゴム材料データベースを示した模式図である。
【
図4】本実施形態の検索用ゴム材質データを説明するための模式図である。
【
図5】本実施形態の検索用形状データを説明するための模式図である。
【
図6】本実施形態のシール材選定処理の手順を示したフローチャートであり、最初に製品形状の選択を受ける選定処理の例を示したフローチャートである。
【
図7】本実施形態のシール材選定処理の手順を示したフローチャートであり、最初にゴム材質の選択を受ける選定処理の例を示したフローチャートである。
【
図8】本実施形態のシール材選定処理の手順を示したフローチャートであり、最初に製品使用条件の選択を受ける選定処理の例を示したフローチャートである。
【
図9】本実施形態のシール材選定処理の手順を示したフローチャートであり、最初にゴム材料使用条件の選択を受ける選定処理の例を示したフローチャートである。
【
図10】本実施形態のシール材選定システムが提供する検索種別選択ページを示した模式図である。
【
図11】本実施形態のシール材選定システムが提供する製品形状選択ページを示した模式図である。
【
図12】本実施形態のシール材選定システムが提供するゴム材質選択ページを示した模式図であり、選択された製品形状に対応するゴム材質選択ページを示している。
【
図13】本実施形態のシール材選定システムが提供するゴム材料選択ページを示した模式図であり、選択された製品形状に対応するゴム材料選択ページを示している。
【
図14】本実施形態のシール材選定システムが提供するゴム材質選択ページを示した模式図である。
【
図15】本実施形態のシール材選定システムが提供する製品形状選択ページを示した模式図であり、選択されたゴム材質に対応する製品形状選択ページを示している。
【
図16】本実施形態のシール材選定システムが提供する製品使用条件入力ページを示した模式図である。
【
図17】本実施形態のシール材選定システムが提供する、ゴム材質・製品形状・ゴム材料選択ページを示した模式図である
【
図18】本実施形態のシール材選定システムが提供するゴム材料使用条件入力ページを示した模式図である。
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
先ず、本実施形態のシール材選定システムの構成について
図1〜
図5を用いて説明する。
【0015】
図1に示すように、本実施形態のシール材選定システムは、ネットワークNW(インターネット等のネットワーク)を介してユーザ端末3に「エラストマー製品(エラストマー製のシール材)」選定するための「製品選定(シール材選定)Webサイト」を提供するサーバ装置1を備えている。
【0016】
また、ユーザ端末3は、Webブラウザ機能を有する制御部30と、ネットワークNWを介してサーバ装置1との間で各種情報の授受を行う通信処理部31と、キーボードや操作ボタン等で構成される入力部32と、液晶ディスプレイ等で構成される表示部33とを備えた情報処理装置(パソコン、PDA、スマートフォン等の情報処理装置)により構成されている。
【0017】
そして、ユーザ端末3は、ネットワークNWを介してサーバ装置1にアクセスし、サーバ装置1から送信される「製品選定Webサイト」を構成する「Webページ(
図10〜18参照)」を受信し、表示部33に「Webページ」を表示する。また、ユーザ端末3は、入力部32を介して、「Webページ」上で、エラストマー製品を選定するための要件(製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号等の検索条件)を示す情報の入力を受け付け、サーバ装置1に受け付けた情報を送信するようになっている。なお、本実施形態のユーザ端末3は、周知技術の情報処理装置(パソコンやスマートフォン等の情報処理装置)が用いられるため、詳細な説明を省略する。
【0018】
また、サーバ装置1は、装置全体の動作を制御する制御部10と、製品情報提供部11と、各種データを記憶する記憶部13とを備えている。ここで、製品情報提供部11は、ユーザ端末3に「製品選定Webサイト」を提供し、ユーザ端末3から送信される各種検索条件を受けて、受け付けた検索条件に対応するエラストマー製品を選定し、ユーザ端末3に、選定したエラストマー製品に関する情報を提供する。また、記憶部13には、選定対象となるエラストマー製品の情報が登録された製品情報データベース15と、エラストマー製品の選定に用いるゴム材料に関する情報が登録されたゴム材料データベース16と、エラストマー製品の選定に用いる検索用ゴム材質データ17と、エラストマー製品の選定に用いる検索用形状データ18とが格納されている。
【0019】
尚、サーバ装置1のハードウェア構成は特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
また、上記補助記憶装置には、各部(制御部10、製品情報提供部11)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置の所定領域には、製品情報データベース15、ゴム材料データベース16、検索用ゴム材質データ17及び検索用形状データ18とが格納した記憶部が形成されている。
そして、各部(制御部10、製品情報提供部11)の機能は、中央処理装置(CPU)が補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
【0020】
次に、サーバ装置1の各構成部を順に説明する。
制御部10は、サーバ装置1の動作を制御したり、記憶部13に格納された各種データ(製品情報データベース15、ゴム材料データベース16、ゴム材質データ17及び検索用形状データ18)の登録や更新作業を受け付けたりする機能を担っている。
【0021】
また、製品情報提供部11は、ユーザ端末3からの要求に応じてエラストマー製品を選定し、ユーザ端末3に対して、選定したエラストマー製品に関する情報を提供する製品検索部11aと、ユーザ端末3に対して「製品選定Webサイト」上でオンラインチャット機能を提供するチャット処理部11bとを有している。
【0022】
製品検索部11aは、ユーザ端末3に対して、エラストマー製品の検索条件として、「エラストマー製品の断面形状」、「エラストマー製品の材質」及び「エラストマー製品を形成するゴム材料番号」の各要件について、それぞれWebページ(例えば、
図11〜13)上に選択可能に提示し、ユーザ端末3から「エラストマー製品の断面形状」、「エラストマー製品の材質」及び「エラストマー製品を形成するゴム材料番号」の3要件の選択を受け付ける。
【0023】
また、製品検索部11aは、製品情報データベース15と、受け付けた「エラストマー製品の断面形状」、「エラストマー製品の材質」及び「エラストマー製品を形成するゴム材料番号」を検索条件とし、製品情報データベース15に登録されたエラストマー製品を検索し、ユーザ端末3に、その検索結果を送信する。具体的には、製品検索部11aは、上記検索により、検索条件に対応するエラストマー製品が検索された場合、ユーザ端末に、その検索されたエラストマー製品に関する情報を送信し、検索条件に対応するエラストマー製品がなければ、「該当製品が無い旨」を示す検索結果を送信する。
【0024】
また、製品検索部11aは、上記の検索機能に加えて、さらに、ユーザ端末3から「製品の使用条件(或いは、ゴム材料の使用条件)」を受け付け、検索対象となるエラストマー製品を絞り込んだ上で、「エラストマー製品の断面形状」、「エラストマー製品の材質」及び「エラストマー製品を形成するゴム材料番号」の各要件を受け付けて検索を行う検索機能も備えている。
なお、製品検索部11aが行う検索処理については後段で詳細に説明する。
【0025】
また、チャット処理部11bは、ユーザ端末3に提供する「エラストマー製品選定Webサイト」上に、オンラインチャット画面を表示して、エラストマー製品選定Webサイトを利用しているユーザ同士が情報交換をできるチャット機能を提供する。
【0026】
また、製品情報データベース15は、エラストマー製品の製品識別情報(品番)毎に、製品画像、製品形状、材質、使用条件等の情報が登録されたデータベースである。
【0027】
具体的には、
図2に示すように、製品情報データベース15は、品番を登録するフィールド15aと、製品画像(外観画像)を登録するフィールド15bと、製品形状を特定する情報(形状特定情報)を登録するフィールド15cと、規格寸法を登録するフィールド15dと、製品を形成する材質(材質情報)を登録するフィールド15eと、製品を形成するゴム材料番号を登録するフィールド15fと、製品の使用温度範囲を登録するフィールド15gと、製品の使用圧力を登録するフィールド15hと、製品に使用される流体区分を登録するフィールド15iと、フィールド15iに登録される流体の速度を登録するフィールド15jと、製品を説明する商品情報を登録するフィールド15kと、製品の仕様情報を登録するフィールド15lとを有するレコードで構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
【0028】
なお、上記の品番とは英数字などで構成される一意の値である。
また、フィールド15cには、「О-RING(オーリング)」、「LIP(リップ)」等の製品形状を特定する情報(形状名称)が登録される。また、フィールド15eには、「NBR(ニトリルゴム)」、「HNBR(スーパーラバー)」等のゴムの材質を示す材質情報が登録される。また、フィールド15fには、ゴム材料番号として製品を形成するゴム材料を特定する英数字などで構成される一意の値が登録される(図示するゴム材料番号は、アルファベット部分がゴムの材質を示し、数字部分が材料(ゴム)の硬度を示している)。また、フィールド15kには、商品説明情報として商品の特長を説明する情報等が登録される。また、フィールド15lには、仕様情報として、製品の大きさ寸法(サイズ)、シール方向、主な用途、真空度等の情報が登録される。
【0029】
また、ゴム材料データベース16は、ゴム材料番号毎に、そのゴム材料の画像(外観画像)、そのゴム材料が適用される製品の形状、そのゴム材料の使用温度範囲等の情報を登録するためのデータベースである。
【0030】
具体的には、
図3に示すように、ゴム材料データベース16は、ゴム材料番号を登録するフィールド16aと、そのゴム材料の製品画像(外観画像)を登録するフィールド16bと、そのゴム材料が適用される製品の製品形状を特定する情報(形状特定情報)を登録するフィールド16cと、そのゴム材料の使用規格を登録するフィールド16dと、そのゴム材料の使用温度範囲を登録するフィールド16eと、そのゴム材料の特長及び用途を登録するフィールド16fと、そのゴム材料の仕様情報を登録するフィールド16gとを有するレコードで構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
【0031】
なお、フィールド16cには、ゴム材料品番のゴム材料を用いる製品の形状を特定する情報(形状特定情報)として、「О-RING」、「各種シール部材」、「Uパッキン」等の情報(形状名称)が登録される。また、フィールド16fには、ゴム材料の特長及び用途として、「鉱物油(航)」等の情報が登録され、フィールド16gには、ゴム材料の仕様情報として「硬さデュロメータ、引張強さ、圧縮永久歪」等の情報が登録される。
【0032】
検索用ゴム材質データ17は、ユーザ端末3に提供するWebページ上において、ユーザにゴム材質を選択させるために用いるデータであり、例えば、
図4に示す情報を有している。
【0033】
図示する例では、上記の記憶部13に、検索用ゴム材質データ17として、「NBR(ニトリルゴム)」、「HNBR(スーパーラバー)」、「潤滑性ゴム」、「FKM(フッ素ゴム)」、「FFKM(パーフロロエラストマー)」、「AU、EU(タフレタン(登録商標))」、「VMQ(シリコーンゴム)」、「FVMQ(フロロシリコーンゴム)」、「EPDM(エチレンプロピレンゴム)」、「CR(クロロプレンゴム)」、「IIR(プチルゴム)」、「ACM(アクリルゴム)」、「NR(天然ゴム)」、「SBR(スチレンゴム)」が格納されている。
【0034】
また、検索用形状データ18は、ユーザ端末3に提供するWebページ上において、ユーザに製品形状を選択させるために用いるデータである。具体的には、検索用形状データ18は、
図5に示すように、製品形状を特定する情報(形状特定情報)毎に、その製品形状(断面形状)の画像を対応付けて記憶したものである。
【0035】
次に、本実施形態のシール材選定システムの製品検索部11aが行うシール材選定処理について、
図6〜18を用いて説明する。
【0036】
本実施形態の製品検索部11aは、「製品形状から選択する検索」、「ゴム材質から選択する検索」、「製品使用条件から選択する検索」及び「ゴム材料使用条件から選択する検索」の4種類の検索機能を提供している。
本実施形態では、シール材検索11aが、ユーザ端末3に対して、4種類の検索機能のなかから1つの検索機能を選択する検索種別選択ページ200(
図10参照)を送信し、ユーザ端末3に1つの検索機能を選択させる場合を一例として説明する。
【0037】
具体的には、
図10に示す検索種別選択ページ200には、「製品形状から選択する検索」を選択するボタン200aと、「ゴム材質から選択する検索」を選択するボタン200bと、「製品使用条件から選択する検索」を選択するボタン200cと、「ゴム材料使用条件から選択する検索」を選択するボタン200dとが設けられている。
【0038】
そして、ユーザ端末3が、検索種別選択ページ200上でボタン200aを選択すると、製品検索部11aに「製品形状から選択する検索」を選定した旨の情報が送信される。製品検索部11aは、「製品形状から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、後述する「
図6に示す各処理ステップ」を行い、ユーザ端末3に、製品形状から選択する検索機能を提供する。
また、ユーザ端末3が、検索種別選択ページ200上でボタン200bを選択すると、製品検索部11aに「ゴム材質から選択する検索」を選定した旨の情報が送信される。製品検索部11aは、「ゴム材質から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、後述する「
図7に示す各処理ステップ」を行い、ユーザ端末3に、ゴム材質から選択する検索機能を提供する。
【0039】
また、ユーザ端末3が、検索種別選択ページ200上でボタン200cを選択すると、製品検索部11aに「製品使用条件から選択する検索」を選定した旨の情報が送信される。製品検索部11aは、「製品使用条件から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、後述する「
図8に示す各処理ステップ」を行い、ユーザ端末3に、製品使用条件から選択する検索機能を提供する。
また、ユーザ端末3が、検索種別選択ページ200上でボタン200dを選択すると、製品検索部11aに「ゴム材料使用条件から選択する検索」を選定した旨の情報が送信される。製品検索部11aは、「ゴム材料使用条件から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、後述する「
図9に示す各処理ステップ」を行い、ユーザ端末3に、ゴム材料使用条件から選択する検索機能を提供する。
【0040】
〈製品形状から選択する検索〉
次に、上述した検索種別選択ページ200上において、ユーザ端末3が「製品形状から選択する検索」を選択した場合に行われる検索処理について、
図6、11〜13を参照しながら説明する。
【0041】
サーバ装置1の製品検索部11aは、ユーザ端末3から「製品形状から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、検索用形状データ18(
図5)を用いて、製品形状選択ページ201(
図11参照)を生成し、ユーザ端末3に製品形状選択ページ201を送信し、ユーザ端末3の表示部33に製品形状選択ページ201を表示させ(S1)、S2の処理に進む。
【0042】
ここで、
図11を参照しながら製品形状選択ページ201について説明する。
図示する製品形状選択ページ201には、検索対象となるエラストマー製品の各断面形状毎(画像情報)に、該当する断面形状を特定する形状特定情報(O-RIN、D-RING等の文字情報)が提示された形状選択ボタン201aが複数設けられている。図示する例では、18個の形状選択ボタン201aが設けられている。ユーザ端末3を操作するユーザは、18個の形状選択ボタン201aを視覚で確認し且つ多種の断面形状を比較しながら、所望するエラストマー製品の断面形状を選択できるようになっている。
【0043】
図6に戻り、検索処理の説明を続ける。
S2では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「製品形状」の選択を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、製品形状選択ページ201上で、所望する製品形状が提示された形状選択ボタン201aを選定する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、上記の選定した形状選択ボタン201aに示された「形状特定情報」が送信される。製品検索部11aは、「形状特定情報」を受信し、S3の処理に進む。
【0044】
S3では、製品検索部11aは、S2で受け付けた「製品形状」に対応する「ゴム材質」の一覧を選択可能に表示したゴム材質選択ページ202(
図12参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させ、S4の処理に進む。
具体的には、製品検索部11aは、ユーザ端末3からの「形状特定情報」を受信すると、製品情報データベース15にアクセスして、製品情報データベース15に登録されているレコードのなかから、受信した「形状特定情報」が登録されているレコードを抽出する(フィールド15cに受信した「形状特定情報」が登録されたレコードを抽出する。また、抽出したレコードのフィールド15eのゴム材質を読み出し、読み出したゴム材質を選択可能に一覧表示した、ゴム材質選択ページ202を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させる。
【0045】
なお、
図12に示すゴム材質選択ページ202には、S2で受け付けた「製品形状」を示す情報202a(図示する例では、O-RING)が提示されていると共に、S2で受け付けた「製品形状」に対応するゴム材質(NRB等の文字情報)を提示したゴム材質選択ボタン202bが設けられている。
【0046】
そして、S4では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「ゴム材質」の選択を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、ゴム材質選択ページ202上で、所望するゴム材質が提示されたゴム材質選択ボタン202bを選定する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、上記の選定したゴム材質選択ボタン202bに示された「ゴム材質特定情報」が送信され、製品検索部11aが「ゴム材質特定情報」を受信し、S5の処理に進む。
【0047】
S5では、製品検索部11aは、S2で受け付けた「製品形状」に対応する「ゴム材料番号」が選択可能に提示されたゴム材料選択ページ203(
図13参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させ、S6の処理に進む。
具体的には、製品検索部11aは、ゴム材料データベース16にアクセスして、ゴム材質データベース16に登録されているレコードのなかから、S2で受信した「形状特定情報」が登録されているレコードを抽出する(フィールド16cに受信した「形状特定情報」が登録されているレコードを抽出する)。また、抽出したレコードのフィールド16aのゴム材料番号を読み出し、読み出したゴム材料番号を選択可能に一覧表示した、ゴム材料番号選択ページ203を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させる。
【0048】
なお、
図13に示すゴム材料選択ページ203には、S2で受け付けた「製品形状」を示す情報203a(図示する例では、O-RING)が提示されていると共に、S2で受け付けた「製品形状」に対応するゴム材料番号(B0160等の文字情報)が提示された選択ボタン203bが設けられている。
【0049】
次に、S6では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「ゴム材料番号」の選択を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、ゴム材料選択ページ203上で、所望するゴム材料番号が提示された選択ボタン203bを選定する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、上記の選定した選択ボタン203bに示された「ゴム材料特定情報(ゴム材料番号)」が送信され、製品検索部11aは、「ゴム材料特定情報(ゴム材料番号)」を受信し、S7の処理に進む。
【0050】
S7、S8では、製品検索部11aは、S2で受け付けた「製品形状」、S4で受け付けた「ゴム材質」、S6で受け付けた「ゴム材料番号」を検索条件にして、製品情報データベース15からエラストマー製品を検索する。
具体的には、製品検索部11aは、製品情報データベース15に登録されたレコードのなかから、受け付けた「製品形状」、「ゴム材質」及び「ゴム材料番号」の全てが登録されたレコードを検索し、「製品形状」、「ゴム材質」及び「ゴム材料番号」の全てが登録されたレコードがあればS9に進み、「製品形状」、「ゴム材質」及び「ゴム材料番号」の全てが登録されたレコードがなければS10に進む。
【0051】
S9では、製品検索部11aは、S7で検索された製品情報データベース15に登録されたレコードに登録された製品情報を用いて、検索されたエラストマー製品の情報が提示されたエラストマー製品提案ページを生成し、ユーザ端末3に、エラストマー製品提案ページを送信する。
なお、エラストマー製品提案ページには、検索されたエラストマー製品の「品番、製品画像、形状、製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号、使用温度、使用圧力、流体区分、速度、製品説明情報、仕様情報(サイズ、シール方向、用途等の情報)等」が提示される。
【0052】
また、S10では、製品検索部11aは、「検索の結果、該当する製品が無い旨」を示す検索結果ページを生成し、ユーザ端末3に、当該検索結果ページを送信して表示させて、S1に戻る。
【0053】
このように、本実施形態の「製品形状から選択する検索処理」によれば、エラストマー製品の選定を行うユーザが操作するユーザ端末3に、エラストマー製品の断面形状毎に、該当する断面形状を特定する形状特定情報(O-RIN、D-RING等の文字情報)が提示された選択ボタンが設けられた製品形状選択ページ201が表示される。ユーザは、この製品形状選択ページ201により、エラストマー製品の断面形状を視覚で確認した上で、自身が探しているエラストマー製品の選定を行うことができる。すなわち、本実施形態によれば、従来の検索システムには無かった「エラストマー製品の断面形状を一覧表示して選択させる機能」が提供される。そのため、ユーザは、エラストマー製品の断面形状を視覚で確認すると共に、多様な断面形状を比較しながら、自身が利用したいエラストマー製品を選定することができる。
さらに、この検索処理では、エラストマー製品の選定に必要な「部品材質、部品材料(部品材料番号)」の選定を、ユーザが所望した製品形状に対応している部品材質、部品材料(部品材料番号)に絞り込んで行うため、ユーザの選定作業の負担が軽減される。
【0054】
〈ゴム材質から選択する検索〉
次に、上述した検索種別選択ページ200上において、ユーザ端末3が「ゴム材質から選択する検索」を選択した場合に行われる検索処理について、
図7、13〜15を参照しながら説明する。
【0055】
サーバ装置1の製品検索部11aは、ユーザ端末3から「ゴム材質から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、検索用ゴム材質データ17を用いて、ゴム材質選択ページ204(
図14参照)を生成し、ユーザ端末3にゴム材質選択ページ201を送信し、ユーザ端末3の表示部33にゴム材質選択ページ204を表示させ(S21)、S22の処理に進む。
【0056】
なお、
図14に示すゴム材質選択ページ204には、検索対象となるエラストマー製品のゴム材質(NRB等の文字情報)が提示された選択ボタン204aが設けられている。図示する例では、14個の選択ボタン204aが設けられており、ユーザ端末3を操作するユーザは、14個の選択ボタン204aのなかから、提示されたゴム材質を確認した上で、所望する製品のゴム材質を選択できるようになっている。
【0057】
S22では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「ゴム材質」の選択を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、ゴム材質選択ページ204上で、所望するゴム材質が提示された選択ボタン204aを選定する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、上記の選定した選択ボタン204aに示された「ゴム材質特定情報」が送信され、製品検索部11aは、「ゴム材質特定情報」を受信し、S23の処理に進む。
【0058】
S23では、製品検索部11aは、S22で受け付けた「ゴム材質」に対応する「製品形状」が選択可能に提示された製品形状選択ページ205(
図15参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させ、S24の処理に進む。
【0059】
具体的には、製品検索部11aは、ユーザ端末3からの「ゴム材質特定情報」を受信すると、製品情報データベース15にアクセスして、製品情報データベース15に登録されているレコードのなかから、受信した「ゴム材質特定情報」が登録されているレコードを抽出する(フィールド15eに受信した「ゴム材質特定情報」が登録されたレコードを抽出する。
また、抽出したレコードのフィールド15cの「形状情報(形状特定情報)」を読み出し、読み出した「形状情報(形状特定情報)」及び検索用形状データ18を用いて、受け付けた「ゴム材質」に対応する「製品形状」が選択可能に一覧表示された製品形状選択ページ205(
図15参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させる。
【0060】
なお、
図15に示す製品形状選択ページ205には、S22で受け付けた「ゴム材質」を示す情報205a(図示する例では、NRB)が提示されていると共に、S22で受け付けた「ゴム材質」に対応する形状選択ボタン205bが設けられている。なお、形状選択ボタン205bは、上述した
図11と同様で、断面形状毎(画像情報)に、該当する断面形状を特定する形状特定情報(O-RIN、D-RING等の文字情報)が提示されている。
【0061】
また、S24では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「製品形状」の選択を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、製品形状選択ページ205上で、所望する製品形状が提示された選択ボタン205bを選定する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、上記の選定した選択ボタン205bに示された「形状特定情報」が送信され、製品検索部11aは、「形状特定情報」を受信し、S25の処理に進む。
【0062】
S25では、製品検索部11aは、S24で受け付けた「製品形状」に対応する「ゴム材料番号」が選択可能に提示されたゴム材料選択ページ203(
図13参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させ、S26の処理に進む。
【0063】
具体的には、製品検索部11aは、ゴム材料データベース16にアクセスして、ゴム材質データベース16に登録されているレコードのなかから、S24で受信した「形状特定情報」が登録されているレコードを抽出する(フィールド16cに受信した「形状特定情報」が登録されたレコードを抽出する)。また、抽出したレコードのフィールド16aのゴム材料番号を読み出し、読み出したゴム材料番号を選択可能に一覧表示した、ゴム材料番号選択ページ203を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させる。
【0064】
次に、S26では、上述した
図6のS6と同様の処理を行い、S27、28、では、上述した
図6のS7、8と同様の処理を行い、該当製品があればS29に進み、該当製品が無ければS30に進む。また、S29では、上述した
図6のS9と同様の処理を行い、ユーザ端末3に、エラストマー製品提案ページを送信して表示させる。また、S30では、上述した
図6のS9と同様の処理を行い、ユーザ端末3に、該当製品が無い旨を示す検索結果ページを送信して表示させる。
【0065】
このように、本実施形態の「ゴム材質から選択する検索処理」では、ユーザ端末3のユーザに、ゴム材質の選定を行わせた上で、ユーザが選定したゴム材質に対応するエラストマー製品の断面形状を選定させ、ユーザが選定した断面形状に対応するゴム材料(ゴム材料番号)の選定させるようになっている。この検索処理では、ゴム材質を優先した検索を行いたい場合、より効率的な製品選定を行うことができる。
また、「ゴム材質から選択する検索処理」においても、「エラストマー製品の断面形状を一覧表示して選択させる機能」が提供されるため、ユーザが製品形状を確認した商品選定を行うことができ、ユーザが欲しい製品の検索精度を高めることができる。
【0066】
〈製品使用条件から選択する検索〉
次に、上述した検索種別選択ページ200上において、ユーザ端末3が「製品使用条件から選択する検索」を選択した場合に行われる検索処理について、
図8、16、17を参照しながら説明する。
【0067】
サーバ装置1の製品検索部11aは、ユーザ端末3から「製品使用条件から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、
図16に示す製品使用条件選択ページ(使用条件入力ページ)206を生成し、ユーザ端末3に製品使用条件選択ページ206を送信し、ユーザ端末3の表示部33に製品使用条件選択ページ206を表示させ(S41)、S42の処理に進む。
【0068】
なお、
図16に示す製品使用条件選択ページ206には、所望するエラストマー製品の運動区分の選択(固定及び運動のうちのいずれかの選択)を受け付ける選択欄206aと、適応流体の選択(液体、気体、一般ダスト、油膜のうちのいずれかの選択)を受け付ける選択欄206bと、使用圧力、使用温度、使用速度の入力を付け付ける入力欄206cとが設けられている。
【0069】
また、S42では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度」の入力を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、製品使用条件選択ページ206上で、所望する製品使用条件(「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度」)を入力する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、入力された製品使用条件(「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度」)が送信され、製品検索部11aは、製品使用条件を受信し、S43の処理に進む。
【0070】
S43では、製品検索部11aは、製品情報データベース15にアクセスして、S42で受け付けた製品使用条件(「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度」)が登録されたレコードを検索する。そして、製品検索部11aは、製品情報データベース15に、受け付けた製品使用条件が登録されたレコードがあれば、受け付けた製品使用条件が登録されたレコードを抽出してS44の処理に進む。また、製品検索部11aは、受け付けた製品使用条件に登録されたレコードがなければ、ユーザ端末3に、該当製品が無い旨を示す検索結果ページを送信して(S49)S41に戻る。
【0071】
S44では、製品検索部11aは、S43で抽出したレコードに登録されている製品形状(形状特定情報)、ゴム材質を抽出すると共に、ゴム材料データベース16にアクセスして、抽出した製品形状が登録されているレコードのゴム材料番号を抽出する。
そして、製品検索部11aは、抽出した「形状情報」、「ゴム材質」及び「ゴム材料番号」と、検索用形状データ18とを用いて、抽出した「製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号」が選択可能に提示された「製品形状・ゴム材質・ゴム材料選択ページ207(
図17参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させ、S45の処理に進む。
【0072】
なお、
図17に示す「製品形状・ゴム材質・ゴム材料選択ページ207」には、S42で受け付けた「製品使用条件」を満たすエラストマー製品に対応するゴム材質を選択するゴム材質選択ボタン207aと、S42で受け付けた「製品使用条件」を満たすエラストマー製品に対応する製品形状を選択する形状選択ボタン207bと、S42で受け付けた「製品使用条件」を満たすエラストマー製品に対応するゴム材料を選択するゴム材料選択ボタン207cとが設けられている。
【0073】
S45では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号」の選択を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、「製品形状・ゴム材質・ゴム材料選択ページ207」上で、提示された製品形状のなかから1つの製品形状と、提示されたゴム材質のなかから1つのゴム材質と、提示されたゴム材料番号のなかから1つのゴム材料番号とを選択する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、上記の選定された「製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号」が送信され、製品検索部11aは、「製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号」を受信し、その後、S46〜S50の処理を行う。
【0074】
なお、S46の処理は上述した
図6のS7と同様であり、S47の処理は
図6のS8と同様であり、S48の処理は
図6のS9と同様であり、S50の処理は
図6のS10と同じであるため、ここでの説明は省略する。
【0075】
このように、本実施形態の「製品使用条件から選択する検索処理」では、ユーザ端末3のユーザに、製品使用条件の選定を行わせた上で、ユーザが選定した製品使用条件に対応するエラストマー製品の「断面形状(製品形状)、ゴム材質、ゴム材料番号」を選定させて、エラストマー製品の検索を行っている。この検索処理では、所望するエラストマー製品の選定において、「製品使用条件」が決まっている場合(或いは、選定条件として「製品使用条件」を優先させたい場合)に、より効率的な製品選定を行うことができる。すなわち、「製品使用条件」により対応する製品が絞り込まれて限定されるため、「断面形状(製品形状)、ゴム材質、ゴム材料番号」の選択項目が少なくなる。
また、この検索処理においても、「エラストマー製品の断面形状を一覧表示して選択させる機能」が提供されるため、ユーザは所望する製品の形状を視覚で把握した上で、製品選定を行うことができる。
【0076】
〈ゴム材料使用条件から選択する検索〉
次に、上述した検索種別選択ページ200上において、ユーザ端末3が「ゴム材料使用条件から選択する検索」を選択した場合に行われる検索処理について、
図9、18を参照しながら説明する。
【0077】
サーバ装置1の製品検索部11aは、ユーザ端末3から「ゴム材料使用条件から選択する検索」を選定した旨の情報を受信すると、
図18に示すゴム材料使用条件選択ページ(使用条件入力ページ)208を生成し、ユーザ端末3にゴム材料使用条件選択ページ208を送信し、ユーザ端末3の表示部33にゴム材料使用条件選択ページ208を表示させ(S61)、S62の処理に進む。
【0078】
なお、
図18に示すゴム材料使用条件選択ページ208には、所望するエラストマー製品の運動区分の選択(固定及び運動のうちのいずれかの選択)を受け付ける選択欄208aと、適応流体の選択(液体、気体、一般ダスト、油膜のうちのいずれかの選択)を受け付ける選択欄208bと、使用圧力、使用温度、使用速度、真空度の入力を付け付ける入力欄208cとが設けられている。
【0079】
また、S62では、製品検索部11aは、ユーザ端末3から「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度、真空度」の入力を受け付ける。具体的には、ユーザ端末3を操作するユーザは、ゴム使用条件選択ページ208上で、所望するゴム材料使用条件(「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度、真空度」)を入力する。これにより、ユーザ端末3から製品検索部11aに対して、入力されたゴム材料使用条件(「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度、真空度」)が送信され、製品検索部11aは、製品使用条件を受信し、S63の処理に進む。
【0080】
S63では、製品検索部11aは、製品情報データベース15にアクセスして、S62で受け付けたゴム材料使用条件(「運動区分」、「適用流体」、「使用圧力、使用温度、使用速度、真空度」)が登録されたレコードを検索する。そして、製品検索部11aは、製品情報データベース15に、受け付けたゴム材料使用条件が登録されたレコードがあれば、そのレコードを抽出してS64の処理に進む。また、製品検索部11aは、受け付けたゴム材料使用条件に登録されたレコードがなければ、S69に進み、ユーザ端末3に、該当製品が無い旨を示す検索結果ページを送信して表示させてS61に戻る。
【0081】
S64では、製品検索部11aは、S63で抽出したレコードに登録されている製品形状(形状情報)、ゴム材質を抽出すると共に、ゴム材料データベース16にアクセスして、抽出した製品形状が登録されているレコードのゴム材料番号を抽出する。
そして、製品検索部11aは、抽出した「形状情報」、「ゴム材質」及び「ゴム材料番号」と、検索用形状データ18とを用いて、抽出した「製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号」が選択可能に提示された「製品形状・ゴム材質・ゴム材料選択ページ207(
図17参照)を生成し、ユーザ端末3に送信して表示させ、S65の処理に進む。
【0082】
なお、S65〜S68、S70の処理は、
図8のS45〜S48、S50と同様の内容の処理であるため、説明を省略する。
【0083】
このように、本実施形態の「ゴム材料使用条件から選択する検索処理」では、ユーザ端末3のユーザに、ゴム材料使用条件の選定を行わせた上で、ユーザが選定したゴム材料使用条件に対応するエラストマー製品の「断面形状(製品形状)、ゴム材質、ゴム材料番号」を選定させて、エラストマー製品の検索を行っている。この検索処理では、「ゴム材料使用条件」が決まっている場合(或いは、選定条件として「ゴム材料使用条件」を優先させたい場合)に、より効率的な製品選定を行うことができる。
【0084】
以上、説明したように、本実施形態によれば、サーバ装置1にアクセスしたユーザ端末3に対して、「エラストマー製品の断面形状を一覧表示して選択させる機能」が提供される。そのため、ユーザは所望する製品の形状を視覚で把握した上で、製品選定を行うことができる。
【0085】
また、本実施形態では、ユーザ端末3に表示したWebページ上において提示された「断面形状(製品形状)、ゴム材質、ゴム材料番号」を順次選択することにより、エラストマー製品を選定できるようになっている。そのため、本実施形態では、ユーザが所望するシール材を簡単な操作により選定し、ユーザに提案するシール材選定システムを提供することができる。
【0086】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
【0087】
例えば、上述した実施形態では、「製品形状、ゴム材質、ゴム材料番号」を検索条件としているが、「製品形状、ゴム材質」を検索条件にして製品選定をしたり、「製品形状、ゴム材料番号」を検索条件にして製品選定をするように構成されていてもよい。
【0088】
また、上述した実施形態では、エラストマー製品がシール材である例を示しているが、本発明は、シール材以外の製品の選定にも適用される。
【0089】
また、上述した実施形態では、「エラストマー製品選定Webサイト」上でオンラインチャット画面を表示するタイミングについて特に説明していないが、以下に示すタイミングでチャット画面を表示するようにしてもよい。
具体的には、製品検索部11aが行う検索処理(
図6〜9の処理)過程において、何度も同じ処理を繰り返すループ処理が行われた場合(例えば、複数回同じ処理が繰り返された場合)、製品検索部11aが「エラストマー製品選定Webサイト」上に、「チャット画面案内ウインドウ(何かお困りですか等のメッセージと、「はい」、「いいえ」の選択ボタンを設けたウインドウ)を提示する。そして、製品検索部11aは、チャット画面案内ウインドウ上で「はい」が選択された場合、チャット処理部11bに、チャット画面を表示させる処理を行わせるようにしてもよい。
【0090】
また、上記のように、検索処理過程においてループ処理が行われた場合、製品検索部11aは、検索処理の途中において、「エラストマー製品選定Webサイト」上で、「お探しの製品は○○ですか?」や「お探しの製品形状は○○ですか」などの情報をポップアップ表示させるようにしてもよい。この場合、製品検索部11aは、検索処理の過程において入力された条件から、ポップアップ表示させる製品などを推定する。
【0091】
また、上記のように、検索処理過程においてループ処理が行われた場合、製品検索部11aは、「オペレータ案内ウインドウ(オペレータにつなぎますか等のメッセージと、「はい」、「いいえ」の選択ボタンを設けたウインドウ)を提示する。そして、製品検索部11aは、オペレータ案内ウインドウ上で「はい」が選択された場合、「エラストマー製品選定Webサイト」上にオペレータの電話番号を表示させるようにしてもよい。なお、ユーザ端末3がスマートフォンの場合、ユーザ端末3が操作されて「はい」が選択されると、スマートフォンの電話機能により、オペレータの電話につながるように構成されていてもよい。
【0092】
また、上述した実施形態のサーバ装置1の構成は、一例に過ぎない。サーバ装置1の機能がクラウドで提供されるようになっていてもよい。