特許第6541595号(P6541595)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6541595
(24)【登録日】2019年6月21日
(45)【発行日】2019年7月10日
(54)【発明の名称】情報確認システム
(51)【国際特許分類】
   G07F 9/00 20060101AFI20190628BHJP
【FI】
   G07F9/00 LZJM
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-51782(P2016-51782)
(22)【出願日】2016年3月16日
(65)【公開番号】特開2017-167773(P2017-167773A)
(43)【公開日】2017年9月21日
【審査請求日】2018年3月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100154195
【弁理士】
【氏名又は名称】丸林 敬子
(74)【代理人】
【識別番号】100171826
【弁理士】
【氏名又は名称】丸林 啓介
(72)【発明者】
【氏名】山下 賢一
【審査官】 小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−164530(JP,A)
【文献】 特開2010−128816(JP,A)
【文献】 特開2001−184542(JP,A)
【文献】 特開2009−271899(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0289553(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御対象機器と情報無線送受信機と無線LANアクセスポイント又は基地局と情報収集装置を備えた情報確認システムであって、前記制御対象機器が発信機識別情報及び自機の動作情報を通信エリアに受信相手を特定しないで発信し、前記情報無線送受信機が前記制御対象機器の通信エリアと前記無線LANアクセスポイントの通信エリア又は前記基地局の通信エリアとに在圏するに伴い、前記情報無線送受信機が前記制御対象機器から発信された前記発信機識別情報及び前記自機の動作情報を受信して前記無線LANアクセスポイント又は前記基地局及び無線通信網を経由して前記情報収集装置に送信し、この情報収集装置は前記情報無線送受信機から受信した前記発信機識別情報に基づき前記自機の動作情報と外部要因との相関関係を解析して前記制御対象機器の動作根拠を導き出すことを特徴とする情報確認システム。
【請求項2】
外部要因は、SNS情報、イベント情報、気象情報のいずれか1つ以上からなる請求項1記載の情報確認システム。
【請求項3】
制御対象機器の動作は、自動販売機の商品の売上情報または洗濯機の洗濯量である請求項1記載の情報確認システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御対象機器の動作と外部要因とを組み合わせることで、制御対象機器の動作根拠を導き出す情報確認システムに関する。
【背景技術】
【0002】
図4を用いて、特許文献1に開示された自動販売機管理システムについて説明する。図4において、500は自動販売機、501は自動販売機通信処理部、502は携帯端末、03は端末通信処理部を示す。自動販売機500の売上の確認や商品の補充を行う人であるルートマンが商品を補充する時点よりも前の時点と商品を補充する時点との双方で売上確認を行うように帯端末502を操作することで、自動販売機通信処理部501が自動販売機500の商品の売上情報や商品の補充情報を自動販売機通信処理部501から受信し、自動販売機200の商品を補充する時点よりも前の時点での売上情報と商品の補充時の売上情報との差分を演算して携帯端末502の図示のされない表示部に表示する。この表示部に表示された差分をルートマンが確認することで、商品の不足分を把握して確認でき商品の補充を行える。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載された自動販売機管理システムでは自動販売機200の売上情報に対する根拠を把握することができない。例えば、自動販売機200の一昨日の売上金額が5万円、昨日の売上金額が15万円、本日の売上金額が4万円であったとしたとした場合において、一昨日から本日までの売上金額の変動は把握することはできるが、その変動の発生した根拠を把握することができない。よって、売上金額の多くなる日に間に合うように売上金額の多い商品の補充量を多くし、売上金額の少ない日に間に合うように売上金額の少ない商品の補充量を減らすというように対処することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−237957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、制御対象機器の動作と外部要因とを組み合わせることで制御対象機器の動作根拠を導き出す情報確認システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、制御対象機器の動作と外部要因との相関関係を解析して制御対象機器の動作根拠を導き出す情報収集装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、制御対象機器の動作と外部要因とを組み合わせることで、制御対象機器の動作根拠を導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】発明を実施するための形態に係る情報確認システムを示す構成図。
図2】発明を実施するための形態に係る情報確認システムにおける自動販売機の販売情報と外部要因との相関関係の処理を説明するフローチャート。
図3】発明を実施するための形態に係る情報確認システムにおける洗濯機の洗濯量と外部要因との相関関係の処理を説明するフローチャート。
図4】従来のシステムを示す構成図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1を用いて、発明の実施の形態に係る情報確認システムについて説明する。図1に示した情報確認システムは、制御対象機器1、情報無線送受信機10,11、無線LANアクセスポイント12、無線基地局13、通信会社14、外部要因17、インターネット21、情報利用会社22からなる。制御対象機器1としては、自動販売機2と洗濯機6とを例示したが、それらに限定されるものではなく、家電製品などの電化製品にも適用できる。例えば、冷蔵庫、照明、テレビ、給湯器などの利用頻度、ドアの開け閉め、設定温度などを収集することで、家庭の電気代、ガス代などの削減提案をしたりできる。
【0010】
自動販売機2と洗濯機6は1個に限定されるものではなく、複数個でも適用可能である。自動販売機2には、ペアリング不用な近距離無線機3が設けられる。近距離無線機3は、自動販売機2に設けられた図示のされていない記憶部に記憶された発信機識別情報4と販売情報5とを上記記憶部から抽出し、この抽出された発信機識別情報4と販売情報5とを近距離無線機3の通信エリアに受信相手を特定しないで発信する。
【0011】
発信機識別情報4は、近距離無線機3を識別する情報である。販売情報5は、自動販売機2の売上情報や商品販売数などからなる情報であり、自動販売機2が商品を販売するごとに更新される。
【0012】
洗濯機6は、ペアリング不用な近距離無線機7を備える。近距離無線機7は、洗濯機6に設けられた図示のされていない記憶部に記憶された発信機識別情報8と動作情報9とを上記記憶部から抽出し、この抽出された発信機識別情報8と動作情報9とを近距離無線機7の通信エリアに受信相手を特定しないで発信する。発信機識別情報8は、近距離無線機7を識別する情報である。動作情報9は、洗濯機6に投入された衣類の重さや洗濯回数などからなる情報であり、洗濯機6が洗濯動作を開始するごとに更新される。
【0013】
情報無線送受信機10には、ペアリング不用な近距離無線通信部10AとLAN無線通信部10Bとが設けられる。情報無線送受信機10が近距離無線機3の通信エリアに在圏することにより、近距離無線通信部10Aと近距離無線機3とが互いに無線通信可能になり、情報無線送受信機10が近距離無線機7の通信エリアに在圏することにより、近距離無線通信部10Aと近距離無線機7とが互いに無線通信可能になる。また、情報無線送受信機10がLAN無線アクセスポイント12の通信エリアに在圏することにより、LAN無線通信部10BとLAN無線アクセスポイント12とが互いに無線通信可能になる。
【0014】
情報無線送受信機11には、ペアリング不用な近距離無線通信部11Aと基地無線通信部11Bとが設けられる。情報無線送受信機11が近距離無線機7の通信エリアと無線基地局13の通信エリアとに在圏することにより、近距離無線通信部11Aが近距離無線機7と無線通信可能になり、情報無線送受信機11が近距離無線機3の通信エリアに在圏することにより、近距離無線通信部11Aと近距離無線機3とが互いに無線通信可能になる。また、情報無線送受信機11が無線基地局13の通信エリアに在圏することにより、基地無線通信部11Bと無線基地局13とが互いに無線通信可能になる。
【0015】
無線LANアクセスポイント12は、情報無線送受信機10のLAN無線通信部10Bから受信した発信機識別情報4と販売情報5とかなる情報または発信機識別情報8と動作情報9とかなる情報を、通信会社14の無線通信網15にLANケーブルで送信する。無線基地局13は、情報無線送受信機11の基地無線通信部11Bから受信した発信機識別情報4と販売情報5とかなる情報または発信機識別情報8と動作情報9とからなる情報を無線通信網15に通信ケーブルで送信する。無線通信網15は、無線LANアクセスポイント12から受信した発信機識別情報4と販売情報5とかなる情報または無線基地局13から受信した発信機識別情報8と動作情報9とかなる情報を通信会社14の情報収集装置16に送信する。
【0016】
情報収集装置16は、外部要因17として、SNS情報18、イベント情報19、気象情報20を取得し、自動販売機2の販売情報5とSNS情報18、イベント情報19、気象情報20との相関関係を解析し、また、洗濯機6の動作情報とSNS情報18、イベント情報19、気象情報20との相関関係を解析し、それらの解析結果をインターネット21を介して情報利用会社22へ送信する。販売情報5とSNS情報18、イベント情報19、気象情報20との相関関係として、例えば、販売情報5がジュースの販売数で、気象情報20が自動販売機2の設置場所の気温とした場合において、一昨日のジュースの販売数が50本で気温が25℃、昨日のジュースの販売数が80本で気温32℃、本日のジュースの販売数が54本で気温が27度であったとすると、気温とジュースの販売数の相関関係として、気温が高い日はジュースが売れると、情報収集装置16が解析する。
【0017】
また、情報収集装置16が自動販売機2の設置場所周辺で行われるイベント情報19と自動販売機2でのジュースの販売数との相関関係としてイベントの開催日のジュースの販売数が80本、イベントの開催されない日のジュースの販売数が40本であったとすると、イベントの開催日とジュースの販売数との相関関係として、イベントの開催日はジュースが売れると、情報収集装置16が解析する。
【0018】
また、情報収集装置16が自動販売機2の設置場所周辺でのSNS情報18の発信件数と自動販売機2でのジュースの販売数との相関関係として、SNS情報18の発信件数が第1の所定数以上、例えば50件以上である場合のジュースの販売数が70本、SNS情報18の発信件数が第2の所定数以下、例えば20件以下である場合のジュースの販売数が30本であったとすると、SNS情報18の発信件数とジュースの販売数の相関関係として、SNSの発信件数が多いとジュースが売れると、情報収集装置16が解析する。
【0019】
また、情報収集装置16は動作情報9とSNS情報18、イベント情報19、気象情報20の相関関係として、例えば、動作情報9が衣料の洗濯量で、気象情報20が洗濯機6の設置場所の気温とした場合において、一昨日の洗濯量が4Kgで気温が24℃、昨日の洗濯量が8Kgで気温が32℃、本日の洗濯量が5Kgで気温が27度であったとすると、気温と洗濯量の相関関係として、気温が高い日は洗濯の量が多いと、情報収集装置16が解析する。
【0020】
また、情報収集装置16が洗濯機6の設置場所周辺で行われる運動会やスポーツ等のイベント情報19と洗濯機6の洗濯量との相関関係として運動会やスポーツ等のイベントの開催日の洗濯量が9Kg、運動会やスポーツ等のイベントの開催されない日の洗濯量が4Kgであったとすると、運動会やスポーツ等のイベントの開催日と洗濯量との相関関係として、運動会やスポーツイ等のベントの開催日は洗濯量が多いと、情報収集装置16が解析する。
【0021】
また、情報収集装置16が洗濯機6の設置場所周辺での洗濯機6で洗濯できる衣類のSNS情報18の発信件数と洗濯機6での洗濯量との相関関係として、洗濯できる衣類のSNS情報18の発信件数が外1の所定数以上、例えば40件以上である場合の洗濯量が70Kg、洗濯できる衣類のSNS情報18の発信件数が第2の所定数以下、例えば10件以下である場合の洗濯量が3Kgであったとすると、SNS情報18の発信件数と洗濯量との相関関係として、SNS情報18の発信件数が多いと洗濯量が多いと、情報収集装置16が解析する。
【0022】
上記のように、情報収集装置16は、販売情報5または動作情報9と外部要因17としてのSNS情報18またはイベント情報19または気象情報20との相関関係を解析し、その解析結果をインターネット21を介して情報利用会社22の情報収集装置16に送信する入力する。これにより、情報利用会社22は、情報利用機23に入力された販売情報5または動作情報9と外部要因17としてのSNS情報18またはイベント情報19または気象情報20との相関関係から、情報利用会社22が情報収集装置16での自動販売機2の動作と外部要因とを組み合わせることで自動販売機2の動作根拠を把握することができる。
【0023】
例えば、気温が高いとジュースの売れる本数が多いという解析結果から、気温が高いと予想される日には自動販売機2に補充するジュースの本数を多くする。また、自動販売機2の周辺でイベント情報19によるイベントの開催がある日はジュースが売れるという解析結果から、イベントの開催日には自動販売機2に補充するジュースの本数を多くする。また、SNS情報18の発信件数が第1の所定数以上のときはジュースが売れるという解析結果から、SNS情報18の発信件数が第1の所定数以上のときは自動販売機2に補充するジュースの本数を多くするというように、情報利用会社22が情報収集装置16での自動販売機2の動作と外部要因とを組み合わせることで自動販売機2の動作根拠を把握することができる。
【0024】
また、例えば、気温が高いと洗濯量が多くなるという解析結果から、気温が高いと予想される日には、洗剤等の洗濯用品を販売する店舗に陳列する洗濯用品数を多くする。また、洗濯機6の周辺でのイベント情報19による運動会やスポーツ等のイベントの開催がある日は洗濯量が多いという解析結果から、運動会やスポーツ等のイベントの開催日には、洗剤等の洗濯用品を販売する店舗に陳列する洗濯用品数を多くする。また、SNS情報18の発信件数が第1の所定数以上のときは洗濯量が多いという解析結果から、SNS情報18の発信件数が第1の所定数以上のときは、洗剤等の洗濯用品を販売する店舗に陳列する洗濯用品数を多くするというように、情報利用会社22が情報収集装置16での洗濯機6の動作と外部要因とを組み合わせることで洗濯機6の動作根拠を把握することができる。
【0025】
以上、説明したように、発明の実施の形態に係る情報確認システムによれば、情報収集装置16が制御対象機器1である自動販売機2の販売情報5や洗濯機6の動作情報9と、外部要因17のSNS情報18、イベント情報19、気象情報20との相関関係を解析し、その解析結果として予想されるジュースの補充量や洗剤の販売量である制御対象機器1の動作根拠を導き出し、情報利用会社22が情報収集装置16で導き出された制御対象機器1の動作根拠を販売戦略に活用できる。よって、情報利用会社22は商品販売の効率が良くなる。
【0026】
図2を用いて、本発明の実施の形態に係る情報確認システムの動作として、自動販売機2の販売情報5とイベント情報19との相関関係を解析する処理について説明している。
【0027】
ステップ201では、自動販売機2の近距離無線機3が発信機識別情報4と販売情報5とを、短時間に大量の売り上げが発生した、売り切れが発生しそうになった、つり銭切れが発生しそうになったなどの特定事情発生時又は近距離無線機3に定められた時刻の一方又は両方に、近距離無線機3の通信エリアに受信相手を特定しないで発信する。
【0028】
ステップ202では、情報無線送受信機10が近距離無線機3の通信エリアと無線LANアクセスポイント12の通信エリアとに在圏する場合は発信機識別情報4と販売情報5とが情報無線送受信機10と無線LANアクセスポイント12と無線通信網15とを経由して情報収集装置16に送信され、情報無線送受信機11が近距離無線機3の通信エリアと無線基地局13の通信エリアとに在圏する場合は発信機識別情報4と販売情報5とが情報無線送受信機11と無線基地局13と無線通信網15とを経由して情報収集装置16に送信される。
【0029】
ステップ203では、情報収集装置16が発信機識別情報4に基づく販売情報5と外部要因17としての自動販売機2の周辺でのイベント情報19との相関関係を解析し、発信機識別情報4に基づく解析結果を情報利用機23に提供する。
【0030】
ステップ204では、収集情報利用会社22が情報利用機23に提供された発信機識別情報4に基づく解析結果によりステップ203でのイベント情報19の内容と同種のイベントが開かれる場合に、販売情報5から予想される動作根拠を導き出し、その導き出された動作根拠に対応するのに必要な商品の数量を自動販売機2に補充する。
【0031】
尚、図2では、近距離無線機3が発信機識別情報4と販売情報5とを発信するが、情報収集装置16が定められた時刻に要求情報を近距離無線機3に送信し、この要求情報を受信した近距離無線機3が発信機識別情報4と販売情報5とを発信するようにしても適用可能である。
【0032】
図3を用いて、本発明の実施の形態に係る情報確認システムの動作として、洗濯機6の洗濯量と気象情報20との相関関係を解析処理について説明している。
【0033】
ステップ301では、洗濯機6の近距離無線機7が発信機識別情報8と動作情報9とを近距離無線機7に定められた時刻に近距離無線機7の通信エリアに受信相手を特定しないで発信する。
【0034】
ステップ302では、情報無線送受信機10が近距離無線機7の通信エリアと無線LANアクセスポイント12の通信エリアとに在圏する場合は発信機識別情報8と動作情報9とが情報無線送受信機10と無線LANアクセスポイント12と無線通信網15とを経由して情報収集装置16に送信され、情報無線送受信機11が近距離無線機7の通信エリアと無線基地局13の通信エリアとに在圏する場合は発信機識別情報8と動作情報9とが情報無線送受信機11と無線基地局13と無線通信網15とを経由して情報収集装置16に送信される。
【0035】
ステップ303では、情報収集装置16が発信機識別情報8に基づく動作情報9と外部要因17としての洗濯機6の周辺での気象情報20との相関関係を解析し、発信機識別情報8に基づく解析結果を情報利用機23に提供する。
【0036】
ステップ304で、収集情報利用会社22が情報利用機23に提供された発信機識別情報8に基づく解析結果によりステップ303での気象情報20の内容と同種の気象情報が予報される場合に、動作情報9から予想される動作根拠を導き出し、その導き出された動作根拠に対応するのに必要な洗濯用品と数量とを店舗に補充する。
【0037】
尚、図3では、近距離無線機3が定められた時刻に発信機識別情報8と動作情報9とを発信するが、情報収集装置16が定められた時刻に要求情報を近距離無線機7に送信し、この要求情報を受信した近距離無線機7が発信機識別情報8と動作情報9とを発信するようにしても適用可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 制御対象機器
2 自動販売機
3 近距離無線機
4 発信機識別情報
5 販売情報
6 洗濯機
7 近距離無線機
8 発信機識別情報
9 動作情報
10 情報無線送受信機
10A 近距離無線通信部
10B LAN無線通信部
11 情報無線送受信機
11A 近距離無線通信部
11B LAN無線通信部
12 無線LANアクセスポイント
13 無線基地局
14 通信会社
15 無線通信網
16 情報収集装置
17 外部要因
18 SNS情報
19 イベント情報
20 気象情報
21 インターネット
22 情報利用会社
23 情報利用機
図1
図2
図3
図4