【文献】
Nokia Siemens Networks, Nokia,Solutions for "MTC Device Trigger",3GPP TSG SA WG2 Meeting #87, S2-114198,2011年10月,pp. 1-7
【文献】
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【文献】
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【文献】
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【文献】
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【文献】
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【文献】
Huawei, Hisilicon,MTC trigger considerations,3GPP TSG SA WG2 Meeting #87, S2-114187,2011年10月,pp. 1-4
【文献】
Ericsson, ST-Ericsson,Scalability, redundancy and resilience aspects for the MTC-IWF and the MTCsp[online], 3GPP TSG-SA WG2#87 S2-114036,2011年10月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記データペイロードは、第1のデータペイロードであり、前記トリガーペイロードは、前記ユーザ装置(UE)から前記サービス能力サーバ(SCS)への伝送における第2のデータペイロードの伝送を引き起こす情報を含む、請求項1に記載の装置。
前記通信インターフェイス回路は、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)から、前記ユーザ装置(UE)の前記第2のデータペイロードを受信するように構成される、請求項2に記載の装置。
前記トリガーAckは、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が過負荷状態により前記トリガー要求を処理することができないということを示すように構成される、請求項1に記載の装置。
前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が前記過負荷状態により前記トリガー要求を処理することができないという表示は、別のトリガー要求を送信するまでに前記サービス能力サーバ(SCS)が待つべき予め構成された時間を示し、
前記処理回路は、前記予め構成された時間に基づいてバックオフタイマを開始するように構成され、
前記通信インターフェイス回路は、前記バックオフタイマの満了に伴い、前記Tsp参照ポイントを介して前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)に別のトリガー要求を送信するように構成される、請求項4に記載の装置。
前記通信インターフェイス回路は、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が前記トリガー要求を処理できた場合に、前記Tsp参照ポイントを介して前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)からトリガー報告を取得するように構成され、前記トリガー報告は、前記ユーザ装置(UE)への前記トリガーペイロードの配信の結果を示し、前記トリガー報告は、前記トリガーペイロードの配信の成否を示すように構成される、請求項5に記載の装置。
前記ユーザ装置(UE)識別子(ID)は、モバイルネットワークオペレータ(MNO)ドメイン名及びローカル識別子を含む外部識別子(ID)である、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の装置。
コンピュータプログラムであって、サービス能力サーバ(SCS)のプロセッサによって当該コンピュータプログラムを実行すると、前記サービス能力サーバ(SCS)に、
トリガーペイロード及びユーザ装置(UE)識別子(ID)を含むトリガー要求を生成させ、前記トリガーペイロードは、前記サービス能力サーバ(SCS)からユーザ装置(UE)への下りリンク伝送において送信されるデータペイロードと、前記データペイロードを前記ユーザ装置(UE)におけるアプリケーションへとルーティングする情報と、を含み、
前記サービス能力サーバ(SCS)に、Tsp参照ポイントを介してマシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)へと前記トリガー要求を送信させ、そして、
前記サービス能力サーバ(SCS)に、前記Tsp参照ポイントを介して前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)からトリガーAckを取得させ、前記トリガーAckは、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が、前記トリガー要求を処理できたか否か或いは前記トリガー要求を処理できなかったか否かを示すように構成される、
コンピュータプログラム。
前記データペイロードは、第1のデータペイロードであり、前記トリガーペイロードは、前記ユーザ装置(UE)から前記サービス能力サーバ(SCS)への伝送における第2のデータペイロードの伝送を引き起こす情報を含み、当該コンピュータプログラムを実行すると、前記サービス能力サーバ(SCS)に、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)からの、前記ユーザ装置(UE)の前記第2のデータペイロードの受信を制御させる、請求項9に記載のコンピュータプログラム。
前記トリガーAckは、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が過負荷状態により前記トリガー要求を処理することができないということを示すように構成される、請求項9に記載のコンピュータプログラム。
前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が前記過負荷状態により前記トリガー要求を処理することができないという表示は、別のトリガー要求を送信するまでに前記サービス能力サーバ(SCS)が待つべき予め構成された時間を示し、当該コンピュータプログラムを実行すると、前記サービス能力サーバ(SCS)に、
前記予め構成された時間に基づいてバックオフタイマを開始させ、そして、
前記サービス能力サーバ(SCS)に、前記バックオフタイマの満了に伴い、前記Tsp参照ポイントを介して前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)に別のトリガー要求を送信させる、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
当該コンピュータプログラムを実行すると、前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)が前記トリガー要求を処理できた場合に、前記サービス能力サーバ(SCS)に、前記Tsp参照ポイントを介して前記マシンタイプ通信(MTC)-インターワーキング機能(IWF)からトリガー報告を受信させ、前記トリガー報告は、前記ユーザ装置(UE)への前記トリガーペイロードの配信の結果を示し、前記トリガー報告は、前記トリガーペイロードの配信の成否を示すように構成される、請求項12に記載のコンピュータプログラム。
前記トリガー要求、前記別のトリガー要求、前記トリガーAck、及び前記トリガー報告は、Diameterプロトコルメッセージである、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
前記ユーザ装置(UE)識別子(ID)は、モバイルネットワークオペレータ(MNO)ドメイン名及びローカル識別子を含む外部識別子(ID)である、請求項9乃至14のうちのいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
前記送信手段は、S6m参照ポイントを介してホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)へと、前記外部識別子(ID)を含む問合せメッセージを送信するように構成され、
前記受信手段は、前記問合せメッセージに応答して、前記S6m参照ポイントを介して応答メッセージを取得するように構成され、前記応答メッセージは、前記ネットワーク要素のアドレスを含むルーティング情報と、加入情報と、前記ネットワーク識別子(ID)と、を含み、前記ネットワーク識別子(ID)は、国際モバイル加入者識別子(ID)(IMSI)を含み、前記外部識別子(ID)は、前記国際モバイル加入者識別子(ID)(IMSI)を識別するのに使用される、請求項16に記載の装置。
当該装置が前記過負荷状態により前記トリガー要求を処理することができないという表示は、別のトリガー要求を送信するまでに前記サービス能力サーバ(SCS)が待つべき予め構成された時間を示し、前記サービス能力サーバ(SCS)は、前記予め構成された時間に基づいてバックオフタイマを実装するように構成される、請求項18に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本開示の実施形態は、無線通信ネットワークにおけるスモールデータ技法と構成を提供する。そのスモールデータ技法と構成は、マシンタイプ通信(MTC)データ等のスモールデータペイロードの伝送のトリガーのため、スモールデータ通信の監視のため、および、それらのシグナリングの改善のためのスモールデータ技法と構成を含む。以下の詳細な説明において添付図面が参照され、添付図面は本明細書の一部を形成し、明細書の全体を通して同じ参照番号は同じ部分を指す。例示のために示された実施形態において、本開示の主題が実施され得る。理解されるべきことは、他の実施形態が利用され得、本開示の範囲から逸脱することなく構造的または論理的変更が加えられ得るということである。従って、以下の詳細な説明は、限定する意味としてとらえられるべきではなく、実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
【0007】
さまざまな動作が、複数の個別の動作として順番に、特許請求の範囲の主題の理解を最も助けるように説明される。しかしながら、説明の順序は、これらの動作が必ずしも順序に依存することを示唆するものとして解釈されるべきではない。特に、これらの動作は提示された順序で実行されなくてもよい。説明された動作は、説明された実施形態とは異なる順序で実行され得る。さまざまな追加の動作が実行され得、そして/または、説明された動作は、追加の実施形態においては省略され得る。
【0008】
本開示の目的のために、語句「Aおよび/またはB」は、(A)、(B)、または(AおよびB)を意味する。本開示の目的のために、語句「A、B、および/またはC」は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)、または(A、BおよびC)を意味する。
【0009】
説明は語句「一実施形態において」または「実施形態において」を使用し得、それぞれ、1以上の同じまたは異なる実施形態を指す。さらに、本開示の実施形態に関して使用される用語「備える(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」等は、同義語である。
【0010】
本明細書において使用されるように、用語「モジュール」は、説明された機能を提供する1以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラム、組合せ論理回路、および/または他のふさわしいコンポーネントを実行する、アプリケーション固有の集積回路(ASIC)、電気回路、プロセッサ(共有、専用、またはグループ)および/または、メモリ(共有、専用、またはグループ)を、指し得、部分であり得、または、含み得る。
【0011】
例示の実施形態は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)およびその派生、WiMAXフォーラム、電気電子工学のための機関(IEEE)802.16標準(例、IEEE802.16−2005改正)、ロングタームエボリューション(LTE)プロジェクトおよびその改正、更新、および/または改版(例、アドバンストLTEプロジェクト、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)プロジェクト(「3GPP2」とも称される)、等)によって規定される1以上のプロトコルに準拠して動作するネットワークを含むブロードバンド無線アクセス(BWA)ネットワークに関連して説明され得る。IEEE802.16準拠のBWAネットワークは、一般にWiMAXネットワークと称され、マイクロ波アクセスのための全世界相互運用(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を意味する頭字語であり、IEEE802.16標準の適合性および相互運用性試験に合格した製品であることを証明するマークである。他の実施形態において、本明細書において説明される通信方式は、追加の/代替の、通信標準、規格、および/または、プロトコルと互換性が有り得る。例えば、本開示の実施形態は、同様の利益が得られ得る他の種類の無線ネットワークに適用され得る。そのようなネットワークは、これらに限定されないが、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)および/または、セルラネットワーク等のような無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)を含み得る。
【0012】
以下の実施形態は、モバイル無線ラジオシステムの送信機および受信機を含むさまざまなアプリケーションにおいて使用され得る。実施形態の範囲内に具体的に含まれる無線システムは、これに限定されないが、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、ネットワークアダプタ、基地局、アクセスポイント(AP)、中継ノード、進化ノードB、ゲートウェア、ブリッジ、ハブ、および衛星無線電話、を含む。さらに、実施形態の範囲内の無線システムは、衛星システム、パーソナル通信システム(PCS)、双方向無線システム、グローバル測位システム(GPS)、双方向ページャ、パーソナルコンピュータ(PC)および関連周辺機器、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、パーソナルコンピュータアクセサリおよび、実施形態の原理が適切に適用でき、事実上関係のある既存のおよび将来誕生するすべてのシステムを含み得る。
【0013】
図1は、ある実施形態に従った、例示のブロードバンド無線アクセス(BWA)ネットワーク100の概略図である。BWAネットワーク100は、1以上の無線アクセスネットワーク(以降「RAN20」)およびコアネットワーク25を含み得る。
【0014】
ユーザ装置(UE)15は、RAN20における基地局40、42、等の1つ等の基地局(BS)との間の無線リンク(「リンク」)を介してコアネットワーク25にアクセスし得る。UE15は、例えば、1以上のプロトコルに準拠して基地局40、42と通信するように構成された加入者局であり得る。以下の説明は、議論を簡単にするために3GPPに準拠する例示のBWAネットワーク100のために提供される。しかしながら、本開示の主題はこの点において限定されるものではなく、説明された実施形態は、本明細書において説明される原理から利益を得られる他のネットワークに適用され得る。ある実施形態において、基地局40、42は、進化ノードB(eNB)局を含み得、UE15は他入力多出力(MIMO)通信方式を使用して通信するように構成される。UE15の1以上のアンテナは、BWAネットワーク100の複数のそれぞれのコンポーネントキャリア(例、eNB局40、42のアンテナに見合う)の無線リソースを同時に活用するように使用され得る。UE15は、ある実施形態において、例えば下りリンク通信において直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用して通信し、および/または、例えば上りリンクにおいて単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を使用して通信するように構成され得る。
【0015】
図1は一般にUE15がセルラ電話として描くが、さまざまな実施形態において、UE15は、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートブック、ウルトラブック、ネットブック、スマートフォン、ウルトラモバイルPC(UMPC)、可搬型モバイルデバイス、汎用集積回路カード(UICC)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、加入者宅内機器(CPE)、タブレット、または、MP3プレーヤ、デジタルカメラ、等の他の家電製品であり得る。基地局40、42は、1以上のアンテナと、無線インターフェイス上で送信または受信された信号を変調および/または復調するための1以上の無線モジュールと、無線インターフェイス上で送信または受信された信号を処理するための1以上のデジタルモジュールと、を含み得る。
【0016】
ある実施形態において、RAN20を介したUE15との通信は、1以上のノード45を介して促進し得る。1以上のノード45は、コアネットワーク25とRAN20との間のインターフェイスとして働き得る。さまざまな実施形態によれば、1以上のノード45は、基地局40、42とコアネットワーク25(例、1以上のサーバ50)との間のシグナリング交換(例、UE15の認証)を管理するように構成されたモビリティ管理エンティティ(MME)(例、
図2のSGSN/MME58)、インターネット65へのゲートウェイルータを提供するためのパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)(例、
図2のGGSN/PGW51)、および/または、RAN20の基地局40、42とPGWとの間のユーザデータトンネルまたはパスを管理するためのサービングゲートウェイ(SGW)を含み得る。他のタイプのノードが他の実施形態において使用され得る。
【0017】
コアネットワーク25は、UE15のBWAネットワーク100との接続された状態を提供する通信リンクの確立に関連付けられた、UE15の認証または他の動作を提供するロジック(例、モジュール)を含み得る。例えば、コアネットワーク25は、基地局40、42と通信可能に結合され得る1以上のサーバを含み得る。一実施形態において、1以上のサーバ50は、ホーム加入者サーバ(HSS)(例、
図2のHLR/HSS)を含み得、該HSSは、ユーザの国際モバイル加入者ID(IMSI)、認証情報、等を管理するために使用され得る。コアネットワーク25は、他のサーバ、インターフェイス、およびモジュールを含み得、そのいくつかは
図2と関連してさらに説明される。1以上のサーバ50は、ある実施形態において無線(over-the-air)(OTA)サーバを含み得る。ある実施形態において、1以上のサーバ50の異なる機能に関連するロジックは、例えば、単一のマシンまたはモジュール内で組み合されることも含め、サーバの数を減らすために組み合され得る。
【0018】
さまざまな実施形態によれば、BWAネットワーク100はインターネットプロトコル(IP)ベースのネットワークである。例えば、コアネットワーク25は、IPベースのネットワークであり得る。ネットワークノード(例、1以上のノード45)間のインターフェイスは、IPに基づき得、基地局40、42への帰路(backhaul)接続を含む。ある実施形態において、BWAネットワーク100は、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、ジェネラルパケット無線サービス(GPRS)、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)、進化HSPA(E−HSPA)、またはロングタームイボリューション(LTE)ネットワークを含む。ある実施形態において、RAN20は、GSM・EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)(ここで、EDGEは、GSM進化のための拡張データを表す)、または、ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)、または、進化UTRAN(E−UTRAN)を含み得る。BWAネットワーク100は、他の実施形態において、他のネットワーク技術に従って動作し得る。
【0019】
図2は、ある実施形態に従った、本明細書において説明されるスモールデータペイロード技法および構成を実行するように構成されたシステムアーキテクチャ200の概略図である。システムアーキテクチャ200は、MTC通信等のマシン・ツー・マシン(M2M)通信と共に使用することを意図したスモールデータ伝送を効率的に実行するように構成され得る。例えば、UE15は、伝送するための小さい量の情報を集めるためのスマートメータまたはセンサ(例、温度、在庫、等についての情報を集めるように構成された健康監視デバイス、自動販売機、等)、を含み得、または、と通信可能に結合され得る。ある実施形態において、アプリケーションサーバ26は、無線通信ネットワーク(例、
図1のBWAネットワーク)上のスモールデータペイロードの送信のトリガーをかけるようにMTCサーバ52に要求するように構成され得る。例えば、アプリケーションサーバ26は、UE15から、センサまたはメータ測定、在庫レベル、等のMTC情報を要求し得る。データペイロード(例、MTCデータペイロード)は、ある実施形態において、スモールデータペイロードを定義する事前設定された閾値よりも小さくてよい。ある実施形態において、事前設定された閾値は、加入者またはネットワークオペレータポリシーによって設定され得る。
【0020】
さまざまな実施形態によれば、スモールデータペイロードは、RAN20およびコアネットワーク25を介してUE15によって、MTCサーバ52またはアプリケーションサーバ26に送信され得るか、または、スモールデータペイロードは、コアネットワーク25およびRAN20を介して、アプリケーションサーバ26またはMTCサーバ52によって、UE15に送信され得る。例えば、アプリケーションサーバ26は、スモールデータペイロードの送信を、UE15に送信またはトリガーするように構成されることができる。アプリケーションサーバ26は、例えばインターネット接続(例、
図1のインターネット65)を使用してコアネットワーク25と通信可能に結合され得る。他の例において、UE15と通信可能に結合されたMTCアプリケーション24は、スモールデータペイロードのアプリケーションサーバ26への送信を送信またはトリガーするように構成され得る。ある実施形態において、UE15は、スモールデータペイロードを送信または受信するように、および/または、MTCアプリケーション24と通信するように構成されたMTCデバイスである。ある実施形態において、UE15は、UE15の構造内にMTCアプリケーション24を含み得る。他の実施形態において、MTCアプリケーション24は、UE15と通信可能に結合され得る。
【0021】
MTCサーバ52は、MTC通信のために構成されたUE(例、UE15)と通信するために、コアネットワーク25と接続されるように構成され得る。MTCサーバ52はさらに、スモールデータペイロードの伝送をトリガーするために、MTC−IWF54等のインターワーキング機能(Interworking Function)(IWF)と通信するように構成され得る。ある実施形態において、MTCサーバ52は、サービス能力サーバ(SCS)と称される。
【0022】
MTC−IWF54は、MTCサーバ52とMTC−IWF54との間のTsp参照ポイントまたはインターフェイス(以降「参照ポイント」)を終端し得る。MTC−IWF54は、内部の公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)トポロジーを隠蔽し、Tsp参照ポイント上で使用されるシグナリングプロトコルを中継または翻訳してPLMNにおける特定の機能を呼び出すように構成され得る。ある実施形態において、MTC−IWF54は、コアネットワーク25との通信が確立され、および/または、MTCサーバ52からの制御プレーン要求が承認される前に、MTCサーバ52を認証し得る。さまざまな実施形態によれば、モジュール間(例、54、58)の点線は制御プレーンを表し、モジュール間の実線はユーザプレーンを表す。特定のプレーンがモジュール間に示されているが、他の実施形態は追加の/代替のプレーンを含み得る。
【0023】
一実施形態において、MTC−IWF54は、モビリティ管理エンティティ(MME)を含むモジュール、および/または、SGSN/MME58のようなサービングGPRS(General Packet Radio Service)サポートノード(SGSN)との間のT5a/T5b参照ポイントを終端し得る。ある実施形態において、T5a参照ポイントは、SGSN/MME58のSGSN上で終端し得、T5b参照ポイントは、SGSN/MME58のMME上で終端し得る。他の実施形態において、MTC−IWF54は、HLR/HSS56等のようなホームロケーションレジスタ(HLR)および/またはホーム加入者サーバ(HSS)を含むモジュールとの間のS6m参照ポイントを終端し得る。T5a/T5bおよびS6m参照ポイントは、例示で提供された名前に限定されることはなく、他の実施形態において、他の名前で参照され得る。
【0024】
さまざまな実施形態によれば、T5a/T5b参照ポイントは、MTCサーバ52からの表示に基づいて、ネットワーク(例、3GPP PLMN)に制御パケット情報を送信するために使用され得る。S6m参照ポイントは、MTCデバイス識別子またはMTCアプリケーション識別子からネットワーク識別子(例、IMSIまたは移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)等の3GPP内部デバイス識別子)を取得することにより、下りリンクスモールデータペイロードのためのルーティング情報を導出するために使用され得る。ルーティング情報は、例えば、UEのサービングコアネットワーク(CN)ノードの識別子であり得る。
【0025】
システムアーキテクチャ200はさらに、HLR/HSS56とSGSN/MME58との間のGr/S6a/S6d参照ポイントと、MTCサーバ52とGGSN/PGW51との間の参照ポイントTiと、アプリケーションサーバ26とMTCサーバ52との間の参照ポイントアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)と、SGSN/MME58とRAN20との間の参照ポイントS1と、RAN20とUE15との間の参照ポイントUm/Uu/LTE−UUと、を含み得る。
【0026】
システムアーキテクチャ200は、シグナリングオーバーヘッド、ネットワークリソース、あるいは、再割当てのための遅延、等のネットワークへの影響を殆ど伴わずにスモールデータペイロードの伝送をサポートし得る。ある実施形態において、スモールデータペイロードの伝送前に(例、スモールデータペイロード伝送がトリガーされたとき)、UE15は、アタッチされ得(例、確立された無線リソース制御(RRC)接続によって)、または、RAN20からディタッチされ得る。ある実施形態において、スモールデータペイロード伝送がトリガーされるとき、UE15は、接続モードまたはアイドルモードであり得る。ある実施形態において、UE15がアイドルモードであるとき、システムアーキテクチャ200は、優先的にT5a/T5b参照ポイント上でスモールデータペイロードを送信するように構成され得る。システムアーキテクチャ200は、他の実施形態において、他の参照ポイント上でスモールデータペイロードを送信するように構成され得る。
【0027】
図3は、ある実施形態に従った、スモールデータペイロードの送信のための例示のトリガー方式300の概略図である。
図2および3を参照し、302において、MTCサーバ52は、スモールデータペイロードの伝送をトリガーするためにトリガー配信要求(以降「トリガー要求」)をMTC−IWF54に送信し得る。ある実施形態において、スモールデータペイロードは、MTCサーバ52からUE15への下りリンク伝送のためのトリガー要求の中に含まれ得るか、または、スモールデータペイロードはUE15にあり、トリガー要求が、UE15からMTCサーバ52へのスモールデータペイロードの上りリンク伝送をトリガーし得る。ある実施例において、トリガー要求がUE15からMTCサーバ52へのスモールデータペイロードの伝送をトリガーする場合には、トリガー要求は、MTCサーバ52からUE15への下りリンク配信のための別のスモールデータペイロードを含み得る。ある実施形態において、トリガー要求は、Tsp参照ポイント上で送信され得る。トリガー要求は、トリガー内に、スモールデータペイロードの伝送のためのターゲットUE(例、UE15)を示すために、MTCデバイス識別子(ID)および/またはMTCアプリケーション(例、MTCアプリケーション24)IDを含み得る。ある実施形態において、アプリケーションサーバ26は、スモールデータペイロードを直接MTC−IWF54に送信し得る。ある実施形態において、302においてトリガー要求を送信するために、MTC−IWF54とMTCサーバ52との間に安全な接続が確立され得る。
【0028】
304において、MTC−IWF54は、トリガーAck(acknowledgement)をMTCサーバ52に送信し得る。トリガーAckは、302におけるトリガー要求に応答して送信され得る。ある実施形態において、MTC−IWF54は、トリガーの配信に問題があるときにだけトリガーAckを送信するように構成し得る。例えば、MTC−IWF54は、MTC−IWF54がトリガー要求を処理できないときに(例、MTC−IWF過負荷)トリガーAckを送信するように構成し得る。
【0029】
306において、302におけるトリガー要求の受信に応答して、MTC−IWF54は、トリガー(例、トリガー通知)および/またはスモールデータペイロードをUE15にT5a/T5b参照ポイント上で配信するためのルーティング情報を取得するために、HLR/HSS56に問合せし得る。ある実施形態において、MTC−IWF54はMTCデバイスIDをHLR/HSS56に送信し得、HLR/HSS56は、MTCデバイスIDをMTC加入(subscription)の一部として持っていてよい。HLR/HSS56は、MTCデバイスIDをUE15のIMSIにマップし、SGSN/MME58のためのアドレスとともにIMSIをMTC−IWF54に返信し得る。ある実施形態において、信頼関係がMTC−IWF54とHLR/HSS56との間に確立され得る(例、MTC−IWF54が、コアネットワークのオペレータのドメインの外にあるとき)。306において、MTC−IWF54からの問合せの受信に応答して、HLR/HSS56は、MTC−IWF54に、IMSIサービングノードID、および/または、オペレータポリシー、承認情報、障害表示および理由値、等の他の情報を送信し得る。ある実施形態において、306において、問合せに応答してHLR/HSS56からMTC−IWF54に送信された情報に応答して、304においてトリガーAckが送信され得る。他の実施形態において、ルーティング情報はMTC−IWF54においてキャッシュされ得、または別の方法で格納され得、306における問合せは実行されなくてもよい。
【0030】
308において、MTC−IWF54は、トリガー通知をSGSN/MME58に送信し得る。ある実施形態において、トリガー通知は、302において送信されたトリガー要求に応答して、無線通信ネットワーク上の(例、T5a/T5b参照ポイント上の)スモールデータペイロードの伝送のトリガーを示すために、送信され得る。トリガー通知は、T5a/T5b参照ポイント上でSGSN/MME58に送信され得る。ある実施形態において、トリガー通知はスモールデータペイロードを含み得る。
【0031】
310において、SGSN/MME58は、トリガー通知(例、308で受信した)を示すためのメッセージをUE15に送信し得る。メッセージは、例えば、NASペイロード内にトリガー要求(例、302、および/または、308において送信された)を含む非アクセス階層(Non-Access Stratum)(NAS)メッセージであり得る。302におけるトリガー要求および308におけるトリガー通知が、UE15への下りリンクのためのスモールデータペイロードを含む実施形態においては、SGSN/MME58は、上りリンク/下りリンク(UL/DL)NASシグナリング(例、NASトランスポートメッセージにおいて)を使用してスモールデータペイロードをUE15に送信し得る。302におけるトリガー要求および308におけるトリガー通知が、UE15への下りリンクのためのスモールデータペイロードを含まない実施形態においては、UE15からMTCサーバ52への上りリンクのためのスモールデータペイロードをT5a/T5b参照ポイント上でUE15から受信し得る。ある実施形態においては、UE15は、310において、スモールデータペイロードの伝送のためのトリガー要求を受信し得、トリガー要求に応答して、スモールデータペイロードを送信または受信するためにMTCサーバ52との接続を確立し得る(例、316において)。
【0032】
312において、SGSN/MME58は、トリガー通知の成功または失敗を示すために、トリガー報告をMTC−IWF54に送信し得る。例えば、SGSN/MME58は、トリガー通知、および/または、スモールデータペイロードがUE15によって受信されたという表示を受信することにより、トリガー通知は成功したと決定し得る。SGSN/MME58は、スモールデータペイロードがUE15によって受信されたという表示を受信しないこと、または、スモールデータペイロードがUE15によって受信されなかったという表示を受信することに基づいて、トリガー通知は失敗したと決定し得る。ある実施形態において、312において送信されるトリガー報告は、UE15からMTCサーバ52への上りリンク伝送のためのスモールデータペイロードを含み得る。トリガー報告は、T5a/T5b参照ポイント上で送信され得る。
【0033】
314において、MTC−IWF54は、トリガー報告をMTCサーバ52に転送または他の方法で送信し得る。ある実施形態において、トリガー報告は、Tsp参照ポイント上で転送され得る。MTCサーバ52は、例えば、トリガー報告をアプリケーションサーバ26に送信し得る。ある実施形態において、302、304、306、308、310、および/または、312における動作は、無線通信ネットワークの制御プレーン上で実行され得る。
【0034】
316において、UE15からMTCサーバ52への、または、MTCサーバ52からUE15への、スモールデータペイロードの伝送のために、UE15とMTCサーバ52との間の接続が確立され得る。ある実施形態において、スモールデータペイロードは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテクスト、および/または、パケットデータネットワーク(PDN)接続を使用して伝送され得る。ある実施形態において、もし、UE15がMTCサーバ52に送信する上りリンクスモールデータペイロードを持つならば、UE15は、PDPコンテクスト、および/または、PDPベアラを活性化し、ユーザプレーン上で(例、GGSN/PGW51を介して)上りリンクデータを送信し得る。ある実施形態において、310においてUE15によって受信されたトリガー通知に応答して、316において、接続が確立され得る。
【0035】
図4は、ある実施形態に従った、無線通信システムのモジュール間の例示のインターフェイス方式400の概略図である。インターフェイス方式400においては、SGSN/MME58およびMTC−IWF54のプロトコルスタックは、見ての通り、参照ポイントT5a/T5b上で通信するように構成され得る。
【0036】
ある実施形態においては、SGSN/MME58およびMTC−IWF54は、見ての通り、T5a/T5b参照ポイント上で通信するように構成されたレイヤ1(L1)、レイヤ2(L2)、インターネットプロトコル(IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびプロトコルヘッダを含むプロトコルスタックを有する。プロトコルヘッダは、メッセージがT5a/T5b参照ポイント上で送信されるプロトコルを示し得る。
【0037】
ある実施形態において、T5a/T5b参照ポイント上で実行されることのできる本明細書において説明される通信は、インターフェイス方式400に適合し得る。例えば、
図3の308において送信されるトリガー通知、および/または、
図3の312において送信されるトリガー報告は、GPRS(一般パケット無線サービス)トンネリングプロトコル(GTP)または(制御シグナリングのためのGTP−C)プロトコル(例、
図11のプロトコルヘッダはGTP−Cメッセージを示す)に従って送信または受信されるメッセージであり得る。他の実施形態において、
図3の308および312において送信または受信されるメッセージはMTCアプリケーションプロトコル(MTC−AP)に従い得る。本明細書において説明されるメッセージ(例、
図3の308または312において送信される)は、これらのプロトコルに限定されず、他の実施形態において、他の適切なプロトコルに準拠し得る。例えば、ある実施形態において、メッセージは、Diameterプロトコルまたはリモート認証ダイアルインユーザサービス(RADIUS)プロトコルまたは他の適切なプロトコルに準拠し得る。
【0038】
図5は、ある実施形態に従った、例示のGTPメッセージ500フォーマットの概略図である。GTPメッセージ500は、GTPプロトコルに従ってT5a/T5b参照ポイント上で送信されるメッセージ(例、
図3の308および/または312において送信される)において使用され得る。
【0039】
ある実施形態において、GTPメッセージ500は、メッセージの機能を示すための1以上のビットを含み得る。例えば、一実施形態において、1からmのオクテットは、GTP−Cヘッダを示すために使用され得、m+1からnのオクテットは、0個以上の情報要素(IE)を示すために使用され得る。ここで、mおよびnは整数である。GTPメッセージ500は、他の実施形態において、他の適切なフォーマットを持ち得る。
【0040】
図6は、ある実施形態に従った、例示のGTPヘッダ600のフォーマット(例、GTP−Cのための)の概略図である。GTPヘッダ600は、GTPプロトコルに従ってT5a/T5b参照ポイント上で送信されるメッセージ(例、
図3の308および/または312において送信される)において使用され得る。
【0041】
ある実施形態において、GTPヘッダ600は、メッセージの機能を示す1以上のビットを含み得る。例えば、一実施形態において、GTPヘッダ600は、見ての通り、バージョン、ピギーバッキングフラグ(P)、Tで表されるトンネルエンドポイント識別子(TEID)フラグ(例、T=0)、および/または、メッセージの予備の機能を示す第1オクテットの8ビットを含み得る。ある実施形態において、もしトンネルエンドポイント識別子(TEID)が利用可能でないならば、TEIDフィールドはGTPヘッダ600の中にあり、Tフラグ値は、トリガー通知および/またはトリガー報告のために「0」に設定され得る。
【0042】
第2オクテットは、メッセージタイプを示し得る。ある実施形態において、メッセージタイプは、トリガー通知(例、
図3の308において送信される)またはトリガー報告(例、
図3の312において送信される)を示し得る。例えば、メッセージタイプは、トリガー通知を示すためのメッセージタイプ値(10進)240、または、トリガー報告を示すためのメッセージタイプ値(10進)241を持ち得る。さまざまな実施形態によれば、トリガー通知は、初期メッセージタイプであり、トリガー報告は被トリガーメッセージタイプである。
【0043】
第2オクテットはメッセージ長(第1オクテット)を示し得る。第4オクテットはメッセージ長(第2オクテット)を示し得る。第5オクテットはシーケンス番号(第1オクテット)を示し得る。第6オクテットはシーケンス番号(第2オクテット)を示し得る。第7オクテットはシーケンス番号(第3オクテット)を示し得る。第8オクテットは予備の機能を示し得る。GTPヘッダは、他の実施形態において他の適切なフォーマットを持ち得る。
【0044】
さまざまな実施形態によると、トリガー通知は1以上の情報要素を含み得る。一実施形態において、トリガー通知は、表1に従った情報要素を含み得る。表1は、一実施形態において、GTPプロトコルと連携して使用され得る情報要素を表し得る。
【0045】
【表1】
表1において、トリガー通知は、理由、UE・ID、有効期間、優先度、一般的データコンテナ、およびプライベート拡張を含み、それぞれについて、存在(P)、条件/コメント、情報要素タイプ、およびインスタンス(Ins.)が説明されている。存在Pのための値は、条件付きオプショナル(CO)、必須(M)、およびオプショナル(O)を含み得る。情報要素タイプの値は、見ての通り、理由、IMSI、有効期間、優先度、Fコンテナおよびプライベート拡張を含み得る。インスタンスの値は、見ての通り、0およびベンダー固有(VS)を含む。
【0046】
さまざまな実施形態によれば、理由情報要素は、トリガーの理由を示し得る。例えば、トリガーの理由は、PDN/PDP接続を確立するため(例、
図3の316において)、または、スモールデータペイロードを送信するためであり得る。UE・ID情報要素は、UEのIMSI/グループIDを示し得る。有効期間情報要素は、トリガーが格納されるべき期間を示し得る。優先度情報要素は、トリガーメッセージの優先度を示し得る。一般的データコンテナ情報要素は、トリガーを示し得、オプション的にデータを運び得る(例、スモールデータペイロード)。プライベート拡張情報要素は、T5a/T5b参照ポイント上で送信され得る。トリガー通知は、他の実施形態において、より多い、またはより少ない、情報要素を含み得る。
【0047】
図7は、ある実施形態に従った、例示の国際モバイル加入者ID(IMSI)情報要素(IE)700の概略図である。IMSI情報要素700は、ある実施形態におけるトリガー通知(例、
図3の308において送信される)のIMSI情報要素700を表し得る。
【0048】
さまざまな実施形態によれば、IMSI情報要素700は、情報要素のタイプを示す第1オクテットのビットを含み得る(例、タイプ=1(10進))。IMSI情報要素700はさらに、長さ=nを示す第2、第3オクテットを含み得る。長さフィールドは、ある実施形態においてすべての情報要素について共通であり得る最初の4オクテットを除く、情報要素の長さを示し得る。IMSI情報要素700はさらに、予備とインスタンスを示すための第4オクテットを含み得る。インスタンスは、同じ情報要素タイプを使用し得るある特定のメッセージにおいて、異なるパラメータを区別するためのフィールドであり得る。IMSI情報要素700はさらに、有効期間を示すための第5オクテットを含み得る。IMSI情報要素700はさらに、もし明示的に指定された場合には第6から第(n+4)オクテットを含み得る。IMSI情報要素700は、他の実施形態において、描かれたよりも多いまたは少ない機能または代替の配置を含み得る。
【0049】
図8は、ある実施形態に従った、例示の有効期間情報要素800の概略図である。有効期間情報要素800は、ある実施形態において、トリガー通知(例、
図3の308において送信される)の有効期間情報要素800を表し得る。
【0050】
さまざまな実施形態によれば、有効期間情報要素800は、タイプ(例、情報要素タイプ)を示すための第1オクテットのビットを含み得る。有効期間情報要素800はさらに、長さ=nを示すための第2から第3オクテットを含み得る。有効期間情報要素800はさらに、予備とインスタンスを示すための第4オクテットを含み得る。有効期間情報要素800はさらに、もし明示的に指定された場合には第5〜第(n+4)オクテットを含み得る。有効期間情報要素800は、他の実施形態において、描かれたよりも多いまたは少ない機能または代替の配置を含み得る。
【0051】
図9は、ある実施形態に従った、例示の一般的データコンテナ情報要素(IE)900の概略図である。一般的データコンテナ情報要素900は、ある実施形態において、トリガー通知(例、
図3の308において送信される)の一般的データコンテナ情報要素900を表し得る。
【0052】
さまざまな実施形態によれば、一般的データコンテナ情報要素900は、タイプを示す第1オクテットのビットを含み得る。一般的データコンテナ情報要素900はさらに、長さ=nを示すための第2から第3オクテットを含み得る。一般的データコンテナ情報要素900はさらに、予備とインスタンスを示すための第4オクテットを含み得る。一般的データコンテナ情報要素900はさらに、一般的データコンテナ(例、スモールデータペイロード)のための第5から第(n+4)オクテットを含み得る。一般的データコンテナ情報要素900は、他の実施形態において、描かれたよりも多いまたは少ない機能または代替の配置を含み得る。
【0053】
図10は、ある実施形態に従った、例示の優先度情報要素(IE)1000の概略図である。優先度情報要素1000は、トリガー通知(例、
図3の308において送信される)の優先度情報要素1000を表し得る。
【0054】
さまざまな実施形態において、優先度情報要素1000は、タイプを示す第1オクテットを含み得る。優先度情報要素1000はさらに、長さ=nを示す第2から第3オクテットを含み得る。優先度情報要素1000はさらに、予備とインスタンスを示すための第4オクテットを含み得る。優先度情報要素1000はさらに、優先度を示すための第5から第(n+4)オクテットを含み得る。優先度情報要素1000は、他の実施形態において、描かれたよりも多いまたは少ない機能または代替の配置を含み得る。
【0055】
さまざまな実施形態によれば、トリガー報告(例、
図3の312において送信される)は、1以上の情報要素を含み得る。一実施形態において、トリガー報告は、表2に従った情報要素を含み得る。表2は、一実施形態において、GTPプロトコルと連携して使用され得る情報要素を表し得る。
【0056】
【表2】
表2において、トリガー報告は、理由、UE・ID、一般的データコンテナ、およびプライベート拡張のための情報要素を含み、それぞれについて、存在(P)、条件/コメント、情報要素タイプ、およびインスタンス(Ins.)が説明されている。Pの値は、必須(M)、およびオプショナル(O)を含む。IEタイプの値は、見ての通り、理由、IMSI、Fコンテナおよびプライベート拡張を含む。インスタンスの値は、見ての通り、0およびベンダー固有(VS)を含む。
【0057】
さまざまな実施形態によれば、理由情報要素は、トリガー通知の成功および/または失敗を示し得る。UE・ID情報要素は、UEのIMSI/グループIDを示し得る。一般的データコンテナ情報要素は、トリガーを示し得、オプション的に、データを運び得る(例、スモールデータペイロード)。プライベート拡張情報要素は、T5a/T5b参照ポイント上で送信され得る。トリガー報告の情報要素は、ある実施形態において、特に断りのある場合を除き、トリガー通知と連携して説明された実施形態と適合し得る。トリガー報告は、他の実施形態においてより多くのまたはより少ない情報要素を含み得る。
図5−10と連携して説明される特徴は、さまざまな実施形態に従ったGTP−Cに従った例を提供し得る。
【0058】
さまざまな実施形態によれば、トリガー報告またはトリガー通知の理由情報要素は、表3に従った値を含み得る。表3は、一実施形態におけるGTPプロトコルに従った理由値を表し得る。表3において、要求/初期メッセージタイプ(例、トリガー通知)を有するメッセージは、見ての通り、0から14、15の理由値(10進)を含み得る。理由値は、PDN/PDP接続の確立を示す理由値12、および、スモールデータペイロードの伝送を示す理由値13を含む。さらに、表3において、応答/被トリガー・メッセージ(例、トリガー報告)におけるアクセプタンスを有するメッセージは、見ての通り、16から、21から63までの理由値(10進)を含み得る。理由値は、トリガー通知の成功または失敗の報告を示すための理由値20を含む。
【0059】
【表3】
図11は、ある実施形態に従った、無線通信システムのモジュール間の別の例示のインターフェイス方式1100の概略図である。インターフェイス方式1100において、MTC−IWF54とMTCサーバ52のプロトコルスタックは、示される通り、参照ポイントTsp上で通信するように構成される。
【0060】
ある実施形態において、MTC−IWF54とMTCサーバ52は、見ての通り、L1、L2、IP、UDPおよび/または伝送制御プロトコル(UDP/TCP)、および、Tsp参照ポイント上で通信するように構成されたプロトコルヘッダを含むプロトコルスタックを有する。プロトコルヘッダは、Tsp参照ポイント上で送信されるメッセージのプロトコルを示し得る。
【0061】
ある実施形態において、本明細書において説明される、Tsp参照ポイント上で実行されることのできる通信は、インターフェイス方式1100に適合し得る。例えば、
図3の302において送信されるトリガー要求、
図3の304において送信されるトリガーAck、そして
図3の314において送信されるトリガー報告は、MTC−APプロトコルに従って送信または受信されるメッセージであり得る。プロトコルヘッダは、MTC−APを示し得る。MTC−APは、例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、セッション開始プロトコル(SIP)、および/または、ネイティブプロトコルを使用して通信するように構成され得る。本明細書において説明されるメッセージ(例、
図3の302、304、および314において送信される)は、他の実施形態において、他の適切なプロトコルと適合し得る。ある実施形態において、MTC−IWF54は、メッセージを送信または受信するために使用されるプロトコルに従ったトランスレータ、リレー、またはプロキシとして機能するように構成され得る。
【0062】
図12は、ある実施形態に従った、例示のMTC−APメッセージ1200フォーマットの概略図である。MTC−APメッセージ1200は、MTC−APプロトコルに従ってT5a/T5bおよびTsp参照ポイント上で送信されるメッセージ(例、
図3の302、304、308、312および/または314において送信される)において使用され得る。
【0063】
ある実施形態において、MTC−APメッセージ1200は、メッセージの機能を示す1以上のビットを含み得る。例えば、一実施形態において、1からmオクテットはMTC−APヘッダを示すために使用され、m+1からnオクテットは、0個以上の情報要素を示すために使用され得る。ここで、mおよびnは整数である。MTC−APメッセージ1200は、他の実施形態において他の適切なフォーマットを持ち得る。MTC−APメッセージ1200にともなって含まれる情報要素は、MTC−APメッセージタイプに依存し得、当該MTC−APメッセージタイプはMTC−APヘッダ内に含まれ得る(例、
図13のMTC−APヘッダ1300)。
【0064】
図13は、ある実施形態に従った、例示のMTC−APヘッダ1300フォーマットの概略図である。MTC−APヘッダ1300は、MTC−APプロトコルに従ってT5a/T5bおよび/またはTsp参照ポイント上で送信されるメッセージにおいて使用され得る。
【0065】
ある実施形態において、MTC−APヘッダ1300は、メッセージの機能を示すための1以上のビット含み得る。例えば、一実施形態において、MTC−APヘッダ1300は、見ての通り、バージョン(例、プロトコルバージョン)および/またはメッセージの予備の機能を示すための第1オクテットの8ビットを含み得る。
【0066】
第2オクテットはメッセージタイプを示し得る。ある実施形態において、メッセージタイプは、トリガー通知(例、
図3の308において送信)またはトリガー報告(例、
図3の312おいて送信)を持ち得る。例えば、メッセージタイプは、トリガー通知を示すためにメッセージタイプ値240(10進)を持ち得、トリガー報告を示すためにメッセージタイプ値241(10進)を持ち得る。さまざまな実施形態によれば、トリガー通知は、初期メッセージタイプ、トリガー報告は被トリガーメッセージタイプである。
【0067】
第3オクテットは、メッセージ長(第1オクテット)を示し得る。第4オクテットは、メッセージ長(第2オクテット)を示し得る。第5オクテットは、シーケンス番号(第1オクテット)を示し得る。第6オクテットはシーケンス番号(第2オクテット)を示し得る。第7オクテットはシーケンス番号(第3オクテット)を示し得る。第8オクテットは、予備の機能を示し得る。MTC−APヘッダ1300は、他の実施形態において他の適切なフォーマットを持ち得る。
【0068】
トリガー通知およびトリガー報告は、
図12のMTC−APメッセージ1200と
図13のMTC−APヘッダ1300に従って、T5a/T5b参照ポイント上で送信され得る。スモールデータペイロード等のデータは、MTC−APプロトコルに従って、トリガー報告の、および/または、トリガー通知の、一般的データコンテナ内に含まれるようにすることができる。MTC−APプロトコルに従ったトリガー通知は、表1および
図7−10と関連して説明された情報要素を含み得る。MTC−APプロトコルに従ったトリガー報告は、表2および
図7、9と関連して説明されえた情報要素を含み得る。
【0069】
さまざまな実施形態によれば、MTC−APプロトコルに従ってTsp参照ポイント上で送信されるトリガー要求(例、
図3の302において送信される)は、表4において説明される情報要素を含み得る。
【0070】
【表4】
表4において、情報要素は、
図8−10と関連して説明される実施形態と適合し得る。外部識別子情報要素は、モバイルネットワークオペレータ(MNO)ドメイン名およびローカル識別子を使用した外部識別子を示し得る。
【0071】
さまざまな実施形態によれば、MTC−APプロトコルに従ってTsp参照ポイント上で送信されるトリガーAck(例、
図3の304において送信される)は、表5において説明されるような情報要素を含み得る。
【0072】
【表5】
表5において、情報要素は、トリガー通知の成功および/または失敗を示す理由情報要素、ネットワークが過負荷になっており、トリガーを再送信しようとする前にバックオフ(事前設定された時間の間待機する)する必要があり得ることをMTCサーバに示すバックオフタイマ、および、Tspインターフェイス上で送信され得るプライベート拡張、を含み得る。
【0073】
さまざまな実施形態によれば、MTC−APプロトコルに従ってTsp参照ポイント上で送信されるトリガー報告(例、
図3の314において送信される)は、表6において説明される情報要素を含み得る。
【0074】
【表6】
図14は、ある実施形態に従った、無線通信ネットワーク(例、
図1のBWAネットワーク100)におけるデータペイロードの伝送をトリガーするための方法400のフロー図である。方法1400の動作は、
図2−3のMTC−IWFまたは無線通信ネットワークの他のモジュールによって実行され得、
図1−13に関連して説明される技法および構成に適合し得る。
【0075】
1402において、方法1400は、マシンタイプ通信(MTC)サーバから、無線通信ネットワーク上でデータペイロードを送信することをトリガーするためのトリガー要求を受信することを含む。ある実施形態においては、トリガー要求は、第1のデータペイロードをMTCサーバからターゲットUEに送信すること、または、第2のデータペイロードをUEからMTCサーバに送信すること、または、第1のデータペイロードをMTCサーバからターゲットUEに送信すること、および、第2のデータペイロードをUEからMTCサーバに送信することの両方、をトリガーし得る。
【0076】
1404において、方法1400はさらに、MTCサーバにトリガーAckを送信すること(
図3の304において)を含み得る。トリガーAckは、トリガー要求の受信に応答して送信し得る。
【0077】
1406において、方法1400はさらに、トリガー通知をユーザ装置(UE)に送信するためのルーティング情報を取得するためにホームロケーションレジスタ(HLR)(例、
図3のHLR/HSS56)を含むモジュールと通信すること(例、
図3の306において)を含む。HLRとの通信は、トリガー要求の受信に応答して行われ得る。
【0078】
1408において、方法1400は、モビリティ管理エンティティ(MME)および/またはサービングGPRS(一般的パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)(例、
図3のSGSN/MME58)を含むモジュールへ、トリガー要求の受信に応答して無線通信ネットワーク上でデータペイロードの送信をトリガーするためのトリガー通知を送信することを含み得る。トリガー通知は、無線通信ネットワーク上での第1のデータペイロード、および/または、第2のデータペイロードの送信をトリガーし得る。トリガー通知は、トリガー要求に応答して送信され得る。
【0079】
1410において、方法1400はさらに、MMEおよび/またはSGSNを含むモジュールから、トリガー通知の成功または失敗を示すトリガー報告を受信すること(例、
図3の312において)を含み得る。トリガー報告は、トリガー通知に応答して送信され得る。1412において、方法1400はさらに、トリガー報告をMTCサーバに転送すること(例、
図3の314において)を含み得る。
【0080】
所望の
図15が、本明細書で説明される様々な実施形態を実施するために使用され得る例示のシステムの概略を示しているように、本開示の実施形態は、構成するいかなる適切なハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用して一システムに実装され得る。
図15は、一実施形態のために、1以上のプロセッサ1504を備える例示のシステム1500、少なくとも1つのプロセッサ1504に結合されたシステム制御モジュール1508、システム制御モジュール1508に結合されたシステムメモリ1512、システム制御モジュール1508に結合された不揮発性メモリ(NVM)/記憶装置1516、およびシステム制御モジュール1508に結合された1以上の通信インターフェイス1520を説明している。
【0081】
ある実施形態において、システム1500は、本明細書において説明されているようなUE15として機能できるようになり得る。他の実施形態において、システム1500は、
図1の1以上のサーバ50として機能できるようになり得るか、さもなければ、基地局40、1以上のノード、MTCサーバ52、MTC−IWF54、HLR/HSS56、SGSN/MME58、RAN20、GGSN/PGW51、および/または、本明細書で説明される他のモジュールのために説明された機能を実行するロジック/モジュールを提供し得る。ある実施形態において、システム1500は、命令を有する1以上のコンピュータ読取可能媒体(例、システムメモリまたはNVM/記憶装置1516)および1以上のコンピュータ読取可能媒体に結合され、本明細書において説明された動作を実行するためのモジュール(例、インターワーキング機能)を実装するために命令を実行するように構成された1以上のプロセッサ(例、プロセッサ1504)を含み得る。
【0082】
一実施形態のためのシステム制御モジュール1508は、少なくとも1つのプロセッサ1504への、および/または、システム制御モジュール1508と通信するいかなる適切なデバイスまたはコンポーネントへの、いかなる適切なインターフェイスを提供するためのいかなる適切なインターフェイスコントローラを含み得る。
【0083】
システム制御モジュール1508は、システムメモリ1512へのインターフェイスを提供するためのメモリコントローラモジュール1510を含み得る。メモリコントローラモジュール1510は、ハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュール、および/または、ファームウェアモジュールであり得る。
【0084】
システムメモリ1512は、例えばシステム1500のためのデータ、および/または、命令をロードおよび格納するために使用され得る。一実施形態のためのシステムメモリ1512は、例えば適切なDRAM等のいかなる適切な揮発性メモリを含み得る。ある実施形態において、システムメモリ1512は、ダブルデータレートタイプ4シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR4SDRAM)を含み得る。
【0085】
一実施形態のためのシステム制御モジュール1508はNVM/記憶装置1516へのインターフェイスおよび通信インターフェイス1520を提供する1以上の入力/出力(I/O)コントローラを含み得る。
【0086】
NVM/記憶装置1516は、例えば、データおよび/または命令を格納するために使用され得る。NVM/記憶装置1516は、フラッシュメモリ等のいかなる適切な不揮発性メモリを含み得、および/または、1以上のハードディスクドライブ(HDD)、1以上のコンパクトディスク(CD)ドライブ、および/または、1以上のデジタル多目的ディスク(DVD)ドライブ等、いかなる適切な不揮発性記憶装置を含み得る。
【0087】
NVM/記憶装置1516は、その上にシステム1500が実装されているデバイスの物理的一部である、または必ずしもデバイスの一部ではないがデバイスによってアクセスされ得る、記憶リソースを含み得る。例えば、NVM/記憶装置1516は、通信インターフェイス1520を介してネットワーク上でアクセスされ得る。
【0088】
通信インターフェイス1520は、システム1500が1以上のネットワーク上で通信するための、および/または、いかなる他の適切なデバイスと通信するための、インターフェイスを提供し得る。システム1500は、1以上の無線ネットワーク標準および/またはプロトコルのいずれかに従って、無線ネットワークの1以上のコンポーネントとワイヤレスで通信し得る。
【0089】
一実施形態のために、プロセッサ1504の少なくとも1つは、メモリコントローラモジュール1510等のシステム制御モジュール1508の1以上のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージされ得る。一実施形態のために、プロセッサ1504の少なくとも1つは、システム・イン・パッケージ(SiP)を形成するためにシステム制御モジュール1508の1以上のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージされ得る。一実施形態のために、プロセッサ1504の少なくとも1つは、システム制御モジュール1508の1以上のコントローラのためのロジックと同じダイ上で集積され得る。一実施形態のために、プロセッサ1504の少なくとも1つは、システム・オン・チップ(SoC)を形成するために、システム制御モジュール1508の1以上のコントローラのためのロジックと同じダイ上で集積され得る。
【0090】
さまざまな実施形態において、システム1500は、これらに限定されないが、サーバ、ワークステーション、デスクトップコンピューティングデバイス、またはモバイルコンピューティングデバイス(例、ラップトップコンピューティングデバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、タブレット、ノートブック、等)であり得る。さまざまな実施形態において、システム1500は、より多くのまたはより少ないコンポーネント、そして/または、異なるアーキテクチャを持ち得る。例えば、ある実施形態において、システム1500は、カメラ、キーボード、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン(タッチスクリーンディスプレイを含む)、不揮発性メモリポート、複数アンテナ、グラフィックチップ、アプリケーション固有集積回路(ASIC)、およびスピーカの1以上を含む。
【0091】
さまざまな実施形態によれば、本開示で説明される装置は、命令を有する1以上のコンピュータ可読媒体と、1以上のコンピュータ可読媒体と結合され、命令を実行してインターワーキング機能(IWF)を実装し、マシンタイプ通信(MTC)サーバから、無線通信ネットワーク上でデータペイロードの送信をトリガーするトリガー要求を受信し、該データペイロードは事前設定された閾値よりも小さく、該トリガー要求に応答して、参照ポイント上でモビリティ管理エンティティ(MME)またはサービングGPRS(一般的パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)を含むモジュールに、無線通信ネットワーク上でのデータペイロードの送信をトリガーするトリガー通知を送信するように構成された1以上のプロセッサと、を含む。ある実施形態において、データペイロードは、ユーザ装置(UE)からMTCサーバへの上りリンク伝送のための第1のデータペイロードであり、該UEは、無線通信ネットワークとワイヤレスに通信するように構成されている。ある実施形態において、トリガー通知は、MTCサーバからUEへの下りリンク伝送のための第2のデータペイロードを含み、第2のデータペイロードは、事前設定された閾値よりも小さい。ある実施形態において、モジュールは第1のモジュールであり、参照ポイントは第1の参照ポイントであり、IWFはさらに、トリガー要求の受信に応答して、ホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者サーバ(HSS)を含む第2のモジュールと第2の参照ポイント上で通信して、第1の参照ポイント上でトリガー通知をユーザ装置(UE)に送信するためのルーティング情報を取得するように構成されている。
【0092】
ある実施形態において、参照ポイントは、IWFで終端する第1の参照ポイントであり、IWFは、マシンタイプ通信インターワーキング機能(MTC−IWF)を含み、該MTC−IWFは、MTCサーバからMTC−IWFへの第2の参照ポイントを終端するように構成されている。ある実施形態において、MTC−IWFは、第2の参照ポイント上でトリガー要求を受信するように構成されている。
【0093】
ある実施形態において、IWFはさらに、IWFがトリガー要求を処理できないときに、トリガーAckをMTCサーバに送信するように構成されている。ある実施形態において、IWFはさらに、MMEまたはSGSNを含むモジュールから、トリガー通知の成功または失敗を示すトリガー報告を受信し、トリガー報告をMTCサーバに転送するように構成されている。ある実施形態において、トリガー報告はデータペイロードを含む。ある実施形態において、トリガー通知は、GPRS(一般的パケット無線サービス)トンネリングプロトコル(GTP)メッセージまたはMTCアプリケーションプロトコル(MTC−AP)メッセージである。ある実施形態において、トリガー要求はMTC−APメッセージである。
【0094】
ある実施形態において、トリガー通知は、理由、ユーザ装置(UE)ID、有効期間、優先度、一般的データコンテナ、またはプライベート拡張を提供する1以上の情報要素を含む。ある実施形態において、無線通信ネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、一般的パケット無線サービス(GPRS)、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)、進化HSPA(E−HSPA)、またはロングタームエボリューション(LTE)ネットワークである。ある実施形態において、無線通信ネットワークは、GSMエボリューションのためのGSM拡張データ(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)、ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)、または進化UTRAN(E−UTRAN)を介してユーザ装置(UE)にアクセス可能である。
【0095】
さまざまな実施形態によれば、本開示はシステムを説明する。該システムは、無線通信ネットワーク上でデータペイロードの送信をトリガーするためのトリガー要求を送信するように構成されたマシンタイプ通信(MTC)サーバと、第1の参照ポイント上でMTCサーバからトリガー要求を受信し、トリガー要求に応答して第2の参照ポイント上で、無線通信ネットワーク上でデータペイロードの送信をトリガーするためのトリガー通知を送信するように構成されたインターワーキング機能(IWF)と、モビリティ管理エンティティ(MME)またはサービングGPRS(一般的パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)を含み、トリガー通知をIWFから受信するように構成されたモジュールと、を含む。ある実施形態において、データペイロードは、ユーザ装置(UE)からMTCサーバへの上りリンク伝送のための第1のデータペイロードであり、該UEは無線通信ネットワークとワイヤレスに通信するように構成され、該データペイロードは、事前設定された閾値より小さく、また、トリガー通知はMTCサーバからUEへの下りリンク伝送のための第2のデータペイロードを含み、該第2のデータペイロードは事前設定された閾値よりも小さい。
【0096】
ある実施形態において、モジュールは第1のモジュールであり、システムはさらに、ホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者サーバ(HSS)を含む第2のモジュールを含み、IWFはさらに、トリガー要求の受信に応答して、トリガー通知をルーティングするためのルーティング情報を取得するために、第2のモジュールと第3の参照ポイント上で通信するように構成されている。ある実施形態において、IWFはさらに、IWFがトリガー要求を処理できないとき、MTCサーバにトリガーAckを送信するように構成されている。ある実施形態において、モジュールはさらに、トリガー通知の受信に応答して、無線通信ネットワークとワイヤレスに通信するように構成されたユーザ装置(UE)に、トリガー要求を示すメッセージを送信するように構成されている。ある実施形態において、モジュールはさらに、トリガー要求を示すためにUEに送信されたメッセージの成功または失敗を示すために、トリガー報告をIWFに送信するように構成されている。ある実施形態において、IWFはさらに、トリガー報告をMTCサーバに転送するように構成され、MTCサーバは、トリガー報告の受信に応答して、ユーザプレーン接続上でデータペイロードを送信するためのUEとのユーザプレーン接続を確立するように構成されている。
【0097】
さまざまな実施形態によれば、本開示は方法を説明する。該方法は、第1の参照ポイント上で、無線通信ネットワークのマシンタイプ通信(MTC)サーバから、MTCサーバからユーザ装置(UE)への第1のデータペイロードの送信、または、UEからMTCサーバへの第2のデータペイロードの送信、または、MTCサーバからUEへの第1のデータペイロードの送信とUEからMTCサーバへの第2のデータペイロードの送信の両方、をトリガーするトリガー要求を受信するステップを含む。ある実施形態において、UEは、
GSMエボリューションのためのGSM拡張データ(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)、ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)、または進化UTRAN(E−UTRAN)を介して無線通信ネットワークとワイヤレスに通信するように構成されている。ある実施形態において、第1のデータペイロードと第2のデータペイロードは、事前設定された閾値よりも小さい。ある実施形態において、当該方法はさらに、トリガー要求に応答して、第2の参照ポイント上でモビリティ管理エンティティ(MME)またはサービングGPRS(一般的パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)を含むモジュールへ、無線通信ネットワーク上での第1のデータペイロード、および/または、第2のデータペイロードの送信をトリガーするためのトリガー通知を送信するステップを含む。
【0098】
ある実施形態において、モジュールは第1のモジュールであり、当該方法はさらに、トリガー要求の受信に応答して、トリガー通知をユーザ装置(UE)に送信するためのルーティング情報を取得するために、ホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者サーバ(HSS)を含む第2のモジュールと第3の参照ポイント上で通信するステップを含む。ある実施形態において、当該方法はさらに、トリガー要求の受信に応答して、トリガーAckをMTCサーバに送信するステップを含む。ある実施形態において、当該方法はさらに、トリガー報告をモジュールから受信するステップを含み、トリガー報告は、トリガー通知の成功または失敗を示す。ある実施形態において、当該方法はさらに、トリガー報告をMTCサーバに転送するステップを含む。
【0099】
さまざま実施形態によれば、本開示は、装置を説明する。該装置は、命令を有する1以上のコンピュータ可読媒体と、1以上のコンピュータ可読媒体と結合され、命令を実行して、無線通信ネットワークのモビリティ管理エンティティ(MME)またはサービングGPRS(一般的パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)を含む第1のモジュールを実装し、ユーザ装置(UE)からマシンタイプ通信(MTC)サーバへの無線通信ネットワーク上でのデータペイロードの送信をトリガーするためのトリガー通知を受信するように構成された1以上のプロセッサと、を含む。ある実施形態において、データペイロードは、事前設定された閾値よりも小さい。ある実施形態において、1以上のプロセッサは、命令を実行して、トリガー通知の受信に応答して、トリガー通知を示すメッセージをUEに送信するように構成され、UEは、無線通信ネットワークとワイヤレスに通信するように構成されている。ある実施形態において、無線通信ネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、一般的パケット無線サービス(GPRS)、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)、進化HSPA(E−HSPA)、またはロングタームエボリューション(LTE)ネットワークである。
【0100】
ある実施形態において、トリガー通知をUEに示すメッセージは、非アクセス階層(NAS)メッセージである。ある実施形態において、モジュールはさらに、無線通信システムの制御プレーン上でUEからデータペイロードを受信するように構成されている。ある実施形態において、モジュールはさらに、トリガー通知の成功または失敗を示すトリガー報告を送信するように構成されている。ある実施形態において、トリガー報告は、UEから受信したデータペイロードを含む。ある実施形態において、トリガー通知は、無線通信ネットワークの制御プレーン上でモジュールによって受信された、GPRS(一般的パケット無線サービス)トンネリングプロトコル(GTP)メッセージまたはMTCアプリケーションプロトコル(MTC−AP)メッセージである。ある実施形態において、トリガー通知は、理由、ユーザ装置(UE)ID、有効期間、優先度、一般的データコンテナ、またはプライベート拡張を提供する1以上の情報要素を含む。ある実施形態において、UEは、GSMエボリューションのためのGSM拡張データ(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)、ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)、または進化UTRAN(E−UTRAN)を介して無線通信ネットワークと通信するように構成されている。
【0101】
本明細書において、説明の目的のために、一定の実施形態が示され説明されてきたが、同じ目的を達成するために計算された多種多様な代替の、そして/または、均等の実施形態または実装が、本開示の範囲から逸脱することなく、示され説明された実施形態を置き換え得る。本出願は、本明細書で議論された実施形態のいかなる適用またはバリエーションもカバーすることを意図している。従って、本明細書において説明された実施形態は特許請求の範囲とその均等物によってのみ限定されることを意図していることは明白である。
【0102】
本出願は、2011年11月4日に出願された米国仮特許出願番号61/556,109の優先権を主張し、すべての目的のために、その明細書全体が参照により本明細書に取り込まれる。