【課題を解決するための手段】
【0006】
上記発明の目的を実現するために、本発明は以下の技術案を採用している。回転係止ペン
であって、前記回転係止ペンは、回転係止ペン軸筒前部と、ペン芯と、軸筒後部と、バネ
とを含んでおり、前記ペン芯の本体は前記軸筒前部と前記軸筒後部の内に位置しており、
前記バネは前記ペン芯におけるペン先寄りの外部を囲んでおり、前記ペン芯の前部におけ
るペン先は前記軸筒前部から延出し露出でき、前記軸筒前部の後部に係止部品がソケット
接続され、前記係止部品は前記軸筒前部に回転可能にソケット接続されており、前記軸筒
前部と前記軸筒後部とがソケット接続された後、前記係止部品が前記軸筒後部内に位置し
ており、前記係止部品の外面において前記軸筒後部との接触面に多角形係止溝が設けられ
ており、さらに前記多角形係止溝の内部に限位ブロック部材が設けられており、前記軸筒
前部と前記軸筒後部とのソケット接続箇所に、前記軸筒後部と前記軸筒前部とを相対的に
一定のストロークにて移動可能なソケット接続間隔が設けられており、前記軸筒後部の内
側壁に係合突起が設けられ、前記係合突起が前記多角形係止溝内に収納されており、前記
軸筒後部と前記軸筒前部とが軸方向に相対的に移動するときにおいて、前記係合突起が前
記多角形係止溝で前記限位ブロック部材の周りに沿って摺動するようにでき、前記限位ブ
ロック部材が前記多角形係止溝の中部領域に位置し、前記軸筒後部と前記軸筒前部とが軸
方向に相対的に移動して、前記係合突起が前記限位ブロック部材に係り込み、前記軸筒後
部と前記軸筒前部が軸方向に近寄る第一の段階になって、前記ペン芯が露出状態にあり、
前記係合突起が前記限位ブロック部材から離れ、且つ前記軸筒後部と前記軸筒前部とが軸
方向に離れ合う第二の段階になると、前記ペン芯が縮込状態にある。
【0007】
好ましくは、前記軸筒前部の後端部にその本体より小径の取付部が設けられ、前記取付部
は環形の取付溝と取付凸環を含んでおり、前記取付凸環が前記取付溝の後側に位置してお
り、前記係止部品の内壁に前記取付溝にあわせる環形取付凸条が設けられている。前記軸
筒前部と前記係止部品とがソケット接続され取付けられたときに、前記環形取付凸条が取
付溝内に嵌設されているようになる。
【0008】
好ましくは、前記軸筒前部の後部外側壁は前記係止部品外側壁と直径が等しい。これによ
って、軸筒後部の内径を前後に一致させ、製造の難度とコストを低下させる。
【0009】
好ましくは、前記多角形係止溝が前記係止部品の中部外側壁に位置し、前記限位ブロック
部材が前記多角形係止溝の中部領域に位置し、前記係合突起は多角形係止溝の多角形内壁
と限位ブロック部材の外壁との間の案内凹溝構造内に収納され移動するようにされており
、前記案内凹溝構造は、係合突起が移動するための第一の案内摺動軌道、第一の案内傾斜
坂、第二の案内摺動軌道、第二の案内傾斜坂、第三の案内摺動軌道及び復帰案内傾斜坂を
含んでおり、第一の案内摺動軌道、第一の案内傾斜坂、第二の案内摺動軌道、第二の案内
傾斜坂、第三の案内摺動軌道及び復帰案内傾斜坂は順次に首尾相接して、復帰案内傾斜坂
の末端が前記第一の案内摺動軌道に接しており、前記限位ブロック部材は第二の案内摺動
軌道に対応する第一の限位傾斜坂と、係合突起を収納してペン芯のペン先を外露させるた
めのブロック係止箇所とを含んでおり、前記ブロック係止箇所が軸方向において前記第二
の案内傾斜坂の中部に対応する。
【0010】
前記軸筒後部と前記軸筒前部が軸方向に相互に近寄るよう移動するときにおいて、前記係
止突起が前記多角形係止溝内で前記限位ブロック部材のまわりに沿って摺動し、前記第一
の案内摺動軌道と前記第二の案内摺動軌道を摺動した後、前記係止突起が前記ブロック係
止箇所に係り止め、このときに前記ペン先が露出し、ペンが使用状態になり、前記軸筒後
部と前記軸筒前部が軸方向に相互に離れ合うよう移動するときにおいて、前記係止突起が
多角形係止溝内で前記限位ブロック部材のまわりに沿って摺動し、前記第三の案内摺動軌
道と第四案内摺動軌道を摺動した後、前記係止突起が前記第一の案内摺動軌道の開始位置
に戻る。
【0011】
好ましくは、前記多角形係止溝の第一の案内摺動軌道の開始位置に前記係止部品の後端に
連通する取入れ案内溝が設けられており、前記取入れ案内溝にブロック階段が備えられて
いる。取入れ案内溝を設けることにより、係止部品と軸筒前部を組み合わせるのが便利に
なる。ブロック階段の設置により、組み合わせるときの手触りがよく、係合突起が軸筒前
部と軸筒後部の相対的な運動過程で多角形係止溝から脱出することを防止することができ
る。
【0012】
好ましくは、ブロック階段は両側も傾斜坂度がある階段であり、前記係合突起は両側も傾
斜坂度がある凸部である。傾斜度がある階段を設けることにより、組み合わせが便利にさ
せる。
【0013】
好ましくは、係止部品の全体は円筒状を呈しており、係止部品の前端に円筒形軸方向に侵
入する複数の変形開口が設けられ、各変形開口が前記環形取付凸条を垂直に貫通する。前
記変形開口を設ける目的は、係止部品を軸筒前部に容易に組み入れることである。
【0014】
好ましくは、前記軸筒後部の前端に第一の位置決め印溝が設けられ、前記第一の位置決め
印溝が前記係合突起と同一の軸線上に位置されている。前記係合突起が軸筒後部の内壁に
位置されているので、組み入れときに見えにくく、軸筒後部に第一の位置決め印溝を設け
ることにより、係合突起の位置を識別することができ、組み合わせが便利である。
【0015】
好ましくは、限位ブロック部材は相互に接近する第一のブロックと第二のブロックからな
り、前記第二の案内摺動軌道に対応する第一の限位傾斜坂が前記第一のブロックの下側に
位置しおり、前記係合突起を収納して前記ペン芯のペン先を外露させるためのブロック係
止箇所が第一のブロックと第二のブロックの間に形成される欠口に位置しており、前記第
一のブロックの上側と第二のブロックの上側がそれぞれ前記多角形係止溝における復帰案
内傾斜坂に対応し、そして、それらの間に復帰案内摺動軌道を残している。上記好ましい
技術案によって、多角形係止溝の軸方向における長さを減少させ、係止部品の軸方向にお
ける長さを減少させる。
【0016】
好ましくは、ソケット接続間隔に軟質の防塵スリーブがソケット接続されており、前記軸
筒前部の両側部に保持摩擦部が設けられている。