(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記提示制御部は、前記選択した補助情報を提示させるための処理として レシピ情報及び前記選択した補助情報を含むウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを前記端末装置に送信する
請求項1に記載の情報処理装置。
補助情報は前記補助可能部分についての詳細情報を含み、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザについてのパーソナルデータから判定した熟練度に基づいて補助情報を選択する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
前記補助可能部分はレシピの実行手順を含み、補助情報は該実行手順の代替手順であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザについてのパーソナルデータから判定した熟練度に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
補助情報は前記補助可能部分についての詳細情報を含み、前記補助情報選択部はレシピにおける前記補助可能部分の使用頻度の値が閾値以下であり、かつ前記補助可能部分に係る商材が前記端末装置のユーザにより購入されていない補助情報を選択する
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
前記補助可能部分はレシピで用いられる材料情報を含み、補助情報は該材料情報の代替材料であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる購入履歴に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報処理装置。
前記補助可能部分はレシピで用いられる器具情報を含み、補助情報は該器具情報の代替器具であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる購入履歴に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報処理装置。
前記補助可能部分はレシピで用いられる食材情報を含み、補助情報は該食材情報の代替食材であって、前記補助情報選択部は前記端末装置のユーザのパーソナルデータに含まれる健康情報に基づいて補助情報を選択する
請求項1乃至請求項7の何れかに記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<1.全体構成>
以下、実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成について説明する。
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムはネットワークを利用して、ユーザ端末に料理のレシピ情報を配信するレシピ提供サービス(以下、「本サービス」とも表記する)におけるレシピ提供システムとして機能する。
図1における管理サーバが本発明請求項の情報処理装置の実施の形態に相当する。
なお、本実施の形態においては、レシピの一例として料理レシピを用いた本サービスとして説明したが、ここでのレシピは料理に限られることはなく、日曜大工等の工作における制作レシピ、電子工作におけるレシピ、インターネット上におけるブログの作成レシピ、購入商品の取扱説明書における取り扱いの説明、目標を達成するための道筋を示したレシピ等、様々なレシピが考えられる。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態に係るネットワークシステムは、複数のユーザ端末1、管理サーバ2がネットワークNWにより相互に通信可能な状態で接続されている。また、管理サーバ2はデータベース3にアクセス可能とされている。
なお、以下では「データベース」を「DB(Database)」と表記する。
【0020】
ネットワークNWの構成は多様な例が想定される。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(VPN:Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通
信網、衛星通信網などが想定される。
またネットワークNWの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも使用可能である。
【0021】
ユーザ端末1は、レシピを閲覧するためにユーザが使用する情報処理装置である。なおユーザ端末1は、ユーザが管理サーバ2にレシピを投稿するための情報処理装置としても機能する。ユーザ端末1は、例えば通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いはスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどにより実現される。
ユーザ端末1は、管理サーバ2にレシピ要求を送信し、管理サーバ2から受信したレシピを自身の端末装置の表示画面に表示する。またユーザ端末1は、ユーザが作成したレシピを管理サーバ2に送信することもできる。
【0022】
管理サーバ2は、本サービスの提供者によって操作される情報処理装置である。具体的には、管理サーバ2は、例えば当該システムの提供会社に設置されたコンピュータ装置である。
管理サーバ2は、ユーザ端末1に提示させるためのレシピを解析して補助候補部分を抽出する。管理サーバ2は、補助候補部分に対応する補助情報をそれぞれ取得し、当該対応関係情報をあらかじめDB3に記憶する。
ユーザ端末1に提示させるためのレシピは、例えばユーザにより投稿された、又はサービスの運営スタッフ等により作成されたものであり、当該レシピ情報はあらかじめ又は随時DB3に記憶される。
【0023】
ここで補助候補部分とは、レシピの文章等のうち、補助情報を付加することのできる部分をいう。当該部分は例えば食材及び調理器具の名称や、調理手順単位の文字情報である。なお、当該部分は、文字情報だけに限られず、料理等の画像情報や調理手順を読み上げる音声情報等、様々な態様が考えられる。
また補助情報とは、補助候補部分に付加する追加情報をいう。補助情報としては、補助候補部分についての説明が不十分と考えられる場合の詳細情報(例えば、知名度が低い食材についてのその食材の詳細情報)、補助候補部分について違うもので代用できる場合の代替情報(例えば、レシピで用いる食材が他の食材でも代替できる場合の代替食材情報や、レシピの調理手順が他の手順でも代用できる場合の代替手順情報)、補助候補部分についての関連情報(例えば、レシピに用いる調理器具についての商品情報)等、様々な情報が考えられる。
【0024】
そして管理サーバ2は、ユーザからレシピの閲覧要求を受信すると当該レシピに対応する対応関係をDB3から取得する。管理サーバ2は、当該ユーザのパーソナルデータを用いて、取得した対応関係から提示すべき補助情報を選択し、当該選択した補助情報を付加したレシピをユーザ端末1に送信する。
なお、管理サーバ2は、ユーザ端末1に提示させるためのレシピをDB3に記憶させる処理も行う。
【0025】
DB3は、管理サーバ2がユーザ端末1に、ユーザごとにパーソナライズされた補助情報が付されたレシピを送信するために必要な情報が格納されたDBを包括的に示している。DB3の詳細については後述する。
【0026】
続いて、
図1に示したユーザ端末1、管理サーバ2、DB3を構成する情報処理装置にハードウェア構成を
図2に示す。ユーザ端末1、管理サーバ2、DB3として示した各装置は、情報処理及び情報通信が可能な
図2に示すようなコンピュータ装置として実現できる。
【0027】
図2において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM( Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM( Random Access Memory )103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク4を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
【0028】
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介してデータやプログラムを受け渡したりすることが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ユーザ端末1、管理サーバ2、DB3としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、ユーザ端末1、管理サーバ2、DB3を構成する情報処理装置は、
図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPN(Virtual Private Network)などにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。複数の情報処理装置には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としての情報処理装置が含まれてもよい。
【0029】
<2.管理サーバの機能構成及びデータベース>
図1に戻り、管理サーバ2の機能構成及びDB3について説明する。
管理サーバ2は1又は複数の情報処理装置で構成される。また、管理サーバ2の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し、以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また、各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の一つが複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
管理サーバ2は、補助情報管理部21、補助情報選択部22、提示制御部23を有する。
【0030】
補助情報管理部21は、レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、抽出した補助可能部分に補助情報を対応付けた対応関係をあらかじめDB3に記憶させる。レシピの解析手法の詳細については後述する。
また補助情報管理部21は、ユーザ端末1に提示させるためのレシピ情報をDB3に記憶させる処理を行う。
【0031】
補助情報選択部22は、ユーザ端末1から提示要求されたレシピについてDB3に記憶されている補助情報のうちで、ユーザ端末1に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する。補助情報選択部22による補助情報の選択処理(以下、補助情報選択処理とも表記する。)の詳細については後述する。
【0032】
提示制御部23は、提示要求されたレシピをユーザ端末1においてウェブページとして提示させると共に、補助情報選択部22が選択した補助情報を提示させるための処理を行う。
また提示制御部23は、ユーザが調理本サービスを利用するにあたり、ユーザ端末1に提示する必要のある他のウェブページを提示させる処理も行う。
【0033】
次に、これらの機能を備えた管理サーバ2が、ユーザ端末1に提示させる補助情報を選択するため等に用いるDB3について
図1、
図3乃至
図6を用いて説明する。
DB3は、例えば
図1に示すように、ユーザDB31、レシピDB32、補助情報DB33、対応関係DB34等で構成されている。もちろんこれ以外にもDB3は、管理サーバ2として機能するために必要なDBを含んで構成されていてもよい。
【0034】
ユーザDB31には、例えば
図3に示すように、ユーザ端末1を所持する本サービスを利用するユーザに関するパーソナルデータが記憶されている。具体的には、ユーザ識別情報であるユーザID(Identification)に対して、氏名、性別、年齢、住所、嗜好などの属性情報、家族構成情報、健康に関する情報、本サービスにおいて設定されたユーザの料理熟練度を示すユーザランク情報、ウェブページの閲覧履歴等の行動履歴情報、当該行動の時刻情報などが紐付けられて記憶されている。
ここでいうパーソナルデータは、上記したようなユーザに関する様々な情報それ自体のデータや、当該情報から推定できるデータ等のことである。
【0035】
なお、属性情報は上記に限られることはなく、職業、趣味、性格など様々な属性情報が記憶されていてもよい。またユーザランクは、本サービスにおいて、例えば管理サーバ2により、ユーザが実際に調理したと考えられるレシピの難易度、レシピの投稿頻度、投稿したレシピの内容等から総合的に判定されるものである。ユーザランクは、例えば「1」〜「5」の5段階の数値で設定される。数値が大きいほどユーザの熟練度が高いことを示している。
またユーザDB31に登録されるユーザは、例えば管理サーバ2が提供するレシピ提供等のサービスを受けるために登録されたユーザなどであり、ユーザIDは当該登録に応じて付与されるものとすればよい。
【0036】
レシピDB32には、例えば
図4に示すように、ユーザ端末1に提示させるためのレシピに関するデータが記憶されている。具体的には、レシピ識別情報であるレシピIDに対して、レシピの名称情報、和食や中華といった料理ジャンル情報、調理にあたり使用される使用食材情報、調理に用いられる調理器具に関する使用器具情報、レシピの調理手順情報などが紐付けられて記憶されている。またレシピDB32には、レシピごとのウェブページデータも記憶されている。レシピIDは、レシピDB32に登録される際に付与される。
【0037】
補助情報DB33には、例えば
図5に示すように、対応関係を生成する際に用いる補助情報に関するデータが記憶されている。具体的には、補助情報、補助情報に対応する補助候補部分の情報、補助ランク情報などが記憶されている。
補助ランクは、ユーザランクに対応した基準により、補助情報ごとにあらかじめ設定されたランクであり、例えばユーザランクと同様に「1」〜「5」の5段階の数値で設定される。
補助ランクは、補助情報を表示するのに適したユーザのランクを示している。例えば、補助情報の補助ランクが「4」の場合は、当該補助情報は、ユーザランクが「1」〜「3」のユーザにとっては難しい内容といえる。一方、ユーザランクが「5」のユーザにとっては、当該補助情報は簡単な内容といえる。
補助ランクの数値はユーザランクに基づいて設定される。補助ランクとユーザランクの比較により、補助候補部分について、ユーザの料理熟練度からみて補助情報が必要であるか否かが判定される。
【0038】
対応関係DB34には、例えば
図6に示すように、各レシピにおける補助候補部分と補助情報の対応関係などが記憶されている。具体的には、レシピIDのレシピが有する補助候補部分と当該補助候補部分に紐付けられた補助情報との対応関係が記憶されている。
【0039】
なお、DB3には、他にも本サービスを構成する様々なウェブページデータが記憶されている。例えばログイン画面、レシピ及び補助情報等のウェブページデータが記憶されている。管理サーバ2は、DB3から取得した画像やテキストをユーザ端末1上で提示させる。
これらのウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、記事などのテキストデータや記事に添付された画像などの画像データと、それらの配置や提示態様(文字色、フォント、大きさ及び装飾など)が記述されている。
【0040】
以上の各DBを有するDB3は、管理サーバ2とは別のサーバコンピュータ内に構築されていてもよいし、管理サーバ2内に構築されていてもよい。
また図示及び説明の便宜上、DB3として示したが、ユーザDB31、レシピDB32、補助情報DB33、対応関係DB34の各DBは、管理サーバ2がアクセス可能であれば、どのような形態で実現されていてもよい。例えば管理サーバ2と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えば、ユーザDB31として記憶される情報が、レシピDB32により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
【0041】
<3.ユーザ端末での提示画面の概要>
以下、実施の形態のユーザが本サービスを利用する場合に、ユーザ端末1に提示される画面の一例について
図7乃至
図9を用いて説明する。
【0042】
本サービスでは、例えば
図7に示すように、ユーザがレシピを選択するためのレシピ選択画面50がユーザ端末1に提示される。ユーザ端末1に提示されたサイト上において、ユーザの操作により本サービスを提供するサイトが選択されることにより、レシピ選択画面50がユーザ端末1に提示される。
【0043】
レシピ選択画面50には、複数のレシピ枠Re1、Re2、Re3、…が設けられている。各レシピ枠Reには、レシピに応じた料理名称及び当該料理のサムネイル画像がそれぞれ提示されている。例えば、レシピ枠Re1の枠外に料理名称「ほうれん草のパスタ」が表示され、レシピ枠Re1の枠内に「ほうれん草のパスタ」のサムネイル画像が表示されている。
【0044】
ユーザは、閲覧を希望するレシピ枠Reを例えばマウスによるクリック操作等により選択する。これにより、
図8又は
図9に示すような当該レシピ枠Reに対応した料理のレシピ画面が、ユーザ端末1に提示される。具体的には、ユーザがレシピ選択画面50で料理「ほうれん草のパスタ」に対応するレシピ枠Re1を選択することで、例えば
図8に示すような「ほうれん草のパスタ」についての通常レシピ画面60が表示される。
【0045】
図8の例では、
図4のレシピDB32に記憶されたレシピ情報を反映した通常レシピ画面60が表示される。当該レシピ情報は、ユーザにより投稿された、又はサービスの運営スタッフ等により作成されたレシピであり、補助情報が付加されていないものである。
通常レシピ画面60には、「ほうれん草のパスタ」といった料理名称、「ミンスターほうれん草、ベーコン、パスタ…」といった使用食材、「調理なべ、パスタサーバー、フライパン…」といった調理器具、「ほうれん草のパスタ」の調理手順等の情報が表示されている。
【0046】
こうして通常レシピ画面60がユーザ端末1に提示された場合、例えば使用食材の「ミンスターほうれん草」や調理器具の「パスタサーバー」等、ユーザの料理についての知識や腕前等(熟練度)によって、その語句の意味がわからないことがある。
また、アレルギー等の健康状態やユーザの現在所持していない調理器具や食材によって、レシピにおいて提示されている使用食材や調理器具を必ずしもユーザが用いることができるとは限らない。そして、食材や調理器具等を所持していない場合に、所持していないものであって、購入可能な商品情報を表示することはユーザの商品検索の手間を省くことになる。
さらに、ユーザの料理の熟練度次第では、現在表示されている調理手順に一手間加えることで、よりユーザにとって満足のいくレシピを提供することも考えられる。
【0047】
このように、ユーザごとのパーソナルデータを用いて、レシピ表示の際にユーザにとって有用だと考えられる補助情報を付加することは、ユーザがレシピを閲覧する途中に語句の意味、代替食材、購入商品の検索をしなければならないといった余計な手間を省くことができる。これはユーザにとって利便である。
従ってこのような課題を解決すべく、本実施の形態では、
図7のレシピ選択画面50においてユーザが閲覧を希望するレシピ枠Reを選択すると、選択したレシピ枠Reに対応するレシピ情報に補助情報を付加したものが、
図9に示す補助レシピ画面70に表示される。
【0048】
補助レシピ画面70は、レシピ表示領域AR1と補助情報表示領域AR2を有する。レシピ表示領域AR1には、
図8の通常レシピ画面と同様にレシピ情報が提示される。
補助情報表示領域AR2には、表示するレシピからあらかじめ抽出された補助候補部分pn(例えば、
図9に示すpn1、pn2、pn3…)に対応する補助情報ar(ar1、ar2、ar3…)が表示されている。
【0049】
補助情報arの表示態様の一例として、補助候補部分pn1(食材「ミンスターほうれん草」)については当該食材の詳細情報としての補助情報ar1が、補助候補部分pn2(食材「ベーコン 5枚」)については当該食材の代替食材としての補助情報ar2(代替食材「豚バラ肉 50g」)が、補助候補部分pn3(調理器具「パスタサーバー」)については当該調理器具の詳細情報としての補助情報ar3が、補助候補部分pn4(調理器具「フライパン」)については当該調理器具の購入可能な商品情報としての補助情報ar4(「テフロンフライパン」、「パスタ用フライパン」)が、補助候補部分pn5(調理手順1)については当該手順の代替手順としての補助情報ar5が、それぞれ表示されている。
このとき、それぞれの補助情報arは、補助情報表示領域AR2に直接その内容を表記してもよいし、その内容が表記されているページへのリンクを表記してもよい。当該リンクはURL(Uniform Resource Locator)により表記される。ユーザは、当該リンクを選択することで、移動先のページから補助情報を閲覧することができる。
【0050】
図9の補助レシピ画面70において、補助情報arは、本サービスにログインしているユーザのパーソナルデータにより、選択的に表示される。例えば、パーソナルデータからユーザが料理における熟練度が高いと考えられる場合は、レシピを表示する際に、補助候補部分pn1に対応する補助情報ar1は表示されない。また、補助候補部分pn4である調理器具「フライパン」を過去に購入済みである場合は、購入のための商品情報である補助情報ar4を表示しない。
このように、本実施の形態においては、ユーザのパーソナルデータから様々な補助情報arの表示の有無を選択する。即ち、過去のパーソナルデータからユーザにとって有用であると考えられる補助情報を表示することができる。
【0051】
<4.レシピ提供システムの処理の概要>
図10を用いて本サービスにおけるレシピ提供システムの概要について説明する。
図10は、ユーザ端末1及び管理サーバ2が実行する処理の流れの一例を示している。
【0052】
レシピ提供システムによる本サービスを求めるユーザは、ユーザ端末1から管理サーバ2が提供するウェブサイトにアクセスし、ログイン処理を行う。ユーザ端末1はステップS11においてログイン要求情報を管理サーバ2に送信し、管理サーバ2側ではステップS21においてログイン処理を行う。例えば新規ユーザ登録や、すでに登録されているユーザの認証処理などが行われる。
【0053】
ログイン処理を適正に完了した後、ユーザ端末1はステップS12において、本サービスにおける
図7に示すようなレシピ選択画面50の提示要求情報を管理サーバ2に送信する。当該提示要求情報を受信した管理サーバ2は、ステップS22において、レシピ選択画面50のウェブページデータをユーザ端末1に送信し、レシピ選択画面50を提示制御する処理を行う。そして、当該ウェブページデータを受信したユーザ端末1は、自身の提示画面にレシピ選択画面50を提示する。
【0054】
その後、ユーザ端末1は、ユーザのレシピ選択画面50に提示されたレシピの選択操作情報を受信すると、ステップS14において、
図9に示すような補助レシピ画面70の提示要求情報を送信する。
【0055】
管理サーバ2は、ユーザ端末1から補助レシピ画面70の提示要求情報を受信すると、ステップS23において、補助レシピ画面生成処理を行う。管理サーバ2は、補助レシピ画面生成処理において、レシピの補助候補部分にあらかじめ対応付けられた補助情報から、ユーザのパーソナルデータに適合する補助情報を選択し、選択されたレシピ情報と当該補助情報からウェブページデータ(補助レシピ画面70)を生成する。管理サーバ2によるレシピの補助候補部分にあらかじめ補助情報を対応付けて記憶しておく補助情報記憶処理、及び補助レシピ画面生成処理の詳細については後述する。
【0056】
補助レシピ画面生成処理の後、管理サーバ2は、ステップS24において、生成したウェブページデータ(補助レシピ画面70)をユーザ端末1の提示画面に提示制御する処理を行う。これによりユーザ端末1は、ステップS15において、提示画面に補助レシピ画面70を提示する。
【0057】
<5.管理サーバの処理>
上記したレシピ提供システムの動作を実現するために管理サーバ2が実行する処理について
図11乃至
図19を用いて説明する。
ここで、本サービスの利用を求めるユーザは、管理サーバ2に対して上述したログイン処理を適正に完了しているものとする。
【0058】
まず、管理サーバ2における補助情報記憶処理の詳細について、
図11を用いて説明する。
管理サーバ2は、例えばユーザにより投稿されたレシピ情報をユーザ端末1から受信すると、当該レシピ情報をレシピDB32に記憶する。このとき、管理サーバ2は、当該レシピ情報について補助情報記憶処理を実行する。
なお、管理サーバ2は、定期的に所定期間に記憶したレシピ情報をレシピDB32から取得し、補助情報記憶処理を実行してもよい。
【0059】
管理サーバ2は、ステップS101において、レシピDB32からレシピ情報を取得し、当該取得したレシピの内容の解析処理を行う。
管理サーバ2は、取得したレシピのページデータからテキストデータを抽出し、テキストデータに出現するワードを解析する。当該ワードには「ほうれん草」、「フライパン」等の名称や、調理手順といった文章など、様々なワードが考えられる。
また、管理サーバ2は、レシピ情報が画像データである場合、OCR(Optical Character Recognition)処理で認識することによりテキストデータを抽出し、ワードの文字情報を取得することが考えられる。また画像解析処理を行うことで画像データを抽出することも可能である。
こうして管理サーバ2は、取得したレシピから補助候補部分を抽出する。ここでいう補助候補部分には、食材及び調理器具の名称や調理手順等のレシピ提供システムで用いられる全ての補助候補部分が含まれる。
【0060】
管理サーバ2は、ステップS102において、ステップS101で抽出した全ての補助候補部分の数を算出する。管理サーバ2は、ステップS103において、算出した補助候補部分の数を最大値Nmaxとして設定する。そして管理サーバ2は、ステップS104において変数n=1に設定する。ここで変数nとは、それぞれの補助候補部分を指定するための変数である。
【0061】
管理サーバ2は、ステップS105において、第n番目の補助候補部分(以下、第n補助候補部分とも表記する。)を処理対象として選択する。そして管理サーバ2は、ステップS106において、補助情報DB33を参照し、第n補助候補部分に対応する補助情報があるかを確認する。
【0062】
ステップS107において第n補助候補部分に対応する補助情報がある場合、管理サーバ2は、ステップS108に処理を進め、補助情報DB33から当該補助情報を取得し、取得したレシピにおける第n補助候補部分と補助情報の対応関係を対応関係DB34に記憶する。そして管理サーバ2は、ステップS108からステップS109に処理を進める。
また、ステップS107において第n補助候補部分に対応する補助情報がない場合、管理サーバ2は、対応関係DB34に記憶する補助情報が存在しないため、ステップS107からステップS109に処理を進める。
【0063】
その後管理サーバ2は、ステップS109において、変数nが最大値Nmax以上であるか否かを判定する処理を実行する。ここで変数nが最大値Nmax未満である場合は、まだ未処理の補助候補部分が残っている。そこで管理サーバ2は、ステップS110に処理を進め、変数nに1を加算する処理を実行する(n←n+1)。そして管理サーバ2は、ステップS105に処理を進め、次の第n補助候補部分(ステップS110で1加算された値)を処理対象に設定する。管理サーバ2は、ステップS109で変数nが最大値Nmax以上と判定するまで以下上記と同様の処理を実行する。
【0064】
ステップS109で変数nが最大値Nmax以上である場合、すべての補助候補部分について補助情報を記憶する処理が完了したため、管理サーバ2は
図11の補助情報記憶処理を終了する。
以上により、レシピから抽出された各補助候補部分について対応する補助情報が、補助情報DB33に記憶されることになる。
なお、管理サーバ2は、ステップS107において対応する補助情報がない場合、対応関係DB34以外のDBから補助情報を取得してきてもよいし、レシピ情報等から補助情報を取得することとしてもよい。
【0065】
次に、
図10のステップS23における管理サーバ2の補助レシピ画面生成処理の詳細について、
図12を用いて説明する。管理サーバ2は、ユーザ端末1から補助レシピ画面の提示要求情報を受信したときに、補助レシピ画面生成処理を実行する。
【0066】
まず管理サーバ2は、ステップS201において、ユーザ端末1の提示要求に対応するレシピのウェブページデータをレシピDB32から取得する。また管理サーバ2は、ステップS202において、ユーザDB31から、本サービスにログインしているユーザのパーソナルデータを取得する。
【0067】
そして管理サーバ2は、ステップS203において補助情報選択処理を行うことで、表示させる補助情報として選択するものの提示フラグをONとする。提示フラグとは、管理サーバ2が後述する補助情報選択処理を行う際に、ユーザに表示する補助情報として選択されたものについてONとされるフラグである。補助情報選択処理の詳細については後述する。
【0068】
続いて管理サーバ2は、ステップS204において、補助レシピ画面のウェブページデータの生成を行う。管理サーバ2は、レシピDB32から取得したレシピのウェブページデータと、提示フラグがONとなっている補助情報とを抽出し、抽出した情報から補助レシピ画面としてのウェブページデータを生成する。
管理サーバ2は、ステップS204の処理の後、
図12の処理を終了する。このとき、全ての提示フラグをOFFとする。そして管理サーバ2は、
図10のステップS24において、ユーザ端末1に補助レシピ画面を提示制御する処理を行う。
【0069】
ここで、ステップS203における管理サーバ2の補助情報選択処理の詳細について、
図13乃至
図19を用いて説明する。補助情報選択処理とは、あらかじめ各レシピの補助候補部分に対応付けられた補助情報から、ユーザに表示する補助情報を各ユーザのパーソナルデータに基づいて選択する処理をいう。
【0070】
図13を用いて補助情報選択処理の第1例について説明する。本例は、ユーザの料理における熟練度(ユーザランク)に応じて、
図9の補助レシピ画面70に表示する補助情報を選択する処理である。これにより、ユーザの料理の熟練度に応じて必要と考えられる語句の詳細情報が、
図9の補助レシピ画面70に補助情報arとして表示されることとなる。
ここでいう補助候補部分は、一例として食材又は調理器具の名称等である。また補助情報は、一例として補助候補部分の詳細情報であるものとする。補助候補部分の詳細情報としては、例えば食材「ミンスターほうれん草(補助候補部分pn1)」の詳細情報(補助情報ar1)や調理器具「パスタサーバー(補助候補部分pn3)」の詳細情報(補助情報ar3)等が考えられる。
【0071】
まず管理サーバ2は、ステップS301において、ユーザDB31からユーザランク情報を取得する。ユーザランクは、例えば本サービスであらかじめユーザごとに設定される「1」〜「5」の5段階評価である。当該ランクは数値が大きいほどユーザの熟練度は高いものとされている。
そして管理サーバ2は、ステップS302において、
図11の補助情報記憶処理によりあらかじめ記憶された、レシピの補助候補部分に対応する補助情報を対応関係DB34から取得する。管理サーバ2は、例えば補助候補部分「ミンスターほうれん草」に対応する詳細情報等を取得する。
【0072】
管理サーバ2は、ステップS303において、ステップS302で取得した全ての補助情報の数を算出し、当該算出した補助情報の数を最大値Nmaxとして設定する。そして管理サーバ2は、ステップS304において変数n=1に設定する。ここで変数nとは、それぞれの補助情報を指定するための変数である。
【0073】
管理サーバ2は、ステップS305において、第n番目の補助情報(以下、第n補助情報とも表記する。)を処理対象として選択する。そして管理サーバ2は、ステップS306において、補助情報DB33から第n補助情報に対応する補助ランク情報を取得する。補助ランクは、ユーザランクの数値と比較できるように設定され、ユーザランクより高い数値である場合はそのユーザにとって難易度が高いものと推定される。
【0074】
管理サーバ2は、補助ランクとユーザランクの数値を比較し、補助ランクの値がユーザランクの値よりも大きいか否かを判定する。
ここで補助ランクの値がユーザランクの値よりも大きい場合、管理サーバ2は、第n補助情報に対応する補助候補部分がユーザの熟練度からみて難しい内容であって、第n補助情報によるガイドが必要であると推定し、ステップS308において第n補助情報の提示フラグをONにする。第n補助情報ごとの提示フラグ情報は、
図2のRAM103等に一時的に記憶される。ステップS308の後、管理サーバ2はステップS309に処理を進める。
また補助ランクの値がユーザランクの値よりも小さい場合、第n補助情報に対応する補助候補部分はこのユーザにとって理解可能であって、第n補助情報によるガイドは必要ないと判定し、第n補助情報の提示フラグをONにすることなく、ステップS309に処理を進める。
【0075】
その後管理サーバ2は、ステップS309において、変数nが最大値Nmax以上であるか否かを判定する処理を実行する。ここで変数nが最大値Nmax未満である場合は、まだ未処理の補助情報が残っている。そこで管理サーバ2は、ステップS310に処理を進め、変数nに1を加算する処理を実行する(n←n+1)。そして管理サーバ2は、ステップS305に処理を進め、次の第n補助候補部分(ステップS310で1加算された値)を処理対象に設定する。管理サーバ2は、ステップS309で変数nが最大値Nmax以上と判定するまで以下上記と同様の処理を実行する。
【0076】
ステップS309で変数nが最大値Nmax以上である場合、補助候補部分の詳細情報としての補助情報を選択する処理が完了したため、管理サーバ2は
図13の処理を終了し、
図12のステップS204に処理を進める。
【0077】
また本例では、補助候補部分を調理手順とし、補助情報を代替手順としても同様に適用できる。この場合の代替手順は、例えば表示されるレシピの調理手順に一手間加えた手順や、当該調理手順よりも難易度の高い手順である。
このとき管理サーバ2は、ステップS307で当該代替手順の補助ランクの値がユーザランクの値よりも小さい場合にステップS308で提示フラグをONとする。これにより、ユーザの熟練度で対応可能な代替手順が例えば
図9の補助情報ar5のように提示される。
従って、通常のレシピで表示される調理手順の他に、ユーザは自身の熟練度に合った調理手順を代替手順として閲覧することができる。
なお、管理サーバ2は、ステップS307で当該代替手順の補助ランクの値がユーザランクの値よりも大きい場合にステップS308で提示フラグをONとすることとしてもよい。これにより、ユーザは、自身の料理の熟練度を超えた調理手順にも挑戦することができるようになる。このとき、代替手順は補助情報表示領域AR2に表示されるため、ユーザがレシピ表示領域AR1に表示される通常のレシピを閲覧することを妨げない。
【0078】
次に、
図14を用いて補助情報選択処理の第2例について説明する。本例は、補助候補部分をレシピでの使用食材とし、当該使用食材の使用頻度、及びユーザの当該使用食材の購入履歴から、
図9の補助レシピ画面70に表示する補助情報を選択する処理である。ここで補助情報は、例えば使用食材の詳細情報である。
なお、以下において、一度説明したものと同様の処理については同一符号を付し、説明を省略するものとする。
【0079】
管理サーバ2は、ステップS302〜S304の処理の後、ステップS305に処理を進め、第n番目の補助情報を処理対象として選択する。
管理サーバ2は、ステップS320において、レシピDB32から各レシピの使用食材情報を取得する。そして管理サーバ2は、ステップS321において、第n補助情報に対応する使用食材(補助候補部分)のレシピ全体における使用頻度を算出する。例えば管理サーバ2は、全体のレシピ数に対する補助候補部分を使用食材として含むレシピ数の占める割合を使用頻度の値として算出する。
【0080】
管理サーバ2は、ステップS322において、使用頻度の値が閾値thX以上となっているかを判定する。ここで、閾値thXは使用頻度の判定の基準を示す値であり、使用頻度の値が閾値thXよりも小さい場合、その食材がレシピの使用食材として使用される頻度が低いものであり、ユーザがその食材を知らない可能性があるものと判定する。つまり、当該食材について詳細情報の表示が必要と判定する。そして管理サーバ2はステップS322からステップS323に処理を進める。
【0081】
管理サーバ2はステップS323において、ユーザDB31の行動履歴情報のうち、ユーザの商品の購入履歴情報を取得する。そして管理サーバ2は、ステップS324において、ユーザの購入履歴情報にレシピとして表示される使用食材の購入履歴があるかを判定する。
当該使用食材の購入履歴がない場合、管理サーバ2はステップS308に処理を進め、補助情報の提示フラグをONにする処理を行う。その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0082】
また管理サーバ2は、ステップS324において使用食材の購入履歴がない場合、補助情報の提示フラグをONにすることなくステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
ステップS322の処理で、ユーザが知らない可能性の高いと判定された食材であっても、ユーザ自身がその食材を購入しているのであれば、その食材の詳細を知っている可能性が高いものと考えられ、このような場合には、その食材の詳細情報を表示する必要性は高くないためである。
【0083】
また管理サーバ2は、ステップS322において、使用頻度の値が閾値thX以上である場合、その使用食材がレシピで使用される頻度が高いものであると判定する。これにより、当該使用食材がユーザ全般に広く知られている食材であると推定できる。よって管理サーバ2は、補助情報の提示フラグをONにすることなくステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0084】
なお本例では、ステップS323、S324の処理を省略し、レシピにおける使用食材の使用頻度のみから提示フラグのON、OFFを判定してもよい。
また、本例の補助候補部分はレシピでの使用食材に限られることはなく、レシピで用いる調理器具、調理手順等にも適用できる。この場合、調理器具や調理手順の詳細情報が補助情報として表示される。
【0085】
次に、
図15を用いて補助情報選択処理の第3例について説明する。本例では、補助候補部分をレシピでの使用食材とし、補助情報を当該使用食材と代用できる代替食材として説明する。ここで管理サーバ2は、ユーザによる代替食材の購入履歴から、
図9の補助レシピ画面70に表示する補助情報を選択する処理を行う。
【0086】
管理サーバ2は、ステップS302〜S304の処理の後、ステップS305に処理を進め、第n番目の補助情報を処理対象として選択する。そして管理サーバ2は、ステップS323において、ユーザDB31からユーザの食材の購入履歴情報を取得する。
【0087】
管理サーバ2は、ステップS332において、取得した購入履歴情報から第n補助情報に係る食材が最近購入されているかを判定する。ここで最近とは、当日、3日前、一週間前等をいい、ユーザが購入してから食材が未だ使用されていない、或いは食材が腐敗しておらず使用が可能な状態と想定される期間をいい、様々な期間が考えられる。当該期間は、購入した商品によって、それぞれ設定されていてもよい。
【0088】
管理サーバ2は、ステップS332において、第n補助情報に係る食材が最近購入されていると判定すると、ステップS308に処理を進め、提示フラグをONとする。これにより、ユーザが現在所持していると考えられる食材が、代替食材として
図9の補助情報表示領域AR2に表示されることとなる。
その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0089】
また、ステップS332において、第n補助情報に係る食材が最近購入されていないと判定すると、管理サーバ2はステップS333に処理を進める。管理サーバ2は、ステップS333において、第n補助情報に係る食材が定期的に購入されているかを判定する。
ここで、管理サーバ2は、例えば第n補助情報に係る食材が一定期間以内に継続して購入されていることをもって、定期的に購入されていると判定する。当該一定期間は、1日、1週間、1月等、様々な期間が考えられる。
【0090】
管理サーバ2は、ステップS333において、第n補助情報に係る食材が定期的に購入されていると判定すると、ステップS308に処理を進め、提示フラグをONとする。これにより、ユーザが定期的に購入していると考えられる食材が、代替食材として
図9の補助情報表示領域AR2に表示されることとなる。よって、最近購入はしていないが、ユーザが将来的に購入する可能性が高い食材を代替食材として表示することができる。
その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0091】
ステップS333で第n補助情報に係る食材が定期的に購入されていない場合、管理サーバ2は、提示フラグをONにすることなくステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0092】
なお、本例ではユーザの購入履歴情報を用いて補助情報選択処理を行ったが、ユーザの家族の購入履歴情報を用いて当該処理を行ってもよい。
また管理サーバ2は、ユーザの購入履歴情報において、これまでに購入したことのない代替食材(補助情報)について、提示フラグをONとしてもよい。これにより、代替食材としてユーザが今まで使ったことのない食材の情報を提示することができる。
また本例では、補助候補部分を使用器具の名称等とし、補助情報を当該使用器具の代替器具としてもよい。またこの場合、使用器具としてキッチンペーパー等の使い捨てされるものが好適である。
【0093】
次に、
図16を用いて補助情報選択処理の第4例について説明する。本例は、パーソナルデータを用いてユーザの健康状態を推定し、当該健康状態に応じて
図9の補助レシピ画面70に表示する補助情報を選択する処理である。ここでは一例として、補助候補部分をレシピでの使用食材とし、補助情報を当該使用食材の代替食材の情報として説明する。
【0094】
管理サーバ2は、ステップS302〜S304の処理の後、ステップS305に処理を進め、第n番目の補助情報を処理対象として選択する。そして、管理サーバ2は、ステップS340において、健康情報の推定処理を実行する。
管理サーバ2は、ユーザDB31からユーザの商品の購入履歴情報を取得し、当該情報からユーザの健康状態を推定する。例えば、風邪薬や栄養ドリンクの購入履歴から、ユーザが風邪気味であったり、疲れている状態であることが推定できる。また、薬の購入履歴情報からユーザのアレルギー等の疾患を推定したり、健康商品の購入履歴から健康に関する関心度の高さを推定する。また、ダイエット商品の購入履歴から痩せようとしているといった傾向や、筋肉トレーニング商品の購入履歴から鍛えようとしているといった傾向を推定することができる。
またアンケート等による健康状態の自己申告の情報によってもユーザの健康状態を推定できる。
【0095】
管理サーバ2は、ステップS341において、第n補助情報に係る代替食材が、ユーザの健康状態に適合した内容であるかを判定する。
例えば、ユーザの健康状態の推定処理において、管理サーバ2によりユーザはアレルギー体質であると推定された場合において、代替食材がアレルギー物質を有しないものであるときは、当該代替食材は補助情報として表示するのに適していると判定する。一方で、代替食材がアレルギー物質を含む場合は、当該代替食材は表示するのに適していないと判定する。また、風邪気味と推定されるユーザに対しては、消化がよい代替食材や、栄養が豊富な代替食材について、表示するのに適していると判定する。また、ダイエット傾向のあるユーザに対して、糖質を控えた代替食材は表示するのに適していると判定する。
このように、ユーザの健康状態に応じて、表示するのに適した代替食材(補助情報)を判定する。
【0096】
ステップS341において第n補助情報がユーザの健康状態に適合した内容であると判定すると、管理サーバ2はステップS308に処理を進め、提示フラグをONとする。その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
また、ステップS341において第n補助情報がユーザの健康状態に適合した内容であると判定すると、管理サーバ2は、提示フラグをONとすることなく管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0097】
なお、本例における補助候補部分には、他にも例えば食材及び調理器具の名称や、調理手順等を用いることが考えられる。そして、補助情報としては、補助候補部分の詳細情報(例えば、知名度が低い食材についてのその食材の詳細情報)、レシピの調理手順が他の手順でも代用できる場合の代替手順情報、レシピに用いる調理器具に関連する商品情報等が考えられる。
また、ユーザのみならずユーザの家族の健康状態も推定することとしてもよい。この場合、ユーザの家族会員等の登録状況からユーザの家族を判定する。これにより、一緒に食事をすると考えられる家族の健康状態も反映させたレシピを提示することができる。
【0098】
次に、
図17を用いて補助情報選択処理の第5例について説明する。第5例は、パーソナルデータである属性情報に応じて
図9の補助レシピ画面70に表示する補助情報を選択する処理である。
【0099】
管理サーバ2は、ステップS302〜S304の処理の後、ステップS305に処理を進め、第n番目の補助情報を処理対象として選択する。そして管理サーバ2は、ステップS360において、ユーザDB31から様々な属性情報を取得する。
属性情報としては、ユーザの性別、年齢、職業、国籍、家族構成、嗜好等様々な情報が考えられる。また、嗜好情報は、アンケート等の入力情報から取得してもよいし、例えば商品の購入履歴や各種サイトの検索履歴等から推定されるものでもよい。
【0100】
管理サーバ2は、ステップS361において、第n補助情報がユーザの属性情報に適合した内容であるかを判定する。例えば、食材等の詳細情報であって男性にあまりなじみのない情報である場合に、ユーザの属性が男性である場合は、表示するのに適した内容であると判定する。また、当該詳細情報が年代によってあまり知られていない情報である場合、ユーザの年代によって表示するのに適した内容であるかを判定する。また、当該詳細情報が外国語訳であった場合、ユーザの国籍が当該外国語を母国語にする場合、表示するのに適していると判定することが考えられる。また、レシピの食材の代替食材についても、性別、年齢等に適した代替食材を選択することができる。またユーザの商品の購入履歴から、レシピの食材や調理器具に関連する商品のレコメンドを選択することもできる。
以上の他にも、ユーザの属性情報を用いて様々な基準で補助情報を判定することができる。
【0101】
ステップS361において第n補助情報がユーザの健康状態に適合した内容であると判定すると、管理サーバ2はステップS308に処理を進め、提示フラグをONとする。その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
また、ステップS361において第n補助情報がユーザの健康状態に適合した内容であると判定すると、管理サーバ2は、提示フラグをONとすることなく管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0102】
次に、
図18を用いて補助情報選択処理の第6例について説明する。第6例は、ユーザの商品の購入履歴から、
図9の補助レシピ画面70に表示する補助候補部分に関連する商品としての補助情報を選択する処理である。第6例では、一例として補助候補部分を使用食材や調理器具の名称等とし、補助情報を当該名称に関連する商品とする。
【0103】
管理サーバ2は、ステップS302〜S304の処理の後、ステップS323において、ユーザDB31からユーザの商品の購入履歴情報を取得する。
その後、管理サーバ2は、ステップS305に処理を進め、第n番目の補助情報を処理対象として選択する。本例において第n補助情報は、補助候補部分に関連する商品情報である。
【0104】
管理サーバ2は、ステップS352において、取得した購入履歴から第n補助情報に係る商品が、ユーザにより既に購入されているかを検索する。管理サーバ2は、ステップS353において、検索の結果、第n補助情報に係る商品が未だ購入されていない場合は、
管理サーバ2はステップS308に処理を進め、提示フラグをONとする。その後、管理サーバ2はステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
また、ステップS353において、検索の結果、第n補助情報に係る商品が既に購入されている場合、管理サーバ2は、ユーザが購入を希望する商品でないと推定して、提示フラグをONとすることなしにステップS309に処理を進め、以下
図13と同様の処理を行う。
【0105】
<6.まとめ及び変形例>
上記した実施の形態等で説明した管理サーバ2は、レシピ情報の解析により補助情報を付加できる補助可能部分(補助候補部分)を抽出し、該補助可能部分(補助候補部分)に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理部21と(
図11)、端末装置(ユーザ端末1)から提示要求されたレシピ情報について記憶されている補助情報のうちで、端末装置(ユーザ端末1)に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する補助情報選択部22と、提示要求されたレシピ情報を端末装置(ユーザ端末1)においてウェブページとして提示させると共に、補助情報選択部22が選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御部23と、を備えるものである(
図12)。
【0106】
ユーザ端末1にレシピ情報を提示させる際に、ユーザのパーソナルデータを用いて選択された補助情報が共に提示される。即ち、ユーザにとって潜在的に必要とされると考えられる情報を有するレシピを、ユーザごとに提供することができる。
従って、レシピ情報を多様なユーザごとのレベルに合わせた補助情報を付加したうえで提供することができる。これにより、ユーザにとってレシピに関連する情報を検索する手間を省くことができ、通信量の削減を図ることができる。
また、ユーザに必要ないと考えられる補助情報を選択しないことで、情報が過多に提供されることを回避し、通信量を削減しつつ、ユーザにとって快適なレシピの閲覧を実現する。
また、管理サーバ2は、補助情報選択処理を行う前に、あらかじめレシピ情報の補助候補部分と補助情報を対応付け、対応関係DB34に記憶しておく。あらかじめ補助候補部分を抽出しておき、補助情報を対応付けて記憶しておくことで、処理付加を軽減させ、提示速度の遅延を回避することができる。
【0107】
また管理サーバ2(提示制御部23)は、補助情報を提示させるための処理として レシピ情報及び補助情報を含むウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを端末装置(ユーザ端末1)に送信する(
図12)。
これにより、ユーザ端末1は、レシピ情報及び補助情報を含むウェブページデータあらかじめ生成することなく、管理サーバ2が生成したウェブページを受信して提示することができる。
【0108】
また補助情報は補助可能部分(補助候補部分)についての詳細情報を含み、管理サーバ2(補助情報選択部22)はパーソナルデータに含まれるユーザの熟練度に基づいて選択することが考えられる(
図13)。
これにより、ユーザ端末1に、通常のレシピ情報の他にユーザの熟練度を反映させた補助可能部分についての詳細情報を提示させることができる。
料理の初心者にとっては、食材や調理器具、調理手順の詳細情報が表示されることは便利であるが、料理の上級者(熟練者)にとっては、知っている情報のほうが多く、却って煩雑になってしまうことがある。本実施の形態では、ユーザのレベルに応じた補助情報の表示を行うことができるため、様々なレベルのユーザにとって快適なレシピ情報を提供することが可能となる。
【0109】
また補助可能部分(補助候補部分)はレシピの実行手順(調理手順)を含み、補助情報は該実行手順(調理手順)の代替手順であって、管理サーバ2(補助情報選択部22)はパーソナルデータに含まれるユーザの熟練度に基づいて選択する(
図13)。
これにより、ユーザ端末1に、レシピの通常の実行手順の他に、ユーザの熟練度を反映させた代替手順を提示させることができる。
ユーザの熟練度によっては、同じ料理を調理する場合であっても、食材の切り方や使用する器具等、いろいろな工夫を行うことができる。そのため、料理の上級者にとっては、レシピとして表示された手順を物足りなく感じたり、初心者にとっては難しく感じたりすることがある。よって、それぞれのユーザに適した代替手順を表示することで、様々なレベルのユーザに適した調理手順を表示することができる。
【0110】
また補助情報は補助可能部分(補助候補部分)についての詳細情報を含み、管理サーバ2(補助情報選択部22)はレシピにおける補助可能部分の使用頻度の値が閾値thX以下である補助情報について、ユーザにより補助可能部分に係る商材が購入されていない補助情報を選択する(
図14)。
つまり、レシピにおいて使用頻度が低く、ユーザも購入していないものについては、通常のレシピ情報の他に補助情報を提示させることができる。
その食材がレシピの使用食材として使用される頻度が低いものである場合は、ユーザがその食材を知らない可能性が高い。一方で、ユーザが知らない可能性の高いと判定された食材であっても、ユーザ自身がその食材を購入しているのであれば、その食材の詳細を知っている可能性が高いものと考えられる。これにより、ユーザが知らないと考えられる食材を認定する精度を向上させることができる。
【0111】
また補助可能部分(補助候補部分)はレシピで用いられる器具情報を含み、補助情報は該食材情報の代替器具であって、管理サーバ2(補助情報選択部22)はパーソナルデータに含まれるユーザの購入履歴に基づいて補助情報を選択する(
図15)。
これにより、ユーザが買ったことがない器具又はユーザが現在所持している器具を代替器具として提示することができる。
ユーザによっては、レシピに表示されている使用器具を所持していない場合も考えられる。このような場合に、ユーザが持っていると推定される、代用可能な調理器具を表示することで、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0112】
また補助可能部分(補助候補部分)はレシピで用いられる食材情報を含み、補助情報は該食材情報の代替食材であって、管理サーバ2(補助情報選択部22)はパーソナルデータに含まれるユーザの健康情報に基づいて補助情報を選択する(
図16)。
従って、ユーザ端末1に、通常のレシピ情報の他にユーザの健康状態を反映させた代替食材を提示させることができる。これにより、ユーザは、自身が健康状態を申告することなしに、現在の体調等が反映されたレシピを閲覧することができる。
【0113】
また補助情報は補助可能部分(補助候補部分)に関する商材情報を含み、管理サーバ2(補助情報選択部22)は、パーソナルデータに含まれるユーザの商材の購入履歴に基づいて、ユーザが購入していない商材情報を選択する(
図18)。
これにより、各ユーザの商材の購入傾向を反映させた商材情報を提示することができる。即ち、補助候補部分に関連する商材情報であって、ユーザが未だ購入していない商材が補助情報として表示される。従って、ユーザが所持していない調理機器等の商材情報が補助情報として表示され、ユーザは効率よく調理に必要な器具を購入することが可能になる。
ここで、ユーザが購入済みの商材情報までも
図9の補助レシピ画面70に表示することとする、レシピを閲覧するユーザにとっては煩雑となるおそれがある。そこで、ユーザが以前購入したことのある商材情報について表示しないことで、ユーザにとって快適なレシピの閲覧環境を提供することができる。
【0114】
また補助可能部分(補助候補部分)はレシピの実行手順(調理手順)を含み、補助情報は該実行手順(調理手順)の代替手順であって、管理サーバ2(補助情報選択部22)はパーソナルデータに含まれるユーザの器具の購入履歴に基づいて、ユーザが購入した器具を用いる代替手順を選択する。これにより、ユーザ端末1に、ユーザが購入した器具を用いた代替手順を提示させることができる。よって、ユーザに現在所持している器具の範囲内でも当該レシピを用いることを通知することができる。
【0115】
また実施の形態における第1例乃至第6例で説明したそれぞれの処理は、それぞれが独立した処理であってもよいし、それぞれの処理を組み合わせて行うことも可能である。
例えば、第1例において、補助候補部分についての詳細情報に係る補助情報を選択する処理を行った後に、第6例において、ユーザの商品の購入履歴に基づいて、補助候補部分に関連する商品情報に係る補助情報を選択する処理を行うこともできる。
具体的には、管理サーバ2は、
図13の処理が完了した後、
図18のステップS302に処理を進めて処理を実行する。これにより、補助候補部分に付加する詳細情報に加えて補助候補部分に関連する商材情報を
図9の補助レシピ画面70に表示させることができる。
なお、実施の形態の組み合わせとしては、上記した例の他にも様々な態様が考えられる。
【0116】
<7.プログラム及び記憶媒体>
以上、本実施の形態の情報処理装置の実施の形態としての管理サーバ2を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、管理サーバ2における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
【0117】
実施の形態のプログラムは、レシピ情報の解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる機能と、端末装置から提示要求されたレシピ情報について記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報を前記ユーザのパーソナルデータを用いて選択する機能と、前記提示要求されたレシピ情報を前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記選択した補助情報を提示させるための処理を行う機能と、を情報処理装置に実行させるものである。
即ちこのプログラムは、管理サーバ2に対して
図11乃至
図18で説明した各ステップの処理を実行させるプログラムである。
【0118】
このようなプログラムにより、上述した管理サーバ2としての情報処理装置を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークによりダウンロードすることもできる。
【0119】
最後に、上述した各実施の形態の説明は本技術の一例であり、本技術は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本技術に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
【解決手段】ネットワークシステムにおいて、1又は複数の情報処理装置で構成される管理サーバ2は、レシピの解析により補助情報を付加できる補助可能部分を抽出し、該補助可能部分に補助情報を対応付けて記憶させる補助情報管理部と、端末装置から提示要求されたレシピについて記憶されている補助情報のうちで、前記端末装置に提示させる補助情報をユーザのパーソナルデータを用いて選択する提示情報選択部と、前記提示要求されたレシピを前記端末装置においてウェブページとして提示させると共に、前記補助情報選択部が選択した補助情報を提示させるための処理を行う提示制御部と、を有する。